JP2004120039A - 通信確立方法及びそれを用いた端末装置及び通信確立プログラム - Google Patents

通信確立方法及びそれを用いた端末装置及び通信確立プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、コネクションレス型通信とコネクション型通信を必要に応じて使い分けることができる通信確立方法及びそれを用いた端末装置及び通信確立プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】ネットワーク14に接続されており特定された複数の端末装置10〜12間でアドレス情報を互いに保持することで前記複数の端末装置間の通信を確立しコネクションレス型通信でデータの送受信を行う通信確立方法であって、自端末装置と通信が確立している一または複数の端末装置を一覧表示し、前記一覧表示されていない端末装置を指定し、指定された端末装置に対しコネクション型データ送受信手段を用いてアドレス情報を送受信し通信確立を行う。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信確立方法及びそれを用いた端末装置及び通信確立プログラムに関し、ネットワークにおける通信の確立方法及びそれを用いた端末装置及び通信確立プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報端末の通信機能や通信網の発達により、ネットワーク対応型のアプリケーションサービスが多数出てきている。現状、一般に見られるアプリケーションサービスは、第1に、メールに代表されるような、基本的には1対1のやり取りを行い非同期でコミュニケーションを行うものや、第2に、ホームページ閲覧に見られるような、サーバに対して多数のクライアントが不定期にアクセスして情報を得るもの、第3に、チャットやテレビ会議、共有ホワイトボードのように基本的に多人数で同時にコミュニケーションを行うものが挙げられる。
【0003】
現段階では、通信形態としては第1、第2の形式がほとんどであり、第3のような多人数または多数のホストで同時に情報をやりとりするようなアプリケーションは、テキストベースで情報のやり取りを行うチャット以外は普及しているとは言い難い。
【0004】
また、情報のやりとりには専用のサーバが必要な通信形態がほとんどである。例えばメールでは、送受信用のメールサーバは不可欠であるし、ホームページの閲覧はそもそもWebサーバを設けて、そこにコンテンツをおいて不特定多数のホストからのアクセスを受け付けている。チャットにしてもチャット用のチャットサーバを用意しなければならないのが現状である。
【0005】
サーバの設置はサーバそのもののコストがかかるだけでなく、セットアップや運用コスト、管理者も必要である。そのため、基本的に専用サーバが必要でなく、自由にその場でコミュニティを形成できる通信形態も今後重要になってくると思われる。
【0006】
また、先に述べたように現状として第3に挙げたような、多人数で同時に情報をやりとりするような形式の通信は、チャット以外にあまり一般的には使われおらず、アプリケーションの数自体も多くない。
【0007】
チャットはテキストベースのアプリケーションであるが、ブロードバンド化がより進むであろう今後は、マルチメディアチャット的なアプリケーションも出てくるであろう。また、テレビ会議システムなどのマルチメディアアプリケーションも増えてくると考えられる。
【0008】
こういった観点から見て、今後、複数のユーザが同時にさまざまな情報をやりとりする形態の通信が増えてくると思われる。従って、このような通信形態に対応した通信手段が必要になってくる。
【0009】
データ通信は、様々なプロトコルといわれる通信上の取り決めで行われており、FTP(File Transfer Protocol)やHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などが有名である。いろいろなデータ通信のためのプロトコルの根幹をなし、データ通信に大きくかかわるプロトコルが、トランスポート層プロトコルのUDP(user datagram protocol)およびTCP(transmission control protocol)である。
【0010】
UDPはコネクションレス型のプロトコルであり、相手に届かない場合や、送信先のマシンがネットワークに接続されていないときなどに、送信先からの応答確認をすることはなく、応答確認をするためにはアプリケーション層で対応しなければならない。しかしながら多数のホストに対してデータを送信する場合、このコネクションレス型の通信では指定されたアドレス(マルチキャストアドレスもしくはブロードキャストアドレス)に1回パケットを送信すればよく、ネットワーク帯域の大幅な節約になる。
【0011】
逆にTCPはコネクション型のプロトコルであり、パケットの消失やパケットの相手先への到達順序の入れ替えが生じてもTCPが解決するなど、通信の信頼性が高い。しかしながら、このようなコネクション型の通信は1対1のデータ通信には向いているが、一度に多数のホストに対してデータを送るとなると、それだけの数のコネクションを確立し、同じデータを何度も送らなければならず、ホストの処理およびネットワーク帯域の面から考えても無駄が多くなってしまう。データ転送には上記2つのトランスポート層プロトコルを基本として、コネクション型、コネクションレス型を用途で分けて使っているのが現状である。
【0012】
データ転送の方法としては、ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストの3種類が挙げられる。ユニキャストは1対1の通信を意味し、マルチキャストは1対特定多数、ブロードキャストは1対全員をそれぞれ意味する。
【0013】
マルチキャストやブロードキャスト機能が必要になる場面としては、例えば、教育システムにおいて、生徒たちの端末に先生が何らかの情報を送信する場合や、また、先に述べたようなテレビ会議システムにおいて、会議の出席者の各端末に発言者がなんらかのデータを送信する場合などである。
【0014】
こういった用途のアプリケーションでコネクション型のデータ通信を行おうとすると、送信したい複数のホストに対していちいちデータを送信しなければならず、無駄が多い。例えば送信したいホストが10あるとすると10回同じデータを送信する処理を行わなければならなくなり、ネットワークの帯域も多く使用してしまう。従って、こういう用途には一度データを送信すれば済むマルチキャストおよびブロードキャストの使用が有用になってくる。
【0015】
マルチキャストおよびブロードキャストはそれぞれの決められたアドレスに1回、パケットを送信するだけで済むので、処理の面でもネットワーク帯域の使用率の面においても有益である。同じデータを特定多数に送信するマルチキャストの性格上、トランスポート層プロトコルはUDPが使われる。しかしながら上記に示したようにUDPによる送信は信頼性が低いという問題がある。
【0016】
この信頼性の低さを補うための提案がいくつかなされているが、基本的にはサーバを用いたものであり、また、その機能は信頼性を向上するのみにとどまっている(例えば、特許文献1,2,3参照。)。
【0017】
また、H.323というテレビ会議システムの標準規格がITU(国際電気通信連合)によって勧告されているが、これは、音声やビデオなどのデータを信頼性の低いUDPで送信し、制御信号などのデータは信頼性の高いTCPで送信するものである。
【0018】
また、そもそもTCPのようなコネクション型のデータ送受信手段をもたない従来例も多い(例えば、特許文献4,5参照。)。
【0019】
【特許文献1】
特開平11−17713号公報
【特許文献2】
特開平11−161622号公報
【特許文献3】
特開2000−22687号公報
【特許文献4】
特開平5−347623号公報
【特許文献5】
特開平7−273798号公報。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
複数の端末装置がネットワークで接続されるテレビ会議システム、チャットシステム、教育システムなどを考えた場合、クライアント/サーバシステムではシステムが複雑になりがちなであり、サーバに接続できない場所ではテレビ会議を開催できず、サーバの導入コストや人件費、管理費などが高くなるといった問題があった。
【0021】
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、コネクションレス型通信とコネクション型通信を必要に応じて使い分けることができる通信確立方法及びそれを用いた端末装置及び通信確立プログラムを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続されており特定された複数の端末装置間でアドレス情報を互いに保持することで前記複数の端末装置間の通信を確立しコネクションレス型通信でデータの送受信を行う通信確立方法であって、自端末装置と通信が確立している一または複数の端末装置を一覧表示し、前記一覧表示されていない端末装置を指定し、指定された端末装置に対しコネクション型データ送受信手段を用いてアドレス情報を送受信し通信確立を行う。
【0023】
また、請求項2に記載の発明は、ネットワークに接続されており特定された複数の端末装置間でアドレス情報を互いに保持することで前記複数の端末装置間の通信を確立し、コネクションレス型データ送受信手段を用いてデータの送受信を行う端末装置であって、自端末装置と通信が確立している一または複数の端末装置を一覧表示する一覧表示手段と、前記一覧表示されていない端末装置を指定する指定手段と、指定された端末装置に対しアドレス情報を送受信し通信確立を行うコネクション型データ送受信手段を有する。
【0024】
また、請求項8に記載の発明は、ネットワークに接続されており特定された複数の端末装置間でアドレス情報を互いに保持することで前記複数の端末装置間の通信を確立しコネクションレス型通信でデータの送受信を行うためにコンピュータを、自端末装置と通信が確立している一または複数の端末装置を一覧表示する一覧表示手段、前記一覧表示されていない端末装置を指定する指定手段と、指定された端末装置に対しアドレス情報を送受信し通信確立を行うコネクション型データ送受信手段、として機能させる。
【0025】
本発明によれば、コネクションレス型通信とコネクション型通信を必要に応じて使い分けることができ、ユーザの意図する通信相手先の端末装置が見つからなかった場合に信頼性が高いコネクション型データ送受信手段を用いて通信確立を行うことができる。
【0026】
請求項3に記載の発明は、通信相手先である複数の端末装置のアドレス情報を予め用意した通信相手先リストと、前記通信相手先リストを参照し前記複数の端末装置に対して前記コネクションレス型データ送受信手段を用いてアドレス情報の送受信を行わせる参照手段を有することにより、予め用意した通信相手先リストを用いて、自動的に複数の端末装置と通信確立を行うことができる。
【0027】
請求項4に記載の発明は、通信が確立した端末装置のアドレス情報と前記通信相手先リストの複数の端末装置のアドレス情報とを比較し、前記通信相手先リストにある端末装置と通信が確立していない場合に、前記通信が確立していない端末装置に対して再度前記コネクション型データ送受信手段を用いてアドレス情報の送受信を行わせる再送信手段を有することにより、通信確立が行われなかった相手先と再度、自動的に通信確立を試みることができる。
【0028】
請求項5に記載の発明は、通信が確立した端末装置のアドレス情報と前記通信相手先リストの複数の端末装置のアドレス情報とを比較し、前記通信相手先リストにない端末装置と通信が確立している場合に、前記通信が確立している端末装置との通信を切断する切断手段を有することにより、余計な通信相手との通信確立を防ぐことができる。
【0029】
請求項6に記載の発明は、前記通信相手先リストをカプセル化文書内に保持することにより、通信相手先リストを含めて一つの文書として扱えるようになり、文書の配布、移動、保持などが簡単になる。
【0030】
請求項7に記載の発明は、前記通信相手先リストを前記ネットワークに接続されたサーバに保存され、起動時に前記サーバから前記通信相手先リストを取得することにより、通信相手先リストを複数の端末装置で共通のリストとして利用することができる。
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の通信確立方法が適用されるネットワークシステムの一実施例のブロック図を示す。このシステムは、チャットシステムやテレビ会議システムとして用いられる。
【0031】
同図中、端末装置10,11,12、及びサーバ13はネットワーク14を介して接続されている。ネットワーク14は主としてインターネットなどである。端末装置10,11,12それぞれは、入力装置20、表示装置22、入力制御ユニット24、データ処理ユニット26、画面制御ユニット28、コネクション型データ送受信手段30、コネクションレス型データ送受信手段32、記憶手段34から構成されている。
【0032】
入力装置20は、マウスやキーボードといったものから構成する。データ処理ユニット26はCPU、ROM,RAMなどから構成される。データ処理ユニット26中のCPUは、入力制御ユニット24を介しての入力装置20からの入力を常時監視し、また、ネットワーク14を介してのサーバ13や他の端末装置とのデータの送受信を常時監視している。
【0033】
データ処理ユニット26内のROMにはCPUが実行するプログラムを格納している。RAMはCPUが各種処理を実行する際にワーキング領域として使用する。画面制御ユニット28はデータ処理ユニット26から受け取ったデータを画像処理して表示装置22に表示する。
【0034】
まず、本発明で言うところの通信確立について説明する。通信が確立している状態というのは、通信を行うための自端末装置のIPアドレスなどのアドレス情報を相手端末装置に送信し相手端末装置に保持され、かつ、自端末装置の情報を保持している上記相手端末装置からのアドレス情報を自端末装置で受信し保持している状態のことである。
【0035】
例えば、端末装置10のデータ処理ユニット26で実行されるプログラムAと、端末装置11のデータ処理ユニット26で実行されるテレビ会議用のプログラムBがあるとすると、テレビ会議用のプログラムAが端末装置11の情報を持ち、かつ、プログラムBが端末装置10の情報をもった時点で、端末装置10と端末装置11の通信が確立したことになる。
【0036】
ここで、端末装置10,11の通信が確立しているところに、端末装置12のデータ処理ユニット26で実行されるプログラムCが参加した場合の例について述べる。
【0037】
プログラムCは、起動すると、まず自端末装置の情報をコネクションレス型データ送受信手段32を用いてマルチキャストすることにより、端末装置10,11に自端末装置の情報を通知する。端末装置10,11は、端末装置12から通知された情報を受信すると、それぞれ、端末装置12に対して自端末装置の情報をコネクション型データ送受信手段30を用いてユニキャストで送信する。
【0038】
端末装置12は、端末装置10,11からの情報を受信することで端末装置10,11の情報を得ることができ、端末装置10,11それぞれとの通信が確立する。 このように自端末装置12の情報をマルチキャストすることにより、他の端末装置10,11に対して自端末装置12の情報を通知するのであるが、マルチキャストはコネクションレス型データ送受信手段32によるUDP送信のため信頼性が低く、自端末装置12の情報がきちんと相手端末装置10,11に届くかどうかの保証はない。
【0039】
つまり、自端末装置12の情報をマルチキャストにより送信しても、ネットワーク14の通信経路の状態によっては、相手端末装置10,11に情報が伝わらず、相手端末装置10,11からの情報が返ってこないことがある。
【0040】
従って、きちんとユーザの意図した相手端末装置もしくはプログラムに組み込まれた通信相手先リストにある相手端末装置と通信の確立ができているかどうかを確認し、その結果、通信の確立ができていないのであれば、通信の確立を再度試みるなどの対処が必要である。
【0041】
図2は、表示装置22の表示例を示す。同図中、アプリケーションフレーム40内に、ファンクションボタン41,42と、コンテンツ表示部43と、送信ボタン44,45,46,47と、再接続ボタン48が表示されている。
【0042】
この状態において、送信ボタン44は、通信が確立した全ての相手端末装置に送信するためのボタンであり、送信ボタン45,46,47は通信が確立した相手端末装置に対してのみ表示される。ここに送信ボタンが現れていないユーザは、そのユーザの端末装置との通信の確立ができていないことになる。
【0043】
アプリケーションフレーム40内に意図したユーザが表示されてない場合に実行される再接続処理のフローチャートを図3に示す。図3において、ステップS10の再接続イベント待ちの状態で、ユーザが入力装置20を用い再接続ボタン48をクリックすると、ステップS12で再接続イベントを受け付ける。これにより、データ処理ユニット26は、図4に示すようなダイアログを表示してステップS16でボタンイベント待ち状態となる。
【0044】
ユーザは、図4の入力ボックス50に通信を確立したい通信端末のIPアドレスもしくはサーバ13のホスト名を入力し、OKボタン51をクリックすると、データ処理ユニット26はステップS18でこのイベントを受け付ける。
【0045】
そして、ステップS20でOKボタン51のクリックを受け付けたのか否かを判別し、OKボタン51のクリックであればステップS24で入力ボックス50の入力された文字列を取得し、入力された文字列の妥当性をチェックする。
【0046】
こののち、ステップS26で妥当か否かチェック結果を判別し、妥当でなければステップS28に進む。妥当であれば、ステップS30でダイアログを消去し、ステップS32で入力ボックス50の入力された文字列をネットワークアドレスに置き換え、このネットワークアドレスに対して自端末装置の情報をコネクション型データ送受信手段30にて送信する。
【0047】
入力された文字列が妥当でない場合、例えばIPアドレスで言えば、xxx.xxx.xxx.xxxという所定の形式をとらないときや、IPアドレスの数値としてありえない数字を入力されているとき等は、ステップS28でユーザに再入力を促すダイアログを表示してステップS16に進む。一方、ユーザがキャンセルボタン52をクリックした場合は、ステップS20からステップS36に進み、ダイアログを消去して処理を終了する。
【0048】
また、データ処理ユニット26で実行されるプログラムとして、テレビ会議アプリケーションを考えた場合には、上記のように参加者との通信確立の確認および再接続をユーザの操作で行うのではなく、自動的にプログラムに行わせるようにさせることができる。
【0049】
テレビ会議などではあらかじめ会議出席者が決まっている場合が多い。このため、図5に示すような、参加者のユーザ名と、IPアドレスなどの情報を予め記述した通信相手先リストを記憶手段34に用意する。例えば、通信プログラムとともにカプセル化された文書を考えた場合、このリストも一緒にカプセル化して記憶手段34に記憶する。
【0050】
なお、カプセル化文書は、文書全体の構造、配置等の表示状態を表す表示状態ファイルとしての文書配置情報と、文書内のテキスト内容を表すデジタル情報ファイルとしてのテキスト情報と、その他の静止画像や動画画像を表すデジタル情報ファイルとしてのメディア情報と、文書内容を表示したりユーザ操作を検出したりする複数の動作プログラムファイルとしてのプログラムから構成されている。
【0051】
図6は文書起動時の接続処理のフローチャートを示す。同図中、ステップS40でカプセル化文書を起動すると、データ処理ユニット26で実行される通信プログラムはステップS42で所定のファイル名の通信相手先リストを参照し、ステップS44でコネクションレス型データ送受信手段32を用いて通信相手先リストにあるネットワークアドレスに対して自端末装置の情報をマルチキャストする。
【0052】
そして、ステップS46で他の端末装置から帰ってくる情報を待ち受ける。ステップS48で他の端末装置の情報(相手端末装置の情報)を受信したらステップS50で相手端末装置の情報を記憶手段34の受信リストに登録する。
【0053】
ステップS46の待ち受けから一定時間経過しても他の端末装置の情報を受信できない場合にはステップS52でタイムアウトし、ステップS54で登録されている受信リストと最初に参照した通信相手先リストを比較して登録状況を確認し、受信リストに登録されていないネットワークアドレスに対してはステップS60でコネクション型データ送受信手段30を用いて再送を行う。
【0054】
上記の処理は通信相手先リストの全ての相手先と通信確立ができるまで繰り返しても良いが、現実には再送するのは1回もしくは2回とする。もしくは、ある一定間隔で定期的に繰り返し再送してもよい。
【0055】
また、通信相手先リストをカプセル化文書内におかずに、所定のサーバ13において参照させることも可能である。この場合、通信相手先リストを前もってサーバ13の決められた場所に所定のファイル名で保存しておき、データ処理ユニット26で実行される通信プログラム起動時に、サーバ13にコネクションを設定し、所定のファイル名のファイルである通信相手先リストを取得する。
【0056】
また、通信プログラムの起動時に、サーバ13のサーバ名もしくはサーバ13のIPアドレスをユーザに入力させるためのダイアログを表示させ、ユーザが入力した内容に従って、サーバ13とのコネクションを設定し、通信相手先リストを取得してもよい。
【0057】
また、同じく通信相手先リストを持っている場合でも、自端末装置の情報を送信するときは通信相手先リストを参照せずにマルチキャストし、他の端末装置から返ってくる情報を受信リストに登録し、タイムアウト後、登録された受信リスト情報と通信相手先リスト情報を比較し、通信相手先リストにあるのに受信リストに登録されていない場合にはコネクション型データ送受信手段30を用いて再送し、通信相手先リストにないのに受信リストに登録されている場合にはその端末装置との通信を切断する構成としてもよい。
【0058】
本発明では、ネットワークに接続された複数の端末装置間の通信を確立してサーバを介さないピアツーピア的なネットワークを構成し、コネクションレス型通信とコネクション型通信を必要に応じて使い分けることができ、コネクションレス型通信であるマルチキャストで通信が確立できない場合には信頼性が高いコネクションレス型通信を用いて通信を確立することでマルチキャストの信頼性を向上することができる。
【0059】
なお、遠隔地とのデータのやりとりを行うテレビ会議システムを考えた場合には、送受信するデータの暗号化は必須であるので、データの暗号化機能を追加して、よりセキュリティの高い通信を実現することができる。
【0060】
なお、表示装置22が請求項記載の一覧表示手段に対応し、入力装置20が指定手段に対応し、ステップS42,S44が参照手段に対応し、ステップS54〜S60が再送信手段に対応する。
【0061】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、コネクションレス型通信とコネクション型通信を必要に応じて使い分けることができ、ユーザの意図する通信相手先の端末装置が見つからなかった場合に信頼性が高いコネクション型データ送受信手段を用いて通信確立を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信確立方法が適用されるネットワークシステムの一実施例のブロック図である。
【図2】表示装置の表示例を示す図である。
【図3】再接続処理のフローチャートである。
【図4】ダイアログの表示例を示す図である。
【図5】通信相手先リストを示す図である。
【図6】接続処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10,11,12 端末装置
13 サーバ
14 ネットワーク
20 入力装置
22 表示装置
24 入力制御ユニット
26 データ処理ユニット
28 画面制御ユニット
30 コネクション型データ送受信手段
32 コネクションレス型データ送受信手段
34 記憶手段

Claims (8)

  1. ネットワークに接続されており特定された複数の端末装置間でアドレス情報を互いに保持することで前記複数の端末装置間の通信を確立しコネクションレス型通信でデータの送受信を行う通信確立方法であって、
    自端末装置と通信が確立している一または複数の端末装置を一覧表示し、
    前記一覧表示されていない端末装置を指定し、
    指定された端末装置に対しコネクション型データ送受信手段を用いてアドレス情報を送受信し通信確立を行うことを特徴とする通信確立方法。
  2. ネットワークに接続されており特定された複数の端末装置間でアドレス情報を互いに保持することで前記複数の端末装置間の通信を確立し、コネクションレス型データ送受信手段を用いてデータの送受信を行う端末装置であって、
    自端末装置と通信が確立している一または複数の端末装置を一覧表示する一覧表示手段と、
    前記一覧表示されていない端末装置を指定する指定手段と、
    指定された端末装置に対しアドレス情報を送受信し通信確立を行うコネクション型データ送受信手段を
    有することを特徴とする端末装置。
  3. 請求項2記載の端末装置において、
    通信相手先である複数の端末装置のアドレス情報を予め用意した通信相手先リストと、
    前記通信相手先リストを参照し前記複数の端末装置に対して前記コネクションレス型データ送受信手段を用いてアドレス情報の送受信を行わせる参照手段を
    有することを特徴とする端末装置。
  4. 請求項3記載の端末装置において、
    通信が確立した端末装置のアドレス情報と前記通信相手先リストの複数の端末装置のアドレス情報とを比較し、前記通信相手先リストにある端末装置と通信が確立していない場合に、前記通信が確立していない端末装置に対して再度前記コネクション型データ送受信手段を用いてアドレス情報の送受信を行わせる再送信手段を
    有することを特徴とする端末装置。
  5. 請求項3記載の端末装置において、
    通信が確立した端末装置のアドレス情報と前記通信相手先リストの複数の端末装置のアドレス情報とを比較し、前記通信相手先リストにない端末装置と通信が確立している場合に、前記通信が確立している端末装置との通信を切断する切断手段を
    有することを特徴とする端末装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか記載の端末装置において、
    前記通信相手先リストをカプセル化文書内に保持することを特徴とする端末装置。
  7. 請求項3乃至5のいずれか記載の端末装置において、
    前記通信相手先リストを前記ネットワークに接続されたサーバに保存され、起動時に前記サーバから前記通信相手先リストを取得することを特徴とする端末装置。
  8. ネットワークに接続されており特定された複数の端末装置間でアドレス情報を互いに保持することで前記複数の端末装置間の通信を確立しコネクションレス型通信でデータの送受信を行うためにコンピュータを、
    自端末装置と通信が確立している一または複数の端末装置を一覧表示する一覧表示手段、
    前記一覧表示されていない端末装置を指定する指定手段と、
    指定された端末装置に対しアドレス情報を送受信し通信確立を行うコネクション型データ送受信手段、
    として機能させるための通信確立プログラム。
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