JP2004102945A - プリントジョブスケジュール方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ジョブの割り当てを最適化できるプリントジョブスケジュール方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のプリントジョブスケジュール方法によれば、先ず複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタを作成し、論理プリンタを複数の物理プリンタとリンクする。それから論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てる。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明のプリントジョブスケジュール方法によれば、先ず複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタを作成し、論理プリンタを複数の物理プリンタとリンクする。それから論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリントジョブスケジュール方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、詳細にはプリントジョブの印刷順番を管理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平9−258930号公報
複数のプリンタを管理しているプリントサーバ及びクライアントから構成されるネットワーク環境上でプリントシステムを使用した際に、上記特許文献1に提案されているような、複数の物理プリンタを一括管理する上位の論理プリンタが存在する場合がある。この特許文献1に提案されているプリント管理装置によれば、各々の物理プリンタの印刷属性情報を管理する物理プリンタ管理手段から物理プリンタの印刷属性情報を論理的に選択して論理プリンタの印刷属性情報を生成し、生成された論理プリンタの属性情報を管理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、論理プリンタのキュー上に存在するプリントジョブ(以下ジョブと呼ぶ)を下位の物理プリンタのキューに割り当てる必要があり、その際各ジョブの印刷属性、例えば優先順位、印刷時間などに応じてジョブスケジューリングを行い、物理プリンタのキューに割り当てることが必要となるが実現されていない。
【0004】
本発明はこの問題点に鑑みなされたものであり、ジョブの割り当てを最適化できるプリントジョブスケジュール方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、本発明のプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタを作成し、論理プリンタを複数の物理プリンタとリンクし、論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てる。よって、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタが存在し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てることができる。また、複数の物理プリンタを一括管理することが可能となり、ユーザからはあたかも一つのプリンタのようにふるまうことにより、大量印刷などといった複数のプリンタを並行で操作したいなどといった場合にプリンタ管理を容易に行うことが可能となる。
【0006】
また、別の発明としてのプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、物理プリンタ情報を取得し、仮想キューを作成し、仮想キューへ論理プリンタ上のキューにあるジョブを配置し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達する。よって、本来の物理プリンタ上のキューにジョブを割り振ることなく、そのキュー上でジョブのスケジューリングを行うことが可能となる。これにより、スケジューラはスケジューリングを頻繁に行っても物理プリンタへの負荷を減らすことが可能となるため、印刷速度の向上や柔軟にスケジューリング変更を行うことが可能となる。
【0007】
更に、別の発明としてのプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、仮想キューを作成し、物理プリンタ情報を取得し、論理プリンタ上のキューにあるジョブを仮想キューへ配置し、ジョブ割り当てを最適化し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達する。よって、スケジューラは仮想キュー上にジョブを最適な順序、例えば印刷時間順、優先順位順などに整列させることが可能となり、またユーザの印刷時要求に対応することができ印刷をよりスムーズに行うことが可能となる。
【0008】
また、別の発明として上記記載のプリントジョブスケジュール方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に特徴がある。よって、既存のシステムを変えることなく、プリントジョブスケジュール化システムを汎用的に構築することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のプリントジョブスケジュール方法によれば、先ず複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタを作成し、論理プリンタを複数の物理プリンタとリンクする。それから論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てる。
【0010】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係るプリントジョブスケジュール方法を適用するプリントシステム管理機構を示す概略図である。図1のプリントシステム管理機構は論理プリンタ10、例えば2つの物理プリンタ21,22を含んで構築されている。また、図2は図1の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。図1,2を用いてプリントジョブスケジュール方法による動作について説明すると、このようなプリントシステム及びプリントシステム管理機構を起動すると(ステップS101)、論理プリンタ10を作成し(ステップS102)、物理プリンタ21,22を論理プリンタ10にリンクするか否かを判断し(ステップS103)。そして、リンクする場合(ステップS103;YES)は物理プリンタ21,22を論理プリンタ10にリンクする(ステップS104)。そして、論理プリンタ10から「印刷」を指示する。論理プリンタ10のキュー上のジョブを物理プリンタ21,22上のキューへ割り当てる。
【0011】
図3は論理プリンタとジョブスケジューラとの関係を示す図である。また、図4は図3の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。図3,4を用いてプリントジョブスケジュール方法による動作について説明すると、プリントシステム及びプリントシステム管理機構を起動すると(ステップS201)、論理プリンタ10を作成し(ステップS202)、論理プリンタ10はジョブスケジューラ30に計算を指示する(ステップS203)。計算する場合(ステップS204;YES)、ジョブスケジューラ30は論理プリンタ10のキュー上のジョブを仮想キューに割り当てる(ステップS205)。そして、計算結果を論理プリンタ10に返すか否か判断し(ステップS206)、計算結果を論理プリンタ10に返す場合(ステップS206;YES)ジョブスケジューラ30は計算結果を論理プリンタに返す。一方、計算結果を論理プリンタ10に返さない場合(ステップS206;NO)ステップS204に戻り再計算を行う。
【0012】
図5は論理プリンタ、物理プリンタとジョブスケジューラとの関係を示す図である。また、図6は図5の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。図5,6を用いてプリントジョブスケジュール方法による動作について説明すると、プリントシステム及びプリントシステム管理機構を起動すると(ステップS301)、論理プリンタ10を作成し(ステップS302)、論理プリンタ10はジョブスケジューラ30に計算を指示する(ステップS303)。計算する場合(ステップS304;YES)、ジョブスケジューラ30は最適化を行い、各物理プリンタ21,22の仮想キューにジョブを割り当てる。(ステップS305)。そして、計算結果を論理プリンタ10に返す(ステップS306)。論理プリンタ10は計算結果を基に物理プリンタ21,22上のキューにジョブを割り当てる(ステップS307)。
【0013】
次に、図7は本発明のシステム構成を示すブロック図である。つまり、同図は上記実施例におけるプリントジョブスケジュール方法によるソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ等から構築されるハードウェアを示すものである。同図において、プリントジョブスケジュール化システムはインターフェース(以下I/Fと略す)71、CPU72、ROM73、RAM74、表示装置75、ハードディスク76、キーボード77及びCD−ROMドライブ78を含んで構成されている。また、汎用の処理装置を用意し、CD−ROM79などの読取可能な記憶媒体には、本発明のプリントジョブスケジュール化方法を実行するプログラムが記憶されている。更に、I/F71を介して外部装置から制御信号が入力され、キーボード77によって操作者による指令又は自動的に本発明のプログラムが起動される。そして、CPU72は当該プログラムに従って上述のプリントジョブスケジュール方法に伴うプリントジョブスケジュール処理を施し、その処理結果をRAM74やハードディスク76等の記憶装置に格納し、必要により表示装置75などに出力する。以上のように、本発明のプリントジョブスケジュール方法を実行するプログラムが記憶した媒体を用いることにより、既存のシステムを変えることなく、プリントジョブスケジュール化システムを汎用的に構築することができる。
【0014】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタを作成し、論理プリンタを複数の物理プリンタとリンクし、論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てる。よって、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタが存在し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てることができる。また、複数の物理プリンタを一括管理することが可能となり、ユーザからはあたかも一つのプリンタのようにふるまうことにより、大量印刷などといった複数のプリンタを並行で操作したいなどといった場合にプリンタ管理を容易に行うことが可能となる。
【0016】
また、別の発明としてのプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、物理プリンタ情報を取得し、仮想キューを作成し、仮想キューへ論理プリンタ上のキューにあるジョブを配置し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達する。よって、本来の物理プリンタ上のキューにジョブを割り振ることなく、そのキュー上でジョブのスケジューリングを行うことが可能となる。これにより、スケジューラはスケジューリングを頻繁に行っても物理プリンタへの負荷を減らすことが可能となるため、印刷速度の向上や柔軟にスケジューリング変更を行うことが可能となる。
【0017】
更に、別の発明としてのプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、仮想キューを作成し、物理プリンタ情報を取得し、論理プリンタ上のキューにあるジョブを仮想キューへ配置し、ジョブ割り当てを最適化し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達する。よって、スケジューラは仮想キュー上にジョブを最適な順序、例えば印刷時間順、優先順位順などに整列させることが可能となり、またユーザの印刷時要求に対応することができ印刷をよりスムーズに行うことが可能となる。
【0018】
また、別の発明として上記記載のプリントジョブスケジュール方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に特徴がある。よって、既存のシステムを変えることなく、プリントジョブスケジュール化システムを汎用的に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリントジョブスケジュール方法を適用するプリントシステム管理機構を示す概略図である。
【図2】図1の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。
【図3】論理プリンタとジョブスケジューラとの関係を示す図である。
【図4】図3の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。
【図5】論理プリンタ、物理プリンタとジョブスケジューラとの関係を示す図である。
【図6】図5の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明のシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10;論理プリンタ、21,22;物理プリンタ、
30;ジョブスケジューラ。
【発明の属する技術分野】
本発明はプリントジョブスケジュール方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、詳細にはプリントジョブの印刷順番を管理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平9−258930号公報
複数のプリンタを管理しているプリントサーバ及びクライアントから構成されるネットワーク環境上でプリントシステムを使用した際に、上記特許文献1に提案されているような、複数の物理プリンタを一括管理する上位の論理プリンタが存在する場合がある。この特許文献1に提案されているプリント管理装置によれば、各々の物理プリンタの印刷属性情報を管理する物理プリンタ管理手段から物理プリンタの印刷属性情報を論理的に選択して論理プリンタの印刷属性情報を生成し、生成された論理プリンタの属性情報を管理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、論理プリンタのキュー上に存在するプリントジョブ(以下ジョブと呼ぶ)を下位の物理プリンタのキューに割り当てる必要があり、その際各ジョブの印刷属性、例えば優先順位、印刷時間などに応じてジョブスケジューリングを行い、物理プリンタのキューに割り当てることが必要となるが実現されていない。
【0004】
本発明はこの問題点に鑑みなされたものであり、ジョブの割り当てを最適化できるプリントジョブスケジュール方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、本発明のプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタを作成し、論理プリンタを複数の物理プリンタとリンクし、論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てる。よって、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタが存在し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てることができる。また、複数の物理プリンタを一括管理することが可能となり、ユーザからはあたかも一つのプリンタのようにふるまうことにより、大量印刷などといった複数のプリンタを並行で操作したいなどといった場合にプリンタ管理を容易に行うことが可能となる。
【0006】
また、別の発明としてのプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、物理プリンタ情報を取得し、仮想キューを作成し、仮想キューへ論理プリンタ上のキューにあるジョブを配置し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達する。よって、本来の物理プリンタ上のキューにジョブを割り振ることなく、そのキュー上でジョブのスケジューリングを行うことが可能となる。これにより、スケジューラはスケジューリングを頻繁に行っても物理プリンタへの負荷を減らすことが可能となるため、印刷速度の向上や柔軟にスケジューリング変更を行うことが可能となる。
【0007】
更に、別の発明としてのプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、仮想キューを作成し、物理プリンタ情報を取得し、論理プリンタ上のキューにあるジョブを仮想キューへ配置し、ジョブ割り当てを最適化し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達する。よって、スケジューラは仮想キュー上にジョブを最適な順序、例えば印刷時間順、優先順位順などに整列させることが可能となり、またユーザの印刷時要求に対応することができ印刷をよりスムーズに行うことが可能となる。
【0008】
また、別の発明として上記記載のプリントジョブスケジュール方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に特徴がある。よって、既存のシステムを変えることなく、プリントジョブスケジュール化システムを汎用的に構築することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のプリントジョブスケジュール方法によれば、先ず複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタを作成し、論理プリンタを複数の物理プリンタとリンクする。それから論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てる。
【0010】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係るプリントジョブスケジュール方法を適用するプリントシステム管理機構を示す概略図である。図1のプリントシステム管理機構は論理プリンタ10、例えば2つの物理プリンタ21,22を含んで構築されている。また、図2は図1の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。図1,2を用いてプリントジョブスケジュール方法による動作について説明すると、このようなプリントシステム及びプリントシステム管理機構を起動すると(ステップS101)、論理プリンタ10を作成し(ステップS102)、物理プリンタ21,22を論理プリンタ10にリンクするか否かを判断し(ステップS103)。そして、リンクする場合(ステップS103;YES)は物理プリンタ21,22を論理プリンタ10にリンクする(ステップS104)。そして、論理プリンタ10から「印刷」を指示する。論理プリンタ10のキュー上のジョブを物理プリンタ21,22上のキューへ割り当てる。
【0011】
図3は論理プリンタとジョブスケジューラとの関係を示す図である。また、図4は図3の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。図3,4を用いてプリントジョブスケジュール方法による動作について説明すると、プリントシステム及びプリントシステム管理機構を起動すると(ステップS201)、論理プリンタ10を作成し(ステップS202)、論理プリンタ10はジョブスケジューラ30に計算を指示する(ステップS203)。計算する場合(ステップS204;YES)、ジョブスケジューラ30は論理プリンタ10のキュー上のジョブを仮想キューに割り当てる(ステップS205)。そして、計算結果を論理プリンタ10に返すか否か判断し(ステップS206)、計算結果を論理プリンタ10に返す場合(ステップS206;YES)ジョブスケジューラ30は計算結果を論理プリンタに返す。一方、計算結果を論理プリンタ10に返さない場合(ステップS206;NO)ステップS204に戻り再計算を行う。
【0012】
図5は論理プリンタ、物理プリンタとジョブスケジューラとの関係を示す図である。また、図6は図5の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。図5,6を用いてプリントジョブスケジュール方法による動作について説明すると、プリントシステム及びプリントシステム管理機構を起動すると(ステップS301)、論理プリンタ10を作成し(ステップS302)、論理プリンタ10はジョブスケジューラ30に計算を指示する(ステップS303)。計算する場合(ステップS304;YES)、ジョブスケジューラ30は最適化を行い、各物理プリンタ21,22の仮想キューにジョブを割り当てる。(ステップS305)。そして、計算結果を論理プリンタ10に返す(ステップS306)。論理プリンタ10は計算結果を基に物理プリンタ21,22上のキューにジョブを割り当てる(ステップS307)。
【0013】
次に、図7は本発明のシステム構成を示すブロック図である。つまり、同図は上記実施例におけるプリントジョブスケジュール方法によるソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ等から構築されるハードウェアを示すものである。同図において、プリントジョブスケジュール化システムはインターフェース(以下I/Fと略す)71、CPU72、ROM73、RAM74、表示装置75、ハードディスク76、キーボード77及びCD−ROMドライブ78を含んで構成されている。また、汎用の処理装置を用意し、CD−ROM79などの読取可能な記憶媒体には、本発明のプリントジョブスケジュール化方法を実行するプログラムが記憶されている。更に、I/F71を介して外部装置から制御信号が入力され、キーボード77によって操作者による指令又は自動的に本発明のプログラムが起動される。そして、CPU72は当該プログラムに従って上述のプリントジョブスケジュール方法に伴うプリントジョブスケジュール処理を施し、その処理結果をRAM74やハードディスク76等の記憶装置に格納し、必要により表示装置75などに出力する。以上のように、本発明のプリントジョブスケジュール方法を実行するプログラムが記憶した媒体を用いることにより、既存のシステムを変えることなく、プリントジョブスケジュール化システムを汎用的に構築することができる。
【0014】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタを作成し、論理プリンタを複数の物理プリンタとリンクし、論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てる。よって、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタが存在し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てることができる。また、複数の物理プリンタを一括管理することが可能となり、ユーザからはあたかも一つのプリンタのようにふるまうことにより、大量印刷などといった複数のプリンタを並行で操作したいなどといった場合にプリンタ管理を容易に行うことが可能となる。
【0016】
また、別の発明としてのプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、物理プリンタ情報を取得し、仮想キューを作成し、仮想キューへ論理プリンタ上のキューにあるジョブを配置し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達する。よって、本来の物理プリンタ上のキューにジョブを割り振ることなく、そのキュー上でジョブのスケジューリングを行うことが可能となる。これにより、スケジューラはスケジューリングを頻繁に行っても物理プリンタへの負荷を減らすことが可能となるため、印刷速度の向上や柔軟にスケジューリング変更を行うことが可能となる。
【0017】
更に、別の発明としてのプリントジョブスケジュール方法によれば、複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、仮想キューを作成し、物理プリンタ情報を取得し、論理プリンタ上のキューにあるジョブを仮想キューへ配置し、ジョブ割り当てを最適化し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達する。よって、スケジューラは仮想キュー上にジョブを最適な順序、例えば印刷時間順、優先順位順などに整列させることが可能となり、またユーザの印刷時要求に対応することができ印刷をよりスムーズに行うことが可能となる。
【0018】
また、別の発明として上記記載のプリントジョブスケジュール方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に特徴がある。よって、既存のシステムを変えることなく、プリントジョブスケジュール化システムを汎用的に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリントジョブスケジュール方法を適用するプリントシステム管理機構を示す概略図である。
【図2】図1の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。
【図3】論理プリンタとジョブスケジューラとの関係を示す図である。
【図4】図3の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。
【図5】論理プリンタ、物理プリンタとジョブスケジューラとの関係を示す図である。
【図6】図5の本実施例に係るプリントジョブスケジュール方法による動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明のシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10;論理プリンタ、21,22;物理プリンタ、
30;ジョブスケジューラ。
Claims (4)
- 複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタを作成し、前記論理プリンタを複数の物理プリンタとリンクし、前記論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、論理プリンタのキュー上にあるジョブを物理プリンタのキューに割り当てることを特徴とするプリントジョブスケジュール方法。
- 複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、前記物理プリンタ情報を取得し、仮想キューを作成し、仮想キューへ前記論理プリンタ上のキューにあるジョブを配置し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達することを特徴とするプリントジョブスケジュール方法。
- 複数の物理プリンタを一括管理する論理プリンタのキュー上にあるジョブのリストを取得し、仮想キューを作成し、物理プリンタ情報を取得し、前記論理プリンタ上のキューにあるジョブを仮想キューへ配置し、ジョブ割り当てを最適化し、仮想キューへのジョブ配置結果を伝達することを特徴とするプリントジョブスケジュール方法。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のプリントジョブスケジュール方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002267522A JP2004102945A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | プリントジョブスケジュール方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002267522A JP2004102945A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | プリントジョブスケジュール方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004102945A true JP2004102945A (ja) | 2004-04-02 |
Family
ID=32265991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002267522A Pending JP2004102945A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | プリントジョブスケジュール方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004102945A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100786417B1 (ko) | 2004-06-15 | 2007-12-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 정보 처리 장치 및 방법 및 기록매체 |
US9891874B2 (en) | 2015-06-11 | 2018-02-13 | Konica Minolta, Inc. | Non-transitory computer-readable storage medium storing distributed printing control program, and distributed printing control apparatus |
JP2020119016A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | キヤノン株式会社 | クラウドプリントサービスに対応した印刷装置および印刷装置の制御方法およびプログラム |
-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002267522A patent/JP2004102945A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100786417B1 (ko) | 2004-06-15 | 2007-12-17 | 캐논 가부시끼가이샤 | 정보 처리 장치 및 방법 및 기록매체 |
US9891874B2 (en) | 2015-06-11 | 2018-02-13 | Konica Minolta, Inc. | Non-transitory computer-readable storage medium storing distributed printing control program, and distributed printing control apparatus |
JP2020119016A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | キヤノン株式会社 | クラウドプリントサービスに対応した印刷装置および印刷装置の制御方法およびプログラム |
JP7204497B2 (ja) | 2019-01-18 | 2023-01-16 | キヤノン株式会社 | クラウドプリントサービスに対応した印刷装置および印刷装置の制御方法およびプログラム |
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