JP2004131127A - 減圧容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】手間や時間をかけることなく容器内の圧力を低くすることができると共に、ユーザーが容器内の圧力を確認し、所定の圧力を長時間維持させるなどの機能性を向上させることができる減圧容器を提供することを目的とする。
【解決手段】上記の課題を解決するために、本発明は、容器内の圧力を低くする減圧容器において、一つの空間と一つの開放端を有する桶と、前記開放端を閉じることができ、前記空間を密封させるカバーと、前記空間から気体を抜く空気ポンプと、空気ポンプのON、OFFを制御する圧力起動式の切り替え装置とを有し、前記切り替え装置は、前記空間における内圧を検知し、該内圧が所定の第一圧力値より大きいとき、前記空気ポンプを起動させ、前記内圧が所定の第二圧力より小さいとき、前記空気ポンプを停止し、前記第二圧力値は前記第一圧力値より小さいように構成される。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、減圧容器に係り、特に容器の内圧を予定値に維持するため、容器の圧力が所定値より高い場合に起動させる空気ポンプが設けられた減圧容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、典型的に用いられる容器内部の圧力を低くする減圧容器は、ワンウェイバルブを有する構成とされている。ユーザーは手動で空気ポンプを操作し、ワンウェイバルブを経由して容器内の空気を抜く。これにより、減圧容器内の圧力が甚だ低い値、又はほとんど真空に近い状態になる。このような状態で容器内に物品を収納することにより、湿気や塵埃、殺菌の汚染などのリスクを防ぐことができ、物品の保存時間を延ばすことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の減圧容器において、減圧容器内を真空に近い状態にする場合、ユーザーは手動で何度も空気ポンプを操作し、ワンウェイバルブを経由して容器内の空気を抜かなければならず、手間や時間がかかってしまうという問題点があった。
【0004】
また、容器内の圧力を低くする過程で、容器内の圧力がどの程度なのかをユーザーは確認することができないという問題点があった。
【0005】
また、減圧容器を完全に密封することができず、減圧容器に少しずつ空気が入ることにより容器内の圧力が高くなり、真空に近い状態を長時間保つことができないなど、機能性に欠けるという問題点があった。
【0006】
よって、本発明は、上記の問題点を解決し、手間や時間をかけることなく容器内の圧力を低くすることができると共に、ユーザーが容器内の圧力を確認し、所定の圧力を長時間維持させるなどの機能性を向上させることができる減圧容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、容器内の圧力を低くする減圧容器において、一つの空間と一つの開放端を有する桶と、前記開放端を閉じることができ、前記空間を密封させるカバーと、前記空間から気体を抜く空気ポンプと、空気ポンプのON、OFFを制御する圧力起動式の切り替え装置とを有し、前記切り替え装置は、前記空間における内圧を検知し、該内圧が所定の第一圧力値より大きいとき、前記空気ポンプを起動させ、前記内圧が所定の第二圧力より小さいとき、前記空気ポンプを停止し、前記第二圧力値は前記第一圧力値より小さいように構成される。
【0008】
このような減圧容器では、一つの空間と一つの開放端を有する桶と、開放端を閉じることができ、空間を密封させるカバーと、空間から気体を抜く空気ポンプと、空気ポンプのON、OFFを制御する圧力起動式の切り替え装置とを有し、切り替え装置は、空間における内圧を検知し、該内圧が所定の第一圧力値より大きいときに空気ポンプを起動させ、内圧が所定の第二圧力より小さいときに空気ポンプを停止し、第二圧力値は第一圧力値より小さくすることにより、手間や時間をかけることなく容器内の圧力を容易に低くすることができ、所定の圧力を長時間維持させるなどの機能性を向上させることができる。
【0009】
また、本発明は、請求項2、12に記載されるように、前記切り替え装置及び前記空気ポンプに電力を提供する電力ユニットを有する構成としてもよい。
【0010】
このような減圧容器では、電力ユニットにより切り替え装置及び空気ポンプに電力を提供することにより、効率的に容器内の圧力を低くすることができる。
【0011】
また、本発明は、請求項3、13に記載されるように、前記電力ユニットは、ワイヤで前記空気ポンプと交流電源との間に接続される構成としてもよい。
【0012】
このような減圧容器では、電力ユニットがワイヤで空気ポンプと交流電源との間に接続されることにより、効率的に空気ポンプに電力を提供することができる。
【0013】
また、本発明は、請求項4、14に記載されるように、前記交流電源と前記空気ポンプとの間に設けられた一つのコネクターを有する構成としてもよい。
【0014】
このような減圧容器では、交流電源と空気ポンプとの間に設けられた一つのコネクターを有することにより、効率的に空気ポンプに電力を提供することができる。
【0015】
また、本発明は、請求項5、15に記載されるように、前記電力ユニットは、移動可能なように前記カバーに設置され、前記電力ユニットは、直流を採用する構成としてもよい。
【0016】
このような減圧容器では、電力ユニットは、移動可能なようにカバーに設置され、直流を採用することにより、効率的に電力を提供することができる。
【0017】
また、本発明は、請求項6、16に記載されるように、前記カバーは、一つの空間を有し、前記切り替え装置及び前記空気ポンプを収容する構成としてもよい。
【0018】
このような減圧容器では、カバーは一つの空間を有し、切り替え装置及び空気ポンプを収容することにより、効率的に電力を提供することができると共に、手間や時間をかけることなく容器内の圧力を低くすることができる。
【0019】
また、本発明は、請求項7に記載されるように、前記第一圧力値及び前記第二圧力値を入力する入力装置を有する構成としてもよい。
【0020】
また、本発明は、請求項17に記載されるように、前記所定の圧力値を入力する入力装置を有する構成としてもよい。
【0021】
このような減圧容器では、第一圧力値及び第二圧力値又は所定の圧力値を入力する入力装置を有することにより、ユーザーが任意に圧力値を設定でき、容器内の圧力を確認することができる。
【0022】
また、本発明は、請求項8、18に記載されるように、前記入力装置は、前記桶に保存される物品の名称を入力する構成としてもよい。
【0023】
このような減圧容器では、入力装置は桶に保存される物品の名称を入力することにより、ユーザーが入力した物品に対応した圧力値を設定でき、容器内の圧力を確認することができる。
【0024】
また、本発明は、請求項9に記載されるように、容器内の圧力を低くする減圧容器において、一つの空間と一つの開放端を有する桶と、前記開放端を閉じることができ、前記空間を密封させるカバーと、前記空間から気体を抜く空気ポンプと、前記空気ポンプのON、OFFを制御する圧力起動式の切り替え装置とを有し、前記切り替え装置は、前記カバーの開閉動作で招いた圧力差異を検知し、前記空気ポンプを起動して前記空間から気体を抜き、前記空間における内圧が所定の圧力値より小さい状態を検知したとき、前記空気ポンプを停止する構成とされる。
【0025】
このような減圧容器では、一つの空間と一つの開放端を有する桶と、開放端を閉じることができ、空間を密封させるカバーと、空間から気体を抜く空気ポンプと、空気ポンプのON、OFFを制御する圧力起動式の切り替え装置とを有し、切り替え装置は、カバーの開閉動作で招いた圧力差異を検知し、空気ポンプを起動して空間から気体を抜き、空間における内圧が所定の圧力値より小さい状態を検知したとき、空気ポンプを停止することにより、手間や時間をかけることなく容器内の圧力を低くすることができると共に、所定の圧力を長時間維持させるなどの機能性を向上させることができる。
【0026】
また、本発明は、請求項10に記載されるように、前記切り替え装置は、圧力値差異タイプの圧力感知伝送器及び制御チップを有し、前記圧力感知伝送器は、前記空間まで伸ばされたセンサーを有し、該センサーにより前記空間の内圧を検知し、参考圧力と前記内圧との間の差異とに対応する電圧を前記制御チップへ出力する構成としてもよい。
【0027】
このような減圧容器では、切り替え装置は圧力値差異タイプの圧力感知伝送器及び制御チップを有し、圧力感知伝送器は空間まで伸ばされたセンサーを有し、該センサーにより空間の内圧を検知し、参考圧力と前記内圧との間の差異とに対応する電圧を制御チップへ出力することにより、効率的に容器内の圧力を低くすることができる。
【0028】
また、本発明は、請求項11に記載されるように、前記参考圧力は大気圧である構成としてもよい。
【0029】
このような減圧容器では、参考圧力を大気圧とすることにより、効率的に容器内の圧力を低くすることができる。
【0030】
また、本発明は、請求項19に記載されるように、前記カバーは、前記空気ポンプ及び前記切り替え装置を搭載した一枚の密封板を有し、前記密封板は、前記空間を通過する第一貫通孔と第二貫通孔と、前記第一貫通孔を通過して前記空間まで伸ばされた第一気密パイプと、前記空気ポンプから前記第一貫通孔を通過して前記空間まで伸ばされた一本の空気パイプと、前記第二貫通孔を通過して前記空間まで伸ばされた第二気密パイプとを有する構成としてもよい。
【0031】
このような減圧容器では、カバーは空気ポンプ及び切り替え装置を搭載した一枚の密封板を有し、密封板は空間を通過する第一貫通孔と第二貫通孔と、第一貫通孔を通過して空間まで伸ばされた第一気密パイプと、空気ポンプから第一貫通孔を通過して空間まで伸ばされた一本の空気パイプと、第二貫通孔を通過して空間まで伸ばされた第二気密パイプとを有することにより、容器を密閉し、所定の圧力を長時間維持させることができる。
【0032】
また、本発明は、請求項20に記載されるように、前記密封板は、前記第一貫通孔を囲う第一桶形壁と、前記第二貫通孔を囲う第二桶形壁とを有し、前記第一桶形壁は、前記空気ポンプに設けられた雄ねじに噛み合う第一雌ねじを有し、前記第二桶形壁は、前記切り替え装置に設けられた雄ねじに噛み合う第二雌ねじを有する構成としてもよい。
【0033】
このような減圧容器では、密封板は第一貫通孔を囲う第一桶形壁と第二貫通孔を囲う第二桶形壁とを有し、第一桶形壁は空気ポンプに設けられた雄ねじに噛み合う第一雌ねじを有し、第二桶形壁は切り替え装置に設けられた雄ねじに噛み合う第二雌ねじを有することにより、容器を密閉し、所定の圧力を長時間維持させることができる。
【0034】
また、本発明は、請求項21に記載されるように、前記切り替え装置は、第一位置と第二位置との間に切り替えられ、前記第一位置では、前記カバーの開閉が圧力の差異を発生することにより前記空気ポンプが自動で前記空間の気体を抜き、前記第二位置では、前記空間における内圧が所定の第二圧力値より大きいとき、前記空気ポンプが起動して前記空間の気体を抜く構成としてもよい。
【0035】
このような減圧容器では、切り替え装置は、第一位置と第二位置との間に切り替えられ、第一位置では、カバーの開閉が圧力の差異を発生することにより空気ポンプが自動記空間の気体を抜き、第二位置では、空間における内圧が所定の第二圧力値より大きいとき、空気ポンプが起動して空間の気体を抜くことにより、手間や時間をかけることなく容器内の圧力を低くすることができると共に、所定の圧力を長時間維持させるなどの機能性を向上させることができる。
【0036】
以下に添付図面を参照して本発明のある好適な実施の形態を詳細に説明するが、それらの構成は本発明の構造の絶対的な制限にならない。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1実施例に係る減圧容器を示す斜視図である。図2は、本発明の第1実施例に係る減圧容器を示す分解斜視図である。図3は、本発明の第1実施例に係る減圧容器の上部を示す断面図である。図1〜図3に示す減圧容器は、桶1、カバー20、空気ポンプ2、圧力起動式の切り替え装置3、電力ユニット4などの要素で構成される。
【0038】
桶1は、クローズド底端及び開放の上端を含むため、空間11を形成し、保存する物品を内部に収容する。カバー20は、桶1の開放端に付けられ、空間11を密封する。また、カバー20は、図3に示すように、密封板28を取付け板として利用している。密封板28は、空間11を密封するだけでなく、基部として空気ポンプ2、圧力起動式の切り替え装置3、電力ユニット4が載せられている。密封板28、向かい合う2面が平行になる第一壁22及び向かい合う2面が平行になる第二壁23は、空間21内に設けられる。図2に示すように、電池台座24は密封板28の上に形成される。第一壁22には、二つの長い孔221が設けられ、第二壁23には、二つの長い孔231が設けられている。また、密封板28には、第一貫通孔25、第二貫通孔26とが設けられている。第一貫通孔25、第二貫通孔26は、桶1の空間11まで連通するように形成されている。これら第一貫通孔25、第二貫通孔26については以下で詳述する。
【0039】
空気ポンプ2は、殻体30、殻体30の底面から伸ばされる一本の空気パイプ31を含む。殻体30は、2つの側面を有する。これらの側面毎に、二つの噛み合い体32を具有し、相関の壁22の長い孔221に噛み合うことにより、空気ポンプ2をカバー20の空間21にセットさせる。気密パイプ33は、第一貫通孔25を通過する。空気パイプ31は、図3に示すように、気密パイプ33の中に挿入され、密封板28の下に配置される。尚、密封の効果を向上させるために、桶1の上面と密封板28の間に、更に密封板29を追加してもよい。
【0040】
圧力起動式の切り替え装置3は殻体40、殻体40に設ける圧力値差異タイプの圧力感知伝送器44、制御チップ46(雌コネクター104、雄コネクター106で接合され、電気導通のように空気ポンプ2に接続される。)を含む。圧力感知伝送器44はセンサー48を有し、下へ向かって伸ばされ、殻体40を超過する。また、殻体40は、2つの側面を含む。これらの側面毎に、二つの噛み合い体41を具有し、第二壁23の長い孔231に噛み合うことにより、圧力起動式の切り替え装置3がカバー20の空間21に設置される。気密パイプ42は、図3に示すように、第一貫通孔26の中に挿入され、センサー48は気密パイプ42の中に挿入され、密封板28の下に配置される。
【0041】
電力ユニット4は、カバー20の中の電池台座24に設置され、圧力起動式の切り替え装置3、空気ポンプ2に電力を提供する。電力ユニット4は、直流電源(DC)である。
【0042】
圧力感知伝送器44は、基準となる参考圧力と桶1の空間11の内圧との間の差異を測定し、その差異に対応する電圧を出力する。この圧力感知伝送器44の出力電圧は圧力差異とリニア比例になる。内圧が第一臨界圧力値(例えば、1.15大気圧)に等しければ、出力電圧は3.3Vであり、測る内圧が第二臨界圧力値(例えば、0.1大気圧)に等しければ、出力電圧は1.2Vであり、測る内圧が第三臨界圧力値(例えば、0.25大気圧)に等しければ、出力電圧は1.5Vである。
【0043】
制御チップ46には制御のプログラムが記録される。また、二つのロジック制御モジュールM1、M2を持ち、切り替え装置に切り替えられる。制御モジュールM1へ切り替えると、圧力感知伝送器44の出力電圧が3.3Vより大きければ、又は等しければ空気ポンプ2を起動する。圧力感知伝送器44の出力電圧が1.2Vより小さければ、又は等しければ空気ポンプ2を停止する。制御モジュールM2へ切り替えると、圧力感知伝送器44の出力電圧が1.5Vより大きければ、又は等しければ、空気ポンプ2を起動する。圧力感知伝送器44の出力電圧が1.2Vより小さければ、又は等しければ、空気ポンプ2を停止する。
【0044】
図4は、本発明の第1実施例に係る減圧容器をカバーで締める動作を示す断面図である。図5は、本発明の第1実施例に係る減圧容器をカバーで締められた状態を示す断面図である。減圧容器の圧力を低くする時、先ず、図2に示す切り替え装置45を制御モジュールM1へ切り替える。次に、カバー20を桶1に取り付けて桶1を閉じる。カバー20を閉じている時(つまり、カバー20を桶10と相対的に、下へ向かって移動させる時)に、桶1の空間11の空気が圧縮されるため、1.15大気圧より大きい瞬間圧力が発生する。圧力起動式の切り替え装置3の圧力感知伝送器44は、その圧力を測定し、測定された圧力が3.3Vより大きい電圧を出力させる。従って、制御チップ46の制御で空気ポンプ2を起動させ、桶1の空気を抜くと桶1の圧力が段々下げられる。即ち、桶1は真空に近い状態に近づく。桶1の圧力が0.1大気圧に等しければ、又は小さければ、圧力感知伝送器44の出力電圧が1.2Vより小さいため、空気ポンプ2を停止する。
【0045】
減圧容器の圧力を低くした後で、切替え装置45を制御モジュールM2へ切り替える。桶1内に周囲の空気が入り、圧力が高くなると、圧力感知伝送器44がその圧力を測定する。桶1の圧力が0.25大気圧に等しければ、又は大きければ、1.5Vより大きい電圧を出力して空気ポンプ2を起動させる。桶1の圧力が0.1大気圧に等しければ、又は小さければ、圧力感知伝送器44は1.2Vより小さい出力電圧を出力して空気ポンプ2を停止する。従って、桶1の気圧を約0.1大気圧に保持することができる。
【0046】
切替え装置45及び制御モジュールM1、M2を簡易化するようにしてもよい。例えば、制御モジュールM1がOFF、制御モジュールM2がONとなる。特に、制御モジュールM2の場合に、圧力感知伝送器44を用い、制御モジュールM1の場合、圧力感知伝送器44を停止する。減圧容器の圧力を減圧する時に、ユーザーはカバー20を桶1に付けて、カバー20を位置決めると制御モジュールM2へ切り替える。桶1の圧力が0.25大気圧に等しければ、又は大きければ、空気ポンプ2を起動する。桶1の圧力が0.1大気圧に等しければ、又は小さければ、空気ポンプ2を停止する。
【0047】
図6は、本発明の第2実施例に係る減圧容器を示す斜視図である。カバー20には、桶1の気圧を表示するための表示装置50(例えばLCD(LiquidCrystal Display))が設けられている。また、カバー20に、入力装置52を追加しても良いし、桶1に保存する物品への必要な圧力を入力することができる。ユーザーは第二臨界値(上述の実施例において、0.1大気圧)を任意値へ変更することも可能である。入力装置52を経由して、桶1に保存される物品の名称を入力することも可能である。
【0048】
図7は、本発明の第3実施例に係る減圧容器を示す分解斜視図である。図7に示す減圧容器は、桶5、カバー60、空気ポンプ6、圧力起動式の切り替え装置7、電力ユニット8などの要素で構成されている。桶5は、クローズド底端及び開放の上端を含むため、空間51を形成し、保存する物品を内部に収容する。カバー60は、桶5の開放端に付けられ、空間51を密封する。また、カバー60は、図3に示すように、密封板68を取付け板として利用している。密封板68は、空間51を密封するだけでなく、基部として空気ポンプ6、圧力起動式の切り替え装置7、電力ユニット8が載せられている。密封板68、環形電池台座62、桶形壁63が空間61を形成する。また、第二桶形壁64は密封板68の上に形成される。環形電池台座62は、台座を形成して電力ユニット8を収容する。密封板68には、第一貫通孔65、第二貫通孔66が加工され、第一桶形壁62が第一貫通孔65を囲い、第二桶形壁64が第一貫通孔66を囲い、第一貫通孔65、第二貫通孔66は桶5の空間51まで連通する。
【0049】
空気ポンプ6は、殻体70、殻体70の底面から伸ばされる一本の空気パイプ71とを有する。殻体70の表面に、雄ねじ72があり、第一桶形壁63の雌ねじ631に噛み合って、空気ポンプ6を第一桶形壁63に設置される。気密パイプ74は、第一貫通孔65を通過する。空気パイプ71は、気密パイプ74の中に挿入され、密封板68の下に配置される。尚、密封の効果を向上させるために、桶5の上面と密封板68との間に、更に密封板69を追加してもよい。
【0050】
圧力起動式の切り替え装置7は殻体80、殻体80に設ける圧力値差異タイプの圧力感知伝送器84、制御チップ86を含む。圧力感知伝送器84は、センサー88を有し、下へ向かって伸ばされ、殻体80を超過する。殻体80の表面に、雄ねじ81があり、第二桶形壁64の雌ねじに噛み合って、圧力起動式の切り替え装置7をカバー60の空間61に設置される。気密パイプ87は、図3に示すように、第一貫通孔66の中に挿入され、センサー88は気密パイプ87の中に挿入され、密封板68の下に配置される。電力ユニット8は、カバー60の中の電池台座62に設置され、圧力起動式の切り替え装置7、空気ポンプ6に電力を提供する。
【0051】
圧力起動式の切り替え装置7には、端子82を有し、空気ポンプ6には、端子73を有する。密封板68において、保留するパスがあるので、電池台座62には、端子82、73の間で電気接続を行うことができる。尚、図7に示す減圧容器の動作方式は図1〜図5の第一実施例の動作と同じであるため、説明を省略する。
【0052】
図8は、本発明の第4実施例に係る減圧容器を示す斜視図である。図8において、減圧容器は、交流電源(AC)を採用する点で、図1〜図7に示す減圧容器と異なる。
【0053】
図9は、本発明の第5実施例に係る減圧容器を示す分解斜視図である。減圧容器は桶1、カバー20、空気ポンプ2、圧力起動式の切り替え装置3、電力ユニット10など要素で構成される。電力ユニット10は、ワイヤ100で空気ポンプ2と交流電源(図示せず)とが接続される。電力ユニット10は、空気ポンプ2及び圧力起動式の切り替え装置3を起動する。コネクター102は交流電源と空気ポンプ2との間に接続される。尚、図9に示す減圧容器の動作方式は図1〜図5の第一実施例の動作と同じであるため、説明を省略する。
【0054】
図10は、本発明の第6実施例に係る減圧容器を示す分解斜視図である。図10において、減圧容器は桶5、カバー60、空気ポンプ6、圧力起動式の切り替え装置7、電力ユニット10などの要素で構成されている。電力ユニット10はワイヤ100で、空気ポンプ6と交流電源(図示せず)との間に接続される。電力ユニット10は、空気ポンプ6及び圧力起動式の切り替え装置7を起動する。
コネクター102は、交流電源と空気ポンプ6との間に接続される。尚、図10に示す減圧容器の動作方式は図1〜図5の第一実施例の動作と同じであるため、説明を省略する。
【0055】
このように、上記減圧容器は、一つの空間と一つの開放端を有する桶1と、開放端を閉じることができ、空間を密封させるカバー20と、空間から気体を抜く空気ポンプ2と、空気ポンプ2のON、OFFを制御する圧力起動式の切り替え装置3とを有し、切り替え装置3は、空間における内圧を検知し、該内圧が所定の第一圧力値より大きいときに空気ポンプを起動させ、内圧が所定の第二圧力より小さいときに空気ポンプ2を停止し、第二圧力値は第一圧力値より小さくすることにより、手間や時間をかけることなく容器内の圧力を容易に低くすることができ、所定の圧力を長時間維持させるなどの機能性を向上させることができる。
【0056】
また、入力装置から第一圧力値及び第二圧力値又は所定の圧力値を入力し、桶に保存される物品の名称を入力することにより、ユーザーが任意に圧力値を設定できると共に、容器内の圧力を確認することができる。
【0057】
尚、上記減圧容器は上記構成に限定されることなく、類似の改良、変形、修飾において、上記の減圧容器の構造に適応可能である。
【0058】
【発明の効果】
このように減圧容器において、一つの空間と一つの開放端を有する桶と、開放端を閉じることができ、空間を密封させるカバーと、空間から気体を抜く空気ポンプと、空気ポンプのON、OFFを制御する圧力起動式の切り替え装置とを有し、切り替え装置は、空間における内圧を検知し、該内圧が所定の第一圧力値より大きいときに空気ポンプを起動させ、内圧が所定の第二圧力より小さいときに空気ポンプを停止し、第二圧力値は第一圧力値より小さくすることにより、手間や時間をかけることなく容器内の圧力を容易に低くすることができ、所定の圧力を長時間維持させるなどの機能性を向上させることができる。
【0059】
また、このような減圧容器において、第一圧力値及び第二圧力値又は所定の圧力値を入力する入力装置を有することにより、ユーザーが任意に圧力値を設定でき、容器内の圧力を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る減圧容器を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る減圧容器を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る減圧容器の上部を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る減圧容器をカバーで締める動作を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る減圧容器をカバーで締められた状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る減圧容器を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る減圧容器を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例に係る減圧容器を示す斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例に係る減圧容器を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第6実施例に係る減圧容器を示す分解斜視図である。
【符号の簡単な説明】
1、5       桶
2、6       空気ポンプ
3、7       切り替え装置
4、8、10    電力ユニット
11、21、51、61  空間
20、60     カバー
22        第一壁
23        第二壁
24、62     電池台座
25、65     第一貫通孔
26、66     第二貫通孔
28、29、68、69  密封板
30、40、70  殻体
31、71     空気パイプ
32、41     噛み合い体
33、42、74、87  気密パイプ
44、84     圧力感知伝送器
45        切り替え装置
46        制御チップ
48        センサー
50        表示装置
52        入力装置
63        第一桶形壁
64        第二桶形壁
72        雄ねじ
73、82     端子
84        圧力感知伝送器
88        センサー
100       ワイヤ
102       コネクター
104       雌コネクター
106       雄コネクター
221、231   長い孔
631       雌ねじ

Claims (21)

  1. 容器内の圧力を低くする減圧容器において、
    一つの空間と一つの開放端を有する桶と、
    前記開放端を閉じることができ、前記空間を密封させるカバーと、
    前記空間から気体を抜く空気ポンプと、
    前記空気ポンプのON、OFFを制御する圧力起動式の切り替え装置とを有し、
    前記切り替え装置は、前記空間における内圧を検知し、該内圧が所定の第一圧力値より大きいとき、前記空気ポンプを起動させ、前記内圧が所定の第二圧力より小さいとき、前記空気ポンプを停止し、
    前記第二圧力値は前記第一圧力値より小さいことを特徴とする減圧容器。
  2. 前記切り替え装置及び前記空気ポンプに電力を提供する電力ユニットを有することを特徴とする請求項1記載の減圧容器。
  3. 前記電力ユニットは、ワイヤで前記空気ポンプと交流電源との間に接続されることを特徴とする請求項2記載の減圧容器。
  4. 前記交流電源と前記空気ポンプとの間に設けられた一つのコネクターを有することを特徴とする請求項3記載の減圧容器。
  5. 前記電力ユニットは、移動可能なように前記カバーに設置され、
    前記電力ユニットは、直流を採用することを特徴とする請求項2乃至4いずれか一項記載の減圧容器。
  6. 前記カバーは、一つの空間を有し、前記切り替え装置及び前記空気ポンプを収容することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項記載の減圧容器。
  7. 前記第一圧力値及び前記第二圧力値を入力する入力装置を有することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項記載の減圧容器。
  8. 前記入力装置は、前記桶に保存される物品の名称を入力することを特徴とする請求項7記載の減圧容器。
  9. 容器内の圧力を低くする減圧容器において、
    一つの空間と一つの開放端を有する桶と、
    前記開放端を閉じることができ、前記空間を密封させるカバーと、
    前記空間から気体を抜く空気ポンプと、
    前記空気ポンプのON、OFFを制御する圧力起動式の切り替え装置とを有し、
    前記切り替え装置は、前記カバーの開閉動作で招いた圧力差異を検知し、前記空気ポンプを起動して前記空間から気体を抜き、前記空間における内圧が所定の圧力値より小さい状態を検知したとき、前記空気ポンプを停止することを特徴とする減圧容器。
  10. 前記切り替え装置は、圧力値差異タイプの圧力感知伝送器及び制御チップを有し、
    前記圧力感知伝送器は、前記空間まで伸ばされたセンサーを有し、該センサーにより前記空間の内圧を検知し、参考圧力と前記内圧との間の差異とに対応する電圧を前記制御チップへ出力することを特徴とする請求項9記載の減圧容器。
  11. 前記参考圧力は大気圧であることを特徴とする請求項9又は10記載の減圧容器。
  12. 前記切り替え装置及び前記空気ポンプに電力を提供する電力ユニットを有することを特徴とする請求項9乃至11いずれか一項記載の減圧容器。
  13. 前記電力ユニットは、ワイヤで前記空気ポンプと交流電源との間に接続されることを特徴とする請求項12記載の減圧容器。
  14. 前記交流電源と前記空気ポンプとの間に設けられた一つのコネクターを有することを特徴とする請求項13記載の減圧容器。
  15. 前記電力ユニットは、移動可能なように前記カバーに設置され、
    前記電力ユニットは、直流を採用することを特徴とする請求項12乃至14いずれか一項記載の減圧容器。
  16. 前記カバーは、一つの空間を有し、前記切り替え装置及び前記空気ポンプを収容することを特徴とする請求項9乃至15いずれか一項記載の減圧容器。
  17. 前記所定の圧力値を入力する入力装置を有することを特徴とする請求項9乃至16いずれか一項記載の減圧容器。
  18. 前記入力装置は、前記桶に保存される物品の名称を入力することを特徴とする請求項17記載の減圧容器。
  19. 前記カバーは、前記空気ポンプ及び前記切り替え装置を搭載した一枚の密封板を有し、
    前記密封板は、前記空間を通過する第一貫通孔と第二貫通孔と、前記第一貫通孔を通過して前記空間まで伸ばされた第一気密パイプと、前記空気ポンプから前記第一貫通孔を通過して前記空間まで伸ばされた一本の空気パイプと、前記第二貫通孔を通過して前記空間まで伸ばされた第二気密パイプとを有することを特徴とする請求項9乃至18いずれか一項記載の減圧容器。
  20. 前記密封板は、前記第一貫通孔を囲う第一桶形壁と、前記第二貫通孔を囲う第二桶形壁とを有し、
    前記第一桶形壁は、前記空気ポンプに設けられた雄ねじに噛み合う第一雌ねじを有し、
    前記第二桶形壁は、前記切り替え装置に設けられた雄ねじに噛み合う第二雌ねじを有することを特徴とする請求項19記載の減圧容器。
  21. 前記切り替え装置は、第一位置と第二位置との間に切り替えられ、
    前記第一位置では、前記カバーの開閉が圧力の差異を発生することにより前記空気ポンプが自動で前記空間の気体を抜き、
    前記第二位置では、前記空間における内圧が所定の第二圧力値より大きいとき、前記空気ポンプが起動して前記空間の気体を抜くことを特徴とする請求項9乃至20いずれか一項記載の減圧容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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