JP2004123615A - Bisphenol a dioxyethylene ether and production method therefor - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテルの製造方法として、溶媒中で多量のトリエチルアミンを用いてエチレンオキサイドを付加し、強酸で中和する製造方法が提案されている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特公昭52−4547号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この製法で得られたビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテルには、ビスフェノールA系化合物のベンゼン環へのエチレンオキサイド直接付加物が多量に存在し、且つ着色が生じ、そのため樹脂等の反応中間体として使用した時に、成型時の作業性不良、着色が激しくなる等の問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記問題点に鑑み、樹脂成形時の作業性(流動性)が良好で且つ着色安定性が良好なビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテルの製造方法について鋭意検討した結果本発明に到達した。
すなわち本発明は、ビスフェノールA系化合物(a)にエチレンオキサイドを付加して直接製造されたビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテル(A)であって、(a)のベンゼン環へのエチレンオキサイド直接付加物(B)の量が該(A)に対して1.0モル%以下であるビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテル(A);並びにビスフェノールA系化合物(a)にエチレンオキサイドを付加させてビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテルを製造する方法において、トリエチルアミンを該(a)に対して0.001重量%〜0.1重量%加え、60〜100℃下でエチレンオキサイドを滴下した後、炭素数2〜10の有機カルボン酸で処理することを特徴とするビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテル(A)の製造方法である。
【0006】
本発明において、ビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテル(A)とは、2つのフェノール性水酸基の両方に1モルづつエチレンオキサイド(以下EOという)が付加したものをいう。
ここで「直接製造され」とは、該(A)を濾過等の精製工程等により生成した上記(B)や未反応の(a)を分別する操作なしで直接得られたものであることを意味する。分別を要するものは、工程が煩雑となり、(A)を通常の樹脂原料として用いるには実用性がない。
【0007】
該(A)における(a)のベンゼン環へのエチレンオキサイド直接付加物(B)の量が(A)に対して通常1.0モル%以下であり、好ましくは0.5モル%以下である。(B)の量が1.0モル%を超えると樹脂等の反応中間体として使用した時に特に作業性(流動性)不良が生じるという問題がある。該(B)とは(a)のフェノールのα位及び/又はα’位にEOが付加する不純物のことを指し、EOのフェノールへの付加と同時に生成しやすい。
(B)の量は例えば、核磁気共鳴装置(NMR)を用いて、直接ベンゼン環にEO付加反応したメチレン基の量を測定することにより把握できる。例えば、測定試料を重クロロホルムに溶解した後、トリフルオロ酢酸無水物を添加して核磁気共鳴装置で測定する方法がある。具体的には、直接ベンゼン環にEO付加反応したメチレン基のシフト(2.8〜3.1ppm)と、ビスフェノールA骨格の真中のメチル基のシフト(1.4〜1.9ppm)とのモル存在比率から定量することが出来る。
【0008】
また、(A)中の未反応(a)の量が1ppm以下であるのが好ましく、より好ましくは0.5ppmである。未反応(a)の量が1ppm以下であると樹脂等の反応中間体として使用した時の副生物が少なくなり生成する樹脂の物性に悪影響を与えない。
(a)の量は例えば、(A)中から(a)を抽出分離後、液体クロマトグラフィー(以下LCという)を用いて定量分析することにより測定できる。抽出分離の方法は、秤量した試料をクロロホルムに溶解した後、苛性ソーダ水に抽出し、これに塩酸を添加して酸性溶液とした後クロロホルムで抽出し、これをデカンテーションすることにより(a)を抽出分離する。これをアセトニトリルに溶解させ、LC分析を行う。LC分析の条件としては例えば、LCシステム;LC−6A(島津製作所製)、カラム;ASAHIPAK GS−310(7.5mmφ×500mm)、溶離液;アセトニトリル/水=40/60(Vol%)、流速;1.5ml/min、検出器;SPD−10AVvp(島津製作所製)、AUX RANGE;1、検出波長;230nm、注入量;20μlである。
【0009】
本発明において、ビスフェノールA系化合物(a)とはビスフェノールA及びその誘導体であり、具体的には例えば、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以下ビスフェノールAという)、2,2−ビス(2−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン等である。好ましくはビスフェノールAである。
【0010】
(a)にEOを付加する際の、EOの量は(a)1モルに対して好ましくは2.0〜2.3モルであり、さらに好ましくは2.0〜2.1モルである。付加モル数が2.0モル以上であればEO付加反応後未反応の(a)が存在せず、2.3モル以下であると、(a)のベンゼン環へのEO直接付加物(B)が殆ど生成しない。
【0011】
トリエチルアミンの量は、(a)の重量に対して0.001〜0.1重量%であり、好ましくは0.01〜0.07重量%であり、より好ましくは0.02〜0.06重量%であり、特に好ましくは0.03〜0.05重量%である。トリエチルアミンの量が0.001重量%未満であれば実用的な付加反応速度が得られず、0.1重量%を超えると(B)が生成しやすくなる。
【0012】
反応には溶媒を用いて希釈して行うのが好ましい。該溶媒としてはEOに不活性なものであれば特に限定はないが、好ましくはトルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香族系溶剤、ジクロルメタン、エチレンジクロライド等のハロゲン系炭化水素溶剤が挙げられる。より好ましくは芳香族系溶剤であり、特に好ましくはキシレンである。溶剤を使用するには、(a)の重量に対して好ましくは10〜90重量%であり、より好ましくは20〜70重量%であり、特に好ましくは30〜50重量%である。
【0013】
付加反応させる際、(a)、トリエチルアミン及びEOの投入方法としては、(i)(a)、トリエチルアミン及びEOを全て一括に仕込んで反応させる方法、(ii)(a)とトリエチルアミンの混合物にEOを滴下若しくは分割投入する方法、(iii)(a)にトリエチルアミンとEOとを滴下若しくは分割投入する方法等が挙げられる。好ましくは(ii)の方法である。
【0014】
滴下温度は通常60〜100℃であり、好ましくは70〜90℃である。60℃未満であると実用的なEO付加反応速度が得られず、100℃を超えると(B)が生成しやすくなる。EOは滴下時に大部分の量が反応してしまい後の熟成時における温度は未反応のEOを反応させるためである。(B)は反応前期に生成しやすく、(a)の濃度が減少してきて付加反応速度が低下してきた反応後期に熟成を行うことにより、(a)を実用的に消費できる。従って、合計反応時間の短縮のために反応後期に温度上げて熟成を行うのが好ましく、熟成温度は100℃を超えることがあってもよい。具体的には、熟成温度は好ましくは100〜120℃であり、更に好ましくは105〜115℃である。
反応時間は好ましくは2〜50時間であり、より好ましくは5〜40時間である。反応時間のうち、滴下時間は好ましくは2〜40時間であり、より好ましくは5〜30時間である。
【0015】
反応系内の圧力は反応温度、EO量、及び使用する溶媒の蒸気圧等により影響を受ける。反応圧力は好ましくは0.5〜5MPaであり、より好ましくは1〜4MPaである。反応圧力が0.5MPa以上であれば実用的なEO付加反応速度が得られ、5MPa以下であると暴走反応の危険が少ない。
反応の終点は、例えば圧力が平衡になった時点で判明できる。
【0016】
EO付加反応後に、トリエチルアミンの中和を行う。中和は炭素数2〜10の有機カルボン酸を用いるが、この範囲であれば特に限定はない。中和に炭素数2〜10の有機カルボン酸を用いると着色安定性が良好となる。具体的には酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、安息香酸、フェニル酢酸、乳酸等の一塩基酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、ムコン酸、グルタコン酸、フタル酸、酒石酸等の二塩基酸;トリカルバリル酸、ベンゼントリカルボン酸、ベンゼンテトラカルボン酸、アコニット酸、クエン酸等の三塩基酸以上の多塩基酸が挙げられる。これらの内で好ましくは二塩基酸、多塩基酸であり、より好ましくは二塩基酸であり、特に好ましくはコハク酸である。
中和剤の量は使用したトリエチルアミンのモル数に対して、カルボン酸の官能基モル数で好ましくは0.6〜1.2モルであり、より好ましくは0.8〜1.0モルである。
【0017】
中和時に水を添加するのが好ましい。水を添加すると生成する(A)の水酸基と中和剤であるカルボン酸とのエステル反応が生じにくい。水の添加量は(A)に対して好ましくは0.03〜0.3重量%であり、更に好ましくは0.05〜0.2重量%である。
中和時の温度は好ましくは95〜115℃であり、更に好ましくは100〜110℃である。
混合方法としては、EOを付加した後、有機カルボン酸を加えてそのまま容器中で継続して混合するのが好ましい。
混合処理時間は好ましくは1〜10時間であり、更に好ましくは2〜5時間である。
【0018】
上記製造法で得られた(A)中の(a)のベンゼン環へのエチレンオキサイド直接付加物(B)の量は(A)に対して通常1.0モル%以下であるり、好ましくは0.5モル%以下である。(B)を(A)中から取り除く方法もあるが、実質上困難であり、取り除かなくても本発明の製造法により得られる(A)は(B)の生成量が非常に少なく精製工程をとらずにこのまま使用できる。
また、(A)中の未反応(a)の量が1ppm以下であるのが好ましく、より好ましくは0.5ppmである。
【0019】
このようにして製造した(A)は、ベンゼン環へのEO直接付加物(B)及び/又は未反応(a)の量が少なく、樹脂等の反応中間体として使用した時の成型性、着色等の問題が改良される。
【0020】
【実施例】
以下、実施例により、本発明をさらに説明するが、本発明はこれに限定されない。以下において、部及び%は重量部及び重量%を示す。
【0021】
実施例1
撹拌装置、温度制御装置付の容量2LのSUS製オートクレブにビスフェノールA 900g、溶媒としてキシレン 270g(ビスフェノールAに対して30重量%)、触媒としてトリエチルアミン 0.36g(ビスフェノールAに対して0.04重量%)を仕込み、窒素ガスで容器内を置換した後、内温が80℃に達したところでEO 400gを滴下温度75〜80℃、反応圧力0.15〜0.25MPaを保持制御しながら14時間かけて滴下した後、110℃に昇温し熟成し、15時間目で圧力平衡を示したので、内温110℃のままで反応容器内を減圧とし、5時間かけて脱キシレンを行った後、ここに水 1.35g、コハク酸 0.18g(トリエチルアミンのモル数に対してカルボン酸の官能基モル数は0.86モル)の添加により100℃で2時間中和を行い、2−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−[4’−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパンを得た。
【0022】
実施例2
実施例1において、中和剤のコハク酸に替えてマレイン酸 0.19g(トリエチルアミンのモル数に対してカルボン酸の官能基モル数は0.94モル)を用いた以外は実施例1と同様に行い、2−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−[4’−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパンを得た。
【0023】
比較例1
実施例1において、トリエチルアミンの量0.36に替えて8.1g(ビスフェノールAに対して0.9%)を用いた以外は実施例1と同様に反応を行ったところ、滴下時間は3.5時間、熟視時間は2.5時間となり、中和剤のコハク酸3.3g(トリエチルアミンのモル数に対してカルボン酸の官能基モル数は0.70モル)を用いて2−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−[4’−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパンを得た。
【0024】
比較例2
実施例1において、滴下温度75〜80℃及び熟成温度110℃に替えて160℃とした以外は実施例1と同様に反応を行ったところ、反応時間は1時間、熟成時間は1時間となり、中和剤のコハク酸に替えて塩酸 0.12g(トリエチルアミンのモル数に対してカルボン酸の官能基モル数は0.91モル)を用いて2−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−[4’−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパンを得た。
【0025】
実施例1〜2、比較例1〜2のビスフェノールA(a)及び(a)のベンゼン環へのEO直接付加物(B)を測定した結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
また、樹脂成形時の作業性(流動性)、着色安定性を測定した結果を表2に示す。
(樹脂成型時の流動性試験方法)
撹拌装置、温度制御装置、精留管を備えた1.0Lのステンレス製反応容器に、テレフタル酸 150g(0.9モル)、イソテレフタル酸 150g(0.9モル)、エチレングリコール105g(1.7モル)を仕込み、常圧、250℃で5時間の時間規制でエステル化反応を行った。次に、撹拌装置、温度制御装置付、容量1LのSUS製オートクレーブに上記エステル化物を400g仕込み、更にチタン系触媒[O=Ti(OCOCOOK)2] 0.71g(1.5×10−3)と実施例1で得られた2−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−[4’−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパン 156g(0.5モル)を仕込み、充分窒素置換を行った後、−0.1〜−0.08MPaの減圧下、280℃で更に2時間エステル化反応を行った。
実施例2、及び比較例1〜2で得られた2−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−[4’−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパンも同様にして試験サンプルを作成した。
上記の方法により作成したエステル化物を50ccの円筒形容器に10g仕込み、200℃下で逆にした際の流動性を実施例1より得られたエステル化物を基準として相対評価したところ、実施例2より得られたエステル化物の流速は同程度に速く、比較例1〜2より得られたエステル化物の流速は非常に遅かった。流動性のあるものほど、樹脂成型時に扱いやすいため良好である。
実施例1のものの流動性と同等な流動性のとき◎、やや劣る程度の場合○、著しく流動性が劣るとき×と判定した。
【0028】
(着色安定性試験方法)
実施例1〜2、及び比較例1〜2より得られた2−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−[4’−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパンを開放系容器(例えばシャーレ)に入れ、200℃循風乾燥機中で15時間経時させ、その色相の変化について、ハーゼン単位色数により測定した結果を表2に示した。数字が小さいほど色が薄く、着色試験前後の変化の少ないもの程着色安定性が良好である。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】
本発明の製造方法で得られたビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテルは下記の効果を奏する。
(1)ビスフェノールA系化合物のベンゼン環へのエチレンオキサイド直接付加物の量が少なく、反応中間体として使用する場合に成形性(作業性)が良好である。
(2)着色が少なく、更に加熱着色に安定であり、反応中間体として作用した場合の生成物の着色が少ない。
上記効果を同時に満足することから、本発明の製造方法で得られるビスフェノールA系ジオキシエチレンエーテルはエステル、又はウレタン系樹脂樹脂原料として有用である。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a bisphenol A-based dioxyethylene ether and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method for producing bisphenol A-based dioxyethylene ether, there has been proposed a production method in which ethylene oxide is added using a large amount of triethylamine in a solvent and neutralized with a strong acid (Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 52-4547
[Problems to be solved by the invention]
However, the bisphenol A-based dioxyethylene ether obtained by this method contains a large amount of an ethylene oxide direct adduct of the bisphenol A-based compound to the benzene ring, and is colored, so that a reaction intermediate such as a resin is produced. When used as, there were problems such as poor workability during molding and intense coloring.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above problems, the present inventors have conducted intensive studies on a method for producing a bisphenol A-based dioxyethylene ether having good workability (flowability) during resin molding and good coloring stability. Reached.
That is, the present invention relates to a bisphenol A-based dioxyethylene ether (A) directly produced by adding ethylene oxide to a bisphenol A-based compound (a), wherein a direct addition of ethylene oxide to the benzene ring of (a) is provided. Bisphenol A-based dioxyethylene ether (A) in which the amount of (B) is 1.0 mol% or less based on (A); and bisphenol A-based compound (a) obtained by adding ethylene oxide to bisphenol A-based compound (a). In the method for producing dioxyethylene ether, triethylamine is added in an amount of 0.001% by weight to 0.1% by weight based on (a), ethylene oxide is added dropwise at 60 to 100 ° C., and then carbon atoms of 2 to 10 are added. For producing bisphenol A-based dioxyethylene ether (A), characterized by treating with an organic carboxylic acid It is.
[0006]
In the present invention, bisphenol A-based dioxyethylene ether (A) refers to one in which ethylene oxide (hereinafter, referred to as EO) is added to both of two phenolic hydroxyl groups by 1 mol.
Here, "directly produced" means that the product (A) is directly obtained without an operation of separating the above (B) or unreacted (a) produced by a purification step such as filtration. means. Those requiring separation require complicated steps, and are not practical for using (A) as a usual resin raw material.
[0007]
In (A), the amount of the direct addition of ethylene oxide (B) to the benzene ring of (a) is usually 1.0 mol% or less, preferably 0.5 mol% or less, based on (A). . When the amount of (B) exceeds 1.0 mol%, there is a problem that workability (fluidity) is particularly poor when used as a reaction intermediate such as a resin. The (B) refers to an impurity added by EO to the α-position and / or α′-position of the phenol in (a), and is easily generated at the same time as the addition of EO to the phenol.
The amount of (B) can be determined, for example, by measuring the amount of a methylene group directly subjected to EO addition reaction to a benzene ring using a nuclear magnetic resonance apparatus (NMR). For example, there is a method in which a measurement sample is dissolved in deuterated chloroform, trifluoroacetic anhydride is added, and measurement is performed using a nuclear magnetic resonance apparatus. Specifically, the mole of the shift of the methylene group (2.8 to 3.1 ppm) directly subjected to the EO addition reaction to the benzene ring and the shift of the methyl group in the middle of the bisphenol A skeleton (1.4 to 1.9 ppm) are used. It can be determined from the abundance ratio.
[0008]
Further, the amount of unreacted (a) in (A) is preferably 1 ppm or less, more preferably 0.5 ppm. When the amount of the unreacted (a) is 1 ppm or less, by-products when used as a reaction intermediate such as a resin are reduced, and the physical properties of the produced resin are not adversely affected.
The amount of (a) can be measured, for example, by extracting and separating (a) from (A) and then performing quantitative analysis using liquid chromatography (hereinafter referred to as LC). The extraction and separation method is as follows: a weighed sample is dissolved in chloroform, extracted with caustic soda water, hydrochloric acid is added thereto to form an acidic solution, extracted with chloroform, and decanted to obtain (a). Extract and separate. This is dissolved in acetonitrile and subjected to LC analysis. As conditions for LC analysis, for example, LC system; LC-6A (manufactured by Shimadzu Corporation), column: ASAHIPAK GS-310 (7.5 mmφ × 500 mm), eluent: acetonitrile / water = 40/60 (Vol%), flow rate 1.5 ml / min, detector: SPD-10AVvp (manufactured by Shimadzu Corporation), AUX RANGE; 1, detection wavelength: 230 nm, injection volume: 20 μl.
[0009]
In the present invention, the bisphenol A-based compound (a) is bisphenol A and its derivatives, and specifically, for example, 2,2-bis (4-hydroxyphenyl) propane (hereinafter referred to as bisphenol A), Bis (2-bromo-4-hydroxyphenyl) propane, 2,2-bis (2-chloro-4-hydroxyphenyl) propane and the like. Preferably, it is bisphenol A.
[0010]
When EO is added to (a), the amount of EO is preferably 2.0 to 2.3 mol, more preferably 2.0 to 2.1 mol, per 1 mol of (a). If the number of moles added is 2.0 mol or more, unreacted (a) does not exist after the EO addition reaction, and if it is 2.3 mol or less, the EO direct adduct (B) to the benzene ring of (a) ) Is hardly generated.
[0011]
The amount of triethylamine is 0.001 to 0.1% by weight, preferably 0.01 to 0.07% by weight, more preferably 0.02 to 0.06% by weight based on the weight of (a). %, Particularly preferably 0.03 to 0.05% by weight. When the amount of triethylamine is less than 0.001% by weight, a practical addition reaction rate cannot be obtained, and when the amount exceeds 0.1% by weight, (B) is easily produced.
[0012]
The reaction is preferably performed by diluting with a solvent. The solvent is not particularly limited as long as it is inert to EO, but preferably includes aromatic solvents such as toluene, xylene and benzene, and halogenated hydrocarbon solvents such as dichloromethane and ethylene dichloride. More preferred are aromatic solvents, and particularly preferred is xylene. When a solvent is used, it is preferably from 10 to 90% by weight, more preferably from 20 to 70% by weight, particularly preferably from 30 to 50% by weight, based on the weight of (a).
[0013]
At the time of the addition reaction, (a), triethylamine and EO can be charged as (i) a method in which (a), triethylamine and EO are all charged at once, and (ii) a mixture of (a) and triethylamine with EO. And (iii) a method in which triethylamine and EO are dropped or dividedly charged in (a). Preferably, the method (ii) is used.
[0014]
The dropping temperature is usually from 60 to 100 ° C, preferably from 70 to 90 ° C. If the temperature is lower than 60 ° C., a practical EO addition reaction rate cannot be obtained, and if the temperature exceeds 100 ° C., (B) is easily generated. Most of the EO reacts at the time of dropping, and the temperature at the time of ripening is to react unreacted EO. (B) is easily produced in the early stage of the reaction, and ripening is carried out in the latter stage of the reaction in which the concentration of (a) has decreased and the rate of the addition reaction has decreased, whereby (a) can be practically consumed. Therefore, in order to shorten the total reaction time, it is preferable to carry out ripening by raising the temperature in the latter stage of the reaction, and the ripening temperature may exceed 100 ° C. Specifically, the aging temperature is preferably from 100 to 120C, more preferably from 105 to 115C.
The reaction time is preferably from 2 to 50 hours, more preferably from 5 to 40 hours. In the reaction time, the dropping time is preferably 2 to 40 hours, more preferably 5 to 30 hours.
[0015]
The pressure in the reaction system is affected by the reaction temperature, the amount of EO, the vapor pressure of the solvent used, and the like. The reaction pressure is preferably 0.5 to 5 MPa, more preferably 1 to 4 MPa. If the reaction pressure is 0.5 MPa or more, a practical EO addition reaction rate can be obtained, and if it is 5 MPa or less, the risk of runaway reaction is small.
The end point of the reaction can be determined, for example, when the pressure has equilibrated.
[0016]
After the EO addition reaction, neutralization of triethylamine is performed. The neutralization uses an organic carboxylic acid having 2 to 10 carbon atoms, but there is no particular limitation as long as it is within this range. When an organic carboxylic acid having 2 to 10 carbon atoms is used for neutralization, coloring stability is improved. Specifically, monobasic acids such as acetic acid, propionic acid, butyric acid, isobutyric acid, valeric acid, benzoic acid, phenylacetic acid, and lactic acid; oxalic acid, malonic acid, succinic acid, glutaric acid, adipic acid, pimelic acid, and sebacic acid And dibasic acids such as maleic acid, fumaric acid, citraconic acid, mesaconic acid, muconic acid, glutaconic acid, phthalic acid and tartaric acid; and tribasic acids such as tricarballylic acid, benzenetricarboxylic acid, benzenetetracarboxylic acid, aconitic acid and citric acid Examples include polybasic acids of basic acids and higher. Of these, dibasic acids and polybasic acids are preferred, dibasic acids are more preferred, and succinic acid is particularly preferred.
The amount of the neutralizing agent is preferably 0.6 to 1.2 mol, more preferably 0.8 to 1.0 mol, in terms of the number of moles of the carboxylic acid, based on the number of moles of triethylamine used. .
[0017]
Preferably, water is added during neutralization. When water is added, an ester reaction between the generated hydroxyl group of (A) and the carboxylic acid as a neutralizing agent hardly occurs. The amount of water to be added is preferably 0.03 to 0.3% by weight, more preferably 0.05 to 0.2% by weight, based on (A).
The temperature at the time of neutralization is preferably 95 to 115C, more preferably 100 to 110C.
As a mixing method, it is preferable that after adding EO, an organic carboxylic acid is added and the mixture is continuously mixed in a container as it is.
The mixing time is preferably 1 to 10 hours, and more preferably 2 to 5 hours.
[0018]
The amount of the ethylene oxide direct adduct (B) to the benzene ring of (a) in (A) obtained by the above production method is usually 1.0 mol% or less based on (A), and is preferably 0.5 mol% or less. Although there is a method of removing (B) from (A), it is practically difficult, and (A) obtained by the production method of the present invention without removing it has a very small production amount of (B) and requires a purification step. It can be used as is without taking it.
Further, the amount of unreacted (a) in (A) is preferably 1 ppm or less, more preferably 0.5 ppm.
[0019]
(A) produced in this manner has a small amount of the EO direct adduct (B) and / or unreacted (a) to the benzene ring, and has low moldability and coloring when used as a reaction intermediate such as a resin. Etc. are improved.
[0020]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be further described with reference to examples, but the present invention is not limited thereto. In the following, parts and% indicate parts by weight and% by weight, respectively.
[0021]
Example 1
900 g of bisphenol A, 270 g of xylene as a solvent (30% by weight based on bisphenol A), 0.36 g of triethylamine as a catalyst (0.04 weight based on bisphenol A) in a 2 L SUS autoclave equipped with a stirrer and a temperature controller %), The inside of the container was replaced with nitrogen gas, and when the internal temperature reached 80 ° C., 400 g of EO was added dropwise at a temperature of 75 to 80 ° C. and a reaction pressure of 0.15 to 0.25 MPa for 14 hours while controlling the holding. After dropping over time, the mixture was heated to 110 ° C. and aged. After 15 hours, the pressure equilibrium was exhibited. And 1.35 g of water and 0.18 g of succinic acid (the number of moles of carboxylic acid is 0.86 mole per mole of triethylamine). Ri for 2 hours neutralized with 100 ° C., 2- [4-(2-hydroxyethoxy) phenyl] -2 - was obtained [4 '(2-hydroxyethoxy) phenyl] propane.
[0022]
Example 2
Same as Example 1 except that in Example 1, 0.19 g of maleic acid was used instead of succinic acid as a neutralizing agent (the number of moles of the functional group of the carboxylic acid was 0.94 moles relative to the number of moles of triethylamine). To give 2- [4- (2-hydroxyethoxy) phenyl] -2- [4 ′-(2-hydroxyethoxy) phenyl] propane.
[0023]
Comparative Example 1
The reaction was carried out in the same manner as in Example 1 except that 8.1 g (0.9% based on bisphenol A) was used instead of the amount of triethylamine of 0.36. Five hours, the contemplation time was 2.5 hours, and 3.3 g of succinic acid as a neutralizing agent (the number of moles of carboxylic acid was 0.70 moles with respect to the number of moles of triethylamine) was used to give 2- [4 -(2-Hydroxyethoxy) phenyl] -2- [4 '-(2-hydroxyethoxy) phenyl] propane was obtained.
[0024]
Comparative Example 2
In Example 1, when the reaction was carried out in the same manner as in Example 1 except that the dropping temperature was 75 to 80 ° C and the aging temperature was changed to 160 ° C instead of 110 ° C, the reaction time was 1 hour, the aging time was 1 hour, Instead of succinic acid as the neutralizing agent, 2- [4- (2-hydroxyethoxy) phenyl] is used by using 0.12 g of hydrochloric acid (the number of moles of carboxylic acid is 0.91 moles with respect to the number of moles of triethylamine). -2- [4 '-(2-Hydroxyethoxy) phenyl] propane was obtained.
[0025]
Table 1 shows the results of measuring the EO direct adducts (B) of the bisphenols A (a) and (a) of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 to the benzene ring.
[0026]
[Table 1]
[0027]
Table 2 shows the results of measuring workability (fluidity) and coloring stability during resin molding.
(Method of testing fluidity during resin molding)
In a 1.0 L stainless steel reaction vessel equipped with a stirrer, a temperature controller, and a rectification tube, 150 g (0.9 mol) of terephthalic acid, 150 g (0.9 mol) of isoterephthalic acid, and 105 g of ethylene glycol (1. 7 mol), and an esterification reaction was carried out at normal pressure and 250 ° C. for 5 hours. Next, 400 g of the above esterified product was charged into a 1 L SUS autoclave equipped with a stirrer and a temperature controller, and further 0.71 g (1.5 × 10 −3 ) of a titanium-based catalyst [O = Ti (OCOCOOK) 2 ]. And 156 g (0.5 mol) of 2- [4- (2-hydroxyethoxy) phenyl] -2- [4 ′-(2-hydroxyethoxy) phenyl] propane obtained in Example 1 were charged, and the atmosphere was sufficiently substituted with nitrogen. After that, the esterification reaction was further performed at 280 ° C. for 2 hours under a reduced pressure of −0.1 to −0.08 MPa.
A test sample was similarly prepared for 2- [4- (2-hydroxyethoxy) phenyl] -2- [4 ′-(2-hydroxyethoxy) phenyl] propane obtained in Example 2 and Comparative Examples 1 and 2. Created.
10 g of the esterified product prepared by the above method was charged into a 50 cc cylindrical container, and the fluidity when inverted at 200 ° C. was evaluated relative to the esterified product obtained in Example 1 as a reference. The flow rate of the obtained esterified product was as high as that of the comparative example, and the flow rate of the esterified product obtained from Comparative Examples 1 and 2 was very low. The more fluid, the better, because it is easier to handle during resin molding.
When the fluidity was equivalent to that of Example 1, it was judged as ◎, when the fluidity was slightly inferior, ○, and when the fluidity was extremely poor, x.
[0028]
(Coloring stability test method)
2- [4- (2-hydroxyethoxy) phenyl] -2- [4 ′-(2-hydroxyethoxy) phenyl] propane obtained from Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 was used as an open container ( (For example, a Petri dish) and aged in a circulating air dryer at 200 ° C. for 15 hours. The smaller the number, the lighter the color, and the smaller the change before and after the coloring test, the better the coloring stability.
[0029]
[Table 2]
[0030]
【The invention's effect】
The bisphenol A-based dioxyethylene ether obtained by the production method of the present invention has the following effects.
(1) The amount of the direct addition of ethylene oxide to the benzene ring of the bisphenol A-based compound is small, and the moldability (workability) is good when used as a reaction intermediate.
(2) Less coloring, more stable to heat coloring, and less coloring of the product when acting as a reaction intermediate.
Since the above effects are simultaneously satisfied, bisphenol A-based dioxyethylene ether obtained by the production method of the present invention is useful as an ester or urethane-based resin resin raw material.
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