JP2004116429A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁開閉時期制御装置において、小型化をはかり、信頼性を向上させることを技術的課題とする。
【解決手段】ロータ20には進角室R1及び遅角室R2に流体を給排する軸部通路25、25a、26、26aが形成される軸部材29が設けられ、軸部材29には軸部通路25、26及び流体給排手段200に連通するカバー通路65、66が形成される第1円筒部材61が外装されると共に、軸部材29と第1円筒部材61との間には流体を液密に封止するシール部材27、28が設けられることとした。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸排気弁の開閉時期を制御する弁開閉時期制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の弁開閉時期制御装置としては、例えば、特開2001−82115号公報に開示される技術がある。これは内燃機関の回転に同期して回転される回転体と、吸気弁または排気弁を駆動するカムシャフトとの間に設けられ、回転体に対してカムシャフトを相対回動させて吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更可能な内燃機関の弁開閉時期制御装置において、回転体と共に回転するハウジング部材と、このハウジング部材に収容されて、カムシャフトと共に回転するベーン部材と、このベーン部材の放射方向に突出して設けられ、ハウジング部材内に円周方向に複数の作動油を形成するベーンと、作動油室に作動油を供給及び排出可能な油圧吸排手段とを備え、ベーン部材に、作動油室に連通する油室側通路及びこの油室側通路が開口する一端開放の穴を形成し、この穴内に、油室側通路及び油圧吸排手段に連通する油圧側通路が形成された軸部材が、穴と軸部材との液密封止を司るシール部材を介して挿入されるものである。
【0003】
しかしながら、上記従来技術においては、ベーン部材に形成される一端開放の穴に、油圧側通路が形成された軸部材と、軸部材と穴との液密性を確保するシール部材とを収容する構造のため、ベーン部材の外径が大きくなる。また、軸方向においても油圧側通路の構成上長くなってしまい、弁開閉時期制御装置の重量、慣性モーメントが大きくなり、弁開閉時期制御装置を駆動するチェーンの負荷増大、カムシャフトを支承するカムジャーナルへの負荷の増大となり、ひいては、内燃機関の信頼性が損なわれる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−82115号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、弁開閉時期制御装置の小型化をはかり、信頼性を向上させることを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するために請求項1の発明において講じた手段は、弁開閉用の回転部材と、該回転部材に相対回転可能に外装される回転伝達部材と、前記回転部材と前記回転伝達部材との間に形成される流体圧室と、前記回転部材と前記回転伝達部材との何れか一方に設けられ前記流体圧室を進角室と遅角室とに区画するベーンと、前記進角室及び遅角室に流体を給排する流体給排手段と、を備え前記進角室及び遅角室に前記流体を給排することにより前記回転部材及び回転伝達部材を前記相対回転可能にする弁開閉時期制御装置において、前記回転部材には前記進角室及び遅角室に前記流体を給排する第1通路が形成される軸部材が設けられ、該軸部材には前記第1通路及び前記流体給排手段に連通する第2通路が形成される第1円筒部材が外装されると共に、前記軸部材と前記第1円筒部材との間には前記流体を液密に封止するシール部材が設けられていることとしたことである。
【0007】
この手段によれば、回転部材を小型化でき、弁開閉時期制御装置の重量、慣性モーメントを小さくでき、信頼性を向上させることができる。
【0008】
上記した技術的課題を解決するために請求項2の発明において講じた手段は、前記回転部材と前記回転伝達部材との間に、前記軸部材が内装されると共に、その一端を前記回転部材に固定され、その他端を前記回転伝達部材に固定されるトーションコイルスプリングが配設されていることである。
【0009】
この手段によれば、回転部材を回転伝達部材に対して進角方向に付勢でき、回転部材の進角側への作動応答性の向上を図ることができると共に、軸部材をトーションコイルスプリングのガイドとすることができ弁開閉時期制御装置を小型化できる。
【0010】
上記した技術的課題を解決するために請求項3の発明において講じた手段は、前記第1円筒部材の内周面を表面処理していることである。
【0011】
この手段によれば、シール部材が摺動する第1円筒部材の内周面の耐摩耗性を確保することができる。
【0012】
上記した技術的課題を解決するために請求項4の発明において講じた手段は、前記第1円筒部材の内周には、前記第1円筒部材の内周面と、その外周面との間に前記第2通路を形成する第2円筒部材が固定されていることである。
【0013】
この手段によれば、第1円筒部材の内周に第1円筒部材を固定することで第2通路を形成できると共に、第1円筒部材と第2円筒部材を別部材とすることができ、シール部材が摺動する第2円筒部材を耐摩耗性のある部材とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を説明する。
【0015】
図1及び図2に示した弁開閉時期制御装置は、内燃機関の図示しないシリンダヘッドに回転自在に支持されたカムシャフト10の先端部に一体に組付けたロータ20からなる弁開閉用の回転部材と、ロータ20に所定範囲で相対回転可能に外装されたハウジング30、フロントプレート40、リアプレート50及びリヤプレート50の外周に一体的に設けたタイミングスプロケット51からなる回転伝達部材と、ロータ20に組付けた4枚のベーン70と、ハウジング30に組付けたロックキー80等によって構成されている。尚、タイミングスプロケット51には、図示しないクランク軸からクランクスプロケットとタイミングチェーンを介して図2の時計方向に回転動力が伝達される。
【0016】
ハウジング30は、ロータ20の外周に所定角度範囲で相対回転可能に外装されている。ハウジング30の両側には、環状のフロントプレート40と鍔付円筒状のリアプレート50が接合され、4本の連結ボルト92によって一体的に連結されている。リヤプレート50の円筒部52の軸方向端部の外周にはタイミングスプロケット51が一体に形成されている。
【0017】
ハウジング30の内周には周方向に4個のシュー部33が形成されている。これらシュー部33の内周面はロータ20の外周面上で接しており、ハウジング30がロータ20に回転自在に支承される。これにより、軸方向ではフロントプレート40とリアプレート50との間に、径方向ではハウジング30とロータ20との間に、周方向では隣り合うシュー部33の間に流体圧室R0が形成され、ベーン70によって進角室R1と遅角室R2に区画されている。ある一つのシュー部にはロックキー80を収容する退避溝34と、退避溝34と連通し、ロックキー80を径方向内方へと付勢するスプリング81を収容する収容溝35が形成されている。
【0018】
ロータ20とハウジング30との相対回転量は、流体圧室R0の周方向幅(角度)に依存する。最進角側ではベーン70Aがシュー部33Aの周方向の一側面に当接する位置で相対回転が規制され、最遅角側ではベーン70Bがシュー部33Bの周方向の一側面に当接する位置で規制される。遅角側ではロックキー80の頭部がロータ20の受容溝22に入り込むことでロータ20とハウジング30の相対動きを規制する。
【0019】
ロータ20は、一端側(図1左側)は軸方向に延在する中空の軸部材29が一体に形成され、他端側は凹部形状を呈する円筒部材29aが一体に形成され凹部にはカムシャフト10の先端部が嵌合され、単一の取り付けボルト91によってカムシャフト10に一体的に固着されている。また、ロータ20は、4つのベーン溝21、ロックキー受容溝22、及び径方向に延びるそれぞれ4つの進角通路23、遅角通路24を備えている。ベーン溝21にはベーン70が径方向に移動可能に取り付けられている。ベーン溝21と、ベーン70との間には、ベーンスプリング73が配設され、ベーン70の先端をハウジング30の内周面に圧接している。受容溝22には図2に示した状態、つまりロータ20とハウジング30の相対位置が所定の相対位相(最遅角位置)で同期したとき、ロックキー80の頭部が所定量嵌入される。受容溝22には、ロックキー80が退避溝34に収容されたとき、進角通路23Aと進角室R1を連通する通路27がロータ20の外周に形成され連通されている。
【0020】
ハウジング30とロータ20との間にはトーションコイルスプリング55が配設されている。トーションコイルスプリング55は一端をフロントプレート40に係止し、他端をロータ20に係止されると共に、巻線部55aの内側には軸部材29が内挿されて組付けられている。これにより、軸部材29はトーションコイルスプリング55をガイドとすることができると共に、弁開閉時期制御装置を小型化できる。このトーションコイルスプリング55は、カムシャフト10に作用する変動トルクに起因して、ハウジング30等に対してロータ20に内燃機関の運転中に常に働く遅角方向への力を考慮して設けたものであり、ロータ20をハウジング30、フロントプレート40及びリアプレート50に対して進角側へ付勢し、ロータ20の進角側への作動応答性の向上を図っている。
【0021】
軸部材29には進角通路23、遅角通路24及び流体給排手段200に連通する軸部通路25(第1通路)、26(第1通路)が形成されている。軸部通路26は有底の穴であり開口部はカムシャフト10の先端部により閉塞され、底部側には径方向に延びて軸部材29の外周面に開口する軸部通路26a(第1通路)が形成され、環状溝26bに開口している。軸部通路25は中空の軸部材29の内周面とボルト91の外周面との間に形成され一端側はボルト91の頭部の座面により閉塞され、他端側はボルト91とカムシャフト10との累合による結合部により閉塞されると共に、軸部通路26aとボルト91の頭部側との間には径方向に延びて軸部材29の外周面に開口する軸部通路25aが形成されている。また、軸部材29は第1円筒部材61が外装されており、第1円筒部材61は底部62と円筒部63から成り、カムシャフト10側が開口し、弁開閉時期制御装置を覆うカバー部材60に一体に形成されている。
【0022】
第1円筒部材61には、軸部材29に形成した軸部通路25a、26aにそれぞれ連絡すると共に、流体給排手段200に連通するカバー通路65(第2通路)、66(第2通路)が形成されている。
【0023】
カバー通路66は、円筒部63の壁に軸方向に形成され、カムシャフト10側の開口端を栓部材69によって封止されており、このカバー通路66から円筒部63の内周に開口するカバー通路66aが軸部通路26aに対向する位置に設けられている。カバー通路65は、底部62に軸方向に形成され、一端側(図1左側)は栓部材65aによって封止されており、他端側は開口している。
【0024】
軸部材29と第1円筒部材61との間には、流体を液密に封止するシール部材67、68が設けられている。シール部材67は軸部材29に形成したカバー通路66aに対して軸部材29の一端側(図1左側)に配設されており、軸部材29の外周に形成したシール溝27内に収容され、第1円筒部材61の内周に摺接している。シール部材68は軸部材29に形成したカバー通路66aに対して軸部材29のカムシャフト10側に設けられており、軸部材29の外周に形成したシール溝28内に収容され、第1円筒部材61の内周に摺接している。また、シール部材68はこの実施形態においては軸方向に2個設けられている。
【0025】
これによって、第1円筒部61の内部は、カバー通路65が開口する部分とカバー通路66aが開口する部分とに区画されている。
【0026】
また、この場合、シール部材67、68が接する第1円筒部材の内周はアルマイト処理等の表面処理がされていると良い。これにより、シール部材67、68が摺接する第1円筒部材61の内周面の耐摩耗性を確保することができる。
【0027】
カバー部材60にはカバー通路65、66をそれぞれ切換弁210に連絡する進角通路65bと遅角通路66bが設けられている。進角通路65bは切換弁200の第1接続ポート211に接続され、遅角通路66bは切換弁210の第2接続ポート212に接続されている。尚、切換弁210はそのソレノイド213へ通電することによりスプール214を図示しないスプリングに抗して移動させる周知のものである。その非通電時には、内燃機関によって駆動されるオイルポンプ215に接続された供給ポート216が第2ポート212に連通すると共に、第1ポート211が排出ポート217に連通するように構成されている。また通電時には、図1に示すように供給ポート216が第1ポート211に連通すると共に、第2接続ポート212が排出ポート217に連通するように構成されている。このため切換弁210の非通電時には遅角通路12に作動油(油圧)が供給され、通電時には進角通路11に作動油(油圧)が供給される。切換弁210及びオイルポンプ215等は流体給排手段200を構成する。
【0028】
次に、本第1実施形態の弁開閉時期制御装置の作用を説明する。
【0029】
本実施形態の弁開閉時期制御装置においては、図2に示した状態、すなわちロックキー80の頭部がロータ20の受容溝22に所定量嵌入して、最遅角位置にてロータ20とハウジング30の相対回転を規制しているロック状態にて、切換弁210のソレノイド213に通電するデューティ比が大きくされ、スプール214の位置が切り換わると、オイルポンプ215から供給される作動油(油圧)は、供給ポート216、接続ポート211、進角通路65b、カバー通路65、軸部通路25a、軸部通路25及び通路23を通って、進角室R1へと供給される。また、通路23Aから受容溝22にも供給される。一方で遅角用油室R2にあった作動油(油圧)は、通路24、軸部通路26、軸部通路26a、環状溝26b、カバー通路66a、カバー通路66、遅角通路66b及び接続ポート212を介して切換弁210の排出ポート217から排出される。このとき、ロックキー80はスプリング81に抗して移動し、その頭部が受容溝22から抜けてロータ20とハウジング30のロックが解除されると共に、カムシャフト10と一体的に回転するロータ20と各ベーン70がハウジング30及びプレート40、50に対して進角側(時計方向)Rに相対回転する。この相対回転は、図2の最遅角状態から図示しない最進角状態まで至ることができる。
【0030】
ロックキー80が受容溝22から抜けた状態では、切換弁200に通電するデューティ比を小さくしていくと、各遅角用油室R2に作動油を供給することができると共に、各進角用油室R1から作動油を排出することができる。従って、最進角状態の位置から図2の最遅角状態の位置へと無段階に、ロータ20と各ベーン70をハウジング30、両プレート40、50等に対して遅角側(反時計方向)に相対回転させることができる。
【0031】
以下、本発明の第2実施形態を説明する。
【0032】
図3は、第2実施形態の弁開閉時期制御装置の断面図を示す。尚、第2実施形態はカバー部材60の第1円筒部材61の構成が異なるだけであるので、第1実施形態と同一の構成については同一の番号符号を付し、説明を省略する。
【0033】
第1円筒部材61は、内周部に中空の段付円筒形状を呈する第2円筒部材61Aが圧入され構成されている。第1円筒部材61には、軸部材29に形成した軸部通路25a、26bにそれぞれ連通すると共に、油圧給排手段200に連通するカバー通路65(第2通路)、66(第2通路)が形成されている。カバー通路66は、第1円筒部材61の内周面と第2円筒部材61Aの外周面との間に形成され、第2円筒部材61Aの小径部61Bの端面と底部62とは液密的に接合されると共に大径部61Cの外周面と第1円筒部材61の内周面とは液密的に接合されている。カバー通路66は、円筒部63の壁に軸方向に形成され、カムシャフト10側の開口端を栓部材69によって封止されており、このカバー通路66から第2円筒部材61Aの内周に開口するカバー通路66aが軸部通路26aに対向する位置に設けられている。カバー通路65は、底部62に軸方向に形成され、一端側は栓部材65aによって封止されており、他端側は開口している。
【0034】
軸部材29と第2円筒部材61Aとの間には、流体を液密に封止するシール部材67、68が設けられている。シール部材67は軸部材29に形成したカバー通路66aに対して軸部材29の一端側に配設されており、軸部材29の外周に形成したシール溝27内に収容され、第2円筒部61Aの内周に摺接している。シール部材68は軸部材29に形成したカバー通路66aに対して軸部材29のカムシャフト10側に設けられており、軸部材29の外周に形成したシール溝28内に収容され、第2円筒部材61Aの内周に摺接している。また、シール部材68はこの実施形態においては軸方向に2個設けられている。
【0035】
これによって、第2円筒部部材61Aの内部は、カバー通路65が開口する部分とカバー通路66aが開口する部分とに区画されている。
【0036】
この構成によって、第1円筒部材61の内周に第2円筒部材61Aを固定することでカバー通路66(第2通路)を形成でき、カバー部材60へのカバー通路66の加工を低減できると共に、第1円筒部材61と第2円筒部材61Aを別部材とすることができ、シール部材67、68が摺動する第2円筒部材61Aを耐摩耗性のある部材(たとえば、鉄系部材、焼結鍛造部材)とすることができる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、回転部材を小型化でき、弁開閉時期制御装置の質量、慣性モーメントを小さくでき、信頼性を向上させることができる。
【0038】
請求項2の発明によれば、回転部材を回転伝達部材に対して進角方向に付勢でき、回転部材の進角側への作動応答性の向上を図ることができると共に、軸部材をトーションコイルスプリングのガイドとすることができ弁開閉時期制御装置を小型化できる。
【0039】
請求項3の発明によれば、シール部材が摺動する第1円筒部材の内周面の耐摩耗性を確保することができる。
【0040】
請求項4の発明によれば、この手段によれば、第1円筒部材の内周に第1円筒部材を固定することで第2通路を形成できると共に、第1円筒部材と第2円筒部材を別部材とすることができ、シール部材が摺動する第2円筒部材を耐摩耗性のある部材とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である弁開閉時期制御装置の縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の弁開閉時期制御装置の最遅角状態であって、図1における▲2▼−▲2▼断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態である弁開閉時期制御装置の縦断面図である。
【符号の説明】
10・・・カムシャフト(回転部材)
20・・・ロータ(回転部材)
25、25a・・・軸部通路(第1通路)
26、26a・・・軸部通路(第1通路)
26b・・・環状溝(第1通路)
30・・・ハウジング(回転伝達部材)
40・・・フロントプレート(回転伝達部材)
50・・・リヤプレート(回転伝達部材)
51・・・タイミングスプロケット(回転伝達部材)
55・・・トーションコイルスプリング
61・・・第1円筒部材
61A・・・第2円筒部材
65・・・カバー通路(第2通路)
66、66a・・・カバー通路(第2通路)
67、68・・・シール部材
70・・・ベーン
200・・・流体給排手段
R0・・・流体圧室
R1・・・進角室
R2・・・遅角室

Claims (4)

  1. 弁開閉用の回転部材と、
    該回転部材に相対回転可能に外装される回転伝達部材と、
    前記回転部材と前記回転伝達部材との間に形成される流体圧室と、
    前記回転部材と前記回転伝達部材との何れか一方に設けられ前記流体圧室を進角室と遅角室とに区画するベーンと、
    前記進角室及び遅角室に流体を給排する流体給排手段と、を備え前記進角室及び遅角室に前記流体を給排することにより前記回転部材及び回転伝達部材を前記相対回転可能にする弁開閉時期制御装置において、
    前記回転部材には前記進角室及び遅角室に前記流体を給排する第1通路が形成される軸部材が設けられ、該軸部材には前記第1通路及び前記流体給排手段に連通する第2通路が形成される第1円筒部材が外装されると共に、前記軸部材と前記第1円筒部材との間には前記流体を液密に封止するシール部材が設けられていることを特徴とする弁開閉時期制御装置。
  2. 前記回転部材と前記回転伝達部材との間に、前記軸部材が内装されると共に、その一端を前記回転部材に固定され、その他端を前記回転伝達部材に固定されるトーションコイルスプリングが配設されていることを特徴とする請求項1に記載の弁開閉時期制御装置。
  3. 前記第1円筒部材の内周面を表面処理していることを特徴とする請求項1又は2に記載の弁開閉時期制御装置。
  4. 前記第1円筒部材の内周には、前記第1円筒部材の内周面と、その外周面との間に前記第2通路を形成する第2円筒部材が固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弁開閉時期制御装置。
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