JP2004118975A - 蓄積システム - Google Patents
蓄積システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004118975A JP2004118975A JP2002283862A JP2002283862A JP2004118975A JP 2004118975 A JP2004118975 A JP 2004118975A JP 2002283862 A JP2002283862 A JP 2002283862A JP 2002283862 A JP2002283862 A JP 2002283862A JP 2004118975 A JP2004118975 A JP 2004118975A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- head
- content
- key
- medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Storage Device Security (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明は、暗号化されたコンテンツの信号が記録できると共にIDの信号が記録された記録媒体11と、記録媒体11に電磁的に信号を記録再生できるヘッド12と、ヘッド12を所定の位置に移動できる機構を有する磁気ディスク装置と、記録媒体11から暗号化されたコンテンツの信号とIDの信号を抽出する信号制御部14と、信号制御部14からのIDの信号と予め取得した暗号の鍵との相互作用により所定の媒体からの暗号化されたコンテンツの信号を解読する鍵制御部16と、鍵制御部16で解読された映像信号を復調してアナログ信号を表示部に出力する映像復調部18とが同一の筐体20内に設けられる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば映像、音楽などの大容量のコンテンツを暗号を用いて安全に蓄積し、外部からの不正なアクセスにより暗号化されたコンテンツを解読することが不可能にせしめる蓄積システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスクの大容量化に伴い、安価で使いやすい蓄積装置としての地位はますます強くなってきている。従来はコンピュータデータの主たる蓄積装置であったが、近年は音楽や映像などの大容量のコンテンツの蓄積にまでその応用範囲が広がってきている。また、コンテンツがデジタル化されコピーや移動が安価で手軽に行えることになったことにより、不正な使用が顕在化してきている。さらに最近は磁気ディスク内蔵の録画装置が売り出され、この録画装置を用いた新しいサービスも検討されている。これらのサービスにおいてコンテンツの不正コピーなどを防ぐ目的から、送り手においてコンテンツを暗号化し、蓄積装置を内蔵した受信装置において鍵を用いて暗号を解く方法が考えられている。ここで最も重要になるのはコンテンツの暗号を解く鍵が外部にさらされることである。暗号の強度をいくら上げたとしても、蓄積装置を内蔵した受信装置までにその暗号を解く鍵が盗まれるとコンテンツは簡単にコピーされてしまうからである。現在の衛星デジタル放送では放送という特定の環境が保証されているため、カードに鍵の元になる信号を記録しておき、それをベースに送られてくる暗号化されたコンテンツを解く方法などが使われている。しかし厳密に見るとこの方法でもカードと回路あるいは蓄積装置との間で鍵のやり取りが行われるため、そこが一種のセキュリティホールになることが指摘されている。またデジタル化されている信号は通常何らかの圧縮が行われているため、まず暗号を解き、その後圧縮を解く回路にコンテンツ信号が送られる。ここでも生のコンテンツ信号が盗まれる可能性がある。
【0003】
このようなデータのセキュリティに関係する公知文献として、特許文献1のデータ記録再生装置及びセキュリティ管理方法、特許文献2のデータセキュリティ装置、及び特許文献3のネットワークに直接接続可能なディスク装置があるが、いずれも磁気ディスクのコントローラへのアクセスを安全にするもので、磁気ディスクそのものを安全にするものではない。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−97468号公報
【特許文献2】
特開平8−185349号公報
【特許文献3】
特開2000−347808号公報
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、予め暗号の鍵を取得して暗号化されたコンテンツの信号を解読する鍵制御部を磁気ディスク装置と同一筐体内に設け、筐体を開放すると媒体の記録再生が行えなくなるようにすることにより、鍵が筐体外にさらされることがなく、解読されたコンテンツの信号が筐体外に出ないことにより容易に不正コピーの抑止を実現できる蓄積システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の蓄積システムは、暗号化されたコンテンツの信号が記録できると共にIDの信号が記録された媒体と、該媒体に電磁的に信号を記録再生できるヘッドと、該ヘッドを所定の位置に移動できる機構を有する磁気ディスク装置と、前記媒体から暗号化されたコンテンツの信号とIDの信号を抽出する信号制御部と、該信号制御部からのIDの信号と予め取得した暗号の鍵との相互作用により所定の媒体からの暗号化されたコンテンツの信号を解読する鍵制御部と、該鍵制御部で解読された映像信号を復調してアナログ信号を表示部に出力する映像復調部とが同一の筐体内に設けられることを特徴とするものである。
【0006】
また本発明は、前記蓄積システムにおいて、鍵制御部として解読されたコンテンツの信号の圧縮を解く回路を含むことを特徴とするものである。
【0007】
また本発明は、前記蓄積システムにおいて、筐体を開放すると、媒体の記録再生が行えなくなることを特徴とするものである。
【0008】
また本発明は、前記蓄積システムにおいて、ヘッドのヘッド部もしくはジンバル部を筐体に接続部で接続し、筐体を開放するとヘッドが移動して媒体の記録再生が行えなくなることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0010】
図1は本発明の実施形態例に係る蓄積システムを示す構成説明図である。11は例えば磁気ディスク等の記録媒体であり、この記録媒体11には暗号化されたコンテンツの信号が記録されると共にIDの信号が記録される。コンテンツを発信する側である、プロバイダーにおいては自らのコンテンツの不正使用を防止するため、一定の決まりに基づいてコンテンツの信号に暗号化がされている。蓄積装置を内蔵した受信装置においてこの暗号化されたコンテンツの信号を受信した後、そのまま記録媒体11に記録される。また記録媒体11には個別の装置毎に再生を制御するためのIDの信号が例えば磁気ディスク装置に用いられているサーボ信号の一部に重畳するなどの方法により容易に消去あるいは書き換えができないように記録される。12は記録媒体11に電磁的に信号を記録再生できるヘッド部及びジンバル部よりなるヘッドであり、このヘッド12には所定の位置に移動できるヘッド移動機構(図示せず)が設けられる。このヘッド移動機構、記録媒体11、及びヘッド12より磁気ディスク装置が構成される。前記ヘッド12には第1のインターフェース13を介して信号制御部14が接続される。信号制御部14では記録媒体11からの暗号化されたコンテンツの信号とIDの信号が抽出され、第2のインターフェース15を介して鍵制御部16に出力される。鍵制御部16は信号制御部14からの記録媒体11のIDの信号と予め取得した暗号の鍵との相互作用により所定の記録媒体11からの暗号化されたコンテンツの信号を解読して復号化する。暗号化においてはあらかじめ決められたアルゴリズムが鍵制御部16にあり、コンテンツに重畳あるいは別の手段によって送られてきた鍵の信号と受け手の記録媒体11からのIDの信号との相互作用により正しく視聴が許可された磁気ディスク装置の記録媒体11でのみ再生を実現するものである。鍵制御部16には鍵のやり取りをする回路及びコンテンツの信号の圧縮を解く回路が含まれる。コンテンツの信号が映像を示す信号の場合は、鍵制御部16で暗号を解読した後圧縮を解いたコンテンツの映像信号が第3のインターフェース17を介して映像復調部18に入力される。映像復調部18では暗号を解読した後圧縮を解いたコンテンツの映像信号をアナログ信号に復調し、このコンテンツの映像アナログ信号を第4のインターフェース19を介して表示部(図示せず)に出力される。前記磁気ディスク装置、信号制御部14、鍵制御部16、及び映像復調部18は同一の例えば箱等の筐体20の内部に配設される。前記信号制御部14、鍵制御部16、及び映像復調部18はチップあるいは回路として実装される。第4のインターフェース19までの信号はすべて容易には外部から触れない筐体20の中で処理される。もし不正を行おうとする場合はこの筐体20を開放しなければならないが、記録媒体11の磁気ディスクはヘッド12と数十ナノメートルという間隔で離れていなければならないため、ゴミのない非常にクリーンな環境でなければ開放できない。もし、通常の環境で開放された場合はクラッシュという現象を起こし、それ以降記録再生が不可能になる。またより積極的に磁気ディスク装置の記録再生を不可能にするためには、筐体20を開放した途端、ヘッド12が通常位置からずれる機構をもつようにしてもよい。
【0011】
図2は本発明の実施形態例に係る磁気ディスク装置を示す構成説明図である。すなわち、ヘッド12のヘッド部21は筐体20に接続部22で接続されている。23はヘッド12のジンバル部である。ここで筐体20を開放しようとすると筐体20に接続されている接続部22によりヘッド部21に移動などの影響が出る。これにより以降の記録再生が不可能になる。図2ではあたかも記録媒体11とヘッド12が一つしかないように書かれているが、実際には複数ある場合もある。その場合でも接続部22は有効である。直接ヘッド部21に接続することが不可能であればそれを支えるジンバル部23に接続されていても同じ効果が得られる。
【0012】
このように、予め暗号の鍵を取得して暗号化されたコンテンツの信号を解読する鍵制御部を磁気ディスク装置と同一筐体内に設け、筐体を開放すると記録媒体の記録再生が行えなくなるようにすることにより、鍵が筐体外にさらされることがなく、解読されたコンテンツの信号が筐体外に出ないことにより容易に不正コピーの抑止を実現できる。
【0013】
図3は本発明の実施形態例に係る蓄積システムを通信放送融合サービスのビジネスモデルに応用した例を示す説明図である。すなわち、コンテンツ配信事業会社31はメタデータデータベース(DB)を有してメタデータ管理サービスを行なうと共に、地域IP網、アクセス網32を用いてコンテンツ配信サービスを行なう。コンテンツ配信事業会社31は放送局33、広告マーケティングを行う広告会社34、メタデータデータベース(DB)を有しコンテンツ資産管理(Asset Management)を行うコンテンツ制作会社35とメタデータの通信を行う。放送局33はコンテンツ配信事業会社31にコンテンツ配送手数料を払ってコンテンツを供給し、広告会社34はコンテンツ配信事業会社31にマーケティング料を払ってコンテンツを供給し、コンテンツ制作会社35はコンテンツ配信事業会社31に資産管理手数料を払ってコンテンツを供給する。コンテンツ配信事業会社31はユーザ36とメタデータの通信を行い、ユーザ36にコンテンツを提供すると共にユーザ36からコンテンツ配信利用料を徴収する。尚、ユーザ36は放送局33にコンテンツ利用料を支払う場合もある。
【0014】
コンテンツ配信事業会社31からユーザ36に提供されたコンテンツはゲートウエイ37を介してSTB(Set Top Box)またはPDR(Personal Digital Recorder)38に入力され、本発明の実施形態例に係る蓄積システム39に記録される。この場合、蓄積システム39はユーザプロファイル(ログ情報)としても使用される。蓄積システム39に記録されたコンテンツを再生する場合はパソコン(PC)40を用いて行われる。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、暗号化されて蓄積されているコンテンツの解読において、外部からは容易に解読された信号にアクセスすることが困難な方式を内包した磁気ディスク装置であり、コンテンツを安全に蓄積することを実現し、蓄積を前提としたコンテンツ配信サービスに用いられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る蓄積システムを示す構成説明図である。
【図2】本発明の実施形態例に係る磁気ディスク装置を示す構成説明図である。
【図3】本発明の実施形態例に係る蓄積システムを通信放送融合サービスのビジネスモデルに応用した例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 記録媒体
12 ヘッド
13 第1のインターフェース
14 信号制御部
15 第2のインターフェース
16 鍵制御部
17 第3のインターフェース
18 映像復調部
19 第4のインターフェース
20 筐体
Claims (4)
- 暗号化されたコンテンツの信号が記録できると共にIDの信号が記録された媒体と、該媒体に電磁的に信号を記録再生できるヘッドと、該ヘッドを所定の位置に移動できる機構を有する磁気ディスク装置と、
前記媒体から暗号化されたコンテンツの信号とIDの信号を抽出する信号制御部と、
該信号制御部からのIDの信号と予め取得した暗号の鍵との相互作用により所定の媒体からの暗号化されたコンテンツの信号を解読する鍵制御部と、
該鍵制御部で解読された映像信号を復調してアナログ信号を表示部に出力する映像復調部とが同一の筐体内に設けられることを特徴とする蓄積システム。 - 請求項1記載の蓄積システムにおいて、鍵制御部として解読されたコンテンツの信号の圧縮を解く回路を含むことを特徴とする蓄積システム。
- 請求項1又は2記載の蓄積システムにおいて、筐体を開放すると、媒体の記録再生が行えなくなることを特徴とする蓄積システム。
- 請求項1、2又は3記載の蓄積システムにおいて、ヘッドのヘッド部もしくはジンバル部を筐体に接続部で接続し、筐体を開放するとヘッドが移動して媒体の記録再生が行えなくなることを特徴とする蓄積システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002283862A JP2004118975A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 蓄積システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002283862A JP2004118975A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 蓄積システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004118975A true JP2004118975A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32277608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002283862A Pending JP2004118975A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 蓄積システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004118975A (ja) |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002283862A patent/JP2004118975A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4857123B2 (ja) | 不正機器検出装置、不正機器検出システム、不正機器検出方法、プログラム、記録媒体及び機器情報更新方法 | |
RU2305905C2 (ru) | Способ и устройство для передачи данных содержимого и устройство записи и/или воспроизведения | |
US6005940A (en) | System for securely storing and reading encrypted data on a data medium using a transponder | |
KR100434634B1 (ko) | 디지털 저작물인 콘텐트를 처리하는 저작물 보호시스템 | |
KR101217110B1 (ko) | 라이센스의 전송원 컴포넌트와 전송처 컴포넌트 및, 그처리 방법 | |
US8301569B2 (en) | Content information providing system, content information providing server, content reproduction apparatus, content information providing method, content reproduction method and computer program | |
US6456725B1 (en) | Method for increasing the functionality of a media player/recorder device or an application program | |
CN100367247C (zh) | 用于管理记录介质的复制保护信息的方法 | |
JP2010267240A (ja) | 記録装置 | |
JP2003529874A (ja) | デジタルデータ向けコピー・プロテクトシステムにおけるデジタルデータの読取装置、記録装置及び再現装置 | |
KR20000060590A (ko) | 디지탈데이터 플레이어의 파일 암호화 장치 | |
KR20060051212A (ko) | 이동 컴포넌트와 프로그램 및 이동 방법 | |
JP2003195759A (ja) | 暗号化データの生成方法、記録装置、記録媒体、復号方法、記録媒体再生装置、伝送装置、および、受信装置 | |
JPH09138827A (ja) | ディジタル著作物流通システム | |
KR20060051285A (ko) | 복제 컴포넌트와 프로그램 및 그 복제 방법 | |
KR20060051211A (ko) | 재생 컴포넌트와 프로그램 및 그 재생 제어 방법 | |
KR20060051251A (ko) | 반환 컴포넌트와 프로그램 및 반환 컴포넌트 방법 | |
KR20060051286A (ko) | 대출 컴포넌트와 프로그램 및 대출 컴포넌트 방법 | |
JP3682840B2 (ja) | コンテンツ情報記録方法及びコンテンツ情報記録装置 | |
EP1764718B1 (en) | Information provision system, content information copying device, user terminal device and user management device | |
WO2009088143A1 (en) | Method of recording content on disc, method of providing title key, apparatus for recording content on disc, and content providing server | |
JP2003509881A (ja) | 記録された電子出版資料からのマスター鍵の復元方法 | |
JPH11250571A (ja) | 情報配布装置と端末装置及び情報配布システム | |
JP2001022859A (ja) | コンテンツ情報記録方法、コンテンツ情報記録装置、コンテンツ情報記録再生方法、コンテンツ情報記録再生装置、及びメディア | |
CN100385521C (zh) | 用于管理记录介质的复制保护信息的方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040707 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071218 |