JP2004127293A - インテリジェント周辺機器を使用するネットワーク及びそのワークステーション構築のためのインストール方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ネットワーク上のＩＰＤの潜在ユーザが装置の利用可能性を認識するためのシステムと方法、およびユーザがＩＰＤを使用するようにワークステーションを構成する簡単なプロセスを提供する。
【解決手段】本発明のネットワーク２０は、潜在ユーザが少なくとも１つのインテリジェント周辺機器２４の存在を知らされ、潜在ユーザの要求があると、そのユーザのワークステーション２２が、選択されたインテリジェント周辺機器２４を使用するように構成される。本発明のインストール方法は、少なくとも１つのインテリジェント周辺機器２４の利用可能性を少なくとも１人の潜在ユーザに知らせ、要求があれば、要求されたインテリジェント周辺機器２４を使用するように潜在ユーザのワークステーション２２を構成する。
【選択図】図１

Description

　本発明は、ネットワーク上の周辺機器の認識および構成、ネットワーク上の周辺機器の存在のユーザーへの通知、および周辺機器使用のためのワークステーションの便利な構成を構築するための方法および装置に関する。

　ユーザは、周辺機器により、コンピュータシステムに情報を入力したり、情報を取り出したりすることができる。周辺機器は、例えば、これらに限らないが、プリンター、スキャナー、コピー機、ファクシミリ機などがある。初期の周辺機器は、１つの機能しか有しておらず、他の装置またはプロセス情報との通信能力は限られていた。しかし、今日の周辺機器の多くは、多数の機能をもつことから、高度な通信および情報処理を行うことができる。多機能周辺機器（ＭＦＰ：:Multifunction Peripheral）は、１つ以上の従来の周辺機器の機能を有する周辺機器である。例えば、プリンター、スキャナー、コピー機、ファクシミリ機の機能を有する単一装置が、ＭＦＰである。インテリジェント周辺機器（ＩＰＤ:Intelligent Peripheral Device）は、その動作を制御したり、またはネットワーク上でのワークステーション、サーバコンピュータおよび他の周辺機器との通信など、他のタスクをなすマイクロプロセッサおよびメモリを内蔵する周辺機器である。ＩＰＤは、サーバの機能を有することが可能であり、典型的なＭＦＰでもある。

　典型的なネットワークは、互いに通信可能な複数のコンピュータシステムおよび周辺機器を含んでいる。ネットワークとしては、ローカルエリア、ワイドエリアネットワーク、複数のネットワーク、無線ネットワークまたは他のタイプのネットワークなどが挙げられる。ネットワーク環境において、個人のユーザが用いるコンピュータシステムは、典型的に、「ワークステーション」と呼ばれている。ネットワーク上の他のコンピュータシステムは、種々のネットワークサービスを行い、「サーバコンピュータ」と呼ばれている。ネットワーク上のコンピュータシステムおよび周辺機器に付随するソフトウェアは、クライアントおよびサーバを含む。クライアントは、サーバに対しタスク（サービス）を行うことを要求するメッセージを送るプログラム（プロセス）である。サーバは、要求されたタスクを行うプロセスである。クライアントおよびサーバが、同じコンピュータシステムで稼動している間、そのクライアントは、通常、ワークステーションで稼動し、サーバは、１つ以上のサーバプロセスを専門的に行うサーバコンピュータで稼動する。さらに、一般的に、ネットワークには、ネットワークオペレーティングシステムを稼動し、そして、ネットワークを管理するのに必要な種々のネットワークサービスを提供するサーバコンピュータが含まれる。例えは、ネットワークオペレーティングシステムは、ファイルサーバ、プリントサーバ、Ｅメール、およびディレクトリサーバを含むことが多い。

　ハイパーリンクまたはホットリンク（リンク）は、２つのハイパーテキストオブジェクト間の接続であり、一般的に、強調された語、句、または図形オブジェクトとしてドキュメントに現れる。動作中、リンクをクリックすると、目的のオブジェクトが表示される。目的のオブジェクトは、サーバコンピュータのドキュメント、ウェブページや、あるいはサービスにあるどこか別の点である場合もある。ハイパーテキスト伝送プロトコル（ＨＴＴＰ: Hypertext Transfer Protocol)は、サーバからクライアントに目的オブジェクトを伝送するために広く用いられているプロトコルである。

　新たな周辺機器をネットワークに物理的に接続するときは、ソフトウェア設定プロセスが必要であり、その後ネットワーク上の他の機器がこの周辺機器と通信することができる。設定プロセスは、インターネットプロトコル（ＩＰ:Internet Protocol）アドレス、ライトウエイト・ディレクトリ・アクセス・プロトコル（ＬＤＡＰ:Lightweight Directory Access Protocol）サーバエントリ、ネットワークマスク、ドメインネームシステム（ＤＮＳ:Domain Name System）および他の同様のネットワーク設定など種々のネットワーク設定の構成を伴う。周辺機器のネットワーク設定が確立すると、周辺機器の使用を所望するユーザのワークステーションを構成しなければならない。つまり、新たな周辺機器の潜在ユーザの識別およびそのユーザのワークステーションへの機器ドライバのインストールが必要である。

例えば、新たなプリンタをネットワークに接続するとき、そのプリンタのネットワーク設定を構成しなければならず、プリントキューをプリントサーバに確立しなければならない。ユーザは、プリントサーバの名前およびプリントキューを教えてもらい、周辺機器のための機器ドライバのインストールを行わなければならない。機器ドライバのインストールのために、ユーザは、典型的に、ユーザのワークステーション上に表示されるディレクトリツリーの中から正しいサーバを探し、正しいプリントキューを見つけ、そして、キューの名前をダブルクリックする。同様に、新たな装置をネットワークに取り付ける場合、その装置のためのネットワーク設定を構成しなければならず、そのスキャナーの使用を所望するユーザのワークステーションは、スキャナーサーバに登録を行う。スキャナーサーバに登録を行うために、ユーザは、スキャナー、そのＩＰアドレスおよび必要な設定プロセスを知っておく必要がある。

　ネットワークは、１つの周辺機器を共有する数個のワークステーションからなる小さなものもあるが、典型的には、何百または何千ものワークステーションと周辺機器からなるかなり大きなものが多い。しかし、ユーザは、一般的に、ワークステーションの近くの周辺機器のサービスを用いることができさえすればよい。ネットワークは、そのダイナミック性のために複雑である。また、ネットワークは、ワークステーションおよび周辺機器が頻繁に追加および削除され、かつ、サーバコンピュータおよびワークステーションにインストールするための種々のバージョンのソフトウェア（例えば、機器ドライバ）が頻繁に発行されるために複雑である。さらに、周辺機器に新たなＩＰアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイまたはＤＮＳサーバが割り当てられると、機器が通信するワークステーションの設定構成を更新しなければならない。

　ネットワークの多様なサイズおよびダイナミック性のために、システム管理者が、ユーザが近くの周辺機器を使用できるようにワークステーションを設定および維持するのは困難である。この仕事は、ユーザに任されることもあるが、ワークステーション構成の適切な設定および維持は、ある程度の専門知識が必要である。ユーザは、往々にして複雑な一連のステップの中を探し回り、周辺機器と通信するのに必要なソフトウェアを見つけてインストールしなければならない問題がある。また、別の問題として、たとえ技術に精通していても、ユーザの多くは、これらのステップは時間がかかるので行いたくないということもある。ユーザは、簡単で明快に周辺機器を用いることができることを望んでいる。設定プロセスが複雑または時間がかかったり、うまくいかなければ、時間の切迫したユーザであれば、周辺機器の設定の試みをすぐに放棄してしまう。さらに、ユーザは、周辺機器がネットワークに追加および削除されるたびに、知らせてもらう必要がある。そして最後に、ユーザは、周辺機器を用いるのに必要な新たなバージョンのソフトウェアが出るたびに、知らせてもらう必要がある。

　設定および維持プロセスを簡素化および標準化するために、ネットワーク上のコンピュータシステムと周辺機器の構成を調整した幾つかのプロトコルが開発されてきた（構成プロトコル）。提案され、今日実用され、よく知られている構成プロトコルは、例えば、サービス・ロケーション・プロトコル（ＳＬＰ:Service Location Protocol）；ジニ；ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ（ＵｐｎＰ:Universal Plug and Play）；およびユニバーサル・ディスクリプション、ディスカバリ・アンド・インテグレーション（ＵＤＤＩ:Universal Description,Discovery,and Integretion）などがある。

　ＳＬＰは、サービス位置を探し当てるためのネットワークに基づくアプリケーションのためのフレームワークを提供するインターネット・エンジニアリング・タスク・フォース（ＩＥＴＦ:Internet Engineering Task Force）標準である。ＳＬＰは、ディレクトリ・エージェント、サービス・エージェント、およびユーザエージェントを必要とする。ディレクトリ・エージェントは、ネットワークアドレスを含むネットワーク上で利用可能なサービスについての情報を格納する。サービス・エージェントは、サービスの広告を行う。ユーザ・エージェントは、そのクライアントのためにサービスを探し当てる。動作では、サービス・エージェントは、ディレクトリ・エージェントに登録を行い、サービスの使用を所望するユーザ・エージェントは、ディレクトリ・エージェントと接触する。サービスおよびユーザ・エージェントが、ディレクトリ・エージェントの位置を知る方法は幾つかある。第１に、サービスおよびユーザ・エージェントは、ネットワークに要求をマルチキャストすることができ、要求を聞くディレクトリ・エージェントが回答することができる。第２に、ディレクトリ・エージェントは、ネットワークにその位置の広告をマルチキャストすることができる。第３に、サービスおよびユーザ・エージェントは、ダイナミック・ホスト・構成プロトコル（ＤＨＣＰ:Dynamic Host Configuration Protocol）を用いてディレクトリ・エージェントの位置を知る。もし、ネットワーク上にディレクトリ・エージェントがなければ、サービスの使用を望むユーザ・エージェントが、その要求をネットワークに繰り返しブロードキャストする。要求されたサービスを提供することができるサービスエージェントが応答し、要求を満たす。ＳＬＰの欠点は、上記のエージェントがネットワーク上で稼動することを要求するということである。ＳＬＰのさらなる欠点は、ネットワークに基づくアプリケーションのみがサービスの位置を探し当てることができるということである。

　サンマイクロシステムのジニアーキテクチャは、ＳＬＰに似ているが、これは、Ｊａｖａ言語に基づいており、オブジェクト指向である。周辺機器をネットワークに取り付けるとき、ネットワーク上のすべてのルックアップサービスが自らの存在をはっきりさせることを要求するメッセージをネットワークに伝送する。そして、周辺機器は応答しているルックアップサービスに登録する。サービスの使用を所望するワークステーションは、所望の属性のリストをルックアップサービスに送信することによってその位置を見つける。それに応答して、ルックアップサービスは、ワークステーションに要求された基準を満足させるサービスのオブジェクトを送信する。ワークステーションは、オブジェクトを用いて周辺機器からサービスを要求する。ジニアーキテクチャの欠点は、ルックアップサービスが、一般に、ネットワーク上で稼動することを要求するということである。

　ＵｐｎＰは、ネットワークトランスポート層（送信制御プロトコル（ＴＣＰ　:Transmission Control Protocol）／ＩＰ層）で規定されたネットワーク装置の構成のためのフレームワークである。ＵｐｎＰは、装置製造者が、ＵｐｎＰプロトコルを実行する装置のためのアプリケーション・プログラム・インターフェース（ＡＰｌｓ:Application Program Interfaces）を構築することを要求する。他の装置を制御することができる装置をネットワークに取り付ける場合、それは、ネットワーク上のすべての装置がその存在を知らせることを要求するメッセージをネットワークにブロードキャストする。サービスを提供するだけの装置をネットワークに取り付けるときには、それは、その存在についての広告をネットワークに送信する。ＵｐｎＰは、ネットワーク上の装置を構成するためのプロトコルサポートを提供するが、ＵｐｎＰの欠点は、ユーザがネットワーク装置を構成するための簡単な方法を提供していないことである。近くの周辺機器のサービスを使用するよう構成するようにワークステーションを設定および維持するために、ＵｐｎＰは、ネットワークアプリケーション層でソフトウェアを必要とする。

　近くの周辺機器のサービスを使用するワークステーションの構成に関する特許文献は、例えば、以下に示すようなものである。

　ロバーツら(Roberts et al)による特許文献１は、ネットワーク上にプリンタを構成し、そのプリンタをワークステーションに使用させる方法を開示している。新たなプリンタがネットワークに追加されると、それは、ネットワークへ広告をブロードキャストする。広告は、表に格納され、新たなプリンタがネットワークに追加されたかどうかを調べるために自動インストールユティリティが定期的にその表を読む。自動インストールユティリティが新たなプリンターを認識すると、それは、プリンタを構成し、プリントキュー、プリントサーバ、プリンターオブジェクトおよびプリンターエージェントを作成する。

　マーブリら(Marbry et al)による特許文献２は、たとえ、このプリンタの構成情報およびプリンタドライバがユーザのワークステーションにインストールされていなくとも、ユーザがネットワーク上のプリンタに印刷することを可能にする方法を開示している。プリンター構成情報およびプリンタドライバは、ネットワークサーバに格納されている。ユーザは、印刷ジョブを要求するか、またはプリンターインストールウィザードを稼動させると、ネットワークプリンタを識別する。構成情報およびプリンタドライバは、ネットワークサーバからユーザのワークステーションへコピーされる。
米国特許第５，９６０，１６７号明細書 米国特許第５，６９２，１１１号明細書

　特許文献１に開示された技術では、自動インストールユティリティーを周期的に稼動させる必要があるという点において制限がある。また、プリントサービスマネージャおよびサービス登録サービスも必要とする。これらの用件は、かなりの負担および複雑さをネットワークに付加するものである。

　また、特許文献２に開示された技術では、ユーザは、プリンターを構成するためにサーバおよびプリントキューの位置を知っておく必要がある。サーバおよびプリントキューの位置を知るためには、ユーザは、ディレクトリ構造の中を検索しなければならない。このプロセスは、負担が多く複雑である。これは、ユーザが、システム管理者によって割り当てられた不可解で技術的な名前を与えられた多くのフォルダに隠されている何百ものプリンタの中から検索しなければならないことがあることによる。特許文献２の技術におけるさらなる問題は、ユーザがネットワークに新たに取り付けられた近くのプリンタに気付かないということである。

　本発明は、ネットワーク上のＩＰＤの潜在ユーザが装置の利用可能性を認識するためのシステムと方法、およびユーザがＩＰＤを使用するようにワークステーションを構成する簡単なプロセスを提供することを目的とする。また、本発明は、ネットワーク上のＩＰＤの現在のユーザがサービス更新の可能性を認識し、ワークステーションのサービスレベルを更新するための方法も含む。さらに、本発明は、ユーザがＩＰＤまたはサービス更新の利用可能性を認識し、そのＩＰＤを使用するようにワークステーションを構成し、ワークステーションのサービスレベルを更新することができるネットワークを提供することを目的とする。

　本発明のネットワークは、潜在ユーザあるいは」現在ユーザが少なくとも１つのインテリジェント周辺機器の存在を知らされ、ユーザの要求があると、そのユーザのワークステーションが、選択されたインテリジェント周辺機器を使用するように構成され得るネットワークを前提とする。

　本発明のネットワークは、好ましくは、ネットワークに通信により接続された少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を含む。ある好適な実施形態では、インテリジェント周辺機器のそれぞれが、インテリジェント周辺機器の潜在ユーザを判断して各潜在ユーザへ通知を送るためのプロセスを格納する装置メモリを含む。この装置メモリはメッセージプロトコルおよび目的オブジェクトをクライアントにリンクするためのプロトコルを格納する少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を含む。ある好適な実施形態では、各ワークステーションを含み、これらのワークステーションは、それぞれ通信によりネットワークに接続されている。各ワークステーションはまた、好ましくは、メッセージプロトコルおよび目的オブジェクトをクライアントにリンクするためのプロトコルを格納するワークステーションメモリを含む。好ましくは、ネットワークはまた、ワークステーションへ目的オブジェクトを供給する少なくとも１つの展開サーバコンピュータを含む。この展開サーバコンピュータは、ネットワークに通信により接続されている。

　この構成のネットワークにおいて、上記メッセージプロトコルがＳＭＴＰとしてもよい。また、上記目的オブジェクトをクライアントにリンクするためのプロトコルがＨＴＴＰとしてもよい。

　さらに、上記展開サーバコンピュータが、上記インテリジェント周辺機器と一体化されていてもよい。

　また、上記インテリジェント周辺機器が多機能周辺機器であってもよい。

　さらに、上記目的オブジェクトが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するようにワークステーションを構成してもよい。

　本発明のネットワークは、少なくとも１人の現在のユーザが少なくとも１つのインテリジェント周辺機器の少なくとも１つの構成更新の存在を知らされ、少なくとも１つのワークステーションが、上記少なくとも１つの構成更新を使用するように好適に構成にされるネットワークを前提としてもよい。

　この場合、上記ネットワークに通信により接続される少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を含み、このインテリジェント周辺機器の少なくとも１人の現在のユーザが、上記少なくとも１つの構成更新が必要であるかどうかを判断して上記少なくとも１人の現在のユーザへ通知を送るためのプロセスを格納するメモリを含む少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を含む。また、上記ネットワークに通信により接続される少なくとも１つのワークステーションを含み、メッセージプロトコルおよび目的オブジェクトをクライアントに供給するためのプロトコルを格納するワークステーションメモリを含む少なくとも１つのワークステーションを含む。さらに、この少なくとも１つのワークステーションへ上記目的オブジェクトを供給する少なくとも１つの展開サーバコンピュータを含み、上記ネットワークに通信により接続される少なくとも１つの展開サーバコンピュータを含む。

　この構成のネットワークにおいて、上記目的オブジェクトが、上記少なくとも１つの構成更新を使用するように上記少なくとも１つのワークステーションを構成するプロセスであってもよい。

　本発明のインストール方法は、少なくとも１つのインテリジェント周辺機器の利用可能性を少なくとも一人の潜在ユーザに知らせ、要求されれば、要求されたインテリジェント周辺機器を使用するように潜在ユーザのワークステーションを構成するためのインストール方法を前提とする。

　本発明のインストール方法は、ある好適な実施形態では、少なくとも１人の潜在ユーザに通知を送るステップと、潜在ユーザから通知への応答を受け取るステップと、インテリジェント周辺機器を使用するように潜在ユーザのワークステーションを構成するステップとを含む。

　ある好適な実施形態では、この方法は、ディレクトリサーバに格納された全ユーザファイルを調べるステップと、ネットワークアドレスを有するディレクトリサーバに潜在ユーザファイルを作成および格納するステップと、ディレクトリサーバのネットワークアドレスを少なくとも１つのインテリジェント周辺機器に与えるステップと、潜在ユーザファイルから少なくとも１人の潜在ユーザを取得するステップと、潜在ユーザが現在のユーザであるかどうかを判断するステップと、潜在ユーザが、少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように少なくとも１つのワークステーションを構成するという申し出を以前断ったかどうかを判断するステップと、少なくとも１人の潜在ユーザへ通知を送るステップと、通知への応答を受け取るステップと、少なくとも１人の潜在ユーザが、少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように少なくとも１つのワークステーションが構成されることを望むかどうか判断するステップと、少なくとも１人の潜在ユーザが、少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を後のある時点において使用するように少なくとも１つのワークステーションが構成されることを望むかどうかを判断するステップと、少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように少なくとも１つのワークステーションを構成するステップと、少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を現在ユーザファイルに追加するステップとを含む。

　さらに、上記少なくとも１人の潜在ユーザへ通知を送るステップは、上記少なくとも１人の潜在ユーザにＥメールメッセージを送るステップをさらに含むでもよい。また、上記少なくとも１人の潜在ユーザへ通知を送るステップは、チャットメッセージを送るステップ、あるいは、ブロードキャストメッセージを送るステップをさらに含んでもよい。

　本発明の別のインストール方法は、上記前提のもとで、
　ディレクトリサーバに格納された全ユーザファイルを調べるステップと、
　ネットワークアドレスを有する上記ディレクトリサーバに潜在ユーザファイルを作成および格納するステップと、
　上記ディレクトリサーバの上記ネットワークアドレスを少なくとも１つのインテリジェント周辺機器に与えるステップと、
　上記潜在ユーザファイルから少なくとも１人の潜在ユーザを取得するステップと、
　上記潜在ユーザが現在のユーザであるかどうかを判断するステップと、
　上記潜在ユーザが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように少なくとも１つのワークステーションを構成するという申し出を以前断ったかどうかを判断するステップと、
　上記少なくとも１人の潜在ユーザへ通知を送るステップと、
　上記通知への応答を受け取るステップと、
　上記少なくとも１人の潜在ユーザが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように上記少なくとも１つのワークステーションが構成されることを望むかどうか判断するステップと、
　上記少なくとも１人の潜在ユーザが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を後のある時点において使用するように上記少なくとも１つのワークステーションが構成されることを望むかどうかを判断するステップと、
　上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように上記少なくとも１つのワークステーションを構成するステップと、
　上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を現在ユーザファイルに追加するステップとを含む。

　以下の本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。

　図１は、本発明の実施形態の一例におけるネットワーク２０のブロック図である。

　ネットワーク２０は、ワークステーション２２、ＩＰＤ２４、ディレクトリサーバ２６、メールサーバ２８、および展開サーバ３０を含み、各装置はネットワーク２０に通信により接続されている。ワークステーション２２は、ＣＰＵ３２およびメモリ３４を含む。メモリ３４は、ネットワーク２０上の他の装置と通信するために必要なソフトウェアを格納している。

　好適な実施形態において、ワークステーション２２は、ネットワーク２０上のサーバによって提供されるサービスを取得するクライアントを稼動する。メモリ３４は、Ｅメールおよびウェブページへのリンクをサポートするソフトウェアを格納することが好ましい。

　好適な実施形態において、メモリ３４は、ＳＭＴＰおよびＨＴＴＰをサポートするソフトウェアを格納する。ＩＰＤ２４は、ネットワーク２０上の他の装置と通信するのに必要なソフトウェアを格納するためのＣＰＵ３６およびメモリ３８を含む。メモリ３８は、Ｅメールおよびウェブページ提供をサポートするソフトウェアを格納することが好ましい。

　好適な実施形態において、ＩＰＤ２４は、ＳＭＴＰを用いるメールサーバ２８、ＬＤＡＰを用いるディレクトリサーバ２６、ＨＴＴＰを用いる展開サーバ３０、および他の適切なネットワークプロトコルに対応するように構成される。さらなる好適な実施形態において、ＩＰＤ２４は、ＭＦＰである。ディレクトリサーバ２６は、ネットワーク２０上のすべての装置に関する情報を格納し、クライアントに装置・情報サービスを提供するサーバコンピュータである。

　好適な実施形態において、後述するように、ディレクトリサーバ２６は、全ワークステーションファイル４０を格納する。メールサーバ２８は、Ｅメールサービスをクライアントに提供するサーバコンピュータである。

　好適な実施形態において、メールサーバ２８は、ＳＭＴＰをサポートする。展開サーバ３０は、ワークステーション２２がＩＰＤ２４を使用するために必要なクライアントコードおよび装置ドライバを格納し、構成サービスをクライアントに提供するサーバコンピュータである。ワークステーション２２は、１つのクライアントコードと装置ドライバを要求する異なるオペレーティングシステムおよび他の特徴を有してもよい。展開サーバ３０は、必要とされ得るすべてのバージョンのクライアントコードおよび装置ドライバを格納することが好ましい。

　別の好適な実施形態において、展開サーバ３０によって提供される構成サービスはＩＰＤ２４上で稼動する。展開サーバ３０は、ＨＴＴＰをサポートするのが好ましい。クライアントワークステーション２２のユーザが展開サーバ３０によってサポートされる目的オブジェクト上でクリックすると、構成プロセスが送られ、クライアントワークステーション２２上で自動的に実行される。

　図２に示すように、本発明のある好適な実施形態では、８種類のファイルが想定される。全ワークステーションファイル４０は、ディレクトリサーバ２６に格納され、ネットワーク２０上の全てのワークステーション２２についての情報を含んでいる。潜在ユーザファイル４２は、後述する図３に示すプロセスを経て作成される。潜在ユーザファイル４２は、ＩＰＤ２４のメモリ３４に格納されるのが好ましいが、別の好適な実施形態では、ディレクトリサーバ２６に格納される。

　さらに、本発明の実施形態では、現在ユーザファイル４４、後提供潜在ユーザファイル４６、およびサービス拒否潜在ユーザファイル４８が想定される。ファイル４４、４６および４８は、図４に示すプロセスを経て作成され、これについては後に詳細を述べる。

　最後に、本発明では、現在ユーザサービスレベルファイル５０、後提供現在ユーザファイル５２および更新拒否現在ユーザファイル５４が想定される。ファイル５０、５２および５４は、図５に示すプロセスを経て作成され、これについては後に詳細を述べる。ファイル４４、４６、４８、５０、５２および５４はディレクトリサーバ２６またはＩＰＤ２４のメモリ３４に格納される。

　本発明の実施形態の説明は、上記段落に記載のファイルについて行われるが、これらのファイルは一例にすぎない。８種類より多くのまたは少ないファイルを用いることもできる。さらに、ファイルが格納される場所は一例にすぎない。ファイルは、ネットワーク２０上でアクセス可能ないかなるメモリ位置に格納してもよい。ここで重要な要因は、本方法を実行するのに必要な情報が、以下に述べるサービスが利用可能な場所に格納されるということである。

　本発明の方法は、３つの方法に分けることができる。第１に、潜在ユーザファイル４２を作成する方法である（図３参照）。第２に、潜在ユーザが、ＩＰＤ２４の利用可能性を認識し、そのＩＰＤ２４を使用するようにワークステーション２２を構成する方法である（図４参照）。第３に、現在のユーザがサービスの更新の利用可能性を認識し、その更新を使用するようにワークステーション２２を構成する方法である（図５参照）。以下、これらの方法について説明する。

　図３は、潜在ユーザファイル４２を作成するために本発明の方法の好適な実施形態で行われるステップを示すフローチャートである。

　まず最初に、ＩＰＤ２４をネットワーク２０に接続する（ステップ１００）。ＩＰＤ２４をネットワーク２０上の他の装置と通信させるために必要なネットワーク設定を構成する（ステップ１０２）。

　好適な実施形態において、ＳＭＴＰを用いるメールサーバ２８、ＬＤＡＰを用いるディレクトリサーバ２６と、ＨＴＴＰを用いる展開サーバ３０、および他の適切なネットワークプロトコルに対応するようにＩＰＤ２４を構成する。ＩＰＤ２４がプリント機能を有するのであれば、プリントキューを確立する（任意のステップ１０４）。全ワークステーションファイル４０を取得し（ステップ１０６）、ＩＰＤ２４に物理的に近接するワークステーション２２を選択して潜在ユーザファイル４２を作成する（ステップ１０８）。物理的な近接は、基準の一例であり、他の基準（例えば、ＩＰＤ２４の特定の機能など）を潜在ユーザの選択に用いてもよい。

　別の好適な実施形態において、潜在ユーザのワークステーション２２は、全ワークステーションファイル４０上にマークされる。ＩＰＤ２４は、潜在ユーザファイル４２またはマークされた全ワークステーションファイル４０の位置を与えられる（ステップ１１０）。好適な実施形態において、ディレクトリサーバ２６のＩＰアドレスをＩＰＤ２４に与える。

　別の好適な実施形態において、潜在ユーザファイル４２のコピーをＩＰＤ２４に与える。潜在ユーザファイル４２を作成するために行われるステップは、システム管理者によって行われてもよい。別の実施形態において、潜在ユーザファイル４２を作成するために行われるステップは、ソフトウェアによって行われてもよい。

　図４は、潜在ユーザがＩＰＤ２４を認識し、ＩＰＤ２４を使用するようにワークステーション２２を構成するための本発明の方法の好適な実施形態で行われるステップを示すフローチャートである。

　まず最初に、エントリ（潜在ユーザを表す）を潜在ユーザファイル４２から取得する（ステップ１２０）。ＩＰＤ２４を使用するための設定が予めなされている潜在ユーザであるかどうかを調べる（ステップ１２２）。潜在ユーザがＩＰＤ２４使用の設定が予めなされていないユーザである場合、ＩＰＤ２４を使用するようにワークステーション２２を構成する申し出を以前に断ったかどうかを調べる（ステップ１２４）。この潜在ユーザがワークステーション２２の構成の申し出を以前に断っていない場合、潜在ユーザに通知を送る（ステップ１２６）。通知は、展開サーバ３０によって提供される構成サービスへのリンクを含む。潜在ユーザの応答を受け取り（ステップ１２８）、潜在ユーザが自分のワークステーション２２の構成を望んでいるかどうかを調べることとする（ステップ１３０）。

　潜在ユーザは、通知に含まれているリンクを単にクリックすることによって自分のワークステーション２２の構成を望むということを示し、それに対し、構成プロセスが送られ、自動的に特定のワークステーション２２上で実行される（ステップ１３２）。この潜在ユーザを現在ユーザファイル４４に追加する（ステップ１３４）。潜在ユーザがＩＰＤ２４使用のためのワークステーション２２の設定を望まない場合、潜在ユーザが、後にリンクの提供を望むかどうか調べる（ステップ１３６）。潜在ユーザが、自分のワークステーション２２を構成する能力の提供を後に受けたい場合は、この潜在ユーザを後提供潜在ユーザファイル４６に追加する（ステップ１３８）。潜在ユーザが、後にもワークステーション２２の構成能力の提供を受けることを望まない場合は、この潜在ユーザをサービス拒否潜在ユーザファイル４８に追加する（ステップ１４０）。

　全てのステップが完了した後、この方法のさらなるステップが適切ではない場合、この潜在ユーザが最後のエントリであるかどうかを調べる（ステップ１４２）。潜在ユーザファイル４２にエントリがさらにあれば、本方法を各エントリに対し繰り返す。エントリがもうなければ、本方法を終了する（ステップ１４４）。

　図５は、ＩＰＤ２４の現在ユーザがサービス更新の利用可能性を認識し、ワークステーション２２のサービスレベルを更新するための本発明の方法の好適な実施形態で行われるステップを示すフローチャートである。

　この方法は、開発者が装置ドライバの新しいバージョンを発行した場合、新しい機能がＩＰＤ２４で利用可能になった場合、ＩＰＤ２４をネットワーク２０から削除する場合、または構成更新が必要である場合に用いることができる。

　現在ユーザファイル４４からエントリを取得する（ステップ２２０）。現在のユーザがサービス更新を必要とするかどうかを調べる（ステップ２２２）。現在のユーザがサービス更新を必要とする場合、現在のユーザがサービス更新を以前に断ったかどうかを調べる（ステップ２２４）。現在のユーザがサービス更新を必要としており、以前にサービス更新を断っていない場合、現在のユーザに更新通知を送る（ステップ２２６）。更新通知は、展開サーバ３０によって提供された更新サービスへのリンクを含む。現在のユーザからの応答を受け（ステップ２２８）、現在のユーザがサービス更新を望むかどうかを調べる（ステップ２３０）。現在のユーザは、更新通知に含まれている更新リンクを単にクリックすることによって自分のワークステーション２２の更新インストールを望むということを示す。ユーザの更新リンク上のクリックに応答して、サービス更新プロセスが送られ、自動的に特定のワークステーション２２上で実行される（ステップ２３２）。現在ユーザファイル４４が更新され、サービスレベル更新を反映する（ステップ２３４）。

　現在のユーザが、直ちに更新を望まない場合、現在ユーザが、後に更新実行を望むかどうか調べる（ステップ２３６）。現在のユーザが、後の更新実行を望む場合は、この現在のユーザを後提供現在ユーザファイル５２に追加する（ステップ２３８）。現在ユーザが、後にもサービス更新提供を受けることを望まない場合は、この現在のユーザを更新拒否現在ユーザファイル５４に追加する（ステップ２４０）。

　ステップ２２２、２２４、２３４、２３８および２４０の後、この方法のさらなるステップが適切ではない場合、この現在のユーザが現在ユーザファイル４４の最後のエントリであるかどうかを調べる（ステップ２４２）。現在ユーザファイルにエントリがさらにあれば、本方法を各エントリに対し繰り返す。エントリがもうなければ、本方法を終了する（ステップ２４４）。

　上記の明細書に用いられている用語および表現は、限定ではなく記載用語として用いられ、示され、記載された特徴またはそれらの一部の均等物を排除するよう意図されていない。本発明の範囲は本願の請求項によってのみ定義および限定される。

　なお、本出願は、米国で出願された米国特許出願第１０／２６１，３８１号に基づく出願であり、その内容はこれに言及することにより、本出願に組み込まれる。また、本明細書に引用された各文献は、これに言及することにより、その全部が具体的に組み込まれるものである。

　本発明は、インテリジェント周辺機器を使用するようにワークステーションが構築されたネットワークにおいて、インテリジェント周辺機器の設定や維持に有用である。

本発明のある好適な実施形態のネットワークを示すブロック図である。 本発明のある好適な実施形態のファイル構造を示すブロック図である。 本発明のある好適な実施形態による潜在ユーザファイルの作成方法の一例のフロー図である。 本発明のある好適な実施形態による潜在ユーザがＩＰＤを認識し、ＩＰＤを用いるようにワークステーションを構成する方法の一例のフロー図である。 本発明のある好適な実施形態による現在ユーザがＩＰＤのサービス更新の利用が可能であるということを認識し、ワークステーションのサービスレベルを更新する方法の一例のフロー図である。

符号の説明

２２ワークステーション
３２、３６ＣＰＵ
３４、３８メモリ
２４インテリジェント周辺機器
２６ディレクトリサーバ
２８メールサーバ
３０展開サーバ

Claims (24)

1. 　ディレクトリサーバと、メールサーバと、展開サーバと、少なくとも１つのワークステーションと、少なくとも１つのインテリジェント周辺機器とを含むネットワーク上で、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器の利用可能性を少なくとも一人の潜在ユーザに知らせ、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように上記少なくとも１つのワークステーションを構成するためのインストール方法であって、
   　少なくとも１人の潜在ユーザに通知を送るステップと、
   　上記通知に対する応答を受け取るステップと、
   　少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように上記少なくとも１人の潜在ユーザに対応する少なくとも１つのワークステーションを構成するステップとを含むインストール方法。
2. 　上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器に潜在ユーザファイルを含んでいるディレクトリサーバの識別を与えるステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
3. 　上記潜在ユーザファイルから潜在ユーザを取得するステップをさらに含む請求項２に記載のインストール方法。
4. 　上記少なくとも１つの潜在ユーザが、現在のユーザであるかどうかを判断するステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
5. 　上記少なくとも１つの潜在ユーザが、サービス拒否潜在ユーザファイルに含まれるかどうかを判断するステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
6. 　上記少なくとも１人の潜在ユーザが上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように上記少なくとも１つのワークステーションが構成されることを望むかどうかを判断するステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
7. 　上記少なくとも１人の潜在ユーザが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器のサービスを後のある時点において使用するように上記少なくとも１つのワークステーションが構成されることを望むかどうかを判断するステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
8. 　後のある時点に、上記少なくとも１人の潜在ユーザに後の通知を送るステップをさらに含む請求項７に記載のインストール方法。
9. 　上記通知を送るステップが、構成サービスへのリンクを送るステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
10. 　上記リンク上でクリックを行うステップをさらに含む請求項９に記載のインストール方法。
11. 　上記リンク上でのクリックに応答して上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように少なくとも１つのワークステーションを構成するステップをさらに含む請求項１０に記載のインストール方法。
12. 　上記潜在ユーザを現在ユーザファイルに追加するステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
13. 　上記少なくとも１人の潜在ユーザへ通知を送るステップは、上記少なくとも１人の潜在ユーザにＥメールメッセージを送るステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
14. 　上記少なくとも１人の潜在ユーザへ通知を送るステップは、チャットメッセージを送るステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
15. 　上記少なくとも１人の潜在ユーザへ通知を送るステップは、ブロードキャストメッセージを送るステップをさらに含む請求項１に記載のインストール方法。
16. 　ディレクトリサーバと、メールサーバと、展開サーバと、少なくとも１つのワークステーションと、少なくとも１つのインテリジェント周辺機器とを含むネットワーク上で、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器の利用可能性を少なくとも一人の潜在ユーザに知らせ、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように上記少なくとも１つのワークステーションを構成するためのインストール方法であって、
    　ディレクトリサーバに格納された全ユーザファイルを調べるステップと、
    　ネットワークアドレスを有する上記ディレクトリサーバに潜在ユーザファイルを作成および格納するステップと、
    　上記ディレクトリサーバの上記ネットワークアドレスを少なくとも１つのインテリジェント周辺機器に与えるステップと、
    　上記潜在ユーザファイルから少なくとも１人の潜在ユーザを取得するステップと、
    　上記潜在ユーザが現在のユーザであるかどうかを判断するステップと、
    　上記潜在ユーザが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように少なくとも１つのワークステーションを構成するという申し出を以前断ったかどうかを判断するステップと、
    　上記少なくとも１人の潜在ユーザへ通知を送るステップと、
    　上記通知への応答を受け取るステップと、
    　上記少なくとも１人の潜在ユーザが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように上記少なくとも１つのワークステーションが構成されることを望むかどうか判断するステップと、
    　上記少なくとも１人の潜在ユーザが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を後のある時点において使用するように上記少なくとも１つのワークステーションが構成されることを望むかどうかを判断するステップと、
    　上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように上記少なくとも１つのワークステーションを構成するステップと、
    　上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を現在ユーザファイルに追加するステップとを含むインストール方法。
17. 　少なくとも１人の潜在ユーザが少なくとも１つのインテリジェント周辺機器の存在を知らされ、少なくとも１つのワークステーションが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するように好適に構成にされるネットワークであって、
    　上記ネットワークに通信により接続される少なくとも１つのインテリジェント周辺機器であって、上記インテリジェント周辺機器の潜在ユーザを判断して上記各潜在ユーザへ通知を送るためのプロセスを格納する装置メモリを含み、上記装置メモリは、メッセージプロトコルおよび目的オブジェクトをクライアントにリンクするためのプロトコルを格納する少なくとも１つのインテリジェント周辺機器と、
    　上記ネットワークに通信により接続される少なくとも１つのワークステーションであって、上記メッセージプロトコルおよび上記目的オブジェクトをクライアントにリンクするためのプロトコルを格納するワークステーションメモリを含む少なくとも１つのワークステーションと、
    　上記少なくとも１つのワークステーションへ上記目的オブジェクトを供給する少なくとも１つの展開サーバコンピュータであって、上記ネットワークに通信により接続される少なくとも１つの展開サーバコンピュータを含むネットワーク。
18. 　上記メッセージプロトコルがＳＭＴＰ（Simple Mail Transfer Protocol：シンプルメール伝送プロトコル）である請求項１７に記載のネットワーク。
19. 　上記目的オブジェクトをクライアントにリンクするためのプロトコルがＨＴＴＰ（Hypertext Transfer Protocol：ハイパーテキスト伝送プロトコル)である請求項１７に記載のネットワーク。
20. 　上記展開サーバコンピュータが、上記インテリジェント周辺機器と一体化されている請求項１７に記載のネットワーク。
21. 　上記インテリジェント周辺機器が多機能周辺機器である請求項１７に記載のネットワーク。
22. 　上記目的オブジェクトが、上記少なくとも１つのインテリジェント周辺機器を使用するようにワークステーションを構成するプロセスである請求項１７に記載のネットワーク。
23. 　少なくとも１人の現在のユーザが少なくとも１つのインテリジェント周辺機器の少なくとも１つの構成更新の存在を知らされ、少なくとも１つのワークステーションが、上記少なくとも１つの構成更新を使用するように好適に構成にされるネットワークであって、
    上記ネットワークに通信により接続される少なくとも１つのインテリジェント周辺機器であって、上記インテリジェント周辺機器の少なくとも１人の現在のユーザが、上記少なくとも１つの構成更新が必要であるかどうかを判断して上記少なくとも１人の現在のユーザへ通知を送るためのプロセスを格納するメモリを含む少なくとも１つのインテリジェント周辺機器と、
    　上記ネットワークに通信により接続される少なくとも１つのワークステーションであって、メッセージプロトコルおよび目的オブジェクトをクライアントに供給するためのプロトコルを格納するワークステーションメモリを含む少なくとも１つのワークステーションと、
    　上記少なくとも１つのワークステーションへ上記目的オブジェクトを供給する少なくとも１つの展開サーバコンピュータであって、上記ネットワークに通信により接続される少なくとも１つの展開サーバコンピュータを含むネットワーク。
24. 　上記目的オブジェクトが、上記少なくとも１つの構成更新を使用するように上記少なくとも１つのワークステーションを構成するプロセスである請求項２３に記載のネットワーク。
    
    
    

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