JP2004102899A - 端末装置、公開サーバを含む著作物利用システム - Google Patents

端末装置、公開サーバを含む著作物利用システム Download PDF

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Abstract

【課題】クリエータ的なセンスを磨きたいと希望するユーザニーズを発掘し、新たなネットビジネスに結び付けることができる著作物利用システムを提供する。
【解決手段】端末装置101は、著作物を編集することにより、編集成果物を得て、得られた編集成果物をネットワーク上で公開する旨を、公開サーバに要求する。公開サーバは、編集に係るライセンス料金の支払いに同意するか否かを、公開要求の送信元の端末装置に問い合わせて、ライセンス料金の支払いに同意する旨の回答が端末装置からあった場合、端末装置にアップロードを行わせる。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、公開サーバ、端末装置からなる著作物利用システムに関し、動画像データの転送をネットワーク上で実現する場合の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、市販のパーソナルコンピュータにも、デジタル映像を編集するアプリケーションプログラムがプリインストールされており、映像編集は、一般のユーザにとってごく身近なものになりつつある。そのようなアプリケーションプログラムには、アナログ映像信号を取り込んでデジタル化するというビデオキャプチャ機能が存在しており、この機能を用いることにより、アナログ信号で放送された映像著作物をデジタル化して編集することも可能である。
【0003】
ここでの編集はどういうものかというと、既存の映像著作物に自分なりの解説やアフレコを加えるという簡易なものから、オリジナルのシーンを挿入する高度なものまで多種多様である。しかし、簡易な編集とはいえ、これらの行為は、映像著作物の著作権侵害になり得ることにはかわりない。そうした理由から、かかる楽しみ方は、個人的に行われたり、愛好者同士でひっそりと非営利に行われることが一般的である。
【0004】
昨今では、映像著作物はデジタル化され、暗号化されて配給されることが一般的になってきており、映像著作物に上述したような編集を施すことは困難になっている。暗号化を施すことで上述したような編集を排除することは、著作権者にとって、大きなメリットである。その反面、かかる暗号化は、ユーザからかかる楽しみ方を奪うことになっている。
【0005】
尚、個人的な映像編集を実現する先行技術として、以下の特許文献1に記載されたものがある。
【0006】
【特許文献1】
特許第3050311号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
著作権との関係から、エンドユーザによる映像著作物の編集がタブー視されているとはいえ、既存の映像著作物を編集し、得られた編集成果物を他の人に見てもらいたいと希望しているユーザは少なからず存在する。そのような人々はどのような人かというと、映像著作物を一から作る程の設備や技量はなくても、映像クリエータ的なセンスを磨くことを希望する人々である。そのような希望を抱く人々の数は相当数に登ると考えられ、仮に、映像著作物の配給権等を所有する著作権者が彼等のユーザニーズを発掘し、ネットビジネスに結び付ければ、相当の利益を得ることができると考えられる。しかし著作権との関係から、映像著作物の配給権等を所有する著作権者は、エンドユーザによる映像著作物の編集に拒否反応を示すことが多く、かかるユーザニーズは、日の目をみないまま埋もれているのが現状であった。
【0008】
本発明の目的は、クリエータ的なセンスを磨きたいと希望するユーザニーズを発掘し、新たなネットビジネスに結び付けることができる著作物利用システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る著作物利用システムは、端末装置、公開サーバを含み、前記端末装置は、デジタル著作物を編集することにより、得られた編集成果物をネットワーク上で公開する旨の要求を、公開サーバに送信すると共に、編集成果物のアップロードを行うものであり、前記公開サーバは、代金支払いに同意するか否かを、公開要求の送信元の端末装置に問い合わせる問合せ手段と、
代金支払いに同意する旨の回答が端末装置からあった場合、編集成果物をアップロードするよう公開要求の送信元端末装置に指示する指示手段と、
指示手段の指示に応じて端末装置から編集成果物がアップロードされれば、編集成果物をネットワーク上で、公開する公開手段とを備え、
前記問合手段が支払い同意を求めた代金は、編集にあたってのデジタル著作物の利用に要するライセンス料を含むことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明に係る著作物利用システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る著作物利用システムの内部構成を示す図である。
【0011】
本図に示すように、本実施形態に係る著作物利用システムは、ネットワーク100に接続された端末装置101、102、103と、公開サーバ104と、課金サーバ105とからなる。
ネットワーク100は、光ファイバーネットワークをバックボーンとしたブロードバンドネットワークであり、MPEG2,MPEG4方式で圧縮された動画像データを高速に転送することができる。本実施形態においてネットワーク100上で転送される動画像データは、ユーザが作成した編集成果物(コンテンツともいう)である。
【0012】
端末装置101、102、103は、ユーザに操作されるパーソナルコンピュータやネット家電であり、既存の映像著作物を編集することにより編集成果物を得て、この編集成果物とインデックス情報とを公開サーバにアップロードする。また公開サーバに既に蓄積されている編集成果物を、ダウンロードすることもでき、ダウンロードされた編集成果物を再生することもできる。尚、図1において図示している端末装置は端末装置101〜端末装置103の3つであるが、これは簡略化しているに過ぎず端末装置は何台存在しても良い。
【0013】
公開サーバ104は、端末装置からアップロードされた編集成果物及びそれについてのインデックス情報が蓄積されるサーバ装置であり、ホームページ上にこれら編集成果物を公開している。公開サーバによる公開とは、編集成果物の概要を示すインデックス情報を、ホームページで表示すること(1)、ユーザからの要求に応じて、編集成果物をダウンロードして、ユーザの端末装置で再生させること(2)の両方の処理を含む。公開の一端として、編集成果物をダウンロードすることから、本公開サーバは動画像データの配信サーバとしての機能を有する。この公開サーバは、ある著作権者(本実施形態においてこの著作権者は、映像著作物の配給会社AAAとする)の公式サイトであり、不特定多数のユーザによりアクセスされる。つまり公開サーバに蓄積される編集成果物は、映像著作物の配給会社AAAの公式サイトにて公開されるのである。編集成果物の公開要件は、編集成果物の制作者がライセンス料の支払いに同意することである。つまりユーザが、映像著作物の編集にあたってのライセンス料の支払いに同意した場合のみ、編集成果物は、配給会社の公式サイトで公開される。これにより著作権者は、クリエータ的なセンスを発揮することを望むユーザから、収益を得ることができる。尚、代金支払いは、ライセンス料だけではなく、編集成果物の保管に要した費用やダウンロードに要すする通信費等を含ませてもよい。
【0014】
課金サーバ105は、端末装置が編集成果物のダウンロードを要求した場合、その編集成果物の視聴料金を、要求元端末装置に課金する。この際、課金サーバは、その編集成果物の再生代金の何割かをライセンス料金として公開サーバに支払い、その残り全ては編集成果物側の端末装置に支払うよう会計処理を行う。編集成果物を創作したユーザは、収益を得ることができるので、クリエータ的なセンスをもったユーザの創作意欲を刺激することができる。また、かかる処理により、配給会社は、編集に係るライセンス料を確実に得ることができる。
【0015】
図1中のwd1は、端末装置101による編集成果物のアップロードを示し、wd2は端末装置102による編集成果物のダウンロードを示す。以降の説明において編集成果物のアップロードを要求する端末装置は端末装置101であるものとし、編集成果物のダウンロードを要求する端末装置は端末装置101であるものとする。
【0016】
以上が本実施形態に係る著作物利用システムの内部構成である。続いて、公開サーバがどのような様式で、編集成果物を公開しているかについて説明する。図2は、この公式サイトにおけるホームページのページ構造を示す図である。本図に示すように、この公式サイトは、”トップページm1”,”会社案内のページm2”,”新作紹介のページm3”,”視聴者のページm4”,”新規登録ページm5”,”インデックスページm6,m7,m8”,”編集成果物アップロードのページm9”からなる。これらのページは、リンクlc1〜lc11により結合している。トップページm1上のボタンt1,t2,t3をクリックすると、リンクlc1,lc2,lc3を介して会社案内m2、新作映画紹介m3、視聴者のページm4といったページにジャンプする。図3は、視聴者のページm4を詳細に示す図である。視聴者のページでは、”パロディ編”、”○×○×特別編集編”、”自主制作編”、”私のこだわり集”といった編集成果物のタイトルが一覧表示されており、ユーザはこれらをクリックすることができる。図2のリンクlc4,lc5,lc6は、図3に示した編集成果物のタイトルをクリックした際、これらの編集成果物のインデックスページm6,m7,m8へとジャンプするためのリンクである。図4は、これら3つのインデックスページのうち、1つを示す図である。このインデックスページには、編集成果物のタイトル、ストーリダイジェスト、制作者名、上映時間、ユーザからダウンロード要求を受け付けるダウンロード要求ボタンbn1が配されている。図2のリンクlc8,lc9,lc10は、各インデックス情報におけるダウンロード要求ボタンbn1が押下された際、インデックスページから編集成果物のダウンロードへとジャンプするためのリンクである。
【0017】
一方、視聴者のページm4におけるボタンbn2は、ユーザからの編集成果物の新規登録を受け付けるボタンである。ここでの登録とは、公開サーバにより公開される編集成果物として、ユーザが新たに作成した編集成果物を公開サーバに新たに登録することである。このボタンbn2をクリックすると、リンクlc7を介して新規登録ページm5にジャンプする。図5は、新規登録ページm5を示す図である。図5の新規登録ページには▲1▼、▲2▼という警告文があり、この文の内容に同意するかどうかの操作を受け付けるボタンbn3,bn4が配置されている。
【0018】
図2のリンクlc11は、同意する旨を示すボタンbn3がクリックされた場合、編集成果物を格納したファイルのアップロードページにジャンプする旨を示し、リンクlc12は、同意しないとの指示がなされた際、視聴者のページm5に戻ることを意味する。図6は、ユーザの端末装置から、公開サーバへのアップロードが行われる際に表示されるページを示す。
【0019】
編集成果物の公開や公開すべき編集成果物の登録は、このようなページを介した対話操作で実現される。
続いて、端末装置の内部構成について説明する。図7は、端末装置の内部構成を示す図である。図7に示すように、端末装置は、通信部1、ブラウザ部2、動画編集部3、インデックス情報作成部4、ファイル転送部5、ローカルディスク6、再生部7及びユーザインターフェイス8からなる。
【0020】
通信部1は、ブロードバンドネットワークを介した通信を行う。
ブラウザ部2は、図2に示したページ構造を有する公開サーバの公式サイトのホームページを閲覧する。
動画編集部3は、アナログ状態の映像信号を取り込んで、ビデオキャプチャ機能を実行することにより、デジタル方式の映像著作物を得る。このビデオキャプチャ機能により、アナログ状態で放送されている映像著作物やビデオテープ等に記録されている映像著作物を、デジタル方式の映像著作物に変換することができる。そして得られた映像著作物に、ユーザからの操作に基づいた編集処理を施すことにより、編集成果物を得て、ローカルディスク6に書き込む。
【0021】
編集成果物には、ビデオキャプチャ機能により得られた動画像データに直接加工を施することにより、作成されるもの(1)、かかる動画像データを加工せず、論理的な再生経路等を定義することにより作成されるもの(2)の2つがある。
編集成果物の内容としては、複数映像著作物の複数シーンを、1つに寄せ集めることにより、特定の思想や感情を表現したもの(1)、映像著作物に、新規なシーンを追加し、この映像著作物をおもしろおかしく風刺したパロディ的なもの(2)がある。
【0022】
インデックス情報作成部4は、ユーザインターフェイス部8を介したユーザからの操作に基づき、インデックス情報を作成する。作成されるインデックス情報は、編集成果物のタイトル、ストーリダイジェスト、編集成果物を作成した制作者名等により、編集成果物を要約する情報であり、図2に示したインデックスページは、このインデックス情報を公開サーバに送り、公開サーバがこのインデックス情報に新規登録ボタンbn2等を配置することにより作成される。編集成果物はデータサイズが大きく、一見しただけでは、全体像が理解できない。これを補うべくインデックス情報は作成される。
【0023】
ファイル転送部5は、FTP等のファイル転送プロトコルにより、ローカルディスクに格納された編集成果物及びインデックス情報を公開サーバにアップロードする処理や、公開サーバに蓄積された編集成果物をダウンロードする処理を通信部に行わせる。
ローカルディスク6は、端末装置に内蔵されているハードディスクであり、公開サーバにアップロードされるべき編集成果物やインデックス情報、公開サーバからダウンロードされた編集成果物が書き込まれる。
【0024】
再生部7は、公開サーバからダウンロードされ、ローカルディスク6に格納された映像著作物を再生する。
ユーザインターフェイス8は、マウス、キーボード等を介して、ユーザの指示を受け付けて、その指示を通信部1〜再生部7に伝える。
以上が端末装置の構成要素である。図7における矢印js1は、公開サーバに新規登録すべき編集成果物が辿る経路を示し、矢印js2は、公開サーバからダウンロードされた編集成果物が辿る経路を示す。この矢印js1に示すように、公開サーバに新規登録すべき編集成果物は、動画編集部3によって作成され、一旦ローカルディスク6に格納された後、通信部1により公開サーバにアップロードされる。
【0025】
一方、矢印js2に示すように、公開サーバからダウンロードされた編集成果物は、通信部1によって受信され、一旦ローカルディスク6に格納された後、再生部7に送られて再生される。
続いて公開サーバの内部構成について説明する。図8は、公開サーバの内部構成を示す図であり、本図に示すように公開サーバは、通信部11、ファイル転送部12、データベース13、再生部14、制御部15からなる。
【0026】
通信部11は、ネットワークを介した通信を行う。
ファイル転送部12は、FTP等のファイル転送プロトコルにより、端末装置により作成された編集成果物及びインデックス情報をアップロードする処理や、端末装置が視聴を要求した編集成果物をダウンロードする処理を通信部11に行わせる。
【0027】
データベース13は、ハードディスク等で構成され、各端末装置からアップロードされたインデックス情報及び編集成果物が蓄積される。図9は、データベース13がインデックス情報、編集成果物を蓄積するためのディレクトリィ階層を示す図である。本図において、各端末装置からアップロードされたインデックス情報は、ファイルに格納され、そのファイルは、ディレクトリィ”Index”に配置される。各端末装置からアップロードされた編集成果物は、ファイルに格納され、このファイルはディレクトリィ”Content”に配置される。これらのディレクトリィの上位には、ディレクトリィ”Public”があり、このディレクトリィには、別々のディレクトリィに配置されたインデックス情報と、編集成果物との対応をとるための対応表が配置される。図中のth1,th2は、ディレクトリィ”Index”に格納されたインデックス情報1と、ディレクトリィ”Content”に格納された編集成果物1との対応関係が、対応表上でとられていることを模式的に示す。図10は、対応表の詳細を示す図である。対応表は、複数のレコードからなり、各レコードは、インデックス情報及び編集成果物のそれぞれを結び付ける。レコードは、編集成果物の識別子(ID)d0、編集成果物のタイトルd1、その編集成果物の制作者名d2、上映時間d3、インデックス情報を格納したファイルのファイルパスd4、編集成果物を格納したファイルのファイルパスd5、記入欄d6からなる。記入欄は、インデックス情報の公開の要否を設定する欄であり、公序良俗に反するような内容や、著作者の人格権を害するような内容を含む編集成果物についての記入欄は”公開不可”と設定される。一方、公序良俗に反するような内容や、著作者の人格権を害するような内容を含まない編集成果物についての記入欄は”公開可”と設定される。
【0028】
再生部14は、データベース13に蓄積された編集成果物を再生する。
制御部15は、プロセッサと、プログラムを格納したメモリとを含み、図2のようなページ構造を有するハイパーテキストを、端末装置に閲覧させる。メモリに格納されているプログラムは、図11に示す処理手順をHTML等のページ記述言語で記述したものである。以降、図11のフローチャートを参照しながら、制御部15の制御内容について説明する。図11は、ホームページを表示する際、公開サーバが行うべき処理手順を示す。本フローチャートにおいて、ステップS1では、ディレクトリィに格納された対応表に従って編集成果物のタイトルを一覧表示することにより、図3に示す視聴者のページを表示する。その後、ステップS2〜ステップS3のループ処理に移行する。このループ処理のうちステップS2は、編集成果物のタイトル選択を受け付けるステップであり、編集成果物のタイトルが選択されれば、対応表に基づいて、ディレクトリィからインデックス情報を読み出し、ステップS5においてインデックスページを表示する。
【0029】
インデックスページは、編集成果物のダウンロード要求を受け付けるボタンbn1と、インデックスページの表示終了を受け付けるボタンとをインデックス情報に配置することにより作成される。ダウンロード要求ボタンbn1を表示するのは、インデックス情報の公開と並行して、編集成果物のダウンロードをユーザが希望しているかどうかを判定するためである。ステップS6は、編集成果物のダウンロード要求を受け付けるボタンbn1がクリックされたかどうかを判定するステップであり、このボタンbn1がクリックされた場合、対応表のファイルパスを参照して、インデックス情報に対応する編集成果物を特定し、ステップS7にてこの編集成果物を要求元端末装置にダウンロードする。これによりユーザは、所望とした編集成果物を最初から最後まで鑑賞することができる。以上が編集成果物を閲覧するための処理手順である。
【0030】
続いて、編集成果物を公開サーバに新規登録する際の処理手順について説明する。ステップS2〜ステップS3からなるループ処理にて、ボタンをクリックすることにより、自身が作成した編集成果物の公開を希望する旨の操作をユーザがを行った場合、ステップS3がYesになり、ステップS8に移行する。ステップS8は、図5の新規登録ページを表示して代金支払いをユーザに提示するステップであり、ステップS9は、代金支払いにユーザが同意したかどうかを判定する。このステップS8で提示される代金支払いは、公開しようとする編集成果物の作成にあたって、ユーザが行った編集についてのライセンス料金を含む。
【0031】
ステップS11において制御部15は、アップロードされた編集成果物及びインデックス情報が正常に受信されたかどうかを判定し、受信されれば、ステップS12にてディレクトリィIndex及びディレクトリィContentに、インデックス情報及び編集成果物を格納する。ステップS13では、インデックス情報から編集成果物のタイトルを取り出し、このタイトルに、編集成果物を格納したファイルについてのファイルパスと、インデックス情報を格納したファイルについてのファイルパスと、空白の記入欄とを対応づけて1つのレコードを得る。そしてこのレコードを、ステップS14において対応表に追加する。その後、ステップS15にて、編集成果物を再生する。このような再生を行うのは、記入欄の説明で述べたように、ユーザが作成した編集成果物には公序良俗に違反するような内容や、著作権者の人格権を毀損するような内容が含まれていないかを、公開サーバの管理人に審査させるためである。編集成果物の再生を終えると、ステップS16において公開の可否を受け付け、公開可と設定されれば、ステップS17にて、新たに追加された対応表のレコードの記入欄に、公開可と設定する。公開否と設定されれば、ステップS18にて、新たに追加された対応表のレコードの記入欄に、公開不可と設定する。
【0032】
図12は、公開サーバ104、端末装置101間の通信シーケンスを示す図である。本図における状態a1は、端末装置101の動画編集部3により、映像著作物の編集が行われ、編集成果物が得られる状態を示す。この状態の後、ホームページアクセス要求の送信a2がなされ、トップページの送信a3が、公開サーバ104から端末装置101に対してなされる。このトップページに対して、ユーザが視聴者のページを指定するボタンをクリックすれば、視聴者のページへのアクセス要求a4が送信されて、視聴者のページa5が端末装置101に送り返される。
【0033】
このトップページに対して、ユーザが新規登録ページを指定するボタンをクリックすれば、編集成果物の新規登録要求a6が送信されて、新規登録ページm5が端末装置101に送り返される(a7)。
この新規登録ページm5において、この新規登録ボタンbn2をクリックすれば、ライセンス料金の支払いに同意する旨a8が公開サーバ104に送信され、この後、ファイルアップロードのページm9が端末装置101に送信される(a9)。
【0034】
以上の過程を経て、編集成果物が端末装置101から公開サーバ104にアップロードされる。編集成果物を公開サーバ104が受信した後、正常終了a11を公開サーバ104が端末装置101に送信すれば処理を終了する。
続いて、端末装置102が編集成果物のダウンロードを要求する場合の公開サーバ104、端末装置101、端末装置102、課金サーバ105間の通信シーケンスについて説明する。図13は、端末装置102が編集成果物のダウンロードを要求する場合の通信シーケンスを示す図である。端末装置102が公開サーバ104をアクセスし、視聴者のページに至るまでの過程(a2〜a5)は、図12と同じである。この視聴者のページに対し、ユーザが何れかの編集成果物のタイトルをクリックし、インデックスページの表示させたとする。そしてインデックスページ上のボタンをクリックすると、編集成果物の閲覧要求a21が送信される。閲覧要求が送信されれば、公開サーバ104から端末装置102への編集成果物のダウンロードa22が行われる。この編集成果物を端末装置102が正常に受信すると、端末装置102は公開サーバ104に対して正常終了a23を通知する。そうすると公開サーバ104は、課金サーバ105に課金要求a24を送る。課金要求が送られた公開サーバ104は、端末装置102に対し課金a25を行う。このようにして編集成果物の視聴料金が課金サーバ105により徴収される。その後課金サーバ105は、視聴料金のうち、ライセンス料金を公開サーバ104に振り込み(a26)、視聴料金からライセンス料金を控除した額を、端末装置101(編集成果物を制作した端末装置)に振り込む(a27)。
【0035】
以上に説明した本実施形態に係る著作物利用システムは、ネットワークサービスのプロバイダ、配給会社、端末装置の製造メーカの三者に以下に示すような効果をもたらす。
ブロードバンドネットワークの接続サービスのプロバイダは、動画像データを高速に転送できるという点をセールスポイントにユーザにアピールしておきながら、ネットワークで伝送できる動画像データが慢性的に不足しているため、魅力ある動画像データを加入者に供給することができず、新規加入者の獲得に苦戦を強いられている。そこでこのようなプロバイダが、映像著作物の配給会社と提携し、本実施形態に示したネットビジネスを行うことにより視聴可能な映像著作物の数を増やせば、ブロードバンドネットワークの接続サービスの魅力を高めることができる。
【0036】
映像著作物の配給会社は、映像著作物のソフト販売やソフトレンタルで収益を得るという事業形態をとっている。ところが映像著作物のソフト市場自体が飽和状態にあり、ここ数年は、よほどのヒット作に恵まれない限り、収益があげられない状態に陥っている。そこで本実施形態に示したビジネスを配給会社が行えば、いわば陳腐化してデッドストックと化した映像著作物を編集素材としてユーザに供給するだけで収益を得ることができる。新たに映像著作物として販売する程の商品価値はないが、古くから多くの視聴者に親しまれている映像著作物に、新たに利用価値を与えることができるので、そのような映像著作物を多く擁する配給会社にとって有力な収益源になる。
【0037】
既存の映像著作物を編集し、公開する機会がユーザに付与されるので、端末装置を製造するメーカにとってすれば端末装置の需要増が見込まれることになり、端末装置の増産により相当の利益を得ることができる。
最後に、ユーザにとってすれば、映像クリエータ的なセンスを発揮することにより得られた編集成果物に公開の場が与えられるので、自身の才能を世に出すことができる。
【0038】
尚、本実施形態において公開の対象を映像著作物に限っているのは以下の理由による。文書や絵画、音楽といった著作物は、それなりの技量があればユーザは、既存の著作物をわざわざ編集しなくても、一からそのような著作物を制作することができる。このため、編集に要するライセンスは、必ずしも必要であるとは限らない。これに対し映像著作物は、創作にあたって多くの器材やスタッフ、資本を必要とするので、一般のユーザが、一からそのような著作物を制作することは不可能に等しい。映像著作物にあたっては、新たな著作物の創作に、既存の映像著作物の編集が不可欠であるので、本実施形態では、映像著作物を編集することにより得られた編集成果物を公開の対象としている。文書や絵画、音楽といった著作物であって、デジタル化したものについての編集成果物であっても、本実施形態に係る著作物利用システムを用いてよいことはいうまでもない。
【0039】
(第2実施形態)
第2実施形態は、ユーザによる編集が、アフレコである場合の改良である。ユーザが簡易に行うことができる編集の1つに、”解説アフレコ”と呼ばれるものがある。これは、既存の映像著作物に、ユーザがアフターレコーディングを行うことにより、映像著作物の解説を加えるというものである。かかるアフレコにより、コメンテータとしても才能をもったユーザは、映像著作物に対する自分の知識や感想を既存の映像著作物に付加することにより、新たな編集成果物を得ることができる。端末装置がこのアフレコ編集を行った場合、どのようなデータが編集成果物として作成されるかについて説明する。図14は、端末装置がアフレコを行うことにより得られるアフレコデータを示す図である。本図に示すようにアフレコデータは、複数のオーディオデータと、これらオーディオデータについてのタイムコードとからなる。各オーディオデータは、ユーザがマイクに向かって解説の述べた際、音声をエンコードすることにより得られたオーディオデータである。各オーディオデータについてのタイムコードは、映像著作物の再生時において、各オーディオデータを何時再生するかを提示する時間情報である。
【0040】
続いてアフレコを行ってアフレコデータを得る端末装置について説明する。
第2実施形態に係る再生部7は、アフレコの対象となるべき映像著作物を再生する。この映像著作物は、DVDに記録済みされている、デジタル方式のものを再生させればよい。映像著作物の再生の継続中、再生部7は、デジタル方式の映像著作物からタイムスタンプを分離する。タイムスタンプとは、デコードタイミング、及び、再生タイミングを示す時刻情報である。タイムスタンプを、映像著作物を構成する一フレーム毎の映像、及び、一フレーム毎の音声に付与しておき、これに基づきデコード処理及び再生処理を行うことにより、映像及び音声間の同期再生が確立される。
【0041】
第2実施形態に係る動画編集部3は、再生部から出力されるタイムスタンプを取得するともに、マイクを介したユーザの音声入力がなされるのを待つ。音声入力がなされれば、その音声をエンコードすることによりオーディオデータを得る。この音声入力があった時点において、再生部から出力されたタイムスタンプを用いて、タイムコードを作成する。以上のオーディオデータ生成及びタイムコードの生成を繰り返すことにより、アフレコデータを生成する。
【0042】
第2実施形態に係るインデックス情報作成部4は、アフレコデータがえられれば、インデックス情報を作成する。インデックス情報は、第1実施形態に示した情報のほか、アフレコの対象となった映像著作物を特定する情報(タイトル等)を含む。インデックス情報が作成されれば、このインデックス情報とともにアフレコデータを公開サーバにアップロードして、公開サーバに蓄積させる。アフレコデータは、編集成果物としてデータベース13のディレクトリィに蓄積されることになる。
【0043】
続いてアフレコデータを公開サーバから得て、アフレコデータを再生する端末装置について説明する。
端末装置のユーザが、ホームページで公開されているインデックス情報を閲覧し、このインデックス情報に対応する編集成果物を視聴してみたいと希望したものとする。この場合、インデックス情報に記述されている映像著作物、つまり、編集成果物の元の映像著作物を参照して、この映像著作物が記録されたDVDを準備する。そして、公開サーバに蓄積されているをダウンロードして、これを保持する。そして準備されれば、映像著作物、つまり、アフレコの対象となった映像著作物を再生し、この再生の経過時間を監視する。再生経過時間が、タイムコードに示される時間になれば、オーディオデータを再生する。このようにタイムコードに基づきオーディオデータを再生することにより、アフレコの解説をユーザは視聴することができる。
【0044】
以上のように本実施形態によれば、DVD等に記録された映像著作物の差分としてアフレコデータを作成し、このアフレコデータを他のユーザに引き渡すので、映像著作物に何の改変を施すことなく、編集成果物を作成し、これを他のユーザに視聴させることができる。元となる映像著作物に対する改変は不要なので、著作権保護のため暗号化が施された著作物であっても、編集の対象とすることができ、編集可能な映像著作物の幅を増やすことができる。
【0045】
(第3実施形態)
第1実施形態において編集成果物の引き渡しは、公開サーバを介して行われていた。つまり編集成果物を作成したユーザは、編集成果物を公開サーバにオーディオデータし、編集成果物の視聴を希望するユーザは、公開サーバから編集成果物をダウンロードしていた。これに対して第3実施形態では、編集成果物を創作したユーザの端末装置は、編集成果物の視聴を希望するユーザに、直接編集成果物の転送を行うのである。第3実施形態において公開サーバは、編集成果物を制作した端末装置のURLを含むインデックス情報を、公開サーバ上で公開する。こうすることで、公開サーバのホームページを閲覧したユーザは、インデックス情報に対応する編集成果物を制作した端末装置がネットワーク上のどの端末装置であるかを知得することができる。そうして知得した端末装置に直接アクセスし、端末装置間で編集成果物を格納したファイルのファイル転送を行うことにより、端末装置同士で編集成果物の引き渡しを行うのである。
【0046】
以上のように本実施形態によれば、端末装置同士がダイレクトに編集成果物の引き渡しを行うので、公開サーバの処理負荷を低く抑えることができる。
尚、第1〜第3実施形態において説明した公開サーバの特徴は、図11のフローチャートで示したように、コンピュータ読み取り可能なプログラムの改良により実現される。故に、この特徴部分たるプログラムを、公開サーバとは別個独立に実施してもよい。プログラムがコンピュータ読取可能な記録媒体に記録される場合、この記録媒体を譲渡、貸与するという態様で、プログラムのみを実施してもよい。またプログラムがネットワーク上で配信される場合、ネットワーク上でプログラムを伝送させるという態様で、プログラムを実施してもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、端末装置、公開サーバを含み、前記端末装置は、デジタル著作物を編集することにより、得られた編集成果物をネットワーク上で公開する旨の要求を、公開サーバに送信すると共に、編集成果物のアップロードを行うものであり、前記公開サーバは、代金支払いに同意するか否かを、公開要求の送信元の端末装置に問い合わせる問合せ手段と、
代金支払いに同意する旨の回答が端末装置からあった場合、編集成果物をアップロードするよう公開要求の送信元端末装置に指示する指示手段と、
指示手段の指示に応じて端末装置から編集成果物がアップロードされれば、編集成果物をネットワーク上で、公開する公開手段とを備え、
前記問合手段が支払い同意を求めた代金は、編集にあたってのデジタル著作物の利用に要するライセンス料を含むことを特徴としている。
【0048】
例えば編集成果物の公開の場が、大手配給会社の公式ホームページ等である場合、クリエータ的なセンスをもつ多くのユーザが、自身が作成した編集成果物をこの場で公開させることを希望すると考えられる。大手配給会社は、この編集成果物をネットワーク上で公開する機会を与えることの対価としてユーザに代金支払いを求めるので、多くの映像著作物を所有している配給会社等にとって、新たな収益源になることが考えられる。これにより映像著作物の編集により得られた編集成果物を他の人に見てもらいたいと希望しているエンドユーザを対象に、新たなネットビジネスを展開することができる。
【0049】
前記課金サーバは、編集成果物の視聴料金から、問合手段が支払い同意を求めた代金を差し引いた残り代金を、編集成果物の制作者に支払うようにしてもよい(4)。編集成果物を創作したユーザは、収益を得ることができるので、クリエータ的なセンスをもったユーザの創作意欲を刺激することができる。また、かかる処理により、配給会社は、編集に係るライセンス料を確実に得ることができる。
【0050】
前記公開サーバは、指示手段の指示に応じて端末装置からアップロードされた編集成果物を再生する再生手段と、この編集成果物の公開の可否の操作を、公開サーバの管理者から受け付ける受付手段とを備え、公開手段による公開は、この編集成果物の公開可の操作を、公開サーバの管理者から受け付けた場合のみ行われるようにしてもよい(5)。ユーザが作成した編集成果物には公序良俗に違反するような内容や、著作権者の人格権を毀損するような内容が含まれていないかを、公開サーバの管理人に審査させることができ、公開を行う著作権者の名誉を保護することができる。
【0051】
前記編集手段による編集には、映像著作物に対するアフターレコーディングがあり、編集成果物は、アフターレコーディング編集において、映像著作物に付加されるオーディオデータと、そのオーディオデータを再生すべき時点を特定するタイムコードとを含んでいてもよい(6)。オリジナルの映像著作物の差分としてアフレコデータを作成し、このアフレコデータを他のユーザに引き渡すので、映像著作物に何の改変を施すことなく、編集成果物を作成し、これを他のユーザに視聴させることができる。元となる映像著作物に対する改変は不要なので、著作権保護のため暗号化が施された著作物であっても、編集の対象とすることができ、編集可能な映像著作物の幅を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る著作物利用システムの内部構成を示す図である。
【図2】この公式サイトにおけるホームページのページ構造を示す図である。
【図3】視聴者のページm4を詳細に示す図である。
【図4】これら3つのインデックスページのうち、1つを示す図である。
【図5】新規登録ページm5を示す図である。
【図6】ユーザの端末装置から、公開サーバへのアップロードが行われる際に表示されるページを示す図である。
【図7】端末装置の内部構成を示す図である。
【図8】公開サーバの内部構成を示す図である。
【図9】データベース13がインデックス情報、編集成果物を蓄積するためのディレクトリィ階層を示す図である。
【図10】対応表の詳細を示す図である。
【図11】ホームページを表示する際、公開サーバが行うべき処理手順を示す図である。
【図12】公開サーバ104、端末装置101間の通信シーケンスを示す図である。
【図13】端末装置がアフレコを行うことにより得られるアフレコデータを示す図である。
【図14】端末装置がアフレコを行うことにより得られるアフレコデータを示す図である。
【符号の説明】
1  通信部
2  ブラウザ部
3  動画編集部
4  インデックス情報作成部
5  ファイル転送部
6  ローカルディスク
7  再生部
8  ユーザインターフェイス
11  通信部
12  ファイル転送部
13  データベース
14  再生部
15  制御部
100  ネットワーク
101  端末装置
102  端末装置
103  端末装置
104  公開サーバ
105  課金サーバ

Claims (20)

  1. 端末装置、公開サーバを含む著作物利用システムであって、
    前記端末装置は、
    デジタル著作物を編集することにより、得られた編集成果物をネットワーク上で公開する旨の要求を、公開サーバに送信すると共に、編集成果物のアップロードを行うものであり、
    前記公開サーバは、
    代金支払いに同意するか否かを、公開要求の送信元の端末装置に問い合わせる問合せ手段と、
    代金支払いに同意する旨の回答が端末装置からあった場合、編集成果物をアップロードするよう公開要求の送信元端末装置に指示する指示手段と、
    指示手段の指示に応じて端末装置から編集成果物がアップロードされれば、編集成果物をネットワーク上で、公開する公開手段とを備え、
    前記問合手段が支払い同意を求めた代金は、
    編集にあたってのデジタル著作物の利用に要するライセンス料を含む
    ことを特徴とする著作物利用システム。
  2. 公開サーバは、映像著作物の著作権者により運営されるものであり、
    公開手段による公開は、
    編集成果物を、映像著作物の著作権者の公式サイトで掲載する処理を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の著作物利用システム
  3. 前記公開手段は、
    編集成果物のダウンロードを要求する旨の指示を、他の端末装置から受け付ける受付手段と、
    ダウンロード要求の要求元端末装置に、編集成果物をダウンロードする送信手段とを備え、
    前記著作物利用システムは、
    そのダウンロード要求の要求元端末装置に、編集成果物の視聴料の課金を行う課金サーバを備え、
    問合手段が支払い同意を求めた代金は、
    編集成果物の視聴料金から差し引かれる
    ことを特徴とする請求項2記載の著作物利用システム。
  4. 前記課金サーバは、
    編集成果物の視聴料金から、問合手段が支払い同意を求めた代金を差し引いた残り代金を、編集成果物の制作者に支払う
    ことを特徴とする請求項3記載の著作物利用システム。
  5. 前記公開サーバは、
    指示手段の指示に応じて端末装置からアップロードされた編集成果物を再生する再生手段と、
    この編集成果物の公開の可否の操作を、公開サーバの管理者から受け付ける受付手段とを備え、
    公開手段による公開は、
    この編集成果物の公開可の操作を、公開サーバの管理者から受け付けた場合のみ行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の著作物利用システム。
  6. 前記編集には、
    映像著作物に対するアフターレコーディングがあり、
    編集成果物は、
    アフターレコーディング編集において、映像著作物に付加されるオーディオデータと、
    そのオーディオデータを再生すべき時点を特定するタイムコードとを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の著作物利用システム。
  7. 端末装置は、素材となる映像著作物を再生する再生手段を備え、
    前記端末装置は、
    ユーザが発した音声の入力を受け付けて、オーディオデータを得る受付手段と、
    音声入力がなされた時点を特定するタイムコードを生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする請求項6記載の著作物利用システム。
  8. 端末装置を含む著作物利用システムにおいて、用いられる公開サーバであって、
    デジタル著作物を編集することにより、得られた編集成果物を公開する旨の要求が端末装置から発せられた場合、代金支払いに同意するか否かを、公開要求の送信元の端末装置に問い合わせる問合せ手段と、
    代金支払いに同意する旨の回答が端末装置からあった場合、編集成果物をアップロードするよう公開要求の送信元端末装置に指示する指示手段と、
    指示手段の指示に応じて端末装置から編集成果物がアップロードされれば、編集成果物をネットワーク上で、公開する公開手段とを備え、
    前記問合手段が支払い同意を求めた代金は、
    編集にあたってのデジタル著作物の利用に要するライセンス料を含む
    ことを特徴とする公開サーバ。
  9. 公開サーバは、映像著作物の著作権者により運営されるものであり、
    公開手段による公開は、
    編集成果物を、映像著作物の著作権者の公式サイトで掲載する処理を含む
    ことを特徴とする請求項8記載の公開サーバ。
  10. 前記公開手段は、
    編集成果物のダウンロードを要求する旨の指示を、他の端末装置から受け付ける受付手段と、
    ダウンロード要求の要求元端末装置に、編集成果物をダウンロードする送信手段とを備え、
    前記著作物利用システムは、
    そのダウンロード要求の要求元端末装置に、編集成果物の視聴料の課金を行う課金サーバを備え、
    問合手段が支払い同意を求めた代金は、
    編集成果物の視聴料金から差し引かれる
    ことを特徴とする請求項9記載の公開サーバ。
  11. 前記課金サーバは、
    編集成果物の視聴料金から、問合手段が支払い同意を求めた代金を差し引いた残り代金を、編集成果物の制作者に支払う
    ことを特徴とする請求項10記載の公開サーバ。
  12. 前記公開サーバは、
    指示手段の指示に応じて端末装置からアップロードされた編集成果物を再生する再生手段と、
    この編集成果物の公開の可否の操作を、公開サーバの管理者から受け付ける受付手段とを備え、
    公開手段による公開は、
    この編集成果物の公開可の操作を、公開サーバの管理者から受け付けた場合のみ行われる
    ことを特徴とする請求項8記載の公開サーバ。
  13. 端末装置を含む著作物利用システムにおいて、コンピュータに公開サーバとしての処理を行わせるプログラムであって、
    デジタル著作物を編集することにより、得られた編集成果物を公開する旨の要求が端末装置から発せられた場合、代金支払いに同意するか否かを、公開要求の送信元の端末装置に問い合わせる問合せステップと、
    代金支払いに同意する旨の回答が端末装置からあった場合、編集成果物をアップロードするよう公開要求の送信元端末装置に指示する指示ステップと、
    指示ステップの指示に応じて端末装置から編集成果物がアップロードされれば、編集成果物をネットワーク上で、公開する公開ステップとをコンピュータに行わせ、
    前記問合ステップが支払い同意を求めた代金は、
    編集にあたってのデジタル著作物の利用に要するライセンス料を含む
    ことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
  14. 公開サーバは、映像著作物の著作権者により運営されるものであり、
    公開ステップによる公開は、
    編集成果物を、映像著作物の著作権者の公式サイトで掲載する処理を含む
    ことを特徴とする請求項13記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  15. 前記公開ステップは、
    編集成果物のダウンロードを要求する旨の指示を、他の端末装置から受け付ける受付ステップと、
    ダウンロード要求の要求元端末装置に、編集成果物をダウンロードする送信ステップとを備え、
    前記著作物利用システムは、
    そのダウンロード要求の要求元端末装置に、編集成果物の視聴料の課金を行う課金サーバを備え、
    問合ステップが支払い同意を求めた代金は、
    編集成果物の視聴料金から差し引かれる
    ことを特徴とする請求項14記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  16. 前記課金サーバは、
    編集成果物の視聴料金から、問合ステップが支払い同意を求めた代金を差し引いた残り代金を、編集成果物の制作者に支払う
    ことを特徴とする請求項15記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  17. 前記公開サーバは、
    指示ステップの指示に応じて端末装置からアップロードされた編集成果物を再生する再生ステップと、
    この編集成果物の公開の可否の操作を、公開サーバの管理者から受け付ける受付ステップとを備え、
    公開ステップによる公開は、
    この編集成果物の公開可の操作を、公開サーバの管理者から受け付けた場合のみ行われる
    ことを特徴とする請求項16記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  18. 著作物利用システムにおいて、エンドユーザにより操作される端末装置であって、
    複数フレームの映像からなる動画データを再生する再生手段と、
    フレーム毎の同期をとるためのタイムスタンプを、動画データから分離する分離手段と、
    ユーザの音声入力を受け付け、その音声をエンコードすることによりオーディオデータを得る受付手段と、
    この音声入力があった時点において、再生部により分離されたタイムスタンプを、受付手段が得たオーディオデータとを組み合わせることにより編集データを作成する作成手段と、
    作成手段が作成した編集データを、ネットワーク上で公開させるために公開手段にアップロードするアップロード手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  19. 再生手段により再生される動画データは、著作権保護のために暗号化されている
    ことを特徴とする請求項18記載の端末装置。
  20. 著作物利用システムにおいて、端末装置としての処理をコンピュータにを行わせるプログラムであって、
    複数フレームの映像からなる動画データを再生する再生ステップと、
    フレーム毎の同期をとるためのタイムスタンプを、動画データから分離する分離ステップと、
    ユーザの音声入力を受け付け、その音声をエンコードすることによりオーディオデータを得る受付ステップと、
    この音声入力があった時点において、再生部により分離されたタイムスタンプを、受付手段が得たオーディオデータとを組み合わせることにより編集データを作成する作成ステップと、
    作成ステップが作成した編集データを、ネットワーク上で公開させるために公開手段にアップロードするアップロードステップと
    をコンピュータに行わせるコンピュータ読取可能なプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534080A (ja) * 2004-04-23 2007-11-22 ジョン・グルームス ウェブベースのデータコンテンツ配信システム
JP2019169935A (ja) * 2018-03-21 2019-10-03 スンヒュン キム 消費者志向型マルチカメラ撮影映像の選択視聴サービスシステム

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