JP2004101864A - 偏波保持フォトニッククリスタルファイバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周期的に配置された多数の孔5,6に囲まれた光伝搬領域3内には、断面楕円形で周囲よりも高屈折率のコア2が配置されている。光伝搬領域3は上下の二つの大孔6,6と左右両側の四つの小孔5,5,…とにより、コア2と長軸方向が一致した楕円形状となっていて、両方の偏波保持機能が重畳されてこのフォトニッククリスタルファイバ1は高い偏波保持特性を有する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッドに多数の孔を有する偏波保持フォトニッククリスタルファイバに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コア及びクラッドからなる通常の光ファイバでは得ることのできない大きな波長分散を発現するものとしてフォトニッククリスタルファイバが注目されている。このフォトニッククリスタルファイバは、石英よりなっており、光ファイバ軸方向に延びる多数の細孔が周期的に配列されたクラッド部と、さらにクラッド部をサポートするためにクラッド部の周囲に設けられた中実なオーバークラッド部とを備えていて、通常はクラッド部の孔に囲まれてファイバ中心軸を含む光伝搬領域全体がコア部となっている。
【0003】
一方、偏光や干渉を利用した光ファイバセンサやコヒーレント光ファイバ通信等には、偏波安定性が高い偏波保持ファイバを使用している。偏波保存ファイバは、複屈折を利用した光ファイバであり、光ファイバに複屈折を生じさせる方法には、光ファイバの軸方向に垂直な断面における縦方向と横方向で材料を変えて屈折率分布を変える方法や、前記断面における縦方向と横方向から異なる応力をコア部に与えることによって等価的に複屈折性を持たせる方法等がある。即ち、光ファイバを中心軸の周りに90度回転させたときに、ファイバ横断面における屈折率分布(等価的な屈折率分布も含む)が回転前の屈折率分布に重ならないようにすれば光ファイバに複屈折が生じるのである。
【0004】
上記フォトニッククリスタルファイバも、その波長分散特性を生かして偏波保持フォトニッククリスタルファイバとしての使用が検討されている。フォトニッククリスタルファイバを偏波保持ファイバにするには、例えばコア部を取り囲む細孔配置に工夫を凝らし、細孔に囲まれているコア部の断面形状を楕円形等の扁平な形状にする方法が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0005】
【非特許文献1】
K.Suzuki,et al,ELECTRONICS LETTERS,vol.37(2001) p.1399−1400
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フォトニッククリスタルファイバのコア部の断面形状を扁平な形状にするだけでは、偏波保持特性があまり高くなく、偏波保持ファイバとしては性能が劣ったものとなっていた。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高い偏波保持特性を有する偏波保持フォトニッククリスタルファイバを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、光伝搬領域と高屈折率のコアとをともに扁平にして長軸方向を略一致させた。
【0009】
具体的には、請求項1に係る発明は、ファイバ中心軸を含んで該ファイバ中心軸方向に延びる光伝搬領域と、上記ファイバ中心軸方向に延び且つファイバ横断面において上記光伝搬領域の周囲に周期的に配置されている多数の孔を有するクラッドと、上記ファイバ中心軸上を延びて周囲よりも屈折率が高く且つ上記光伝搬領域内に存するコアと、を備え、上記光伝搬領域はファイバ横断面において扁平な形状を有し、上記コアはファイバ横断面において扁平な形状を有し、上記光伝搬領域と上記コアとの長軸の方向が略一致していることを特徴とする偏波保持フォトニッククリスタルファイバである。
【0010】
ここで、扁平な形状とは、円形や正多角形等のように中心から略等距離に外周部が存する形状とは異なって、楕円形、長方形等のように平らな形状であって互いに直交する長軸と短軸を有する形状である。
【0011】
請求項1の構成であれば、光伝搬領域とコアとが双方とも扁平形状で、かつそれらの長軸の方向が略一致しているので、双方の偏波保持機能に相乗効果が現れて偏波保持特性が向上する。
【0012】
次に、請求項2の発明は、ファイバ中心軸を含んで該ファイバ中心軸方向に延びる光伝搬領域と、上記ファイバ中心軸方向に延び且つファイバ横断面において上記光伝搬領域の周囲に周期的に配置されている多数の孔を有するクラッドと、上記ファイバ中心軸上を延びて周囲よりも屈折率が高く且つ上記光伝搬領域をはみ出して存するコアと、を備え、上記光伝搬領域はファイバ横断面において扁平な形状を有し、上記コアはファイバ横断面において扁平な形状を有し、上記光伝搬領域と上記コアとの長軸の方向が略一致していることを特徴とする偏波保持フォトニッククリスタルファイバである。
【0013】
請求項2の構成であれば、コアが光伝搬領域をはみ出して存しているが、請求項1と同様に光伝搬領域とコアとの双方の形状及び長軸の方向の略一致の効果で偏波保持特性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るフォトニッククリスタルファイバ1の端面を示す図である。また、図10は、比較の形態1に係るフォトニッククリスタルファイバ21の端面を示す図である。いずれも、石英からなっていて、径方向の最外部は中実なオーバークラッド部7であり、その内側はファイバ中心軸方向に延びる多数の小孔5,5,…と二つの大孔6,6とが周期的に配置されているクラッド4である。クラッド4のファイバ径方向の最もファイバ中心軸に近い部分には、ファイバ中心軸を挟んで対向する一対の大孔6,6と四個の小孔5,5,…が配置されて、これらが正六角形を形成している。これらの大孔6,6および小孔5,5,…に囲まれた部分が光伝搬領域3であり、本実施形態のフォトニッククリスタルファイバ1は、この光伝搬領域3内に高屈折率のコア2を有している。ここで、光伝搬領域3というのは、例えばファイバを構成する材質がファイバ中全て同じであるとしたときに、周期的に配置された多数の孔からなるフォトニッククリスタル構造により光が閉じ込められて伝搬し得る領域のことであり、ファイバ材質が全て同じであるときにはこの領域がコア部になる。
【0016】
上記クラッド4における小孔5,5,…及び大孔6,6の配置は、隣り合う孔間の距離が全て同じであって隣接する三つの孔が正三角形をなす周期的な配置であり、この周期で光伝搬領域3の周囲に配置されている。そして光伝搬領域3は、このような孔の周期的配置の欠陥部分ともいえ、周期的に配置された孔が一つ消失している部分である。上記コア2は、その周囲の部分の材質の石英よりも屈折率が高く、具体的には、Geを添加している。
【0017】
本実施形態および比較の形態1のフォトニッククリスタルファイバ1,21は、いずれも偏波保持機能を有するが、両者の違いは、本実施形態に係るフォトニッククリスタルファイバ1にはファイバ中心軸上を延びる高屈折率のコア2が光伝搬領域3にあるのに対し、比較の形態1では周囲よりも高屈折率であるコア2がないことである。即ち、図3に示すように、比較の形態1のフォトニッククリスタルファイバ21では、小孔5,5,…及び大孔6,6が取り囲む光伝搬領域3がコアとなって光を伝搬させるが、この光伝搬領域3が扁平な形状である楕円形状であって、この楕円の長軸方向と短軸方向との二つの偏波モードの伝搬定数に差が生じるため偏波保持機能を有する一方、本実施形態のフォトニッククリスタルファイバ1は、図2に示すように、比較の形態1の形状に加えて光伝搬領域3内に周囲よりも高屈折率で横断面が扁平形状である楕円形のコア2を有しており、この形状によっても偏波保持機能を発揮する。しかも光伝搬領域3とコア2との長軸の方向が一致しているので、光伝搬領域3の保持される偏波面とコア2の保持される偏波面とが一致し、従って両者の偏波保持機能が重畳され、いずれか一方のみでは得られない大きな偏波保持特性が得られる。
【0018】
ここで、光伝搬領域3及びコア2の扁平な形状は直交する長軸と短軸とを備えているものであって、長軸の長さは短軸の長さの1.3〜5.0倍であると偏波保持特性が大きくなるため好ましい。また、この扁平な形状というのは、細長形状ということもできる。
【0019】
次に、本実施形態に係るフォトニッククリスタルファイバ1の製造方法について説明する。
【0020】
このフォトニッククリスタルファイバ1の母材は、図8にその中心部分の一部を示すように石英ロッド13と石英キャピラリ15,16とを束ねて作製される。まず、Geが添加されたコア部17を中心軸部分に備えた石英ロッド13と、孔径の大きい二本の第二の石英キャピラリ16,16及び孔径の小さい多数の第一のの石英キャピラリ15,15,…と、これらのロッド13及びキャピラリ15,16をその孔内に束ねて保持する大径の石英パイプ(図示せず)とを用意する。石英ロッド13のコア部17の径は石英ロッド13外径の約1/2である。
なお、これらの石英ロッド13及び石英キャピラリ15,16は全て外径を同じにしている。また、石英パイプはオーバークラッド部となる。石英ロッド13は、通常の高屈折率コア部を有する伝送ファイバの母材と同じ方法で母材作製後、所望の径にまで加熱延伸して作製する。石英キャピラリ15,16は石英棒材にそれぞれ所定の孔を開けた後、所望の径に加熱延伸して作製する。
【0021】
次に、石英パイプの中心軸部分に石英ロッド13を挿入し、石英ロッド13を挟んで対向するように二本の第二の石英キャピラリ16,16を置き、石英ロッド13周囲の残りの部分に四本の第一の石英キャピラリ15,15,…を置いて石英ロッド13の周りを一重に取り囲む(図8)。それから、そのまわりに第一の石英キャピラリ15,15,…を石英パイプの内壁まで詰め込む。このように石英ロッド13及び第一と第二の石英キャピラリ15,16を詰め込んだ石英パイプの両端を閉鎖した後に加熱延伸すると、石英ロッド13、石英キャピラリ15,16及び石英パイプの相互の境界が溶融密着されるとともに、第二の石英キャピラリ16,16の方が第一の石英キャピラリ15,15,…よりも加熱延伸工程の間に石英ロッド13を圧縮する力が大きいため、コア部17が二本の第二の石英キャピラリ16,16の間で押しつぶされるかたちになり、図2に示す偏波保持フォトニッククリスタルファイバ1が出来上がる。
【0022】
これまで述べてきたように、本実施形態ではフォトニッククリスタルファイバ1において光伝搬領域3の横断面形状とコア2の横断面形状とが双方ともに扁平で且つ長軸方向が同じなので、いずれか一方だけでは得られない大きな偏波保持特性が得られる。石英ロッド13と石英キャピラリ15,16とを束ねて母材を作製し、それを加熱延伸して製造するので、所望の構造を簡単に形成できて製造も容易であり、製造コストも低くできる。
【0023】
(実施形態2)
図5は、実施形態2に係るフォトニッククリスタルファイバ41の端面を示す図である。また、図4は、比較の形態2に係るフォトニッククリスタルファイバ31の端面を示す図である。実施形態2及び比較の形態2の孔5,5,…は全て同じ孔径であり、孔5,5,…の配置の周期性については実施形態1及び比較の形態1と同じである。また、光伝搬領域3は周期的に配置された孔5,5,…のうちファイバ中心軸のところの隣り合う二つの孔5,5をなくして中実とした領域であり、この部分が実施形態1及び比較の形態1と異なるところではあるが、実施形態2及び比較の形態2の光伝搬領域3はやはり扁平な楕円形状である。それ以外のコア2形状や作用効果は実施形態1と同様である。
【0024】
本実施形態に係るフォトニッククリスタルファイバ41の製造法は、母材への孔開け法である。即ち、中心軸部に断面楕円形状のGe添加コア部を有する石英棒材(母材)に、中心軸方向に図5に示す配置で孔を開けて、その後加熱延伸してフォトニッククリスタルファイバ41が得られるのである。この製造方法は、母材の所望の位置に孔を開けることができるので、所望の構造を簡単に形成できて製造も容易であり、製造コストも低くできる。
【0025】
(実施形態3)
図6は、実施形態3に係るフォトニッククリスタルファイバ51の端面を示す図である。本実施形態は、実施形態1とコア12の断面形状が異なるだけで他のところは同じであるので、コア12の形状のみを説明する。
【0026】
本実施形態に係るフォトニッククリスタルファイバ51のコア12は光伝搬領域3内部にあって、コア12の形状は長方形であり、その長軸方向は光伝搬領域3の長軸方向に一致している。従って、大きな偏波保持特性が得られる。また、その製造方法は、実施形態1に示した製造方法において石英ロッド13の代わりに正方形のGe添加石英角柱を用いるものである。
【0027】
本実施形態の作用効果は実施形態1と同様である。
【0028】
(実施形態4)
図7は、実施形態4に係るフォトニッククリスタルファイバ61の端面を示す図である。本実施形態は、実施形態1とコア22の断面形状及び存する範囲が異なるだけで他のところは同じであるので、コア22の形状及び存する範囲のみを説明する。
【0029】
本実施形態のコア22は光伝搬領域3よりも断面形状が大きく、光伝搬領域3からはみ出して存している。さらに、コア22が光伝搬領域3を全て含有しており、孔5,6により一部が削られている形状となっている。
【0030】
本実施形態のフォトニッククリスタルファイバ61は、実施形態2と同様にファイバ母材に孔を開けて製造する。また、本実施形態の作用効果は実施形態1と同様である。
【0031】
(その他の実施形態)
これまで説明した実施形態は例に過ぎず、本発明はこれらの例に限定されない。製造方法はロッドとキャピラリとを束ねる方法でも母材に孔を開ける方法でもその他の方法でも構わない。実施形態1の製造方法において、図9に示すように石英ロッド13のコア部17が楕円形状であっても構わない。このときにはコア部17の長軸方向が二つの第二の石英キャピラリ16,16を結んだ線と直交していることが好ましい。コア2,12,22にはGe以外のもの、例えば希土類元素等を添加していても構わないし、コア以外の部分にF等を添加しても構わない。また、複数種の物質をそれぞれの場所に添加していても構わない。光伝搬領域3の形状も限定されず、菱形などでもよく、ほぼ扁平で長軸と短軸とが直交していればよいし、その外形線が滑らかではなく例えば鋸刃状のジグザグ形状であってもよい。コア2,12,22の形状も光伝搬領域3と同様である。孔5,6の形状も円形以外でも構わなく、例えば楕円形や正多角形などでもよい。孔の配置も、例えば、隣接する四つの孔が正方形又は長方形を形成している配置であっても構わないし、他の周期的な配置であってもよい。つまり、孔5,6の配置は、平面状の結晶構造配置であればよい。孔5,6の大きさもそれぞれ複数種類あっても構わないし、光伝搬領域3を取り囲む配置が、例えば、二つの小孔5,5がファイバ中心軸を挟んで対向するように配置され残りの四つが大孔6,6,…であってもよい。光伝搬領域3を取り囲む孔5,6は、少なくとも一重に取り囲んでいればよいが、二重以上に取り囲んでいることが光の閉じ込めの点で好ましく、三重以上であればより光の閉じ込めが効果的であるのでさらに好ましい。また、実施形態4において、コア22は光伝搬領域3の全境界からはみ出していなくてもよく、一部からはみ出していればよい。
【0032】
【実施例】
実施例及び比較例として、それぞれ実施形態1及び比較の形態1の形状のフォトニッククリスタルファイバ1,21をそれぞれ作製した。それぞれのフォトニッククリスタルファイバ1,21の小孔5の径は4.4μm、大孔6の径は8.33μm、任意の隣接する孔5,6間距離は7.07μmとした。また、実施例のコア2は、屈折率を周囲よりも2.0%高く、長軸3.5μm、短軸1.4μmとした。
【0033】
偏波保持特性を表すモード複屈折率の値は、実施例に係るフォトニッククリスタルファイバ1の方が3.11×10−3であり、比較例に係るフォトニッククリスタルファイバ21の方が2.45×10−3であった。即ち、実施例の方が27%大きなモード複屈折率の値であり、優れた偏波保持機能を有していた。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に述べる効果を奏する。
【0035】
孔に囲まれた光伝搬領域と高屈折率のコアとが、双方とも断面扁平形状でありかつ長軸が略一致しているので、大きな偏波保持特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るフォトニッククリスタルファイバの端面の拡大斜視図である。
【図2】実施形態1に係るフォトニッククリスタルファイバの端面の一部拡大図である。
【図3】比較の形態1に係るフォトニッククリスタルファイバの端面の一部拡大図である。
【図4】比較の形態2に係るフォトニッククリスタルファイバの端面の一部拡大図である。
【図5】実施形態2に係るフォトニッククリスタルファイバの端面の一部拡大図である。
【図6】実施形態3に係るフォトニッククリスタルファイバの端面の一部拡大図である。
【図7】実施形態4に係るフォトニッククリスタルファイバの端面の一部拡大図である。
【図8】実施形態1に係るフォトニッククリスタルファイバの母材の一部拡大図である。
【図9】実施形態1に係るフォトニッククリスタルファイバの別の母材の一部拡大図である。
【図10】比較の形態1に係るフォトニッククリスタルファイバの端面の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 フォトニッククリスタルファイバ
2、12、22 コア
3 光伝搬領域
4 クラッド
5 小孔
6 大孔
21 フォトニッククリスタルファイバ
31 フォトニッククリスタルファイバ
41 フォトニッククリスタルファイバ
51 フォトニッククリスタルファイバ
61 フォトニッククリスタルファイバ
Claims (2)
- ファイバ中心軸を含んで該ファイバ中心軸方向に延びる光伝搬領域と、
上記ファイバ中心軸方向に延び且つファイバ横断面において上記光伝搬領域の周囲に周期的に配置されている多数の孔を有するクラッドと、
上記ファイバ中心軸上を延びて周囲よりも屈折率が高く且つ上記光伝搬領域内に存するコアと、を備え、
上記光伝搬領域はファイバ横断面において扁平な形状を有し、
上記コアはファイバ横断面において扁平な形状を有し、
上記光伝搬領域と上記コアとの長軸の方向が略一致していることを特徴とする偏波保持フォトニッククリスタルファイバ。 - ファイバ中心軸を含んで該ファイバ中心軸方向に延びる光伝搬領域と、
上記ファイバ中心軸方向に延び且つファイバ横断面において上記光伝搬領域の周囲に周期的に配置されている多数の孔を有するクラッドと、
上記ファイバ中心軸上を延びて周囲よりも屈折率が高く且つ上記光伝搬領域をはみ出して存するコアと、を備え、
上記光伝搬領域はファイバ横断面において扁平な形状を有し、
上記コアはファイバ横断面において扁平な形状を有し、
上記光伝搬領域と上記コアとの長軸の方向が略一致していることを特徴とする偏波保持フォトニッククリスタルファイバ。
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