JP2004124332A - パルプ洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を停止させることなく、パルプ原料を連続的に供給し、洗浄、排出することのできるパルプ洗浄機を提供する。
【解決手段】スクリュ軸4にはスクリュ羽根8が螺旋状に巻回され、このスクリュ羽根8には含水原料を効率的に撹拌するための複数枚の撹拌ブレード9が掛け渡されている。スクリュ軸4、スクリュ羽根8、濾過ドラム12に囲まれた含水原料は、撹拌ブレード9により濾過ドラム12内において撹拌されながら、スクリュ軸4の回転に従って徐々に空間部内を排出口18側に移動する。この過程において、水は給水管10を介して給水孔11から常時濾過ドラム12内に供給され、含水原料に付着したインク、カーボン等の汚れを洗浄され、含水原料から分離されたインク等を含む悪水は濾過ドラム12の脱水孔から漏出し、排出口18まで到達しパルプ原料として排出される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダンボール、雑誌等の古紙を再生するために、古紙に付着したインクやカーボン、コート剤等の汚れ物質を除去するためのパルプ洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のパルプ洗浄機は、ダンボール、雑誌等の古紙を水溶し、ヘドロ状に溶解した含水原料を回転ドラム内に洗浄用の水と共に投入し、濾過ドラム内において、この含水原料を撹拌することにより、洗浄水と置換しながら汚れ物質を取り除いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の多くのパルプ洗浄機はバッジ式であり、洗浄が終わると一旦停止し、洗浄が終了したパルプ原料を取り出した後に、新たな含水原料を投入して洗浄するという工程を繰り返している。
【0004】
また、連続的に含水原料を供給可能なパルプ洗浄機においても、単に含水原料を供給し撹拌しているだけであり、処理量を任意に制御することは困難である。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解決し、連続的に原料を供給しながらパルプ原料を洗浄し、洗浄が終わったパルプ原料を連続的に排出でき、処理量の制御が容易なパルプ洗浄機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るパルプ洗浄機は、駆動手段により回転し内部を通して孔部から洗浄水を供給するスクリュ軸と、該スクリュ軸の外周に螺旋状に設けたスクリュ羽根と、該スクリュ羽根の外周間に掛け渡した撹拌ブレードと、前記スクリュ羽根を囲む円筒状の濾過ドラムと、前記濾過ドラム又はスクリュ軸に設けたパルプ原料投入口と、前記濾過ドラムの下流側に設けた排出口とから成ることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施の形態におけるパルプ洗浄機の縦断面図、図2は横断面図を示しており、基台1上には左右一対の支持台2、3が設けられ、この支持台2、3には中空のスクリュ軸4が軸受け5、6を介して回転自在に支承されている。スクリュ軸4の左端側にはスプロケット7が設けられ、チェーンを介してスクリュ軸4を回転させるための図示しない駆動モータによる駆動力が伝達されている。スクリュ軸4にはスクリュ羽根8が螺旋状に巻回され、スクリュ羽根8のピッチは左側の下流側に進むにつれ小さくなっている。更に、このスクリュ羽根8の外周間には、パルプ原料を効率的に撹拌するための複数枚の撹拌ブレード9が軸方向に、かつスクリュ軸4に対して放射状に掛け渡されている。更に、スクリュ軸4の左側から内部に向かって、水を供給するための給水管10が挿通され、スクリュ軸4には給水管10に連結した複数個の給水孔11が設けられている。
【0008】
また、スクリュ羽根8の外周は多数の脱水孔を有する円筒状の濾過ドラム12により包囲されており、その外周部は補強環13により補強されている。この濾過ドラム12の上流側及び下流側には側板14が設けられ、この側板14を介して濾過ドラム12はスクリュ軸4に支持されている。また、濾過ドラム12の右端側にはスプロケット15が設けられ、図示しない駆動モータの駆動力がチェーンにより伝達されている。
【0009】
スクリュ軸4の右端には、パルプ原料を供給する原料供給管16が設けられ、濾過ドラム12内の上流側のスクリュ軸4には濾過ドラム12内に原料供給管16からの原料を投入する原料供給口17が設けられている。また、濾過ドラム12の左端側に洗浄したパルプ原料を排出する例えば複数個の排出口18が設けられている。濾過ドラム12の上方には、この濾過ドラム12の脱水孔を洗浄するための洗浄シャワー19が配置されている。
【0010】
なお、スクリュ軸4の回転は約3〜15回転/分程度が好ましく、濾過ドラム12はスクリュ軸4と逆回転とし、より高速な約30回転/分程度が好適であり、それぞれパルプ原料の処理量に応じて制御することができる。
【0011】
また、本実施の形態においては、スクリュ羽根8のピッチは下流側に進むにつれて狭くすることにより脱水しているが、ピッチを等間隔とすることもできる。
【0012】
ヘドロ状に溶解された古紙による含水原料は、原料供給管16、原料供給口17を介して濾過ドラム12内に連続的に供給される。なお、含水原料を濾過ドラム12内において水を混合しながら十分に撹拌するためには、濾過ドラム12内の含水原料は常時、半分以下の容量とすることが好ましい。
【0013】
また、本実施の形態においてはス、プロケット15を介して濾過ドラム12を回転させているが、濾過ドラム12を軸方向に配置した2本の回転軸上に載置して支持し、この回転軸を回転させることによって濾過ドラム12を回転させることもできる。
【0014】
スクリュ軸4、スクリュ羽根8、濾過ドラム12に囲まれた含水原料は、撹拌ブレード9により濾過ドラム12内において撹拌されながら、スクリュ軸4の回転に従って徐々に排出口18側に移動する。
【0015】
濾過ドラム12の入口側においては、含水原料は含水された水が脱水孔により漏出するが、中央部分に進むにつれて給水管10を介して水が給水孔11から常時濾過ドラム12内に供給され、更に必要に応じて濾過ドラム12の脱水孔の目詰まり防止のための洗浄シャワー19からの水が、脱水孔を介して濾過ドラム12内にも加わり、含水原料に付着したインク、カーボン等の汚れはこれらの水により溶け出す。
【0016】
そして、撹拌により含水原料から分離されたインク等の微細粒子を含む所謂黒水、白水は濾過ドラム12の脱水孔から漏出し、洗浄され水切りされたパルプ原料は排出口18まで送られて排出され、製紙工程に搬送される。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るパルプ洗浄機は、連続的にパルプ原料を供給し、効率良く洗浄されたパルプ原料を排出することができる。
【0018】
また、洗浄されたパルプ原料が連続的に排出されるため、この排出されたパルプ原料の洗浄具合により、スクリュ軸の回転速度や洗浄水の水量を調整すれば、パルプ原料の洗浄具合を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パルプ洗浄機の縦断面図である。
【図2】濾過ドラムの横断面図である。
【符号の説明】
2、3 支持台
4 スクリュ軸
5、6 軸受け
8 スクリュ羽根
9 撹拌ブレード
10 給水管
11 給水孔
12 濾過ドラム
16 原料供給管
17 原料供給口
18 排出口
19 洗浄シャワー

Claims (4)

  1. 駆動手段により回転し内部を通して孔部から洗浄水を供給するスクリュ軸と、該スクリュ軸の外周に螺旋状に設けたスクリュ羽根と、該スクリュ羽根の外周間に掛け渡した撹拌ブレードと、前記スクリュ羽根を囲む円筒状の濾過ドラムと、前記濾過ドラム又はスクリュ軸に設けたパルプ原料投入口と、前記濾過ドラムの下流側に設けた排出口とから成ることを特徴とするパルプ洗浄機。
  2. 前記濾過ドラムを回転するようにした請求項1に記載のパルプ洗浄機。
  3. 前記スクリュ軸と前記濾過ドラムの回転方向は逆方向とした請求項2に記載のパルプ洗浄機。
  4. 前記濾過ドラムの上方に、前記濾過ドラムに向けて洗浄水を噴射する洗浄シャワーを設けた請求項2又は3に記載のパルプ洗浄機。
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