JP2004119360A - 蛍光灯点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ランプ寿命時における安全性を向上させる。
【解決手段】直流電源10電圧を高周波電圧に変換するインバータ20を備える。インバータ20出力を受ける蛍光灯回路30を備える。蛍光灯回路30に属する蛍光ランプ32のランプソケット321・322に組込まれその温度上昇を検出する温度検出器50を備える。温度検出器50に応動して蛍光ランプ32のランプ寿命時にインバータ20出力を制限する制限回路49を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】直流電源10電圧を高周波電圧に変換するインバータ20を備える。インバータ20出力を受ける蛍光灯回路30を備える。蛍光灯回路30に属する蛍光ランプ32のランプソケット321・322に組込まれその温度上昇を検出する温度検出器50を備える。温度検出器50に応動して蛍光ランプ32のランプ寿命時にインバータ20出力を制限する制限回路49を備える。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
本発明はインバータで蛍光ランプを点灯する蛍光灯点灯装置に関するものである。特にランプ寿命時にインバータ出力を制限するタイプのものである。
【従来の技術】
蛍光ランプのランプ寿命時にインバータ出力を制限することは既知である。これは、蛍光ランプが寿命となったときにランプ電圧が上昇する減少を利用し、インバータ出力を制限する仕組みである。
【発明が解決しようとする課題】
蛍光ランプ寿命時に、そのランプ電圧が上昇する。蛍光ランプ寿命時には、フィラメントにある電子放出物質が無くなり電子放出が困難になり、電子放出のためのエネルギが増大し、ランプ電圧が上昇する。しかし,寿命時の電子放出現象は蛍光ランプのフィラメント状態などにより一定せず,ランプ電圧上昇にはばらつきが生じやすい。このため、ランプ電圧ではランプ寿命を確実に検知できないことがある。ランプ寿命の検知が不確かであると、エネルギが増大してフィラメント部が過熱し、ランプ口金端部も過熱し、そこに繋がるランプソケットへも熱が伝わる。ランプ口金部・ランプソケットには可燃性のプラスチック材が使われており、発煙・発火の不安がある。
本発明の目的は、ランプ寿命時における安全性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
本発明は蛍光ランプのランプソケットに組込まれ、その温度上昇を検出する温度検出器を備える。前記温度検出器に応動して前記蛍光ランプのランプ寿命時にインバータ出力を制限する制限回路を備える。
ランプ寿命時にランプ電圧上昇に加えて、前記温度検出器を併用すれば、ランプ寿命検出の確実性はさらに向上する。この場合は、前記温度検出器の影響でもともとのランプ電圧上昇に足し増しされるため、既存回路が有効に活用され、また配線変更も不要となる。
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1・図2を用いて説明する。本発明装置は、直流電源10電圧を高周波電圧に変換するインバータ20を備える。インバータ20出力を受ける蛍光灯回路30を備える。蛍光灯回路30に属する蛍光ランプ32のランプソケット321・322に組込まれその温度上昇を検出する温度検出器50を備える。温度検出器50に応動して蛍光ランプ32のランプ寿命時にインバータ20出力を制限する制限回路49を備える。
補足して説明する。直流電源10は図外の交流電源電圧を整流するタイプである。インバータ20は交互にオンオフする順直列一対のスイッチング素子21・22を含み、アーム用コンデンサ24を含む。スイッチング素子21のオン期間にアーム用コンデンサ24を順方向に充電し、スイッチング素子22のオン期間にアーム用コンデンサ24を逆方向に充電する仕組みである。図示の制限回路49はスイッチング素子21・22のゲート信号を寿命時に遮断し、各素子21・22のターンオフを阻止する。蛍光灯回路30は蛍光ランプ32とそれに直列のバラスト用インダクタ31を含み、さらに蛍光ランプ32の非電源側端子間に配置する予熱用コンデンサ33を含む。蛍光ランプ32両端の口金部から一対のランプピン32Pが延び、対応するランプソケット321に嵌る。
温度検出器50について説明する。温度検出器50の主体は正特性非線形抵抗体(いわゆる正特性サーミスタ)51・52である。正特性非線形抵抗体51・52は蛍光ランプ32の過熱を検知できるように、蛍光ランプ32側寄りに配置する。正特性非線形抵抗体51・52は常時は低抵抗としてふるまい、過熱時に高抵抗体に転化する。正特性非線形抵抗体51・52は蛍光ランプ32の電源側端子に対して直列に配置される。図2においては、正特性非線形抵抗体52側の図示を省略した。正特性非線形抵抗体51は蛍光ランプ32の電源側端子の一方に直列であり、正特性非線形抵抗体52は蛍光ランプ32の電源側端子の他方に直列である。正特性非線形抵抗体51は蛍光ランプ32の一方のフィラメントに対応する異常を監視し、正特性非線形抵抗体52は蛍光ランプ32の他方のフィラメントに対応する異常を監視する。正特性非線形抵抗体51・52は過熱時に開路する温度スイッチでも同効である。
図示の40はランプ電圧検出器である。次にこれについて説明する。ランプ電圧検出器40に蛍光ランプ32の電源側端子間に配置した直列一対の抵抗41・42が付属する。ランプ電圧検出器40は抵抗42電圧が設定値を越えた時にランプ寿命と判定し、前記制限回路49でもってインバータ20出力を制限し、あるいは停止させる。本実施例における温度検出器50はランプ電圧検出器40を兼用する仕組みである。正特性非線形抵抗体51または52が高抵抗体に転化すると、その影響で見掛け上のランプ電圧が過大となり、ランプ電圧検出器40が働く。このため、温度検出器50は格別の判定回路ないしは制御回路が不要となり、正特性非線形抵抗体51・52だけで済む。
正特性非線形抵抗体51・52は蛍光ランプ32端部の過熱を検知する。それをその口金部に配置すると、蛍光ランプ32をランプソケット321・322へ装着する際に、電源側・非電源側の関係が逆になった場合に困る。この場合は正特性非線形抵抗体51・52が非電源側に位置するため、温度検出器50全体が複雑になる。正特性非線形抵抗体51・52をランプソケット321・322に配置しておけば、蛍光ランプ32装着の際の制約が生じない。
正特性非線形抵抗体51・52を図外の温度スイッチに替える場合は、抵抗41・42の全体を跨ぐ位置に図外の補助コンデンサを配置することが適当である。この場合の温度スイッチが開路すると、インバータ20は無負荷状態となるが,バラストインダクタ31と補助コンデンサとの直列共振により、補助コンデンサ電圧が過大になり、検知がなされる。
【発明の効果】
本発明は蛍光ランプのランプソケットに組込まれその温度上昇を検出する温度検出器を備え、前記温度検出器に応動して前記蛍光ランプのランプ寿命時にインバータ出力を制限する制限回路を備えたものである。これによれば、ランプ寿命のランプ端部ないしはランプソケットの過熱を直接検知するため安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明に係る蛍光灯点灯装置の回路図である。
【第2図】その蛍光ランプ回りの様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10:直流電源、20:インバータ、30:蛍光灯回路、32:蛍光ランプ、321・322:ランプソケット、50:温度検出器、49:制限回路
本発明はインバータで蛍光ランプを点灯する蛍光灯点灯装置に関するものである。特にランプ寿命時にインバータ出力を制限するタイプのものである。
【従来の技術】
蛍光ランプのランプ寿命時にインバータ出力を制限することは既知である。これは、蛍光ランプが寿命となったときにランプ電圧が上昇する減少を利用し、インバータ出力を制限する仕組みである。
【発明が解決しようとする課題】
蛍光ランプ寿命時に、そのランプ電圧が上昇する。蛍光ランプ寿命時には、フィラメントにある電子放出物質が無くなり電子放出が困難になり、電子放出のためのエネルギが増大し、ランプ電圧が上昇する。しかし,寿命時の電子放出現象は蛍光ランプのフィラメント状態などにより一定せず,ランプ電圧上昇にはばらつきが生じやすい。このため、ランプ電圧ではランプ寿命を確実に検知できないことがある。ランプ寿命の検知が不確かであると、エネルギが増大してフィラメント部が過熱し、ランプ口金端部も過熱し、そこに繋がるランプソケットへも熱が伝わる。ランプ口金部・ランプソケットには可燃性のプラスチック材が使われており、発煙・発火の不安がある。
本発明の目的は、ランプ寿命時における安全性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
本発明は蛍光ランプのランプソケットに組込まれ、その温度上昇を検出する温度検出器を備える。前記温度検出器に応動して前記蛍光ランプのランプ寿命時にインバータ出力を制限する制限回路を備える。
ランプ寿命時にランプ電圧上昇に加えて、前記温度検出器を併用すれば、ランプ寿命検出の確実性はさらに向上する。この場合は、前記温度検出器の影響でもともとのランプ電圧上昇に足し増しされるため、既存回路が有効に活用され、また配線変更も不要となる。
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1・図2を用いて説明する。本発明装置は、直流電源10電圧を高周波電圧に変換するインバータ20を備える。インバータ20出力を受ける蛍光灯回路30を備える。蛍光灯回路30に属する蛍光ランプ32のランプソケット321・322に組込まれその温度上昇を検出する温度検出器50を備える。温度検出器50に応動して蛍光ランプ32のランプ寿命時にインバータ20出力を制限する制限回路49を備える。
補足して説明する。直流電源10は図外の交流電源電圧を整流するタイプである。インバータ20は交互にオンオフする順直列一対のスイッチング素子21・22を含み、アーム用コンデンサ24を含む。スイッチング素子21のオン期間にアーム用コンデンサ24を順方向に充電し、スイッチング素子22のオン期間にアーム用コンデンサ24を逆方向に充電する仕組みである。図示の制限回路49はスイッチング素子21・22のゲート信号を寿命時に遮断し、各素子21・22のターンオフを阻止する。蛍光灯回路30は蛍光ランプ32とそれに直列のバラスト用インダクタ31を含み、さらに蛍光ランプ32の非電源側端子間に配置する予熱用コンデンサ33を含む。蛍光ランプ32両端の口金部から一対のランプピン32Pが延び、対応するランプソケット321に嵌る。
温度検出器50について説明する。温度検出器50の主体は正特性非線形抵抗体(いわゆる正特性サーミスタ)51・52である。正特性非線形抵抗体51・52は蛍光ランプ32の過熱を検知できるように、蛍光ランプ32側寄りに配置する。正特性非線形抵抗体51・52は常時は低抵抗としてふるまい、過熱時に高抵抗体に転化する。正特性非線形抵抗体51・52は蛍光ランプ32の電源側端子に対して直列に配置される。図2においては、正特性非線形抵抗体52側の図示を省略した。正特性非線形抵抗体51は蛍光ランプ32の電源側端子の一方に直列であり、正特性非線形抵抗体52は蛍光ランプ32の電源側端子の他方に直列である。正特性非線形抵抗体51は蛍光ランプ32の一方のフィラメントに対応する異常を監視し、正特性非線形抵抗体52は蛍光ランプ32の他方のフィラメントに対応する異常を監視する。正特性非線形抵抗体51・52は過熱時に開路する温度スイッチでも同効である。
図示の40はランプ電圧検出器である。次にこれについて説明する。ランプ電圧検出器40に蛍光ランプ32の電源側端子間に配置した直列一対の抵抗41・42が付属する。ランプ電圧検出器40は抵抗42電圧が設定値を越えた時にランプ寿命と判定し、前記制限回路49でもってインバータ20出力を制限し、あるいは停止させる。本実施例における温度検出器50はランプ電圧検出器40を兼用する仕組みである。正特性非線形抵抗体51または52が高抵抗体に転化すると、その影響で見掛け上のランプ電圧が過大となり、ランプ電圧検出器40が働く。このため、温度検出器50は格別の判定回路ないしは制御回路が不要となり、正特性非線形抵抗体51・52だけで済む。
正特性非線形抵抗体51・52は蛍光ランプ32端部の過熱を検知する。それをその口金部に配置すると、蛍光ランプ32をランプソケット321・322へ装着する際に、電源側・非電源側の関係が逆になった場合に困る。この場合は正特性非線形抵抗体51・52が非電源側に位置するため、温度検出器50全体が複雑になる。正特性非線形抵抗体51・52をランプソケット321・322に配置しておけば、蛍光ランプ32装着の際の制約が生じない。
正特性非線形抵抗体51・52を図外の温度スイッチに替える場合は、抵抗41・42の全体を跨ぐ位置に図外の補助コンデンサを配置することが適当である。この場合の温度スイッチが開路すると、インバータ20は無負荷状態となるが,バラストインダクタ31と補助コンデンサとの直列共振により、補助コンデンサ電圧が過大になり、検知がなされる。
【発明の効果】
本発明は蛍光ランプのランプソケットに組込まれその温度上昇を検出する温度検出器を備え、前記温度検出器に応動して前記蛍光ランプのランプ寿命時にインバータ出力を制限する制限回路を備えたものである。これによれば、ランプ寿命のランプ端部ないしはランプソケットの過熱を直接検知するため安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明に係る蛍光灯点灯装置の回路図である。
【第2図】その蛍光ランプ回りの様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10:直流電源、20:インバータ、30:蛍光灯回路、32:蛍光ランプ、321・322:ランプソケット、50:温度検出器、49:制限回路
Claims (1)
- 直流電源電圧を高周波電圧に変換するインバータを備え、前記インバータ出力を受ける蛍光灯回路を備え、前記蛍光灯回路に属する蛍光ランプのランプソケットに組込まれその温度上昇を検出する温度検出器を備え、前記温度検出器に応動して前記蛍光ランプのランプ寿命時に前記インバータ出力を制限する制限回路を備えたことを特徴とする蛍光灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002320513A JP2004119360A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 蛍光灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002320513A JP2004119360A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 蛍光灯点灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004119360A true JP2004119360A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32289698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002320513A Pending JP2004119360A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 蛍光灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004119360A (ja) |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002320513A patent/JP2004119360A/ja active Pending
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