JP2004106847A - 注ぎ口を形成可能な包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】将来、内容物を取り出すために部分的に開封可能な注ぎ口形成部分は、予め製袋メーカーで作っておき、内容物を充填する端部は、従来と同様な接着剤や接着テープを使って簡単に封緘することができる、注ぎ口を形成可能な包装袋を提供すること。
【解決手段】包装袋10は、一端側を将来の開封口となる底部閉鎖部11と、他端側に内容物充填用の開放端部12とを有する袋本体13を備える。底部閉鎖部は、壁面に沿う折曲げ線で一端部を所定回数だけ折り曲げて折曲げ部17を形成し、これを開封テープ20の付いた当て紙21で包囲固定して構成されている。折曲げ部17の中央寄りに位置する内方側端縁には、所定位置に縦方向のスリット15が形成されて、注ぎ口形成部19とされ、開封時に開封テープ20により当て紙21を部分的に破き、注ぎ口形成部19のみを露出させ、この注ぎ口形成部19の折りを戻すことで注ぎ口25が形成される。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は注ぎ口を形成可能な包装袋に関し、更に詳しくは内容物を少量ずつ取り出して再び封をして残りを保存するのに好適に使用可能な包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、包装袋に詰められたペットフード、小麦粉、塩、砂糖、農薬等は、一度に使い切らずに少量づつ使用することが多い。このように少量づつ取り出して使用する内容物を包装するのに適した包装袋としては、実用新案登録第2565413号(実開平5−92157号公報)に開示された「開口手段を備えた袋体」が知られている。この実用新案登録公報に開示された考案は、直線切りの開口端部を有する角底袋におけるその開口端部の一側方部に開封帯が貼着され、この開封帯の側縁に隣接する開口端部の端縁に切り込みを入れて構成されたものである。
【0003】
この袋体において、内容物を開口端部から充填した後にこの開口端部を封緘する場合には、開封帯を内側に巻き込むように開口端部を2回折り曲げ、この折曲げ部を壁面に接着剤などで固着して封緘される。そして、この袋体を開封して内容物を少量取り出す際には、内容物を充填して封緘した側である開口端部を開封することになる。
【0004】
その方法としては、2回折り曲げられた折曲げ部の下側から壁面に沿って突出している開封帯の端部を掴んで引き上げると、開封帯と同じ幅寸法の折曲げ部における部位が部分的に破れ、その部位の折り曲げが戻されることで開口端部の一部が開封して注ぎ口となり、この注ぎ口から内容物を取り出し、所望量取り出した後は注ぎ口となった部位を再び折り直して閉鎖する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造の袋体では、これが角底袋であるため、前述したように、開口端部から内容物が充填されて閉鎖され、内容物取り出し時には、この閉鎖された開口端部が開封されることになる。ということは、内容物を充填した側の開口端部の封緘作業は、この袋体を製袋メーカーから購入した内容物販売者がすべて行わなければならない。
【0006】
ところが、開口端部は、将来開封口となる側であって、該開口端部を2回折り曲げ、次いでこの折曲げ部を接着剤などを使用して壁面にしっかり固着する必要があり、内容物販売者が封緘作業を行う、と言っても、製袋メーカーではない他の業種のものが行う場合、このような複雑な封緘作業を行う簡易な機械が普及していない状況では、すべて手作業で行うしかない。しかし、小麦粉、塩、砂糖、農薬など産業に使用する多量の内容物を充填した多数の包装袋の開口端部を手作業で封緘して消費者に販売するには、あまりにも非能率的かつ非生産的であり、このような従来の袋体は、一般家庭で使用する程度のものでしかない、という問題があった。
【0007】
また、前述した従来の袋体は、開封時に、折曲げ部の下側から壁面に沿って突出している開封帯の端部(開封用つまみ)を掴んで引き上げるとき、開封帯と同じ幅寸法の折曲げ部における部位を開封帯の引き上がる力で破れるように、ということで開口端部の端縁に切り込みが入れられているが、開口端部を2回折り曲げると、この切り込みは折曲げ部の内側上部(袋体の外方側)に位置することになる。
【0008】
しかし、開封帯の開封用つまみを引き上げた時に、開封帯の側縁部によって最初に折曲げ部に作用する応力集中箇所は1回目に折った折れ線部位であり、切り込みが入れられている部分とは何ら関係がなく、そのため開封帯の開封用つまみを引き上げる程度では、2回も巻き込んで形成された折曲げ部を引き破ってその一部分を開封するがごときは、とても困難であり、非現実的である、という問題もあった。
【0009】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、将来、内容物を取り出すために部分的に開封可能な注ぎ口形成部分は、予め製袋メーカーで作っておき、内容物を充填する端部は、従来と同様な接着剤や接着テープを使って簡単に封緘することができる、注ぎ口を形成可能な包装袋を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は注ぎ口を形成可能な包装袋に関し、前述した技術的課題を解決するために以下のように構成されている。すなわち、本発明は、筒状体の一端側を将来の開封口とすべく閉鎖して底部閉鎖部とし、他端側を内容物充填用の開放端部とした袋本体を備える、注ぎ口を形成可能な包装袋であって、袋本体の底部閉鎖部が、筒状体の壁面に沿い、かつその長手方向である縦方向に直交する方向の折曲げ線に沿って筒状体の一端部を所定回数だけ折り曲げて折曲げ部を形成し、開封テープ付きの当て紙で折曲げ部を包囲固定して構成されると共に、折曲げ部における最後の折り曲げ部位である外方側の端縁とは反対側の中央寄りに位置する内方側の端縁であって折曲げ部の一側方部から所定間隔をあけた位置に、縦方向にスリットを形成して一側方部からスリットまでの部分的な折曲げ部を注ぎ口形成部とし、開封時に底部閉鎖部における当て紙の開封テープを折曲げ部の一側方部側から引き上げて当て紙を部分的に破いて注ぎ口形成部のみを露出させ、この注ぎ口形成部の折りを戻すことで注ぎ口を形成することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る注ぎ口を形成可能な包装袋では、袋本体が、複数層から構成されており、スリットが外層にのみ形成されているか、若しくは最内層を除く外層と他のいずれかの層とに形成されていることを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明に係る注ぎ口を形成可能な包装袋では、当て紙に取り付けられている開封テープが、折曲げ部の内方側端縁に入れられたスリットを越えた位置に切断線又は切断可能な脆弱線が入れられていることを特徴とする。さらにまた、本発明に係る注ぎ口を形成可能な包装袋では、袋本体が、両側部にV字形に折り込み可能なひだ部を備えていることを特徴とする。また、袋本体を構成する筒状体の縦方向両端部が階段切りで形成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る注ぎ口を形成可能な包装袋を図に示される実施形態について更に詳細に説明する。図1及び図2には本発明の一実施形態に係る注ぎ口を形成可能な包装袋(以下、単に「包装袋」と称する)10が示されている。この実施形態に係る包装袋10は、両端が階段切りで形成された筒状体の一端側(図1で見て下側)を将来の開封口とすべく閉鎖して底部閉鎖部11とし、他端側(図1で見て上側)を内容物充填用の開放端部12としたひだ付きの袋本体13を備えている。
【0014】
このひだ付き袋本体13の一端側に形成された底部閉鎖部11は、以下のように構成されている。図2は、扁平状態の包装袋10を示している図1の2−2線で切断してその縦断面構造を概略的に示し、図3は、ひだ付き袋本体13の底部閉鎖部11が形成される前の筒状体の一端側を部分的に示す平面図である。これらの図2及び図3から明らかなように、ひだ付き袋本体13の一端側における階段切り上端縁(長手方向外方側の開放端縁)14aには、その幅方向の一側方部から所望する注ぎ口幅寸法Lの位置に切込み部、即ちスリット15が形成されている。
【0015】
このように階段切り上端縁14aに筒状体の長手方向、即ち縦方向にスリット15が入れられた一端部は、筒状体の壁面に沿いかつその長手方向に直交し、階段切り下端縁(長手方向内方側の開放端縁)14b近傍を通る折曲げ線16で折り曲げられる。図3の例では、この折曲げ線16は、階段切り下端縁14bよりも僅かに長手方向中央寄りに位置しているが、階段切り下端縁14bよりも長手方向外方寄り位置であってもよい。
【0016】
階段切り一端部を折曲げ線16で折り曲げた結果、図4に示されるように折曲げ部17は表裏と上下が反転して壁面13aに重なり、階段切り上端縁14aは、筒状体中央側、即ち折曲げ部17の内方側端縁に位置することになり、他方、折曲げ線16で折り曲げられた部位は筒状体の外方側端縁18となる。したがって、折曲げ部17の内方側端縁(1回折りの場合には階段切り上端縁14aとなる)には一側方部から幅寸法Lの位置に、縦方向にスリット15が形成されていることとなる。このように折曲げ部17において、その一側方部から内方側端縁に形成された幅寸法Lまでの一部が、将来の注ぎ口25(図5、図6参照)となる注ぎ口形成部19である。
【0017】
図3及び図4に示される例は、1回折りの例であり、小麦粉のような粉体や、塩又は砂糖のような非常に細かい粒状体など、僅かな隙間に回り込み易い内容物の場合には漏れが起こる恐れがあるので、スリット15は折曲げ線16まで切り込まずに図示の実施形態のように上端縁14aにほんの少しだけ形成することが好ましい。しかし、ペットフードなどのような比較的に大きな塊状物を内容物とする場合には、スリット15を折曲げ線16の近傍まで入れてもよい。階段切り一端部を1回折り曲げた後は、図2に示されるように、この折曲げ部17を両壁面13a、13b側から包囲するように開封テープ20の付いた当て紙21が配置される。
【0018】
そして、当て紙21の両端部21a、21bは、接着剤22で各壁面に接着され、結果的に折曲げ部17を包囲固定し、このようにして底部閉鎖部11が形成される。この底部閉鎖部11における構造から明かなように、折曲げ部17は壁面13aに接着されておらず、また当て紙21とも接着されてはいない。言い換えれば、折曲げ部17は、当て紙21で拘束されてはいるが、その内側でフリーな状態とされている。
【0019】
このようにして形成されたひだ付き袋本体13における他端部、即ち内容物充填側の階段切り開放端部12には、図1及び図2に示されるように従来の紙袋と同じようにホットメルト系の接着剤23が塗布、乾燥されている。
【0020】
次に、この包装袋10の使用方法について説明する。この包装袋10は、製袋メーカーで製造されるため、将来開封口となる底部閉鎖部11は既に完成された状態にある。したがって、この包装袋10では、階段切り開放端部12から内容物を充填し、この階段切り開放端部12に塗布されているホットメルト系接着剤23に熱風を当てて再活性させる。
【0021】
その後、幅方向に延びる折曲げ線24で階段切り開放端部12を折り曲げて壁面13bに接着することにより封緘される。このような封緘は、主にクラフト紙で形成された従来の紙袋と同じであり、従ってトップシーラーと称する簡易な封緘機械を用いることができることから、内容物を袋詰めして販売する業者は、簡単に袋詰めから封緘までを行うことができる。
【0022】
そして、内容物が充填されたこの包装袋10を消費者が購入して、内容物を必要量だけ取り出す場合には、図5に示されるように包装袋10の上下を逆にして底部閉鎖部11を上にする。次いで、消費者は、当て紙21の一側方部から開封テープ20の端部を掴んで引き上げ、当て紙21を引き破り、注ぎ口形成部19を露出させる。このとき、注ぎ口形成部19が位置する側における当て紙21の側方を開封者が間違わずに開封できるように当て紙21の表面又は袋本体壁面を着色したり、指示文言を印刷表示したりしておくことが好ましい。
【0023】
また、当て紙21に設けられている開封テープ20に、注ぎ口形成部19が露出したところで、それ以上の当て紙21の引き破りを起こさないように切断線又は脆弱線20a(図1参照)を形成しておくことも好まし。開封テープ20に切断線又は脆弱線20aを設けておけば、開封テープ20を一側方部から引き上げて行っても、切断線又は脆弱線20aでその引き上げ力は遮断され、当て紙21が切断線又は脆弱線20aを越えて引き破られることはない。若しくは、このような切断線又は脆弱線20aに代えて当て紙21にある種の係止部(例えば、貼り紙等)を設け、開封テープ20により当て紙21がスリット15より先方に引き破られないようにしておくことも好ましい。
【0024】
このようにして折曲げ部17の一部である注ぎ口形成部19が露出した後は、消費者がこの注ぎ口形成部19を、その折りを戻すように引き起こす。そのとき、折曲げ部17の内方側端縁である注ぎ口形成部19の端縁にはスリット15が入れられているため、これがガイドになって簡単に外方側端縁18まで引き破ることができる。
【0025】
これにより内容物が入ったままの包装袋10における上端の一側が開封され、しかも図6に示されるような注ぎ口25が形成されることになる。使用者は、この注ぎ口25を広げて包装袋10を斜めに傾けることにより内容物を注ぎ出すことができる。そして、必要量だけ注ぎ出したあとは、再び注ぎ口25を折り、クリップなどの適当な道具で鋏んでおけば、残りの内容物を包装袋10内で保存することができると共にいつでも必要量を取り出すことができる。
【0026】
前述した実施形態に係る包装袋10では、底部閉鎖部11が、筒状体の一端部を階段切り下端縁14b近傍を通る折曲げ線16で1回折り曲げ、その折曲げ部17を開封テープ20付きの当て紙21で包囲固定して構成されたものであったが、この発明の包装袋は、筒状体の一端部の折り曲げ回数が1回に限定されるものではなく、2回若しくはそれ以上の回数であってもよい。図7は、両端部が階段切りで形成されたひだ付きの筒状体の一端部を2回折り曲げて底部閉鎖部11を形成する場合における該筒状体の一端部側を部分的に示している。
【0027】
図7において、符号16は、図3に示される実施形態のように1回目の第1折曲げ線を示し、符号26は、1回目の折曲げ部を更にもう一度折り曲げる第2折曲げ線を示している。このように筒状体の一端部を第1、第2折曲げ線16、26で順次折り曲げた場合でも、折り曲げ後の状態は、図4に示されている1回折りの場合と同じように見える。
【0028】
ただし、2回折りの場合には、折曲げ部17の外方側端縁18は、第2折曲げ線26、即ち最後に折り曲げられた部位であり、他方、図4に示されるようにスリット15が形成される折曲げ部17の内方側端縁となる部位は、図7に示される第1折曲げ線16で折り曲げられた部位である。したがって、底部閉鎖部11が、筒状体の端部を3回折り曲げて形成される場合には、折曲げ部17の外方側端縁18は、第3折曲げ線、即ち最後に折り曲げられた部位であり、またスリット15が形成される折曲げ部17の内方側端縁となる部位は、第2折曲げ線となる。
【0029】
そのため、図7及び図8に示される実施形態の包装袋では、2回の折り曲げで形成される折曲げ部17の内方側端縁に、一側方部から幅寸法Lの位置にスリット15が出るためには、第1折曲げ線16を横断するように筒状体の長手方向にスリット15が入れられる。このように第1折曲げ線16を横断するスリット15が入れられた筒状体の一端側は、各折曲げ線16、26で順次折り曲げられ、その後、前述した実施形態の場合とまったく同じように開封テープ20付きの当て紙21で折曲げ部17が包囲固定されて、図8に示される構造の底部閉鎖部11が形成される。
【0030】
このように筒状体の一端側を2回折り曲げて折曲げ部17を形成した場合でも、開封テープ20を一側方部から引き上げて当て紙21を引き破り、折曲げ部17の一部である注ぎ口形成部を露出させたときに、折曲げ部17の内方側端縁にスリット15が形成されているため、このスリット15に沿って折曲げ部17を縦方向に破きながら注ぎ口形成部の折りを強制的に戻せば、注ぎ口25を形成することができる。
【0031】
前述した2つの実施形態に係る包装袋では、理解を容易にするため単層の袋として説明したが、本発明は単層の包装袋に限定されるものではなく、複数の層から構成されていてもよい。しかし、袋本体が複数層から構成され、かつ底部閉鎖部11が形成される側の筒状体端部を2回折りする場合には、内容物が小麦粉のような粉体や、塩又は砂糖のような非常に細かい粒状体などのときには漏れ防止の観点から、スリット15を外層にのみ形成するか、若しくは最内層を除き、外層と他の層とに形成することが好ましい。
【0032】
また、前述した各実施形態に係る包装袋では、両端が階段切りの筒状体における一端側を折り曲げ、その折曲げ部を開封テープ付きの当て紙で包囲固定したが、本発明は、両端が直線切りの筒状体から袋本体を形成した場合であってもよく、またひだ付きではない筒状体から袋本体を形成した場合であってもよい。
【0033】
このように構成された注ぎ口を形成可能な包装袋では、将来開封されて注ぎ口となる部分が底部閉鎖部として予め製袋メーカーで形成されているため、この部分を内容物充填業者が閉鎖する必要はなく、内容物販売業者は、単に内容物の袋詰めと、充填側開放端部を1回折り曲げて接着封緘をすれば良いだけであり、しかもこの封緘は既に従来の一般的な紙袋の封緘に使用されている機械を用いるか、又は接着テープを使って簡単に封緘することができるため、非常に能率的に内容物充填包装袋を消費者に提供することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の注ぎ口を形成可能な包装袋によれば、将来、内容物を取り出すために部分的に開封可能な注ぎ口形成部分は、予め製袋メーカーで作っておき、内容物を充填する端部は、従来と同様な接着剤や接着テープを使って簡単に封緘することができ、内容物を充填した包装袋を非常に能率的かつ高い生産性で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る注ぎ口を形成可能な包装袋を扁平な状態で示す平面図である。
【図2】図1の2−2線で切断して注ぎ口を形成可能な包装袋の縦断面構造を概略的に示す構成説明図である。
【図3】図1に示される注ぎ口を形成可能な包装袋の構成要素である、底部閉鎖部が形成される前の筒状体の一端側を部分的に示す平面図である。
【図4】図3に示される筒状体の一端側を1回折り曲げて折曲げ部を形成した状態を部分的に示す平面図である。
【図5】図1に示される注ぎ口を形成可能な包装袋に内容物を充填して充填側開放端部を閉鎖した後、底部閉鎖部を上にしてその一部を開封して注ぎ口を形成する過程を示す部分的な平面図である。
【図6】図1に示される注ぎ口を形成可能な包装袋に内容物を充填して充填側開放端部を閉鎖した後、底部閉鎖部を上にしてその一部を開封して注ぎ口を形成した状態を示す部分的な斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る注ぎ口を形成可能な包装袋の構成要素である、底部閉鎖部が形成される前の筒状体の一端側を部分的に示す平面図である。
【図8】図7に示される、底部閉鎖部が形成される前の筒状体から、一端側を2回折り曲げて構成された底部閉鎖部の縦断面構造を概略的に示す構成説明図である。
【符号の説明】
10 注ぎ口を形成可能な包装袋
11 底部閉鎖部
12 内容物充填側の開放端部
13 ひだ付き袋本体
13a ひだ付き袋本体の一壁面
13b ひだ付き袋本体の他壁面
14a 筒状体一端側における階段切り上端縁
14b 筒状体一端側における階段切り下端縁
15 スリット
16 第1折曲げ線
17 折曲げ部
18 折曲げ部形成後の筒状体外方側端縁
19 注ぎ口形成部
20 開封テープ
21 当て紙
22 接着剤
23 ホットメルト系接着剤
24 開放端部折曲げ線
25 注ぎ口

Claims (5)

  1. 筒状体の一端側を将来の開封口とすべく閉鎖して底部閉鎖部とし、他端側を内容物充填用の開放端部とした袋本体を備える、注ぎ口を形成可能な包装袋であって、
    前記袋本体の前記底部閉鎖部が、前記筒状体の壁面に沿い、かつその長手方向である縦方向に直交する方向の折曲げ線に沿って前記筒状体の一端部を所定回数だけ折り曲げて折曲げ部を形成し、開封テープ付きの当て紙で前記折曲げ部を包囲固定して構成されると共に、前記折曲げ部における最後の折り曲げ部位である外方側の端縁とは反対側の中央寄りに位置する内方側の端縁であって前記折曲げ部の一側方部から所定間隔をあけた位置に、縦方向にスリットを形成して前記一側方部から前記スリットまでの部分的な前記折曲げ部を注ぎ口形成部とし、開封時に前記底部閉鎖部における前記当て紙の前記開封テープを前記折曲げ部の前記一側方部側から引き上げて前記当て紙を部分的に破いて前記注ぎ口形成部のみを露出させ、この注ぎ口形成部の折りを戻すことで注ぎ口を形成することを特徴とする注ぎ口を形成可能な包装袋。
  2. 前記袋本体が、複数層から構成されており、前記スリットが外層にのみ形成されているか、若しくは最内層を除く外層と他のいずれかの層とに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の注ぎ口を形成可能な包装袋。
  3. 前記当て紙に取り付けられている前記開封テープが、前記折曲げ部の前記内方側端縁に入れられた前記スリットを越えた位置に切断線又は切断可能な脆弱線が入れられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の注ぎ口を形成可能な包装袋。
  4. 前記袋本体が、両側部にV字形に折り込み可能なひだ部を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の注ぎ口を形成可能な包装袋。
  5. 前記袋本体を構成する前記筒状体の縦方向両端部が階段切りで形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の注ぎ口を形成可能な包装袋。
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