JP2004110718A - 半導体集積回路装置のリセット方法及び半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置のリセット方法及び半導体集積回路装置 Download PDF

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Takayuki Minemaru
峯丸 貴行
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Abstract

【課題】クロック信号に同期してリセットを行う際の電力消費を抑える。
【解決手段】複数の回路ブロックを有する半導体集積回路装置のリセット方法であって、前記複数の回路ブロックにリセット信号を供給するステップと、前記リセット信号に応じて、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロッククロック信号を、各々所定の期間、クロック信号に基づいて生成するステップと、前記リセット信号に従って、前記ブロッククロック信号を用いて、これに対応する前記回路ブロックのリセットを行うステップとを備える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の回路ブロックを有する半導体集積回路装置に関し、特に回路ブロック毎にリセットを行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の回路ブロックを有し、各回路ブロックに対してリセットを順次行うように構成された半導体集積回路装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この半導体集積回路装置は、リセット信号を生成する回路(選択的リセット部)を備え、この回路が各回路ブロックにリセット信号を与えている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8‐185244号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の技術によると、リセット動作を実行中の回路ブロックのみならず、リセット動作を行っていない回路ブロックにもクロック信号が与えられる。このため、動作する必要がない回路ブロックが電力を消費し、電力が無駄になるという問題があった。
【0005】
本発明は、複数の回路ブロックを備えた半導体集積回路装置において、クロック信号に同期してリセットを行う際の電力消費を抑えることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の発明が講じた手段は、複数の回路ブロックを有する半導体集積回路装置のリセット方法であって、前記複数の回路ブロックにリセット信号を供給するステップと、前記リセット信号に応じて、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロッククロック信号を、各々所定の期間、クロック信号に基づいて生成するステップと、前記リセット信号に従って、前記ブロッククロック信号を用いて、これに対応する前記回路ブロックのリセットを行うステップとを備えるものである。
【0007】
請求項1の発明によると、各回路ブロックに対するブロッククロック信号が各々所定の期間において生成されるが、ブロッククロック信号が生成されていないときには、各回路ブロックは動作しない。したがって、クロック信号に同期して同期リセットを行う際に、半導体集積回路装置全体の電力消費を抑えることができる。また、各回路ブロックが、他の回路ブロックがリセットされる際の影響を受けて誤動作する可能性を低くすることができる。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、外部リセット信号が入力されると、前記リセット信号をリセットすべきであることを示す信号レベルにするステップと、前記ブロッククロック信号を生成するステップが終了すると、前記リセット信号を前記信号レベルとは反対の信号レベルにするステップとを更に備えるものである。
【0009】
請求項2の発明によると、外部リセット信号に応じて、リセット信号を容易に生成することができる。
【0010】
また、請求項3の発明では、請求項1に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、前記ブロッククロック信号を生成するステップは、前記各ブロッククロック信号として、対応する回路ブロックをリセットするために必要な数のパルスを生成するものである。
【0011】
請求項3の発明によると、ブロッククロック信号として、対応する回路ブロックにリセットのために必要な数のパルスを供給するので、リセット時の電力消費を抑えることができる。
【0012】
また、請求項4の発明では、請求項1に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、前記ブロッククロック信号を生成するステップは、前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号のうちの少なくとも1つとして生成するものである。
【0013】
請求項4の発明によると、クロック信号よりも低い周波数の信号をブロッククロック信号として生成する場合には、リセット時に必要な電力を低減することができる。また、クロック信号よりも高い周波数の信号をブロッククロック信号として生成する場合には、リセットを短時間で終了することができる。
【0014】
また、請求項5の発明では、請求項1に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、前記ブロッククロック信号を生成するステップは、前記ブロッククロック信号のうち、対応する回路ブロックに対するリセットが終了したものを停止するものである。
【0015】
請求項5の発明によると、リセットが終了した回路ブロックにおいて、電力を無駄に消費しないようにすることができる。
【0016】
また、請求項6の発明は、複数の回路ブロックを有する半導体集積回路装置のリセット方法であって、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロックリセット信号を、リセット信号に応じて生成するステップと、前記ブロックリセット信号の各々に応じて、対応する回路ブロックに対するブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成するステップと、前記ブロックリセット信号に従って、対応する前記ブロッククロック信号を用いて、対応する前記回路ブロックのリセットを行うステップとを備えるものである。
【0017】
請求項6の発明によると、ブロックリセット信号の各々に応じて、対応する回路ブロックに対するブロッククロック信号を生成するので、必要な期間のみブロッククロック信号を生成するようにすることができる。このため、リセット時の電力消費を低減することができる。
【0018】
また、請求項7の発明では、請求項6に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、前記ブロッククロック信号を生成するステップは、前記各ブロッククロック信号として、対応する回路ブロックをリセットするために必要な数のパルスを生成するものである。
【0019】
また、請求項8の発明では、請求項6に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、前記ブロッククロック信号を生成するステップは、前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号のうちの少なくとも1つとして生成するものである。
【0020】
また、請求項9の発明は、複数の回路ブロックを有する半導体集積回路装置のリセット方法であって、リセット信号に応じて、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロックリセット信号を順次出力するステップと、前記ブロックリセット信号の各々に応じて、対応する回路ブロックに対するブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成するステップと、前記ブロックリセット信号に従って、対応する前記ブロッククロック信号を用いて、対応する前記回路ブロックのリセットを行い、その後、リセット中継信号を出力するステップとを備え、前記ブロックリセット信号を出力するステップは、前記リセット中継信号が出力されると、前記複数の回路ブロックのうち、次にリセットすべきものに対応する前記ブロックリセット信号を出力するものである。
【0021】
請求項9の発明によると、リセット信号に応じて、複数の回路ブロックに対してリセットを順次行うことができる。
【0022】
また、請求項10の発明では、請求項9に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、前記ブロッククロック信号を生成するステップは、前記各ブロッククロック信号として、対応する回路ブロックをリセットするために必要な数のパルスを生成するものである。
【0023】
また、請求項11の発明では、請求項9に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、前記ブロッククロック信号を生成するステップは、前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号のうちの少なくとも1つとして生成するものである。
【0024】
また、請求項12の発明は、半導体集積回路装置として、リセット信号が供給される複数の回路ブロックと、前記リセット信号に応じて、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロッククロック信号を、各々所定の期間、クロック信号に基づいて生成して出力するクロック制御部とを備え、前記複数の回路ブロックは、各々、前記リセット信号に従って、前記ブロッククロック信号のうち対応するものを用いて、当該回路ブロックのリセットを行うものである。
【0025】
請求項12の発明によると、各回路ブロックに対するブロッククロック信号が各々所定の期間において生成されるが、ブロッククロック信号が生成されていないときには、各回路ブロックは動作しない。したがって、クロック信号に同期して同期リセットを行う際に、半導体集積回路装置全体の電力消費を抑えることができる。また、各回路ブロックが、他の回路ブロックがリセットされる際の影響を受けて誤動作する可能性を低くすることができる。
【0026】
また、請求項13の発明は、請求項12に記載の半導体集積回路装置において、前記リセット信号を出力するリセット信号生成部を更に備え、前記クロック制御部は、前記ブロッククロック信号の出力を終了すると、クロック供給完了信号を前記リセット信号生成部に出力するものであり、前記リセット信号生成部は、外部リセット信号が入力されると、前記リセット信号をリセットすべきであることを示す信号レベルにし、前記クロック供給完了信号を受けると、前記リセット信号を前記信号レベルとは反対の信号レベルにするものである。
【0027】
請求項13の発明によると、外部リセット信号に応じて、リセット信号を容易に生成することができる。
【0028】
また、請求項14の発明では、請求項12に記載の半導体集積回路装置において、前記クロック制御部は、前記リセット信号が入力されるとリセットされ、前記クロック信号に基づく信号を入力とし、そのパルス数を数えて得られたカウント値を出力するカウンタと、前記カウント値に応じて、前記各ブロッククロック信号を出力すべき期間を示すデコード信号を出力するデコーダとを有し、かつ、前記カウンタに入力された信号を前記デコード信号に応じて前記各ブロッククロック信号として出力するものである。
【0029】
請求項14の発明によると、各回路ブロックにおいて必要な期間に、対応するブロッククロック信号を出力することができる。
【0030】
また、請求項15の発明では、請求項12に記載の半導体集積回路装置において、前記クロック制御部は、前記複数の回路ブロックの各々に対応する複数のレジスタを有し、かつ、前記複数のレジスタの各々が格納する値に応じた順で、各レジスタに対応する前記ブロッククロック信号を出力するものである。
【0031】
請求項15の発明によると、各回路ブロックをリセットする順番を、簡単に指定することができる。
【0032】
また、請求項16の発明では、請求項12に記載の半導体集積回路装置において、前記クロック制御部は、前記複数の回路ブロックの各々に対応する複数のサイクル数指示レジスタを有し、かつ、前記サイクル数指示レジスタが格納する数に応じた数のパルスを対応する前記ブロッククロック信号として出力するものである。
【0033】
請求項16の発明によると、各回路ブロックをリセットする際に必要なブロッククロック信号のパルス数を、簡単に指定することができる。
【0034】
また、請求項17の発明では、請求項12に記載の半導体集積回路装置において、前記クロック制御部は、前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号のうちの少なくとも1つとして出力するものである。
【0035】
請求項17の発明によると、クロック信号よりも低い周波数の信号をブロッククロック信号として生成する場合には、リセット時に必要な電力を低減することができる。また、クロック信号よりも高い周波数の信号をブロッククロック信号として生成する場合には、リセットを短時間で終了することができる。
【0036】
また、請求項18の発明では、請求項12に記載の半導体集積回路装置において、前記クロック制御部は、前記ブロッククロック信号のうち、1つを出力している間には他の出力を停止するものである。
【0037】
請求項18の発明によると、回路ブロックを1つずつリセットするので、半導体集積回路装置のリセット時に必要な電力を平均化することができる。このため、リセット時に、半導体集積回路装置内において生じる電圧降下を抑えることができる。
【0038】
また、請求項19の発明は、半導体集積回路装置として、複数の回路ブロックと、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロックリセット信号をリセット信号に応じて生成し、前記複数の回路ブロックのうち、対応するものに出力するリセット信号生成部とを備え、前記複数の回路ブロックは、各々、対応する前記ブロックリセット信号に応じて、当該回路ブロックに対するブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成して出力するクロック信号生成回路を有し、かつ、対応する前記ブロックリセット信号に従って、前記ブロッククロック信号を用いて当該回路ブロックのリセットを行うものである。
【0039】
請求項19の発明によると、各回路ブロックは、対応するブロックリセット信号に応じてブロッククロック信号を生成するので、必要な期間のみブロッククロック信号を生成するようにすることができる。このため、リセット時の電力消費を低減することができる。
【0040】
また、請求項20の発明では、請求項19に記載の半導体集積回路装置において、前記クロック信号生成回路は、各々、前記クロック信号に同期する信号のパルス数を数え、得られたカウント値を出力するカウンタと、前記ブロッククロック信号の出力を開始及び終了すべきタイミングを示す値を各々格納する複数のレジスタと、前記カウント値及び前記複数のレジスタが格納する値に応じて、前記ブロッククロック信号を出力すべき期間を示すデコード信号を出力するデコーダとを有し、かつ、前記デコード信号に応じて、前記ブロッククロック信号を生成するものである。
【0041】
請求項20の発明によると、各回路ブロックにおいて必要な期間に、対応するブロッククロック信号を出力することができる。
【0042】
また、請求項21の発明では、請求項19に記載の半導体集積回路装置において、前記クロック信号生成回路は、前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号として出力するものである。
【0043】
請求項21の発明によると、クロック信号よりも低い周波数の信号をブロッククロック信号として生成する場合には、リセット時に必要な電力を低減することができる。また、クロック信号よりも高い周波数の信号をブロッククロック信号として生成する場合には、リセットを短時間で終了することができる。
【0044】
また、請求項22の発明は、半導体集積回路装置として、複数の回路ブロックと、リセット信号に応じて、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロックリセット信号を順次出力するリセット順番切り替え回路とを備え、前記複数の回路ブロックは、各々、対応する前記ブロックリセット信号に応じて、当該回路ブロックに対するブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成し、当該ブロックリセット信号に従って、前記ブロッククロック信号を用いて当該回路ブロックのリセットを行い、その後、リセット中継信号を前記リセット順番切り替え回路に出力するものであり、前記リセット順番切り替え回路は、前記リセット中継信号を受けると、前記複数の回路ブロックのうち、次にリセットすべきものに対応する前記ブロックリセット信号を出力するものである。
【0045】
請求項22の発明によると、リセット信号に応じて、複数の回路ブロックに対してリセットを順次行うことができる。各回路ブロックに対して、ブロッククロック信号を生成して与える必要がないので、回路ブロック以外の回路を簡素化することができる。
【0046】
また、請求項23の発明では、請求項22に記載の半導体集積回路装置において、前記複数の回路ブロックは、各々、前記ブロックリセット信号が入力されてから各々所定の期間経過後に前記リセット中継信号を出力するリセット保持回路と、前記ブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成して出力するクロック信号生成回路とを有するものである。
【0047】
請求項23の発明によると、ある回路ブロックにブロックリセット信号が入力されてから、その回路ブロックでリセットに必要な期間が経過すると、次の回路ブロックのリセットを行うようにすることができる。
【0048】
また、請求項24の発明では、請求項22に記載の半導体集積回路装置において、前記複数の回路ブロックは、各々、前記ブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成して出力し、当該回路ブロックにおけるリセットが終了したことを検知すると前記リセット中継信号を出力するクロック信号生成回路を有するものである。
【0049】
請求項24の発明によると、ある回路ブロックでリセットが終了してから、次の回路ブロックのリセットを行うようにすることができる。
【0050】
また、請求項25の発明では、請求項22に記載の半導体集積回路装置において、前記リセット順番切り替え回路は、リセット順番指示信号が示す順に従って、前記複数の回路ブロックの各々に、対応する前記ブロックリセット信号を順次出力するものである。
【0051】
請求項25の発明によると、複数の回路ブロックに対してリセットを行う順を容易に変更することができる。
【0052】
また、請求項26の発明では、請求項22に記載の半導体集積回路装置において、前記クロック信号生成回路は、前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号として出力するものである。
【0053】
請求項26の発明によると、クロック信号よりも低い周波数の信号をブロッククロック信号として生成する場合には、リセット時に必要な電力を低減することができる。また、クロック信号よりも高い周波数の信号をブロッククロック信号として生成する場合には、リセットを短時間で終了することができる。
【0054】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0055】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。図1の半導体集積回路装置は、回路ブロック11,12,13,14と、クロック制御部16とを備えている。
【0056】
クロック制御部16には、クロック信号CLKとリセット信号RSTとが入力されている。クロック制御部16は、回路ブロック11〜14に対して、ブロッククロック信号CK11,CK12,CK13,CK14のそれぞれを、クロック信号CLKに基づいて生成して出力する。また、回路ブロック11〜14のいずれにも、リセット信号RSTが入力されている。クロック制御部16は、ブロッククロック信号CK11〜CK14としてクロック信号CLKをそのまま出力したり、ブロッククロック信号CK11〜CK14を停止させたりすることができるように構成されている。
【0057】
回路ブロック11〜14は、それぞれに対応するブロッククロック信号CK11〜CK14に同期して動作するものである。回路ブロック11〜14は、リセット信号RSTがアクティブであるときに、例えば論理的に高電位(以下では、“H”と表記する)であるときに、対応するブロッククロック信号CK11〜CK14のパルスが入力されると、入力されたブロッククロック信号を用いてその回路ブロックのリセット動作を行う。ここでは例として、回路ブロック11〜14は、それぞれに対応するブロッククロック信号CK11〜CK14のパルスが3回入力されると、リセットを完了するものとする。
【0058】
一般に、回路ブロックが有するフリップフロップを全て同時に初期化すると、回路規模が大きくなりがちである。このため、回路ブロック11〜14は、このようにブロッククロック信号を複数サイクル用いてリセットを行うようにしている。
【0059】
図2は、図1の半導体集積回路装置のリセット時におけるタイミング図である。図2を参照して、図1の半導体集積回路装置の動作を説明する。初期状態において、リセット信号RSTが論理的に低電位(以下では、“L”と表記する)である場合には、クロック制御部16は、入力されたクロック信号CLKを、回路ブロック11〜14のそれぞれにブロッククロック信号CK11〜CK14としてそのまま出力している。クロック制御部16は、リセット入力を検知、すなわち、リセット信号RSTが“H”になったことを検知すると、ブロッククロック信号CK11〜CK14を停止する。
【0060】
その後、クロック制御部16は、ブロッククロック信号CK11のみ出力することを再開し、例えば4クロックサイクルの期間、出力する。回路ブロック11は、リセット信号RSTが“H”になったことを検知しているので、ブロッククロック信号CK11に同期した同期リセット動作を開始する。ブロッククロック信号CK11のパルスが3回入力されると、回路ブロック11はリセットを完了する。その後、クロック制御部16は、ブロッククロック信号CK11を停止して、ブロッククロック信号CK12のみ出力することを再開する。
【0061】
回路ブロック12は、同様にリセット動作を行い、ブロッククロック信号CK12のパルスが3回入力されると、回路ブロック12はリセットを完了する。その後、クロック制御部16は、ブロッククロック信号CK12を停止して、ブロッククロック信号CK13のみ出力することを再開する。その後も同様に、回路ブロック13,14がリセット動作を行う。回路ブロック11〜14のリセットが終了すると、クロック制御部16は、ブロッククロック信号CK11〜CK14を停止した状態を続ける。
【0062】
このように、本実施形態によると、リセット動作を行う回路ブロックにのみブロッククロック信号を供給するようにすることができる。このため、それぞれが対応するブロッククロック信号に同期して動作する複数の回路ブロックを備えた半導体集積回路装置において、クロック信号に同期した同期リセットを行う際に、電力消費を抑えることができる。
【0063】
なお、クロック制御部16は、ブロッククロック信号CK11〜CK14としてクロック信号CLKをそのまま出力するものとして説明したが、例えば分周回路を備え、図2のリセット信号検知後のようなリセット期間(リセット信号RSTが“H”である期間)においてはそれ以外のときよりも周波数が低いクロックを出力するようにしてもよい。
【0064】
また、全回路ブロックのリセット終了後は、クロック制御部16は、ブロッククロック信号CK11〜CK14を停止させるものとして説明したが、リセット信号RSTが“L”になるとき等に、リセット入力を検知する前と同様に、通常のクロック信号の出力を再開するようにしてもよい。
【0065】
また、リセット期間において、回路ブロック11〜14のそれぞれにブロッククロック信号CK11〜CK14として同じ数のパルスを与える場合について説明したが、回路ブロック毎にリセットに必要な数のパルスのみを与えるようにしてもよい。
【0066】
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。図3の半導体集積回路装置は、回路ブロック21,22,23,24と、クロック制御部26と、リセット信号生成部28とを備えている。
【0067】
リセット信号生成部28は、外部リセット信号RSEが入力されると、フラグをセットし、リセット信号RSTをアクティブに、すなわち例えば“H”にして、回路ブロック21〜24とクロック制御部26とに出力する。
【0068】
クロック制御部26には、クロック信号CLKとリセット信号RSTとが入力されている。クロック制御部26は、回路ブロック21〜24に対して、回路ブロック用のブロッククロック信号CK21,CK22,CK23,CK24のそれぞれを、クロック信号CLKに基づいて生成して出力する。クロック制御部26は、リセット信号RSTが“H”になったタイミングに応じて、ブロッククロック信号CK21〜CK24としてクロック信号CLKをそのまま出力したり、必要に応じてブロッククロック信号CK21〜CK24を停止させたりすることができるように構成されている。
【0069】
回路ブロック21〜24は、それぞれに対応するブロッククロック信号CK21〜CK24に同期して動作するものである。回路ブロック21〜24は、リセット信号RSTが“H”であるときに、それぞれに対応するブロッククロック信号CK21〜CK24のパルスが入力されると、入力されたブロッククロック信号を用いてその回路ブロックのリセット動作を行う。
【0070】
回路ブロック21〜24のリセットが完了した後に、クロック制御部26は、クロック供給完了信号CKEをリセット信号生成部28に出力する。すると、リセット信号生成部28はフラグをリセットし、リセット信号RSTを非アクティブに、すなわち例えば“L”にして出力する。
【0071】
図4は、図3のクロック制御部26の構成の例を示すブロック図である。図4のクロック制御部26は、フリップフロップ261,262,266A,266B,266C,266Dと、ゲート263,267A,267B,267C,267Dと、カウンタ264と、デコーダ265とを備えている。フリップフロップ261,262,266A〜266D、カウンタ264及びゲート267A〜267Dには、クロック信号CLKが入力されている。
【0072】
リセット信号RSTが“H”に変化した後にクロック信号CLKの次のパルスが入力されると、フリップフロップ261は出力を“H”にする。フリップフロップ262の出力は“L”であるので、ゲート263の出力であるカウンタリセット信号CRSが“H”になる。クロック信号CLKのその次のパルスが入力されると、フリップフロップ262も出力を“H”にするので、カウンタリセット信号CRSは“L”になる。
【0073】
カウンタリセット信号CRSはカウンタ264に与えられ、カウンタリセット信号CRSのパルスが入力されると、カウンタ264はカウント値CTを“0”に初期化する。カウンタ264は、その次のサイクルからクロック信号CLKのパルスをカウントし、得られたカウント値CTをデコーダ265に出力する。
【0074】
デコーダ265は、例えば、カウント値CTが“1”から“6”までのときにはデコード信号DS21を、カウント値CTが“8”から“12”までのときにはデコード信号DS22を“H”にして、それぞれをフリップフロップ266A,266Bに出力する。また、デコーダ265は、例えば、カウント値CTが“14”から“20”までのときにはデコード信号DS23を、カウント値CTが“22”から“26”までのときにはデコード信号DS24を“H”にして、それぞれをフリップフロップ266C,266Dに出力する。更に、デコーダ265は、カウント値CTが“28”のときにはクロック供給完了信号CKEを出力する。
【0075】
フリップフロップ266Aは、デコード信号DS21が“H”であるときには、クロック信号CLKに同期してその出力を“H”にする。同様に、フリップフロップ266B,266C,266Dは、それぞれデコード信号DS22,DS23,DS24が“H”であるときには、クロック信号CLKに同期してそれぞれの出力を“H”にする。
【0076】
ゲート267Aは、リセット信号RSTが“L”であるとき(すなわち、リセット期間ではないとき)、又は、リセット信号RSTが“H”であるとき(すなわち、リセット期間であるとき)であって、かつ、フリップフロップ266Aの出力が“H”であるときにのみ、クロック信号CLKをブロッククロック信号CK21として出力する。
【0077】
同様に、ゲート267B,267C,267Dは、リセット期間ではないとき、又は、リセット期間であって、かつ、フリップフロップ266B,266C,266Dのうちの対応するものの出力が“H”であるときにのみ、クロック信号CLKをそれぞれブロッククロック信号CK22,CK23,CK24として出力する。
【0078】
図5は、図4に示されたクロック制御部における動作を示すタイミング図である。リセット信号RSTが“H”になり、カウンタリセット信号CRSが入力されると、カウンタ264は“0”からカウントアップを始める。デコーダ265は、カウンタ264が出力するカウント値CTに応じて、デコード信号DS21〜DS24を順次“H”にする。フリップフロップ266A〜266Dは、クロック信号CLKに同期してそれぞれデコード信号DS21〜DS24をラッチするので、デコード信号DS21〜DS24のそれぞれが“H”である期間より1サイクル遅れてブロッククロック信号CK21〜CK24が出力される。
【0079】
図5に示されているように、図4のクロック制御部は、ブロッククロック信号CK21〜CK24のうち、1つのクロック信号のパルスを出力している間は、他のクロック信号の出力を停止する。すなわち、各ブロッククロック信号CK21〜CK24を排他的に出力する。
【0080】
なお、図4において、例えば分周回路を備えることとし、クロック信号CLKに代えて、これよりも周波数が低く、クロック信号CLKに同期した信号を生成して用いることとしてもよい。また、クロック信号CLKに代えて、これよりも周波数が高く、クロック信号CLKに同期した信号を生成して用いてもよい。
【0081】
更に、リセット信号RSTが“H”であるリセット期間以外においては、クロック信号CLKをブロッククロック信号CK21〜CK24として出力するようにしてもよい。
【0082】
図6は、図3のクロック制御部の構成の他の例を示すブロック図である。図6のクロック制御部は、設定された順に各回路ブロックへのクロック信号を生成して出力するものである。図6のクロック制御部は、フリップフロップ261,262と、ゲート263,278と、カウンタ269と、レジスタ272A,272B,272C,272Dと、一致回路274A,274B,274C,274Dと、ブロッククロック生成回路276A,276B,276C,276Dとを備えている。フリップフロップ261,262、カウンタ269及びブロッククロック生成回路276A〜276Dには、クロック信号CLKが入力されている。
【0083】
リセット信号RSTが“H”になると、カウンタリセット信号CRSがカウンタ269に与えられ、カウンタリセット信号CRSのパルスが入力されると、カウンタ269がカウント値CTを“0”に初期化する点は、図4のクロック制御部と同様である。
【0084】
カウンタ269は、カウント値CTを一致回路274A〜274Dに出力しており、カウントアップ信号CUが“H”であるときにのみクロック信号CLKのパルスをカウントする。また、カウンタ269は、カウント値CTが“4”になるとクロック供給完了信号CKEを出力する。
【0085】
レジスタ272A〜272Dは、それぞれブロッククロック信号CK21〜CK24に対応しており、それぞれ値“2”,“1”,“0”,“3”を格納している。レジスタ272A〜272Dが格納する値は、ブロッククロック信号CK21〜CK24が出力される順序を示している。例えば、値“0”は、これを格納するレジスタに対応するクロック信号が最初に出力されるべきことを示し、値“1”は、これを格納するレジスタに対応するクロック信号がその次に出力されるべきことを示している。
【0086】
一致回路274A〜274Dは、それぞれ、レジスタ272A〜272Dが出力する値と、カウント値CTとの比較を行い、比較された値が一致することを検出した場合には、それぞれ一致信号ES1〜ES4をアクティブに、例えば“H”にして出力する。
【0087】
ブロッククロック生成回路276A〜276Dには、それぞれ一致信号ES1〜ES4が入力される他、クロック信号CLK及びリセット信号RSTが入力される。ブロッククロック生成回路276A〜276Dは、それぞれ一致信号ES1〜ES4に応じてブロッククロック信号CK21〜CK24を出力し、所定のパルス数だけ出力すると、完了信号CK21E〜CK24Eのパルスをゲート278に出力する。ゲート278は、完了信号CK21E〜CK24Eの論理和をカウントアップ信号CUとしてカウンタ269に出力する。
【0088】
図7は、図6のブロッククロック生成回路276Cの構成の例を示すブロック図である。図7のブロッククロック生成回路276Cは、カウンタ2762と、サイクル数指示レジスタ2764と、一致回路2766と、ゲート2772,2774,2778と、フリップフロップ2776とを備えている。
【0089】
カウンタ2762は、リセット信号RSTが“H”になるとカウント値を“0”にリセットし、一致信号ES3が“H”であるときに、クロック信号CLKの立ちあがりエッジで“1”ずつカウントアップして、カウント値を一致回路2766に出力する。サイクル数指示レジスタ2764は、所定の値を格納し、一致回路2766に出力する。一致回路2766は、カウンタ2762のカウント値と、サイクル数指示レジスタ2764が格納する値とを比較し、両者が一致すると、完了信号CK23Eを例えば“H”にして出力する。カウンタ2762は、完了信号CK23Eが“H”になると、クロック信号CLKの次のサイクルにおいてリセットを行う。すると、カウンタ2762のカウント値が“0”になるので、一致回路2766は完了信号CK23Eを“L”にする。
【0090】
ゲート2774は、一致信号ES3が“H”であり、かつ、完了信号CK23Eが“L”であるとき、又は、リセット信号RSTが“L”であるときに、フリップフロップ2776に“H”を出力する。この場合、クロック信号CLKに同期してフリップフロップ2776の反転出力が“L”になるので、ゲート2778は、クロック信号CLKをブロッククロック信号CK23として出力する。図6のブロッククロック生成回路276A,276B,276Dも、ブロッククロック生成回路276Cとほぼ同様の構成をしているので、その説明は省略する。
【0091】
図6及び図7を参照して、図6のクロック制御部の動作を説明する。リセット信号が“H”になり、カウンタリセット信号CRSが入力されると、カウンタ269はカウント値CTを“0”にリセットする。一致回路274A〜274Dは、それぞれに対応するレジスタ272A〜272Dが出力する値と、カウント値CTとの比較を行う。図6の場合、レジスタ272Cが“0”を出力するので、一致回路274Cが一致信号ES3を“H”にして出力する。
【0092】
すると、図7のブロッククロック生成回路276Cにおいて、カウンタ2762は、クロック信号CLKの立ちあがりエッジで“1”ずつカウントアップを始める。また、一致信号ES3は“H”、完了信号CK23Eは“L”であるので、フリップフロップ2776の反転出力が“L”となり、ゲート2778はブロッククロック信号CK23のパルスの出力を開始する。
【0093】
サイクル数指示レジスタ2764が格納する値が例えば“4”であるとする。一致回路2766は、カウンタ2762のカウント値が“0”〜“3”である間は完了信号CK23Eを“L”とするが、カウント値が“4”になると、サイクル数指示レジスタ2764の値との一致を検出して完了信号CK23Eを“H”とする。すると、フリップフロップ2776の反転出力が“H”となるので、ゲート2778はブロッククロック信号CK23のパルスを停止する。つまり、サイクル数指示レジスタ2764が格納する値に応じた数のパルスが、ブロッククロック信号CK23として出力される。
【0094】
完了信号CK23Eが“H”となるので、ゲート278が出力するカウントアップ信号CUが“H”となり、カウンタ269はクロック信号CLKのパルスをカウントし、カウント値CTが“1”になる。すると、一致信号ES3は“L”になる。フリップフロップ2776の反転出力は“H”の状態を続けるので、ブロッククロック信号CK23のパルスは停止したままである。このとき、カウンタ2762はリセットを行うので、一致回路2766は完了信号CK23Eを“L”にする。
【0095】
一致回路274Bは、レジスタ272Bが格納する値とカウント値CTとの一致を検出し、一致信号274Bを“H”にして出力する。ブロッククロック生成回路276Cの場合と同様に、ブロッククロック生成回路276Bは、そのサイクル数指示レジスタが格納する値に応じた数のパルスをブロッククロック信号CK22として出力する。その後、完了信号CK22Eが“H”となり、カウンタ269はカウント値CTを“2”とする。
【0096】
以下同様に、レジスタ272A,272Dが格納する値に従って、図6のクロック制御部は、ブロッククロック信号CK21,CK24の順に出力を行う。ブロッククロック信号CK24の出力が完了し、カウント値CTが“4”になると、カウンタ269はクロック供給完了信号CKEを出力する。
【0097】
このように、本実施形態によると、ブロッククロック信号のうち、1つを出力している間には、他の出力をしないようにすることができる。このため、それぞれが対応するブロッククロック信号に同期して動作する複数の回路ブロックを備えた半導体集積回路装置において、クロック信号に同期した同期リセットを行う際に、電力消費を抑えることができる他、クロック信号の特定のサイクルにおいて電力が集中的に必要となることを防ぐことができる。
【0098】
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。図8の半導体集積回路装置は、回路ブロック31,32,33,34と、リセット信号生成部35とを備えている。回路ブロック31〜34は、クロック信号生成回路36,37,38,39をそれぞれ備えている。
【0099】
リセット信号生成部35には、クロック信号CLKとリセット信号RSTとが入力されている。リセット信号生成部35は、回路ブロック31〜34のそれぞれに対するブロックリセット信号RS31,RS32,RS33,RS34をリセット信号RSTに応じて生成して、それぞれをクロック信号生成回路36〜39に出力する。また、クロック信号生成回路36〜39のいずれにも、クロック信号CLKとリセット信号RSTとが入力されている。
【0100】
リセット信号生成部35は、リセット信号RSTが入力されると、ブロックリセット信号RS31〜RS34を順次、それぞれ所定の期間だけ“H”にして出力する。クロック信号生成回路36〜39は、それぞれが属する回路ブロック31〜34のそれぞれに対するブロッククロック信号CK31,CK32,CK33,CK34を、クロック信号CLKに基づいて生成して出力する。クロック信号生成回路36〜39は、それぞれ、ブロックリセット信号RS31〜RS34が“H”である期間に応じて、クロック信号CLKをそのままブロッククロック信号CK31〜CK34として、各回路ブロック31〜34内の回路に出力する。
【0101】
回路ブロック31〜34は、それぞれに対応するブロッククロック信号CK31〜CK34に同期して動作するものである。回路ブロック31〜34は、それぞれ、ブロックリセット信号RS31〜RS34が“H”になった後に、それぞれに対応するブロッククロック信号CK31〜CK34のパルスが入力されると、入力されたブロッククロック信号を用いてその回路ブロックのリセット動作を行う。ここでは例として、回路ブロック31〜34は、それぞれに対応するブロッククロック信号CK31〜CK34のパルスが3回入力されると、リセットを完了するものとする。
【0102】
図9は、図8の半導体集積回路装置のリセット時におけるタイミング図である。図9を参照して、図8の半導体集積回路装置の動作を説明する。初期状態において、リセット信号RSTが“L”である場合には、クロック信号生成回路36〜39は、入力されたクロック信号CLKを、ブロッククロック信号CK31〜CK34としてそのまま出力している。クロック信号生成回路36〜39は、リセット入力を検知、すなわち、リセット信号RSTが“H”になったことを検知すると、ブロッククロック信号CK31〜CK34を停止する。
【0103】
リセット信号生成部35は、リセット信号RSTが“H”になったことを検知すると、ブロックリセット信号RS31のみを“H”にし、例えば4クロックサイクル後に“L”にする。クロック信号生成回路36は、ブロックリセット信号RS31が“H”になるとブロッククロック信号CK31の出力を再開し、ブロックリセット信号RS31が“L”になるとブロッククロック信号CK31を停止する。回路ブロック31は、ブロックリセット信号RS31が“H”になったことを検知しているので、ブロッククロック信号CK31に同期した同期リセット動作を行う。ブロッククロック信号CK31のパルスが3回入力されると、回路ブロック31はリセットを完了する。
【0104】
ブロックリセット信号RS31を“L”にするとき、又はその後に、リセット信号生成部35は、ブロックリセット信号RS32のみを“H”にし、例えばその4クロックサイクル後に“L”にする。クロック信号生成回路37は、ブロックリセット信号RS32が“H”になるとブロッククロック信号CK32の出力を再開し、ブロックリセット信号RS32が“L”になるとブロッククロック信号CK32を停止する。
【0105】
回路ブロック32は、回路ブロック31と同様にリセット動作を行い、ブロッククロック信号CK32のパルスが3回入力されると、リセットを完了する。その後も同様に、回路ブロック33,34がリセット動作を行う。回路ブロック31〜34のリセットが終了すると、クロック信号生成回路36〜39は、ブロッククロック信号CK31〜CK34を停止した状態を続ける。
【0106】
なお、クロック信号生成回路36〜39は、ブロッククロック信号CK31〜CK34としてクロック信号CLKをそのまま出力するものとして説明したが、例えば分周回路を備え、リセット信号検知後のリセット期間(リセット信号RSTが“H”である期間)においてはクロック信号CLKよりも周波数が低く、クロック信号CLKに同期した信号を生成して出力するようにしてもよい。また、クロック信号CLKよりも周波数が高く、クロック信号CLKに同期した信号を生成して用いてもよい。
【0107】
また、全回路ブロックのリセット終了後は、クロック信号生成回路36〜39は、ブロッククロック信号CK31〜CK34を停止させるものとして説明したが、リセット信号RSTが“L”になるとき等に、リセット入力を検知する前と同様に、通常のクロック信号の出力を再開するようにしてもよい。
【0108】
また、リセット期間において、回路ブロック31〜34のそれぞれにブロッククロック信号CK31〜CK34として同じ数のパルスを与える場合について説明したが、回路ブロック毎にリセットに必要な数のパルスのみ与えるようにしてもよい。
【0109】
(第4の実施形態)
この実施形態では、各回路ブロックが、クロック信号CLKの2倍の周期を有するパルスを出力するクロック信号生成回路を備える場合について説明する。図10は、本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。図10の半導体集積回路装置は、回路ブロック41,42,43,44と、リセット信号生成部45とを備えている。回路ブロック41〜44は、クロック信号生成回路46,47,48,49をそれぞれ備えている。
【0110】
リセット信号生成部45には、クロック信号CLKとリセット信号RSTとが入力されている。リセット信号生成部45は、回路ブロック41〜44のそれぞれに対するブロックリセット信号RS41,RS42,RS43,RS44をリセット信号RSTに応じて生成して、それぞれをクロック信号生成回路46〜49に出力する。また、クロック信号生成回路46〜49のいずれにも、クロック信号CLKが入力されている。
【0111】
リセット信号生成部45は、リセット信号RSTが入力されると、ブロックリセット信号RS41〜RS44を、それぞれ所定の期間だけ“H”にして出力する。クロック信号生成回路46〜49は、それぞれが属する回路ブロック41〜44のそれぞれに対するブロッククロック信号CK41,CK42,CK43,CK44を、クロック信号CLKに基づいて生成して出力する。クロック信号生成回路46〜49は、それぞれ、ブロックリセット信号RS41〜RS44が“H”である期間に応じて、ブロッククロック信号CK41〜CK44を各回路ブロック41〜44内の回路に出力する。
【0112】
回路ブロック41〜44は、それぞれに対応するブロッククロック信号CK41〜CK44に同期して動作するものである。回路ブロック41〜44は、それぞれ、ブロックリセット信号RS41〜RS44が“H”になった後に、それぞれに対応するブロッククロック信号CK41〜CK44のパルスが入力されると、入力されたブロッククロック信号を用いてその回路ブロックのリセット動作を行う。
【0113】
図11は、図10のクロック信号生成回路46の構成の例を示すブロック図である。図11のクロック信号生成回路46は、フリップフロップ(FF)411,412,414,465と、ゲート413,466と、分周回路415と、カウンタ461と、デコーダ462と、レジスタ463,464と、セレクタ468とを備えている。分周回路415は、ゲート416と、フリップフロップ417とを備えている。フリップフロップ411,412,417、セレクタ468には、クロック信号CLKが入力されている。
【0114】
図12は、図11に示されたクロック信号生成回路46のリセット時におけるタイミング図である。図12を参照して、図11のクロック信号生成回路46の動作を説明する。
【0115】
ゲート416は、ブロックリセット信号RS41が“H”であるときにのみ、フリップフロップ417の反転出力信号をこのフリップフロップ417の入力信号として出力する。この場合、フリップフロップ417は、クロック信号CLKのパルスが入力される毎にその出力信号の信号レベルを反転し、これを分周回路415の出力としている。つまり、分周回路415は、図12のように、クロック信号CLKの1/2の周波数の分周クロック信号C41を生成して出力するものである。分周回路415は、分周クロック信号C41をフリップフロップ414,465、カウンタ461、及びゲート466に出力する。
【0116】
フリップフロップ414は、フリップフロップ411,412及びゲート413がブロックリセット信号RS41に基づいて生成したリセット信号を、分周クロック信号C41に同期させてカウンタ461に出力する。カウンタ461は、分周クロック信号C41の立ち上がり時にリセット信号CR41によってリセットされると、その後は分周クロック信号C41の立ち上がり毎に1ずつカウントアップし、得られたカウント値CT41をデコーダ462に出力する。
【0117】
レジスタ463は、クロック供給開始値として、例えば値“5”を格納し、レジスタ464は、クロック供給終了値として、例えば値“16”を格納している。レジスタ463,464は、格納している値をデコーダ462に出力する。デコーダ462は、カウント値CT41が“0”であるときは、その出力を“L”にし、カウント値CT41がレジスタ463の出力(クロック供給開始値“5”)に等しくなると、その出力を“H”にし、カウント値CT41がレジスタ464の出力(クロック供給終了値“16”)に等しくなると、その出力を“L”にする。
【0118】
フリップフロップ465は、分周クロック信号C41に同期して、デコーダ462の出力をゲート466に与える。ゲート466は、フリップフロップ465の出力が“H”である期間にのみ、分周クロック信号C41をセレクタ468に出力する。セレクタ468は、ブロックリセット信号RS41が“H”であるときはゲート466の出力を選択し、ブロックリセット信号RS41が“L”であるときはクロック信号CLKを選択して、ブロッククロック信号CK41として出力する。
【0119】
他のブロック42〜44におけるクロック信号生成回路47〜49についても、その構成及び動作は同様であるので、その説明は省略する。
【0120】
このように、図11のクロック信号生成回路46によると、ブロックリセット信号RS41に応じて、分周クロック信号C41を所定の期間、所定のパルス数だけ出力することができる。
【0121】
なお、クロック信号生成回路46〜49は、ブロッククロック信号CK41〜CK44として分周クロック信号を出力するものとして説明したが、クロック信号CLKをそのまま出力するようにしてもよい。また、クロック信号CLKよりも周波数が高く、クロック信号CLKに同期した信号を生成して出力するようにしてもよい。
【0122】
(第5の実施形態)
図13は、本発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。図13の半導体集積回路装置は、回路ブロック61,62,63,64と、リセット順番切り替え回路65とを備えている。回路ブロック61〜64は、クロック信号生成回路66,67,68,69をそれぞれ備えている。また、回路ブロック61〜64は、リセット保持回路76,77,78,79をそれぞれ備えている。
【0123】
リセット順番切り替え回路65は、リセット信号RST及びリセット順番指示信号RSOを入力とし、ブロックリセット信号RS61,RS62,RS63,RS64をそれぞれリセット保持回路76〜79に順次出力する。リセット信号RST及びブロックリセット信号RS61〜RS64は、アクティブになったとき(例えばその信号レベルが“H”に変化したとき)に、リセットを開始すべきことを示すものとする。
【0124】
リセット保持回路76は、ブロックリセット信号RS61を受け取ると、所定の期間が経過して回路ブロック61におけるリセットが終了した後に、リセット中継信号RO61をアクティブにしてリセット順番切り替え回路65に出力する。同様に、リセット保持回路77〜79は、それぞれ、ブロックリセット信号RS62〜RS64を受け取ると、それぞれ所定の期間が経過して回路ブロック62〜64のそれぞれにおけるリセットが終了した後に、リセット中継信号RO62,RO63,RO64のそれぞれをアクティブにしてリセット順番切り替え回路65に出力する。
【0125】
クロック信号生成回路66〜69は、図11を参照して説明したクロック信号生成回路46と同様のものである。クロック信号生成回路66は、ブロックリセット信号RS61に応じて、クロック信号CLKに基づいてブロッククロック信号CK61を生成し、回路ブロック61の内部に出力する。同様に、クロック信号生成回路67〜69は、ブロックリセット信号RS62〜RS64のそれぞれに応じて、クロック信号CLKに基づいてブロッククロック信号CK62,CK63,CK64のそれぞれを生成し、それぞれを回路ブロック62〜64の内部に出力する。
【0126】
クロック信号生成回路66〜69は、ブロックリセット信号RS61〜RS64のそれぞれがアクティブである期間に応じて、周波数がクロック信号CLKの1/2であるクロック信号を出力する。クロック信号生成回路66〜69は、周波数がクロック信号CLKと同じクロック信号や、他の周波数のクロック信号を出力するものであってもよい。
【0127】
回路ブロック61〜64は、それぞれに対応するブロッククロック信号CK61〜CK64に同期して動作するものである。回路ブロック61〜64は、それぞれ、ブロックリセット信号RS61〜RS64がアクティブになった後に、それぞれに対応するブロッククロック信号CK61〜CK64のパルスが入力されると、入力されたブロッククロック信号を用いてその回路ブロックのリセット動作を行う。
【0128】
リセット順番切り替え回路65は、リセット信号RSTがアクティブになると、リセット順番指示信号RSOが示す順に従って、ブロックリセット信号RS61〜RS64をアクティブにして出力する。この際、リセット順番切り替え回路65は、ブロックリセット信号RS61〜RS64のうち、複数のものが同時にアクティブにならないようにして、回路ブロック61〜64のうち、複数のものが同時にリセットを行わないようにする。
【0129】
例えば、リセット順番切り替え回路65は、リセット信号RSTをブロックリセット信号RS61として出力し、リセット中継信号RO61をブロックリセット信号RS62として出力し、リセット中継信号RO62をブロックリセット信号RS63として出力し、リセット中継信号RO63をブロックリセット信号RS64として出力する。すると、各回路ブロック61,62,63,64がこの順で順次リセットされ、最終的に図13の半導体集積回路装置の全体がリセットされる。
【0130】
図14は、図13のリセット保持回路76の構成の例を示すブロック図である。リセット保持回路76は、フリップフロップ711,712,713,714,715,761,762,765と、ゲート763,764とを備えている。フリップフロップ711,761,762,765にはクロック信号CLKが与えられ、フリップフロップ712〜715にはブロッククロック信号CK61が与えられている。フリップフロップ711〜715は、前段の出力が後段の入力となるように接続されており、シフトレジスタを構成している。
【0131】
図15は、図14に示されたリセット保持回路76の動作を示すタイミング図である。図14,図15を参照して、図14のリセット保持回路76の動作を説明する。
【0132】
フリップフロップ761に入力されているリセット信号RSTが“H”になると、フリップフロップ761,762の出力が順次、“H”になるので、ゲート763は、幅がクロック信号CLKの1サイクルに等しいパルスをゲート764に出力する。このパルスの期間においてはゲート764の出力が“L”になるので、フリップフロップ765は、リセット中継信号RO61を“L”にして出力する。
【0133】
フリップフロップ711は、入力されたブロックリセット信号RS61のレベル“H”を出力する。クロック信号生成回路66は、ブロックリセット信号RS61がアクティブになると、ブロッククロック信号CK61を出力する。
【0134】
すると、フリップフロップ712の出力する信号のレベル“H”が、ブロッククロック信号CK61の立ち上がりエッジ毎に順次、フリップフロップ712〜715の出力となる。ゲート763の出力は“L”であるので、フリップフロップ765はリセット中継信号RO61を“H”にして出力する。
【0135】
このように、図14のリセット保持回路76は、ブロックリセット信号RS61が入力されると、これを所定の期間保持してからリセット中継信号RO61として出力する。リセット保持回路77〜79についても同様であるので、説明は省略する。
【0136】
なお、リセット順番切り替え回路65が、リセット順番指示信号RSOが示す順に従って、ブロックリセット信号RS61〜RS64をアクティブにするものとして説明したが、リセット順番切り替え回路に予め設定された順に従うこととしてもよい。
【0137】
(第6の実施形態)
図16は、本発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。図16の半導体集積回路装置は、回路ブロック81,82,83,84と、リセット順番切り替え回路85とを備えている。回路ブロック81〜84は、クロック信号生成回路86,87,88,89をそれぞれ備えている。
【0138】
リセット順番切り替え回路85は、リセット信号RSS及びリセット順番指示信号RSOを入力とし、ブロックリセット信号RS81,RS82,RS83,RS84をそれぞれクロック信号生成回路86〜89に順次出力する。リセット信号RSS及びブロックリセット信号RS81〜RS84は、アクティブになったとき(例えばその信号レベルが“H”に変化したとき)に、リセットを開始すべきことを示すものとする。
【0139】
クロック信号生成回路86は、ブロックリセット信号RS81を受け取ると、回路ブロック81におけるリセットが終了した後に、リセット中継信号RE81をアクティブにしてリセット順番切り替え回路85に出力する。同様に、クロック信号生成回路87〜89は、それぞれ、ブロックリセット信号RS82〜RS84を受け取ると、回路ブロック82〜84のそれぞれにおけるリセットが終了した後に、リセット中継信号RE82,RE83,RE84のそれぞれをアクティブにしてリセット順番切り替え回路85に出力する。
【0140】
クロック信号生成回路86は、ブロックリセット信号RS81に応じて、クロック信号CLKと基づいてブロッククロック信号CK81を生成し、回路ブロック81の内部に出力する。同様に、クロック信号生成回路87〜89は、ブロックリセット信号RS82〜RS84のそれぞれに応じて、クロック信号CLKに基づいてブロッククロック信号CK82,CK83,CK84のそれぞれを生成し、それぞれを回路ブロック82〜84の内部に出力する。
【0141】
回路ブロック81〜84は、それぞれに対応するブロッククロック信号CK81〜CK84に同期して動作するものである。回路ブロック81〜84は、それぞれ、ブロックリセット信号RS81〜RS84がアクティブになった後に、それぞれに対応するブロッククロック信号CK81〜CK84のパルスが入力されると、入力されたブロッククロック信号を用いてその回路ブロックのリセット動作を行う。
【0142】
リセット順番切り替え回路85は、リセット信号RSSがアクティブになると、リセット順番指示信号RSOが示す順に従って、ブロックリセット信号RS81〜RS84をアクティブにして出力する。この際、リセット順番切り替え回路85は、回路ブロック81〜84のうち、複数のものが同時にリセットを行わないようにする。
【0143】
例えば、リセット順番切り替え回路85は、リセット信号RSSをブロックリセット信号RS81として出力し、リセット中継信号RE81をブロックリセット信号RS82として出力し、リセット中継信号RE82をブロックリセット信号RS83として出力し、リセット中継信号RE83をブロックリセット信号RS84として出力する。すると、各回路ブロック81,82,83,84がこの順で順次リセットされ、最終的に図16の半導体集積回路装置の全体がリセットされる。
【0144】
図17は、図16のクロック信号生成回路86の構成の例を示すブロック図である。図17のクロック信号生成回路86は、フリップフロップ811,812,814,865と、ゲート813,866と、分周回路815と、クロック切り替え信号生成回路818と、カウンタ861と、クロック供給デコーダ862と、レジスタ863,864と、リセット完了検知デコーダ867と、セレクタ868とを備えている。分周回路815は、ゲート816と、フリップフロップ817とを備えており、図11の分周回路415と同様のものである。フリップフロップ811,812,817、クロック切り替え信号生成回路818、及びセレクタ868には、クロック信号CLKが入力されている。
【0145】
分周回路815は、クロック信号CLKの1/2の周波数の分周クロック信号C81を生成して、フリップフロップ814,865、カウンタ861、及びゲート866に出力する。
【0146】
フリップフロップ811,812,814及びゲート813は、それぞれ、図11のフリップフロップ411,412,414及びゲート413と同様のものであって、ブロックリセット信号RS81に基づいてリセット信号を生成し、これをフリップフロップ814からカウンタ861に出力する。
【0147】
カウンタ861は、分周クロック信号C81の立ち上がり時に、フリップフロップ814が出力するリセット信号によってリセットされると、その後は分周クロック信号C81の立ち上がり毎に1ずつカウントアップし、得られたカウント値CT81をクロック供給デコーダ862及びリセット完了検知デコーダ867に出力する。
【0148】
クロック供給デコーダ862、レジスタ863,864、フリップフロップ865、及びゲート866の動作は、図11を参照して説明したデコーダ462、レジスタ463,464、フリップフロップ465、及びゲート466のそれぞれと同様であるので、その説明を省略する。
【0149】
リセット完了検知デコーダ867は、カウンタ861のカウント値CT81が、レジスタ864が格納する値に等しくなると、クロック切り替え信号生成回路818及びリセット順番切り替え回路85にリセット中継信号RE81を“H”にして出力する。
【0150】
クロック切り替え信号生成回路818は、ブロックリセット信号RS81が“H”になるとゲート866の出力を選択するように、リセット中継信号RE81が“H”になるとクロック信号CLKを選択するように、セレクタ868に制御信号を出力する。セレクタ868は、ゲート866の出力又はクロック信号CLKを、入力された制御信号に従って選択し、ブロッククロック信号CK81として出力する。
【0151】
他のブロック82〜84におけるクロック信号生成回路87〜89についても、その構成及び動作は同様であるので、その説明は省略する。
【0152】
なお、クロック信号生成回路86〜89は、ブロッククロック信号CK81〜CK84として分周クロック信号を出力するものとして説明したが、クロック信号CLKをそのまま出力するようにしてもよい。また、クロック信号CLKよりも周波数が高く、クロック信号CLKに同期した信号を生成して出力するようにしてもよい。
【0153】
また、リセット順番切り替え回路85が、リセット順番指示信号RSOが示す順に従って、ブロックリセット信号RS81〜RS84を出力するものとして説明したが、リセット順番切り替え回路に予め設定された順に従うこととしてもよい。
【0154】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、それぞれが対応するブロッククロック信号に同期して動作する複数の回路ブロックを備えた半導体集積回路装置において、クロック信号に同期した同期リセットを行う際に、電力消費を抑えることができる。また、クロック信号の特定のサイクルにおいて電力が集中的に必要となって電圧降下が生じるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置のリセット時におけるタイミング図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。
【図4】図3のクロック制御部の構成の例を示すブロック図である。
【図5】図4に示されたクロック制御部における動作を示すタイミング図である。
【図6】図3のクロック制御部の構成の他の例を示すブロック図である。
【図7】図6のブロッククロック生成回路の構成の例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。
【図9】図8の半導体集積回路装置のリセット時におけるタイミング図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。
【図11】図10のクロック信号生成回路の構成の例を示すブロック図である。
【図12】図11に示されたクロック信号生成回路のリセット時におけるタイミング図である。
【図13】本発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。
【図14】図13のリセット保持回路の構成の例を示すブロック図である。
【図15】図14に示されたリセット保持回路の動作を示すタイミング図である。
【図16】本発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路装置のブロック図である。
【図17】図16のクロック信号生成回路の構成の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11〜14,21〜24,31〜34,41〜44,61〜64,81〜84 回路ブロック
16,26 クロック制御部
264,269,461,861 カウンタ
265,462 デコーダ
272A,272B,272C,272D,463,464,863,864 レジスタ
2764 サイクル数指示レジスタ
28 リセット信号生成部
36〜39,46〜49,66〜69,86〜89 クロック信号生成回路
415,815 分周回路
65,85 リセット順番切り替え回路
76〜79 リセット保持回路
CLK クロック信号
CK11〜CK14,CK21〜CK24,CK31〜CK34,CK61〜CK64,CK81〜CK84 ブロッククロック信号
RST リセット信号
RSE 外部リセット信号
RS31〜RS34,RS41〜RS44,RS61〜RS64,RS81〜RS84 ブロックリセット信号

Claims (26)

  1. 複数の回路ブロックを有する半導体集積回路装置のリセット方法であって、
    前記複数の回路ブロックにリセット信号を供給するステップと、
    前記リセット信号に応じて、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロッククロック信号を、各々所定の期間、クロック信号に基づいて生成するステップと、
    前記リセット信号に従って、前記ブロッククロック信号を用いて、これに対応する前記回路ブロックのリセットを行うステップとを備える
    半導体集積回路装置のリセット方法。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、
    外部リセット信号が入力されると、前記リセット信号をリセットすべきであることを示す信号レベルにするステップと、
    前記ブロッククロック信号を生成するステップが終了すると、前記リセット信号を前記信号レベルとは反対の信号レベルにするステップとを更に備える
    ことを特徴とする半導体集積回路装置のリセット方法。
  3. 請求項1に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、
    前記ブロッククロック信号を生成するステップは、
    前記各ブロッククロック信号として、対応する回路ブロックをリセットするために必要な数のパルスを生成するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置のリセット方法。
  4. 請求項1に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、
    前記ブロッククロック信号を生成するステップは、
    前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号のうちの少なくとも1つとして生成するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置のリセット方法。
  5. 請求項1に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、
    前記ブロッククロック信号を生成するステップは、
    前記ブロッククロック信号のうち、対応する回路ブロックに対するリセットが終了したものを停止する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置のリセット方法。
  6. 複数の回路ブロックを有する半導体集積回路装置のリセット方法であって、
    前記複数の回路ブロックの各々に対するブロックリセット信号を、リセット信号に応じて生成するステップと、
    前記ブロックリセット信号の各々に応じて、対応する回路ブロックに対するブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成するステップと、
    前記ブロックリセット信号に従って、対応する前記ブロッククロック信号を用いて、対応する前記回路ブロックのリセットを行うステップとを備える
    半導体集積回路装置のリセット方法。
  7. 請求項6に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、
    前記ブロッククロック信号を生成するステップは、
    前記各ブロッククロック信号として、対応する回路ブロックをリセットするために必要な数のパルスを生成するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置のリセット方法。
  8. 請求項6に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、
    前記ブロッククロック信号を生成するステップは、
    前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号のうちの少なくとも1つとして生成するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置のリセット方法。
  9. 複数の回路ブロックを有する半導体集積回路装置のリセット方法であって、
    リセット信号に応じて、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロックリセット信号を順次出力するステップと、
    前記ブロックリセット信号の各々に応じて、対応する回路ブロックに対するブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成するステップと、
    前記ブロックリセット信号に従って、対応する前記ブロッククロック信号を用いて、対応する前記回路ブロックのリセットを行い、その後、リセット中継信号を出力するステップとを備え、
    前記ブロックリセット信号を出力するステップは、
    前記リセット中継信号が出力されると、前記複数の回路ブロックのうち、次にリセットすべきものに対応する前記ブロックリセット信号を出力するものである半導体集積回路装置のリセット方法。
  10. 請求項9に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、
    前記ブロッククロック信号を生成するステップは、
    前記各ブロッククロック信号として、対応する回路ブロックをリセットするために必要な数のパルスを生成するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置のリセット方法。
  11. 請求項9に記載の半導体集積回路装置のリセット方法において、
    前記ブロッククロック信号を生成するステップは、
    前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号のうちの少なくとも1つとして生成するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置のリセット方法。
  12. リセット信号が供給される複数の回路ブロックと、
    前記リセット信号に応じて、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロッククロック信号を、各々所定の期間、クロック信号に基づいて生成して出力するクロック制御部とを備え、
    前記複数の回路ブロックは、各々、
    前記リセット信号に従って、前記ブロッククロック信号のうち対応するものを用いて、当該回路ブロックのリセットを行うものである
    半導体集積回路装置。
  13. 請求項12に記載の半導体集積回路装置において、
    前記リセット信号を出力するリセット信号生成部を更に備え、
    前記クロック制御部は、
    前記ブロッククロック信号の出力を終了すると、クロック供給完了信号を前記リセット信号生成部に出力するものであり、
    前記リセット信号生成部は、
    外部リセット信号が入力されると、前記リセット信号をリセットすべきであることを示す信号レベルにし、前記クロック供給完了信号を受けると、前記リセット信号を前記信号レベルとは反対の信号レベルにするものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  14. 請求項12に記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック制御部は、
    前記リセット信号が入力されるとリセットされ、前記クロック信号に基づく信号を入力とし、そのパルス数を数えて得られたカウント値を出力するカウンタと、
    前記カウント値に応じて、前記各ブロッククロック信号を出力すべき期間を示すデコード信号を出力するデコーダとを有し、かつ、
    前記カウンタに入力された信号を前記デコード信号に応じて前記各ブロッククロック信号として出力するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  15. 請求項12に記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック制御部は、
    前記複数の回路ブロックの各々に対応する複数のレジスタを有し、かつ、前記複数のレジスタの各々が格納する値に応じた順で、各レジスタに対応する前記ブロッククロック信号を出力するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  16. 請求項12に記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック制御部は、
    前記複数の回路ブロックの各々に対応する複数のサイクル数指示レジスタを有し、かつ、前記サイクル数指示レジスタが格納する数に応じた数のパルスを対応する前記ブロッククロック信号として出力するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  17. 請求項12に記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック制御部は、
    前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号のうちの少なくとも1つとして出力するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  18. 請求項12に記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック制御部は、
    前記ブロッククロック信号のうち、1つを出力している間には他の出力を停止するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  19. 複数の回路ブロックと、
    前記複数の回路ブロックの各々に対するブロックリセット信号をリセット信号に応じて生成し、前記複数の回路ブロックのうち、対応するものに出力するリセット信号生成部とを備え、
    前記複数の回路ブロックは、各々、
    対応する前記ブロックリセット信号に応じて、当該回路ブロックに対するブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成して出力するクロック信号生成回路を有し、かつ、対応する前記ブロックリセット信号に従って、前記ブロッククロック信号を用いて当該回路ブロックのリセットを行うものである
    半導体集積回路装置。
  20. 請求項19に記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック信号生成回路は、各々、
    前記クロック信号に同期する信号のパルス数を数え、得られたカウント値を出力するカウンタと、
    前記ブロッククロック信号の出力を開始及び終了すべきタイミングを示す値を各々格納する複数のレジスタと、
    前記カウント値及び前記複数のレジスタが格納する値に応じて、前記ブロッククロック信号を出力すべき期間を示すデコード信号を出力するデコーダとを有し、かつ、
    前記デコード信号に応じて、前記ブロッククロック信号を生成するものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  21. 請求項19に記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック信号生成回路は、
    前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号として出力するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  22. 複数の回路ブロックと、
    リセット信号に応じて、前記複数の回路ブロックの各々に対するブロックリセット信号を順次出力するリセット順番切り替え回路とを備え、
    前記複数の回路ブロックは、各々、
    対応する前記ブロックリセット信号に応じて、当該回路ブロックに対するブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成し、当該ブロックリセット信号に従って、前記ブロッククロック信号を用いて当該回路ブロックのリセットを行い、その後、リセット中継信号を前記リセット順番切り替え回路に出力するものであり、
    前記リセット順番切り替え回路は、
    前記リセット中継信号を受けると、前記複数の回路ブロックのうち、次にリセットすべきものに対応する前記ブロックリセット信号を出力するものである
    半導体集積回路装置。
  23. 請求項22に記載の半導体集積回路装置において、
    前記複数の回路ブロックは、各々、
    前記ブロックリセット信号が入力されてから各々所定の期間経過後に前記リセット中継信号を出力するリセット保持回路と、
    前記ブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成して出力するクロック信号生成回路とを有するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  24. 請求項22に記載の半導体集積回路装置において、
    前記複数の回路ブロックは、各々、
    前記ブロッククロック信号をクロック信号に基づいて生成して出力し、当該回路ブロックにおけるリセットが終了したことを検知すると前記リセット中継信号を出力するクロック信号生成回路を有するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  25. 請求項22に記載の半導体集積回路装置において、
    前記リセット順番切り替え回路は、
    リセット順番指示信号が示す順に従って、前記複数の回路ブロックの各々に、対応する前記ブロックリセット信号を順次出力するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  26. 請求項22に記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック信号生成回路は、
    前記クロック信号とは異なる周波数の信号を、前記ブロッククロック信号として出力するものである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
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