JP2004129817A - 下肢訓練装置 - Google Patents

下肢訓練装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004129817A
JP2004129817A JP2002296938A JP2002296938A JP2004129817A JP 2004129817 A JP2004129817 A JP 2004129817A JP 2002296938 A JP2002296938 A JP 2002296938A JP 2002296938 A JP2002296938 A JP 2002296938A JP 2004129817 A JP2004129817 A JP 2004129817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
training
trainee
force
target value
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002296938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4378926B2 (ja
Inventor
Ryokichi Hirata
平田 亮吉
Taisuke Sakaki
榊 泰輔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2002296938A priority Critical patent/JP4378926B2/ja
Publication of JP2004129817A publication Critical patent/JP2004129817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4378926B2 publication Critical patent/JP4378926B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

【課題】訓練者に訓練中の成績を提示する場合、肢体の訓練を行っている訓練者の成績が良いときと悪いときで、評価関数を変更し、目標値を変更することなく、かつ訓練者が訓練意欲を失うことなく、効果的な訓練を行うことができるバイオフィードバック装置を提供する。
【解決手段】訓練者9の肢体を訓練軌道に沿って繰り返し駆動する下肢訓練装置において、訓練データを記憶する訓練データ記憶部4と、訓練者9が随意的に発生する力の大きさを検出する力検出部5と、力検出部5にて検出した結果から前記訓練者の評価を行う評価関数を変更する訓練結果評価部3と、訓練者9が随意に発生する力の目標値を訓練者9へ提示する訓練提示手段6とを備える。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運動機能や脳機能などに傷害を持つ患者を対象とし、リハビリテーションを行っている患者の状態を計測し、リハビリ内容を、画像、音響、力触覚として提示するリハビリテーション支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の肢体機能回復訓練支援装置においては、患者が訓練継続意識を持って上肢の機能回復訓練を行うことができる装置であった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−271180号公報
【0004】
以下、簡単に図面を用いて説明する。図8において、110は上肢機能回復訓練支援装置、112はキー入力装置、120は記憶装置および中央演算処理装置(CPU)を含むコンピュータを配置する基台部120、128は基部台120より立設され画像表示装置122を有する垂直部124および垂直部124の上端部より基台部120の上方に水平に張り出す支持部126とを備える装置本体、130は支持部126に吊下げられて3次元方向(X、Y、Z)に移動可能で異なる軸について回転可能な上肢吊下支持装置である。
上記の構成において、患者が上肢の訓練を行う場合、訓練目標に対して患者の訓練状態を図示されないセンサ手段により検出し、例えば目標軌道に対する実際の動作軌道の誤差、目標動作速度、目標回数あるいは目標時間に対する訓練の進捗度合いを、画像表示装置などを用いて患者の視聴覚にフィードバックして機能回復訓練を支援する。患者自身が、必要に応じて自分自身の訓練状態を視聴覚を通して認識できるので、やる気を持って機能回復訓練を実行できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の肢体機能回復訓練支援装置においては、訓練者の訓練中の成績が良いときと悪いときで、評価関数を変更しないため、成績が悪いとき、訓練者が訓練意欲を失い、効果的な訓練を行うことが期待できなかった。
したがって、本発明の目的は、訓練者に訓練中の成績を提示する場合、肢体の訓練を行っている訓練者の成績が良いときと悪いときで、評価関数を変更し、目標値を変更することなく、かつ訓練者が訓練意欲を失うことなく、効果的な訓練を行うことができる下肢訓練装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明の下肢訓練装置は、訓練者の肢体を訓練軌道に沿って繰り返し前記肢体を駆動する下肢訓練装置において、訓練データを記憶する訓練データ記憶部と、前記訓練者が随意的に発生する力の大きさを検出する力検出部と、前記力検出部にて検出した結果とから前記訓練者の評価を行う評価関数を変更する訓練結果評価部と、前記訓練者が随意に発生する力の目標値を前記訓練者へ提示する訓練提示手段とを備えることを特徴とするものである。
【0007】
第2の発明の下肢訓練装置は、前記力検出部にて検出された最大値と前記目標値とを比較し、前記最大値が前記目標値に対して一定割合未満の場合は前記評価関数を下に凸で単調増加する関数に変更し、前記最大値が前記目標値に対して一定割合以上の場合は前記評価関数として前記目標値を上に凸で単調増加する関数に変更することを特徴とするものである。
【0008】
第3の発明の下肢訓練装置は、前記訓練結果評価部は、前記力検出部にて検出された最大値と前記目標値を比較し、前記最大値が前記目標値に対して一定割合未満の場合は前記評価関数を対数関数で提示し、前記最大値が前記目標値に対して一定割合以上の場合は前記評価関数を指数関数で提示することを特徴とするものである。
上記の発明によれば、訓練者に訓練中の成績を提示する場合、肢体の訓練を行っている訓練者の成績が良いときと悪いときで、評価関数を変更し、目標値を変更することなく、かつ訓練者が訓練意欲を失うことなく、効果的な訓練を行うことができる。
【0009】
第4の発明の下肢訓練装置は、前記訓練結果評価部は、前記力検出部にて検出された最大値の一定割合を目標値とすることを特徴とするものである。
第4の発明の下肢訓練装置によれば、前記訓練結果評価部3が、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値の(100+β)%を目標値とすることで、効果的な訓練を行うことができる。
【0010】
第5の発明の下肢訓練装置は、前記訓練結果評価部は、画像を提示する視覚提示手段、音を提示する聴覚提示手段及び振動を提示する振動提示手段のいずれかの一つ以上を選択的に用いて、訓練者の随意的に発生する力の大きさを提示することを特徴とするものである。
第5の発明の下肢訓練装置によれば、前記訓練結果評価部3が、画像を提示する視覚提示手段10、音を提示する聴覚提示手段13及び振動を提示する振動提示手段16のいずれかを選択的に用いて、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを提示することで、訓練者が自分の訓練状態を認識しつつ訓練することができるため、効果的な訓練を行うことができる。
【0011】
【発明の実施形態】
本発明の第1の実施の形態の下肢訓練装置について図1に基づいて説明する。すなわち、図1において、1は下肢訓練装置、2はコントローラ、3は訓練結果評価部、4は訓練データ記憶部、5は力センサ、6は訓練者用提示手段、7は操作パネル、8は訓練軌道、9は訓練者である。図2(a)は下に凸で単調増加する関数、図2(b)は上に凸で単調増加する関数である。医師や理学療法士が、訓練者が随意的に発生する力の大きさの目標値を操作パネルに入力すると、訓練データ記憶部が目標値を記憶する。そして、訓練者が訓練軌道に沿って自動介助運動訓練を繰り返し行い、訓練者が随意的に発生する力の大きさを力センサを用いて計測し、訓練データ記憶部が訓練者の随意的に発生した力の大きさを記憶する。訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値を求め、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上か未満か判断する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%未満の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、上に凸で単調増加する関数で提示する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、下に凸で単調増加する関数で提示する。訓練者への提示は訓練者用提示手段を用いて行う。例えば、訓練者が随意的に発生した力の大きさに応じて、N個のLEDの点灯数を増減することにより訓練者へ提示する。
【0012】
本実施の形態の下肢訓練装置は、訓練者9の肢体に装着した装置の動作によって訓練者9の肢体を訓練軌道8に沿って繰り返し訓練を行う目的で、装置に取り付けられた力センサ5または位置・角度センサのセンシング情報をもとに、力制御または位置制御によって装置の動作を制御する下肢訓練装置1において、コントローラ2内に訓練データを記憶する訓練データ記憶部4と、前記コントローラ2内に訓練者9が随意的に発生する力の大きさを評価し訓練者9の訓練状態に応じて評価関数を変更する訓練結果評価部3と、訓練者9が随意的に発生する力の大きさを訓練者9へ提示する訓練者用提示手段6とを備え、前記訓練結果評価部3が、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%未満の場合、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを下に凸で単調増加する関数で提示し、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上の場合、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを上に凸で単調増加する関数で提示することである。
【0013】
本実施の形態の下肢訓練装置によれば、訓練者9の肢体に装着した装置の動作によって訓練者9の肢体を訓練軌道8に沿って繰り返し訓練を行う目的で、装置に取り付けられた力センサ5または位置・角度センサのセンシング情報をもとに、力制御または位置制御によって装置の動作を制御する下肢訓練装置1において、コントローラ2内に訓練データを記憶する訓練データ記憶部4と、前記コントローラ2内に訓練者9が随意的に発生する力の大きさを評価し訓練者9の訓練状態に応じて評価関数を変更する訓練結果評価部3と、訓練者9が随意的に発生する力の大きさを訓練者9へ提示する訓練者用提示手段6とを備え、前記訓練結果評価部3が、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%未満の場合、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを下に凸で単調増加する関数で提示し、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上の場合、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを上に凸で単調増加する関数で提示することで、訓練者に訓練中の成績を提示する場合、肢体の訓練を行っている訓練者の成績が良いときと悪いときで、評価関数を変更し、目標値を変更することなく、かつ訓練者が訓練意欲を失うことなく、効果的な訓練を行うことができる。
【0014】
本発明の第2の実施の形態の下肢訓練装置について図3に基づいて説明する。すなわち、図3において、1は下肢訓練装置、2はコントローラ、3は訓練結果評価部、4は訓練データ記憶部、5は力センサ、7は操作パネル、8は訓練軌道、9は訓練者、10は視覚提示手段、11はN個のLEDである。図4(a)は指数関数、図4(b)は対数関数である。医師や理学療法士が、訓練者が随意的に発生する力の大きさの目標値を操作パネルに入力すると、訓練データ記憶部が目標値を記憶する。そして、訓練者が訓練軌道に沿って自動介助運動訓練を繰り返し行い、訓練者が随意的に発生する力の大きさを力センサを用いて計測し、訓練データ記憶部が訓練者の随意的に発生した力の大きさを記憶する。訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値を求め、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上か未満か判断する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%未満の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを対数関数で提示する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを指数関数で提示する。
【0015】
以下では、訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%以上か未満か判断し、8個のLEDを用いて訓練者へ視覚提示する方法について説明する。訓練者の随意的に発生する力の大きさが目標値の0%以上となる場合を評価すると、対数関数提示の場合、訓練者が随意的に発生する力が微小なときでもLEDが多数点灯する。そこで、ここでは訓練者が随意的に発生する力の大きさが随意的に発生する力の大きさが目標とする力の大きさの10%以上を評価する例を説明する。そして、1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%未満の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを対数関数で提示する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%以上の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを指数関数で提示する。
【0016】
図4(a)に示す指数関数提示について説明すると、
(1)P<0.1Rのとき
N=0
(2)0.1R<P<Rのとき
N=Exp(2.08×(P−0.1R)/0.9R)
(3)P>Rのとき
N=8
ただし、N:LEDの点灯数、P:訓練者が随意的に発生する力の大きさ、
R:目標とする力の大きさ(8個目のLEDが点灯)
である。
【0017】
図4(b)に示す対数関数提示について説明すると、
(1)P<0.1Rのとき
N=0
(2)0.1R<P<Rのとき
N=Log10((P−0.1R)×10/0.9R)
(3)P>Rのとき
N=8
ただし、
N:LEDの点灯数、P:訓練者が随意的に発生する力の大きさ、
R:目標とする力の大きさ(8個目のLEDが点灯)
である。指数関数提示の場合、訓練者が随意的に発生する力の大きさが目標値の80%以上の場合、LEDが5個点灯する。
【0018】
上記のように、訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%以上か未満か判断し、指数関数と対数関数を切り換え、訓練者用提示手段を用いることで訓練者へ訓練状態を提示する。本実施の形態の下肢訓練装置は、前記訓練結果評価部3が、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%未満の場合、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを対数関数で提示し、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上の場合、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを指数関数で提示することである。
【0019】
本実施の形態の下肢訓練装置によれば、前記訓練結果評価部3が、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%未満の場合、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを対数関数で提示し、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上の場合、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを指数関数で提示することで、目標値を変更することなく、かつ訓練者が訓練意欲を失うことなく、効果的な訓練を行うことができる。
【0020】
本発明の第3の実施の形態の下肢訓練装置について図3、図4、図5に基づいて説明する。
すなわち、図3において、1は下肢訓練装置、2はコントローラ、3は訓練結果評価部、4は訓練データ記憶部、5は力センサ、7は操作パネル、8は訓練軌道、9は訓練者、10は視覚提示手段、11はN個のLEDである。図5は1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの履歴、図4(a)は指数関数、図4(b)は対数関数である。医師や理学療法士が、訓練者が随意的に発生する力の大きさの目標値を操作パネルに入力すると、訓練データ記憶部が目標値を記憶する。そして、訓練者が訓練軌道に沿って自動介助運動訓練を繰り返し行い、訓練者が随意的に発生する力の大きさを力センサを用いて計測し、訓練データ記憶部が訓練者の随意的に発生した力の大きさを記憶する。訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練において訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値FMAXを求め、目標値Rを(1+β/100)FMAXとする。訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値FMAXが目標値Rのα%以上か未満か判断する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値FMAXが目標値Rのα%未満の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを対数関数で提示する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値FMAXが目標値Rのα%以上の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを指数関数で提示する。
【0021】
以下では、訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値の110%を目標値とし、訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%以上か未満か判断するとともに、8個のLEDを用いて訓練者へ視覚提示する方法について説明する。訓練者の随意的に発生する力の大きさが目標値の0%以上となる場合を評価すると、対数関数提示の場合、訓練者が随意的に発生する力が微小なときでもLEDが多数点灯する。そこで、ここでは訓練者が随意的に発生する力の大きさが随意的に発生する力の大きさが目標とする力の大きさの10%以上を評価する例を説明する。訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値FMAXを求め、目標値Rを1.1FMAXとする。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値FMAXが目標値Rの80%未満の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを対数関数で提示する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値FMAXが目標値Rの80%以上の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを指数関数で提示する。
【0022】
図4(a)に示す指数関数提示について説明すると、
(1)P<0.1Rのとき
N=0
(2)0.1R<P<Rのとき
N=Exp(2.08×(P−0.1R)/0.9R
(3)P>Rのとき
N=8
ただし、N:LEDの点灯数、P:訓練者が随意的に発生する力の大きさ、
:目標とする力の大きさ(8個目のLEDが点灯)
である。
図4(b)に示す対数関数提示について説明すると、
(1)P<0.1Rのとき
N=0
(2)0.1R<P<Rのとき
N=Log10((P−0.1R)×10/0.9R
(3)P>Rのとき
N=8
ただし、N:LEDの点灯数、P:訓練者が随意的に発生する力の大きさ、
:目標とする力の大きさ(8個目のLEDが点灯)
である。指数関数提示の場合、訓練者が随意的に発生する力の大きさが目標値の80%以上の場合、LEDが5個点灯する。
【0023】
上記のように、訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値を求め、訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%以上か未満か判断するとともに、指数関数と対数関数を切り換え、訓練状態を訓練者用提示手段を用いることで訓練者へ提示する。本実施の形態の下肢訓練装置は、前記訓練結果評価部3が、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値の(100+β)%を目標値とするものである。
本実施の形態の下肢訓練装置によれば、前記訓練結果評価部3が、1回前の繰り返し訓練における訓練者9の随意的に発生した力の大きさの最大値の(100+β)%を目標値とすることで、効果的な訓練を行うことができる。
【0024】
本発明の第4の実施の形態の下肢訓練装置について図6に基づいて説明する。すなわち、図6において、1は下肢訓練装置、2はコントローラ、3は訓練結果評価部、4は訓練データ記憶部、5は力センサ、7は操作パネル、8は訓練軌道、9は訓練者、10は視覚提示手段、12はN個のレベルメータ、13は聴覚提示手段、14は音声発生装置、15はスピーカー、16は振動提示手段、17はバイブレータである。図7(a)は指数関数、図7(b)は対数関数である。医師や理学療法士が、訓練者が随意的に発生する力の大きさの目標値を操作パネルに入力すると、訓練データ記憶部が目標値を記憶する。そして、訓練者が訓練軌道に沿って自動介助運動訓練を繰り返し行い、訓練者が随意的に発生する力の大きさを力センサを用いて計測し、訓練データ記憶部が訓練者の随意的に発生した力の大きさを記憶する。訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値を求め、訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上か未満か判断する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%未満の場合、訓練結果評価部が視覚提示手段、聴覚提示手段、振動提示手段のいずれかを選択的に用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを対数関数で提示する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値のα%以上の場合、訓練結果評価部が視覚提示手段、聴覚提示手段、振動提示手段のいずれかを選択的に用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを指数関数で提示する。
【0025】
以下では、訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%以上か未満か判断し、8個のレベルメータを用いて訓練者へ視覚提示する方法について説明する。訓練者の随意的に発生する力の大きさが目標値の0%以上となる場合を評価すると、対数関数提示の場合、訓練者が随意的に発生する力が微小なときでもレベルメータが多数点灯する。そこで、ここでは訓練者が随意的に発生する力の大きさが随意的に発生する力の大きさが目標とする力の大きさの10%以上を評価する例を説明する。そして、1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%未満の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを対数関数で提示する。1回前の繰り返し訓練において、訓練者が随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%以上の場合、訓練結果評価部が訓練者用提示手段を用いることで、訓練者の随意的に発生する力の大きさを指数関数で提示する。
【0026】
図7(a)に示す指数関数提示について説明すると、
(1)P<0.1Rのとき
N=0
(2)0.1R<P<Rのとき
N=Exp(2.08×(P−0.1R)/0.9R)
(3)P>Rのとき
N=8
ただし、N:レベルメータの点灯数、P:訓練者が随意的に発生する力の大きさ、
R:目標とする力の大きさ(8個目のレベルメータが点灯)
である。
図7(b)に示す対数関数提示について説明すると、
(1)P<0.1Rのとき
N=0
(2)0.1R<P<Rのとき
N=Log10((P−0.1R)×10/0.9R)
(3)P>Rのとき
N=8
ただし、N:レベルメータの点灯数、P:訓練者が随意的に発生する力の大きさ、
R:目標とする力の大きさ(8個目のレベルメータが点灯)
である。指数関数提示の場合、訓練者が随意的に発生する力の大きさが目標値の80%以上の場合、レベルメータが5個点灯する。
【0027】
また、聴覚提示方法について説明する。訓練者が随意的に発生する力の大きさが大きくなるほど高音を提示する。評価関数の切り替えについては視覚提示と同様の方法で行う。
さらに、振動提示方法について説明する。訓練者が随意的に発生する力の大きさが大きくなるほど振動数を増加し提示する。評価関数の切り替えについては視覚提示と同様の方法で行う。
【0028】
上記のように、訓練結果評価部が、1回前の繰り返し訓練における訓練者の随意的に発生した力の大きさの最大値が目標値の80%以上か未満か判断し、指数関数と対数関数を切り換え、訓練状態を視覚提示手段、聴覚提示手段、振動提示手段のいずれかを選択的に用いることで訓練者へ提示する。
本実施の形態の下肢訓練装置は、前記訓練結果評価部3が、画像を提示する視覚提示手段10、音を提示する聴覚提示手段13及び振動を提示する振動提示手段16のいずれかを選択的に用いて、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを提示することである。
本実施の形態の下肢訓練装置によれば、前記訓練結果評価部3が、画像を提示する視覚提示手段10、音を提示する聴覚提示手段13及び振動を提示する振動提示手段16のいずれかを選択的に用いて、訓練者9の随意的に発生する力の大きさを提示することで、訓練者が自分の訓練状態を認識しつつ訓練することができるため、効果的な訓練を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、肢体の訓練を行っている訓練者の成績が良いときと悪いときで、評価関数を変更し、目標値を変更することなく、かつ訓練者が訓練意欲を失うことなく、効果的な訓練を行うことができる。
また、訓練者が自分の訓練状態を認識しつつ訓練することができるため、効果的な訓練を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の下肢訓練装置のシステム構成図である。
【図2】(a)評価関数が下に凸で単調増加する関数を示す図である。(b)評価関数が上に凸で単調増加する関数を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の下肢訓練装置のシステム構成図である。
【図4】(a)評価関数が指数関数を示す図である。(b)評価関数が対数関数を示す図である。
【図5】訓練者の発生させた力の履歴を示す図。
【図6】本発明の第4の実施の形態の下肢訓練装置のシステム構成図である。
【図7】(a)本発明の第4の実施の形態の指数関数を示す図である。(b)本発明の第4の実施の形態の対数関数を示す図である。
【図8】従来の肢体機能回復訓練支援装置を示す図である。
【符号の説明】
1下肢訓練装置
2コントローラ
3訓練結果評価部
4訓練データ記憶部
5力センサ
6訓練者用提示手段
7操作パネル
8訓練軌道
9訓練者
10視覚提示手段
11N個のLED
12N個のレベルメータ
13聴覚提示手段
14音声発生装置
15スピーカー
16振動提示手段
17バイブレータ
110  上肢機能回復訓練支援装置
112  キー入力装置
114  記憶装置
116  中央演算処理装置(CPU)
118  コンピュータ
122  画像表示装置
128  装置本体
130  上肢吊下支持装置
154〜158  直線駆動装置
160〜164  回転駆動装置
166  センサ装置(変位センサおよび力センサを含む)
168  I/Oインタフェース(入出力インタフェース)
170  増幅器
172  A/D変換器

Claims (5)

  1. 訓練者の肢体を訓練軌道に沿って繰り返し前記肢体を駆動する下肢訓練装置において、
    訓練データを記憶する訓練データ記憶部と、
    前記訓練者が随意的に発生する力の大きさを検出する力検出部と、
    前記力検出部にて検出した結果とから前記訓練者の評価を行う評価関数を変更する訓練結果評価部と、
    前記訓練者が随意に発生する力の目標値を前記訓練者へ提示する訓練提示手段とを備えることを特徴とする下肢訓練装置。
  2. 前記訓練結果評価部は、前記力検出部にて検出された最大値と前記目標値とを比較し、前記最大値が前記目標値に対して一定割合未満の場合は前記評価関数を下に凸で単調増加する関数に変更し、前記最大値が前記目標値に対して一定割合以上の場合は前記評価関数として前記目標値を上に凸で単調増加する関数に変更することを特徴とする請求項1記載の下肢訓練装置。
  3. 前記訓練結果評価部は、前記力検出部にて検出された最大値と前記目標値を比較し、前記最大値が前記目標値に対して一定割合未満の場合は前記評価関数を対数関数で提示し、前記最大値が前記目標値に対して一定割合以上の場合は前記評価関数を指数関数で提示することを特徴とする請求項1記載の下肢訓練装置。
  4. 前記訓練結果評価部は、前記力検出部にて検出された最大値の一定割合を目標値とすることを特徴とする請求項1記載の下肢訓練装置。
  5. 前記訓練結果評価部は、画像を提示する視覚提示手段、音を提示する聴覚提示手段及び振動を提示する振動提示手段のいずれかの一つ以上を選択的に用いて、訓練者の随意的に発生する力の大きさを提示することを特徴とする請求項1乃至4記載の下肢訓練装置。
JP2002296938A 2002-10-10 2002-10-10 肢体訓練装置 Expired - Fee Related JP4378926B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002296938A JP4378926B2 (ja) 2002-10-10 2002-10-10 肢体訓練装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002296938A JP4378926B2 (ja) 2002-10-10 2002-10-10 肢体訓練装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004129817A true JP2004129817A (ja) 2004-04-30
JP4378926B2 JP4378926B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=32286767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002296938A Expired - Fee Related JP4378926B2 (ja) 2002-10-10 2002-10-10 肢体訓練装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4378926B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510560A (ja) * 2004-08-25 2008-04-10 モトリカ リミテッド 脳の可塑性による運動訓練
WO2016159100A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 長野計器株式会社 舌圧強化トレーニング装置及び舌圧強化トレーニング方法
JP2019115825A (ja) * 2019-04-26 2019-07-18 長野計器株式会社 舌圧強化トレーニング装置及び舌圧強化トレーニング方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510560A (ja) * 2004-08-25 2008-04-10 モトリカ リミテッド 脳の可塑性による運動訓練
WO2016159100A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 長野計器株式会社 舌圧強化トレーニング装置及び舌圧強化トレーニング方法
JP2016193088A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 長野計器株式会社 舌圧強化トレーニング装置及び舌圧強化トレーニング方法
US10603540B2 (en) 2015-03-31 2020-03-31 Jms Co., Ltd. Tongue pressure strengthening training device and tongue pressure strengthening training method
JP2019115825A (ja) * 2019-04-26 2019-07-18 長野計器株式会社 舌圧強化トレーニング装置及び舌圧強化トレーニング方法
JP6991518B2 (ja) 2019-04-26 2022-01-12 長野計器株式会社 舌圧強化トレーニング装置及び舌圧強化トレーニング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4378926B2 (ja) 2009-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9033712B2 (en) Training method and a device for carrying out said method
US9011291B2 (en) Exercise device path traces
US8360934B2 (en) Method of controlling an exercise apparatus
US20160059071A1 (en) Method of controlling an exercise apparatus
KR20100015541A (ko) 시각 인지 및 협응 시험 및 훈련
JP2003102868A (ja) 運動支援方法及びその装置
JPS639463A (ja) 精神生理学的反射弓訓練用シュミレ−タ
JP2010194034A (ja) 運動装置
EA035464B1 (ru) Система для осуществления двигательной активности
WO2021000614A1 (zh) 双边协调训练系统和控制方法
JP2004129817A (ja) 下肢訓練装置
KR100478109B1 (ko) 인공지능형 런닝머신
JP2002263149A (ja) 関節屈伸運動装置
Gorman et al. A camera-based music-making tool for physical rehabilitation
JPWO2008053591A1 (ja) エクササイズ支援装置及び検知装置
JP2002315793A (ja) 関節屈伸運動装置
JPH10127713A (ja) 運動機能賦活方法および運動機能賦活装置
US20230218967A1 (en) Camera equipped cycle and coordinated punch exercise device and methods
JP2001321458A (ja) 機能回復訓練システム
Tsutsumi et al. A piano performance training system based on visual and tactile guidance
Tsutsumi et al. A piano performance trainer with tactile guidance
US8251818B1 (en) Reflex training and improvement system
JP2010104475A (ja) 動体視力及び反応動作トレーニング方法及びシステム、並びにプログラム及び記録媒体
KR101958678B1 (ko) 휴대성이 강조된 발목 재활 기구 및 이를 제어하는 제어 시스템
JP2008036054A (ja) 歩行訓練装置及び歩行訓練装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090907

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141002

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees