JP2004133783A - 主幹制御装置の更新方法 - Google Patents
主幹制御装置の更新方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004133783A JP2004133783A JP2002299071A JP2002299071A JP2004133783A JP 2004133783 A JP2004133783 A JP 2004133783A JP 2002299071 A JP2002299071 A JP 2002299071A JP 2002299071 A JP2002299071 A JP 2002299071A JP 2004133783 A JP2004133783 A JP 2004133783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- existing
- new
- control device
- controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】入出力装置を具備したシーケンサおよび/またはPLCを新しいシーケンサおよび/またはPLCに更新する際に、既設のシーケンサおよび/またはPLCの入出力装置と新設のシーケンサおよび/またPLCと通信で接続可能な制御装置5を設置し、この制御装置5で前記入出力装置からの入力信号を新設・既設の両制御装置に振り分け、前記入出力装置への出力信号を既設の制御装置からと新設の制御装置からとソフトプログラムにより切替える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製鉄所やセメント輸送設備などの設備停止時間が取れない原料輸送設備での制御装置の更新に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の更新方法は、既設の制御装置で操業を維持しながら、定修などの短時間の設備停止を利用して、新設の主幹制御装置での試運転を行っていた。新設の主幹制御装置で試運転を行う場合、流用する既設の入出力装置を新設の主幹制御装置に接続して、試運転を行っていた。
定修時間が終了し既設の制御装置で操業する場合は、入出力装置を既設の制御装置に接続を戻して、操業を行っていた。24時間連続運転する設備では、切替え試運転を行う為の設備停止時間がなかなかとれず、この新・既設の切替を数回から数十回繰り返して試運転を行っていた。
【0003】
また、これを解消すべく、既設運転監視計算機システムから新設運転監視計算機システムへの更新を安定にかつ更新作業期間を短縮できるプラント運転監視計算機システムとしては、複数台のコントローラのうち停止している一台のコントローラを二重化された新設通信制御装置の一方に接続して新設運転監視計算機の制御管理下におき、当該コントローラによってプラント機器を駆動する試運転を行いプラントデータを新設運転監視計算機に伝送し、当該コントローラは試運転終了後に既設通信制御装置の一方に接続され既設運転監視計算機の制御管理下におくようにするものもあった(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−337715号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、新設の主幹制御装置で試運転する場合に入出力装置を既設の主幹制御装置から新設の主幹制御装置に接続するために設備停止を必要としていた。24時間連続運転する設備では、設備停止時間がなかなかとれず更新期間が長くなるという問題があった。
通常の定修時間だけでは、設備停止時間が不足する場合は、更新の為の設備停止を確保していた。この為生産量の減産を余儀なくされるという問題があった。
設備停止と設備停止の間隔は、短くても3日ないし4日、長い場合は1ヶ月から数ヶ月となりこの期間は、この試運転に拘束されるため、試運転費用がかさむという問題があった。
また、とぎれとぎれの試運転のため効率が非常に悪いという問題があった。
また、特許文献1記載の発明は、更新作業期間を短縮できるものの、新設通信制御装置を二重化する必要があり、装置が複雑化し、高価となった。
そこで、本発明は、新設の主幹制御装置で試運転する場合に入出力装置を既設の主幹制御装置から新設の主幹制御装置に接続するとき設備を停止しなくてよい、したがって生産量の減産の心配のない、試運転費用がかさまない、試運転効率の良、しかも装置が複雑化しなくてコストのかからない主幹制御装置の更新方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
既設のシーケンサ、PLCの入出力装置と新設のシーケンサ、PLCと通信で接続可能な制御装置(以降、入出力信号分配・切替装置と記す)を設置する。その入出力信号分配・切替装置に入出力装置からの入力信号を新設・既設2つの制御装置に振り分けるプログラムを準備する。またその入出力信号分配・切替装置に入出力装置への出力信号を既設の制御装置からと新設の制御装置からとソフトプログラムにより切替える機能を準備する。
以上の構成により、入出力信号分配・切替装置には入力信号分配機能と出力信号切替え機能をもたせており、機器の運転中信号、故障信号などの入力信号は既設の主幹制御装置と新設の主幹制御装置に分配される。
入力信号は既設の主幹制御装置と新設の主幹制御装置に分配されるために、入出力信号分配・切替装置が設置されたあとは、既設の主幹制御装置で操業を行っている場合でも、新設の主幹制御装置と操作監視装置で表示機能の確認が可能である。従来は設備停止期間中でしか出来なかった表示機能の確認が操業中に可能となった。
運転指令などの出力信号は既設の主幹制御装置からの信号と新設の主幹制御装置からの信号をソフトSWにより切替えを行う。出力信号の確認を行う場合は、既設側の指令と新設側の指令を入出力信号分配・切替装置内部のソフトSWにより切替えを行うために短時間で、既設・新設の切替えが可能である。また操作監視装置に単独運転機能を持たせておき、機器1台毎に切替えSWを準備することで、操業を行っていても停止している機器単体の運転確認を行うことが可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は既設の制御システムを示している。図において、1は既設の主幹制御装置、2は入出力装置、3は既設の表示装置、4は既設の操作デスクである。
入出力装置2で入力された運転中信号は、既設の主幹制御装置1で制御に使用され、既設の表示装置3に表示される。
既設の操作デスク4の操作信号は、既設の主幹制御装置1で処理され、入出力装置2を通して操作端に運転指令を出力する。
【0008】
このような既設の制御システムで既設の主幹制御装置1、既設の表示装置3、既設の操作デスク4を新設しい制御装置に更新し、入出力装置2は引き続き流用する場合の主幹制御装置の本発明による更新方法について説明する。
図2は入出力信号分配・切替装置を入れたシステム構成を示している。
入出力信号分配・切替装置5を設置し、既設の主幹制御装置1に接続されていた入出力装置2を、既設の主幹制御装置1と切り離し、入出力信号分配・切替装置5に接続する。
入出力信号分配・切替装置5は既設の主幹制御装置1と新設の主幹制御装置6の両方と通信で接続する。
入出力信号分配・切替装置5には、入力信号分配機能と出力信号切替え機能を持たせている。
この入力信号分配機能は、入出力装置2から入力された信号を既設の主幹制御装置1と新設の主幹制御装置6の両方に渡す機能である。
また、出力信号切替え機能は、既設の主幹制御装置1からの出力指令と新設の主幹制御装置6からの出力指令をソフトSWにより切替えを行う機能である。
図3は最終的な新設の制御システムを示している。
図において、6は新設の主幹制御装置、7は新設の操作監視装置、2は入出力装置2である。更新途中の制御システムは、図2のように、既設の主幹制御装置1、入出力装置2、既設の表示装置3、既設の操作デスク4、入出力信号分配・切替装置5、新設の主幹制御装置6、新設の操作監視装置7で構成される。
入出力信号分配・切替装置5には入力信号分配機能と出力信号切替え機能をもたせており、機器の運転中信号、故障信号などの入力信号は既設の主幹制御装置と新設の主幹制御装置に分配される。入力信号は既設の主幹制御装置と新設の主幹制御装置に分配されるために、入出力信号分配・切替装置が設置されたあとは、既設の主幹制御装置で操業を行っている場合でも、新設の主幹制御装置と操作監視装置で表示機能の確認が可能である。従来は設備停止期間中でしか出来なかった表示機能の確認が操業中に可能となる。
また、運転指令などの出力信号は既設の主幹制御装置からの信号と新設の主幹制御装置からの信号をソフトSWにより切替えを行う。ソフトSWで切替えを行うために、設備停止を必要としない。
入力信号は既設の主幹制御装置と新設の主幹制御装置に分配されるために、新設の主幹制御装置と操作監視装置で表示機能の確認が可能である。
操作機能の確認を行う場合は、既設側の指令と新設側の指令を入出力信号分配・切替装置内部のソフトSWにより切替えを行うために短時間で、既設・新設の切替えが可能である。
また、操作監視装置に単独運転機能を持たせておき、機器1台毎に切替えSWを準備することで、操業を行っていても停止している機器単体の運転確認を行うことが可能である。
【0009】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、入出力信号分配・切替装置には入力信号分配機能と出力信号切替え機能をもたせており、入力信号は既設の主幹制御装置と新設の主幹制御装置に分配され、出力信号は既設の主幹制御装置からの信号と新設の主幹制御装置からの信号をソフトSWにより切替えを行ない、ソフトSWで切替えを行うために、設備停止を必要としない。
また、入力信号は既設の主幹制御装置と新設の主幹制御装置に分配されるために、新設の主幹制御装置と操作監視装置で表示機能の確認が可能である。
操作機能の確認を行う場合は、既設側の指令と新設側の指令を入出力信号分配・切替装置内部のソフトSWにより切替えを行うために短時間で、既設・新設の切替えが可能である。
したがって、生産量の減産の心配がなく、試運転費用がかさまない、また試運転効率も良くなる。しかも装置が複雑化せず、低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】既設の制御システムを示すブロック図である。
【図2】入出力信号分配・切替装置を入れたシステム構成を示すブロック図である。
【図3】更新後の最終的な新設の制御システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1.既設の主幹制御装置
2.入出力装置
3.既設の表示装置
4.既設の操作デスク
5.入出力信号分配・切替装置
6.新設の主幹制御装置
7.新設の操作監視装置
Claims (1)
- 入出力装置を具備したシーケンサおよび/またはPLCを新しいシーケンサおよび/またはPLCに更新する際に、既設のシーケンサおよび/またはPLCの入出力装置と新設のシーケンサおよび/またはPLCと通信で接続可能な制御装置を設置し、該制御装置で前記入出力装置からの入力信号を新設・既設の両制御装置に振り分け、前記入出力装置への出力信号を既設の制御装置からと新設の制御装置からとソフトプログラムにより切替えることを特徴とする主幹制御装置の更新方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002299071A JP2004133783A (ja) | 2002-10-11 | 2002-10-11 | 主幹制御装置の更新方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002299071A JP2004133783A (ja) | 2002-10-11 | 2002-10-11 | 主幹制御装置の更新方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004133783A true JP2004133783A (ja) | 2004-04-30 |
JP2004133783A5 JP2004133783A5 (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=32288311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002299071A Pending JP2004133783A (ja) | 2002-10-11 | 2002-10-11 | 主幹制御装置の更新方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004133783A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100651761B1 (ko) | 2004-07-13 | 2006-12-01 | 엘에스산전 주식회사 | 피엘씨 시스템용 모듈 교체 시스템 |
JP2009177300A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Ponのユーザ装置、通信システムおよび、切り替え方法 |
KR100932057B1 (ko) | 2006-10-12 | 2009-12-15 | 오므론 가부시키가이샤 | 피엘씨 |
JP2010026891A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Meidensha Corp | プログラマブルコントローラ |
JP2011197764A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 遠方監視制御装置の取替方法 |
JP2012146070A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Toshiba Corp | プラント監視システムの更新方法及び更新システム |
JP2013089118A (ja) * | 2011-10-20 | 2013-05-13 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | ビル管理システムリプレース方法およびビル管理システムリプレース用仮接続装置 |
JP2014115805A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 信号切替装置 |
-
2002
- 2002-10-11 JP JP2002299071A patent/JP2004133783A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100651761B1 (ko) | 2004-07-13 | 2006-12-01 | 엘에스산전 주식회사 | 피엘씨 시스템용 모듈 교체 시스템 |
KR100932057B1 (ko) | 2006-10-12 | 2009-12-15 | 오므론 가부시키가이샤 | 피엘씨 |
JP2009177300A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Ponのユーザ装置、通信システムおよび、切り替え方法 |
JP2010026891A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Meidensha Corp | プログラマブルコントローラ |
JP2011197764A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 遠方監視制御装置の取替方法 |
JP2012146070A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Toshiba Corp | プラント監視システムの更新方法及び更新システム |
JP2013089118A (ja) * | 2011-10-20 | 2013-05-13 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | ビル管理システムリプレース方法およびビル管理システムリプレース用仮接続装置 |
JP2014115805A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 信号切替装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2774007B1 (en) | Method and system for controller transition | |
CN103403633B (zh) | 可编程控制器的中央处理器单元 | |
JP2004133783A (ja) | 主幹制御装置の更新方法 | |
CN102448865A (zh) | 电梯的更新方法 | |
NO20050457L (no) | Fremgangsmate og system for a styre driften av anordninger i et produksjonssystem for hydrokarboner | |
WO2003027711A3 (en) | Apparatus and method for distributed control of seismic data acquisition | |
CN102880137A (zh) | 流水线工序的控制方法和装置 | |
JP2014010811A (ja) | プロセス制御装置及びシステム | |
CN105278513A (zh) | 一种自动控制系统 | |
JP2007004317A (ja) | 主幹制御装置の更新方法 | |
DE60234828D1 (de) | Modulares Steuerungssystem für eine Glasformmaschine | |
PL341983A1 (en) | Method of and system for controlling operation of a conveyor system and of a paper pulp compacting apparatus | |
JP2008179266A (ja) | 列車運行管理装置 | |
JP4516933B2 (ja) | 制御システム及び制御装置群の更新方法 | |
CN103914042B (zh) | 智能工厂及其柔性执行单元、柔性智能化设备 | |
JP3595139B2 (ja) | 制御プログラム試運転補助装置及び制御プログラム試運転方法 | |
CN103309330B (zh) | 煤矿地面生产自动化控制系统 | |
CN109991946B (zh) | 一种基于配方软件的鞣制工艺控制方法 | |
KR100371376B1 (ko) | 이중화된 피엘시 장치의 입출력 제어 장치 | |
CN204423104U (zh) | 一种压延生产线碎玻璃控制系统 | |
CN205187386U (zh) | 脱硫上料系统 | |
JP2004362133A (ja) | Plcシステムおよびそのバックアップ方法 | |
JPH0373036B2 (ja) | ||
US20100007298A1 (en) | Method for modernizing a technical system and an appropriate drive element | |
SU1310777A1 (ru) | Система управлени технологическими процессами |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050920 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050920 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060325 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080528 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081008 |