JP2004113634A - ステレオ電子内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】体腔内を立体像として観察可能なステレオ電子内視鏡システムを低コストで提供することである。
【解決手段】ステレオ電子内視鏡システムは電子内視鏡の先端に取り付けられる立体視用アダプタを有し、立体視用アダプタが、第1および第2の照明用光路と、第1および第2の観察用光路と、観察用光路を通過する光を電子内視鏡の対物光学系に入射させる導光用光学部材と、それぞれの観察用光路から前記導光用光学部材に向かう光を透過/遮断可能な第1および第2のシャッタと、それぞれの照明用光路中に配置され、それぞれのシャッタが光を透過または遮断するための電力を供給する第1および第2の太陽電池とを備え、内視鏡用プロセッサは、照明用の光束の入射先を周期的に切り換える光束切換手段を有する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体腔内を立体像として観察可能なステレオ電子内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、体腔内を立体像として観察可能なステレオ電子内視鏡が提案されている。このような電子内視鏡としては、例えば特開昭61−80221号公報及び特開昭63−94216号公報に記載されたものがある。
【0003】
上記公報記載の電子内視鏡は、先端部に2つの対物光学系を備えている。各対物光学系による像は電子内視鏡内に備えられた撮像素子の受光面上で結像するようになっている。また、各対物光学系と撮像素子の間にはそれぞれ液晶シャッタが挿置されており、対物光学系から撮像素子に向かう光束を透過させるか遮断する。
【0004】
撮像素子および液晶シャッタは電子内視鏡内に挿通される信号ケーブルを介して電子内視鏡用プロセッサと接続されており、電子内視鏡用プロセッサの制御手段が撮像素子および液晶シャッタを制御して撮像画像1フレームごとにどちらの液晶シャッタが光束を遮蔽するかを切り換える。即ち、あるフレームを撮像中は一方の対物光学系による像のみが撮像素子上で結像するように液晶シャッタの開閉を制御し、次のフレームを撮像するときは他方の対物光学系による像のみが撮像素子上で結像するように液晶シャッタの開閉を制御する。従って、電子内視鏡用プロセッサに接続されたモニタには一方の対物光学系によって結像された像と他方の対物光学系によって結像された像とが交互に表示される。
【0005】
このモニタに表示された映像を電子内視鏡の液晶シャッタの開閉に同期して開閉する液晶シャッタを備えた眼鏡を通して見ることにより、一方の目で一方の対物光学系によって得られた像のみを観察し、同時に他方の目で他方の対物光学系によって得られた像のみを観察する。この結果モニタの観察者は両対物光学系によって獲られた像を立体視することができる。
【0006】
以上のように、上記公報記載の電子内視鏡においては、電子内視鏡の先端に液晶シャッタを配置し、液晶シャッタをケーブルを介して内視鏡用プロセッサから制御する構成となっている。従って内視鏡プロセッサのみならず内視鏡自身も立体視専用のものを用意する必要があり、システム全体が高価なものとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の目的に鑑み、本発明は、体腔内を立体像として観察可能なステレオ電子内視鏡システムを低コストで提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のステレオ電子内視鏡システムは、電子内視鏡の先端に取り付けられる立体視用アダプタを有し、立体視用アダプタが、第1および第2の照明用光路と、第1および第2の観察用光路と、観察用光路を通過する光を電子内視鏡の対物光学系に入射させる導光用光学部材と、それぞれの観察用光路から前記導光用光学部材に向かう光を透過/遮断可能な第1および第2のシャッタと、それぞれの照明用光路中に配置され、それぞれのシャッタが光を透過または遮断するための電力を供給する第1および第2の太陽電池とを備え、内視鏡用プロセッサは、照明用の光束の入射先を周期的に切り換える光束切換手段を有する。
【0009】
本発明によれば、どちらの観察用光路を通過した光が電子内視鏡の対物光学系に入射するかを、電子内視鏡用プロセッサが電子内視鏡のどのライトガイドに照明用の光束を入射させるかによって制御可能となる。
【0010】
従って、ケーブルを介すことなく立体視のためのシャッタの制御が可能となるため、通常の電子内視鏡の先端部に立体視アダプタを取り付け、立体視用の電子内視鏡用プロセッサに接続することによって、立体視可能な電子内視鏡システムが実現される。よって、本発明によれば、立体視用の電子内視鏡を用意することなく立体視可能な電子内視鏡システムを低コストで提供することができる。
【0011】
また、ステレオ観察と通常(ステレオではない)観察の両方が可能なステレオ観察対応の電子内視鏡は2つの対物光学系を備えるため、電子内視鏡の挿入管が太くなるか、処置具挿通チャンネルを省略して挿入管の径を抑える必要がある。しかしながら、本発明のステレオ電子内視鏡システムによれば、通常の電子内視鏡を用いるために挿入管の径は抑えられ、また立体視アダプタを取り外せば処置具挿通チャンネルが利用可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態によるステレオ電子内視鏡システムのブロック図を図1に示す。本実施形態の電子内視鏡システム1は電子内視鏡100、ステレオプロセッサ200、眼鏡型モニタ300、および内視鏡用立体視アダプタ400と、を有する。
【0013】
電子内視鏡100は一般の(立体視ではない)観察に利用されるものであり、その挿入管101の先端には対物レンズ102が埋め込まれている。対物レンズ102による像は、挿入管101の内部に取り付けられたCCD104の受光面上で結像する。CCD104はこの像を電気信号に変換し、一定のタイミングでステレオプロセッサ200に送信する。
【0014】
また、電子内視鏡100の内部にはライトガイド103Lおよび103Rが挿通されている。ライトガイド103Lおよび103Rの一端は共に挿入管101の先端に設けられた開口部107Lおよび107Rに位置している。また、開口部107Lおよび107Rにはそれぞれ配光レンズ106Lおよび106Rが埋め込まれている。ライトガイド103Lおよび103Rの他端は電子内視鏡100のコネクタ部105に露出しており、ステレオプロセッサ200がライトガイド103Lおよび103Rの他端に光束を入射させることにより、光束はライトガイドを通過して配光レンズから放射される。
【0015】
ステレオプロセッサ200は、タイミングコントロール201と、ステッピングモータ202と、モータドライバ203と、ランプ204と、ランプ用電源205と、前段信号処理回路206と、ビデオメモリ207Rおよび207Lと、後段信号処理回路208Rおよび208Lと、回転フィルタ209と、コンデンサレンズ210Rおよび210Lと、センサ211と、を有する。
【0016】
ランプ204は白色光を発する光源であり、ランプ用電源205から電力の供給を受けて点灯する。
【0017】
タイミングコントロール201は、モータドライバ203、前段信号処理回路206、ビデオメモリ207Rおよび207Lと、電子内視鏡100のCCD104を制御する。タイミングコントロール201は、CCD104による撮像/転送タイミングを制御して所望の周期で撮像および画像転送が行なわれるようにする。本実施形態においては、この周期を1/90秒としている。
【0018】
ステッピングモータ202は回転フィルタ209を回転駆動する。また、モータドライバ203はステッピングモータ203の駆動パルスをモータ202に供給する。タイミングコントロール201はモータドライバ203を制御して、所望の回転数で回転フィルタ209を回転させる。
【0019】
回転フィルタ209は、6箇所にスリットが形成された円盤であり、各スリットには赤・緑・青いずれかの色のカラーフィルタが埋め込まれている。回転フィルタ209はランプ204とコンデンサレンズ210R、210Lとの間に配されており、ランプ204からの光束はカラーフィルタを通過して単色光化された後、コンデンサレンズ210R、210Lのいずれかに入射する。コンデンサレンズ210R、210Lはそれぞれこの単色光を電子内視鏡100のライトガイド103R、103Lに入射させるような位置に配置されている。
【0020】
回転フィルタ209を図2に示す。回転フィルタ209はステッピングモータ202によって回転軸209Cの周りを図2中時計回り(矢印方向)に回転するよう構成されており、カラーフィルタ209BL、209GL、209RL、209BR、209GR、209RRはこの順番に60度おきに時計回りで埋め込まれている。209BLおよび209BRは青色、209GLおよび209GRは緑色、209RLおよび209RRは赤色のカラーフィルタである。カラーフィルタ209BL、209GL、209RLは回転軸209Cを中心とする円周209PL上に、またカラーフィルタ209BR、209GR、209RRは回転軸209Cを中心とする円周209PR上に配置されている。円周209PRの半径は、回転フィルタ209の回転軸209Cとコンデンサレンズ210Rの光軸との距離に等しく、円周209PLの半径は、回転フィルタ209の回転軸209Cとコンデンサレンズ210Lの光軸との距離に等しい。従って、円周209PRと円周209PLとの距離はコンデンサレンズ210Rと210Lとの各光軸間距離に等しくなる。また、カラーフィルタ209BR、209GR、209RRの最外周側円弧の半径は、図1の回転フィルタ209の回転軸209Cとコンデンサレンズ210Rの最上部との距離と略等しく、カラーフィルタ209BL、209GL、209RLの最内周側円弧の半径は、図1の回転フィルタ209の回転軸209Cとコンデンサレンズ210Lの最下部との距離に略等しい。以上の構成から、フィルタ209BL、209GL、209RLがランプ204の前を通過した時にランプ204からの光束はコンデンサレンズ210Lのみに、フィルタ209BR、209GR、209RRがランプ204の前を通過した時にランプ204からの光束はコンデンサレンズ210Rのみに入射する。
【0021】
本実施形態においては、回転フィルタ209は1秒間に15回転するよう制御されている。また、各カラーフィルタの周方向の長さは30度である。従って、各カラーフィルタは約1/180秒間ランプ204の前を通過し、またあるカラーフィルタがランプ204の前を通り過ぎた後、次のカラーフィルタがランプ204の前に来るまでの時間は1/180秒である。
【0022】
また、回転フィルタ209の外周部にはノッチ209Nが切りかかれており、ステレオプロセッサ200に内蔵されたセンサ211(図1)がこのノッチ209Nを検出することによって、タイミングコントロール201は回転フィルタ209の位相を検出する。
【0023】
タイミングコントロール201はモータドライバ203と電子内視鏡100のCCD104とを制御して、回転フィルタ209のカラーフィルタのそれぞれがランプの前を通過しているときはCCD104が画像の撮像を行ない、それ以外の時はCCD104が画像を前段信号処理回路206に転送するようにする。従って、CCD104によって撮像される画像は単色光のみで照射された画像となる。
【0024】
図1、図3、図4および図5を用いて内視鏡用立体視アダプタ400の構造を詳説する。図1に示されるように、内視鏡用立体視アダプタ400は電子内視鏡100の先端に取り付けられるキャップ状の部材である。内視鏡用立体視アダプタ400の電子内視鏡挿入管軸方向(図1中上下方向)に3つの貫通孔H1、H2、H3が穿孔されており、貫通孔H1、H2の電子内視鏡側端部はそれぞれライトガイド103Lおよび103Rと対向している。また、貫通孔H3の電子内視鏡側端部は対物レンズ102と対向している。
【0025】
図1のA−A断面図を図3に示す。図3に示すように貫通孔H1には、電子内視鏡100の配光レンズ106Lに近い順に太陽電池404L、ロッドレンズ403L、配光レンズ405Lが取り付けられている。同様に、貫通孔H2には、電子内視鏡100の配光レンズ106Rに近い順に太陽電池404R、ロッドレンズ403R、配光レンズ405Rが取り付けられている。配光レンズ405Lおよび405Rはそれぞれ内視鏡用立体視アダプタ400の先端に配置されている。
【0026】
太陽電池404Lおよび404Rは、円環形状の部材であり、それぞれ電子内視鏡100の配光レンズ106L、106Rから照射される光を受けて電位差を生じる。
【0027】
また、ロッドレンズ403Lおよび403Rはリレーレンズとして機能する。
【0028】
従って、電子内視鏡100の配光レンズ106Lおよび106Rより放射された光はそれぞれロッドレンズ403Lおよび403Rを経由して配光レンズ405L、405Rから放射されて配光レンズ周囲の対向を照射する。また、電子内視鏡100の配光レンズ106Lより光が放射されたときは太陽電池404Lに電位差が生じ、配光レンズ106Rより光が放射されたときは太陽電池404Rに電位差が生じる。
【0029】
図1のB−B断面図を図4に示す。図4に示すように貫通孔H3には、電子内視鏡100の対物レンズ102に近い順に凹レンズ413、導光用光学部材として1方向からの入射光束に対して偏向機能を有する光学部材を構成要素とするビームコンバイナ411、液晶シャッタ412L、対物レンズ414Lが取り付けられている。また、貫通孔H3のビームコンバイナ411が取り付けられている部位から垂直(図4中右方向)に分岐路H4が形成されている。分岐路H4は中途で直角に屈曲してその先端は内視鏡用立体視アダプタ400の先端に到達する。
【0030】
また、分岐路H4の先端には対物レンズ414Rが取り付けられている。分岐路H4の屈曲部には反射ミラー415が取り付けられている。さらに、ビームコンバイナ411と反射ミラー415との間には、液晶シャッタ412Rが設置されている。対物レンズ414Rを通過した光はこの反射ミラー415によって90度屈曲されて液晶シャッタ412Rに入射する。
【0031】
液晶シャッタ412Lおよび412Rは所定の電流を流すことによって光を遮蔽する部材である。また、ビームコンバイナ411は、対物レンズ414Lに入射して液晶シャッタ412Lを通過した光および、対物レンズ414Rに入射して液晶シャッタ412Rを通過した光を電子内視鏡100の対物レンズ102に入射させる。凹レンズ413は対物レンズ414Lまたは414RにCCD104の像を結像させるために利用されている。
【0032】
図5は、電子内視鏡100の先端部および内視鏡用立体視アダプタ400のブロック図である。図5に示されるように、太陽電池404Lの出力は液晶シャッタ412Rに、太陽電池404Rの出力は液晶シャッタ412Lに接続されている。従って、電子内視鏡100のライトガイド103Lから光が放射されると液晶シャッタ412Rは光を透過しないようになり、一方電子内視鏡100のライトガイド103Rから光が放射されると液晶シャッタ412Lは光を透過しないようになる。従って、ステレオプロセッサ200が光束をライトガイド103Lに照射しているときは対物レンズ414Lを通った光による像がCCD104に撮像され、ステレオプロセッサ200が光束をライトガイド103Rに照射しているときは対物レンズ414Rを通った光による像がCCD104に撮像される。従って、ステレオプロセッサ200がライトガイド103Lと103Rのどちらに光束を入射させるかによって、対物レンズ414Rと414Lのどちらからの像が撮像されるかを選択可能である。
【0033】
内視鏡用立体視アダプタ400を、内視鏡用立体視アダプタ400から電子内視鏡100に向かう方向に投影した図を図6に示す。図6に示されるように、配光レンズ405Lと対物レンズ414L、配光レンズ405Rと対物レンズ414Rは長方形の頂点に相当する位置に配置されている。また、配光レンズ405Lと対物レンズ414L、配光レンズ405Rと対物レンズ414Rはそれぞれ隣接して配置されている。対物レンズ414Lを通った光による像を撮像する場合は隣接する配光レンズ405Lからの光によって対物レンズ414Lの周囲は充分な光量で照射され、また対物レンズ414Rを通った光による像を撮像する場合は隣接する配光レンズ405Rからの光によって対物レンズ414Rの周囲は充分な光量で照射される。
【0034】
なお、本実施形態においては、各液晶シャッタ412L、412Rは電流を流すことによって光の透過を遮断するよう構成されているが、本発明は上記構成に限定されるものではない。すなわち、電流を流さない状態では光の透過を遮断し、電流を流したときに光を透過する液晶シャッタを利用する構成としても良い。この時には、図5における太陽電池の出力の液晶シャッタへの接続をそれぞれ変えればよい。
【0035】
以上のように構成された本実施形態のステレオ電子内視鏡システム1の動作を図7のタイミングチャートを用いて説明する。なお、以下の記述内における「区間1〜12」は、図中ではそれぞれ丸付数字で示された区間である。
【0036】
カラーフィルタ209RRがランプ204の前を通過している1/180秒の間(区間1)、CCD104は画像の撮像を行なう。続く1/180秒の間(区間2)、CCD104は区間1で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0037】
続く1/180秒の間(区間3)はカラーフィルタ209GRがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間2でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207RのRバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間4)、CCD104は区間3で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0038】
続く1/180秒の間(区間5)はカラーフィルタ209BRがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間4でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207RのGバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間6)、CCD104は区間5で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0039】
続く1/180秒の間(区間7)はカラーフィルタ209RLがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間6でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207RのBバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間8)、CCD104は区間7で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0040】
続く1/180秒の間(区間9)はカラーフィルタ209GLがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間8でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207LのRバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間10)、CCD104は区間9で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0041】
続く1/180秒の間(区間11)はカラーフィルタ209BLがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間10でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207LのGバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間12)、CCD104は区間11で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0042】
続く1/180秒の間(区間1)は再びカラーフィルタ209RRがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間12でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207LのBバンクに保存する。以下、区間1〜12が繰り返される。
【0043】
以上のように、区間3、5、7でカラーフィルタ209RR、209GR、209BRのそれぞれがランプ204の前を通過していたときの画像、すなわち対物レンズ414Rを通して撮像されたRGB各色の画像がデジタル画像データとしてビデオメモリ207Rに保存される。同様に、区間9、11、1でカラーフィルタ209RL、209GL、209BLのそれぞれがランプ204の前を通過していたときの画像、すなわち対物レンズ414Lを通して撮像されたRGB色の画像がデジタル画像データとしてビデオメモリ207Lに保存される。従って、回転フィルタが1回転する1/15秒の間に対物レンズ414Rおよび414L通して撮像されたRGB各色の画像が取得される。
【0044】
後段信号処理回路208R、208Lはこのビデオメモリ207Rおよび207Lに保存された各色のデジタル画像データを読み出してカラー画像データを生成してさらにNTSC信号等のアナログビデオ信号に変換し、眼鏡型モニタ300に出力する。眼鏡型モニタ300はレンズの代わりに液晶ディスプレイを搭載した眼鏡であり、左眼側のディスプレイには後段信号処理回路208Lから出力されたアナログビデオ信号がカラー動画像として表示され、右眼側のディスプレイには後段信号処理回路208Rから出力されたアナログビデオ信号がカラー動画像として表示される。従って、この眼鏡型モニタ300をかけることにより、対物レンズ414Lを通して撮像された画像を左眼で、対物レンズ414Rを通して撮像された画像を右眼で観察するステレオ観察が可能となる。
【0045】
また、図4に示されるように、電子内視鏡100には処置具挿通チャンネル108が形成されている。処置具挿通チャンネル108は、その中に生検鉗子等を挿置して各種処置を行なうためのものであるが、本実施形態においてはその先端開口部が内視鏡用立体視アダプタ400によってふさがれるため、ステレオ観察時は処置具を併用しない。本実施形態によれば、内視鏡用立体視アダプタ400を取り外すことにより、眼鏡型モニタ300の両ディスプレイに表示される画像は共に直接対物レンズ102によって得られる映像となる。すなわち、内視鏡用立体視アダプタ400を取り外した状態では、通常の(ステレオではない)カラー画像が観察される。また、この状態であれば処置具挿通チャンネル108に処置具を挿通させて各種処置を行なうことが可能となる。
【0046】
以上のように、本実施形態のステレオ電子内視鏡システムによれば、通常の電子内視鏡に内視鏡用立体視アダプタ400を取り付け、ステレオプロセッサ200に接続することにより、体腔内を立体像として観察可能となる。従って、電子内視鏡システムにおいて最もコストのかかる電子内視鏡を新たに追加することなくステレオ観察が可能となる。また、ステレオ観察と通常(ステレオではない)観察の両方が可能なステレオ観察対応の電子内視鏡は2つの対物光学系を備えるため、電子内視鏡の挿入管が太くなるか、処置具挿通チャンネルを省略して挿入管の径を抑える必要がある。しかしながら、本実施形態のステレオ電子内視鏡システムによれば、通常の電子内視鏡を用いるために挿入管の径は抑えられ、また内視鏡用立体視アダプタ400を取り外せば処置具挿通チャンネルが利用可能となる。
【0047】
なお、本実施形態においては、2本のライトガイドのどちらに照明用の光束を入射されるかによってどの対物レンズを撮像に使用するのかを制御する構成としているが、本発明は上記の構成に限定されるものではない。例えば、汎用の信号出力端子を先端に設けた電子内視鏡と、この信号出力端子に対応するコネクタを備えた内視鏡用立体視アダプタと用い、液晶シャッタを信号出力端子からの信号によって制御する構成としても良い。以下に示す本発明の第2の実施の形態はこのような構成のステレオ電子内視鏡システムである。
【0048】
本発明の第2の実施の形態によるステレオ電子内視鏡システムを図8に示す。なお、本発明の第1の実施の形態と同様または類似の機能を有する部材または要素については本発明の第1の実施の形態と同一の符号を配している。
【0049】
図8に示すように、本実施形態の電子内視鏡1100の挿入管101には電極ユニット1109が露出している。電極ユニット1109は電子内視鏡1100のコネクタ部105を介してステレオプロセッサ1200のタイミングコントロール201と接続されている。一方、内視鏡用立体視アダプタ1400はコネクタ1409を有する。内視鏡用立体視アダプタ1400を電子内視鏡1100に取り付けたとき、電極ユニット1109とコネクタ1409とは接触し、両者間は導通状態となる。タイミングコントロール201は電極ユニット1109を介してコネクタ1409に所定の制御信号を送信する。
【0050】
また、本実施形態は第1の実施の形態のようにライトガイド103L、103Rのどちらに光束を入射させるかによって液晶シャッタの開閉を制御するものではないので、回転フィルタ1209はライトガイド103L、103Rの双方に光束が照射可能な形状となっている。
【0051】
回転フィルタ1209は、6箇所にスリットが形成された円盤であり、各スリットには赤・緑・青いずれかの色のカラーフィルタが埋め込まれている。回転フィルタ1209はランプ204とコンデンサレンズ210R、210Lとの間に配されており、ランプ204からの光束はカラーフィルタを通過して単色光化された後、コンデンサレンズ210R、210Lに入射する。コンデンサレンズ210R、210Lはそれぞれこの単色光を電子内視鏡100のライトガイド103R、103Lに入射させるような位置に配置されている。
【0052】
電子内視鏡1100、ステレオプロセッサ1200、および眼鏡型モニタ300の他の構成は本発明の第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0053】
回転フィルタ1209を図9に示す。回転軸209Cの周りを図9中時計回り(矢印方向)に回転するよう構成されており、カラーフィルタ1209BL、1209GL、1209RL、1209BR、1209GR、1209RRはこの順番に60度おきに時計回りで埋め込まれている。1209BLおよび1209BRは青色、1209GLおよび1209GRは緑色、1209RLおよび1209RRは赤色のカラーフィルターである。全てのカラーフィルタは回転軸209Cを中心とする円周209PLおよび円周209PRに渡って配置されている。図2と同様に、円周209PRと円周209PLとの距離はコンデンサレンズ210Rと210Lとの各光軸間距離に等しい。カラーフィルタ1209BL、1209GL、1209RL、1209BR、1209GR、1209RRの最内周側円弧の半径は、図8の回転フィルタ1209の回転軸1209Cとコンデンサレンズ210Rの最下部との距離に略等しく、同カラーフィルタの最外周側円弧の半径は、図8の回転フィルタ1209の回転軸1209Cとコンデンサレンズ210Rの最上部との距離と略等しい。以上の構成から、カラーフィルタがランプ204の前を通過した時にランプ204からの光束はコンデンサレンズ210Lおよび210Rに入射する。
【0054】
本実施形態においては、回転フィルタ1209は1秒間に15回転するよう制御されている。また、各カラーフィルタの周方向の長さは30度である。従って、各カラーフィルタは約1/180秒間ランプ204の前を通過し、またあるカラーフィルタがランプ204の前を通り過ぎた後、次のカラーフィルタがランプ204の前に来るまでの時間は1/180秒である。
【0055】
図10は、電子内視鏡1100の先端部および内視鏡用立体視アダプタ1400のブロック図である。図10に示されるように、電極ユニット1109は左側信号端子1109a、右側信号端子1109b、グランド端子1109cを有する。同様に、コネクタ1409は左側信号端子1409a、右側信号端子1409b、グランド端子1409cを有する。コネクタ1409の左側信号端子1409aは液晶シャッタ412Lに、右側信号端子1409bは液晶シャッタ412Rに接続されている。また、グランド端子1409cは液晶シャッタ412Lと412Rの両方に接続されている。また、電子内視鏡1100の先端部に内視鏡用立体視アダプタ1400を取り付けたとき、電極ユニット1109の左側信号端子1109a、右側信号端子1109b、グランド端子1109cはそれぞれコネクタ1409の左側信号端子1409a、右側信号端子1409b、グランド端子1409cに当接する。ここで、液晶シャッタ412Lおよび412Rに所定量の電流を流すと光を透過しないようになる。従って、電極ユニット1109の左側信号端子1109aに電圧を印加しているときは液晶シャッタ412Lは光を透過しないようになり、対物レンズ414Rを通った光による像がCCD104に撮像される。また、電極ユニット1109の右側信号端子1109bに電圧を印加しているときは液晶シャッタ412Rは光を透過しないようになり、対物レンズ414Lを通った光による像がCCD104に撮像される。従って、ステレオプロセッサ200のタイミングコントロール201が電極ユニット1109の左側信号端子1109aと右側信号端子1109bのどちらに電圧を印加するかによって、対物レンズ414Rと414Lのどちらからの像が撮像されるかを選択可能である。
【0056】
なお、本実施形態においては、各液晶シャッタ412L、412Rは電流が流れたときに光の透過を遮断するよう構成されているが、本発明は上記構成に限定されるものではない。すなわち、電流が流れていない状態では光の透過を遮断し、電流が流れたときに光を透過する液晶シャッタを利用する構成としても良い。
【0057】
以上のように構成された本実施形態のステレオ電子内視鏡システム1の動作を図11のタイミングチャートを用いて説明する。
【0058】
カラーフィルタ1209RRがランプ204の前を通過している1/180秒の間(区間1)、CCD104は画像の撮像を行なう。続く1/180秒の間(区間2)、CCD104は区間1で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0059】
続く1/180秒の間(区間3)はカラーフィルタ1209GRがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間2でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207RのRバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間4)、CCD104は区間3で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0060】
続く1/180秒の間(区間5)はカラーフィルタ1209BRがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間4でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207RのGバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間6)、CCD104は区間5で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0061】
続く1/180秒の間(区間7)はカラーフィルタ1209RLがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間6でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207RのBバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間8)、CCD104は区間7で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0062】
続く1/180秒の間(区間9)はカラーフィルタ1209GLがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間8でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207LのRバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間10)、CCD104は区間9で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0063】
続く1/180秒の間(区間11)はカラーフィルタ1209BLがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間10でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207LのGバンクに保存する。続く1/180秒の間(区間12)、CCD104は区間11で撮像した画像を画像信号に変換し、前段信号処理回路206に送信する。
【0064】
続く1/180秒の間(区間1)は再びカラーフィルタ1209RRがランプ204の前を通過しており、CCD104は画像の撮像を行なう。また、前段信号処理回路206は区間12でCCD104より受信した画像信号を処理してデジタル画像データを作成し、ビデオメモリ207LのBバンクに保存する。以下、区間1〜12が繰り返される。
【0065】
また、区間1〜6では、タイミングコントロール201は電極ユニット1109の左側信号端子1109aに電圧を印加し、電極ユニット1109の右側信号端子1109bには電圧を印加しない。一方、区間7〜12では、タイミングコントロール201は電極ユニット1109の左側信号端子1109aに電圧を印加せず、電極ユニット1109の右側信号端子1109bには電圧を印加する。従って、区間1〜6でCCD104が撮像するのは対物レンズ414Rを通過した光による映像であり、区間7〜12でCCD104が撮像するのは対物レンズ414Lを通過した光による映像である。
【0066】
以上のように、区間3、5、7でカラーフィルタ1209RR、1209GR、1209BRのそれぞれがランプ204の前を通過していたときの画像、すなわち対物レンズ414Rを通して撮像されたRGB各色の画像がデジタル画像データとしてビデオメモリ207Rに保存される。同様に、区間9、11、1でカラーフィルタ1209RL、1209GL、1209BLのそれぞれがランプ204の前を通過していたときの画像、すなわち対物レンズ414Lを通して撮像されたRGB色の画像がデジタル画像データとしてビデオメモリ207Lに保存される。従って、回転フィルタが1回転する1/15秒の間に対物レンズ414Rおよび414Lを通して撮像されたRGB各色の画像が取得される。
【0067】
後段信号処理回路208R、208Lはこのビデオメモリ207Rおよび207Lに保存された各色のデジタル画像データを読み出してカラー画像データを生成してさらにNTSC信号等のアナログビデオ信号に変換し、眼鏡型モニタ300に出力する。眼鏡型モニタ300はレンズの代わりに液晶ディスプレイを搭載した眼鏡であり、左眼側のディスプレイには後段信号処理回路208Lから出力されたアナログビデオ信号がカラー動画像として表示され、右眼側のディスプレイには後段信号処理回路208Rから出力されたアナログビデオ信号がカラー動画像として表示される。従って、この眼鏡型モニタ300をかけることにより、対物レンズ414Lを通して撮像された画像を左眼で、対物レンズ414Rを通して撮像された画像を右眼で観察するステレオ観察が可能となる。なお、ビームコンバイナの代わりにビームスプリッタを流用しても良いし、その他の導光用光学部材を用いても良い。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、体腔内を立体像として観察可能なステレオ電子内視鏡システムを低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のステレオ電子内視鏡システムのブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の回転フィルタである。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡の先端部および内視鏡用立体視アダプタのブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用立体視アダプタを内視鏡用立体視アダプタから電子内視鏡に向かう方向に投影した図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態のステレオ電子内視鏡システムのタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態のステレオ電子内視鏡システムのブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の回転フィルタである。
【図10】本発明の第2の実施の形態の電子内視鏡の先端部および内視鏡用立体視アダプタのブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態のステレオ電子内視鏡システムのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1        ステレオ電子内視鏡システム
100       電子内視鏡
102       対物レンズ
103L,103R ライトガイド
104       CCD
200       ステレオプロセッサ
201       タイミングコントロール
204       ランプ
206       前段信号処理回路
207L,207R ビデオメモリ
208L,208R 後段信号処理回路
209       回転フィルタ
300       眼鏡型モニタ
400       内視鏡用立体視アダプタ
404L,404R 太陽電池
411       ビームコンバイナ
412L,412R 液晶シャッタ
414L,414R 対物レンズ
415       反射ミラー
1109      電極ユニット
1409      コネクタ

Claims (6)

  1. 撮像素子と体腔内を照射する少なくとも2つのライトガイドを備えた電子内視鏡と、
    前記電子内視鏡の先端に取り付けられる立体視用アダプタと、
    前記ライトガイドの入射端に照明用の光束を入射させると共に前記撮像素子によって撮像された画像を処理して立体視可能なモニタに表示させる内視鏡用プロセッサと、
    を有するステレオ電子内視鏡システムであって、
    前記立体視用アダプタが、
    一方のライトガイドからの光が通過する第1の照明用光路と、
    他のライトガイドからの光が通過する第2の照明用光路と、
    一端が前記立体視用アダプタの外壁に露出する第1および第2の観察用光路と、
    前記第1および第2の観察用光路を通過する光を前記電子内視鏡の対物光学系に入射させる導光用光学部材と、
    前記第1の観察用光路から前記導光用光学部材に向かう光を透過/遮断可能な第1のシャッタと、
    前記第2の観察用光路から前記導光用光学部材に向かう光を透過/遮断可能な第2のシャッタと、
    前記第1の照明用光路中に配置され、前記第1のシャッタが光を透過または遮断するための電力を供給する第1の太陽電池と、
    前記第2の照明用光路中に配置され、前記第2のシャッタが光を透過または遮断するための電力を供給する第2の太陽電池と、を備え、
    前記内視鏡用プロセッサは、前記照明用の光束の入射先を一方のライトガイドと他のライトガイドとに周期的に切り換える光束切換手段を有し、
    前記光束切換手段が前記照明用の光束の入射先は、電子内視鏡の撮像素子が1画面分の画像信号を転送し終わったときに切り換わることを特徴とする、ステレオ電子内視鏡システム。
  2. 撮像素子と体腔内を照射するライトガイドと先端部に電極を備えた電子内視鏡と、
    前記電子内視鏡の先端に取り付けられる立体視用アダプタと、
    前記ライトガイドの入射端に照明用の光束を入射させると共に前記撮像素子によって撮像された画像を処理して立体視可能なモニタに表示させる内視鏡用プロセッサと、
    前記モニタに表示された画像を立体視するための立体観察用眼鏡と、
    を有するステレオ電子内視鏡システムであって、
    前記立体視用アダプタが、
    一端が前記立体視用アダプタの外壁に露出する第1および第2の観察用光路と、
    前記第1および第2の観察用光路を通過する光を前記電子内視鏡の対物光学系に入射させる導光用光学部材と、
    前記第1の観察用光路から前記導光用光学部材に向かう光を透過/遮断可能な第1のシャッタと、
    前記第2の観察用光路から前記導光用光学部材に向かう光を透過/遮断可能な第2のシャッタと、
    前記第1の電極と接触し、所定の信号を供給することにより前記第1および第2のシャッタの動作が制御される第2の電極を備え、
    前記内視鏡用プロセッサは、前記第1の電極に前記所定の信号を供給して前記第1および第2の観察用光路から前記導光用光学部材に向かう光の透過/遮断を制御するシャッタ制御手段を有し、
    前記シャッタ制御手段は前記第1および第2の観察用光路から前記導光用光学部材に向かう光のうちいずれか一方のみを透過させ、透過させる光が通る観察用光路は電子内視鏡の撮像素子が1画面分の画像信号を転送し終わったときに切り換わることを特徴とする、ステレオ電子内視鏡システム。
  3. 前記第1および第2のシャッタが液晶シャッタであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のステレオ電子内視鏡システム。
  4. 前記光束切換手段は、前記電子内視鏡用プロセッサの光源部と前記ライトガイドの入射端との間に配置された回転スリットであることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のステレオ電子内視鏡システム。
  5. 前記電子内視鏡用プロセッサは面順次方式でカラー画像を得ることが可能であり、前記回転スリットはカラー画像作成用の回転フィルタであることを特徴とする、請求項4に記載のステレオ電子内視鏡システム。
  6. 前記導光用光学部材がビームコンバイナであることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載のステレオ電子内視鏡システム。
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