JP2004116224A - 除雪装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上昇状態の除雪板がヘッドライトの照射範囲に入ることを自動的に防止できる除雪装置を提供する。
【解決手段】ヘッドライト19を備えた車両11に除雪板15を上下動自在かつ起伏動自在に取付ける。除雪板15を上下動する上下動手段16と、除雪板15を上昇させる動作と連動して起立姿勢から倒伏姿勢に動作させる起伏動手段17とを設ける。この起伏動手段17により除雪板15を最大上昇時に起立姿勢から倒伏姿勢に動作させることで、除雪板15をヘッドライト19の照射範囲35の下側に位置させる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下動可能かつ起伏動可能の除雪板を有する除雪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軽トラックの前面に、油圧装置によって上下動するアームの先端に支持された除雪板を設け、裏道や駐車場などの除雪に用いられるようにした除雪車がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3048059号公報(第1頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような除雪車の場合、除雪時は、除雪板がヘッドライトの照射範囲の下方にあるため問題ないが、走行時は、除雪板をそのまま路面から上昇させた状態で走行するため、上昇状態の除雪板がヘッドライトの照射範囲に入り、照明光を遮ることになる。
【0005】
このような場合は、ヘッドライトを上方に移設することもあるが、その場合は、車検取得が必要となる。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、上昇状態の除雪板がヘッドライトの照射範囲に入ることを自動的に防止できる除雪装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、ヘッドライトを備えた車両に上下動自在かつ起伏動自在に取付けられる除雪板と、除雪板を上下動する上下動手段と、除雪板を上昇させる動作と連動して除雪板を起立姿勢から倒伏姿勢に動作させることでヘッドライトの照射範囲外に位置させる起伏動手段とを具備した除雪装置であり、上下動手段により除雪板を上昇させる動作と連動して、起伏動手段により除雪板を起立姿勢からヘッドライトの照射範囲外に倒伏動作させるので、上昇状態の除雪板がヘッドライトの照射範囲内に入ることを自動的に防止でき、夜間での除雪板装着状態での車両走行が可能である。
【0008】
請求項2に記載された発明は、請求項1記載の除雪装置における上下動手段が、除雪板を上下動する上下動シリンダを備え、起伏動手段は、除雪板を起立姿勢と倒伏姿勢との間で動作させるチルトシリンダを備え、上下動シリンダおよびチルトシリンダに加圧供給される作動流体を制御する共通の切換弁と、切換弁から上下動シリンダの除雪板上昇側ポートに導かれた除雪板上昇側通路と、除雪板上昇側通路から分岐されてチルトシリンダの除雪板倒伏側ポートに導かれた除雪板倒伏側通路と、除雪板倒伏側通路中に設けられ作動流体が設定圧力まで上昇したときに除雪板倒伏側通路を連通する除雪板倒伏用のリリーフ弁とを具備したものであり、共通の切換弁を切換操作して、上下動シリンダの除雪板上昇側ポートに作動流体を加圧供給すると、その作動流体圧が除雪板倒伏用のリリーフ弁の設定圧力に到達するまでは、除雪板上昇側通路を経て上下動シリンダの除雪板上昇側ポートに作動流体が供給されるので、先ず上下動シリンダが除雪板上昇側に動作し、除雪板を上昇させ、そして、除雪板が上昇限界に達すると、除雪板倒伏側通路中の作動流体が除雪板倒伏用のリリーフ弁の設定圧力に到達して、このリリーフ弁が連通動作するので、チルトシリンダを除雪板倒伏側に動作させることができ、共通の切換弁を除雪板上昇側に操作するのみで、上下動シリンダの除雪板上昇動作とチルトシリンダの除雪板倒伏動作とを簡単にシーケンス制御できる。
【0009】
請求項3に記載された発明は、請求項2記載の除雪装置において、切換弁からチルトシリンダの除雪板起立側ポートに導かれた除雪板起立側通路と、除雪板起立側通路から分岐されて上下動シリンダの除雪板下降側ポートに導かれた除雪板下降側通路と、除雪板下降側通路中に設けられ作動流体が設定圧力まで上昇したときに除雪板下降側通路を連通する除雪板下降用のリリーフ弁とを具備したものであり、共通の切換弁を切換操作して、上下動シリンダを除雪板下降側に動作させるように操作すると、切換弁から出力された作動流体圧が除雪板下降用のリリーフ弁の設定圧力に到達するまでは、除雪板起立側通路を経てチルトシリンダの除雪板起立側ポートに作動流体が加圧供給されるので、先ずチルトシリンダが除雪板起立側に動作し、除雪板を起立動作させ、そして、除雪板が起立姿勢の限界に達すると、除雪板下降側通路中の作動流体が除雪板下降用のリリーフ弁の設定圧力に到達して、このリリーフ弁が連通動作するので、上下動シリンダを除雪板下降側に動作させることができ、共通の切換弁を除雪板下降側に操作するのみで、チルトシリンダの除雪板起立動作と、上下動シリンダの除雪板下降動作とを簡単にシーケンス制御できる。
【0010】
請求項4に記載された発明は、請求項3記載の除雪装置において、チルトシリンダへの除雪板起立側通路から作動流体を低圧側に排出する通路中に設けられた緩衝用のリリーフ弁を具備したものであり、除雪板の下端に路面上の障害物が衝突して、除雪板からチルトシリンダに対して除雪板倒伏方向の強制的な力が作用すると、チルトシリンダから除雪板起立側通路に強制的に押出された作動流体が、緩衝用のリリーフ弁を経て低圧側に排出されるので、このリリーフ動作により障害物の衝突時の衝撃を吸収することができる。
【0011】
請求項5に記載された発明は、請求項2乃至4のいずれか記載の除雪装置における切換弁を、車両内の運転席からの制御信号により制御可能の電磁切換弁としたものであり、車両内の運転席から除雪板の動きを見ながら電磁切換弁を制御することにより、必要な分だけ、除雪板を起立姿勢から倒伏姿勢へと操作することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1乃至図4に示された一実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1に示されるように、トラックなどの車両11の前端部に除雪装置12が脱着可能に取付けられている。この除雪装置12は、前輪13より前方へ突出された車体フレーム14の前端部に、除雪板(スノープラウ)15を上下動する上下動手段16が設けられ、除雪板15と上下動手段16との間に、除雪板15を起立姿勢と倒伏姿勢との間で起伏動する起伏動手段17が設けられている。
【0014】
車両11は、車体フレーム14の前端部にバンパー18が装着され、このバンパー18の上側にヘッドライト19が配置されている。
【0015】
上下動手段16は、車体フレーム14の下側に、ブラケット21を介して、図2に示されるように配置された1対のアーム22の基端部が上下動支軸23により上下動自在に取付けられ、一方、車体フレーム14から斜め上方へ突出されたシリンダ取付部材24の先端部に、軸部材25により、除雪板15を上下動する上下動シリンダ26の基端部が回動自在に軸支され、この上下動シリンダ26のピストンロッド先端部が、軸部材27により、1対のアーム22間を連結する中間部材28に回動自在に連結されている。
【0016】
これらのアーム22の先端部は中央部材31に接続され、この中央部材31にはアングル軸32を介してアングルブラケット33が水平方向回動自在に軸支され、図2に示されるように、車両11の片側とアングルブラケット33の片側との間にアングルシリンダ34が設けられている。そして、このアングルシリンダ34を伸縮動作させることで、除雪板15を平面視で進行方向に対し左右方向に傾斜させる。
【0017】
起伏動手段17は、除雪板15を上昇させる動作と連動して除雪板15を起立姿勢から倒伏姿勢に動作させることで、走行時の除雪板15をヘッドライト19の照射範囲35より下側すなわち照射範囲35外に位置させるものであり、図1に示されるようにアングルブラケット33に一体化されたブラケット36に、除雪板15の裏面に設けられたブラケット37がチルト軸38を介して起伏動自在に取付けられ、また、アングルブラケット33上に設けられたブラケット41に、軸部材42により、除雪板15を起立姿勢と倒伏姿勢との間で動作させるチルトシリンダ43の中間部が回動自在に軸支され、このチルトシリンダ43のピストンロッド先端部が、除雪板15の上端ブラケット44に軸部材45により回動自在に連結されている。
【0018】
図4は、上下動シリンダ26、チルトシリンダ43およびアングルシリンダ34を動作させる流体圧回路としての油圧回路を示し、エンジンなどの原動機51により駆動されるポンプ52から吐出されタンク53に戻る作動流体としての作動油は、フィルタ54および弁装置55を経て、上下動シリンダ26、チルトシリンダ43およびアングルシリンダ34に加圧供給される。
【0019】
弁装置55は、上下動シリンダ26およびチルトシリンダ43に加圧供給される作動油を制御する共通の切換弁としての電磁切換弁56と、この電磁切換弁56から上下動シリンダ26の除雪板上昇側ポート57に導かれた除雪板上昇側通路58と、この除雪板上昇側通路58から分岐されてチルトシリンダ43の除雪板倒伏側ポート61に導かれた除雪板倒伏側通路62と、この除雪板倒伏側通路62中に設けられ作動油が設定圧力まで上昇したときに除雪板倒伏側通路62を連通する除雪板倒伏用のリリーフ弁63とを具備している。
【0020】
この除雪板倒伏用のリリーフ弁63には、除雪板起立時の流体戻し用のチェック弁64が並列に接続されている。また、除雪板上昇側通路58には、除雪板下降時の上下動シリンダ26からの戻り流体を流量規制するスピードコントローラ65が設けられている。さらに、除雪板倒伏側通路62がタンク53に連なるタンク通路66より低圧になったときタンク通路66より作動油の補充を可能にするメイクアップ用の逆止弁67が設けられている。
【0021】
さらに、この弁装置55は、電磁切換弁56からチルトシリンダ43の除雪板起立側ポート71に導かれた除雪板起立側通路72と、この除雪板起立側通路72から分岐されて上下動シリンダ26の除雪板下降側ポート73に導かれた除雪板下降側通路74と、この除雪板下降側通路74中に設けられ作動油が設定圧力まで上昇したときに除雪板下降側通路74を連通する除雪板下降用のリリーフ弁75とを具備している。
【0022】
この除雪板下降用のリリーフ弁75には、除雪板上昇時の流体戻し用のチェック弁76が並列に接続されている。また、上下動シリンダ26への除雪板上昇側通路58には、除雪板下降側通路74からのパイロット圧で逆止解除されるパイロット操作形チェック弁77が設けられている。
【0023】
同様に、チルトシリンダ43への除雪板起立側通路72には、除雪板倒伏側通路62からのパイロット圧で逆止解除されるパイロット操作形チェック弁78が設けられている。さらに、このパイロット操作形チェック弁78よりチルトシリンダ43側の除雪板起立側通路72から作動油を低圧側すなわちタンク53に排出するタンク通路66中に、緩衝用のリリーフ弁79が設けられている。
【0024】
また、この弁装置55は、アングルシリンダ34を制御するための切換弁としての電磁切換弁81と、この電磁切換弁81からアングルシリンダ34のヘッド側ポート82およびロッド側ポート83にそれぞれ導かれた除雪板左右傾動通路84,85と、これらの各通路84,85から作動油を低圧側すなわちタンク53に排出するタンク通路86中にそれぞれ設けられた緩衝用のリリーフ弁87と、各除雪板左右傾動通路84,85がタンク通路86より低圧になったときの作動油の補充を可能にするメイクアップ用の逆止弁88とを具備している。
【0025】
各々の電磁切換弁56,81は、車両11内の運転席からの制御信号により制御可能の電磁切換弁であり、運転席の近くには、図5に示されるように、各電磁切換弁56,81を1本の電気ジョイスティック91で操作できるジョイスティックボックス92が設置されている。
【0026】
この図5に示された上下左右の各方向に電気ジョイスティック91を操作すると、図4に示された各電磁切換弁56,81の対応するソレノイドを励磁することができるように、ジョイスティックボックス92と各電磁切換弁56,81のソレノイドとが結線されている。
【0027】
要するに、走行時の除雪板15の最大持上げ動作に連動して、自動的に除雪板15が水平状態に傾動する油圧システムおよびコントロール装置であり、油圧システムは、図4において上下動シリンダ26とチルトシリンダ43とを連動する油圧回路であり、また、コントロール装置は、図5に示された電気ジョイスティック91と電磁切換弁56,81とを結線する電気回路である。
【0028】
次に、この実施の形態の作用効果を説明する。
【0029】
上下動手段16により除雪板15を上昇させる動作と連動して、起伏動手段17により除雪板15を起立姿勢からヘッドライト19の照射範囲35外に倒伏動作させるので、上昇状態の除雪板15がヘッドライト19の照射範囲35内に入ることを自動的に防止でき、夜間での除雪板装着状態での車両走行が可能である。また、ヘッドライト19を車両11の上方へ移設することが不要となり、車検取得の必要性もなくなるので、標準車で対応できる。
【0030】
このとき、電気ジョイスティック91を上の方向に操作することにより、共通の電磁切換弁56を上げ側に切換操作して、上下動シリンダ26の除雪板上昇側ポート57に作動油を加圧供給すると、その作動流体圧としての作動油圧が除雪板倒伏用のリリーフ弁63の設定圧力に到達するまでは、除雪板上昇側通路58を経て上下動シリンダ26の除雪板上昇側ポート57に作動油が供給されるので、先ず上下動シリンダ26が除雪板上昇側に動作し、除雪板15を上昇させる。
【0031】
そして、除雪板15が上昇限界に達すると、除雪板上昇側通路58中の作動油圧が上昇して、除雪板倒伏用のリリーフ弁63の設定圧力に到達して、このリリーフ弁63が連通動作するので、チルトシリンダ43を除雪板倒伏側に動作させることができ、共通の電磁切換弁56を除雪板上昇側に操作するのみで、上下動シリンダ26の除雪板上昇動作とチルトシリンダ43の除雪板倒伏動作とを簡単にシーケンス制御できる。
【0032】
要するに、電気ジョイスティック91を上に操作した状態では、上下動シリンダ26により除雪板15が最上位置まで上昇したときに、チルトシリンダ43が作動して除雪板15が前傾するように動作する。
【0033】
一方、電気ジョイスティック91を下の方向に操作することにより、共通の電磁切換弁56を下げ側に切換操作して、上下動シリンダ26を除雪板下降側に動作させるように操作すると、電磁切換弁56から出力された作動油圧が除雪板下降用のリリーフ弁75の設定圧力に到達するまでは、除雪板起立側通路72を経てチルトシリンダ43の除雪板起立側ポート71に作動油が加圧供給されるので、先ずチルトシリンダ43が除雪板起立側に動作し、除雪板15を起立動作させる。
【0034】
そして、除雪板15が起立姿勢の限界に達すると、除雪板起立側通路72中の作動油圧が除雪板下降用のリリーフ弁75の設定圧力に到達して、このリリーフ弁75が連通動作するので、上下動シリンダ26を除雪板下降側に動作させることができ、共通の電磁切換弁56を除雪板下降側に操作するのみで、チルトシリンダ43の除雪板起立動作と、上下動シリンダ26の除雪板下降動作とを簡単にシーケンス制御できる。これらの動作が同時または逆になると、起立動作中の除雪板15が路面と接触するおそれが生じるので、そのおそれを防止できる。
【0035】
また、図2に示されるように、除雪板15の一端に路面上のガードレールなどの障害物95が衝突して、除雪板15からアングルシリンダ34に対して除雪板左右傾動方向の強制的な力が作用すると、アングルシリンダ34から除雪板左右傾動通路84または85に強制的に押出された作動油が、緩衝用のリリーフ弁87を経てタンク通路86に排出されるので、このリリーフ動作により障害物95の衝突時の衝撃を吸収することができる。
【0036】
同様に、図3に示されるように、積雪96の除雪作業中に、除雪板15の下端に路面97上の雪中障害物98が衝突して、除雪板15からチルトシリンダ43に対して除雪板倒伏方向の強制的な力が作用すると、チルトシリンダ43から除雪板起立側通路72に強制的に押出された作動油が、緩衝用のリリーフ弁79を経てタンク通路66に排出されるので、このリリーフ動作により障害物98の衝突時の衝撃を吸収することができる。この衝撃吸収により前傾した除雪板15は、電気ジョイスティック91による復元操作で元に戻すようにする。
【0037】
さらに、車両11内の運転席から除雪板15の動きを見ながら電気ジョイスティック91を操作して電磁切換弁56,81を制御することにより、必要な分だけ、除雪板15を起立姿勢から倒伏姿勢へと操作することができる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、上下動手段により除雪板を上昇させる動作と連動して、起伏動手段により除雪板を起立姿勢からヘッドライトの照射範囲外に倒伏動作させるので、上昇状態の除雪板がヘッドライトの照射範囲内に入ることを自動的に防止でき、夜間での除雪板装着状態での車両走行が可能である。
【0039】
請求項2記載の発明によれば、共通の切換弁を切換操作して、上下動シリンダの除雪板上昇側ポートに作動流体を加圧供給すると、その作動流体圧が除雪板倒伏用のリリーフ弁の設定圧力に到達するまでは、除雪板上昇側通路を経て上下動シリンダの除雪板上昇側ポートに作動流体が供給されるので、先ず上下動シリンダが除雪板上昇側に動作し、除雪板を上昇させ、そして、除雪板が上昇限界に達すると、除雪板倒伏側通路中の作動流体が除雪板倒伏用のリリーフ弁の設定圧力に到達して、このリリーフ弁が連通動作するので、チルトシリンダを除雪板倒伏側に動作させることができ、共通の切換弁を除雪板上昇側に操作するのみで、上下動シリンダの除雪板上昇動作とチルトシリンダの除雪板倒伏動作とを簡単にシーケンス制御できる。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、共通の切換弁を切換操作して、上下動シリンダを除雪板下降側に動作させるように操作すると、切換弁から出力された作動流体圧が除雪板下降用のリリーフ弁の設定圧力に到達するまでは、除雪板起立側通路を経てチルトシリンダの除雪板起立側ポートに作動流体が加圧供給されるので、先ずチルトシリンダが除雪板起立側に動作し、除雪板を起立動作させ、そして、除雪板が起立姿勢の限界に達すると、除雪板下降側通路中の作動流体が除雪板下降用のリリーフ弁の設定圧力に到達して、このリリーフ弁が連通動作するので、上下動シリンダを除雪板下降側に動作させることができ、共通の切換弁を除雪板下降側に操作するのみで、チルトシリンダの除雪板起立動作と、上下動シリンダの除雪板下降動作とを簡単にシーケンス制御できる。
【0041】
請求項4記載の発明によれば、除雪板の下端に路面上の障害物が衝突して、除雪板からチルトシリンダに対して除雪板倒伏方向の強制的な力が作用すると、チルトシリンダから除雪板起立側通路に強制的に押出された作動流体が、緩衝用のリリーフ弁を経て低圧側に排出されるので、このリリーフ動作により障害物の衝突時の衝撃を吸収することができる。
【0042】
請求項5記載の発明によれば、車両内の運転席から除雪板の動きを見ながら電磁切換弁を制御することにより、必要な分だけ、除雪板を起立姿勢から倒伏姿勢へと操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除雪装置の一実施の形態を示す側断面図である。
【図2】同上除雪装置のアングルシリンダによる衝撃吸収作用を示す平面図である。
【図3】同上除雪装置のチルトシリンダによる衝撃吸収作用を示す側面図である。
【図4】同上除雪装置の油圧回路を示す回路図である。
【図5】同上除雪装置を操作する電気ジョイスティックを示す平面図である。
【符号の説明】
11  車両
15  除雪板
16  上下動手段
17  起伏動手段
19  ヘッドライト
26  上下動シリンダ
35  照射範囲
43  チルトシリンダ
56  切換弁としての電磁切換弁
57  除雪板上昇側ポート
58  除雪板上昇側通路
61  除雪板倒伏側ポート
62  除雪板倒伏側通路
63  除雪板倒伏用のリリーフ弁
71  除雪板起立側ポート
72  除雪板起立側通路
73  除雪板下降側ポート
74  除雪板下降側通路
75  除雪板下降用のリリーフ弁
79  緩衝用のリリーフ弁

Claims (5)

  1. ヘッドライトを備えた車両に上下動自在かつ起伏動自在に取付けられる除雪板と、
    除雪板を上下動する上下動手段と、
    除雪板を上昇させる動作と連動して除雪板を起立姿勢から倒伏姿勢に動作させることでヘッドライトの照射範囲外に位置させる起伏動手段と
    を具備したことを特徴とする除雪装置。
  2. 上下動手段は、除雪板を上下動する上下動シリンダを備え、
    起伏動手段は、除雪板を起立姿勢と倒伏姿勢との間で動作させるチルトシリンダを備え、
    上下動シリンダおよびチルトシリンダに加圧供給される作動流体を制御する共通の切換弁と、
    切換弁から上下動シリンダの除雪板上昇側ポートに導かれた除雪板上昇側通路と、
    除雪板上昇側通路から分岐されてチルトシリンダの除雪板倒伏側ポートに導かれた除雪板倒伏側通路と、
    除雪板倒伏側通路中に設けられ作動流体が設定圧力まで上昇したときに除雪板倒伏側通路を連通する除雪板倒伏用のリリーフ弁と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の除雪装置。
  3. 切換弁からチルトシリンダの除雪板起立側ポートに導かれた除雪板起立側通路と、
    除雪板起立側通路から分岐されて上下動シリンダの除雪板下降側ポートに導かれた除雪板下降側通路と、
    除雪板下降側通路中に設けられ作動流体が設定圧力まで上昇したときに除雪板下降側通路を連通する除雪板下降用のリリーフ弁と
    を具備したことを特徴とする請求項2記載の除雪装置。
  4. チルトシリンダへの除雪板起立側通路から作動流体を低圧側に排出する通路中に設けられた緩衝用のリリーフ弁
    を具備したことを特徴とする請求項3記載の除雪装置。
  5. 切換弁は、車両内の運転席からの制御信号により制御可能の電磁切換弁である
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか記載の除雪装置。
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