JP2004120586A - 通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法 - Google Patents

通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法 Download PDF

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Takayuki Nakano
中野 隆之
Tomoaki Minamida
南田 智昭
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Abstract

【課題】通信端末装置において、送受信タイミングが異常な基地局を除外して基準タイミングを設定することにより、通信不能な状態に陥ることを防ぐこと。
【解決手段】タイミング抽出部104は、各基地局からの受信タイミングより各基地局間の受信タイミング差を算出し、算出した受信タイミング差を異常判定部105へ出力する。異常判定部105は、受信タイミング差と規定時間幅とを比較し、受信タイミング差が全ての基地局について規定時間幅以上である基地局を異常な基地局であるものと判定する。基準タイミング設定部107は、異常判定部105にて異常であると判定された基地局を除外した正常な基地局のみを用いて基準タイミングを設定する。送信部106は、基準タイミング設定部107にて設定したタイミングで送信信号を出力する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局の異常を検出した場合には、基準タイミング若しくは基準周波数を設定する際に異常な基地局を除外または補正する通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体通信システムでは、サービスエリアを複数の基地局で覆う方法(セル構成)が用いられている。符号分割多元接続(CDMA)方式を用いた移動体通信システムでは、図21に示すように、移動機2101の移動によるセル切り替え(ハンドオーバ)の際に、同時に複数のセルの基地局2102−1〜2102−3と通信を行う方法(ソフトハンドオーバ)を用いることができる(例えば、特許文献1参照。)。ソフトハンドオーバの際には、移動機2101は、同時に複数の基地局2102−1〜2102−3からの信号を受信する必要があるため、これらの基地局からの下り信号の受信タイミングが揃っていることが望ましい。このため、何らかの方法で基地局間の送信タイミングを合わせている。なお、基地局2102−1〜2102−3は、制御局2103によって制御されて移動機2101と通信を行う。
【0003】
このような移動体通信システムは、移動機2101において各基地局2102−1〜2102−3の受信タイミングを抽出する。そして、移動機2101が複数の基地局2102−1〜2102−3と送受信を行う際には、移動機2101は、いずれかの基地局2102−1〜2102−3からの受信タイミングに合わせて基準タイミングを設定し、設定した基準タイミングを用いて複数の基地局2102−1〜2102−3と送受信を行う。
【0004】
【特許文献1】
米国特許5,101,501号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置においては、ある基地局が故障等して送信タイミングが規定値を超えている場合に、移動機が、そのような基地局の受信タイミングを用いて基準タイミングを設定すると、故障していない正常な基地局との通信における品質が劣化してしまうか若しくは通信が不能になるという問題がある。
【0006】
また、ある基地局が故障等して基準周波数が規定値を超えている場合に、移動機が、そのような基地局を基準周波数制御の対象とすると、故障していない正常な基地局との通信における品質が劣化してしまうか若しくは通信が不能になるという問題がある。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、異常な基地局を除外して正常な基地局に基づいて通信の際の基準値を設定するので、通信品質の劣化若しくは通信不能な状態に陥ることを防ぐことができる通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信端末装置は、複数の基地局からの受信信号より基地局固有パラメータを算出するパラメータ算出手段と、前記基地局固有パラメータより各基地局間の基地局固有パラメータ差を求めるパラメータ差算出手段と、前記基地局固有パラメータ差がしきい値未満の場合は送受信タイミングが正常な正常基地局と判定し、前記基地局固有パラメータ差が前記しきい値以上の場合は送受信タイミングが異常な異常基地局と判定する基地局判定手段と、前記正常基地局の受信信号より通信基準パラメータを設定して前記通信基準パラメータに基づいて複数の基地局と通信を行う通信手段と、を具備する構成を採る。
【0009】
この構成によれば、基地局固有パラメータ差がしきい値以上である場合は、異常な基地局であるものと判定し、異常な基地局を除外して正常な基地局に基づいて通信の際の基準値を設定するので、通信品質の劣化若しくは通信不能な状態に陥ることを防ぐことができる。
【0010】
本発明の通信端末装置における前記基地局固有パラメータは、各基地局の受信タイミングであり、前記基地局固有パラメータ差は、各基地局間の受信タイミング差であり、前記通信基準パラメータは、送受信の基準となる基準タイミングである構成を採る。
【0011】
この構成によれば、各基地局の受信タイミング差がしきい値以上である場合は、異常な基地局であるものと判定し、異常な基地局を除外した正常な基地局のみを用いて基準タイミングを設定するので、誤って基準タイミングを設定することによる通信品質の劣化若しくは通信不能な状態に陥ることを防ぐことができる。
【0012】
本発明の通信端末装置における前記基地局固有パラメータは、前記受信タイミングに基づいて各基地局までの推定距離より求めた伝搬遅延時間を差し引いた推定基地局送信タイミングであり、前記基地局固有パラメータ差は、各基地局間の前記推定基地局送信タイミング差であり、前記通信基準パラメータは、送受信の基準となる基準タイミングである構成を採る。
【0013】
この構成によれば、推定基地局送信タイミング差を用いて異常な基地局が存在するか否かを判定するため、通信端末装置の移動による影響を除いたしきい値を設定することができ、基地局の判定精度を高くすることができる。
【0014】
本発明の通信端末装置における受信信号と現在設定されている受信基準周波数とから各基地局の周波数を算出するオフセット値算出手段を有し、前記基地局固有パラメータは、前記周波数であり、前記基地局固有パラメータ差は、各基地局間の前記周波数差であり、前記通信基準パラメータは、送受信の基準となる基準周波数である構成を採る。
【0015】
この構成によれば、異常と判定された基地局を基準周波数調整の制御対象から除外することができるので、誤って基準周波数を設定することによる通信品質劣化若しくは通信不能な状態に陥ることを防ぐことができる。
【0016】
本発明の通信端末装置における前記基地局固有パラメータは、第1の基準時刻に対する各基地局の受信タイミング及び前記第1の基準時刻から所定時間経過した第2の基準時刻に対する各基地局の受信タイミングであり、前記基地局固有パラメータ差は、基地局毎の前記第1の基準時刻における前記受信タイミングと前記第2の基準時刻における受信タイミングとの差であり、前記通信基準パラメータは、送受信の基準となる基準タイミングである構成を採る。
【0017】
この構成によれば、異常な基地局を除外した正常な基地局のみを用いて基準タイミングを設定するので、誤った基準タイミングを設定することによる通信品質の劣化若しくは通信不能な状態に陥ることを防ぐことができる。
【0018】
本発明の通信端末装置は、前記異常基地局を通知する通知手段を有する構成を採る。
【0019】
この構成によれば、異常基地局を通知するので、この通知により制御局にて異常基地局を知ることができ、異常基地局を補正するか若しくは修理する等の対策をとることができる。
【0020】
本発明の制御局は、基地局が通信端末装置と通信を行う際の基準となる通信基準パラメータを生成する通信基準パラメータ生成手段と、通信端末装置において送受信タイミングが異常な異常基地局及び前記異常基地局と前記異常基地局以外の基地局との基地局固有パラメータ差を受信信号より抽出する基地局情報抽出手段と、前記異常基地局の前記基地局固有パラメータ差が所定の範囲に収まるように前記通信基準パラメータを補正して前記異常基地局へ出力する通信基準パラメータ補正手段と、を具備する構成を採る。
【0021】
また、本発明の制御局における前記基地局固有パラメータ差は、通信端末装置における各基地局から送信された送信信号の受信タイミング差であり、前記通信基準パラメータは、基地局の送受信タイミングの基準となる基準タイミングである構成を採る。
【0022】
また、本発明の制御局における前記基地局固有パラメータ差は、通信端末装置にて検出した各基地局の送信周波数差であり、前記通信基準パラメータは、基地局の動作周波数の基準となる基準周波数である構成を採る。
【0023】
また、本発明の制御局における前記基地局固有パラメータ差は、第1の基準時刻に対する通信端末装置における各基地局の受信タイミングと前記第1の基準時刻から所定時間経過した第2の基準時刻に対する通信端末装置における各基地局の受信タイミングとの基地局毎の差であり、前記通信基準パラメータは、基地局の送受信タイミングの基準となる基準タイミングである構成を採る。
【0024】
これらの構成によれば、通信端末装置より異常な基地局を通知してもらい、この通知に基づいて基準タイミング若しくは基準周波数を補正して異常基地局を制御するので、通信品質の劣化若しくは通信不能な状態に陥ることを防ぐことができ、セル毎に正常な基地局を確保することができて通信品質を良好にすることができるとともに異常な基地局をその都度修理する手間を省くことができる。
【0025】
本発明の異常基地局検出方法は、複数の基地局からの受信信号より受信タイミングを抽出する工程と、前記受信タイミングより各基地局間の受信タイミング差を求める工程と、前記受信タイミング差がしきい値未満の場合は送受信タイミングが正常な基地局と判定するとともに前記受信タイミング差が前記しきい値以上の場合は送受信タイミングが異常な基地局と判定する工程と、を具備することである。
【0026】
この方法によれば、受信タイミング差がしきい値以上である場合は、異常な基地局であるものと判定し、異常な基地局を検出することができ、検出結果に基づいて通信の際の基準タイミングを設定することができるため、通信品質の劣化若しくは通信不能な状態に陥ることを防ぐことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、通信端末装置が、各基地局から送信される信号の受信信号より各基地局間の受信タイミング差を算出し、各基地局における他の基地局との受信タイミング差が全ての基地局についてしきい値以上の場合は、その基地局を除外した残りの基地局の受信タイミングより基準タイミングを設定し、設定した基準タイミングを用いて複数の基地局と送受信を行うことである。また、通信端末装置が、各基地局から送信される信号の受信信号より各基地局の周波数差を算出し、各基地局における他の基地局との周波数差が全ての基地局についてしきい値以上の場合は、その基地局を除外した残りの基地局の周波数より基準周波数を設定し、設定した基準周波数を用いて複数の基地局と送受信を行うことである。
【0028】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る通信端末装置である移動機100の構成を示す図であり、図2は、本実施の形態に係る基地局200の構成を示す図であり、図3は、本実施の形態に係る制御局300の構成を示す図であり、図4は、異常判定部105の構成を示す図である。
【0030】
移動機100は、アンテナ101、共用器102、受信部103、タイミング抽出部104、異常判定部105、送信部106及び基準タイミング設定部107とから主に構成される。
【0031】
また、基地局200は、アンテナ201、共用器202、受信部203、送信部204及びタイミング生成部205とから主に構成される。
【0032】
また、制御局300は、受信部301、基準タイミング生成部306及び送信部311とから主に構成される。
【0033】
最初に、移動機100の構成について説明する。共用器102は、アンテナ101にて受信した受信信号と送信部106から入力した送信信号を分離し、アンテナ101にて受信した受信信号を受信部103へ出力するとともに、送信部106から入力した送信信号をアンテナ101から送信する。
【0034】
通信手段である受信部103は、共用器102から入力した受信信号に対して、無線周波数から中間周波数へダウンコンバート等の処理を施し、タイミング抽出部104へ出力する。また、受信部103は、基準タイミング設定部107から入力したタイミングを基準に受信し、受信した受信信号を図示しない復調部へ出力する。
【0035】
パラメータ算出手段であるタイミング抽出部104は、受信部103から入力した受信信号より基地局固有パラメータである受信タイミングを抽出し、抽出した受信タイミングを異常判定部105へ出力する。受信タイミングは、所定のクロック信号でカウントされるカウンタの基準クロックを基準にして、各基地局の受信タイミングが、基準クロックから何クロックずれて受信されたかにより算出することができる。また、移動機100は、ある時刻における受信可能な全ての基地局の受信タイミングを一度に算出することができる。
【0036】
異常判定部105は、タイミング抽出部104から入力した受信タイミングの情報より、各基地局の受信タイミングと他の基地局の受信タイミングとの差が、あらかじめ設定した規定時間幅以上であるか否かを判定する。タイミング差が規定時間幅以上である基地局は、異常な基地局と判定し、タイミング差が規定時間幅未満である基地局は正常な基地局と判定する。そして、判定結果を基準タイミング設定部107へ出力する。各基地局の受信タイミング差とは、所定のクロック信号でカウントされるカウンタの基準クロックを基準にして、各基地局の相対的な受信タイミング差である。なお、異常判定部105の詳細な構成及び異常な基地局であるか否かを判定する方法は、後述する。
【0037】
通信手段及び通知手段である送信部106は、図示しない変調部から入力した送信信号に対して、中間周波数から無線周波数へアップコンバート等の処理を施し、基準タイミング設定部107にて設定したタイミングにて送信信号を共用器102へ出力する。また、送信部106は、制御局が異常な基地局のタイミングを補正する機能を備えている場合には、異常基地局の識別情報及び異常基地局と正常基地局との受信タイミング差の情報を送信信号に含めて共用器102へ出力する。
【0038】
基準タイミング設定部107は、異常判定部105から全ての基地局が正常であるとの判定結果が入力した場合は、受信信号から各基地局の受信タイミングを探索及び追従し、いずれか1つの基地局の受信タイミングを通信基準パラメータである基準タイミングとして設定して送信部106及び受信部103へ出力する。一方、異常判定部105から異常基地局があるとの判定結果が入力した場合は、異常な基地局を除外した正常な基地局の受信タイミングを探索及び追従し、正常な基地局の中のいずれか1つの基地局の受信タイミングを通信基準パラメータである基準タイミングとして設定して送信部106及び受信部103へ出力する。
【0039】
次に、基地局200の構成について説明する。共用器202は、アンテナ201にて受信した受信信号と送信部204から入力した送信信号を分離し、アンテナ201にて受信した受信信号を受信部203へ出力するとともに、送信部204から入力した送信信号をアンテナ201から送信する。
【0040】
送信部204は、制御局300の送信部311から入力した送信信号をタイミング生成部205から入力したタイミングにて共用器202へ出力する。送信部204は、基地局200が異常な基地局であってもタイミング生成部205から出力されるタイミングにて共用器202へ出力する。
【0041】
受信部203は、共用器202から入力した受信信号をタイミング生成部205から入力したタイミングにて制御局300の受信部301へ出力する。なお、受信部203は、基地局200が異常な基地局であってもタイミング生成部205から出力されるタイミングにて制御局300の受信部301へ出力する。
【0042】
タイミング生成部205は、制御局300の基準タイミング生成部306から入力したタイミング信号に基づいて、送信部204から送信信号を出力するタイミングを送信部204へ出力するとともに受信部203にて受信するタイミングを受信部203へ出力する。なお、移動機100が送受信を行う基地局200は複数であり、全ての基地局200は同一構成である。
【0043】
次に、制御局300の構成について説明する。受信部301は、基地局200の受信部203から入力した受信信号から受信データを得る。
【0044】
通信基準パラメータ生成手段である基準タイミング生成部306は、各基地局200が同一のタイミングで動作するように基準のタイミングを生成し、生成した基準タイミングを各基地局200のタイミング生成部205へ出力する。
【0045】
送信部311は、送信データを基地局200の送信部204へ出力する。なお、各基地局200と制御局300とは有線の伝送路にて接続されている。
【0046】
次に、異常判定部105の構成の詳細について、図4を用いて説明する。異常判定部105は、受信タイミング差算出部401及び基地局判定部403とから主に構成される。パラメータ差算出手段である受信タイミング差算出部401は、タイミング抽出部104から入力した各基地局の受信タイミングより、各基地局間の基地局固有パラメータ差である受信タイミング差を算出し、基地局判定部403へ出力する。ここで、受信タイミング差は、相対的に算出されるものであり、各基地局の受信タイミングが、何クロックずれているかにより算出することができる。
【0047】
基地局判定部403は、受信タイミング差算出部401から入力した各基地局間の受信タイミング差と外部から入力した規定時間幅とを比較する。そして、比較した結果、他の基地局との受信タイミング差が規定時間幅以上である基地局は、異常な基地局と判定し、他の基地局との受信タイミング差が規定時間幅未満である基地局は、正常な基地局と判定する。そして、判定結果を基準タイミング設定部107へ出力する。
【0048】
次に、移動機100、基地局200及び制御局300の動作について説明する。制御局300は、送信データを送信部311より各基地局200の送信部204へ出力する。また、基準タイミング生成部306は、各基地局200が同一のタイミングで動作するように基準タイミングを生成して、各基地局200のタイミング生成部205へ出力する。
【0049】
基地局200は、送信部204の送信信号をタイミング生成部205にて生成したタイミングで共用器202を介してアンテナ201より送信する。
【0050】
移動機100において、基地局200から送信された信号は、アンテナ101及び共用器102を介して、基準タイミング設定部107にて生成した受信タイミングにて受信部103にて受信され、無線周波数から中間周波数へダウンコンバート等の処理を施されてタイミング抽出部104へ出力される。タイミング抽出部104に入力した受信信号より、各基地局の受信タイミングが抽出され、受信タイミング差算出部401にて抽出された受信タイミングを用いて各基地局間の受信タイミング差を算出し、基地局判定部403にて規定時間幅と各受信タイミング差とを比較し、その比較の結果、全ての他の基地局に対する受信タイミング差が規定時間幅以上である基地局があるか否かを検出し、全ての基地局に対する受信タイミング差が規定時間幅以上である基地局がある場合は、その基地局を異常な基地局であるものと判定し、全ての基地局に対する受信タイミング差が規定時間幅以上である基地局がない場合は、全ての基地局が正常であるものと判定する。そして、異常判定部105は、判定結果を基準タイミング設定部107へ出力し、基準タイミング設定部107は異常な基地局が存在する場合は、異常な基地局を除外して正常な基地局のみを用いて基地局のタイミングを探索及び追従し、正常な基地局の中のいずれか1つの基地局の受信タイミングを基準タイミングとして設定し、設定した基準タイミングを送信部106へ出力し、アンテナ101より送信信号を送信する。
【0051】
基地局200は、移動機100から送信された信号をアンテナ201にて受信し、受信部203にてタイミング生成部205で生成したタイミングにて制御局300の受信部301へ出力する。制御局300は、受信部301にて受信データを得る。
【0052】
次に、各基地局が異常であるか否かを判定する方法について、図5を用いて説明する。図5は、移動機100における各基地局A、B、Cの受信タイミングを示したものであり、図5(a)は、基地局Aを基準にして規定時間幅W1を設定した場合を示した図、図5(b)は、基地局Bを基準にして規定時間幅W1を設定した場合を示した図、図5(c)は、基地局Cを基準にして規定時間幅W1を設定した場合を示した図である。
【0053】
図5(a)(b)(c)において、横軸は受信タイミングであり、縦軸は受信レベルである。ピークP1は、基地局Aの最大受信レベルであり、ピークP2は、基地局Bの最大受信レベルであり、ピークP3は、基地局Cの最大受信レベルである。各ピークP1、P2、P3が現れるタイミングが、各基地局から送信された信号の受信タイミングになる。移動機100は、基地局Aから送信された信号は受信タイミングt1で受信し、基地局Bから送信された信号は受信タイミングt2で受信し、基地局Cから送信された信号は受信タイミングt3で受信する。
【0054】
時間幅W2は、受信タイミングt1と受信タイミングt2との時間幅である。また、時間幅W3は、受信タイミングt2と受信タイミングt3との時間幅である。また、時間幅W4は、受信タイミングt1と受信タイミングt3との時間幅である。
【0055】
基地局Aが異常であるか否かは、図5(a)に示すように、基地局Aの受信タイミングt1を中心にして規定時間幅W1を左右に設定し、基地局Aと他の基地局との受信タイミング差が規定時間幅W1以上であるか否かにより判定する。また、基地局Bが異常であるか否かは、図5(b)に示すように、基地局Bの受信タイミングt2を中心にして規定時間幅W1を左右に設定し、基地局Bと他の基地局との受信タイミング差が規定時間幅W1以上であるか否かにより判定する。また、基地局Cが異常であるか否かは、図5(c)に示すように、基地局Cの受信タイミングt3を中心にして規定時間幅W1を左右に設定し、基地局Cと他の基地局との受信タイミング差が規定時間幅W1以上であるか否かにより判定する。
【0056】
図5より、時間幅W2はW2<W1であり、時間幅W3はW3>W1であり、時間幅W4はW4>W1である。基地局判定部403は、時間幅W3、W4が規定時間幅W1以上であるため、基地局Cは他の基地局とのタイミング差が全て規定時間幅W1以上であり、基地局Cが異常な基地局であるものと推定する。これにより、基地局判定部403は、基地局A及び基地局Bが正常基地局であり、基地局Cが異常基地局であるとの判定結果を出力する。
【0057】
このように、本実施の形態の通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法によれば、通信端末装置が、各基地局から送信される信号の受信タイミングより各基地局間の受信タイミング差を算出し、各基地局における他の基地局との受信タイミング差が全ての基地局についてしきい値以上の場合は、その基地局を除外した残りの基地局の受信タイミングより基準タイミングを設定し、設定した基準タイミングを用いて複数の基地局と送受信を行うため、通信品質の劣化若しくは通信不能な状態を防ぐことができる。
【0058】
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態に係る通信端末装置である移動機600の構成を示す図であり、図7は、異常判定部602の構成を示す図である。本実施の形態は、伝搬遅延を考慮して基地局が異常であるか否かを判定する点を特徴とするものであり、図6において伝搬損失算出部601を設ける構成が図1と相違し、図7において受信タイミング差算出部401の代わりに推定送信タイミング差算出部701を設ける構成が図4と相違する。なお、図1及び図4と同一構成の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、図2及び図3は、本実施の形態と同一構成であるため、その説明を省略する。
【0059】
移動機600の受信部103は、共用器102から入力した受信信号に対して、無線周波数から中間周波数へダウンコンバート等の処理を施し、タイミング抽出部104へ出力する。また、受信部103は、基準タイミング設定部107から入力したタイミングを基準に受信し、受信した受信信号を図示しない復調部へ出力する。また、受信部103は、受信レベルと基地局の送信パワ情報とを伝搬損失算出部601へ出力する。
【0060】
伝搬損失算出部601は、受信部103から入力した受信レベルと基地局の送信パワの差より伝搬損失を算出し、算出した伝搬損失を異常判定部602へ出力する。
【0061】
異常判定部602は、伝搬損失算出部601から入力した伝搬損失とタイミング抽出部104から入力した各基地局の受信タイミングとを用いて、基地局固有パラメータである推定送信タイミング及び基地局固有パラメータ差である推定送信タイミング差を算出し、異常な基地局があるか否かを判定し、その判定結果を基準タイミング設定部107へ出力する。
【0062】
次に、異常判定部602の詳細について説明する。異常判定部602は、推定送信タイミング差算出部701及び基地局判定部403とから主に構成される。パラメータ算出手段及びパラメータ差算出手段である推定送信タイミング差算出部701は、タイミング抽出部104から入力した各基地局の受信タイミングと伝搬損失算出部601から入力した伝搬損失とを用いて、推定送信タイミング差を算出する。即ち、推定送信タイミング差算出部701は、伝搬損失算出部601から入力した伝搬損失より、各基地局200と移動機600との距離を推定し、推定した距離を用いて伝搬遅延時間を求める。そして、各基地局の受信タイミングから各基地局の伝搬遅延時間分ずらして推定送信タイミングを基地局毎に求め、求めた推定送信タイミングより各基地局間の推定送信タイミング差を算出する。推定送信タイミング差算出部701は、求めた推定送信タイミング差を基地局判定部403へ出力する。
【0063】
基地局判定部403は、推定送信タイミング差算出部701から入力した各基地局間の推定送信タイミング差と外部から入力した規定時間幅とを比較する。そして、比較した結果、推定送信タイミング差が規定時間幅以上の場合には基地局は異常であると判定し、推定送信タイミング差が規定時間幅未満の場合には基地局は正常であると判定する。そして、基地局判定部403は、判定結果を基準タイミング設定部107へ出力する。
【0064】
次に、各基地局が異常であるか否かを判定する方法について、図8を用いて説明する。図8は、移動機600における、各基地局A、B、Cの受信タイミングを示したものであり、図8(a)は、基地局Aを基準にして規定時間幅W10を設定した場合を示した図、図8(b)は、基地局Bを基準にして規定時間幅W10を設定した場合を示した図、図8(c)は、基地局Cを基準にして規定時間幅W10を設定した場合を示した図である。
【0065】
図8(a)(b)(c)において、横軸は受信タイミングであり、縦軸は受信レベルである。また、図8において、推定送信タイミングは、受信タイミングに対応させたものである。ピークP10は、基地局Aの最大受信レベルであり、ピークP11は、基地局Bの最大受信レベルであり、ピークP12は、基地局Cの最大受信レベルである。各ピークP10、P11、P12が現れるタイミングが、各基地局から送信された信号の受信タイミングになる。移動機600は、基地局Aから送信された信号は受信タイミングt10で受信し、基地局Bから送信された信号は受信タイミングt11で受信し、基地局Cから送信された信号は受信タイミングt12で受信する。
【0066】
受信タイミングt10から基地局Aの伝搬遅延時間W14だけずらしたタイミングが、基地局Aが送信信号を送信した送信タイミングt13であるものと推定する。また、受信タイミングt11から基地局Bの伝搬遅延時間W15だけずらしたタイミングが、基地局Bが送信信号を送信した送信タイミングt14であるものと推定する。また、受信タイミングt12から基地局Cの伝搬遅延時間W16だけずらしたタイミングが、基地局Cが送信信号を送信した送信タイミングt15であるものと推定する。即ち、各基地局が実際に送信信号を送信したタイミングを求めることにより、移動機600の移動による基地局と移動機600との距離の変化の影響を受けないタイミングを用いて、規定時間幅W10の設定及び各基地局間の推定送信タイミング差と規定時間幅W10との比較をすることができる。
【0067】
時間幅W11は、推定送信タイミングt13と推定送信タイミングt14との時間幅である。また、時間幅W12は、推定送信タイミングt14と推定送信タイミングt15との時間幅である。また、時間幅W13は、推定送信タイミングt13と推定送信タイミングt15との時間幅である。
【0068】
基地局Aが異常であるか否かは、図8(a)に示すように、基地局Aの推定送信タイミングt13を中心にして規定時間幅W10を左右に設定し、基地局Aと他の基地局との推定送信タイミング差が規定時間幅W10以上であるか否かにより判定する。また、基地局Bが異常であるか否かは、図8(b)に示すように、基地局Bの推定送信タイミングt14を中心にして規定時間幅W10を左右に設定し、基地局Bと他の基地局との推定送信タイミング差が規定時間幅W10以上であるか否かにより判定する。また、基地局Cが異常であるか否かは、図8(c)に示すように、基地局Cの推定送信タイミングt15を中心にして規定時間幅W10を左右に設定し、基地局Cと他の基地局との受信タイミング差が規定時間幅W10以上であるか否かにより判定する。
【0069】
図8より、W11<W10、W12>W10及びW13>W10である。基地局判定部403は、時間幅W12、W13が規定時間幅W10以上であるため、基地局Cは他の基地局とのタイミング差が全て規定時間幅W10以上であり、基地局Cが異常な基地局であるものと推定する。これにより、基地局判定部403は、基地局A及び基地局Bは正常基地局であり、基地局Cが異常基地局であるとの判定結果を出力する。
【0070】
このように、本実施の形態の通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、伝搬遅延時間の影響を受けることなく基地局の推定送信タイミングを用いて規定時間W10を設定することができるので、基地局が異常であるか否かを正確に判定することができる。
【0071】
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態に係る通信端末装置である移動機900の構成を示す図であり、図10は、本発明の実施の形態に係る基地局1000の構成を示す図であり、図11は、本発明の実施の形態に係る制御局1100の構成を示す図である。本実施の形態は、各基地局の周波数と通信端末装置が実際に受信した各基地局の周波数と周波数差を用いて基地局の異常を判定する点を特徴とするものであり、図9において周波数オフセット値算出部901及び基準周波数設定部903を設ける構成が図1と相違し、図10においてタイミング生成部205の代わりに周波数生成部1001を設ける構成が図2と相違し、図11において基準タイミング生成部306の代わりに基準周波数生成部1101を設ける構成が図3と相違しており、図12において受信タイミング差算出部401の代わりに周波数差算出部1002を設ける構成が図4と相違している。なお、図1、図2、図3及び図4と同一構成の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0072】
移動機900のパラメータ算出手段である周波数オフセット値算出部901は、受信部103から入力した受信信号と現在の基準周波数とを用いて、各基地局の基準周波数に対するオフセット値を算出し、算出したオフセット値より各基地局の周波数を算出し、算出した周波数を異常判定部902へ出力する。なお、オフセット値は、基地局毎のパイロット信号等の基準信号を復調することによって求めることができる。
【0073】
異常判定部902は、周波数オフセット値算出部901から入力した各基地局の周波数を用いて異常な基地局を判定する。各基地局の送信周波数と他の基地局の送信周波数との周波数差が、規定値以上であるか否かを判定し、全ての基地局との周波数差が規定値以上である基地局は異常であると判定し、周波数差が規定値未満である基地局が1つでもある場合はその基地局は正常であると判定する。異常判定部902は、判定結果を基準周波数設定部903へ出力する。
【0074】
基準周波数設定部903は、異常判定部902から全ての基地局が正常であるとの判定結果が入力した場合は、受信信号から各基地局の周波数を探索及び追従し、通信基準パラメータである基準周波数を設定して送信部106及び受信部103へ出力する。一方、異常判定部902から異常基地局があるとの判定結果が入力した場合は、異常な基地局を除外した正常な基地局の周波数を探索及び追従し、正常な基地局のみを用いて通信基準パラメータである基準周波数を設定して送信部106及び受信部103へ出力する。
【0075】
次に、基地局1000の構成の詳細について説明する。通信基準パラメータ生成手段である周波数生成部1001は、制御局1100の基準周波数生成部1101から入力した基準周波数に基づいて、送信部204から送信信号を出力する際の周波数を制御するとともに受信部203にて受信する周波数を制御する。なお、移動機900が送受信を行う基地局1000は複数であり、全ての基地局1000は同一構成である。
【0076】
次に、制御局1100の構成の詳細について説明する。基準周波数生成部1101は、各基地局1000が各々異なる周波数で動作するように基地局毎の基準の周波数を生成し、生成した基準周波数を各基地局1000の周波数生成部1001へ出力する。
【0077】
次に、異常判定部902の詳細について、図12を用いて説明する。異常判定部902は、周波数差算出部1201及び基地局判定部403とから主に構成される。
【0078】
パラメータ差算出手段である周波数差算出部1201は、周波数オフセット値算出部901から入力した各基地局の周波数に基づいて、基地局固有パラメータ差である各基地局間の周波数差を算出して、基地局判定部403へ出力する。
【0079】
基地局判定部403は、周波数差算出部1201から入力した各基地局間の周波数差と外部から入力した規定値とを比較する。そして、比較した結果、各基地局間の周波数差が、全て規定値以上である基地局は異常であると判定し、各基地局間の周波数差が規定値未満である基地局が1つでもあればその基地局は正常であると判定する。基地局判定部403は、判定結果を基準周波数設定部903へ出力する。
【0080】
次に、各基地局が異常であるか否かを判定する方法について、図13を用いて説明する。図13は、移動機900における各基地局A、B、Cの周波数を示したものであり、図13(a)は、基地局Aを基準にして規定値W20を設定した場合を示した図、図13(b)は、基地局Bを基準にして規定値W20を設定した場合を示した図、図13(c)は、基地局Cを基準にして規定値W20を設定した場合を示した図である。
【0081】
図13(a)(b)(c)において、横軸は周波数である。移動機900は、基地局Aの送信周波数は周波数Q2として受信し、基地局Bの送信周波数は周波数Q3として受信し、基地局Cの送信周波数は周波数Q4として受信する。また、移動機900は、現在、基地局と通信を行うための基準周波数をQ1に設定している。したがって、基準周波数Q1と各基地局の周波数Q2、Q3、Q4とのオフセット値は、基準周波数Q1と基地局Aの周波数Q2とのオフセット値がW21となり、基準周波数Q1と基地局Bの周波数Q3とのオフセット値がW22となり、基準周波数Q1と基地局Cの周波数Q4とのオフセット値がW23となる。
【0082】
異常判定部902は、各基地局間の周波数差を算出し、それを規定値W20と比較する。周波数差W24は、基地局Aと基地局Bとの周波数差であり、周波数差W25は、基地局Bと基地局Cとの周波数差であり、周波数差W26は、基地局Aと基地局Cとの周波数差である。
【0083】
基地局Aが異常であるか否かは、図13(a)に示すように、基地局Aの周波数Q2を中心にして規定値W20を左右に設定し、基地局Aと他の基地局との周波数差が規定値W20以上であるか否かにより判定する。また、基地局Bが異常であるか否かは、図13(b)に示すように、基地局Bの周波数Q3を中心にして規定値W20を左右に設定し、基地局Bと他の基地局との周波数差が規定値W20以上であるか否かにより判定する。また、基地局Cが異常であるか否かは、図13(c)に示すように、基地局Cの周波数Q4を中心にして規定値W20を左右に設定し、基地局Cと他の基地局との周波数差が規定値W20以上であるか否かにより判定する。
【0084】
図13より、W24<W20、W25>W20及びW26>W20である。異常判定部902は、全ての基地局との周波数差が規定値W20以上の場合にのみその基地局は異常であると判定するので、この場合は基地局Cが異常であると判定される。これにより、基地局判定部403は、基地局A及び基地局Bが正常基地局であり、基地局Cが異常基地局であるとの判定結果を出力する。
【0085】
このように、本実施の形態の通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法によれば、通信端末装置が、各基地局から送信される信号より各基地局間の送信周波数差を算出し、各基地局における他の基地局との送信周波数差が全ての基地局についてしきい値以上の場合は、その基地局を除外した残りの基地局の周波数より基準周波数を設定し、設定した基準周波数を用いて複数の基地局と送受信を行うため、通信品質の劣化および通信不能な状態を防ぐことができる。
【0086】
(実施の形態4)
図14は、本実施の形態に係る通信端末装置である移動機1400の構成を示す図であり、図15は、異常判定部1402の構成を示す図である。本実施の形態は、異なる時刻における各基地局の受信タイミング差に基づいて、異常な基地局を判定する点を特徴とするものであり、図14において記憶部1401を設ける構成が図1と相違している。なお、図1及び図4と同一構成である部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施の形態において、図2及び図3は同一構成であるため、その説明は省略する。
【0087】
移動機1400の記憶部1401は、パラメータ算出手段であるタイミング抽出部104から入力した第1の基準時刻である時刻T20における、各基地局の基地局固有パラメータである受信タイミングを記憶し、記憶した時刻T20における各基地局の受信タイミングを、所定のタイミングにて異常判定部1402へ出力する。
【0088】
異常判定部1402は、タイミング抽出部104から入力した時刻T20から所定時間経過した時刻T21の各基地局の受信タイミングと記憶部1401から入力した時刻T20の各基地局の受信タイミングとを用いて、基地局毎の時刻T20における受信タイミングと時刻T21における受信タイミングとの差より異常な基地局を判定し、その判定結果を基準タイミング設定部107へ出力する。
【0089】
次に、異常判定部1402の詳細について、図15を用いて説明する。異常判定部1402は、受信タイミング差算出部401及び基地局判定部403とから主に構成される。パラメータ差算出手段である受信タイミング差算出部401は、タイミング抽出部104から入力した時刻T21における各基地局の受信タイミングと記憶部1401から入力した時刻T20における各基地局の受信タイミングとから、基地局固有パラメータ差である時刻T20から時刻T21間の基地局毎の受信タイミング差を算出して、基地局判定部403へ出力する。各基地局の受信タイミングは、時刻T20若しくは時刻T21において、各々受信可能な全ての基地局について算出することができる。即ち、基地局A、B、Cの受信タイミングは、時刻T20若しくは時刻T21において各々一度に算出することができる。
【0090】
基地局判定部403は、受信タイミング差算出部401から入力した時刻T21における各基地局間の受信タイミングと記憶部1401から入力した時刻T20における各基地局の受信タイミングとの基地局毎の受信タイミング差と規定時間幅とを比較する。そして、比較した結果、時刻T20から時刻T21の間に規定値以上の受信タイミング差を生じる基地局を異常であるものと判定するとともに、時刻T20から時刻T21の間に規定値未満の受信タイミング差を生じる基地局を正常であるものと判定し、その判定結果を基準タイミング設定部107へ出力する。なお、受信タイミング差は、移動機1400が移動しているか否かと無関係に、基地局側の原因によって生ずる。
【0091】
次に、各基地局が異常であるか否かを判定する方法について、図16を用いて説明する。図16(a)は、時刻T20の移動機1400における各基地局A、B、Cの受信タイミングを示したものであり、図16(b)は、時刻T21の移動機1400における各基地局A、B、Cの受信タイミングを示したものである。図16(a)(b)において、縦軸は受信レベルであり、横軸は受信タイミングである。なお、横軸の受信タイミングは、図16(a)と図16(b)において対応させている。
【0092】
ピークP20は、時刻T20における基地局Aの最大受信レベルであり、ピークP21は、時刻T20における基地局Bの最大受信レベルであり、ピークP22は、時刻T20における基地局Cの最大受信レベルである。また、ピークP23は、時刻T21における基地局Aの最大受信レベルであり、ピークP24は、時刻T21における基地局Bの最大受信レベルであり、ピークP25は、時刻T21における基地局Cの最大受信レベルである。各ピークP20、P21、P22、P23、P24、P25が現れるタイミングが、各基地局から送信された信号の受信タイミングになる。
【0093】
基地局Aは、時刻T20の時には受信タイミングt31であったものが時刻T21の時には受信タイミングt30となる。基地局Bは、時刻T20の時には受信タイミングt32であったものが時刻T21の時には受信タイミングt33となる。基地局Cは、時刻T20の時には受信タイミングt34であったものが時刻T21の時には受信タイミングt35となる。したがって、時刻T20から時刻T21の間に、基地局Aは受信タイミング差W31となり、基地局Bは受信タイミング差W32となり、基地局Cは受信タイミング差W33となる。
【0094】
異常判定部1402は、所定時間である時刻T20から時刻T21の間に、受信タイミング差がしきい値である規定値W30以上であればその基地局は異常であるものと判定するとともに、受信タイミング差が規定値W30未満であればその基地局は正常であるものと判定する。図16より、W31<W30、W32<W30及びW33>W30である。これにより、基地局判定部403は、基地局A及び基地局Bが正常基地局であり、基地局Cが異常基地局であるとの判定結果を出力する。
【0095】
このように、本実施の形態の通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、移動機1400が移動しているか否かとは無関係に、基地局側の原因により生じた受信タイミング差により基地局が異常であるか否かを判定するので、基地局が異常であるか否かを確実に判定することができる。
【0096】
(実施の形態5)
図17は、本発明の実施の形態に係る基地局1700の構成を示す図であり、図18は、本発明の実施の形態に係る制御局の構成を示す図である。本実施の形態は、異常であると判定された基地局のタイミングを補正して正常な基地局にする点を特徴とするものであり、図18において基地局情報抽出部1801及びタイミング補正部1802を設ける構成が図3と相違している。なお、図3と同一構成である部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施の形態において、図1、図2及び図4は同一構成であるため、その説明は省略する。
【0097】
最初に、基地局1700の構成について説明する。補正タイミング生成手段であるタイミング生成部205は、制御局のタイミング補正部1802から入力した補正したタイミング情報を用いて、基準タイミング生成部306から入力したタイミング情報を補正する。タイミング生成部205は、補正した補正タイミングを送信手段である送信部204へ出力するとともに受信信号を出力する受信部203へ出力する。
【0098】
次に、制御局1800の構成について説明する。基地局情報抽出部1801は、受信部301から入力した受信信号より、移動機200から通知された各基地局が異常であるか正常であるかの識別情報と各基地局間の移動機200における受信タイミング差情報を抽出し、抽出した識別情報と受信タイミング差情報をタイミング補正部1802へ出力する。
【0099】
通信基準パラメータ補正手段であるタイミング補正部1802は、基地局情報抽出部1801から入力した識別情報より異常である基地局を選択する。そして、タイミング補正部1802は、選択した異常な基地局における受信タイミング差より、移動機200における異常な基地局の受信タイミングとその他の基地局の受信タイミングとの受信タイミング差が、所定の範囲である規定時間幅に収まるように、基準タイミングを補正するための補正タイミングを生成して、異常な基地局のタイミング生成部205へ出力する。
【0100】
タイミングを補正する方法としては、異常な基地局の送信タイミングを2つの正常な基地局の送信タイミングの中間のタイミングにする方法等の任意の方法を用いる。
【0101】
次に、基地局1700及び制御局1800の動作を説明する。基地局1700は、アンテナ201にて移動機200からの信号を受信し、受信部203より制御局1800の受信部301へ出力する。
【0102】
制御局1800は、基地局情報抽出部1801にて受信部301から入力した受信信号よりいずれの基地局が異常であるかの基地局情報及び異常な基地局の移動機200における受信タイミング情報を抽出し、タイミング補正部1802にて異常な基地局のタイミングを補正するために作成した補正タイミング情報を異常な基地局1700のタイミング生成部205へ出力する。
【0103】
異常な基地局1700のタイミング生成部205は、制御局1800の基準タイミング生成部306から入力した基準タイミング情報とタイミング補正部1802から入力した補正タイミング情報とを用いて、正常なタイミングを生成する。これにより、送信部204は、正常なタイミングにて共用器202へ送信信号を出力するとともに、受信部203は、正常なタイミングにて制御局1800の受信部301へ出力する。なお、他の動作は、上記実施の形態1と同一であるのでその説明は省略する。
【0104】
このように、本実施の形態の通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、移動機200から通知された情報を用いて、制御局にて異常な基地局の送信タイミングを補正して正常な基地局とするので、セル毎に正常な基地局を確保することができて通信品質を良好にすることができるとともに異常な基地局をその都度修理する手間を省くことができる。
【0105】
なお、本実施の形態においては、移動機200の受信タイミングに基づいて判定した基地局が異常であるか否かの判定結果を移動機200より基地局1700へ通知することとしたが、移動機200より受信タイミングから伝搬遅延時間分をずらした推定送信タイミングに基づいて判定した基地局1700が異常であるか否かの判定結果(上記実施の形態2に記載の方法による判定結果)を移動機200より制御局1800へ通知するようにしても本実施の形態における効果が得られる。また、移動機200における時刻T20から時刻T21の間の各基地局1700の受信タイミング差に基づいて判定した基地局1700が異常であるか否かの判定結果(上記実施の形態4に記載の方法による判定結果)を移動機200より制御局1800へ通知するようにしても本実施の形態における効果が得られる。
【0106】
(実施の形態6)
図19は、本発明の実施の形態に係る基地局1900の構成を示す図であり、図20は、本発明の実施の形態に係る制御局2000の構成を示す図である。本実施の形態は、異常であると判定された基地局の周波数を補正して正常な基地局にする点を特徴とするものであり、図19において周波数生成部1001を設ける構成が図10と相違しており、図20において周波数補正部2002を設ける構成が図11と相違している。なお、図2、図3、図10及び図11と同一構成である部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施の形態において、図9及び図12は同一構成であるため、その説明は省略する。
【0107】
最初に、基地局1900の構成について説明する。補正タイミング生成手段である周波数生成部1001は、制御局の周波数補正部2002から入力した補正した周波数情報を用いて、基準周波数生成部1101から入力した周波数情報を補正する。周波数生成部1001は、補正した補正周波数を用いて送信手段である送信部204より共用器202へ出力するとともに、受信部203にて受信する。
【0108】
次に、制御局2000の構成について説明する。基地局情報抽出部2001は、受信部301から入力した受信信号より、移動機900から通知された各基地局が異常であるか正常であるかの識別情報と各基地局間の移動機900における周波数差情報を抽出し、抽出した識別情報と周波数差情報を周波数補正部2002へ出力する。
【0109】
通信基準パラメータ補正手段である周波数補正部2002は、基地局情報抽出部2001から入力した識別情報より異常である基地局を選択する。そして、周波数補正部2002は、選択した異常な基地局における周波数差より、移動機900における異常な基地局の周波数とその他の基地局の周波数との周波数差が、所定の範囲である規定値に収まるように、基準周波数を補正するための補正周波数を生成して、異常な基地局の周波数生成部1001へ出力する。
【0110】
このように、本実施の形態の通信端末装置、制御局及び異常基地局検出方法によれば、上記実施の形態1及び実施の形態3の効果に加えて、移動機900から通知された情報を用いて、制御局にて異常な基地局の周波数を補正して正常な基地局とするので、セル毎に正常な基地局を確保することができて通信品質を良好にすることができるとともに異常な基地局をその都度修理する手間を省くことができる。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、異常な基地局を除外して正常な基地局に基づいて通信の際の基準値を設定するので、通信品質の劣化若しくは通信不能な状態に陥ることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信端末装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る制御局の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1に係る異常判定部の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1に係る異常基地局の判定方法を示す図
【図6】本発明の実施の形態2に係る通信端末装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係る異常判定部の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態2に係る異常基地局の判定方法を示す図
【図9】本発明の実施の形態3に係る通信端末装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態3に係る基地局の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態3に係る制御局の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態3に係る異常判定部の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態3に係る異常基地局の判定方法を示す図
【図14】本発明の実施の形態4に係る通信端末装置の構成を示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態4に係る異常判定部の構成を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態4に係る異常基地局の判定方法を示す図
【図17】本発明の実施の形態5に係る基地局の構成を示すブロック図
【図18】本発明の実施の形態5に係る制御局の構成を示すブロック図
【図19】本発明の実施の形態6に係る基地局の構成を示すブロック図
【図20】本発明の実施の形態6に係る制御局の構成を示すブロック図
【図21】ソフトハンドオーバ時の通信端末装置と基地局との通信状態を示す図
【符号の説明】
103 受信部
104 タイミング抽出部
105、602、902、1402 異常判定部
106 送信部
107 基準タイミング設定部
306 基準タイミング生成部
903 基準周波数設定部
1101 基準周波数生成部
1802 タイミング補正部
2002 周波数補正部

Claims (11)

  1. 複数の基地局からの受信信号より基地局固有パラメータを算出するパラメータ算出手段と、前記基地局固有パラメータより各基地局間の基地局固有パラメータ差を求めるパラメータ差算出手段と、前記基地局固有パラメータ差がしきい値未満の場合は送受信タイミングが正常な正常基地局と判定し、前記基地局固有パラメータ差が前記しきい値以上の場合は送受信タイミングが異常な異常基地局と判定する基地局判定手段と、前記正常基地局の受信信号より通信基準パラメータを設定して前記通信基準パラメータに基づいて複数の基地局と通信を行う通信手段と、を具備することを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記基地局固有パラメータは、各基地局の受信タイミングであり、前記基地局固有パラメータ差は、各基地局間の受信タイミング差であり、前記通信基準パラメータは、送受信の基準タイミングであることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記基地局固有パラメータは、前記受信タイミングに基づいて各基地局までの推定距離より求めた伝搬遅延時間を差し引いた推定基地局送信タイミングであり、前記基地局固有パラメータ差は、各基地局間の前記推定基地局送信タイミング差であり、前記通信基準パラメータは、送受信の基準タイミングであることを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
  4. 受信信号と現在設定されている受信基準周波数とから各基地局の周波数を算出するオフセット値算出手段を有し、前記基地局固有パラメータは、前記周波数であり、前記基地局固有パラメータ差は、各基地局間の前記周波数差であり、前記通信基準パラメータは、送受信の基準周波数であることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  5. 前記基地局固有パラメータは、第1の基準時刻に対する各基地局の受信タイミング及び前記第1の基準時刻から所定時間経過した第2の基準時刻に対する各基地局の受信タイミングであり、前記基地局固有パラメータ差は、基地局毎の前記第1の基準時刻における前記受信タイミングと前記第2の基準時刻における受信タイミングとの差であり、前記通信基準パラメータは、送受信の基準タイミングであることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  6. 前記異常基地局を通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の通信端末装置。
  7. 基地局が通信端末装置と通信を行う際の基準となる通信基準パラメータを生成する通信基準パラメータ生成手段と、通信端末装置において送受信タイミングが異常な異常基地局及び前記異常基地局と前記異常基地局以外の基地局との基地局固有パラメータ差を受信信号より抽出する基地局情報抽出手段と、前記異常基地局の前記基地局固有パラメータ差が所定の範囲に収まるように前記通信基準パラメータを補正して前記異常基地局へ出力する通信基準パラメータ補正手段と、を具備することを特徴とする制御局。
  8. 前記基地局固有パラメータ差は、通信端末装置における各基地局から送信された送信信号の受信タイミング差であり、前記通信基準パラメータは、基地局の送受信タイミングの基準となる基準タイミングであることを特徴とする請求項7記載の制御局。
  9. 前記基地局固有パラメータ差は、通信端末装置にて算出した各基地局の送信周波数差であり、前記通信基準パラメータは、基地局の動作周波数の基準となる基準周波数であることを特徴とする請求項7記載の制御局。
  10. 前記基地局固有パラメータ差は、第1の基準時刻に対する通信端末装置における各基地局の受信タイミングと前記第1の基準時刻から所定時間経過した第2の基準時刻に対する通信端末装置における各基地局の受信タイミングとの基地局毎の差であり、前記通信基準パラメータは、基地局の送受信タイミングの基準となる基準タイミングであることを特徴とする請求項7記載の制御局。
  11. 複数の基地局からの受信信号より受信タイミングを抽出する工程と、前記受信タイミングより各基地局間の受信タイミング差を求める工程と、前記受信タイミング差がしきい値未満の場合は送受信タイミングが正常な基地局と判定し、前記受信タイミング差が前記しきい値以上の場合は送受信タイミングが異常な基地局と判定する工程と、を具備することを特徴とする異常基地局検出方法。
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