JP2004116271A - 可動基礎を持つ建造物・構造物等の適所に適数を設置の回転支柱を有する耐震等用の多機能回転機構体 - Google Patents

可動基礎を持つ建造物・構造物等の適所に適数を設置の回転支柱を有する耐震等用の多機能回転機構体 Download PDF

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Abstract

【課題】横揺れ縦揺れ地震被害を回避できる建造物等の耐震構造と敷地傾斜化建造物の水平復元の新規構造物機器を開発する。
【解決手段】可動基礎4を持った建造物1等要所に鉛直に設置の適当数の回転支柱11の中間部に主電動機35の回転子を設置したそれぞれの凸曲面9を、それらに対応する水平面2の上に置いた適当数の、上に凹の円板50等の上に載せ、前者らに耐圧球25を介して被せた内函21の下端に固定子を設置して対応させ、天蓋上面に外函22を被せたその中の上方に、別の電動機とウォームとウォーム歯車111の組を、角柱を貫通させた雄ねじ45をねじ込んだ雌ねじ47を穿った棚48上に設置すると共に、雄ねじ46下の穴板28等の下側にばね26を内蔵して下から内函の天蓋で押え、別に設置の電源と電気回路等で主電動機35を回転させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明を実施対象とする全ての独立した建造物1等の建造前の設計段階で、あるいは、既存建造物1の耐震改造時に、地面上の水平面2部分から建造物1を固定せず分離してしまうと言う基本原理を発展させた耐震構造の適用実施の耐震構造化の新築時や改造改修時での、摩擦・床スラブ構造・耐圧金属・擁壁・大型金属成型・同加工・強力ばね弾性体作成技術・電動機・発電機・地震感知機・電気回路・強力ねじ・レーザー等の工業の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の建造物では、耐震性を付与するために、壁の配置・大きさ・向きなどの条件を満たさなければならず、地面と建造物との堅牢な密着を主眼として、まま建築主の意向を無視する為に、建築主の居住性第一の構想がむげに変更の強要に見舞われる羽目になる事も多くあったりし、ついには建築専門家の言に忍従する外は無かった状態の惹起の事実も多かった。
【0003】
業際では経年劣化の積層ゴム等の使用や大きな球体を使用しての、横揺れ地震推定最大振幅の2倍幅の直径を要した円形運動板を、水平面と基礎部との両者への水平円形部として必要としていたのは、横揺れ地震振動での、球体の転がり距離の大なるが故の必然であったからの、耐震装置の使用の限界が隘路となっていた。大きなマンションでは球や積層盤の免震装置を地下に大々的に設定施行する例ある場合でも個別球体が巨大・大重量で単価が高額になり、免震装置の設定された高層住宅等にも気楽に利用出来にくい点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題としては、戸建て新旧低層建造物に限らず一般の建造物の築造に際して、第一は価格と経済性の問題、第二は技術と特殊資材の問題、敷地の地下の地殻状態不明のために、激震時の横揺れだけに対しての被害を食い止めに限定されている事実に対し、縦揺れに対する被害食い止めや、水平敷地が斜面になってしまった場合の対応等については、地震発生などの予知不能状態からの選択の課題を解決する問題にまで踏み込めなかった点が、建築方法の応答の程度の大差と住宅形態の複雑多様性や公共性や事業性の、独自な建造物の耐震性への関心あっても、その多種予測をも一様に解決する手段を打開し兼ねていた状況であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
地震による被害は、木造では地震の周期が半秒間位の場合では被害が大きくて建造物が倒壊大破する統計があり、その場合、地震の運動に伴って、地面と一緒に全く同一な振動を建造物やその中の物体が運動してくれれば全く被害はないのであるが、物理学の真理として、質量を持つ物体には慣性があり、建造物の基礎部分から上側に存在する部分は完全に頑丈堅固に出来ていなければ、地震発生の直前の慣性による静止状態の継続の為に、地震で生じた地面の運動の構造物上部への運動の伝達にたとえ微少時間であっても時間差が生じて遅れてしまうので、必然的に建造物の基礎と上側部分との運動差が生じて建造物の弱体部分にゆがみを生じ、その歪みに耐えられない場合には、その建造物はその部分から破壊され、それが建造物全体に及ぶ事態になる訳であるから、その解決の対策としては、此の物理法則を逆手に取って、建造物の基礎部分を敷地地面から切り放してしまう事が、建造物にゆがみを与えない方法であることになる筈とは、既に本発明者が平成12年3月24日付特許出願で指摘していた通りで容易に理解できる事実であり、本発明は、この単純な事実を更に発展した構想による成果である。
【0006】
【発明を解決するための手段】
建造物1の基礎部分を地面から水平に切り放せば、横揺れに対する敷地地面の横揺れ運動を切り放せるから、水平敷地面上に地面と分離した基礎を設定し、其の上に建造物1を築造すれば、横揺れ地震のみである場合の建造物1は、遠方の地震の無い地面に対して慣性による静止を継続しているので、地面だけが水平動をするだけであり、その建造物内の物体も人物も全くその直前までの運動等の状態を継続し続けていられるから、これらの両者には被害が全く及ばずで、これが最良の手段であり、あるいは、可動基礎4の別設物の上に新築するか等である。
【0007】
【解決の反面事実】
そのような解決策があると言っても、分離された基礎底面が水平な地面に対して完全に滑らかでは建造物1内での多様な人々の生活運動の反作用で、その運動と逆向きに建造物が反作用の運動をしてしまうので常に建造物が微動し、生活上に不便を生じたり、その建造物内の生活人の気分が低調化することになってしまう事が言える。その解決には分離接触面が完全な滑らかさを持たないようにすれば、地震時の多少の揺れのみとなり、両者を満足させ得ることが言えると分かる。
【0008】
【請求項1等との関係】
前述の、例えば球体を用いた反作用的振動や建造物側に大面積が必要の解決方法は、本発明の主眼とされている部分が、請求項1を主とする発明実施部分となっている主電動機35で回転支柱11を回転させる発明であり、請求項2でもそのまま当該発明として実施されているもので、主要な発明の手段となって実施されているものである。
【0009】
【水平地の変化時や縦揺れの解決のための手段】
【請求項2との関係】
別に、敷地地面が水平に保つことができずの変化に遭ったりしての原因から建造物がゆがんだり破壊する場合や、縦揺れ地震で建造物が破壊されるのを防止する手段としては、請求項1の建造物1の歪みの防止のばね26を、想定最大振幅にも耐えるようにすれば、その手段が容易に解決する事実は、ベッドのクッションの利いた上での転倒でも物体の損傷が全く有りえない事から推定できる手段である。
【0010】
【地殻変動等による水平地の傾斜化想定に対する手段】
地震は地殻変動が原因であるからには、地震前に水平であった土地がその他の原因で傾斜面に変化する事実が生ずる危惧が存在する対策としては、地殻変動の範囲の中の極小部分の建造物では傾斜が7度前後であると想定すれば、請求項2での本発明の実施と操作により、建造物1の床面等の水平維持が期待できる。
【0011】
【実施例】
本発明を実施した建造物1への適用状況や、水平面2で基礎が地面から分離された場合の可動基礎4や根太、支柱5等との結合部6の部分の適当数と適当箇所に、固定するかあるいは着脱可能とする場合の多機能回転機構体30、30′、…の回転支柱11、11′、…に付いてと、横揺れ地震や地震時上下動・地震後地殻地面の高低変動に対応の水平維持状況等に付き以下に説明する。
【0012】
【請求項1の実施例】
請求項1では、その実施例の図面を図1、図3〜図9、及び、図12に示した部分がすべてある。
【0013】
実施例に従って説明をすれば、図1で建造物1に実施されて見えている回転支柱11、11′、…が、地面の水平面2部分が円板50、50′、…と共に、鉛直面で切断されてある、その上に載せてある様子を略記して示し、それらが分かり易く描いてあり、それらを実施した建造物1の可動基礎4となっているその底面3が水平面2と平行であるような設定実施状況が示されてあり、可動基礎4の下の空間7が存在するように示してるが、実施後にはこの部分は、軟質の外装等で隠蔽される状況迄もは省略してあるが、その外装が地震時には建造物1と共に水平面2上を運動することになっている。
【0014】
【多機能回転機構体30等】
建造物1の結合部6、6′、…に設置した図1での多機能回転機構体30、30′、…は、円板50、50′、…の最低位置51、51′、…が同一水平面1上にない場合とか、建造物1のある程度の縦揺れ対策を加味した設定の場合には、可動基礎4の厚さ、大きさとの関係での規格を定めて置くなりしてあると、縦揺れ初期激震の被害からのいくばくかの価格の低減と普及の効果を生じるので、請求項1では、そのような線に沿っての発明の構成の実施例が示されてある。
【0015】
【回転支柱11の構成】
図3〜図7は、請求項1の1個の多機能回転機構体30の実施例の回転支柱11等の状況を示しており、図3、図5〜図7ではその右半分の一部は断面で示してある立面図であり、図4は、図3の断面を正常状態に戻した実施状況を下方の底部軸部10から見上げた平面図であり、その主要部の回転支柱11は円柱状であるから円形に見えるが、図3、図6からは、その回転支柱11が上部から4段の部分に別れていると分り、最上段37から3段目39までは同一半径の円柱で、2段目38は半径が小さくなっている鉄製の回転子鉄心13の円柱で建造物1の1部の重量を支えており、その周囲には、実施例として、主電動機35の3相誘導電動機12の回転子の、回転軸8方向に銅棒などが、円筒の側面に沿って等間隔に並べて鳥籠の側面の縦棒の様に、互いに接触せずに密に横並べして埋め込められている様な、その全体の最大半径が最上段37の半径と同じになるように作られている鳥籠状の回転子銅線14が取付けられ、回転支柱11の回転動力としての主電動機35の構成用の主体として外目が最上段37と同半径の円柱状に設置してあり、3段目39の円柱の周囲には、3個の環状の導体を3条の溝状に形成してある3端子スリット17が、それらの間に電気絶縁体で分離した様にはめ込んであり、図4のように、それら3個の夫々には内函21に設置の三相交流を供給する電源である図9の3相交流発電機80からの電力を供給されるように別に結線された出力端子19からの、3個のブラシ18が夫々に相当する3端子スリット17に接触させてあり、時には、これらは内函21内側の回転支柱11の最上段37に設定する場合もある。また、4段目の最下段40の下面は、通常は回転支柱11の下側の、下に凸の凸面部9が形成してあり、その最低位置に当る底部軸部10は滑らかで頑丈に製作してあって、水平面2上に、建造物1に設置の多機能回転機構体30の数と位置に応じて同数を設置の上に凹の円板50の群の最低位置51に、通常は載るように設定してある。
【0016】
【回転支柱11の車41】
前段落番号0015での回転支柱11の最下段40の凸面部9の代りに、図7の様に、回転軸8から、これと垂直な半径方向に軸42を持つ耐圧性の強力な小さな車41を、3段目39の下側から最下段40の側面周辺部内に等間隔に数個を設定するのに、車41の両側に突出させている軸42を支持する軸受143を中央に持つ小さな長方形の穴を持った大きい長方形の板の両側の部分を同じ側に曲げ、それらの両端の曲げを更に反対側に反らした部分144を持つ軸ばね141を設置した車41を、最下段40の下面60から上の最下段40の側面の肉部内に明けたT字型の車穴59の中に収納し、その外側から回転支柱11の最下段40の側面部に車止め帯輪142を填めたような機構を設置する場合があり、これについては、図7に実施例を示した。その状況を説明すると、図7では車41等の組は4組を設置した実施例であり、回転支柱11の直径と同一の直径の最下段40の下面60から4組の車の下端61が見える程度に設置してあるので、4個の単41の軸42と軸受143との間の最大静止摩擦力によるトルクよりも、3相誘導電動機12の初期駆動トルクの方が大きくなるようにしてある。
【0017】
【内函21とボールベアリング25】
図3の内函21の外側面34は、通常では外函22が4角柱なのでその内面62も4角柱であるから、同様に、4角柱であるが、回転支柱11の2段目38の回転子鉄心13の側面152には3相誘導電動機12の円管状の固定子15が設置されてあるので、その外側部分の回転子銅線14の側面と同一で、同一の半径の円柱状であるので、内函21の内側面33は回転支柱11の最上段37と2段目38とに対応する部分が円筒形状であるが、2段目38の回転子銅線14と対応する内函21の下半分位には、その外側は円管状そのままで構成しておくか、内函21の角柱下側に円柱の穴を明けて3相誘導電動機12の固定子15をはめ込むかの細部は、設計者の意向に委ねられるが、通常は4角柱である。その内函21の天蓋23の内面54と回転支柱11の最上段37の上面27との間には同大必要数の耐圧ボールベアリング25を密集させ得る数位だけ、或いは円錐台状物を放射状に並べる場合もあり、その前者では、内函21の内面54と回転支柱11の上面27とには、その上面27の直径上に並ぶボールベアリング25の大きさや数に応じた断面が円弧状の溝を掘って置く場合もあり、それらを挿入後に回転支柱11を填め込むようにしてあるが、回転支柱11の最上段37の側面には、その側面を一周する溝57を設け、その溝57に対応する高さ位置の内函21の側面部に止めピン穴56を明けた中に止めピン55を挿入し、回転支柱11が内函21から抜け落ちないようにしてある。必要があれば、溝57と止めピン55との設置場所を回転支柱11と内函21とで逆に設置する場合もある。
【0018】
【限定縦揺れ地震被害防止の外函22内のばね26】
外函22は、図3、図4から分かるように、外形も内形も四角柱であり、この内形の部分に、それと外形がほぼ合同の四角柱の内函21を挿入する際に、外函22の天板24の裏面63と、内函21の天蓋上面104との間に、最大に縮めても内函21の小さい縦横の辺長よりも大きくならない螺旋状の強力なばね26が設置してあり、このばね26が最大に伸びた状態の時にも、内函21が外函22の下端64から外れないようにするための、止めピン55の頭を外函22の側面の下端64に達しない様に外函22に設けた、回転軸8と平行な縦溝65にはめるようにしておき、その縦溝65の下端123は外函22の下端64より上側に設定してあり、ばね26を最大に圧縮したときにも止めピン55の頭が縦溝65の最上端の上端122に達しないように縦溝65の長さ位置が設定してある。
ばね26は限定縦揺れ変位の設定と建造物1の総重量を多機能回転機構体30の設置数との関係からその強さ長さ等が定められてある。縦溝65の設置が外函22の耐久力を弱める場合には、縦溝65を設定しないで止めピン55の頭が外函22に当らないようにして置き、ばね26の上下の端を外函22の天板24の裏面63と内函21の天蓋上面104とに固定する方法をとる場合がある。
【0019】
【横揺れ地震感知の振子箱70】
図8のように建造物1直下近辺等の地面等に横揺れの地震感知装置67での図9での振子箱70が設置してあり、この振子箱70は、その天井69の支点68から導体の振子棒71が下げられ、その下端に導体の円柱状のおもり72が取付けてあり、おもり72の下面には等間隔に密接させた円柱底面の円の接線方向の線状の軸又は管状の軸の導体の支点147が取付けあり、その支点147に対応する導体の軸を持つ導体の棒状とか狭い板状のすだれ148を全ての支点147に取付けてあり、その全てが垂れて円管状を形成するその軸相当の位置に、その円管状の内径よりも小さい直径の不導体の円板のつち149が、支点147群の近くにある様に円筒形ビーカー状の導体の感知容器73の円形底面の中心部に鉛直に固定柱146を立てた上に水平に設けてあり、絶縁体の土台74で感知容器73が振子箱70の床面に固定してある。横揺れ地震の際に振子箱70が水平に移動すると、固定柱146のつち149が、静止系に対して静止しているおもり72とすだれ148の全部が相対的に逆方向に移動し、すだれ148の数本の上側のどこかに接触し、すだれ148群の数本を円筒形の外側に押すと、押されたすだれ148の1本でもの先端150が感知容器73に、つち149の運動の速さの、つち149の長さを支点147とつち149間の長さで割った商の値倍の速さで、感知容器73に前進し、極めて短時間で接触出来るように構成してある。なお、振子箱70は建造物1から離れた所か地下に設置しておく。
【0020】
【タイマー回路99】
図9の右側部分のタイマー回路99の左上の、スイッチ79は手動で閉じるようにしてあり、通常は開いたままである状態の時に、おもり72からの振子棒71と導線75と感知容器73と導線76とが、横揺れの地震感知装置67の内部で導通状態になった一時的接触時間の時点で、電子的機械的に3相交流電動機80に付属のスイッチ90を開閉する信号を作成する回路を収容した定時間導通回路装置96に、直流電源78からの電圧電流を与えるように設定してあるので、その付属のスイッチ90が閉じる事ができた以後の一定時間だけ、3相交流発電機80の動作が開始と継続が存在出来るので、建造物1の全ての3相誘導電動機12、12′、…が回転を始め、同時に回転支柱11、11′、…の全てが回転を開始する構成となっており、定時間導通回路装置96に記憶させてあった横揺れ地震の継続推定時間経過後に、同じ定時間導通回路装置96によって付属のスイッチ90を開く様に設定してあるので、直流電源78からの直流電流を断って付属のスイッチ90を開き、3相交流発電機80の動作が停止し、従って、建造物1の全ての3相誘導電動機12、12′、…が回転を停止し、同時に回転支柱11、11′、…の全てが回転を停止する構成となっている。スイッチ79は、横揺れ地震感知機67での短絡導通の代りの、定時間導通回路装置96等の臨時作動用である。なお、地震が長く継続した場合には、先端150が最後に感知容器73に接触した時点直後の定時間後に全ての回転支柱11の群の回転が停止するように構成されてある。なお、3相交流発電機80等は図8のように底面3より上側に設置し、建造物1の底面3が水平面2等との接触破損に備えてある。
【0021】
【外函22と建造物1の構造物との関係】
外函22の外部の上面と側面には、建造物1の基礎や根太、柱等との接続が頑丈に設定建築出来るように、あるいは、既存建造物にも設置接続できるような必要な定格の接続工作部品等の全てが設置してある。
【0022】
【円板50の群の使用】
請求項1での、図3でのばね26により支持される建造物1は、本発明においては常に、建造物1の全ての回転支柱11、11′、…の底部軸部10、10′、…又は、車の先端61が、図1、図2、図8、図12に示したような、水平面2上に配置した、中心部を上に凹とした凹曲面53、53′、…を持つ円板50、50′、…上に載せてあり、その縁36の最低位置51からの高さは0.05m程度で、その円板50の群の使用は、少しの縦揺れを含む横揺れ時の耐震対策としての、従ではあるが必要な要素の発明に属している重要な備品の発明であって、実用新案よりも高度な備品であるので、本発明にも付属している物である。
【0023】
【請求項2の実施例】
請求項2での実施例は、耐震横揺れと縦揺れ防止の状況関係についての大綱は請求項1と全く変化なしで、ただ、縦揺れ対策での規模を拡大する点と、別に、建造物1の床面等の傾斜被害時等での水平を復元する装置としての、電子的機械的修復装置の水平維持装置85を追加しただけであると言える。即ち、請求項2での新規追加の対象実施例の図面は、図2、図8、図10、図11であり、これらに、請求項1での回転支柱11関係の部分を全て併用しながら、縦揺れ耐震と多少の地殻変動と偏向地盤沈下等の対策発明部分を追加した機構上の発明を加えた実施例であるが、ここでも円板50の群の使用は必要備品とされている。
【0024】
【縦揺れ耐震部分の拡大】
請求項1での地震の縦揺れの対応範囲については、水平面2上の建造物1の重量を支えている回転支柱11の群の底部軸部10の群や車41の下端61の群が、完全に水平面2と平行な同一水平面上に載る様に設定してある筈の条件での設置であるから、円板50の群の最低位置51の群の上に全てがピッタリ載っている筈であっても、実際の工事においての完全工作は至難であるからの、それらの高低が存在しても対処できない場合の存在に備えての、高々0.05m前後の高低差の存在を対象にしているので、請求項1での、内函21の高さや回転支柱11の高さが0.3m前後である事と、外函22の天板24の高さが、実施後の平常時には底部軸部10から0.5m前後であるのに対して、請求項2では、その想定縦揺れ地震の最大耐震の振幅を0.4m位までと設定した場合では、最大圧縮時の長さが0.3mのばね26を使用すれば、それに対応するには自然長1.1m前後のばね26を使用する事になるが、設置時には高度調節機構88の部分の0.4m前後を加えるので、ばね26が自然長の時には2.8m前後で、建造物1を建設後の平常時の全長は、ばね26が0.4m縮むので、2.4m前後になっていると言える。この時、外函22の長さは2.0m弱前後で、内函21の長さは1.2m位で、外函22の下端64から下へ0.8m前後が突出している状況となる。建造物1の水平維持装置85の高度調節機構88には、雄ねじ45や雌ねじ46を持つ棚47の厚さや電動機117を併設していて、その調節高度は0.1mとしている。本発明では対の水平維持装置85、85′の高低差を利用しているので、0.1mの調節では2倍の効果を発揮する。即ち、その水平面1の傾斜変化で、建造物1の最大両端距離10mにある回転支柱11、11′がそれぞれ0.1mずつ高低調整を成された場合には、両端差0.2mの調整ゆえ、1.146°の傾斜修正が成されることになる。このような意味合いからは、水平維持調整装置を大きな角度の調整を要するような建造物1に対しては、本発明の装置を図13、図14の様に、単独に数多くを設置したラーメン構造の舞台153の上に建設すれば、大きな傾斜修正の工事が容易になると言える。
【0025】
【円板50の使用】
本発明では、図1、図2、図8、図10のように、回転支柱11、11′、…の組の群を水平面2上の円板50、50′、…に載せるが、図面では土地等を断面として示し、回転支柱11の群の底部軸部10の群は水平面2上に設置の、図12に示した実施例を略記して描いた円板50、50′、…の、上に凹の、凹曲面53、53′、…の最低位置51、51′、…に載っている状況を示した簡略図であり、図11には、1個の多機能回転機構体30の回転支柱11の発明状況の、請求項2の実施例を示している。図12は、地面と円板50の右半分は断面としてある別な1例である。前者では円板50の縁が水平面2から突出しないように設置した略記であるが、後者では円板50の縁が水平面2から突出しているように実施例を示したが、前者の状況では、上に凹の曲面内に、突出してない縁36の群から水平面2上に降り続いた雨等が円板50の群内に入り込む場合があるために、回転支柱11等の鉄製部分が腐蝕してしまう恐れがあるので、後者のように縁36を水平面から突出させておくか、周囲に低い壁を設置する場合が推奨されるが、そのような雨水等の排水には円板50等の適所に適当な穴を設けて配水管を地中に設置する場合もある。凹曲面53と回転支柱11の間には潤滑油等を十分にを塗布してあっても、そのような管理は必要である。
【0026】
【多機能回転機構体30の外函22の構成と内函21の長さ】
図11に示した1個の多機能回転機構体30は、請求項1の外函22の高さを高くして、その中に適宜に長くしたばね26と天板24の裏面63との間に高度調節機構88を設置した形態をなしており、それらの主体がほぼ回転体をなすので、図面の1部や右半分は部分的に断面図を用いて表わしてある。この高度調節機構88の増設に伴って請求項1の発明に追加された改良は、ばね26の自然長に付いては、想定最大縦揺れ振幅の2倍にばね26を最大に圧縮した時の長さを加えた長さに設定し、縦揺れ耐震限度の想定最大振幅を0.4mと設定した場合には、2.0m前後に作成され、水平維持装置85の高度調節機構88が、水平面2の傾斜角度の調整限度に因って大きな長さが要請され、建造物1の両短距離が大きくなればそれに比例して大きな高度調整の雄ねじ45の長さが要請され、縦揺れ対応の想足最大振幅が決まればそれに対する長さは常に一定であると言える。その構成は、図11で、天板24の中央の回転軸8の位置に軸穴58を明け、そこに回転軸8を軸とする断面が正方形等の角柱102の軸先113が差し込んであり、その近くにはウォーム歯車111が回転軸8を軸として角柱102に固定してあり、その両者には外函22の内面62等に設置の支持器118がウォーム歯車111を支持しており、回転軸8を軸とする角ねじの雄ねじ45の軸部分には、角柱102が滑らかに出入できる様に明けた雄ねじ角穴110に差し込んであり、雄ねじ45は、その適当位置に外函22の内面62に固定した棚47の回転軸8の位置に明けた角ねじの雌ねじ46に差し込んであり、雄ねじ下端107にはワッシャ101等を挟んで、外函22の内面62内を滑らかに上下出来て回転軸8相当部で角柱102が自由に回転出来る様な丸穴29を明けた穴板28が密接してあり、角柱102がばね26の回転軸8部分にも入り込めるようになっており、雄ねじ45より直径が大きいウォーム歯車111の歯112と噛み合うウォーム115とその動力源の電動機117が棚47等に設置してある。なお、外函22の側面には、内函21の止めピン55の頭が外函22の内面62側に出してある場合の為に縦溝65が明けあるが、ばね26が伸び切ったときにも内函21の上面104が外函22の下端64の下へ抜け出ないように、縦溝65の下端123を設けて抜け落ち防止用としてあるが、この抜け落ち防止には、ばね26の上端108と同下端109とに、雄ねじ下端107か角柱下端103かと天蓋23とに夫々を接続する止め具等を設けたり、同様場所に鎖等を接続して置く事で縦溝65を省く場合もある。外函22の内面62に接して上下に運動する内函21の固定子15より上側の部分は、雄ねじ45の中ほどに雌ねじ46が位置しており、かつ、ばね26が最も圧縮された状態での内函21の天蓋23の上面104が最上部に上がっている時に、固定子支板43が外函22の下端64と同位置になるような状態となるような長さに設定してある。即ち、天蓋23の上面104から固定子支板43迄の長さは、縦揺れ想定最大振幅の2倍よりも、内函21が最も下方に下がった時の内函21と外函22の重なり部分だけ長い。
なお、角柱102の上方には裏面63との間にワッシャ97等を挟み摩擦を軽減させる。
【0027】
【高度調節機構88】
図10の左上に示した多機能回転機構体30の高度調節機構88のウォーム歯車111とウォーム115と電動機117との1式は、建造物1の重心を通る直線上の重心から最も離れた位置に全く作りも構成も同一様に設置した上とその対の高度調節機構88と88′との両者の平面図を接近させて描いた実施図であり、ただ、電動機117の正負の2端子に接続した導線138と137との接続状態と電動機117′の正負の2端子に接続した導線138′と137′との接続状態とが上下を逆にしてあるだけが異なっている。
【0028】
【傾斜感知装置77と電気回路】
図8や図10での実施例のような、建造物1の重心を通る左右の直線方向に所在の、重心に対して大略対称で最も離れた位置に設置の2個の多機能回転機構体30、30′の対の1組毎に、図10の傾斜感知装置77の傾斜方向探知器135での重心を通る多方向毎の各対の中の、例えば、10対の中の1対の配線が実施例として図10に対応させてありとして説明すると、それらの夫々の対に属する装置の作りや接続の殆どの部分の状況が対の両者で殆ど同一である場合での実施例について、その1対の組の電動機117、117′に供給する電流が直流であり、全部の組に共通に同時にも個別組毎にも給電できる程度の直流電源66の正端子124、負端子125からの電位が、図10で、通常はスイッチ126が切られているが、傾斜補正時は、まず、スイッチ126を右側に倒して置くので、この時点では、天々の傾斜方向探知器135の導体の輪である正環131に高電位が、同様な作りの負環130には低電位が与えられれる様に、天井等の支点127からぶら下げられている正負の導線と鎖等とで構成された振子糸128の先端に設置の表面等が不導体のおもり129の上下に填めてある正環131と負環130との接続がなされており、この時、おもり129の左側の縦長幅狭の不導体の端子柵134に設置の上下2個の導体端子の内の、上側の正端子132に正環131が接し、同時に下側の負端子133に負環130が接するように構成されていて、この様な場合で、両者の電位は、正端子132からの高電位の伝達は、導線87から直接に導線138を経て電動機117の上側の端子へ入ると同時に、対の電動機117′の端子へは、切替スイッチ83を通して導線139から導線138′を経て電動機117′の下側の端子に高電位を与える様に接続されてあり、同様に、低電位の伝達は、導線86から対回路交互断続器151を通って導線137から電動機117の下の端子に入って低電位与えると同時に、切換スイッチ83を通って導線140を伝い、対回路交互断続器151の下側の部分を通って導線137′から電動機117′の上側の端子に低電位を与える。
【0029】
このとき、対回路交互断続器151の黒丸はつまみで、縦長の四角形は導体なので、つまみを下に下げると上側の両脇の接点は接続のままであるが、下側の両脇の接点は隙間が空いて接続が切れ、逆に上につまみを上げると、接続状態が逆になるような装置となっている。
【0030】
従って、電動機117と電動機117′とは互いに逆転しあい、ウォーム115と115′とも互いに逆転するから、対のウォーム歯車111と111′とは互いに逆転する様に構成されてある。即ち、通常では、対の電動機117と117′や、対のウォーム歯車111と111′や、 延いては対の雄ねじ45と45′等が互いに逆向きに回転するように設定してある。
【0031】
前段落番号00028での、電動機117の上側の端子が高電位を与えられた場合にはウォーム歯車111が右回りに回転し、回転支柱11が底面3から下へ長く伸びる様に構成されてあるので、電動機117′は逆に回転支柱11′は底面3よりも下側が短くなるように構成されてある。
【0032】
【反転部136】
前段落番号0028と同様に、図10での建造物1内のスイッチ126が右側に倒してある状況での、おもり129が、傾斜方向探知器135の左側の端子柵134と対の右側の端子柵134′に接触している場合には、正環131が正端子132′に接触し、負環130が負端子133′に同時に接触するが、回路の途中に設置の反転部136を伝わる際に上下が逆に結線してあるので、導線の電位の状態が上下逆転して前段落番号0028とは逆に、導線86が高電位を、導線87が低電位になるので、結果的に、正端子132′が得た高電位は導線137と導線137′に誘導され電動機117では下の端子が高電位を得て、上の端子が低電位を得るが、電動機117′では上の端子が高電位を得る様になり、下の端子が低電位となるので、電動機117も電動機117′も、前段落番号0028以下の場合とは、共に逆向きの回転をする事になる。
【0033】
【切換スイッチ83】
図10で、スイッチ126が右側に倒してあり、おもり129が左側の端子柵134に接触していて、切換スイッチ83を下側に下げた場合には、正端子132の得た高電位は、導線87と直結の導線138との導通には変化無いから電動機117の上側の端子が高電位を与えられることに変りがないが、導線87から切換スイッチ83の導線84から反転路98で左側の導線140の方に移り対回路交互断続器151の下側から導線137′に至って電動機117′の上側の端子に高電位を与え、電動機117も電動機117′も共に上側の端子から高電位を得る様になり、同様に、負端子133の得た低電位は、導線86と対回路交互断続器151の上側から導線137を経て電動機117の下の端子に低電位を与えると同時に、導線86から切換スイッチ83の導線89を通って導線138′から電動機117′の下側の端子に低電位を与える様に構成されてある。従って、両者の下側の端子には共に低電位が与えられる結果をもたらされる様に構成してある。即ち、電動機117にも電動機117′にも同一の右回転するように設定されてしまうように構成してあり、結果的に、回転支柱11も11′も下へ伸びるような回路となるように構成してある。
【0034】
【スイッチ126の左側倒し】
直流電源66近くのスイッチ126を左側に倒した場合には、直流電源66の高電位の正端子124からの電位がスイッチ126の左方の正端子91に与えられると、スイッチ126の負端子119に高電位が与えられ、同様に低電位の負端子125からの電位はスイッチ126の負端子121を経て正端子120に低電位が与えられるので、おもり129の正環131は低電位に、負環130は高電位になるので、おもり129がどの端子柵134や134′に触れても正端子132や132′の群のいずれでもが低電位となり、それの対となっている負端子133や133′の群のいずれもが高電位となる。従って、傾斜方向探知器1
Figure 2004116271
して表わした意味を用いて、スイッチ126を右側に倒した場合では、復号の上側に示した状態になることを表わし、スイッチ126を左側に倒した場合には、復号の下側に示した状態になる事を表わしている。
【0035】
【臨時スイッチ145の構成】
傾斜感知装置77の左上の臨時スイッチ145は、実施例では回転式で示してあるが、これは、端子柵134の全てを幾つかづつにまとめて同一配線で同時に回転支柱11の幾つかの底部軸部10の複数を同じ高さに上げ下げさせて、建造物1の傾斜方向を大まかに修正するスイッチ装置であるが、その円形の臨時スイッチ145の周囲を16等分した、その各中央に1個の端子を設置した円板の、その中心の回りに回転できる様にしてあり、その直径の両端にある隣り合う2個づつを2組の4個を導通や絶縁する回路端子として、図では上下と左右との8個4組の端子は結線がされていないから、上下に2個づつの外部端子2組が接触しているように設置してある状況の状態では電気的接続効果が得られないような絶縁状態になっており、この円板を右回転45°回した状態では、上下の外部端子の左側端子同士と右側端子同士とが導通するように結線してあり、図10状態から左回転45°回した状態では、臨時スイッチ145の上側下側の4個の中の、外側端子の上側左側端子は下側右側端子と導通し、上側右側端子は下側左側端子と導通するような回線で、左右で交換する様な状況に構成してある。
【0036】
【建造物1の周辺に位置しない水平維持装置85群への対応】
図8や図10の右下部分での建造物1に設置の対の回転支柱11と11′との間に設置の2個1対の回転支柱11″と11″′等についての水平維持目的の上下運動状況や通電時間等に付いては、その回転支柱11″、11″′等に対応する電動機117″、117″′等に流れる電流量を減少させたり、変速歯車で回転数を変化させたりして回転速度を半減等させたり、電気回路や電子圧力感知装置で電流を停止させる様な電子回路を並設する事で完全な水平維持が保たれるが、その部分に付いては、建造物1の状況によって千差万別に異なるので、設計の段階で対応させ得る様な対応装置も取り扱い説明書等も付属させておく様にしてある。
【0037】
【本発明の単独な可動基礎4構造物への適用】
本発明を適用した既成の耐震構造物を大量生産等する事で、その普及が可能ゆえの、本発明の多機能回転機構体30の回転支柱11の多数を、建造物1の根太下の部分だけを設置してから、建造物1を載せるだけで済ませる様にした実施状況を、図13、図14に示したが、前者の図13は請求項1相当の可動基礎4を鉄骨でラーメン構造で4組の支柱部に多機能回転機構体30の回転支柱11を設置した状況が正面から見えるように示した図で、その上に鎖線で建造物1を建設可能であることを示し、その時、鎖線で示した水平面2が回転支柱11の群の3段目39の下端にあるように描かれてあり、この時、多機能回転機構体30の外函22の上側の1部が見える位置に地面154があるように設定してあるとして示してあり、従って、水平面2は地下1m未満の位置に設置してある様な実施状況とわかり、後者の図14では、多機能回転機構体30の外函22も回転支柱11も内函21も長さがあるので、外函22の天板24近くに梁159相当を、下端64近くには根太160相当を既製品に付属設置させてあり、頑丈に構成してある内函21の固定子支板43に設けたトラス支点156を設け、隣接するトラス支点156どうしをトラス支板155で結合し、地面が傾斜化した際の内函21の高さの相違に適用出来るようにしてある。図14での鎖線で描いた水平面2は、回転支柱11が最大に下側に伸び切った状況時での位置を示しており、同じく鎖線で描いた水平面158は、内函21が最大に外函22に収納された時点での水平面の位置を示している状況で、点線で描いた建造物1の地震がないときの地面の水平面は、水平面2と水平面158との丁度真中の、図14には描いてない位置に水平になって存在する。両者の構造物は、共に建造物1の可動基礎4と、支柱5の1部を兼ねているから、耐震性のある建造物1の建設等にはキットとして有用である実施例であることを示している。なお、建造物1から地上に立ったり、地上から建造物1内に入る場合には、斜面とか階段とかの付属物を中間で適当な角度で向きを2分出来るような円形関節部を設置した図15のような構造物を設置することで、耐震性も兼ねた出入り通路が完備する事になる。
【0038】
【発明の効果】
上の本発明について、前提に続いて、その効果を請求項毎に説明をする。
【0039】
【発明実施の前提】
建造物1が、建設の当初から基礎の底部を水平面2で水平に切断されたように施行されて、可動基礎4の底面3を保有していると言う前提、あるいは、既存建造物の基礎の底部を、水平面2で水平に切断して引き屋可能状態にしてから本発明の耐震装置を設置適用する場合もあると言う条件を基に、本発明は自由な建造物1として本発明が実施されるが、高層建築物や超高層建築物の場合には地下の階層を多くする条件が、台風暴風対策の一環として付与される。因に建造物1が、1辺が10mの立方体である場合の真横からの風速10mの風圧を受けるとその風による真横からの力は1000kgであると知られ、その風速がその大きさの数倍になった場合には、その倍数の平方倍の風圧となることも知られているし、高さが整数倍になると、その風圧が整数倍になるので、多機能回転機能体30の群の内の建造物1の周辺に存するものは、建造物1の総重量に耐えうる様な強靱な作りで無ければならないと言え、重心を低くして、建造物1の1部を地下に移す方が風圧による転倒からの被害を避けうることも言えるし、あるいは、他の拘束可能な条件を付与するようにする場合も要請される。
【0040】
図1での可動基礎4の底面3を有する既存建造物1は基礎・支柱等結合部6によって支えられているから、本発明もその部分に設置するべきと言えるが、建造物1の重量を支えうる場所であればその設置位置は制限されないが、その場合の、その地下部分には堅牢な地盤を有すべき条件か、地盤を固める作業が実施されている条件が、即ち、水平面2の直下の地面は堅牢である条件が、本発明には前提とされていて、夫々の発明実施場所直下には、容易に剥離しない鋼鉄製あるいは圧縮に耐え得て破断されず分散させずの有用な物質製の円板50、50′、…を設置しておかなくてはならない。
【0041】
また、地下室等が存在する場合には、水平面2が地下面に存在するとしての前提で、同様な本発明の実施が可能である。
【0042】
更に、本発明では、建造物1の地震横揺れに依る被害を完全に近いまでにも無くす目的であるので、その周辺の建造物の被害からの2次被害に就いては論及できない点も承知しなければならないが、此の点に就いては、想定できる横揺れ地震の最大振幅、これをLで表わしておくが、その分の建造物1の周辺にL以上の距離を持った空間部分を設定してあるとして理解されなくてはならないし、周囲の建造物の倒壊時の2次被害の想定からは、適当な隔離が要請される。
【0043】
現行法では敷地内建造物は境界線から0.5m離さなくてはならないから、建造物1周辺には、少なくとも危険回避のために、人1人分の余地含めて1m以上離すべきと理解した方が安全である。上の法律数値が前項のLに当るのであれば、円板50関係の直径は1m以上と言うことになり、隣地の塀などの存在でのそれとの衝突からの被害を避けるためには、建造物1は境界から1m以上離すべきであり、地下構造物の内側からは、民法の規定による境界線まで1m以上離す事が義務づけられていることも含めると、地下室の場合には、境界線からは1mよりも更に2L以上を離しての、その上に建造物1を設けておかなくてはならない。別言すれば、前出での円板50関係の円板の半径はL以上ということで、安全に対処出来るが、この意味では図13の舞台をまず設置して確認する事も出来る。
【0044】
【請求項1と請求項2との共通の横揺れ耐震と復元の効果の概況】
横揺れの地震が到来した場合に、回転支柱11の群の全てと円板50の群の最低位置51の群の全てや、凹曲面53の全ての一帯には潤滑油等が塗布してある為に、少なくとも横揺れ初動時でも横揺れ地震開始から微少な時間tの経過があっての後に、円板50の凹曲面53の全てに夫々に潤滑油等を介して接していた回転支柱11の群の全ての底部軸部10の群との間に存在する大きな静止摩擦力が多少と言えども小さく減少している為に、1個の建造物1にその外側か地下に1個を設置の、図9の地震感知装置67の振子箱70のおもり72の下側の円形部分の周囲に、円筒状に設置の導体のすだれ148の内のいくつかが、つち149に押されてその先端150の1個だけでもが感知容器73に接すると、それと同時にタイマー回路99の、定時間導通回路装置96、直流電源78、3相交流発電機80を含む回路が閉回路になるように設定してあるので、直流電源78からの電流によって、既製品等の定時間導通回路装置96内に所在の電磁的電子的等の付属のスイッチ90が接続導通され、3相交流発電機80の起動力電源等が入力されて3相交流が発生し、其処から全ての多機能回転機構体30の群に配線してある主電動機35の3相誘導電動機12の、固定子15の全てと対の回転子銅線14の全てとの間の相互磁気力の回転移動が実現して、回転子銅線14の全てがその回転子鉄心13と共に回転を始めるので、回転支柱11の全てが回転を開始すると同時に、底部軸部10と円板50の最低位置51との間の大きな静止摩擦力から極めて小さな運動摩擦力に変化するので、その時点で回転支柱11の全てが対応する円板50の全ての凹曲面53上で、静止系に対して殆ど静止している状況が発現するが、その直前の時点迄の間では、水平面2が微少な時間tだけ横揺れ開始状況を継続している間の、静止摩擦力がやや大きくて静止慣性状態を保有出来ない状態の、建造物1の静止系に対する静止状態が維持されないでいる回転支柱11の全てが回転して居ないための強制移動は、それらに対応する凹曲面53の全てが移動するに伴っての移動であるが、次の段落番号0045に因れば、初期横揺れ速度が5m程度で、微少時間tが100分の1程度であれば、建造物1の変移は0.05m程度であり、その後の建造物1の、静止系地面に対してのそれ以後の変位はなくなり、凹曲面53の上向きの曲面の存在による回転支柱11の全てが鉛直方向への上昇の強制に際しては、ばね26の存在から建造物1への鉛直方向の振動の軽減がなされるので、即ち、建造物1内外の既存物の横揺れ地震による被害共々に、それらが消失乃至減免されて全く損害を被らない結果となり、本発明の効果が如実に展開される優位性を示すことになる。
【0045】
【具体的例示】
因に、横揺れの開始当初から、おもり72のすだれ148の1群が感知容器73に接触するまでの時間を試算してみるのに、実際問題として、地震波は千差万別で数式で単純に表現できないので、仮定の条件を含めての理論ではあるが、遠い地震での最初に到達するP波もS波も、その振幅が水平面の方向に揺れる横揺れ地震が正弦波として模式化出来ると考える場合には、概略して、次の事が言える。即ち、一般の建造物の倒壊状況が絶大と言われている外国の地震の単振動の振動周期が0.5秒間でその振幅が0.4mであれば、単振動の周期はその振幅を半径とする円運動の一周時間と同一である事実から、半径の2倍を円周率3.14倍した距離を振動周期の時間で割れば、円の接線方向の速さが初動の速さと同一であるので、周期運動の速さが5m/秒程度と分り、図9の円柱のおもり72と円筒形の感知容器73との間隔が0.05mに設定してあったとしても、支点147から先端150までの距離が支点147とつち149間の5倍であれば、つち149が0.01m移動する時間、即ち、おもり72のすだれ148の先端150が感知容器73に接触する迄の時間は、500分の1秒間であるから、その直後に、定時間導通回路装置96による3相交流発電機80を始動させる時間の、毎分の回転数は小さくてもトルクが大きい3相誘導電動機12の全ても回転支柱11の全ての回転も、0.01秒後に開始させることが出来る様に構成してあれば、この時間だけが問題となるだけとなり、その時間経過した時点までの、回転支柱11の全てが水平面2と一緒に運動してしまう静止系に対する変位を、速さ5m/秒 に経過時間0.01秒 を乗じれば移動距離がわかる暗算から、0.05m 程度であると分り、それ以後の回転支柱11の全ての静止系に対する静止の効果が生じる。
【0046】
上の設定条件で、建造物1の最上部が変位しなかった為に歪みが生じたとした場合では、建造物1の高さが3m、7m、10m、20mである場合の夫々の傾きは、角度で、1.146度、0.491度、0.344度、0.172度の程度であるから、建造物1には影響が出ていないと言える。
【0047】
【現状復帰効果】
地震が納まった時点では、定時間導通回路装置96による3相交流発電機80による回転支柱11の全てがまだ回転しているために、上に凹の円板50の全ての上で回転をするからの、建造物1の分担荷重を凹曲面53に鉛直下方に与えている関係で、その位置が最低位置51でない限り、凸面部9から凹曲面53に与える分担荷重の重力の、両者の接点での凹曲面53の法線方向の分力と水平でない接線方向の分力とが生じているから、その後者は最低位置51の側を向いているからの、回転支柱11が回転している限り、回転支柱11の底部軸部10は限りなく凹曲面53の最低位置51に復帰する現状復帰の効果も生じる。定時間導通回路装置96による回転支柱11が停止しても復帰が完了しない場合には、スイッチ79を入れて最終的な調整を成すが、水平維持が出来ない場合には、水平維持装置85が設置してあればその各種のスイッチ126、臨時スイッチ145等を操作して高度調節機構88による水平を完成させる得る効果もある。
【0048】
回転支柱11の最下段の一部の周に代用ブラシ等の付属品を設置する場合には、必要時に円板50等を清掃したり、排水したりするのに利用できる効果もある。
【0049】
【請求項2の場合】
請求項2の場合では、請求項1の1部分のばね26、内函21、外函22の長さを増大した他は全てを含有するので、横揺れ地震に就いての効果はすでに説明されてあるので、ここでの二重の説明は省略する。従って、後は縦揺れ地震の場合と敷地が水平面2であったのが傾斜地と成った場合との効果について述べる。
【0050】
【縦揺れに対する効果】
図8の多機能回転機構体30の全ての群の、あるいは、図2での建造物1の可動基礎4と支柱5との結合部6に設置しているように示した多機能回転機構体30の全ての群の外函22の下端64は、可動基礎底面3から下方に出るように実施してあるが、通常は建造物1の底面3に揃えてあり、縦揺れ地震発生前の時点には、建造物1の重量等の一部ずつを負担しているために、ばね26は、ある程度の圧縮があっても、自然長の半分近くの長さになっている様に作成されてあるのでその状況が存在しているが、可動基礎4の底面3よりも下に出ている内函21の部分については、実用的には、図11での、その最上段37の上下の長さが縦揺れ地震時には、想定最大振幅の設定によっては、ばね26の長さに関係して長くなる為に0.3乃至2.0mにも渡る場合もあるので、それだけ長い内函21の群が縦揺れ激震時に瞬間的に突出する状況もあり、また、逆に、全部が隠れる場合もがある訳であり、底面3から回転支柱11の最下段40の、下に凸の凸曲面9の底部軸部10迄の距離、即ち、水平面又は、円板50の凹曲面53の最低位置51とから可動基礎4の底面3迄の距離が、ばね26の自然長等の設定やその強さ等の変化の存在で変化し、縦揺れ地震の発生時に、水平面2が急激に沈下した時にはばね26が伸びて最長が自然長となる場合や、逆に水平面2が急激に上昇した場合には、通常時の長さよりも、ばね26が縮んで最大で自然長の半分近くまで短くなるので、通常発生の振幅0.1m前後の縦揺れ地震では勿論、その前後の場合でも、建造物1が静止系に対して慣性で静止したままであるから、建造物1の構造物部分の損傷は完全に防御できる効果がある。
【0051】
【縦揺れ上昇】
縦揺れ地震時の水平面2の沈下時での、ばね26が長くなる場合の特別な状況での効果を想定してみるのに、水平面2が想定最大振幅Hの値よりも大きく上昇した場合では、まず、ばね26が最大限に圧縮されるまでの上昇以後は、なお上昇の水平面2の上昇と一緒の上昇を強制されるが、水平面2の沈下前の速度が大き過ぎると建造物1は上方への投げ上げ現象を単独に強制される状況で、その後、最高点まで上昇すれば、あとは自由落下に転じるが、その途中で、水平面2が振幅H分の沈下と上昇によって、衝突する場面があったとしても、ばね26の存在による被害の最小限化が期待出来る効果があるが、このような場合には、振幅Hが1m以上と言えるので、現実には今までも存在していないと考えられる。これが、最大振幅Hが0.4m、周期が0.5m程度の縦揺れでは、水平面2の上昇に因っても回転支柱11の全てが凹曲面53から離れることはないので、上昇による被害は全くないと言えるので、通常の縦揺れ地震の耐震性に、本発明が確実な効果を発揮すると言える。
【0052】
【縦揺れ降下後の衝突】
次に、水平面が初動において急激な下降をした場合での効果に付いて考察するのに、想定縦揺れ最大振幅H、周期0.5秒として考察するに、まず、建造物1の方はばね26が存在しない状況であるとの仮定であれば、可動基礎4の場合では、言わば自由落下の状況を実現し、縦揺れ地震の初期の降下速度は自由落下の初期の落下速度よりも大きく、また、縦揺れ地震の初期の降下変位は自由落下の初期の運動の変位よりも大きいので、水平面2が、その縦揺れの周期の0.25倍の4半周期の時間経過直後の最低位置からの直後の上昇の時には、自由落下してくる建造物1の底面3との急激な衝突を起こしてしまうが、ばね26の使用の状況では、水平面2が降下の途中でも建造物1を水平面2との間に介在するばね26が伸長して、建造物1の自由落下の速度を遅くする役目をなすのであるが、想定縦揺れ最大振幅H の値が0.6mにも及ぶ場合では、縦揺れ地震の周期の0.25倍相当の時間以上の経過後の水平面2の上昇に転じてからの上昇変位に対しては、ばね26の存在がないので、建造物1の自由落下途中の速度が2.0m/秒前後であることと、水平面2の上昇速度が3m/秒前後であるからの、相対速度が5.0m/秒前後となるから、18km/時の速度での衝突となり、建造物1は大きな破壊が予想されるが、また、従来の建造法での土地と建造物との固着の場合では、その中に存在する物体の重量物が同様な床面との衝突をなすからの、建造物の破壊を誘発する危惧は一掃できない訳であり、これに対して、本発明を実施した場合では、そのような自由落下でも建造物1内の物体も建造物と一緒に自由落下をなし、上の衝突時にはばね26の再度の圧縮によって建造物1の鉛直方向速度が緩徐に減殺されるからの、水平面2との衝突での上向きの衝突力を緩衝する役を果たす効果を発揮する。即ち、本発明における増大されたばね26の使用によって、回転支柱11の全てに対応する円板50の全ての凹曲面53との衝突においても、両者の破損が生じない様な接触がなされ、縦揺れ地震の激烈な衝突被害からの建造物1やその中での物損も人物の負傷も殆どの損傷回避を十分に達成する効果を持つ。
【0053】
因に、最大振幅H が1.0mの縦揺れ地震に対するばね26の長さを定めるに付いては、まず、完全に応力0の解放状態時のばね26の全長が、その完全圧縮状態の長さを例えば0.5mとして、これに1.0mの2倍の2.0mを加えた2.5mの長さとする必要があり、また、その半分の縦揺れ地震の振幅0.5mに耐えるようにするには、ばね26の解放時の長さが1.5m程度の長さを持たせる必要があると言える。
【0054】
前段落番号0053迄の説明中での、自由落下している建造物1の回転支柱11の全ての群と水平面2又は円板50の凹曲面53の全てとの対応する夫々との衝突時の状況の耐久性の実証には、「自動車の前面両脇に、多機能回転機構体30で使用のばね26自身を設置した回転支柱11の底部軸部10を突出させて十分に確実に設置」したその車を、例えば、「縦揺れ地震想定最大振幅H を1mとした場合の水平面2の沈降時での同水平面と底部軸部10との衝突が、建造物1の自由落下距離hが0.2m時に生じた場合」の、両者の相対速度は数1と数2とから、約2.0m/秒と−12.3m/秒を得るから、両者の差が14.3m/秒程度で、これから上の実験の衝突を51.5km/h位で、円板50相当の頑丈な壁に、あらゆる条件での衝突の状況を細かく仕分けられたように、丹念な実験の繰り返し衝突を実践させてみる事によって、同一の安全無傷結果が得られる筈であるので、この結果によって、ばね26の設置状況で衝突させても全て安全である筈からの、建造物1の安全性があるとの効果の存在が明確に実証される。
【0055】
【数1】
Figure 2004116271
【0056】
【数2】
Figure 2004116271
【0057】
【水平面の傾斜化に対する効果】
図8で、建造物1に固定した外函22自体が回転支柱11に支柱5の役割を果たして建造物1を支えているが、この建造物1が水平面2の上方に床面が水平であるように建っている場合には、可動基礎4の底面3も水平であり、従って、その底面3から下側の凸面部9の底部軸部10迄の距離は、どの多機能回転機構体30の全ての群に付いても等しい。しかし、一旦、縦揺れ大地震の到来で地殻変動があったり、近くの工事現場の不当な工事が原因で地盤変動があったりすると、敷地の水平面2は水平ではなくなったりする場合が存在し、建造物1の床面が水平でなくなり、生活に支障を来すばかりでなく、建造物1の正常な維持さえも出来なくなって来る場合もある。此のような場合に、図10の右側のような、建造物1の天面が水平でなくなったと観測できる傾斜感知装置77を、建造物1の内部に設置しておき、スイッチ126を右側に暫く倒しておく時には、おもり129によって振子糸128が鉛直を示しているのに対して、傾斜している建造物1の傾斜している方の角度分の傾きを見せている端子柵134の群が形成している円筒型の柵壁を作る1群の内の最も低い位置にある端子柵、例えば左端の端子柵134におもり129が接触すると、スイッチ126が立ててある状態を除いて水平維持装置85が図10の通りである場合には、建造物1の重心とされる点を通る多数の特定な方向の両端に存在する2個1組の群の中の左端と右端との多機能回転機構体30と30′との回転支柱11と11′とを1対の1組として、直流電源66の正端子124からの高電位と、負端子125の低電位とを正環131と負環130とから電動機117と電動機117′とに与えられ続け、ウォーム歯車111は右回転を、ウォーム歯車111′は左回転をなすので、雄ねじ45は回転支柱11を下方へ伸ばし、雄ねじ45′は回転支柱11′を上方へ上げるので、建造物1の低かった左側は持ち上がり、高かった右側は低くなるから、左傾した建造物1の状況が改善され、その床面等が水平になった時点でおもり129が端子柵134から離れるように構成されてあるからの、直流電源66からの給電が停止して、建造物1が水平状態に復元出来る効果を発揮できる。この場合に、対の回転支柱11と11′とは回転を止めるが、他の方向の対の回転支柱11の周辺と11′の周辺との群が同時に停止するとは言えないので、ただちにスイッチ126を切るようなことはしないで置き、全方向の水平が完成したのを確認してからスイッチ126を切る。
【0058】
【臨時スイッチ145】
前段落番号0057での最終的水平度の確認をする場合での、検査用の水準器がまだ完全に水平を示していない場合には、スイッチ126を右側にも左側にも倒さずに立てて切り、円形の臨時スイッチ145を右に45°回すと、円外右上方の符号+付きの正端子は真下の円外右下方の端子に高電位を与え、同様に円外左上の符号−付きの負端子は真下の左下方の端子に低電位を与える事となり、スイッチ126を右倒しの状況と同一になって、かつ、左端の端子柵の周辺の端子柵にも同様な両電位を与えることになるので、結果的には回転支柱11もその周辺に設置されてある回転支柱も、右回転するウォーム歯車111の1群の右回転による、底面3よりも下側に高さをまして行き、図10の左下のウォーム歯車111の1群が左回りして回転支柱11′もその周辺の回転支柱も底面3よりも上側に上がって行くので、建造物1左傾化の水平維持への即効性に効果を発揮する。臨時スイッチ145を左に45°回すと、上の状況とは逆になるから、電位の付与が逆になり、1群の回転支柱11と11′との運動で、建造物1の右傾状況を水平に復元させるのに、即効的効果が発現する。
【0059】
【右傾時の水平復元】
スイッチ126を右に倒したままで、臨時スイッチ145も常時断線状態にして置く場合で、振子糸128を左傾から修正しようとしたのに右傾しすぎておもり129が端子柵134′に接触してしまった場合等では、直流電源66の正端子124と負端子125からの正端子132′と負端子133′とに与えられた電位が、反転部136によって導通の導線の得た電位の状況が上下が逆になると同時に、正負も逆になるから、導体86が高電位に、導体87が低電位となるゆえ、前述の状況とは逆の、電動機117は左回転を、電動機117′は右回転をするので、回転支柱11は底面3から上方に入り込み、回転支柱11′は底面3から下へ伸びるので、自然に、右傾状況が改善される効果がある。
【0060】
【スイッチ126の左方倒し】
前段落番号0028、0030、0031からは、スイッチ126が右側倒しの場合には建造物1の左傾が自動的に改善される水平維持作用の実現であったのに対して、図10のそのままの状況から、スイッチ126を左側に倒した場合には、直流電源66の正端子124からの高電位は、正端子91から負端子119を通って負環130に高電位を伝え、負端子125からの低電位が負端子121から正端子120を経て正環131に低電位を伝えるので、スイッチ126を右側に倒した場合と全く逆になるので、結果も逆の、ウォーム歯車111は左回転し、ウォーム歯車111′は右回転するので、回転支柱11は底面3から下が短くなるように上昇し、ウォーム歯車111は右回転するので回転支柱11′は底面3から下へ伸びるので、建造物1の右傾が改善され、スイッチ126の左方倒しは、右方倒しと全く逆の電気回路を形成しているとの効果があるとわかる。
【0061】
【切換スイッチ83の利用の効果】
スイッチ126を右側にも左側にも倒さないで置き、断線状態の臨時スイッチ145の全ての群を同時一緒に、右に45°回すか左に135°回して置いた状態の時に、導線87と導線86の左端で分岐して対の電動機117′に接続する途中に設けた、通常は上側に接続してある切換スイッチ83を、臨時に下側の導線84と導線89とに接続すると、導線139と導線140は無効になってしまうが、反転路98により、高電位の導線87は導線84から対回路断続器151を経て、導線137′から電動機117′の上側の端子に高電位を与え、低電位の導線86は導線89から導線138′に接続し、電動機117′は前段落番号0060と同じ状況の右回転となるから回転支柱11′は底面3より下に伸びる。一方、高電位の導線87から直接に導線138に伝わった高電位は電動機117の上側の端子に与えられ、低電位の導線86は、対回路断続器151の上側端子から導線137を経て電動機117の下側の端子に低電位を与えるから、電動機117もウォーム歯車111も右回転し、回転支柱11も底面3より下に伸びる。従って、切換スイッチ83を下に倒した場合には、建造物1の重心から互いに離れた対の回転支柱11、11′の両方を一緒に同時に底面3より下へ伸ばしたり短くしてしまう効果を有する事が分り、地殻変動等で、建造物1が水平面2だった土地が山形の頂上や谷の真下になった際の修正、或いは建造物1の収容重量が過大の時の床面位置修正必要時に自動的に作動させれば、役立つ効果がある。
【対回路断続器151の効果】
前段落番号0061での建造物1の両端の多機能回転機構体30、30′による同時一緒の上昇あるいは下降の実現では、建造物1の傾斜が修正出来ない場合には、回転支柱11か11′かのどちらかの運動を停止すれば良いから、その場合には、対回路断続器151のつまみを上に上げれば上側の2端子が離れて上側の電動機117には給電が停止されるために、下の電動機117′だけによる傾斜修正がなされ、然も、対の片側だけでの傾斜修正であるので、スイッチ126を倒した場合での傾斜修正に比べて同一傾斜の修正に2倍の時間を要するから、建造物1の傾斜修正を2倍の精度で水平化を実現出来る効果を実現する。
【0062】
【その他】
地震原因や他の原因で水平面2が傾斜した敷地では、其のために床面が傾斜した建造物1の最も傾斜した線に沿った水平距離を水平に計った場合の距離が、建造物1が水平であった時の水平距離よりも小さくなっているのに対して、水平に戻した建造物1の柱間の距離は元通りで変わらずであるから、その方向にある円板50の全ての回転軸8の群の間の水平距離が、水平面2が水平であった時よりも狭く成るので、傾斜した水平面2上の円板50の回転軸8群間の水平距離を計った場合の距離も狭くなるが、この時、距離の異なる2者の位置を調整する場合の要領にに付いては、水平に戻した建造物1の多機能回転機構体30の群の最も長く出した回転支柱11の1端の1個とその周囲の底部軸部10を、斜面となった敷地上の一番低い場所に存する円板50の最低位置51から少し離れた、傾斜の下側付近の位置が新しい最低位置になっているので、その位置に合せて置くようにするべきであり、これを、逆に斜面の上の方の最も高い位置にある回転支柱11の周囲の仲間1個の底部軸部10を、その近くの円板50の最低位置51近くの新しい最低位置に合わせてそれを基準に調整を行なうと、斜面下側の回転支柱の底部軸部10が円板50の真の最低位置よりも斜面上方の凹曲面53上の斜面の下り方向に傾いている位置に置かれてしまう事になり、そのような状態で、全部の回転支柱11の群を回転させると、建造物1は、ポテンシャルの最低位置に向かって斜面の下り方向に少し移動することになる2重の手間がかかる事になってしまう。結果的には、水平維持装置85を長らく可動して利用すれば、自然に建造物1がポテンシャルエネルギーの極小位置に納まり、斜面も苦にならないようになる効果が得られる。
【0063】
円板50に利用した凹曲面53の形状として、凹円錐状や凹円錐台状を用いていた場合には、敷地の水平面2が斜面と化した状況時に、その設置時にそれらの斜面下側の母線と真の水平面とのなす角よりも水平面2の傾斜角の方が大になった時には、回転支柱11の全ての群を其のまま回転し続けてしまうと、それらの凹円錐や凹円錐台の凹面から母線に沿って周辺に移動して円板50の縁36から外へ食み出してしまって、そこの土面に孔を明けて回転支柱50の群が敷地面下に沈んでしまう可能性のために、建造物1が崩壊してしまう場合があるので、此の現象発現を避けたい場合の凹曲面は、凹球面か凹回転放物面か凹楕円曲面、凹回転双曲線面等とすれば良い事がわかるが、後者の場合には円板84が大きくなる難点が存する。
【0064】
図11の雄ねじ45が、ウォーム歯車111の群の全てが右回転の継続で棚47の雌ねじ46からの外れを防止する為に、その脱落少し前で電動機117の全てへの給電を停止する、自動停止装置を併用しておく場合がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】可動基礎を有する建造物に請求項1の多機能回転機構体の1群の設置を実施した建造物の回転支柱の1群を、敷地の水平面上の、上に凹の円板上に載せて敷地地面と円板群とを断面で表わした状況を示すその建造物の正面図である。
【図2】請求項2の多機能回転機構体の回転支柱の群の1部を、可動基礎を持つ建造物に実施の1部の右下のみを、敷地水平面上の、上に凹の円板上に設置した円板と敷地地面とを断面で表わしたその建造物の1部の正面図である。
【図3】請求項1の多機能回転機構体の右半分の1部を断面として表わし、内函内に収容の回転支柱の4段作りと3相誘導電動機の構成の状況とベアリングの設置状況と、外函内の上側に納めたばねの状況と、回転支柱の最下段の下に凸の凸面部と3段目の3端子スリット等の設置状況の構造も見せた正面図である。
【図4】多機能回転機構体の内函側面も外函も4角形である場合の、回転支柱の底部軸部の下方から見上げた平面図である。
【図5】多機能回転機構体の内函の軸から右半分の1部を断面図とし、回転子の鉄心や止めピン等も示した正面図である。
【図6】3相誘導電動機の回転子銅線を取り外して右半分の1部を断面とし回転子鉄心や最下段を球面とした回転支柱の1部の正面図である。
【図7】回転支柱の3段目の3端子スリットと、4段目の凸面部の代りに軸ばねと車を4組設置した最下段と、2段目の鉄心の1部との右半分の1部を断面として表わした正面図である。
【図8】多機能回転機構体の1群を実施した建造物の、外函と内函の組の底部軸部を上に凹の円板の上に載せた関係機物の設置状況を、円板や地面等を断面として示した正面図である。
【図9】多機能回転機構体関係の地震感知装置とタイマー回路と3相交流電動機との電気回路の接続関係を示した構成図ある。
【図10】建造物内の、請求項2の水平維持装置の高度調整機構の代表の対の1組と、別設の傾斜感知装置と1連の電気配線関係の状況を示した構成図である。
【図11】請求項2の多機能回転機構体30の縦方向に圧縮して描いた、その1個1式の1部と右半分との1部を断面として表わした請求項1の部分と高度調節機構との接続状況を示した正面図である。
【図12】水平面上に縁を出して設置した、上に凹の円板等の右半分を断面で表わし、水平面以下の地面を断面で表わした円板の1つの設置法を示した正面図である。
【図13】多機能回転機構体30の請求項1の発明を装着した可動基礎4をラーメン構造の舞台とした既製品として、その上に仮想建造物1を構築した時の水平面2の位置状況を示した構成の正面図である。
【図14】多機能回転機構体30の請求項2の発明を装着したラーメン構造の支柱5の代用を兼ねた発明組み込み構造の既成品を、建造物1の1部として構築した場合の、縦揺れ激震時の水平面2がばね26の群を最大に縮めた状況時と最大に伸び切った状況時の水平面2の位置状況を示した構成の正面図である。
【図15】本発明請求項2を実施の建造物1への地面の水平面2から玄関前等の踊り場へ上り下りする通路の階段や斜面を、縦揺れ横揺れの激震に耐え得るように構成した可動円形節部を設置した1例の実施状況を示す見取図である。
【符号の説明】
1    建造物
2    水平面
3    底面
4    可動基礎
5    支柱
5′   支柱
5″   支柱
5″′  支柱
6    結合部
6′   結合部
6″   結合部
6″′  結合部
7    空間
8    軸
8′   軸
8″   軸
8″′  軸
9    凸曲面
9′   凸曲面
10   底部軸部
10′  底部軸部
10″  底部軸部
10″′ 底部軸部
11   回転支柱
11′  多機能回転機構体
11″  回転支柱
11″′ 回転支柱
12   3相誘導電動機
12′  3相誘導電動機
13   回転子鉄心
14   回転子銅線
15   固定子
16   3相巻線
17   3端子スリット
18   3個のブラシ
19   出力端子
20   3相交流発電機
21   内函
21′  内函
22   外函
22′  外函
23   天蓋
24   天板
25   ボールベアリング
26   ばね
27   上面
28   穴板
29   丸穴
30   多機能回転機構体
30′  多機能回転機構体
30″  多機能回転機構体
30″′ 多機能回転機構体
31   可動部
32   固定部
33   内側面
34   外側面
35   主電動機
35′  主電動機
36   縁
36′  縁
37   最上段
38   2段目
39   3段目
40   最下段
41   車
42   軸
43   固定子支板
44   回転子支板
45   雄ねじ
46   雌ねじ
47   棚
48   棚上面
49   雄ねじ上端
50   円板
50′  円板
50″  円板
50″′ 円板
51   最低位置
51′  最低位置
51″  最低位置
51″′ 最低位置
52   棚下面
53   凹曲面
53′  凹曲面
53″  凹曲面
53″′ 凹曲面
54   内面
55   止めピン
56   止めピン穴
57   溝
58   軸穴
59   車穴
60   下面
61   車の下端
62   内面
63   裏面
64   下端
64′  下端
65   縦溝
66   直流電源
67   地震感知装置
68   支点
69   天井
70   振子箱
71   振子棒
72   おもり
73   感知容器
74   土台
75   導線
76   導線
77   傾斜感知装置
78   直流電源
79   スイッチ
80   3相交流発電機
81   定時間導通回路
82   円筒
83   切換スイッチ
84   導線
85   水平維持装置
85′  水平維持装置
86   導線
87   導線
88   高度調節機構
89   導線
90   付属のスイッチ
91   正端子
92   3相回路線
93   回路線
94   3相交流発電機スイッチ回路線
95   電子スイッチ回路線
96   定時間導通回路装置
97   ワッシャ
98   反転路
99   タイマー回路
100  支持板
101  ワッシャ
102  角柱
103  角柱下端
104  天蓋上面
105  穴板上面
106  穴板下面
107  雄ねじ下端
108  上端
109  下端
110  雄ねじ角穴
111  ウォーム歯車
111′ ウォーム歯車
112  歯
112′ 歯
113  軸先
114  逆転路
115  ウォーム
115′ ウォーム
116  軸
116′ 軸
117  電動機
117′ 電動機
118  支持器
119  負端子
120  正端子
121  負端子
122  上端
123  下端
124  正端子
125  負端子
126  スイッチ
127  支点
128  振子糸
129  おもり
130  負環
131  正環
132  正端子
132′ 正端子
133  負端子
133′ 負端子
134  端子柵
134′ 端子柵
135  傾斜方向探知器
136  反転部
137  導線
138  導線
139  導線
140  導線
141  軸ばね
142  車止め帯輪
143  軸受
144  そらした部分
145  臨時スイッチ
146  固定柱
147  支点
148  すだれ
149  つち
150  先端
151  対回線断続器
152  側面
153  ラーメン構造の舞台
154  地面
155  トラス支板
156  トラス支点
157  発明組み込み構造
158  水平面の上昇位置
159  梁
160  根太
161  踊り場
162  固定支柱
163  可動斜面
164  可動蹴り面
165  回転踊り場
166  回転合せ目部
167  踊り場支柱
168  可動蹴り面
169  踊り場支柱
170  回転合せ目部

Claims (2)

  1. 建造物・構造物等の基礎等の最下部を地上等の水平面で切断し分離状態にして出来る可動基礎や根太・支柱等の結合部等の適所に適数を、固定か着脱可能にして設置の多機能回転機構体の、ボールベアリング等を挟み位置固定で回転支柱を収容した内函を、共に底抜けの内函の天蓋と外函の天板との間に鉛直方向に伸縮出来るばねを設置し、その上下動でも脱落しない設置状況にある内函の下部には鉛直を軸とする主電動機の固定子が固定してあり、その固定子に対応する位置内には主電動機の回転子を設置した回転支柱の、最下段の下面を、下に凸の凸面部にしてある底部軸部を水平面上に設置の上に凹の円板等上に置いた回転支柱。
  2. 建造物・構造物等の基礎等の最下部を地上等の水平面で切断し分離状態にして出来る可動基礎や根太・支柱等の結合部等の適所に適数を、固定か着脱可能にして設置の多機能回転機構体に、その外函天板中央の軸穴に軸先を挿入したその回転軸を軸とする角柱に設置のウォーム歯車をウォームと噛み合わせて接続の電動機との組の複数組と電気回路とで水平維持装置を構成し、角柱の軸を軸とする角ねじの雄ねじの回転軸位置にあけたその角柱と等大の雄ねじ角穴に角柱を貫通してある雄ねじを填め込める雌ねじを持つ棚が、外函上側内部に固定してあり、雄ねじ下端には、その回転軸相当部に角柱が回転できる丸穴をあけた、外函の内側面と同形同大の穴板が接してあり、その下側に軸方向に伸縮出来る長めの螺旋状のばねの上端が接しており、そのばねより下側は請求項1と同形ではるが長大であるような内函が、その外函内を回転軸方向に上下運動できても外れない様に構成され、内函天蓋と回転支柱との間にはボールベアリング等を挿入し、内函の下部には回転軸を軸とする主電動機の固定子を設置し、その固定子に対応する位置内には主電動機の回転子を設置した回転支柱の、最下段の下面を、下に凸の凸面部にしてある底部軸部を水平面上に設置の上に凹の円板等上に置いた回転支柱。
JP2002319020A 2002-09-27 2002-09-27 可動基礎を持つ建造物・構造物等の適所に適数を設置の回転支柱を有する耐震等用の多機能回転機構体 Pending JP2004116271A (ja)

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