JP2004113701A - 携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置 - Google Patents

携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置の提供。
【解決手段】歯間ブラシと楊枝の合体ユニット(20)が容器ケース(10)の縦長凹溝(11)内に収容され、歯間ブラシ(21)と楊枝部(26)が対応する貫通孔(130,140)に収容され、歯間ブラシを使用する時は、ただ手押部(23)に施力して左向きに押動させれば、歯間ブラシが容器ケース(10)の左端より突出し、楊枝を使用する時は、ただ手押部(23)を右に押動すれば楊枝が容器ケース(10)の右端より突出し、不使用時には手押部(23)を容器ケース(10)の中間位置におけば合体ユニット(20)の両端がいずれも容器ケース(10)内に縮入する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯式の歯のクリーニング器具に係り、特に携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
食物を摂取した後、口腔内には細かい食物が残留し、特に歯間に詰まるため、楊枝や歯間ブラシで掃除する必要がある。しかし、楊枝はどこにでもある訳ではなく、一般に家の中やレストランでなければ取得できない。しかしレストランに置いてある楊枝は多くの人が触るため、その衛生条件はあまり良好ではない。さらにほとんどの楊枝は竹を削ってなり、竹製の楊枝が包装前に徹底的に洗浄と消毒されているかどうかは疑わしく、市場で販売されている楊枝はその衛生条件が満足のいくものではない。
【0003】
歯間の隙間が比較的大きい者、特に年長者にあっては、歯間の掃除に歯間ブラシは不可欠の工具となっている。歯間ブラシは細いステンレス糸と毛を縒り合わせてなり、一定の剛性強度を有し、歯間に詰まった食物の掃除に用いられる。歯間ブラシは折れ曲がったり切断されやすいため、口腔クリーニング時には、楊枝の先で初期の歯間掃除を行ってから歯間ブラシを使用し、歯間の刷洗作業を行うのが比較的合理的である。しかし、楊枝と歯間ブラシは家の中で別々に置かれているため、使用上不便である。しかし、楊枝と歯間ブラシの構造形態はそれぞれ異なり、両者を強制的に同一空間位置に置こうとしても、その収容空間及び設置が困難で、家の外の場所での使用に不便となり、特に運送工具に搭載して食事後の口腔クリーニングに使用する場合は更に困難が倍増し、これが克服のできない難題とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主要な目的は、周知の口腔クリーニングにおける上述の困難を突破できる、一種の歯間ブラシと楊枝の合体装置を提供することにあり、それは、歯間ブラシと楊枝を結合させて一体となして、携帯できる口腔クリーニング工具となし、食事後に即刻口腔クリーニング作業を行うのに便利としたものとする。
【0005】
本発明のもう一つの目的は、一種の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置を提供することにあり、それは、合体装置の全体形態がコンパクトで、身につけて携帯するのに便利であり、運送工具上で食品を摂取した後に即刻口腔クリーニングに使用でき、口腔内及び歯牙の良好な衛生を保持するのに役立つものとする。
【0006】
本発明のまた一つの目的は、一種の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置を提供することにあり、それは、歯間ブラシと楊枝を合体させると共にそれぞれ本体の両端に設けて、使用上、非常に便利としたものとする。
【0007】
本発明のさらに一つの目的は、一種の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置を提供することにあり、それは、合体装置を容器ケースに収容並びに保持して閉合して保護し、極めて衛生的としたものとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、
容器ケース(10)と合体ユニット(20)を具え、
該容器ケース(10)は偏平で長形の中空ケース体とされ、該中空ケース体内に、該中空ケース体より短い縦長凹溝(11)が設けられ、該縦長凹溝(11)の深さが容器ケース(10)の幅より小さく、容器ケース(10)の両端に縦長凹溝(11)と連通する貫通孔(130,140)が設けられ、
該合体ユニット(20)は、中間部分に設けられると共に手で押動される手押部(23)、手押部(23)の左端に一体に連設されて左端に向けて延伸された第1本体(22)、第1本体(22)と一体に形成された歯間ブラシ(21)、手押部(23)の右端に一体に連設されて右端に向けて延伸された第2本体(25)、及び第2本体(25)に一体に連設された楊枝部(26)で組成され、
該合体ユニット(20)が容器ケース(10)の縦長凹溝(11)内に収容され、歯間ブラシ(21)と楊枝部(26)が対応する貫通孔(130,140)に収容され、歯間ブラシを使用する時は、ただ手押部(23)に施力して左向きに押動させれば、歯間ブラシが容器ケース(10)の左端より突出し、楊枝を使用する時は、ただ手押部(23)を右に押動すれば楊枝が容器ケース(10)の右端より突出し、不使用時には手押部(23)を容器ケース(10)の中間位置におけば合体ユニット(20)の両端がいずれも容器ケース(10)内に縮入することを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、縦長凹溝(11)の第1表面に中間係止突起(114)、左係止突起(113)、右係止突起(115)が設けられたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項3の発明は、請求項1に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、縦長凹溝(11)の底部に中間凸レール(110)が設けられたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項4の発明は、請求項1に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、手押部(23)の中間部分に1本の係止溝(24)が設けられたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項5の発明は、請求項3に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、手押部(23)の中間部分の高さが容器ケース(10)よりやや高く、且つその底部が中間凸レール(110)上をスライド自在とされたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項6の発明は、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、
容器ケース(30)及び歯間ブラシと楊枝の合体ユニット(40)を具え、
該歯間ブラシと楊枝の合体ユニット(40)が、歯間ブラシ本体(42)と楊枝本体(45)を具え、歯間ブラシ本体(42)の内端に固定ブロック体(43)が設けられ、歯間ブラシ本体(42)の外端に一体に歯間ブラシ(41)が設けられ、楊枝本体(45)の内端に固定ブロック体(44)が設けられ、楊枝本体(42)の外端に、内端よりその幅と厚さが漸次縮小されて形成された尖った薄い楊枝部(46)が形成され、
該容器ケース(30)は第1半体(31A)及び第2半体(31B)を係合雄部(303)と係合雌部(302)の係合を利用し合併させてなり、該第1半体(31A)と第2半体(31B)は歯間ブラシの伸出に供される第1貫通孔(32)、楊枝の伸出に供される第2貫通孔(33)、歯間ブラシ本体を収容する第1凹部(34)、楊枝本体を収容する第2凹部(35)、歯間ブラシの固定ブロック体(43)を収容すると共に歯間ブラシを該容器ケース(30)内に縮入させる第1固定凹部空間(37)、楊枝の固定ブロック体(44)を収容すると共に楊枝を該容器ケース(30)内に縮入させる第2固定凹部空間(38)、歯間ブラシの固定ブロック体(43)を収容すると共に歯間ブラシを容器ケース(30)外に突出させる第3固定凹部空間(36)、楊枝の固定ブロック体(44)を収容すると共に該容器ケース(30)外に突出させる第4固定凹部空間(39)を具え、
歯間ブラシと楊枝が不使用の収納状態の時、該歯間ブラシの固定ブロック(43)と該楊枝の固定ブロック(43)がそれぞれ第1固定凹部空間(37)及び第2固定凹部空間(38)内に置かれ、さらに容器ケース(30)の第1半体(31A)と第2半体(31B)が係合雄部(303)と係合雌部(302)の係合を利用し閉じ合わされれた後、使用待機状態を形成することを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項7の発明は、請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、第1凹部(34)と第2凹部(35)間に半体隔板(301A)と半体隔板(301B)で組成された隔板(301)が設けられたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項8の発明は、請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、容器ケース(30)が、第2半体(31B)の半体隔板(301B)の両側に位置する第1対の中心ストッパブロック(37B−37B)及び第2対の中心ストッパブロック(38B−38B)を具え、第2半体(31B)の半体隔板(301B)と第1対の中心ストッパブロック(37B−37B)の間に第1固定凹部空間(37)が形成されたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項9の発明は、請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、第2固定凹部空間(38)が第2半体(31B)の半体隔板(301B)と第2対の中心ストッパブロック(38B−38B)の間に形成されたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項10の発明は、請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、第3固定凹部空間(36)が第2半体(31B)にあって第1貫通孔半体(32B)と第3対のストッパブロック(36B−36B)の間に形成されたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項11の発明は、請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、第4固定凹部空間(39)が第2半体(31B)にあって、第3貫通孔半体(34B)と第4対のストッパブロック(39B−39B)の間に形成されたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項12の発明は、請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、歯間ブラシ(41)を使用する時、容器ケース(30)を開けて、歯間ブラシ(41)の固定ブロック体(43)を第1固定凹部空間(37)より第3固定凹部空間(36)に移動させ、さらに容器ケース(30)を止め合わせれば、歯間ブラシを使用できる状態となり、楊枝部(46)を使用する時は、歯間ブラシ(41)をもとの位置に戻し、楊枝の固定ブロック体(44)を第2固定凹部空間(38)より第4固定凹部空間(39)に移動させ、さらに容器ケース(30)を止め合わせれば、楊枝を使用できる状態となり、使用後に楊枝をもとの位置に戻し、ゆえにただ容器ケース(30)を開けて、歯間ブラシ及び又は楊枝の固定ブロックを第3固定凹部空間及び第4固定凹部空間に置いて、さらに容器ケース(30)を止め合わせれば歯間ブラシと楊枝を使用できることを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項13の発明は、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、合体ユニット(50)とキャップ(53)を具え、そのうち、該合体ユニット(50)の第1端(51)に歯間ブラシ本体(52)が設置され、第2端が合体ユニット本体に内縮する楊枝部(60)を具え、該楊枝部(60)が手押部(61)、楊枝本体(63)、楊枝(64)を具え、合体ユニット(50)の第2端内に楊枝本体(63)をその内部で自由にスライドさせる凹部(55)が設けられると共に、楊枝本体(63)を使用時に位置決めする手段が設けられ、使用後に楊枝を内向きに押して凹部(55)内に収容でき、キャップ(53)を取り外せば歯間ブラシを使用でき、歯間ブラシ不使用時にはキャップ(53)で蓋をすればよく、楊枝を使用する時は、ただ手押部(61)を右向きに押せば、楊枝が第2端の貫通孔(552)の外部に突出することを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項14の発明は、請求項13に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、合体ユニット(50)の第2端に貫通孔(552)が設けられ、貫通孔(552)の上方に係止ストッパ部(553)が設けられ、凹部(55)の貫通孔(552)に接近する部分に係止凹口(551)が設けられ、楊枝の手押部(61)が係止ストッパ部(553)に当接する時、係止凸部(62)が凹部(55)の係止凹口(551)内に係合し、楊枝本体(63)が係止位置決めされた使用状態を形成することを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
請求項15の発明は、請求項13に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、楊枝部(60)が手押部(61)、手押部(61)の下方に設けられた係止凸部(62)を具えたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、容器ケースと合体ユニットを具え、該容器ケースは偏平な長形中空箱体とされ、該箱体が第1端と第2端、第1表面、第2表面、第3表面及び第4表面を具え、第1表面に第1表面より短い縦長の凹溝が設けられ、この凹溝の深さが第2表面の幅より小さく、第1端及び第2端にそれぞれ貫通孔が設けられて凹溝と連通する。該合体ユニットは中間部分に設けられると共に手で押動される手押部、該手押部の左端に一体に連設されて左端に向けて延伸された第1本体、本体と一体に形成された歯間ブラシ、手押部の右端に一体に連設されて右端に向けて延伸された第2本体、及び第2本体に一体に連設された楊枝部で組成されている。これにより、歯間ブラシを使用する時は、ただ手押部を僅かに力を入れて左向きに押動させれば、歯間ブラシが容器ケースの左端より伸出し、楊枝を使用したい時は、右向きに押動させれば、楊枝が容器ケースの右端より突出し、不使用時にはただ手押部を容器ケースの中間位置におけば、両端がいずれも容器ケース内に縮入する。
【0010】
【実施例】
図1から図10は本発明の第1実施例の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置(以下合体装置と称する)の構成を詳細に説明する図である。図1、図2に示されるように、本発明の合体装置は、容器ケース10と合体ユニット20を具え、該容器ケース10は偏平で長形の中空ケース体とされ、該ケース体が、第1端13と第2端14、第1表面15、第2表面17、第3表面16及び第4表面18を具え、第1表面15に第1表面より短い縦長凹溝11が設けられ、この縦長凹溝11の深さが第2表面17の幅より小さく、第1端13及び第2端14にそれぞれ貫通孔130と140が設けられて縦長凹溝11と連通する。図5及び図10に示されるように、該縦長凹溝11の第1内表面に中間係止突起114、左係止突起113、右係止突起115が設けられている。図9に示されるように、該縦長凹溝11の底部に中間凸レール110が設けられ、図5から図7に示されるように、貫通孔130、140の口径寸法はやや縦長凹溝11の幅より小さい。合体ユニット20は図2に示されるように、中間部分に設けられると共に手で押動される手押部23、該手押部23の中間に設けられた1本の係止溝24、手押部23の左端に一体に連設されて左端に向けて延伸された第1本体22、第1本体22と一体に形成された歯間ブラシ21、手押部23の右端に一体に連設されて右端に向けて延伸された第2本体25、及び第2本体25に一体に連設された楊枝部26で組成されている。
【0011】
原則上、手押部23の厚さは容器ケース10の縦長凹溝11の幅と同じかそれよりやや小さく、且つ手押部23の底部の一部分が中間凸レール110上をスライド可能とされ、手押部23と縦長凹溝11の摩擦抵抗が減らされ、手押部23が順調に縦長凹溝11内を自在にスライドするものとされ、これは図5から図7に示されるとおりである。
【0012】
組立時には、図2及び図5に示される合体ユニット20の楊枝部26の一端を先に縦長凹溝11内に取り付けると共に貫通孔140を貫通させ、且つ手押部23をほぼ中間係止突起114に対応する位置に置けば、第1本体22上の歯間ブラシ21が縦長凹溝11より貫通孔130内に進入し、これは図5に示されるとおりである。このとき、手押部23の係止溝24がちょうど中間係止突起114に係止されて合体ユニット20がちょうど中間位置に係止され、これは図5、8、図10に示されるとおりである。
【0013】
歯間ブラシを使用したい時は、ただ手押部23を左に押動させれば、中間係止突起114が係止溝24と分離し、歯間ブラシ21が容器ケース10の左端より突出し、これは図3及び図6に示されるとおりであり、反対にもし右に押動すれば、楊枝が容器ケース10の右端より進出し、これは図4、6に示されるとおりであり、歯間ブラシ21と楊枝部26が合体ユニット20の両端に設けられているため、使用時にはただ一端を伸出させればよく、不使用時には両端をいずれも容器ケース10内に縮入させられ、携帯及び使用のいずれにも便利である。
【0014】
本発明の第2実施例は図11から図16に示され、それは、容器ケース30及び歯間ブラシと楊枝の合体ユニット40を具えている。そのうち、容器ケース30は第1半体31A及び第2半体31Bを係合雄部303と係合雌部302の係合により合併させて一つとしてなり、該第1半体31Aと第2半体31Bは歯間ブラシの伸出に供される第1貫通孔32(半体32Aと半体32Bにより合成)、楊枝の伸出に供される第2貫通孔33(半体33Aと半体33Bにより合成)、歯間ブラシ本体を収容する第1凹部34(半体34Aと半体34Bにより合成)、楊枝本体を収容する第2凹部35(半体35Aと半体35Bにより合成)、第1凹部34と第2凹部35間の隔板301(半体隔板301Aと半体隔板301Bにより合成)、第2半体31Bの半体隔板301Bの両側にそれぞれ設けられた第1対の中心ストッパブロック37B−37B及び第2対の中心ストッパブロック38B−38Bを具えている。第2半体31Bの半体隔板301Bと第1対の中心ストッパブロック37B−37Bの間に第1固定凹部空間37が形成され、第2半体31Bの半体隔板301Bと第2対の中心ストッパブロック38B−38Bの間に第2固定凹部空間38が形成さえている。また、二つの第2半体31Bにあって第1貫通孔半体32Bに接近する位置に第3対のストッパブロック36Bが設けられている。同様に、第2半体31Bにあって第2貫通孔半体33Bに接近する位置に第4対のストッパブロック39B−39Bが設けられている。これにより第2貫通孔半体33Bと第4対のストッパブロック39B−39Bの間に第4固定凹部空間39が形成されている。本実施例中、歯間ブラシと楊枝の合体ユニット40は歯間ブラシ本体42及び楊枝本体45がそれぞれ形成され、該歯間ブラシ本体42の内端に固定ブロック体43があり、歯間ブラシ本体42の外端に歯間ブラシ41が一体に設置され、楊枝本体45の内端にも固定ブロック体44が設けられ、楊枝本体45の外端に、内端より漸次その幅が縮小されて尖った薄い楊枝部46が形成されている。図から分かるように、該歯間ブラシ41の固定ブロック体43と楊枝部46の固定ブロック体44の内側面431、441は隔板301の平面に接合され、ゆえに歯間ブラシと楊枝の不使用時の収容状態が提供され、該歯間ブラシの固定ブロック体43と楊枝の固定ブロック体44がそれぞれ第1固定凹部空間37及び第2固定凹部空間38内に置かれ、すなわち図12に示されるように反対位置に組み合わせられ、容器ケース30の二つの半体31A及び31Bが係合雄部303と係合雌部302の係合後に、図11に示されるように閉じ合わされて使用に待機する。
【0015】
歯間ブラシ41を使用したい時は、容器ケース30を開けて、歯間ブラシ41の固定ブロック体43を第1固定凹部空間37より第3固定凹部空間に移動させ、図13に示される状態となし、さらに容器ケース30を上述の方式で止め合わせれば、図14に示されるように歯間ブラシを使用できる状態となる。同様に、楊枝部46を使用したい時は、歯間ブラシ41をもとの位置に戻し、楊枝の固定ブロック体44を図15に示されるように、第2固定凹部空間38より第4固定凹部空間39に移動させ、さらに容器ケース30を上述の方式により閉じ合わせれば、図16に示されるように楊枝を使用できる状態となる。使用後には図11に示されるように楊枝をもとの位置に戻す。ゆえに本実施例の歯間ブラシと楊枝は、ただ容器ケース30を開けて、歯間ブラシ及び又は楊枝の固定ブロックを第3及び第4固定凹部空間に置いて、さらに容器ケースを係合により閉じ合わせれば使用でき、操作が簡便で衛生的であり、且つ保存、携帯に便利で、携帯式の実用的な歯間ブラシと楊枝の合体装置とされる。
【0016】
本発明の第3実施例は図17から図19に示され、歯間ブラシと楊枝の合体装置は合体ユニット50とキャップ53を具え、そのうち、該合体ユニット50の第1端51に歯間ブラシ本体52が設置され、第2端が合体ユニット本体に内縮する楊枝部60を具え、該楊枝部60が手押部61、手押部61下方の係止凸部62、楊枝本体63、楊枝64、及び手押部61前方の係止溝65を具え、合体ユニットの第2端内に楊枝本体63をその内部で自由にスライドさせる凹部55が設けられ、該凹部55の端部に貫通孔552が設けられ、上方に係止ストッパ部553が設けられて係止溝65内に係止可能とされ、該凹部55の貫通孔552に接近する部分に係止凹口551が設けられて楊枝の手押部61の係止溝65が係止ストッパ部553に当接する時に、該係止凸部62がちょうど凹部55の係止凹口551内に係止され、楊枝本体63が位置決めされて使用に供される。使用後には洗浄後に図17に示されるように楊枝を内向きに押して凹部55内に収容できる。本実施例の歯間ブラシと楊枝の合体装置の外観は万年筆に類似しポケットに挿入でき、キャップ53を取り外せば歯間ブラシを使用でき、不使用時にはキャップ53で蓋をすればよく、楊枝を使用する時は、ただ手押部61を右向きに押し出せば、楊枝が第2端の貫通孔552の外部に突出し、ゆえに本実施例は使用上及び携帯上、極めて便利で実用的である。
【0017】
【発明の効果】
総合すると、本発明は歯間ブラシと楊枝の合体ユニット及び容器ケース或いはキャップの手段が結合され一体とされ、並びに容器ケースで収容保護され、極めて衛生的で携帯使用に便利とされ、外出時に食物を摂取した後の口腔クリーニング作業に便利であり、間接的に口腔の衛生保養に役立ち、歯牙の使用年限を延長する。ゆえに本発明は口腔衛生クリーニングの技術ネックを突破し、現代の高齢化が進む社会にあって簡単に口腔衛生保養の目的を達成する。ゆえに本発明は特許の要件に符合するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の外観立体図である。
【図2】本発明の第1実施例の立体分解図である。
【図3】本発明の第1実施例の第1使用状態の立体表示図である。
【図4】本発明の第1実施例の第2使用状態の立体表示図である。
【図5】図1の5−5線縦断面図である。
【図6】図3の6−6線縦断面図である。
【図7】図4の7−7線縦断面図である。
【図8】図5の局部拡大図である。
【図9】図5の9−9線横断面図である。
【図10】図5の10−10線横断面図である。
【図11】本発明の第2実施例の外観立体図である。
【図12】本発明の第2実施例の立体分解図である。
【図13】本発明の第2実施例の第1使用状態の容器を開いた状態の立体図である。
【図14】本発明の第2実施例の第1使用状態の立体外観図である。
【図15】本発明の第2実施例の第2使用状態の容器を開いた状態の立体図である。
【図16】本発明の第2実施例の第2使用状態の立体外観図である。
【図17】本発明の第3実施例の立体外観図である。
【図18】本発明の第3実施例の第1使用状態の立体表示図である。
【図19】本発明の第3実施例の第2使用状態の断面表示図である。
【符号の説明】
10 容器ケース     11 縦長凹溝
110 中間凸レール     113 左係止突起
114 中間係止突起   115 右係止突起
13 第1端       130、140 貫通孔
14 第2端       15 第1表面
16 第3表面      17 第2表面
18 第4表面      20 合体ユニット
21 歯間ブラシ     22 第1本体
23 手押部       24 係止溝
25 第2本体    26 楊枝部
30 容器ケース     31B 第2半体
31A 第1半体     301 隔板
301A、301B 半体隔板 302 係合雌部
303 係合雄部       32 第1貫通孔
32A〜35A、32B〜35B 半体   33 第2貫通孔
34 第1凹部        35 第2凹部
37 第1固定凹部空間    39 第4固定凹部空間
38 第2固定凹部空間    40 楊枝合体ユニット
42 歯間ブラシ本体     43、44 固定ブロック体
431、441 内側面    45 楊枝本体
46 楊枝部         50 合体ユニット
51 第1端         52 歯間ブラシ
53 キャップ        55 凹部
551 係止凹口       552 貫通孔
553 係止ストッパ部    60 楊枝部
61 手押部         62 係止凸部
63 楊枝本体        64 楊枝

Claims (15)

  1. 携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、
    容器ケース(10)と合体ユニット(20)を具え、
    該容器ケース(10)は偏平で長形の中空ケース体とされ、該中空ケース体内に、該中空ケース体より短い縦長凹溝(11)が設けられ、該縦長凹溝(11)の深さが容器ケース(10)の幅より小さく、容器ケース(10)の両端に縦長凹溝(11)と連通する貫通孔(130,140)が設けられ、
    該合体ユニット(20)は、中間部分に設けられると共に手で押動される手押部(23)、手押部(23)の左端に一体に連設されて左端に向けて延伸された第1本体(22)、第1本体(22)と一体に形成された歯間ブラシ(21)、手押部(23)の右端に一体に連設されて右端に向けて延伸された第2本体(25)、及び第2本体(25)に一体に連設された楊枝部(26)で組成され、
    該合体ユニット(20)が容器ケース(10)の縦長凹溝(11)内に収容され、歯間ブラシ(21)と楊枝部(26)が対応する貫通孔(130,140)に収容され、歯間ブラシを使用する時は、ただ手押部(23)に施力して左向きに押動させれば、歯間ブラシが容器ケース(10)の左端より突出し、楊枝を使用する時は、ただ手押部(23)を右に押動すれば楊枝が容器ケース(10)の右端より突出し、不使用時には手押部(23)を容器ケース(10)の中間位置におけば合体ユニット(20)の両端がいずれも容器ケース(10)内に縮入することを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  2. 請求項1に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、縦長凹溝(11)の第1表面に中間係止突起(114)、左係止突起(113)、右係止突起(115)が設けられたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  3. 請求項1に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、縦長凹溝(11)の底部に中間凸レール(110)が設けられたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  4. 請求項1に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、手押部(23)の中間部分に1本の係止溝(24)が設けられたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  5. 請求項3に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、手押部(23)の中間部分の高さが容器ケース(10)よりやや高く、且つその底部が中間凸レール(110)上をスライド自在とされたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  6. 携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、
    容器ケース(30)及び歯間ブラシと楊枝の合体ユニット(40)を具え、
    該歯間ブラシと楊枝の合体ユニット(40)が、歯間ブラシ本体(42)と楊枝本体(45)を具え、歯間ブラシ本体(42)の内端に固定ブロック体(43)が設けられ、歯間ブラシ本体(42)の外端に一体に歯間ブラシ(41)が設けられ、楊枝本体(45)の内端に固定ブロック体(44)が設けられ、楊枝本体(42)の外端に、内端よりその幅と厚さが漸次縮小されて形成された尖った薄い楊枝部(46)が形成され、
    該容器ケース(30)は第1半体(31A)及び第2半体(31B)を係合雄部(303)と係合雌部(302)の係合を利用し合併させてなり、該第1半体(31A)と第2半体(31B)は歯間ブラシの伸出に供される第1貫通孔(32)、楊枝の伸出に供される第2貫通孔(33)、歯間ブラシ本体を収容する第1凹部(34)、楊枝本体を収容する第2凹部(35)、歯間ブラシの固定ブロック体(43)を収容すると共に歯間ブラシを該容器ケース(30)内に縮入させる第1固定凹部空間(37)、楊枝の固定ブロック体(44)を収容すると共に楊枝を該容器ケース(30)内に縮入させる第2固定凹部空間(38)、歯間ブラシの固定ブロック体(43)を収容すると共に歯間ブラシを容器ケース(30)外に突出させる第3固定凹部空間(36)、楊枝の固定ブロック体(44)を収容すると共に該容器ケース(30)外に突出させる第4固定凹部空間(39)を具え、
    歯間ブラシと楊枝が不使用の収納状態の時、該歯間ブラシの固定ブロック(43)と該楊枝の固定ブロック(43)がそれぞれ第1固定凹部空間(37)及び第2固定凹部空間(38)内に置かれ、さらに容器ケース(30)の第1半体(31A)と第2半体(31B)が係合雄部(303)と係合雌部(302)の係合を利用し閉じ合わされれた後、使用待機状態を形成することを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  7. 請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、第1凹部(34)と第2凹部(35)間に半体隔板(301A)と半体隔板(301B)で組成された隔板(301)が設けられたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  8. 請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、容器ケース(30)が、第2半体(31B)の半体隔板(301B)の両側に位置する第1対の中心ストッパブロック(37B−37B)及び第2対の中心ストッパブロック(38B−38B)を具え、第2半体(31B)の半体隔板(301B)と第1対の中心ストッパブロック(37B−37B)の間に第1固定凹部空間(37)が形成されたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  9. 請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、第2固定凹部空間(38)が第2半体(31B)の半体隔板(301B)と第2対の中心ストッパブロック(38B−38B)の間に形成されたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  10. 請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、第3固定凹部空間(36)が第2半体(31B)にあって第1貫通孔半体(32B)と第3対のストッパブロック(36B−36B)の間に形成されたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  11. 請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、第4固定凹部空間(39)が第2半体(31B)にあって、第3貫通孔半体(34B)と第4対のストッパブロック(39B−39B)の間に形成されたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  12. 請求項6に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、歯間ブラシ(41)を使用する時、容器ケース(30)を開けて、歯間ブラシ(41)の固定ブロック体(43)を第1固定凹部空間(37)より第3固定凹部空間(36)に移動させ、さらに容器ケース(30)を止め合わせれば、歯間ブラシを使用できる状態となり、楊枝部(46)を使用する時は、歯間ブラシ(41)をもとの位置に戻し、楊枝の固定ブロック体(44)を第2固定凹部空間(38)より第4固定凹部空間(39)に移動させ、さらに容器ケース(30)を止め合わせれば、楊枝を使用できる状態となり、使用後に楊枝をもとの位置に戻し、ゆえにただ容器ケース(30)を開けて、歯間ブラシ及び又は楊枝の固定ブロックを第3固定凹部空間及び第4固定凹部空間に置いて、さらに容器ケース(30)を止め合わせれば歯間ブラシと楊枝を使用できることを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  13. 携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、合体ユニット(50)とキャップ(53)を具え、そのうち、該合体ユニット(50)の第1端(51)に歯間ブラシ本体(52)が設置され、第2端が合体ユニット本体に内縮する楊枝部(60)を具え、該楊枝部(60)が手押部(61)、楊枝本体(63)、楊枝(64)を具え、合体ユニット(50)の第2端内に楊枝本体(63)をその内部で自由にスライドさせる凹部(55)が設けられると共に、楊枝本体(63)を使用時に位置決めする手段が設けられ、使用後に楊枝を内向きに押して凹部(55)内に収容でき、キャップ(53)を取り外せば歯間ブラシを使用でき、歯間ブラシ不使用時にはキャップ(53)で蓋をすればよく、楊枝を使用する時は、ただ手押部(61)を右向きに押せば、楊枝が第2端の貫通孔(552)の外部に突出することを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  14. 請求項13に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、合体ユニット(50)の第2端に貫通孔(552)が設けられ、貫通孔(552)の上方に係止ストッパ部(553)が設けられ、凹部(55)の貫通孔(552)に接近する部分に係止凹口(551)が設けられ、楊枝の手押部(61)が係止ストッパ部(553)に当接する時、係止凸部(62)が凹部(55)の係止凹口(551)内に係合し、楊枝本体(63)が係止位置決めされた使用状態を形成することを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
  15. 請求項13に記載の携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置において、楊枝部(60)が手押部(61)、手押部(61)の下方に設けられた係止凸部(62)を具えたことを特徴とする、携帯式の歯間ブラシと楊枝の合体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009045184A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Gogo:Kk 使用済み棒状体並びに棒状体及びその処分方法
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