JP2004117495A - 交換可能な眼鏡テンプル - Google Patents
交換可能な眼鏡テンプル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004117495A JP2004117495A JP2002277049A JP2002277049A JP2004117495A JP 2004117495 A JP2004117495 A JP 2004117495A JP 2002277049 A JP2002277049 A JP 2002277049A JP 2002277049 A JP2002277049 A JP 2002277049A JP 2004117495 A JP2004117495 A JP 2004117495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- ear
- hyun
- hooking
- temple
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】構造が簡素であって、TPOに合わせて、気軽に模様替えすることができる交換可能な眼鏡テンプルを提供すること。
【解決手段】基端部にはフロント枠Fに連結される連結部材11が配設され、かつ、先端部には掛止パーツ12が形成されている一方、
部材本体には掛合受部13が形成され、かつ、この掛合受部13と前記掛止パーツ12との間に圧縮方向への付勢力をせしめるバネ部14が配設されたジョイントパーツ1と;
先端側に耳掛部21を備え、かつ、部材本体に掛止部22が設けられた耳鉉パーツ2とから構成されており、
前記ジョイントパーツ1の掛合受部13に前記耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌して、かつ、掛止パーツ12と掛止部22とが掛合することによってこれら両部材を着脱自在に連結するという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
【解決手段】基端部にはフロント枠Fに連結される連結部材11が配設され、かつ、先端部には掛止パーツ12が形成されている一方、
部材本体には掛合受部13が形成され、かつ、この掛合受部13と前記掛止パーツ12との間に圧縮方向への付勢力をせしめるバネ部14が配設されたジョイントパーツ1と;
先端側に耳掛部21を備え、かつ、部材本体に掛止部22が設けられた耳鉉パーツ2とから構成されており、
前記ジョイントパーツ1の掛合受部13に前記耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌して、かつ、掛止パーツ12と掛止部22とが掛合することによってこれら両部材を着脱自在に連結するという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼鏡の改良、更に詳しくは、構造が簡素であって、TPOに合わせて、気軽に模様替えすることができる交換可能な眼鏡テンプルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、眼鏡の主要な機能は視力矯正機能であるが、この機能に加えて軽量性、耐久性、装飾性などを備えた眼鏡が求められており、特に近年、これらの機能のうち装飾機能が重要視される傾向にある。
【0003】
ところで、眼鏡フレームのテンプルやエンドピースなどに装飾を施す方法としては、従来、テンプルを交換自由に構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、このような機構は、部材の製造の加工コストがかかってしまうという不満があった。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3047731号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、構造が簡素であって、TPOに合わせて、気軽に模様替えすることができる交換可能な眼鏡テンプルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
【0007】
即ち、本発明は、左右一対のレンズL・Lを連結保持して構成されるフロント枠Fの左右両側に配設される眼鏡テンプルであって、
基端部にはフロント枠Fに連結される連結部材11が配設され、かつ、先端部には掛止パーツ12が形成されている一方、
部材本体には掛合受部13が形成され、かつ、この掛合受部13と前記掛止パーツ12との間に圧縮方向への付勢力をせしめるバネ部14が配設されたジョイントパーツ1と;
先端側に耳掛部21を備え、かつ、部材本体に掛止部22が設けられた耳鉉パーツ2とから構成されており、
前記ジョイントパーツ1の掛合受部13に前記耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌し
て、かつ、掛止パーツ12と掛止部22とが掛合することによってこれら両部材を着脱自在に連結するという技術的手段を採用した。
【0008】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止孔22aを開設し、この掛合孔22aにジョイントパーツ1の掛止パーツ12を差し込むという技術的手段を採用した。
【0009】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止突起22bを形成し、この掛合突起22bにジョイントパーツ1の掛止パーツ12を掛合するという技術的手段を採用した。
【0010】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ジョイントパーツ1の掛止パーツ12をフック形状にするという技術的手段を採用した。
【0011】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の掛止部22を括れ成形し、この掛止部22にジョイントパーツ1の掛止パーツ12の掴み部を嵌着するという技術的手段を採用した。
【0012】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ジョイントパーツ1の掛合受部13を捩じりリング状に形成し、この掛合受部13に耳鉉パーツ2の基端部23を挿嵌するという技術的手段を採用した。
【0013】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の基端部23には掛止スリット23aを形成し、この掛止スリット23aをジョイントパーツ1の掛合受部13に挟み掛合するという技術的手段を採用した。
【0014】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ジョイントパーツ1を弾性線材を一体にベンディング成形して作製するという技術的手段を採用した。
【0015】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の軸心内部に補強用の芯金部材を封入するという技術的手段を採用した。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
【0017】
『第1実施形態』
本発明の第1実施形態を図1から図5に基いて説明する。図中、符号1で指示するものはジョイントパーツであり、このジョイントパーツ1は、基端部にはフロント枠Fに連結される連結部材11が配設され、かつ、先端部には掛止パーツ12が形成されている一方、部材本体には掛合受部13が形成され、かつ、この掛合受部13と前記掛止パーツ12との間に圧縮方向への付勢力をせしめるバネ部14(本実施形態ではβ−チタンなどの金属線材)が配設されている(本実施形態では、一体に成形した)。
【0018】
また、符号2で指示するものは耳鉉パーツであり、この耳鉉パーツ2は、先端側に耳掛部21を備え、かつ、部材本体に掛止部22が設けられている。なお、本実施形態では、プラスチック材料(セルロースアセテート樹脂など)で成形する。
【0019】
しかして、本実施形態は、図1に示すように左右一対のレンズL・Lを連結保持して構成されるフロント枠Fの左右両側に配設される眼鏡テンプルを交換可能に構成するものである。
【0020】
具体的には、前記ジョイントパーツ1の掛合受部13に前記耳鉉パーツ2の基端部23を挿嵌するとともに、耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止孔22aが開設されており、この掛合孔22aにジョイントパーツ1の掛止パーツ12を差し込むことによってこれら両部材を着脱自在に連結する。
【0021】
また、本実施形態では、ジョイントパーツ1の掛合受部13を捩じりリング状に形成して、この掛合受部13に耳鉉パーツ2の基端部23を挿嵌する。こうして、両部材を掛合してテンプルを構成することができる(図2および図3参照)。
【0022】
なお、本実施形態の変形例として、図4および図5に示すように、ジョイントパーツ1の掛合受部13を二重らせんリング状に形成し、この掛合受部13に耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌して、両部材を掛合してテンプルを構成することも可能である。
【0023】
『第2実施形態』
次に、本発明の第2実施形態を図6および図7に基いて説明する。本実施形態では、耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止突起22bを形成し、この掛合突起22bにジョイントパーツ1の掛止パーツ12を掛合する。この際、ジョイントパーツ1の掛止パーツ12をフック形状にすることができる。また、図6で示すものは、ジョイントパーツ1に穿孔された掛合受部13に、耳鉉パーツ2の基端部23を挿嵌して構成したものであり、図7で示すものは、突設された掛合受部13に基端部23を被せるようにして挿嵌して構成したものである。
【0024】
本実施形態においても、第1実施形態同様にジョイントパーツ1と耳鉉パーツ2とを掛合一体化して交換可能なテンプルを構成することができる。
【0025】
『第3実施形態』
次に、本発明の第3実施形態を図8に基いて説明する。本実施形態では、耳鉉パーツ2の掛止部22を括れ成形し、この掛止部22にジョイントパーツ1の掛止パーツ12の掴み部を嵌着するように構成されている。
【0026】
本実施形態においても、第1および第2実施形態同様にジョイントパーツ1と耳鉉パーツ2とを掛合一体化して交換可能なテンプルを構成することができる。
【0027】
『第4実施形態』
次に、本発明の第4実施形態を図9および図10に基いて説明する。本実施形態では、耳鉉パーツ2の基端部23には掛止スリット23aが形成されており、この掛止スリット23aをジョイントパーツ1の掛合受部13に挟み掛合した。
【0028】
本実施形態においても、第1〜第3実施形態同様にジョイントパーツ1と耳鉉パーツ2とを掛合一体化して交換可能なテンプルを構成することができる。
【0029】
また、上記第1〜第4実施形態共に、必要に応じて、耳鉉パーツ2の軸心内部に補強用の芯金部材を封入することができ、剛性を高めることができる。
【0030】
本発明の実施形態は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ジョイントパーツ1の使用材料は金属線材(ニッケル・チタン系超弾性合金や洋白など)や弾性プラスチックを採用することも可能であり、バネ部14は、掛合受部13と掛止フック12との両部材の間に圧縮方向へ付勢するものであれば、図示のものに限らず、コイルばね状であっても良い。
【0031】
また、ジョイントパーツ1と耳鉉パーツ2とが掛合するものであれば、図11で示すように掛合受部13をロウ付けして、基端部23を挿嵌できるように形成したものであっても良く、更にまた、上記実施形態において説明したジョイントパーツ1の掛合受部13に前記耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌して、かつ、掛止パーツ12と掛止部22とが掛合する組み合わせはそれぞれ変更することができる。
【0032】
更にまた、耳鉉パーツ2の使用材料はプラスチック材料、特に、セルロースアセテート樹脂に限らず、同セルロース系樹脂であるセルロースプロピオネート樹脂、またはポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂などを使用しても良く、更には、アルミニウムやチタン、マグネシウムなどの金属合金、セラミック、木材、竹、べっ甲、貴金属などを採用することができ、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【0033】
【発明の効果】
以上、実施形態をもって説明したとおり、本発明にあっては、テンプルをジョイントパーツと耳鉉パーツとの連結式に構成し、ジョイントパーツが簡単かつ確実に耳鉉パーツを着脱できるように構成したことにより、構造を簡素化して組立労力や製造コストを削減できると共に、TPOに合わせて、気軽に模様替えすることができることから、眼鏡における実用的利用価値は頗る高いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の眼鏡の全体斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を表わす部分上面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を表わす側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の変形例を表わす部分上面図である。
【図5】本発明の第1実施形態の変形例を表わす側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を表わす部分上面図である。
【図7】本発明の第2実施形態を表わす部分上面図である。
【図8】本発明の第3実施形態の眼鏡の全体斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態を表わす部分上面図である。
【図10】本発明の第4実施形態を表わす側面図である。
【図11】本発明の実施形態の変形例の眼鏡の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 ジョイントパーツ
11 連結部材
12 掛止パーツ
13 掛合受部
14 バネ部
2 耳鉉パーツ
21 耳掛部
22 掛止部
22a 掛止孔
22b 掛止突起
23 基端部
23a 掛止スリット
F フロント枠
L レンズ
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼鏡の改良、更に詳しくは、構造が簡素であって、TPOに合わせて、気軽に模様替えすることができる交換可能な眼鏡テンプルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、眼鏡の主要な機能は視力矯正機能であるが、この機能に加えて軽量性、耐久性、装飾性などを備えた眼鏡が求められており、特に近年、これらの機能のうち装飾機能が重要視される傾向にある。
【0003】
ところで、眼鏡フレームのテンプルやエンドピースなどに装飾を施す方法としては、従来、テンプルを交換自由に構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、このような機構は、部材の製造の加工コストがかかってしまうという不満があった。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3047731号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記欠点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、構造が簡素であって、TPOに合わせて、気軽に模様替えすることができる交換可能な眼鏡テンプルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
【0007】
即ち、本発明は、左右一対のレンズL・Lを連結保持して構成されるフロント枠Fの左右両側に配設される眼鏡テンプルであって、
基端部にはフロント枠Fに連結される連結部材11が配設され、かつ、先端部には掛止パーツ12が形成されている一方、
部材本体には掛合受部13が形成され、かつ、この掛合受部13と前記掛止パーツ12との間に圧縮方向への付勢力をせしめるバネ部14が配設されたジョイントパーツ1と;
先端側に耳掛部21を備え、かつ、部材本体に掛止部22が設けられた耳鉉パーツ2とから構成されており、
前記ジョイントパーツ1の掛合受部13に前記耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌し
て、かつ、掛止パーツ12と掛止部22とが掛合することによってこれら両部材を着脱自在に連結するという技術的手段を採用した。
【0008】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止孔22aを開設し、この掛合孔22aにジョイントパーツ1の掛止パーツ12を差し込むという技術的手段を採用した。
【0009】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止突起22bを形成し、この掛合突起22bにジョイントパーツ1の掛止パーツ12を掛合するという技術的手段を採用した。
【0010】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ジョイントパーツ1の掛止パーツ12をフック形状にするという技術的手段を採用した。
【0011】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の掛止部22を括れ成形し、この掛止部22にジョイントパーツ1の掛止パーツ12の掴み部を嵌着するという技術的手段を採用した。
【0012】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ジョイントパーツ1の掛合受部13を捩じりリング状に形成し、この掛合受部13に耳鉉パーツ2の基端部23を挿嵌するという技術的手段を採用した。
【0013】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の基端部23には掛止スリット23aを形成し、この掛止スリット23aをジョイントパーツ1の掛合受部13に挟み掛合するという技術的手段を採用した。
【0014】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ジョイントパーツ1を弾性線材を一体にベンディング成形して作製するという技術的手段を採用した。
【0015】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、耳鉉パーツ2の軸心内部に補強用の芯金部材を封入するという技術的手段を採用した。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
【0017】
『第1実施形態』
本発明の第1実施形態を図1から図5に基いて説明する。図中、符号1で指示するものはジョイントパーツであり、このジョイントパーツ1は、基端部にはフロント枠Fに連結される連結部材11が配設され、かつ、先端部には掛止パーツ12が形成されている一方、部材本体には掛合受部13が形成され、かつ、この掛合受部13と前記掛止パーツ12との間に圧縮方向への付勢力をせしめるバネ部14(本実施形態ではβ−チタンなどの金属線材)が配設されている(本実施形態では、一体に成形した)。
【0018】
また、符号2で指示するものは耳鉉パーツであり、この耳鉉パーツ2は、先端側に耳掛部21を備え、かつ、部材本体に掛止部22が設けられている。なお、本実施形態では、プラスチック材料(セルロースアセテート樹脂など)で成形する。
【0019】
しかして、本実施形態は、図1に示すように左右一対のレンズL・Lを連結保持して構成されるフロント枠Fの左右両側に配設される眼鏡テンプルを交換可能に構成するものである。
【0020】
具体的には、前記ジョイントパーツ1の掛合受部13に前記耳鉉パーツ2の基端部23を挿嵌するとともに、耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止孔22aが開設されており、この掛合孔22aにジョイントパーツ1の掛止パーツ12を差し込むことによってこれら両部材を着脱自在に連結する。
【0021】
また、本実施形態では、ジョイントパーツ1の掛合受部13を捩じりリング状に形成して、この掛合受部13に耳鉉パーツ2の基端部23を挿嵌する。こうして、両部材を掛合してテンプルを構成することができる(図2および図3参照)。
【0022】
なお、本実施形態の変形例として、図4および図5に示すように、ジョイントパーツ1の掛合受部13を二重らせんリング状に形成し、この掛合受部13に耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌して、両部材を掛合してテンプルを構成することも可能である。
【0023】
『第2実施形態』
次に、本発明の第2実施形態を図6および図7に基いて説明する。本実施形態では、耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止突起22bを形成し、この掛合突起22bにジョイントパーツ1の掛止パーツ12を掛合する。この際、ジョイントパーツ1の掛止パーツ12をフック形状にすることができる。また、図6で示すものは、ジョイントパーツ1に穿孔された掛合受部13に、耳鉉パーツ2の基端部23を挿嵌して構成したものであり、図7で示すものは、突設された掛合受部13に基端部23を被せるようにして挿嵌して構成したものである。
【0024】
本実施形態においても、第1実施形態同様にジョイントパーツ1と耳鉉パーツ2とを掛合一体化して交換可能なテンプルを構成することができる。
【0025】
『第3実施形態』
次に、本発明の第3実施形態を図8に基いて説明する。本実施形態では、耳鉉パーツ2の掛止部22を括れ成形し、この掛止部22にジョイントパーツ1の掛止パーツ12の掴み部を嵌着するように構成されている。
【0026】
本実施形態においても、第1および第2実施形態同様にジョイントパーツ1と耳鉉パーツ2とを掛合一体化して交換可能なテンプルを構成することができる。
【0027】
『第4実施形態』
次に、本発明の第4実施形態を図9および図10に基いて説明する。本実施形態では、耳鉉パーツ2の基端部23には掛止スリット23aが形成されており、この掛止スリット23aをジョイントパーツ1の掛合受部13に挟み掛合した。
【0028】
本実施形態においても、第1〜第3実施形態同様にジョイントパーツ1と耳鉉パーツ2とを掛合一体化して交換可能なテンプルを構成することができる。
【0029】
また、上記第1〜第4実施形態共に、必要に応じて、耳鉉パーツ2の軸心内部に補強用の芯金部材を封入することができ、剛性を高めることができる。
【0030】
本発明の実施形態は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ジョイントパーツ1の使用材料は金属線材(ニッケル・チタン系超弾性合金や洋白など)や弾性プラスチックを採用することも可能であり、バネ部14は、掛合受部13と掛止フック12との両部材の間に圧縮方向へ付勢するものであれば、図示のものに限らず、コイルばね状であっても良い。
【0031】
また、ジョイントパーツ1と耳鉉パーツ2とが掛合するものであれば、図11で示すように掛合受部13をロウ付けして、基端部23を挿嵌できるように形成したものであっても良く、更にまた、上記実施形態において説明したジョイントパーツ1の掛合受部13に前記耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌して、かつ、掛止パーツ12と掛止部22とが掛合する組み合わせはそれぞれ変更することができる。
【0032】
更にまた、耳鉉パーツ2の使用材料はプラスチック材料、特に、セルロースアセテート樹脂に限らず、同セルロース系樹脂であるセルロースプロピオネート樹脂、またはポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂などを使用しても良く、更には、アルミニウムやチタン、マグネシウムなどの金属合金、セラミック、木材、竹、べっ甲、貴金属などを採用することができ、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【0033】
【発明の効果】
以上、実施形態をもって説明したとおり、本発明にあっては、テンプルをジョイントパーツと耳鉉パーツとの連結式に構成し、ジョイントパーツが簡単かつ確実に耳鉉パーツを着脱できるように構成したことにより、構造を簡素化して組立労力や製造コストを削減できると共に、TPOに合わせて、気軽に模様替えすることができることから、眼鏡における実用的利用価値は頗る高いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の眼鏡の全体斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を表わす部分上面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を表わす側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の変形例を表わす部分上面図である。
【図5】本発明の第1実施形態の変形例を表わす側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を表わす部分上面図である。
【図7】本発明の第2実施形態を表わす部分上面図である。
【図8】本発明の第3実施形態の眼鏡の全体斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態を表わす部分上面図である。
【図10】本発明の第4実施形態を表わす側面図である。
【図11】本発明の実施形態の変形例の眼鏡の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 ジョイントパーツ
11 連結部材
12 掛止パーツ
13 掛合受部
14 バネ部
2 耳鉉パーツ
21 耳掛部
22 掛止部
22a 掛止孔
22b 掛止突起
23 基端部
23a 掛止スリット
F フロント枠
L レンズ
Claims (9)
- 左右一対のレンズL・Lを連結保持して構成されるフロント枠Fの左右両側に配設される眼鏡テンプルであって、
基端部にはフロント枠Fに連結される連結部材11が配設され、かつ、先端部には掛止パーツ12が形成されている一方、
部材本体には掛合受部13が形成され、かつ、この掛合受部13と前記掛止パーツ12との間に圧縮方向への付勢力をせしめるバネ部14が配設されたジョイントパーツ1と;
先端側に耳掛部21を備え、かつ、部材本体に掛止部22が設けられた耳鉉パーツ2とから構成されており、
前記ジョイントパーツ1の掛合受部13に前記耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌して、かつ、掛止パーツ12と掛止部22とが掛合することによってこれら両部材が着脱自在に連結されていることを特徴とする交換可能な眼鏡テンプル。 - 耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止孔22aが開設されており、この掛合孔22aにジョイントパーツ1の掛止パーツ12が差し込まれることを特徴とする請求項1記載の交換可能な眼鏡テンプル。
- 耳鉉パーツ2の掛止部22に掛止突起22bが形成されており、この掛合突起22bにジョイントパーツ1の掛止パーツ12が掛合されていることを特徴とする請求項1記載の交換可能な眼鏡テンプル。
- ジョイントパーツ1の掛止パーツ12がフック形状であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の交換可能な眼鏡テンプル。
- 耳鉉パーツ2の掛止部22が括れ成形されており、この掛止部22にジョイントパーツ1の掛止パーツ12の掴み部が嵌着されたことを特徴とする請求項1記載の交換可能な眼鏡テンプル。
- ジョイントパーツ1の掛合受部13が捩じりリング状に形成されており、この掛合受部13に耳鉉パーツ2の基端部23が挿嵌されたことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の交換可能な眼鏡テンプル。
- 耳鉉パーツ2の基端部23には掛止スリット23aが形成されており、この掛止スリット23aをジョイントパーツ1の掛合受部13に挟み掛合したことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の交換可能な眼鏡テンプル。
- ジョイントパーツ1は弾性線材を一体にベンディング成形して作製されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載の交換可能な眼鏡テンプル。
- 耳鉉パーツ2の軸心内部に補強用の芯金部材を封入したことを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の交換可能な眼鏡テンプル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002277049A JP2004117495A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 交換可能な眼鏡テンプル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002277049A JP2004117495A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 交換可能な眼鏡テンプル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004117495A true JP2004117495A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32272753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002277049A Pending JP2004117495A (ja) | 2002-09-24 | 2002-09-24 | 交換可能な眼鏡テンプル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004117495A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006000157A1 (en) * | 2004-06-23 | 2006-01-05 | Arts Optical Company Limited | Spectacle frame with telescopic extendable temples and integrated magnets |
-
2002
- 2002-09-24 JP JP2002277049A patent/JP2004117495A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006000157A1 (en) * | 2004-06-23 | 2006-01-05 | Arts Optical Company Limited | Spectacle frame with telescopic extendable temples and integrated magnets |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20050157252A1 (en) | Spectale set with weldingless bridge | |
JP5406641B2 (ja) | 眼鏡フレーム | |
JP2005524863A (ja) | 眼鏡のフレームアセンブリ | |
JP2008051842A (ja) | 眼鏡フレームにおけるモダン角度調整機構 | |
JP2004117495A (ja) | 交換可能な眼鏡テンプル | |
JP3071524U (ja) | 鼻当てパッド | |
JP3030301B1 (ja) | メガネフレ―ム用連結部材 | |
JP5717435B2 (ja) | 眼鏡フレーム | |
JP3694785B2 (ja) | メガネ部品の切抜きシート板 | |
JP2011064921A (ja) | ノーズパッド取付構造及び眼鏡フレーム | |
JP2003255275A (ja) | ヒンジ無し眼鏡テンプル | |
JP2008051843A (ja) | 眼鏡の弾着式パッドアーム取付機構 | |
JP2004101844A (ja) | 異種金属組み合わせテンプル | |
JP3117580U (ja) | 前掛け式メガネ | |
WO2005006061A1 (en) | Eyeglasses assembly including main eyeglasses and auxiliary eyeglasses combined with each other via connection bar | |
KR200381234Y1 (ko) | 코받침을 이용한 안경과 선셰이드클립 | |
JP2010060624A (ja) | 長さ調整可能なテンプル及び当該テンプルを備える眼鏡 | |
JP3976880B2 (ja) | メガネ | |
JP5687914B2 (ja) | 眼鏡フレーム | |
KR200233879Y1 (ko) | 초탄성 선재를 이용한 무테 안경 | |
JP2002318372A (ja) | リムレス眼鏡のレンズ止着機構 | |
JP4336389B2 (ja) | レンズ交換可能型眼鏡 | |
JP3099209U (ja) | 前掛け式メガネフレーム | |
JP2011085668A (ja) | 眼鏡用枠体及びそれを備えた眼鏡フレーム | |
JP2003329982A (ja) | 眼鏡の装飾複合丁番機構 |