JP2004118058A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

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JP2004118058A JP2002283793A JP2002283793A JP2004118058A JP 2004118058 A JP2004118058 A JP 2004118058A JP 2002283793 A JP2002283793 A JP 2002283793A JP 2002283793 A JP2002283793 A JP 2002283793A JP 2004118058 A JP2004118058 A JP 2004118058A
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Masaya Morita
守田 昌也
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】ユニット本体の不正な再使用を防止するために、撮影済みフイルムカートリッジの取り出し動作に連動して機能不良を生じるようにしたレンズ付きフイルムユニットを提供する。
【解決手段】レンズホルダ31前面には連結部材99が設けられている。連結部材99は、下端が底蓋25と連結され、底蓋25の開放に連動して上下方向にスライドする。連結部材99の上端は、巻止め解除位置にある係止レバー76の突起76dの上方に配置されている。撮影が完了すると係止レバー76は、巻止め解除位置にある。フイルムカートリッジ20を取り出すために底蓋25が開放されると、連結部材99が下方にスライドする。このとき突起76dに底蓋25の開放力がかかり、突起76dが折れる。これにより係止レバー76の機能が失われる。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット本体の不正な再使用を防止するために改良を施したレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レンズ付きフイルムユニットは、簡単な撮影機構が内蔵されたユニット本体と、このユニット本体に装填されたフイルムカートリッジとからなる。このレンズ付きフイルムユニットは、廉価で使用も簡単であることから広く普及している。
【0003】
レンズ付きフイルムユニットは、使用後にそのままの状態で現像所に提出される。現像所では、ユニット本体から露光済みのフイルムを取り出して現像及びプリント処理を行う。使用後のユニット本体は、ユーザーに返却されることはなく、メーカーに回収されて各部品ごとに分解される。構成部品のほとんどは樹脂成形品であるため、損傷が甚だしくそのまま再利用できない場合には、破砕,溶融して樹脂ペレットとして再び原材料に用いられる。また、各種撮影機能が組み込まれた露光ユニットについては、機能検査を行い、異常がなければそのまま再利用される。
【0004】
最近、レンズ付きフイルムユニットを製造したメーカー以外の第三者が、使用済みのユニット本体を流用して、新たなフイルムカートリッジを装填した詰め替え品が大量に市場に出回っている。このような詰め替え品の多くは、機能検査などが行われておらず、単に新しいフイルムカートリッジを装填しただけのものである。
【0005】
適性な品質検査を行わず、機能保証のないままにユニット本体を再利用すると、新たに装填したフイルムに損傷を与える等の写真品質の劣化を招く可能性や、撮影機構の劣化による動作不良で、適正な撮影を行えなくなる可能性がある。このような詰め替え品は、一般ユーザーに対してレンズ付きフイルムユニットの信頼性を低下させるなどの悪影響を生じさせる。
【0006】
これらの対策のために、撮影済みフイルムカートリッジの取り出し動作に伴って、シャッタ羽根を付勢するバネを取り付け部材からはずす、もしくは、取り付け部材そのものを破損させて、シャッタ機能を損なわせ、フイルムカートリッジの詰め替え品の流通を防ぐレンズ付きフイルムユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−051736号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のレンズ付きフイルムユニットでは、はずしたバネを元通りに配置し直すことで簡単に再利用が可能である。また、取り付け部材を破損させてしまうと露光ユニット全体が再利用できなくなるため、正規のメーカーによるリサイクルにも支障をきたしてしまう。
【0009】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、不正規なフイルム詰め替えによる再販売を防ぎ、さらには、正規メーカーによるリサイクルに及ぼす影響も少ないレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、フイルムカートリッジが装填されるカートリッジ室と、このカートリッジ室を開閉する蓋体と、フイルムの巻上げ量を一定にするフイルム巻止め機構と、シャッタ羽根を開閉させるシャッタ機構とを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、前記蓋体の開放に連動して変位する連結部材を設け、この連結部材の変位により、前記フイルム巻止め機構とシャッタ機構を構成する複数の部品のうちの少なくとも1つを破壊することを特徴としている。
【0011】
前記連結部材により破壊される部品は、撮影済みのフイルムをフイルムカートリッジ内に巻き上げる巻上げノブの動きを規制する係止レバーであってもよいし、シャッタ羽根を蹴飛ばしてフイルムを露光させるシャッタ駆動レバーであってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、レンズ付きフイルムユニット2は、予めフイルムカートリッジが装填されるとともに簡単な撮影機構が組み込まれ、主にプラスチック成形品で構成されたユニット本体3と、この中央部に帯状に巻き付けて覆うラベル4とから構成されている。ユニット本体3の外面には、ストロボ発光部5,レリーズボタン6,カウンタ窓7,ファインダ8,撮影レンズ9,ストロボ充電開始ボタン10などが設けられている。ユニット本体3の背面側には、1コマの撮影毎に回動操作される巻き上げノブ11が露呈されている。
【0013】
図2に示すように、ユニット本体3は、本体基部13と、露光ユニット14と、ストロボユニット15と、前カバー17及び後カバー18とから構成されている。本体基部13の中央に設けたアパーチャ部29の両側には、カートリッジ室13aとフイルムロール室13bとが一体形成されており、このそれぞれに、フイルムカートリッジ20を構成するカートリッジ21と、これから引き出してロール状にしたフイルム22とを収納している。巻き上げノブ11はカートリッジ室13aの上部に回動自在に組み付けられている。
【0014】
露光ユニット14は、撮影レンズ9やシャッタ機構,フイルムカウンタ機構、フイルム巻止め機構などを備えており、アパーチャ部29の前面に着脱自在に組み付けられている。後述するように、露光ユニット14に備えられた各種機構は、フイルム22の巻き上げ、シャッタレリーズに伴い互いに連動して動作するカム部材、係止レバー、シャッタ駆動レバーなどにより制御され機能する。また、露光ユニット14の前面には、底蓋25と連結し、底蓋25の開放に伴ってスライドする連結部材99が配置されている。
【0015】
ストロボユニット15を構成する回路基板23には、2つの金属片からなるシンクロスイッチ23aを含むストロボ回路が形成されている。回路基板23には、ストロボ発光部5や電源用の電池24等が組み込まれており、本体基部13の前面のフイルムロール室13b側に組み付けられる。
【0016】
前カバー17は、本体基部13の前面側を覆うように組み付けられ、前カバー17の表面を一部切り欠いてレリーズボタン6とストロボ充電開始ボタン10とが一体に形成されている。後カバー18は、カートリッジ室13a及びフイルムロール室13bを覆うように本体基部13の背面側に組み付けられている。
【0017】
カートリッジ室13aとフイルムロール室13bのそれぞれの底部開口は、後カバー18に一体に設けられた底蓋25,26により塞がれている。この底蓋25を下方に開放して、撮影済みとなったフイルムカートリッジ20が取り出される。底蓋25には、連結部材99を連結し、底蓋25の開閉に連動してこの連結部材99をスライドさせるための一対の連結爪25a、25bが一体に設けられている。
【0018】
図3に示すように、露光ユニット14は、ベース部材30に各種部品が組み付けられてユニット化されたものである。ベース部材30の上面には、シャッタ機構、フイルム巻き止め機構、フイルムカウンタ機構などを構成する係止レバー76、バネ83,84、シャッタ駆動レバー81,カウンタ表示板87,カム部材86などが組み込まれている。各部品は、ベース部材30の上部に組み込んだ天板88により、外れないように抑えられている。ベース部材30の前面には、レンズホルダ31が取り付けられており、背面には、カム部材86の軸86aに連結されたスプロケット80が組み込まれている。
【0019】
バネ83は、一端が係止レバー76の突起76dに、他端がベース部材30の突起30aに支持されるように配置され、係止レバー76を矢印方向に付勢している。一方、バネ84は、一端がシャッタ駆動レバーの突起81cに、他端がベース部材30の接眼レンズ支持柱30bに支持されるように配置され、シャッタ駆動レバー81を矢印方向に付勢している。カム部材86には、上方から順に、表示板歩進用の一歯ギヤ89,巻き止めカム90,シャッタチャージカム91が一体に設けられている。
【0020】
巻き上げノブ11は、その軸11bがカートリッジ21のスプール21aに係合しており、巻上げノブ11をフイルム巻き上げ方向に回転操作すると、スプール21aが回転して撮影済みのフイルム22をカートリッジ21の内部に巻き上げる。フイルム22が巻き上げられると、大小一対のパーフォレーション22aに噛合したスプロケット80とともにカム部材86が回転される。
【0021】
カム部材86の巻き止めカム90には、係止レバー76の爪部76bが摺接している。巻き止めカム90は、フイルム巻き上げに連動して係止レバー76を巻き止め解除位置からバネ83の付勢に抗して回転させる。1コマ分の長さだけフイルム22が巻き上げられると、巻き止めカム90が所定量だけ回転し、巻き止めカム90に設けた溝90aが爪部76bに対面する。このとき、爪部76bが溝90aに入り込み、係止レバー76がバネ83の付勢により巻き止め位置に回転する。これにより、スプロケット80の回転が阻止される。
【0022】
また、これと同時に、係止レバー76の係止爪76aが巻き上げノブ11の歯列11aに噛合して、巻き上げノブ11のフイルム巻き上げ方向の回転を阻止する。なお、スプロケット80の1コマ分に対応した回転により、一歯ギヤ89がカウンタ表示板87を一歩進させる。
【0023】
シャッターチャージカム91には、シャッタ駆動レバー81の突起81aが摺接している。シャッタ駆動レバー81は、前記カム部材86の回転によりシャッターチャージカム91に突起81aが押され、バネ84の付勢力に抗して走行完了位置からチャージ位置に向けて回転する。そして、係止レバー76の下方に向けて突出された係合突起76cに、シャッタ駆動レバー81から上方に向けて突出された被係合突起81bが係合して、巻き止め位置にある係止レバー76によってシャッタ駆動レバー81がチャージ位置に保持される。
【0024】
レリーズボタン6は、弾性を有する材料で形成されており、下面には、押圧ロッド6cが一体に設けられている。押圧ロッド6cは、レリーズボタン6が押圧されたときに、巻き止め位置にある係止レバー76の突起76dをバネ83の付勢に抗して巻止め解除位置へ向けて押圧し、チャージ位置にあるシャッタ駆動レバー81の保持を解除させる。これにより、シャッタ駆動レバー81がバネの付勢によって走行完了位置に向けて瞬時に回転する。この回転途中で被係合突起81bから下方に延びる蹴飛ばし部81dが、シャッタ羽根を蹴飛ばす。これにより、シャッタ羽根が撮影レンズの背後で横切るように回転してシャッタ開口を開放する。
【0025】
露光完了後には、走行完了位置にあるシャッタ駆動レバー81によって係止レバー76が巻き止め解除位置で保持される。これにより、巻き上げノブ11のフイルム巻き上げ方向の回転ロックとスプロケット80の回転ロックとが解除され、次回のフイルム巻き上げ操作が許容される。係止レバー76は、巻止め位置と巻止め解除位置との間で移動するが、フイルム巻上げ時及び、全てのコマに撮影がなされた撮影終了時には、巻止め解除位置にある。
【0026】
レンズホルダ31の前面には、撮影レンズ9が配置され、さらにその上からホルダ31aが嵌め込まれる。これにより撮影レンズ9は、レンズホルダ31とホルダ31aとの間に保持される。また、レンズホルダ31の前面には、棒形状の連結部材99を上下方向でスライド自在に保持する一対の突条31c、31dが形成されている。連結部材99の上端部には係合爪99aが、下端部には連結爪99bが設けられている。連結爪99bは、底蓋25の連結爪25a、25bの間に嵌め込まれ、底蓋25の開閉に連動してスライドする。
【0027】
図4に示すように、連結部材99は、係合爪99aをベース部材30の上方に突出させ、この突出した係合爪99aが、係止レバー76の突起76cと突起76dの間にくる位置に配置される。前述の通り、係止レバー76は、同図(a)に示す巻止め位置と、同図(b)に示す巻止め解除位置との間で回転するが、係止レバー76がどちらの位置にある場合も連結部材99と干渉しないようになっている。
【0028】
係止レバー76が巻止め解除位置にあるときには、係合爪76aの下方に突起76dが配置されている。このとき、連結部材99が下方にスライドすると係合爪99aと突起76dが係合し、突起76dには、下方に対して力が加えられる。そして、図4(c)に示すように、連結部材99がさらに下方にスライドすると、突起76dは係合爪99aによって破壊される。なお、突起76dを確実に破壊できるように、底蓋25と一対の連結爪25a、25b及び連結部材99は十分な強度を見込んで形成されている。
【0029】
突起76dが折れると、バネ83は支持されないので、バネ83による付勢がなくなり、係止レバー76が機能しなくなる。これによって、レンズ付きフイルムユニット2からシャッタ機構、フイルム巻き止め機構が失われる。
【0030】
以下本発明の作用について説明をする。レンズ付きフイルムユニット2を使用する際は、まず、巻き上げノブ11を回動してフイルム巻き上げを行い、所望の被写体をファインダ内に捉えてレリーズボタン6を押下する。レリーズボタン6の押下に連動して撮影が行われる。
【0031】
このようにして撮影を繰り返し行い、すべてのフイルム22がカートリッジ21に収納されると撮影終了となる。撮影が終了したレンズ付きフイルムユニット2は、そのままの状態で現像所に提出される。現像所では、底蓋25が開放され、フイルム22をカートリッジ21にすべて収納したフイルムカートリッジ20が取り出される。
【0032】
底蓋25の開放に連動して連接部材99が下方にスライドすることにより、底蓋25の開放力が係止レバー76の突起76dにかかり、突起76dが折れる。このため、シャッタ機構、フイルム巻止め機構が失われ、ユニット本体3の価値がなくなるので、このユニット本体3をそのまま流用して、新たなフイルムカートリッジを装填したレンズ付きフイルムユニットの流通を防止できる。
【0033】
また、新しい係止レバー76を用いてリサイクルを行なおうとした場合にも、この係止レバー76は、バネ83による付勢が与えられて配置されるばかりでなく、その他の部材と連動して機能する部分なので、組み立てる際の配置は複雑である。よって、専用の組み立てラインを持たない者にとっては、新しい係止レバーの入手及び、組み立ては困難である。一方、専用の組み立てラインを持つ正規の業者は、新しい係止レバーを用いることによって容易に組み立てられ、再利用が可能である。
【0034】
なお、上記実施形態では、撮影終了後に係止レバーが巻止め解除位置で停止するレンズ付きフイルムユニットを例に説明をしたが、本発明はこれに限られない。係止レバーが停止する位置に対応するように連結部材の配置位置を変更すれば、係止レバーが巻止め解除位置以外で停止するレンズ付きフイルムユニットにおいても同様の効果が得られる。
【0035】
また、上記実施形態では、係止レバーを破壊する例で説明をしたが、シャッタ駆動レバーを破壊するようにしても同様の効果が得られる。この場合、図5に示すように、連結部材100,101を用いればよい。なお、上述した実施形態と同一の部材については同一の符号を用いている。
【0036】
棒形状の連結部材100は、レンズホルダ31の前面に形成された一対の突条31e、31fの間で上下方向にスライド自在に設けられている。連結部材100の上端部には連結突起100aが、下端部には連結爪100bが設けられている。連結爪100bは底蓋25の連結爪25a、25bの間に嵌め込まれ、底蓋25の開閉に連動してスライドする。
【0037】
連結部材101は、略U字型をしており、一端は係合部101bとなっており、他端には連結用開口101aが設けられている。また、連結部材101には、は設置用開口101cが設けられている。一方、レンズホルダ31の前面には、円筒状の設置用突起31gが形成されている。連結部材101は、設置用突起31gに設置用開口101cが嵌め込まれ回転自在に支持される。連結用開口101aには、連結突起100aが嵌め込まれている。これによって、連結部材101は、連結部材100のスライドに連動して設置用開口101cを中心に回転する。
【0038】
図6(a)に示すように、連結部材101は、U字の中央部にシャッタ駆動レバー81の蹴飛ばし部81dが突出するように配置される。連結部材100が下方にスライドすると、連結部材101が回転して係合部101bが蹴飛ばし部81dと係合する。そして、図6(b)に示すように、さらに連結部材100が下方にスライドすると係合部101bによって蹴飛ばし部81dが折られる。これにより、シャッタ羽根を蹴飛ばせなくなるのでレンズ付きフイルムユニットからシャッタ機能が損なわれる。
【0039】
なお、上記実施形態では連結部材として1つもしくは2つの部材を用いる場合を例に説明をしたが、本発明はこれに限られない。また、連結部材の形状は、2タイプのものを例に説明をしたが、これに限られない。3つ以上の部材を組み合わせた連結部材を用いてもよいし、上記実施例と形状の異なる連結部材を用いてもよい。連結部材の形状や構造及び配置位置などは、本発明を実施するレンズ付きフイルムユニットの形状などに応じて決定すればよい。
【0040】
さらに、上記実施形態では、連結部材により破壊する部品は、係止レバーもしくはシャッタ駆動レバーの例で説明をしたが、そのほかの部品であってもよい。フイルム巻止め機構、シャッタ駆動機構を構成する部品であればよいので、例えば、カウンタ表示板,カム部材、天板、スプロケットなどを破壊するようにしてもよい。また、破壊する部品は、1つでなくてもよいので、2つ以上の部品を破壊するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のレンズ付きフイルムユニットによれば、撮影済みフイルムカートリッジの取り出し動作に伴って、フイルム巻止め機構とシャッタ機構を構成する複数の部品のうちの少なくとも1つを破壊するようにしたので、ユニット本体をそのまま流用して、フイルム詰め替えによる再利用ができなくなる。一方、専用の組み立て設備を持つ正規のメーカーにおいては、破壊された部品を新品に交換すれば容易に露光ユニットの再利用がができるので、省資源化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図である。
【図3】露光ユニットの分解斜視図である。
【図4】係止レバーと連結部材の関係を表す説明図である。
【図5】露光ユニットの分解斜視図である。
【図6】シャッタ駆動レバーと連結部材との関係を表す説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット
3 ユニット本体
6 レリーズボタン
11 巻上げノブ
13a カートリッジ室
20 フイルムカートリッジ
21 カートリッジ
22 フイルム
25 底蓋
25a、25b 連結爪
30 ベース部材
31 レンズホルダ
31c、31d、31e、31f 突条
31g 設置用突起
76 係止レバー
76d 突起
81 シャッタ駆動レバー
81d 蹴飛ばし部
99 100 101 連結部材
99a 係合爪
99b 100b 連結爪
100a 連結突起
101a 連結用開口
101b 係合部
101c 設置用開口

Claims (3)

  1. フイルムカートリッジが装填されるカートリッジ室と、このカートリッジ室を開閉する蓋体と、フイルムの巻上げ量を一定にするフイルム巻止め機構と、シャッタ羽根を開閉させるシャッタ機構とを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、
    前記蓋体の開放に連動して変位する連結部材を設け、この連結部材の変位により、前記フイルム巻止め機構とシャッタ機構を構成する複数の部品のうちの少なくとも1つを破壊することを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 前記連結部材により破壊される部品は、撮影済みのフイルムをフイルムカートリッジ内に巻き上げる巻上げノブの動きを規制する係止レバーであることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 前記連結部材により破壊される部品は、シャッタ羽根を蹴飛ばしてフイルムを露光させるシャッタ駆動レバーであることを特徴とする。請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
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