JP2004121739A - 着脱容易な靴 - Google Patents
着脱容易な靴 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004121739A JP2004121739A JP2002293726A JP2002293726A JP2004121739A JP 2004121739 A JP2004121739 A JP 2004121739A JP 2002293726 A JP2002293726 A JP 2002293726A JP 2002293726 A JP2002293726 A JP 2002293726A JP 2004121739 A JP2004121739 A JP 2004121739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- sand
- tightening member
- shoes
- incision
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の着脱容易な靴1は、胛被2の甲前切開部6の内面側に、該甲前切開部6を覆う砂除け部材4を配してなる靴において、甲前切開部6を挟む内外の側胛部7a、7bの一方から他方に亘って着脱自在に設けられた靴緊締部材5を有し、かつ該靴緊締部材5と砂除け部材4とが結合手段によって連結されていることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は着脱容易な靴に関し、幼児等であっても容易に着脱することができる着脱容易な靴に関する。
【0002】
【従来の技術】
紐による緊締を行う靴は、幼児や身体の不自由な人にとって着脱が不便である。このため靴の緊締構造に種々の工夫がなされている。例えば胛被の甲前切開部を挟む両側胛部の一方に固定された紐通し部を設けるとともに、他方には面ファスナーによる着脱が自在な紐通し部を設け、両紐通し部間に紐を通して結び、面ファスナーを設けた紐通し部の着脱によって靴の着脱を行うようにした靴(例えば特許文献1〜3)、足甲部分に位置する胛被部分を、面ファスナーによって着脱できるようにした靴(特許文献4)等が知られている。
【0003】
【特許文献1】
実開平1−131306号
【特許文献2】
実開昭58−147401号
【特許文献3】
実公昭55−444865号
【特許文献4】
実用新案登録第3038610号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1、2に記載されている靴は、甲前切開部の内面側に、該甲前切開部を覆うように砂除け部材を配した構造の靴であり、特許文献3に記載されている靴は、甲前切開部の外面側に甲前切開部を覆うように砂除け部材を配した構造の靴である。また特許文献4に記載されている靴は、足甲部分に位置する胛被部分が砂除け部材を兼ねた構造の靴である。
【0005】
引用文献1、2に記載されているような、甲前切開部の内面側に、該甲前切開部を覆うように砂除け部材を配した構造の靴は、足へのフィット性やホールド性が良好であるため、幼児等が安全に歩行することができる利点があるが、靴を着脱する際に砂除け部材が障害となって、幼児等が一人で着脱し難いという問題がある。一方、砂除け部材が甲前切開部の外面側に設けられている特許文献3に記載の靴や、足甲部分に位置する胛被部分が砂除け部材を兼ね、当該部分を着脱することで緊締を行う引用文献4に記載の靴は、靴の着脱は比較的容易に行えるものの、甲前切開部の内面側に砂除け部材が配置された靴に比べて、足へのフィット性やホールド性が劣るものであった。
【0006】
本発明は上記した従来の靴の問題点に鑑みなされたもので、甲前切開部の内面側に該甲前切開部を覆うように配された砂除け部材を有する足へのフィット性、ホールド性に優れた靴であって、幼児等であっても容易に着脱することができる着脱容易な靴を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち本発明の着脱容易な靴は、胛被の甲前切開部の内面側に、該甲前切開部を覆う砂除け部材を配してなる靴において、甲前切開部を挟む内外の側胛部の一方から他方に亘って着脱自在に設けられた靴緊締部材を有し、かつ該靴緊締部材と砂除け部材とが結合手段によって連結されていることを特徴とする。本発明の靴は、結合手段が伸縮性素材よりなるものが好ましい。また靴緊締部材が甲前切開部を挟む内外の側胛部の一方に固定され、他方に着脱自在に固着できるように構成されており、靴緊締部材が着脱自在に固着される側甲部寄りの位置において、砂除け部材が靴緊締部材と連結されていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の着脱容易な靴1の一実施例を示し、2は胛被、3は底部、4は砂除け部材、5は靴緊締部材を示す。
【0009】
砂除け部材4は、胛被1の甲前切開部6の内面側に、図2に示すように該甲前切開部6を覆うように設けられている。すなわち砂除け部材4は、その両側で胛被2の部分である側胛部7a、7bの内面側に接触して存在する。また靴緊締部材5は、甲前切開部6を挟む内外の側胛部7b、7aの一方から他方に亘って着脱自在に設けられている。図示した例ではベルト状の靴緊締部材5を、その一端側を内側の側胛部7bにリング状の金具8を介して固定してある。靴緊締部材5の少なくとも他端側は、裏面に雄又は雌の面状ファスナー8aが取り付けられている。靴緊締部材5は面状ファスナー8aを介して、外側の側胛部7aに取り付けられた雌又は雄の面状ファスナー8bに着脱自在に固着できるように構成されている。
また、砂除け部材4を、綿状物、フォーム等の弾性材を含むようにして作成することにより、フィット性、ホールド性が高まる。
【0010】
上記靴緊締部材5は、砂除け部材4と連結されている。図示した例では帯状の結合材9を、靴緊締部材4の裏面に取り付けた面状ファスナー8aに切り込みを設け、この切り込みに通すとともに、その両端を砂除け部材4に縫着することで、靴緊締部材5の裏面側と砂除け部材4の上面側との間に取り付けて、靴緊締部材5と砂除け部材4とを連結している。このようにすることで、連結する作業がしやすく、またデザイン的にも、外からは連結した痕跡が見えない利点がある。結合材9としては、糸、紐、ゴム、金具等、靴緊締部材5と砂除け部材4とを連結できるものであれば、いかなる材質のものも使用でき、形状も帯状のものに限らない。また図示したような連結材9を介して連結する場合に限らず、靴締結部材5と砂除け部材4とを直接縫着等によって連結しても良いが、伸縮性素材からなる連結材9を介して靴締結部材5と砂除け部材4とを連結すると、特に幼児用の靴の場合、靴締結部材5を引っ張って履き口を広げる際に、幼児の手に急激な負荷が加わって手を負傷する事故を防止できる。
【0011】
本発明の靴1は、靴緊締部材5と砂除け部材4とが連結されているため、図3に示すように、靴の着脱に際して靴緊締部材5を片手で引っ張っるだけで、砂除け部材4が甲前切開部の外面側に向けて引き上げられて履き口が広がり、容易に着脱ができる。
【0012】
靴緊締部材5は、図示した例のように一方の端部を内側の側胛部7b側に固定し、他方の端部を内側の側胛部7a側に着脱自在に固着できるように構成する場合に限らず、外側の側胛部7a側の端部を固定し、内側の側胛部7b側の端部を着脱自在に固着できるように構成しても良く、また両端部をそれぞれ内外の側胛部に着脱自在に固着できるように構成しても良いが、図示した例の如く、靴緊締部材5の一端側を固定するとともに他端側を着脱自在に固着できるに構成し、靴緊締部材5の着脱自在に固着できるように構成した側の端部寄りの位置において、砂除け部材4を靴緊締部材5と連結することが好ましい。そして最も好ましい態様は、靴緊締部材5の内側の側胛部7b側に固定した場合であり、砂除け部材4に弾性材を用いることがより好ましい。このように構成すると、靴の着脱時に靴緊締部材5によって砂除け部材4が引き上げられて履き口を広げる効果がより高められ、靴の着脱が更に容易となる。また、砂除け部材4が引き上げられることにより、側胛部、特に外側の側胛部7aが砂除け部材4によって押し出されるようにして広げられ、履き口がさらに広がるという効果も奏する。この効果は砂除け部材4に、弾性材を含むようにすることにより、砂除け部材4が腰を有するので顕著となる。
【0013】
上記した例では靴緊締部材5をベルト状に形成した場合を示したが、靴緊締部材5はベルト状のものに限らず、いかなる形状であっても良い。また、内外の側胛部の一方に、面状ファスナー等によって着脱自在な固着部材を取り付け、該固着部材と他方の側胛部との間を靴紐で結んだ構造の靴緊締部材を採用することもできる。靴緊締部材5を着脱自在に固着する手段としては、上記したような面状ファスナーを用いる場合が最も良いが、例えばスナップのような着脱が自在に固着できるものであれば任意の手段を採用することができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の靴は、胛被の甲前切開部の内側に該切開部を覆う砂除け部材を配した構造を有するため、足へのフィット性、ホールド性に優れ、幼児等が歩行する際の安全性が確保される。また靴緊締部材と砂除け部材とを結合手段によって連結したため、片手で靴緊締部材を引っ張るだけで、靴緊締部材とともに砂除け部材が引き上げられて履き口が広がるため、砂除け部材が甲前切開部の内面側に設けられている靴でありながら、幼児等であっても容易に靴を着脱することができる。本発明において、靴緊締部材と砂除け部材とを伸縮性素材によって連結すると、履き口を広げる際に急激な負荷が手に加わるのを防止できる効果がある。また靴緊締部材の着脱自在に固着する端部側寄りの位置において、砂除け部材を靴緊締部材と連結することにより、靴の着脱時に履き口をさらに広げることができるため、より着脱が容易となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の靴の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う縦断面図である。
【図3】靴の着脱時の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 靴
2 胛被
4 砂除け部材
5 靴緊締部材
6 甲前切開部
7a、7b 側胛部
9 結合材
Claims (3)
- 胛被の甲前切開部の内面側に、該甲前切開部を覆う砂除け部材を配してなる靴において、甲前切開部を挟む内外の側胛部の一方から他方に亘って着脱自在に設けられた靴緊締部材を有し、かつ該靴緊締部材と砂除け部材とが結合手段によって連結されていることを特徴とする着脱容易な靴。
- 結合手段が伸縮性素材よりなる請求項1記載の着脱容易な靴。
- 靴緊締部材が甲前切開部を挟む内外の側胛部の一方に固定され、他方に着脱自在に固着できるように構成されており、靴緊締部材が着脱自在に固着される側甲部寄りの位置において、砂除け部材が靴緊締部材と連結されている請求項1又は2記載の着脱容易な靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002293726A JP2004121739A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | 着脱容易な靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002293726A JP2004121739A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | 着脱容易な靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004121739A true JP2004121739A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=32284555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002293726A Pending JP2004121739A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | 着脱容易な靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004121739A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013173243A1 (en) * | 2012-05-14 | 2013-11-21 | 7Even Dynamics, Inc. | Tongueless footwear with a canopy |
-
2002
- 2002-10-07 JP JP2002293726A patent/JP2004121739A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013173243A1 (en) * | 2012-05-14 | 2013-11-21 | 7Even Dynamics, Inc. | Tongueless footwear with a canopy |
CN104394728A (zh) * | 2012-05-14 | 2015-03-04 | 7动力公司 | 具有鞋盖的无鞋舌鞋子 |
CN104394728B (zh) * | 2012-05-14 | 2016-06-08 | 7动力公司 | 具有鞋盖的无鞋舌鞋子 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006025856A (ja) | 靴 | |
GB2514820A (en) | An article for footwear that prevents a wearer's foot from slipping out of the footwear | |
JP4919470B2 (ja) | 幼児用靴 | |
JP5211330B2 (ja) | 履物の緊締構造 | |
JP2007159441A (ja) | ペット用ハーネス | |
JP2004121739A (ja) | 着脱容易な靴 | |
KR100742397B1 (ko) | 등산화 결착용 보호대 | |
JP2007111182A (ja) | インナーブーツ | |
JP2006334230A (ja) | 靴 | |
JP2003180406A (ja) | 靴 | |
JP5643544B2 (ja) | 靴の踵固定具 | |
JPH114704A (ja) | 靴の緊締構造 | |
KR200461471Y1 (ko) | 치마형 우의 | |
JP3176544U (ja) | 作業用長靴 | |
KR101928305B1 (ko) | 아웃솔 탈부착형 실내외 겸용 슈즈 | |
JP2018068532A (ja) | 靴 | |
JPH0537908U (ja) | オ―バ―ズボン | |
CN210539136U (zh) | 鞋 | |
KR20180002797U (ko) | 애완동물용 보호칼라 | |
JP3120206U (ja) | 外出用簡易型医療用カバー | |
JP2010017364A (ja) | 着脱可能な靴の踵カバー及びその着脱機構 | |
JP3024662U (ja) | 着脱が容易な上履 | |
JP2006000429A (ja) | 靴 | |
JP3107634U (ja) | 履き易いシューズ | |
JP2005124886A (ja) | 履物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050930 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071010 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071114 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080111 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080312 |