JP2004104828A - キー信号デフォーカス装置 - Google Patents

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中坂 睦朋
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Abstract

 【課題】 特滑らかな変化を示すデフォーカスしたキー信号を生成可能なキー信号デフォーカス装置を提供する。
【解決手段】 キー信号デフォーカス装置は、映像信号をデフォーカスするために特殊効果を施すために用いるキー入力信号を映像信号の1ピクセル分の時間に対応したクロックに基づいて順次遅延し、遅延した複数のキー信号を出力する信号遅延回路10Cと、キー入力信号および信号遅延回路から出力される複数の遅延キー信号を受入れ、選択制御信号に基づいて所定の遅延した関係にある複数対の信号組を選択する信号選択回路20Cと、選択された複数対の組の信号について映像信号の第1方向について幅を調整する第1方向信号調整ユニット30Cと、該第1方向信号調整ユニットで調整した複数対の組の結果について、前記第1方向と直交する映像信号の第2方向の幅を調整する第2方向信号調整ユニット30Cと、前記第2方向調整された複数対の組の結果に対して所定の係数を乗ずる乗算ユニット40Cと、該乗算ユニットの乗算結果を信号合成する信号合成回路50Cとを有する。
【選択図】  図27

Description

 本発明は、映像信号に特殊効果を付与するためのキー信号を信号処理するディジタル・ビデオ信号・スイッチャーなどにおいて使用する映像信号処理用キー信号処理装置に関する。
 特定的には、本発明は、ピクセル間隔より狭いサブピクセルレベルの特殊効果を可能ならしめるキー信号を生成する、映像信号処理用キー信号処理装置に関する。
 また特定的には、本発明は、ソフトのかかったボーダーライン処理を可能にするキー信号、ソフトのかかったドロップボーダー処理を可能にするキー信号などを処理するのに好適な映像信号処理用キー信号処理装置に関する。
 さらに特定的には、本発明は、キー信号を複合処理するに好適なIC回路構成が可能な映像信号処理用キー信号処理装置に関する。
 またさらに特定的には、本発明は、映像信号をデフォーカスするキー信号を生成する映像信号処理用キー信号処理装置(キー信号デフォーカス装置)に関する。
 ディジタル・ビデオ信号・スイッチャーにおいては、映像信号に対して、種々の特殊効果を施す。
 特殊効果としては、たとえば、ボーダーライン、ドロップボーダー、シャドー、アウトラインなど種々のものがある。
 そのような特殊効果を施すためにキー信号を用いるが、その特殊効果の内容に応じてキー信号に種々の処理を施すことが必要となる。
 高度な特殊効果を施す場合に、映像信号のピクセル間隔以下の特殊効果、つまり、サブピクセルレベルの特殊効果が要望されているが、従来、そのような特殊効果を行うためのキー信号を有効に処理する簡単な回路構成の回路(装置)はまだ知られていない。
 また、従来の方法で、2つのキー信号の信号合成、たとえば、キー信号の幅を広げるためのポジティブNAM(非加算混合)演算を行ったとしても、2つのキー信号相互の時間(位相)が大きく離れていると、単に2つのキー信号を分離して出力した場合の結果と同等になり、キー信号の幅を希望するように広げることができない。つまり、従来の方法では、2つのキー信号相互の時間間隔が大きいとポジティブNAM演算を行っても希望する信号合成ができないという問題がある。
 さらに、上述した処理の拡張機能になる、ソフトのかかったボーダーライン処理を可能にするキー信号、または、ソフトのかかったドロップボーダー処理を可能にするキー信号などを処理するのに好適な映像信号処理用キー信号処理装置もまだ知られていない。
 上述したキー信号を、たとえば、ソフトのかかったボーダーライン処理し、さらに、ソフトのかかったドロップボーダー処理するという複合的かつ効果的に行うために好適な構成の映像信号処理用キー信号処理装置も知られていない。
 また、滑らかな縁取りを施す特殊効果を必要となるが、そのようなキー信号を好適に生成可能な映像信号処理用キー信号処理装置はまだ知られていない。
 また、滑らかな変化を示すデフォーカスしたキー信号を提供する映像信号処理用キー信号処理装置も知られていない。
 特に、本発明の目的は、滑らかな変化を示すデフォーカスしたキー信号を生成可能な映像信号処理用キー信号処理装置を提供することにある。
 上記本発明の目的を達成するキー信号デフォーカス装置は、
 映像信号をデフォーカスするために特殊効果を施すために用いるキー入力信号を、映像信号の1ピクセル分のデータを転送する時間に対応したクロックに基づいて前記映像信号を順次遅延し、遅延した複数のキー信号を出力する信号遅延回路と、
 前記キー入力信号および該信号遅延回路から出力される複数の遅延キー信号を受入れ、選択制御信号に基づいて所定の遅延した関係にある複数対の信号組を選択する信号選択回路と、
 該選択された複数対の組の信号について映像信号の第1方向についてキー信号の幅を調整し、該調整した信号の幅を調整する第1方向信号調整ユニットと、
 該第1方向信号調整ユニットで調整した複数対の組の結果について、前記第1方向と直交する映像信号の第2方向の幅を調整する第2方向信号調整ユニットと、
 前記第2方向調整された複数対の組の結果に対して所定の係数を乗ずる乗算ユニットと、
 該乗算ユニットの乗算結果を信号合成する信号合成回路と
 を有する。
 前記信号合成回路は好適には、ポジティブNAM演算およびネガティブNAM演算を行う回路を有し、これらの演算がモード信号に基づいて行われる。
 本発明のキー信号デフォーカス装置によれば、滑らかな変化を持つデフォーカスしたキー信号を得ることができる。
 第1実施例
 本発明の映像信号処理用キー信号処理装置の第1実施例を図1を参照して述べる。第1実施例の映像信号処理用キー信号処理装置は1つのキー信号について1次元の調整(時間幅調整)を行う信号処理装置である。
 図1に図解した映像信号処理用キー信号処理装置は、キー信号遅延回路10A、マトリクス回路(信号選択回路)20A、第1の信号補間回路30A、第2の信号補間回路30B、および、信号合成回路40Aを有する。
 図2は1種類のキー信号を処理する最も基本的な処理を行うキー信号調整回路の構成図である。
 図2に示したキー信号調整回路は、図1に示したキー信号遅延回路10Aに対応しておりその構成を簡略化して示したキー信号遅延回路10、図1に示したマトリクス信号選択回路20Aに対応しておりその構成を簡略化して示した信号選択回路20、および、図1に示した第1の信号補間回路30Aおよび第2の信号補間回路30Bを総称しておりその構成を簡略化して示した信号補間回路30を有する。
 以上から、図1に示した映像信号処理用キー信号処理装置は、基本回路構成を示した図2のキー信号調整回路と、信号合成回路40Aとを組み合わせた回路構成をしている。
 図2に示したキー信号調整回路を参照して、キー信号の時間幅調整動作の基本を述べる。
 このキー信号調整回路には、白/黒(または、0/1)の2値信号であるキー入力信号KEYINが入力される。
 キー信号遅延回路10は単位クロック遅延回路11〜15を有し、これらの単位クロック遅延回路11〜15はキー入力信号KEYINをクロックCLKに基づいて順次遅延する。1クロックCLKの値は、キー信号を用いて特殊効果を施す対象の映像信号の1ピクセル分のデータを転送する時間に対応している。したがって、キー信号遅延回路10に入力されたキー入力信号KEYINは、単位クロック遅延回路11〜15において順次、1ピクセル間隔の映像信号に対応する遅延時間で遅延されていく。
 図1に示したキー信号遅延回路10Aは、図2に示したキー信号遅延回路10に相当した回路構成をしており、キー入力信号KEYINを順次、1クロックCLKごと遅延するn個の遅延回路D0 〜Dn-1 が縦続接続されている。
 図2に示した信号選択回路20は、キー入力信号KEYINそのもの、および、キー信号遅延回路10において1クロック単位で順次遅延されたキー入力信号を受入れ、選択制御信号SELCNTに基づいて任意の遅延関係にあるキー入力信号と遅延キー信号、または、任意の遅延関係にある遅延キー信号の1対を選択して出力端子O0,O1 から出力する。
 本実施例では、好適には、1クロックだけ遅延関係にある1対のキー信号を出力端子O0,O1 から出力する。1クロックだけ離れた2つの信号を選択すると、信号補間回路30において補間の対象となる2つの信号の時間差に大きな隔たりがなく、たとえば、非加算混合(Non-Additive Mixing : NAM)などのその後の演算処理において有益なキー信号が提供される。以下、本実施例においては、1クロックだけ遅延関係にある1対のキー信号を選択して出力した場合について述べる。
 もちろん、信号選択回路20は選択制御信号SELCNTの指令に応じて任意の遅延関係にある1対のキー信号を選択することができる。
 図1に示したマトリクス回路20Aは、図2に示した信号選択回路20と同様に、選択制御信号SELCNTに基づいてキー信号遅延回路10Aにおいて順次遅延された遅延キー信号から、それぞれ1対の2組の選択信号を出力する。第1組の1対の選択信号は出力端子OUT1,OUT2から出力され、第1の信号補間回路30Aに印加される。第2組の1対の選択信号は出力端子OUT2,OUT3から出力され、第2の信号補間回路30Bに印加される。
 なお、本実施例においては、出力端子OUT0,OUT1から出力される2つの遅延キー信号は1クロックCLKだけずれたものである。つまり、第1組の1対の選択信号、すなわち、第1組の第1の選択信号と第2の選択信号とは、1クロックだけ離れた任意の遅延キー信号である。
 同様に、出力端子OUT2,OUT3から出力される2つのキー信号は1クロックCLKだけずれたものである。つまり、第2組の1対の選択信号、すなわち、第2組の第1の選択信号と第2の選択信号とは1クロックだけ離れた任意のキー信号である。
 図2に示した信号補間回路30は、信号選択回路20で選択出力された1対のキー信号を入力し、その2つのキー信号の補間処理を行う。
 図3(A)〜(C)を参照して、信号補間回路30の動作を述べる。
 図3(A)は図2のキー信号調整回路内の信号選択回路20から出力された第1のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図3(B)は信号選択回路20から出力された第2のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図3(C)は信号補間回路30の補間結果を示すグラフである。
 図3(A)〜(C)において、横軸の1目盛りは1クロックCLKの時間に対応している。
 第2のキー信号INBは、第1のキー信号INAに対して1クロックCLKだけ遅延している。この遅延関係は、キー入力信号KEYINとキー信号遅延回路10の単位クロック遅延回路11の出力、または、単位クロック遅延回路11の前後の信号など、1クロックCLKだけ遅延しているものであれば、任意のものでよい。その選択は信号選択回路20に印加された選択制御信号SELCTLによって規定されている。
 信号補間回路30は下記式に基づく信号補間演算を行う。
(数1)
    OUT30=K×INA+(1−K)×INB   ・・(1)
    ただし、Kは0〜1の値の補間係数であり、
        INAは第1のキー信号であり、
        INBは第2のキー信号であり、
        OUT30は補間結果である。
 図3(C)は係数K=0.5の場合の信号補間回路30の補間結果OUT30を示すグラフである。
 図3(C)に図解したグラフは、係数K=0.5の場合の第1のキー信号INAと第2のキー信号INBとの平均をとったキー信号の波形を示している。その結果、第1のキー信号INAおよび第2のキー信号INBはともに1クロックCLK単位で遅延する信号であったが、補間によって1クロックCLK以内の値も取りうることになる。1クロックが1ピクセル間隔に対応しているから、補間によって1ピクセル間隔以内、つまり、サブピクセルレベルのキー信号が得られたことになる。すなわち、信号補間結果OUT30は、ピクセル間隔の第1のキー信号INAとピクセル間隔の第2のキー信号INBとを用いて得られたサブピクセルレベルの補間キー信号を意味している。換言すれば、信号補間結果OUT30は、ピクセル間隔のキー入力信号KEYINをサブピクセルレベルに信号調整した結果を意味している。係数Kは適宜設定できるから、係数Kを適切に設定することによって、信号調整量を調整できる。
 このように補間結果OUT30は、1クロックCLKごとではなく、1クロックCLK未満の時間に調整されているから、この補間結果OUT30を用いれば、従来のように、ピクセルごとの特殊効果処理ではなく、1ピクセル以下のサブピクセルレベルの特殊効果処理が可能になる。
 キー入力信号KEYINに対していかに信号調整するかについては、係数Kおよび信号選択回路20で選択する1対のキー信号にとって規定される。換言すれば、係数Kと選択制御信号SELCTLによって信号調整量を規定できる。
 図1に示した第1の信号補間回路30Aは、係数K0を用いて第1組の第1の選択信号と第2の選択信号について、式1においてK=K0とした補間演算を行う。その結果、第1の信号補間回路30Aにおいて、第1組の第1の選択信号と第2の選択信号を用いた第1の信号調整が行われる。
 図1に示した第2の信号補間回路30Bは、係数K1を用いて第2組の第1の選択信号と第2の選択信号について、式1においてK=K0とした補間演算を行う。その結果、第2の信号補間回路30Bにおいて、第2組の第1の選択信号と第2の選択信号を用いた第2の信号調整が行われる。
 図1に示した信号合成ユニット40Aには、第1の信号補間回路30Aから第1の信号調整された第1のキー信号INAおよび第2の信号補間回路30Bから第2の調整された第2のキー信号INBが印加されている他、キー信号遅延回路10Aから1クロックごと遅延された遅延キー信号が印加されている。
 図4は、図1に示した信号合成ユニット40Aに対応しており、構成を簡略化した信号合成回路40の回路図である。
 信号合成回路40は、第1のキー信号INAおよび第2のキー信号INBを入力し、モード信号MODEの種類に基づいて信号合成を行い、合成結果OUT40を出力する。
 ここで、本実施例におけるモード信号MODEの種類とその処理内容の例を表1に示す。
(表1)
                 表1
モードの種類  モード名       モードの処理内容        
モード0    ポジティブNAM演算 第1のキー信号INAと第2のキー信                       号INBのうちのレベルの高いものを                       選択出力する。
モード1    ネガティブNAM演算 第1のキー信号INAと第2のキー信                       号INBのうちのレベルの低いものを                       選択出力する。
モード2    第1入力選択出力   第1のキー信号INAを選択出力する。   モード3    第2入力選択出力   第2のキー信号INBを選択出力する。         注:NAMはNon-Additive Mixing (非加算混合)を意味する。
 図5は図4に示した信号合成回路40の動作を示すグラフであり、図5(A)は信号合成回路40に入力された第1のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図5(B)は信号合成回路40に入力された第2のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図5(C)は第1のモード(モード0)に基づく信号合成回路40の合成結果を示すグラフあり、図5(D)は第2のモード(モード1)に基づく信号合成回路40の合成結果を示すグラフある。
 図5(A)に示し第1のキー信号INAと図5(B)に示す第2のキー信号INBを用いて、信号合成回路40においてモード0(ポジティブNAM演算)の信号合成をすれば、図5(C)に図解したように、その合成結果OUT40の幅は広くなる。また、モード1(ネガティブNAM演算)の信号合成をすれば、図5(D)に図解したように、その合成結果OUT40の幅は狭くなる。
 つまり、信号合成回路40を用いて、モード0の信号合成を行えばキー信号の幅を広げることができ、モード1(ネガティブNAM演算)の信号合成を行えばキー信号の幅を狭くすることができる。したがって、モード0で信号合成したキー信号を用いれば、ボーダーライン処理、つまり、映像信号の幅を太く(広く)することができる。逆に、モード1で信号合成したキー信号を用いれば、映像信号の幅を狭くすることができる。
 図6は図4に示した信号合成回路40の他の動作を示すグラフであり、図6(A)は信号合成回路40に入力された第1のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図6(B)は信号合成回路40に入力された第2のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図6(C)は第1のモード(モード0:ポジティブNAM演算)に基づく信号合成回路40の合成結果を示すグラフある。
 図6(A)、(B)に示した第1のキー信号INAと第2のキー信号INBとは、時間差が相当ある。その結果、信号合成回路40でモード0(ポジティブNAM演算)による信号合成を行うと、第1のキー信号INAと第2のキー信号INBとの信号の幅を拡張するような信号合成は行われず、合成結果OUT40は第1のキー信号INAと第2のキー信号INBとが単に出力された不連続な状態のキー信号となる。そのような不連続なキー信号は特殊効果処理には有効に使用できない。
 このような2つの時間差が大きい第1のキー信号INAおよび第2のキー信号INBに対するモード0(ポジティブNAM演算)における信号合成の不具合を防止するためには、信号合成回路40の信号合成に際しても、図1および図2を参照して述べたと同様に、キー入力信号KEYINをクロックCLKごと遅延したキー信号を用いることが望ましい。そのため、図1に示した信号合成ユニット40Aには、図1に示したキー信号遅延回路10Aからの遅延キー信号が印加されている。
 図7(A)〜(F)は図1に示したキー信号遅延回路10Aにおける信号合成を示すグラフである。つまり、図7はキー信号の時間幅を拡大するための第1のモードにおける信号合成の動作を示すグラフであり、図7(A)は第1のキー信号INA−1、つまり、キー入力信号KEYINの時間変化を示すグラフであり、図7(B)〜(D)は順次単位クロックだけ遅延された第1のキー信号INA−2〜INA−4の時間変化を示すグラフである。図7(E)は第2のキー信号INBの時間変化を示すグラフである。図7(F)は第1のモードに基づく、図7(A)〜(D)に図解した第1のキー信号INA−1〜INA−4と、図7(E)に図解した第2のキー信号INBとの信号合成結果を示すグラフある。
 このように、1クロックCLKだけ遅延した第1のキー信号INAと、第2のキー信号INBとを合成すれば、第1のキー信号INAと第2のキー信号INBとの間に、図6(A)、(B)に例示したような時間差があっても、キー信号の時間幅は不連続にならず、キー信号を連続した広い幅の信号に生成できる。
図8は図1に図解した信号合成ユニット40Aの回路構成図である。
 信号合成ユニット40Aは、信号合成回路401〜407が図示のごとく接続されている。それぞれの信号合成回路401〜407の動作は、図4を参照して図解した信号合成回路40と同様である。
 第1の信号合成回路401は、キー信号遅延回路10Aの第2段の遅延回路D1 の入力キー信号IN1と第2段の遅延回路D1 の出力キー信号IN2(第3段の遅延回路D2 の入力キー信号IN2)との信号合成を行う。
 この実施例における信号合成は、2つの信号の幅を広げるモード0(ポジティブNAM演算)の信号合成である。その他の信号合成回路402〜403も、信号合成回路401と同様にモード0(ポジティブNAM演算)で1クロックずれた2つの遅延キー信号の信号合成を行う。
 信号合成ユニット40Aは、信号合成回路406において、基本的に、第1の信号補間回路30Aから第1の信号調整された第1のキー信号INAと、第2の信号補間回路30Bから第2の信号調整された第2のキー信号INBとの信号合成を行うが、図1を図解して述べたように、キー信号遅延回路10Aからの遅延キー信号をも用いているから、かりに第1の信号補間回路30Aから第1の信号調整された第1のキー信号INAと第2の信号補間回路30Bから第2の信号調整された第2のキー信号INBとの間に、図6(A)、(B)を参照して図解した大きな時間差が存在しても、キー入力信号KEYINの幅を広げることができる。
 信号合成ユニット40Aは、図8に図解したモード0(ポジティブNAM演算)に限らず、表1に示した他の演算を行う回路を有しており、モード信号MODEに応じて表1に示した各種モードの演算を行うことができる。
 以上述べたように、図1に図解した本発明の第1実施例の映像信号処理用キー信号処理装置を用いれば、マトリクス回路20Aにおいて選択制御信号SELCNTに基づいた任意の1対の組合せの第1および第2の組の遅延キー信号を選択し、第1の信号補間回路30Aおよび第2の信号補間回路30Bにおいてこれら選択された2対の遅延キー信号についてそれぞれ係数K0および係数K1に基づいた信号補間を行い、さらに、信号合成ユニット40Aにおいてモード信号MODEで指定したモードに応じて信号補間されたキー信号を合成することができる。
 本発明の第1実施例の映像信号処理用キー信号処理装置の実施に際しては、上述した例示に限らず種々の変形態様をとることができる。
 たとえば、図1に示したマトリクス回路20Aまたは図2に示した信号選択回路20においては、1クロック遅延した関係にある1対のキー信号のみを選択出力する場合について例示したが、1クロックだけ離れた1対のキー信号選択に限らず、選択制御信号SELCNTの値を任意に設定して任意の時間が離れたキー信号、たとえば、2クロック遅延関係にあるを選択出力してもよい。
 また、図1のキー信号遅延回路10Aまたは図2のキー信号遅延回路10は、単位遅延回路(素子)を縦続接続する場合について述べたが、キー信号遅延回路10およびキー信号遅延回路10Aとしては、たとえば、1つのRAMを用いて構成し、そのRAMにキー入力信号を連続的に書き込み、読み出しクロックに応じて読み出すようにしても、1クロックごと遅延した遅延キー信号が提供される。
 本発明の第1実施例の映像信号処理用キー信号処理装置によれば、キー信号をピクセル間隔より小さなサブピクセルレベルで調整することができる。
 また本発明の第1実施例によれば、2つのキー信号の時間差が相当存在していても、キー入力信号の幅を連続させ、設定されたモードに応じて問題なく調整できる。
 さらに本発明の第1実施例によれば、上述したようにサブピクセルレベルで調整した2つの信号を、希望するモードで信号合成することができる。
 第2実施例
 本発明の第2実施例の映像信号処理用キー信号処理装置について述べる。
 図9はソフトのかかったボーダーライン処理を図解するグラフである。このような元の映像信号を3次元的なピラミッド状に展開していく画像処理には、3次元的な大きさを持つキー信号を作成する必要がある。
 図10はソフトのかかったドロップボーダー処理を図解するグラフである。このような元の映像信号を3次元的に連続し、その大きさを変化させていく画像処理には、3次元的な大きさを持つキー信号を作成する必要がある。
 図9および図10に示すように、ソフトのかかったボーダーライン処理またはソフトのかかったドロップボーダー処理を行うには、上述した1次元の信号調整を行う第1実施例のキー信号処理では充分でなく、キー信号の処理を2次元的な信号調整、さらには3次元的な信号調整に拡張する必要がある。
 図11は図9に示したソフトのかかったボーダーライン処理、および、図10に示したソフトのかかったドロップボーダー処理を可能にするキー信号を生成する本発明の第2実施例の映像信号処理用キー信号処理装置の構成図である。
 図11に図解した映像信号処理用キー信号処理装置は、キー信号遅延回路100、信号伝送バス200、第1方向信号調整ユニットとしての縦(垂直)方向信号調整ユニット300、第2方向信号調整ユニットとしての横(水平)方向信号調整ユニット400、乗算ユニット500、および、信号合成回路600を有する。
 この映像信号処理用キー信号処理装置の動作の概要を述べる。
 キー信号遅延回路100で信号調整および信号合成に用いるキー入力信号KEYINを遅延する。
 キー入力信号KEYINおよび遅延されたキー信号は信号伝送バス200を介して縦(垂直)方向信号調整ユニット300に印加され、垂直方向に信号調整され、さらに信号合成されてその幅が拡張される。
 縦(垂直)方向信号調整ユニット300の出力は、横(水平)方向信号調整ユニット400に印加されて、横(水平)方向信号調整ユニット400において、水平方向に信号調整され、さらに信号合成されてその幅が拡張される。
 このように垂直方向および水平方向に信号調整されたキー信号が、乗算ユニット500において係数HK1〜HK8が乗ぜられて高さ方向の大きさが調整される。
 信号合成回路600において、このように信号調整されたキー信号がモード信号MODEに基づいて信号合成される。
 第2実施例の映像信号処理用キー信号処理装置を詳細に述べる。
 キー信号遅延回路100はそれぞれキー信号を1H(映像信号の1水平同期期間に相当する時間)だけ遅延していく1Hライン遅延回路101〜104、縦(垂直)方向信号調整ユニット300は8系列の垂直方向信号調整回路301〜303、横(水平)方向信号調整ユニット400も8系列の水平方向信号調整回路401〜403、乗算ユニット500も8系列の乗算回路501〜503を有する。
 1Hライン遅延回路101〜104の段数は、キー信号処理をする映像信号の調整量および映像信号の数に応じて規定される。
 縦(垂直)方向信号調整ユニット300、横(水平)方向信号調整ユニット400および乗算ユニット500は、本実施例では、それぞれ8系列の回路を有する。8系列は、たとえば、図9に示したソフトがかかったボーダーライン処理の場合、その高さに相当する。図10に示したソフトのかかったドロップボーダーの場合はその連続数に相当する。
 キー信号遅延回路100は、キー入力信号KEYINを順次、1Hラインごとに遅延していく1Hライン遅延回路101〜104が縦続接続されて構成されている。これら1Hライン遅延回路101〜104としては、たとえば、映像信号処理に用いるフレームメモリなどを用いることができる。フレームメモリにキー入力信号KEYINを書き込み、それを読みだすと、1H遅延されたキー信号となる。
 上述した第1実施例の映像信号処理用キー信号処理装置におけるキー信号遅延回路10Aおよび図2に示した基本回路としてのキー信号遅延回路10においては、キー入力信号に対してクロックに対応したピクセル単位の遅延を行っていたが、本実施例では、広がりを持った画像処理に適用可能なキー信号を生成するため、キー入力信号KEYINを1Hラインについて遅延して信号処理する。もちろん、1Hラインの遅延の基準はクロックCLKである。
 中央の1Hライン遅延回路102の出力の遅延キー信号が、縦(垂直)方向信号調整ユニット300、横(水平)方向信号調整ユニット400などにおける信号処理のタイミング的な基準信号となる。つまり、中央の1Hライン遅延回路102の出力の遅延キー信号を中心として、縦(垂直)方向信号調整ユニット300、横(水平)方向信号調整ユニット400などはその前後について信号処理を行う。
 信号伝送バス200は、キー入力信号KEYINおよびキー信号遅延回路100で遅延した遅延キー信号を、縦(垂直)方向信号調整ユニット300に印加する。
 縦(垂直)方向信号調整ユニット300は、キー入力信号KEYINおよびキー信号遅延回路100において遅延された遅延キー信号を入力して、入力したキー信号の垂直方向の大きさを調整する。
 縦(垂直)方向信号調整ユニット300は、この実施例においては、8個並列に設けられた垂直方向信号調整回路301〜303からなり、これらの回路301〜303は同じ回路構成している。
 8個の垂直方向信号調整回路301〜303のそれぞれは、図1を参照して述べた第映像信号処理用キー信号処理装置におけるマトリクス回路20A、第1の信号補間回路30Aおよび第2の信号補間回路30B、および、信号合成ユニット40Aに相当する回路で構成されている。ただし、第2実施例においては、キー信号遅延回路100においてキー信号を遅延しているから、図1に示したクロック単位のキー信号遅延回路10Aは不要である。第2実施例における信号選択、信号補間、および、信号合成処理は図1を参照して述べた映像信号処理用キー信号処理装置と基本的に同様である。ただし、縦(垂直)方向信号調整ユニット300においては、垂直方向について信号処理を行う。
 横(水平)方向信号調整ユニット400も、第2実施例においては、8個並列に設けられた水平方向信号調整回路401〜403からなり、これらの回路401〜403は同じ回路構成をしている。
 8個の水平方向信号調整回路401〜403のそれぞれは、図1を参照して述べた映像信号処理用キー信号処理装置におけるマトリクス回路20A、第1の信号補間回路30Aおよび第2の信号補間回路30B、および、信号合成ユニット40Aに相当する回路で構成されている。ただし、第2実施例においては、キー信号遅延回路100において1Hごとキー信号を遅延しているから、図1に示した1クロックごと遅延するキー信号遅延回路10Aは不要である。第2実施例における信号選択、信号補間および信号合成処理は図1を参照して述べた映像信号処理用キー信号処理装置と基本的に同様である。ただし、横(水平)方向信号調整ユニット400においては、水平方向について信号処理を行う。
 乗算ユニット500は、この実施例においては、8系列の乗算回路501〜503を有しており、縦(垂直)方向信号調整ユニット300において垂直方向の信号調整、横(水平)方向信号調整ユニット400において水平方向の信号調整した結果に、高さ方向の信号調整を行う。その信号調整は係数HK1〜HK8を乗ずることである。従って、乗算回路501〜503は水平方向信号調整回路401〜403の結果に係数HK1〜HK8を乗ずる。この乗算係数HK1〜HK8は選択制御信号SELCNT、モード信号MODEなどと同様に操作者から設定される。
 信号合成回路600は上述した3次元的に信号調整されたキー信号を信号合成する。
 その信号合成内容としては、モード0、つまり、ポジティブNAM演算が一般的であるが、キー信号の使用目的に応じては、ネガティブNAM演算、その他、表1に示した信号合成を行うことができる。その指定は操作者が設定したモード信号MODEによって行う。
 以上のように第2実施例の映像信号処理用キー信号処理装置で信号処理されたキー信号を用いれば、映像信号に対して図9に示したソフトがかかったボーダーライン処理、あるいは、図10に示したソフトがかかったドロップボーダー処理などが可能になる。
 本発明の第2実施例の映像信号処理用キー信号処理装置の実施に際しては、図11に図解した回路構成に限らず、種々の構成をとることができる。
 たとえば、縦(垂直)方向信号調整ユニット300と横(水平)方向信号調整ユニット400の位置を逆にしてもよい。
 あるいは、縦(垂直)方向信号調整ユニット300の処理と横(水平)方向信号調整ユニット400の処理を独立に行い、その結果を合成してもよい。
 本発明の第2実施例の映像信号処理用キー信号処理装置によれば、第1実施例と同様に、キー信号をサブピクセルレベルで調整することができる。
 また本発明の第2実施例によれば、第1実施例と同様に、2つの信号の時間が相当離れていても、キー信号の幅を連続させてモード信号にモードに応じて問題なく調整できる。
 さらに本発明の第2実施例によれば、第1実施例と同様に、キー信号をサブピクセルレベルで調整した2つの信号を任意のモードで信号合成することができる。
 加えて、本発明の第2実施例によれば、ソフトがかかったボーダーライン処理、または、ソフトがかかったドロップボーダー処理に好適なキー信号を生成可能である。
 さらに本発明の映像信号処理用キー信号処理装置を、キー信号の垂直、水平両方向に対して効果を奏する帯域フィルタとして用いる場合、フィルタの性能が向上する。
 第3実施例
 本発明の第3実施例として、ソフトのかかったボーダーライン処理を可能にするキー信号、または、ソフトのかかったドロップボーダー処理を可能にするキー信号の生成を複合的に効率よく行う本発明の映像信号処理用キー信号処理装置について述べる。
 図12は本発明の第3実施例の映像信号処理用キー信号処理装置の構成図である。
 この映像信号処理用キー信号処理装置は、セレクタ110、複数のキー信号変形回路131〜134からなるキー信号変形ユニット130、複数の乗算器141〜144からなる乗算ユニット140、第1の信号合成回路150、第2の信号合成回路170、第1の遅延回路121および第2の遅延回路122からなるタイミング調整回路120およびスイッチング回路160を有する。
 図12に示した映像信号処理用キー信号処理装置は、上述した第1実施例および第2実施例の映像信号処理用キー信号処理装置を構成する回路を用いて実現される。
 図12に示した映像信号処理用キー信号処理装置は、5つのキー信号KIN0〜KIN4について信号処理する構成である。これらのキー信号KIN0〜KIN4はセレクタ110に印加され、図1に示したマトリクス回路20Aまたは図2に示した信号選択回路20と同様に、選択制御信号SELCNTに基づいて選択された任意の1対の信号が複数組選択される。
 セレクタ110で選択された1対の組のキー信号はキー信号変形回路131〜134に印加される。
 キー信号変形回路131〜134にはそれぞれ、図1および図2に示した信号遅延回路が設けられ、これら信号遅延されたキー信号について、図11に示した信号調整が行われる。
 キー信号変形回路131〜134のそれぞれは図11に示した映像信号処理用キー信号処理装置の縦(垂直)方向信号調整ユニット300と横(水平)方向信号調整ユニット400とを組み込んだ回路構成になっている。つまり、キー信号変形回路131〜134のそれぞれの回路において、垂直方向の信号調整を行い、その結果について水平方向の信号を行う。あるいは、キー信号変形回路131〜134のそれぞれの回路において、水平方向の信号調整を行い、その結果について垂直方向の信号を行う。
 乗算器141〜144において、図11に示した乗算ユニット500と同様に、キー信号変形回路131〜134で信号調整されたキー信号に対して係数を乗じて高さ方向の信号調整を行う。
 その結果について、第1の信号合成回路150において、図11に示した信号合成回路600と同様に、第1のモード信号MODEAに基づいて信号合成、つまり、この例では、ポジティブNAM演算を行う。
 図12に示した映像信号処理用キー信号処理装置はさらに第2の信号合成回路170において、第1の遅延回路121に入力される組合入力信号CMVINと第1の信号合成回路150の出力と、または、セレクタ110で選択したキー信号KIN0〜KIN4のいずれかと第1の信号合成回路150の出力と、第2のモード信号MODEBに基づいて信号合成を行う。第2の信号合成回路170における信号合成は、この例においては、たとえば、ポジティブNAM演算である。
 この信号合成に際しては、第1の遅延回路121に入力される組合入力信号CMVINと、セレクタ110で選択したキー信号KIN0〜KIN4のいずれかを選択するためにスイッチング回路160を用いる。スイッチング回路160は、カスケード回路構成の初段の場合、セレクタ110で選択したキー信号KIN0〜KIN4のいずれかを第2の信号合成回路170に印加する。また、カスケード回路構成の2段以降の場合、スイッチング回路160は、組合入力信号CMVINを第2の信号合成回路170に印加する。つまり、カスケード回路構成の初段の場合、セレクタ110からのキー信号と第1の信号合成回路150からの結果とが第2の信号合成回路170において信号合成され、カスケード回路構成の2段以降は、組合入力信号CMVINと第1の信号合成回路150からの結果とが第2の信号合成回路170において信号合成される。
 第1の遅延回路121は、組合入力信号CMVINと、セレクタ110から出力されキー信号変形ユニット130、乗算ユニット140および第1の信号合成回路150で信号処理された結果とのタイミングを合わせるための回路である。同様に、第2の遅延回路122は、セレクタ110で選択されたキー信号KIN0〜KIN4のいずれかと、セレクタ110から出力されキー信号変形ユニット130、乗算ユニット140および第1の信号合成回路150で信号処理された結果とのタイミングを合わせるための回路である。
 第2の信号合成回路170の信号合成結果、つまり、組合出力信号CMVOUTは、そのまま信号処理したキー信号として、あるいは、図13に示す複合処理を行うために、次段の映像信号処理用キー信号処理装置に印加される。
 また、キー信号変形回路134の出力がカスケード出力CASOUTとして次段の処理のために出力される。
 第3実施例の映像信号処理用キー信号処理装置の詳細動作については、第4実施例の映像信号処理用キー信号処理装置とともに後で述べる。
 第4実施例
 本発明の第4実施例の映像信号処理用キー信号処理装置を図13を参照して述べる。
 図13は本発明の第4実施例として、図12に示した映像信号処理用キー信号処理装置を拡張した映像信号処理用キー信号処理装置の構成図である。
 図13に示した映像信号処理用キー信号処理装置は、図12に示した映像信号処理用キー信号処理装置を1つの集積回路(IC)として構成し、これを必要段数だけ縦続接続を可能にしたものである。
 図13に示した映像信号処理用キー信号処理装置は、それぞれ映像信号1ライン走査する時間に相当する時間だけ遅延する1ライン遅延回路211〜214からなる第1の信号遅延ユニット210、図12に示した映像信号処理用キー信号処理装置をICにした映像信号処理用キー信号処理IC220、映像信号2ライン走査する時間に相当する時間だけ遅延する2ライン遅延回路230、スイッチング回路240、それぞれ映像信号1ライン走査する時間に相当する時間だけ遅延する1ライン遅延回路251〜254からなる第2の信号遅延ユニット250および映像信号処理用キー信号処理IC220と同等の第2の映像信号処理用キー信号処理IC260からなる。
 第1の映像信号処理用キー信号処理IC220および第2の映像信号処理用キー信号処理IC260の基本動作については、図12を参照して述べた。第1の映像信号処理用キー信号処理IC220には、前段の組合入力信号CMVINが入力されないので、図12に示したスイッチング回路160においてセレクタ110から出力したキー信号を第2の信号合成回路170に印加するが、第2の映像信号処理用キー信号処理IC260には、第1の映像信号処理用キー信号処理IC220の組合出力信号CMVOUTが第2の映像信号処理用キー信号処理IC260の組合入力信号CMVINとして印加されるので、この組合入力信号CMVINを第2の信号合成回路170における信号合成に用いる。
 第1の信号遅延ユニット210および第2の信号遅延ユニット250の基本機能は、図11に示した1Hライン遅延回路100と同様である。
 スイッチング回路240は、第1の映像信号処理用キー信号処理IC220の組合出力信号CMVOUTを直接選択して第2の映像信号処理用キー信号処理IC260の組合入力信号CMVINとして出力するか、2ライン遅延回路230においてタイミング調整した結果を第1の映像信号処理用キー信号処理IC220の組合入力信号CMVINとして印加するかを切り換える。
 図13に図解したように、第1の信号遅延ユニット210および第1の映像信号処理用キー信号処理IC220を1組として、スイッチング回路240および2ライン遅延回路230を介して、次段の組、つまり、第2の信号遅延ユニット250および第2の映像信号処理用キー信号処理IC260を、適宜、縦続接続して、必要なだけ、キー信号の複合処理を行うことができる。
 2ライン遅延回路230は後述するように、滑らかな縁取りを行うための回路である。
 第3実施例および第4実施例の動作説明
 図12に示した第3実施例の映像信号処理用キー信号処理装置、および、図13に示した第4実施例の映像信号処理用キー信号処理装置の具体的な動作を述べる。
 図14は処理の対象となる基本となるキー入力信号KEYINを立体的(斜視的に)に図解した図である。このキー入力信号KEYINは、垂直方向にv0、水平方向にh0、高さ(レベル)l(エル)0が一様な直方体として表されている。
 図14に示したキー入力信号KEYINが図13に示した映像信号処理用キー信号処理装置の第1の信号遅延ユニット210に印加されると、順次、図15(A)〜(D)に示したように、原点(基準時間)0に対して1Hずつ遅延されていく。
 これら遅延されたキー信号KIN0〜KIN4が図13に示した第1の映像信号処理用キー信号処理IC220に印加される。
 第1の映像信号処理用キー信号処理IC220は、図12の映像信号処理用キー信号処理装置と同等であり、上記第1の信号遅延ユニット210からのキー信号KIN0〜KIN4は、図12のセレクタ110に印加され、キー信号変形ユニット130において垂直方向および水平方向について信号調整される。
 ここでは、1例として、キー信号に影をつける例を述べる。図16(A)〜(D)はそれぞれ、キー信号変形回路131〜134の結果を示すグラフである。キー信号変形回路131〜134はそれぞれ、垂直方向に1H、水平方向に2クロックずつ順次ずらしている。
 図13の第1の映像信号処理用キー信号処理IC220内の図12に示した乗算器141〜144において、図16に示した結果に、それぞれ、係数=8/9,7/9,6/9,5/9を乗ずる。つまり、図16に示したキー信号の高さを上記係数に基づいて調整する。その結果を図17(A)〜(D)に図解する。
 図17(A)〜(D)に図解したキー信号を、図12に図解した第1の信号合成回路150および第2の信号合成回路170において合成すると、図18に示したキー信号が得られる。この場合、図12におけるスイッチング回路160はカスケード回路構成の初段側に選択され、セレクタ110から選択されたキー信号KIN0が第2の遅延回路122を介して第2の信号合成回路170において第1の信号合成回路150からのキー信号と合成される。
 以上、主として、図12に示した映像信号処理用キー信号処理装置、つまり、図13に示した第1の映像信号処理用キー信号処理IC220の動作例を述べた。
 図12に示したキー信号変形回路134または第1の映像信号処理用キー信号処理IC220からは、カスケード出力CASOUTとして出力されている。このカスケード出力CASOUTは、図16(D)に示したキー信号である。
 このカスケード出力CASOUTを、図13に示したように、次段の第2の信号遅延ユニット250を介して、第2の信号遅延ユニット250に導く。それにより、第2の信号遅延ユニット250においても、上述した同様のキー信号処理を行うことができる。その処理結果を、図19(A)〜(D)に示す。
 第2の映像信号処理用キー信号処理IC260においては、図12に示すように、スイッチング回路160のカスケード回路構成の2段以降のスイッチが選択されて、第1の映像信号処理用キー信号処理IC220の組合出力信号CMVOUTが第2の信号合成回路170において信号合成される。その結果を図20に示す。
 以上の処理により、図20に図解したように3次元的な影を作るキー信号を生成することができる。
 次に、図13において、第1の映像信号処理用キー信号処理IC220と第2の映像信号処理用キー信号処理IC260との間に設けられた2ライン遅延回路230の機能について述べる。結論を先に述べると、2ライン遅延回路230は滑らかな縁取りを行うためのものである。
 第1の映像信号処理用キー信号処理IC220での結果が、特定的には、図12に示したキー信号変形ユニット130の結果が、図21(A)〜(D)に図解したようになっていると仮定する。図21(A)〜(D)に図解したキー信号は、図14に図解したキー入力信号KEYINを、2ライン+4クロックだけ遅延したものを基準に、垂直方向に0.5H、水平方向に1クロックだけ幅を広げたものである。図21(D)に示したキー信号は、キー信号変形回路134からカスケード出力CASOUTとして出力される。
 図12の乗算器141〜144から出力されるキー信号を図22(A)〜(D)に図解する。
 第1の信号合成回路150の合成結果を図23に示す。
 図12のスイッチング回路160はカスケード回路構成の初段側に選択されており、第2の遅延回路122に印加されるキー信号としては、セレクタ110において2ライン遅延したキー信号KIN1が選択されている。第2の遅延回路122では4クロック分の遅延を行う。
 図13に示した第2の映像信号処理用キー信号処理IC260における、図12に図解した乗算ユニット140と同等の乗算ユニットの結果を、図24(A)〜(D)に図解する。
 図24(A)〜(D)に示した結果を、第2の映像信号処理用キー信号処理IC260内の第1の信号合成回路150で信号合成した結果を図25に示す。第1の映像信号処理用キー信号処理IC220から出力される組合出力信号CMVOUTは図23に図解したキー信号であり、図13に示すスイッチング回路240を2ライン遅延回路230を選択することにより2ラインだけ遅延される。その目的は、信号合成結果が、図26に図解したように、ピラミッド型のキー信号の中央に第1の映像信号処理用キー信号処理IC220の結果を重ねるためである。
 その結果、図26に図解したように、第1の映像信号処理用キー信号処理IC220の結果と、第1の映像信号処理用キー信号処理IC220の結果とを希望するように重ねることができ、結果的に滑らかな縁取りをするキー信号が得られる。
 以上の通り、第1の映像信号処理用キー信号処理IC220および第2の映像信号処理用キー信号処理IC260をカスケード(縦続)接続することにより、上述した第1実施例および第2実施例の効果に加えて、下記に例示する効果を奏する。
 (1)キー信号の縁取り(ボーダーライン)が広くできる。
 (2)キー信号の影を作る場合、影を長くできる。
 (3)本実施例の映像信号処理用キー信号処理装置をキー信号の垂直、水平両方向に対して効果を奏する帯域フィルタとして用いる場合、フィルタの性能が向上する。
 また、本実施例においては、図12に示した映像信号処理用キー信号処理装置はICとして実現され、そのICを必要段数だけ縦続接続することにより、希望する複合的なキー信号の処理を容易に行うことができる。
 以上述べた、図12および図13のキー信号処理例は例示であり、本発明の映像信号処理用キー信号処理装置は上述した用途に限らず、種々のキー信号処理に適用できる。
 第5実施例
 本発明の映像信号処理用キー信号処理装置の第5実施例としてのキー信号デフォーカス装置の構成図を図27に示す。
 図27に示したキー信号デフォーカス装置は、単位クロック遅延回路11C〜14Cからなるキー信号遅延回路10C、信号選択回路20C、信号調整回路31C〜33Cからなる信号調整ユニット30C、乗算回路41C〜43Cからなる信号乗算ユニット40C、および、信号合成回路50Cを有する。
 図27に図解したキー信号デフォーカス装置および図28に示した位相調整回路は、上述した実施例の映像信号処理用キー信号処理装置を構成する回路の組み合わせである。つまり、図27のキー信号遅延回路10Cは図1のキー信号遅延回路10Aと実質的に同じであり、図27の信号選択回路20Cは図1のマトリクス回路20Aまたは図12のセレクタ110と実質的に同じであり、図27の信号合成回路50Cは図1の信号合成回路40Aと実質的に同じである。ただし、信号調整ユニット30Cのそれぞれの信号調整回路31C〜33Cは、図28に示すように、それぞれ、第1の垂直方向信号調整回路311と第1の水平方向信号調整回路312、第2の垂直方向信号調整回路321と第2の水平方向信号調整回路322、第3の垂直方向信号調整回路331と第3の水平方向信号調整回路332、第4の垂直方向信号調整回路341と第4の水平方向信号調整回路342からなる。
 なお、図27においては、m系統の信号調整回路31C〜33Cを示したが、図28においては、m=4として4系統だけを図解している。以下の記述においては、4系統の場合について述べる。したがって、図27に示した信号乗算ユニット40C内の乗算回路(乗算器)も、図28に図解したように4系統あるものとする。
 図27および図28に図解したキー信号デフォーカス装置の動作について、図29〜図32を参照して述べる。
 図29(A)に図解したキー入力信号KEYINがキー信号デフォーカス装置に印加されたとき、キー信号遅延回路10Cおよび信号選択回路20Cを介して、信号調整ユニット30C内の垂直方向信号調整回路311、321、331、341(図28)で信号調整されたキー信号を図29(B)〜(E)に図解する。ここでは、それぞれ縦方向が狭められている。
 さらに、水平方向信号調整回路312、322、332、342(図28)で信号調整されたキー信号を図29(F)〜(I)に図解する。ここでは、それぞれ横方向が狭められている。
 水平方向信号調整回路312、322、332、342の調整結果に、図28に示した乗算器41B〜44Bで重みづけ処理をした結果を、図30(A)〜(D)に示す。
 乗算器41C〜44Cの結果を信号合成回路50Cで加算した結果、つまり、デフォーカス処理したキー信号を図30(E)に示す。
 以上の信号処理は、1方向、たとえば、垂直方向をみると、図31(A)に示したキー入力信号KEYINに対して、図31(B)〜(D)に示した波形のように垂直方向信号調整回路311、321、331、341において垂直方向の信号調整をし、さらに乗算回路41C〜44Cにおいて重みづけをし、図31(E)に示したように信号合成回路50Cにおいて信号合成をした結果KEYOUTと同等になる。信号合成回路50Cからのデフォーカス処理したキー出力信号KEYOUTはキー入力信号KEYINよりも滑らかなものとなる。
 その結果を3次元的に見ると、図32に示したように、滑らかな斜面をもつピラミッド型のデフォーカス信号となる。ただし、図32に示したデフォーカスされたキー信号は、図30(E)に示した4段ではなく、より実際的なものとして、10段にした場合を示している。
 本発明の映像信号処理用キー信号処理装置の実施に際しては、上述した種々の実施例に限らず、さらに種々の変形態様をとることができる。たとえば、上述した実施例を適宜組み合わせることは当業者にとって自明であるし、上述した実施例の修正、変形も当業者にとって自明である。
図1は本発明の映像信号処理用キー信号処理装置の第1実施例の回路構成図である。 図2は図1における信号調整回路の構成図である。 図3は図2に示した信号調整回路の動作を示すグラフであり、図3(A)は図1の信号調整回路内の信号選択回路から出力された第1のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図3(B)は図2の信号調整回路内の信号選択回路から出力された第2のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図3(C)は図2の信号調整回路内の信号補間回路の補間結果を示すグラフである。 図4は図1における信号合成回路の構成図である。 図5は図4に示した信号合成回路の動作を示すグラフであり、図5(A)は信号合成回路に入力された第1のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図5(B)は信号合成回路に入力された第2のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図5(C)は第1のモードに基づく信号合成回路の合成結果を示すグラフあり、図5(D)は第2のモードに基づく信号合成回路の合成結果を示すグラフある。 図6は2つのキー信号相互の時間差が大きい場合、第1のモードにおける信号合成の動作を示すグラフであり、図6(A)は信号合成回路に入力された第1のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図6(B)は信号合成回路に入力された第2のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図6(C)は第1のモードに基づく信号合成回路の合成結果を示すグラフある。 図7はキー信号の幅を拡大するためのポジティブNAM演算による信号合成の動作を示すグラフであり、図7(A)は第1のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図7(B)〜(D)は順次、単位クロックだけ遅延された第1のキー信号の時間変化を示すグラフであり、入力された第2のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図7(E)は第2のキー信号の時間変化を示すグラフであり、図7(F)はポジティブNAM演算に基づく信号合成回路の合成結果を示すグラフある。 図8は図1に図解した信号合成ユニットの回路構成図である。 図9は本発明によるソフトのかかったボーダーライン処理を図解するグラフである。 図10は本発明によるソフトのかかったドロップボーダー処理を図解するグラフである。 図11は本発明の映像信号処理用キー信号処理装置の第2実施例として、図9に示したソフトのかかったボーダーライン処理、および図10に示したソフトのかかったドロップボーダー処理を可能するキー信号を処理する映像信号処理用キー信号処理装置の構成図である。 図12は本発明の映像信号処理用キー信号処理装置の第3実施例として、ソフトのかかったボーダーライン処理を可能にするキー信号、または、ソフトのかかったドロップボーダー処理を可能にするキー信号などの処理を複合的に効率よくに行う映像信号処理用キー信号処理装置の構成図である。 図13は本発明の映像信号処理用キー信号処理装置の第4実施例として、図12に示した映像信号処理用キー信号処理装置を拡張した構成図である。 図14は本発明の第3実施例および第4実施例の映像信号処理用キー信号処理装置において処理の対象となる基本となるキー信号を立体的に図解した図である。 図15(A)〜(D)は、図14に示したキー入力信号を順次、1Hラインずつ遅延した状態を示すグラフである。 図16(A)〜(D)はそれぞれ、図15に示したキー信号に対して、図12に示したキー信号変形回路において、影をつけた結果を示すグラフである。 図17(A)〜(D)は、図16(A)〜(D)に示した結果に、図13の第1の映像信号処理用キー信号処理IC220内の図12に示した乗算器において、それぞれ、係数=8/9,7/9,6/9,5/9を乗じた結果を示すグラフである。 図18は、図17(A)〜(D)に示した結果を、図12の第2の信号合成回路において信号合成した結果を示すグラフである。 図19(A)〜(D)は、図18に示した結果に、図13の第2の映像信号処理用キー信号処理ICで信号処理した結果を示すグラフである。 図20は、図19(A)〜(D)に示した結果を、図13の第2の映像信号処理用キー信号処理において信号合成した結果を示すグラフである。 図21(A)〜(D)は、図13の第1の映像信号処理用キー信号処理IC内の、図12に示したキー信号変形ユニットの処理結果を示すグラフである。 図22(A)〜(D)は、図13の第1の映像信号処理用キー信号処理IC内の、図12に示した乗算ユニットの処理結果を示すグラフである。 図23は、図22(A)〜(D)に示した結果を、図12の第1の信号合成回路において信号合成した結果を示すグラフである。 図24(A)〜(D)は、図23(A)〜(D)に示した結果を、図13の第2の映像信号処理用キー信号処理IC内の乗算ユニットで演算した結果を示すグラフである。 図25は、図24(A)〜(D)に示した結果を、第2の映像信号処理用キー信号処理IC内の第1の信号合成回路で信号合成した結果を示すグラフである。 図26は図25に示した結果を、滑らかに縁取りするため、図13の2ライン遅延回路の機能を説明するグラフである。 図27は、本発明の映像信号処理用キー信号処理装置の第5実施例のキー信号デフォーカス装置の構成図である。 図28は図27の信号調整回路の回路構成図である。 図29は図27および図28に示したキー信号デフォーカス装置の動作例を示すグラフであり、図29(A)はキー入力信号、図2(B)〜(E)は垂直方向位相調整結果、図29(F)〜(I)は水平方向位相調整結果を示すグラフである。 図30は図27および図28に示したキー信号デフォーカス装置の動作例を示すグラフであり、図30(A)〜(E)は乗算回路の重みづけ処理結果を示すグラフである。 図31は図27および図28のキー信号デフォーカス装置の処理を示すグラフであり、図31(A)はキー入力信号、図31(B)〜(D)は垂直方向信号調整回路において垂直方向の位相調整をしさらに乗算回路において重みつけをした結果、図31(E)は信号合成回路において信号合成をした結果を示すグラフである。 図32は図31の結果を3次元的に表したデフォーカス処理されたキー信号の斜視図である。
符号の説明
    10・・キー信号遅延回路
    10A・・キー信号遅延回路
        11〜15・・単位クロック遅延回路
    20・・信号選択回路
    20A・・マトリクス信号選択回路
    30・・信号補間回路
    30A・・第1の信号補間回路
    30B・・第2の信号補間回路
    30C・・信号調整ユニット
        31C〜33C・・信号調整回路
    40・・信号合成回路
    40A・・信号合成ユニット
         401〜407・・信号合成回路
    40C・・信号乗算ユニット
        41C〜44C・・乗算器
    50C・・信号合成回路
   100・・キー信号遅延回路
        101〜104・・1Hライン遅延回路
   200・・信号伝送バス
   300・・縦(垂直)方向信号調整ユニット
        301〜303・・垂直方向信号調整回路
   400・・横(水平)方向信号調整ユニット
        401〜403・・水平方向信号調整回路
   500・・乗算ユニット
        501〜503・・乗算回路
   600・・信号合成回路
   110・・セレクタ
   120・・タイミング調整回路
        121・・第1の遅延回路
        122・・第2の遅延回路
   130・・キー信号変形ユニット
        131〜134・・キー信号変形回路
   140・・乗算ユニット
        141〜144・・乗算器
   150・・第1の信号合成回路
   160・・スイッチング回路
   170・・第2の信号合成回路
   210・・第1の信号遅延ユニット
        211〜214・・1ライン遅延回路
   220・・第1の映像信号処理用キー信号処理IC
   230・・2ライン遅延回路
   240・・スイッチング回路
   250・・第2の信号遅延ユニット
        251〜254・・1ライン遅延回路
   260・・第2の映像信号処理用キー信号処理IC
   300・・縦(垂直)方向信号調整ユニット
        301〜303・・垂直方向信号調整回路
   400・・横(水平)方向信号調整ユニット
        401〜403・・水平方向信号調整回路
   500・・乗算ユニット
        501〜503・・乗算回路
   600・・信号合成回路

Claims (2)

  1.  映像信号をデフォーカスするために特殊効果を施すために用いるキー入力信号を、映像信号の1ピクセル分のデータを転送する時間に対応したクロックに基づいて前記映像信号を順次遅延し、遅延した複数のキー信号を出力する信号遅延回路と、
     前記キー入力信号および該信号遅延回路から出力される複数の遅延キー信号を受入れ、選択制御信号に基づいて所定の遅延した関係にある複数対の信号組を選択する信号選択回路と、
     該選択された複数対の組の信号について映像信号の第1方向についてキー信号の幅を調整し、該調整した信号の幅を調整する第1方向信号調整ユニットと、
     該第1方向信号調整ユニットで調整した複数対の組の結果について、前記第1方向と直交する映像信号の第2方向の幅を調整する第2方向信号調整ユニットと、
     前記第2方向調整された複数対の組の結果に対して所定の係数を乗ずる乗算ユニットと、
     該乗算ユニットの乗算結果を信号合成する信号合成回路と
     を有するキー信号デフォーカス装置。
  2.  前記信号合成回路はポジティブNAM演算およびネガティブNAM演算を行う回路を有し、これらの演算がモード信号に基づいて行われる
     請求項1記載のキー信号デフォーカス装置。
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