JP2004122649A - 孔開け工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】切削刃を交換することなく簡単な操作で種々の径に対応することができ、作業効率の低下を招来しない状態で被加工物に穿設作業を施すことができる孔開け工具を提供する。
【解決手段】軸状の工具装着部2と、これと同軸で着脱可能に装着されたセンタードリル3と、一端面に放射方向に延びる複数の支持溝14が形成された支持盤4と、支持溝14に対応した位置にスパイラル状の複数の案内窓19が形成された案内盤5と、支持溝14にその基端部15が係合され、案内窓19を貫通してセンタードリル3の外周部に配設された複数のカッター6と、工具装着部2に螺合された固定ナット11とを備え、この固定ナット11によって支持盤4と案内盤5を挟持した状態で着脱可能に螺着すると共に、これら支持盤4と案内盤5の相対回転によってカッター6を放射方向に移動自在に支持した孔開け工具1。
【選択図】 図1
【解決手段】軸状の工具装着部2と、これと同軸で着脱可能に装着されたセンタードリル3と、一端面に放射方向に延びる複数の支持溝14が形成された支持盤4と、支持溝14に対応した位置にスパイラル状の複数の案内窓19が形成された案内盤5と、支持溝14にその基端部15が係合され、案内窓19を貫通してセンタードリル3の外周部に配設された複数のカッター6と、工具装着部2に螺合された固定ナット11とを備え、この固定ナット11によって支持盤4と案内盤5を挟持した状態で着脱可能に螺着すると共に、これら支持盤4と案内盤5の相対回転によってカッター6を放射方向に移動自在に支持した孔開け工具1。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁面等の被加工物に円形の孔を穿設する孔開け工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の壁面、天上面、床面、あるいはパイプシャフトの扉面等の被加工物に円形の孔を穿設する場合は、一般にホールソーが用いられる。ホールソーは、センタードリルとセンタードリルを中心に円環状に配置した切刃とを有し、センタードリルで孔の中心となる部分に案内孔を開け、次にセンタードリルを案内孔に挿入した状態で切刃で円形の孔を穿設する。
【0003】
従来、図5に示すようなホールソーを有する孔開け工具が知られている。この孔開け工具50は、工具装着部51と、この工具装着部51に同軸で着脱可能に装着されたセンタードリル52と、そしてホールソー53とを備えている。工具装着部51は、基端側に電動工具(図示せず)に接続するための角柱状の連結部54を有している。また、先端側にセンタードリル52を挿入する矩形状の挿入孔55とホールソー53を螺着する雄ねじ部56が設けられている。センタードリル52の基端側には挿入孔55に対応した角柱部57が形成されていると共に、先端側には螺旋状のドリル刃58が形成されている。
【0004】
ホールソー53は、円筒状のボディ53aと、このボディ53aの基端側で底部をなす基端壁53bと、ボディ53aの開口側に形成された切削部53cとからなっている。基端壁53bの中心部分には、雄ねじ部56に対応したねじ孔59が螺設され、このねじ孔59を雄ねじ部56に螺着して締結することによりホールソー53が工具装着部51に装着されるようになっている。
【0005】
切削部53cは、ボディ53aの開口部が切り込まれて形成された周方向複数個の切欠き溝60を備えている。この切欠き溝60の入口部分の角部に被加工物を切削する切削刃60aが形成されている。
【0006】
このようなセンタードリル52およびホールソー53が装着された工具装着部51を電動工具に接続して建物の壁面等の被加工物にセンタードリル52のドリル刃58を押し当てて位置決めし、電動工具を駆動することによってドリル刃58は被加工物に没入していく。
【0007】
ホールソー53の切削部53cが被加工物の表面に到達した後は、ホールソー53の軸心回りの回転で切削刃60aが被加工物を切削するため、被加工物は切削刃60aの回転軌跡に沿って切削されて円形に穿設されることになる(特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−207014号公報(第3−5頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような従来の孔開け工具50にあっては、被加工物に同一径の円形孔を穿設する場合には、良好に適用することができるが、異なった径の孔を穿設する場合は、複数個のホールソー53を予め用意し、穿設作業の途中で工具装着部51に対してホールソー53の交換をその都度行わなければならず、非常に面倒であり、作業効率が大幅に低下する。
【0010】
さらに、所望の径のホールソー53をすべて用意することは現実的に難しく、また非経済的であるため、限定された幾つかのホールソー53にて代用することを余儀なくされていた。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、切削刃を交換することなく簡単な操作で種々の径に対応することができ、作業効率の低下を招来しない状態で被加工物に穿設作業を施すことができる孔開け工具を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、軸状の工具装着部と、この工具装着部に同軸で着脱可能に装着されたセンタードリルと、前記工具装着部に外嵌され、一端面に放射方向に延びる複数の支持溝が形成された円板状の支持盤と、この支持盤に装着され、前記支持溝に対応した位置にスパイラル状の複数の案内窓が形成された円板状の案内盤と、前記支持溝にその基端部が係合され、前記案内窓を貫通して前記センタードリルの外周部に配設された複数のカッターと、前記工具装着部に螺合された固定ナットとを備え、この固定ナットによって前記支持盤と案内盤を挟持した状態で着脱可能に螺着すると共に、これら支持盤と案内盤の相対回転によって前記カッターを放射方向に移動自在に支持した構成を採用した。
【0013】
このように、支持盤と案内盤の相対回転によって複数のカッターを放射方向に移動自在に支持したので、支持盤と案内盤を相対回転させるという簡便な操作によって、7〜8種類の孔を穿設することができる。したがって、従来のように、複数個のホールソーを準備し、穿設作業中にそのホールソーを交換するといった繁雑な操作は必要なくなる。また、複数のカッターは単純に放射方向に移動するのではなく、スパイラル状の案内窓に沿って同期して移動するため、スムーズに、かつ所望の位置に微調整することができる。したがって、正確かつ簡便に孔径を設定することが可能となる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明のように、前記カッターの先端に切削チップを固着すれば、切削部とカッター本体との材質を適宜選定することができ、カッターの耐久性を向上させることができる。
【0015】
また、請求項3に記載の発明のように、前記カッターを4本とし、外刃切削チップと内刃切削チップがそれぞれ固着されたカッターを交互に対向配置すれば、バランス良く円孔を穿設することができる、
【0016】
また、請求項4に記載の発明のように、前記切削チップが超硬合金で形成すれば、切削チップの耐摩耗性を向上させることができる。
【0017】
好ましくは、請求項5に記載の発明のように、前記案内盤の案内窓近傍に前記カッターの位置決め用の目盛を表示すれば、ワンタッチで目盛合せができ、カッターを移動させて孔径を設定する作業を一層簡便にすることができる。
【0018】
また、請求項6に記載の発明のように、前記工具装着部と案内盤とが相対回転不可に、かつ着脱可能に固定されていれば、支持盤に対し案内盤を容易に相対回転させることができ、カッターを移動させて孔径を設定する作業を一層簡便にすることができる。
【0019】
好ましくは、請求項7に記載の発明のように、前記工具装着部の外周に矩形状の挿入部が形成され、この挿入部に対応する挿入孔が前記案内盤に形成されていれば、簡単な構造で前記工具装着部と案内盤とを相対回転不可に、かつ着脱可能に固定することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る孔開け工具の実施形態を示す分解斜視図、図2は、縦断面図である。
【0021】
この孔開け工具1は、軸状の工具装着部2と、この工具装着部2に同軸で着脱可能に装着されたセンタードリル3と、工具装着部2に外嵌された支持盤4と、この支持盤4の開口部に装着された案内盤5と、複数(4本)のカッター6とを備えている。工具装着部2の先端側の外周には矩形状の挿入部7が形成され、中心部にはセンタードリル3の基端部を収容する凹所8が設けられている。センタードリル3は挿入部7に固定ねじ(図示せず)で一体固着されている。また、工具装着部2の基端側には電動工具(図示せず)を接続する連結部9を有している。
【0022】
工具装着部2の外周には雄ねじ10が形成され、この雄ねじ10に螺合された固定ナット11と先端側の挿入部7とで、支持盤4と案内盤5を挟持した状態で締結している。ここで、センタードリル3の回転によって固定ナット11が緩まないように雄ねじ10には左ねじが形成されている。案内盤5の中心部には挿入部7に対応した挿入孔12が形成され、工具装着部2に対してこの案内盤5が回転不可に、かつ着脱可能に固定されている。
【0023】
図3に示すように、支持盤4の一方の端面13には放射方向に延びる複数(4本)の支持溝14が形成されている。この支持溝14は直交する十字状に形成され、カッター6の基端部15を支持している。中心部には工具装着部2が挿入される円孔16が、外周部には案内盤5を同軸に装着するためのインロウ部17がそれぞれ形成されている。この支持盤4は軽量化のためにアルミ合金等から機械加工にて形成されている。
【0024】
カッター6の基端部15は、支持盤4の支持溝14にシックリと係合し、この支持溝14に沿って放射方向に移動可能に支持されている。一方、先端には切削チップ18が固着されている。切削チップ18は、Coをバインダーとし、WC、Ti、C、TaC等の高融点金属の炭化物粉末を燒結した合金で、WC−Co系、WC−TiC−Co系、あるいはWC−Ti−Ta(Nb)C−Co系等の、所謂超硬合金からなっている。本実施例における切削チップ18であれば、被加工物が木材、合板、モルタル、および樹脂材等に好適である。このように、カッター6の先端に別体の切削チップ18を固着させたので、カッター6と切削チップ18は、それぞれの機能に最適な材料選定ができる。したがって、カッター6の耐久性を向上させることができる。なお、被加工物がコンクリート等の壁面であれば、カッター6に固着する切削チップ18を超硬合金からダイヤモンドに変更すれば良い。
【0025】
切削チップ18は、被加工物(図示せず)に円形の孔を穿設するために、孔の内周を形成する外刃と、孔を切除する内刃とで構成されている。したがって、カッター6の数は偶数本が好ましい。本実施例では、カッター6の本数を4本とし、これら外刃と内刃がそれぞれ交互に対向配置されている。なお、外刃と内刃を共用する切削チップであれば、カッター6の数は偶数本に限らず、例えば3本や5本の奇数本であっても良い。
【0026】
図4に示すように、案内盤5には支持盤4の支持溝14に対応する位置にスパイラル状の案内窓19が複数(4本)形成されている。また、案内盤5の中心部には工具装着部2が挿入される円孔20と、その挿入部7が係合する矩形状の挿入孔12が、外周部には支持盤4に係合するインロウ部21がそれぞれ形成されている。案内窓19には支持盤4の支持溝14によって支持されたカッター6が貫通している。したがって、固定ナット11を緩めこの案内盤5と支持盤4を相対回転させることによって、カッター6が案内窓19に沿って移動し、対向するカッター6間の距離、すなわち、カッター6の回転軌跡の径は、縮径あるいは拡径自在となり、適宜所望の円孔を穿設することができる。この案内盤5は軽量化のためにアルミ合金等から機械加工にて形成され、耐摩耗性を向上させるために表面にアルマイト等の硬化層が形成されている。
【0027】
このように、支持盤4と案内盤5を相対回転させるという簡便な操作によって、7〜8種類の孔を穿設することができるので、従来のように、複数個のホールソーを準備し、穿設作業中にそのホールソーを交換するといった繁雑な操作は必要なくなる。また、複数のカッター6は単純に放射方向に移動するのではなく、スパイラル状の案内窓19に沿って同期して移動するため、スムーズに、かつ所望の位置に微調整することができる。したがって、正確かつ簡便に孔径を設定することが可能となる。
【0028】
本実施例では、案内窓19の近傍にカッター6の径を示す目盛表示がされている。これにより、ワンタッチで目盛合せができ、カッター6を移動させて孔径を設定する作業を一層簡便にすることができる。
【0029】
次に、図1および図2を用いて、本発明に係る孔空け工具1の操作方法について詳細に説明する。まず、工具装着部2の連結部9と電気ドリル等の電動工具との接続を解き、孔開け工具1を取出す。工具装着部2の雄ねじ10に螺合した固定ナット11を緩めると同時に、支持盤4に対して案内盤5を回転させる。次に案内盤5に表示した目盛にカッター6の位置を合せ、所望の孔径に設定する。その後、固定ナット11を再び締めて支持盤4と案内盤5とを固定する。最後に工具装着部2の連結部9を電動工具に接続し、一連の径変更のための操作を完了する。
【0030】
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る孔開け工具は、軸状の工具装着部と、この工具装着部に同軸で着脱可能に装着されたセンタードリルと、前記工具装着部に外嵌され、一端面に放射方向に延びる複数の支持溝が形成された円板状の支持盤と、この支持盤に装着され、前記支持溝に対応した位置にスパイラル状の複数の案内窓が形成された円板状の案内盤と、前記支持溝にその基端部が係合され、前記案内窓を貫通して前記センタードリルの外周部に配設された複数のカッターと、前記工具装着部に螺合された固定ナットとを備え、この固定ナットによって前記支持盤と案内盤を挟持した状態で着脱可能に螺着すると共に、これら支持盤と案内盤の相対回転によって前記カッターを放射方向に移動自在に支持したので、支持盤と案内盤を相対回転させるという簡便な操作によって、7〜8種類の孔を穿設することができる。したがって、従来のように、複数個のホールソーを準備し、穿設作業中にそのホールソーを交換するといった繁雑な操作は必要なくなる。また、複数のカッターは単純に放射方向に移動するのではなく、スパイラル状の案内窓に沿って同期して移動するため、スムーズに、かつ所望の位置に微調整することができる。したがって、正確かつ簡便に孔径を設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る孔開け工具の実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上、縦断面図である。
【図3】本発明に係る支持盤を示す平面図である。
【図4】本発明に係る案内盤を示す平面図である。
【図5】従来の孔開け工具を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・孔開け工具
2・・・・・・・・・・・・・・工具装着部
3・・・・・・・・・・・・・・センタードリル
4・・・・・・・・・・・・・・支持盤
5・・・・・・・・・・・・・・案内盤
6・・・・・・・・・・・・・・カッター
7・・・・・・・・・・・・・・挿入部
8・・・・・・・・・・・・・・凹所
9・・・・・・・・・・・・・・連結部
10・・・・・・・・・・・・・雄ねじ
11・・・・・・・・・・・・・固定ナット
12・・・・・・・・・・・・・挿入孔
13・・・・・・・・・・・・・端面
14・・・・・・・・・・・・・支持溝
15・・・・・・・・・・・・・基端部
16、20・・・・・・・・・・円孔
17、21・・・・・・・・・・インロウ部
18・・・・・・・・・・・・・切削チップ
19・・・・・・・・・・・・・案内窓
50・・・・・・・・・・・・・孔開け工具
51・・・・・・・・・・・・・工具装着部
52・・・・・・・・・・・・・センタードリル
53・・・・・・・・・・・・・ホールソー
53a・・・・・・・・・・・・ボディ
53b・・・・・・・・・・・・基端壁
53c・・・・・・・・・・・・切削部
54・・・・・・・・・・・・・連結部
55・・・・・・・・・・・・・挿入孔
56・・・・・・・・・・・・・雄ねじ部
57・・・・・・・・・・・・・角柱部
58・・・・・・・・・・・・・ドリル刃
59・・・・・・・・・・・・・ねじ孔
60・・・・・・・・・・・・・切欠き溝
60a・・・・・・・・・・・・切削刃
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁面等の被加工物に円形の孔を穿設する孔開け工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の壁面、天上面、床面、あるいはパイプシャフトの扉面等の被加工物に円形の孔を穿設する場合は、一般にホールソーが用いられる。ホールソーは、センタードリルとセンタードリルを中心に円環状に配置した切刃とを有し、センタードリルで孔の中心となる部分に案内孔を開け、次にセンタードリルを案内孔に挿入した状態で切刃で円形の孔を穿設する。
【0003】
従来、図5に示すようなホールソーを有する孔開け工具が知られている。この孔開け工具50は、工具装着部51と、この工具装着部51に同軸で着脱可能に装着されたセンタードリル52と、そしてホールソー53とを備えている。工具装着部51は、基端側に電動工具(図示せず)に接続するための角柱状の連結部54を有している。また、先端側にセンタードリル52を挿入する矩形状の挿入孔55とホールソー53を螺着する雄ねじ部56が設けられている。センタードリル52の基端側には挿入孔55に対応した角柱部57が形成されていると共に、先端側には螺旋状のドリル刃58が形成されている。
【0004】
ホールソー53は、円筒状のボディ53aと、このボディ53aの基端側で底部をなす基端壁53bと、ボディ53aの開口側に形成された切削部53cとからなっている。基端壁53bの中心部分には、雄ねじ部56に対応したねじ孔59が螺設され、このねじ孔59を雄ねじ部56に螺着して締結することによりホールソー53が工具装着部51に装着されるようになっている。
【0005】
切削部53cは、ボディ53aの開口部が切り込まれて形成された周方向複数個の切欠き溝60を備えている。この切欠き溝60の入口部分の角部に被加工物を切削する切削刃60aが形成されている。
【0006】
このようなセンタードリル52およびホールソー53が装着された工具装着部51を電動工具に接続して建物の壁面等の被加工物にセンタードリル52のドリル刃58を押し当てて位置決めし、電動工具を駆動することによってドリル刃58は被加工物に没入していく。
【0007】
ホールソー53の切削部53cが被加工物の表面に到達した後は、ホールソー53の軸心回りの回転で切削刃60aが被加工物を切削するため、被加工物は切削刃60aの回転軌跡に沿って切削されて円形に穿設されることになる(特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−207014号公報(第3−5頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような従来の孔開け工具50にあっては、被加工物に同一径の円形孔を穿設する場合には、良好に適用することができるが、異なった径の孔を穿設する場合は、複数個のホールソー53を予め用意し、穿設作業の途中で工具装着部51に対してホールソー53の交換をその都度行わなければならず、非常に面倒であり、作業効率が大幅に低下する。
【0010】
さらに、所望の径のホールソー53をすべて用意することは現実的に難しく、また非経済的であるため、限定された幾つかのホールソー53にて代用することを余儀なくされていた。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、切削刃を交換することなく簡単な操作で種々の径に対応することができ、作業効率の低下を招来しない状態で被加工物に穿設作業を施すことができる孔開け工具を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、軸状の工具装着部と、この工具装着部に同軸で着脱可能に装着されたセンタードリルと、前記工具装着部に外嵌され、一端面に放射方向に延びる複数の支持溝が形成された円板状の支持盤と、この支持盤に装着され、前記支持溝に対応した位置にスパイラル状の複数の案内窓が形成された円板状の案内盤と、前記支持溝にその基端部が係合され、前記案内窓を貫通して前記センタードリルの外周部に配設された複数のカッターと、前記工具装着部に螺合された固定ナットとを備え、この固定ナットによって前記支持盤と案内盤を挟持した状態で着脱可能に螺着すると共に、これら支持盤と案内盤の相対回転によって前記カッターを放射方向に移動自在に支持した構成を採用した。
【0013】
このように、支持盤と案内盤の相対回転によって複数のカッターを放射方向に移動自在に支持したので、支持盤と案内盤を相対回転させるという簡便な操作によって、7〜8種類の孔を穿設することができる。したがって、従来のように、複数個のホールソーを準備し、穿設作業中にそのホールソーを交換するといった繁雑な操作は必要なくなる。また、複数のカッターは単純に放射方向に移動するのではなく、スパイラル状の案内窓に沿って同期して移動するため、スムーズに、かつ所望の位置に微調整することができる。したがって、正確かつ簡便に孔径を設定することが可能となる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明のように、前記カッターの先端に切削チップを固着すれば、切削部とカッター本体との材質を適宜選定することができ、カッターの耐久性を向上させることができる。
【0015】
また、請求項3に記載の発明のように、前記カッターを4本とし、外刃切削チップと内刃切削チップがそれぞれ固着されたカッターを交互に対向配置すれば、バランス良く円孔を穿設することができる、
【0016】
また、請求項4に記載の発明のように、前記切削チップが超硬合金で形成すれば、切削チップの耐摩耗性を向上させることができる。
【0017】
好ましくは、請求項5に記載の発明のように、前記案内盤の案内窓近傍に前記カッターの位置決め用の目盛を表示すれば、ワンタッチで目盛合せができ、カッターを移動させて孔径を設定する作業を一層簡便にすることができる。
【0018】
また、請求項6に記載の発明のように、前記工具装着部と案内盤とが相対回転不可に、かつ着脱可能に固定されていれば、支持盤に対し案内盤を容易に相対回転させることができ、カッターを移動させて孔径を設定する作業を一層簡便にすることができる。
【0019】
好ましくは、請求項7に記載の発明のように、前記工具装着部の外周に矩形状の挿入部が形成され、この挿入部に対応する挿入孔が前記案内盤に形成されていれば、簡単な構造で前記工具装着部と案内盤とを相対回転不可に、かつ着脱可能に固定することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る孔開け工具の実施形態を示す分解斜視図、図2は、縦断面図である。
【0021】
この孔開け工具1は、軸状の工具装着部2と、この工具装着部2に同軸で着脱可能に装着されたセンタードリル3と、工具装着部2に外嵌された支持盤4と、この支持盤4の開口部に装着された案内盤5と、複数(4本)のカッター6とを備えている。工具装着部2の先端側の外周には矩形状の挿入部7が形成され、中心部にはセンタードリル3の基端部を収容する凹所8が設けられている。センタードリル3は挿入部7に固定ねじ(図示せず)で一体固着されている。また、工具装着部2の基端側には電動工具(図示せず)を接続する連結部9を有している。
【0022】
工具装着部2の外周には雄ねじ10が形成され、この雄ねじ10に螺合された固定ナット11と先端側の挿入部7とで、支持盤4と案内盤5を挟持した状態で締結している。ここで、センタードリル3の回転によって固定ナット11が緩まないように雄ねじ10には左ねじが形成されている。案内盤5の中心部には挿入部7に対応した挿入孔12が形成され、工具装着部2に対してこの案内盤5が回転不可に、かつ着脱可能に固定されている。
【0023】
図3に示すように、支持盤4の一方の端面13には放射方向に延びる複数(4本)の支持溝14が形成されている。この支持溝14は直交する十字状に形成され、カッター6の基端部15を支持している。中心部には工具装着部2が挿入される円孔16が、外周部には案内盤5を同軸に装着するためのインロウ部17がそれぞれ形成されている。この支持盤4は軽量化のためにアルミ合金等から機械加工にて形成されている。
【0024】
カッター6の基端部15は、支持盤4の支持溝14にシックリと係合し、この支持溝14に沿って放射方向に移動可能に支持されている。一方、先端には切削チップ18が固着されている。切削チップ18は、Coをバインダーとし、WC、Ti、C、TaC等の高融点金属の炭化物粉末を燒結した合金で、WC−Co系、WC−TiC−Co系、あるいはWC−Ti−Ta(Nb)C−Co系等の、所謂超硬合金からなっている。本実施例における切削チップ18であれば、被加工物が木材、合板、モルタル、および樹脂材等に好適である。このように、カッター6の先端に別体の切削チップ18を固着させたので、カッター6と切削チップ18は、それぞれの機能に最適な材料選定ができる。したがって、カッター6の耐久性を向上させることができる。なお、被加工物がコンクリート等の壁面であれば、カッター6に固着する切削チップ18を超硬合金からダイヤモンドに変更すれば良い。
【0025】
切削チップ18は、被加工物(図示せず)に円形の孔を穿設するために、孔の内周を形成する外刃と、孔を切除する内刃とで構成されている。したがって、カッター6の数は偶数本が好ましい。本実施例では、カッター6の本数を4本とし、これら外刃と内刃がそれぞれ交互に対向配置されている。なお、外刃と内刃を共用する切削チップであれば、カッター6の数は偶数本に限らず、例えば3本や5本の奇数本であっても良い。
【0026】
図4に示すように、案内盤5には支持盤4の支持溝14に対応する位置にスパイラル状の案内窓19が複数(4本)形成されている。また、案内盤5の中心部には工具装着部2が挿入される円孔20と、その挿入部7が係合する矩形状の挿入孔12が、外周部には支持盤4に係合するインロウ部21がそれぞれ形成されている。案内窓19には支持盤4の支持溝14によって支持されたカッター6が貫通している。したがって、固定ナット11を緩めこの案内盤5と支持盤4を相対回転させることによって、カッター6が案内窓19に沿って移動し、対向するカッター6間の距離、すなわち、カッター6の回転軌跡の径は、縮径あるいは拡径自在となり、適宜所望の円孔を穿設することができる。この案内盤5は軽量化のためにアルミ合金等から機械加工にて形成され、耐摩耗性を向上させるために表面にアルマイト等の硬化層が形成されている。
【0027】
このように、支持盤4と案内盤5を相対回転させるという簡便な操作によって、7〜8種類の孔を穿設することができるので、従来のように、複数個のホールソーを準備し、穿設作業中にそのホールソーを交換するといった繁雑な操作は必要なくなる。また、複数のカッター6は単純に放射方向に移動するのではなく、スパイラル状の案内窓19に沿って同期して移動するため、スムーズに、かつ所望の位置に微調整することができる。したがって、正確かつ簡便に孔径を設定することが可能となる。
【0028】
本実施例では、案内窓19の近傍にカッター6の径を示す目盛表示がされている。これにより、ワンタッチで目盛合せができ、カッター6を移動させて孔径を設定する作業を一層簡便にすることができる。
【0029】
次に、図1および図2を用いて、本発明に係る孔空け工具1の操作方法について詳細に説明する。まず、工具装着部2の連結部9と電気ドリル等の電動工具との接続を解き、孔開け工具1を取出す。工具装着部2の雄ねじ10に螺合した固定ナット11を緩めると同時に、支持盤4に対して案内盤5を回転させる。次に案内盤5に表示した目盛にカッター6の位置を合せ、所望の孔径に設定する。その後、固定ナット11を再び締めて支持盤4と案内盤5とを固定する。最後に工具装着部2の連結部9を電動工具に接続し、一連の径変更のための操作を完了する。
【0030】
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る孔開け工具は、軸状の工具装着部と、この工具装着部に同軸で着脱可能に装着されたセンタードリルと、前記工具装着部に外嵌され、一端面に放射方向に延びる複数の支持溝が形成された円板状の支持盤と、この支持盤に装着され、前記支持溝に対応した位置にスパイラル状の複数の案内窓が形成された円板状の案内盤と、前記支持溝にその基端部が係合され、前記案内窓を貫通して前記センタードリルの外周部に配設された複数のカッターと、前記工具装着部に螺合された固定ナットとを備え、この固定ナットによって前記支持盤と案内盤を挟持した状態で着脱可能に螺着すると共に、これら支持盤と案内盤の相対回転によって前記カッターを放射方向に移動自在に支持したので、支持盤と案内盤を相対回転させるという簡便な操作によって、7〜8種類の孔を穿設することができる。したがって、従来のように、複数個のホールソーを準備し、穿設作業中にそのホールソーを交換するといった繁雑な操作は必要なくなる。また、複数のカッターは単純に放射方向に移動するのではなく、スパイラル状の案内窓に沿って同期して移動するため、スムーズに、かつ所望の位置に微調整することができる。したがって、正確かつ簡便に孔径を設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る孔開け工具の実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上、縦断面図である。
【図3】本発明に係る支持盤を示す平面図である。
【図4】本発明に係る案内盤を示す平面図である。
【図5】従来の孔開け工具を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・孔開け工具
2・・・・・・・・・・・・・・工具装着部
3・・・・・・・・・・・・・・センタードリル
4・・・・・・・・・・・・・・支持盤
5・・・・・・・・・・・・・・案内盤
6・・・・・・・・・・・・・・カッター
7・・・・・・・・・・・・・・挿入部
8・・・・・・・・・・・・・・凹所
9・・・・・・・・・・・・・・連結部
10・・・・・・・・・・・・・雄ねじ
11・・・・・・・・・・・・・固定ナット
12・・・・・・・・・・・・・挿入孔
13・・・・・・・・・・・・・端面
14・・・・・・・・・・・・・支持溝
15・・・・・・・・・・・・・基端部
16、20・・・・・・・・・・円孔
17、21・・・・・・・・・・インロウ部
18・・・・・・・・・・・・・切削チップ
19・・・・・・・・・・・・・案内窓
50・・・・・・・・・・・・・孔開け工具
51・・・・・・・・・・・・・工具装着部
52・・・・・・・・・・・・・センタードリル
53・・・・・・・・・・・・・ホールソー
53a・・・・・・・・・・・・ボディ
53b・・・・・・・・・・・・基端壁
53c・・・・・・・・・・・・切削部
54・・・・・・・・・・・・・連結部
55・・・・・・・・・・・・・挿入孔
56・・・・・・・・・・・・・雄ねじ部
57・・・・・・・・・・・・・角柱部
58・・・・・・・・・・・・・ドリル刃
59・・・・・・・・・・・・・ねじ孔
60・・・・・・・・・・・・・切欠き溝
60a・・・・・・・・・・・・切削刃
Claims (7)
- 軸状の工具装着部と、この工具装着部に同軸で着脱可能に装着されたセンタードリルと、前記工具装着部に外嵌され、一端面に放射方向に延びる複数の支持溝が形成された円板状の支持盤と、この支持盤に装着され、前記支持溝に対応した位置にスパイラル状の複数の案内窓が形成された円板状の案内盤と、前記支持溝にその基端部が係合され、前記案内窓を貫通して前記センタードリルの外周部に配設された複数のカッターと、前記工具装着部に螺合された固定ナットとを備え、この固定ナットによって前記支持盤と案内盤を挟持した状態で着脱可能に螺着すると共に、これら支持盤と案内盤の相対回転によって前記カッターを放射方向に移動自在に支持したことを特徴とする孔開け工具。
- 前記カッターの先端に切削チップを固着した請求項1に記載の孔開け工具。
- 前記カッターを4本とし、外刃切削チップと内刃切削チップがそれぞれ固着されたカッターを交互に対向配置した請求項2に記載の孔開け工具。
- 前記切削チップが超硬合金からなる請求項2または3に記載の孔開け工具。
- 前記案内盤の案内窓近傍に前記カッターの位置決め用の目盛を表示した請求項1乃至4いずれかに記載の孔開け工具。
- 前記工具装着部と案内盤とが相対回転不可に、かつ着脱可能に固定されている請求項1乃至5いずれかに記載の孔開け工具。
- 前記工具装着部の外周に矩形状の挿入部が形成され、この挿入部に対応する挿入孔が前記案内盤に形成された請求項6に記載の孔開け工具。
Priority Applications (1)
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JP2002291776A JP2004122649A (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | 孔開け工具 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-10-04 JP JP2002291776A patent/JP2004122649A/ja active Pending
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