JP2004110307A - 電子的購買システム、決定サーバ装置、端末及び購買決定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】少子化及び核家族化により少なくなった家族間などのコミュニケーションを促進し、また、安易な商品の購入を防止する。
【解決手段】本発明においては、商品購入希望者101が購入を希望する商品を示す購入希望商品情報を承認者に伝達し、承認者102は商品の購入を承認するか、しないか、を表わす承認結果情報を入力し、その承認結果情報に基づいて決定サーバ装置103において商品の購入の決定を行なう。商品購入希望者が、その近況などを知らせるメッセージや動画情報を購入希望商品情報に添付することにより、承認者は商品購入希望者の近況などを知ることができる。また、承認結果情報に承認者102のメッセージなどを添付して商品とともに商品購入希望者101へ発送することにより、商品購入希望者101と承認者102とのコミュニケーションを促進することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明においては、商品購入希望者101が購入を希望する商品を示す購入希望商品情報を承認者に伝達し、承認者102は商品の購入を承認するか、しないか、を表わす承認結果情報を入力し、その承認結果情報に基づいて決定サーバ装置103において商品の購入の決定を行なう。商品購入希望者が、その近況などを知らせるメッセージや動画情報を購入希望商品情報に添付することにより、承認者は商品購入希望者の近況などを知ることができる。また、承認結果情報に承認者102のメッセージなどを添付して商品とともに商品購入希望者101へ発送することにより、商品購入希望者101と承認者102とのコミュニケーションを促進することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物の購買のためのシステム、サーバ装置、端末及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、物の購買のためのシステムなどとしては、会社などにおいて、ワークフローを設定し、稟議書を関係者に電子的に閲覧させて決定を行なうシステムがある(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
また、コミュニケーションを促進するためのシステムや端末として、電話や携帯電話がある。特に、最近では、動画の送受信がリアルタイムで可能な携帯電話が提供されている。
【0004】
【非特許文献1】
株式会社リコー、“稟議書”、〔online〕、平成14年4月19日、〔平成14年9月10日検索〕、インターネット<URL:http://www.ricoh.co.jp/ITS/RGO/ringi.html>
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話などが人々に受け入れられるようになった原因の一つとしては、核家族化に伴い、親族でありながら、遠くに居住しているため、なかなか会うことができない人が多く発生していることが挙げられる。特に、高齢社会の到来と少子化社会の到来により、自分の孫とコミュニケーションをとりたがっている人は多い。
【0005】
しかし、単に孫に携帯電話などを持たせても、契機となるものが無いとコミュニケーションを取ることが困難である。そこで、孫がその祖父母とコミュニケーションを取ると、祖父母が孫の欲しい物を褒美として買い与えるようにすることが考えられるが、祖父母が孫を溺愛するあまり、高価過ぎるものを買い与えてしまったりするという問題が発生することがあり得る。
【0006】
このような問題の発生を予防するために、孫の親の監視により高価過ぎる褒美を抑制する必要がある。このために、上記のワークフローのシステムを用いて孫の親の承認を取るようにすることが考えられるが、孫の親は自分の子であり、自分の子に稟議書のようなものを書いて伺いを立てることは、通常の人間にとっては、自尊心が傷ついてしまうことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するための本発明では、購入を希望する商品を示す情報を表示し、その商品の購入を承認するかどうかを表わす情報の入力を受け付け、それを送信する端末と、端末から送信された承認をするかどうかを表わす情報を受信し、その情報に基づいて商品の購入の決定を行なう決定サーバ装置と、からなる電子的購買システムを提供する。
【0008】
これにより、祖父母が孫を溺愛するあまり、高価過ぎる物の購入を承認しても、決定サーバ装置により購入の決定がされないようにすることができる。
【0009】
また、決定サーバ装置は購入の決定を行なう条件を保持する手段を備えるようになっていてもよい。これにより、あらかじめ条件を親が設定することにより、祖父母による孫の溺愛による暴走を食い止めることができる。
【0010】
また、端末は、商品の購入を希望する孫のランクを決定するための情報を取得し、それを決定サーバ装置へ送信するようにし、決定サーバ装置において、その情報と購入を希望する商品のランクとに基づいて購入の決定を行なう条件を保持するようにしてもよい。これにより、ランクを決定するための情報が孫から祖父母へ送られるようになり、コミュニケーションが促進されるようになる。
【0011】
また、決定サーバ装置は、購入の決定の履歴を蓄積するようにしてもよい。これにより、これまでに購入の決定の履歴を参考にして、次回の購入の承認や決定を行なうことができる。
【0012】
なお、以上の説明において、孫、親、祖父母を用いて説明したが、特に、直系親族の場合に限定される必要性はなく、親族関係に無い人の間に本発明を適用することも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、本発明はこれら実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
【0014】
(本発明の概念)
図1から図5までは、本発明の概念を説明する図である。図1は、情報や商品の流れを示し、図2は、システムの全体を示す。また、図3は、処理の概要を説明する流れ図であり、図4は、シーケンス図である。図5は、本発明の実施のためのデータ構造の一例を示す。
【0015】
図1において、商品購入希望者101は、商品の購入を承認する承認者102へ購入を希望する商品を示す情報である購入希望商品情報を送信する。この送信は、商品購入希望者101の持つ端末などから、承認者102の持つ端末などへ、直接行なわれてもよいし、決定サーバ装置103などのサーバ装置により中継がされて送信されるようになっていてもよい。
【0016】
承認者102は、購入希望商品情報の表示に基づき、その商品の購入を承認するかどうかを判断し、承認するか承認しないかを表す承認結果情報を決定サーバ装置103へ送信する。決定サーバ装置103は、承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なう。もし決定サーバ装置103において、商品の購入が決定されたならば、商店等104に商品発送依頼が送信され、商品が商品購入希望者101へ発送される。
【0017】
なお、決定サーバ装置103は、商品購入希望者101のランクを決定するための情報である購入希望者ランク情報を受信し、それに基づいて商品の購入の決定を行なうようになっていてもよい。
【0018】
また、ここでいう商品は、物(有体物)である必然性はなく、例えば、携帯電話の利用などに例示されるサービスの利用であってもよい。すなわち、商品購入希望者101は、あるサービスの利用を希望し、そのサービスの情報を承認者102へ送信し、承認者102は、そのサービスの利用の承認を行い、決定サーバ装置103において、サービスの利用の決定を行なうようになっていてもよい。
【0019】
図2は、本発明のシステム構成の一例を示す。端末201、202、203は、承認者が承認結果情報を入力するための端末である。また、商品購入希望者101が、その購入を希望する商品の情報を入力するようになっていてもよい。端末201、202、203は、移動体通信網204と無線により通信ができ、網間接続装置205を介して接続される固定電気通信網206に接続される決定サーバ装置207へ承認結果情報を送信することができる。
【0020】
決定サーバ装置207にて、商品の購入の決定がされると、同じく固定電気通信網206に接続されている発送業者サーバ装置208へ、決定の通知が送信され、商品購入希望者に対して商品の発送が行なわれる。また、発送業者サーバ装置208がサービスの提供業者の管理するものであれば、商品購入希望者にサービスが提供されたり、商品購入希望者によるサービスの利用が可能となったりなる。
【0021】
なお、決定サーバ装置207、発送業者サーバ装置208は固定電気通信網206に接続されている必然性はなく、移動体通信網204に接続されていてもよい。
【0022】
図3は、本発明における処理の流れの一例を示したフローチャートである。まず、商品購入希望者のランクを決定する(ステップS301)。このランクは、例えば、商品購入希望者の学校の成績や運動会における成績、親の言うことをどの程度聞いているか、などに基づいて、承認者や決定サーバ装置にて決定される。次に、商品購入希望者は、購入を希望する商品のリストを照会する(ステップS302)。この照会を行なった結果、商品購入希望者が商品を決定し、決定サーバ装置などにその決定を通知すると、その決定サーバ装置などで条件に合致しているかなどの判断が行なわれ、商品の購入の仮決定が行なわれる(ステップS303)。この仮決定の結果は、仮決定通知として、承認者へ通知される(ステップS304)。承認者が承認結果情報を送信すると、それらは決定サーバ装置にて受信される(ステップS305)。なお、この承認結果情報には、商品購入希望者に対するメッセージが付与されていてもよい。決定サーバ装置において、承認結果情報に基づいて、商品の購入をするかどうかの決済承認を行なう(ステップS306)。もし、決済承認をするならば、ステップS307において、商品発送依頼通知を行なう。もし、承認結果情報にメッセージが付与されている場合には、そのメッセージが付与された商品発送依頼通知が行なわれ、商品にそのメッセージが付与されて発送される。
【0023】
図4は、図3のフローチャートにおけるステップS302からステップS305までのデータの交換の様子を例示するシーケンス図である。ステップS401において、商品購入希望者の端末より商品リスト照会が決定サーバ装置に対して行なわれ、その応答がステップS402として行なわれる。この照会と応答が何度か繰り返され、商品購入希望者が商品の選択を行なうと、その選択が決定サーバ装置に送信され(ステップS403)、決定サーバ装置にて仮決定がされる。仮決定がされると、仮決定通知が承認者の端末へ送信され(ステップS404)、承認結果情報が返信される(ステップS405)。
【0024】
図5は、決定サーバ装置において本発明を実施するために登録される情報の一例を模式的に表わす図である。この情報は、商品購入希望者ごとに登録され、登録情報番号、発信者番号、被処理者種別、発信者名、家族情報、商品ランク情報などから構成される。「登録情報番号」は、登録情報を一意に識別するための番号である。例えば、登録情報をデータベースに格納する場合の主キーとなる。「発信者番号」は、端末を特定する番号である。「被処理者種別」は決定サーバ装置が処理をする相手を示す情報である。例えば、商品購入希望者や承認者の家族構成における関係を表わす。「発信者名」は、端末を所持する者の名前を示す。「家族情報」は、家族を特定するための情報である。「商品ランク情報」は、例えば、商品購入希望者が購入を希望する商品のランクを表わし、承認者が承認結果情報を決定する際の参考などになる。
【0025】
(請求項と実施形態との対応)
本明細書においては、それぞれの請求項の番号と実施形態の番号とが対応するようにしている。そのため、実施形態の番号が順不同に現れる場合がある。
【0026】
(実施形態1)
本発明の実施形態1においては、商品購入希望者などにより購入が希望される商品を表示し、それに基づいて承認結果情報を受け付け、商品の購入の決定を行なう電子的購買システムが提供される。
【0027】
(実施形態1:構成)
図6は、本実施形態における電子的購買システムの機能ブロック図を例示する。図6において、電子的購買システム600は、一以上の端末601と決定サーバ装置602とを備えている。
【0028】
(実施形態1:端末の構成)
図7は、端末601の機能ブロック図を例示する。端末601は、購入希望商品表示部701と、承認結果受付部702と、承認結果送信部703と、を備える。
【0029】
「購入希望商品表示部」701は、購入希望商品情報を表示する。「購入希望商品情報」とは、購入が希望される商品を示す情報である。「購入が希望される」とは、商品購入希望者などが購入を希望していることを意味する。なお、本明細書においては、「商品」とは、物品のみならず、サービスを含むものとし、「購入が希望されるサービス」とは、利用が希望されるサービス、または、提供されることが希望されるサービスを意味するものとする。また、購入が希望される商品が購入される場合には、その商品は商品購入希望者に配送/提供されてもよいし、別の第三者に配送/提供されてもよい。
【0030】
購入希望商品表示部701における購入希望商品情報の表示の態様としては、例えば、文字情報により商品の名前や型番を表示するもの、イメージデータにより商品の概観を表示するもの、商品に関するハイパーリンクを表示するもの、などがある。
【0031】
「承認結果受付部」702は、承認結果情報の入力を受け付ける。「承認結果情報」とは、前記購入希望商品情報により示される商品の購入を承認するか承認しないかを表わす情報である。「前記購入希望商品情報により示される商品」とは、購入希望商品表示部701により購入希望商品情報が表示された商品を意味する。
【0032】
「承認結果送信部」703は、決定サーバ装置602に対して前記承認結果情報を送信する。「前記承認結果情報」とは、承認結果受付部702にて受け付けられた承認結果情報を意味する。
【0033】
(実施形態1:端末の具体例)
端末601の具体例としては、例えば、携帯電話を挙げることができる。図8は、このような携帯電話を例示している。画面801は、購入希望商品表示部701を構成し、テンキーなどは、承認結果受付部702を構成し、アンテナ802は承認結果送信部703を構成する。携帯電話にソフトウェアをダウンロードすることにより、本実施形態の端末として動作させることが可能である。
【0034】
また、別の具体例としては、テレビ受像機に通信用のセットトップボックスを接続したもの、あるいは、パーソナルコンピュータ(ノートブック型、デスクトップ型を含む)などを挙げることができる。
【0035】
(実施形態1:端末の処理)
図9は、本実施形態における端末601における処理を説明するフローチャートを例示する。携帯電話にソフトウェアをダウンロードして端末601が実現される場合や、パーソナルコンピュータでソフトウェアを動作させて端末601が実現される場合には、そのソフトウェアにおける処理を説明することになる。
【0036】
ステップS901において、購入希望商品情報を、購入希望商品表示部701にて、表示する。ステップS902においては、承認結果情報の入力を、承認結果受付部702にて、受け付ける。ステップS903においては、承認結果情報を、承認結果送信部703にて、送信する。
【0037】
なお、図9は、処理の一例を示しているのであり、図9に示した処理の流れに限定して解釈される必然性はない。図9では、ステップS901の購入希望商品情報の表示から処理が始まり、ステップS903の承認結果情報の送信で処理が終了しているが、ステップS901からステップS903までが繰り返し行なわれるようにループを形成していてもよい。また、ステップS901の実行の前に、購入希望商品情報を受信するステップが実行されるようになっていてもよい。また、ステップS902において、承認結果情報の入力を受け付ける前に、商品購入希望者に電話や電子メールにより連絡を取ることが行なわれてもよい。
【0038】
(実施形態1:決定サーバ装置の構成)
図10は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示している。決定サーバ装置602は、承認結果受信部1001と、決定部1002と、を備えている。
【0039】
「承認結果受信部」1001は、承認結果情報を受信する。例えば、図2に示すように決定サーバ装置が固定電気通信網206に接続されている場合には、固定電気通信網206を介して端末より送信される承認結果情報を受信する。このとき、図5に例示した登録情報の発信者番号により、誰からの承認結果情報であるかを算出するようにしてもよい。
【0040】
「決定部」1002は、承認結果受信部1001で受信した承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なう。「基づいて」とは、受信した承認結果情報が商品の購入の決定に影響を及ぼしていることを意味する。例えば、承認結果情報の全数のうち、購入を承認する承認結果情報の数が、購入を承認しないものの数よりも多ければ、購入を決定する。また、承認結果情報を受け付けさせた承認者に重み付けを行い、その重み付けの合計値などの算出結果により購入を決定するようにしてもよい。また、決定部1002は、承認結果受信部1001で受信された承認結果情報の表示などを行い、それに対して入力される情報に従って、商品の購入の決定を行なうようにしてもよい。
【0041】
(実施形態1:決定サーバ装置の処理)
図11は、本実施形態における決定サーバ装置602における処理を説明するフローチャートを例示する。ステップS1101において、承認結果情報を、承認結果受信部1001にて、受信する。ステップS1102において、商品の購入の決定を、決定部1002にて、行なう。
【0042】
なお、図11は、処理の一例を示しているのであり、図11に示した処理の流れに限定して解釈される必然性はない、図11では、ステップS1101から始まり、ステップS1102で処理が終了しているが、ステップS1101とステップS1102とを繰り返し実行されるような処理が行なわれてもよい。また、ステップS1102にて、商品の購入の決定がされた場合に、商品の発送の依頼を示す情報が送信されるようになっていてもよい。
【0043】
(実施形態1:主な効果)
本実施形態の電子的購買システムによれば、例えば、商品購入希望者を孫とし、孫が購入を希望する商品の購入を承認するかどうかを孫の祖父母とすることにより、核家族が進んだ現代において、孫と祖父母とのコミュニケーションを促進することが可能となる。
【0044】
(実施形態2及び9)
本発明の実施形態2においては、実施形態1の決定サーバ装置において、商品の購入の決定のための条件が保持される電子的購買システムが提供される。また、実施形態9は、実施形態2の決定サーバ装置に関する。
【0045】
(実施形態2及び9:決定サーバ装置の構成)
図12は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示している。本実施形態においては、実施形態1における電子的購買システム600の決定サーバ装置602の決定部1002が、決定条件保持手段1201を備えている。
【0046】
「決定条件保持手段」1201は、購入決定条件を保持する。「購入決定条件」とは、商品の購入の決定を行なうための条件である。例えば、購入の承認の数が一定数以上あれば、購入を決定することを示す条件や、特定の承認者が承認しなければ購入の決定をしないことを示す条件がある。
【0047】
決定条件保持手段1201は、例えば、メモリやハードディスクにより実現される。また、購入決定条件は、受信した承認結果情報を読み取り、購入を決定するかどうかを判断するプログラムにより表現することが可能である。すなわち、引数として承認結果情報を受け取り、購入を決定すれば、それを示す値を返し、購入を決定しなければ、それを示す値を返す。このプログラムは、コンパイルした形式でメモリやハードディスクに保持されていてもよいし、文字列として保持されて、必要に応じてインタープリターにより解釈実行されたり、コンパイルされて実行されたりするようになっていてもよい。また、購入決定条件は、プログラムとしてではなく、購入を決定するプログラムが参照する条件として表現することも可能である。例えば、IF−THEN形式の規則を表わすデータとして表現することもできる。また、その場合のプログラムとしては、例えば、いわゆるエキスパートシステムを実現するプログラムを用いることができる。
【0048】
本実施形態においては、決定部1002は、決定条件保持手段1201にて保持されている条件に基づいて商品の購入を行なうことを特徴とする。
【0049】
(実施形態2及び9:決定サーバ装置の処理)
したがって、本実施形態においては、図11に例示したフローチャートのステップS1102において、決定条件保持手段1201から購入決定条件を読み出し、その購入決定条件に基づいて商品の購入の決定を行なうことになる。
【0050】
(実施形態2及び9:主な効果)
本実施形態によれば、決定条件保持手段1201に保持される購入決定条件を変更することが可能となったり、また、複数の購入決定条件を保持して、必要に応じて選択することが可能となったりする。これにより、適切な購入決定条件に基づいて商品の購入の決定を行なうことができる。
【0051】
(実施形態3、10及び14)
本発明の実施形態3は、実施形態2の電子的購買システムにおいて、商品の購入を希望する者のランクを決定し、そのランクと購入が希望される商品のランクとに基づいて購入を決定するようにした電子的購買システムに関する。実施形態10は、そのような電子的購買システムが備える決定サーバ装置に関し、実施形態14は、そのような電子的購買システムが備える端末に関する。
【0052】
(実施形態3、10及び14:端末の構成)
図13は、本実施形態における端末の機能ブロック図を例示する。本実施形態における端末601は、実施形態1(あるいは実施形態2)の端末が、購入希望者ランク情報取得部1301と、購入希望者ランク送信部1302と、をさらに備えたものになっている。
【0053】
「購入希望者ランク情報取得部」1301は、購入希望者ランク情報を取得する。「購入希望者ランク情報」とは、商品の購入を希望する者のランクを決定するための情報である。例えば、商品の購入を希望する者の働きを示す動画データや貢献度を示す資料であったり、商品の購入を希望する者のランクそのものであったりする。この場合のランクとしては、5段階評価、100点を満点とする評価などがある。
【0054】
購入希望者ランク情報取得部1301が購入希望者ランク情報を取得する態様としては、商品の購入を希望する者の端末から送信される購入希望者ランク情報を受信するもの、媒体などに記録された購入希望者ランク情報を読み取るもの、端末の所持者が入力するもの、などがある。
【0055】
「購入希望者ランク送信部」1302は、購入希望者ランク情報を送信する。ここで送信される購入希望者ランク情報は、購入希望者ランク情報取得部1301で取得された購入希望者ランク情報そのものであってもよいし、購入希望者ランク情報取得部1301で取得された購入希望者ランク情報により得られた別の購入希望者ランク情報であってもよい。例えば、購入希望者ランク情報取得部1301で取得された購入希望者ランク情報が動画データである場合には、その動画データを端末601の所持者に表示し、その所持者の判断により入力されたランクを購入希望者ランク送信部1302が送信するようになっていてもよい。
【0056】
(実施形態3、10及び14:決定サーバ装置の構成)
図14は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示する。本実施形態における決定サーバ装置602は、実施形態2の決定サーバ装置が、ランク受信部1401と、希望商品ランク取得部1402と、をさらに備えたものになっている。
【0057】
「ランク受信部」1401は、端末601から購入希望者情報を受信する。
【0058】
「希望商品ランク取得部」1402は、希望商品ランク情報を取得する。「希望商品ランク情報」とは、購入を希望する商品のランクを示す情報である。ここに、「購入を希望する」の主体は、商品の購入を希望する者である。「商品のランク」とは、例えば、商品の価格、商品を使用することが想定されている者の年齢、商品の用途や機能、商品の属するカテゴリ、などがある。
【0059】
本実施形態において、決定条件保持手段1201は、希望商品ランク情報と、購入希望者ランク情報と、に基づいて購入の決定をするための条件であるランク購入決定条件を保持することになる。例えば、希望商品ランク情報の範囲と購入希望者ランク情報から得られるランクの範囲とを対応付けておき、その対応付けを満たす場合に商品の購入が決定されるような条件を保持する。
【0060】
(実施形態3、10及び14:購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報との対応)
図15は、登録情報番号ごとに、購入希望者ランク情報と、希望商品ランク情報と、を対応付けて格納している表を例示する。この表において、購入希望者ランク情報と、希望商品ランク情報と、が登録情報番号とに対応付けて格納されている。登録情報番号とは、例えば、図5に例示した登録情報を一意に識別する情報である。購入希望者ランク情報は、ランク受信部1401で受信されたものであり、希望商品ランク情報は、希望商品ランク取得部で取得されたものである。決定条件保持手段1201に保持された購入決定条件がプログラムによって表わされている場合には、同じ登録情報番号に対応付けられた購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報を図5の表より読み出して、購入を決定するかどうかを判断することになる。
【0061】
(実施形態3、10及び14:主な効果)
本実施形態によれば、購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報に基づいて商品の購入が決定されるので、商品の購入を希望する者に適合した商品の購入が決定できる。また、端末により取得される購入希望者ランク情報として、商品の購入を希望する者の近況を知らせる動画データなどを用いることにより、商品の購入を希望する者と、承認結果情報の入力を行なう者とのコミュニケーションを促進することができる。
【0062】
(実施形態4及び11)
本発明の実施形態4は、実施形態3の電子的購買システムにおいて、商品の購入の決定履歴の蓄積が可能としたものに関する。実施形態11は、この電子的購買システムの決定サーバ装置に関する。
【0063】
(実施形態4及び11:構成)
図16は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示する。決定サーバ装置602は、実施形態3における決定サーバ装置が、さらに決定履歴蓄積部1601を備えているものになっている。
【0064】
「決定履歴蓄積部」1601は、決定履歴を蓄積する。ここに「決定履歴」とは、決定部1002での商品の購入の決定に関する情報の履歴である。例えば、どの商品の購入が決定されたか、あるいは、購入が決定された商品のランクなどが蓄積される。また、購入の決定がされたか、あるいは、決定がされなかったかの履歴が蓄積されてもよい。
【0065】
図17は、購入の決定がされたか、あるいは、決定がされなかったかの履歴を、表を用いて蓄積した一例を示す。「決定がされた者」は商品の購入を希望した者の名前が格納される列の名前を示し、「購入希望商品」は、購入を希望した商品の名前が格納される列の名前を示す。この名前は図5に例示した登録情報より得られる。「決定結果」は購入が決定されたか、あるいは、決定がされなかったかの結果が格納される列の名前を示す。「○」は購入が決定されたことを示し、「×」は購入が決定されなかったことを示す。蓄積される履歴は、図17に示した表に格納されるものに限定されることはなく、決定された日時、決定の理由なども格納されるようになっていてもよい。
【0066】
(実施形態4及び11:主な効果)
本実施形態によれば、決定履歴が蓄積されるため、例えば、この蓄積に基づいて、商品の購入を希望する者のランクを決定したりすることができる。
【0067】
(実施形態5、12及び15)
本発明の実施形態5は、実施形態4の電子的購買システムにおいて、決定サーバ装置から決定履歴を送信し、端末でこれを受信して購入希望者ランク情報を取得するようにしたものに関する。実施形態12は、実施形態5の電子的購買システムの決定サーバ装置に関し、実施形態15は、実施形態5の電子的購買システムの端末に関する。
【0068】
(実施形態5、12及び15:決定サーバ装置の構成)
図18は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示する。決定サーバ装置602は、実施形態4の決定サーバ装置がさらに履歴情報送信部1801を備えたものである。
【0069】
「履歴情報送信部」1801は、決定履歴蓄積部1601に蓄積された決定履歴を送信する。この送信のタイミングとしては、例えば、端末より要求があった時などがある。
【0070】
(実施形態5、12及び15:端末の構成)
図19は、本実施形態における端末の機能ブロック図を例示する。端末601は、実施形態14の端末がさらに履歴受信部1901を備えたものである。
【0071】
「履歴受信部」1901は、決定サーバ装置602から送信される決定履歴を受信する。
【0072】
本実施形態においては、購入希望者ランク情報取得部1301は、前記決定履歴に基づいて購入希望者ランク情報を取得することを特徴とする。「前記決定履歴」とは、履歴受信部1901で受信された決定履歴である。例えば、決定履歴が購入希望者ランク情報そのものであってもよいし、購入希望者ランク情報の中に決定履歴が含まれるようになっていてもよい。また、決定履歴が表示され、それを端末の所持者が認識して、購入希望者ランク情報を端末に入力し、その入力されたものを購入希望者ランク情報取得部1301が取得するようになっていてもよい。
【0073】
(実施形態5、12及び15:主な効果)
本実施形態によれば、決定履歴に基づいて購入希望者ランク情報を端末に取得させることができる。これにより、過去に購入を決定された、あるいは、決定されなかった事例に基づき、次の購入希望者ランク情報を端末に取得させ、これに基づいて商品の購入の決定がなされるようにすることができ、商品の購入を希望する者の成長に合わせた購入希望者ランク情報を端末に取得させることができる。
【0074】
(実施形態6及び16)
本発明の実施形態6は、購入希望者(すなわち、商品の購入を希望する者)に関する情報に基づいて、購入希望者ランク情報が取得されるようにした電子的購買システムに関する。また、実施形態16は実施形態6の電子的購買システムに備えられる端末である。
【0075】
(実施形態6及び16:端末の構成)
本実施形態は、実施形態3の電子的購買システムの端末の購入希望者ランク情報取得部が、購入希望者情報に基づいて購入希望者ランク情報を取得することを特徴とする。ここに「購入希望者情報」とは、購入希望者に関する情報である。購入希望者情報の例としては、購入希望者の個人属性(年齢、性別、居住地域、家族構成、身長、体重、病歴、運動能力、学力、犯罪歴、学歴、経験職種、旅行歴など)がある。購入希望者情報は、図5に例示した登録情報として決定サーバ装置や端末などに格納される。
【0076】
購入希望者情報は、そのまま購入希望者ランク情報となったり、購入希望者ランク情報を構成する情報となったりする。また、購入希望者情報が端末の所持者に提示され、その端末の所持者により購入希望者ランク情報が入力されるようになっていてもよい。
【0077】
(実施形態6及び16:主な効果)
本実施形態によれば、購入希望者情報に基づいて購入希望者ランク情報が取得されるので、購入希望者のランクを適切に決定することが可能となる。
【0078】
(実施形態7、13及び17)
本発明の実施形態7においては、実施形態2の電子的購買システムに基づき、購入することが可能な商品のランクを取得し、そのランクと、購入を希望する商品のランクと、を比較して商品の購入の決定を行なう電子的購買システムが提供される。実施形態13は、実施形態7の電子的購買システムの決定サーバ装置に関し、実施形態17は、実施形態7の電子的購買システムの端末に関する。
【0079】
(実施形態7、13及び17:端末の構成)
図20は、本実施形態における端末の機能ブロック図を例示する。端末601は、実施形態1あるいは2の端末に、ランク取得部2001と、ランク送信部2002と、を備えたものになっている。
【0080】
「ランク取得部」2001は、購入可能商品ランク情報を取得する。「購入可能商品ランク情報」とは、購入することが可能な商品のランクを示す情報である。例えば、購入することが可能な商品の価格や用途、機能、商品の対象年齢などである。ランク取得部2001が購入可能商品ランク情報を取得する態様としては、テンキーによる入力、キーボードによる入力、マウス操作による入力、購入可能商品ランク情報が記録された媒体からの入力などがある。
【0081】
「ランク送信部」2002は、ランク取得部2001で取得された購入可能商品ランク情報を送信する。ランク送信部による購入可能商品ランク情報の送信は、例えば、ランク取得部で購入可能商品ランク情報が取得された時に行なわれてもよいし、ランク取得部で購入可能商品ランク情報が取得されてしばらく時間を経てから行なわれてもよい。また、ランク送信部は、購入可能商品ランク情報のみを送信するのではなく、商品の購入を希望する者を識別するための情報とともに送信するようになっていてもよい。
【0082】
(実施形態7、13及び17:決定サーバ装置の構成)
図21は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示する。決定サーバ装置602は、実施形態2の決定サーバ装置に、ランク受信部2101と、購入希望商品ランク取得部2102と、を備えたものになっている。
【0083】
「ランク受信部」2101は、購入可能商品ランク情報を受信する。受信される購入可能商品ランク情報は、端末のランク送信部より送信されたものである。
【0084】
「購入希望商品ランク取得部」2102は、購入希望商品ランク情報を取得する。「購入希望商品ランク情報」とは、購入を希望する商品のランクを示す情報である。例えば、図5に示す登録情報の商品ランク情報を購入希望商品ランク情報と解釈して取得する。あるいは、登録情報に購入を希望する商品を特定する情報が含まれており、この情報に基づいて、購入希望商品ランク情報を取得する。
【0085】
本実施形態において、決定条件保持手段1201は、購入決定条件として、購入可能商品ランク情報と、購入希望商品ランク情報と、に基づいて商品の購入の決定をするための条件を保持する。例えば、購入可能商品ランク情報で示される商品の価格が、購入希望商品ランク情報で示される商品の価格を超えない場合に商品の購入の決定をする条件である。
【0086】
(実施形態7、13及び17:決定サーバ装置の処理)
本実施形態における決定サーバ装置602の処理の一例としては、まずランク受信部2101にて、購入可能商品ランク情報を受信する。受信した購入可能商品ランク情報は、例えば、一時的に記憶されるようになっていてもよい。次に、購入希望商品ランク取得部2102にて、購入希望商品ランク情報を取得する。取得された購入希望商品ランク情報も、一時的に記憶されるようになっていてもよい。承認結果情報が端末より送信されると、承認結果受信部1001において、承認結果情報を受信する。その後、決定部1002は、決定条件保持手段1201より購入決定条件を読み出し、商品の購入の決定を行なう。
【0087】
(実施形態7、13及び17:主な効果)
本実施形態によれば、購入が可能な商品のランクを決めることができるので、そのランクを超える商品の購入が希望されても、商品の購入の決定がされないようにすることができる。このため、商品の購入を希望するものは、承認結果情報を入力するものとコミュニケーションを取ろうとし、コミュニケーションが促進される。
【0088】
(実施形態8)
本発明の実施形態8においては、実施形態1ないし7のいずれかの電子的購買システムに基づいて、複数の端末を備え、購入を希望する商品の選定及び承認結果情報の入力が行なえ、承認結果情報の承認が行なえるようにした電子的購買システムが提供される。
【0089】
(実施形態8:構成)
図22は、本実施形態における電子的購買システムの機能ブロック図を例示する。電子的購買システム2200は、複数の端末を備え、例えば、第一端末2201と、第二端末2204と、他の端末2203と、がある。また、電子的購買システム2200は、決定サーバ装置2206を備える。
【0090】
第一端末2201は、商品選定部2202を有する。「商品選定部」2202は、購入を希望する商品の選定を行なう。したがって、商品選定部2202を有する第一端末によって、図4のステップS401からステップS403までが実行され、選定された結果は、決定サーバ装置2206へ送信される。
【0091】
決定サーバ装置2206により、選定された結果が受信されると、決定サーバ装置2206より、他の端末2203へ仮決定通知などがされ、承認結果情報の受け付けが促進され、受け付けられた承認結果情報が決定サーバ装置2206へ送信される。なお、図22では、他の端末2203は一台しか現れていないが、複数台存在していてもよい。
【0092】
第二端末2204は、第二承認結果情報受付部2205を有する。「第二承認結果情報受付部」2205とは、第二承認結果情報の入力を受け付けるための部である。「第二承認結果情報」とは、他の端末2203にて入力を受け付けられた承認結果情報に基づいて、さらにその承認結果情報を承認するための情報である。
【0093】
第二端末2204の承認結果送信部は、承認結果情報に替えて第二承認結果情報を送信する。
【0094】
例えば、他の端末2203から承認結果情報が決定サーバ装置2206により受信されると、決定サーバ装置2206から第二端末2204へ、受信された承認結果情報が送信され、それが第二端末2204にて表示され、第二端末の所持者が第二承認結果情報を入力する。入力された第二承認結果情報は、第二端末の承認結果送信部より送信され、決定サーバ装置で受信され、決定部にて商品の購入が決定される。
【0095】
また、他の端末2203から承認結果情報が決定サーバ装置2206により受信されると、決定サーバ装置2206で商品の購入の決定がされ、その購入の決定の結果が第二端末2204へ送信されるようになっていてもよい。第二端末2204では、受信された購入の決定の結果に対して承認を与えるために第二承認結果情報が入力されるようになっていてもよい。
【0096】
(実施形態8:第一端末、他の端末、第二端末の所持者の例)
本実施形態において、第一端末、他の端末、第二端末の所持者の例としては、第一端末の所持者の父母が他の端末を所持し、第一端末の所持者の祖父母が第二端末を所持するようにしてもよい。このようにすることにより、孫(第一端末の所持者)の希望する商品の購入の可否が他の端末の所持者(第一端末の所持者の父母)により審査され、購入が可であれば、最終的に祖父母により購入の承認がされる。
【0097】
また、第一端末の所持者の祖父母が他の端末を所持し、第一端末の所持者の父母が第二端末を所持するようにしてもよい。これにより、孫の希望する商品の購入の可否が祖父母により審査され、最終的な購入の承認が父母によりなされることになる。
【0098】
(実施形態8:主な効果)
このように、他の端末と第二端末とにおける承認の性格や目的などを変えることにより、より慎重に商品の購入の決定の決定が行なわれるようにできる。
【0099】
(実施形態18)
本発明の実施形態18は、購入が希望される商品の情報を表示し、購入の承認を受け付け、その承認に基づいて商品の購入の決定を行なう購買決定方法に関する。
【0100】
(実施形態18:構成)
本実施形態の購買決定方法は、購入商品表示ステップと、承認結果受付ステップと、決定ステップと、を含む。
【0101】
「購入商品表示ステップ」は、購入が希望される商品を示す情報である購入希望商品情報を表示するステップである。
【0102】
「承認結果受付ステップ」は、購入希望商品表示ステップにて示される商品の購入の可否を定める承認の結果を表す承認結果情報の入力を受け付ける。
【0103】
「決定ステップ」は、承認結果受付ステップにて受け付けられた承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なう。
【0104】
(実施形態18:ステップの流れ)
図23は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャートを例示する。まず、購入商品表示ステップとして、購入希望商品情報を表示する(ステップS2301)。次に、承認結果受付ステップとして、承認結果情報の入力を受け付ける(ステップS2302)。そして、決定ステップとして、購入の決定を行なう(ステップS2303)。
【0105】
(実施形態18:購買決定方法は、例えば、実施形態1において用いられる方法である)
したがって、本実施形態における購買決定方法は、例えば、実施形態1の電子的購買システムにおいて用いられる方法である。すなわち、購入希望商品表示部701が購入商品表示ステップに対応し、承認結果受付部702が承認結果受付ステップに対応し、決定部1002が決定ステップに対応する。
【0106】
(実施形態19)
本発明の実施形態19は、商品の購入の決定を行なうための条件を取得するステップを含ませた購買決定方法に関する。
【0107】
(実施形態19:構成)
本実施形態の購買決定方法は、実施形態18の購買決定方法に、決定条件取得ステップを含ませたものである。
【0108】
「決定条件取得ステップ」とは、商品の購入を行なうための条件を取得するステップである。
【0109】
本実施形態においては、決定ステップにおいては、この決定条件取得ステップで取得された条件に基づいて商品の購入の決定が行なわれることを特徴とする。
【0110】
(実施形態19:ステップの流れ)
図24は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャートを例示する。まず、購入商品表示ステップとして、購入希望商品情報を表示する(ステップS2401)。次に、承認結果受付ステップとして、承認結果情報の入力を受け付ける(ステップS2402)。そして、決定条件取得ステップとして、決定条件を取得し(ステップS2403)、取得された決定条件に基づいて、購入の決定を行なう(ステップS2404)。
【0111】
(実施形態19:購買決定方法は、例えば、実施形態2において用いられる方法である)
したがって、本実施形態における購買決定方法は、例えば、実施形態2の電子的購買システムにおいて用いられる方法である。すなわち、決定条件取得ステップは、決定条件保持手段1201に保持されている購入決定条件を読み出すステップに相当する。
【0112】
(実施形態20)
本発明の実施形態20は、商品の購入を希望する者のランクと購入を希望する商品のランクとに基づいて商品の購入を決定する方法に関する。
【0113】
(実施形態20:構成)
本実施形態は、実施形態19の購買決定方法に、購入希望者ランク情報取得ステップと、希望商品ランク取得ステップと、を含ませた購買決定方法である。
【0114】
「購入希望者ランク情報取得ステップ」とは、購入希望者ランク情報を取得するステップである。「購入希望者ランク情報」については、実施形態3において説明した通りである。
【0115】
「希望商品ランク取得ステップ」とは、希望商品ランク情報を取得するステップである。「希望商品ランク情報」は、実施形態3において説明した通りである。
【0116】
本実施形態においては、決定条件取得ステップでは、ランク購入決定条件を取得することを特徴とする。すなわち、記録されていたり、保持されていたり、入力されるランク購入決定条件を取得する。ここに「ランク購入決定条件」とは、前記希望商品ランク情報と、前記購入希望者ランク情報と、に基づいて購入の決定をするための条件である。なお、「前記希望商品ランク情報」とは、希望商品ランク取得ステップにて取得された希望商品ランク情報を意味し、「前記購入希望者ランク情報」とは、購入希望者ランク情報取得ステップにて取得された購入希望者ランク情報を意味する。
【0117】
(実施形態20:ステップの流れ)
図25は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャートを例示する。
【0118】
ステップS2501において、購入商品表示ステップとして、購入希望商品情報を表示し、ステップS2502において、承認結果受付ステップとして、承認結果情報の入力を受け付ける。ステップS2503において、購入希望者ランク情報取得ステップとして、購入希望者ランク情報を取得し、ステップS2504において、希望商品ランク情報取得ステップとして、希望商品ランク情報を取得する。ステップS2505において、決定条件を取得する。ここでいう決定条件には、実施形態19での商品の購入の決定を行なうための条件に加えて、ランク購入決定条件が含まれる。ステップS2506において、決定ステップとして、購入の決定を行なう。
【0119】
(実施形態20:ステップの別の流れ)
図26は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの別の流れを示すフローチャートを例示する。このフローチャートにおいては、まず、ステップS2601とステップS2602とにおいて、購入希望者ランク情報取得ステップと、希望商品ランク情報取得ステップと、が実行されるようになっている。これにより、ステップS2603における購入商品表示ステップにおいて、購入希望商品情報とともに、購入希望者ランク情報と、希望商品ランク情報と、が表示され、承認結果情報の入力の参考とすることができるようになっている。
【0120】
(実施形態20:ステップの別の流れ(その2))
また、図27は、図26とは別の本実施形態に関する購買決定方法のステップの別の流れを示すフローチャートを例示する。このフローチャートにおいては、図26のフローチャートと同じように、最初に購入希望者ランク情報取得ステップと、希望商品ランク情報取得ステップと、が実行される。図26のフローチャートとの違いは、その次に、決定条件が取得される決定条件取得ステップが実行される点である(ステップS2703)。これにより、ステップS2704における購入商品表示ステップにおいて、決定条件も表示することが可能となり、決定条件を明らかに満たさない場合に、商品の購入を承認するという無駄なことを排除することが可能となる。
【0121】
(実施形態21)
本発明の実施形態21においては、商品の購入の仮決定が行なわれる購買決定方法が提供される。
【0122】
(実施形態21:構成)
本実施形態においては、実施形態20の購買決定方法の決定条件取得ステップにおいて、仮決定条件をも取得する。「仮決定条件」とは、商品の購入の仮決定を行なうための条件である。「仮決定」とは、例えば、かなりの確率(例えば、70パーセント以上)で商品の購入の決定が予想される場合に下される判断である。
【0123】
本実施形態においては、決定ステップでは、決定条件取得ステップで取得された仮決定条件に基づいて商品の購入の仮決定が行なわれる。
【0124】
(実施形態21:主な効果)
この仮決定に基づき、例えば、仮決定しないことに決定されれば、購入希望商品情報を表示しないことにすれば(例えば、図27において、ステップS2704以下を実行しないようにする)、承認者の手を煩わせることがなくなる。
【0125】
(実施形態22)
本発明の実施形態22においては、仮決定に基づいて承認結果情報が受け付けられる購買決定方法が提供される。
【0126】
(実施形態22:構成)
本実施形態においては、実施形態21の購買決定方法の承認結果受付ステップは、決定ステップで行なわれた仮決定に基づいて承認結果情報を受け付けることを特徴とする。
【0127】
例えば、仮決定がされた場合にのみ承認結果情報を受け付ける、などである。
【0128】
(実施形態22:ステップの流れ)
図28は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャートを例示する。
【0129】
まず、ステップS2801とステップS2802において、それぞれ、購入希望者ランク情報が取得され、また、希望商品ランク情報が取得される(購入希望者ランク情報取得ステップと希望商品ランク取得ステップ)。
【0130】
例えば、図5に例示される登録情報に購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報とが決定サーバ装置に格納されており、記憶手段により記憶されている登録情報が読み出されることにより、取得が行なわれる。
【0131】
ステップS2803において、決定条件を取得する(決定条件取得ステップ)。ここで、仮決定条件も取得される。
【0132】
ステップS2804において、購入希望商品情報を表示する(購入希望商品表示ステップ)。例えば、承認者の所持する端末に購入希望商品情報が表示される。
【0133】
ステップS2805において、決定ステップにより仮決定条件を適用し、仮決定されるかどうかを判断し、仮決定されていればステップS2806へ移行する。この仮決定は、例えば、決定サーバ装置において行なわれ、その結果が端末へ送信される。
【0134】
ステップS2806において、承認結果情報の入力を受け付ける(承認結果受付ステップ)。例えば、承認者の所持する端末に、仮決定されたことを表示し、承認結果情報の入力を促し、承認者が入力する承認結果情報を受け付ける。
【0135】
ステップS2807において、購入の決定を行なう。例えば、承認結果情報を端末から決定サーバ装置へ送信し、決定サーバ装置において、購入の決定を行なう。
【0136】
なお、図28に示したフローチャートは、ステップの流れの一例を示したものである。ステップS2803において、決定条件が取得された後に、仮決定の判断を行い、仮決定されたならば、購入希望商品情報を表示し、承認結果情報の入力を受け付け、購入の決定を行なうようになっていてもよい。
【0137】
(実施形態22:主な効果)
本実施形態によれば、仮決定の結果とともに購入希望商品情報が表示されれば、承認者が、どのような場合に仮決定がされるか、あるいは、仮決定がされないかを知ることができる。また、仮決定がされなければ、購入希望商品情報が表示されないようにすれば、仮決定がされない場合において、承認者の手を煩わせることがなくなる。
【0138】
(実施形態23)
本発明の実施形態23においては、購入希望者にメッセージが提示される購買決定方法が提供される。
【0139】
(実施形態23:構成)
本実施形態は、実施形態22の購買決定方法において、承認結果情報にメッセージが含まれるようにしたものである。このメッセージは、決定ステップで購入が決定される商品に添付されて購入希望者に提示される。
【0140】
例えば、承認結果情報を入力する画面に、商品購入者へのメッセージが入力できる部分を表示し、そこに、メッセージが入力できるようにしておく。承認者が承認結果情報とメッセージの入力を行い、送信のための操作を行なうと、承認結果情報とメッセージとが、決定サーバ装置へ送信される。
【0141】
このメッセージには、例えば、商品の購入を承認する場合には、「おめでとう」という祝賀を意味するものがあり、商品の購入を承認しない場合には、「次回はがんばりましょう」という励ましのためのものがある。
【0142】
また、決定ステップにおいて商品の購入が決定される場合には、商品を購入することを承認しない承認結果情報に含まれるメッセージを商品購入希望者に提示しないようにしたり、また、商品の購入が決定されない場合には、商品を購入することを承認する承認結果情報に含まれるメッセージを商品購入希望者に提示しないようにしたりしてもよい。
【0143】
(実施形態23:主な効果)
本実施形態によれば、承認結果情報に商品購入希望者へのメッセージが含まれるので、承認者と商品購入希望者とのコミュニケーションを促進することができる。
【0144】
(実施形態24)
本発明の実施形態24においては、承認結果情報には端末を識別する情報が含まれ、その情報に基づいて、決定条件がされる購買決定方法が提供される。
【0145】
(実施形態24:構成)
本実施形態の購買決定方法は、実施形態18の購買決定方法において、承認結果受付ステップは、端末より承認結果情報を受け付け、その承認結果情報には、承認結果情報を受け付けた端末を識別する識別情報が含まれることを特徴とする。識別情報としては、例えば端末が携帯電話であれば、その電話番号を例として挙げることができる。
【0146】
また、本実施形態において、決定条件取得ステップでは、識別情報に関連付けられた決定条件が取得されることを特徴とする。例えば、識別情報と決定条件とが図29に例示されるように、表の形式で格納され、表の一行により、識別情報と決定条件が関連付けられているようになっていてもよい。
【0147】
(実施形態24:主な効果)
本実施形態によれば、端末に応じた決定条件により、商品の購入の決定を行なうことが可能となる。例えば、端末の所持者に応じた決定を行なうことが可能となる。
【0148】
(実施形態25)
本発明の実施形態25においては、承認結果情報に、人的な関係を示す情報が含まれる購買決定方法が提供される。
【0149】
(実施形態25:構成)
本実施形態においては、実施形態19の購買決定方法において、承認結果情報には、人的関係情報を含む。「人的関係情報」とは、その承認結果情報の入力を行なう人と、その承認に基づいてなされるべき購入の決定のために利用される他の承認結果情報の入力を行なう人との人的関係を示す情報である。なお、この人的関係情報は、承認結果情報の入力が受け付けられる際に、承認結果情報に含まれる必要はなく、決定ステップが処理されるまでに含まれるようになっていればよい。
【0150】
例えば、承認結果情報の入力を行なう人が、親族関係にある場合には、その親族関係上での位置を示す情報が人的関係情報である。また、会社などの組織であれば、その組織上での位置を示す情報が人的関係情報である。
【0151】
この人的関係情報は、例えば、承認結果情報を入力する際に同時に入力される。あるいは、端末を識別する情報により示されてもよい。この場合には、図5に示される登録情報に格納される発信者番号と被処理者種別とにより、端末を識別する情報から人的関係情報が取得されるようになっていてもよい。
【0152】
本実施形態において、決定条件取得ステップにおいては、人的関係情報に基づいて、商品の購入の決定を行なうための条件が取得される。
【0153】
例えば、商品の購入を希望する者の親により承認結果情報が入力された場合には、それに応じた条件が取得される。また、会社などの組織では、代表権を持つ取締役が承認結果情報を入力した場合や、代表権を持たない取締役などが承認結果情報を入力した場合に応じて、条件が取得される。
【0154】
(実施形態25:主な効果)
本実施形態によれば、承認結果情報を入力した者に応じて、商品の購入の決定を行なう条件を変化させることができる。これにより、例えば、承認結果情報を入力した者の発言権の大小に応じて、商品の購入の決定をすることができる。
【0155】
(実施形態26)
本発明の実施形態26においては、例えば、多数決の原理に基づいて商品の購入の決定がされる購買決定方法が提供される。
【0156】
(実施形態26:構成と主な効果)
本実施形態の購買決定方法は、実施形態19の購買決定方法の決定条件取得ステップにおいて、商品の購入を可とする承認結果情報の数と、商品の購入を否とする承認結果情報の数と、の関係に基づいて商品の購入の決定を行なうための条件を取得する。
【0157】
例えば、商品の購入を可とする承認結果情報の数が商品の購入を否とする承認結果情報の数より多い場合に、商品の購入の決定を行なうという条件が取得されるようになっていれば、多数決の原理に基づいて商品の購入の決定を行なうことができる。これにより、公正に決定がされるようにすることができる。
【0158】
また、商品の購入を可とする承認結果情報の数が商品の購入を否とする承認結果情報の数と同じであれば、特定の人の承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なうようにすることもでき、多くの会議で実施されているように、賛否同数であれば、議長の決するものに決定するようにできる。
【0159】
(実施形態27)
本発明の実施形態27は、承認結果情報に重み付けをして商品の購入を決定する購買決定方法に関する。
【0160】
(実施形態27:構成と主な効果)
本実施形態の購買決定方法は、実施形態19の購買決定方法の決定条件取得ステップにおいて、商品の購入を可とする承認結果情報と、商品の購入を否とする承認結果情報と、に割り当てられたポイントに基づいて商品の購入の決定を行なうための条件を取得する。
【0161】
例えば、承認結果情報を入力する人にポイントを割り当てておき、その人が入力した承認結果情報のポイントを、割り当てられたポイントとしておいておき、可とする承認結果情報のポイントの合計と否とする承認結果情報のポイントの合計とに応じて、商品の購入を決定する条件を取得するようにしてもよい。これにより、株式会社の株主総会において、所有する株式数に応じて議決がされるように、人に割り当てられたポイントに応じて商品の購入を決定することが可能となる。
【0162】
また、高価な商品の購入の決定を行なう場合には、商品の購入を可とする承認結果情報に割り当てられたポイントの合計が、商品の購入を否とする承認結果情報に割り当てられたポイントの合計を圧倒的に上回る(例えば、可とする承認結果情報のポイント合計が、否とする承認結果情報のポイント合計の3倍以上)とするようにしてもよい。これにより、商品の購入の決定を慎重なものにすることができる。
【0163】
(実施形態28)
本発明の実施形態28においては、承認結果情報の送信を促す情報を送信する規則が取得される購買決定方法が提供される。
【0164】
(実施形態28:構成)
本実施形態においては、実施形態19の購買決定方法の決定条件取得ステップにおいて、催促送信規則を取得する。「催促送信規則」とは、催促情報を承認主体に対して送信する規則である。「催促情報」とは、承認結果情報の送信を促すための情報である。
【0165】
本実施形態においては、決定条件取得ステップは、図27に例示されるフローチャートのように、決定条件を取得する決定条件取得ステップ(ステップS2703)が、承認結果情報の入力を受け付けるステップ(ステップS2705)より前に実行される必要がある。決定条件取得ステップにおいて、催促送信規則が取得され、それに基づいて、催促情報が送信され、その後に承認結果情報の入力が行なわれるようになる。
【0166】
催促送信規則の例としては、例えば、承認結果情報を入力しない傾向にある承認主体に催促情報を送信するものがある。「承認結果情報を入力しない傾向」とは、これまでの承認結果情報の履歴に基づいて、例えば、承認結果情報の入力回数が、他の承認主体の承認結果情報の入力回数の半数以下であることを意味する。
【0167】
また、催促送信規則の別の例としては、承認主体へ催促情報を送信する時間や順序を指定する規則がある。例えば、Aという承認主体へ催促情報を送信して一時間後にBという承認主体へ催促情報を送信することを規定した規則がある。また、催促情報を送信してから、三時間が経過しても承認結果情報が入力されない場合には、催促情報を再度送信することを規定する規則がある。
【0168】
(実施形態29)
本発明の実施形態29は、実施形態28における購買決定方法において、催促送信規則が、催促情報を承認主体へ順次に送信する規則を含むことを特徴とした購買決定方法に関する。
【0169】
例えば、Aという承認主体へ催促情報を送信した後にBという承認主体へ催促情報を送信するという催促送信規則がある。
【0170】
また、単に催促情報を送信することを規定した規則ではなく、Aという承認主体に対して催促情報を送信し、Aによる承認結果情報が受け付けられた後に、Bという承認主体に対して催促情報を送信するような規則であってもよい。この場合において、Bという承認主体には、それまでに受け付けられた承認結果情報が催促情報とともに送信されるようになっていてもよい。これにより、Bという承認主体は、それまでの承認結果情報を参照して承認結果情報を入力することが可能となる。
【0171】
このような順次に送信することを実現するためには、例えば、催促情報を送るべき全ての承認主体を、催促情報を送る順序に従って蓄積しておき、また、最後に催促情報を贈った承認主体がどれであるかも蓄積するようにしておく。承認主体から承認結果情報が受け付けられると、その承認主体が、蓄積されている最後に催促情報を送信した承認主体と一致するかどうかを判断し、もし一致するならば、蓄積された承認主体の順序を読み出し、次の承認主体を決定して催促情報を送信する。
【0172】
(実施形態30)
本発明の実施形態30は、実施形態28における購買決定方法において、催促送信規則が、催促情報を承認主体へ一斉に送信する規則を含むことを特徴とした購買決定方法に関する。「一斉」とは、同時に、あるいは、時間の差異が小さいことをいう。
【0173】
これにより、例えば、一番早く受け付けられた承認結果情報により商品の購入を決定することが可能となる。
【0174】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、端末により受け付けられた承認結果情報に基づいて商品の購入が決定されるので、承認の事後の審査が行なわれて購入の決定がされ、安易な購入を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報や商品の流れを示して本発明の概念を説明する図
【図2】システムの全体を示して本発明の概念を説明する図
【図3】処理の概要を示して本発明の概念を説明する図
【図4】本発明の実施におけるシーケンス図
【図5】本発明のためのデータ構造の一例図
【図6】実施形態1における電子的購買システムの機能ブロック図
【図7】実施形態1における端末の機能ブロック図
【図8】端末を実現する携帯端末の一例図
【図9】実施形態1における端末での処理を説明するフローチャート
【図10】実施形態1における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図11】実施形態1における決定サーバ装置での処理を説明するフローチャート
【図12】実施形態2及び9における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図13】実施形態3及び14における端末の機能ブロック図
【図14】実施形態3及び10における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図15】登録情報ごとに購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報とを対応付けて格納している表の一例図
【図16】実施形態4及び11における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図17】購入が決定されたかどうかを蓄積する表の一例図
【図18】実施形態5及び12における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図19】実施形態5及び15における端末の機能ブロック図
【図20】実施形態7及び17における端末の機能ブロック図
【図21】実施形態7及び13における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図22】実施形態8における電子的購買システムの機能ブロック図
【図23】実施形態18に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャート
【図24】実施形態19に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャート
【図25】実施形態20に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャート
【図26】実施形態20に関する購買決定方法のステップの流れを示す別のフローチャート
【図27】実施形態20に関する購買決定方法のステップの流れを示す別のフローチャート
【図28】実施形態22に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャート
【図29】識別情報と決定条件とを関連付けて格納する表の一例図
【符号の説明】
101 商品購入希望者
102 承認者
103 決定サーバ装置
104 商店等
【発明の属する技術分野】
本発明は、物の購買のためのシステム、サーバ装置、端末及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、物の購買のためのシステムなどとしては、会社などにおいて、ワークフローを設定し、稟議書を関係者に電子的に閲覧させて決定を行なうシステムがある(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
また、コミュニケーションを促進するためのシステムや端末として、電話や携帯電話がある。特に、最近では、動画の送受信がリアルタイムで可能な携帯電話が提供されている。
【0004】
【非特許文献1】
株式会社リコー、“稟議書”、〔online〕、平成14年4月19日、〔平成14年9月10日検索〕、インターネット<URL:http://www.ricoh.co.jp/ITS/RGO/ringi.html>
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話などが人々に受け入れられるようになった原因の一つとしては、核家族化に伴い、親族でありながら、遠くに居住しているため、なかなか会うことができない人が多く発生していることが挙げられる。特に、高齢社会の到来と少子化社会の到来により、自分の孫とコミュニケーションをとりたがっている人は多い。
【0005】
しかし、単に孫に携帯電話などを持たせても、契機となるものが無いとコミュニケーションを取ることが困難である。そこで、孫がその祖父母とコミュニケーションを取ると、祖父母が孫の欲しい物を褒美として買い与えるようにすることが考えられるが、祖父母が孫を溺愛するあまり、高価過ぎるものを買い与えてしまったりするという問題が発生することがあり得る。
【0006】
このような問題の発生を予防するために、孫の親の監視により高価過ぎる褒美を抑制する必要がある。このために、上記のワークフローのシステムを用いて孫の親の承認を取るようにすることが考えられるが、孫の親は自分の子であり、自分の子に稟議書のようなものを書いて伺いを立てることは、通常の人間にとっては、自尊心が傷ついてしまうことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するための本発明では、購入を希望する商品を示す情報を表示し、その商品の購入を承認するかどうかを表わす情報の入力を受け付け、それを送信する端末と、端末から送信された承認をするかどうかを表わす情報を受信し、その情報に基づいて商品の購入の決定を行なう決定サーバ装置と、からなる電子的購買システムを提供する。
【0008】
これにより、祖父母が孫を溺愛するあまり、高価過ぎる物の購入を承認しても、決定サーバ装置により購入の決定がされないようにすることができる。
【0009】
また、決定サーバ装置は購入の決定を行なう条件を保持する手段を備えるようになっていてもよい。これにより、あらかじめ条件を親が設定することにより、祖父母による孫の溺愛による暴走を食い止めることができる。
【0010】
また、端末は、商品の購入を希望する孫のランクを決定するための情報を取得し、それを決定サーバ装置へ送信するようにし、決定サーバ装置において、その情報と購入を希望する商品のランクとに基づいて購入の決定を行なう条件を保持するようにしてもよい。これにより、ランクを決定するための情報が孫から祖父母へ送られるようになり、コミュニケーションが促進されるようになる。
【0011】
また、決定サーバ装置は、購入の決定の履歴を蓄積するようにしてもよい。これにより、これまでに購入の決定の履歴を参考にして、次回の購入の承認や決定を行なうことができる。
【0012】
なお、以上の説明において、孫、親、祖父母を用いて説明したが、特に、直系親族の場合に限定される必要性はなく、親族関係に無い人の間に本発明を適用することも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、本発明はこれら実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
【0014】
(本発明の概念)
図1から図5までは、本発明の概念を説明する図である。図1は、情報や商品の流れを示し、図2は、システムの全体を示す。また、図3は、処理の概要を説明する流れ図であり、図4は、シーケンス図である。図5は、本発明の実施のためのデータ構造の一例を示す。
【0015】
図1において、商品購入希望者101は、商品の購入を承認する承認者102へ購入を希望する商品を示す情報である購入希望商品情報を送信する。この送信は、商品購入希望者101の持つ端末などから、承認者102の持つ端末などへ、直接行なわれてもよいし、決定サーバ装置103などのサーバ装置により中継がされて送信されるようになっていてもよい。
【0016】
承認者102は、購入希望商品情報の表示に基づき、その商品の購入を承認するかどうかを判断し、承認するか承認しないかを表す承認結果情報を決定サーバ装置103へ送信する。決定サーバ装置103は、承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なう。もし決定サーバ装置103において、商品の購入が決定されたならば、商店等104に商品発送依頼が送信され、商品が商品購入希望者101へ発送される。
【0017】
なお、決定サーバ装置103は、商品購入希望者101のランクを決定するための情報である購入希望者ランク情報を受信し、それに基づいて商品の購入の決定を行なうようになっていてもよい。
【0018】
また、ここでいう商品は、物(有体物)である必然性はなく、例えば、携帯電話の利用などに例示されるサービスの利用であってもよい。すなわち、商品購入希望者101は、あるサービスの利用を希望し、そのサービスの情報を承認者102へ送信し、承認者102は、そのサービスの利用の承認を行い、決定サーバ装置103において、サービスの利用の決定を行なうようになっていてもよい。
【0019】
図2は、本発明のシステム構成の一例を示す。端末201、202、203は、承認者が承認結果情報を入力するための端末である。また、商品購入希望者101が、その購入を希望する商品の情報を入力するようになっていてもよい。端末201、202、203は、移動体通信網204と無線により通信ができ、網間接続装置205を介して接続される固定電気通信網206に接続される決定サーバ装置207へ承認結果情報を送信することができる。
【0020】
決定サーバ装置207にて、商品の購入の決定がされると、同じく固定電気通信網206に接続されている発送業者サーバ装置208へ、決定の通知が送信され、商品購入希望者に対して商品の発送が行なわれる。また、発送業者サーバ装置208がサービスの提供業者の管理するものであれば、商品購入希望者にサービスが提供されたり、商品購入希望者によるサービスの利用が可能となったりなる。
【0021】
なお、決定サーバ装置207、発送業者サーバ装置208は固定電気通信網206に接続されている必然性はなく、移動体通信網204に接続されていてもよい。
【0022】
図3は、本発明における処理の流れの一例を示したフローチャートである。まず、商品購入希望者のランクを決定する(ステップS301)。このランクは、例えば、商品購入希望者の学校の成績や運動会における成績、親の言うことをどの程度聞いているか、などに基づいて、承認者や決定サーバ装置にて決定される。次に、商品購入希望者は、購入を希望する商品のリストを照会する(ステップS302)。この照会を行なった結果、商品購入希望者が商品を決定し、決定サーバ装置などにその決定を通知すると、その決定サーバ装置などで条件に合致しているかなどの判断が行なわれ、商品の購入の仮決定が行なわれる(ステップS303)。この仮決定の結果は、仮決定通知として、承認者へ通知される(ステップS304)。承認者が承認結果情報を送信すると、それらは決定サーバ装置にて受信される(ステップS305)。なお、この承認結果情報には、商品購入希望者に対するメッセージが付与されていてもよい。決定サーバ装置において、承認結果情報に基づいて、商品の購入をするかどうかの決済承認を行なう(ステップS306)。もし、決済承認をするならば、ステップS307において、商品発送依頼通知を行なう。もし、承認結果情報にメッセージが付与されている場合には、そのメッセージが付与された商品発送依頼通知が行なわれ、商品にそのメッセージが付与されて発送される。
【0023】
図4は、図3のフローチャートにおけるステップS302からステップS305までのデータの交換の様子を例示するシーケンス図である。ステップS401において、商品購入希望者の端末より商品リスト照会が決定サーバ装置に対して行なわれ、その応答がステップS402として行なわれる。この照会と応答が何度か繰り返され、商品購入希望者が商品の選択を行なうと、その選択が決定サーバ装置に送信され(ステップS403)、決定サーバ装置にて仮決定がされる。仮決定がされると、仮決定通知が承認者の端末へ送信され(ステップS404)、承認結果情報が返信される(ステップS405)。
【0024】
図5は、決定サーバ装置において本発明を実施するために登録される情報の一例を模式的に表わす図である。この情報は、商品購入希望者ごとに登録され、登録情報番号、発信者番号、被処理者種別、発信者名、家族情報、商品ランク情報などから構成される。「登録情報番号」は、登録情報を一意に識別するための番号である。例えば、登録情報をデータベースに格納する場合の主キーとなる。「発信者番号」は、端末を特定する番号である。「被処理者種別」は決定サーバ装置が処理をする相手を示す情報である。例えば、商品購入希望者や承認者の家族構成における関係を表わす。「発信者名」は、端末を所持する者の名前を示す。「家族情報」は、家族を特定するための情報である。「商品ランク情報」は、例えば、商品購入希望者が購入を希望する商品のランクを表わし、承認者が承認結果情報を決定する際の参考などになる。
【0025】
(請求項と実施形態との対応)
本明細書においては、それぞれの請求項の番号と実施形態の番号とが対応するようにしている。そのため、実施形態の番号が順不同に現れる場合がある。
【0026】
(実施形態1)
本発明の実施形態1においては、商品購入希望者などにより購入が希望される商品を表示し、それに基づいて承認結果情報を受け付け、商品の購入の決定を行なう電子的購買システムが提供される。
【0027】
(実施形態1:構成)
図6は、本実施形態における電子的購買システムの機能ブロック図を例示する。図6において、電子的購買システム600は、一以上の端末601と決定サーバ装置602とを備えている。
【0028】
(実施形態1:端末の構成)
図7は、端末601の機能ブロック図を例示する。端末601は、購入希望商品表示部701と、承認結果受付部702と、承認結果送信部703と、を備える。
【0029】
「購入希望商品表示部」701は、購入希望商品情報を表示する。「購入希望商品情報」とは、購入が希望される商品を示す情報である。「購入が希望される」とは、商品購入希望者などが購入を希望していることを意味する。なお、本明細書においては、「商品」とは、物品のみならず、サービスを含むものとし、「購入が希望されるサービス」とは、利用が希望されるサービス、または、提供されることが希望されるサービスを意味するものとする。また、購入が希望される商品が購入される場合には、その商品は商品購入希望者に配送/提供されてもよいし、別の第三者に配送/提供されてもよい。
【0030】
購入希望商品表示部701における購入希望商品情報の表示の態様としては、例えば、文字情報により商品の名前や型番を表示するもの、イメージデータにより商品の概観を表示するもの、商品に関するハイパーリンクを表示するもの、などがある。
【0031】
「承認結果受付部」702は、承認結果情報の入力を受け付ける。「承認結果情報」とは、前記購入希望商品情報により示される商品の購入を承認するか承認しないかを表わす情報である。「前記購入希望商品情報により示される商品」とは、購入希望商品表示部701により購入希望商品情報が表示された商品を意味する。
【0032】
「承認結果送信部」703は、決定サーバ装置602に対して前記承認結果情報を送信する。「前記承認結果情報」とは、承認結果受付部702にて受け付けられた承認結果情報を意味する。
【0033】
(実施形態1:端末の具体例)
端末601の具体例としては、例えば、携帯電話を挙げることができる。図8は、このような携帯電話を例示している。画面801は、購入希望商品表示部701を構成し、テンキーなどは、承認結果受付部702を構成し、アンテナ802は承認結果送信部703を構成する。携帯電話にソフトウェアをダウンロードすることにより、本実施形態の端末として動作させることが可能である。
【0034】
また、別の具体例としては、テレビ受像機に通信用のセットトップボックスを接続したもの、あるいは、パーソナルコンピュータ(ノートブック型、デスクトップ型を含む)などを挙げることができる。
【0035】
(実施形態1:端末の処理)
図9は、本実施形態における端末601における処理を説明するフローチャートを例示する。携帯電話にソフトウェアをダウンロードして端末601が実現される場合や、パーソナルコンピュータでソフトウェアを動作させて端末601が実現される場合には、そのソフトウェアにおける処理を説明することになる。
【0036】
ステップS901において、購入希望商品情報を、購入希望商品表示部701にて、表示する。ステップS902においては、承認結果情報の入力を、承認結果受付部702にて、受け付ける。ステップS903においては、承認結果情報を、承認結果送信部703にて、送信する。
【0037】
なお、図9は、処理の一例を示しているのであり、図9に示した処理の流れに限定して解釈される必然性はない。図9では、ステップS901の購入希望商品情報の表示から処理が始まり、ステップS903の承認結果情報の送信で処理が終了しているが、ステップS901からステップS903までが繰り返し行なわれるようにループを形成していてもよい。また、ステップS901の実行の前に、購入希望商品情報を受信するステップが実行されるようになっていてもよい。また、ステップS902において、承認結果情報の入力を受け付ける前に、商品購入希望者に電話や電子メールにより連絡を取ることが行なわれてもよい。
【0038】
(実施形態1:決定サーバ装置の構成)
図10は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示している。決定サーバ装置602は、承認結果受信部1001と、決定部1002と、を備えている。
【0039】
「承認結果受信部」1001は、承認結果情報を受信する。例えば、図2に示すように決定サーバ装置が固定電気通信網206に接続されている場合には、固定電気通信網206を介して端末より送信される承認結果情報を受信する。このとき、図5に例示した登録情報の発信者番号により、誰からの承認結果情報であるかを算出するようにしてもよい。
【0040】
「決定部」1002は、承認結果受信部1001で受信した承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なう。「基づいて」とは、受信した承認結果情報が商品の購入の決定に影響を及ぼしていることを意味する。例えば、承認結果情報の全数のうち、購入を承認する承認結果情報の数が、購入を承認しないものの数よりも多ければ、購入を決定する。また、承認結果情報を受け付けさせた承認者に重み付けを行い、その重み付けの合計値などの算出結果により購入を決定するようにしてもよい。また、決定部1002は、承認結果受信部1001で受信された承認結果情報の表示などを行い、それに対して入力される情報に従って、商品の購入の決定を行なうようにしてもよい。
【0041】
(実施形態1:決定サーバ装置の処理)
図11は、本実施形態における決定サーバ装置602における処理を説明するフローチャートを例示する。ステップS1101において、承認結果情報を、承認結果受信部1001にて、受信する。ステップS1102において、商品の購入の決定を、決定部1002にて、行なう。
【0042】
なお、図11は、処理の一例を示しているのであり、図11に示した処理の流れに限定して解釈される必然性はない、図11では、ステップS1101から始まり、ステップS1102で処理が終了しているが、ステップS1101とステップS1102とを繰り返し実行されるような処理が行なわれてもよい。また、ステップS1102にて、商品の購入の決定がされた場合に、商品の発送の依頼を示す情報が送信されるようになっていてもよい。
【0043】
(実施形態1:主な効果)
本実施形態の電子的購買システムによれば、例えば、商品購入希望者を孫とし、孫が購入を希望する商品の購入を承認するかどうかを孫の祖父母とすることにより、核家族が進んだ現代において、孫と祖父母とのコミュニケーションを促進することが可能となる。
【0044】
(実施形態2及び9)
本発明の実施形態2においては、実施形態1の決定サーバ装置において、商品の購入の決定のための条件が保持される電子的購買システムが提供される。また、実施形態9は、実施形態2の決定サーバ装置に関する。
【0045】
(実施形態2及び9:決定サーバ装置の構成)
図12は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示している。本実施形態においては、実施形態1における電子的購買システム600の決定サーバ装置602の決定部1002が、決定条件保持手段1201を備えている。
【0046】
「決定条件保持手段」1201は、購入決定条件を保持する。「購入決定条件」とは、商品の購入の決定を行なうための条件である。例えば、購入の承認の数が一定数以上あれば、購入を決定することを示す条件や、特定の承認者が承認しなければ購入の決定をしないことを示す条件がある。
【0047】
決定条件保持手段1201は、例えば、メモリやハードディスクにより実現される。また、購入決定条件は、受信した承認結果情報を読み取り、購入を決定するかどうかを判断するプログラムにより表現することが可能である。すなわち、引数として承認結果情報を受け取り、購入を決定すれば、それを示す値を返し、購入を決定しなければ、それを示す値を返す。このプログラムは、コンパイルした形式でメモリやハードディスクに保持されていてもよいし、文字列として保持されて、必要に応じてインタープリターにより解釈実行されたり、コンパイルされて実行されたりするようになっていてもよい。また、購入決定条件は、プログラムとしてではなく、購入を決定するプログラムが参照する条件として表現することも可能である。例えば、IF−THEN形式の規則を表わすデータとして表現することもできる。また、その場合のプログラムとしては、例えば、いわゆるエキスパートシステムを実現するプログラムを用いることができる。
【0048】
本実施形態においては、決定部1002は、決定条件保持手段1201にて保持されている条件に基づいて商品の購入を行なうことを特徴とする。
【0049】
(実施形態2及び9:決定サーバ装置の処理)
したがって、本実施形態においては、図11に例示したフローチャートのステップS1102において、決定条件保持手段1201から購入決定条件を読み出し、その購入決定条件に基づいて商品の購入の決定を行なうことになる。
【0050】
(実施形態2及び9:主な効果)
本実施形態によれば、決定条件保持手段1201に保持される購入決定条件を変更することが可能となったり、また、複数の購入決定条件を保持して、必要に応じて選択することが可能となったりする。これにより、適切な購入決定条件に基づいて商品の購入の決定を行なうことができる。
【0051】
(実施形態3、10及び14)
本発明の実施形態3は、実施形態2の電子的購買システムにおいて、商品の購入を希望する者のランクを決定し、そのランクと購入が希望される商品のランクとに基づいて購入を決定するようにした電子的購買システムに関する。実施形態10は、そのような電子的購買システムが備える決定サーバ装置に関し、実施形態14は、そのような電子的購買システムが備える端末に関する。
【0052】
(実施形態3、10及び14:端末の構成)
図13は、本実施形態における端末の機能ブロック図を例示する。本実施形態における端末601は、実施形態1(あるいは実施形態2)の端末が、購入希望者ランク情報取得部1301と、購入希望者ランク送信部1302と、をさらに備えたものになっている。
【0053】
「購入希望者ランク情報取得部」1301は、購入希望者ランク情報を取得する。「購入希望者ランク情報」とは、商品の購入を希望する者のランクを決定するための情報である。例えば、商品の購入を希望する者の働きを示す動画データや貢献度を示す資料であったり、商品の購入を希望する者のランクそのものであったりする。この場合のランクとしては、5段階評価、100点を満点とする評価などがある。
【0054】
購入希望者ランク情報取得部1301が購入希望者ランク情報を取得する態様としては、商品の購入を希望する者の端末から送信される購入希望者ランク情報を受信するもの、媒体などに記録された購入希望者ランク情報を読み取るもの、端末の所持者が入力するもの、などがある。
【0055】
「購入希望者ランク送信部」1302は、購入希望者ランク情報を送信する。ここで送信される購入希望者ランク情報は、購入希望者ランク情報取得部1301で取得された購入希望者ランク情報そのものであってもよいし、購入希望者ランク情報取得部1301で取得された購入希望者ランク情報により得られた別の購入希望者ランク情報であってもよい。例えば、購入希望者ランク情報取得部1301で取得された購入希望者ランク情報が動画データである場合には、その動画データを端末601の所持者に表示し、その所持者の判断により入力されたランクを購入希望者ランク送信部1302が送信するようになっていてもよい。
【0056】
(実施形態3、10及び14:決定サーバ装置の構成)
図14は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示する。本実施形態における決定サーバ装置602は、実施形態2の決定サーバ装置が、ランク受信部1401と、希望商品ランク取得部1402と、をさらに備えたものになっている。
【0057】
「ランク受信部」1401は、端末601から購入希望者情報を受信する。
【0058】
「希望商品ランク取得部」1402は、希望商品ランク情報を取得する。「希望商品ランク情報」とは、購入を希望する商品のランクを示す情報である。ここに、「購入を希望する」の主体は、商品の購入を希望する者である。「商品のランク」とは、例えば、商品の価格、商品を使用することが想定されている者の年齢、商品の用途や機能、商品の属するカテゴリ、などがある。
【0059】
本実施形態において、決定条件保持手段1201は、希望商品ランク情報と、購入希望者ランク情報と、に基づいて購入の決定をするための条件であるランク購入決定条件を保持することになる。例えば、希望商品ランク情報の範囲と購入希望者ランク情報から得られるランクの範囲とを対応付けておき、その対応付けを満たす場合に商品の購入が決定されるような条件を保持する。
【0060】
(実施形態3、10及び14:購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報との対応)
図15は、登録情報番号ごとに、購入希望者ランク情報と、希望商品ランク情報と、を対応付けて格納している表を例示する。この表において、購入希望者ランク情報と、希望商品ランク情報と、が登録情報番号とに対応付けて格納されている。登録情報番号とは、例えば、図5に例示した登録情報を一意に識別する情報である。購入希望者ランク情報は、ランク受信部1401で受信されたものであり、希望商品ランク情報は、希望商品ランク取得部で取得されたものである。決定条件保持手段1201に保持された購入決定条件がプログラムによって表わされている場合には、同じ登録情報番号に対応付けられた購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報を図5の表より読み出して、購入を決定するかどうかを判断することになる。
【0061】
(実施形態3、10及び14:主な効果)
本実施形態によれば、購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報に基づいて商品の購入が決定されるので、商品の購入を希望する者に適合した商品の購入が決定できる。また、端末により取得される購入希望者ランク情報として、商品の購入を希望する者の近況を知らせる動画データなどを用いることにより、商品の購入を希望する者と、承認結果情報の入力を行なう者とのコミュニケーションを促進することができる。
【0062】
(実施形態4及び11)
本発明の実施形態4は、実施形態3の電子的購買システムにおいて、商品の購入の決定履歴の蓄積が可能としたものに関する。実施形態11は、この電子的購買システムの決定サーバ装置に関する。
【0063】
(実施形態4及び11:構成)
図16は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示する。決定サーバ装置602は、実施形態3における決定サーバ装置が、さらに決定履歴蓄積部1601を備えているものになっている。
【0064】
「決定履歴蓄積部」1601は、決定履歴を蓄積する。ここに「決定履歴」とは、決定部1002での商品の購入の決定に関する情報の履歴である。例えば、どの商品の購入が決定されたか、あるいは、購入が決定された商品のランクなどが蓄積される。また、購入の決定がされたか、あるいは、決定がされなかったかの履歴が蓄積されてもよい。
【0065】
図17は、購入の決定がされたか、あるいは、決定がされなかったかの履歴を、表を用いて蓄積した一例を示す。「決定がされた者」は商品の購入を希望した者の名前が格納される列の名前を示し、「購入希望商品」は、購入を希望した商品の名前が格納される列の名前を示す。この名前は図5に例示した登録情報より得られる。「決定結果」は購入が決定されたか、あるいは、決定がされなかったかの結果が格納される列の名前を示す。「○」は購入が決定されたことを示し、「×」は購入が決定されなかったことを示す。蓄積される履歴は、図17に示した表に格納されるものに限定されることはなく、決定された日時、決定の理由なども格納されるようになっていてもよい。
【0066】
(実施形態4及び11:主な効果)
本実施形態によれば、決定履歴が蓄積されるため、例えば、この蓄積に基づいて、商品の購入を希望する者のランクを決定したりすることができる。
【0067】
(実施形態5、12及び15)
本発明の実施形態5は、実施形態4の電子的購買システムにおいて、決定サーバ装置から決定履歴を送信し、端末でこれを受信して購入希望者ランク情報を取得するようにしたものに関する。実施形態12は、実施形態5の電子的購買システムの決定サーバ装置に関し、実施形態15は、実施形態5の電子的購買システムの端末に関する。
【0068】
(実施形態5、12及び15:決定サーバ装置の構成)
図18は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示する。決定サーバ装置602は、実施形態4の決定サーバ装置がさらに履歴情報送信部1801を備えたものである。
【0069】
「履歴情報送信部」1801は、決定履歴蓄積部1601に蓄積された決定履歴を送信する。この送信のタイミングとしては、例えば、端末より要求があった時などがある。
【0070】
(実施形態5、12及び15:端末の構成)
図19は、本実施形態における端末の機能ブロック図を例示する。端末601は、実施形態14の端末がさらに履歴受信部1901を備えたものである。
【0071】
「履歴受信部」1901は、決定サーバ装置602から送信される決定履歴を受信する。
【0072】
本実施形態においては、購入希望者ランク情報取得部1301は、前記決定履歴に基づいて購入希望者ランク情報を取得することを特徴とする。「前記決定履歴」とは、履歴受信部1901で受信された決定履歴である。例えば、決定履歴が購入希望者ランク情報そのものであってもよいし、購入希望者ランク情報の中に決定履歴が含まれるようになっていてもよい。また、決定履歴が表示され、それを端末の所持者が認識して、購入希望者ランク情報を端末に入力し、その入力されたものを購入希望者ランク情報取得部1301が取得するようになっていてもよい。
【0073】
(実施形態5、12及び15:主な効果)
本実施形態によれば、決定履歴に基づいて購入希望者ランク情報を端末に取得させることができる。これにより、過去に購入を決定された、あるいは、決定されなかった事例に基づき、次の購入希望者ランク情報を端末に取得させ、これに基づいて商品の購入の決定がなされるようにすることができ、商品の購入を希望する者の成長に合わせた購入希望者ランク情報を端末に取得させることができる。
【0074】
(実施形態6及び16)
本発明の実施形態6は、購入希望者(すなわち、商品の購入を希望する者)に関する情報に基づいて、購入希望者ランク情報が取得されるようにした電子的購買システムに関する。また、実施形態16は実施形態6の電子的購買システムに備えられる端末である。
【0075】
(実施形態6及び16:端末の構成)
本実施形態は、実施形態3の電子的購買システムの端末の購入希望者ランク情報取得部が、購入希望者情報に基づいて購入希望者ランク情報を取得することを特徴とする。ここに「購入希望者情報」とは、購入希望者に関する情報である。購入希望者情報の例としては、購入希望者の個人属性(年齢、性別、居住地域、家族構成、身長、体重、病歴、運動能力、学力、犯罪歴、学歴、経験職種、旅行歴など)がある。購入希望者情報は、図5に例示した登録情報として決定サーバ装置や端末などに格納される。
【0076】
購入希望者情報は、そのまま購入希望者ランク情報となったり、購入希望者ランク情報を構成する情報となったりする。また、購入希望者情報が端末の所持者に提示され、その端末の所持者により購入希望者ランク情報が入力されるようになっていてもよい。
【0077】
(実施形態6及び16:主な効果)
本実施形態によれば、購入希望者情報に基づいて購入希望者ランク情報が取得されるので、購入希望者のランクを適切に決定することが可能となる。
【0078】
(実施形態7、13及び17)
本発明の実施形態7においては、実施形態2の電子的購買システムに基づき、購入することが可能な商品のランクを取得し、そのランクと、購入を希望する商品のランクと、を比較して商品の購入の決定を行なう電子的購買システムが提供される。実施形態13は、実施形態7の電子的購買システムの決定サーバ装置に関し、実施形態17は、実施形態7の電子的購買システムの端末に関する。
【0079】
(実施形態7、13及び17:端末の構成)
図20は、本実施形態における端末の機能ブロック図を例示する。端末601は、実施形態1あるいは2の端末に、ランク取得部2001と、ランク送信部2002と、を備えたものになっている。
【0080】
「ランク取得部」2001は、購入可能商品ランク情報を取得する。「購入可能商品ランク情報」とは、購入することが可能な商品のランクを示す情報である。例えば、購入することが可能な商品の価格や用途、機能、商品の対象年齢などである。ランク取得部2001が購入可能商品ランク情報を取得する態様としては、テンキーによる入力、キーボードによる入力、マウス操作による入力、購入可能商品ランク情報が記録された媒体からの入力などがある。
【0081】
「ランク送信部」2002は、ランク取得部2001で取得された購入可能商品ランク情報を送信する。ランク送信部による購入可能商品ランク情報の送信は、例えば、ランク取得部で購入可能商品ランク情報が取得された時に行なわれてもよいし、ランク取得部で購入可能商品ランク情報が取得されてしばらく時間を経てから行なわれてもよい。また、ランク送信部は、購入可能商品ランク情報のみを送信するのではなく、商品の購入を希望する者を識別するための情報とともに送信するようになっていてもよい。
【0082】
(実施形態7、13及び17:決定サーバ装置の構成)
図21は、本実施形態における決定サーバ装置の機能ブロック図を例示する。決定サーバ装置602は、実施形態2の決定サーバ装置に、ランク受信部2101と、購入希望商品ランク取得部2102と、を備えたものになっている。
【0083】
「ランク受信部」2101は、購入可能商品ランク情報を受信する。受信される購入可能商品ランク情報は、端末のランク送信部より送信されたものである。
【0084】
「購入希望商品ランク取得部」2102は、購入希望商品ランク情報を取得する。「購入希望商品ランク情報」とは、購入を希望する商品のランクを示す情報である。例えば、図5に示す登録情報の商品ランク情報を購入希望商品ランク情報と解釈して取得する。あるいは、登録情報に購入を希望する商品を特定する情報が含まれており、この情報に基づいて、購入希望商品ランク情報を取得する。
【0085】
本実施形態において、決定条件保持手段1201は、購入決定条件として、購入可能商品ランク情報と、購入希望商品ランク情報と、に基づいて商品の購入の決定をするための条件を保持する。例えば、購入可能商品ランク情報で示される商品の価格が、購入希望商品ランク情報で示される商品の価格を超えない場合に商品の購入の決定をする条件である。
【0086】
(実施形態7、13及び17:決定サーバ装置の処理)
本実施形態における決定サーバ装置602の処理の一例としては、まずランク受信部2101にて、購入可能商品ランク情報を受信する。受信した購入可能商品ランク情報は、例えば、一時的に記憶されるようになっていてもよい。次に、購入希望商品ランク取得部2102にて、購入希望商品ランク情報を取得する。取得された購入希望商品ランク情報も、一時的に記憶されるようになっていてもよい。承認結果情報が端末より送信されると、承認結果受信部1001において、承認結果情報を受信する。その後、決定部1002は、決定条件保持手段1201より購入決定条件を読み出し、商品の購入の決定を行なう。
【0087】
(実施形態7、13及び17:主な効果)
本実施形態によれば、購入が可能な商品のランクを決めることができるので、そのランクを超える商品の購入が希望されても、商品の購入の決定がされないようにすることができる。このため、商品の購入を希望するものは、承認結果情報を入力するものとコミュニケーションを取ろうとし、コミュニケーションが促進される。
【0088】
(実施形態8)
本発明の実施形態8においては、実施形態1ないし7のいずれかの電子的購買システムに基づいて、複数の端末を備え、購入を希望する商品の選定及び承認結果情報の入力が行なえ、承認結果情報の承認が行なえるようにした電子的購買システムが提供される。
【0089】
(実施形態8:構成)
図22は、本実施形態における電子的購買システムの機能ブロック図を例示する。電子的購買システム2200は、複数の端末を備え、例えば、第一端末2201と、第二端末2204と、他の端末2203と、がある。また、電子的購買システム2200は、決定サーバ装置2206を備える。
【0090】
第一端末2201は、商品選定部2202を有する。「商品選定部」2202は、購入を希望する商品の選定を行なう。したがって、商品選定部2202を有する第一端末によって、図4のステップS401からステップS403までが実行され、選定された結果は、決定サーバ装置2206へ送信される。
【0091】
決定サーバ装置2206により、選定された結果が受信されると、決定サーバ装置2206より、他の端末2203へ仮決定通知などがされ、承認結果情報の受け付けが促進され、受け付けられた承認結果情報が決定サーバ装置2206へ送信される。なお、図22では、他の端末2203は一台しか現れていないが、複数台存在していてもよい。
【0092】
第二端末2204は、第二承認結果情報受付部2205を有する。「第二承認結果情報受付部」2205とは、第二承認結果情報の入力を受け付けるための部である。「第二承認結果情報」とは、他の端末2203にて入力を受け付けられた承認結果情報に基づいて、さらにその承認結果情報を承認するための情報である。
【0093】
第二端末2204の承認結果送信部は、承認結果情報に替えて第二承認結果情報を送信する。
【0094】
例えば、他の端末2203から承認結果情報が決定サーバ装置2206により受信されると、決定サーバ装置2206から第二端末2204へ、受信された承認結果情報が送信され、それが第二端末2204にて表示され、第二端末の所持者が第二承認結果情報を入力する。入力された第二承認結果情報は、第二端末の承認結果送信部より送信され、決定サーバ装置で受信され、決定部にて商品の購入が決定される。
【0095】
また、他の端末2203から承認結果情報が決定サーバ装置2206により受信されると、決定サーバ装置2206で商品の購入の決定がされ、その購入の決定の結果が第二端末2204へ送信されるようになっていてもよい。第二端末2204では、受信された購入の決定の結果に対して承認を与えるために第二承認結果情報が入力されるようになっていてもよい。
【0096】
(実施形態8:第一端末、他の端末、第二端末の所持者の例)
本実施形態において、第一端末、他の端末、第二端末の所持者の例としては、第一端末の所持者の父母が他の端末を所持し、第一端末の所持者の祖父母が第二端末を所持するようにしてもよい。このようにすることにより、孫(第一端末の所持者)の希望する商品の購入の可否が他の端末の所持者(第一端末の所持者の父母)により審査され、購入が可であれば、最終的に祖父母により購入の承認がされる。
【0097】
また、第一端末の所持者の祖父母が他の端末を所持し、第一端末の所持者の父母が第二端末を所持するようにしてもよい。これにより、孫の希望する商品の購入の可否が祖父母により審査され、最終的な購入の承認が父母によりなされることになる。
【0098】
(実施形態8:主な効果)
このように、他の端末と第二端末とにおける承認の性格や目的などを変えることにより、より慎重に商品の購入の決定の決定が行なわれるようにできる。
【0099】
(実施形態18)
本発明の実施形態18は、購入が希望される商品の情報を表示し、購入の承認を受け付け、その承認に基づいて商品の購入の決定を行なう購買決定方法に関する。
【0100】
(実施形態18:構成)
本実施形態の購買決定方法は、購入商品表示ステップと、承認結果受付ステップと、決定ステップと、を含む。
【0101】
「購入商品表示ステップ」は、購入が希望される商品を示す情報である購入希望商品情報を表示するステップである。
【0102】
「承認結果受付ステップ」は、購入希望商品表示ステップにて示される商品の購入の可否を定める承認の結果を表す承認結果情報の入力を受け付ける。
【0103】
「決定ステップ」は、承認結果受付ステップにて受け付けられた承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なう。
【0104】
(実施形態18:ステップの流れ)
図23は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャートを例示する。まず、購入商品表示ステップとして、購入希望商品情報を表示する(ステップS2301)。次に、承認結果受付ステップとして、承認結果情報の入力を受け付ける(ステップS2302)。そして、決定ステップとして、購入の決定を行なう(ステップS2303)。
【0105】
(実施形態18:購買決定方法は、例えば、実施形態1において用いられる方法である)
したがって、本実施形態における購買決定方法は、例えば、実施形態1の電子的購買システムにおいて用いられる方法である。すなわち、購入希望商品表示部701が購入商品表示ステップに対応し、承認結果受付部702が承認結果受付ステップに対応し、決定部1002が決定ステップに対応する。
【0106】
(実施形態19)
本発明の実施形態19は、商品の購入の決定を行なうための条件を取得するステップを含ませた購買決定方法に関する。
【0107】
(実施形態19:構成)
本実施形態の購買決定方法は、実施形態18の購買決定方法に、決定条件取得ステップを含ませたものである。
【0108】
「決定条件取得ステップ」とは、商品の購入を行なうための条件を取得するステップである。
【0109】
本実施形態においては、決定ステップにおいては、この決定条件取得ステップで取得された条件に基づいて商品の購入の決定が行なわれることを特徴とする。
【0110】
(実施形態19:ステップの流れ)
図24は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャートを例示する。まず、購入商品表示ステップとして、購入希望商品情報を表示する(ステップS2401)。次に、承認結果受付ステップとして、承認結果情報の入力を受け付ける(ステップS2402)。そして、決定条件取得ステップとして、決定条件を取得し(ステップS2403)、取得された決定条件に基づいて、購入の決定を行なう(ステップS2404)。
【0111】
(実施形態19:購買決定方法は、例えば、実施形態2において用いられる方法である)
したがって、本実施形態における購買決定方法は、例えば、実施形態2の電子的購買システムにおいて用いられる方法である。すなわち、決定条件取得ステップは、決定条件保持手段1201に保持されている購入決定条件を読み出すステップに相当する。
【0112】
(実施形態20)
本発明の実施形態20は、商品の購入を希望する者のランクと購入を希望する商品のランクとに基づいて商品の購入を決定する方法に関する。
【0113】
(実施形態20:構成)
本実施形態は、実施形態19の購買決定方法に、購入希望者ランク情報取得ステップと、希望商品ランク取得ステップと、を含ませた購買決定方法である。
【0114】
「購入希望者ランク情報取得ステップ」とは、購入希望者ランク情報を取得するステップである。「購入希望者ランク情報」については、実施形態3において説明した通りである。
【0115】
「希望商品ランク取得ステップ」とは、希望商品ランク情報を取得するステップである。「希望商品ランク情報」は、実施形態3において説明した通りである。
【0116】
本実施形態においては、決定条件取得ステップでは、ランク購入決定条件を取得することを特徴とする。すなわち、記録されていたり、保持されていたり、入力されるランク購入決定条件を取得する。ここに「ランク購入決定条件」とは、前記希望商品ランク情報と、前記購入希望者ランク情報と、に基づいて購入の決定をするための条件である。なお、「前記希望商品ランク情報」とは、希望商品ランク取得ステップにて取得された希望商品ランク情報を意味し、「前記購入希望者ランク情報」とは、購入希望者ランク情報取得ステップにて取得された購入希望者ランク情報を意味する。
【0117】
(実施形態20:ステップの流れ)
図25は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャートを例示する。
【0118】
ステップS2501において、購入商品表示ステップとして、購入希望商品情報を表示し、ステップS2502において、承認結果受付ステップとして、承認結果情報の入力を受け付ける。ステップS2503において、購入希望者ランク情報取得ステップとして、購入希望者ランク情報を取得し、ステップS2504において、希望商品ランク情報取得ステップとして、希望商品ランク情報を取得する。ステップS2505において、決定条件を取得する。ここでいう決定条件には、実施形態19での商品の購入の決定を行なうための条件に加えて、ランク購入決定条件が含まれる。ステップS2506において、決定ステップとして、購入の決定を行なう。
【0119】
(実施形態20:ステップの別の流れ)
図26は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの別の流れを示すフローチャートを例示する。このフローチャートにおいては、まず、ステップS2601とステップS2602とにおいて、購入希望者ランク情報取得ステップと、希望商品ランク情報取得ステップと、が実行されるようになっている。これにより、ステップS2603における購入商品表示ステップにおいて、購入希望商品情報とともに、購入希望者ランク情報と、希望商品ランク情報と、が表示され、承認結果情報の入力の参考とすることができるようになっている。
【0120】
(実施形態20:ステップの別の流れ(その2))
また、図27は、図26とは別の本実施形態に関する購買決定方法のステップの別の流れを示すフローチャートを例示する。このフローチャートにおいては、図26のフローチャートと同じように、最初に購入希望者ランク情報取得ステップと、希望商品ランク情報取得ステップと、が実行される。図26のフローチャートとの違いは、その次に、決定条件が取得される決定条件取得ステップが実行される点である(ステップS2703)。これにより、ステップS2704における購入商品表示ステップにおいて、決定条件も表示することが可能となり、決定条件を明らかに満たさない場合に、商品の購入を承認するという無駄なことを排除することが可能となる。
【0121】
(実施形態21)
本発明の実施形態21においては、商品の購入の仮決定が行なわれる購買決定方法が提供される。
【0122】
(実施形態21:構成)
本実施形態においては、実施形態20の購買決定方法の決定条件取得ステップにおいて、仮決定条件をも取得する。「仮決定条件」とは、商品の購入の仮決定を行なうための条件である。「仮決定」とは、例えば、かなりの確率(例えば、70パーセント以上)で商品の購入の決定が予想される場合に下される判断である。
【0123】
本実施形態においては、決定ステップでは、決定条件取得ステップで取得された仮決定条件に基づいて商品の購入の仮決定が行なわれる。
【0124】
(実施形態21:主な効果)
この仮決定に基づき、例えば、仮決定しないことに決定されれば、購入希望商品情報を表示しないことにすれば(例えば、図27において、ステップS2704以下を実行しないようにする)、承認者の手を煩わせることがなくなる。
【0125】
(実施形態22)
本発明の実施形態22においては、仮決定に基づいて承認結果情報が受け付けられる購買決定方法が提供される。
【0126】
(実施形態22:構成)
本実施形態においては、実施形態21の購買決定方法の承認結果受付ステップは、決定ステップで行なわれた仮決定に基づいて承認結果情報を受け付けることを特徴とする。
【0127】
例えば、仮決定がされた場合にのみ承認結果情報を受け付ける、などである。
【0128】
(実施形態22:ステップの流れ)
図28は、本実施形態に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャートを例示する。
【0129】
まず、ステップS2801とステップS2802において、それぞれ、購入希望者ランク情報が取得され、また、希望商品ランク情報が取得される(購入希望者ランク情報取得ステップと希望商品ランク取得ステップ)。
【0130】
例えば、図5に例示される登録情報に購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報とが決定サーバ装置に格納されており、記憶手段により記憶されている登録情報が読み出されることにより、取得が行なわれる。
【0131】
ステップS2803において、決定条件を取得する(決定条件取得ステップ)。ここで、仮決定条件も取得される。
【0132】
ステップS2804において、購入希望商品情報を表示する(購入希望商品表示ステップ)。例えば、承認者の所持する端末に購入希望商品情報が表示される。
【0133】
ステップS2805において、決定ステップにより仮決定条件を適用し、仮決定されるかどうかを判断し、仮決定されていればステップS2806へ移行する。この仮決定は、例えば、決定サーバ装置において行なわれ、その結果が端末へ送信される。
【0134】
ステップS2806において、承認結果情報の入力を受け付ける(承認結果受付ステップ)。例えば、承認者の所持する端末に、仮決定されたことを表示し、承認結果情報の入力を促し、承認者が入力する承認結果情報を受け付ける。
【0135】
ステップS2807において、購入の決定を行なう。例えば、承認結果情報を端末から決定サーバ装置へ送信し、決定サーバ装置において、購入の決定を行なう。
【0136】
なお、図28に示したフローチャートは、ステップの流れの一例を示したものである。ステップS2803において、決定条件が取得された後に、仮決定の判断を行い、仮決定されたならば、購入希望商品情報を表示し、承認結果情報の入力を受け付け、購入の決定を行なうようになっていてもよい。
【0137】
(実施形態22:主な効果)
本実施形態によれば、仮決定の結果とともに購入希望商品情報が表示されれば、承認者が、どのような場合に仮決定がされるか、あるいは、仮決定がされないかを知ることができる。また、仮決定がされなければ、購入希望商品情報が表示されないようにすれば、仮決定がされない場合において、承認者の手を煩わせることがなくなる。
【0138】
(実施形態23)
本発明の実施形態23においては、購入希望者にメッセージが提示される購買決定方法が提供される。
【0139】
(実施形態23:構成)
本実施形態は、実施形態22の購買決定方法において、承認結果情報にメッセージが含まれるようにしたものである。このメッセージは、決定ステップで購入が決定される商品に添付されて購入希望者に提示される。
【0140】
例えば、承認結果情報を入力する画面に、商品購入者へのメッセージが入力できる部分を表示し、そこに、メッセージが入力できるようにしておく。承認者が承認結果情報とメッセージの入力を行い、送信のための操作を行なうと、承認結果情報とメッセージとが、決定サーバ装置へ送信される。
【0141】
このメッセージには、例えば、商品の購入を承認する場合には、「おめでとう」という祝賀を意味するものがあり、商品の購入を承認しない場合には、「次回はがんばりましょう」という励ましのためのものがある。
【0142】
また、決定ステップにおいて商品の購入が決定される場合には、商品を購入することを承認しない承認結果情報に含まれるメッセージを商品購入希望者に提示しないようにしたり、また、商品の購入が決定されない場合には、商品を購入することを承認する承認結果情報に含まれるメッセージを商品購入希望者に提示しないようにしたりしてもよい。
【0143】
(実施形態23:主な効果)
本実施形態によれば、承認結果情報に商品購入希望者へのメッセージが含まれるので、承認者と商品購入希望者とのコミュニケーションを促進することができる。
【0144】
(実施形態24)
本発明の実施形態24においては、承認結果情報には端末を識別する情報が含まれ、その情報に基づいて、決定条件がされる購買決定方法が提供される。
【0145】
(実施形態24:構成)
本実施形態の購買決定方法は、実施形態18の購買決定方法において、承認結果受付ステップは、端末より承認結果情報を受け付け、その承認結果情報には、承認結果情報を受け付けた端末を識別する識別情報が含まれることを特徴とする。識別情報としては、例えば端末が携帯電話であれば、その電話番号を例として挙げることができる。
【0146】
また、本実施形態において、決定条件取得ステップでは、識別情報に関連付けられた決定条件が取得されることを特徴とする。例えば、識別情報と決定条件とが図29に例示されるように、表の形式で格納され、表の一行により、識別情報と決定条件が関連付けられているようになっていてもよい。
【0147】
(実施形態24:主な効果)
本実施形態によれば、端末に応じた決定条件により、商品の購入の決定を行なうことが可能となる。例えば、端末の所持者に応じた決定を行なうことが可能となる。
【0148】
(実施形態25)
本発明の実施形態25においては、承認結果情報に、人的な関係を示す情報が含まれる購買決定方法が提供される。
【0149】
(実施形態25:構成)
本実施形態においては、実施形態19の購買決定方法において、承認結果情報には、人的関係情報を含む。「人的関係情報」とは、その承認結果情報の入力を行なう人と、その承認に基づいてなされるべき購入の決定のために利用される他の承認結果情報の入力を行なう人との人的関係を示す情報である。なお、この人的関係情報は、承認結果情報の入力が受け付けられる際に、承認結果情報に含まれる必要はなく、決定ステップが処理されるまでに含まれるようになっていればよい。
【0150】
例えば、承認結果情報の入力を行なう人が、親族関係にある場合には、その親族関係上での位置を示す情報が人的関係情報である。また、会社などの組織であれば、その組織上での位置を示す情報が人的関係情報である。
【0151】
この人的関係情報は、例えば、承認結果情報を入力する際に同時に入力される。あるいは、端末を識別する情報により示されてもよい。この場合には、図5に示される登録情報に格納される発信者番号と被処理者種別とにより、端末を識別する情報から人的関係情報が取得されるようになっていてもよい。
【0152】
本実施形態において、決定条件取得ステップにおいては、人的関係情報に基づいて、商品の購入の決定を行なうための条件が取得される。
【0153】
例えば、商品の購入を希望する者の親により承認結果情報が入力された場合には、それに応じた条件が取得される。また、会社などの組織では、代表権を持つ取締役が承認結果情報を入力した場合や、代表権を持たない取締役などが承認結果情報を入力した場合に応じて、条件が取得される。
【0154】
(実施形態25:主な効果)
本実施形態によれば、承認結果情報を入力した者に応じて、商品の購入の決定を行なう条件を変化させることができる。これにより、例えば、承認結果情報を入力した者の発言権の大小に応じて、商品の購入の決定をすることができる。
【0155】
(実施形態26)
本発明の実施形態26においては、例えば、多数決の原理に基づいて商品の購入の決定がされる購買決定方法が提供される。
【0156】
(実施形態26:構成と主な効果)
本実施形態の購買決定方法は、実施形態19の購買決定方法の決定条件取得ステップにおいて、商品の購入を可とする承認結果情報の数と、商品の購入を否とする承認結果情報の数と、の関係に基づいて商品の購入の決定を行なうための条件を取得する。
【0157】
例えば、商品の購入を可とする承認結果情報の数が商品の購入を否とする承認結果情報の数より多い場合に、商品の購入の決定を行なうという条件が取得されるようになっていれば、多数決の原理に基づいて商品の購入の決定を行なうことができる。これにより、公正に決定がされるようにすることができる。
【0158】
また、商品の購入を可とする承認結果情報の数が商品の購入を否とする承認結果情報の数と同じであれば、特定の人の承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なうようにすることもでき、多くの会議で実施されているように、賛否同数であれば、議長の決するものに決定するようにできる。
【0159】
(実施形態27)
本発明の実施形態27は、承認結果情報に重み付けをして商品の購入を決定する購買決定方法に関する。
【0160】
(実施形態27:構成と主な効果)
本実施形態の購買決定方法は、実施形態19の購買決定方法の決定条件取得ステップにおいて、商品の購入を可とする承認結果情報と、商品の購入を否とする承認結果情報と、に割り当てられたポイントに基づいて商品の購入の決定を行なうための条件を取得する。
【0161】
例えば、承認結果情報を入力する人にポイントを割り当てておき、その人が入力した承認結果情報のポイントを、割り当てられたポイントとしておいておき、可とする承認結果情報のポイントの合計と否とする承認結果情報のポイントの合計とに応じて、商品の購入を決定する条件を取得するようにしてもよい。これにより、株式会社の株主総会において、所有する株式数に応じて議決がされるように、人に割り当てられたポイントに応じて商品の購入を決定することが可能となる。
【0162】
また、高価な商品の購入の決定を行なう場合には、商品の購入を可とする承認結果情報に割り当てられたポイントの合計が、商品の購入を否とする承認結果情報に割り当てられたポイントの合計を圧倒的に上回る(例えば、可とする承認結果情報のポイント合計が、否とする承認結果情報のポイント合計の3倍以上)とするようにしてもよい。これにより、商品の購入の決定を慎重なものにすることができる。
【0163】
(実施形態28)
本発明の実施形態28においては、承認結果情報の送信を促す情報を送信する規則が取得される購買決定方法が提供される。
【0164】
(実施形態28:構成)
本実施形態においては、実施形態19の購買決定方法の決定条件取得ステップにおいて、催促送信規則を取得する。「催促送信規則」とは、催促情報を承認主体に対して送信する規則である。「催促情報」とは、承認結果情報の送信を促すための情報である。
【0165】
本実施形態においては、決定条件取得ステップは、図27に例示されるフローチャートのように、決定条件を取得する決定条件取得ステップ(ステップS2703)が、承認結果情報の入力を受け付けるステップ(ステップS2705)より前に実行される必要がある。決定条件取得ステップにおいて、催促送信規則が取得され、それに基づいて、催促情報が送信され、その後に承認結果情報の入力が行なわれるようになる。
【0166】
催促送信規則の例としては、例えば、承認結果情報を入力しない傾向にある承認主体に催促情報を送信するものがある。「承認結果情報を入力しない傾向」とは、これまでの承認結果情報の履歴に基づいて、例えば、承認結果情報の入力回数が、他の承認主体の承認結果情報の入力回数の半数以下であることを意味する。
【0167】
また、催促送信規則の別の例としては、承認主体へ催促情報を送信する時間や順序を指定する規則がある。例えば、Aという承認主体へ催促情報を送信して一時間後にBという承認主体へ催促情報を送信することを規定した規則がある。また、催促情報を送信してから、三時間が経過しても承認結果情報が入力されない場合には、催促情報を再度送信することを規定する規則がある。
【0168】
(実施形態29)
本発明の実施形態29は、実施形態28における購買決定方法において、催促送信規則が、催促情報を承認主体へ順次に送信する規則を含むことを特徴とした購買決定方法に関する。
【0169】
例えば、Aという承認主体へ催促情報を送信した後にBという承認主体へ催促情報を送信するという催促送信規則がある。
【0170】
また、単に催促情報を送信することを規定した規則ではなく、Aという承認主体に対して催促情報を送信し、Aによる承認結果情報が受け付けられた後に、Bという承認主体に対して催促情報を送信するような規則であってもよい。この場合において、Bという承認主体には、それまでに受け付けられた承認結果情報が催促情報とともに送信されるようになっていてもよい。これにより、Bという承認主体は、それまでの承認結果情報を参照して承認結果情報を入力することが可能となる。
【0171】
このような順次に送信することを実現するためには、例えば、催促情報を送るべき全ての承認主体を、催促情報を送る順序に従って蓄積しておき、また、最後に催促情報を贈った承認主体がどれであるかも蓄積するようにしておく。承認主体から承認結果情報が受け付けられると、その承認主体が、蓄積されている最後に催促情報を送信した承認主体と一致するかどうかを判断し、もし一致するならば、蓄積された承認主体の順序を読み出し、次の承認主体を決定して催促情報を送信する。
【0172】
(実施形態30)
本発明の実施形態30は、実施形態28における購買決定方法において、催促送信規則が、催促情報を承認主体へ一斉に送信する規則を含むことを特徴とした購買決定方法に関する。「一斉」とは、同時に、あるいは、時間の差異が小さいことをいう。
【0173】
これにより、例えば、一番早く受け付けられた承認結果情報により商品の購入を決定することが可能となる。
【0174】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、端末により受け付けられた承認結果情報に基づいて商品の購入が決定されるので、承認の事後の審査が行なわれて購入の決定がされ、安易な購入を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報や商品の流れを示して本発明の概念を説明する図
【図2】システムの全体を示して本発明の概念を説明する図
【図3】処理の概要を示して本発明の概念を説明する図
【図4】本発明の実施におけるシーケンス図
【図5】本発明のためのデータ構造の一例図
【図6】実施形態1における電子的購買システムの機能ブロック図
【図7】実施形態1における端末の機能ブロック図
【図8】端末を実現する携帯端末の一例図
【図9】実施形態1における端末での処理を説明するフローチャート
【図10】実施形態1における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図11】実施形態1における決定サーバ装置での処理を説明するフローチャート
【図12】実施形態2及び9における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図13】実施形態3及び14における端末の機能ブロック図
【図14】実施形態3及び10における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図15】登録情報ごとに購入希望者ランク情報と希望商品ランク情報とを対応付けて格納している表の一例図
【図16】実施形態4及び11における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図17】購入が決定されたかどうかを蓄積する表の一例図
【図18】実施形態5及び12における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図19】実施形態5及び15における端末の機能ブロック図
【図20】実施形態7及び17における端末の機能ブロック図
【図21】実施形態7及び13における決定サーバ装置の機能ブロック図
【図22】実施形態8における電子的購買システムの機能ブロック図
【図23】実施形態18に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャート
【図24】実施形態19に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャート
【図25】実施形態20に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャート
【図26】実施形態20に関する購買決定方法のステップの流れを示す別のフローチャート
【図27】実施形態20に関する購買決定方法のステップの流れを示す別のフローチャート
【図28】実施形態22に関する購買決定方法のステップの流れを示すフローチャート
【図29】識別情報と決定条件とを関連付けて格納する表の一例図
【符号の説明】
101 商品購入希望者
102 承認者
103 決定サーバ装置
104 商店等
Claims (30)
- 一以上の端末と決定サーバ装置とを備えた電子的購買システムであって、
前記端末は、
購入が希望される商品を示す情報である購入希望商品情報を表示する購入希望商品表示部と、
前記購入希望商品情報により示される商品の購入を承認するか承認しないかを表す承認結果情報の入力を受け付ける承認結果受付部と、
前記決定サーバ装置に対して前記承認結果情報を送信する承認結果送信部と、
を備え、
前記決定サーバ装置は、
承認結果情報を受信する承認結果受信部と、
前記承認結果受信部で受信した承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なう決定部と、
を備えた電子的購買システム。 - 前記決定サーバ装置の決定部は、商品の購入の決定を行なうための条件である購入決定条件を保持する決定条件保持手段を備え、前記決定条件保持手段にて保持されている条件に基づいて商品の購入の決定を行なうことを特徴とする請求項1に記載の電子的購買システム。
- 前記端末は、商品の購入を希望する者のランクを決定するための情報である購入希望者ランク情報を取得する購入希望者ランク情報取得部と、
購入希望者ランク情報を送信する購入希望者ランク送信部と、
を備え、
前記決定サーバ装置は、
前記端末から購入希望者ランク情報を受信するランク受信部と、
購入を希望する商品のランクを示す情報である希望商品ランク情報を取得する希望商品ランク取得部と、
を備え、
前記決定条件保持手段は、前記希望商品ランク情報と、前記購入希望者ランク情報とに基づいて購入の決定をするための条件であるランク購入決定条件を保持する請求項2に記載の電子的購買システム。 - 前記決定サーバ装置は、前記決定部での商品の購入の決定に関する情報の履歴である決定履歴を蓄積する決定履歴蓄積部を備える請求項3に記載の電子的購買システム。
- 前記決定サーバ装置は、前記決定履歴蓄積部に蓄積された決定履歴を送信する履歴情報送信部を備え、
前記端末は、前記決定サーバ装置から送信される決定履歴を受信する履歴受信部を備え、
前記購入希望者ランク情報取得部は、前記決定履歴に基づいて購入希望者ランク情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の電子的購買システム。 - 前記端末の購入希望者ランク情報取得部は、購入希望者に関する情報である購入希望者情報に基づいて前記購入希望者ランク情報を取得する請求項3に記載の電子的購買システム。
- 前記端末は、
購入することが可能な商品のランクを示す情報である購入可能商品ランク情報を取得するランク取得部と、
前記ランク取得部で取得された購入可能商品ランク情報を送信するランク送信部と、
を備え、
前記決定サーバ装置は、
購入可能商品ランク情報を受信するランク受信部と、
購入を希望する商品のランクを示す情報である購入希望商品ランク情報を取得する購入希望商品ランク取得部と、
を備え、
前記決定条件保持手段は、購入決定条件として、前記購入可能商品ランク情報と前記購入希望商品ランク情報とに基づいて商品の購入の決定をするための条件を保持する請求項2に記載の電子的購買システム。 - 前記端末は、複数あり、
少なくともそのうちの一の端末である第一端末は、購入を希望する商品の選定を行なう商品選定部を有し、
少なくともそのうちの一の端末である第二端末は、他の端末にて入力を受け付けられた承認結果情報に基づいてさらにその承認結果情報を承認するための情報である第二承認結果情報の入力を受け付けるための第二承認結果情報受付部を有し、
前記承認結果送信部は、承認結果情報に替えて第二承認結果情報を送信する請求項1から7のいずれか一に記載の電子的購買システム。 - 請求項1に記載の電子的購買システムに備えられる決定サーバ装置であって、
前記決定部は、商品の購入の決定を行なうための条件である購入決定条件を保持する決定条件保持手段を備え、前記決定条件保持手段にて保持されている条件に基づいて商品の購入の決定を行なうことを特徴とする決定サーバ装置。 - 商品の購入を希望する者のランクを決定するための情報である購入希望者ランク情報を受信するランク受信部と、
購入を希望する商品のランクを示す情報である希望商品ランク情報を取得する希望商品ランク取得部と、
を備え、
前記決定条件保持手段は、前記希望商品ランク情報と、前記購入希望者ランク情報とに基づいて購入の決定をするための条件であるランク購入決定条件を保持する請求項9に記載の決定サーバ装置。 - 前記決定部での商品の購入の決定に関する情報の履歴である決定履歴を蓄積する決定履歴蓄積部を備える請求項10に記載の決定サーバ装置。
- 前記決定履歴蓄積部で蓄積された決定履歴を送信する履歴情報送信部を備える請求項11に記載の決定サーバ装置。
- 購入することが可能な商品のランクを示す情報である購入可能商品ランク情報を受信するランク受信部と、
購入を希望する商品のランクを示す情報である購入希望商品ランク情報を取得する購入希望商品ランク取得部と、
を備え、
前記決定条件保持手段は、購入決定条件として、前記購入可能商品ランク情報と前記購入希望商品ランク情報とに基づいて商品の購入の決定をするための条件を保持することを特徴とする請求項9に記載の決定サーバ装置。 - 請求項1に記載の電子的購買システムに備えられる端末であって、
商品の購入を希望する者のランクを決定するための情報である購入希望者ランク情報を取得する購入希望者ランク情報取得部と、
前記購入希望者ランク情報を送信する購入希望者ランク送信部と、
を備える端末。 - 商品の購入に関する情報の履歴である決定履歴を受信する履歴受信部を備え、
前記購入希望者ランク情報取得部は、前記決定履歴に基づいて購入希望者ランク情報を取得することを特徴とする請求項14に記載の端末。 - 前記購入希望者ランク情報取得部は、購入希望者に関する情報である購入希望者情報に基づいて前記購入希望者ランク情報を取得することを特徴とする請求項14に記載の端末。
- 購入することが可能な商品のランクを示す情報である購入可能商品ランク情報を取得するランク取得部と、
前記ランク取得部で取得された購入可能商品ランク情報を送信するランク送信部と、
を備える請求項14に記載の端末。 - 購入が希望される商品を示す情報である購入希望商品情報を表示する購入希望商品表示ステップと、
前記購入希望商品表示ステップにて示される商品の購入の可否を定める承認の結果を表す承認結果情報の入力を受け付ける承認結果受付ステップと、
前記承認結果受付ステップにて受け付けられた承認結果情報に基づいて商品の購入の決定を行なう決定ステップと、
を含む購買決定方法。 - 商品の購入の決定を行なうための条件である決定条件を取得する決定条件取得ステップを含み、
前記決定ステップでは、前記決定条件取得ステップで取得された条件に基づいて商品の購入の決定が行なわれることを特徴とする請求項18に記載の購買決定方法。 - 商品の購入を希望する者のランクを決定するための情報である購入希望者ランク情報を取得する購入希望者ランク情報取得ステップと、
購入を希望する商品のランクを示す情報である希望商品ランク情報を取得する希望商品ランク取得ステップと、
を含み、
前記決定条件取得ステップでは、前記希望商品ランク情報と、前記購入希望者ランク情報と、に基づいて購入の決定をするための条件であるランク購入決定条件を取得することを特徴とする請求項19に記載の購買決定方法。 - 前記決定条件取得ステップは、商品の購入の仮決定を行なうための条件である仮決定条件をも取得し、
前記決定ステップでは、前記決定条件取得ステップで取得された仮決定条件に基づいて商品の購入の仮決定が行なわれることを特徴とする請求項20に記載の購買決定方法。 - 前記承認結果受付ステップは、前記決定ステップで行なわれた仮決定に基づいて前記承認結果情報を受け付けることを特徴とする請求項21に記載の購買決定方法。
- 前記承認結果情報には、前記決定ステップで購入が決定される商品に添付されて購入希望者に提示されるべきメッセージを含むことを特徴とする請求項22に記載の購買決定方法。
- 前記承認結果受付ステップは、端末より承認結果情報を受け付け、前記承認結果情報には、その承認結果情報を受け付けた端末を識別する識別情報が含まれ、
前記決定条件取得ステップでは、識別情報に関連付けられた決定条件が取得されることを特徴とする請求項18に記載の購買決定方法。 - 前記承認結果情報は、その承認結果情報の入力を行なう人と、その承認に基づいてなされるべき購入の決定のために利用される他の承認結果情報の入力を行なう人との人的関係を示す情報である人的関係情報を含み、
前記決定条件取得ステップでは、前記人的関係情報に基づいて商品の購入の決定を行なうための条件が取得される請求項19に記載の購買決定方法。 - 前記決定条件取得ステップは、商品の購入を可とする承認結果情報の数と商品の購入を否とする承認結果情報の数との関係に基づいて商品の購入の決定を行なうための条件を取得することを特徴とする請求項19に記載の購買決定方法。
- 前記決定条件取得ステップは、商品の購入を可とする承認結果情報と商品の購入を否とする承認結果情報とに割り当てられたポイントに基づいて商品の購入の決定を行なうための条件を取得することを特徴とする請求項19に記載の購買決定方法。
- 前記決定条件取得ステップは、承認結果情報の送信を促すための情報である催促情報を承認主体に対して送信する規則である催促送信規則を取得することを特徴とする請求項19に記載の購買決定方法。
- 前記催促送信規則は、催促情報を承認主体へ順次に送信する規則を含む請求項28に記載の購買決定方法。
- 前記催促送信規則は、催促情報を承認主体へ一斉に送信する規則を含む請求項28に記載の購買決定方法。
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