JP2004107884A - 什器の施解錠システム及び該施解錠システムに用いるリモート端末 - Google Patents

什器の施解錠システム及び該施解錠システムに用いるリモート端末 Download PDF

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植竹 澄
Tsutomu Suzuki
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Abstract

【課題】複数の什器の施解錠を効率良く実施することができる遠隔施解錠システムを提供すること。
【解決手段】電子錠2と、開閉扉の施錠及び解錠の制御を行う制御ユニット3とを備える複数のキャビネット1と、各キャビネット1別に施解錠が許諾されたリモコンキー6a、6bを特定可能な許諾者IDとが登録された施解錠テーブルと、アンテナ5とを備え、リモコンキー6a、6bから許諾者IDを含む施解錠指示情報を受信した場合に、許諾者IDと施解錠テーブルに登録されている許諾者IDとを比較し、その比較結果が一致した場合に、該当するキャビネット1の制御ユニット3に対して電子錠2の施錠または解錠の制御を指示するとともに、リモコンキー6a、6bから全施錠指示情報を受信した場合に、全てのキャビネット1の制御ユニット3に対して電子錠2の施錠の制御を指示する旨の制御情報を送信するロックコントローラ4と、から構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、複数設置されるキャビネット等の什器をリモート端末を用いて非接触にて施解錠するための施解錠システム及び什器の施解錠を非接触にて行うためのリモート端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、扉の施解錠を行うことができるキャビネット等の什器が多数実用化されている。これら什器の施解錠方法としては、什器に出向き、鍵を鍵穴に差し込んで施解錠する方法が一般的であるが、鍵による施解錠に際しては、什器に設けられた鍵穴に鍵を差し込んで施解錠操作を実施する必要があり、例えば、什器に荷物や書類を収納、搬出する場合には、荷物を持った状態で施解錠操作を行う必要があるため、これら施解錠操作が困難となってしまうという問題があった。
【0003】
このため、近年においては、これらの問題を解決する1手法として、電磁波や赤外線等を用いて非接触通信可能なリモート端末により遠隔にて什器の施解錠を実施することのできる施解錠システムが検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、リモート端末を用いることにより遠隔にて什器の施解錠を実施することのできる施解錠システム及び什器の施解錠を非接触にて行うリモート端末の利便性を高めることができる什器の施解錠システム及び什器の施解錠用リモート端末を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の什器の施解錠システムは、少なくとも内部に収容部を有するとともに、該収容部へのアプローチを規制する規制部材と、該規制部材の開放を抑止及び該抑止を解除する施解錠手段と、所定の制御情報の受信に基づいて前記施解錠手段による前記規制部材の施錠及び解錠の制御を行う子施解錠制御装置と、を備える複数の什器と、
施錠及び解錠の制御対象となる什器と、該什器別に施解錠が許諾されたリモート端末を特定可能な端末識別情報と、が登録された什器登録手段と、前記リモート端末から発信された情報を非接触にて受信する非接触受信手段と、前記リモート端末から該リモート端末の前記端末識別情報を含む施解錠指示情報を受信した場合に、該施解錠指示情報に含まれる端末識別情報と前記什器登録手段に登録されている端末識別情報とを比較する許諾端末比較手段と、該許諾端末比較手段の比較結果が一致した場合に、該当する什器の子施解錠制御装置に対して前記施解錠手段の施錠または解錠の制御を指示する旨の制御情報を送信するとともに、前記リモート端末から全施錠指示情報を受信した場合に、前記什器登録手段に登録されている全ての什器の子施解錠制御装置に対して前記施解錠手段の施錠の制御を指示する旨の制御情報を送信する制御情報送信手段と、を備える親施解錠制御装置と、
から構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、リモート端末から施解錠が許諾された什器の施錠及び解錠を非接触にて行うことができるため、什器の施解錠を容易に行うことができる。更に、リモート端末から、当該リモート端末により施解錠が許諾された什器以外の什器を含む登録されている全ての什器の施錠を行うことができるため、一層利便性を高めることができる。
【0006】
本発明のリモート端末は、請求項1に記載の什器の施解錠システムに用いるリモート端末であって、
前記什器の施錠及び解錠を行うための操作手段と、該操作手段の操作要領に応じて、前記施解錠指示情報または前記全施錠指示情報のいずれか一方の指示情報を発信する指示情報発信手段と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、施錠操作及び解錠操作を行うための操作要領にて操作手段の操作を行うのみで施解錠が許諾された什器の施錠及び解錠を非接触にて行うことができるため、什器の施解錠を容易に行うことができる。更に、施錠操作及び解錠操作の操作要領とは異なる全施錠を行うための操作要領にて操作手段の操作を行うことで、施解錠が許諾された什器以外の什器を含む登録された全ての什器の施錠を行うことが可能となり、一層利便性を高めることができる。
【0007】
本発明のリモート端末の前記操作手段は、解錠操作を行うための解錠操作手段と、施錠操作を行うための施錠操作手段と、を別個に備え、前記指示情報発信手段は、前記解錠操作手段が操作されたとき、または前記施錠操作手段の操作時間が第1の規定時間に到達したときに前記施解錠指示情報を発信し、前記施錠操作手段の操作時間が前記第1の規定時間よりも長い第2の規定時間に到達したときに前記全施錠指示情報を発信することが好ましい。
このようにすれば、通常の施錠操作手段と別個に、登録されている全ての什器の施錠を行うための施錠操作手段を設ける必要がないうえに、容易な操作要領にて登録されている全ての什器の施錠を行うことができる。
【0008】
本発明のリモート端末の前記操作手段は、施解錠が許諾された什器の施錠を行うための施錠操作手段と、施解錠が許諾された什器の解錠を行うための解錠操作手段と、前記什器登録手段に登録されている全ての什器の施錠を行うための全施錠操作手段と、を別個に備えることが好ましい。
このようにすれば、各々の操作手段が別個に設けられているため、誤操作を防止することができる。
【0009】
本発明のリモート端末の前記全施錠操作手段は、前記施錠操作手段及び前記解錠操作手段に比較して操作しづらい構造に形成されていることが好ましい。
このようにすれば、通常操作する機会の少ない、全施錠操作手段の操作をしづらくすることで、誤操作を効果的に防止できる。
【0010】
本発明のリモート端末の前記全施錠操作手段は、リモート端末の表面よりも窪んだ位置に形成されていることが好ましい。
このようにすれば、簡単な構造にて全施錠操作手段の誤操作を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本実施例における什器の施解錠システムの構成を示す図であり、この施解錠システムは、オフィス等に設置される什器に設けられた電子錠の施錠及び解錠を実施するためのシステムであり、図1に示すように、後述する収容部S1、S2(図3参照)へのアプローチを規制する開閉扉11a、11b(図2参照)の開放を抑止及びその抑止を解除する、すなわち開閉扉11a、11bの施錠及び解錠を行う電子錠2、電子錠2の施錠及び解錠の制御を行う子施解錠制御装置としての制御ユニット3、を備える複数のキャビネット1(什器)と、これらキャビネット1のうちの1つに収容され、外部からの指示情報に基づいて複数のキャビネット1の電子錠2の施錠及び解錠の制御を行う親施解錠制御装置としてのロックコントローラ4と、非接触にて許諾されたキャビネット1の施錠操作及び解錠操作等を行うことが可能なリモート端末としてのリモコンキー6a、6bと、許諾されたキャビネット1の施錠操作及び解錠操作等を行うことが可能な管理サーバ7と、から構成されている。
【0012】
キャビネット1に備えられた制御ユニット3同士は、通信ケーブル9によって各々接続されているとともに、そのうち1つの制御ユニット3は通信ケーブル9を介してロックコントローラ4と接続されており、これら各制御ユニット3とロックコントローラ4とは、双方向にデータの送受が可能とされている。また、ロックコントローラ4は、非接触受信手段としてのアンテナ5と接続されており、リモコンキー6a、6bと双方向にデータの送受が可能とされている。また、ロックコントローラ4と管理サーバ7とは、通信ケーブル10を介して接続されており、双方向にデータの送受が可能とされている。更に管理サーバ7は、LAN(ローカルエリアネットワーク)に接続されており、LANに接続された他のPC8と双方向にデータの送受が可能とされている。
【0013】
まず、本実施例の什器としてのキャビネット1について説明する。このキャビネット1は、図2並びに図3に示すように、内部に2つの収容部S1、S2が形成されており、これら収容部S1、S2の開放面が各々1対の開閉扉11a、11bにより閉塞可能とされている。
【0014】
開閉扉11a、11bは、一方の側辺が収容部S1、S2の開放面側部に枢支されており、これら開閉扉11a、11bによる収容部S1、S2の開放及び閉塞が自在とされている。すなわち開閉扉11a、11bは、収容部S1、S2へのアプローチを規制する本発明の規制部材として機能する。
【0015】
開閉扉11aの表面には、開放ハンドル12aが設けられているとともに、開閉扉11bの表面には、開放ハンドル12a、鍵穴13、什器ランプ14、が各々設けられている。開放ハンドル12a、12bは、開閉扉11a、11bが閉塞状態のときに、開閉扉11a、11bの裏面上部及び下部に設けられた係止ピン18a、18bを作動させ、収容部S1、S2の開放面の上部及び下部に設けられた係止孔19と係止ピン18a、18bとの係合を解除する際に操作されるハンドルである。また、鍵穴13は、後に詳述する電子錠2の操作を手動キー(図示略)を用いて実施する際の鍵穴である。また、什器ランプ14は、電子錠2の施解錠状態を示すランプであり、主に解錠状態のときに点灯する。
【0016】
また、開閉扉11a、11bの内部には、開放ハンドル12a、12bの操作に応じて係止ピン18a、18bを作動させるためのリンク機構(図示略)が内蔵されているとともに、特に開閉扉11bの内部には、施解錠モータ25(図5参照)の駆動により係止ピン18bの作動を抑止及びその抑止を解除する、すなわち開閉扉11bの施錠及び解錠を行う電子錠2が内蔵されている。
【0017】
また、開閉扉11aの枢支されている側とは反対側の側辺には、外方に突出する突出片11a’が形成されており、開閉扉11aは、突出片11a’が、対となる開閉扉11bに係止された状態で収容部S1、S2の開放面を閉塞する構造とされ、開閉扉11bを開放しなければ開閉扉11aも開放できない構造とされている。
【0018】
このため、開閉扉11a、11bにより収容部S1、S2の開放面が閉塞されている状態で、電子錠2が施錠された場合には、開閉扉11a、11b双方の開放が抑止されるようになっている。すなわち、電子錠2は、規制部材である開閉扉11a、11bの開放の抑止及びその抑止の解除を行う施解錠手段として機能する。
【0019】
また、図3に示すように、下側の収容部S2の下面を被覆するカバー板16と、キャビネット1の底面板17との間に機器収容空間S3が形成されており、この機器収容空間S3の内部に制御ユニット3やロックコントローラ4が収容される。
【0020】
また、この機器収容空間S3の両側面には、キャビネット1の外側に貫通する連通孔15が形成されている。連通孔15は、図4に示すように、複数のキャビネット1を並設した際に、隣接する連通孔15同士が連通する位置に形成されており、これにより隣接するキャビネット1同士の機器収容空間S3が連通孔15を介して繋がるため、機器収容空間S3に収容された制御ユニット3同士、または制御ユニット3とロックコントローラ4とを接続するための通信ケーブル9を連通孔15を介して配線できるうえに、ロックコントローラ4と管理サーバ7とを接続するための通信ケーブル10を連通孔15を介して引き出せるようになっている。
【0021】
また、図3に示すように、ロックコントローラ4が収容されるキャビネット1の上部には、ロックコントローラ4とリモコンキー6a、6bとのデータの送受を非接触にて行うためのアンテナ5が設置されている。このアンテナ5からの配線はキャビネット1の背面板(図示略)内に設けられた配線ダクト(図示略)を介して機器収容空間S3に延設され、ロックコントローラ4と接続されている。
【0022】
このように本実施例のキャビネット1には、収容部S1、S2が内部に設けられているとともに、その開放面が開閉扉11a、11bにより閉塞可能とされ、開閉扉11a、11bを閉塞することにより収容部S1、S2へのアプローチが規制されるようになっている。更に、開閉扉11a、11bは、開放の抑止及びその抑止の解除が電子錠2の施錠及び解錠により行われるようになっている。
【0023】
尚、本実施例では、什器の一例として収容部S1、S2が設けられ、その収容部S1、S2の開放面を閉塞可能な開閉扉11a、11bにより収容部S1、S2へのアプローチが規制されるキャビネット1を適用しているが、本発明の什器としては、例えば、引出を手前に引くことでアプローチが可能となる収容部が設けられた什器や、前述のように開閉扉の開放によりアプローチが可能な収容部と引出を手前に引くことでアプローチが可能な収容部との双方が設けられた什器にも適用可能である。
【0024】
また、本実施例のキャビネット1では、制御ユニット3やロックコントローラ4がキャビネット1の内部に設けられた機器収容空間S3に収容されているため、これら制御ユニット3やロックコントローラ4等の機器類の設置スペースを必要としないばかりか、内部に収容されることで外観も向上できる。
【0025】
また、本実施例のキャビネット1では、制御ユニット3やロックコントローラ4がキャビネット1の内部に設けられた機器収容空間S3に収容されているため、これら制御ユニット3やロックコントローラ4等の機器類の設置スペースを必要としないばかりか、内部に収容されることで外観も向上できる。
【0026】
また、機器収容空間S3が、キャビネットの1における収容部S2の下方空間に設けられているため、キャビネットの1における収容スペースを無駄にすることなく、制御ユニット3やロックコントローラ4を収容できる。
【0027】
特に、収容部S2の下面を被覆するカバー板16とキャビネット1の底面板17との間の空間、すなわち通常使用する用途の低い空間に制御ユニット3やロックコントローラ4を収容できるため、キャビネット1内の空間を有効に利用できる。
【0028】
また、制御ユニット3やロックコントローラ4が収容部S1、S2よりも下方に収容されることで重心が下方側となるためキャビネット1の安定性も向上できる。
【0029】
また、機器収容空間S3の両側面には隣接するキャビネット1の機器収容空間S3と連通する位置に連通孔15が形成されるため、複数のキャビネット1を並設した際に各々のキャビネット1に収容された制御ユニット3またはロックコントローラ4から延設されるケーブル類を連通孔15を介して隣接するキャビネット1の機器収容空間S3内へ配線することができ、キャビネット1の外部に配線が延設されることがないため、外観を向上できる。
【0030】
また、本実施例では、ロックコントローラ4とリモコンキー6a、6bとの間で非接触にてデータの送受を行うためのアンテナ5が、ロックコントローラ4が収容されるキャビネット1の上部に設置されており、アンテナ5の設置位置が、リモコンキー6a、6bとのデータの送受を非接触にて実施するのに最も適しているばかりか、キャビネット1の収容スペースが無駄になることもない。
【0031】
次いで、本実施例の施解錠手段としての電子錠2並びに子施解錠制御装置としての制御ユニット3の構成を図5に基づいて説明する。
【0032】
電子錠2は、施解錠モータ25、閉鎖検出センサ26、施錠検出センサ27、解錠検出センサ28、前述した什器ランプ14、から構成され、これら各種電機部品は制御ユニット3に接続されている。施解錠モータ25は、係止ピン18bの作動を抑止及びその抑止の解除するためのモータであり、具体的には、係止ピン18bの作動が可能な状態及び不可能な状態に移動可能な作動規制部材(図示略)を施解錠モータ25の回転に連動させることで係止ピン18bの作動を抑止及びその抑止を解除する。尚、本実施例では、作動規制部材を施解錠モータ25の回転に連動させることで係止ピン18bの作動を抑止及びその抑止を解除する機構とされているが、例えば、施解錠モータ25に替えて、電気信号の入力により出没可能な電磁ソレノイドを適用し、この電磁ソレノイドの出没により係止ピン18bの作動を抑止及びその抑止を解除する機構としても良い。
【0033】
また、閉鎖検出センサ26は、開閉扉11a、11bが収容部S1、S2の開放面を閉塞している状態を検出するセンサであり、施錠検出センサ27は、係止ピン18bの作動が不可能な状態、すなわち開閉扉11a、11bが施錠されている状態を検出するセンサであり、解錠検出センサ28は、係止ピン18bの作動が可能な状態、すなわち開閉扉11a、11bが解錠されている状態を検出するセンサである。
【0034】
制御ユニット3は、電子錠2の施錠及び解錠の制御を行う制御部20、コネクタ22に接続された通信ケーブル9を介して、直接または他の制御ユニット3を中継して接続されたロックコントローラ4とデータの送受を行うための通信部21、対応する電子錠2の施解錠モータ25を駆動するためのモータ駆動回路23、対応する電子錠2の各種センサからの検出信号が入力されるセンサ回路、から主に構成される。
【0035】
制御ユニット3は、電子錠2の各種センサからの検出信号並びにロックコントローラ4から受信した制御コマンドに基づいて施解錠モータ25の駆動制御、すなわち電子錠2の施錠及び解錠制御や什器ランプ14の点灯制御を行う。
【0036】
具体的には、ロックコントローラ4から電子錠2の施錠を指示する旨の施錠コマンドを受信した際に、閉鎖検出センサ26及び解錠検出センサ28の検出を判定し、これら各センサが検出されているときには施錠検出センサ27が検出されるまで施解錠モータ25を駆動し、施錠検出センサ27の検出に基づき施解錠モータ25の駆動を停止し、什器ランプ14を消灯する。更にこれらの動作の終了後、施錠の完了を示す完了コマンドをロックコントローラ4に対して返信する。尚、施錠コマンドを受信した際に、閉鎖検出センサ26及び解錠検出センサ28が検出されていない場合、すなわち既に施錠されている場合や開閉扉11a、11bが開放している場合、規定時間以上施解錠モータ25が駆動しても施錠検出センサ27が検出されない場合等、施錠制御が正常に完了しないときには、その旨を示すエラーコマンドをロックコントローラ4に対して返信する。
【0037】
また、ロックコントローラ4から電子錠2の解錠を指示する旨の解錠コマンドを受信した際に、施錠検出センサ27の検出を判定し、施錠検出センサ27が検出されているときには解錠検出センサ28が検出されるまで施解錠モータ25を駆動し、解錠検出センサ28の検出に基づき施解錠モータ25の駆動を停止し、什器ランプ14を点灯する。更にこれらの動作の終了後、解錠の完了を示す完了コマンドをロックコントローラ4に対して返信する。尚、解錠コマンドを受信した際に、施錠検出センサ27が検出されていない場合、すなわち既に解錠されている場合、規定時間以上施解錠モータ25が駆動しても解錠検出センサ28が検出されない場合等、解錠制御が正常に完了しないときには、その旨を示すエラーコマンドをロックコントローラ4に対して返信する。
【0038】
次いで、本実施例の親施解錠制御装置としてのロックコントローラ4について説明する。
【0039】
ロックコントローラ4は、コネクタ32に接続された通信ケーブル9を介して、直接または制御ユニット3を中継して接続された制御ユニット3とデータの送受を行うための通信部31(制御情報送信手段)、コネクタ34に接続された通信ケーブル10を介して接続された管理サーバ7とデータの送受を行うための通信部33、非接触受信手段としてのアンテナ5を介してリモコンキー6a、6bと非接触にてデータの送受を行うための無線送受信回路36、必要なデータの読み出し及び書き込みが可能とされた記憶部35、これら各部の制御を行うための制御部30(許諾端末比較手段)、から構成される。
【0040】
また、記憶部35には、当該ロックコントローラ4により施錠及び解錠の制御がなされるキャビネット1を識別可能な什器IDと、什器ID対応して該当するキャビネット1の施錠及び解錠が許諾された許諾者並びにその許諾者が所持するリモコンキー6a、6bを別個に識別可能な端末識別情報としての許諾者IDが登録された什器登録手段としての施解錠テーブルが記憶されている。
【0041】
ロックコントローラ4は、リモコンキー6a、6bや管理サーバ7より受信した指示情報に基づいて制御ユニット3に対して制御コマンドを送信し、指示情報により指示されたキャビネット1の施錠及び解錠制御を行うとともに、制御ユニット3からの返信に基づいて施錠及び解錠の結果を示す完了情報やエラー情報をリモコンキー6a、6bや管理サーバ7に対して返信する制御等を行う。
【0042】
具体的には、リモコンキー6a、6bまたは管理サーバ7から許諾されたキャビネットの施錠を指示する旨の施錠指示情報を受信した場合に、受信した施錠指示情報に含まれる許諾者IDと施解錠テーブルに登録された許諾者IDと比較し、一致する許諾者IDに対応して登録されている什器IDの制御ユニット3に対して施錠コマンドを送信する。
【0043】
これに基づき制御ユニット3より完了コマンドを受信した場合、すなわち指示されたキャビネット1の施錠が正常に完了した旨のコマンドを受信した場合には、正常に施錠が完了した旨を示す完了情報をリモコンキー6a、6bまたは管理サーバ7に返信する。尚、施錠コマンドを送信した制御ユニット3よりエラーコマンドを受信した場合や施錠コマンドを送信した後、所定時間経過しても応答がない場合には、正常に施錠が完了しなかった旨を示すエラー情報をリモコンキー6a、6bまたは管理サーバ7に返信する。また、これらの制御に伴って、施錠指示情報に含まれる許諾者IDや施錠が指示された什器ID、その結果(正常に施錠されたか否か)等を含む履歴情報を管理サーバ7に対して送信する。
【0044】
また、リモコンキー6a、6bまたは管理サーバ7から許諾されたキャビネットの解錠を指示する旨の解錠指示情報を受信した場合に、受信した解錠指示情報に含まれる許諾者IDと施解錠テーブルに登録された許諾者IDと比較し、一致する許諾者IDに対応して登録されている什器IDの制御ユニット3に対して解錠コマンドを送信する。
【0045】
これに基づき制御ユニット3より完了コマンドを受信した場合、すなわち指示されたキャビネット1の解錠が正常に完了した旨のコマンドを受信した場合には、正常に解錠が完了した旨を示す完了情報をリモコンキー6a、6bまたは管理サーバ7に返信する。尚、解錠コマンドを送信した制御ユニット3よりエラーコマンドを受信した場合や解錠コマンドを送信した後、所定時間経過しても応答がない場合には、正常に解錠が完了しなかった旨を示すエラー情報をリモコンキー6a、6bまたは管理サーバ7に返信する。これらの制御に伴って、解錠指示情報に含まれる許諾者IDや解錠が指示された什器ID、その結果(正常に解錠されたか否か)等を含む履歴情報を管理サーバ7に対して送信する。
【0046】
また、リモコンキー6a、6bまたは管理サーバ7からロックコントローラ4により施錠及び解錠制御される全てのキャビネット1の施錠を指示する旨の全施錠指示情報を受信した場合に、施解錠テーブルに登録されている全ての什器IDの制御ユニット3に対して施錠コマンドを送信する。
【0047】
これに基づき施錠コマンドを送信した全ての制御ユニット3より完了コマンドを受信した場合、すなわち施錠コマンドを送信した全ての制御ユニット3から、キャビネット1の施錠が正常に完了した旨のコマンドを受信した場合には、正常に全施錠が完了した旨を示す完了情報をリモコンキー6a、6bまたは管理サーバ7に返信する。尚、制御ユニット3よりエラーコマンドを受信した場合や解錠コマンドを送信した後、所定時間経過しても応答がない制御ユニット3がある場合には、正常に全施錠が完了しなかった旨を示すエラー情報をリモコンキー6a、6bまたは管理サーバ7に返信する。また、これらの制御に伴って、全施錠指示情報に含まれる許諾者IDや全施錠が指示された旨、その結果(全てのキャビネット1が正常に施錠されたか否か)等を含む履歴情報を管理サーバ7に対して送信する。
【0048】
次いで、本実施例のリモート端末としてのリモコンキー6a、6bについて説明する。
【0049】
まず、リモコンキー6aについて説明すると、リモコンキー6aは、図8(a)に示すように、その表面に許諾されたキャビネット1の施錠操作並びにロックコントローラ4により施錠及び解錠制御が行われる全てのキャビネット1の施錠操作を行う際に操作される施錠操作手段としての施錠ボタン40と、許諾されたキャビネット1の解錠操作を行う際に操作される解錠操作手段としての解錠ボタン41と、これら各操作ボタンの操作に基づき指示されたキャビネット1の施錠及び解錠が正常に完了したか否かを点灯により報知するリモコンランプ42と、が設けられている。
【0050】
リモコンキー6aの内部には、図8(b)に示すように、施錠ボタン40の操作を検出する施錠操作検出スイッチ45、解錠ボタン41の操作を検出する解錠操作検出スイッチ46、アンテナ5を介してロックコントローラ4と非接触にてデータの送受を行うための指示情報発信手段としての送受信モジュール44、各検出スイッチの操作検出に応じて送受信モジュール44によりデータを送信する制御や送受信モジュール44によるロックコントローラ4からのデータの受信に応じてリモコンランプ42を点灯させる制御等を行う制御IC43、が内蔵されている。また、制御IC43には、記憶部が内蔵されており、この記憶部には制御IC43の制御内容に加えて個々のリモコンキー6a、6bに対して別個に割り当てられた端末識別情報として前述した許諾者IDが記憶されている。
【0051】
本実施例のリモコンキー6aは、解錠ボタン41が操作され、解錠操作検出スイッチ46が所定時間検出されることで記憶部に記憶された許諾者IDを含む解錠指示情報、すなわち記憶部に記憶されている許諾者IDにより許諾されたキャビネット1の解錠を指示する旨の情報をロックコントローラ4に対して送信する。これに基づきロックコントローラ4から正常に解錠がなされた旨を示す完了情報の返信を受けた場合には、リモコンランプ42を点灯させる。
【0052】
また、図8(c)に示すように、施錠ボタン40が操作され、施錠操作検出スイッチ45が検出された状態で第1の規定時間(t1)が経過することで、記憶部に記憶された許諾者IDを含む施錠指示情報、すなわち記憶部に記憶されている許諾者IDにより許諾されたキャビネット1の施錠を指示する旨の情報をロックコントローラ4に対して送信する。これに基づきロックコントローラ4から正常に施錠がなされた旨を示す完了情報の返信を受けた場合には、リモコンランプ42を点灯させる。また、更に、施錠操作検出スイッチ45が検出された状態で検出の開始時点から第1の規定時間(t1)よりも長い第2の規定時間(t2)が経過することで、許諾者IDを含む全施錠指示情報、すなわちロックコントローラ4により施錠及び解錠制御される全てのキャビネット1の施錠を指示する旨の情報をロックコントローラ4に対して送信する。これに基づきロックコントローラ4から正常に施錠がなされた旨を示す完了情報の返信を受けた場合には、リモコンランプ42を点灯させる。
【0053】
このように本実施例のリモコンキー6aでは、施錠ボタン40または解錠ボタン41を操作するのみで施錠及び解錠が許諾されたキャビネット1の施錠及び解錠を非接触にて行うことができるため、キャビネット1の施錠及び解錠を容易に行うことができる。更に、施錠ボタン40を第2の規定時間以上操作すること、すなわち施錠ボタン40を長押しすることで、施錠及び解錠が許諾されたキャビネット1以外のキャビネット1を含む、ロックコントローラ4により施錠及び解錠が制御される全てのキャビネット1の施錠を行うことが可能となり、一層利便性を高めることができる。
【0054】
また、リモコンキー6aにおいては、施錠ボタン40の操作時間に応じて許諾されたキャビネット1の施錠操作、ロックコントローラ4により施錠及び解錠が制御される全てのキャビネット1の施錠操作、の双方の施錠操作を行うことが可能とされており、施錠ボタン40と別個に、全てのキャビネット1の施錠を行うための施錠ボタンを設ける必要がないうえに、容易な操作要領にて全てのキャビネット1の施錠を行うことができる。
【0055】
次に、リモコンキー6bについて説明すると、リモコンキー6bは、図9(a)に示すように、その表面に許諾されたキャビネット1の施錠操作を行う際に操作される施錠操作手段としての施錠ボタン50と、許諾されたキャビネット1の解錠操作を行う際に操作される解錠操作手段としての解錠ボタン51と、ロックコントローラ4により施錠及び解錠制御が行われる全てのキャビネット1の施錠操作を行う際に操作される全施錠操作手段としての全施錠ボタン52と、これら各操作ボタンの操作に基づき指示されたキャビネット1の施錠及び解錠が正常に完了したか否かを点灯により報知するリモコンランプ53と、が設けられている。
【0056】
また、図9(b)に示すように、全施錠ボタン52は、リモコンキー6bの表面59よりも窪んだ位置となるように設けられており、その他の操作ボタンよりも操作がしづらい構造に形成されている。
【0057】
リモコンキー6b内部には、図9(b)に示すように、施錠ボタン50の操作を検出する施錠操作検出スイッチ56、解錠ボタン51の操作を検出する解錠操作検出スイッチ57、全施錠ボタン52の操作を検出する全施錠操作検出スイッチ58、アンテナ5を介してロックコントローラ4と非接触にてデータの送受を行うための指示情報発信手段としての送受信モジュール55、各検出スイッチの操作検出に応じて送受信モジュール55によりデータを送信する制御や送受信モジュール55によるロックコントローラ4からのデータの受信に応じてリモコンランプ53を点灯させる制御等を行う制御IC54、が内蔵されている。また、制御IC54には、記憶部が内蔵されており、この記憶部には制御IC54の制御内容に加えて個々のリモコンキー6a、6bに対して別個に割り当てられた端末識別情報として前述した許諾者IDが記憶されている。
【0058】
本実施例のリモコンキー6bは、解錠ボタン51が操作され、解錠操作検出スイッチ57が所定時間検出されることで記憶部に記憶された許諾者IDを含む解錠指示情報、すなわち記憶部に記憶されている許諾者IDにより許諾されたキャビネット1の解錠を指示する旨の情報をロックコントローラ4に対して送信する。これに基づきロックコントローラ4から正常に解錠がなされた旨を示す完了情報の返信を受けた場合には、リモコンランプ53を点灯させる。
【0059】
また、施錠ボタン50が操作され、施錠操作検出スイッチ56が所定時間検出されることで記憶部に記憶された許諾者IDを含む施錠指示情報、すなわち記憶部に記憶されている許諾者IDにより許諾されたキャビネット1の施錠を指示する旨の情報をロックコントローラ4に対して送信する。これに基づきロックコントローラ4から正常に施錠がなされた旨を示す完了情報の返信を受けた場合には、リモコンランプ53を点灯させる。
【0060】
また、全施錠ボタン52が操作され、全施錠操作検出スイッチ58が所定時間検出されることで、記憶部に記憶された許諾者IDを含む全施錠指示情報、すなわちロックコントローラ4により施錠及び解錠制御される全てのキャビネット1の施錠を指示する旨の情報をロックコントローラ4に対して送信する。これに基づきロックコントローラ4から正常に全施錠がなされた旨を示す完了情報の返信を受けた場合には、リモコンランプ53を点灯させる。
【0061】
このように本実施例のリモコンキー6bでは、施錠ボタン50または解錠ボタン51を操作するのみで施錠及び解錠が許諾されたキャビネット1の施錠及び解錠を非接触にて行うことができるため、キャビネット1の施錠及び解錠を容易に行うことができる。更に、全施錠ボタン52を操作することで、施錠及び解錠が許諾されたキャビネット1以外のキャビネット1を含む、ロックコントローラ4により施錠及び解錠が制御される全てのキャビネット1の施錠を行うことが可能となり、一層利便性を高めることができる。
【0062】
また、リモコンキー6bにおいては、許諾されたキャビネット1の施錠操作を行う施錠ボタン50と、許諾されたキャビネット1の解錠操作を行う解錠ボタン51と、ロックコントローラ4により施錠及び解錠が制御される全てのキャビネット1の施錠操作を行う全施錠ボタン52と、が各々別個に設けられているため、これら各ボタンの誤操作を防止できる。
【0063】
特に、通常使用する機会の少ない全施錠ボタン52が操作しづらい構造とされているため、この全施錠ボタン52の誤操作を効果的に防止できる。更に、本実施例では、全施錠ボタン52をリモコンキー6bの表面59よりも窪んだ位置に形成することで全施錠ボタン52の操作をしづらくしており、このようにすることで簡単な構造にて全施錠ボタン52の誤操作を効果的に防止できる。
【0064】
次いで、本実施例の管理サーバ7について説明する。この管理サーバ7は、図10に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス61に、CPU62、RAM63、記憶装置64、入力装置65、表示装置66、LANに接続されたPC8とデータの送受を行う第1通信部67、ロックコントローラ4とデータの送受を行う第2通信部68、が接続された通常のコンピュータ端末である。
【0065】
また、記憶装置64には、管理サーバ7が行う施解錠管理アプリケーションを実行するためのプログラムに加えて、許諾者照合テーブルと施解錠履歴テーブルとからなる施解錠管理データベースが記憶されている。
【0066】
施解錠管理データベースを構成する許諾者照合テーブルには、図11(a)に示すように、キャビネット1の施錠及び解錠が許諾された許諾者を識別可能な許諾者ID別に、許諾者の氏名と、暗証番号と、許諾されたキャビネット1を特定可能な什器IDと、が登録されている。
【0067】
また、図11(b)に示すように、施解錠履歴テーブルには、施錠操作または解錠操作がなされた日時と、操作を行った許諾者の許諾者IDと、操作が指示されたキャビネット1の什器IDと、操作の種別(解錠、施錠、全施錠)と、操作がなされた端末の種別(リモコンキー6a、6b;RC、PC8;PC、管理サーバ;SV)と、操作の結果(正常、エラー)と、が登録されており、この施解錠履歴テーブルに登録された情報は、ロックコントローラ4から履歴情報を受信する毎に逐次更新される。
【0068】
このように構成された管理サーバ7は、入力装置65またはLANを介して接続されたPC8による施錠入力または解錠入力、全施錠入力に応じてロックコントローラ4に対して指示情報を送信し、指示されたキャビネット1の施錠及び解錠制御を実施させるための処理を行う。
【0069】
具体的には、入力装置65またはLANを介して接続されたPC8にて、許諾者ID並びに暗証番号を含む施錠入力がなされた場合に、入力された許諾者IDを許諾者照合テーブルより抽出し、この抽出した許諾者IDに対応して登録されている暗証番号と入力された暗証番号とを照合し、一致した場合には入力された許諾者IDを含む施錠指示情報、すなわち入力された許諾者IDにより許諾されたキャビネット1の施錠を指示する旨の情報をロックコントローラ4に対して送信する。これに基づきロックコントローラ4から正常に施錠がなされた旨を示す完了情報の返信を受けた場合には、その旨を表示装置66に表示するか、その旨を示す操作結果情報を、施錠入力がなされたPC8に返信する。
【0070】
また、入力装置65またはLANを介して接続されたPC8にて、許諾者ID並びに暗証番号を含む解錠入力がなされた場合に、入力された許諾者IDを許諾者照合テーブルより抽出し、この抽出した許諾者IDに対応して登録されている暗証番号と入力された暗証番号とを照合し、一致した場合には入力された許諾者IDを含む解錠指示情報、すなわち入力された許諾者IDにより許諾されたキャビネット1の解錠を指示する旨の情報をロックコントローラ4に対して送信する。これに基づきロックコントローラ4から正常に解錠がなされた旨を示す完了情報の返信を受けた場合には、その旨を表示装置66に表示するか、その旨を示す操作結果情報を、解錠入力がなされたPC8に返信する。
【0071】
また、入力装置65またはLANを介して接続されたPC8にて、許諾者ID並びに暗証番号を含む全施錠入力がなされた場合に、入力された許諾者IDを許諾者照合テーブルより抽出し、この抽出した許諾者IDに対応して登録されている暗証番号と入力された暗証番号とを照合し、一致した場合には入力された許諾者IDを含む全施錠指示情報、すなわちロックコントローラ4により施錠及び解錠制御される全てのキャビネット1の施錠を指示する旨の情報をロックコントローラ4に対して送信する。これに基づきロックコントローラ4から正常に全施錠がなされた旨を示す完了情報の返信を受けた場合には、その旨を表示装置66に表示するか、その旨を示す操作結果情報を、全施錠入力がなされたPC8に返信する。
【0072】
また、本実施例では、入力装置65により所定の操作を行うことにより、施解錠履歴テーブルに登録された各キャビネット1の施錠及び解錠の操作履歴や、施解錠履歴テーブルに登録された履歴情報に基づくその時点の各キャビネット1の施解錠状況等の管理情報が表示装置66に出力可能とされている。
【0073】
このように本実施例の管理サーバ7では、入力装置65の入力に基づいて許諾されたキャビネット1の施錠操作、及び解錠操作、ロックコントローラ4により施錠及び解錠制御がなされる全てのキャビネット1の施錠操作が実行可能とされている。
【0074】
また、管理サーバ7では、LANを介して接続されたPC8による入力を受け付けた際に、入力装置65の入力によりキャビネット1の施錠操作及び解錠操作、全施錠操作が行われた場合と同様の処理を行うようになっており、これらLANを介して接続されたPC8からも許諾されたキャビネット1の施錠操作、及び解錠操作、ロックコントローラ4により施錠及び解錠制御がなされる全てのキャビネット1の施錠操作が実行可能とされている。
【0075】
以下、本実施例の施解錠システムを構成する各部の動作状況を図12〜図15に基づいて説明する。尚、ここでは一例として、許諾者ID「P001」が割り当てられたリモコンキー6aにより各種操作を行った場合、許諾者ID「P001」が割り当てられた許諾者が管理サーバ7、PC8から各種入力を行った場合の動作状況について説明する。
【0076】
図12は、リモコンキー6aから施錠操作または解錠操作がなされた場合の各部の動作状況を示す図である。
【0077】
リモコンキー6aにて施錠操作がなされた場合には、リモコンキー6aからロックコントローラ4に対して、記憶されている許諾者IDを含む施錠指示情報が送信される。
【0078】
これに基づきロックコントローラ4は、施錠指示情報に含まれる許諾者IDと施解錠テーブルに登録されている許諾者IDとを比較し、一致する許諾者IDに対応して登録されている什器IDを抽出し、抽出した什器IDが割り当てられたキャビネット1の制御ユニット3に対して施錠コマンドを送信する。
【0079】
施錠コマンドを受信した制御ユニット3は、各種センサの入力状況に応じて電子錠2の施錠制御を実施し、正常に施錠がなされた場合には、その旨を示す完了コマンドをロックコントローラ4に対して返信する。尚、正常に施錠がなされなかった場合には、エラーコマンドをロックコントローラ4に対して返信する。
【0080】
ロックコントローラ4は、制御ユニット3から完了コマンドを受信した場合に、リモコンキー6aに対して施錠が正常に完了した旨を示す完了情報を返信し、制御ユニット3からエラーコマンドを受信した場合や所定時間コマンドの返信がない場合に、リモコンキー6aに対して施錠が正常に完了していない旨を示すエラー情報を返信する。
【0081】
次いで、施錠指示情報に含まれる許諾者ID、許諾者IDにより抽出された什器ID、操作の種別(施錠)、操作がなされた端末の種別(リモコンキー)、操作結果(正常またはエラー)からなる履歴情報を管理サーバ7に送信する。管理サーバ7では、ロックコントローラ4から送信された履歴情報に基づいて施解錠履歴テーブルの更新を行う。
【0082】
また、リモコンキー6aにて解錠操作がなされた場合には、リモコンキー6aからロックコントローラ4に対して、記憶されている許諾者IDを含む解錠指示情報が送信される。
【0083】
これに基づきロックコントローラ4は、解錠指示情報に含まれる許諾者IDと施解錠テーブルに登録されている許諾者IDとを比較し、一致する許諾者IDに対応して登録されている什器IDを抽出し、抽出した什器IDが割り当てられたキャビネット1の制御ユニット3に対して解錠コマンドを送信する。
【0084】
解錠コマンドを受信した制御ユニット3は、各種センサの入力状況に応じて電子錠2の解錠制御を実施し、正常に解錠がなされた場合には、その旨を示す完了コマンドをロックコントローラ4に対して返信する。尚、正常に解錠がなされなかった場合には、エラーコマンドをロックコントローラ4に対して返信する。
【0085】
ロックコントローラ4は、制御ユニット3から完了コマンドを受信した場合に、リモコンキー6aに対して解錠が正常に完了した旨を示す完了情報を返信し、制御ユニット3からエラーコマンドを受信した場合や所定時間コマンドの返信がない場合に、リモコンキー6aに対して解錠が正常に完了していない旨を示すエラー情報を返信する。
【0086】
次いで、解錠指示情報に含まれる許諾者ID、許諾者IDにより抽出された什器ID、操作の種別(解錠)、操作がなされた端末の種別(リモコンキー)、操作結果(正常またはエラー)からなる履歴情報を管理サーバ7に送信する。管理サーバ7では、ロックコントローラ4から送信された履歴情報に基づいて施解錠履歴テーブルの更新を行う。
【0087】
図13は、管理サーバ7から施錠入力または解錠入力がなされた場合の各部の動作状況を示す図である。
【0088】
管理サーバ7にて許諾者ID並びに暗証番号からなる施錠入力がなされた場合には、入力された許諾者ID並びに暗証番号と許諾者照合テーブルに登録された許諾者ID並びに暗証番号とを照合し、結果が一致した場合には、管理サーバ7からロックコントローラ4に対して、入力された許諾者IDを含む施錠指示情報が送信される。
【0089】
これに基づきロックコントローラ4は、施錠指示情報に含まれる許諾者IDと施解錠テーブルに登録されている許諾者IDとを比較し、一致する許諾者IDに対応して登録されている什器IDを抽出し、抽出した什器IDが割り当てられたキャビネット1の制御ユニット3に対して施錠コマンドを送信する。
【0090】
施錠コマンドを受信した制御ユニット3は、各種センサの入力状況に応じて電子錠2の施錠制御を実施し、正常に施錠がなされた場合には、その旨を示す完了コマンドをロックコントローラ4に対して返信する。尚、正常に施錠がなされなかった場合には、エラーコマンドをロックコントローラ4に対して返信する。
【0091】
ロックコントローラ4は、制御ユニット3から完了コマンドを受信した場合に、管理サーバ7に対して施錠が正常に完了した旨を示す完了情報を返信し、制御ユニット3からエラーコマンドを受信した場合や所定時間コマンドの返信がない場合に、管理サーバ7に対して施錠が正常に完了していない旨を示すエラー情報を返信する。
【0092】
次いで、施錠指示情報に含まれる許諾者ID、許諾者IDにより抽出された什器ID、操作の種別(施錠)、操作がなされた端末の種別(管理サーバ)、操作結果(正常またはエラー)からなる履歴情報を管理サーバ7に送信する。管理サーバ7では、ロックコントローラ4から送信された履歴情報に基づいて施解錠履歴テーブルの更新を行う。
【0093】
また、管理サーバ7にて許諾者ID並びに暗証番号からなる解錠入力がなされた場合には、入力された許諾者ID並びに暗証番号と許諾者照合テーブルに登録された許諾者ID並びに暗証番号とを照合し、結果が一致した場合には、管理サーバ7からロックコントローラ4に対して、入力された許諾者IDを含む解錠指示情報が送信される。
【0094】
これに基づきロックコントローラ4は、解錠指示情報に含まれる許諾者IDと施解錠テーブルに登録されている許諾者IDとを比較し、一致する許諾者IDに対応して登録されている什器IDを抽出し、抽出した什器IDが割り当てられたキャビネット1の制御ユニット3に対して解錠コマンドを送信する。
【0095】
解錠コマンドを受信した制御ユニット3は、各種センサの入力状況に応じて電子錠2の解錠制御を実施し、正常に解錠がなされた場合には、その旨を示す完了コマンドをロックコントローラ4に対して返信する。尚、正常に解錠がなされなかった場合には、エラーコマンドをロックコントローラ4に対して返信する。
【0096】
ロックコントローラ4は、制御ユニット3から完了コマンドを受信した場合に、管理サーバ7に対して解錠が正常に完了した旨を示す完了情報を返信し、制御ユニット3からエラーコマンドを受信した場合や所定時間コマンドの返信がない場合に、管理サーバ7に対して解錠が正常に完了していない旨を示すエラー情報を返信する。
【0097】
次いで、解錠指示情報に含まれる許諾者ID、許諾者IDにより抽出された什器ID、操作の種別(解錠)、操作がなされた端末の種別(管理サーバ)、操作結果(正常またはエラー)からなる履歴情報を管理サーバ7に送信する。管理サーバ7では、ロックコントローラ4から送信された履歴情報に基づいて施解錠履歴テーブルの更新を行う。
【0098】
図14は、LANを介して管理サーバ7に接続されたPC8から施錠入力または解錠入力がなされた場合の各部の動作状況を示す図である。
【0099】
PC8にて許諾者ID並びに暗証番号を含む施錠入力がなされた場合には、施錠入力情報が管理サーバ7に対して送信される。これに基づき管理サーバ7では、PC8より受信した施錠入力情報に含まれる許諾者ID並びに暗証番号と許諾者照合テーブルに登録された許諾者ID並びに暗証番号とを照合し、結果が一致した場合には、管理サーバ7からロックコントローラ4に対して、PC8より受信した許諾者IDを含む施錠指示情報が送信される。
【0100】
これに基づきロックコントローラ4は、施錠指示情報に含まれる許諾者IDと施解錠テーブルに登録されている許諾者IDとを比較し、一致する許諾者IDに対応して登録されている什器IDを抽出し、抽出した什器IDが割り当てられたキャビネット1の制御ユニット3に対して施錠コマンドを送信する。
【0101】
施錠コマンドを受信した制御ユニット3は、各種センサの入力状況に応じて電子錠2の施錠制御を実施し、正常に施錠がなされた場合には、その旨を示す完了コマンドをロックコントローラ4に対して返信する。尚、正常に施錠がなされなかった場合には、エラーコマンドをロックコントローラ4に対して返信する。
【0102】
ロックコントローラ4は、制御ユニット3から完了コマンドを受信した場合に、管理サーバ7に対して施錠が正常に完了した旨を示す完了情報を返信し、制御ユニット3からエラーコマンドを受信した場合や所定時間コマンドの返信がない場合に、管理サーバ7に対して施錠が正常に完了していない旨を示すエラー情報を返信する。
【0103】
次いで、施錠指示情報に含まれる許諾者ID、許諾者IDにより抽出された什器ID、操作の種別(施錠)、操作がなされた端末の種別(PC)、操作結果(正常またはエラー)からなる履歴情報を管理サーバ7に送信する。管理サーバ7では、ロックコントローラ4から送信された履歴情報に基づいて施解錠履歴テーブルの更新を行う。
【0104】
一方、ロックコントローラ4から完了情報またはエラー情報の受信を受けた管理サーバ7は、これら受信した情報に基づく操作結果情報、すなわち施錠入力に基づくキャビネット1の施錠が正常に完了したか否かを示す情報を、施錠入力情報の送信があったPC8に対して返信する。
【0105】
PC8にて許諾者ID並びに暗証番号を含む解錠入力がなされた場合には、解錠入力情報が管理サーバ7に対して送信される。これに基づき管理サーバ7では、PC8より受信した解錠入力情報に含まれる許諾者ID並びに暗証番号と許諾者照合テーブルに登録された許諾者ID並びに暗証番号とを照合し、結果が一致した場合には、管理サーバ7からロックコントローラ4に対して、PC8より受信した許諾者IDを含む解錠指示情報が送信される。
【0106】
これに基づきロックコントローラ4は、解錠指示情報に含まれる許諾者IDと施解錠テーブルに登録されている許諾者IDとを比較し、一致する許諾者IDに対応して登録されている什器IDを抽出し、抽出した什器IDが割り当てられたキャビネット1の制御ユニット3に対して解錠コマンドを送信する。
【0107】
解錠コマンドを受信した制御ユニット3は、各種センサの入力状況に応じて電子錠2の解錠制御を実施し、正常に解錠がなされた場合には、その旨を示す完了コマンドをロックコントローラ4に対して返信する。尚、正常に解錠がなされなかった場合には、エラーコマンドをロックコントローラ4に対して返信する。
【0108】
ロックコントローラ4は、制御ユニット3から完了コマンドを受信した場合に、管理サーバ7に対して解錠が正常に完了した旨を示す完了情報を返信し、制御ユニット3からエラーコマンドを受信した場合や所定時間コマンドの返信がない場合に、管理サーバ7に対して解錠が正常に完了していない旨を示すエラー情報を返信する。
【0109】
次いで、解錠指示情報に含まれる許諾者ID、許諾者IDにより抽出された什器ID、操作の種別(解錠)、操作がなされた端末の種別(PC)、操作結果(正常またはエラー)からなる履歴情報を管理サーバ7に送信する。管理サーバ7では、ロックコントローラ4から送信された履歴情報に基づいて施解錠履歴テーブルの更新を行う。
【0110】
一方、ロックコントローラ4から完了情報またはエラー情報の受信を受けた管理サーバ7は、これら受信した情報に基づく操作結果情報、すなわち解錠入力に基づくキャビネット1の施錠が正常に完了したか否かを示す情報を、解錠入力情報の送信があったPC8に対して返信する。
【0111】
図15は、リモコンキー6aから全施錠操作がなされた場合の各部の動作状況を示す図である。
【0112】
リモコンキー6aにて全施錠操作がなされた場合には、リモコンキー6aからロックコントローラ4に対して、記憶されている許諾者IDを含む全施錠指示情報が送信される。
【0113】
これに基づきロックコントローラ4は、全施錠指示情報に含まれる許諾者IDと施解錠テーブルに登録されている許諾者IDとを比較し、一致する許諾者ID登録されている場合には、施解錠テーブルに登録されている全てのキャビネット1の制御ユニット3に対して施錠コマンドを送信する。
【0114】
施錠コマンドを受信した各制御ユニット3は、各種センサの入力状況に応じて電子錠2の施錠制御を実施し、正常に施錠がなされた場合には、その旨を示す完了コマンドをロックコントローラ4に対して返信する。尚、正常に施錠がなされなかった場合には、エラーコマンドをロックコントローラ4に対して返信する。
【0115】
ロックコントローラ4は、登録されている全ての制御ユニット3から完了コマンドを受信した場合に、リモコンキー6aに対して全施錠が正常に完了した旨を示す完了情報を返信し、いずれか1つの制御ユニット3からエラーコマンドを受信した場合や所定時間経過してもコマンドの返信がない場合に、リモコンキー6aに対して全施錠が正常に完了していない旨を示すエラー情報を返信する。
【0116】
次いで、全施錠指示情報に含まれる許諾者ID、許諾者IDにより抽出された什器ID、操作の種別(全施錠)、操作がなされた端末の種別(リモコンキー)、操作結果(正常またはエラー)からなる履歴情報を管理サーバ7に送信する。管理サーバ7では、ロックコントローラ4から送信された履歴情報に基づいて施解錠履歴テーブルの更新を行う。
【0117】
尚、本実施例では、管理サーバ7やPC8から全施錠操作を行うことが可能であるが、ここでの説明は省略する。
【0118】
以上説明したように、本実施例の施解錠システムにおいては、リモコンキー6a、6bにより施錠操作及び解錠操作を行うのみで施錠及び解錠が許諾されたキャビネット1の施錠及び解錠を非接触にて行うことができるため、キャビネット1の施錠及び解錠を容易に行うことができる。更に、全施錠操作を行うことで、施錠及び解錠が許諾されたキャビネット1以外のキャビネット1を含む登録された全てのキャビネット1の施錠を行うことが可能なため、例えば、退社時等、キャビネット1を一斉に施錠する必要がある場合等においては、これら登録されたキャビネット1の施錠を一括して行うことができるようになり、一層利便性を高めることができる。
【0119】
以上、本発明の実施例を図面に基づき説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0120】
例えば、本実施例の施解錠システムでは、リモコンキー6a、6bや管理サーバ7、PC8による操作に応じて許諾されたキャビネット1の施錠及び解錠が行われる構成とされているが、少なくともリモコンキー6a、6b等のリモート端末のみによってキャビネット1の施錠及び解錠が行われる構成であれば良い。
【0121】
また、本実施例の施解錠システムでは、ロックコントローラ4とリモコンキー6a、6b、管理サーバ7と双方向にデータの送受が可能とされているが、少なくともロックコントローラ4が、リモコンキー6a、6b等の外部端末からの指示情報を受信できる構成とされていれば良い。
【0122】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0123】
(a)請求項1の発明によれば、リモート端末から施解錠が許諾された什器の施錠及び解錠を非接触にて行うことができるため、什器の施解錠を容易に行うことができる。更に、リモート端末から、当該リモート端末により施解錠が許諾された什器以外の什器を含む登録されている全ての什器の施錠を行うことができるため、一層利便性を高めることができる。
【0124】
(b)請求項2の発明によれば、施錠操作及び解錠操作を行うための操作要領にて操作手段の操作を行うのみで施解錠が許諾された什器の施錠及び解錠を非接触にて行うことができるため、什器の施解錠を容易に行うことができる。更に、施錠操作及び解錠操作の操作要領とは異なる全施錠を行うための操作要領にて操作手段の操作を行うことで、施解錠が許諾された什器以外の什器を含む登録された全ての什器の施錠を行うことが可能となり、一層利便性を高めることができる。
【0125】
(c)請求項3の発明によれば、通常の施錠操作手段と別個に、登録されている全ての什器の施錠を行うための施錠操作手段を設ける必要がないうえに、容易な操作要領にて登録されている全ての什器の施錠を行うことができる。
【0126】
(d)請求項4の発明によれば、各々の操作手段が別個に設けられているため、誤操作を防止することができる。
【0127】
(e)請求項5の発明によれば、通常操作する機会の少ない、全施錠操作手段の操作をしづらくすることで、誤操作を効果的に防止できる。
【0128】
(f)請求項6の発明によれば、簡単な構造にて全施錠操作手段の誤操作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における施解錠システムの構成を示す図である。
【図2】本実施例の施解錠システムに適用したキャビネットの斜視図である。
【図3】図2に示すキャビネットの一部破断斜視図である。
【図4】図2に示すキャビネットを複数並設した状態の機器収容空間の連結状況を示す断面図である。
【図5】図2のキャビネットに収容される制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図6】本実施例の施解錠システムに適用したロックコントローラの構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示すロックコントローラの記憶部に記憶された施解錠テーブルを示す図である。
【図8】(a)は、本実施例の施解錠システムに適用したリモコンキーの正面図であり、(b)は、(a)に示すリモコンキーの構成を示すブロック図であり、(c)は、(a)に示すリモコンキーの施錠操作検出スイッチの検出に基づく指示情報の送信タイミングを示すタイミングチャートである。
【図9】(a)は、本実施例の施解錠システムに適用したリモコンキーの正面図であり、(b)は、(a)に示すリモコンキーの全施錠ボタンの構造を示す断面図であり、(c)は、(a)に示すリモコンキーの構成を示すブロック図である。
【図10】本実施例の施解錠システムに適用した管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示す管理サーバの記憶装置に記憶された施解錠管理データベースの登録内容を示す図である。
【図12】本実施例の施解錠システムを構成する各部の動作状況を示す図である。
【図13】本実施例の施解錠システムを構成する各部の動作状況を示す図である。
【図14】本実施例の施解錠システムを構成する各部の動作状況を示す図である。
【図15】本実施例の施解錠システムを構成する各部の動作状況を示す図である。
【符号の説明】
1        キャビネット(什器)
2        電子錠(施解錠手段)
3        制御ユニット(子施解錠制御装置)
4        ロックコントローラ(親施解錠制御装置)
5        アンテナ(非接触受信手段)
6a、6b    リモコンキー(リモート端末)
7        管理サーバ
8        PC
9        通信ケーブル
10       通信ケーブル
11a、11b  開閉扉(規制部材)
12a、12b  ハンドル
13       鍵穴
14       什器ランプ
15       連通孔
16       カバー板
17       底面板
18       係止ピン
19       係止孔
20       通信ケーブル
21       開閉扉(規制部材)
22       コネクタ
23       モータ駆動回路
24       センサ回路
25       施解錠モータ
26       閉鎖検出センサ
27       施錠検出センサ
28       解錠検出センサ
30       制御部(許諾端末比較手段)
31       第1通信部(制御情報送信手段)
32       コネクタ
33       第2通信部
34       コネクタ
35       記憶部
36       無線送受信回路
40       施錠ボタン(操作手段、施錠操作手段)
41       解錠ボタン(操作手段、解錠操作手段)
42       リモコンランプ
43       制御IC
44       送受信モジュール(指示情報発信手段)
45       施錠操作検出スイッチ
46       解錠操作検出スイッチ
50       施錠ボタン(操作手段、施錠操作手段)
51       解錠ボタン(操作手段、解錠操作手段)
52       全施錠ボタン(操作手段、全施錠操作手段)
53       リモコンランプ
54       制御IC
55       送受信モジュール(指示情報発信手段)
56       施錠操作検出スイッチ
57       解錠操作検出スイッチ
58       全施錠操作検出スイッチ
59       表面
61       データバス
62       CPU
63       RAM
64       記憶装置
65       入力装置
66       表示装置
67       第1通信部
68       第2通信部
S1、S2    収容部
S3       機器収容空間

Claims (6)

  1. 少なくとも内部に収容部を有するとともに、該収容部へのアプローチを規制する規制部材と、該規制部材の開放を抑止及び該抑止を解除する施解錠手段と、所定の制御情報の受信に基づいて前記施解錠手段による前記規制部材の施錠及び解錠の制御を行う子施解錠制御装置と、を備える複数の什器と、施錠及び解錠の制御対象となる什器と、該什器別に施解錠が許諾されたリモート端末を特定可能な端末識別情報と、が登録された什器登録手段と、前記リモート端末から発信された情報を非接触にて受信する非接触受信手段と、前記リモート端末から該リモート端末の前記端末識別情報を含む施解錠指示情報を受信した場合に、該施解錠指示情報に含まれる端末識別情報と前記什器登録手段に登録されている端末識別情報とを比較する許諾端末比較手段と、該許諾端末比較手段の比較結果が一致した場合に、該当する什器の子施解錠制御装置に対して前記施解錠手段の施錠または解錠の制御を指示する旨の制御情報を送信するとともに、前記リモート端末から全施錠指示情報を受信した場合に、前記什器登録手段に登録されている全ての什器の子施解錠制御装置に対して前記施解錠手段の施錠の制御を指示する旨の制御情報を送信する制御情報送信手段と、を備える親施解錠制御装置と、
    から構成されることを特徴とする什器の施解錠システム。
  2. 請求項1に記載の什器の施解錠システムに用いるリモート端末であって、
    前記什器の施錠及び解錠を行うための操作手段と、該操作手段の操作要領に応じて、前記施解錠指示情報または前記全施錠指示情報のいずれか一方の指示情報を発信する指示情報発信手段と、を備えることを特徴とするリモート端末。
  3. 前記操作手段は、解錠操作を行うための解錠操作手段と、施錠操作を行うための施錠操作手段と、を別個に備え、前記指示情報発信手段は、前記解錠操作手段が操作されたとき、または前記施錠操作手段の操作時間が第1の規定時間に到達したときに前記施解錠指示情報を発信し、前記施錠操作手段の操作時間が前記第1の規定時間よりも長い第2の規定時間に到達したときに前記全施錠指示情報を発信する請求項2に記載のリモート端末。
  4. 前記操作手段は、施解錠が許諾された什器の施錠を行うための施錠操作手段と、施解錠が許諾された什器の解錠を行うための解錠操作手段と、前記什器登録手段に登録されている全ての什器の施錠を行うための全施錠操作手段と、を別個に備える請求項2に記載のリモート端末。
  5. 前記全施錠操作手段は、前記施錠操作手段及び前記解錠操作手段に比較して操作しづらい構造に形成されている請求項4に記載のリモート端末。
  6. 前記全施錠操作手段は、リモート端末の表面よりも窪んだ位置に形成されている請求項5に記載のリモート端末。
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