JP2004134834A - 表示部品デザイン設定装置、表示部品デザイン設定方法及び表示部品デザイン設定処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者が、簡単かつ気軽に端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを、所望のデザインに変更することを可能とし、多くの端末装置のそれぞれに対応する表示部品データの分散化を図ること。
【解決手段】端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定する表示部品デザイン設定装置であって、前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があり、当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されている場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させるデザイン設定画面提供手段と、前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けるデザイン設定指示受付手段と、デザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録するデザイン情報登録手段とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定する表示部品デザイン設定装置であって、前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があり、当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されている場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させるデザイン設定画面提供手段と、前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けるデザイン設定指示受付手段と、デザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録するデザイン情報登録手段とを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末装置に表示される画面上における表示部品のデザインを設定することが可能な装置及び方法の技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機等の携帯無線端末の爆発的な普及に伴い、様々な大きさ、形の携帯無線端末が開発されている。そのような携帯無線端末の表示部の画面における文字及び図柄等の各表示部品のデザイン(文字の書体、図柄の絵模様等)もまた、様々であるがこのような各表示部品のデザインは、予め設定されたものであり、通常、携帯無線端末の利用者が任意に変更できるものではない。
【0003】
【特許文献1】特開平9−81448号公報
【0004】
ところで、特許文献1には、Webサーバから提供されるHTMLのページの内容を、所定期間毎に変更することで、端末の表示部に表示される画面における各表示部品のデザインを変更するシステムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシステムでは、携帯無線端末等の端末装置の画面、例えば、電子メール画面における文字及び図柄等の各表示部品のデザインを利用者が簡単かつ、気軽に所望のデザインに変更することができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、利用者が、簡単かつ気軽に端末装置に表示される特定の画面上における表示部品のデザインを、所望のデザインに変更することを可能とし、多くの端末装置のそれぞれに対応する表示部品データの分散化を図ることが可能な表示部品デザイン設定装置、表示部品デザイン設定方法及び表示部品デザイン設定処理プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定する表示部品デザイン設定装置であって、前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別する登録判別手段と、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させるデザイン設定画面提供手段と、前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けるデザイン設定指示受付手段と、前記表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録するデザイン情報登録手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
ここで、端末装置には、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)の他、携帯電話機、PHS(Personal Handy−Phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の移動体無線通信機器が含まれる。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、端末装置からのデザイン設定指示情報が端末装置固有の識別情報に対応付けられて端末情報データベースに登録されるので、その登録されたデザイン設定指示情報に基づいて端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインが設定されることになる。従って、利用者は、簡単かつ気軽に端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを、所望のデザインに変更することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記登録判別手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記特定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別し、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記特定画面を当該端末装置に提供し表示させるとともに、前記端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する前記表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該特定画面上に表示させる特定画面提供手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、利用者が、端末装置から特定画面を要求した場合に、端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品がその特定画面上に表示される。その特定画面上における表示部品を利用者の所望するデザインで表示することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記表示部品のデザイン設定指示情報には、前記表示部品データの所在情報が含まれており、前記特定画面提供手段は、前記表示部品データの所在情報に基づいて、前記表示部品を前記特定画面上に表示させることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記表示部品は、前記特定画面上の複数の位置に表示されるものであり、前記登録判別手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記特定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別し、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記特定画面を当該端末装置に提供し表示させるとともに、前記端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する前記表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、それのデザインに応じた表示部品を当該特定画面上のそれぞれの位置に表示させる特定画面提供手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、特定画面上における複数の表示部品のデザインを、それぞれ異なった種類のデザインで表示することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記表示部品のデザイン設定指示情報には、各前記表示部品データの所在情報が含まれており、前記特定画面提供手段は、前記各表示部品データの所在情報に基づいて、前記表示部品を前記特定画面上のそれぞれの位置に表示させることを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記表示部品データの所在情報は、前記ネットワークに接続されたサーバにおけるサイトのURLであり、前記各表示部品データ毎に、前記URLが設定されることを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明によれば、各表示部品データは、設定されたURLに存在するので、一つののサーバに多くの表示部品データが集中して蓄積されることを回避し、各表示部品データを記憶する場所の分散化を図ることができる。従って、例えば、一つのサーバの記憶容量を削減することができる。特に、表示部品データがデータ量の多い画像データの場合、膨大な数の端末装置のそれぞれに対応する表示部品データを一つのサーバに集中して蓄積することを避けるというメリットがある。
【0018】
請求項7に記載の発明は、請求項3または5に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記デザイン設定画面提供手段により前記端末装置に提供されるデザイン設定画面には、前記表示部品データの所在情報を入力する所在情報入力欄が設けられており、前記デザイン設定指示受付手段は、前記表示部品のデザイン設定指示情報として前記所在情報入力欄に入力された表示部品データの所在情報を受け付け、前記デザイン情報登録手段は、前記受け付けられた表示部品データの所在情報に基づいて前記表示部品のデザインを設定することを特徴とする。
【0019】
請求項7記載の発明によれば、利用者は、デザイン設定画面における所在情報入力欄に、自己が作成したデザインの表示部品データ、或いは、友人が作成したデザインの表示部品データの所在情報(例えば、URL)を入力することができるので、自己若しくは友人により作成されたデザインで、特定画面に各表示部品を表示させることができる。また、利用者どうしで、表示部品データの所在情報を交換し合うだけで、所望のデザインの表示部品を特定画面に表示させることができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか一項に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記特定画面には、着信された電子メールを確認するための画面が含まれていることを特徴とする。
【0021】
請求項9に記載の発明は、端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定する表示部品デザイン設定装置における表示部品デザイン設定方法であって、前記表示部品デザイン設定装置が、前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別する工程と、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させる工程と、前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付ける工程と、前記表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録する工程と、を備えることを特徴とする。
【0022】
請求項10に記載の発明は、端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定するコンピュータを、前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別する登録判別手段、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させるデザイン設定画面提供手段、前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けるデザイン設定指示受付手段、前記表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録するデザイン情報登録手段、としてそれぞれ機能させることを特徴とする。
【0023】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の表示部品デザイン設定処理プログラムにおいて、前記登録判別手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記特定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別し、前記コンピュータを、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記特定画面を当該端末装置に提供し表示させるとともに、前記端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する前記表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該特定画面上に表示させる特定画面提供手段としてさらに機能させることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下の説明は、携帯無線端末による電子メール処理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0025】
先ず、本実施形態にかかる電子メール処理システム1の構成及び機能について説明する。
【0026】
図1は、携帯無線端末10による電子メール処理システム1の概要構成を示すブロック図である。図1に示すように、電子メール処理システム1は、端末装置の一例としての携帯無線端末10、本発明の表示部品デザイン設定装置を含む電子メール処理サーバ11、表示部品提供サーバ12及び13を含んで構成されている。また、電子メール処理サーバ11、表示部品提供サーバ12及び13は、それぞれ、ネットワーク14に接続されている。
【0027】
また、携帯無線端末10は、無線基地局15及びネットワーク14を介して、電子メール処理サーバ11、表示部品提供サーバ12及び13に接続できるようになっている。
【0028】
ここで、ネットワーク14には、CDMA(Code Division Multiple Access)、WCDMA(広帯域CDMA)、FDMA(Frequency Division Multiplex)、TDMA(Time Division Multiplexer)などの移動体通信網、さらには、インターネット網が含まれる。移動体通信網とインターネット網とは、公知のプロトコル変換器の一種であるゲートウェイを介して接続され、相互にデータ通信が可能となっている。
【0029】
次に、携帯無線端末10について説明する。
【0030】
携帯無線端末10は、演算処理機能を有する処理部(CPUなど)、データやプログラムを記憶するための記憶部(ROM、RAM、不揮発性メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read on Memory)など)、電子メール画面を含む種々の画面を表示するための表示部、使用者からの種々の操作指示を入力するための操作キー(テンキーなど)を有する入力部等を備えており、他の携帯無線端末等との間で通話を行うための通話機能、他の携帯無線端末等との間で電子メールのやり取りを行うための電子メール機能を有する。この電子メール機能には、電子メール処理サーバ11から特定画面としての電子メール画面(ページ)及び、表示部品のデザイン設定画面(ページ)を取得し、表示部に表示するためのブラウザ機能が含まれる。
【0031】
電子メール画面は、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)、XML(eXtensible Stylesheets Language)、cHTML、WML(Wireless Markup Language)、HDML(Handheld Device Markup Language)、MML(Mobile Markup Language)等のWebページ文書を作製・整形するための言語によって作成されており、外観的には、文字及び図柄等の複数の表示部品により構成されている。
【0032】
図2は、携帯無線端末10の表示部に表示された電子メール画面の一例を示すための図である。図2に示す電子メール画面50には、複数の表示部品によって構成された、ボックス選択表示欄50a、電子メールタイトル表示欄50b及び表示順序設定表示欄50c等が設けられている。
【0033】
ボックス選択表示欄50aは、受信箱、送信箱等のメールボックスを選択表示するための欄である。受信箱は、携帯無線端末10宛に受信された電子メールを格納するためのメールボックスであり、送信箱は、携帯無線端末10から送信された電子メールを格納するためのメールボックスである。電子メールタイトル表示欄50bは、ボックス選択表示欄50aに表示されているメールボックスに格納されている電子メールのタイトルを表示するための欄である。図2の例では、ボックス選択表示欄50aには、「受信箱」と表示されているため、電子メールタイトル表示欄50bに表示されている電子メールのタイトルは、受信箱に格納されている電子メールのものとなる。これらのメールボックスは、後述する電子メール処理サーバ11内の記憶領域に構築される。
【0034】
表示順序設定表示欄50cは、電子メールタイトル表示欄50bに表示される電子メールのタイトルの表示順序を設定するための欄である。これにより、例えば、電子メールタイトル表示欄50bにおける電子メールのタイトルを着信順、或いは、五十音順等に表示することができる。
【0035】
使用者は、上記メールボックスの選択及び表示順序の設定を、入力部に設けられた操作ボタンを操作することによって行うことができる。
【0036】
また、使用者は、表示部品のデザイン設定画面(以下、単に「デザイン設定画面」という)上で、電子メール画面50上における各表示部品(501〜509)のデザインを好きなデザインに設定することができる。
【0037】
このデザイン設定画面もまた、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)、XML(eXtensible Stylesheets Language)、cHTML、WML(Wireless Markup Language)、HDML(Handheld Device Markup Language)、MML(Mobile Markup Language)等のWebページ文書を作製・整形するための言語によって作成されている。
【0038】
図3は、携帯無線端末10の表示部に表示されたデザイン設定画面の一例を示すための図である。図3に示すデザイン設定画面51には、デザイン選択表示欄51a、デザイン所在選択表示欄51b、表示部品選択表示欄51c、背景デザイン選択表示欄51d、文字色選択表示欄51e及び設定ボタン51fが設けられている。
【0039】
デザイン選択表示欄51aは、表示部品のデザインを選択表示するための欄である。例えば、利用者は、入力部に設けられた操作ボタンを操作することによって、デザイン選択表示欄51aにて、猫,犬等の動物のデザイン、車,飛行機等の乗物のデザイン、さらには利用者が自ら作成したオリジナルのデザインなどを選択することができる。所在情報入力欄としてのデザイン所在選択表示欄51bは、デザイン選択表示欄51aにて選択されたデザインに対応する表示部品データの所在情報、例えば、ネットワーク14に接続された所定のサーバにおけるサイトのURL(Uniform Resource Locator)を表示するための欄である。つまり、各デザインと、表示部品データの所在情報とは対応付けられており、例えば、デザイン選択表示欄51aにて、猫のデザインが選択された場合には、そのデザインに対応する表示部品データの所在情報がデザイン所在選択表示欄51bに表示されることになる。例えば、デザイン所在選択表示欄51bで、あるURLが指定された場合には、このURLにおける表示部品が電子メール画面50上で使用されることになる。
【0040】
但し、図3に示すように、デザイン選択表示欄51aにてオリジナルのデザインが選択された場合には、利用者が操作ボタンによりデザイン所在選択表示欄51bにそのデザインの表示部品データの所在情報を入力することができる。つまり、利用者が自らオリジナルのデザインの表示部品データを作成して所定のサーバに登録しておけば、その所在情報を所在選択表示欄51bすることで、そのデザインに応じた表示部品を電子メール画面50上で使用することができる。
【0041】
なお、デザイン選択表示欄51aにてオリジナルのデザイン以外のデザインが選択された場合には、そのデザインに対応する表示部品データの所在情報をデザイン所在選択表示欄51bに表示しないように構成してもよい。つまり、各デザインと、表示部品データの所在情報との対応付けは、電子メール処理サーバ11によって認識されているので、あえて利用者に提示する必要がないからである。
【0042】
表示部品選択表示欄51cは、デザイン選択表示欄51aにて選択されたデザインをどの表示部品に適用するかを選択表示するための欄である。図3に示すように、この表示部品選択表示欄51cには、表示部品全てに対応するチェックボックス510と、各表示部品のそれぞれに対応する複数のチェックボックス511乃至519が設けられている。利用者は、操作ボタンにより、デザイン選択表示欄51aにて選択されたデザインを適用したい表示部品に対応するチェックボックスにチェックを入れることができる。例えば、チェックされたチェックボックスは、白色から黒色に変化し、黒色のチェックボックスに対応する表示部品が選択されたことになる。
【0043】
図3の例では、表示部品選択表示欄51cには、全てに対応するチェックボックス510がチェック(選択)されているので、電子メール画面50上における全ての表示部品について、オリジナルのデザインとなる。また、全てに対応するチェックボックス510がチェックされない場合、デザイン選択表示欄51aに表示されるデザイン毎にそれぞれのチェックボックス511乃至519を選択することができる。これにより、例えば、検索ボタンは猫のデザインとしたが、受信箱のデザインは車のデザインにするように、表示部品毎にデザインを異ならせることができる。
【0044】
背景デザイン選択表示欄51dは、電子メール画面50の背景デザインを選択表示するための欄である。なお、電子メール画面50の背景デザイン上に、上記表示部品が表示されることになる。例えば、利用者は、操作ボタンにより、赤、青、市松模様等の背景デザインを選択することができる。
【0045】
文字色選択表示欄51eは、電子メール画面50上に表示された文字色を選択表示するための欄である。例えば、利用者は、操作ボタンにより、赤、青、等の文字色を選択することができる。
【0046】
設定ボタン51fは、上記デザイン選択表示欄51a、デザイン所在選択表示欄51b、表示部品選択表示欄51c、背景デザイン選択表示欄51d及び文字色選択表示欄51eにおいて選択された内容で設定するためのボタンである。つまり、利用者により設定ボタン51fが押下されると、デザイン所在選択表示欄51bにて選択された表示部品データの所在情報、表示部品選択表示欄51cにて選択された表示部品、背景デザイン選択表示欄51dにて選択された背景デザインの情報及び、文字色選択表示欄51eにて選択された文字色の情報が、表示部品のデザイン設定指示情報として電子メール処理サーバ11に送られることになる。電子メール処理サーバ11に送られたデザイン設定指示情報は、後述するように、端末情報データベースに登録される。これにより、利用者による表示部品のデザイン設定が完了することになる。
【0047】
図4は、表示部品のデザイン設定後に、携帯無線端末10の表示部に表示された電子メール画面の一例を示すための図である。図2と図4を比較するとわかるように、各表示部品のデザインは異なっている。このように、上記表示部品の設定により、利用者は、適宜、そのデザインを変更することができる。
【0048】
次に、電子メール処理サーバ11について説明する。
【0049】
電子メール処理サーバ11は、演算処理機能を有する処理部(CPUなど)、所定のプログラムおよびデータ等を記憶する記憶部(ICメモリ、ハードディスクなど)及び、ネットワーク14に接続しデータ通信を行うための通信部、オペレータからの指示を入力するためのキーボード等を有する入力部、情報を表示する表示部等を備えている。
【0050】
電子メール処理サーバ11の記憶部には、端末情報データベース11a、表示部品データベース11b及び、受信箱、送信箱等のメールボックス11cが論理的に構築されている。端末情報データベース11aには、携帯無線端末毎に、携帯メールアドレス、携帯電話番号、ID、パスワード等の固有の識別情報及び、利用者情報(氏名、住所)、さらには、上述したデザイン設定指示情報等が対応付けられて登録されている。例えば、利用者は、携帯無線端末10から電子メール処理サーバ11により提供されるホームページにアクセスして、固有の識別情報及び利用者情報(氏名、住所)等を端末情報データベース11aに登録することができる。
【0051】
図5は、端末情報データベース11aに登録された情報例を示す概念図である。図5に示すように、端末情報データベース11aには、固有の識別情報110、利用者情報111及びデザイン設定指示情報112が対応付けられて記憶されている。デザイン設定指示情報112のうち、表示部品デザイン情報112aには、各表示部品データの表示部品名、ファイル名、サイズ(最大許容サイズ)、所在情報が対応付けられて存在する。図5に示すように、各表示部品データは、同じサイト(URL)に存在する場合もあるし、異なるサイトに存在する場合もある。また、各表示部品データのファイル名は、それぞれ、電子メール画面50を構成する例えばHTMLで作成されたデータ内に記述されるようになっている。これによって、各表示部品が、電子メール画面50上のどの位置に表示されるかが決まることになる。なお、各表示部品データに付与されるファイル名は、それぞれの該データに固有のものであり、不変のものである。例えば、上記チェックボックス510に対応する表示部品データは、様々なURLに存在することになるが、それぞれのファイル名は同じになる。
【0052】
表示部品データベース11bには、上述した各表示部品データが登録されている。各表示部品データは、画像データ(例えば、GIFデータ)或いはテキストデータからなっており、それぞれに固有のファイル名が付与されて管理されている。また、一つの電子メール画面50上における1群の表示部品データ(デザイン選択表示欄51aにおけるチェックボックスに対応する分の表示部品データ)は、猫,犬,車,飛行機等の複数のデザイン毎に存在する。それぞれのデザインの表示部品データの群は、固有のURLが付与されることによって区別されている。
【0053】
メールボックス11cは、各携帯無線端末10毎に構築されており、それぞれに対して上記固有の識別情報が対応付けられている。そして、メールボックス11cには、上述したように、受信箱、送信箱等が設けられており、その中に電子メールが格納されている。
【0054】
また、電子メール処理サーバ11の記憶部には、電子メール画面50及びデザイン設定画面51のデータが記憶されている。
【0055】
処理部は、記憶部に記憶されたプログラムに従い、電子メール処理サーバ11全体の動作制御を担う。また、処理部は、電子メール処理サーバ11を、メールサーバとしてだけでなく、Webサーバ、認証サーバ及びデータベースサーバとしても機能させる。
【0056】
電子メール処理サーバ11の処理部は、記憶部に記憶された表示部品デザイン設定処理プログラムを実行することにより、登録判別手段、デザイン設定画面提供手段、デザイン設定指示受付手段、デザイン情報登録手段及び特定画面提供手段として機能する。
【0057】
より具体的には、処理部は、携帯無線端末10からネットワーク14を介してデザイン設定画面51の要求があった場合に、登録判別手段として機能し、認証処理、即ち、その携帯無線端末10固有の識別情報(例えば、ID及びパスワード)を認識し、その識別情報が端末情報データベース11aに登録されているか否かを判別する。そして、携帯無線端末10固有の識別情報が端末情報データベース11aに登録されていると判別された場合には、処理部は、デザイン設定画面提供手段として機能し、上述したように、デザイン設定画面51を当該携帯無線端末10に提供し表示させる。そして、携帯無線端末10のデザイン設定画面51にて選択された情報が、表示部品のデザイン設定指示情報として送られた場合には、処理部は、デザイン設定指示受付手段として機能し、かかる表示部品のデザイン設定指示情報を受け付ける。そして、表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、処理部は、デザイン情報登録手段として機能し、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該携帯無線端末10固有の識別情報に対応付けて端末情報データベース11aに登録する。
【0058】
また、処理部は、携帯無線端末10からネットワーク14を介して電子メール画面50の要求があった場合に、携帯無線端末10固有の識別情報が端末情報データベース11aに登録されている場合には、特定画面提供手段として機能し、その電子メール画面50を当該携帯無線端末10に提供し表示させるとともに、端末情報データベース11aに登録されている当該携帯無線端末10固有の識別情報に対応するデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該電子メール画面50上に表示させる。例えば、デザイン設定指示情報に含まれる表示部品データの所在情報にて表示部品データベース11bが指定された場合、そこに登録された表示部品データが携帯無線端末10に提供され表示されることになる。
【0059】
なお、上記実施形態においては、電子メール処理サーバ11を一体化して、一つのサーバで全ての機能を担うように構成したが、これに限定されるものではなく、Webサーバ、認証サーバ、メールサーバ及びデータベースサーバというように、サーバを複数に分割し、役割分担させるように構成してもよい。
【0060】
次に、表示部品提供サーバ12及び13について説明する。
【0061】
表示部品提供サーバ12及び13には、ハードウェア資源として、例えば、パーソナルコンピュータを適用できる。この表示部品提供サーバ12及び13は、それぞれ、表示部品データベース12a及び13aを備えている。例えば、表示部品提供サーバ12を、携帯無線端末10の利用者が所有しているものとし、表示部品提供サーバ13を、その利用者の友人が所有しているものとする。携帯無線端末10の利用者は、例えば、画像作成ソフトを利用して表示部品提供サーバ12の入力部(例えば、キーボード、マウス等)を操作し、電子メール画面50における全部又は一部の各表示部品データをオリジナルのデザインで作成(最大許容サイズ内で作成)し、それらに固有のファイル名を付与して表示部品データベース12aに登録する。登録された各表示部品データが記憶される場所には、固有のURLが付与されることになる。これにより、後述するように、自己が作成したオリジナルのデザインに応じた表示部品を電子メール画面50に表示することができるようになる。
【0062】
また、携帯無線端末10の利用者の友人は、例えば、画像作成ソフトを利用して表示部品提供サーバ13の入力部(例えば、キーボード、マウス等)を操作し、電子メール画面50における全部又は一部の各表示部品データをオリジナルのデザインで作成(最大許容サイズ内で作成)し、それらに固有のファイル名を付与して表示部品データベース13aに登録する。登録された各表示部品データが記憶される場所には、固有のURLが付与されることになる。これにより、後述するように、友人が作成したオリジナルのデザインに応じた表示部品を電子メール画面50に表示することができるようになる。
【0063】
次に、電子メール処理システム1の動作について説明する。図6は、電子メール画面50上における表示部品のデザインが設定される場合の電子メール処理サーバ11の処理部の処理を示すフローチャートである。図7は、電子メール画面50が携帯無線端末10の表示部に表示される場合の電子メール処理サーバ11の処理部の処理を示すフローチャートである。
【0064】
携帯無線端末10の利用者が、電子メール画面50上における表示部品のデザインを変更したい場合、例えば、その利用者が、表示部品デザイン設定に対応する操作ボタンを押下すると、当該携帯無線端末10は、予め登録された電話番号或いは、URLに基づき、ネットワーク14を介して電子メール処理サーバ11にアクセスし、デザイン設定画面51の要求をする。この時、例えば、携帯無線端末10固有のID及びパスワードが、携帯無線端末10から電子メール処理サーバ11に自動的に送信される。
【0065】
図6の処理において、電子メール処理サーバ11は、かかる要求を受け、その携帯無線端末10固有のID及びパスワードを認識し(ステップS1)、そのID及びパスワードが端末情報データベース11aに登録されているか否かを判別する(ステップS2)。
【0066】
そして、携帯無線端末10固有の識別情報が端末情報データベース11aに登録されていると判別された場合には、電子メール処理サーバ11は、デザイン設定画面51を当該携帯無線端末10に提供して表示させる(ステップS3)。つまり、電子メール処理サーバ11は、記憶部からデザイン設定画面51のデータを読み出し、ネットワーク14を介して携帯無線端末10に送信して表示させる。
【0067】
こうして、上述したように、図3に示すように、携帯無線端末10の表示部にデザイン設定画面51が表示されることになる。このような表示状態で、携帯電話機10の利用者は、上述したように、操作ボタンにより、デザイン選択表示欄51aにて表示部品のデザインを選択(例えば、プルダウン表示されたデザイン名称の一覧から選択)し、所在選択表示欄51bにてその表示部品の所在情報を選択(オリジナルのデザイン以外の場合は、表示部品のデザインの選択により自動的に選択される)し、表示部品選択表示欄51cにてそのデザインを適用する表示部品を選択し、背景デザイン選択表示欄51dにて背景デザインを選択(例えば、プルダウン表示された背景デザイン名称の一覧から選択)し、文字色選択表示欄51eにて文字色を選択(例えば、プルダウン表示された文字色名称の一覧から選択)し、最後に設定ボタン51fを押下すると、これらの選択された情報が、表示部品のデザイン設定指示情報として、携帯無線端末10から電子メール処理サーバ11に送信される。
【0068】
ここで、デザイン選択表示欄51aにてオリジナルのデザインが選択された場合、利用者は、操作ボタンにより、所在選択表示欄51bにそのオリジナルのデザインの所在情報を入力することができる。例えば、利用者は、自己が所有する表示部品提供サーバ12の表示部品データベース12aに記憶された自己のオリジナルのデザインの表示部品データの群のあるURLを入力する。また、利用者は、友人が所有する表示部品提供サーバ13の表示部品データベース13aに記憶された友人のオリジナルのデザインの表示部品データの群のあるURLを入力するようにしてもよい。
【0069】
そして、電子メール処理サーバ11は、携帯無線端末10から送信された表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けると(ステップS4)、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該携帯無線端末10固有の識別情報に対応付けて端末情報データベース11aに登録する(ステップS5)。即ち、電子メール処理サーバ11は、デザイン設定指示情報に含まれる表示部品データの所在情報に基づいて、図5に示す端末情報データベース11aにおける各表示部品データの所在情報を更新登録する。これにより、各表示部品のデザインが設定されることになる。
【0070】
ここで、図3に示す携帯無線端末10の表示部にデザイン設定画面51において、表示部品選択表示欄51cにて表示部品全てに対応するチェックボックス510がチェックされない場合において、各表示部品に対応するチェックボックスのうち、チェックされていないチェックボックスに対応する表示部品データの所在情報は更新登録されず、上記ステップS5の登録以前に登録されていた所在情報のままとなる。つまり、上記処理が繰り返し行われることで、各表示部品データの所在情報を異ならしめ、例えば、検索ボタンは猫のデザインとしたが、受信箱のデザインは車のデザインにするように、表示部品毎にデザインを異ならせることができる。
【0071】
次に、携帯無線端末10の利用者が、電子メール画面50を携帯無線端末10の表示部に表示させたい場合、例えば、その利用者が、電子メール画面表示に対応する操作ボタンを押下すると、当該携帯無線端末10は、予め登録された電話番号或いは、URLに基づき、ネットワーク14を介して電子メール処理サーバ11にアクセスし、電子メール画面50の要求をする。この時、例えば、携帯無線端末10固有のID及びパスワードが、携帯無線端末10から電子メール処理サーバ11に自動的に送信される。
【0072】
図7の処理において、電子メール処理サーバ11は、かかる要求を受け、その携帯無線端末10固有のID及びパスワードを認識し(ステップS11)、そのID及びパスワードが端末情報データベース11aに登録されているか否かを判別する(ステップS12)。
【0073】
そして、携帯無線端末10固有の識別情報が端末情報データベース11aに登録されていると判別された場合には、電子メール処理サーバ11は、電子メール画面50を当該携帯無線端末10に提供し表示させるとともに、端末情報データベース11aに登録されている当該携帯無線端末10固有の識別情報に対応するデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該電子メール画面50上に表示させる。即ち、図5に示す端末情報データベース11aに登録された各表示部品データの所在情報(例えば、URL)に基づき、各表示部品データ(ファイル名付)を取得して携帯無線端末10に送信し表示させる(ステップS13)。例えば、ある表示部品データの所在情報が、電子メール処理サーバ11の端末情報データベース11a内のURLを示している場合には、電子メール処理サーバ11は、その表示部品データを端末情報データベース11aから取得して携帯無線端末10に送信することになる。また、別の表示部品データの所在情報が、表示部品提供サーバ12の表示部品データベース12a内のURLを示している場合には、電子メール処理サーバ11は、その表示部品データを表示部品提供サーバ12から携帯無線端末10に送信させることになる。さらに別の表示部品データの所在情報が、表示部品提供サーバ13の表示部品データベース13a内のURLを示している場合には、電子メール処理サーバ11は、その表示部品データを表示部品提供サーバ13から携帯無線端末10に送信させることになる。
【0074】
なお、この時、表示部品提供サーバ12は、電子メール画面50におけるボックス選択表示欄50aにて選択されている例えば受信箱に格納されている電子メール(若しくは、そのタイトル)をメールボックス11cから読み出し携帯無線端末10に送信することなる。
【0075】
携帯無線端末10では、提供された電子メール画面50を表示部に表示し、そのデータに基づき、提供された表示部品を所定の位置に表示する。こうして、例えば、図4に示すように、携帯無線端末10の表示部には、上記図6の処理で設定されたデザインに応じた表示部品が表示された電子メール画面50が表示されることになる。
【0076】
以上説明したように、本実施形態によれば、利用者は、携帯無線端末10の表示部に表示されたデザイン設定画面51にて、簡単かつ気軽に携帯無線端末10に表示される電子メール画面50上における表示部品のデザインを、所望のデザインに変更することができ、利用者が所望するデザインで各表示部品を表示することができる。
【0077】
また、各表示部品データの所在を、それぞれ別々のURLで指定することができるので、一つののサーバに多くの表示部品データが集中して蓄積されることを回避し、各表示部品データを記憶する場所の分散化を図ることができる。従って、例えば、一つのサーバの記憶容量を削減することができる。特に、表示部品データがデータ量の多い画像データの場合、膨大な数の携帯無線端末のそれぞれに対応する表示部品データを一つのサーバに集中して蓄積することを避けるというメリットがある。
【0078】
また、利用者は、デザイン設定画面51における所在選択表示欄51bに、自己が作成したデザインの表示部品データ、或いは、友人が作成したデザインの表示部品データのURLを入力することができるので、自己若しくは友人により作成されたデザインで、電子メール画面50に各表示部品を表示させることができる。また、利用者どうしで、表示部品データのURLを交換し合うだけで、所望のデザインの表示部品を電子メール画面50に表示させることができる。
【0079】
なお、上記実施形態においては、携帯無線端末10における特定画面として、電子メール画面50を例にとったがこれに限定されるものではなく、その他の画面に対して適用してもよい。
【0080】
また、上記実施形態においては、端末装置の一例として携帯無線端末を適用したが、例えば、パーソナルコンピュータを適用してもよく、この場合も上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、端末装置からのデザイン設定指示情報が端末装置固有の識別情報に対応付けられて端末情報データベースに登録されるので、その登録されたデザイン設定指示情報に基づいて端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインが設定されることになる。従って、利用者は、簡単かつ気軽に端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを、所望のデザインに変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子メール処理システム1の概要構成を示すブロック図である。
【図2】携帯無線端末10の表示部に表示された電子メール画面の一例を示すための図である。
【図3】携帯無線端末10の表示部に表示されたデザイン設定画面の一例を示すための図である。
【図4】表示部品のデザイン設定後に、携帯無線端末10の表示部に表示された電子メール画面の一例を示すための図である。
【図5】端末情報データベース11aに登録された情報例を示す概念図である。
【図6】電子メール画面50上における表示部品のデザインが設定される場合の電子メール処理サーバ11の処理部の処理を示すフローチャートである。
【図7】電子メール画面50が携帯無線端末10の表示部に表示される場合の電子メール処理サーバ11の処理部の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子メール処理システム
10 携帯無線端末
11 電子メール処理サーバ
12,13 表示部品提供サーバ
14 ネットワーク
15 無線基地局
50 電子メール画面
51 デザイン設定画面
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末装置に表示される画面上における表示部品のデザインを設定することが可能な装置及び方法の技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機等の携帯無線端末の爆発的な普及に伴い、様々な大きさ、形の携帯無線端末が開発されている。そのような携帯無線端末の表示部の画面における文字及び図柄等の各表示部品のデザイン(文字の書体、図柄の絵模様等)もまた、様々であるがこのような各表示部品のデザインは、予め設定されたものであり、通常、携帯無線端末の利用者が任意に変更できるものではない。
【0003】
【特許文献1】特開平9−81448号公報
【0004】
ところで、特許文献1には、Webサーバから提供されるHTMLのページの内容を、所定期間毎に変更することで、端末の表示部に表示される画面における各表示部品のデザインを変更するシステムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシステムでは、携帯無線端末等の端末装置の画面、例えば、電子メール画面における文字及び図柄等の各表示部品のデザインを利用者が簡単かつ、気軽に所望のデザインに変更することができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、利用者が、簡単かつ気軽に端末装置に表示される特定の画面上における表示部品のデザインを、所望のデザインに変更することを可能とし、多くの端末装置のそれぞれに対応する表示部品データの分散化を図ることが可能な表示部品デザイン設定装置、表示部品デザイン設定方法及び表示部品デザイン設定処理プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定する表示部品デザイン設定装置であって、前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別する登録判別手段と、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させるデザイン設定画面提供手段と、前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けるデザイン設定指示受付手段と、前記表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録するデザイン情報登録手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
ここで、端末装置には、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)の他、携帯電話機、PHS(Personal Handy−Phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の移動体無線通信機器が含まれる。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、端末装置からのデザイン設定指示情報が端末装置固有の識別情報に対応付けられて端末情報データベースに登録されるので、その登録されたデザイン設定指示情報に基づいて端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインが設定されることになる。従って、利用者は、簡単かつ気軽に端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを、所望のデザインに変更することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記登録判別手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記特定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別し、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記特定画面を当該端末装置に提供し表示させるとともに、前記端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する前記表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該特定画面上に表示させる特定画面提供手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、利用者が、端末装置から特定画面を要求した場合に、端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品がその特定画面上に表示される。その特定画面上における表示部品を利用者の所望するデザインで表示することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記表示部品のデザイン設定指示情報には、前記表示部品データの所在情報が含まれており、前記特定画面提供手段は、前記表示部品データの所在情報に基づいて、前記表示部品を前記特定画面上に表示させることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記表示部品は、前記特定画面上の複数の位置に表示されるものであり、前記登録判別手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記特定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別し、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記特定画面を当該端末装置に提供し表示させるとともに、前記端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する前記表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、それのデザインに応じた表示部品を当該特定画面上のそれぞれの位置に表示させる特定画面提供手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明によれば、特定画面上における複数の表示部品のデザインを、それぞれ異なった種類のデザインで表示することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記表示部品のデザイン設定指示情報には、各前記表示部品データの所在情報が含まれており、前記特定画面提供手段は、前記各表示部品データの所在情報に基づいて、前記表示部品を前記特定画面上のそれぞれの位置に表示させることを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記表示部品データの所在情報は、前記ネットワークに接続されたサーバにおけるサイトのURLであり、前記各表示部品データ毎に、前記URLが設定されることを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明によれば、各表示部品データは、設定されたURLに存在するので、一つののサーバに多くの表示部品データが集中して蓄積されることを回避し、各表示部品データを記憶する場所の分散化を図ることができる。従って、例えば、一つのサーバの記憶容量を削減することができる。特に、表示部品データがデータ量の多い画像データの場合、膨大な数の端末装置のそれぞれに対応する表示部品データを一つのサーバに集中して蓄積することを避けるというメリットがある。
【0018】
請求項7に記載の発明は、請求項3または5に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記デザイン設定画面提供手段により前記端末装置に提供されるデザイン設定画面には、前記表示部品データの所在情報を入力する所在情報入力欄が設けられており、前記デザイン設定指示受付手段は、前記表示部品のデザイン設定指示情報として前記所在情報入力欄に入力された表示部品データの所在情報を受け付け、前記デザイン情報登録手段は、前記受け付けられた表示部品データの所在情報に基づいて前記表示部品のデザインを設定することを特徴とする。
【0019】
請求項7記載の発明によれば、利用者は、デザイン設定画面における所在情報入力欄に、自己が作成したデザインの表示部品データ、或いは、友人が作成したデザインの表示部品データの所在情報(例えば、URL)を入力することができるので、自己若しくは友人により作成されたデザインで、特定画面に各表示部品を表示させることができる。また、利用者どうしで、表示部品データの所在情報を交換し合うだけで、所望のデザインの表示部品を特定画面に表示させることができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか一項に記載の表示部品デザイン設定装置において、前記特定画面には、着信された電子メールを確認するための画面が含まれていることを特徴とする。
【0021】
請求項9に記載の発明は、端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定する表示部品デザイン設定装置における表示部品デザイン設定方法であって、前記表示部品デザイン設定装置が、前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別する工程と、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させる工程と、前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付ける工程と、前記表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録する工程と、を備えることを特徴とする。
【0022】
請求項10に記載の発明は、端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定するコンピュータを、前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別する登録判別手段、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させるデザイン設定画面提供手段、前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けるデザイン設定指示受付手段、前記表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録するデザイン情報登録手段、としてそれぞれ機能させることを特徴とする。
【0023】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の表示部品デザイン設定処理プログラムにおいて、前記登録判別手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記特定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別し、前記コンピュータを、前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記特定画面を当該端末装置に提供し表示させるとともに、前記端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する前記表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該特定画面上に表示させる特定画面提供手段としてさらに機能させることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下の説明は、携帯無線端末による電子メール処理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0025】
先ず、本実施形態にかかる電子メール処理システム1の構成及び機能について説明する。
【0026】
図1は、携帯無線端末10による電子メール処理システム1の概要構成を示すブロック図である。図1に示すように、電子メール処理システム1は、端末装置の一例としての携帯無線端末10、本発明の表示部品デザイン設定装置を含む電子メール処理サーバ11、表示部品提供サーバ12及び13を含んで構成されている。また、電子メール処理サーバ11、表示部品提供サーバ12及び13は、それぞれ、ネットワーク14に接続されている。
【0027】
また、携帯無線端末10は、無線基地局15及びネットワーク14を介して、電子メール処理サーバ11、表示部品提供サーバ12及び13に接続できるようになっている。
【0028】
ここで、ネットワーク14には、CDMA(Code Division Multiple Access)、WCDMA(広帯域CDMA)、FDMA(Frequency Division Multiplex)、TDMA(Time Division Multiplexer)などの移動体通信網、さらには、インターネット網が含まれる。移動体通信網とインターネット網とは、公知のプロトコル変換器の一種であるゲートウェイを介して接続され、相互にデータ通信が可能となっている。
【0029】
次に、携帯無線端末10について説明する。
【0030】
携帯無線端末10は、演算処理機能を有する処理部(CPUなど)、データやプログラムを記憶するための記憶部(ROM、RAM、不揮発性メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read on Memory)など)、電子メール画面を含む種々の画面を表示するための表示部、使用者からの種々の操作指示を入力するための操作キー(テンキーなど)を有する入力部等を備えており、他の携帯無線端末等との間で通話を行うための通話機能、他の携帯無線端末等との間で電子メールのやり取りを行うための電子メール機能を有する。この電子メール機能には、電子メール処理サーバ11から特定画面としての電子メール画面(ページ)及び、表示部品のデザイン設定画面(ページ)を取得し、表示部に表示するためのブラウザ機能が含まれる。
【0031】
電子メール画面は、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)、XML(eXtensible Stylesheets Language)、cHTML、WML(Wireless Markup Language)、HDML(Handheld Device Markup Language)、MML(Mobile Markup Language)等のWebページ文書を作製・整形するための言語によって作成されており、外観的には、文字及び図柄等の複数の表示部品により構成されている。
【0032】
図2は、携帯無線端末10の表示部に表示された電子メール画面の一例を示すための図である。図2に示す電子メール画面50には、複数の表示部品によって構成された、ボックス選択表示欄50a、電子メールタイトル表示欄50b及び表示順序設定表示欄50c等が設けられている。
【0033】
ボックス選択表示欄50aは、受信箱、送信箱等のメールボックスを選択表示するための欄である。受信箱は、携帯無線端末10宛に受信された電子メールを格納するためのメールボックスであり、送信箱は、携帯無線端末10から送信された電子メールを格納するためのメールボックスである。電子メールタイトル表示欄50bは、ボックス選択表示欄50aに表示されているメールボックスに格納されている電子メールのタイトルを表示するための欄である。図2の例では、ボックス選択表示欄50aには、「受信箱」と表示されているため、電子メールタイトル表示欄50bに表示されている電子メールのタイトルは、受信箱に格納されている電子メールのものとなる。これらのメールボックスは、後述する電子メール処理サーバ11内の記憶領域に構築される。
【0034】
表示順序設定表示欄50cは、電子メールタイトル表示欄50bに表示される電子メールのタイトルの表示順序を設定するための欄である。これにより、例えば、電子メールタイトル表示欄50bにおける電子メールのタイトルを着信順、或いは、五十音順等に表示することができる。
【0035】
使用者は、上記メールボックスの選択及び表示順序の設定を、入力部に設けられた操作ボタンを操作することによって行うことができる。
【0036】
また、使用者は、表示部品のデザイン設定画面(以下、単に「デザイン設定画面」という)上で、電子メール画面50上における各表示部品(501〜509)のデザインを好きなデザインに設定することができる。
【0037】
このデザイン設定画面もまた、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)、XML(eXtensible Stylesheets Language)、cHTML、WML(Wireless Markup Language)、HDML(Handheld Device Markup Language)、MML(Mobile Markup Language)等のWebページ文書を作製・整形するための言語によって作成されている。
【0038】
図3は、携帯無線端末10の表示部に表示されたデザイン設定画面の一例を示すための図である。図3に示すデザイン設定画面51には、デザイン選択表示欄51a、デザイン所在選択表示欄51b、表示部品選択表示欄51c、背景デザイン選択表示欄51d、文字色選択表示欄51e及び設定ボタン51fが設けられている。
【0039】
デザイン選択表示欄51aは、表示部品のデザインを選択表示するための欄である。例えば、利用者は、入力部に設けられた操作ボタンを操作することによって、デザイン選択表示欄51aにて、猫,犬等の動物のデザイン、車,飛行機等の乗物のデザイン、さらには利用者が自ら作成したオリジナルのデザインなどを選択することができる。所在情報入力欄としてのデザイン所在選択表示欄51bは、デザイン選択表示欄51aにて選択されたデザインに対応する表示部品データの所在情報、例えば、ネットワーク14に接続された所定のサーバにおけるサイトのURL(Uniform Resource Locator)を表示するための欄である。つまり、各デザインと、表示部品データの所在情報とは対応付けられており、例えば、デザイン選択表示欄51aにて、猫のデザインが選択された場合には、そのデザインに対応する表示部品データの所在情報がデザイン所在選択表示欄51bに表示されることになる。例えば、デザイン所在選択表示欄51bで、あるURLが指定された場合には、このURLにおける表示部品が電子メール画面50上で使用されることになる。
【0040】
但し、図3に示すように、デザイン選択表示欄51aにてオリジナルのデザインが選択された場合には、利用者が操作ボタンによりデザイン所在選択表示欄51bにそのデザインの表示部品データの所在情報を入力することができる。つまり、利用者が自らオリジナルのデザインの表示部品データを作成して所定のサーバに登録しておけば、その所在情報を所在選択表示欄51bすることで、そのデザインに応じた表示部品を電子メール画面50上で使用することができる。
【0041】
なお、デザイン選択表示欄51aにてオリジナルのデザイン以外のデザインが選択された場合には、そのデザインに対応する表示部品データの所在情報をデザイン所在選択表示欄51bに表示しないように構成してもよい。つまり、各デザインと、表示部品データの所在情報との対応付けは、電子メール処理サーバ11によって認識されているので、あえて利用者に提示する必要がないからである。
【0042】
表示部品選択表示欄51cは、デザイン選択表示欄51aにて選択されたデザインをどの表示部品に適用するかを選択表示するための欄である。図3に示すように、この表示部品選択表示欄51cには、表示部品全てに対応するチェックボックス510と、各表示部品のそれぞれに対応する複数のチェックボックス511乃至519が設けられている。利用者は、操作ボタンにより、デザイン選択表示欄51aにて選択されたデザインを適用したい表示部品に対応するチェックボックスにチェックを入れることができる。例えば、チェックされたチェックボックスは、白色から黒色に変化し、黒色のチェックボックスに対応する表示部品が選択されたことになる。
【0043】
図3の例では、表示部品選択表示欄51cには、全てに対応するチェックボックス510がチェック(選択)されているので、電子メール画面50上における全ての表示部品について、オリジナルのデザインとなる。また、全てに対応するチェックボックス510がチェックされない場合、デザイン選択表示欄51aに表示されるデザイン毎にそれぞれのチェックボックス511乃至519を選択することができる。これにより、例えば、検索ボタンは猫のデザインとしたが、受信箱のデザインは車のデザインにするように、表示部品毎にデザインを異ならせることができる。
【0044】
背景デザイン選択表示欄51dは、電子メール画面50の背景デザインを選択表示するための欄である。なお、電子メール画面50の背景デザイン上に、上記表示部品が表示されることになる。例えば、利用者は、操作ボタンにより、赤、青、市松模様等の背景デザインを選択することができる。
【0045】
文字色選択表示欄51eは、電子メール画面50上に表示された文字色を選択表示するための欄である。例えば、利用者は、操作ボタンにより、赤、青、等の文字色を選択することができる。
【0046】
設定ボタン51fは、上記デザイン選択表示欄51a、デザイン所在選択表示欄51b、表示部品選択表示欄51c、背景デザイン選択表示欄51d及び文字色選択表示欄51eにおいて選択された内容で設定するためのボタンである。つまり、利用者により設定ボタン51fが押下されると、デザイン所在選択表示欄51bにて選択された表示部品データの所在情報、表示部品選択表示欄51cにて選択された表示部品、背景デザイン選択表示欄51dにて選択された背景デザインの情報及び、文字色選択表示欄51eにて選択された文字色の情報が、表示部品のデザイン設定指示情報として電子メール処理サーバ11に送られることになる。電子メール処理サーバ11に送られたデザイン設定指示情報は、後述するように、端末情報データベースに登録される。これにより、利用者による表示部品のデザイン設定が完了することになる。
【0047】
図4は、表示部品のデザイン設定後に、携帯無線端末10の表示部に表示された電子メール画面の一例を示すための図である。図2と図4を比較するとわかるように、各表示部品のデザインは異なっている。このように、上記表示部品の設定により、利用者は、適宜、そのデザインを変更することができる。
【0048】
次に、電子メール処理サーバ11について説明する。
【0049】
電子メール処理サーバ11は、演算処理機能を有する処理部(CPUなど)、所定のプログラムおよびデータ等を記憶する記憶部(ICメモリ、ハードディスクなど)及び、ネットワーク14に接続しデータ通信を行うための通信部、オペレータからの指示を入力するためのキーボード等を有する入力部、情報を表示する表示部等を備えている。
【0050】
電子メール処理サーバ11の記憶部には、端末情報データベース11a、表示部品データベース11b及び、受信箱、送信箱等のメールボックス11cが論理的に構築されている。端末情報データベース11aには、携帯無線端末毎に、携帯メールアドレス、携帯電話番号、ID、パスワード等の固有の識別情報及び、利用者情報(氏名、住所)、さらには、上述したデザイン設定指示情報等が対応付けられて登録されている。例えば、利用者は、携帯無線端末10から電子メール処理サーバ11により提供されるホームページにアクセスして、固有の識別情報及び利用者情報(氏名、住所)等を端末情報データベース11aに登録することができる。
【0051】
図5は、端末情報データベース11aに登録された情報例を示す概念図である。図5に示すように、端末情報データベース11aには、固有の識別情報110、利用者情報111及びデザイン設定指示情報112が対応付けられて記憶されている。デザイン設定指示情報112のうち、表示部品デザイン情報112aには、各表示部品データの表示部品名、ファイル名、サイズ(最大許容サイズ)、所在情報が対応付けられて存在する。図5に示すように、各表示部品データは、同じサイト(URL)に存在する場合もあるし、異なるサイトに存在する場合もある。また、各表示部品データのファイル名は、それぞれ、電子メール画面50を構成する例えばHTMLで作成されたデータ内に記述されるようになっている。これによって、各表示部品が、電子メール画面50上のどの位置に表示されるかが決まることになる。なお、各表示部品データに付与されるファイル名は、それぞれの該データに固有のものであり、不変のものである。例えば、上記チェックボックス510に対応する表示部品データは、様々なURLに存在することになるが、それぞれのファイル名は同じになる。
【0052】
表示部品データベース11bには、上述した各表示部品データが登録されている。各表示部品データは、画像データ(例えば、GIFデータ)或いはテキストデータからなっており、それぞれに固有のファイル名が付与されて管理されている。また、一つの電子メール画面50上における1群の表示部品データ(デザイン選択表示欄51aにおけるチェックボックスに対応する分の表示部品データ)は、猫,犬,車,飛行機等の複数のデザイン毎に存在する。それぞれのデザインの表示部品データの群は、固有のURLが付与されることによって区別されている。
【0053】
メールボックス11cは、各携帯無線端末10毎に構築されており、それぞれに対して上記固有の識別情報が対応付けられている。そして、メールボックス11cには、上述したように、受信箱、送信箱等が設けられており、その中に電子メールが格納されている。
【0054】
また、電子メール処理サーバ11の記憶部には、電子メール画面50及びデザイン設定画面51のデータが記憶されている。
【0055】
処理部は、記憶部に記憶されたプログラムに従い、電子メール処理サーバ11全体の動作制御を担う。また、処理部は、電子メール処理サーバ11を、メールサーバとしてだけでなく、Webサーバ、認証サーバ及びデータベースサーバとしても機能させる。
【0056】
電子メール処理サーバ11の処理部は、記憶部に記憶された表示部品デザイン設定処理プログラムを実行することにより、登録判別手段、デザイン設定画面提供手段、デザイン設定指示受付手段、デザイン情報登録手段及び特定画面提供手段として機能する。
【0057】
より具体的には、処理部は、携帯無線端末10からネットワーク14を介してデザイン設定画面51の要求があった場合に、登録判別手段として機能し、認証処理、即ち、その携帯無線端末10固有の識別情報(例えば、ID及びパスワード)を認識し、その識別情報が端末情報データベース11aに登録されているか否かを判別する。そして、携帯無線端末10固有の識別情報が端末情報データベース11aに登録されていると判別された場合には、処理部は、デザイン設定画面提供手段として機能し、上述したように、デザイン設定画面51を当該携帯無線端末10に提供し表示させる。そして、携帯無線端末10のデザイン設定画面51にて選択された情報が、表示部品のデザイン設定指示情報として送られた場合には、処理部は、デザイン設定指示受付手段として機能し、かかる表示部品のデザイン設定指示情報を受け付ける。そして、表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、処理部は、デザイン情報登録手段として機能し、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該携帯無線端末10固有の識別情報に対応付けて端末情報データベース11aに登録する。
【0058】
また、処理部は、携帯無線端末10からネットワーク14を介して電子メール画面50の要求があった場合に、携帯無線端末10固有の識別情報が端末情報データベース11aに登録されている場合には、特定画面提供手段として機能し、その電子メール画面50を当該携帯無線端末10に提供し表示させるとともに、端末情報データベース11aに登録されている当該携帯無線端末10固有の識別情報に対応するデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該電子メール画面50上に表示させる。例えば、デザイン設定指示情報に含まれる表示部品データの所在情報にて表示部品データベース11bが指定された場合、そこに登録された表示部品データが携帯無線端末10に提供され表示されることになる。
【0059】
なお、上記実施形態においては、電子メール処理サーバ11を一体化して、一つのサーバで全ての機能を担うように構成したが、これに限定されるものではなく、Webサーバ、認証サーバ、メールサーバ及びデータベースサーバというように、サーバを複数に分割し、役割分担させるように構成してもよい。
【0060】
次に、表示部品提供サーバ12及び13について説明する。
【0061】
表示部品提供サーバ12及び13には、ハードウェア資源として、例えば、パーソナルコンピュータを適用できる。この表示部品提供サーバ12及び13は、それぞれ、表示部品データベース12a及び13aを備えている。例えば、表示部品提供サーバ12を、携帯無線端末10の利用者が所有しているものとし、表示部品提供サーバ13を、その利用者の友人が所有しているものとする。携帯無線端末10の利用者は、例えば、画像作成ソフトを利用して表示部品提供サーバ12の入力部(例えば、キーボード、マウス等)を操作し、電子メール画面50における全部又は一部の各表示部品データをオリジナルのデザインで作成(最大許容サイズ内で作成)し、それらに固有のファイル名を付与して表示部品データベース12aに登録する。登録された各表示部品データが記憶される場所には、固有のURLが付与されることになる。これにより、後述するように、自己が作成したオリジナルのデザインに応じた表示部品を電子メール画面50に表示することができるようになる。
【0062】
また、携帯無線端末10の利用者の友人は、例えば、画像作成ソフトを利用して表示部品提供サーバ13の入力部(例えば、キーボード、マウス等)を操作し、電子メール画面50における全部又は一部の各表示部品データをオリジナルのデザインで作成(最大許容サイズ内で作成)し、それらに固有のファイル名を付与して表示部品データベース13aに登録する。登録された各表示部品データが記憶される場所には、固有のURLが付与されることになる。これにより、後述するように、友人が作成したオリジナルのデザインに応じた表示部品を電子メール画面50に表示することができるようになる。
【0063】
次に、電子メール処理システム1の動作について説明する。図6は、電子メール画面50上における表示部品のデザインが設定される場合の電子メール処理サーバ11の処理部の処理を示すフローチャートである。図7は、電子メール画面50が携帯無線端末10の表示部に表示される場合の電子メール処理サーバ11の処理部の処理を示すフローチャートである。
【0064】
携帯無線端末10の利用者が、電子メール画面50上における表示部品のデザインを変更したい場合、例えば、その利用者が、表示部品デザイン設定に対応する操作ボタンを押下すると、当該携帯無線端末10は、予め登録された電話番号或いは、URLに基づき、ネットワーク14を介して電子メール処理サーバ11にアクセスし、デザイン設定画面51の要求をする。この時、例えば、携帯無線端末10固有のID及びパスワードが、携帯無線端末10から電子メール処理サーバ11に自動的に送信される。
【0065】
図6の処理において、電子メール処理サーバ11は、かかる要求を受け、その携帯無線端末10固有のID及びパスワードを認識し(ステップS1)、そのID及びパスワードが端末情報データベース11aに登録されているか否かを判別する(ステップS2)。
【0066】
そして、携帯無線端末10固有の識別情報が端末情報データベース11aに登録されていると判別された場合には、電子メール処理サーバ11は、デザイン設定画面51を当該携帯無線端末10に提供して表示させる(ステップS3)。つまり、電子メール処理サーバ11は、記憶部からデザイン設定画面51のデータを読み出し、ネットワーク14を介して携帯無線端末10に送信して表示させる。
【0067】
こうして、上述したように、図3に示すように、携帯無線端末10の表示部にデザイン設定画面51が表示されることになる。このような表示状態で、携帯電話機10の利用者は、上述したように、操作ボタンにより、デザイン選択表示欄51aにて表示部品のデザインを選択(例えば、プルダウン表示されたデザイン名称の一覧から選択)し、所在選択表示欄51bにてその表示部品の所在情報を選択(オリジナルのデザイン以外の場合は、表示部品のデザインの選択により自動的に選択される)し、表示部品選択表示欄51cにてそのデザインを適用する表示部品を選択し、背景デザイン選択表示欄51dにて背景デザインを選択(例えば、プルダウン表示された背景デザイン名称の一覧から選択)し、文字色選択表示欄51eにて文字色を選択(例えば、プルダウン表示された文字色名称の一覧から選択)し、最後に設定ボタン51fを押下すると、これらの選択された情報が、表示部品のデザイン設定指示情報として、携帯無線端末10から電子メール処理サーバ11に送信される。
【0068】
ここで、デザイン選択表示欄51aにてオリジナルのデザインが選択された場合、利用者は、操作ボタンにより、所在選択表示欄51bにそのオリジナルのデザインの所在情報を入力することができる。例えば、利用者は、自己が所有する表示部品提供サーバ12の表示部品データベース12aに記憶された自己のオリジナルのデザインの表示部品データの群のあるURLを入力する。また、利用者は、友人が所有する表示部品提供サーバ13の表示部品データベース13aに記憶された友人のオリジナルのデザインの表示部品データの群のあるURLを入力するようにしてもよい。
【0069】
そして、電子メール処理サーバ11は、携帯無線端末10から送信された表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けると(ステップS4)、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該携帯無線端末10固有の識別情報に対応付けて端末情報データベース11aに登録する(ステップS5)。即ち、電子メール処理サーバ11は、デザイン設定指示情報に含まれる表示部品データの所在情報に基づいて、図5に示す端末情報データベース11aにおける各表示部品データの所在情報を更新登録する。これにより、各表示部品のデザインが設定されることになる。
【0070】
ここで、図3に示す携帯無線端末10の表示部にデザイン設定画面51において、表示部品選択表示欄51cにて表示部品全てに対応するチェックボックス510がチェックされない場合において、各表示部品に対応するチェックボックスのうち、チェックされていないチェックボックスに対応する表示部品データの所在情報は更新登録されず、上記ステップS5の登録以前に登録されていた所在情報のままとなる。つまり、上記処理が繰り返し行われることで、各表示部品データの所在情報を異ならしめ、例えば、検索ボタンは猫のデザインとしたが、受信箱のデザインは車のデザインにするように、表示部品毎にデザインを異ならせることができる。
【0071】
次に、携帯無線端末10の利用者が、電子メール画面50を携帯無線端末10の表示部に表示させたい場合、例えば、その利用者が、電子メール画面表示に対応する操作ボタンを押下すると、当該携帯無線端末10は、予め登録された電話番号或いは、URLに基づき、ネットワーク14を介して電子メール処理サーバ11にアクセスし、電子メール画面50の要求をする。この時、例えば、携帯無線端末10固有のID及びパスワードが、携帯無線端末10から電子メール処理サーバ11に自動的に送信される。
【0072】
図7の処理において、電子メール処理サーバ11は、かかる要求を受け、その携帯無線端末10固有のID及びパスワードを認識し(ステップS11)、そのID及びパスワードが端末情報データベース11aに登録されているか否かを判別する(ステップS12)。
【0073】
そして、携帯無線端末10固有の識別情報が端末情報データベース11aに登録されていると判別された場合には、電子メール処理サーバ11は、電子メール画面50を当該携帯無線端末10に提供し表示させるとともに、端末情報データベース11aに登録されている当該携帯無線端末10固有の識別情報に対応するデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該電子メール画面50上に表示させる。即ち、図5に示す端末情報データベース11aに登録された各表示部品データの所在情報(例えば、URL)に基づき、各表示部品データ(ファイル名付)を取得して携帯無線端末10に送信し表示させる(ステップS13)。例えば、ある表示部品データの所在情報が、電子メール処理サーバ11の端末情報データベース11a内のURLを示している場合には、電子メール処理サーバ11は、その表示部品データを端末情報データベース11aから取得して携帯無線端末10に送信することになる。また、別の表示部品データの所在情報が、表示部品提供サーバ12の表示部品データベース12a内のURLを示している場合には、電子メール処理サーバ11は、その表示部品データを表示部品提供サーバ12から携帯無線端末10に送信させることになる。さらに別の表示部品データの所在情報が、表示部品提供サーバ13の表示部品データベース13a内のURLを示している場合には、電子メール処理サーバ11は、その表示部品データを表示部品提供サーバ13から携帯無線端末10に送信させることになる。
【0074】
なお、この時、表示部品提供サーバ12は、電子メール画面50におけるボックス選択表示欄50aにて選択されている例えば受信箱に格納されている電子メール(若しくは、そのタイトル)をメールボックス11cから読み出し携帯無線端末10に送信することなる。
【0075】
携帯無線端末10では、提供された電子メール画面50を表示部に表示し、そのデータに基づき、提供された表示部品を所定の位置に表示する。こうして、例えば、図4に示すように、携帯無線端末10の表示部には、上記図6の処理で設定されたデザインに応じた表示部品が表示された電子メール画面50が表示されることになる。
【0076】
以上説明したように、本実施形態によれば、利用者は、携帯無線端末10の表示部に表示されたデザイン設定画面51にて、簡単かつ気軽に携帯無線端末10に表示される電子メール画面50上における表示部品のデザインを、所望のデザインに変更することができ、利用者が所望するデザインで各表示部品を表示することができる。
【0077】
また、各表示部品データの所在を、それぞれ別々のURLで指定することができるので、一つののサーバに多くの表示部品データが集中して蓄積されることを回避し、各表示部品データを記憶する場所の分散化を図ることができる。従って、例えば、一つのサーバの記憶容量を削減することができる。特に、表示部品データがデータ量の多い画像データの場合、膨大な数の携帯無線端末のそれぞれに対応する表示部品データを一つのサーバに集中して蓄積することを避けるというメリットがある。
【0078】
また、利用者は、デザイン設定画面51における所在選択表示欄51bに、自己が作成したデザインの表示部品データ、或いは、友人が作成したデザインの表示部品データのURLを入力することができるので、自己若しくは友人により作成されたデザインで、電子メール画面50に各表示部品を表示させることができる。また、利用者どうしで、表示部品データのURLを交換し合うだけで、所望のデザインの表示部品を電子メール画面50に表示させることができる。
【0079】
なお、上記実施形態においては、携帯無線端末10における特定画面として、電子メール画面50を例にとったがこれに限定されるものではなく、その他の画面に対して適用してもよい。
【0080】
また、上記実施形態においては、端末装置の一例として携帯無線端末を適用したが、例えば、パーソナルコンピュータを適用してもよく、この場合も上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、端末装置からのデザイン設定指示情報が端末装置固有の識別情報に対応付けられて端末情報データベースに登録されるので、その登録されたデザイン設定指示情報に基づいて端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインが設定されることになる。従って、利用者は、簡単かつ気軽に端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを、所望のデザインに変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子メール処理システム1の概要構成を示すブロック図である。
【図2】携帯無線端末10の表示部に表示された電子メール画面の一例を示すための図である。
【図3】携帯無線端末10の表示部に表示されたデザイン設定画面の一例を示すための図である。
【図4】表示部品のデザイン設定後に、携帯無線端末10の表示部に表示された電子メール画面の一例を示すための図である。
【図5】端末情報データベース11aに登録された情報例を示す概念図である。
【図6】電子メール画面50上における表示部品のデザインが設定される場合の電子メール処理サーバ11の処理部の処理を示すフローチャートである。
【図7】電子メール画面50が携帯無線端末10の表示部に表示される場合の電子メール処理サーバ11の処理部の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子メール処理システム
10 携帯無線端末
11 電子メール処理サーバ
12,13 表示部品提供サーバ
14 ネットワーク
15 無線基地局
50 電子メール画面
51 デザイン設定画面
Claims (11)
- 端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定する表示部品デザイン設定装置であって、
前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別する登録判別手段と、
前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させるデザイン設定画面提供手段と、
前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けるデザイン設定指示受付手段と、
前記表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録するデザイン情報登録手段と、を備えることを特徴とする表示部品デザイン設定装置。 - 請求項1に記載の表示部品デザイン設定装置において、
前記登録判別手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記特定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別し、
前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記特定画面を当該端末装置に提供し表示させるとともに、前記端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する前記表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該特定画面上に表示させる特定画面提供手段と、を備えることを特徴とする表示部品デザイン設定装置。 - 請求項2に記載の表示部品デザイン設定装置において、
前記表示部品のデザイン設定指示情報には、前記表示部品データの所在情報が含まれており、
前記特定画面提供手段は、前記表示部品データの所在情報に基づいて、前記表示部品を前記特定画面上に表示させることを特徴とする表示部品デザイン設定装置。 - 請求項1に記載の表示部品デザイン設定装置において、
前記表示部品は、前記特定画面上の複数の位置に表示されるものであり、
前記登録判別手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記特定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別し、
前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記特定画面を当該端末装置に提供し表示させるとともに、前記端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する前記表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、それのデザインに応じた表示部品を当該特定画面上のそれぞれの位置に表示させる特定画面提供手段と、を備えることを特徴とする表示部品デザイン設定装置。 - 請求項4に記載の表示部品デザイン設定装置において、
前記表示部品のデザイン設定指示情報には、各前記表示部品データの所在情報が含まれており、
前記特定画面提供手段は、前記各表示部品データの所在情報に基づいて、前記表示部品を前記特定画面上のそれぞれの位置に表示させることを特徴とする表示部品デザイン設定装置。 - 請求項5に記載の表示部品デザイン設定装置において、
前記表示部品データの所在情報は、前記ネットワークに接続されたサーバにおけるサイトのURLであり、
前記各表示部品データ毎に、前記URLが設定されることを特徴とする表示部品デザイン設定装置。 - 請求項3または5に記載の表示部品デザイン設定装置において、
前記デザイン設定画面提供手段により前記端末装置に提供されるデザイン設定画面には、前記表示部品データの所在情報を入力する所在情報入力欄が設けられており、
前記デザイン設定指示受付手段は、前記表示部品のデザイン設定指示情報として前記所在情報入力欄に入力された表示部品データの所在情報を受け付け、
前記デザイン情報登録手段は、前記受け付けられた表示部品データの所在情報に基づいて前記表示部品のデザインを設定することを特徴とする表示部品デザイン設定装置。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の表示部品デザイン設定装置において、
前記特定画面には、着信された電子メールを確認するための画面が含まれていることを特徴とする表示部品デザイン設定装置。 - 端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定する表示部品デザイン設定装置における表示部品デザイン設定方法であって、
前記表示部品デザイン設定装置が、
前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別する工程と、
前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させる工程と、
前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付ける工程と、
前記表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録する工程と、を備えることを特徴とする表示部品デザイン設定方法。 - 端末装置に表示される特定画面上における表示部品のデザインを設定するコンピュータを、
前記端末装置からネットワークを介して前記表示部品のデザイン設定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別する登録判別手段、
前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記表示部品のデザイン設定画面を当該端末装置に提供し表示させるデザイン設定画面提供手段、
前記デザイン設定画面が表示された端末装置から前記表示部品のデザイン設定指示情報を受け付けるデザイン設定指示受付手段、
前記表示部品のデザイン設定指示情報が受け付けられた場合には、当該表示部品のデザイン設定指示情報を当該端末装置固有の識別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録するデザイン情報登録手段、としてそれぞれ機能させることを特徴とする表示部品デザイン設定処理プログラム。 - 請求項10に記載の表示部品デザイン設定処理プログラムにおいて、
前記登録判別手段は、前記端末装置から前記ネットワークを介して前記特定画面の要求があった場合に、当該端末装置固有の識別情報を認識し、その識別情報が端末情報データベースに登録されているか否かを判別し、
前記コンピュータを、
前記登録判別手段により当該端末装置固有の識別情報が端末情報データベースに登録されていると判別された場合には、前記特定画面を当該端末装置に提供し表示させるとともに、前記端末情報データベースに登録されている当該端末装置固有の識別情報に対応する前記表示部品のデザイン設定指示情報に基づいて、そのデザインに応じた表示部品を当該特定画面上に表示させる特定画面提供手段としてさらに機能させることを特徴とする表示部品デザイン設定処理プログラム。
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