JP2004121390A

JP2004121390A - Humor-absorptive article

Info

Publication number: JP2004121390A
Application number: JP2002287403A
Authority: JP
Inventors: Yuka Kurita; 栗田　由香; Kazunori Nishizawa; 西沢　一徳
Original assignee: Daio Paper Corp
Current assignee: Daio Paper Corp
Priority date: 2002-09-30
Filing date: 2002-09-30
Publication date: 2004-04-22
Anticipated expiration: 2022-09-30
Also published as: JP3887293B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To make easier the manufacture of a humor-absorptive article and to make sure the updating function of an absorber. <P>SOLUTION: The humor-absorptive article has a liquid-permeable surface layer 2, a leakage preventing layer 3, and a humor-absorptive section provided between the layers 2 and 3. The article also has the absorber 25 which has a humor absorbing and holding function and contracts when the absorber 25 comes into contact with humors and a prescribed portion of which is fixed to an article. The absorber 25 is composed of a narrow and long bag body 28, a narrow and long contractible material 27 which contracts when the material 27 comes into contact with humors and attached to the bag body 28 along the lengthwise direction of the body 28, and a humor-absorptive material 26 enclosed in the bag body 28 and constituted by making a ribbon-like carrier 26B composed of a fiber aggregate sheet hold a highly absorptive polymer 26A. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体液との接触により収縮する収縮吸収材、使い捨ての紙おむつ、生理用ナプキンなどの体液吸収性物品、ならびに収縮吸収材の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の体液吸収性物品は、基本的に、身体の肌に面する側に設けられた液透過性の表面層、身体の肌から遠ざかる側に設けられた防漏層、および両者の間に設けられた体液吸収性部を有する。
【０００３】
この場合における、体液吸収性部の構成は、種々のものが知られているが、吸収性素材として、高吸収性ポリマー、綿状パルプ（フラッフパルプ）、クレープ紙などの吸収紙を主としている。近年の高吸収性ポリマー技術の進展に伴い、より薄型化した体液吸収性部の形成が可能となり、したがって製品の吸収部分の身体へのフィット性が向上し、モレが少なくなってきている。
【０００４】
この製品の吸収特性の改善は、需要者にとって、薄型でありながら、吸収容量が大きく、さらに長時間の着用にも耐えるさらに新たな製品開発の要求となってあらわれる。
【０００５】
しかるに、この要求を満たすためには、例えば、尿の場合であっては多数回の排尿量のすべてを体液吸収性部が吸収しなければならない。しかし、排尿が繰り返えされるごとに体液吸収性部の吸収速度は遅くなり、特に体液吸収性部の長手方向端部まで体液が吸収されないことが多い。この原因としては、体液の縦方向（製品の長手方向）への拡散が十分でないこと、高吸収性ポリマーの膨潤による拡張濡れが阻害されるいわゆるゲルブロッキング現象が起こるためとされている。
【０００６】
これらの現象を解決する手法として、特表２０００−５１００３１号公報、及び特表２０００−５１００３３号公報などの縦方向への濡れ拡がりを助ける技術、特表２０００−５１００３１号公報、特表２０００−５１００３３号公報などの高吸収性ポリマーのゲルブロッキングを防ぐ技術、高吸収性ポリマーの形状や組み込みの工夫、濡れによって膨潤する空間を確保する方法などが提案されている。
【０００７】
しかしいずれの方法を用いても、十分な解決策となっていない。この原因を改めて検討すると、従来の体液吸収性物品の体液吸収性部は縦長とし製品の長手方向に沿って配置し、体液排出部位が体液吸収性部のほぼ中心に位置するように設計し、排出部位からの体液は長手方向端部まで濡れ拡がる（拡散する）であろうことを前提としていた。したがって、体液の長手方向拡散が十分でない限り、本質的に、体液吸収性部全体で体液を吸収することはできない。
【０００８】
他方、かかる問題点に対して、本発明者らは、体液吸収性部内での体液の拡散には限界があることを踏まえ、吸収材が体液との接触により収縮し移動することにより、排泄部位と対応する吸収材部分が更新されるように構成した体液吸収性物品およびその改良技術について種々の提案（特許文献１〜１６）をしている。かかる先行技術によれば、吸収材全体を有効的に利用し、全体としてみれば、吸収容量が大きく、さらに複数回の体液吸収が十分に可能であり、長時間の着用にも耐え得る体液吸収性物品となる。
【０００９】
これらの一連の先行技術では収縮機能を有する吸収材についても種々提案しているが、中でもリボン状繊維集合シート等からなる担体に高吸収性ポリマーを保持させたものは製造が容易である等のメリットがあり、好ましい形態の一つである。
【００１０】
【特許文献１】
特願２００２−２６４４０号明細書
【特許文献２】
特願２００１−２６９１４号明細書
【特許文献３】
特願２００１−１４８１３１号明細書
【特許文献４】
特願２００１−２２６５０７号明細書
【特許文献５】
特願２００１−２４１９１２号明細書
【特許文献６】
特願２００１−３１２７６５号明細書
【特許文献７】
特願２００１−３３１５６３号明細書
【特許文献８】
特願２００１−３３１５６４号明細書
【特許文献９】
特願２００２−２６４４０号明細書
【特許文献１０】
特願２００２−２００８９４号明細書
【特許文献１１】
特願２００２−２００８９５号明細書
【特許文献１２】
特願２００２−２１８５９４号明細書
【特許文献１３】
特願２００２−２１８５９５号明細書
【特許文献１４】
特願２００２−２１８５９６号明細書
【特許文献１５】
特願２００２−２２６０５８号明細書
【特許文献１６】
特願２００２−２４２４８９号明細書
【特許文献１７】
特表２０００−５１００３１号公報
【特許文献１８】
特表２０００−５１００３３号公報
【特許文献１９】
特表２０００−５１００３１号公報
【特許文献２０】
特表２０００−５１００３３号公報
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の吸収材では、繊維状シートのポリマー保持量がある程度を超えると、シートからポリマーが脱落し易くなる。特にポリマーが体液吸収により膨潤すると脱落し易くなるが、膨潤しなくてもポリマーの脱落は発生する。そして、かかるポリマーの脱落が発生するとそのポリマーが排泄部位近傍に留まり移動できなくなるため、所期の更新機能が発揮されなくなってしまう。
【００１２】
かかる問題点は、特に、担体に高吸収性ポリマーが保持されている部分における、担体の単位面積当たりの高吸収性ポリマーの保持量が３００ｇ／ｍ^２以上のときに顕著である。
【００１３】
この問題点に対して、本発明者らは先の特願２００１−２２６５０７号等において、担体を袋状となし、この袋状担体内にポリマーを封入するという解決策を提案した。しかし、かかる吸収材を製造する場合、ポリマーを袋体内に封入する必要があり、この処理を製造ライン上で実現するのが容易でないという問題点があった。
【００１４】
そこで、本発明の主たる課題は、製造が容易であるとともに、より確実に吸収材の更新機能が発揮される体液吸収性物品を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
＜請求項１記載の発明＞
身体の肌に面する側に設けられた液透過性の表面層、身体の肌から遠ざかる側に設けられた防漏層、および両者の間に設けられた、少なくとも排泄部位を含む表面方向に沿う主吸収範囲と対応する体液吸収性部を有し、
前記体液吸収性部内に、体液の吸収保持機能および体液との接触による収縮機能を有する吸収材を有し、かつその所定部位を物品に対して固定してなる吸収性物品であって、
前記吸収材が、
体液透過性の細長状袋体と、
前記袋体の長手方向に沿って取り付けられた、体液との接触により収縮する細長状の収縮性材と、
前記袋体内に封入された、繊維集合シートからなるリボン状担体に高吸収性ポリマーを保持させてなる体液吸収性材とを有するものである、
ことを特徴とする体液吸収性物品。
【００１６】
（作用効果）
本発明が対象とする体液吸収性物品では、表面層を通過した体液は吸収材に吸収される。より詳細には、体液は袋体内に透過し、内部の高吸収性ポリマーに吸収され保持される一方で、一部は収縮性材に接触して当該接触部分が収縮し、これに伴い、収縮性材が一体化された袋体が収縮する。その結果、吸収材が全体として収縮する。この際、吸収材の所定部位が固定されていると、当該固定部に向って吸収材が収縮する結果、体液排出部位に対して、吸収材における先に体液を吸収した部位が逃げるようになり、これに代わって吸収材の新たな部位が位置するようになる。つまり体液排出部位に対して、吸収材の吸収部が体液の排出に伴なって更新され、位置変化するのである。
【００１７】
この際、従来のようにポリマーを担体に保持させただけでは、ポリマーの脱落により更新機能が損なわれるおそれがあることは前述したとおりである。
【００１８】
しかるに、本発明では、担体に高吸収性ポリマーを保持させてなる体液吸収性材を袋体内に封入しているため、ポリマーは担体から脱落しても袋体内に保持され、袋体の収縮に伴って移動する。よって、上記の更新機能が確実に発揮される。
【００１９】
また、本発明では予めリボン状担体に高吸収性ポリマーを保持させて体液吸収性材を製造した後、この取り扱いの容易なリボン状体液吸収性材を袋体内に封入することができるため、取り扱いの困難なポリマー粒子を直接に袋体内に封入するよりも製造が容易である。
【００２０】
＜請求項２記載の発明＞
前記担体に高吸収性ポリマーが保持されている部分における、前記担体の単位面積当たりの高吸収性ポリマーの保持量が３００ｇ／ｍ^２以上とされている、請求項１記載の体液吸収性物品。
【００２１】
（作用効果）
前述のように本発明ではポリマーが脱落しても更新機能が損なわれることがないため、本請求項２記載の発明のように、高吸収性ポリマーを担体に対して多量に保持させることができ、吸収性能の向上を容易に図ることができる。
【００２２】
＜請求項３記載の発明＞
前記吸収材は、物品前後方向に沿って配置され且つ物品幅方向に三本以上並設されており、各前記吸収材は、長手方向一端部のみが物品に対して固定され、他端部は自由端部とされている、請求項１または２記載の体液吸収性物品。
【００２３】
（作用効果）
本発明はかかる形態で吸収材が配置されている体液吸収性物品に好適に用いられる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながらさらに詳説する。
＜吸収材および体液吸収性物品について＞
本発明は使い捨ての紙おむつ、生理用ナプキンなどの体液吸収性物品一般に適用されるが、おむつ使用時（装着時）に背側の左右両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、これらをテープファスナー（粘着剤テープファスナー及び面ファスナーを含む）により接合するタイプのいわゆるテープ式紙おむつに対する適用例を説明すれば、パンツ型使い捨ておむつやパッド型使い捨て吸収性物品での実施の形態や、生理用ナプキンでの実施の形態も直ちに推測できると思われるので、後二者の例についてはその説明を省略する。
【００２５】
図１〜図３は、本発明を適用した使い捨ておむつの例を示している。この使い捨ておむつは、身体の肌に面する側に設けられた液透過性の不織布シート、あるいは孔開きフィルムシートなどからなり、着用者の肌に直接触れる長方形の表面層２、身体の肌から遠ざかる側に設けられたポリエチレンプラスチックフィルムなどからなる長方形の不透液性バックシートなどからなる防漏層３、および両者の間に設けられた、少なくとも排泄部位Ｚを含む表面方向に沿う主吸収範囲と対応する体液吸収性部１を有する。
【００２６】
さらに、防漏層３より裏面側たる製品の裏面側には、可撓性の外形シート４を有し、この外形シート４は１枚の不織布または複数枚の通気・撥水性の不織布を積層固定したものからなる。
【００２７】
製品の両側部には、使用面側に突出する脚周り起立カフスＣ，Ｃがそれぞれ形成され、この起立カフスＣは、実質的に幅方向に連続した起立シート８と、たとえば糸ゴムからなる一本のまたは複数本の伸縮部材９とにより構成されている。さらに詳細には、起立カフスＣは、起立シート８を二重にして形成され、伸縮部材９を包んでホットメルト接着剤などにより固着した状態で形成されたものである。各起立カフスＣ，Ｃを形成する起立シート８は、透液性でなく不透液性もしくは疎水性であるのが望ましい。また、不織布などの透液性シートに対してシリコン処理などにより液体をはじく性質となるようにしてもよい。さらに、通気もしくは蒸気透過性を有しているのが望ましい。起立シート８の間に不透液性フィルムシートを挟み込み、さらに防漏性を高めることができる。
【００２８】
二重の起立シート８の内面は、表面層２及び外形シート４にホットメルト接着剤などにより固着されている。その結果、二重の起立シート８のこの固着始端は、起立カフスＣの起立端を形成している。この起立端より先端側は、製品本体に固定されていない自由部分である。
【００２９】
二重の起立シート８の長手方向前後端部は、ホットメルト接着剤などにより、自由部分がその先端を物品の中央側に向かう状態で物品に、具体的には表面層２外面に固定されている。左右の起立カフスＣ，Ｃで囲まれる空間は、尿または軟便の閉じ込め空間を形成する。この空間内に排尿されると、その尿は透液性表面層２を通って体液吸収性部１内に吸収されるとともに、軟便の固形分については、起立カフスＣがバリヤーとなり、その乗り越えが防止される。
【００３０】
他方、前身頃及び後身頃の長手方向端部において、ウエスト部における外形シート４の不織布間に、ウエスト周りのフィット性を高めるために、ウエスト開口部の端縁に平行に間隔を置いて細い糸ゴムからなるウエスト伸縮部材１０，１０…を配置し、これらが伸縮するように伸長下にホットメルト接着剤などにより固定されている。ウエスト伸縮部材１０，１０…の間隔および本数は適宜定めることができるが、例えば間隔としては４〜８ｍｍ程度、本数としては３〜１０本程度が好ましい。符号１１は背側の左右両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、接合するためのテープファスナーを示している。
【００３１】
（本発明に関連する構成等）
本発明が対象とするおむつは、排泄部位Ｚを含む体液吸収性部１内に、体液の吸収保持機能および体液との接触による収縮機能を有する吸収材２５（具体例については後述する）を有し、この吸収材２５の所定部位が物品に対して固定されたものである。固定部は後述の図８に符号３０で示されている。体液吸収性部１は、排泄部位Ｚを含む表面方向に沿う主吸収範囲であり、この限りにおいて任意に設定できるものであるが、通常は、物品長手方向の５０〜１００％程度の長さを有し、物品股間幅の７０％以上の幅を有する矩形範囲である。
【００３２】
本実施形態では、図８に示すように、吸収材２５は、体液吸収性部１と略同じか若干短い程度の長さを有する細長帯状をなし、物品前後方向に沿って腹側から背側まで延在され且つ物品幅方向に三本並設されており、中央の吸収材２５は排泄部位Ｚと対応する部分を有するように配置され、両側の吸収材２５，２５は排泄部位Ｚと対応する部分を有しない位置に配置されており、さらに、各吸収材２５は、長手方向一端部３０のみが物品に対して、ホットメルト接着剤等の接着剤やヒートシール等の接合手段等により固定され、他端部は自由端部とされている。図示形態では、背側に吸収材２５を移動させるために固定部３０も背側にのみ設けているが、腹側に吸収材２５を移動させたい場合には、腹側にのみ設けることもできる。このように、本発明の固定部３０は吸収材２５の移動先となる任意の位置に設けることができるものである。
【００３３】
本発明における吸収材２５は、図４〜図６に示すように、細長状袋体２８と、その内面に（外面であっても良い）、長手方向の略全体にわたり取り付けられた、体液との接触により収縮する細長状の収縮性材２７と、袋体２８内の長手方向の略全体にわたるように配置された、繊維集合シートからなるリボン状担体２６Ｂに高吸収性ポリマー２６Ａを保持させてなる体液吸収性材２６とから構成されており、全体として細長状をなすものである。好ましい形態では、袋体２８と収縮性材２７と体液吸収性材２６とは、実質的に同じ長さを有し且つ一体に形成される。また、体液吸収性材２６は、担体２６Ｂの長手方向全体に連続的に高吸収性ポリマー２６Ａを配置したものの他、担体２６Ｂの長手方向に間欠的に高吸収性ポリマーを配置したものも用いることができる。
【００３４】
以下更に詳細に説明する。袋体２８は、２枚のシートを重ね合わせ周縁部相互を接合することでも形成できるが、図示のように一枚の帯状シートｓｔを幅方向に折り畳み、周縁部相互を重ね合わせて接合するほうが製造が容易であり好ましい。この接合は、図６に×印で示してあり、体液との接触により解離しないように、ヒートシール、高周波シールまたは超音波シールにより接合される。
【００３５】
袋体２８の素材としては、適宜選択することができ、少なくとも一部が不織布、孔開きフィルム等の体液透過性のものが使用される。特に、熱可塑性合成繊維を含む坪量１５〜２０ｇ／ｍ^２程度の液透過性親水性不織布（公知の、スパンボンド不織布、カードウエブを接着した不織布、メルトブローン不織布、それらの混成不織布等）や、合成パルプ（三井石油化学社製のＳＷＰなど）を含む坪量１５〜２０ｇ／ｍ^２程度のティッシュペーパーなどが好ましく使用できる。なお、袋体２８は、収縮性材２７と一体化され、収縮性材２７の収縮時には収縮性材２７との接合部位に１０〜２０Ｎ程度の力がかかるので、それに耐えることができる程度の湿潤強度を有するのが望ましい。
【００３６】
また図示例の袋体２８は、長手方向に多数の隔室ｒ，ｒ…を有するものとされている（もちろん、隔室ｒ，ｒ…を省略することもできる）。この隔室ｒ，ｒ…相互を仕切る区画部分ｄ，ｄ…は、例えば図６（ｂ）に断面を示すように、袋体２８の長手方向に間隔をあけて袋体２８の内面相互の幅方向にわたる接合により形成できる。この区画部分ｄの接合部分は＋印により示してある。この接合により体液吸収性材２６及び収縮性材２７は袋体内面間に挟まれ袋体２８に対して固定されている。
【００３７】
この区画部分ｄの接合方法としては、体液との接触により解離する接合手法を採るのが好ましい。このために、体液との接触により接着力が弱まるような接着剤、例えばポリビニルアルコール、ポリアルキレンオキサイドなどを主成分とする水分散型ホットメルト接着剤や、デンプン糊、カルボキシメチルセルロース等の水溶性接着剤用いた接合形態を採ることができる。この場合、接着強度が体液接触時に対して体液非接触時が２倍以上となるように、接着剤の選択、接着面積・パータン（スパイラル状、直線状、曲線状等の各種線状のほか、面状、点状等）の選択等を行うのが望ましい。
【００３８】
この場合、吸収材２５の区画部分ｄが体液と接触すると、区画部分ｄの接合が解離するとともに、当該区画部分ｄの接合により固定されていた収縮性材の固定も解かれる。よって、隔室ｒ内の高吸収性ポリマー２６Ａは当初の隔室容積を超えて膨張でき、いわゆるゲルブロッキングが発生しにくくなり、また収縮性材２７は固定が解かれた部分において袋体２８による拘束を受けずに自由に収縮できる。またこの際、収縮性材２７の体液非接触部位は固定が解かれないので、収縮性材２７の収縮に伴う吸収材２５の収縮が確実になされる。
【００３９】
ただし、かかる解離構成を採用する場合には、収縮性材２７と袋体２８とを、少なくとも長手方向の収縮範囲の両端部（本実施形態の場合、吸収材２５の固定部位３０の排泄部位Ｚ側における長手方向両端部である）において収縮性材２７の収縮力よりも強い力をもって相互に固定する。このため本実施形態では、収縮性材２７の両端部は袋体２８の長手方向両端部２６ｅ，２６ｅのシート間に挟まれ、これらシート相互を収縮性材２７を含めて、ヒートシールや超音波シール等によって体液との接触により解離しないように接合している。かくして、収縮性材２７の長手方向両端部は体液と接触しても固定が解かれなくなる。
【００４０】
また、本発明の収縮性材２７は、上記の区画部分ｄ，ｄ…による間欠的な固定だけでなく、必要に応じて他の部位または長手方向全体を袋体２８内面に対してホットメルト接着等により固定することもできる。この固定は、体液との接触により解離するほうが好ましいが、解離しないようにすることもできる。この固定部は図６中に＃印で示してある。
【００４１】
他方、本発明の体液吸収性材２６は、前述のとおり繊維集合シートからなるリボン状担体２６Ｂに高吸収性ポリマー２６Ａを保持させてなるものであり、図７（ａ）に示すようにポリマーを担体２６Ｂ外面に保持させることもできるし、図７（ｂ）に示すように嵩高な繊維集合シートからなる担体２６Ｂを用い、その内部の繊維間に保持させることもできる。後者の場合さらに担体２６Ｂ外面にもポリマー２６Ａを保持させることもできる。また前者の場合においては、少なくとも表面層２側の外面にはポリマーを配置するほうが好ましい。
【００４２】
ポリマー２６Ａを担体２６Ｂ外面に保持させる場合には、ホットメルト接着剤等を用いて接着するほか、ポリマー２６Ａに水分を与えることにより粘着力を付与し、粘着させることもできる。また、担体２６Ｂ内の繊維間にポリマー２６Ａを保持させる場合には、接着や粘着を用いることもできるが、単に機械的に絡ませるだけでも良い。さらに場合によっては、これらの保持手段を採らずに単に付着させるだけでも良い。いずれにせよ、少なくとも吸収材製造完了までの間、好ましくは製品が使用されて体液が膨潤するまでの間、高吸収性ポリマー２６Ａが担体に保持されているのが望ましい。
【００４３】
特に、担体２６Ｂ内の繊維間にポリマー２６Ａを保持させる場合、この主の体液吸収性物品の吸収体技術として公知の湿式堆積法を好適に使用できる。すなわち、水または他の水性液体によって結合した繊維と高吸収性ポリマー粒子２６Ａとの混合物からなる前駆材料から適切な形状の体液吸収性材２６を形成することができる。
【００４４】
担体２６Ｂとしては、繊維集合体シートであれば、親水性・疎水性を問わず使用できるが、親水性のものが好ましく、特に密度０．０５〜０．１ｇ／ｃｍ^３、坪量３０〜１００ｇ／ｍ^２の、親水性繊維（表面親水化した合成繊維か、あるいは表面親水化した合成繊維とセルロース系繊維との両者を含むものが好ましい。）からなる不織布シートが好ましい。
【００４５】
担体２６Ｂ内にポリマー２６Ａを保持させる場合には、嵩高な繊維集合体、具体的には密度０．０３〜０．０８ｇ／ｃｍ^３、坪量２０〜５０ｇ／ｍ^２の、親水性繊維からなる不織布シートが好適に使用できる。
【００４６】
また、高吸収性ポリマー２６Ａとしては、この種の使い捨て吸収性物品において用いられる、自重のたとえば２０倍以上の体液を吸収して保持するものを使用できる。この例として、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸（塩）グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸（塩）重合体などを挙げることができる。
【００４７】
高吸収性ポリマー２６Ａの吸収特性としては１０秒間で１０倍以上吸収し膨潤するものが望ましい。高吸収性ポリマー２６Ａの形状としては、現在一般的な粉粒体状のもののほか、これに替えて若しくはこれとともに繊維状のものも用いることができる。繊維状高吸収性ポリマーは紡糸等により糸状または紐状となして使用することもできる。
【００４８】
高吸収性ポリマー２６Ａの担体２６Ｂへの配設量は、当該吸収性物品の吸収量の設定により決定される。本実施形態の場合、袋体２８内部に高吸収性ポリマー２６Ａを多量に、具体的には担体の単位面積（１ｍ^２）当たり３００ｇ以上保持させることができる。ただし、あまりに多量の高吸収性ポリマーを用いると、体液吸収により膨潤したとき当該部位において高吸収性ポリマー相互が密着し、局所的なゲルブロッキングが発生するおそれがある。これが発生すると他の部位の高吸収性ポリマーへの体液の濡れ広がりが阻害され、吸収速度が低下する。したがって、これを防止するために、袋体２６Ｂを平坦に潰した状態の内空部分の面積５〜２０ｃｍ^２あたり高吸収性ポリマーの量が０．１〜０．６ｇとなるようにして、袋体２６Ｂ内に空隙を形成し、高吸収性ポリマーの膨潤後の容積を袋体２６Ｂ内に予め確保しておくのが好ましい。
【００４９】
かくして形成された体液吸収性材２６は、図示のように袋体２８内に非固定状態で配置したり、袋体２８内面または収縮性材２７に対して固定したりすることもできる。図示のように袋体内に収縮性材２７を配置する場合には、これに接触させて体液吸収性材２６を配置するのが好ましく、特に図示のように袋体２８内の内面下部に収縮性材２７を配置するとともに、その上に体液吸収性材２６を配置して、収縮性材２７を袋体２８内面と体液吸収性材２６との間に挟むようにするのが望ましい。
【００５０】
また体液吸収性材２６は、図示のように吸収材２５の長手方向に連続する形態のほか、長さの短いものを連ねてまたは断続的に配置する形態を採ることもできる。特に上記例のように袋体が長手方向に複数の隔室ｒ，ｒ…を有する場合には、隔室に体液吸収性材２６をそれぞれ相互独立した状態で配置することもできる。さらに、体液吸収性材２６は、図示のように一つの袋体あたり一本設ける形態に限られず、複数本設けることもできる。
【００５１】
他方、吸収材２５の収縮力を発生させる収縮性材２７としては、ポリビニルアルコール系長繊維を複数本引き揃えてなる収縮糸や、セルロース系短繊維を紡績し、これをカルボキシメチル化した後に強撚してなる収縮糸を好適に使用できる。具体的には、特公平６−１０２０６８号公報、特許第２６５６２４５号公報に開示されているものや、市販のものとしては、株式会社ニチビの商品名「ソルブロン」を用いることができ、太さは５００〜１６００ｄｔｅｘのものが好適である。収縮性材２７としては、横断面円形や四角形の糸状のものや、又はシート状、フィルム状若しくは網状のものなど、あらゆる形状のものを用いることができる。収縮性材２７としては、フィラメント状や紡績糸であることもできる。吸収材２５の効率良い移動を達成するためには、収縮性材は１本あたり１０Ｎ以上の体液吸収時収縮力を有しているのが好ましい。
【００５２】
他方、吸収材２５の製造に際しては、担体２６Ｂに高吸水性ポリマー２６Ａを保持させた体液吸収性材２６を得た後、袋体形成シート上に収縮性材２７と体液吸収性材２６とを配置し、当該シートを折り返して周縁部を接合する、或いは別途のシートを重ねて周縁部を接合する形態を採ることもできるし、担体２６Ｂに高吸水性ポリマー２６Ａを保持させた体液吸収性材２６を得て、これを袋体形成シート上に配置し、当該シートを折り返して周縁部を接合する、或いは別途のシートを重ねて周縁部を接合した後、袋体外面に収縮性材２７を固定する形態等を採ることもできる。
【００５３】
かくして構成された紙おむつにおいては、図９に示すように、尿等の体液が排泄部位Ｚに排出され、その体液が領域Ｙまで拡散したとすると、その体液と接触した吸収材２５，２５…はそれぞれ収縮する。より詳細には、吸収材２５に供給された体液は袋体２８内に透過し、内部の高吸収性ポリマー２６Ａに吸収され保持される一方で、一部が収縮性材２７に接触することによって当該接触部分が収縮し、その結果、収縮性材が一体化された吸収材が収縮するのである。この際、収縮性材２７が袋体２８内にあるので、収縮性材２７に対しても体液が確実に供給されるようになる。
【００５４】
そして、吸収材２５の一端部３０が固定されていると、図９に示すように固定部３０に設けて吸収材２５，２５…が収縮する結果、体液排出部位に対して、吸収材２５における先に体液を吸収した部位が逃げるようになり、これに代わって吸収材２５の新たな部位が位置するようになる。つまり体液排出部位に対して、吸収材２５の吸収部が体液の排出に伴なって更新され、位置変化する。したがって、吸収材２５全体は有効的に利用され、全体としてみれば吸収容量が著しく向上されるがその割には薄型で済むことになる。よって、この本発明を適用したおむつは、長時間の着用にも耐え得るものである。
【００５５】
そして、かかる体液吸収時において、体液吸収性材２６を袋体２８内に封入していると、膨張によりポリマー２６Ａが担体２６Ｂから脱落したとしても、その脱落ポリマー２６Ａは袋体２８内に保持され、袋体２８の収縮に伴って移動される。よって、上記の更新機能が確実に発揮される。またそのため、本発明の吸収材２５では、高吸収性ポリマー２６Ａを担体２６Ｂに対して多量に保持させることができ、吸収性能の向上を容易に図ることができるという利点ももたらされる。
【００５６】
他方、本実施形態では、主に吸収材２５の移動スペース確保のために、体液吸収性部１内、具体的には表面層２と防漏層３との間に、物品長手方向に沿って吸収材と同程度延在する壁状部材２９を、吸収材幅よりも広い間隔をおいて吸収材２５の数よりも一本多く設け、これらの壁状部材２９，２９間に吸収材をそれぞれ配置している。しかし、本発明ではかかる壁状部材２９，２９…を省略することももちろん可能である。
【００５７】
吸収材２５の移動スペース確保の場合には、壁状部材２９を体液吸収性部１内にホットメルト接着やヒートシール接着等を用いて固定するほうが望ましいが、そうでない場合には、固定せず単に載せ置くようにしたりすることもできる。
【００５８】
壁状部材２９は、単なる繊維集合体やスポンジ体であっても良いが、吸収材２５から収縮性材２７を省略した形態、すなわち体液透過性シートからなる密閉袋体内に体液吸収性材料を封入して形成したものを好適に使用することができる。体液吸収性材料としては、吸収性物品においても公知のもの、例えば高吸収性ポリマー、セルローススポンジ、海綿又はこれらの混合物などを用いることができる。壁状部材２９の形状は適宜定めることができるが、それらの間に吸収材２５を配置することを考慮すると、図示のように細長で厚さの薄い形状が好ましい。この場合、壁状部材２９は倒れた状態で設けることができる。
【００５９】
他の構成は、変形例も含めて前述の吸収材２５と同様であるため、敢えて説明を省略する。
【００６０】
かくして壁状部材２９，２９間に吸収材２５が配置されていると、これら壁状部材２９，２９により身体の肌に面する側からの圧力が支えられ、それらの間に吸収材２５の収縮スペース及び体液の流通チャンネルが確保され、着用に際し、被着体により吸収材２５側に及ぼされる体圧が高くても、吸収材２５の収縮スペースが確実に確保され、吸収材２５の確実且つ効率良い更新、ならびに体液の効率的な吸収が可能となる。
【００６１】
さらに、壁状部材２９が、体液吸収性材料を袋体内に封入した形態を有していると、体液吸収性材料によって付随的な体液吸収がなされ、製品幅方向への濡れ拡がりが抑えられ、製品長手方向への濡れ拡がりが助長される。よって、使い捨ておむつや生理用ナプキンにおいて従来から問題視されてきた所謂横漏れも効果的に防止される。特に体液吸収性材料が高吸収性ポリマーのように膨張するものであると、体液吸収により壁状部材２９が拡大し、上記の機能が確実に発揮される。
【００６２】
さらに壁状部材２９の袋体に、体液との接触により解除される区画を設けた場合、壁状部材２９内の体液吸収性材料が体液を吸収して膨張したとき、同時に体液との接触により区画が解除され、隔室の形状が自然に安定な形状に変化できるため、壁状部材２９が横倒しになったり局所的に膨出したりして吸収材２５の収縮スペースが無くなるといったことが発生しにくく、壁状部材２９本来の機能が体液吸収によって阻害されることなく、常に確実に発揮されるようになる。
【００６３】
（その他）
以上、各種の形態について述べたが、本発明の範囲内において、従来の技術の項で述べた、本出願人による先願（特許文献１〜１６）に開示された構成を適宜選択して採用できる。
【００６４】
また、本発明における排泄部位Ｚは、排泄器官の位置に応じて定まるものである。排泄部位Ｚは、物品の長手方向中央かつ幅方向中央の直径１〜５ｃｍ程度の円形範囲または物品前後方向を長軸とする楕円形範囲とすることができる。また、排泄部位Ｚは、男性用、女性用、幼児用、成人用等の種別に応じて適宜定めることができる。
【００６５】
また、本発明における吸収材の収縮範囲は適宜設定できるものであり、吸収材の長手方向全体としたり、その一部としたりすることができるが、少なくとも排泄部位Ｚは含むようにするのが好ましい。
【００６６】
さらに、現在市販の紙おむつでは、綿状パルプ（フラッフパルプ）を主体とし、ある程度の剛性を有する（半剛性の）長方形の吸収コアをクレープ紙で包むなどして形成した非収縮吸収材が、体液吸収性部内に備え付けられている。本発明では、この非収縮吸収材とともに前述の収縮移動吸収材２５を設けることができ、この場合収縮移動する吸収材２５は、非収縮吸収材の内外の適宜の位置、具体的には、表面層とクレープ紙との間、クレープ紙と吸収コアとの間、吸収コアの内部、クレープ紙と防漏層との間など、適宜の位置に配置することができる（図示せず）
【００６７】
【発明の効果】
以上のとおり本発明によれば、製造が容易であるとともに、より確実に吸収材の更新機能が発揮される体液吸収性物品となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る使い捨て紙おむつ例の展開状態における表面層側平面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ断面図である。
【図４】吸収材の平面図である。
【図５】吸収材の要部斜視図である。
【図６】吸収材の（ａ）隔室部分の断面概略図、ならびに（ｂ）区画部分の断面概略図である。
【図７】体液吸収性材の概略を示す拡大断面図である。
【図８】吸収材の平面配置を示す説明図である。
【図９】吸収材の収縮状態を示す説明図である。
【符号の説明】
１…体液吸収性部、２…表面層、３…防漏層、２０…透過拡散層、２１…透過抑制層、２５…吸収材、２６…体液吸収性材、２６Ａ…高吸収性ポリマー、２６Ｂ…担体、２７…収縮性材、２８…袋体、ｒ…隔室、ｄ…区画。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a contraction absorbent material that contracts by contact with a body fluid, a disposable fluid diaper, a body fluid absorbent article such as a sanitary napkin, and a method for producing the contraction absorbent material.
[0002]
[Prior art]
This kind of bodily fluid absorbent article basically has a liquid-permeable surface layer provided on the side facing the skin of the body, a leak-proof layer provided on the side away from the skin of the body, and a gap between them. It has a provided body fluid absorbent part.
[0003]
In this case, various configurations of the body fluid-absorbing part are known, and as the absorbent material, mainly absorbent paper such as superabsorbent polymer, cotton-like pulp (fluff pulp), and crepe paper is used. With the recent development of superabsorbent polymer technology, it is possible to form a thinner body fluid-absorbing part, thus improving the fit of the absorbent part of the product to the body and reducing the leakage.
[0004]
The improvement in the absorption characteristics of this product is a demand for consumers to develop a new product that is thin but has a large absorption capacity and can withstand long wear.
[0005]
However, in order to satisfy this requirement, for example, in the case of urine, the bodily fluid-absorbing part must absorb all of the urine output multiple times. However, every time urination is repeated, the absorption rate of the body fluid-absorbing part is slowed down, and in particular, body fluid is often not absorbed up to the end in the longitudinal direction of the body fluid-absorbing part. This is because the body fluid is not sufficiently diffused in the longitudinal direction (longitudinal direction of the product), and so-called gel blocking phenomenon occurs in which expansion wetting is inhibited by swelling of the superabsorbent polymer.
[0006]
As a technique for solving these phenomena, a technique for assisting the wetting and spreading in the vertical direction, such as JP-T2000-510031 and JP-T2000-510033, JP-T2000-510031, JP-T2000-510033 A technique for preventing gel blocking of a superabsorbent polymer, such as a gazette, a shape of the superabsorbent polymer, a device for incorporation, and a method for ensuring a space that swells by wetting are proposed.
[0007]
However, using either method is not a sufficient solution. Considering this cause anew, the body fluid-absorbing part of the conventional body fluid-absorbing article is vertically long and arranged along the longitudinal direction of the product, and the body fluid discharge site is designed to be located substantially at the center of the body fluid-absorbing part, It was assumed that the bodily fluid from the discharge site would spread (diffuse) to the longitudinal end. Therefore, as long as the diffusion of the body fluid in the longitudinal direction is not sufficient, the body fluid cannot be absorbed by the whole body fluid absorbent portion.
[0008]
On the other hand, in view of such problems, the present inventors consider that there is a limit to the diffusion of body fluid in the body fluid-absorbing part, and the excretion site is due to the absorbent material contracting and moving due to contact with body fluid. Various proposals (Patent Documents 1 to 16) have been made on body fluid absorbent articles configured so that the corresponding absorbent material portions are updated and their improved technologies. According to such prior art, the entire absorbent material is effectively used, and as a whole, the absorption capacity is large, and more than one body fluid can be absorbed sufficiently. It becomes a property article.
[0009]
These series of prior arts have proposed various absorbent materials having a shrinking function. Among them, a carrier made of a ribbon-like fiber aggregate sheet or the like is made to be easy to manufacture. There is a merit and it is one of the preferable forms.
[0010]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application No. 2002-26440
[Patent Document 2]
Japanese Patent Application No. 2001-26914
[Patent Document 3]
Japanese Patent Application No. 2001-148131
[Patent Document 4]
Japanese Patent Application No. 2001-226507
[Patent Document 5]
Japanese Patent Application No. 2001-241912
[Patent Document 6]
Japanese Patent Application No. 2001-31765 Specification
[Patent Document 7]
Japanese Patent Application No. 2001-331563
[Patent Document 8]
Japanese Patent Application No. 2001-331564
[Patent Document 9]
Japanese Patent Application No. 2002-26440
[Patent Document 10]
Japanese Patent Application No. 2002-200894
[Patent Document 11]
Japanese Patent Application No. 2002-200895
[Patent Document 12]
Japanese Patent Application No. 2002-218594
[Patent Document 13]
Japanese Patent Application No. 2002-218595 specification
[Patent Document 14]
Japanese Patent Application No. 2002-218596
[Patent Document 15]
Japanese Patent Application No. 2002-226058
[Patent Document 16]
Japanese Patent Application No. 2002-242489
[Patent Document 17]
Special table 2000-510031 gazette
[Patent Document 18]
JP 2000-510033 JP
[Patent Document 19]
Special table 2000-510031 gazette
[Patent Document 20]
JP 2000-510033 JP
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional absorbent material, when the polymer retention amount of the fibrous sheet exceeds a certain level, the polymer easily falls off the sheet. In particular, if the polymer swells due to absorption of body fluid, it tends to fall off, but even if it does not swell, the polymer falls off. When such a polymer is dropped, the polymer remains in the vicinity of the excretion site and cannot move, so that the intended update function cannot be exhibited.
[0012]
Such a problem is that the amount of the superabsorbent polymer held per unit area of the carrier is 300 g / m, particularly in the portion where the superabsorbent polymer is held on the carrier. ² It is remarkable at the above time.
[0013]
In order to solve this problem, the present inventors have proposed a solution in Japanese Patent Application No. 2001-226507 and the like in which the carrier is formed into a bag shape and the polymer is enclosed in the bag-like carrier. However, when manufacturing such an absorbent material, it is necessary to enclose the polymer in the bag, and there is a problem that it is not easy to realize this treatment on the production line.
[0014]
Then, the main subject of this invention is providing the bodily fluid absorptive article which is easy to manufacture and the update function of an absorbent material is exhibited more reliably.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The present invention that has solved the above problems is as follows.
<Invention of Claim 1>
A liquid-permeable surface layer provided on the side facing the skin of the body, a leak-proof layer provided on the side away from the skin of the body, and a surface direction including at least an excretion site provided therebetween. It has a body fluid absorption part corresponding to the main absorption range,
In the bodily fluid absorbent part, there is an absorbent article having an absorbent material having an absorption holding function of bodily fluids and a contracting function by contact with bodily fluids, and fixing the predetermined part to the article,
The absorbent material is
An elongated bag permeable to body fluids;
An elongated shrinkable material attached along the longitudinal direction of the bag body and contracted by contact with body fluid;
A body fluid-absorbing material in which a superabsorbent polymer is held in a ribbon-shaped carrier made of a fiber assembly sheet, enclosed in the bag body,
A bodily fluid absorbent article characterized by the above.
[0016]
(Function and effect)
In the bodily fluid absorbent article targeted by the present invention, bodily fluid that has passed through the surface layer is absorbed by the absorbent material. More specifically, the body fluid permeates into the bag and is absorbed and held by the superabsorbent polymer inside, while part of the body contacts the shrinkable material and the contact part contracts, and as a result, contraction occurs. The bag body in which the material is integrated shrinks. As a result, the absorbent material shrinks as a whole. At this time, if a predetermined part of the absorbent material is fixed, the absorbent material contracts toward the fixing part, and as a result, the part of the absorbent material that has absorbed the body fluid first escapes from the body fluid discharge part. Instead, a new part of the absorbent material is located. That is, the absorption part of the absorbent material is updated with the discharge of the body fluid and changes its position with respect to the body fluid discharge site.
[0017]
At this time, as described above, there is a possibility that the renewal function may be impaired due to the dropping of the polymer only by holding the polymer on the carrier as in the prior art.
[0018]
However, in the present invention, since the body fluid-absorbing material in which the superabsorbent polymer is held in the carrier is enclosed in the bag body, the polymer is retained in the bag body even if it falls off from the carrier, and the bag body contracts. Move with it. Therefore, the above update function is surely exhibited.
[0019]
Further, in the present invention, since a body fluid absorbent material is produced by holding a superabsorbent polymer in advance in a ribbon-shaped carrier, the ribbon-shaped body fluid absorbent material that can be easily handled can be sealed in the bag body. The production is easier than enclosing the difficult polymer particles directly in the bag.
[0020]
<Invention of Claim 2>
The amount of the superabsorbent polymer retained per unit area of the carrier in the portion where the superabsorbent polymer is retained on the carrier is 300 g / m. ² The body fluid absorbent article according to claim 1, which is as described above.
[0021]
(Function and effect)
As described above, in the present invention, even if the polymer falls off, the renewal function is not impaired, so that the superabsorbent polymer can be retained in a large amount on the carrier as in the invention described in claim 2. Thus, the absorption performance can be easily improved.
[0022]
<Invention of Claim 3>
The absorbent material is arranged along the front-rear direction of the article and is arranged three or more in the article width direction, and each absorbent material is fixed to the article only at one end in the longitudinal direction, and the other end is The body fluid absorbent article according to claim 1, wherein the body fluid absorbent article is a free end.
[0023]
(Function and effect)
The present invention is suitably used for a body fluid absorbent article in which an absorbent material is disposed in such a form.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
<About Absorbent and Body Fluid Absorbent Article>
The present invention is generally applied to bodily fluid absorbent articles such as disposable paper diapers and sanitary napkins. When using (wearing) the diaper, the left and right sides of the back side are brought into the left and right sides of the abdomen, and these are tape fasteners. An application example for a so-called tape-type paper diaper of a type to be joined by (including an adhesive tape fastener and a hook-and-loop fastener) will be described. This embodiment can be guessed immediately, so the description of the latter two examples will be omitted.
[0025]
1-3 has shown the example of the disposable diaper to which this invention is applied. This disposable diaper is made of a liquid-permeable non-woven sheet provided on the side facing the body skin or a perforated film sheet, etc., and has a rectangular surface layer 2 that directly touches the wearer's skin, away from the body skin. A leak-proof layer 3 made of a rectangular liquid-impervious backsheet made of a polyethylene plastic film or the like provided on the side, and a main absorption range along the surface direction including at least the excretion site Z provided therebetween It has a corresponding body fluid absorbent part 1.
[0026]
Further, a flexible outer sheet 4 is provided on the rear surface side of the product, which is the rear surface side from the leak-proof layer 3, and this outer sheet 4 is laminated and fixed with one nonwoven fabric or a plurality of breathable / water-repellent nonwoven fabrics. Made up of.
[0027]
Standing cuffs C and C are formed on both sides of the product so as to protrude toward the use surface side. The standing cuffs C are formed of a standing sheet 8 that is substantially continuous in the width direction, and made of, for example, rubber thread. It is constituted by one or a plurality of elastic members 9. More specifically, the standing cuff C is formed with the standing sheet 8 being doubled, and is formed in a state in which the elastic member 9 is wrapped and fixed by a hot melt adhesive or the like. It is desirable that the standing sheet 8 forming the standing cuffs C and C is not liquid-permeable but liquid-impermeable or hydrophobic. Moreover, you may make it become a property which repels a liquid by a silicon process etc. with respect to liquid-permeable sheets, such as a nonwoven fabric. Furthermore, it is desirable to have air permeability or vapor permeability. A liquid-impervious film sheet can be sandwiched between the upright sheets 8 to further improve leakage resistance.
[0028]
The inner surface of the double upright sheet 8 is fixed to the surface layer 2 and the outer sheet 4 with a hot melt adhesive or the like. As a result, this fixed start end of the double upright sheet 8 forms the upright end of the upright cuff C. The tip side from the standing end is a free part that is not fixed to the product body.
[0029]
The longitudinal front and rear end portions of the double upright sheet 8 are fixed to the article, specifically, to the outer surface of the surface layer 2 by a hot melt adhesive or the like with the free portion directed toward the center of the article. Yes. The space surrounded by the left and right standing cuffs C, C forms a urine or soft stool confinement space. When urinating into this space, the urine passes through the liquid-permeable surface layer 2 and is absorbed into the bodily fluid-absorbing portion 1, and the rising cuff C serves as a barrier for loose solids, so that the urine can be overcome. Is prevented.
[0030]
On the other hand, at the longitudinal ends of the front body and the back body, between the nonwoven fabrics of the outer sheet 4 at the waist, a thin thread is provided with a space parallel to the edge of the waist opening in order to enhance the fit around the waist. The waist elastic members 10, 10... Made of rubber are arranged, and are fixed by hot melt adhesive or the like under expansion so that they expand and contract. The interval and the number of the waist elastic members 10, 10... Can be determined as appropriate. For example, the interval is preferably about 4 to 8 mm, and the number is preferably about 3 to 10. Reference numeral 11 denotes a tape fastener for bringing the left and right side portions on the back side into the left and right side portions on the ventral side and joining them.
[0031]
(Configuration related to the present invention)
The diaper targeted by the present invention has an absorbent material 25 (a specific example will be described later) having a function of absorbing and retaining body fluid and a function of contraction by contact with body fluid in the body fluid-absorbing part 1 including the excretion site Z. The predetermined portion of the absorbent material 25 is fixed to the article. The fixing portion is denoted by reference numeral 30 in FIG. The body fluid-absorbing part 1 is a main absorption range along the surface direction including the excretion site Z, and can be arbitrarily set within this range, but usually has a length of about 50 to 100% of the article longitudinal direction. And a rectangular range having a width of 70% or more of the article crotch width.
[0032]
In the present embodiment, as shown in FIG. 8, the absorbent material 25 has an elongated band shape having a length that is approximately the same as or slightly shorter than the body fluid absorbent portion 1, and extends from the abdominal side to the back side along the article front-rear direction. The absorbent material 25 in the center corresponds to the excretion site Z, and the central absorbent material 25 is disposed so as to have a portion corresponding to the excretion site Z. Furthermore, each absorbent material 25 is fixed only to one longitudinal end 30 to the article by an adhesive such as a hot melt adhesive or a joining means such as a heat seal. The other end is a free end. In the illustrated embodiment, the fixing portion 30 is provided only on the back side in order to move the absorbent material 25 to the back side. However, when the absorbent material 25 is desired to be moved to the ventral side, it can be provided only on the ventral side. . As described above, the fixing portion 30 of the present invention can be provided at an arbitrary position where the absorbent material 25 is moved.
[0033]
As shown in FIGS. 4 to 6, the absorbent material 25 in the present invention is an elongated bag body 28, and body fluid attached to the inner surface (may be an outer surface) over substantially the entire longitudinal direction. The superabsorbent polymer 26A is held on a ribbon-like carrier 26B made of a fiber assembly sheet, which is arranged so as to extend over substantially the entire length in the bag body 28, and an elongated shrinkable material 27 that shrinks by contact. It is comprised from the bodily fluid absorptive material 26, and makes an elongate shape as a whole. In a preferred embodiment, the bag body 28, the shrinkable material 27, and the body fluid absorbent material 26 have substantially the same length and are integrally formed. Further, as the body fluid absorbent material 26, in addition to a material in which the superabsorbent polymer 26A is continuously disposed in the entire longitudinal direction of the carrier 26B, a material in which the superabsorbent polymer is intermittently disposed in the longitudinal direction of the carrier 26B is used. Can do.
[0034]
This will be described in more detail below. The bag body 28 can also be formed by stacking two sheets and joining the peripheral portions to each other. However, as shown in the drawing, one belt-shaped sheet st is folded in the width direction and the peripheral portions are overlapped and joined together. Manufacture is easy and preferable. This joining is indicated by a cross in FIG. 6 and is joined by heat sealing, high frequency sealing or ultrasonic sealing so as not to be dissociated by contact with body fluid.
[0035]
The material of the bag body 28 can be selected as appropriate, and at least a part of the bag body is permeable to body fluids such as a nonwoven fabric or a perforated film. In particular, the basis weight including thermoplastic synthetic fibers is 15 to 20 g / m. ² Basis weight including a liquid permeable hydrophilic nonwoven fabric (known, spunbond nonwoven fabric, nonwoven fabric bonded with card web, meltblown nonwoven fabric, hybrid nonwoven fabric thereof) and synthetic pulp (such as SWP manufactured by Mitsui Petrochemical Co., Ltd.) 15-20 g / m ² The degree of tissue paper can be preferably used. The bag body 28 is integrated with the shrinkable material 27, and when the shrinkable material 27 is shrunk, a force of about 10 to 20 N is applied to the joint portion with the shrinkable material 27, so that the bag body is wet enough to withstand it. It is desirable to have strength.
[0036]
Further, the bag body 28 in the illustrated example has a number of compartments r, r... In the longitudinal direction (of course, the compartments r, r... Can be omitted). The partition portions d, d... Partitioning the compartments r, r... Are separated from each other on the inner surface of the bag body 28 with an interval in the longitudinal direction of the bag body 28 as shown in a cross section in FIG. It can be formed by joining over a direction. The joint portion of the partition portion d is indicated by a + sign. By this joining, the body fluid absorbing material 26 and the shrinkable material 27 are sandwiched between the bag body inner surfaces and fixed to the bag body 28.
[0037]
As a method for joining the partition portions d, it is preferable to adopt a joining method that dissociates by contact with body fluid. For this reason, adhesives whose adhesive strength is weakened by contact with body fluids, such as water-dispersed hot melt adhesives mainly composed of polyvinyl alcohol, polyalkylene oxide, etc., and water-soluble adhesives such as starch paste and carboxymethyl cellulose The joining form using the agent can be taken. In this case, selection of adhesives, bonding area / pattern (spiral, linear, curved, etc., as well as various linear shapes, so that the adhesive strength is more than double the time when body fluids are not in contact, It is desirable to select a surface shape, a dot shape, or the like.
[0038]
In this case, when the partition part d of the absorbent material 25 comes into contact with the body fluid, the joining of the partition part d is dissociated, and the fixing of the shrinkable material fixed by the joining of the partition part d is also released. Therefore, the superabsorbent polymer 26A in the compartment r can expand beyond the original compartment volume, so that so-called gel blocking is less likely to occur, and the shrinkable material 27 is formed by the bag body 28 in the unfixed portion. It can shrink freely without being restrained. At this time, since the body fluid non-contact portion of the shrinkable material 27 is not released, the absorbent material 25 is surely contracted along with the shrinkage of the shrinkable material 27.
[0039]
However, in the case of adopting such a dissociation configuration, the shrinkable material 27 and the bag body 28 are connected to at least both ends of the shrinkage range in the longitudinal direction (in this embodiment, the excretion site Z of the fixing site 30 of the absorbent material 25). Are fixed to each other with a force stronger than the shrinkage force of the shrinkable material 27. For this reason, in the present embodiment, both ends of the shrinkable material 27 are sandwiched between the sheets of the longitudinal end portions 26e, 26e of the bag body 28, and the sheets including the shrinkable material 27 together are heat sealed or ultrasonic. It is joined so as not to be dissociated by contact with body fluid by a seal or the like. Thus, even if both ends in the longitudinal direction of the shrinkable material 27 come into contact with the body fluid, the fixation is not released.
[0040]
In addition, the shrinkable material 27 of the present invention is not only intermittently fixed by the above-described partition portions d, d..., And other parts or the entire longitudinal direction are bonded to the inner surface of the bag body 28 as necessary. It can also be fixed by such as This fixation is preferably dissociated by contact with a body fluid, but it can also be prevented from dissociating. This fixing portion is indicated by # in FIG.
[0041]
On the other hand, the bodily fluid absorbent material 26 of the present invention is obtained by holding the superabsorbent polymer 26A on the ribbon-like carrier 26B made of the fiber assembly sheet as described above. As shown in FIG. It can be held on the outer surface of the carrier 26B, or it can be held between the fibers inside the carrier 26B made of a bulky fiber assembly sheet as shown in FIG. 7 (b). In the latter case, the polymer 26A can also be held on the outer surface of the carrier 26B. In the former case, it is preferable to dispose a polymer on at least the outer surface on the surface layer 2 side.
[0042]
When the polymer 26A is held on the outer surface of the carrier 26B, the polymer 26A can be adhered by using a hot-melt adhesive or the like, or by applying moisture to the polymer 26A to provide adhesion. Further, when the polymer 26A is held between the fibers in the carrier 26B, adhesion or adhesion can be used, but it may be merely mechanically entangled. Further, in some cases, it may be simply attached without using these holding means. In any case, it is desirable that the superabsorbent polymer 26A be held on the carrier at least until the absorbent material is manufactured, preferably until the product is used and the body fluid swells.
[0043]
In particular, when the polymer 26A is held between the fibers in the carrier 26B, a well-known wet deposition method can be suitably used as the absorber technique of this main body fluid absorbent article. That is, the body fluid-absorbing material 26 having an appropriate shape can be formed from a precursor material made of a mixture of fibers and high-absorbent polymer particles 26A bound by water or other aqueous liquid.
[0044]
As the carrier 26B, any fiber assembly sheet can be used regardless of hydrophilicity / hydrophobicity, but a hydrophilic one is preferable, and a density of 0.05 to 0.1 g / cm is particularly preferable. ³ , Basis weight 30-100g / m ² Of these, a nonwoven fabric sheet made of hydrophilic fibers (preferably containing synthetic fibers having a hydrophilic surface or containing both synthetic fibers and cellulose fibers having a hydrophilic surface) is preferable.
[0045]
When the polymer 26A is held in the carrier 26B, a bulky fiber assembly, specifically, a density of 0.03 to 0.08 g / cm. ³ , Basis weight 20-50g / m ² The nonwoven fabric sheet which consists of a hydrophilic fiber of this can be used conveniently.
[0046]
Further, as the superabsorbent polymer 26A, a polymer that absorbs and holds a body fluid of, for example, 20 times or more of its own weight, used in this type of disposable absorbent article can be used. Examples include starch-based, cellulose-based and synthetic polymer-based starch-acrylic acid (salt) graft copolymers, saponified starch-acrylonitrile copolymers, cross-linked sodium carboxymethyl cellulose and acrylic acid. (Salt) polymers can be mentioned.
[0047]
As the absorption characteristics of the superabsorbent polymer 26A, it is desirable to absorb and swell 10 times or more in 10 seconds. As the shape of the superabsorbent polymer 26A, in addition to a currently general granular material, a fibrous material can be used instead of or in addition to this. The fibrous superabsorbent polymer can be used in the form of a thread or string by spinning or the like.
[0048]
The arrangement amount of the superabsorbent polymer 26A on the carrier 26B is determined by setting the absorption amount of the absorbent article. In the case of this embodiment, a large amount of superabsorbent polymer 26A is contained in the bag body 28, specifically, the unit area of the carrier (1 m ² ) Can be held at 300 g or more. However, if an excessively large amount of superabsorbent polymer is used, the superabsorbent polymers may be closely adhered to each other at the site when swollen by absorption of body fluid, and local gel blocking may occur. When this occurs, wetting and spreading of the body fluid to the superabsorbent polymer at other sites is inhibited, and the absorption rate is reduced. Therefore, in order to prevent this, the area of the inner space in the state in which the bag body 26B is flattened is 5 to 20 cm. ² A gap is formed in the bag body 26B so that the amount of the superabsorbent polymer per unit is 0.1 to 0.6 g, and a volume after swelling of the superabsorbent polymer is secured in the bag body 26B in advance. It is preferable to leave.
[0049]
The body fluid-absorbing material 26 thus formed can be placed in an unfixed state in the bag body 28 as shown, or can be fixed to the inner surface of the bag body 28 or the shrinkable material 27. When the shrinkable material 27 is disposed in the bag as shown in the figure, it is preferable to place the body fluid absorbent material 26 in contact with the same, and in particular, as shown in the figure, the shrinkable material is disposed at the lower part of the inner surface of the bag 28. It is desirable that the material 27 is disposed and the body fluid absorbent material 26 is disposed thereon so that the shrinkable material 27 is sandwiched between the inner surface of the bag body 28 and the body fluid absorbent material 26.
[0050]
Moreover, the bodily fluid absorptive material 26 can also take the form which arrange | positions a thing with a short length continuously or intermittently besides the form which continues in the longitudinal direction of the absorber 25 as shown in the figure. In particular, when the bag body has a plurality of compartments r, r... In the longitudinal direction as in the above example, the body fluid absorbent material 26 can be arranged in the compartments in a mutually independent state. Furthermore, the body fluid-absorbing material 26 is not limited to the form in which one body fluid absorbent material 26 is provided per bag as shown in the figure, and a plurality of body fluid absorbent materials 26 may be provided.
[0051]
On the other hand, as the shrinkable material 27 for generating the shrinkage force of the absorbent 25, a shrinkable yarn formed by drawing a plurality of polyvinyl alcohol-based long fibers or a cellulose-based short fiber is spun and strong after carboxymethylation. A shrink yarn formed by twisting can be preferably used. Specifically, as a product disclosed in Japanese Patent Publication No. 6-102068 and Japanese Patent No. 2656245, or a commercially available product, the product name “Solbron” of Nichibi Co., Ltd. can be used. The thing of 500-1600 dtex is suitable. As the shrinkable material 27, those having any shape such as a circular cross section or a square thread shape, or a sheet shape, a film shape, or a net shape can be used. The shrinkable material 27 may be a filament or spun yarn. In order to achieve efficient movement of the absorbent material 25, the shrinkable material preferably has a contraction force at the time of body fluid absorption of 10 N or more per one.
[0052]
On the other hand, when the absorbent material 25 is manufactured, after obtaining the body fluid absorbent material 26 in which the superabsorbent polymer 26A is held on the carrier 26B, the shrinkable material 27 and the body fluid absorbent material 26 are placed on the bag forming sheet. It is possible to adopt a form in which the sheet is folded and the peripheral part is joined, or a separate sheet is stacked to join the peripheral part, or the body fluid-absorbing material having the superabsorbent polymer 26A held on the carrier 26B 26 is placed on the bag forming sheet, and the sheet is folded to join the peripheral edge, or another sheet is overlapped to join the peripheral edge, and then the shrinkable material 27 is attached to the outer surface of the bag. A fixed form or the like can also be adopted.
[0053]
In the disposable diaper thus configured, as shown in FIG. 9, when body fluid such as urine is discharged to the excretion site Z and the body fluid diffuses to the region Y, the absorbents 25, 25. Each contracts. More specifically, the body fluid supplied to the absorbent material 25 permeates into the bag body 28 and is absorbed and held by the internal superabsorbent polymer 26 </ b> A, while a part of the body fluid comes into contact with the shrinkable material 27. The contact portion shrinks, and as a result, the absorbent material integrated with the shrinkable material shrinks. At this time, since the shrinkable material 27 is in the bag body 28, the body fluid is reliably supplied also to the shrinkable material 27.
[0054]
And when the one end part 30 of the absorber 25 is being fixed, as a result of providing in the fixing part 30 and contracting the absorbers 25, 25... As shown in FIG. The part that previously absorbed the body fluid escapes, and instead, a new part of the absorbent material 25 is located. That is, with respect to the body fluid discharge site, the absorbing portion of the absorbent 25 is updated as the body fluid is discharged, and the position changes. Therefore, the entire absorbent material 25 is effectively used, and the absorption capacity is remarkably improved as a whole. Therefore, the diaper to which the present invention is applied can withstand long-time wearing.
[0055]
When the body fluid absorbent material 26 is enclosed in the bag body 28 at the time of absorbing the body fluid, even if the polymer 26A is dropped from the carrier 26B due to expansion, the dropped polymer 26A is held in the bag body 28. The bag body 28 is moved as the bag body 28 contracts. Therefore, the above update function is surely exhibited. Therefore, in the absorbent material 25 of the present invention, the superabsorbent polymer 26A can be held in a large amount with respect to the carrier 26B, and there is an advantage that the absorption performance can be easily improved.
[0056]
On the other hand, in the present embodiment, mainly in the body fluid absorbent part 1, specifically between the surface layer 2 and the leak-proof layer 3, along the longitudinal direction of the article, mainly for securing the moving space of the absorbent 25. One wall-shaped member 29 extending to the same extent as the absorbent material is provided at an interval larger than the width of the absorbent material and more than the number of the absorbent materials 25, and the absorbent material is provided between the wall-shaped members 29 and 29, respectively. It is arranged. However, in the present invention, it is of course possible to omit such wall-like members 29, 29.
[0057]
In the case of securing the movement space of the absorbent 25, it is preferable to fix the wall-like member 29 in the body fluid absorbent portion 1 by using hot melt adhesion, heat seal adhesion, or the like. You can just put it on.
[0058]
The wall-like member 29 may be a simple fiber assembly or a sponge body, but the body fluid absorbent material is enclosed in a sealed bag made of a body fluid permeable sheet, in which the shrinkable material 27 is omitted from the absorbent material 25. What was formed in this way can be used conveniently. As the body fluid-absorbing material, a well-known absorbent article, for example, a superabsorbent polymer, cellulose sponge, sponge or a mixture thereof can be used. Although the shape of the wall-shaped member 29 can be determined as appropriate, considering the arrangement of the absorbent material 25 between them, an elongated and thin shape as shown is preferable. In this case, the wall-like member 29 can be provided in a collapsed state.
[0059]
Other configurations are the same as those of the absorbent material 25 described above, including the modified examples, and thus description thereof is omitted.
[0060]
Thus, when the absorbent material 25 is arranged between the wall-like members 29 and 29, the pressure from the side facing the skin of the body is supported by these wall-like members 29 and 29, and the shrinkage of the absorbent material 25 is between them. Space and body fluid distribution channels are secured, and even when the body pressure exerted on the absorbent material 25 side by the adherend is high when worn, the shrinkage space of the absorbent material 25 is ensured, and the absorbent material 25 is reliable and efficient. Good renewal and efficient absorption of body fluids are possible.
[0061]
Furthermore, when the wall-shaped member 29 has a form in which a body fluid-absorbing material is enclosed in a bag body, incidental body fluid absorption is made by the body fluid-absorbing material, and wetting and spreading in the product width direction is suppressed, Wet spreading in the longitudinal direction of the product is promoted. Therefore, the so-called side leakage, which has been regarded as a problem in disposable diapers and sanitary napkins, can be effectively prevented. In particular, when the body fluid-absorbing material expands like a superabsorbent polymer, the wall-shaped member 29 expands due to body fluid absorption, and the above function is reliably exhibited.
[0062]
Further, when the bag body of the wall-shaped member 29 is provided with a section that is released by contact with body fluid, when the body fluid-absorbing material in the wall-shaped member 29 absorbs body fluid and expands, Since the partition is released and the shape of the compartment can be naturally changed to a stable shape, the wall-like member 29 lies sideways or locally bulges and the shrinkage space of the absorbent material 25 disappears. It is difficult, and the original function of the wall-like member 29 is always exerted reliably without being disturbed by the absorption of body fluid.
[0063]
(Other)
As described above, various forms have been described. Within the scope of the present invention, the configuration disclosed in the prior application by the applicant (Patent Documents 1 to 16) described in the section of the prior art is appropriately selected and adopted. it can.
[0064]
The excretion site Z in the present invention is determined according to the position of the excretory organ. The excretion site Z can be a circular range having a diameter of about 1 to 5 cm at the center in the longitudinal direction and the center in the width direction, or an elliptical range having the major axis in the longitudinal direction of the article. Further, the excretion site Z can be appropriately determined according to the type such as male, female, infant, and adult.
[0065]
Further, the shrinkage range of the absorbent material in the present invention can be set as appropriate, and can be the entire longitudinal direction of the absorbent material or a part thereof, but it is preferable that at least the excretion site Z is included. .
[0066]
Furthermore, in the commercially available paper diapers, the non-shrinkable absorbent material formed by wrapping a rectangular absorbent core having a certain degree of rigidity (semi-rigid) with crepe paper, mainly made of cotton pulp (fluff pulp), is a body fluid. It is provided in the absorbent part. In the present invention, the above-described shrinkage-moving absorbent material 25 can be provided together with the non-shrinkable absorbent material. In this case, the absorbent material 25 that shrinks and moves is an appropriate position inside and outside the non-shrinkable absorbent material, specifically, the surface. It can be arranged at appropriate positions such as between the layer and the crepe paper, between the crepe paper and the absorbent core, inside the absorbent core, between the crepe paper and the leak-proof layer (not shown).
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a bodily fluid absorbent article that is easy to manufacture and more reliably exhibits the function of updating the absorbent material is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a surface layer side in an unfolded state of an example of a disposable paper diaper according to the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG.
FIG. 4 is a plan view of an absorbent material.
FIG. 5 is a perspective view of an essential part of the absorbent material.
6A is a schematic cross-sectional view of (a) a compartment portion of the absorbent material, and FIG. 6 (b) is a schematic cross-sectional view of a partition portion.
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view schematically showing a body fluid absorbent material.
FIG. 8 is an explanatory view showing a planar arrangement of the absorbent material.
FIG. 9 is an explanatory view showing a contracted state of the absorbent material.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Body fluid absorptive part, 2 ... Surface layer, 3 ... Leak-proof layer, 20 ... Transmission diffusion layer, 21 ... Permeation suppression layer, 25 ... Absorber, 26 ... Body fluid absorptive material, 26A ... Superabsorbent polymer, 26B ... carrier, 27 ... shrinkable material, 28 ... bag, r ... compartment, d ... compartment.

Claims

A liquid-permeable surface layer provided on the side facing the skin of the body, a leak-proof layer provided on the side away from the skin of the body, and a surface direction including at least an excretion site provided therebetween. It has a body fluid absorption part corresponding to the main absorption range,
In the bodily fluid absorbent part, there is an absorbent article having an absorbent material having an absorption holding function of bodily fluids and a contracting function by contact with bodily fluids, and fixing the predetermined part to the article,
The absorbent material is
An elongated bag permeable to body fluids;
An elongated shrinkable material attached along the longitudinal direction of the bag body and contracted by contact with body fluid;
A body fluid-absorbing material in which a superabsorbent polymer is held in a ribbon-shaped carrier made of a fiber assembly sheet, enclosed in the bag body,
A bodily fluid absorbent article characterized by the above.

The body fluid absorbent article according to claim 1, wherein the amount of the superabsorbent polymer held per unit area of the carrier in the portion where the superabsorbent polymer is retained on the carrier is 300 g / m ² or more.

The absorbent material is arranged along the front-rear direction of the article and is arranged three or more in the article width direction, and each absorbent material is fixed to the article only at one end in the longitudinal direction, and the other end is The free end,
The bodily fluid absorbent article according to claim 1 or 2.