JP2004123298A - 荷物管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】空港等で預けた荷物を受け取る際に、確実に本物の荷物を受け取ることができる荷物管理システムを提供する。
【解決手段】多数の識別素子の集合で形成した識別情報7を有する基体1と、荷物預け場所3に設けられた前記基体の識別情報7を読み取りその識別情報を荷物管理ラベル2に書き込む手段と、荷物受け取り場所6に設けられてなり、荷物管理ラベル2aに書き込まれた識別情報8を読み取ると共に、基体1の識別情報7を読み取り、両者の識別情報を比較する手段とを有する荷物管理システム。
【選択図】 図1
【解決手段】多数の識別素子の集合で形成した識別情報7を有する基体1と、荷物預け場所3に設けられた前記基体の識別情報7を読み取りその識別情報を荷物管理ラベル2に書き込む手段と、荷物受け取り場所6に設けられてなり、荷物管理ラベル2aに書き込まれた識別情報8を読み取ると共に、基体1の識別情報7を読み取り、両者の識別情報を比較する手段とを有する荷物管理システム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、識別素子を形成した基体の識別情報と、荷物管理ラベルに書き込まれた識別情報とを照合する荷物管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機に搭乗する際に手荷物を機内預かりとするときには、乗機空港で預かりシールを荷物に貼り付け、預かり票を搭乗者に渡すことが行われている。預かり票及び預かりシールには他の手荷物とは重複しない共通の番号が記されており、搭乗者は降機空港で預かり票と荷物に貼り付けられた預かりシールの番号を照合して手荷物の受け取りを行う。
【0003】
しかしながら、手荷物の受け取りはターンテーブル上のたくさんの荷物の中から搭乗者が自分の手荷物を選び出さなければならず、手荷物が類似する場合には誤って他人の手荷物を受け取ってしまうことがある。預かり票と手荷物の預かりシールの照合により手荷物の取り違えはある程度は防止できるものの、照合は各個人や係員が目視により行うものであり必ずしも十分ではないため、しばしば乗客の手荷物が紛失し問題となっている。
【0004】
さらに、共通の番号による照合は、預かり票の偽造が比較的容易であるという問題を有する。
【0005】
また、宅配サービス等の配送システムの場合においても誤った荷物を受け取るといった問題が起きている。
【0006】
特許第3315884号公報には、タグ番号が記録されたIDタグと、タグ番号を入力したICカードを用いて手荷物を管理する方法が記載されている(特許文献1参照)。この方法においては、後述する本発明で用いる多数の識別素子で構成された基体を用いず、タグ番号を付与して参照するようにしている。従ってこの方法においてはICカードに書き込まれたタグ番号は書き換えが可能であり、ICカードやIDタグの偽造を防止することは困難である。また、ICカードに記録された手荷物等に関する情報はサーバで管理するので、サーバ等の設備が必要なうえ、サーバに格納された情報自体の操作が可能になるという問題もある。
【0007】
なお、特許第2922474号公報においては、基体に双極子を形成して電磁波を照射することにより真偽を判断する方法が開示されている(特許文献2参照)。この方法は基体自体の真偽について判断を行うものであり、本発明のように荷物に付したラベルと基体を比較して行う荷物管理システムの概念は全く記載されていない。
【0008】
【特許文献1】
特許第3315884号公報(第4頁)
【特許文献2】
特許第2922474号公報(第1−2頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、空港等で預けた荷物を受け取る際に、確実に本物の荷物を受け取ることができる荷物管理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、以下に記載するものである。
【0011】
〔1〕 多数の識別素子の集合で形成した識別情報を有する基体と、荷物預け場所に設けられた前記基体の識別情報を読み取りその識別情報を荷物管理ラベルに書き込む手段と、荷物受け取り場所に設けられてなり、荷物管理ラベルに書き込まれた識別情報を読み取ると共に、基体の識別情報を読み取り、両者の識別情報を比較する手段とを有する荷物管理システム。
【0012】
〔2〕 荷物管理ラベルに識別情報を書き込む手段が、磁気的又は光学的に識別情報を書き込むものである〔1〕記載の荷物管理システム。
【0013】
〔3〕 荷物管理ラベルがRFIDカード又はRFIDタグを備えてなる〔1〕記載の荷物管理システム。
【0014】
〔4〕 荷物が航空手荷物である〔1〕記載の荷物管理システム。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明において使用する基体は、その形状には特に制限がないが、従来の磁気を利用した読み取り、記録装置を利用する場合は、これらに適した形状とすることが好ましい。従来、クレジットカード等のプラスチックカードが普及していることを勘案すれば、基体の好ましい形状はシート状の長方形、正方形、楕円、円等である。
【0016】
基体の材質としては特に制限がないが、プラスチック、紙等が好ましい。
【0017】
前記基体には、多数の識別素子の配置で構成される各基体毎に異なる識別情報(文様)を予め形成してある。
【0018】
識別素子は基体にランダムに配置されていても良いし、規則的に配置されていても良い。識別情報自体は特に制限が無く、光、磁気、電気等を利用した通常の検出手段で検出して電気信号に変換し得る識別情報であれば何れのものでも良い。 具体的には、基体としてはステンレススチール、アルミニウム、銅、銀等の金属繊維や、金属を蒸着、めっき又は溶着等で表面処理した合成繊維又はガラス繊維等を紙やプラスチックシートにそれぞれ漉き込んだり、分散させたりしたものが例示できる。
【0019】
また、上記金属やその酸化物の粉体、染料・顔料等を含むインキを使って印刷、印字等の方法でランダムに、又は規則的に識別情報を設けたものでも良い。
【0020】
このような識別素子を形成した基体は、特開平6−8679号公報に開示されている。即ち、同公報には、支持体に染顔料、繊維状物質、球状微粒子、金属微粒子からなる少なくとも1種以上の識別材料をランダムパターンとなるように内添又は塗工してなる情報識別シートであって、電気的、光学的並びに磁気的な情報識別手段からなる少なくとも1種以上の情報識別手段を用いて該識別材料のランダムパターンを読み取り又は記録するものであり、該ランダムパターンの記録を繰り返して同定できることを特徴とする情報識別シートが記載されている。本発明においては、同公報に記載のシートを基体として用いることもできる。
【0021】
識別素子の集合は、搭乗券の裏面に形成してもよいし、預かり票等に形成してもよい。また、パスポート、ビザ、運転免許証、身分証明書等に形成してもよい。パスポート等に形成した場合には、容易に本人であることを確認でき、セキュリティーの点でより好ましい。
【0022】
以下、本発明の荷物管理システムについて図1を参照して説明する。
【0023】
まず、荷物預け場所3において基体1の識別素子を読み取り、基体1の識別素子からなる識別情報7を得る。
【0024】
基体に形成した識別素子の読み取り方法としては、識別素子で構成される識別情報(文様)が、基体の紙やプラスチックに金属繊維や金属で表面処理した繊維、ガラス繊維を漉き込んだり分散させることにより形成したものである場合は、金属探知器、磁気ヘッド、ガンオシレータ等を基体表面に沿ってスキャンすることにより読み取る方法が例示できる。
【0025】
基体の識別情報を読み取る方法としては、特許第2922474号公報記載の方法、すなわち双極子を形成した基体に無線周波数信号を照射し、無線周波数検出器により複合無線周波数信号を受信する方法を用いてもよい。
【0026】
識別情報が基体の紙またはプラスチックにそれぞれ着色繊維を漉き込んだり、分散させることにより形成したものである場合は、撮像装置等を用いて基体表面の色情報を得、これを画像処理することにより読み取る方法が例示できる。
【0027】
次に、荷物預け場所3において基体1から読み取った識別情報7を荷物管理ラベル2に書き込んで記録する。
【0028】
荷物管理ラベルの材質、形状は、識別情報の書き込みが可能で、書き込まれた識別情報を光、磁気、電気等を利用した通常の検出手段で検出して電気信号に変換し得るものであれば特に制限なく使用することができる。
【0029】
本発明において、荷物管理ラベルの形態としては通常荷物に付されるタグ、シール等を含むものとする。
【0030】
荷物管理ラベルとして具体的には、RFID(無線周波数認識)カード、RFIDタグ、磁気記憶媒体タグ、紙またはプラスチック製のラベル等を挙げることができる。
【0031】
荷物管理ラベルにRFIDカード、RFIDタグ、磁気記憶媒体タグを用いる場合、識別情報の書き込みは、RFIDリーダライタ、磁気ヘッド、印字装置等を用いる。
【0032】
紙またはプラスチック製ラベルを用いる場合には、例えば文字、バーコード、二次元バーコード、文様等を印刷、印字する方法で書き込みを行う。
【0033】
荷物管理ラベルとしては、電気的又は磁気的手段を用いてデータの読み取り及び書き込みを行うRFIDカード、RFIDタグ、磁気記憶媒体タグが好ましい。これらは読み取り、書き込みの速度が速く、データの書き換えが可能でタグを繰り返し使用することができるので好ましい。
【0034】
荷物管理ラベルに書き込む識別情報のデータは、アナログデータでもデジタルデータでもよい。
【0035】
これらの荷物管理ラベルには、基体から読み取った識別情報のほか、例えば利用者に関する情報や搭乗データ等の識別情報以外のデータを別途書き込んでもよい。
【0036】
このようにして識別情報が記録された荷物管理ラベル2aは、添付、貼付等により荷物5に付される。
【0037】
一方、基体1は荷物管理ラベル2aとは別の手段、例えば利用者4が所持して移動することにより荷物受け取り場所6まで運ばれる。
【0038】
基体1と荷物管理ラベル2aを付した荷物5は別々に移動した後、荷物受け取り場所6において、利用者の所持する基体1と、荷物5に付された荷物管理ラベル2aからそれぞれ識別情報7、8を読み取って識別情報を照合し、荷物引き渡しの可否を判定する。
【0039】
基体の識別情報の読み取り方法は、荷物預け場所で行う上記の方法と同様とする。
【0040】
荷物管理ラベルとしてRFIDカード、RFIDタグ、磁気記憶媒体タグを用いた場合には、これらの読み取りは、RFIDリーダライタ、磁気ヘッド等を用いる。
【0041】
紙またはプラスチック製ラベルに印刷、印字された文字、バーコード、二次元バーコード、文様を読み取る場合には、撮像装置等を用いて識別体表面の色情報を得、これを画像処理する方法が例示できる。画像処理方法としては公知の方法、例えばOCR(光学的文字認識)等を用いることができる。
【0042】
本発明の荷物管理システムは、航空手荷物の機内預かりのほか、クローク等における手荷物一時預かり、荷物の配送等に利用できる。
【0043】
本発明を荷物の配送に利用する場合について以下説明する。まず、荷物預け場所で配送する荷物を預ける。基体である配達通知書は荷物とは別に受領者に郵便で送られ、荷物管理ラベルが付された荷物が配送される。荷物受け取り場所は家庭又はオフィスであり、別送された配達通知書の識別情報と、荷物管理ラベルに書き込まれた識別情報を照合することにより、配送された荷物が本物であることを確認する。配送された荷物が本物であることを確認することで、爆発物や毒物の入った荷物を誤って開ける危険性がなくなる。
【0044】
識別情報を有する基体及び荷物管理ラベルを用いる本発明の荷物管理システムは、空港における次のような形態を含む。
【0045】
まず、搭乗者が搭乗カウンターで搭乗手続きを行うと、識別素子を有する基体に、便名、座席、搭乗者氏名等の必要事項が印字された搭乗券が発券される。
【0046】
次に、荷物預かりカウンターにおいて、搭乗券の識別情報を読み取って、荷物管理ラベルを発行する。搭乗者が預けた手荷物は、荷物管理ラベルが取り付けられた後ベルトコンベアで運ばれ、航空機に積み込まれる。手荷物を航空機に積み込む際には荷物管理ラベルの識別情報を読み取っておく。
【0047】
一方、搭乗者は、搭乗口に設置された自動改札機を通って航空機に搭乗する。これにより、自動改札機は、搭乗者が航空機に搭乗したと判断すると共に、搭乗券の識別情報を読み取る。
【0048】
航空機に積み込んだ手荷物の荷物管理ラベルの識別情報と、搭乗口の自動改札機で読み取った搭乗券の識別情報とが一致することにより、荷物と該荷物を預けた人(搭乗者)が搭乗したことが確認できる。
【0049】
このように、上記基体と荷物管理ラベルを用いることにより、乗機空港においても効率よく確実に搭乗券と荷物管理ラベルの識別情報の照合を行うことができる。この照合はセキュリティーの観点から有用である。
【0050】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
【0051】
実施例1
木材パルプ(N材/L材=20/80)100質量部に対し、識別素子として直径8μm、長さ5mmのステンレス製繊維を0.1質量部混入し、厚さ125μmの識別素子を混抄した紙シートを得た。この紙シートに飛行機の便名や座席等の必要事項を印刷後、縦75mm、横125mmの長方形に裁断し、模擬搭乗券を作成した。
次に、作成した模擬搭乗券の識別情報を24GHzのマイクロ波で検出するガンオシレータを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬搭乗券に含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報を荷物管理ラベルにバーコード印字し、荷物に荷物管理ラベルを取り付けた。
模擬搭乗券と荷物管理ラベルの識別情報を上記検出装置およびバーコード読み取り機で読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0052】
実施例2
識別素子として直径20μm、長さ10mmの蛍光着色パルプ繊維を用いた以外は実施例1と同様の紙シートを得た。この紙シートに飛行機の便名等の必要事項を印刷後、縦50mm、横70mmの長方形に裁断し、荷物預かり票を作成した。
次に、作成した荷物預かり票の識別情報を紫外線蛍光検出装置に投入し、荷物預かり票に含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報を荷物管理ラベルに文字と数字の組み合わせとして印字し、荷物に荷物管理ラベルを取り付けた。
荷物預かり票と荷物管理ラベルの識別情報を上記検出装置およびOCR読み取り機で読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0053】
実施例3
識別素子として直径5μm、長さ6mmの銀めっきしたガラス繊維を用いた以外は実施例1と同様の紙シートを得た。この紙シートに国名や個人情報を印刷後、縦126mm、横174mmの長方形に裁断し、模擬パスポートを作成した。次に、作成した模擬パスポートの識別情報を24GHzのマイクロ波で検出するガンオシレータを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬パスポートに含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報を荷物管理ラベルに二次元バーコード印字し、荷物に荷物管理ラベルを取り付けた。
模擬パスポートと荷物管理ラベルの識別情報を上記検出装置および二次元バーコード読み取り機で読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0054】
実施例4
識別素子として平均粒径0.5μmのニッケル・コバルト粒子を1質量部混入した以外は実施例1と同様の紙シートを得た。この紙シートに国名や個人情報、渡航情報を印刷後、縦50mm、横80mmの長方形に裁断し、模擬ビザを作成した。
次に、作成した模擬ビザの識別情報を磁気センサを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬ビザに含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報をRFIDライタを用いてRFIDカード(リンテック社製、TS−C)に書き込み、このRFIDカードを荷物に取り付けた。
模擬ビザとRFIDカードの識別情報を上記検出装置およびRFIDリーダで読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0055】
実施例5
アクリル系粘着剤100質量部に対し、識別素子として直径5μm、長さ6mmの銅めっきしたガラス繊維を0.1質量部混入し、識別素子を分散させた粘着剤を得た。この粘着剤を厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート製フィルムに厚さ20μmになるように塗布し、必要事項を印刷したカードに保護フィルムとしてラミネートし、模擬運転免許証を作成した。
次に、作成した模擬運転免許証の識別情報を24GHzのマイクロ波で検出するガンオシレータを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬運転免許証に含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報をRFIDライタを用いてRFIDタグ(リンテック社製、TS−L)に書き込み、このRFIDタグを荷物に取り付けた。
模擬運転免許証とRFIDタグの識別情報を上記検出装置およびRFIDリーダで読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0056】
実施例6
ポリエステル樹脂100質量部に対し、識別素子として直径20μm、長さ6mmの銅めっきしたポリエステル繊維を0.1質量部混入し、厚さ100μmの識別素子を練り込んだ樹脂シートを得た。この樹脂シートに個人情報を印刷後、縦53mm、横86mmの長方形に裁断し、模擬身分証明書を作成した。
次に、作成した模擬身分証明書の識別情報を24GHzのマイクロ波で検出するガンオシレータを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬身分証明書に含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報を荷物管理ラベル表面に設けた磁気記録層に磁気情報として書き込み、この荷物管理ラベルを荷物に取り付けた。
模擬身分証明書と荷物管理ラベルの識別情報を上記検出装置および磁気センサで読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、紙やプラスチックに金属繊維や着色繊維を漉き込んだり分散させることにより形成した基体の識別素子をID機能として利用したものである。この識別素子は改ざんが困難であり、基体と基体の識別情報を記録した荷物管理ラベルを照合することにより確実に荷物を受け取ることができる。
【0058】
本発明においては、識別情報を有する基体に設けられた識別情報をホストコンピュータ等に格納することなく荷物管理ラベルに書き込んで荷物と共に荷物受け取り場所に移動させるので、複雑なデータ伝送、データ処理設備が不要で、かつ確実なシステムである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷物管理システムの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 基体
2、2a 荷物管理ラベル
3 荷物預け場所
4 利用者
5 荷物
6 荷物受け取り場所
7 識別素子からなる識別情報
8 識別情報
【発明の属する技術分野】
本発明は、識別素子を形成した基体の識別情報と、荷物管理ラベルに書き込まれた識別情報とを照合する荷物管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機に搭乗する際に手荷物を機内預かりとするときには、乗機空港で預かりシールを荷物に貼り付け、預かり票を搭乗者に渡すことが行われている。預かり票及び預かりシールには他の手荷物とは重複しない共通の番号が記されており、搭乗者は降機空港で預かり票と荷物に貼り付けられた預かりシールの番号を照合して手荷物の受け取りを行う。
【0003】
しかしながら、手荷物の受け取りはターンテーブル上のたくさんの荷物の中から搭乗者が自分の手荷物を選び出さなければならず、手荷物が類似する場合には誤って他人の手荷物を受け取ってしまうことがある。預かり票と手荷物の預かりシールの照合により手荷物の取り違えはある程度は防止できるものの、照合は各個人や係員が目視により行うものであり必ずしも十分ではないため、しばしば乗客の手荷物が紛失し問題となっている。
【0004】
さらに、共通の番号による照合は、預かり票の偽造が比較的容易であるという問題を有する。
【0005】
また、宅配サービス等の配送システムの場合においても誤った荷物を受け取るといった問題が起きている。
【0006】
特許第3315884号公報には、タグ番号が記録されたIDタグと、タグ番号を入力したICカードを用いて手荷物を管理する方法が記載されている(特許文献1参照)。この方法においては、後述する本発明で用いる多数の識別素子で構成された基体を用いず、タグ番号を付与して参照するようにしている。従ってこの方法においてはICカードに書き込まれたタグ番号は書き換えが可能であり、ICカードやIDタグの偽造を防止することは困難である。また、ICカードに記録された手荷物等に関する情報はサーバで管理するので、サーバ等の設備が必要なうえ、サーバに格納された情報自体の操作が可能になるという問題もある。
【0007】
なお、特許第2922474号公報においては、基体に双極子を形成して電磁波を照射することにより真偽を判断する方法が開示されている(特許文献2参照)。この方法は基体自体の真偽について判断を行うものであり、本発明のように荷物に付したラベルと基体を比較して行う荷物管理システムの概念は全く記載されていない。
【0008】
【特許文献1】
特許第3315884号公報(第4頁)
【特許文献2】
特許第2922474号公報(第1−2頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、空港等で預けた荷物を受け取る際に、確実に本物の荷物を受け取ることができる荷物管理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、以下に記載するものである。
【0011】
〔1〕 多数の識別素子の集合で形成した識別情報を有する基体と、荷物預け場所に設けられた前記基体の識別情報を読み取りその識別情報を荷物管理ラベルに書き込む手段と、荷物受け取り場所に設けられてなり、荷物管理ラベルに書き込まれた識別情報を読み取ると共に、基体の識別情報を読み取り、両者の識別情報を比較する手段とを有する荷物管理システム。
【0012】
〔2〕 荷物管理ラベルに識別情報を書き込む手段が、磁気的又は光学的に識別情報を書き込むものである〔1〕記載の荷物管理システム。
【0013】
〔3〕 荷物管理ラベルがRFIDカード又はRFIDタグを備えてなる〔1〕記載の荷物管理システム。
【0014】
〔4〕 荷物が航空手荷物である〔1〕記載の荷物管理システム。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明において使用する基体は、その形状には特に制限がないが、従来の磁気を利用した読み取り、記録装置を利用する場合は、これらに適した形状とすることが好ましい。従来、クレジットカード等のプラスチックカードが普及していることを勘案すれば、基体の好ましい形状はシート状の長方形、正方形、楕円、円等である。
【0016】
基体の材質としては特に制限がないが、プラスチック、紙等が好ましい。
【0017】
前記基体には、多数の識別素子の配置で構成される各基体毎に異なる識別情報(文様)を予め形成してある。
【0018】
識別素子は基体にランダムに配置されていても良いし、規則的に配置されていても良い。識別情報自体は特に制限が無く、光、磁気、電気等を利用した通常の検出手段で検出して電気信号に変換し得る識別情報であれば何れのものでも良い。 具体的には、基体としてはステンレススチール、アルミニウム、銅、銀等の金属繊維や、金属を蒸着、めっき又は溶着等で表面処理した合成繊維又はガラス繊維等を紙やプラスチックシートにそれぞれ漉き込んだり、分散させたりしたものが例示できる。
【0019】
また、上記金属やその酸化物の粉体、染料・顔料等を含むインキを使って印刷、印字等の方法でランダムに、又は規則的に識別情報を設けたものでも良い。
【0020】
このような識別素子を形成した基体は、特開平6−8679号公報に開示されている。即ち、同公報には、支持体に染顔料、繊維状物質、球状微粒子、金属微粒子からなる少なくとも1種以上の識別材料をランダムパターンとなるように内添又は塗工してなる情報識別シートであって、電気的、光学的並びに磁気的な情報識別手段からなる少なくとも1種以上の情報識別手段を用いて該識別材料のランダムパターンを読み取り又は記録するものであり、該ランダムパターンの記録を繰り返して同定できることを特徴とする情報識別シートが記載されている。本発明においては、同公報に記載のシートを基体として用いることもできる。
【0021】
識別素子の集合は、搭乗券の裏面に形成してもよいし、預かり票等に形成してもよい。また、パスポート、ビザ、運転免許証、身分証明書等に形成してもよい。パスポート等に形成した場合には、容易に本人であることを確認でき、セキュリティーの点でより好ましい。
【0022】
以下、本発明の荷物管理システムについて図1を参照して説明する。
【0023】
まず、荷物預け場所3において基体1の識別素子を読み取り、基体1の識別素子からなる識別情報7を得る。
【0024】
基体に形成した識別素子の読み取り方法としては、識別素子で構成される識別情報(文様)が、基体の紙やプラスチックに金属繊維や金属で表面処理した繊維、ガラス繊維を漉き込んだり分散させることにより形成したものである場合は、金属探知器、磁気ヘッド、ガンオシレータ等を基体表面に沿ってスキャンすることにより読み取る方法が例示できる。
【0025】
基体の識別情報を読み取る方法としては、特許第2922474号公報記載の方法、すなわち双極子を形成した基体に無線周波数信号を照射し、無線周波数検出器により複合無線周波数信号を受信する方法を用いてもよい。
【0026】
識別情報が基体の紙またはプラスチックにそれぞれ着色繊維を漉き込んだり、分散させることにより形成したものである場合は、撮像装置等を用いて基体表面の色情報を得、これを画像処理することにより読み取る方法が例示できる。
【0027】
次に、荷物預け場所3において基体1から読み取った識別情報7を荷物管理ラベル2に書き込んで記録する。
【0028】
荷物管理ラベルの材質、形状は、識別情報の書き込みが可能で、書き込まれた識別情報を光、磁気、電気等を利用した通常の検出手段で検出して電気信号に変換し得るものであれば特に制限なく使用することができる。
【0029】
本発明において、荷物管理ラベルの形態としては通常荷物に付されるタグ、シール等を含むものとする。
【0030】
荷物管理ラベルとして具体的には、RFID(無線周波数認識)カード、RFIDタグ、磁気記憶媒体タグ、紙またはプラスチック製のラベル等を挙げることができる。
【0031】
荷物管理ラベルにRFIDカード、RFIDタグ、磁気記憶媒体タグを用いる場合、識別情報の書き込みは、RFIDリーダライタ、磁気ヘッド、印字装置等を用いる。
【0032】
紙またはプラスチック製ラベルを用いる場合には、例えば文字、バーコード、二次元バーコード、文様等を印刷、印字する方法で書き込みを行う。
【0033】
荷物管理ラベルとしては、電気的又は磁気的手段を用いてデータの読み取り及び書き込みを行うRFIDカード、RFIDタグ、磁気記憶媒体タグが好ましい。これらは読み取り、書き込みの速度が速く、データの書き換えが可能でタグを繰り返し使用することができるので好ましい。
【0034】
荷物管理ラベルに書き込む識別情報のデータは、アナログデータでもデジタルデータでもよい。
【0035】
これらの荷物管理ラベルには、基体から読み取った識別情報のほか、例えば利用者に関する情報や搭乗データ等の識別情報以外のデータを別途書き込んでもよい。
【0036】
このようにして識別情報が記録された荷物管理ラベル2aは、添付、貼付等により荷物5に付される。
【0037】
一方、基体1は荷物管理ラベル2aとは別の手段、例えば利用者4が所持して移動することにより荷物受け取り場所6まで運ばれる。
【0038】
基体1と荷物管理ラベル2aを付した荷物5は別々に移動した後、荷物受け取り場所6において、利用者の所持する基体1と、荷物5に付された荷物管理ラベル2aからそれぞれ識別情報7、8を読み取って識別情報を照合し、荷物引き渡しの可否を判定する。
【0039】
基体の識別情報の読み取り方法は、荷物預け場所で行う上記の方法と同様とする。
【0040】
荷物管理ラベルとしてRFIDカード、RFIDタグ、磁気記憶媒体タグを用いた場合には、これらの読み取りは、RFIDリーダライタ、磁気ヘッド等を用いる。
【0041】
紙またはプラスチック製ラベルに印刷、印字された文字、バーコード、二次元バーコード、文様を読み取る場合には、撮像装置等を用いて識別体表面の色情報を得、これを画像処理する方法が例示できる。画像処理方法としては公知の方法、例えばOCR(光学的文字認識)等を用いることができる。
【0042】
本発明の荷物管理システムは、航空手荷物の機内預かりのほか、クローク等における手荷物一時預かり、荷物の配送等に利用できる。
【0043】
本発明を荷物の配送に利用する場合について以下説明する。まず、荷物預け場所で配送する荷物を預ける。基体である配達通知書は荷物とは別に受領者に郵便で送られ、荷物管理ラベルが付された荷物が配送される。荷物受け取り場所は家庭又はオフィスであり、別送された配達通知書の識別情報と、荷物管理ラベルに書き込まれた識別情報を照合することにより、配送された荷物が本物であることを確認する。配送された荷物が本物であることを確認することで、爆発物や毒物の入った荷物を誤って開ける危険性がなくなる。
【0044】
識別情報を有する基体及び荷物管理ラベルを用いる本発明の荷物管理システムは、空港における次のような形態を含む。
【0045】
まず、搭乗者が搭乗カウンターで搭乗手続きを行うと、識別素子を有する基体に、便名、座席、搭乗者氏名等の必要事項が印字された搭乗券が発券される。
【0046】
次に、荷物預かりカウンターにおいて、搭乗券の識別情報を読み取って、荷物管理ラベルを発行する。搭乗者が預けた手荷物は、荷物管理ラベルが取り付けられた後ベルトコンベアで運ばれ、航空機に積み込まれる。手荷物を航空機に積み込む際には荷物管理ラベルの識別情報を読み取っておく。
【0047】
一方、搭乗者は、搭乗口に設置された自動改札機を通って航空機に搭乗する。これにより、自動改札機は、搭乗者が航空機に搭乗したと判断すると共に、搭乗券の識別情報を読み取る。
【0048】
航空機に積み込んだ手荷物の荷物管理ラベルの識別情報と、搭乗口の自動改札機で読み取った搭乗券の識別情報とが一致することにより、荷物と該荷物を預けた人(搭乗者)が搭乗したことが確認できる。
【0049】
このように、上記基体と荷物管理ラベルを用いることにより、乗機空港においても効率よく確実に搭乗券と荷物管理ラベルの識別情報の照合を行うことができる。この照合はセキュリティーの観点から有用である。
【0050】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
【0051】
実施例1
木材パルプ(N材/L材=20/80)100質量部に対し、識別素子として直径8μm、長さ5mmのステンレス製繊維を0.1質量部混入し、厚さ125μmの識別素子を混抄した紙シートを得た。この紙シートに飛行機の便名や座席等の必要事項を印刷後、縦75mm、横125mmの長方形に裁断し、模擬搭乗券を作成した。
次に、作成した模擬搭乗券の識別情報を24GHzのマイクロ波で検出するガンオシレータを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬搭乗券に含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報を荷物管理ラベルにバーコード印字し、荷物に荷物管理ラベルを取り付けた。
模擬搭乗券と荷物管理ラベルの識別情報を上記検出装置およびバーコード読み取り機で読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0052】
実施例2
識別素子として直径20μm、長さ10mmの蛍光着色パルプ繊維を用いた以外は実施例1と同様の紙シートを得た。この紙シートに飛行機の便名等の必要事項を印刷後、縦50mm、横70mmの長方形に裁断し、荷物預かり票を作成した。
次に、作成した荷物預かり票の識別情報を紫外線蛍光検出装置に投入し、荷物預かり票に含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報を荷物管理ラベルに文字と数字の組み合わせとして印字し、荷物に荷物管理ラベルを取り付けた。
荷物預かり票と荷物管理ラベルの識別情報を上記検出装置およびOCR読み取り機で読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0053】
実施例3
識別素子として直径5μm、長さ6mmの銀めっきしたガラス繊維を用いた以外は実施例1と同様の紙シートを得た。この紙シートに国名や個人情報を印刷後、縦126mm、横174mmの長方形に裁断し、模擬パスポートを作成した。次に、作成した模擬パスポートの識別情報を24GHzのマイクロ波で検出するガンオシレータを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬パスポートに含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報を荷物管理ラベルに二次元バーコード印字し、荷物に荷物管理ラベルを取り付けた。
模擬パスポートと荷物管理ラベルの識別情報を上記検出装置および二次元バーコード読み取り機で読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0054】
実施例4
識別素子として平均粒径0.5μmのニッケル・コバルト粒子を1質量部混入した以外は実施例1と同様の紙シートを得た。この紙シートに国名や個人情報、渡航情報を印刷後、縦50mm、横80mmの長方形に裁断し、模擬ビザを作成した。
次に、作成した模擬ビザの識別情報を磁気センサを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬ビザに含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報をRFIDライタを用いてRFIDカード(リンテック社製、TS−C)に書き込み、このRFIDカードを荷物に取り付けた。
模擬ビザとRFIDカードの識別情報を上記検出装置およびRFIDリーダで読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0055】
実施例5
アクリル系粘着剤100質量部に対し、識別素子として直径5μm、長さ6mmの銅めっきしたガラス繊維を0.1質量部混入し、識別素子を分散させた粘着剤を得た。この粘着剤を厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート製フィルムに厚さ20μmになるように塗布し、必要事項を印刷したカードに保護フィルムとしてラミネートし、模擬運転免許証を作成した。
次に、作成した模擬運転免許証の識別情報を24GHzのマイクロ波で検出するガンオシレータを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬運転免許証に含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報をRFIDライタを用いてRFIDタグ(リンテック社製、TS−L)に書き込み、このRFIDタグを荷物に取り付けた。
模擬運転免許証とRFIDタグの識別情報を上記検出装置およびRFIDリーダで読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0056】
実施例6
ポリエステル樹脂100質量部に対し、識別素子として直径20μm、長さ6mmの銅めっきしたポリエステル繊維を0.1質量部混入し、厚さ100μmの識別素子を練り込んだ樹脂シートを得た。この樹脂シートに個人情報を印刷後、縦53mm、横86mmの長方形に裁断し、模擬身分証明書を作成した。
次に、作成した模擬身分証明書の識別情報を24GHzのマイクロ波で検出するガンオシレータを備えた識別情報検出装置に投入し、模擬身分証明書に含まれる識別情報をデータ化した。次に、このデータ化した識別情報を荷物管理ラベル表面に設けた磁気記録層に磁気情報として書き込み、この荷物管理ラベルを荷物に取り付けた。
模擬身分証明書と荷物管理ラベルの識別情報を上記検出装置および磁気センサで読み取り、両者を比較して間違いがないことを確認した。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、紙やプラスチックに金属繊維や着色繊維を漉き込んだり分散させることにより形成した基体の識別素子をID機能として利用したものである。この識別素子は改ざんが困難であり、基体と基体の識別情報を記録した荷物管理ラベルを照合することにより確実に荷物を受け取ることができる。
【0058】
本発明においては、識別情報を有する基体に設けられた識別情報をホストコンピュータ等に格納することなく荷物管理ラベルに書き込んで荷物と共に荷物受け取り場所に移動させるので、複雑なデータ伝送、データ処理設備が不要で、かつ確実なシステムである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷物管理システムの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 基体
2、2a 荷物管理ラベル
3 荷物預け場所
4 利用者
5 荷物
6 荷物受け取り場所
7 識別素子からなる識別情報
8 識別情報
Claims (4)
- 多数の識別素子の集合で形成した識別情報を有する基体と、荷物預け場所に設けられた前記基体の識別情報を読み取りその識別情報を荷物管理ラベルに書き込む手段と、荷物受け取り場所に設けられてなり、荷物管理ラベルに書き込まれた識別情報を読み取ると共に、基体の識別情報を読み取り、両者の識別情報を比較する手段とを有する荷物管理システム。
- 荷物管理ラベルに識別情報を書き込む手段が、磁気的又は光学的に識別情報を書き込むものである請求項1記載の荷物管理システム。
- 荷物管理ラベルがRFIDカード又はRFIDタグを備えてなる請求項1記載の荷物管理システム。
- 荷物が航空手荷物である請求項1記載の荷物管理システム。
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