JP2004116456A - 二次空気供給装置を備えた内燃機関 - Google Patents

二次空気供給装置を備えた内燃機関 Download PDF

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Abstract

【課題】二次空気供給装置の機能を有効に活用し、広い運転領域において排気特性の改善を図ることのできる内燃機関を提供する。
【解決手段】二次空気供給装置40は、エンジン1の外部から取り入れた空気を二次空気として各排気ポートと排気管33の三元触媒下流とに選択的に供給する機能を有する。エンジン1のECU50は、排気管33に設けられた三元触媒が過熱した場合、エアポンプ41を駆動する。また、圧送通路43と触媒下流側通路45とが連通し、排気ポート側通路44と両通路43,45とが遮断された状態になるよう三方向弁46を制御して、三元触媒の下流に二次空気を供給する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、機関燃焼に伴って発生する排気に二次空気を供給する装置を備えた内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等に搭載される内燃機関では一般に、機関始動時等、その温度が十分に高くなっていない条件下で(冷間時に)運転を行う場合、機関燃焼に供される燃料の量を増量し(機関燃焼に供する混合気をリッチ化し)、機関燃焼の安定化や暖機の促進を図る。ところが、機関燃焼に供する混合気をリッチ化すれば、排気中の未燃燃料(HC、CO等)の量が増大することになる。しかも、このような燃料の増量が要求される条件下では、排気系に設けられた排気浄化用触媒の温度も低く、当該触媒が十分に活性化する温度(活性温度)に達していないのが通常である。このことが、冷間時における排気特性の改善を困難にしていた。
【0003】
このような問題に対し、いわゆる二次空気供給装置が知られている(特許文献1を参照)。二次空気供給装置は、冷間始動時等、排気浄化用触媒が十分に活性化しない温度条件下で機関燃焼に供する混合気をリッチ化する場合において、各燃焼室から排出された直後の排気ガスに二次空気を混入し、排気中に含まれる未燃燃料成分(HC、CO)の酸化反応を促す。これにより、排気浄化用触媒の上流において未燃燃料成分の浄化が促進され、またその反応熱によって当該触媒の活性化が早められる。
【0004】
【特許文献1】特開平7−217427号公報
【特許文献2】特開2000−47971号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、内燃機関が高負荷状態で運転を続けた場合等、高温の排気が継続的に排気浄化用触媒と接触し、触媒が過熱される。この結果、当該触媒の排気浄化機能が低下し、また、触媒自体の寿命も縮まるようになる。このような触媒の過熱を防止する方法として、機関燃焼に供する燃料を一時的に増量することにより、燃料の気化熱を利用して排気の温度を低下させる制御(触媒過熱時の燃料増量制御)が知られている。ところが、触媒過熱時の燃料増量制御を行った場合、排気中に含まれる未燃焼の燃料成分が増大し、排気を還元雰囲気にすることで、排気浄化用触媒の下流における一酸化炭素(CO)の濃度が増大してしまう。
【0006】
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、二次空気供給装置の機能を有効に活用し、広い運転領域において排気特性の改善を図ることのできる内燃機関を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、(1)内燃機関が、機関燃焼によって排出される排気を浄化する触媒と、前記触媒を通路途中に備える排気通路と、前記排気通路における触媒の上流および下流の各々に二次空気を供給する二次空気供給装置と、を備えることを要旨とする。
【0008】
ここで、二次空気とは、内燃機関の燃焼室において燃焼行程を経たガスに対して再度供給される空気を意味する。
【0009】
とくに機関温度が比較的低い条件下(冷間時)において、機関始動の直後(暖機期間)には、機関燃焼のために供給される燃料の増量に伴い当該燃料の未燃成分が排気系に多量に排出されるため、排気系に導入される二次空気は、そのような未燃成分の酸化反応を促す点において極めて効果的に作用する。
【0010】
一方、高負荷運転時等に、排気浄化用触媒が過熱された場合、機関燃焼に供する燃料を増量することで、過熱した触媒の温度を低下させることができる。しかし、機関燃焼に供する燃料を増量すると、排気中に含まれる未燃焼の燃料成分が増大し、排気を還元雰囲気にするため、排気浄化用触媒の下流における一酸化炭素(CO)の濃度が増大してしまう。
【0011】
同構成によれば、このように排気浄化用触媒が過熱した場合、機関燃焼に供する燃料の増量と併せて、排気通路の触媒下流に二次空気を供給することができる。これより、排気浄化用触媒の下流における一酸化炭素の酸化反応(二酸化炭素の生成)が促される。すなわち、単一の装置構成を利用し、排気浄化用触媒の上流および下流に適宜二次空気を供給することにより、広い運転領域において排気特性の改善を図ることができる。
【0012】
(2)また、前記二次空気供給装置は、空気を圧送するエアポンプと、
前記エアポンプによって圧送される空気を前記排気通路の触媒上流に移送する第1の空気通路と、前記エアポンプによって圧送される空気を前記排気通路の触媒下流に移送する第2の空気通路と、前記第1の空気通路の開度および前記第2の空気通路の開度を調整する調整弁と、前記エアポンプおよび前記調整弁を制御する制御手段と、を備えるのが好ましい。
【0013】
同構成によれば、第1の空気通路および第2の空気通路を使い分けることにより、単一のエアポンプから圧送される空気を触媒上流あるいは触媒下流へ適宜振り分ける制御を簡易且つ正確に行うことができる。
【0014】
(3)前記制御手段は、当該機関の冷間時には、前記第1の空気通路を開き前記第2の空気通路を閉じた状態で、前記エアポンプを駆動することによって前記排気通路の触媒上流に二次空気を供給し、前記触媒が過熱した状態で前記排気通路の触媒上流における燃料成分が増大するときには、前記第2の空気通路を開き前記第1の空気通路を閉じた状態で、前記エアポンプを駆動することによって前記排気通路の触媒下流に二次空気を供給するのが好ましい。
【0015】
ここで、内燃機関の冷間時とは、当該機関の排気通路に設けられた排気浄化用触媒の温度が低く、当該触媒が十分に活性化していないときを意味する。
【0016】
同構成によれば、内燃機関の冷間時、排気浄化用触媒が十分に活性化しない温度条件下で機関燃焼に供する混合気をリッチ化する場合(混合気の空燃比を低くする場合)等には、各燃焼室から排出された直後の排気ガスに第1の空気通路を通じて二次空気を混入し、排気中に含まれる未燃燃料成分(HC、CO)の酸化反応を促すことができる。また、排気浄化用触媒が過熱したとき、機関燃焼に供する燃料を一時的に増量して排気の温度を低下させる制御を行う場合等には、第2の空気通路を通じて前記排気通路の触媒下流に二次空気を供給することにより、CO等の酸化反応を促すことができる。すなわち、単一の装置構成を利用し、排気浄化用触媒の上流または下流に選択的に二次空気を供給することにより、広い運転領域において排気特性の改善を図ることができる。
【0017】
(4)また、当該機関の排気と前記排気通路の触媒下流に供給される二次空気との間で熱交換を行う熱交換手段を備えるのが好ましい。
【0018】
同構成によれば、排気浄化用触媒が過熱した場合に、機関燃焼に供する燃料の増量と併せて排気通路の触媒下流に二次空気を供給するにあたり、熱交換手段の機能を利用して排気浄化触媒を冷却し、しかも、当該触媒の下流に供給する二次空気の温度を上げて一酸化炭素の反応性を高めることができる。
【0019】
(5)また、前記熱交換手段は、前記二次空気が前記排気通路の外壁を通じて該通路内の排気と熱交換を行うように、前記排気通路の外周に設けられた通路空間を備えるのが好ましい。
【0020】
同構成によれば、当該機関の排気と前記排気通路の触媒下流に供給される二次空気との間において、簡易な構成に基づき効率的に熱交換を行うことができる。
【0021】
(6)前記熱交換された二次空気を前記排気通路の触媒下流への供給に先立って一時的に蓄えるエアタンクを備えるのが好ましい。
【0022】
同構成によれば、前記熱交換された二次空気を前記排気通路の触媒下流への供給に先立って一時的に蓄えることにより、前記排気通路の触媒下流へ二次空気を供給することが必要な場合、保温された二次空気を速やかに供給することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態について説明する。
〔エンジンの基本構成〕
図1に示すように、ガソリンエンジンシステム(以下、エンジンと称する)1は、直列配置された4つの燃焼室(気筒)11を形成するエンジン本体(内燃機関)10の他、吸気系20、排気系30、二次空気供給装置40及び電子制御装置(以下、ECUと称する)50等を主要部として構成される。
【0024】
エンジン本体10は、シリンダブロックおよびシリンダヘッドを外郭部材とし、直列する4つの燃焼室11を内部に備える。シリンダヘッドには、各燃焼室11に空気及び燃料の混合気を導入するための吸気ポート23と、各燃焼室11から排気ガスを排出するための排気ポート31とが形成されている。各燃焼室11に対応する吸気ポート23には燃料噴射弁12が備えられている。燃料噴射弁12は、その内部に電磁ソレノイド(図示略)を備えた電磁弁であり、ECU50の指令信号に応じて適宜開弁し、燃焼室11内に燃料を噴射供給する。
【0025】
吸気系20は、各燃焼室11に導入される吸入空気の通路(吸気通路)をなし、空気流路の上流から下流にかけて、吸気管21、吸気マニホールド22及び吸気ポート23が順次連結されて形成される。
【0026】
吸気管21に設けられたスロットル弁24は、ECU50の指令信号に応じてその開度を変更し、吸入空気の流路面積(流量)を調整する電子制御式のバタフライ弁である。スロットル弁24の開度は、アクセルペダル(図示略)の踏込量に、エンジン1の運転状態を反映する各種パラメータを加味して決定される。同じく吸気管21において、スロットル弁24の上流に設けられたエアクリーナ25は、吸入空気に含まれる埃等を除去するフィルタである。
【0027】
排気系30は、各燃焼室11から排出される排気ガスの通路(排気通路)をなし、排気流路の上流から下流にかけて、排気ポート31、排気マニホールド32及び排気管33が順次連結されて形成される。排気管33には、触媒ケーシング34が設けられている。触媒ケーシング34は、排気中に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)及び窒素酸化物(NOx)を浄化する機能を備えた周知の三元触媒を内蔵する。
【0028】
二次空気供給装置40は、エンジン1の外部から取り入れた空気を二次空気として各排気ポート31に供給する機能と、同じくエンジン1の外部から取り入れた空気を二次空気として排気管33の触媒ケーシング34下流に供給する機能とを併せ備える。電動式エアポンプ(以下、エアポンプと称する)41は、ECU50の指令信号に基づいて作動し、導入通路42を通じて吸気管21の途中(スロットル弁24の上流で、且つ、エアクリーナ25の下流にあたる部位)から空気を吸入し、圧送通路43に圧送する。圧送通路43は、排気ポート側通路44と、触媒下流側通路45とに分岐する。この分岐点には、三方向弁46が設けられている。三方向弁46は、ECU50の指令信号に基づいて動作し、(A)圧送通路43、排気ポート側通路44および触媒下流側通路45の相互間が遮断された状態と、(B)圧送通路43と排気ポート側通路44とが連通し、触媒下流側通路45と両通路43,44とが遮断された状態と、(C)圧送通路43と触媒下流側通路45とが連通し、排気ポート側通路44と両通路43,45とが遮断された状態とを切り替える。
【0029】
排気ポート側通路44に圧送された空気は、4本の分配管44aを通じて各排気ポート31に供給される。また、触媒下流側通路45に圧送された空気は、排気管33の触媒ケーシング34下流に供給される。
【0030】
また、エンジン1の各部位には、各種センサ61〜65が取り付けられており、当該部位の環境条件や、エンジン1の運転状態に関する信号を出力する。例えば、吸気管に設けられたエアフロメータ61は、吸入空気の流量(吸気量)に応じた検出信号を出力する。スロットル開度センサ62はスロットル弁24に取り付けられ、同弁24の開度に応じた検出信号を出力する。クランク角センサ63は、エンジン1の出力軸(クランクシャフト)が一定角度回転する毎に検出信号(パルス)を出力する。また排気管33の触媒ケーシング34上流及び下流に設けられた酸素濃度センサ64,65は、各々の配設部位において排気中の酸素濃度に応じ連続的に変化する検出信号を出力する。酸素濃度センサ64,65の検出信号は、機関燃焼に供される混合気の空燃比を反映し、排気中の酸化成分(酸素(O)等)と還元成分(炭化水素(HC)等)の量を直接的に示す指標となる。
【0031】
ECU50は、中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、バックアップRAM及びタイマーカウンタ等の他、A/D変換器を含む外部入力回路や、外部出力回路等を備える。CPU、ROM、RAM、バックアップRAM及びタイマカウンタ等と、外部入力回路や外部出力回路等とは、双方向性バスにより接続され、全体として論理演算回路を構成する。
【0032】
このように構成されたECU50は、上記各種センサ61〜65の検出信号に基づき、燃料噴射弁12の開閉弁動作を通じて各吸気ポート23に燃料を噴射供給する制御(燃料噴射制御)や、三方向弁46及びエアポンプ41の駆動を通じて各排気ポート31に二次空気を供給する制御(二次空気供給制御)等、エンジン1の運転状態に関する各種制御を実施する。
〔二次空気供給制御〕
次に、二次空気供給制御について、詳しく説明する。
[1]冷間時の二次空気供給制御
エンジン1では、機関始動時等、エンジン本体10の温度が十分に高くなっていない条件下で(冷間時に)機関運転を行う場合、燃料噴射弁12を通じて燃焼室11内に供給する燃料の量を増量し(機関燃焼に供する混合気をリッチ化し)、機関燃焼の安定化や暖機の促進を図る。ところが、機関燃焼に供する混合気をリッチ化すれば、排気中の未燃燃料(HC、CO等)の量が増大することになる。しかも、このような燃料の増量が要求される条件下では、排気系30に設けられた三元触媒の温度も低く、当該触媒が十分に活性化する温度(活性温度)に達していないのが通常である。
【0033】
このためエンジン1では、冷間始動時等、三元触媒の温度が活性温度に達していない条件下で機関燃焼に供する混合気をリッチ化する場合には、二次空気供給制御を実施することにより、各燃焼室11から排出された直後の排気ガスに空気を混入し、排気中に含まれる未燃燃料成分(HC、CO)の酸化反応を促す。これにより、三元触媒の上流において未燃燃料成分の浄化が促進され、またその反応熱によって三元触媒の活性化が早められる。
[2]触媒過熱時の二次空気供給制御
また、エンジン1が高負荷状態で運転を続けた場合等、高温の排気が継続的に触媒ケーシング34内の三元触媒と接触し、触媒が過熱される。このような場合、ECU50は、燃料噴射弁12を通じて吸気ポート23に供給する燃料を一時的に増量し、燃料の気化熱を利用して排気の温度を低下させる制御(燃料増量制御)を実行する。ところが、燃料増量制御を行った場合、排気中に含まれる未燃焼の燃料成分が増大し、排気を還元雰囲気にすることで、三元触媒の下流における一酸化炭素(CO)の濃度が増大してしまう。このため、燃料増量制御を行う場合には、これと併せて、二次空気供給制御を実施し、三元触媒の下流に空気を供給する。これにより、三元触媒の下流において酸化雰囲気が形成され、一酸化炭素の酸化反応が促進される。
【0034】
ここで、触媒過熱時における燃料増量制御の具体的な手順について説明する。
【0035】
図2は、触媒過熱時における燃料増量制御を行うための処理ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU50を通じ所定期間毎に繰り返し実行される。
〈触媒過熱仮判定に至るプロセス(S1→S2→S3→S4→S5)〉
本ルーチンに処理が移行すると、ECU50は先ずステップS1において、吸気量GAおよびエンジン回転数NEを読み込み、これらパラメータGA,NEに基づきマップ(図示略)を参照して触媒ケーシング34内の三元触媒の温度(以下、触媒温度と称する)TCATを推定する。エンジン回転数NEは、エンジン1のクランクシャフトの回転速度に相当し、クランク角センサ63の検出信号に基づいて演算される。
【0036】
続くステップS2においては、触媒温度TCATが予め設定されている基準値αを上回っているか否かを判断する。そして、ステップS2での判断が肯定である場合には処理をステップS3に移行し、同ステップS2での判断が否定である場合には処理をステップS9に移行する。
【0037】
ステップS3においては現在記憶している過熱期間カウンタのカウント値OTCn−1に「1」を加算し、最新値OTCnとする。過熱期間カウンタは、ECU50に包含される回路であり、そのカウント値は、触媒温度TCATが基準値αを上回った状態が継続する期間に相当する。
【0038】
続くステップS4においては、過熱期間カウンタのカウント値が「1」であるか否かを判断する。過熱期間カウンタのカウント値は触媒温度が基準値αを下回っている限り「0」に設定される。すなわち、過熱期間カウンタのカウント値が「1」であるということは、前回のルーチンでは基準値α以下であると判断された触媒温度TCATが、今回のルーチンでは基準値αを上回ったと判断されたことを意味する。このステップS4での判断が肯定である場合、ECU50は、ステップS5において三元触媒が過熱状態にある旨の仮判定を行い、本ルーチンを一旦抜ける。
〈触媒過熱判定および燃料増量制御に至るプロセス:S4→S6→S7→S8〉一方、上記ステップS4での判断が否定であった場合(OTCn>1)、ECU50は、ステップS6において過熱期間カウンタのカウント値が基準値β(ただし、β>2)であるか否かを判断する。ステップS6での判断が肯定である場合、ECU50は、三元触媒が過熱状態にある旨の(正式な)判定を行い(ステップS7)、燃料増量制御を開始する(ステップS8)。他方、ステップS6での判断が否定であった場合、ECU50は本ルーチンを一旦抜ける。
〈触媒過熱判定等の解除に至るプロセス:S2→S9〉
また、上記ステップS2での判断が否定であった場合(触媒温度TCATが基準値α以下であった場合)、ECU50は、三元触媒が過熱状態にある旨の判定もしくは仮判定が既になされているときには、当該判定もしくは仮判定を解除する処理を行う。また、燃料増量制御が継続しているときには、当該燃料増量を中断する。ちなみに、三元触媒が過熱状態にある旨の判定もしくは仮判定判定がなされていないときには、ECU50は、ステップS9において特段の作業を行わない。ステップS9を経た後、ECU50は本ルーチンを一旦抜ける。
【0039】
このようにECU50は、触媒温度TCATが基準値αを上回ると、三元触媒が過熱状態にある旨の仮判定を一旦行い、この状態が所定期間が継続した場合には、正式な判定を行うとともに燃料増量制御を開始する。
【0040】
次に、触媒過熱時における二次空気供給制御の具体的な手順について説明する。
【0041】
図3は、「触媒過熱時における二次空気供給制御」を行うための処理ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU50を通じ所定期間毎に繰り返し実行される。
【0042】
本ルーチンに処理が移行すると、ECU50は先ずステップS101において、三元触媒が過熱状態にある旨の正式な判定(図2のステップS7,S9参照)が維持されている否かを判断する。そして、その判断が肯定であれば処理をステップS102に移行し、その判断が否定であれば処理をステップS103に移行する。
【0043】
ステップS102においてECU50は、エアポンプ41を駆動する。また、圧送通路43と触媒下流側通路45とが連通し、排気ポート側通路44と両通路43,45とが遮断された状態(C)になるよう三方向弁46を制御する。すなわち、三元触媒の下流に二次空気を供給する。
【0044】
一方、ステップS103においてECU50は、エアポンプ41を停止する。また、圧送通路43、排気ポート側通路44および触媒下流側通路45の相互間が遮断された状態(A)になるよう三方向弁46を制御する。なお、三元触媒の下流に二次空気の供給が行われていない場合、ECU50はステップS103において特段の作業を行わない。
【0045】
ステップS102およびステップS103の何れかを経た後、ECU50は本ルーチンを一旦抜ける。
【0046】
以上説明したように、ECU50は、三元触媒が過熱状態にある旨の判定に基づいて燃料増量制御を行う一方、この燃料増量制御(三元触媒が過熱状態にある旨の判定)と同期して、三元触媒の下流へ二次空気を供給する。
【0047】
高負荷運転時等において、三元触媒が過熱された場合、燃料増量制御を実施することで、触媒温度を低下させることができる。しかし、機関燃焼に供する燃料を増量すると、排気中に含まれる未燃焼の燃料成分が増大し、排気を還元雰囲気にするため、排気浄化用触媒の下流における一酸化炭素(CO)の濃度が増大してしまう。
【0048】
この点、エンジン1のECU50は、三元触媒が過熱した場合、燃料増量制御と併せて、排気管33の触媒ケーシング34下流に二次空気を供給する制御(触媒過熱時の二次空気供給制御)を行う。これより、三元触媒の下流における一酸化炭素の酸化反応(二酸化炭素の生成)が促される。また、このような触媒過熱時の二次空気供給制御を行うための装置構成は、冷間時においてエンジン1の排気中に含まれる未燃燃料成分(HC)の浄化を促すために使用される二次空気供給装置の機能を流用することができる。すなわち、三方向弁46を用いて排気ポート側通路44および触媒下流側通路45を使い分けることにより、単一のエアポンプ41から圧送される空気を触媒上流あるいは触媒下流へ適宜振り分ける制御を簡易且つ正確に行うことができる。
【0049】
従って、本実施の形態によれば、単一な装置構成を利用し排気浄化用触媒の上流および下流に適宜二次空気を供給することにより、広い運転領域において排気特性の改善を図ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施の形態について、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、第2の実施の形態にかかる内燃機関は、第1の実施の形態にかかるエンジン1とほぼ同一の基本構成を有するため、同等の構造もしくは機能を有する構成要素については同一の符号を付して、ここでの重複する説明は省略する。
【0050】
図4は、第2の実施の形態にかかる内燃機関としてのガソリンエンジンシステム(以下、エンジンと称する)1′の概略構成を示す図である。
【0051】
第1の実施の形態にかかるエンジン1のように、エアポンプ41によって圧送した二次空気を、三方向弁46から触媒下流側通路45を通じて排気管33の触媒ケーシング34下流に供給する構成とは異なり、第2の実施の形態にかかるエンジン1′は、エアポンプ41によって圧送した二次空気を、三方向弁46から触媒下流側通路145を通じて一旦熱交換器146に送り、熱交換器146から供給通路147を通じて排気管33の触媒ケーシング34下流に供給する構成を採用する。熱交換器146は、触媒ケーシング34の上流において排気管33の外周を取り巻くように形成された通路空間を備える。熱交換器146としては、この空間と排気管33内部との間で、できるだけ熱伝導が容易となる構成を採用するのが好ましい。また、供給通路147は、その通路途中に、熱交換器146から排気管33の触媒ケーシング34下流へ向かう空気の流れのみを許容する逆止弁148を備える。また、供給通路147は、その通路途中における逆止弁148の下流側に、ECU50の指令信号に基づく開度調整が可能な制御弁149を備える。さらに、供給通路147は、逆止弁148と制御弁149との間に分岐通路150を備える。分岐通路150は、ECU50の指令信号に基づく開度調整が可能な圧力制御弁151を備える。分岐通路150の圧力制御弁151下流側の開口端は、外部に解放されている。
【0052】
次に、このような装置構成を利用して行う第2の実施の形態にかかる(触媒過熱時の)二次空気供給制御について説明する。なお、ここでの重複説明は省略するが、第2の実施の形態にあっても、第1の実施の形態と同様の制御構造(図2参照)を採用して、三元触媒が過熱状態にある旨の判定、仮判定、燃料増量制御を行う。
【0053】
図5は、「触媒過熱時における二次空気供給制御」を行うための処理ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU50を通じ所定期間毎に繰り返し実行される。
【0054】
本ルーチンに処理が移行すると、ECU50は先ずステップS201において、三元触媒が過熱状態にある旨の仮判定(図2のステップS5,S9参照)が維持されているか否かを判断する。そして、その判断が肯定であれば処理をステップS202に移行し、その判断が否定であれば処理をステップS203に移行する。ステップS202においてECU50は、エアポンプ41を駆動する。また、圧送通路43と触媒下流側通路45とが連通し、排気ポート側通路44と両通路43,45とが遮断された状態(C)になるよう三方向弁46を制御する。
【0055】
一方、ステップS201での判断が否定であった場合、ステップS203においてECU50は、三元触媒が過熱状態にある旨の正式の判定(図2のステップS7,S9参照)が維持されているか否かを判断する。そして、その判断が肯定であれば処理をステップS204に移行し、その判断が否定であれば処理をステップS205に移行する。ステップS204においては、エアポンプ41の駆動を継続する。また、制御弁149を開いて三元触媒の下流に二次空気を供給する。
【0056】
また、ステップS205においては、触媒過熱時の燃料増量制御の最新のルーチンを特定するとともに、当該最新のルーチンにおいて、三元触媒が過熱状態にある旨の仮判定が解除されたか否か(図2のステップS9参照)を判断する。そして、その判断が肯定であれば処理をステップS206に移行し、その判断が否定であれば処理をステップS207に移行する。ステップS206においては、圧力制御弁151を所定期間開いた状態にし、供給通路147内を減圧する。
【0057】
一方、ステップS207においては、エアポンプ41を停止する。また、圧送通路43、排気ポート側通路44および触媒下流側通路145の相互間が遮断された状態(A)になるよう三方向弁46を制御する。また、制御弁149を閉じる。
【0058】
上記ステップS202,S204,S206,S207の何れかを経た後、ECU50は本ルーチンを一旦抜ける。
【0059】
このような装置構成および制御構造に従って触媒過熱時の二次空気供給制御を行う第2の実施の形態によれば、先の第1の実施の形態による効果に加え、以下の効果を奏することができる。
【0060】
すなわち、三元触媒が過熱した場合に、燃料増量制御と併せて排気管33の三元触媒下流に二次空気を供給するにあたり、エアポンプ41から圧送される空気と、三元触媒上流の排気との間で熱交換を行うことにより、三元触媒を効率的に冷却することができ、しかも、当該触媒の下流に供給する二次空気の温度を上げて一酸化炭素の反応性を高めることができる。
【0061】
また、触媒過熱の仮判定がなされた場合、エアポンプ41を駆動するとともに、三方向弁46を制御して触媒下流側通路45に空気を圧送することにより、逆止弁148下流の空気が加圧される。このため、触媒過熱の正式な判定がなされた場合、制御弁149を開くことで三元触媒の下流に速やかに二次空気を供給することができる。また、供給通路147の通路途中には分岐通路150および圧力制御弁151を設け、適宜、供給通路147内の減圧を行うようにしているため、エアポンプ41や二次空気の通路を構成する各部材に不必要な負担を強いることもない。
(第3の実施の形態)
次に、本発明を具体化した第3の実施の形態について、第1、第2の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、第3の実施の形態にかかる内燃機関は、第1、第2の実施の形態にかかるエンジン1とほぼ同一の基本構成を有するため、同等の構造もしくは機能を有する構成要素については同一の符号を付して、ここでの重複する説明は省略する。
【0062】
図6は、第3の実施の形態にかかる内燃機関としてのガソリンエンジンシステム(以下、エンジンと称する)1″の概略構成を示す図である。
【0063】
第2の実施の形態にかかるエンジン1′と同様、第3の実施の形態にかかるエンジン1″は、エアポンプ41によって圧送した二次空気を、三方向弁46から触媒下流側通路145を通じて一旦熱交換器146に送り、熱交換器146から供給通路147を通じて排気管33の触媒ケーシング34下流に供給する構成を採用する。また、供給通路147の通路途中に、所定量の空気を一時的に保温・収容することのできるエアタンク147aを備える。また、圧力制御弁151を備えた分岐通路150は、エアタンク147aに接続される。
【0064】
次に、このような装置構成を利用して行う第3の実施の形態にかかる(触媒過熱時の)二次空気供給制御について説明する。なお、ここでの重複説明は省略するが、第3の実施の形態にあっても、第1、第2の実施の形態と同様の制御構造(図2参照)を採用して、三元触媒が過熱状態にある旨の判定、仮判定、燃料増量制御を行う。
【0065】
図7は、「触媒過熱時における二次空気供給制御」を行うための処理ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU50を通じ所定期間毎に繰り返し実行される。
【0066】
本ルーチンに処理が移行すると、ECU50は先ずステップS301において、三元触媒が過熱状態にある旨の仮判定(図2のステップS5,S9参照)が維持されているか否かを判断する。そして、その判断が肯定であれば処理をステップS302に移行し、その判断が否定であれば処理をステップS303に移行する。ステップS302においてECU50は、エアポンプ41を駆動する。また、圧送通路43と触媒下流側通路45とが連通し、排気ポート側通路44と両通路43,45とが遮断された状態(C)になるよう三方向弁46を制御する。続くステップS304においては、エアタンク147a内の圧力が所定値P1を上回っているか否かを判断する。エアタンク147a内の圧力は、圧送通路43と触媒下流側通路45とが連通した状態(C)でエアポンプ41の駆動を継続した期間から推定すればよい。また、エアタンク147a内の圧力を直接検出するための圧力センサを別途設けてもよい。ステップS304での判断が肯定である場合、ECU50は圧力制御弁151を所定期間開いた状態にし、エアタンク147a内の減圧を行う(ステップS305)。他方、ステップS304での判断が否定である場合、ECU50は本ルーチンを一旦抜ける。
【0067】
ステップS301での判断が否定であった場合、ステップS303においてECU50は、三元触媒が過熱状態にある旨の正式の判定(図2のステップS7,S9参照)が維持されているか否かを判断する。そして、その判断が肯定であれば処理をステップS306に移行し、その判断が否定であれば処理をステップS307に移行する。ステップS306においては、エアポンプ41の駆動を継続する。また、制御弁149を開いて三元触媒の下流に二次空気を供給する。
【0068】
ステップS303での判断が否定であった場合、ステップS307においてECU50は、触媒過熱時の燃料増量制御の最新のルーチンを特定するとともに、当該最新のルーチンにおいて、三元触媒が過熱状態にある旨の仮判定が解除されたか否か(図2のステップS9参照)を判断する。そして、その判断が肯定であれば処理をステップS308に移行し、その判断が否定であれば処理をステップS309に移行する。ステップS308においては、圧力制御弁151を所定期間開いた状態にし、エアタンク147a内を減圧する。
【0069】
ステップS309においては、エアポンプ41を停止する。また、圧送通路43、排気ポート側通路44および触媒下流側通路145の相互間が遮断された状態(A)になるよう三方向弁46を制御する。また、制御弁149を閉じる。
【0070】
上記ステップS305,S308,S309の何れかを経た後、或いはステップS304で否定の判断を行った場合、ECU50は本ルーチンを一旦抜ける。
【0071】
このような装置構成および制御構造に基づいて触媒過熱時の二次空気供給制御を行う第3の実施の形態によれば、第1、第2の実施の形態による効果に加え、以下の効果を奏することができる。
【0072】
すなわち、熱交換器146を通じて熱交換(加熱)された二次空気を排気管33の触媒下流への供給に先立って一時的に蓄えることにより、排気管33の三元触媒下流へ二次空気を供給することが必要な場合、保温された二次空気を速やかに供給することができる。つまり、要求に応じた二次空気供給制御の応答性が高まり、一酸化炭素等の浄化(酸化)が一層効率的に行われるようになる。
【0073】
なお、上記第2、第3の実施の形態で採用された電子制御式の圧力制御弁150に替え、供給通路147やエアタンク147a内の圧力がある程度上昇すると、機械的に開弁して供給通路147内の減圧を行う制御弁を採用してもよい。
【0074】
また、上記各実施の形態においては、機関燃焼によって排出される排気を浄化する触媒として、三元触媒を採用することにした。しかし、三元触媒に替え、或いは三元触媒に加えて、他の排気に含まれる成分の酸化や還元を促す他の触媒を採用することもできる。
【0075】
また、上記各実施の形態では、ガソリンエンジンに本発明を適用することとしたが、これに限らず、例えばディーゼルエンジンに本発明を適用してもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡易な装置構成を利用して、内燃機関の排気浄化用触媒の上流および下流に適宜二次空気を供給することにより、広い運転領域において排気特性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるエンジンの基本構成を示す略図。
【図2】第1の実施の形態において、触媒過熱の判定、仮判定、燃料増量制御を行うための手順を示すフローチャート。
【図3】第1の実施の形態において、触媒過熱時の二次空気供給制御を行うための手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかるエンジンの基本構成を示す略図。
【図5】第2の実施の形態において、触媒過熱時の二次空気供給制御を行うための手順を示すフローチャート。
【図6】本発明の第3の実施の形態にかかるエンジンの基本構成を示す略図。
【図7】第3の実施の形態において、触媒過熱時の二次空気供給制御を行うための手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン
10 エンジン本体
11 燃焼室
12 燃料噴射弁
20 吸気系
21 吸気管
22 吸気マニホールド
23 吸気ポート
24 スロットル弁
25 エアクリーナ
30 排気系(排気通路)
31 排気ポート
33 排気管
34 触媒ケーシング
40 二次空気供給装置
41 エアポンプ
42 導入通路
43 圧送通路
44 排気ポート側通路(第1の空気通路を構成)
44a 分配管(第1の空気通路を構成)
45 触媒下流側通路(第2の空気通路を構成)
46 三方向弁
50 電子制御装置(ECU)
61 エアフロメータ
62 スロットル開度センサ
63 クランク角センサ
64,65 酸素濃度センサ
66 圧力センサ
145 触媒下流側通路
146 熱交換器
147 供給通路
147a エアタンク
148 逆止弁
149 制御弁
150 分岐通路
151 圧力制御弁

Claims (6)

  1. 機関燃焼によって排出される排気を浄化する触媒と、
    前記触媒を通路途中に備える排気通路と、
    前記排気通路における触媒の上流および下流の各々に二次空気を供給する二次空気供給装置と、
    を備えることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記二次空気供給装置は、空気を圧送するエアポンプと、
    前記エアポンプによって圧送される空気を前記排気通路の触媒上流に移送する第1の空気通路と、
    前記エアポンプによって圧送される空気を前記排気通路の触媒下流に移送する第2の空気通路と、
    前記第1の空気通路の開度および前記第2の空気通路の開度を調整する調整弁と、
    前記エアポンプおよび前記調整弁を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関。
  3. 前記制御手段は、当該機関の冷間時には、前記第1の空気通路を開き前記第2の空気通路を閉じた状態で、前記エアポンプを駆動することによって前記排気通路の触媒上流に二次空気を供給し、
    前記触媒が過熱した状態で前記排気通路の触媒上流における燃料成分が増大するときには、前記第2の空気通路を開き前記第1の空気通路を閉じた状態で、前記エアポンプを駆動することによって前記排気通路の触媒下流に二次空気を供給する
    ことを特徴とする請求項2記載の内燃機関。
  4. 当該機関の排気と前記排気通路の触媒下流に供給される二次空気との間で熱交換を行う熱交換手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の内燃機関。
  5. 前記熱交換手段は、前記二次空気が前記排気通路の外壁を通じて該通路内の排気と熱交換を行うように、前記排気通路の外周に設けられた通路空間を備える
    ことを特徴とする請求項4記載の内燃機関。
  6. 前記熱交換された二次空気を前記排気通路の触媒下流への供給に先立って一時的に蓄えるエアタンクを備える
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の内燃機関。
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