JP2004121788A - 回転式清拭具 - Google Patents
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Abstract
【課題】家具類、電気器具、壁、サッシ、ブラインド、エアコン、置物等に付着したホコリ、ゴミや汚れを効率よく捕捉又は除去でき、手軽にしかも手が疲れずに処理できる回転式清拭具の提供。
【課題の解決手段】筒状の取っ手部にモーターと電池を収容し、前記モーターの回転をギヤーを介して80〜800回転/分に減速させると共に同一線上方向にアウトレットシャフトを繋ぎ、このアウトレットシャフトの先端に取り付けられた襞付き清拭布を回転させるようになした回転式清拭具。
【選択図】図1
【課題の解決手段】筒状の取っ手部にモーターと電池を収容し、前記モーターの回転をギヤーを介して80〜800回転/分に減速させると共に同一線上方向にアウトレットシャフトを繋ぎ、このアウトレットシャフトの先端に取り付けられた襞付き清拭布を回転させるようになした回転式清拭具。
【選択図】図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、家屋内で使用される清拭具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、清掃用物品としては、掃除機、はたき、ほうき、モップ、雑巾、化学雑巾等があり、目的、あるいはそれぞれの方法の長所、短所に応じて使い分けられてきた。このうち、家具類、電気器具、壁、サッシ、ブラインド、エアコン、置物等の清掃には、はたき、化学雑巾等の清拭布が手軽で広く普及している。しかし、はたきの場合、ホコリやゴミを叩き落とすだけで捕捉する効果はなく、一方化学雑巾については、ホコリやゴミを吸着できるものの、手を汚さずに雑巾の両面を活用することは難しく、また奥まった場所での使用が不便であったり汚れの除去が十分でないなど、必ずしも満足のいくものではなかった。
ところで、清掃具を回転させることにより汚れの除去効果を改善できることは知られており、床や窓ガラスの清掃などに採用されている。しかし、これらはあくまで業務用であって商用100V電源を必要とし、家庭で手軽に取り扱えるものではない。また、特開平10−216063号公報には、周囲に清掃布が装着された清掃筒体と、該清掃筒体を回転可能に支持する把持本体とからなる清掃具が開示されているが、これは把持本体を押して清掃筒体を回転させる方式でありかなりの労力を伴う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、家具類、電気器具、壁、サッシ、ブラインド、エアコン、置物等に付着したホコリ、ゴミや汚れを効率よく捕捉又は除去でき、手軽にしかも手が疲れずに処理できる回転式清拭具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
上記課題を解決するため、本発明者らは、襞付き清拭布をギアーを介してモーター回転させることにより達成できることを知見し、本発明を完成した。
【0005】
すなわち請求項1の発明は、筒状の取っ手部にモーターと電池を収容し、前記モーターの回転をギヤーを介して80〜800回転/分に減速させると共に同一線上方向にアウトレットシャフトを繋ぎ、このアウトレットシャフトの先端に取り付けられた襞付き清拭布を回転させるようになした回転式清拭具に関するものである。
【0006】
本発明で用いられる取っ手部は、直径1.5〜4cm、長さ15〜40cm程度の筒状のものが使いやすく、この中に通常1.5Vの電池が2〜4個直列に配列されるとともに、10000回転/分程度のモーターが収容される。取っ手部の外面にはスイッチが設けられ、好ましくは電池の正負を逆に収容した場合に、回転が逆方向に切り替わるように設計される。また、取っ手部は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリカーボネートなどのプラスチック樹脂製が使いやすく、その長さを伸縮できる構成にしてもよい。
【0007】
本発明の回転式清拭具は、モーターの回転をギヤー、好ましくは遊星ギヤーを介して80〜800回転/分、好ましくは150〜400回転/分に減速させると共に同一線上方向にアウトレットシャフトを繋ぎ、このアウトレットシャフトの先端に襞付き清拭布を取り付けたことに特徴を有する。
すなわち、清掃処理面に清拭布を押し当てて通常のモーターを回転させると、処理面との抵抗で回転が止まってしまうという支障を生じる。しかるに、本発明者らは、ギヤー、好ましくは遊星ギヤーを採用することによってこの問題を解決し、かつ80〜800回転/分、好ましくは150〜400回転/分が清拭布による汚れ除去に最も効率的であることを知見したものである。
【0008】
遊星ギヤーの形状や大きさは限定されないが、一般に中央に太陽ギヤーを、その周囲に数個の遊星ギヤーを配し、ギヤー比が4:1ないし10:1に設計されている。そして、この遊星ギヤーを2ないし4ユニット組み合わせることによって、モーターの回転力を保持したまま、回転数を1/10〜1/100に減速することが可能となる。なお、遊星ギヤーは、モーターとともに取っ手部に収容されるのが好ましく、取っ手部先端でアウトレットシャフトに接続される。
【0009】
アウトレットシャフトは、太さが5〜15mmで長さが5〜20cm程度のものが使いやすく、その材質は取っ手部と同様プラスチック樹脂製がよい。先端には、清拭布を取り付けるため部材が備えられるが、形状は任意のクリップでも、面上ファスナーのようなものでも構わない。
【0010】
本発明で用いられる襞付き清拭布は、通常基布を5〜20枚程度積層して製造される。基布の材質、構成等は何ら制限されないが、例えば、親水性繊維(レーヨン、綿等)と疎水性繊維(ポリエステル、ポリオレフィン等)の積層体、例えばレーヨン/ポリエステル/レーヨンの3層構造のもの等が使いやすく好ましい。
また、ホコリやゴミを捕捉したり、汚れを除去しやすくするため、襞付き清拭布に適宜鉱物油、シリコーン油などの油分を、清拭布全体重量に対して5〜30%、好ましくは10〜20%含浸させるのが好適である。
襞の形状も任意であるが、ホコリやゴミの捕捉性、使用性の点から、切り込みの間隔が5〜15mmで、切り込みの深さが5〜15cmの多数短冊状に形成するのがよい。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の回転式清拭具において、ギヤーとして、ギヤー比が4:1ないし10:1の遊星ギヤーを2ないし4ユニット組み合わせ、減速後の回転数を150〜400回転/分としたものである。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の回転式清拭具において、清拭布全体重量に対して油分を5〜30%含浸させたものである。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの回転式清拭具において、切り込みの間隔が5〜15mmで、切り込みの深さが5〜15cmの多数短冊状に襞を形成した清拭布を用いたものである。
【0014】
こうして得られた本発明の回転式清拭具は、襞付き清拭布を、ギヤー、好ましくは遊星ギヤーを介してモーター回転させることにより、家具類、電気器具、壁、サッシ、ブラインド、エアコン、置物等に付着したホコリ、ゴミや汚れを効率よく捕捉又は除去でき、手軽にしかも手が疲れずに清掃処理できるので、その実用性は極めて高い。
【0015】
【実施例】
次に、具体的実施例ならびに試験例に基づいて、本発明の回転式清拭具を更に詳細に説明する。
【0016】
実施例1
図1は本発明の回転式清拭具の一例の断面図を示す。
回転式清拭具1は、取っ手部2とアウトレットシャフト3と襞付き清拭布4とから構成され、取っ手部2は、4個の1.5V電池5とモーター6と2ユニットからなる衛星ギヤー7を収容するとともに外面にスイッチ8を有している。
本実施例では、取っ手部2の長さが約25cm、アウトレットシャフト3の長さが約15cmで、モーター6の回転数(10000回転/分)は衛星ギヤー7によって1/25の400回転/分に減速される。また、襞付き清拭布4として、縦幅6cm、横幅12cmの基布10枚を積層したものに、間隔が10mmで深さが10cmの切り込みを多数設けて短冊状に形成したものを用い、これをアウトレットシャフト3の先端に付設したクリップ9に取り付けて、本発明の回転式清拭具1を得た。
この回転式清拭具1のスイッチ8を入れて窓のブラインドサッシを清掃したところ、襞付き清拭布4の適度な回転作用により、ホコリやゴミをきれいに捕捉でき、また汚れの除去も満足のいくものであった。更に、長時間清掃しても手が疲れず、奥まった場所の清掃にも使いやすいことから非常に便利で効率的であった。また、電池の向きを入れ替えてセットすると回転が逆になり、清拭布の両面を有効に活用することができた。
【0017】
試験例1
実施例1に準じ、表1に示す各種清拭具を作製して清掃処理に供し、本棚や家具、又は窓のホコリや汚れの除去具合を試験した。なお、襞付き清拭布は、切り込みの間隔を10mm、深さを8cmとした。試験は以下の基準で評価し、その結果を表1に示した。
○:十分除去、 △:中程度の除去、 ×:除去できない。
【0018】
【表1】
【0019】
試験の結果、本発明の回転式清拭具は、清掃試験、使用性ともにすぐれ、実用性の高いものであった。
これに対し、衛星ギャーを介さずに回転させるもの(比較例1)は、清掃面との抵抗で回転が止まるという問題があり、衛星ギヤーを用いても回転数が80〜800回転/分の範囲を外れるもの(比較例2及び3)や、襞のないシート状の清拭布を用いたもの(比較例4)は、清掃試験の評価が劣り清拭具としての実用的メリットがなかった。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、襞付き清拭布をギヤー、好ましくは遊星ギヤーを介してモーター回転させることにより、家具類、電気器具、壁、サッシ、ブラインド、エアコン、置物等に付着したホコリ、ゴミや汚れを効率よく捕捉又は除去でき、手軽にしかも手が疲れずに清掃処理できる回転式清拭具を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式清拭具の断面図を示す。
【符号の説明】
1:回転式清拭具、
2:取っ手部、
3:アウトレットシャフト、
4:襞付き清拭布、
5:電池、
6:モーター、
7:衛星ギヤー、
8:スイッチ、
9:クリップ
【産業上の利用分野】
本発明は、家屋内で使用される清拭具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、清掃用物品としては、掃除機、はたき、ほうき、モップ、雑巾、化学雑巾等があり、目的、あるいはそれぞれの方法の長所、短所に応じて使い分けられてきた。このうち、家具類、電気器具、壁、サッシ、ブラインド、エアコン、置物等の清掃には、はたき、化学雑巾等の清拭布が手軽で広く普及している。しかし、はたきの場合、ホコリやゴミを叩き落とすだけで捕捉する効果はなく、一方化学雑巾については、ホコリやゴミを吸着できるものの、手を汚さずに雑巾の両面を活用することは難しく、また奥まった場所での使用が不便であったり汚れの除去が十分でないなど、必ずしも満足のいくものではなかった。
ところで、清掃具を回転させることにより汚れの除去効果を改善できることは知られており、床や窓ガラスの清掃などに採用されている。しかし、これらはあくまで業務用であって商用100V電源を必要とし、家庭で手軽に取り扱えるものではない。また、特開平10−216063号公報には、周囲に清掃布が装着された清掃筒体と、該清掃筒体を回転可能に支持する把持本体とからなる清掃具が開示されているが、これは把持本体を押して清掃筒体を回転させる方式でありかなりの労力を伴う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、家具類、電気器具、壁、サッシ、ブラインド、エアコン、置物等に付着したホコリ、ゴミや汚れを効率よく捕捉又は除去でき、手軽にしかも手が疲れずに処理できる回転式清拭具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
上記課題を解決するため、本発明者らは、襞付き清拭布をギアーを介してモーター回転させることにより達成できることを知見し、本発明を完成した。
【0005】
すなわち請求項1の発明は、筒状の取っ手部にモーターと電池を収容し、前記モーターの回転をギヤーを介して80〜800回転/分に減速させると共に同一線上方向にアウトレットシャフトを繋ぎ、このアウトレットシャフトの先端に取り付けられた襞付き清拭布を回転させるようになした回転式清拭具に関するものである。
【0006】
本発明で用いられる取っ手部は、直径1.5〜4cm、長さ15〜40cm程度の筒状のものが使いやすく、この中に通常1.5Vの電池が2〜4個直列に配列されるとともに、10000回転/分程度のモーターが収容される。取っ手部の外面にはスイッチが設けられ、好ましくは電池の正負を逆に収容した場合に、回転が逆方向に切り替わるように設計される。また、取っ手部は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリカーボネートなどのプラスチック樹脂製が使いやすく、その長さを伸縮できる構成にしてもよい。
【0007】
本発明の回転式清拭具は、モーターの回転をギヤー、好ましくは遊星ギヤーを介して80〜800回転/分、好ましくは150〜400回転/分に減速させると共に同一線上方向にアウトレットシャフトを繋ぎ、このアウトレットシャフトの先端に襞付き清拭布を取り付けたことに特徴を有する。
すなわち、清掃処理面に清拭布を押し当てて通常のモーターを回転させると、処理面との抵抗で回転が止まってしまうという支障を生じる。しかるに、本発明者らは、ギヤー、好ましくは遊星ギヤーを採用することによってこの問題を解決し、かつ80〜800回転/分、好ましくは150〜400回転/分が清拭布による汚れ除去に最も効率的であることを知見したものである。
【0008】
遊星ギヤーの形状や大きさは限定されないが、一般に中央に太陽ギヤーを、その周囲に数個の遊星ギヤーを配し、ギヤー比が4:1ないし10:1に設計されている。そして、この遊星ギヤーを2ないし4ユニット組み合わせることによって、モーターの回転力を保持したまま、回転数を1/10〜1/100に減速することが可能となる。なお、遊星ギヤーは、モーターとともに取っ手部に収容されるのが好ましく、取っ手部先端でアウトレットシャフトに接続される。
【0009】
アウトレットシャフトは、太さが5〜15mmで長さが5〜20cm程度のものが使いやすく、その材質は取っ手部と同様プラスチック樹脂製がよい。先端には、清拭布を取り付けるため部材が備えられるが、形状は任意のクリップでも、面上ファスナーのようなものでも構わない。
【0010】
本発明で用いられる襞付き清拭布は、通常基布を5〜20枚程度積層して製造される。基布の材質、構成等は何ら制限されないが、例えば、親水性繊維(レーヨン、綿等)と疎水性繊維(ポリエステル、ポリオレフィン等)の積層体、例えばレーヨン/ポリエステル/レーヨンの3層構造のもの等が使いやすく好ましい。
また、ホコリやゴミを捕捉したり、汚れを除去しやすくするため、襞付き清拭布に適宜鉱物油、シリコーン油などの油分を、清拭布全体重量に対して5〜30%、好ましくは10〜20%含浸させるのが好適である。
襞の形状も任意であるが、ホコリやゴミの捕捉性、使用性の点から、切り込みの間隔が5〜15mmで、切り込みの深さが5〜15cmの多数短冊状に形成するのがよい。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の回転式清拭具において、ギヤーとして、ギヤー比が4:1ないし10:1の遊星ギヤーを2ないし4ユニット組み合わせ、減速後の回転数を150〜400回転/分としたものである。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の回転式清拭具において、清拭布全体重量に対して油分を5〜30%含浸させたものである。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの回転式清拭具において、切り込みの間隔が5〜15mmで、切り込みの深さが5〜15cmの多数短冊状に襞を形成した清拭布を用いたものである。
【0014】
こうして得られた本発明の回転式清拭具は、襞付き清拭布を、ギヤー、好ましくは遊星ギヤーを介してモーター回転させることにより、家具類、電気器具、壁、サッシ、ブラインド、エアコン、置物等に付着したホコリ、ゴミや汚れを効率よく捕捉又は除去でき、手軽にしかも手が疲れずに清掃処理できるので、その実用性は極めて高い。
【0015】
【実施例】
次に、具体的実施例ならびに試験例に基づいて、本発明の回転式清拭具を更に詳細に説明する。
【0016】
実施例1
図1は本発明の回転式清拭具の一例の断面図を示す。
回転式清拭具1は、取っ手部2とアウトレットシャフト3と襞付き清拭布4とから構成され、取っ手部2は、4個の1.5V電池5とモーター6と2ユニットからなる衛星ギヤー7を収容するとともに外面にスイッチ8を有している。
本実施例では、取っ手部2の長さが約25cm、アウトレットシャフト3の長さが約15cmで、モーター6の回転数(10000回転/分)は衛星ギヤー7によって1/25の400回転/分に減速される。また、襞付き清拭布4として、縦幅6cm、横幅12cmの基布10枚を積層したものに、間隔が10mmで深さが10cmの切り込みを多数設けて短冊状に形成したものを用い、これをアウトレットシャフト3の先端に付設したクリップ9に取り付けて、本発明の回転式清拭具1を得た。
この回転式清拭具1のスイッチ8を入れて窓のブラインドサッシを清掃したところ、襞付き清拭布4の適度な回転作用により、ホコリやゴミをきれいに捕捉でき、また汚れの除去も満足のいくものであった。更に、長時間清掃しても手が疲れず、奥まった場所の清掃にも使いやすいことから非常に便利で効率的であった。また、電池の向きを入れ替えてセットすると回転が逆になり、清拭布の両面を有効に活用することができた。
【0017】
試験例1
実施例1に準じ、表1に示す各種清拭具を作製して清掃処理に供し、本棚や家具、又は窓のホコリや汚れの除去具合を試験した。なお、襞付き清拭布は、切り込みの間隔を10mm、深さを8cmとした。試験は以下の基準で評価し、その結果を表1に示した。
○:十分除去、 △:中程度の除去、 ×:除去できない。
【0018】
【表1】
【0019】
試験の結果、本発明の回転式清拭具は、清掃試験、使用性ともにすぐれ、実用性の高いものであった。
これに対し、衛星ギャーを介さずに回転させるもの(比較例1)は、清掃面との抵抗で回転が止まるという問題があり、衛星ギヤーを用いても回転数が80〜800回転/分の範囲を外れるもの(比較例2及び3)や、襞のないシート状の清拭布を用いたもの(比較例4)は、清掃試験の評価が劣り清拭具としての実用的メリットがなかった。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、襞付き清拭布をギヤー、好ましくは遊星ギヤーを介してモーター回転させることにより、家具類、電気器具、壁、サッシ、ブラインド、エアコン、置物等に付着したホコリ、ゴミや汚れを効率よく捕捉又は除去でき、手軽にしかも手が疲れずに清掃処理できる回転式清拭具を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式清拭具の断面図を示す。
【符号の説明】
1:回転式清拭具、
2:取っ手部、
3:アウトレットシャフト、
4:襞付き清拭布、
5:電池、
6:モーター、
7:衛星ギヤー、
8:スイッチ、
9:クリップ
Claims (4)
- 筒状の取っ手部にモーターと電池を収容し、前記モーターの回転をギヤーを介して80〜800回転/分に減速させると共に同一線上方向にアウトレットシャフトを繋ぎ、このアウトレットシャフトの先端に取り付けられた襞付き清拭布を回転させるようになしたことを特徴とする回転式清拭具。
- ギヤーとして、ギヤー比が4:1ないし10:1の遊星ギヤーを2ないし4ユニット組み合わせ、減速後の回転数を150〜400回転/分としたことを特徴とする請求項1に記載の回転式清拭具。
- 清拭布全体重量に対して油分を5〜30%含浸させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式清拭具。
- 切り込みの間隔が5〜15mmで、切り込みの深さが5〜15cmの多数短冊状に襞を形成した清拭布であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の回転式清拭具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002324523A JP2004121788A (ja) | 2002-10-01 | 2002-10-01 | 回転式清拭具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002324523A JP2004121788A (ja) | 2002-10-01 | 2002-10-01 | 回転式清拭具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004121788A true JP2004121788A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=32289874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002324523A Pending JP2004121788A (ja) | 2002-10-01 | 2002-10-01 | 回転式清拭具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004121788A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101849807A (zh) * | 2010-05-31 | 2010-10-06 | 宁波尼可家用品有限公司 | 手压式旋转脱水拖把 |
KR101172612B1 (ko) | 2010-11-04 | 2012-08-09 | 이정우 | 핸디 핸들형 전동식 걸레 청소기 |
-
2002
- 2002-10-01 JP JP2002324523A patent/JP2004121788A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101849807A (zh) * | 2010-05-31 | 2010-10-06 | 宁波尼可家用品有限公司 | 手压式旋转脱水拖把 |
KR101172612B1 (ko) | 2010-11-04 | 2012-08-09 | 이정우 | 핸디 핸들형 전동식 걸레 청소기 |
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