JP3892324B2 - Body fluid absorbent article - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体液を吸収処理する、使い捨ての紙おむつ、生理用ナプキンなどの体液吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の体液吸収性物品は、基本的に、身体の肌に面する側に設けられた液透過性の表面層、身体の肌から遠ざかる側に設けられた防漏層、および両者の間に設けられた体液吸収性部を有する。
【0003】
この場合における、体液吸収性部の構成は、種々のものが知られているが、吸収性素材として、高吸収性ポリマー、綿状パルプ(フラッフパルプ)、クレープ紙などの吸収紙を主体とし、綿状パルプ内に高吸収性ポリマーを分散させる、あるいはこれらを層構造にしたものが一般に用いられている。近年の高吸収性ポリマー技術の進展に伴い、より薄型化した体液吸収性部の形成が可能となり、したがって製品の吸収部分の身体へのフィット性が向上し、モレが少なくなってきている。
【0004】
この製品の吸収特性の改善は、需要者にとって、薄型でありながら、吸収容量が大きく、さらに長時間の着用にも耐えるさらに新たな製品開発の要求となってあらわれている。
【0005】
しかるに、この要求を満たすためには、例えば、尿の場合であっては多数回の排尿量のすべてを体液吸収性部が吸収しなければならない。しかし、排尿が繰り返えされるごとに体液吸収性部の吸収速度は遅くなり、特に体液吸収性部の長手方向端部まで体液が吸収されないことが多い。この原因としては、体液の縦方向(製品の長手方向)への拡散が十分でないこと、高吸収性ポリマーの膨潤による拡張濡れが阻害されるいわゆるゲルブロッキング現象が起こるためとされている。
【0006】
これらの現象を解決する手法として、特表2000−510031号、及び特表2000−510033号などの縦方向への濡れ拡がりを助ける技術、特表2000−510031号、特表2000−510033号などの高吸収性ポリマーのゲルブロッキングを防ぐ技術、高吸収性ポリマーの形状や組み込みの工夫、濡れによって膨潤する空間を確保する方法などが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしいずれの方法を用いても、体液の長手方向拡散が不十分であり、十分な解決策となっていない。
【0008】
そこで、本発明の主たる課題は、高吸収性ポリマーの膨潤による拡張濡れが阻害されるいわゆるゲルブロッキング現象を抑制し、高吸収性ポリマーの機能が十全に発揮される体液吸収性物品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが鋭意研究したところ、高吸収性ポリマーの膨張や移動がこれを包含する綿状パルプによって抑制され、高吸収性ポリマー相互が密着状態になることが、ゲルブロッキングの一因となっていることが判明した。
【0010】
本発明はかかる観点からゲルブロッキングの対策を講じたものであり、次記のとおりのものである。
<請求項1記載の発明>
身体の肌に面する側に設けられた液透過性の表面層、身体の肌から遠ざかる側に設けられた防漏層、および両者の間に設けられた体液吸収性部を有し、この体液吸収性部内に吸収部材が設置された吸収性物品であって、
前記吸収部材は、少なくとも一部が体液透過性とされ且つ複数の隔室を有するように区画された密閉袋体と、この袋体の隔室内に移動自由に封入された高吸収性ポリマーとからなり、前記区画が体液との接触により解除されるように構成された帯状部材であり、かつ
この吸収部材が、物品の長手方向に沿うようにして且つ物品の幅方向に間隔を空けて複数列設置されるか、あるいは物品の幅方向に沿うようにして且つ物品の長手方向に間隔を空けて複数列設置されている、
ことを特徴とする体液吸収性物品。
【0011】
(作用効果)
本発明の吸収部材では、体液は体液透過性の部分を介して袋体内に滲入し、対応する隔室内の高吸収性ポリマーにより吸収される。体液を吸収した高吸収性ポリマーは膨張する。この際、区画が体液との接触により解除されるように構成されているため、ポリマーの膨張力が主因となってまたは補助的に作用して区画解除がなされることはあっても、膨張力のみによる区画解除はなされない。よって、当該膨張するポリマーは隔室の制約を超えて自由に膨張することができ、ポリマー相互の密着によるゲルブロッキングが効果的に防止される。
【0012】
また、本発明の吸収部材では、体液と未だ接触していない区画部分は解離しないので、高吸収性ポリマーはこれを超えて移動できず、自身が封入されている隔室内に拘束される。よって、例えば体液を全く吸収していない状態において、高吸収性ポリマーを袋体内の全体に偏り無く均一に分布させることができる。そしてこの高吸収性ポリマーの偏在防止作用によって、ポリマー相互の密着が低減されるため、前述の区画解除によるゲルブロッキング防止効果が更に向上する。
【0013】
さらに本発明の吸収部材では、高吸収性ポリマーは袋体内に移動自由に封入されており、吸収部材が傾斜すればその傾斜の下側に集合する。よって、例えば本発明の吸収性物品がおむつである場合に、これを装着した者が体を横に傾けた状態で排尿をしたとしても、その尿が傾斜に沿って下る先の位置には高吸収性ポリマーが集合するため、集中的かつ効率的な吸収が可能である。よって、本発明の体液吸収性物品では前後漏れや横漏れが生じ難いという利点ももたらされる。
【0014】
さらに本発明では、吸収部材が表面層及び防漏層間の体液吸収性部内に設けられているため、凹凸感のある吸収部材が肌と直接に接触せず、肌触りが良好となる利点がもたらされる。
【0015】
帯状の吸収部材を物品の長手方向に沿って複数列設置したときには、物品の長手方向の体液の拡散が促進される一方で物品幅方向の拡散が抑制される。反対に、吸収部材を物品の幅方向に沿って複数列設置したときには、物品の長手方向の体液の拡散が抑制される一方で物品幅方向の拡散が促進される。
【0016】
【0017】
【0018】
<請求項2記載の発明>
前記吸収部材は幅5cm以下の帯状をなし、かつ前記区画間隔が1〜5cmとされている、請求項1記載の体液吸収性物品。
【0019】
(作用効果)
かかる構成を具備していると、前述のゲルブロッキング防止作用を図る上で特に好ましい。
【0020】
<請求項3記載の発明>
前記袋体は、坪量が15〜30g/m2の繊維集合体からなる体液透過性シートにより形成されている、請求項1または2記載の体液吸収性物品。
【0021】
(作用効果)
膨潤する高吸収性ポリマーの袋体外へのハミ出しを防ぎ、かつコストを可能な限り低く抑えるためには、袋体を坪量が15〜30g/m2の体液透過性シートにより形成するのが望ましい。
【0022】
<請求項4記載の発明>
前記袋体の体液受入側面は体液透過性シートにより形成され、その反対側面は非体液透過性シートまたは難体液透過性シートにより形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の体液吸収性物品。
【0023】
(作用効果)
かかる構成とすることにより、体液が吸収部材を通過せずに袋体内において拡散移動し易くなり、より多量のポリマーと接触することにより効率的な吸収が可能となる。
【0024】
<請求項5記載の発明>
前記袋体の区画は、前記袋体の内面相互を体液解離性接着剤を用いて接着することによりなされている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の体液吸収性物品。
【0025】
(作用効果)
前述の区画解除による作用効果を発揮させるために、本発明ではかかる接着剤を好適に用いることができる。
【0026】
<請求項6記載の発明>
前記区画が解除された状態での一つの隔室に相当する部分の容積をVとし、その内部に封入される高吸収性ポリマーの重量をPとし、高吸収性ポリマーの生理食塩水飽和吸収時の密度をk=1とし、高吸収性ポリマーの生理食塩水飽和吸収時の膨潤倍率をBとしたとき、一つの隔室が下記式(1)で定まる重量Wの80〜110%の重さの高吸収性ポリマーを含むように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の体液吸収性物品。
W=k×V/B ・・・(1)
【0027】
(作用効果)
本請求項6記載の発明は、一つの隔室に封入する高吸収性ポリマーの好適な使用量を定めたものである。本発明は、区画が解除されることを前提とするが、あまりに多量の高吸収性ポリマーを使用すると、その膨潤により区画は解除するものの、さらなる膨潤によりポリマーが袋体内に密充填された状態となり、ゲルブロッキングを生じたり、あるいは袋体が破裂したりするおそれがある。一方、高吸収性ポリマーの使用量が少なすぎると、区画が解離しにくくなったり、吸収能力が低下したりする。
【0028】
しかるに高吸収性ポリマーの使用量を、使用するポリマーの膨潤倍率・隔室を考慮した袋体の容積・高吸収性ポリマーの飽和吸収時の密度を考慮した上記式(1)に基づいて、上記範囲に設定すると、十分な吸収能力および確実な区画の解除を可能としながらも、袋体の破裂やゲルブロッキングが起こり難くなる。
【0029】
なお、飽和吸収時密度k=1は、ゲルブロッキングを防止しつつも膨張力を確実に袋体に作用させることができる上限値である。換言すれば、上記式(1)における容積Vおよびポリマーの使用量は設計により、また膨潤倍率Bは設計により定める高吸収性ポリマーの種類によりそれぞれ任意に定めるものであるのに対し、飽和吸収時密度kはこれら他のパラメータに応じて一義的に定まるものであ。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながらさらに詳説する。
前述のように、本発明は使い捨ての紙おむつ、生理用ナプキンなどの体液吸収性物品一般に適用されるが、おむつ使用時(装着時)に背側の左右両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、これらをテープファスナー(粘着剤テープファスナー及び面ファスナーを含む)により接合するタイプのいわゆるテープ式紙おむつに対する適用例を説明すれば、パンツ型使い捨ておむつやパッド型使い捨て吸収性物品での実施の形態や、生理用ナプキンでの実施の形態も直ちに推測できると思われるので、後二者の例についてはその説明を省略する。
【0031】
(吸収性物品の基本的形態例)
本実施形態例に係る使い捨ておむつは、図1及び図2に示すように、身体の肌に面する側に設けられた液透過性の不織布、あるいは孔開きフィルムなどからなり、着用者の肌に直接触れる長方形の表面シート2、身体の肌から遠ざかる側に設けられたポリエチレンプラスチックフィルムなどからなる長方形の不透液性バックシートなどからなる防漏層3、および両者の間に設けられた体液吸収体20のみからなる体液吸収性部1を有する。
【0032】
さらに、防漏層3より裏面側たる製品の裏面側には、可撓性の外形シート4を有し、この外形シート4は1枚の不織布または複数枚の通気・撥水性の不織布を積層固定したものからなる。
【0033】
製品の両側部には、使用面側に突出する脚周り起立カフスC,Cがそれぞれ形成され、この起立カフスCは、実質的に幅方向に連続した起立シート8と、たとえば糸ゴムからなる一本のまたは複数本の伸縮部材9とにより構成されている。さらに詳細には、起立カフスCは、起立シート8を二重にして形成され、伸縮部材9を包んでホットメルト接着剤などにより固着した状態で形成されたものである。各起立カフスC,Cを形成する起立シート8は、透液性でなく不透液性もしくは疎水性であるのが望ましい。さらに、通気もしくは蒸気透過性を有しているのが望ましい。起立シート8の間に不透液性フィルムシートを挟み込み、さらに防漏性を高めることができる。
【0034】
二重の起立シート8の内面は、表面シート2及び外形シート4にホットメルト接着剤などにより固着されている。その結果、二重の起立シート8のこの固着始端は、起立カフスCの起立端を形成している。この起立端より先端側は、製品本体に固定されていない自由部分である。
【0035】
他方、二重の起立シート8の長手方向前後端部は、ホットメルト接着剤などにより、自由部分がその先端を物品の中央側に向かう状態で物品に、具体的には表面シート2外面に固定されている。左右の起立カフスC,Cで囲まれる空間は、尿または軟便の閉じ込め空間を形成する。この空間内に排尿されると、その尿は透液性表面シート2を通って体液吸収性部1内に吸収されるとともに、軟便の固形分については、起立カフスCがバリヤーとなり、その乗り越えが防止される。
【0036】
他方、前身頃及び後身頃の長手方向端部において、ウエスト部における外形シート4の不織布間に、ウエスト周りのフィット性を高めるために、ウエスト開口部の端縁に平行に間隔を置いて細い糸ゴムからなるウエスト伸縮部材10,10…を配置し、これらが伸縮するように伸長下にホットメルト接着剤などにより固定されている。ウエスト伸縮部材10,10…の間隔および本数は適宜定めることができるが、例えば間隔としては4〜8mm程度、本数としては3〜10本程度が好ましい。11は背側の左右両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、接合するためのテープファスナーである。
【0037】
(体液吸収性部について)
さて、本発明の体液吸収性部とは、身体の肌に面する側に設けられた液透過性の表面層と、身体の肌から遠ざかる側に設けられた防漏層との間にあって、表面層を通った体液を受け入れて吸収する部分である。したがって、この体液吸収性部の構成は、以下に説明する本発明の吸収部材を備える条件の下で、種々の形態及び形状を備えることができる。
【0038】
<体液吸収性部の第1の実施の形態>
図3及び図4に示すように、第1の実施の形態に係る体液吸収性部1は体液吸収体20のみからなり、この体液吸収体20は、体液が透過可能な使用面側シート21及び透液性または不透液性の裏面側シート22を有し、使用面側シート21と裏面側シート22とが製品の幅方向に間隔を置いた位置に長手方向に沿う固定部23を有し、隣接する固定部23,23の間が長手方向に沿うチャンネル空間24とされ、各チャンネル空間24,24…内に本発明の吸収部材25が設けられているものである。
【0039】
吸収部材25は、図5にも示すように、複数の隔室r,r…を有するように区画された密閉袋体26Bと、この袋体の隔室r,r…内に移動自由に封入された高吸収性ポリマー26Aとからなり、区画d,d…が体液との接触により解除されるように構成されたものである。
【0040】
本発明では、吸収部材25は帯状をなし、物品の長手方向に沿うようにして且つ物品の幅方向に間隔を空けて複数列設置されるか、あるいは物品の幅方向に沿うようにして且つ物品の長手方向に間隔を空けて複数列設置される。このため、吸収部材25の幅(すなわち袋体26Bの幅)は、平坦な状態で5cm以下、特に1〜2cm程度が好ましい。また、袋体26B内において高吸収性ポリマー26Aが偏在するのを防止する観点から、区画d,d…の間隔は1〜5cmとされているのが望ましい。
【0041】
特に製造が容易な形態としては、図示するように、一対の帯状シートst1,st2を重ねて、周縁部eのシート相互を、体液により解離しない、ホットメルト接着剤による接着、超音波溶着またはヒートシールにより接合するとともに、区画部位d,d…を後述する接合方法によって、袋体26Bの長手方向に所定の間隔をおいて形成する手法を提案する。図示しないが、一枚のシートの幅方向中央を折り、対応する端部相互を接合することにより袋体を形成することもできる。また、区画相互が平面的に交差する形態、例えば碁盤目状に形成することもできる。
【0042】
本発明の吸収部材25では、密閉袋体26Bの少なくとも一部は体液透過性とされる。従来の吸収性物品と同様の吸収機能(吸収速度と拡散性とのバランス等)を発揮させるためには、吸収部材25における少なくとも身体側(体液の排泄部位と面する側。以下同じ。)を体液透過性とする。この場合、袋体26Bの全体を体液透過性シートにより形成するか、或いは袋体26Bの体液受入側面(例えば図示例のシートst1の一部または全部)は体液透過性シートにより形成し、その反対側面(例えば図示例のシートst2の一部または全部)は非体液透過性シートまたは難体液透過性シートにより形成することができる。一方、吸収速度よりも拡散性を重視する場合には、吸収部材25の身体側を非−若しくは難−体液透過性とし、側部や裏面側(身体側と反対側)を体液透過性とすることもできる。
【0043】
また、本発明の吸収部材25では、袋体26Bの区画d,d…が体液との接触により解除される構成とされる。この区画dは、袋体26Bの内面相互を体液解離性接着剤を用いて接着することにより形成できる。体液解離性接着剤としては、ポリビニルアルコール、ポリアルキレンオキサイドなどを主成分とする水分散型ホットメルト接着剤や、でんぷんのり、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性接着剤を用いることができる。なお、本発明の用語「体液解離性接着剤」における「接着」とは一般的な意味での接着固定と粘着固定の両方を含むものである。
【0044】
さらに、袋体26B内に対する高吸収性ポリマー26Aの配置量としては、望まれる吸収能力に応じて適宜設定できるが、あまり多量に封入すると前述のとおりゲルブロッキングが発生したり袋体26Bが破裂したりする。したがって、区画rが解除された状態での一つの隔室rに相当する部分の容積をVとし、その内部に封入される高吸収性ポリマー26Aの重量をPとし、高吸収性ポリマー26Aの生理食塩水飽和吸収時の密度をk=1とし、高吸収性ポリマー26Aの生理食塩水飽和吸収時の膨潤倍率をBとしたとき、一つの隔室rが下記式(1)で定まる重量Wの80〜110%の重さの高吸収性ポリマーを含むようにするのが望ましい。
W=k×V/B ・・・(1)
これにより、換言すれば、予め高吸収性ポリマー26Aが膨潤してもゲルブロッキングが起こり難く、かつ十分な吸収能力が確保される等の利点がもたらされるような、袋体容積が予め確保される。
【0045】
この袋体26Bに用いる体液透過性シートとしては、特に縁部eをヒートシール接合することを考慮すると、坪量15〜20g/m2程度の繊維集合体シート、より具体的には熱可塑性合成繊維を含む坪量15〜20g/m2程度の液透過性親水性不織布(公知の、スパンボンド不織布、カードウエブを接着した不織布、メルトブローン不織布、それらの混成不織布等)や、合成パルプ(三井石油化学社製のSWPなど)を含む坪量15〜20g/m2程度のティッシュペーパーなどが好ましく使用できる。かかる坪量の繊維集合体シートを用いることにより、体液透過性が良好となるとともに、膨潤したポリマーが繊維間から食み出し難くなり、かつコストも低く抑えることができる。
【0046】
高吸収性ポリマー26Aは、この種の使い捨て吸収性物品において用いられる、自重のたとえば10〜20倍以上の体液を吸収して保持するものを使用できる。この例として、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などを挙げることができる。高吸収性ポリマーの吸収特性としては10秒間で10倍以上吸収し膨潤するものが望ましい。高吸収性ポリマー26Aは袋体26B内面に接着(粘着)させておくこともできる。ポリマー26Aの形態としては図示のような粒子状のものの他、繊維状のものも用いることができる。
【0047】
吸収部材25を得るに際しては、袋体26Bの形成とともにその内部に高吸収性ポリマー26Aを封入保持させた後、これを所定の幅及び長さに切断してたとえば全体的には帯状(リボン状)に形成したものとすることができる。
【0048】
そして、かかる吸収部材25を備えた体液吸収体20が体液吸収性部1内に配置されることにより、排液、たとえば尿が表面シート2を通り、使用面側シート21を通して袋体26Bに接触する。この体液は、袋体26Bに沿って拡散しながら体液透過性の部分を介して袋体26B内に滲入し、対応する隔室r内の高吸収性ポリマー26Aにより吸収される。体液を吸収した高吸収性ポリマー26Aは膨張する。この際、図6に示すように当該膨張するポリマー26Aの周囲にある区画dも体液と接触し、当該区画dが解除される。この解除はポリマー26Aの膨張力が主因となって若しくは補助的に作用して達成される場合もある。そしてかかる解除の結果、当該膨張するポリマー26Aは隔室rの制約を超えて自由に膨張することができ、ポリマー26A,26A相互の密着によるゲルブロッキングが効果的に防止されるのである。
【0049】
さらに、体液を吸収する前においては、区画dは解離しないので、高吸収性ポリマー26Aはこれを超えて移動できず、自身が封入されている隔室r内に拘束され、袋体26B内の全体に偏り無く保持される。この高吸収性ポリマー26Aの偏在防止作用によって、ポリマー26A,26A相互の密着が低減されるため、前述の区画解除によるゲルブロッキング防止効果が更に向上する。
【0050】
さらに、実施の形態のように、チャンネル空間24内に吸収部材25を設けると、体液はチャンネル空間24内を長手方向に沿って容易に拡散でき、更にゲルブロッキングを起こしにくくなる。また、製品の装着時、チャンネル空間24が緩衝部またはクッション部となり、肌に対する接触性が良好となる。
【0051】
<体液吸収性部の第2の実施の形態>
上記第1の形態のようにチャンネル空間24を設ける場合、チャンネル空間24の横断面形状、その数などは適宜選択できる。一つのチャンネル空間24内に吸収部材25を複数並べて設けることもできる(図示せず)。
【0052】
図7に示すように、体液吸収体20は、必要ならば2層以上に積層することもできる。この場合、上下層の吸収部材25の位置が半ピッチずれるように配置するのが望ましい。
【0053】
チャンネル空間24を形成するための使用面側シート21は液透過性である限り、その材質に限定はなく、たとえば不織布のほか孔開きフィルムなどによってもよい。この場合、高吸収性ポリマー26Aを透過させない程度の空隙を有するのが望ましい。使用面側シート21と接合する裏面側シート22としては、不織布、防漏シート、耐湿紙、吸収紙などから選ぶことができる。
【0054】
<体液吸収性部の第3の実施の形態>
本発明は、袋体26Bの内部に高吸収性ポリマー26Aを配置し、高吸収性ポリマー26Aを袋体26B内に確実に保持するものであるため、図8に示すように前述の形態における使用面側シート21及び裏面側シート22を省略することもできる。この場合、前述の体液吸収体20は形成されない。
【0055】
<変形形態>
他方、上記例は体液吸収性部1の存在を前提とするものであるが、本発明の吸収部材25はこれらを適宜省略した形態に対しても適用できるものである。例えば図9に示すように、表面シート2を省略することもできる。
【0056】
<吸収部材の固定形態>
吸収部材25は、物品、例えば裏面側シート22に対して、全体的、間欠的若しくは散点的、または任意の一箇所(例えば長手方向の一方の端部のみ)または複数箇所(例えば長手方向の両端のみ)を固定することができる。特に前述例のような帯状の吸収部材25の場合には裏面側シート22に対しこれと対峙する面を長手方向に間欠的に接着剤28(図3や図7参照)などにより固定するのが望ましく、広幅な吸収部材の場合には周縁部のみもしくは全面を固定したり、格子状に固定したりすることができる。
【0057】
<吸収部材の平面配置形態−その1>
図10に示す形態は、吸収部材25が、製品の長手方向(前後方向)に沿うように複数列配設されているものである。この形態において、図11に示すように、ゾーンZに排尿され、その尿が表面シート2を通して吸収部材25に接触すると、この体液は、主に帯状袋体26Bの長手方向に沿って拡散しながら体液透過性の部分を介して袋体26B内に滲入し、対応する隔室r内の高吸収性ポリマー26Aにより吸収される。体液を吸収した高吸収性ポリマー26Aは膨張する。この際、当該膨張するポリマー26Aの周囲にある区画dも体液と接触し、当該区画dが解除される。図12に斜線で示す範囲が解除部分である(断面は図6参照)。この解除はポリマー26Aの膨張力が主因となって若しくは補助的に作用して達成される場合もある。そしてかかる解除の結果、当該膨張するポリマー26Aは隔室rの制約を超えて自由に膨張することができ、ポリマー26A,26A相互の密着によるゲルブロッキングが効果的に防止されるのである。
【0058】
<吸収部材の平面配置形態−その2>
他方、図12に示す形態は、チャンネル空間24及び吸収部材25を製品の幅方向に沿って配設したものである。
【0059】
<吸収部材の平面配置形態−その3>
図13(吸収部材25を製品長手方向に沿って配設した例)及び図14(吸収部材25を製品幅方向に沿って配設した例)に示すように、物品の長手方向一方側から延在する複数の吸収部材25と、他方側から排泄領域arまで延在する複数の吸収部材25とを排泄領域arにおいてのみラップするように配置することもできる。この場合、各吸収部材25を排泄領域arに集中的に配置できるとともに、各吸収部材25の長さを短くすることができ、材料コストを低減することができる。
【0060】
【0061】
【0062】
<吸収部材における高吸収性ポリマー配置形態>
本発明の吸収部材では、隔室r,r…の全てに高吸収性ポリマー26Aを封入する形態が好ましいが、高吸収性ポリマー26Aの膨潤倍率が大きい場合など必要に応じて、隔室1個若しくは複数個おきなど、適宜空室を設けることができる。
【0063】
(その他の形態)
上記の体液吸収体20を有する実施の形態では、体液吸収体20は、表面シート2の下に配置してある。しかし、使用面側シート21と裏面側シート22との間に吸収部材25を配置した形態などにおいては、使用面側シート21そのものが体液を透過するから、使用面側シート21そのものを本発明で言う「表面層」とすることができ、すなわち表面シート2を省略することができる。
【0064】
上記各例では、吸収部材25を使用面側シート21と裏面側シート22とで形成されるチャンネル空間24内に配置したものであるが、本発明においては、吸収部材25を備える限り、チャンネル空間24内に配置することに限定されることなく、配置位置は適宜選択できる。
【0065】
現在市販の紙おむつでは、綿状パルプ(フラッフパルプ)を主体とし、ある程度の剛性を有する(半剛性の)長方形の吸収コアをクレープ紙で包むなどして形成した非区画吸収部材が、体液吸収性部内に備え付けられている。本発明では、この非区画吸収部材とともに本発明の区画吸収部材25を設けることができ、この場合区画吸収部材25は、非区画吸収部材の内外の適宜の位置、具体的には、表面シートとクレープ紙との間、クレープ紙と吸収コアとの間、吸収コアの内部、クレープ紙と防漏層との間の部位、あるいは非区画吸収部材の間や周囲などに配置することができる(図示せず)。
【0066】
本発明においては隔室r内に対して高吸収ポリマー26Aとともに綿状パルプ等の他の吸収性材料を封入することができる。
【0067】
【実施例】
以下、実施例を示して本発明の効果を明らかにする。
(共通事項)
各例毎に、幅4cm、長さ60cm、区画間隔5cmの、隔室を有する袋体を3列並べて不透液性シート上に配置し、試験サンプルとした。各例において、全ての隔室内に膨潤倍率50倍の高吸収性ポリマーを封入した。袋体の上から50g/cm2の荷重を加えた状態で、中央の袋体の長手方向中央位置(後述の図15及び図16に×印で示した位置)に、200mlの人工尿を20分間隔で3回、合計600ml注入し、人工尿の濡れ広がりを観察した。
【0068】
(実施例1,2)
実施例1では、前述の式1で定まる高吸収性ポリマー量Wの80%の量の高吸収性ポリマーを、実施例2ではWの110%の量の高吸収性ポリマーをそれぞれ各隔室内に封入した。また両例ともに水分散型の解離性ホットメルト接着剤を用いて区画を形成した。
【0069】
(比較例1〜3)
比較例1は実施例1と、及び比較例2は実施例2とそれぞれ同じ量の高吸収性ポリマーを用いたが、区画はヒートシールにより行い解除されないように構成した。また、比較例3は、区画を設けないものとし、その他は実施例と同様とした。
【0070】
(観察結果)
実施例1および実施例2においては、図15に示すように人工尿は袋体26B内外を介して主に長手方向に濡れ広がり、これに伴い区画d1が解除され、全体的には領域z1で示すように略円状にバランス良く濡れ広がった。また人工尿吸収領域z1では、袋体26Bの横断面が横方向を長軸とする楕円状に膨張した。この濡れ広がり方は及び膨張形状は、区画を設けない比較例3と略同じであった。
【0071】
比較例1及び比較例2では、図16に示すように、人工尿吸収領域においても袋体26B2の区画d2が解除されず、横断面が略円形にまで膨張した。このためゲルブロッキングが発生し袋体26B2内における濡れ広がりが殆どみられなかった。また、当初は袋体26B2間の部分を通り長手方向にある程度まで拡散すると思われたが、実際には、解除されていない区画d2が円形横断面部と比べて低いこともあって、領域z2及び矢印で示すように、長手方向に濡れ広がるよりも先に、当該区画d2部分を通じての幅方向の濡れ広がりが支配的となり、横漏れしてしまった。
【0072】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の吸収部材では、体液を吸収した高吸収性ポリマーが膨張するとともに、当該膨張するポリマーの周囲にある区画部分が体液と接触することで解除されるため、当該膨張するポリマーは隔室の制約を超えて自由に膨張することができ、ポリマー相互の密着によるゲルブロッキングが効果的に防止される。
また、本発明の吸収部材では、体液と未だ接触していない区画部分は解離しないので、高吸収性ポリマーはこれを超えて移動できず、自身が封入されている隔室内に拘束されるため、高吸収性ポリマーを袋体内の全体にわたり、偏り無く均一に分布させることができ、もってゲルブロッキング防止効果を更に向上させることができる。
【0073】
さらに本発明の吸収部材では、高吸収性ポリマーは袋体内に移動自由に封入されており、吸収部材が傾斜すればその傾斜の下側に集合する。よって、例えば本発明の吸収性物品がおむつである場合に、これを装着した者が体を横に傾けた状態で排尿をしたとしても、その尿が傾斜に沿って下る先の位置には高吸収性ポリマーが集合するため、集中的かつ効率的な吸収が可能である。よって、本発明の体液吸収性物品では前後漏れや横漏れが生じ難いという利点ももたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使い捨て紙おむつの展開状態平面図である。
【図2】その要部縦断面図である。
【図3】体液吸収性部の詳細縦断面図である。
【図4】好ましい体液吸収体の斜視図である。
【図5】吸収部材の斜視図である。
【図6】体液吸収状態を示す縦断面図である。
【図7】他の体液吸収性部の詳細縦断面図である。
【図8】別の体液吸収性部の詳細縦断面図である。
【図9】他の体液吸収性部の詳細縦断面図である。
【図10】吸収部材の平面配置形態を示す、使い捨て紙おむつの展開状態平面図である。
【図11】体液吸収状態を示す、使い捨て紙おむつの展開状態平面図である。
【図12】他の吸収部材の平面配置形態を示す、使い捨て紙おむつの展開状態平面図である。
【図13】別の吸収部材の平面配置形態を示す、使い捨て紙おむつの展開状態平面図である。
【図14】他の吸収部材の平面配置形態を示す、使い捨て紙おむつの展開状態平面図である。
【図15】実施例の観察結果を示す平面図である。
【図16】比較例の観察結果を示す平面図である。
【符号の説明】
1…体液吸収性部、2…表面シート(表面層)、3…防漏層、4…外形シート、20…体液吸収体、21…使用面側シート、22…裏面側シート、23…固定部、24…チャンネル空間、25…吸収部材、26A…高吸収性ポリマー、26B…袋体、28…接着剤、r…隔室、Z…排尿部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bodily fluid absorbent article such as disposable disposable diapers and sanitary napkins that absorb bodily fluids.
[0002]
[Prior art]
This kind of bodily fluid absorbent article basically has a liquid-permeable surface layer provided on the side facing the skin of the body, a leak-proof layer provided on the side away from the skin of the body, and a gap between them. It has a provided body fluid absorbent part.
[0003]
In this case, various configurations of the body fluid-absorbing part are known, but as an absorbent material, a high-absorbent polymer, cotton-like pulp (fluff pulp), mainly absorbent paper such as crepe paper, In general, a superabsorbent polymer dispersed in cotton-like pulp or a layered structure thereof is used. With the recent development of superabsorbent polymer technology, it is possible to form a thinner body fluid-absorbing part, thus improving the fit of the absorbent part of the product to the body and reducing the leakage.
[0004]
The improvement in the absorption characteristics of this product has become a demand for consumers to develop a new product that is thin but has a large absorption capacity and can withstand long wear.
[0005]
However, in order to satisfy this requirement, for example, in the case of urine, the bodily fluid-absorbing part must absorb all of the urine output multiple times. However, every time urination is repeated, the absorption rate of the body fluid-absorbing part is slowed down, and in particular, body fluid is often not absorbed up to the longitudinal end of the body fluid-absorbing part. This is because the body fluid is not sufficiently diffused in the longitudinal direction (longitudinal direction of the product), and so-called gel blocking phenomenon occurs in which expansion wetting is inhibited by swelling of the superabsorbent polymer.
[0006]
As a technique for solving these phenomena, techniques such as Special Table 2000-510031 and Special Table 2000-510033 that help wet spreading in the vertical direction, Special Table 2000-510031, Special Table 2000-510033, etc. Techniques for preventing gel blocking of a superabsorbent polymer, a shape of the superabsorbent polymer, a device for incorporation, a method for securing a space that swells by wetting, and the like have been proposed.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, whichever method is used, the diffusion of the body fluid in the longitudinal direction is insufficient, which is not a sufficient solution.
[0008]
Therefore, the main problem of the present invention is to provide a body fluid absorbent article that suppresses the so-called gel blocking phenomenon in which expansion wetting due to swelling of the superabsorbent polymer is inhibited, and the function of the superabsorbent polymer is fully exhibited. There is.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
When the present inventors diligently researched, the swelling and movement of the superabsorbent polymer were suppressed by the cotton-like pulp containing the superabsorbent polymer, and the superabsorbent polymers were brought into close contact with each other, which contributed to gel blocking. Turned out to be.
[0010]
The present invention takes measures against gel blocking from such a viewpoint, and is as follows.
<Invention of
This body fluid has a liquid-permeable surface layer provided on the side facing the skin of the body, a leak-proof layer provided on the side away from the skin of the body, and a body fluid-absorbing part provided between the two. An absorbent article in which an absorbent member is installed in the absorbent part,
The absorbent member includes a sealed bag body that is at least partially permeable to body fluid and partitioned so as to have a plurality of compartments, and a superabsorbent polymer that is freely moved and enclosed in the compartments of the bag body. becomes, Ri strip der configured to be released by contact of said compartment and body fluid, and
The absorbent members are arranged in a plurality of rows along the longitudinal direction of the article and at intervals in the width direction of the article, or are arranged along the width direction of the article and at intervals in the longitudinal direction of the article. Multiple rows are installed,
A bodily fluid absorbent article characterized by the above.
[0011]
(Function and effect)
In the absorbent member of the present invention, body fluid penetrates into the bag through the body fluid permeable portion and is absorbed by the superabsorbent polymer in the corresponding compartment. The superabsorbent polymer that has absorbed the body fluid swells. At this time, since the partition is configured to be released by contact with the body fluid, the expansion force of the polymer may be released due to the main cause or the auxiliary action of the polymer. No decommissioning will be done by only. Therefore, the expanding polymer can freely expand beyond the constraint of the compartment, and gel blocking due to the close contact between the polymers is effectively prevented.
[0012]
Further, in the absorbent member of the present invention, the partition portion that is not yet in contact with the body fluid does not dissociate, so the superabsorbent polymer cannot move beyond this and is constrained in the compartment in which it is sealed. Therefore, for example, in a state in which no body fluid is absorbed, the superabsorbent polymer can be uniformly distributed throughout the bag. And since the adhesion between the polymers is reduced by the uneven distribution preventing action of the superabsorbent polymer, the gel blocking preventing effect by the above-described partition release is further improved.
[0013]
Furthermore, in the absorbent member of the present invention, the superabsorbent polymer is enclosed in the bag so as to move freely. If the absorbent member is inclined, it collects on the lower side of the inclination. Therefore, for example, when the absorbent article of the present invention is a diaper, even if a person wearing the diaper urinates with the body tilted sideways, the position where the urine goes down along the tilt is high. Since the absorbent polymer aggregates, intensive and efficient absorption is possible. Therefore, in the bodily fluid absorbent article of the present invention, there is an advantage that front-rear leakage and side leakage hardly occur.
[0014]
Furthermore, in the present invention, since the absorbent member is provided in the body fluid absorbent portion between the surface layer and the leak-proof layer, the uneven absorbent member does not come into direct contact with the skin, providing an advantage that the touch is good. .
[0015]
When a plurality of rows of strip-shaped absorbent members are installed along the longitudinal direction of the article, diffusion of body fluid in the longitudinal direction of the article is promoted while diffusion in the article width direction is suppressed. Conversely, when the absorbent members are arranged in a plurality of rows along the width direction of the article, diffusion of body fluid in the longitudinal direction of the article is suppressed while diffusion in the article width direction is promoted.
[0016]
[0017]
[0018]
<Invention of
The absorbing member without the strip less than the width 5 cm, and the compartments interval is a 1 to 5 cm, according to
[0019]
(Function and effect)
It is particularly preferable to have such a configuration in order to achieve the above-described gel blocking prevention effect.
[0020]
<Invention of
The bag has a basis weight are formed by a body fluid permeable sheet comprising a
[0021]
(Function and effect)
In order to prevent the swollen superabsorbent polymer from sticking out of the bag body and keep the cost as low as possible, the bag body is formed of a body fluid permeable sheet having a basis weight of 15 to 30 g / m 2. desirable.
[0022]
<Invention of
Fluid receiving side of the bag is formed by fluid-permeable sheet, the opposite side is formed by a non-fluid permeable sheet or hardly fluid permeable sheet, according to any one of
[0023]
(Function and effect)
By adopting such a configuration, it becomes easy for the body fluid to diffuse and move in the bag without passing through the absorbing member, and efficient absorption becomes possible by contacting with a larger amount of polymer.
[0024]
<Invention of Claim 5 >
The body fluid absorbent article according to any one of
[0025]
(Function and effect)
In order to exert the operational effect by the above-described partition cancellation, such an adhesive can be suitably used in the present invention.
[0026]
<Invention of
The volume of a portion corresponding to one compartment with the compartment released is V, the weight of the superabsorbent polymer enclosed therein is P, and when the superabsorbent polymer is saturated with physiological saline, Where k = 1 and the swelling ratio of the superabsorbent polymer at the time of saturated saline absorption is B, the weight of one compartment is 80 to 110% of the weight W determined by the following formula (1) that it is configured to include a high-absorbent polymer, the body fluid absorbent article according to any one of claims 1-5.
W = k × V / B (1)
[0027]
(Function and effect)
The invention according to
[0028]
However, the amount of the superabsorbent polymer used is based on the above formula (1) in consideration of the swelling ratio of the polymer used, the volume of the bag considering the compartment, and the density at the time of saturated absorption of the superabsorbent polymer. When the range is set, the bag body is hardly ruptured or gel blocking is difficult to occur while allowing sufficient absorption capability and reliable release of the compartment.
[0029]
The saturated absorption density k = 1 is an upper limit value that allows the expansion force to act reliably on the bag body while preventing gel blocking. In other words, the volume V and the amount of polymer used in the above formula (1) are determined by design, and the swelling ratio B is arbitrarily determined by the type of superabsorbent polymer determined by design. The density k is uniquely determined according to these other parameters.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
As described above, the present invention is generally applied to bodily fluid absorbent articles such as disposable paper diapers and sanitary napkins, but when the diaper is used (when worn), the left and right sides on the back side are brought into the left and right sides on the abdomen side. The application examples for so-called tape-type paper diapers in which these are joined by tape fasteners (including adhesive tape fasteners and hook-and-loop fasteners) will be described. Embodiments of pants-type disposable diapers and pad-type disposable absorbent articles Since the embodiment of the sanitary napkin can be estimated immediately, the description of the latter two examples will be omitted.
[0031]
(Example of basic form of absorbent article)
As shown in FIGS. 1 and 2, the disposable diaper according to this embodiment is composed of a liquid-permeable nonwoven fabric or a perforated film provided on the side facing the skin of the body, and is applied to the wearer's skin. A
[0032]
Further, a flexible
[0033]
Standing cuffs C and C are formed on both sides of the product so as to protrude toward the use surface side. The standing cuffs C are formed of a standing
[0034]
The inner surface of the
[0035]
On the other hand, the longitudinal front and rear end portions of the
[0036]
On the other hand, at the longitudinal ends of the front body and the back body, between the nonwoven fabrics of the
[0037]
(About body fluid absorption part)
Now, the bodily fluid-absorbing part of the present invention is between a liquid-permeable surface layer provided on the side facing the body skin and a leak-proof layer provided on the side away from the body skin, The part that receives and absorbs bodily fluids that have passed through the layers. Therefore, the configuration of the body fluid-absorbing part can have various forms and shapes under the conditions including the absorbing member of the present invention described below.
[0038]
<First Embodiment of Body Fluid Absorbing Part>
As shown in FIGS. 3 and 4, the bodily fluid
[0039]
As shown in FIG. 5, the absorbing
[0040]
In the present invention , the
[0041]
As a form that is particularly easy to manufacture, as shown in the figure, a pair of belt-like sheets st1, st2 are overlapped, and the sheets on the peripheral edge e are not separated from each other by body fluids. Adhesion with a hot melt adhesive, ultrasonic welding, or heat A method is proposed in which the partition portions d, d... Are formed at predetermined intervals in the longitudinal direction of the
[0042]
In the
[0043]
Further, in the
[0044]
Furthermore, the amount of the
W = k × V / B (1)
In other words, the bag volume is secured in advance so that gel blocking is unlikely to occur even if the
[0045]
As the body fluid permeable sheet used for the
[0046]
As the
[0047]
In obtaining the
[0048]
And the
[0049]
Furthermore, since the compartment d is not dissociated before the body fluid is absorbed, the
[0050]
Furthermore, when the absorbing
[0051]
<Second Embodiment of Body Fluid Absorbing Part>
When the
[0052]
As shown in FIG. 7, the
[0053]
As long as the use
[0054]
<Third Embodiment of Body Fluid Absorbing Part>
In the present invention, the
[0055]
<Deformation>
On the other hand, although the said example presupposes presence of the bodily fluid
[0056]
<Fixing form of absorbent member>
The
[0057]
<Plane arrangement form of absorbing member-
In the form shown in FIG. 10, the
[0058]
<Plane arrangement form of absorbing member-
On the other hand, the embodiment shown in FIG. 12, Oh Ru than along the
[0059]
<Plane arrangement form of absorbent member-
As shown in FIG. 1 3 (an example in which the
[0060]
[0061]
[0062]
<Superabsorbent polymer arrangement form in absorbent member>
In the absorbent member of the present invention, a form in which the
[0063]
(Other forms)
In the embodiment having the
[0064]
In each of the above examples, the absorbing
[0065]
Non-compartmental absorbent members that are formed by wrapping crepe paper with a semi-rigid rectangular absorbent core, which is mainly made of cotton-like pulp (fluff pulp) and wrapped to some extent, is a body fluid-absorbing material. It is provided in the department. In the present invention, the partition
[0066]
In the present invention, other absorbent materials such as cotton pulp can be enclosed together with the
[0067]
【Example】
Hereinafter, the effects of the present invention will be clarified by showing examples.
(Common subject matter)
For each example, three rows of bags having compartments having a width of 4 cm, a length of 60 cm, and a spacing of 5 cm were arranged on a liquid-impervious sheet to prepare a test sample. In each example, a superabsorbent polymer having a swelling ratio of 50 times was enclosed in all the compartments. In a state where a load of 50 g / cm 2 is applied from the top of the bag body, 20 ml of 200 ml of artificial urine is placed at the center position in the longitudinal direction of the central bag body (the position indicated by x in FIGS. 15 and 16 described later). A total of 600 ml was injected three times at minute intervals, and the wet spread of the artificial urine was observed.
[0068]
(Examples 1 and 2)
In Example 1, a superabsorbent polymer having an amount of 80% of the superabsorbent polymer amount W determined by the above-described
[0069]
(Comparative Examples 1-3)
Comparative Example 1 used Example 1 and Comparative Example 2 used the same amount of superabsorbent polymer as Example 2, but the compartments were configured so as not to be released by heat sealing. In Comparative Example 3, no compartment was provided, and the others were the same as in the Example.
[0070]
(Observation results)
In Example 1 and Example 2, as shown in FIG. 15 , the artificial urine spreads mainly in the longitudinal direction through the inside and outside of the
[0071]
In Comparative Example 1 and Comparative Example 2, as shown in FIG. 16 , the section d2 of the bag body 26B2 was not released even in the artificial urine absorption region, and the transverse section expanded to a substantially circular shape. For this reason, gel blocking occurred and almost no wetting and spreading within the bag body 26B2. In addition, although it was thought that it initially diffused to some extent in the longitudinal direction through the portion between the bag bodies 26B2, in reality, the unreleased section d2 may be lower than the circular cross section, and the regions z2 and As indicated by the arrow, the wet spread in the width direction through the section d2 dominates before the wet spread in the longitudinal direction, causing side leakage.
[0072]
【The invention's effect】
As described above, in the absorbent member of the present invention, the superabsorbent polymer that has absorbed the body fluid expands, and the partition portion around the expanding polymer is released by contact with the body fluid. Can expand freely beyond the restrictions of the compartment, and gel blocking due to the close contact between the polymers is effectively prevented.
Further, in the absorbent member of the present invention, since the partition portion that has not yet contacted the body fluid does not dissociate, the superabsorbent polymer cannot move beyond this, and is restrained in the compartment in which it is enclosed, The superabsorbent polymer can be uniformly distributed throughout the bag body, and the gel blocking prevention effect can be further improved.
[0073]
Furthermore, in the absorbent member of the present invention, the superabsorbent polymer is enclosed in the bag so as to move freely. If the absorbent member is inclined, it collects on the lower side of the inclination. Therefore, for example, when the absorbent article of the present invention is a diaper, even if a person wearing the diaper urinates with the body tilted sideways, the position where the urine goes down along the tilt is high. Since the absorbent polymer aggregates, intensive and efficient absorption is possible. Therefore, in the bodily fluid absorbent article of the present invention, there is an advantage that front-rear leakage and side leakage hardly occur.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a developed plan view of a disposable paper diaper.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of an essential part thereof.
FIG. 3 is a detailed longitudinal sectional view of a body fluid absorbent part.
FIG. 4 is a perspective view of a preferred body fluid absorber.
FIG. 5 is a perspective view of an absorbing member.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing a body fluid absorption state.
FIG. 7 is a detailed longitudinal sectional view of another bodily fluid absorbing part.
FIG. 8 is a detailed longitudinal sectional view of another bodily fluid absorbent part.
FIG. 9 is a detailed longitudinal sectional view of another body fluid absorbing portion.
FIG. 10 is a developed plan view of a disposable paper diaper showing a planar arrangement form of the absorbing member.
FIG. 1 1 is a developed state plan view of a disposable paper diaper showing a body fluid absorption state.
FIG. 1 2 is a developed state plan view of a disposable paper diaper showing a planar arrangement form of another absorbent member.
FIG. 1 3 is a developed state plan view of a disposable paper diaper showing a planar arrangement form of another absorbent member.
[1 4] shows a plan arrangement of other absorbent member is a developed state plan view of a disposable paper diaper.
Figure 1 5 is a plan view showing the observation result of Example.
FIG. 16 is a plan view showing an observation result of a comparative example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記吸収部材は、少なくとも一部が体液透過性とされ且つ複数の隔室を有するように区画された密閉袋体と、この袋体の隔室内に移動自由に封入された高吸収性ポリマーとからなり、前記区画が体液との接触により解除されるように構成された帯状部材であり、かつ
この吸収部材が、物品の長手方向に沿うようにして且つ物品の幅方向に間隔を空けて複数列設置されるか、あるいは物品の幅方向に沿うようにして且つ物品の長手方向に間隔を空けて複数列設置されている、
ことを特徴とする体液吸収性物品。 This body fluid has a liquid-permeable surface layer provided on the side facing the skin of the body, a leak-proof layer provided on the side away from the skin of the body, and a body fluid-absorbing part provided between the two. An absorbent article in which an absorbent member is installed in the absorbent part,
The absorbent member includes a sealed bag body that is at least partially permeable to body fluid and partitioned so as to have a plurality of compartments, and a superabsorbent polymer that is freely moved and enclosed in the compartments of the bag body. becomes, Ri strip der configured to be released by contact of said compartment and body fluid, and
The absorbent members are arranged in a plurality of rows along the longitudinal direction of the article and at intervals in the width direction of the article, or are arranged along the width direction of the article and at intervals in the longitudinal direction of the article. Multiple rows are installed,
A bodily fluid absorbent article characterized by the above.
W=k×V/B ・・・(1)The volume of a portion corresponding to one compartment with the compartment released is V, the weight of the superabsorbent polymer enclosed therein is P, and when the superabsorbent polymer is saturated with physiological saline, Where k = 1 and the swelling ratio of the superabsorbent polymer at the time of saturated saline absorption is B, the weight of one compartment is 80 to 110% of the weight W determined by the following formula (1) that it is configured to include a high-absorbent polymer, the body fluid absorbent article according to any one of claims 1-5.
W = k × V / B (1)
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