JP2004104583A - 受信装置 - Google Patents

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泉 貴志
Kazuhiko Ikeda
池田 和彦
Toshihiro Nagayama
長山 利裕
Tetsuya Hattori
服部 哲也
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Abstract

【課題】受信信号の信号レベルが高くてもダイナミックレンジを確保でき、消費電力を抑えた受信装置を提供すること。
【解決手段】アンテナ119で受信した信号を中間周波数fIFの中間周波信号に周波数変換する第1のミキサ103の後段に、中間周波信号を低中間周波数flow#IFの低中間周波信号に周波数変換する第2のミキサ107、低IFアンプ108および可変減衰器109を含む第1の系117と、これら3つの構成要素を含まない第2の系118と、が並列して設けられ、受信信号レベルを測定するレベル検出部113と、レベル検出部113によって測定された受信信号レベルに応じて、中間周波信号が通る経路として第1の系117および第2の系118のいずれか一方を選択するベースバンド部116と、ベースバンド部116からの指示により系を切り替える切り替え部106,110と、を備えて構成されている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信において携帯端末や移動端末からの音声やデータを無線受信する受信装置に関する。
【0002】
【従来技術】
携帯端末や移動端末等から送信される音声やデータを無線受信する従来の受信装置として、例えばアダプティブアレーアンテナ方式を採用した図4に示す受信装置がある。同図に示す受信装置500は、高周波信号を増幅するRFアンプ501と、高周波にて希望信号以外の不要波を抑圧するRFフィルタ502と、高周波信号を中間周波数fIFの信号に変換するミキサ503と、ミキサ503に供給するローカル周波数の信号を発生する発振器513と、希望信号以外の不要波を抑圧するIFフィルタ504と、中間周波数fIFに変換された受信信号レベルを増幅するIFアンプ505と、中間周波数fIFを低中間周波数flow#IFに変換するミキサ506と、ミキサ506に供給するローカル周波数の信号を発生する発振器514と、低中間周波数flow#IFに変換した受信信号を増幅する低IFアンプ507と、受信信号に対して利得制御を行う可変減衰部508と、AD変換器509と、AD変換器509の出力信号から受信信号のレベルを測定するレベル検出部511と、デジタル出力の復調を行う復調器510と、ベースバンド帯域の音声信号またはデータ信号の帯域制限や多重化を行うベースバンド部512とを備えている。
【0003】
なお、ベースバンド部512は、レベル検出部511で測定された受信信号のレベルに応じて、可変減衰部508が行う利得制御に関する指示を行っている。また、ベースバンド部512は、AD変換器509にクロック信号fclkを供給し、AD変換器509はこのクロック信号fclkに合わせて動作する。
【0004】
当該受信装置500では、アンテナ515が受信した高周波信号をRFアンプ501で増幅し、不要波をRFフィルタ102で抑圧した後、ミキサ503で中間周波数fIFに周波数変換する。また、中間周波数fIFの信号(中間周波信号)に含まれている不要波をIFフィルタ504で抑圧し、IFアンプ505で増幅した後、ミキサ506で中間周波信号を中間周波数fIFから低中間周波数flow#IFに周波数変換し、低IFアンプ507にて低中間周波数flow#IFの信号(低中間周波信号)を増幅する。また、当該増幅した低中間周波信号の信号レベルに応じて、可変減衰部508は利得調整を行い、AD変換器509でアナログからデジタルに変換する。さらに、変換されたデジタル信号を復調器510で復調して得られたベースバンド信号をベースバンド部512に送る。
【0005】
この低IF受信方式の受信装置500にあっては、可変減衰部508の出力変化(利得調整用のIC内部の信号が通る経路の距離の変動)に対して受信信号の位相が受ける影響は小さいため、位相変動も小さい。このため、アダプティブアレーアンテナ方式の受信装置を実現することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の受信装置500にあっては、受信信号の信号レベルが高いときでも、当該受信信号はIFアンプ505によって増幅され、ミキサ506に入力されてしまう。このため、ミキサ506の出力信号に歪みが生じてしまい、ダイナミックレンジを確保できないという問題点があった。また、IFアンプ505の出力信号レベルが大きいときも低IFアンプ507は動作しているため信号が増幅されてしまい、可変減衰器508でレベルを小さく調整する必要がある。このため、ミキサ506や低IFアンプ507で電力が無駄に消費されてしまうという問題点があった。
【0007】
このような問題を解決するため、例えば中間周波数fIF=130MHz、低中間周波数flow#IF=70MHzとして、それぞれ4倍オーバーサンプリングでAD変換を行う方法もある。しかしながら、この場合には、fclk=520MHz,280MHzという2つの周波数のクロック信号がAD変換器509に必要となるため、これら周波数のクロック信号を生成するために回路または装置が大きくなってしまうという問題があった。
【0008】
また、例えば中間周波数fIF=100MHzの信号を4倍オーバーサンプリングでAD変換しようとすると、必要なクロック信号の周波数はfclk=400MHzとなるため、中間周波数fIFが高くなればなるほど高い周波数のクロック信号が必要になるという問題があった。さらに、クロック信号の周波数fclkが高くなるとデジタル回路の動作周波数が高くなるため、消費電力が増加するという問題があった。
【0009】
したがって、このような問題がなく、しかも受信信号の信号レベルが高くてもダイナミックレンジを確保でき、かつ消費電力を抑えることのできる受信装置の実現が望まれていた。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、受信信号の信号レベルが高くてもダイナミックレンジを確保でき、消費電力を抑えた受信装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る受信装置は、受信信号レベルに応じて2つの系を切り替える受信装置であって、受信信号を中間周波数の中間周波信号に周波数変換する第1の周波数変換手段の後段に、前記中間周波信号を前記中間周波数よりも低い周波数の低中間周波信号に周波数変換する第2の周波数変換手段および前記低中間周波信号の信号レベルを調整する信号レベル調整手段を含む第1の系と、前記第2の周波数変換手段および前記信号レベル調整手段を含まない第2の系と、が並列して設けられ、受信信号レベルを測定する信号レベル測定手段と、前記信号レベル測定手段によって測定された受信信号レベルに応じて、前記中間周波信号が通る経路として前記第1の系および前記第2の系のいずれか一方を選択する系選択手段と、備え、前記系選択手段は、受信信号レベルが所定レベル以上であれば前記第2の系を選択する。
【0012】
このように、受信信号レベルに応じて中間周波信号の通る経路が異なり、受信信号レベルが所定レベル以上であれば第2の系を通る。第2の系では周波数変換や信号レベルの調整を行わないため歪みが生じない。したがって、ダイナミックレンジを広く確保することができる。また、第1の系を通過する場合と比較して、第2の周波数変換手段および信号レベル調整手段が動作しないため省電力化を実現できる。
【0013】
また、本発明に係る受信装置は、前記第1の系を通過した前記低中間周波信号または前記第2の系を通過した前記中間周波信号を所定のクロック周波数でAD変換するAD変換手段と、前記所定のクロック周波数のクロック信号を生成するクロック信号生成手段と、を備え、前記中間周波数をfIFとし、前記低中間周波数をflow#IFとし、前記クロック周波数をfclkとしたとき、
clk =2mfIF=4mnflow#IF
IF=2nflow#IF
(但し、m,nは正の整数)
の関係を有する周波数配置に設定する。
【0014】
したがって、AD変換手段は共通のクロック周波数で動作することができるため、クロック信号生成手段を小型化できる。結果として、受信装置を小型化できる。
【0015】
さらに、本発明に係る受信装置は、前記第1の系を通過した前記低中間周波信号または前記第2の系を通過した前記中間周波信号を所定のクロック周波数でAD変換するAD変換手段と、前記所定のクロック周波数のクロック信号を生成するクロック信号生成手段と、を備え、前記中間周波数をfIFとし、前記低中間周波数をflow#IFとし、前記クロック周波数をfclkとしたとき、
clk=2nflow#IF
IF=(4nm±1)flow#IF
(但し、m,nは正の整数)
の関係を有する周波数配置に設定する。
【0016】
したがって、中間周波信号に対してアンダーサンプリングで、中間周波数よりも低い周波数のクロック周波数に合わせてAD変換を行うことができるため、クロックの低周波化と省力化を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る受信装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る受信装置を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の受信装置100は、RFアンプ101と、RFフィルタ102と、特許請求の範囲の第1の周波数変換手段に該当する第1のミキサ103と、IFフィルタ104と、IFアンプ105と、切り替え部106,110と、第2の周波数変換手段に該当する第2のミキサ107と、信号レベル調整手段に該当する低IFアンプ108および可変減衰部109と、AD変換手段に該当するAD変換器111と、復調器112と、信号レベル測定手段に該当するレベル検出部113と、発振器114,115と、ベースバンド部116とを備えて構成されている。なお、特許請求の範囲の系選択手段は切り替え部106,110およびベースバンド部116に該当し、クロック信号生成手段はベースバンド部116に該当する。
【0018】
2つの切り替え部106,110の間に設けられた第2のミキサ107、低IFアンプ108および可変減衰部109は、中間周波数fIFを低中間周波数flow#IFに変換し、さらにその信号レベルを増幅および調整する第1の系117を形成している。一方、受信装置100には、第1の系117と平行して、中間周波数fIFの周波数と信号レベルを変化させずに通過させる第2の系118も形成されている。すなわち、本実施形態の受信装置100では、切り替え部106,110による切り替えによって第1の系117または第2の系118のいずれかが選択される。
【0019】
以下、本実施形態の受信装置100が有する各構成要素について説明する。
RFアンプ101は、アンテナ119(例えばアダプティブアレイアンテナ)が受信した高周波信号を増幅するものである。また、RFフィルタ102は、増幅された高周波信号の希望波以外の不要波を抑圧するものである。また、第1のミキサ103は、高周波信号を中間周波数fIFの中間周波信号に周波数変換するものである。また、IFフィルタ104は、中間周波信号に含まれている希望波以外の不要波を抑圧するものである。また、IFアンプ105は、中間周波信号を増幅するアンプである。
【0020】
また、第2のミキサ107は、中間周波信号を低中間周波数flow#IFの低中間周波信号に周波数変換するものである。また、低IFアンプ108は、低中間周波信号を増幅するアンプである。また、可変減衰部109は、低IFアンプ108によって増幅された低中間周波信号の信号レベルを一定の幅に調整するものである。上述したように、本実施形態の受信装置100は、第2のミキサ107、低IFアンプ108および可変減衰部109は第1の系117と、これら3つの構成要素を経路中に含まない第2の系118とを形成している。
【0021】
また、切り替え部106,110は、第1の系117および第2の系118のいずれか一方に経路を切り替えるためのものである。切り替え部106,110によって第1の系117が選択された場合、ミキサ104で周波数変換された中間周波信号(fIF)は低中間周波信号(flow#IF)に周波数変換された後、増幅およびレベル調整されるが、第2の系118が選択された場合、前記中間周波信号はそのまま後段の構成要素に入力される。
【0022】
また、AD変換器111は、第1の系117を通過した低中間周波信号または第2の系118を通過した中間周波信号を、後述するベースバンド部116から供給されたクロック信号fclkのクロック周波数に合わせてAD変換するものである。また、復調器112は、AD変換された信号を復調するものである。また、レベル検出部113は、AD変換器111の出力信号から受信信号のレベルを測定するものであり、その測定結果はベースバンド部116に送られる。また、発振器114は第1のミキサ103に供給するローカル周波数の信号を発生するものであり、発振器115は第2のミキサ107に供給するローカル周波数の信号(LO)を発生するものである。
【0023】
また、ベースバンド部116は、復調器112が復調して得られたベースバンド信号を処理し、音声やデータとして後段のマイクやディスプレイ(図示せず)から出力するものである。この他に、ベースバンド部116は、レベル検出部113で測定された受信信号のレベルに応じて、切り替え部106,110が行う切り替え動作の制御、および可変減衰部117が行う利得制御に関する指示を行う。さらに、ベースバンド部116は、AD変換器111にクロック信号fclkを供給する。
【0024】
なお、RFアンプ101、IFアンプ105および低IFアンプ108は、例えばFETやトランジスタで実現できる。また、RFフィルタ102は、誘電体フィルタやチップコイル、チップコンデンサによるフィルタで実現できる。また、第1のミキサ103および第2のミキサ107は、トランジスタやダイオード等によって実現できる。また、IFフィルタ104は、例えば弾性表面波素子(SAW)フィルタやコイル、コンデンサ、抵抗によるフィルタ等で実現できる。また、切り替え部106,110は、トランジスタやFET、ダイオードによるSPDTスイッチ等のスイッチによって実現できる。また、可変減衰部109は、デジタルアッテネータやスイッチと固定アッテネータとの組み合わせで実現できる。また、レベル検出部113および復調器112は、論理回路によって実現できる。また、発振器114,115は、PLL周波数シンセサイザー回路と電圧制御発振器(VCO)によって実現できる。
【0025】
次に、本実施形態の受信装置100の動作について説明する。なお、以下の説明において、本実施形態の受信装置100は、例えば受信信号のレベルが−70dBm以上であれば第2の系118が選択され、−70dBm以下であれば第1の系117が選択される。
【0026】
まず、アンテナ119で受信された信号のレベルをレベル検出部113が測定する。次に、ベースバンド部116は、この測定された信号レベルが−70dBm以上であれば第2の系118を選択し、−70dBm以下であれば第1の系117を選択するよう、切り替え部106,110を制御する。第2の系118が選択されたとき、IFアンプ105から出力された中間周波信号には歪は生じないため、受信信号の信号レベルが大きくてもダイナミックレンジを確保することができる。また、第1の系117が選択されたときの当該系における消費電力が0.5Wである場合、第1の系117を構成する各構成要素は動作しないため、消費電力を0.5W減らすことができる。すなわち、第2の系118が選択されたときは消費電力を抑えることができる。
【0027】
以上説明したように、本実施形態の受信装置100にあっては、受信信号の信号レベルが所定レベル以上の場合と以下の場合とで周波数がfIFの中間周波信号が通る経路が異なり、中間周波信号は、受信信号の信号レベルが所定レベル以上であれば第2の系118を通る。当該第2の系118では周波数変換や信号レベルの調整を行わないため歪みが生じない。したがって、ダイナミックレンジを広く確保することができる。また、第1の系117を通過する場合と比較して、第2のミキサ107、低IFアンプ108および可変減衰部109が動作しないため、省電力化を実現できる。
【0028】
なお、本実施形態では、レベル検出部113が、AD変換器111の出力信号に基づいて信号レベルを測定しているが、受信信号が流れるいずれの回路部位、例えばIFアンプ105の出力側の信号に基づいて行っても良い。
【0029】
図2は、本実施形態の受信装置100における周波数配置例を示す説明図である。当該周波数配置例における図1に示した受信装置100では、第1のミキサ103で周波数変換された中間周波数信号の周波数を“fIF”、第2の系117中の第2のミキサ107で周波数変換された低中間周波数信号の周波数を“flow#IF”、AD変換器111がこれに基づいて動作するクロック周波数を“fclk ”としたとき、以下に示す周波数配置の関係が成り立つよう、発振器114,115のローカル信号の周波数を設定する。
【0030】
clk =2mfIF=4mnflow#IF
IF=2nflow#IF
(但し、m,nは正の整数)
【0031】
上記周波数配置の関係において、例えば受信信号が2GHzであり、当該関係を満たすようflow#IF=50MHz,fIF=100MHz(n=1,m=2)とした場合、第1のミキサ103に入力する発振器114のローカル周波数を1.9GHz、第2のミキサ107に入力するローカル周波数を50MHzとする。このため、ベースバンド部116からAD変換器111に供給するクロック周波数fclk=400MHzとすることで、flow#IF=50MHzに対して8倍オーバーサンプリングでAD変換が可能となり、fIF=100MHzに対して4倍オーバーサンプリングでAD変換が可能となる。
【0032】
したがって、クロック周波数fclk=400MHzのみで低中間周波信号(flow#IF)と中間周波信号(fIF)をAD変換できるため、ベースバンド部116にてクロックを生成する回路は1つで十分となり、回路を小型化できる。
【0033】
図3は、本実施形態の受信装置100における他の周波数配置例を示す説明図である。当該周波数配置例における図1に示した受信装置100では、以下に示す周波数配置の関係が成り立つよう、発振器114,115のローカル信号の周波数を設定する。なお、図3は(4nm+1)かつn=2,m=1の場合である。
【0034】
clk=2nflow#IF
IF=(4nm±1)flow#IF
(但し、m,nは正の整数)
【0035】
上記周波数配置の関係において、特にfIF=(4nm+1)flow#IFの場合に、例えば受信信号が2GHzであり、当該関係を満たすようflow#IF=5MHz,fIF=45MHz(n=2,m=1)とした場合、第1のミキサ103に入力する発振器114のローカル周波数を1955MHz、第2のミキサ107に入力するローカル周波数を40MHzとする。このため、ベースバンド部116からAD変換器111に供給するクロック周波数fclk=20MHzとすることで、flow#IF=5MHzに対して4倍オーバーサンプリングでAD変換が可能となり、fIF=45MHzに対してはアンダーサンプリングでAD変換が可能となる。
【0036】
ここで、fIF=45MHzに対して2倍オーバーサンプリングするためにはクロック周波数fclk=90MHzとしなければならないが、上記説明したようにクロック周波数fclk=20MHzで良いため、クロック周波数を低くすることができる。このため、動作周波数を下げることができ、受信装置100の省電力化を図ることができる。なお、上記周波数配置の関係でfIF=(4nm−1)flow#IFの場合は、直交復調した後のI信号(同相成分)とQ信号(直交成分)とを入れ替えることにより、同等の効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る受信装置によれば、受信信号レベルに応じて中間周波信号の通る経路が異なり、受信信号レベルが所定レベル以上であれば第2の系を通る。第2の系では周波数変換や信号レベルの調整を行わないため歪みが生じない。したがって、ダイナミックレンジを広く確保することができる。また、第1の系を通過する場合と比較して、第2の周波数変換手段および信号レベル調整手段が動作しないため省電力化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る受信装置を示すブロック図
【図2】一実施形態の受信装置における周波数配置例を示す説明図
【図3】一実施形態の受信装置における他の周波数配置例を示す説明図
【図4】従来の受信装置を示すブロック図
【符号の説明】
101 RFアンプ
102 RFフィルタ
103 第1のミキサ
104 IFフィルタ
105 IFアンプ
106,110 切り替え部
107 第2のミキサ
108 低IFアンプ
109 可変減衰部
111 AD変換器
112 復調器
113 レベル検出部
114,115 発振器
116 ベースバンド部

Claims (3)

  1. 受信信号レベルに応じて2つの系を切り替える受信装置であって、
    受信信号を中間周波数の中間周波信号に周波数変換する第1の周波数変換手段の後段に、
    前記中間周波信号を前記中間周波数よりも低い周波数の低中間周波信号に周波数変換する第2の周波数変換手段および前記低中間周波信号の信号レベルを調整する信号レベル調整手段を含む第1の系と、
    前記第2の周波数変換手段および前記信号レベル調整手段を含まない第2の系と、が並列して設けられ、
    受信信号レベルを測定する信号レベル測定手段と、
    前記信号レベル測定手段によって測定された受信信号レベルに応じて、前記中間周波信号が通る経路として前記第1の系および前記第2の系のいずれか一方を選択する系選択手段と、備え、
    前記系選択手段は、受信信号レベルが所定レベル以上であれば前記第2の系を選択することを特徴とする受信装置。
  2. 前記第1の系を通過した前記低中間周波信号または前記第2の系を通過した前記中間周波信号を所定のクロック周波数でAD変換するAD変換手段と、
    前記所定のクロック周波数のクロック信号を生成するクロック信号生成手段と、を備え、
    前記中間周波数をfIFとし、前記低中間周波数をflow#IFとし、前記クロック周波数をfclkとしたとき、
    clk =2mfIF=4mnflow#IF
    IF=2nflow#IF
    (但し、m,nは正の整数)
    の関係を有する周波数配置に設定することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記第1の系を通過した前記低中間周波信号または前記第2の系を通過した前記中間周波信号を所定のクロック周波数でAD変換するAD変換手段と、
    前記所定のクロック周波数のクロック信号を生成するクロック信号生成手段と、を備え、
    前記中間周波数をfIFとし、前記低中間周波数をflow#IFとし、前記クロック周波数をfclkとしたとき、
    clk=2nflow#IF
    IF=(4nm±1)flow#IF
    (但し、m,nは正の整数)
    の関係を有する周波数配置に設定することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
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