JP2004109598A - 波長変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】量子ドットを含む非線形媒質を有する波長変換装置において、広帯域の信号光を光四波混合を使って波長変換する。
【解決手段】光四波混合の励起光源として可変波長レーザを使い、可変波長レーザ、信号光の光路となる光学系および励起光の光路となる光学系を制御装置により、波長変換する信号光の波長に応じて制御する。
【選択図】     図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に光信号処理装置に係り、特に光四波混合を使い、広い波長範囲で高速信号光を任意の波長へ変換する波長変換装置に関する。
【0002】
全光ネットワークあるいはフォトニックネットワークにおいては、様々な波長の信号光が使われるが、異なったチャネルの信号光どうしの衝突の回避、あるいは空いた波長の再利用、サブネットワーク相互の自由な接続を実現すべく、ある波長の信号光を他の波長に変換する技術が望まれている。
【0003】
【従来の技術】
このような光信号の光電変換を含まない全光処理による波長変換技術として、非線形媒質を使った光四波混合技術が知られている。
【0004】
図1は、多重量子井戸(MQW)構造を有する進行波型の半導体光増幅器を非線形媒質として使った光四波混合による波長変換の例を示す。
【0005】
図1を参照するに、前記半導体光増幅器はn型InP基板11上に形成されており、前記基板11上に形成されたInGaAs/InGaAsP構造を有するMQW活性層12と、前記活性層12上に形成されたp型InPクラッド層13とを含んでいる。また前記n+型基板11は接地され、前記InPクラッド層13には正電圧が印加され、その結果、前記活性層12は利得状態とされている。
【0006】
図1の例では、前記半導体光増幅器の一方の端面側から角周波数ωの信号光14と角周波数ωの励起光15を入射しているが、このように利得状態にバイアスされた光増幅器に信号光14と励起光15とを注入すると、反対側の端面から、図2に示すように前記角周波数がωの信号光14及び角周波数がωの励起光15の他に、四光波混合によって角周波数2ω−ωの位相共役波16が得られる。
【0007】
この現象は、角周波数ωの励起光15によって励起されている半導体光増幅器のMQW活性層12に、角周波数がω(≠ω)の信号光14が入射した場合、励起光15中の2つの光子と信号光14中の1つの光子とが相互作用し、周波数が2ω−ωの位相共役波16が形成されるものである。
【0008】
そこで図1の半導体増幅器において、出射側の端面に角周波数ωの信号光14及び角周波数ωの励起光15を除去するフィルタを設けることにより、角周波数が2ω−ωに波長変換された位相共役波16のみを取り出すことが可能になる。
【0009】
この様な半導体光増幅器を用いた四光波混合位相共役波発生装置においては、光利得媒質である半導体活性層、即ち、MQW活性層12を非線型媒質として用いているため、大きな非線型効果が得られ、数100μmの長さの活性層で変換光を得ることができる。
【0010】
しかし、従来の四光波混合を利用した波長変換装置においては、四光波混合を起こす非線型媒質としてキャリア注入した半導体利得媒質、即ち、バルク半導体或いは量子井戸半導体を用いた場合には、キャリア密度変調(CDP:carrier density pulsation)効果とスペクトラルホールバーニング(SHB:spectral hole burning)効果の競合により、励起光15と信号光14の角周波数差(Δω=ω−ω)が、正の場合が負の場合かで、換言すると信号光14の角周波数ωが励起光15の角周波数ωよりも短波長側にあるか長波長側にあるかかにより、変換効率が非対称になり、特に短波長側から長波長側への変換効率が悪いという問題があった。
【0011】
なお、ここでキャリア密度変調効果とは、入射したレーザ光の波長差、即ち角周波数差により電界にビートが生じ、その結果、キャリア密度にもビートが生じてキャリア密度が変化する現象である。一方スペクトラルホールバーニング効果とは、バーチャルな光の吸収により3次の非線型分極が生ずる効果であり、半導体レーザの利得スペクトルにおいて発振波長の位置にディップが生じ、利得が低下する現象である。
【0012】
即ち、四光波混合位相共役波発生装置における変換効率χは、上記の3次元の非線型効果による三次の非線形感受率ξ(3)と、信号光14の感じる線形利得Gとを用い、λを入射する信号光14の波長、Ppumpを励起光15のパワーとして、χ∝{ξ(3)(λ)}・G(λ)・P pumpで表されるが、三次の非線形感受率ξ(3)は、キャリア密度変調効果に対応する項とスペクトラルホールバーニング効果に対応する項との重畳の結果、通常の量子井戸構造を有する非線形媒質では発振波長に対して信号光14の波長が長波長側である場合(Δω>0)に大きく、短波長側である場合(Δω<0)に小さい性質を有しており、この性質が変換効率χに反映されてしまう。なお、上式における{ξ(3)(λ)}は、実際にはξ(3)(λ)の絶対値の2乗であるが、明細書作成の便宜上、{ξ(3)(λ)}で表す。
【0013】
そこで、特開平11−326964号公報では、この様な変換効率χの非対称性の問題を解決するために、半導体利得媒質として量子ドット等の0次元キャリア閉じ込め量子構造を用いることを提案している。量子ドットのような0次元キャリア閉じ込め量子構造は擬似二準位系を形成し、二準位系の場合と同様に共鳴周波数において屈折率変化が0になり、キャリア密度変調効果による屈折率変調がほとんど起こらない。
【0014】
今日では、量子ドットを形成する様々な技術が知られている。
【0015】
例えば特開平9−064476号公報、あるいは特開平9−326506号公報には、基板に対して歪み系を形成するヘテロエピタキシャル構造を間に中間層を挟みながら交互に繰り返して堆積し、いわゆるS−K(stranski−Krastanow)モードによる自己組織化により形成された島状領域を量子ドットとして使う技術が開示されている。また特開2002−141548号公報には、半導体層中に形成した四面体上のエッチピットの頂部に量子ドットを形成する技術が記載されている。
【0016】
【特許文献1】特開平11−326964号公報
【特許文献2】特開平9−064476号公報
【特許文献3】特開平9−326506号公報
【特許文献4】特開2002−141548号公報
【非特許文献1】Tomoyuki Akiyama, Haruhiko Kuwatsuka, Nobuaki Hatori, Yoshiaki Nakada, Hiroji Ebe, and Mitsuru Sugawara, ”Symmetric Highly Efficient (0 dB) Wavelength Conversion Based on Four−wave Mixing in Quantum Dot Optical Amplifiers, ”IEEE Photonics Technology Letters, vol.14, no.8, pp.1139−1141, August 2002.
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
一方、このような量子ドットを有する非線形媒質を使った波長変換装置を実際の広帯域フォトニックネットワークに適用しようとすると、様々な波長の信号光に対して光四波混合波長変換を行う必要がある。このためには、フォトニックネットワークで使われる信号光波長の各々に対して励起光源を設ける必要があるが、かかる構成では装置の規模が大きくなり、また費用も非常に高くなってしまう。
【0018】
そこで、本発明は上記の課題を解決した、新規で有用な波長変換装置を提供することにある。
【0019】
本発明のより具体的な課題は、光四波混合技術を使い、広帯域の信号光を処理可能で、信号光波長が励起光波長よりも長い場合でも、また短い場合でも同等の変換効率が得られる波長変換装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を、量子ドットを含む利得媒質と、前記利得媒質に信号光を注入する第1の光学系と、波長可変レーザと、前記波長可変レーザにより形成されたレーザ光を前記利得媒質に注入する第2の光学系と、前記利得媒質中で光四波混合により生じた出力光を選択的に取り出す波長可変フィルタとよりなることを特徴とする波長変換装置により、解決する。
【0021】
本発明によれば、量子ドットを含む利得媒質をパラメトリック発振の非線形媒質として使うことにより、信号光波長が励起光波長よりも長い場合でも短い場合でも優れた変換効率を有する、広帯域フォトニックネットワークに適した波長変換装置が得られる。特にこのような波長変換装置において、励起光の光源として波長可変レーザのような波長可変光源を使うことにより、ネットワーク上を搬送される様々な波長の信号光を処理することが可能である。その際、本発明によれば信号光波長に対応して多数の励起光源を設ける必要はなく、また波長可変光源の波長を、高い変換効率を得るために信号光波長に対して常に短波長側に維持する等の制御は必要なく、波長変換装置の構成が簡素化される。
【0022】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]
図3(A),(B)は、本発明の第1実施例による非線形媒質20の構成を示す。ただし図3(A)は前記非線形媒質20の軸方向に沿った垂直断面図を、図3(B)は前記非線形媒質20の端面図を示す。
【0023】
図3(A)を参照するに、非線形媒質20は(100)面方位を有するn型GaAs基板21上に構成されており、前記基板21上に形成されたn型AlGaAsクラッド層22と、前記クラッド層22上に形成された非ドープGaAsよりなる下部SCH層23とを含む。
【0024】
前記SCH層23上にはMOVPE法あるいはMBE法を使ったS−Kモード成長により形成された島状の非ドープInAsあるいはInGaAs領域が量子ドット24として形成されており、さらに前記SCH層23上には非ドープGaAsバリア層25が、前記量子ドット24を覆うように形成されている。さらに前記量子ドット24とバリア層25とは20〜30周期繰り返されて活性層26を形成し、前記活性層26上には非ドープGaAsよりなる上部SCH層27が形成されている。
【0025】
例えばInAs量子ドット24を形成する場合、1.8分子層分の非ドープInAs層を510°の基板温度で前記SCH層23あるいはバリア層25上に堆積する。このようにしてGaAs層23あるいは25上に堆積したInAs層はGaAs基板21に対して格子定数差のため歪み系を形成し、液滴状ないし島状構造を形成する。
【0026】
さらに前記上部SCH層27上にはp型AlGaAsクラッド層28が形成されており、前記クラッド28上には図示を省略したコンタクト層を介して上部電極29が、また前記基板21の下面には下部電極30が形成されている。
【0027】
図3(B)の端面図を参照するに、前記非線形媒質20は前記クラッド層28に軸方向に延在するリッジ構造28形成されており、従って前記活性層26中に注入された光は前記リッジ構造に沿って前記媒質20中を軸方向に導波される。
【0028】
図3(A),(B)の非線形媒質20は、前記上部電極29に正電圧を印加し下部電極30に負電圧を印加することにより前記活性層26は利得状態となり、一端に供給された光を増幅する進行波型の光増幅器として作用する。
【0029】
ところで、このような非線形媒質における三次複素感受率χ(3)は、前記キャリア密度変調過程あるいはスペクトラルホールバーニング過程などの非線形過程の和として、
χ(3)=Σχ(3) =Σχ(3) m, Δ f=0(1−i2πΔf・τ−1   (1)
として表される。ただしmは非線形過程を、Δfは前記角周波数差Δωに対応する周波数差を、τは非線形過程mの時定数を、χ(3) m, Δ f=0は、Δf=0の場合の非線形過程mに対する三次複素感受率を表す。
【0030】
図4は、通常の量子井戸(QW)と量子ドット(QD)について、前記周波数差Δfを様々に変化させて求めた三次感受率χ(3) SHBおよびχ(3) CDPの関係を複素平面上において示す(Akiyama, et al. 非特許文献1)。ただし三次感受率χ(3) SHBおよびχ(3) CDPそれぞれスペクトラルホールバーニング過程およびキャリア密度変調過程における三次感受率χ(3)を表す。量子ドットの場合、スペクトラルホールバーニング過程およびキャリア密度変調過程は量子井戸に対応したものが存在しないため、ここでは量子ドットのスペクトラルホールバーニング過程を、ある一つの量子ドットについて基底状態のキャリアのみが枯渇している状態と定義する。この枯渇状態は同じ量子ドットの他の状態からのキャリアの補給で緩和される。また量子ドットのキャリア密度変調過程を、ある量子ドット中のキャリアの全てを枯渇させる過程と定義する。
【0031】
図4を参照するに、周波数差Δfがゼロの場合には量子ドットでは三次感受率χ(3) SHBおよびχ(3) CDPはどちらも虚数軸上にあるのに対し、量子井戸では三次感受率χ(3) SHBは虚数軸上に位置しているものの、三次感受率χ(3) CDPは前記三次感受率χ(3) SHBから量子井戸の線幅増大係数αに対応する偏角だけずれているのがわかる。
【0032】
一方、周波数差Δfが正方向あるいは負方向に増大すると、周波数差Δfの絶対値がfSHBよりも小さくfCDPよりも大きい範囲では、(fSHB,fCDPはそれぞれの過程の時定数の逆数)三次感受率χ(3) CDPのベクトルが、Δfが正の場合に反時計回り方向に、Δfが負の場合に時計回り方向に回転し、その結果、通常の量子井戸構造では、Δfが負の場合には三次感受率χ(3) SHBベクトルおよびχ(3 CDPベクトルが強めあうように作用するのに対し、Δfが負の場合には三次感受率χ(3) SHBおよびχ(3) CDPベクトルが互いに打ち消しあうように作用する。これが従来の量子井戸を使った非線形媒質における光四波混合による波長変換の際に非対称性が現れる原因である。
【0033】
これに対し図3(A),(B)の量子ドット構造を使った場合には、Δf=0の条件で前記三次感受率χ(3) SHBベクトルが虚数軸上に位置しているため、三次感受率χ(3) CDPベクトルが右回りあるいは左回りに回転しても全体の三次感受率χ(3)の変化は正および負のΔfで対称的になる。
【0034】
さらに前記周波数差Δfの絶対値がfSHBを超えた場合には、Δfが正あるいは負の場合に前記三次感受率χ(3) SHBベクトルが左回りあるいは右回りに回転するが、量子ドット構造を有する非線形媒質では、このいずれの場合においても三次感受率χ(3) SHBおよびχ(3) CDPベクトルが強めあうように作用するのがわかる。
【0035】
図5(A)は、図3(A),(B)の量子ドットを含んだ非線形媒質20において光四波混合により得られる出力光のパワーを、周波数差Δfが正の場合および負の場合について入力信号光パワーに対して規格化して示す図である。また図5(B)は比較のため、通常のバルク構造を有する非線形媒質において光四波混合により得られた出力光のパワーを、周波数差Δfが正の場合および負の場合について、入力信号光パワーに対して規格化して示した図である。図中、横軸は周波数差Δfの絶対値を示す。
【0036】
図5(A)を参照するに、図中FMWと記しているのが光四波混合による波長変換された出力光を表すが、Δfが正の場合と負の場合とで、ほとんど差がないことがわかる。また図5(A)中には前記非線形媒質20中において光増幅された信号光のパワーも示されている。ただし図5(A)の実験では組成がInAsの量子ドット24上にバリア層25として組成がInAsのIn0.17Ga0.83AsのInGaAs層を成長した、リッジ導波路28Rの幅が10μmで光軸方向への長さが25mmの試料が使われている。
【0037】
これに対し、図5(B)の従来のバルク構造の場合には、Δfが正の場合と負の場合とで得られる波長変換された光のパワーが大きく異なり、先に説明した非対称性が現れているのがわかる。
【0038】
さらに図5(A)より、周波数差Δfに対する出力光パワーの依存性が、量子ドット含む線幅増大係数αがゼロの非線形媒質を使うことにより、図5(B)の場合よりも低減されているのがわかる。
【0039】
このように本発明によれば、光四波混合の際に周波数差Δfが正であっても負であっても同等な波長変換効率が得られ、広い波長範囲の入来信号光に対して波長変換を行うことが可能になる。
[第2実施例]
図6は、本発明の第2実施例による波長変換システム40の構成を示す。ただし図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0040】
図6を参照するに、波長変換システム40は波長がλ,λ,・・・λの信号光のいずれかを供給され、これを増幅率αで増幅する光増幅器41と、波長可変レーザ42と、前記波長可変レーザ42の出力レーザ光を増幅率βで増幅する光増幅器43とを含み、前記光増幅器41で増幅された信号光および光増幅器42で増幅されたレーザ光は、光結合器45において結合される。
【0041】
さらに前記信号光およびレーザ光は前記光結合器45から光サーキュレータ46および偏光ビームスプリッタ47を経て先に図3(A),(B)で説明した量子ドット光増幅器20に供給される。
【0042】
偏光ビームスプリッタ47では一方の光学ポートからはTEモードの透過光が、また他方の光学ポートからはTMモードの反射光が取り出されるため、TMモードの光が取り出される光学ポートには1/2波長板48が挿入され、TMモードの光を量子ドット光増幅器20が処理可能なTEモードの光に変換している。
【0043】
先に図3(A),(B)で説明した量子ドット光増幅器20では、各々の量子ドット24は高さがせいぜい1〜2nmなのに対し径は20〜30nm程度あるため基板21に垂直方向ではキャリアの閉じ込めが強く、逆に基板21に平行な方向ではキャリアの閉じ込めはより弱くなっている。このためこのようなS−Kモードで成長した扁平な自己組織化量子ドット24では、基板面に平行な電界を形成するTEモードに光のみが基板面に垂直な波動ベクトルを有する電子波と相互作用をし、基板面に垂直な電界を有するTMモードの光は量子ドット24中の電子と相互作用することができない。
【0044】
図6の構成によれば、前記偏光ビームスプリッタ47から取り出された光はTEモード光として量子ドット光増幅器20に導入され、効率よく光四波混合による波長変換が行われる。
【0045】
前記量子ドット光増幅器20においては、かかる光四波混合による波長変換の結果、先にも説明したように角周波数が2ω−ωの出力光が得られるが、得られた出力光は前記光サーキュレータ46を介して取り出され、波長可変フィルタ49により信号光成分および励起光成分が除去され他の地、利得等化器50を介して取り出される。
【0046】
図6の構成では、さらに広帯域の信号光を処理できるように、前記波長可変レーザ42および波長可変フィルタ49を、処理する信号光の波長に応じて制御する制御装置51が設けられている。
【0047】
量子ドット光増幅器20で形成される出力光のパワーは、量子ドットを非線形媒質中に形成しているため、先に説明したようにΔfの値が正でも負でも、ほぼ同じ値が得られるが、それでも図5(A)よりわかるように出力光のパワーは、前記周波数差Δfが増大すると共に減少し、その際デシベル単位で表した出力光パワーはΔfの絶対値が約1000GHzの範囲内であれば略直線的に減少することがわかる。
【0048】
そこで、このような周波数差Δfの増大に伴う出力光パワーの低下を補償するために、図6の構成では前記制御装置51が前記波長可変レーザ42の発振波長を、前記周波数差Δfの絶対値が約1000GHz内に収まるように制御している。その際、本発明の構成では励起光の波長が信号光の波長よりも長波長側にある必要はないため、単一のレーザ発振周波数の設定により、およそ±1000GHzの周波数範囲がカバーされることになる。また本発明では前記制御装置51により前記可変波長レーザ42の発振波長を入来信号光の波長に応じて例えば2000GHz間隔で変化させることにより、広い帯域の入来信号光を波長変換することが可能になる。また本発明では、励起光源に要求される励起光の波長可変範囲が従来の量子井戸を使った場合に要求される波長範囲の半分ですみ、波長可変レーザ42の構成および制御が実質的に簡素化される。
【0049】
また図6の制御装置51は、図5(A)に見られる出力光パワーの周波数差Δfによる低下を補償するために、図7に示すように前記光増幅器41および43の増幅率αおよびβを、図7に示すように制御する。
【0050】
より具体的に説明すると、制御装置51はデシベル単位で表した前記光増幅器41および43の増幅率αおよびβの値を、前記周波数差Δfの絶対値とともに略直線的に増加させる。ただし図7において前記増幅率αとβとは同一の値をとる必要はない。これにより、周波数差Δfが大きく、例えば±1000GHzの限界付近においても十分な波長変換光の出力強度を実現することができる。
【0051】
本発明ではこのように励起光源として可変波長レーザ42を使い、また制御装置51により可変波長レーザ42および光増幅器41,43を制御するが、本発明ではかかる制御装置51の制御が簡単である好ましい特徴が得られる。
【0052】
なお、以上の説明では、前記非線形媒質20における量子ドットを、基板上にS−Kモード成長した自己組織化量子ドットの例で説明したが、本発明はかかる特定の量子ドットに限定されるものではなく、例えば特開2002−141548号公報に記載の半導体層中のエッチピットを使って形成する形式の量子ドットを使うことも可能である。
【0053】
本発明では図3(A),(B)の構成において、前記基板21にn型InPを使い、前記SCH層23およびバリア層25に非ドープInPを使い、前記量子ドット24にInAsを使うことも可能である。また前記基板21にn型InGaAsを使い、前記量子ドットにInAsを使うことも可能である。
【0054】
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明は上記の特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
【0055】
(付記1) 量子ドットを含む利得媒質と、
前記利得媒質に信号光を注入する第1の光学系と、
波長可変レーザと、
前記波長可変レーザにより形成されたレーザ光を前記利得媒質に注入する第2の光学系と、
前記利得媒質中で光四波混合により生じた出力光を選択的に取り出す波長可変フィルタとよりなることを特徴とする波長変換装置。
【0056】
(付記2) 前記第1の光学系は、前記信号光を第1の増幅率で増幅する第1の光増幅器を含み、前記第2の光学系は、前記レーザ光を第2の増幅率で増幅する第2の光増幅器を含み、
前記波長変換装置は、さらに前記第1および第2の光増幅器を制御する制御装置を含み、前記制御装置は前記信号光の波長と前記レーザ光の波長との差の絶対値に基づいて、前記第1および第2の増幅率を変化させることを特徴とする付記1記載の波長変換装置。
【0057】
(付記3) 前記制御装置は、前記信号光の波長と前記レーザ光の波長との差の絶対値に対応して、デシベル単位で表した前記第1および第2の増幅率を略直線的に変化させることを特徴とする付記2記載の波長変換装置。
【0058】
(付記4) 前記信号光とレーザ光とはそれぞれ前記第1および第2の光学系を通過した後、光結合器にて合波され、さらに偏光ビームスプリッタにより分波されて前記利得媒質に供給されることを特徴とする付記1〜3のうち、いずれか一項記載の波長変換装置。
【0059】
(付記5) 前記出力光は、前記光結合器と前記偏光ビームスプリッタとの間に設けられた光サーキュレータにより取り出されることを特徴とする付記1〜4のうち、いずれか一項記載の波長変換装置。
【0060】
(付記6) 前記偏光ビームスプリッタから前記利得媒質に至る光路のうちの一方には、前記光路を伝搬する光のモードをTMモードからTEモードに変換する光モード変換素子が設けられていることを特徴とする付記5記載の波長変換装置。
【0061】
(付記7) 前記第2の光路には、前記レーザ光の偏波を制御する偏波コントローラが設けられていることを特徴とする付記1〜6のうち、いずれか一項記載の波長変換装置。
【0062】
(付記8) 前記非線形媒質は半導体基板と、前記半導体基板上に形成された活性層とよりなり、前記量子ドットは、前記活性層中において、前記半導体基板に対して歪系を形成する材料により形成された島状領域よりなり、前記半導体基板に対して格子整合するバリア層により覆われていることを特徴とする付記1〜7のうち、いずれか一項記載の波長変換装置。
【0063】
(付記9) 前記半導体基板はGaAsよりなり、前記量子ドットはInAsまたはInGaAsよりなることを特徴とする付記8記載の波長変換装置。
【0064】
(付記10) 前記半導体基板はInGaAsよりなり、前記量子ドットはInAsよりなることを特徴とする付記8記載の波長変換装置。
【0065】
(付記11) 前記半導体基板はInPよりなり、前記量子ドットはInAsよりなることを特徴とする付記8記載の波長変換装置。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、量子ドットを含んだ非線形媒質を使って光四波混合により波長変換を行う波長変換装置において、波長可変レーザを励起光源として使うことにより、広帯域フォトニックネットワークで使われるような広い波長範囲の入来信号光を、簡単な構成で波長変換することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の量子井戸を使った光四波混合波長変換装置の構成を示す図である。
【図2】光四波混合による波長変換の原理を説明する図である。
【図3】(A),(B)は、本発明の第1実施例による非線形媒質として使われる光増幅器の構成を示す図である。
【図4】図3の光増幅器の動作を、従来の量子井戸構造を有する光増幅器と比較して示す図である。
【図5】(A),(B)は、図3(A),(B)の光増幅器を使った光四波混合の効果を、従来のバルク構造使った場合と比較して示す図である。
【図6】本発明の第2実施例による波長変換システムの構成を示す図である。
【図7】図6の波長変換システムにおける光増幅器の制御を説明する図である。
【符号の説明】
11 基板
12 多重量子井戸活性層
13 クラッド層
14 信号光
15 励起光
16 波長変換出力光
20 非線形媒質(光増幅器)
21 基板
22 下部クラッド層
23 下部SCH層
24 量子ドット
25 バリア層
26 量子ドット活性層
27 上部SCH層
28 上部クラッド層
28 導波構造
29 上部電極
30 下部電極
40 波長変換システム
41,43 光増幅器
42 波長可変レーザ
44 偏波コントローラ
45 光結合器
46 光サーキュレータ
47 偏光ビームスプリッタ
48 1/2波長板
49 波長可変フィルタ
50 利得等化器
51 制御装置

Claims (6)

  1. 量子ドットを含む利得媒質と、
    前記利得媒質に信号光を注入する第1の光学系と、
    波長可変レーザと、
    前記波長可変レーザにより形成されたレーザ光を前記利得媒質に注入する第2の光学系と、
    前記利得媒質中で光四波混合により生じた出力光を選択的に取り出す波長可変フィルタとよりなることを特徴とする波長変換装置。
  2. 前記第1の光学系は、前記信号光を第1の増幅率で増幅する第1の光増幅器を含み、前記第2の光学系は、前記レーザ光を第2の増幅率で増幅する第2の光増幅器を含み、
    前記波長変換装置は、さらに前記第1および第2の光増幅器を制御する制御装置を含み、前記制御装置は前記信号光の波長と前記レーザ光の波長との差の絶対値に基づいて、前記第1および第2の増幅率を変化させることを特徴とする請求項1記載の波長変換装置。
  3. 前記非線形媒質は半導体基板と、前記半導体基板上に形成された活性層とよりなり、前記量子ドットは、前記活性層中において、前記半導体基板に対して歪系を形成する材料により形成された島状領域よりなり、前記半導体基板に対して格子整合するバリア層により覆われていることを特徴とする請求項または2記載の波長変換装置。
  4. 前記半導体基板はGaAsよりなり、前記量子ドットはInAsまたはInGaAsよりなることを特徴とする請求項3記載の波長変換装置。
  5. 前記半導体基板はInGaAsよりなり、前記量子ドットはInAsよりなることを特徴とする請求項3記載の波長変換装置。
  6. 前記半導体基板はInPよりなり、前記量子ドットはInAsよりなることを特徴とする請求項3記載の波長変換装置。
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