JP2004134034A - 光ディスク保護方法、傷防止スペーサ付き光ディスク、傷防止スペーサ、傷防止スペーサ貼付治具 - Google Patents

光ディスク保護方法、傷防止スペーサ付き光ディスク、傷防止スペーサ、傷防止スペーサ貼付治具 Download PDF

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Tatsuro Horinouchi
堀之内 龍郎
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Abstract

【課題】CDやDVDなどの光ディスクのエンドユーザーが簡単な作業でディスクの傷防止策を施すことができるようにする。
【解決手段】光ディスクの情報読み取り面におけるクランピング領域から情報記録領域の最内周までの円環領域に、ドーナツ型に裁断された所定厚みのシートの片面に接着剤を塗布してなる傷防止スペーサを貼り付ける
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、音楽コンテンツや映像コンテンツあるいはコンピュータプログラムやゲームプログラムなどの記録メディアとして多用されているCDやDVDなどの光ディスクに関し、とくに、一般のエンドユーザーの利用場面において光ディスクに擦過傷がつくのを防ぐための技術(光ディスク保護方法、傷防止スペーサ付き光ディスク、傷防止スペーサ、傷防止スペーサ貼付治具)に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10−106044号公報、特開2000−293902号公報、特開2001−67730号公報などに記載されているように、CDやDVDの製品の中には、ディスクの情報読み取り面におけるクランピング領域から情報記録領域の最内周までの円環領域に円形の微小突起を形成したものがある。ディスク基板をプラスチック成形するときに微小突起を一体的に形成したり、紫外線硬化樹脂によりディスク面に微小突起を付加的に形成する技術が知られている。
【0003】
光ディスクの大量生産プロセスでは、ディスクを重ねる場面が多く発生する。前記のように円形の微小突起を形成してあるディスクは、重ねてもディスクの情報読み取り面が接触しないので、傷がつかない。既存の光ディスクに見られる微小突起は、もっぱら大量生産プロセスでのディスク重ね工程のことを考えて設計されており、突起の隆起寸法は0.1〜0.2ミリメートルに規格化されている。ディスク生産プロセスでは、機械により静かにディスクが取り扱われるので、この程度の隆起寸法でも傷防止の効果はある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般のエンドユーザーがCDやDVDを利用しているシーンを観察すると、かなり乱暴にディスクを取り扱っていることがわかる。情報読み取り面を下にしてディスクを硬いテーブルの上に放り出すような場面はめずらしくはない。テーブルの上は砂糖粒などで汚れていたりする。テーブル上のディスクを手でつかみ取るときには、テーブルとディスク表面とが擦れる。そのためディスクの情報読み取り面に多くの擦過傷がつく。
【0005】
前記のように傷防止用の微小突起が形成されているCDやDVDであっても、一般のエンドユーザーによる乱暴な取り扱いにより、傷つくことは避けがたい。0.1〜0.2ミリメートルほどの隆起寸法の微小突起では、ディスク生産プロセスでの傷防止効果はあっても、エンドユーザーによる多様な取り扱われ方のもとでは傷防止効果はほとんど期待できない。このことは、たとえば図書館やレンタル店から借りてくるCDやDVDの傷ついた表面を見ればすぐにわかる。
この発明の目的は、エンドユーザーの利用場面において、ユーザー自身が実施することのできる光ディスクの傷防止技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る光ディスク保護方法は、光ディスクの情報読み取り面におけるクランピング領域から情報記録領域の最内周までの円環領域に、ドーナツ型に裁断された所定厚みのシートの片面に接着剤を塗布してなる傷防止スペーサを貼り付けることを特徴とするものである。
【0007】
第2の発明に係る傷防止スペーサ付き光ディスクは、光ディスクの情報読み取り面におけるクランピング領域から情報記録領域の最内周までの円環領域に、ドーナツ型に裁断された所定厚みのシートの片面に接着剤を塗布してなる傷防止スペーサが貼り付けられたことを特徴とするものである。
【0008】
第3の発明に係る傷防止スペーサは、光ディスク保護方法の発明の実施に使用するものであって、ドーナツ型に裁断された所定厚みのシートの片面に接着剤が塗布されており、その接着剤面が剥離紙で被覆されていることを特徴とするものである。
【0009】
第4の発明に係る傷防止スペーサ貼付治具は、光ディスク保護方法の発明の実施に使用する傷防止スペーサ貼付治具であって、つぎの事項(1)〜(4)により特定される。
(1)光ディスクの情報読み取り面を上向きにして中心穴基準で位置決めするためのディスク支え板を備える。
(2)ディスク支え板に光ディスクをセットした状態で、光ディスクの中心穴部分に臨んでいるディスク支え板の中心軸要素を位置基準としてセットされる取り付け押具を備える。
(3)取り付け押具は、前記中心軸要素に着脱自在に嵌合される内筒部材と、この内筒部材の外周にスライド自在に組み合わさっている外筒部材とを備える。
(4)傷防止スペーサは、内筒部材の外周に嵌り込んだ状態で、外筒部材の下面にあてがうように保持され、その接着剤面が光ディスクの情報読み取り面における前記円環領域に位置決めされて対面する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜図3には、この発明の一実施例による貼付治具(ディスク支え板3と取り付け押具4)を用いて光ディスク1に傷防止スペーサ2を貼り付けるようすを示している。光ディスク1は規格化されているCDやDVDであり、図1での上面が情報読み取り面である。ディスク中心穴の周囲にはクランピング領域が設定されており、その外側で情報記録領域の内側の円環領域に傷防止スペーサ2を貼り付けるのである。
【0011】
傷防止スペーサ2は、ドーナツ型に裁断された所定厚みのシートの片面に接着剤を塗布したものであり、その接着剤面はあらかじめ剥離紙で被覆されている。なお図示の状態では剥離紙は取り除かれている。傷防止スペーサ2の内径寸法と外径寸法は前述した円環領域に合わせて決められている。傷防止スペーサ2の素材は適当な弾性のある樹脂シートであり、厚み寸法は0.4〜0.6ミリメートルの範囲が適当である。
【0012】
貼付治具のディスク支え板3は、円板の中心に円形軸部3aを一体形成したもので、光ディスク1の中心穴を円形軸部3aに嵌め合わせることで、情報読み取り面を上にして中心穴基準で光ディスク1を位置決めすることができる。
【0013】
貼付治具の取り付け押具4は、図3に示すように、内筒部材5と外筒部材6とを備えている。両部材とも上端が閉じた円筒形をしており、外筒部材6の中に内筒部材5が同軸状態で嵌り込んでスライド自在に組み合わされている。内筒部材5の天井部分と外筒部材6の天井部分の間にはバネ7が挟み込まれており、外筒部材6に対して内筒部材5が押し出される方向にバネ力が働いている。ただし、図示しないストッパ構造により、内筒部材5はある位置で止まっていて抜け出ない。
【0014】
内筒部材5の下端縁部は、多数の爪に分割された破断構造リング5aになっている。破断構造リング5aの径は弾性的に変化する。ここに、傷防止スペーサ2を嵌め合わせて、傷防止スペーサ2を少しだけ上に変位させる。破断構造リング5aの自由状態の外径は、そのすぐ上の内筒部材5の本体外径よりごく僅かに大きくなっているので、はめ込んだ傷防止スペーサ2は下向きにしても脱落せず、外筒部材6の下面にあてがわれた状態になる。
【0015】
内筒部材5の内部中心には、ディスク支え板3の円形軸部3aと嵌り合う位置決め穴5bがある。傷防止スペーサ2を装着した貼付治具を、ディスク支え板3にセットされた光ディスク1の中心穴の上方に位置させ、ディスク中心穴から上方に突出している円形軸部3aに内筒部材5の位置決め穴5bを嵌め合わせる。
【0016】
この状態で外筒部材6(取り付け押具4)を下に押さえつける。するとバネ7が圧縮され、内筒部材5は円形軸部3aにつっかえた位置で止まり、外筒部材6はさらに下方に変位し、外筒部材6の下面にセットされている傷防止スペーサ2が光ディスク1の表面に押さえつけられる。
【0017】
傷防止スペーサ2は接着剤塗布面を下にしてセットしているので、これがディスク表面に接着される。取り付け押具4から手を離すと、バネ7の力で外筒部材6が上昇するが、このときディスク表面に接着した傷防止スペーサ2は破断構造リング5aから相対的に抜け出て、剥がれることはない。このようにして、光ディスク1の所定の位置に傷防止スペーサ2を正確に貼り付けることができ、しかもその作業はきわめて簡単である。
【0018】
なお、傷防止スペーサ2の表面にきれいな印刷を施しておいたり、ユーザーが文字などを記入できるようにすれば、付加価値が高まる。また、傷防止スペーサがドーナツ型に連続しておらず、何個かに分断された形態で最終的にディスク面に残存する方式も採り得る。
【0019】
図4と図5にこの発明の他の実施例の貼付治具を示している。この例では、CDケースやDVDケースとして一般的に使用されているディスクケースがディスク支え板3となる。光ディスク1はディスク支え板3(ケース)のセンターピース3bに中心穴基準で位置決めされる。このセンターピース3bの上にさらに押さえ蓋3cをはめ込んで装着する。この押さえ蓋3cが前記実施例における円形軸部3aに相当する要素となる。その他は前記実施例と同じなので、説明は割愛する。
【0020】
なお、CDやDVDなどの光ディスクでは、情報記録領域の外側に若干の空白領域があるので、ここに円環状に連続したまたは断続した突起を設ければ、傷防止に効果的である。外周部分の突起としては、ディスクの製造時に形成することもできるし、本発明と同様にエンドユーザーが追加的にスペーサを貼り付けることで形成することもできる。
【0021】
【発明の効果】
この発明によれば、CDやDVDなどの光ディスクのエンドユーザーが簡単な作業でディスクの傷防止策を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による貼付治具を用いて光ディスクに傷防止スペーサを貼り付けるようすを示す斜視図である。
【図2】第1実施例の貼付治具における取り付け押具の正面図と底面図である。
【図3】第1実施例の貼付治具の作用を示す断面図である。
【図4】この発明の第2実施例による貼付治具を用いて光ディスクに傷防止スペーサを貼り付けるようすを示す斜視図である。
【図5】第2実施例の貼付治具の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク
2 傷防止スペーサ
3 ディスク支え板
4 取り付け押具

Claims (5)

  1. 光ディスクの情報読み取り面におけるクランピング領域から情報記録領域の最内周までの円環領域に、ドーナツ型に裁断された所定厚みのシートの片面に接着剤を塗布してなる傷防止スペーサを貼り付けることを特徴とする光ディスク保護方法。
  2. 光ディスクの情報読み取り面におけるクランピング領域から情報記録領域の最内周までの円環領域に、ドーナツ型に裁断された所定厚みのシートの片面に接着剤を塗布してなる傷防止スペーサが貼り付けられたことを特徴とする傷防止スペーサ付き光ディスク。
  3. 請求項1に記載の光ディスク保護方法の実施に使用するものであって、ドーナツ型に裁断された所定厚みのシートの片面に接着剤が塗布されており、その接着剤面が剥離紙で被覆されていることを特徴とする傷防止スペーサ。
  4. 請求項1に記載の光ディスク保護方法の実施に使用する傷防止スペーサ貼付治具であって、つぎの事項(1)〜(4)により特定される。
    (1)光ディスクの情報読み取り面を上向きにして中心穴基準で位置決めするためのディスク支え板を備える。
    (2)ディスク支え板に光ディスクをセットした状態で、光ディスクの中心穴部分に臨んでいるディスク支え板の中心軸要素を位置基準としてセットされる取り付け押具を備える。
    (3)取り付け押具は、前記中心軸要素に着脱自在に嵌合される内筒部材と、この内筒部材の外周にスライド自在に組み合わさっている外筒部材とを備える。
    (4)傷防止スペーサは、内筒部材の外周に嵌り込んだ状態で、外筒部材の下面にあてがうように保持され、その接着剤面が光ディスクの情報読み取り面における前記円環領域に位置決めされて対面する。
  5. 請求項4に記載の傷防止スペーサ貼付治具において、内筒部材に対して外筒部材を上方へ押し上げるように作用する弾性手段が内筒部材と外筒部材の関係に組み込まれていることを特徴とする。
JP2002299421A 2002-10-11 2002-10-11 光ディスク保護方法、傷防止スペーサ付き光ディスク、傷防止スペーサ、傷防止スペーサ貼付治具 Pending JP2004134034A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006028051A1 (ja) * 2004-09-08 2006-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光情報記録媒体の製造方法及び光情報記録媒体

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