JP2004121677A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】それぞれが演出制御用CPU101A,101Bを搭載した2つの演出制御基板80A,80Bと、1つまたは複数の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(ドライバ基板A)35Aと、他の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(ドライバ基板B)70Aとが設けられ、主基板31からの演出制御コマンドは演出制御基板80Aのみに入力される。また、演出制御基板80Aから演出制御基板80Bに演出制御用の信号が出力され、第1のドライバ基板35Aおよび第2のドライバ基板70Aに、それぞれ、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段が搭載されている。
【選択図】 図17
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体を用いて遊技者が所定の遊技を行うことが可能なパチンコ遊技機やスロット機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞すると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。さらに、表示状態が変化可能な可変表示部が設けられ、可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定表示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与えるように構成されたものがある。
【0003】
なお、遊技価値とは、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状態が打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者にとって有利な状態となるための権利を発生させたりすることや、賞球払出の条件が成立しやすくなる状態になることである。
【0004】
そのような遊技機では、可変表示装置、ランプやLED等の発光体、スピーカ等の音発生手段、演出用の可動部材などの遊技演出のために用いられる電気部品(電気的に駆動される部品)である演出用電気部品を制御する演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板が設けられている。また、演出用電気部品は電気的に駆動される部品であるから、演出用電気部品には、駆動回路(ドライバ回路)を介して信号が送られる。
【0005】
遊技機には多数の演出用電気部品が設けられているので、複数の演出制御基板が設けられていることもあり、また、多数のドライバ回路が設けられている。従って、遊技機のコストが高くなってしまう。
【0006】
そこで、例えば、特許文献1に記載されているように、1つのマイクロコンピュータを用いて可変表示装置と音発生手段とを制御したり、特許文献2に記載されているように、枠用ドライバ基板と盤用ドライバ基板とを設けて、ドライバ回路が搭載されたドライバ基板の他機種への流用を容易にすることによって、コストを低減する方法が採られている。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−185084号公報(第8〜9欄、図5)
【特許文献2】
特開2002−126196号公報(第7欄、第12欄、図3、図6)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載されている構成では、演出用電気部品を駆動するためのドライバ回路が搭載されたドライバ基板は存在せず、演出制御基板にドライバ回路が搭載されている。従って、搭載される演出用電気部品が異なる他の機種に演出制御基板を流用することは困難である。
【0009】
また、特許文献2に記載されている構成では、ドライバ基板が設けられているものの、それぞれにマイクロコンピュータが搭載された複数の演出制御基板が設けられているので、可変表示装置による演出、発光体による演出および音発生手段による演出を整合させることが困難である。
【0010】
そこで、本発明は、複数の機種間での基板の共通化を容易にし、かつ、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による第1の態様の遊技機(例えば実施の形態1の遊技機)は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンド(例えば演出制御コマンド)を送信する第1のコマンド送信手段(例えば遊技制御手段のうちステップS25の特別図柄プロセス処理を実行する部分)を有する遊技制御用マイクロコンピュータ(例えばCPU56等)が搭載された遊技制御基板(例えば主基板31)と、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段(例えば入力ドライバ102A、入力ポート103Aおよび第1の演出制御用マイクロコンピュータにおける割込処理により演出制御コマンドを受信する部分)を有し、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品(例えば図11に示す可変表示装置9、普通図柄表示器10)の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Aを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第1の演出制御基板(例えば演出制御基板80A)と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品(例えば図11に示すランプ・LED、演出用駆動手段61、スピーカ27)の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Bを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第2の演出制御基板(例えば演出制御基板80B)と、複数種類の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された1つのドライバ基板(例えば図11に示すドライバ基板35)とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータは、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容(例えば連続予告、予告A,B)を独自に決定する演出決定手段(例えば演出制御手段のうち予告演出をする/しないと演出の種類を実行する部分)と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段(例えば演出内容送信手段、具体的には演出制御手段のうち予告演出の態様と予告開始タイミングを示す信号を送信する制御を行う部分および出力ポート104Aと出力ドライバ115)とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータは、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段(例えば演出内容受信手段、具体的には入力ドライバ102Bと入力ポート103B)を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段(例えば図11に示すバスドライバ105、出力ドライバ110)を有し、ドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の信号出力手段から出力された信号を入力する信号入力手段(例えば図11に示すバスレシーバ351、入力ドライバ702)が搭載されたことを特徴とする。
【0012】
本発明による第2の態様の遊技機(例えば実施の形態2,3の遊技機)は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンド(例えば演出制御コマンド)を送信する第1のコマンド送信手段(例えば遊技制御手段のうちステップS25の特別図柄プロセス処理を実行する部分)を有する遊技制御用マイクロコンピュータ(例えばCPU56等)が搭載された遊技制御基板(例えば主基板31)と、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段(例えば入力ドライバ102A、入力ポート103Aおよび第1の演出制御用マイクロコンピュータにおける割込処理により演出制御コマンドを受信する部分)を有し、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品(例えば図17に示す可変表示装置9、普通図柄表示器10)の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Aを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第1の演出制御基板(例えば演出制御基板80A)と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品(例えば図17に示すランプ・LED、演出用駆動手段61、スピーカ27)の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Bを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第2の演出制御基板(例えば演出制御基板80B)と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路(例えば図17に示すランプドライバ354、LED駆動回路355、駆動回路106,107,356)が搭載された第1のドライバ基板(例えば第1のドライバ基板35A)と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路(例えば図17に示す増幅回路705)が搭載された第2のドライバ基板(例えば第2のドライバ基板70A)とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータは、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容(例えば連続予告、予告A,B)を独自に決定する演出決定手段(例えば演出制御手段のうち予告演出をする/しないと演出の種類を実行する部分)と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段(例えば演出内容送信手段、具体的には演出制御手段のうち予告演出の態様と予告開始タイミングを示す信号を送信する制御を行う部分および出力ポート104Aと出力ドライバ115)とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータは、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段(例えば演出内容受信手段、具体的には入力ドライバ102Bと入力ポート103B)を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段(例えば図17に示すバスドライバ105、出力ドライバ110)を有し、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段(例えば図17に示すバスレシーバ351)が搭載され、第2のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段(例えば図17に示す入力ドライバ702)が搭載されたことを特徴とする。
【0013】
本発明による第3の態様の遊技機(例えば実施の形態4の遊技機)は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンド(例えば演出制御コマンド)を送信する第1のコマンド送信手段(例えば遊技制御手段のうちステップS25の特別図柄プロセス処理を実行する部分)を有する遊技制御用マイクロコンピュータ(例えばCPU56等)が搭載された遊技制御基板(例えば主基板31)と、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段(例えば入力ドライバ102A、入力ポート103Aおよび第1の演出制御用マイクロコンピュータにおける割込処理により演出制御コマンドを受信する部分)を有し、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品(例えば図19に示す可変表示装置9、普通図柄表示器10)の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Aを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第1の演出制御基板(例えば演出制御基板80A)と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品(例えば図19に示すランプ・LED、演出用駆動手段61、スピーカ27)の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Bを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第2の演出制御基板(例えば演出制御基板80B)と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路(例えば図19に示す出力回路362)が搭載された第1のドライバ基板(例えば第1のドライバ基板35C)と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路(例えば図19に示す出力回路712)が搭載された第2のドライバ基板(例えば第2のドライバ基板70C)とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータは、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容(例えば連続予告、予告A,B)を独自に決定する演出決定手段(例えば演出制御手段のうち予告演出をする/しないと演出の種類を実行する部分)と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段(例えば演出内容送信手段、具体的には演出制御手段のうち予告演出の態様と予告開始タイミングを示す信号を送信する制御を行う部分および出力ポート104Aと出力ドライバ115)とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータは、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段(例えば演出内容受信手段、具体的には入力ドライバ102Bと入力ポート103B)を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段(例えば図19に示す出力回路112)を有し、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段(例えば入力回路361)と、第1の信号入力手段により入力された信号にもとづいて第2のドライバ基板に演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段(例えば図19に示す出力回路362)とが搭載され、第2のドライバ基板に、第1のドライバ基板の第2の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段(例えば入力回路711)が搭載されたことを特徴とする。
【0014】
本発明による第4の態様の遊技機(例えば実施の形態5の遊技機)は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンド(例えば演出制御コマンド)を送信する第1のコマンド送信手段(例えば遊技制御手段のうちステップS25の特別図柄プロセス処理を実行する部分)を有する遊技制御用マイクロコンピュータ(例えばCPU56等)が搭載された遊技制御基板(例えば主基板31)と、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段(例えば入力ドライバ102A、入力ポート103Aおよび第1の演出制御用マイクロコンピュータにおける割込処理により演出制御コマンドを受信する部分)を有し、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品(例えば図22に示す可変表示装置9、普通図柄表示器10)の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Aを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第1の演出制御基板(例えば演出制御基板80A)と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品(例えば図22に示すランプ・LED、演出用駆動手段61、スピーカ27)の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Bを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第2の演出制御基板(例えば演出制御基板80B)と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(例えば第1のドライバ基板35C2)と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(例えば第2のドライバ基板70C)と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板および第2のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板(例えば第3のドライバ基板62C)とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータは、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容(例えば連続予告、予告A,B)を独自に決定する演出決定手段(例えば演出制御手段のうち予告演出をする/しないと演出の種類を実行する部分)と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段(例えば演出内容送信手段、具体的には演出制御手段のうち予告演出の態様と予告開始タイミングを示す信号を送信する制御を行う部分および出力ポート104Aと出力ドライバ115)とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータは、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段(例えば演出内容受信手段、具体的には入力ドライバ102Bと入力ポート103B)を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段(例えば図22に示す出力回路112)を有し、第1のドライバ基板、第2のドライバ基板および第3のドライバ基板に、それぞれ、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の信号出力手段から出力された信号を入力する信号入力手段(例えば図22に示す入力回路361,711,621)が搭載されたことを特徴とする。
【0015】
本発明による第5の態様の遊技機(例えば実施の形態6の遊技機)は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンド(例えば演出制御コマンド)を送信する第1のコマンド送信手段(例えば遊技制御手段のうちステップS25の特別図柄プロセス処理を実行する部分)を有する遊技制御用マイクロコンピュータ(例えばCPU56等)が搭載された遊技制御基板(例えば主基板31)と、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段(例えば入力ドライバ102A、入力ポート103Aおよび第1の演出制御用マイクロコンピュータにおける割込処理により演出制御コマンドを受信する部分)を有し、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品(例えば図23に示す可変表示装置9、普通図柄表示器10)の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Aを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第1の演出制御基板(例えば演出制御基板80A)と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品(例えば図23に示すランプ・LED、演出用駆動手段61、スピーカ27)の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Bを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第2の演出制御基板(例えば演出制御基板80B)と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(例えば第1のドライバ基板35D)と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(例えば第2のドライバ基板70D)と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板および第2のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板(例えば第3のドライバ基板62D)とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータは、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容(例えば連続予告、予告A,B)を独自に決定する演出決定手段(例えば演出制御手段のうち予告演出をする/しないと演出の種類を実行する部分)と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段(例えば演出内容送信手段、具体的には演出制御手段のうち予告演出の態様と予告開始タイミングを示す信号を送信する制御を行う部分および出力ポート104Aと出力ドライバ115)とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータは、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段(例えば演出内容受信手段、具体的には入力ドライバ102Bと入力ポート103B)を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段(例えば図23に示す出力回路112)を有し、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段(例えば入力回路361)と、第1の信号入力手段により入力された信号にもとづいて第2のドライバ基板に演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段(例えば図23に示す出力回路362)とが搭載され、第2のドライバ基板に、第1のドライバ基板の第2の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段(例えば入力回路711)と、第2の信号入力手段により入力された信号にもとづいて第3のドライバ基板に演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第3の信号出力手段(例えば図23に示す出力回路712)とが搭載され、第3のドライバ基板に、第2のドライバ基板の第3の信号出力手段から出力された信号を入力する第3の信号入力手段(例えば入力回路621)が搭載されたことを特徴とする。
【0016】
本発明による第6の態様の遊技機(例えば実施の形態7の遊技機)は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンド(例えば演出制御コマンド)を送信する第1のコマンド送信手段(例えば遊技制御手段のうちステップS25の特別図柄プロセス処理を実行する部分)を有する遊技制御用マイクロコンピュータ(例えばCPU56等)が搭載された遊技制御基板(例えば主基板31)と、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段(例えば入力ドライバ102A、入力ポート103Aおよび第1の演出制御用マイクロコンピュータにおける割込処理により演出制御コマンドを受信する部分)を有し、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品(例えば図24に示す可変表示装置9、普通図柄表示器10)の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Aを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第1の演出制御基板(例えば演出制御基板80A)と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品(例えば図24に示すランプ・LED、演出用駆動手段61、スピーカ27)の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータ(例えば演出制御用CPU101Bを含むマイクロコンピュータ)が搭載された第2の演出制御基板(例えば演出制御基板80B)と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(例えば第1のドライバ基板35E)と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(例えば第2のドライバ基板70E)と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板および第2のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板(例えば第3のドライバ基板62E)とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータは、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容(例えば連続予告、予告A,B)を独自に決定する演出決定手段(例えば演出制御手段のうち予告演出をする/しないと演出の種類を実行する部分)と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段(例えば演出内容送信手段、具体的には演出制御手段のうち予告演出の態様と予告開始タイミングを示す信号を送信する制御を行う部分および出力ポート104Aと出力ドライバ115)とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータは、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段(例えば演出内容受信手段、具体的には入力ドライバ102Bと入力ポート103B)を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段(例えば図24に示す出力回路112)を有し、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段(例えば入力回路361)と、第1の信号入力手段により入力された信号にもとづいて第3のドライバ基板に演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段(例えば図24に示す出力回路362)とが搭載され、第2のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段(例えば入力回路711)が搭載され、第3のドライバ基板に、第1のドライバ基板の第2の信号出力手段から出力された信号を入力する第3の信号入力手段(例えば入力回路621)が搭載されたことを特徴とする。
【0017】
遊技領域が形成され枠体(例えば開閉可能に設けられているガラス扉枠2の裏面の遊技枠)に着脱可能な遊技盤(例えば遊技盤6)を備えた構成である場合、複数のドライバ基板のうちの少なくとも1つのドライバ基板(例えば図18に示すドライバ基板A、図19に示すドライバ基板A)が、複数種類の演出用電気部品のうちの遊技盤に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された盤用ドライバ基板であり、盤用ドライバ基板以外の複数のドライバ基板のうち少なくとも1つのドライバ基板(例えば図18に示すドライバ基板B、図19に示すドライバ基板B)が、複数種類の演出用電気部品のうちの枠体の側に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された枠用ドライバ基板であることが好ましい。
【0018】
ドライバ基板と演出制御基板または他のドライバ基板との間の信号が、双方向通信により送受信されるように構成されていてもよい。
【0019】
2つの演出制御基板のいずれかまたは双方に、演出制御の状態を記憶するためのFeRAM(例えば図25に示すFeRAM113)を搭載してもよい。
【0020】
電源電圧を生成する電源部(例えば電源基板910)から、演出制御基板およびドライバ基板のうちの1つの基板(例えば演出制御基板80A)に電源が供給され、電源部から電源供給を受ける基板が、その基板以外の各基板に対して直接または間接的に電源供給するための電源供給手段(例えば電源線を受け渡すための電源用コネクタ)を含むように構成されていてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0022】
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機を正面からみた正面図、図2は遊技盤の前面を示す正面図である。なお、以下の実施の形態では、パチンコ遊技機を例に説明を行うが、本発明による遊技機はパチンコ遊技機に限られず、スロット機などの他の遊技機に適用することもできる。
【0023】
パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。枠体としての遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤を除く。)とを含む構造体である。遊技枠には遊技盤6を取り付けるための収容部分が形成され、係止レバー等で遊技盤6が前面側(または後面側)より着脱可能に構成されている。さらに、遊技枠には、上記の種々の部品として、上皿3、下皿4、遊技球の払出機構部等が取り付けられる。機種変更を行うときには、遊技枠をそのまま残し、遊技盤6が交換される。よって、機種変更(遊技盤6の交換)に伴って変更を余儀なくされる部品については遊技盤6側に、流用可能なものについては枠側(遊技枠側)に設置されることが好ましい。
【0024】
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4と遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が形成されている。
【0025】
遊技領域7の中央付近には、それぞれが識別情報としての図柄を可変表示する複数の可変表示部を含む可変表示装置(特別図柄表示装置)9が設けられている。可変表示装置9には、例えば「左」、「中」、「右」の3つの可変表示部(図柄表示エリア)がある。また、可変表示装置9には、始動入賞口14に入った有効入賞球数すなわち始動記憶数を表示する4つの特別図柄始動記憶表示エリア(始動記憶表示エリア)18が設けられている。有効始動入賞がある毎に、表示色が変化する(例えば青色表示から赤色表示に変化)始動記憶表示エリアを1増やす。そして、可変表示装置9の可変表示が開始される毎に、表示色が変化している始動記憶数表示エリアを1減らす(すなわち表示色をもとに戻す)。この例では、図柄表示エリアと始動記憶表示エリアとが区分けされて設けられているので、可変表示中も始動記憶数が表示された状態にすることができる。なお、始動記憶表示エリアを図柄表示エリアの一部に設けるようにしてもよい。また、可変表示中は始動記憶数の表示を中断するようにしてもよい。また、この例では、始動記憶表示エリアが可変表示装置9に設けられているが、始動記憶数を表示する表示器(特別図柄始動記憶表示器)を可変表示装置9とは別個に設けてもよい。
【0026】
可変表示装置9の下方には、始動入賞口14としての可変入賞球装置15が設けられている。始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ14aによって検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされる。
【0027】
可変入賞球装置15の下部には、特定遊技状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開状態とされる開閉板20が設けられている。開閉板20は大入賞口を開閉する手段である。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球のうち一方(V入賞領域:特別領域)に入った入賞球はV入賞スイッチ22で検出され、開閉板20からの入賞球はカウントスイッチ23で検出される。遊技盤6の背面には、大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド21Aも設けられている。
【0028】
ゲート32に遊技球が入賞しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の表示の可変表示が開始される。この実施の形態では、左右のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われ、例えば、可変表示の終了時に右側のランプが点灯すれば当たりとなる。そして、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。普通図柄表示器10の近傍には、ゲート32に入った入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄始動記憶表示器41が設けられている。ゲート32への入賞がある毎に、普通図柄始動記憶表示器41は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器10の可変表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
【0029】
遊技盤6には、複数の入賞口29,30,33,39が設けられ、遊技球の入賞口29,30,33への入賞は、それぞれ入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aによって検出される。各入賞口29,30,33,39は、遊技媒体を受け入れて入賞を許容する領域として遊技盤6に設けられる入賞領域を構成している。なお、始動入賞口14や大入賞口も、遊技媒体を受け入れて入賞を許容する入賞領域を構成する。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった遊技球を吸収するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cが設けられている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cおよび装飾用LEDは、遊技機に設けられている装飾発光体の一例である。
【0030】
そして、この例では、左枠ランプ28bの近傍に、賞球残数があるときに点灯する賞球LED51が設けられ、天枠ランプ28aの近傍に、補給球が切れたときに点灯する球切れLED52が設けられている。上記のように、この実施の形態のパチンコ遊技機1には、発光体としてのランプやLEDが各所に設けられている。さらに、図1には、パチンコ遊技機1に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするプリペイドカードユニット(以下、カードユニットという。)50も示されている。
【0031】
カードユニット50には、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ151、カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器153、カードユニット50内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ154、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口155、およびカード挿入口155の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニット50を解放するためのカードユニット錠156が設けられている。
【0032】
打球発射装置から発射された遊技球は、打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ14aで検出されると、図柄の可変表示を開始できる状態であれば、可変表示装置9において特別図柄が可変表示(変動)を始める。図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、始動記憶数を1増やす。
【0033】
可変表示装置9における特別図柄の可変表示は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の特別図柄の組み合わせが大当り図柄(特定表示結果)であると、大当り遊技状態に移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に遊技球がV入賞領域に入賞しV入賞スイッチ22で検出されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行われる。継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウンド)許容される。
【0034】
停止時の可変表示装置9における特別図柄の組み合わせが確率変動を伴う大当り図柄(確変図柄)の組み合わせである場合には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、確変状態という遊技者にとってさらに有利な状態となる。
【0035】
遊技球がゲート32に入賞すると、普通図柄表示器10において普通図柄が可変表示される状態になる。また、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定時間だけ開状態になる。さらに、確変状態では、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められる。すなわち、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数は、普通図柄の停止図柄が当り図柄であったり、特別図柄の停止図柄が確変図柄である場合等に高められ、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。なお、開放回数が高められることは、閉状態から開状態になることも含む概念である。
【0036】
図3は、主基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図3には、払出制御基板37および2つの演出制御基板80A,80Bも示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、V入賞スイッチ22、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a、およびクリアスイッチ921からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、開閉板20を開閉するソレノイド21および大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド21Aを基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59とが搭載されている。
【0037】
なお、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、V入賞スイッチ22、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a等のスイッチは、センサと称されているものでもよい。すなわち、遊技球を検出できる遊技媒体検出手段(この例では遊技球検出手段)であれば、その名称を問わない。入賞検出を行う始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aの各スイッチは、入賞検出手段でもある。なお、入賞検出手段は、複数の入賞口に別個に入賞したそれぞれの遊技球をまとめて検出するものであってもよい。また、ゲートスイッチ32aのような通過ゲートであっても、賞球の払い出しが行われるものであれば、通過ゲートへ遊技球が進入することが入賞になり、通過ゲートに設けられているスイッチ(例えばゲートスイッチ32a)が入賞検出手段になる。さらに、この実施の形態では、V入賞領域に入賞した遊技球はV入賞スイッチ22で検出されるとともにカウントスイッチ23でも検出されるが、V入賞スイッチ22のみで検出されるようにしてもよい。V入賞領域に入賞した遊技球がV入賞スイッチ22のみで検出される場合には、大入賞口に入賞した遊技球数は、V入賞スイッチ22による検出数とカウントスイッチ23による検出数との和になる。
【0038】
また、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示装置9における図柄の可変表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路64が搭載されている。
【0039】
基本回路53は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段(変動データを記憶する変動データ記憶手段)としてのRAM55、プログラムに従って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。この実施の形態では、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されている。すなわち、CPU56は、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55が内蔵されていればよく、ROM54およびI/Oポート部57は外付けであっても内蔵されていてもよい。なお、CPU56はROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、CPU56が実行する(または、処理を行う)ということは、具体的には、CPU56がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されているCPUについても同様である。
【0040】
また、RAM(CPU内蔵RAMであってもよい。)55は、その一部または全部が電源基板910において作成されるバックアップ電源によってバックアップされているバックアップRAMである。すなわち、遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間は、RAM55の一部または全部の内容は保存される。特に、少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御手段の制御状態に応じたデータと未払出賞球数を示すデータは、バックアップRAMに保存される。なお、遊技制御手段の制御状態に応じたデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータにもとづいて、制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。
【0041】
遊技球を打撃して発射する打球発射装置は払出制御基板37上の回路によって制御される発射モータ94を含み、発射モータ94が回転することによって遊技球を遊技領域7に向けて発射する。発射モータ94を駆動するための駆動信号は、タッチセンサ基板91を介して発射モータ94に伝達される。そして、遊技者が操作ノブ(打球ハンドル)5に触れていることはタッチセンサで検出され、タッチセンサからの信号がタッチセンサ基板91を介して払出制御基板37に伝達される。払出制御基板37上の回路は、タッチセンサからの信号がオフ状態を示している場合には、発射モータ94の駆動を停止する。
【0042】
主基板31に搭載されている遊技制御手段(CPU56およびその周辺回路)は、払出制御基板37に搭載されている払出制御手段との間の通信の異常を検出すると、タッチセンサ基板91に出力される発射制御信号の状態をオフ状態にする。タッチセンサ基板91に搭載されている回路は、発射制御信号がオフ状態になると、発射モータ94に対する駆動信号の出力を停止する。すなわち、打球発射装置の動作を停止させる。
【0043】
なお、この実施の形態では、演出制御基板80A,80Bに搭載されている第1の演出制御手段と第2の演出制御手段とのいずれかが、遊技盤6に設けられている普通図柄始動記憶表示器41および装飾ランプ25の表示制御を行うとともに、枠側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cの表示制御を行う。また、演出制御基板80A,80Bに搭載されている第1の演出制御手段と第2の演出制御手段とのいずれかは、特別図柄を可変表示する可変表示装置9および普通図柄を可変表示する普通図柄表示器10の表示制御も行う。さらに、第1の演出制御手段と第2の演出制御手段とのいずれかは、スピーカ27からの音出力制御も行う。
【0044】
次に遊技機の動作について説明する。図4は、主基板31における遊技制御手段(CPU56およびROM,RAM等の周辺回路)が実行するメイン処理を示すフローチャートである。遊技機に対して電源が投入され、リセット端子の入力レベルがハイレベルになると、CPU56は、プログラムの内容が正当か否かを確認するための処理であるセキュリティチェック処理を実行した後、ステップS1以降のメイン処理を開始する。メイン処理において、CPU56は、まず、必要な初期設定を行う。
【0045】
初期設定処理において、CPU56は、まず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの初期化を行う(ステップS4)。また、内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化(ステップS5)を行った後、RAMをアクセス可能状態に設定する(ステップS6)。
【0046】
割込モード2は、CPU56の特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込ベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成されるアドレスが、割込番地を示すモードである。よって、割込モード2に設定されると、各内蔵デバイスからの割込要求を容易に処理することが可能になり、また、プログラムにおける任意の位置に割込処理を設置することが可能になる。
【0047】
次いで、CPU56は、入力ポート1を介して入力されるクリアスイッチ921の出力信号の状態を1回だけ確認する(ステップS7)。クリアスイッチ921は、例えば、遊技機において用いられる各種直流電圧を作成する電源基板に搭載されている。ステップS7の確認においてオンを検出した場合には、CPU56は、通常の初期化処理を実行する(ステップS11〜ステップS15)。クリアスイッチ921がオンである場合(押下されている場合)には、ローレベルのクリアスイッチ信号が出力されている。なお、入力ポート1では、クリアスイッチ信号のオン状態はハイレベルである。また、例えば、遊技店員は、クリアスイッチ921をオン状態にしながら遊技機に対する電力供給を開始する(例えば遊技機外部からのAC24V電圧を遊技機に供給するか否かを切り替える電源スイッチをオンする)ことによって、容易に初期化処理を実行させることができる。すなわち、RAMクリア等を行うことができる。
【0048】
クリアスイッチ921がオンの状態でない場合には、遊技機への電力供給が停止したときにバックアップRAM領域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の電力供給停止時処理)が行われたか否か確認する(ステップS8)。この実施の形態では、電力供給の停止が生じた場合には、バックアップRAM領域のデータを保護するための処理が行われている。そのような保護処理が行われていたことを確認した場合には、CPU56はバックアップありと判定する。そのような保護処理が行われていないことを確認した場合には、CPU56は初期化処理を実行する。
【0049】
バックアップRAM領域にバックアップデータがあるか否かは、電力供給停止時処理においてバックアップRAM領域に設定されるバックアップフラグの状態によって確認される。例えば、バックアップフラグ領域に「55H」が設定されていればバックアップあり(オン状態)を意味し、「55H」以外の値が設定されていればバックアップなし(オフ状態)を意味する。
【0050】
バックアップありと判定したら、CPU56は、バックアップRAM領域のデータチェック(この例ではパリティチェック)を行う(ステップS9)。この実施の形態では、クリアデータ(00)をチェックサムデータエリアにセットし、チェックサム算出開始アドレスをポインタにセットする。また、チェックサムの対象となるデータ数に対応するチェックサム算出回数をセットする。そして、チェックサムデータエリアの内容とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を演算する。演算結果をチェックサムデータエリアにストアするとともに、ポインタの値を1増やし、チェックサム算出回数の値を1減算する。以上の処理が、チェックサム算出回数の値が0になるまで繰り返される。チェックサム算出回数の値が0になったら、CPU56は、チェックサムデータエリアの内容の各ビットの値を反転し、反転後のデータをチェックサムとする。
【0051】
電力供給停止時処理において、上記の処理と同様の処理によってチェックサムが算出され、チェックサムはバックアップRAM領域に保存されている。ステップS9では、算出したチェックサムと保存されているチェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM領域のデータは保存されているはずであるから、チェック結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結果が正常でないということは、バックアップRAM領域のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっていることを意味する。そのような場合には、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理(ステップS10〜S15の処理)を実行する。
【0052】
チェック結果が正常であれば、CPU56は、遊技制御手段の内部状態と表示制御手段等の電気部品制御手段の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すための遊技状態復旧処理を行う。具体的には、ROM54に格納されているバックアップ時設定テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS81)、バックアップ時設定テーブルの内容を順次作業領域(RAM55内の領域)に設定する(ステップS82)。作業領域はバックアップ電源によって電源バックアップされている。バックアップ時設定テーブルには、作業領域のうち初期化してもよい領域についての初期化データが設定されている。ステップS81およびS82の処理によって、作業領域のうち初期化してはならない部分については、保存されていた内容がそのまま残る。初期化してはならない部分とは、例えば、電力供給停止前の遊技状態を示すデータ(特別図柄プロセスフラグなど)や未払出賞球数を示すデータが設定されている部分である。
【0053】
また、CPU56は、ROM54に格納されているバックアップ時コマンド送信テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS83)、その内容に従ってサブ基板(払出制御基板37および演出制御基板80A)に、電力供給が復旧した旨を示す制御コマンドが送信されるように制御する(ステップS84)。そして、ステップS15に移行する。
【0054】
初期化処理では、CPU56は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS11)。なお、RAMの全領域を初期化せず、所定のデータ(例えば大当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値のデータ)をそのままにしてもよい。例えば、大当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値のデータをそのままにした場合には、不正な手段によって初期化処理が実行される状態になったとしても、大当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値が大当り判定値に一致するタイミングを狙うことは困難である。また、ROM54に格納されている初期化時設定テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS11)、初期化時設定テーブルの内容を順次作業領域に設定する(ステップS12)。ステップS11およびS12の処理によって、例えば、普通図柄判定用乱数カウンタ、普通図柄判定用バッファ、特別図柄左中右図柄バッファ、総賞球数格納バッファ、特別図柄プロセスフラグ、賞球中フラグ、球切れフラグ、払出停止フラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うためのフラグに初期値が設定される。
【0055】
また、CPU56は、CPU56は、ROM54に格納されている初期化時コマンド送信テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS13)、その内容に従ってサブ基板を初期化するための初期化コマンドをサブ基板に送信する処理を実行する(ステップS14)。初期化コマンドとして、可変表示装置9に表示される初期図柄を示すコマンド等がある。
【0056】
そして、ステップS15において、CPU56は、例えば2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるようにCPU56に内蔵されているCTCのレジスタの設定を行なう。すなわち、初期値として例えば2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。この実施の形態では、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるとする。
【0057】
初期化処理の実行(ステップS10〜S15)が完了すると、メイン処理で、表示用乱数更新処理(ステップS17)および初期値用乱数更新処理(ステップS18)が繰り返し実行される。CPU56は、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときには割込禁止状態にして(ステップS16)、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態にする(ステップS19)。なお、表示用乱数とは、可変表示装置9に表示される図柄を決定するための乱数であり、表示用乱数更新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。また、初期値用乱数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。初期値用乱数とは、大当りとするか否かを決定するための乱数を発生するためのカウンタ(大当り決定用乱数発生カウンタ)等のカウント値の初期値を決定するための乱数である。後述する遊技制御処理において、大当り決定用乱数発生カウンタのカウント値が1周すると、そのカウンタに初期値が設定される。
【0058】
なお、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときに割込禁止状態にされるのは、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が後述するタイマ割込処理でも実行されることから、タイマ割込処理における処理と競合してしまうのを避けるためである。すなわち、ステップS17,S18の処理中にタイマ割込が発生してタイマ割込処理中で表示用乱数や初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新してしまったのでは、カウント値の連続性が損なわれる場合がある。しかし、ステップS17,S18の処理中では割込禁止状態にしておけば、そのような不都合が生ずることはない。
【0059】
タイマ割込が発生すると、CPU56は、図5に示すステップS20〜S33の遊技制御処理を実行する。遊技制御処理において、CPU56は、まず、電源断信号が出力されたか否か(オン状態になったか否か)を検出する電源断検出処理を実行する(ステップS20)。次いで、スイッチ回路58を介して、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a等のスイッチの検出信号を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:ステップS21)。具体的には、各スイッチの検出信号を入力する入力ポートの状態がオン状態であれば、各スイッチに対応して設けられているスイッチタイマの値を+1する。
【0060】
次に、遊技制御に用いられる大当り判定用の乱数等の各判定用乱数を生成するための各カウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップS22)。CPU56は、さらに、表示用乱数および初期値用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップS23,S24)。
【0061】
さらに、CPU56は、特別図柄プロセス処理を行う(ステップS25)。特別図柄プロセス制御では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS26)。普通図柄プロセス処理では、普通図柄表示器10の表示状態を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0062】
次いで、CPU56は、特別図柄に関する演出制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定して演出制御コマンドを送出する処理を行う(特別図柄コマンド制御処理:ステップS27)。また、普通図柄に関する演出制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定して演出制御コマンドを送出する処理を行う(普通図柄コマンド制御処理:ステップS28)。
【0063】
さらに、CPU56は、例えばホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステップS29)。
【0064】
また、CPU56は、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aの検出信号にもとづく賞球個数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップS30)。具体的には、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aがオンしたことにもとづく入賞検出に応じて、払出制御基板37に賞球個数を示す払出個数信号等の払出制御信号を出力する。払出制御基板37に搭載されている払出制御用CPU371は、賞球個数を示す払出個数信号等の払出制御信号に応じて球払出装置97を駆動する。
【0065】
そして、CPU56は、始動入賞記憶数(特別図柄の可変表示を実行する条件が成立したが未だ可変表示を開始できない保留数)の増減をチェックする記憶処理を実行する(ステップS31)。また、遊技機の制御状態を遊技機外部で確認できるようにするための試験信号を出力する処理である試験端子処理を実行する(ステップS32)。また、出力ポートの出力状態に対応したRAM領域(出力ポートバッファ)が設けられ、CPU56は、そのRAM領域の内容を出力ポートに出力する(ステップS33:出力処理)。なお、出力ポートバッファの内容は、ステップS25〜S30,S31の処理で更新される。その後、割込許可状態に設定し(ステップS34)、処理を終了する。
【0066】
以上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理は定期的(例えば2ms毎)に起動されることになる。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理で遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では例えば割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるようにしてもよい。
【0067】
図6は、CPU56が実行する特別図柄プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャートである。図6に示す特別図柄プロセス処理は、図5のフローチャートにおけるステップS25の具体的な処理である。CPU56は、特別図柄プロセス処理を行う際に、変動短縮タイマ減算処理(ステップS310)を行い、遊技盤6に設けられている始動入賞口14に遊技球が入賞したことを検出するための始動口スイッチ14aがオンしていたら、すなわち遊技球が始動入賞口14に入賞する始動入賞が発生していたら(ステップS311)、始動口スイッチ通過処理(ステップS312)を行った後に、内部状態に応じて、ステップS300〜S308のうちのいずれかの処理を行う。変動短縮タイマは、特別図柄の変動時間が短縮される場合に、変動時間を設定するためのタイマである。
【0068】
特別図柄通常処理(ステップS300):特別図柄の可変表示を開始できる状態になるのを待つ。特別図柄の可変表示が開始できる状態になると、始動入賞記憶数を確認する。始動入賞記憶数が0でなければ、特別図柄の可変表示の結果、大当りとするか否か決定する。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS301に移行するように更新する。
【0069】
特別図柄停止図柄設定処理(ステップS301):特別図柄の可変表示後の左中右図柄の停止図柄を決定する。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS302に移行するように更新する。
【0070】
変動パターン設定処理(ステップS302):特別図柄の可変表示の変動パターン(可変表示態様)を、ランダム4の値に応じて決定する。また、変動時間タイマをスタートさせる。このとき、演出制御基板80に対して、左中右最終停止図柄と変動態様(変動パターン)を指令する情報とが送信される。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS303に移行するように更新する。
【0071】
特別図柄変動処理(ステップS303):所定時間(ステップS302の変動時間タイマで示された時間)が経過すると、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS304に移行するように更新する。
【0072】
特別図柄停止処理(ステップS304):可変表示装置9において表示される全図柄が停止されるように制御する。具体的には、特別図柄停止を示す演出制御コマンドが送信される状態に設定する。そして、停止図柄が大当り図柄の組み合わせである場合には、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS305に移行するように更新する。そうでない場合には、内部状態をステップS300に移行するように更新する。
【0073】
大入賞口開放開始処理(ステップS305):大入賞口を開放する制御を開始する。具体的には、カウンタやフラグを初期化するとともに、ソレノイド21を駆動して大入賞口を開放する。また、プロセスタイマによって大入賞口開放中処理の実行時間を設定し、大当り中フラグをセットする。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS306に移行するように更新する。
【0074】
大入賞口開放中処理(ステップS306):大入賞口ラウンド表示の演出制御コマンドを演出制御基板80に送出する制御や大入賞口の閉成条件の成立を確認する処理等を行う。最後の大入賞口の閉成条件が成立したら、内部状態をステップS307に移行するように更新する。
【0075】
特定領域有効時間処理(ステップS307):V入賞スイッチ22の通過の有無を監視して、大当り遊技状態継続条件の成立を確認する処理を行う。大当り遊技状態継続の条件が成立し、かつ、まだ残りラウンドがある場合には、内部状態をステップS305に移行するように更新する。また、所定の有効時間内に大当り遊技状態継続条件が成立しなかった場合、または、全てのラウンドを終えた場合には、内部状態をステップS308に移行するように更新する。
【0076】
大当り終了処理(ステップS308):大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を演出制御手段に行わせるための制御を行う。そして、内部状態をステップS300に移行するように更新する。
【0077】
遊技制御手段は、特別図柄プロセス処理の実行中において演出用電気部品の演出態様を変更させたいという事態(例えば特別図柄の変動開始や変動停止)が生ずると、ステップS27の特別図柄コマンド制御処理において、変更後の演出態様を特定可能な演出制御コマンドを演出制御基板80Aに送信する制御を行う。演出制御基板80Aに搭載されている演出制御用CPU101Aを含む第1の演出制御手段は、演出制御コマンドを受信すると、受信した演出制御コマンドによる指示に従って、複数種類の演出用電気部品のうちの一部(1つまたは複数)の制御を行うとともに、受信した表示制御コマンドに対応した信号を第2の演出制御基板80Bに送信する。
【0078】
次に、遊技制御手段から演出制御基板80Aに搭載されている第1の演出制御手段に対する制御コマンドの送出方式について説明する。図7は、主基板31から演出制御基板80に送信される演出制御コマンドの信号線を示す説明図である。図7に示すように、この実施の形態では、演出制御コマンドは、演出制御信号D0〜D7の8本の信号線で主基板31から演出制御基板80Aに送信される。また、主基板31と演出制御基板80Aとの間には、ストローブ信号(演出制御INT信号)を送信するための演出制御INT信号の信号線も配線されている。
【0079】
図8に示すように、この実施の形態では、演出制御コマンドは2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を表し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「0」とされる。なお、そのようなコマンド形態は一例であって他のコマンド形態を用いてもよい。例えば、1バイトや3バイト以上で構成される制御コマンドを用いてもよい。
【0080】
図9に示すように、演出制御コマンドの8ビットの演出制御コマンドデータは、演出制御INT信号に同期して出力される。演出制御基板80Aに搭載されている第1の演出制御手段は、演出制御INT信号が立ち上がったことを検知して、割込処理によって1バイトのデータの取り込み処理を開始する。従って、各演出制御手段から見ると、演出制御INT信号は、演出制御コマンドデータの取り込みの契機となる取込信号に相当する。
【0081】
演出制御コマンドは、演出制御手段が認識可能に1回だけ送出される。認識可能とは、この例では、演出制御INT信号のレベルが変化することであり、認識可能に1回だけ送出されるとは、例えば演出制御コマンドデータの1バイト目および2バイト目のそれぞれに応じて演出制御INT信号が1回だけパルス状(矩形波状)に出力されることである。なお、演出制御INT信号は図9に示された極性と逆極性であってもよい。
【0082】
図10は、演出制御基板80Aに送出される演出制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。図10に示す例において、コマンド8000(H)〜800E(H)は、特別図柄を可変表示する可変表示装置9における特別図柄の変動パターンを指定する演出制御コマンドである。なお、変動パターンを指定するコマンド(変動パターンコマンド)は変動開始指示も兼ねている。また、コマンド800E(H)は、短縮表示パターンを指定するコマンドである。
【0083】
コマンド88XX(H)(X=4ビットの任意の値)は、普通図柄の変動パターンに関する演出制御コマンドである。コマンド89XX(H)は、普通図柄の停止図柄を指定する演出制御コマンドである。コマンド8A00(H)は、普通図柄の可変表示の停止を指示する演出制御コマンドである。
【0084】
コマンド91XX(H)、92XX(H)および93XX(H)は、特別図柄の左中右の停止図柄を指定する演出制御コマンドである。「XX」には図柄番号が設定される。また、コマンドA000(H)は、特別図柄の可変表示の停止を指示する演出制御コマンドである。コマンドBXXX(H)は、大当り遊技開始から大当り遊技終了までの間に送出される演出制御コマンドである。そして、コマンドC000(H)〜EXXX(H)は、特別図柄の変動および大当り遊技に関わらない可変表示装置9の表示状態に関する演出制御コマンドである。
【0085】
コマンドC3XX(H)は、始動入賞が生じたときに送信される判定結果コマンドである。C300(H)ははずれ入賞指定の演出制御コマンド(はずれ入賞指定コマンド)であり、C301(H)はリーチ入賞指定の演出制御コマンド(リーチ入賞指定コマンド)であり、C302(H)は非特定大当り入賞指定の演出制御コマンド(非特定大当り入賞指定コマンド)であり、C303(H)は特定大当り入賞指定の演出制御コマンド(特定大当り入賞指定コマンド)である。また、コマンドD000(H)は、客待ちデモンストレーションを指定する演出制御コマンドである。
【0086】
コマンドE0XX(H)は、可変表示装置9における始動入賞記憶数を表示する表示エリアにおいて、表示色を変化させる始動記憶表示エリア18の個数を示す演出制御コマンドである。例えば、演出制御手段は、各始動記憶表示エリア18のうち「XX(H)」で指定される個数の始動記憶表示エリア18の表示色を変化させる。すなわち、コマンドE0XX(H)は、保留個数という情報を報知するために設けられている表示エリアの制御を指示するコマンドである。なお、表示色を変化させる始動記憶表示エリア18の個数に関するコマンドが、表示色を変化させるエリアの個数の増減を示すように構成されていてもよい。また、この実施の形態では、始動入賞記憶の上限値は4であるから、「XX」は0〜4のいずれかである。
【0087】
また、コマンドE400(H)は、高確率状態から低確率状態になったときに送信されるコマンドであり、コマンドE401(H)は、低確率状態から高確率状態になったときに送信されるコマンドである。
【0088】
演出制御基板80Aの第1の演出制御手段は、主基板31の遊技制御手段から上述した演出制御コマンドを受信すると図10に示された内容に応じて可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変更するとともに、演出制御基板80Bに搭載されている演出制御用CPU101Bを含む第2の演出制御手段に対して、ランプ・LEDの表示状態を変更させるための信号を出力する。なお、図10に示された例以外の制御コマンドも遊技制御手段から演出制御手段に送信される。例えば、普通図柄始動記憶表示器41の点灯個数を示す制御コマンド等や、大当り遊技に関するより詳細な演出制御コマンドも遊技制御手段から各演出制御手段に送信される。
【0089】
実施の形態1.
図11は、演出制御基板80A(第1の演出制御基板)および演出制御基板80B(第2の演出制御基板)と、演出用電気部品を駆動するための駆動回路(ドライバ回路)が搭載されたドライバ基板との接続例の第1の実施の形態を示すブロック図である。第1の実施の形態では、演出制御用CPU101Aを含む第1の演出制御用マイクロコンピュータ(ROM、RAMおよびI/Oポート等の周辺回路を含む。)が搭載された演出制御基板80Aと、演出制御用CPU101Bを含む第2の演出制御用マイクロコンピュータ(ROM、RAMおよびI/Oポート等の周辺回路を含む。)が搭載された演出制御基板80Bと、複数種類の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載されたドライバ基板35とが設けられ、ドライバ基板35に、演出制御基板80A,80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段が搭載されている。なお、第1の演出制御手段は第1の演出制御用マイクロコンピュータで実現され、第2の演出制御手段は第2の演出制御用マイクロコンピュータで実現される。
【0090】
ドライバ基板35には、表示のための演出用電気部品である可変表示装置9および普通図柄表示器10を駆動するための駆動回路(駆動回路106、駆動回路107)と、発光体(ランプやLED)を駆動するための駆動回路(ランプドライバ354、LED駆動回路35)と、演出用の可動部材を駆動するモータやソレノイド等の演出用駆動手段61とを駆動するための駆動回路(駆動回路356)と、スピーカ27を駆動するための駆動回路(増幅回路705)とが搭載されている。なお、演出制御基板80A,80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段は、バスレシーバ351,357および入力ドライバ702に相当する。
【0091】
駆動回路106は、例えば、指令に応じて画像データを生成し、LCDにR,G,B信号や同期信号を出力するVDP、VDPをリセットするためのリセット回路、VDPに動作クロックを与えるための発振回路、使用頻度の高い画像データを格納するキャラクタROM、およびCDドライバ等を含む。なお、VDP等は演出制御基板80に搭載されていてもよい。その場合には、駆動回路106はLCDドライバを含む。また、駆動回路107は、例えば、演出制御基板80からの演出用電気部品を駆動するための信号にもとづいて、ランプやLEDによる普通図柄表示器10を駆動する駆動回路である。
【0092】
演出制御基板80Aにおいて、演出制御用CPU101Aは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31からのストローブ信号(演出制御INT信号)に応じて、入力ドライバ102Aおよび入力ポート103Aを介して演出制御コマンドを受信する。
【0093】
この実施の形態では、可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態は、演出制御用CPU101Aによって制御される。ただし、可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号は、演出制御基板80Bを介してドライバ基板35に伝達される。従って、演出制御基板80Aから演出制御基板80Bには、演出制御基板80Bに搭載されている第2の演出制御手段が演出制御のために必要とする信号の他に、可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号も送信される。ただし、第2の演出制御手段は、可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号を、そのまま駆動回路106,107に出力する。
【0094】
演出制御用CPU101Aは、演出制御コマンドを受信すると、受信した演出制御コマンドに対応した信号を出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。また、上述したように、可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号を、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。演出制御基板80Bに送信される信号は、演出制御用CPU101Aが主基板31から受信する演出制御コマンドと同じ形態のコマンドであってもよいし、異なる形態の信号であってもよい。また、演出制御用CPU101Aは、演出制御コマンドを受信すると、可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号の他に、第2の演出制御手段が必要とする信号のみを送信するようにしてもよい。必要とする信号とは、ランプ・LEDおよびスピーカ27を制御する第2の演出制御手段がランプ・LEDおよびスピーカ27の演出切替タイミングを知るための信号である。例えば、特別図柄の停止図柄を示す演出制御コマンドに対応する信号は、ランプ・LEDおよびスピーカ27を制御する第2の演出制御手段において必要とされない信号である。
【0095】
演出制御基板80Bにおいて、演出制御用CPU101Bは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、入力ドライバ102Bを介して演出制御基板80Aから演出制御のための信号を受信する。また、可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号を受信すると、バスドライバ105およびドライバ基板35に搭載されている駆動回路106を介してLCDを用いた可変表示装置9の表示制御を行うとともに、バスドライバ105およびドライバ基板35に搭載されている駆動回路107を介して普通図柄表示器10の表示状態の切り替えを行う。
【0096】
さらに、演出制御用CPU101Bは、演出制御基板80Aから受信した信号にもとづいて、バスドライバ105およびドライバ基板35に搭載されているランプドライバ354およびLED駆動回路355を介してランプ・LED制御を行うとともに、出力ポート104Bおよび出力ドライバ110を介してドライバ基板35に対して音番号データを出力する。なお、演出制御用CPU101Bに入出力するバス(アドレスバス、データバス、および書込/読出信号等の制御信号ラインを含む)はバスドライバ105を介してドライバ基板35まで延長されている。なお、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能な信号を第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する演出内容送信手段は、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115で実現される。また、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段は、バスドライバ105および出力ドライバ110で実現される。
【0097】
ドライバ基板35において、演出制御用CPU101Bに入出力するバスは、バスレシーバ351を介して出力ポート104,352および拡張ポート353に接続される。出力ポート352から出力される各ランプを駆動する信号は、ランプドライバ354で増幅され各ランプに供給される。また、出力ポート352から出力される各LEDを駆動する信号は、LED駆動回路355で増幅され各LEDに供給される。そして、演出用駆動手段61を駆動する信号は、駆動回路356で増幅され各ランプに供給される。
【0098】
また、ドライバ基板35において、演出制御基板80Bのバスドライバ105から送信された可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号は、バスレシーバ351および出力ポート104を介して駆動回路106,107に出力される。
【0099】
さらに、ドライバ基板35において、演出制御基板80Bから出力ドライバ110を介して送信された音番号データは、入力ドライバ702を介して、例えばデジタルシグナルプロセッサによる音声合成用IC703に入力される。音声合成用IC703は、音番号データに応じたデータを音声データROM704から読み出し、読み出したデータに応じた音声や効果音を発生し増幅回路705に出力する。増幅回路705は、音声合成用IC703の出力レベルを、ボリューム706で設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ27に出力する。
【0100】
音声データROM704に格納されている音番号データに応じたデータは、所定期間(例えば特別図柄の変動期間)における効果音または音声の出力態様を時系列的に示すデータの集まりである。音声合成用IC703は、音番号データを入力すると、音声データROM704内の対応するデータに従って音出力制御を行う。対応するデータに従った音出力制御は、次の音番号データを入力するまで継続される。そして、音声合成用IC703は、次の音番号データを入力すると、新た入力した音番号データに対応した音声データROM704内のデータに従って音出力制御を行う。
【0101】
この実施の形態では、スピーカ27から出力される音声や効果音は演出制御用CPU101Bを含む第2の演出制御手段によって制御されるのであるが、第2の演出制御手段は、ドライバ基板35に音番号データを出力する。ドライバ基板35において、音声データROM704には、遊技の進行に伴って出現しうる音声や効果音を実現するための多数のデータが格納され、それらのデータは音番号データに対応付けられている。従って、演出制御手段は、音番号データを出力するだけで音出力制御を実現することができる。なお、音番号データは例えば1バイトデータであり、シリアル信号線またはパラレル信号線によってドライバ基板35に転送される。
【0102】
この実施の形態の構成によれば、ドライバ基板35には制御手段が搭載されていないので、ドライバ基板35を複数の機種間で使い回すことができる、その結果、複数の機種間での基板の共通化を容易にすることができる。また、複数種類の演出用電気部品を制御する手段は2つの演出制御基板80A,80Bに集約され、かつ、主基板31から演出制御基板80Aに演出制御コマンドが供給され、演出制御基板80Aから演出制御手段80Bにコマンドまたは信号が供給されているので、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができ、さらに、ドライバ基板の数は1つのみであってドライバ基板の数を増やさないようにすることができる。
【0103】
なお、演出制御基板80Bとドライバ基板35との間がバス接続されるのではなく、例えば、コマンドを送る信号線、コマンドを送ることを示す信号線(演出制御基板80Bからドライバ基板35に向けて)、コマンドの受信準備ができたことを示す信号線(ドライバ基板35から演出制御基板80Bに向けて)、コマンドの受信完了を示す信号線(ドライバ基板35から演出制御基板80Bに向けて)を配線することによって、演出制御基板80Bとドライバ基板35との間の信号が双方向通信により送受信されるようにしてもよい。そのようにした場合には、確実な信号の受け渡しを実現することができる。また、演出制御基板80Aとドライバ基板35との間の通信は、演出制御基板80Aからドライバ基板35への単方向通信であってもよいし、双方向通信であってもよい。演出制御基板とドライバ基板との間の通信が双方向通信であってもよいことは、以下の実施の形態でも同様である。
【0104】
さらに、演出制御基板80Aと演出制御基板80Bとの間の通信(信号の送受信)も、演出制御基板80Aから演出制御基板80Bへの単方向通信であってもよいし、双方向通信であってもよい。また、演出制御基板80Aと演出制御基板80Bとの間では、シリアルデータが送受信されるようにしてもよいし、パラレルデータが送受信されるようにしてもよい。
【0105】
次に、第1および第2の演出制御手段の動作を説明する。図12は、演出制御用CPU101Aが、実行するメイン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、まず、RAM領域のクリアや各種初期値の設定、また演出制御の起動間隔を決めるための2msタイマの初期設定等を行うための初期化処理が行われる(ステップS701)。その後、演出制御用CPU101Aは、タイマ割込フラグの監視(ステップS702)の確認を行うループ処理に移行する。タイマ割込が発生すると、演出制御用CPU101Aは、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグをセットする。メイン処理において、タイマ割込フラグがセットされていたら、演出制御用CPU101Aは、そのフラグをクリアし(ステップS703)、以下の演出制御処理を実行する。
【0106】
この実施の形態では、タイマ割込は2ms毎にかかる。すなわち、演出制御処理は、2ms毎に起動される。また、この実施の形態では、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなされ、具体的な演出制御処理はメイン処理において実行されるが、タイマ割込処理で演出制御処理を実行してもよい。
【0107】
演出制御処理において、演出制御用CPU101Aは、まず、受信した演出制御コマンドを解析する(コマンド解析実行処理:ステップS704)。なお、演出制御コマンドは、割込処理において受信されている。また、演出制御用CPU101Aは、第2の演出制御手段が演出制御のために必要とする信号(第1の演出制御手段における演出決定手段が決定した演出内容を特定可能な信号、なお、演出決定手段が決定した演出内容は予告演出に限定されず演出用電気部品を用いる演出全般でもよい)を演出制御基板80Bに送信する(信号送信処理:ステップS704A)。次いで、演出制御用CPU101Aは、演出制御プロセス処理を行う(ステップS705)。演出制御プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態に対応したプロセスを選択して実行する。なお、演出制御プロセス処理において、可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号が作成され、演出制御基板80Bに送信される。
【0108】
そして、演出制御用CPU101Aは、予告乱数カウンタを更新する処理を実行する(ステップS706)。その後、ステップS702のタイマ割込フラグの確認を行う処理に戻る。なお、予告乱数カウンタのカウント値は、連続予告を行わない場合に、予告AまたはBの予告演出を行うか否かと、いずれの予告演出を行うのかを決定するために用いられる。
【0109】
第1の演出制御手段は、例えばステップS705の処理中に、遊技制御手段から受信した特別図柄の変動パターンを示す演出制御コマンドにもとづいて予告演出を行うか否かを独自に決定する。例えば、特定の種類の変動パターンを示す演出制御コマンドを受信した場合には、始動入賞記憶数の値に応じて連続予告(演出用電気部品を用いて、複数回の特別図柄の可変表示に亘って連続的に実行される演出態様であって、遊技者に大当りの発生を予告するための演出)を行うか否か独自に決定する。また、例えば、連続予告を行わない場合に、予告乱数カウンタのカウント値が予告することに対応する数値と一致したときには、予告AまたはBの予告演出を行うことを独自に決定する。なお、予告A,Bは、演出用電気部品を用いて、特別図柄の可変表示中に実行される演出態様であって、遊技者に大当りの発生を予告するための演出である。そして、予告Aと予告Bとでは、演出態様が異なっている。また、予告演出に関わる信号(予告態様や予告演出開始タイミングを示す信号)は、ステップS705の処理中に演出制御基板80Bに送信される。
【0110】
図13は、変動パターンテーブル毎に設定されているプロセスデータの一構成例を示す説明図である。プロセスデータは、プロセスタイマ設定値と演出制御実行データの組み合わせが複数集まったデータで構成されている。演出制御実行データにおける表示制御実行データは、特別図柄の変動期間中における可変表示装置9の表示状態を示すデータが設定されている。例えば、表示制御実行データ1には、可変表示開始時の可変表示装置9の表示状態を示すデータが設定されている。そして、特別図柄の変動期間中において、表示状態を切り替えるタイミング(例えば可変表示装置9において新たなキャラクタが登場するタイミングなど)が到来すると、第1の演出制御手段は、プロセスデータにおける次の演出制御実行データに従って、可変表示装置9等の表示状態を制御する。プロセスタイマ設定値には、切替のタイミングに応じた時間が設定されている。
【0111】
図13に示すプロセスデータは、演出制御基板80AにおけるROMに格納されている。また、プロセスデータは、各変動パターンのそれぞれに応じて用意されている。また、予告演出の種類に応じて用意されている。例えば、変動パターン10で予告Aの予告演出を実行する場合のプロセスデータは、変動パターン10で予告Bの予告演出を実行する場合のプロセスデータとは別に用意されている。従って、演出制御用CPU101Aは、変動パターンと予告演出の種類とに応じて、使用するプロセスデータを選択する。
【0112】
図14は、演出制御用CPU101Bが実行するメイン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、まず、RAM領域のクリアや各種初期値の設定、また演出制御の起動間隔を決めるための2msタイマの初期設定等を行うための初期化処理が行われる(ステップS711)。その後、演出制御用CPU101Bは、タイマ割込フラグの監視(ステップS712)の確認を行うループ処理に移行する。タイマ割込が発生すると、演出制御用CPU101Bは、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグをセットする。メイン処理において、タイマ割込フラグがセットされていたら、演出制御用CPU101Bは、そのフラグをクリアし(ステップS704)、以下の演出制御処理を実行する。
【0113】
この実施の形態では、タイマ割込は2ms毎にかかる。すなわち、演出制御処理は、2ms毎に起動される。また、この実施の形態では、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなされ、具体的な演出制御処理はメイン処理において実行されるが、タイマ割込処理で演出制御処理を実行してもよい。
【0114】
演出制御処理において、演出制御用CPU101Bは、まず、演出制御基板80Aから信号を受信したか否か判定し、受信していればその信号を解析する(信号解析実行処理:ステップS714)。なお、演出制御基板80Aからの信号は、例えば、割込処理において受信されている。次いで、演出制御用CPU101Bは、ランプ制御プロセス処理を行う(ステップS715)。ランプ制御プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態に対応したプロセスを選択して実行する。その後、ステップS712のタイマ割込フラグの確認を行う処理に戻る。
【0115】
図15は、変動パターンテーブル毎に設定されているプロセスデータの一構成例を示す説明図である。プロセスデータは、プロセスタイマ設定値と演出制御実行データの組み合わせが複数集まったデータで構成されている。演出制御実行データにおけるランプ制御実行データは、特別図柄の変動期間中におけるランプ・LEDの表示状態を示すデータが設定されている。例えば、ランプ制御実行データ1には、可変表示開始時のランプ・LEDの表示状態を示すデータが設定されている。そして、特別図柄の変動期間中において、表示状態を切り替えるタイミング(例えばランプ・LEDを点灯状態から消灯状態に切り替えるタイミングなど)が到来すると、第2の演出制御手段は、プロセスデータにおける次の演出制御実行データに従って、ランプ・LEDの表示状態を制御する。
【0116】
図15に示すプロセスデータは、演出制御基板80BにおけるROMに格納されている。
【0117】
この実施の形態では、可変表示装置9による演出を制御する演出制御用CPU101Aが、受信した演出制御コマンドにもとづいた信号を演出制御基板80Bに送信するので、演出制御の同期をとることが容易である。すなわち、例えば予告演出を行うときに、演出制御用CPU101Aが、予告の態様や予告開始タイミングを示す信号を演出制御基板80Bに送信する。従って、可変表示装置9による演出と、ランプ・LEDおよびスピーカ27による演出とを容易に同期させることができる。
【0118】
なお、この実施の形態では、第1の演出制御手段が遊技制御手段が送信した演出制御コマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段を有する構成であったが(図12に示されたステップS705において予告演出の決定を行う)、第1の演出制御手段としての演出制御用CPU101Aが、受信した演出制御コマンドに対応した信号を第2の演出制御手段としての演出制御用CPU101Bに送信して、第1の演出制御手段および第2の演出制御手段が、ともに、遊技制御手段が送信した演出制御コマンドまたは他方の演出制御手段から受信した信号にもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段を有する構成であってもよい。また、この実施の形態では、第1の演出制御手段および第2の演出制御手段が、それぞれ、ドライバ基板35に、演出用電気部品を駆動するための信号を送信したが、いずれか1つまたは2つの演出制御手段が、ドライバ基板35に、演出用電気部品を駆動するための信号を送信するように構成してもよい。
【0119】
また、この実施の形態では、第1の演出制御手段が作成した可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号は、演出制御基板80Bを経由してドライバ基板35に供給されたが、演出制御基板80Aから直接ドライバ基板35に供給されるようにしてもよい。
【0120】
図16は、演出制御基板80Bからドライバ基板35に出力される音番号データの一例を示す説明図である。図16に示す例では、音番号データには、特別図柄の変動パターンに応じた音番号データ、大当り遊技中における音番号データ、および連続予告B,Dに応じた音番号データが含まれる。
【0121】
実施の形態2.
図17は、演出制御基板80A,80Bと、演出用電気部品を駆動するための駆動回路(ドライバ回路)が搭載されたドライバ基板との接続例の第2の実施の形態を示すブロック図である。第2の実施の形態では、演出制御用CPU101Aが搭載された演出制御基板80Aと、複数種類の演出用電気部品のうちの一部(この例では複数であるが1つでもよい)の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(ドライバ基板A)35Aと、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板35Aに搭載されている駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(ドライバ基板B)70Aとが設けられ、第1のドライバ基板35Aおよび第2のドライバ基板70Aに、それぞれ、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段が搭載されている。
【0122】
演出制御基板80Aにおいて、演出制御用CPU101Aは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31からのストローブ信号(演出制御INT信号)に応じて演出制御コマンドを受信する。演出制御用CPU101Aは、演出制御コマンドを受信すると、受信した演出制御コマンドに対応した信号を出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。また、演出制御コマンドにもとづいて可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号を作成し、作成した信号を、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。演出制御基板80Bに搭載されている第2の演出制御手段は、演出制御基板80Aから受信する可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号を、そのままバスドライバ105を介して駆動回路106,107に出力する。なお、第1のドライバ基板35と第2のドライバ基板70との間には信号を伝達する信号線が設置されていない。
【0123】
演出制御基板80Bにおいて、演出制御用CPU101Bは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、演出制御基板80Bから信号を受信する。そして、演出制御基板80Bにおける第2の演出制御手段は、ランプ・LED、演出用の可動部材およびスピーカ27の制御を行う。
【0124】
第1のドライバ基板35Aには、表示のための演出用電気部品である可変表示装置9および普通図柄表示器10と、発光体(ランプやLED)と、演出用の可動部材を駆動するモータやソレノイド等の演出用駆動手段61とを駆動するための駆動回路(駆動回路106、駆動回路107、ランプドライバ354、LED駆動回路355、駆動回路356)が搭載されている。また、第2のドライバ基板70Aには、スピーカ27を駆動するための駆動回路(増幅回路705)が搭載されている。なお、第1のドライバ基板35Aおよび第2のドライバ基板70Aにおいて、演出制御基板80Aから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段は、バスレシーバ351および入力ドライバ702に相当する。
【0125】
第1のドライバ基板35Aにおいて、演出制御用CPU101Bに入出力するバスは、バスレシーバ351を介して出力ポート104,352および拡張ポート353に接続される。出力ポート352から出力される各ランプを駆動する信号は、ランプドライバ354で増幅され各ランプに供給される。また、出力ポート352から出力される各LEDを駆動する信号は、LED駆動回路355で増幅され各LEDに供給される。そして、演出用駆動手段61を駆動する信号は、駆動回路356で増幅され各ランプに供給される。
【0126】
また、第1のドライバ基板35Aにおいて、演出制御基板80Bのバスドライバ105から送信された可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号は、バスレシーバ357および出力ポート104を介して駆動回路106,107に出力される。
【0127】
第2のドライバ基板70Aにおいて、演出制御基板80Bからの音番号データは、入力ドライバ702を介して、例えばデジタルシグナルプロセッサによる音声合成用IC703に入力される。音声合成用IC703は、音番号データに応じたデータを音声データROM704から読み出し、読み出したデータに応じた音声や効果音を発生し増幅回路705に出力する。増幅回路705は、音声合成用IC703の出力レベルを、ボリューム706で設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ27に出力する。
【0128】
演出制御用CPU101Aおよび演出制御用CPU101Bは、第1の実施の形態の場合と同様に演出制御を実行する。しかし、この場合には、第1のドライバ基板35Aに第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方(この例では第2の演出制御基板のみ)から信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板70Aに第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方(この例では第2の演出制御基板のみ)から信号を入力する第2の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板と第1のドライバ基板との間には信号を伝達する信号線が設置されない構成にしたので、複数の機種間での基板の共通化を容易にし、かつ、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができ、さらに、それぞれのドライバ基板がいずれかの演出制御基板に直接接続されることから演出制御用マイクロコンピュータの制御内容とドライバ基板による駆動対象との対応付けが容易である。例えば、第1のドライバ基板35Aが第1の演出制御基板に接続され、第2のドライバ基板35Bが第2の演出制御基板に接続される場合には、第1の演出制御用マイクロコンピュータの制御内容と第1のドライバ基板35Aによる駆動対象との対応付けが容易であるとともに、第2の演出制御用マイクロコンピュータの制御内容と第2のドライバ基板35Bによる駆動対象との対応付けが容易である。また、第1のドライバ基板35Aおよび第2のドライバ基板35Bに、それぞれ、第1の演出制御基板および第2の演出制御基板が接続される場合であっても、それぞれのドライバ基板が演出制御基板に直接接続されるので、ドライバ基板と演出制御基板との間に他の基板が介在する場合に比べて、演出制御用マイクロコンピュータの制御内容とドライバ基板の駆動対象との対応付けはわかりやすい。
【0129】
なお、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能な信号を第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する演出内容送信手段は、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115で実現される。また、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段は、バスドライバ105および出力ドライバ110で実現される。
【0130】
なお、この実施の形態では、第1の演出制御手段が作成した可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号は、演出制御基板80Bを経由して第1のドライバ基板35Aに供給されたが、演出制御基板80Aから直接第1のドライバ基板35Aに供給されるようにしてもよい。
【0131】
また、この実施の形態では、第1のドライバ基板35Aに一方の演出制御基板から信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板70Aに一方の演出制御基板から信号を入力する第2の信号入力手段が搭載された構成であった。しかし、第1のドライバ基板35Aに第1の演出制御基板と第2の演出制御基板の双方から信号を入力する第1の信号入力手段が搭載されていてもよいし、第2のドライバ基板70Aに双方の演出制御基板から信号を入力する第2の信号入力手段が搭載されていてもよい。
【0132】
実施の形態3.
図18は、演出制御基板80A,80Bと、演出用電気部品を駆動するための駆動回路(ドライバ回路)が搭載されたドライバ基板との接続例の第3の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、それぞれに演出制御用CPUを含む演出制御用マイクロコンピュータが搭載された2つの演出制御基板80A,80Bと、複数種類の演出用電気部品のうちの一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(ドライバ基板A)35Bと、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板35Bに搭載されている駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(ドライバ基板B)70Bとが設けられ、第1のドライバ基板35Bに、演出制御基板80Aから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板70Bに、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段が搭載されている。
【0133】
しかし、この実施の形態では、第1のドライバ基板35Bには、表示のための演出用電気部品である可変表示装置9および普通図柄表示器10と、遊技盤7に設けられている発光体(ランプやLED、具体的には、装飾ランプ25や遊技領域7における各構造物(大入賞口等)の周囲に設けられている装飾LED)と、演出用の可動部材を駆動するモータやソレノイド等の演出用駆動手段61とを駆動するための駆動回路が搭載されている。また、第2のドライバ基板70Bには、遊技枠側に設けられている発光体(ランプやLED、具体的には、天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28c)と、遊技枠側に設けられているスピーカ27を駆動するための駆動回路が搭載されている。なお、第1のドライバ基板35Bおよび第2のドライバ基板70Bにおいて、演出制御基板80Aから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段は、入力回路361,711に相当する。
【0134】
演出制御基板80Aにおいて、演出制御用CPU101Aは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31からのストローブ信号(演出制御INT信号)に応じて演出制御コマンドを受信する。演出制御用CPU101Aは、演出制御コマンドを受信すると、受信した演出制御コマンドに対応した信号を出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。また、演出制御コマンドにもとづいて可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号を作成し、作成した信号を、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。演出制御基板80Bに搭載されている第2の演出制御手段は、演出制御基板80Aから受信する可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号を、そのまま出力回路112を介して第1のドライバ基板35Bに出力する。なお、第1のドライバ基板35Bと第2のドライバ基板70Bとの間には信号を伝達する信号線が設置されていない。
【0135】
演出制御基板80Bにおいて、演出制御用CPU101Bは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、演出制御基板80Bから信号を受信する。そして、演出制御基板80Bにおける第2の演出制御手段は、ランプ・LED、演出用の可動部材およびスピーカ27の制御を行う。
【0136】
図18では、図17に示された演出制御基板80Bにおける出力ポート、出力ドライバ、バスドライバは、出力回路112として示されている。また、図17に示された第1のドライバ基板35Aにおけるバスレシーバ351は、図18では、入力回路361として示されている。図17に示された第1のドライバ基板35Aにおける出力ポートや駆動回路等は、出力回路362として示されている。そして、図17に示された第2のドライバ基板70Aにおける入力ドライバ702は、図18では、入力回路711として示されている。また、音声合成用IC703、音声データROM704、増幅回路705、ボリューム706は、出力回路712として示されている。なお、第2のドライバ基板70Bには遊技枠側に設けられている発光体を駆動するランプドライバやLED駆動回路も含まれている。なお、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能な信号を第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する演出内容送信手段は、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115で実現される。また、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段は、出力回路112で実現される。
【0137】
この実施の形態では、複数のドライバ基板35B,70Bのうちの少なくとも1つのドライバ基板35Bは、複数種類の演出用電気部品のうちの遊技盤に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された盤用ドライバ基板であり、盤用ドライバ基板以外の複数のドライバ基板のうち少なくとも1つのドライバ基板70Bは、複数種類の演出用電気部品のうちの枠体の側に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された枠用ドライバ基板であるから、ドライバ基板を他機種に流用することがより容易になる。
【0138】
なお、この実施の形態では、第1の演出制御手段が作成した可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号は、演出制御基板80Bを経由して第1のドライバ基板35Bに供給されるが、演出制御基板80Aから直接第1のドライバ基板35Bに供給されるようにしてもよい。
【0139】
実施の形態4.
図19は、演出制御基板80A,80Bと、演出用電気部品を駆動するための駆動回路(ドライバ回路)が搭載されたドライバ基板との接続例の第4の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態では、演出制御用CPU101Aを含む第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80Aと、演出制御用CPU101Bを含む第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80Bと、遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの一部を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(ドライバ基板A)35Cと、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板35Cに搭載されている駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(ドライバ基板B)70Cとが設けられ、第1のドライバ基板35Cに、演出制御基板80Bから信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板70Cに、第1のドライバ基板35Cから信号を入力する第2の信号入力手段が搭載されている。
【0140】
なお、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能な信号を第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する演出内容送信手段は、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115で実現される。また、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段は、出力回路112で実現される。第1のドライバ基板35Cにおいて、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する第1の信号入力手段は、入力回路361に相当する。また、第1の信号出力手段から入力された信号にもとづいて第2のドライバ基板70Cに演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段は、出力回路362に相当する。第2のドライバ基板70Cにおいて、第1のドライバ基板35Cから信号を入力する第2の信号入力手段は、入力回路711に相当する。
【0141】
演出制御基板80Aにおいて、演出制御用CPU101Aは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31からのストローブ信号(演出制御INT信号)に応じて演出制御コマンドを受信する。演出制御用CPU101Aは、演出制御コマンドを受信すると、受信した演出制御コマンドに対応した信号を出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。また、演出制御コマンドにもとづいて可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号を作成し、作成した信号を、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。演出制御基板80Bに搭載されている第2の演出制御手段は、演出制御基板80Aから受信する可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号を、そのまま出力回路112を介して第1のドライバ基板35Cに出力する。
【0142】
演出制御基板80Bにおいて、演出制御用CPU101Bは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、演出制御基板80Bから信号を受信する。そして、演出制御基板80Bにおける第2の演出制御手段は、ランプ・LED、演出用の可動部材およびスピーカ27の制御を行う。
【0143】
この実施の形態において、各演出制御手段の動作は、第1の実施の形態〜第3の実施の形態の場合と同様でよいが、第2の演出制御手段からの音番号データおよび枠側に設けられている発光体に至る信号またはコマンドは、第1のドライバ基板35Cにおける入力回路361で受信され、出力回路362から第2のドライバ基板70Cに送信される。
【0144】
第1のドライバ基板35Cにおける入力回路361はバスレシーバ等を含み、出力回路362は出力ポートや駆動回路等を含むものである。また、第2のドライバ基板70Cにおける入力回路711は入力ドライバ等を含み、出力回路712は、音声合成用IC703、音声データROM704、増幅回路705、ボリューム706、ランプドライバおよびLED駆動回路を含むものである。
【0145】
なお、この実施の形態では、第1のドライバ基板35Cが演出制御基板80A,80Bに直接接続されるが、第2のドライバ基板70Cの方が、演出制御基板80A,80Bに直接接続されるようにしてもよい。また、第1のドライバ基板35Cに、演出制御基板80Aと演出制御基板80Bのいずれか信号を入力する第1の信号入力手段が搭載された構成であってもよい。
【0146】
この実施の形態の構成によれば、複数の機種間での基板の共通化を容易にし、かつ、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができ、さらに、演出制御基板からの配線数を少なくすることができる。また、2つのドライバ基板が縦続接続されていることから、演出制御基板80A,80Bからの配線数を少なくすることができる。
【0147】
なお、この実施の形態では、第1の演出制御手段が作成した可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号は、演出制御基板80Bを経由して第1のドライバ基板35Cに供給されるが、演出制御基板80Aから直接第1のドライバ基板35Cに供給されるようにしてもよい。
【0148】
図20は、2つのドライバ基板間の信号またはコマンドの送受信の形態の一例を示す説明図である。また、図21は信号タイミングの一例を示すタイミング図である。図20に例示するように、コマンドを送る信号線(データ)、コマンドを送ることを示す信号線(REQ信号)、コマンドの受信準備ができたことを示す信号線(例えばACK信号の立ち下がり)、コマンドの受信完了を示す信号線(例えばACK信号の立ち上がり)を用いることによって、ドライバ基板間の信号が双方向通信により送受信される。双方向通信により、確実な信号またはコマンドの受け渡しを実現することができる。
【0149】
実施の形態5.
図22は、演出制御基板80A,80Bと、演出用電気部品を駆動するための駆動回路(ドライバ回路)が搭載されたドライバ基板との接続例の第5の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態では、演出制御用CPU101Aを含む第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80Aと、演出制御用CPU101Bを含む第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80Bと、遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(ドライバ基板A)35C2と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板35C2に搭載されている駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(ドライバ基板B)70Cと、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板35C2および第2のドライバ基板70Cに搭載されている駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板(ドライバ基板C)62Cが設けられ、第1のドライバ基板35C2、第2のドライバ基板70Cおよび第3のドライバ基板62Cに、それぞれ、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段が搭載されている。
【0150】
なお、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能な信号を第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する演出内容送信手段は、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115で実現される。また、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段は、出力回路112で実現される。第1のドライバ基板35C2において、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する第1の信号入力手段は、入力回路361に相当する。また、第2のドライバ基板70Cにおいて、演出制御基板80Bから信号を入力する第2の信号入力手段は、入力回路711に相当し、第3のドライバ基板62Cにおいて、演出制御基板80Bから信号を入力する第3の信号入力手段は、入力回路621に相当する。また、第1のドライバ基板35C2、第2のドライバ基板70Cおよび第3のドライバ基板62Cの相互間には信号を伝達する信号線が設置されない。
【0151】
演出制御基板80Aにおいて、演出制御用CPU101Aは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31からのストローブ信号(演出制御INT信号)に応じて演出制御コマンドを受信する。演出制御用CPU101Aは、演出制御コマンドを受信すると、受信した演出制御コマンドに対応した信号を出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。また、演出制御コマンドにもとづいて可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号を作成し、作成した信号を、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。演出制御基板80Bに搭載されている第2の演出制御手段は、演出制御基板80Aから受信する可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号を、そのまま出力回路112を介して第1のドライバ基板35C2に出力する。
【0152】
演出制御基板80Bにおいて、演出制御用CPU101Bは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、演出制御基板80Bから信号を受信する。そして、演出制御基板80Bにおける第2の演出制御手段は、ランプ・LED、演出用の可動部材およびスピーカ27の制御を行う。
【0153】
なお、この実施の形態では、第1のドライバ基板35C2に一方の演出制御基板80Bから信号が入力され、第2のドライバ基板70Cおよび第3のドライバ基板62Cにも一方の演出制御基板80Bから信号が入力される例が示されているが、いずれのドライバ基板も、演出制御基板80A,80Bの双方から信号が入力されるように構成されていてもよい。
【0154】
第1のドライバ基板35C2には、表示のための演出用電気部品である可変表示装置9および普通図柄表示器10が搭載されている。また、第2のドライバ基板70Cには、遊技枠側に設けられている発光体およびスピーカ27を駆動するための駆動回路(増幅回路705)が搭載されている。そして、第3のドライバ基板35Cには、遊技盤に設けられている発光体(ランプやLED)および演出用の可動部材を駆動するモータやソレノイド等の演出用駆動手段61とを駆動するための駆動回路が搭載されている。
【0155】
第1のドライバ基板35C2における入力回路361はバスレシーバ等を含み、出力回路362は出力ポートや駆動回路等を含むものである。また、第2のドライバ基板70Cにおける入力回路711は入力ドライバ等を含み、出力回路712は、音声合成用IC703、音声データROM704、増幅回路705、ボリューム706、ランプドライバおよびLED駆動回路を含むものである。そして、第3のドライバ基板62Cにおける入力回路621は入力ドライバ等を含み、出力回路622は出力ポートや駆動回路等を含むものである。
【0156】
なお、複数のドライバ基板35C2,70C,62Cのうちの少なくとも1つのドライバ基板(この例では第1のドライバ基板35C2と第3のドライバ基板62C)は、複数種類の演出用電気部品のうちの遊技盤に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された盤用ドライバ基板であり、盤用ドライバ基板以外の複数のドライバ基板のうち少なくとも1つのドライバ基板(この例では第2のドライバ基板70C)が、複数種類の演出用電気部品のうちの枠体の側に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された枠用ドライバ基板である。また、この実施の形態では、1つの枠用ドライバ基板(この例では第2のドライバ基板70C)が設けられているが、複数の枠用ドライバ基板が設けられていてもよい。
【0157】
この実施の形態において、演出制御手段の動作は、第1の実施の形態〜第4の実施の形態の場合と同様でよいが、第1のドライバ基板、第2のドライバ基板および第3のドライバ基板に、それぞれ、演出制御基板から演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段が搭載されているので、ドライバ基板が多数設けられていることから、それぞれのドライバ基板に搭載される駆動回路の種類は少ない。その結果、各ドライバ基板を他機種に流用しやすくなる。すなわち、各ドライバ基板の汎用性を高めることができる。
【0158】
なお、この実施の形態では、第1の演出制御手段が作成した可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号は、演出制御基板80Bを経由して第1のドライバ基板35C2に供給されるが、演出制御基板80Aから直接第1のドライバ基板35C2に供給されるようにしてもよい。
【0159】
実施の形態6.
図23は、演出制御基板80A,80Bと、演出用電気部品を駆動するための駆動回路(ドライバ回路)が搭載されたドライバ基板との接続例の第6の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態では、演出制御用CPU101Aを含む第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80Aと、演出制御用CPU101Bを含む第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80Bと、遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(ドライバ基板A)35Dと、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板35Dに搭載されている駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(ドライバ基板B)70Dと、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板35Dおよび第2のドライバ基板70Dに搭載されている駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板(ドライバ基板C)62Dが設けられ、第1のドライバ基板35Dに、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板70Dに、第1のドライバ基板35Dから信号を入力する第2の信号入力手段が搭載され、第3のドライバ基板62Dに、第2のドライバ基板70Dから信号を入力する第3の信号入力手段が搭載されている。
【0160】
なお、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能な信号を第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する演出内容送信手段は、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115で実現される。また、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段は、出力回路112で実現される。第1のドライバ基板35Dにおいて、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する第1の信号入力手段は、入力回路361に相当する。また、第2のドライバ基板70Dに演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段は、出力回路362に相当する。第2のドライバ基板70Dにおいて、第1のドライバ基板35Dから信号を入力する第2の信号入力手段は、入力回路711に相当する。第2の信号出力手段から入力された信号にもとづいて第3のドライバ基板62Dに演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第3の信号出力手段は、出力回路712に相当する。そして、第3のドライバ基板62Dにおいて、第2のドライバ基板70Dから信号を入力する第3の信号入力手段は、入力回路621に相当する。
【0161】
演出制御基板80Aにおいて、演出制御用CPU101Aは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31からのストローブ信号(演出制御INT信号)に応じて演出制御コマンドを受信する。演出制御用CPU101Aは、演出制御コマンドを受信すると、受信した演出制御コマンドに対応した信号を出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。また、演出制御コマンドにもとづいて可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号を作成し、作成した信号を、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。演出制御基板80Bに搭載されている第2の演出制御手段は、演出制御基板80Aから受信する可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号を、そのまま出力回路112を介して第1のドライバ基板35Dに出力する。
【0162】
演出制御基板80Bにおいて、演出制御用CPU101Bは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、演出制御基板80Bから信号を受信する。そして、演出制御基板80Bにおける第2の演出制御手段は、ランプ・LED、演出用の可動部材およびスピーカ27の制御を行う。
【0163】
第1のドライバ基板35Dにおける入力回路361はバスレシーバ等を含み、出力回路362は出力ポートや駆動回路等を含むものである。また、第2のドライバ基板70Dにおける入力回路711は入力ドライバ等を含み、出力回路712は、音声合成用IC703、音声データROM704、増幅回路705、ボリューム706、ランプドライバおよびLED駆動回路を含むものである。そして、第3のドライバ基板62Dにおける入力回路621は入力ドライバ等を含み、出力回路622は出力ポートや駆動回路等を含むものである。
【0164】
なお、複数のドライバ基板35D,70D,62Dのうちの少なくとも1つのドライバ基板(この例では第1のドライバ基板35Dと第3のドライバ基板62D)は、複数種類の演出用電気部品のうちの遊技盤に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された盤用ドライバ基板であり、盤用ドライバ基板以外の複数のドライバ基板のうち少なくとも1つのドライバ基板(この例では第2のドライバ基板70D)が、複数種類の演出用電気部品のうちの枠体の側に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された枠用ドライバ基板である。
【0165】
また、この実施の形態では、第2のドライバ基板70Dが第1のドライバ基板35Dに接続され、第3のドライバ基板62Dが第2のドライバ基板70Dに接続されているが、第3のドライバ基板62Dが第1のドライバ基板35Dに接続され、第2のドライバ基板70Dが第3のドライバ基板62Dに接続されるようにしてもよい。また、演出制御基板80に接続されるドライバ基板は、第1のドライバ基板35Dではなく、第2のドライバ基板70Dまたは第3のドライバ基板62Dであってもよい。
【0166】
この実施の形態において、演出制御手段の動作は、上記の各実施の形態の場合と同様でよいが、第2の演出制御手段からの音番号データおよび枠側に設けられている発光体を駆動するための信号またはコマンドは、第1のドライバ基板35Dにおける入力回路361で受信され、出力回路362から第2のドライバ基板70Dに送信される。また、第2の演出制御手段からの盤側に設けられている発光体および演出用の可動部材を駆動するための信号またはコマンドは、第1のドライバ基板35Dにおける入力回路361で受信され、出力回路362から第2のドライバ基板70Dに送信される。さらに、盤側に設けられている発光体および演出用の可動部材を駆動するための信号またはコマンドは、第2のドライバ基板70Dにおける入力回路711で受信され、出力回路712から第3のドライバ基板62Dに送信される。
【0167】
また、第3のドライバ基板62Dが第1のドライバ基板35Dに接続され、第2のドライバ基板70Dが第3のドライバ基板62Dに接続されるように構成されている場合には、第3の演出制御手段からの盤側に設けられている発光体および演出用の可動部材を制御するための信号またはコマンドが第1のドライバ基板35Dにおける入力回路361で受信され、出力回路362から第3のドライバ基板62Dに送信される。また、第2の演出制御手段からの枠側に設けられている発光体およびスピーカ27に至る信号またはコマンドが第1のドライバ基板35Dにおける入力回路361で受信され、出力回路362から第3のドライバ基板62Dに送信される。さらに、枠側に設けられている発光体およびスピーカ27に至る信号またはコマンドは、第3のドライバ基板62Dにおける入力回路621で受信され、出力回路622から第2のドライバ基板70Dに送信される。
【0168】
この実施の形態では、第1のドライバ基板に、演出制御基板から信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板に、第1のドライバ基板から信号を入力する第2の信号入力手段が搭載され、第3のドライバ基板に、第2のドライバ基板から信号を入力する第3の信号入力手段が搭載された構成にしたので、ドライバ基板が多数設けられていることから各ドライバ基板の汎用性を高めることができ、かつ、演出制御基板からの配線数を少なくすることができる。
【0169】
なお、この実施の形態では、第1の演出制御手段が作成した可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号は、演出制御基板80Bを経由して第1のドライバ基板35Dに供給されるが、演出制御基板80Aから直接第1のドライバ基板35Dに供給されるようにしてもよい。また、この実施の形態では、第1のドライバ基板に、2つの演出制御基板から演出制御のための信号が入力されるが、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかから信号を入力する第1の信号入力手段が搭載された構成であってもよい。
【0170】
実施の形態7.
図24は、演出制御基板80A,80Bと、演出用電気部品を駆動するための駆動回路(ドライバ回路)が搭載されたドライバ基板との接続例の第7の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態では、この実施の形態では、演出制御用CPU101Aを含む第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80Aと、演出制御用CPU101Bを含む第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80Bと、遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板(ドライバ基板A)35Eと、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板35Eに搭載されている駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板(ドライバ基板B)70Eと、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板35Eおよび第2のドライバ基板70Eに搭載されている駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板(ドライバ基板C)62Eが設けられ、第1のドライバ基板35E、第2のドライバ基板70Eに、それぞれ、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する第1の信号入力手段、第2の信号入力手段が搭載されている。また、第3のドライバ基板62Eに、第1のドライバ基板35Eから信号を入力する第3の信号入力手段が搭載されている。また、第1のドライバ基板35Eと第2のドライバ基板70Eとの間には信号を伝達する信号線が設置されていない。また、第2の演出制御手段からの音番号データおよび枠側に設けられている発光体に至る信号またはコマンドは、第1のドライバ基板35Eにおける入力回路361で受信され、出力回路362から第3のドライバ基板62Eに送信される。
【0171】
演出制御基板80Aにおいて、演出制御用CPU101Aは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31からのストローブ信号(演出制御INT信号)に応じて演出制御コマンドを受信する。演出制御用CPU101Aは、演出制御コマンドを受信すると、受信した演出制御コマンドに対応した信号を出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。また、演出制御コマンドにもとづいて可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号を作成し、作成した信号を、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115を介して演出制御基板80Bに送信する。演出制御基板80Bに搭載されている第2の演出制御手段は、演出制御基板80Aから受信する可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を変化させるための信号を、そのまま出力回路112を介して第1のドライバ基板35Eに出力する。
【0172】
演出制御基板80Bにおいて、演出制御用CPU101Bは、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、演出制御基板80Bから信号を受信する。そして、演出制御基板80Bにおける第2の演出制御手段は、ランプ・LED、演出用の可動部材およびスピーカ27の制御を行う。
【0173】
なお、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能な信号を第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する演出内容送信手段は、出力ポート104Aおよび出力ドライバ115で実現される。また、演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段は、出力回路112で実現される。第1のドライバ基板35Eにおいて、演出制御基板80Bから演出用電気部品を駆動するための信号を入力する第1の信号入力手段は、入力回路361に相当する。また、第1の信号出力手段から入力された信号にもとづいて第3のドライバ基板62Eに演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段は、出力回路362に相当する。第2のドライバ基板70Eにおいて、演出制御基板80Bから信号を入力する第2の信号入力手段は、入力回路711に相当し、第3のドライバ基板62Eにおいて、第1のドライバ基板35Eから信号を入力する第3の信号入力手段は、入力回路621に相当する。
【0174】
なお、この実施の形態では、第1のドライバ基板35Eに一方の演出制御基板80Bから信号が入力され、第2のドライバ基板70Eに一方の演出制御基板80Bから信号が入力される例が示されているが、いずれのドライバ基板も、演出制御基板80A,80Bの双方から信号が入力されるように構成されていてもよい。
【0175】
また、第3のドライバ基板62Eは、第2のドライバ基板70Eから信号を入力するように接続されていてもよい。また、演出制御基板80A,80Bに接続されるドライバ基板は、第1のドライバ基板35Eと第2のドライバ基板70Eとに限られず、3つのドライバ基板のうちの任意の2つでよい。そして、演出制御基板80A,80Bに直接接続されないドライバ基板は、演出制御基板80A,80Bに接続される2つドライバ基板のうちのいずれに接続されてもよい。
【0176】
第1のドライバ基板35Eにおける入力回路361はバスレシーバ等を含み、出力回路362は出力ポートや駆動回路等を含むものである。また、第2のドライバ基板70Eにおける入力回路711は入力ドライバ等を含み、出力回路712は、音声合成用IC703、音声データROM704、増幅回路705、ボリューム706、ランプドライバおよびLED駆動回路を含むものである。そして、第3のドライバ基板62Eにおける入力回路621は入力ドライバ等を含み、出力回路622は出力ポートや駆動回路等を含むものである。
【0177】
この実施の形態において、演出制御手段の動作は、上記の各実施の形態の場合と同様でよいが、第2の演出制御手段からのランプ・LED(盤側)および演出用の可動部材を駆動するための信号またはコマンドは、第1のドライバ基板35Eにおける入力回路361で受信され、出力回路362から第3のドライバ基板62Eに送信される。
【0178】
この実施の形態では、第1のドライバ基板に、演出制御基板から信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板に、演出制御基板から信号を入力する第2の信号入力手段が搭載され、第3のドライバ基板に、第1のドライバ基板または第2のドライバ基板から信号を入力する第3の信号入力手段が搭載された構成にしたので、ドライバ基板が多数設けられていることから各ドライバ基板の汎用性を高めることができ、かつ、第3のドライバ基板が第1のドライバ基板または第2のドライバ基板から信号を入力することから第3のドライバ基板と第1のドライバ基板または第2のドライバ基板とを共動させることが容易になる。
【0179】
なお、この実施の形態では、第1の演出制御手段が作成した可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示状態を制御するための信号は、演出制御基板80Bを経由して第1のドライバ基板35Eに供給されるが、演出制御基板80Aから直接第1のドライバ基板35Eに供給されるようにしてもよい。
【0180】
また、この実施の形態では、第1の演出制御手段および第2の演出制御手段が、ともに、遊技制御手段が送信した演出制御コマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段を有する構成であるが(それぞれ図12に示されたステップS705の演出制御プロセス処理を実行)、いずれか一方が演出内容を独自に決定する演出決定手段を有する構成であってもよい。また、この実施の形態では、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板の双方から信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板に、第2の演出制御基板から信号を入力する第2の信号入力手段が搭載された構成であるが、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかから信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方から信号を入力する第2の信号入力手段が搭載された構成であってもよい。
【0181】
以上に説明したように、上記の各実施の形態では、それぞれに演出制御用マイクロコンピュータが搭載され、遊技制御手段からの演出制御コマンドを受信する演出制御基板80Aと、演出制御基板80Aから信号を受信する演出制御基板80Bと、演出制御基板80A,80Bに直接または間接的に信号接続される1つまたは複数のドライバ基板とに搭載された回路によって、複数種類の演出用電気部品の制御および駆動が実現される。2つの演出制御基板80A,80Bにおける演出制御用マイクロコンピュータが、複数種類の演出用電気部品の制御を行うことから、1つの演出制御基板が設けられている場合に比べて、演出制御手段の負担が軽減される。また、双方の演出制御基板80A,80Bに演出制御コマンドが供給されることから、複数種類の演出用電気部品の演出態様を同期させることが容易である。また、機種変更を行う場合に、演出制御基板80A,80Bに搭載されるROM(プログラムが格納されている)とドライバ基板とを交換するだけでよく、演出制御基板80A,80Bについて設計変更を行うことなくそのまま流用することができる。
【0182】
また、上記の各実施の形態では、第1の演出制御手段が、遊技制御手段が送信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容(具体的には予告演出の内容)を独自に決定する演出決定手段を有し、第1の演出制御手段が独自に決定した演出内容を第2の演出制御手段に送信している。すなわち、第1の演出制御手段の演出制御結果を用い手第2の演出制御手段が演出制御を行っている。このように、第1の演出制御手段と第2の演出制御手段との間で効率的な制御分担が行われている。また、制御分担は、予告演出に関わるものに限られず、他の方式の制御分担を行ってもよい。例えば、第1の演出制御手段が大まかな演出制御を行い、第2の演出制御手段が、第1の演出制御手段の制御にもとづいて詳細な制御を行うようにしてもよい。
【0183】
なお、上記の各実施の形態では、演出制御基板80Aに搭載されている第1の演出制御手段が、第1の種類の演出用電気部品としての可変表示装置9および普通図柄表示器10の表示制御を行い、演出制御基板80Bに搭載されている第2の演出制御手段が、第2の種類の演出用電気部品としてのランプ・LED、演出用の可動部材およびスピーカ27の制御を行ったが、第1の演出制御手段と第2の演出制御手段との制御分担は、そのような分担に限られない。例えば、第1の演出制御手段が可変表示装置9、普通図柄表示器10およびランプ・LEDの制御を行い、第2の演出制御手段その他の演出用電気部品の制御を行ってもよい。
【0184】
また、上記の各実施の形態のブロック図に例示されているように、電源電圧を生成する電源部としての電源基板910から、演出制御基板80Aに電源が供給され、電源部から電源供給を受ける演出制御基板80Aは、演出制御基板80A以外の演出制御基板80Bおよび各ドライバ基板に対して直接または間接的に電源供給するように構成されているので、演出制御基板および複数のドライバ基板に対して電源部から個々に電力供給をしなくてよい。また、電源部から演出制御基板に電源供給するのではなく、1つのドライバ基板に電源供給し、その基板から他の基板(演出制御基板80A,80Bを含む)対して直接または間接的に電源供給するように構成してもよい。なお、他の基板に対して直接または間接的に電源供給するために、例えば、電源線を受け渡しするための電源用コネクタなどの電源供給手段が各基板に設置される。また、間接的に電源供給するとは、一の基板から他の基板に対して電源供給する際に、間に、その他の基板を介在させることである。
【0185】
図25は、演出制御基板80Aの他の構成例を示すブロック図である。図25に示す構成では、演出制御基板80Aに、強誘電体を利用した不揮発性記憶素子であるFeRAM113が搭載されている。FeRAM113は、DRAMに似た構造を有しているのでRAMと呼ばれているが、不揮発性であることから、例えば、遊技機への電力供給が停止する際に、演出用電気部品の制御に関わるデータをFeRAM113に格納しておけば、電力供給が復旧したときに、FeRAM113に保存されているデータを用いて、電力供給停止前の状態から演出用電気部品の制御を再開することができる。また、主基板31に搭載されている遊技制御手段は電源バックアップされているRAMを有し、電力供給が復旧したときに、電源バックアップされているRAMに保存されているデータを用いて、電力供給停止前の状態から遊技進行の制御を再開することができることから、電力供給が復旧したときに、遊技制御手段による制御と演出制御手段による制御とを同期させることが容易になる。さらに、時計機能を備え、FeRAM113に日付や時刻を記憶させるようにしておけば、季節、月日、時刻等に応じた演出を行うこともできる。例えば、季節に応じて可変表示装置9において表示される背景やキャラクタの種類を変えたり、特定の日(例えば遊技店の新装開店日)に特定の演出(例えばリーチ演出)の発生を増やしたりするような演出を行うことができる。なお、演出制御基板80BにもFeRAMを搭載してもよい。
【0186】
上記の各実施の形態のパチンコ遊技機は、主として、始動入賞にもとづいて可変表示部9に可変表示される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせになると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種パチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊技機や、始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利が発生または継続する第3種パチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。
【0187】
さらに、遊技媒体が遊技球であるパチンコ遊技機に限られず、スロット機等においても、遊技媒体の払い出しを行う電気部品が備えられている場合には本発明を適用することができる。
【0188】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、遊技機を、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、複数種類の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された1つのドライバ基板とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータが、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータが、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段を有し、ドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の信号出力手段から出力された演出用電気部品を駆動するための信号を入力する信号入力手段が搭載された構成にしたので、複数の機種間での基板の共通化を容易にし、かつ、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができる。
【0189】
請求項2記載の発明では、遊技機を、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、複数種類の演出用電気部品のうち、第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータが、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータが、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段を有し、第1のドライバ基板に第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、第2のドライバ基板に第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段が搭載された構成にしたので、複数の機種間での基板の共通化を容易にし、かつ、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができ、さらに、それぞれのドライバ基板がいずれかの演出制御基板に直接接続されることから演出制御用マイクロコンピュータの制御内容とドライバ基板による駆動対象との対応付けが容易である。
【0190】
請求項3記載の発明では、遊技機を、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、複数種類の演出用電気部品のうち、第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータが、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータが、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段を有し、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段と、第1の信号入力手段により入力された信号にもとづいて第2のドライバ基板に演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段とが搭載され、第2のドライバ基板に、第1のドライバ基板の第2の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段が搭載された構成にしたので、複数の機種間での基板の共通化を容易にし、かつ、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができ、さらに、演出制御基板からの配線数を少なくすることができる。
【0191】
請求項4記載の発明では、遊技機を、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板および第2のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータが、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータが、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段を有し、第1のドライバ基板、第2のドライバ基板および第3のドライバ基板に、それぞれ、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の信号出力手段から出力された信号を入力する信号入力手段が搭載された構成にしたので、複数の機種間での基板の共通化を容易にし、かつ、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができ、さらに、ドライバ基板が多数設けられていることから各ドライバ基板の汎用性を高めることができる。
【0192】
請求項5記載の発明では、遊技機を、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板および第2のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータが、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータが、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段を有し、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段と、第1の信号入力手段により入力された信号にもとづいて第2のドライバ基板に演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段とが搭載され、第2のドライバ基板に、第1のドライバ基板の第2の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段と、第2の信号入力手段により入力された信号にもとづいて第3のドライバ基板に演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第3の信号出力手段とが搭載され、第3のドライバ基板に、第2のドライバ基板の第3の信号出力手段から出力された信号を入力する第3の信号入力手段が搭載された構成にしたので、複数の機種間での基板の共通化を容易にし、かつ、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができ、さらに、ドライバ基板が多数設けられていることから各ドライバ基板の汎用性を高めることができ、かつ、演出制御基板からの配線数を少なくすることができる。
【0193】
請求項6記載の発明では、遊技機を、第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板と、複数種類の演出用電気部品のうち第1のドライバ基板および第2のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板とを備え、第1の演出制御用マイクロコンピュータが、第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、第2の演出制御用マイクロコンピュータが、第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、第1の演出制御用マイクロコンピュータと第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は演出決定手段による決定結果にもとづいて演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段を有し、第1のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段と、第1の信号入力手段により入力された信号にもとづいて第3のドライバ基板に演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段とが搭載され、第2のドライバ基板に、第1の演出制御基板と第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段が搭載され、第3のドライバ基板に、第1のドライバ基板の第2の信号出力手段から出力された信号を入力する第3の信号入力手段が搭載された構成にしたので、複数の機種間での基板の共通化を容易にし、かつ、複数種類の演出用電気部品による演出を容易に整合させることができ、さらに、ドライバ基板が多数設けられていることから各ドライバ基板の汎用性を高めることができ、かつ、第3のドライバ基板が第1のドライバ基板または第2のドライバ基板から信号を入力することから第3のドライバ基板と第1のドライバ基板または第2のドライバ基板とを共動させることが容易になる。
【0194】
請求項7記載の発明では、複数のドライバ基板のうちの少なくとも1つのドライバ基板は、複数種類の演出用電気部品のうちの遊技盤に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された盤用ドライバ基板であり、盤用ドライバ基板以外の複数のドライバ基板のうち少なくとも1つのドライバ基板は、複数種類の演出用電気部品のうちの枠体の側に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された枠用ドライバ基板であるから、ドライバ基板を他機種に流用することがより容易になる。
【0195】
請求項8記載の発明では、ドライバ基板と演出制御基板または他のドライバ基板との間の信号が双方向通信により送受信されるので、確実な信号の受け渡しを実現することができる。
【0196】
請求項9記載の発明では、演出制御基板に演出制御の状態を記憶するためのFeRAMが搭載されたので、演出制御手段が電力供給の停止時に制御状態を保存することができる。
【0197】
請求項10記載の発明では、電源電圧を生成する電源部から、演出制御基板およびドライバ基板のうちの1つの基板に電源が供給され、電源部から電源供給を受ける基板は、その基板以外の各基板に対して直接または間接的に電源供給するための電源供給手段を含むように構成されているので、演出制御基板および複数のドライバ基板に対して電源部から個々に電力供給をしなくてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。
【図2】ガラス扉枠を取り外した状態での遊技盤の前面を示す正面図である。
【図3】遊技制御基板(主基板)の回路構成例を示すブロック図である。
【図4】主基板におけるCPUが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図5】タイマ割込処理を示すフローチャートである。
【図6】特別図柄プロセス処理を示すフローチャートである。
【図7】演出制御コマンドの信号線を示す説明図である。
【図8】演出制御コマンドの構成の一例を示す説明図である。
【図9】制御コマンドを構成する8ビットの制御信号とINT信号との関係を示すタイミング図である。
【図10】演出制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。
【図11】演出制御基板とドライバ基板との接続例の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図12】第1の演出制御用CPUが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図13】プロセスデータの一構成例を示す説明図である。
【図14】第2の演出制御用CPUが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図15】プロセスデータの一構成例を示す説明図である。
【図16】音番号データの一例を示す説明図である。
【図17】演出制御基板とドライバ基板との接続例の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図18】演出制御基板とドライバ基板との接続例の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【図19】演出制御基板とドライバ基板との接続例の第4の実施の形態を示すブロック図である。
【図20】2つのドライバ基板間の信号またはコマンドの送受信の形態の一例を示す説明図である。
【図21】信号タイミングの一例を示すタイミング図である。
【図22】演出制御基板とドライバ基板との接続例の第5の実施の形態を示すブロック図である。
【図23】演出制御基板とドライバ基板との接続例の第6の実施の形態を示すブロック図である。
【図24】演出制御基板とドライバ基板との接続例の第7の実施の形態を示すブロック図である。
【図25】演出制御基板の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
9 可変表示装置
10 普通図柄表示器
25 装飾ランプ
27 スピーカ
28a 天枠ランプ
28b 左枠ランプ
28c 右枠ランプ
31 遊技制御基板(主基板)
35 ドライバ基板
80A,80B 演出制御基板
35A,35B,35C,35C2,35D.35E 第1のドライバ基板
70A,70B,70C,70D,70E 第2のドライバ基板
62C,62D,62E 第3のドライバ基板
101A,101B 演出制御用CPU
Claims (10)
- 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンドを送信する第1のコマンド送信手段を有する遊技制御用マイクロコンピュータが搭載された遊技制御基板と、
前記第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し、該第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、
前記第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、前記複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、
前記複数種類の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された1つのドライバ基板とを備え、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて前記演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、該演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを前記第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、
前記第2の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータと前記第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、前記演出決定手段による決定結果にもとづいて前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段を有し、
前記ドライバ基板に、前記第1の演出制御基板と前記第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の前記信号出力手段から出力された信号を入力する信号入力手段が搭載された
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンドを送信する第1のコマンド送信手段を有する遊技制御用マイクロコンピュータが搭載された遊技制御基板と、
前記第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し、該第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、
前記第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、前記複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうち、前記第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板とを備え、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて前記演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、該演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを前記第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、
前記第2の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータと前記第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、前記演出決定手段による決定結果にもとづいて前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段を有し、
前記第1のドライバ基板に、前記第1の演出制御基板と前記第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の前記信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段が搭載され、
前記第2のドライバ基板に、前記第1の演出制御基板と前記第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の前記信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段が搭載された
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンドを送信する第1のコマンド送信手段を有する遊技制御用マイクロコンピュータが搭載された遊技制御基板と、
前記第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し、該第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、
前記第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、前記複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうち、前記第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板とを備え、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて前記演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、該演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを前記第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、
前記第2の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータと前記第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、前記演出決定手段による決定結果にもとづいて前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段を有し、
前記第1のドライバ基板に、前記第1の演出制御基板と前記第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の前記第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段と、前記第1の信号入力手段により入力された信号にもとづいて前記第2のドライバ基板に前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段とが搭載され、
前記第2のドライバ基板に、前記第1のドライバ基板の前記第2の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段が搭載された
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンドを送信する第1のコマンド送信手段を有する遊技制御用マイクロコンピュータが搭載された遊技制御基板と、
前記第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し、該第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、
前記第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、前記複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうち、前記第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうち、前記第1のドライバ基板および前記第2のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板とを備え、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて前記演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、該演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを前記第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、
前記第2の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータと前記第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、前記演出決定手段による決定結果にもとづいて前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する信号出力手段を有し、
前記第1のドライバ基板、前記第2のドライバ基板および前記第3のドライバ基板に、それぞれ、前記第1の演出制御基板と前記第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の前記信号出力手段から出力された信号を入力する信号入力手段が搭載された
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンドを送信する第1のコマンド送信手段を有する遊技制御用マイクロコンピュータが搭載された遊技制御基板と、
前記第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し、該第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、
前記第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、前記複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうち、前記第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうち、前記第1のドライバ基板および前記第2のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板とを備え、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて前記演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、該演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを前記第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、
前記第2の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータと前記第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、前記演出決定手段による決定結果にもとづいて前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段を有し、
前記第1のドライバ基板に、前記第1の演出制御基板と前記第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の前記第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段と、前記第1の信号入力手段により入力された信号にもとづいて前記第2のドライバ基板に前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段とが搭載され、
前記第2のドライバ基板に、前記第1のドライバ基板の前記第2の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段と、前記第2の信号入力手段により入力された信号にもとづいて前記第3のドライバ基板に前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第3の信号出力手段とが搭載され、
前記第3のドライバ基板に、前記第2のドライバ基板の前記第3の信号出力手段から出力された信号を入力する第3の信号入力手段が搭載された
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であって、
遊技の進行を制御するとともに、遊技の進行に応じてコマンドを送信する第1のコマンド送信手段を有する遊技制御用マイクロコンピュータが搭載された遊技制御基板と、
前記第1のコマンド送信手段が送信したコマンドを受信する第1のコマンド受信手段を有し、該第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて遊技機に設けられている複数種類の演出用電気部品のうちの第1の種類の演出用電気部品の制御を行う第1の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第1の演出制御基板と、
前記第1の演出制御基板からのコマンドにもとづいて、前記複数種類の演出用電気部品のうちの第2の種類の演出用電気部品の制御を行う第2の演出制御用マイクロコンピュータが搭載された第2の演出制御基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうちの少なくとも一部の演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第1のドライバ基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうち、前記第1のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第2のドライバ基板と、
前記複数種類の演出用電気部品のうち、前記第1のドライバ基板および前記第2のドライバ基板における駆動回路が駆動する演出用電気部品とは異なる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された第3のドライバ基板とを備え、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第1のコマンド受信手段により受信したコマンドにもとづいて前記演出用電気部品を用いた演出内容を独自に決定する演出決定手段と、該演出決定手段が決定した演出内容を特定可能なコマンドを前記第2の演出制御用マイクロコンピュータに送信する第2のコマンド送信手段とを有し、
前記第2の演出制御用マイクロコンピュータは、前記第2のコマンド送信手段から送信されたコマンドを受信する第2のコマンド受信手段を有し、
前記第1の演出制御用マイクロコンピュータと前記第2の演出制御用マイクロコンピュータの少なくとも一方は、前記演出決定手段による決定結果にもとづいて前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第1の信号出力手段を有し、
前記第1のドライバ基板に、前記第1の演出制御基板と前記第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の前記第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第1の信号入力手段と、前記第1の信号入力手段により入力された信号にもとづいて前記第3のドライバ基板に前記演出用電気部品を駆動するための信号を出力する第2の信号出力手段とが搭載され、
前記第2のドライバ基板に、前記第1の演出制御基板と前記第2の演出制御基板のいずれかまたは双方の前記第1の信号出力手段から出力された信号を入力する第2の信号入力手段が搭載され、
前記第3のドライバ基板に、前記第1のドライバ基板の前記第2の信号出力手段から出力された信号を入力する第3の信号入力手段が搭載された
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技領域が形成され、枠体に着脱可能な遊技盤を備え、
複数のドライバ基板のうちの少なくとも1つのドライバ基板は、複数種類の演出用電気部品のうちの前記遊技盤に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された盤用ドライバ基板であり、
前記盤用ドライバ基板以外の複数のドライバ基板のうち少なくとも1つのドライバ基板は、複数種類の演出用電気部品のうちの前記枠体の側に取り付けられる演出用電気部品を駆動する駆動回路が搭載された枠用ドライバ基板である
請求項2から請求項6のうちのいずれかに記載の遊技機。 - ドライバ基板と演出制御基板または他のドライバ基板との間の信号は、双方向通信により送受信される
請求項1から請求項7のうちのいずれかに記載の遊技機。 - 2つの演出制御基板のいずれかまたは双方に、演出制御の状態を記憶するためのFeRAMが搭載された
請求項1から請求項8のうちのいずれかに記載の遊技機。 - 電源電圧を生成する電源部から、演出制御基板およびドライバ基板のうちの1つの基板に電源が供給され、
前記電源部から電源供給を受ける基板は、該基板以外の各基板に対して直接または間接的に電源供給するための電源供給手段を含む
請求項1から請求項9のうちのいずれかに記載の遊技機。
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