JP2004098480A - 帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置 - Google Patents

帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004098480A
JP2004098480A JP2002263587A JP2002263587A JP2004098480A JP 2004098480 A JP2004098480 A JP 2004098480A JP 2002263587 A JP2002263587 A JP 2002263587A JP 2002263587 A JP2002263587 A JP 2002263587A JP 2004098480 A JP2004098480 A JP 2004098480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming drum
band
shaped material
cutting
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002263587A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Nakajima
中島  勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2002263587A priority Critical patent/JP2004098480A/ja
Publication of JP2004098480A publication Critical patent/JP2004098480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】タイヤ成形工程におけるサイクルタイムを短縮し、帯状材料の切断端末部の貼付けを確実に行って安定した成形作業を行うことが出来、更に高品質のタイヤを効率良く生産し、生産性の向上を図ることが出来る帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置を提供する。
【解決手段】ガイド装置2上には、複数の帯状材料Wのガイドロール3aと、帯状材料Wの引き込み手段を構成する引き込みロール3bとを備えた帯状材料供給手段3が設置されている。引き込み手段を構成する引き込みロール3bは、図1〜図3に示すように、前記ガイド装置2上に支点Oを中心にシリンダー4を介して揺動する揺動フレーム5の先端に回転自在に取付けられ、成形ドラム1と帯状材料供給手段3との中間部に位置する帯状材料Wを後述するクランプ手段6のクランプ位置6aまで引き込むように構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、成形ドラム上にリボン状の帯状材料を自動供給して巻付け、端末部の切断と圧着とを行う帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置に係わり、更に詳しくは帯状に引き揃えられた繊維コードに未加硫ゴムを被覆含浸させてリボン状の細幅に形成した帯状材料をラジアルタイヤの成形ドラムに自動供給すると共に、必要回数巻付けて切断し、更に切断端末部を成形ドラムの表面に圧着させて巻付ける帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来空気入りラジアルタイヤの構造としては、例えば、図7のタイヤ半断面図に示すように、キャプトレッドTa,アンダトレッドTbの下部に配設するスチールコード等の補強ベルトBの両端末部を、タイヤ周方向に対して繊維コードのベルトカバー(帯状材料)層Cで覆うようにし、タイヤの高速回転時に補強ベルトBの端末部が延伸力により半径方向外側にせり上がるのを防止するようにしたものがある。なお、同図において、Kはカーカス、Lはインナーライナ、Vはビード、Fはビードフィラ、Stは、サイドトレッドを示している。
【0003】
このような補強ベルト構造を成形する方法の一つとして、成形ドラム上で先ず補強ベルトBを巻付け、次いでその補強ベルトBの上に帯状に引き揃えられた繊維コードに未加硫ゴムを被覆含浸させて形成した細幅の帯状材料(ベルトカバー)をワインダーを使用してスパイラル状に巻付けることによってベルトカバー層Cを形成している。
【0004】
然し、このような製造方法は、帯状材料の切断や、端末部の貼付け操作を全て人手によって行っていたため、帯状材料の切断位置や、巻付け開始貼付け位置、巻付け終わりの貼付け位置がタイヤ毎に大きくバラツキ、タイヤの品質に悪影響を及ぼす結果となっていた。また、作業能率が悪く、生産性の低下の原因にもなっていた。
【0005】
そこで、本願発明者等は、かかる課題を解決するために、帯状材料を成形ドラムに自動的に供給して所定の巻付け回数で巻付け、自動切断して、その端末部を更に圧着させて行う自動供給,切断方法及びその装置を発明し、特許を受けている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】特許第2714959号公報(第4頁第7欄〜第8欄、第2図、第5図A,第5図B,第5図C)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、近年の汎用ラインにおける2ヘッド方式の巻付け装置(2台の水平移動可能な巻付けヘッドを成形ドラムの幅方向の両側に配設して、成形ドラムに沿って同時にトラバースしながら巻付ける方法)では、帯状材料の巻付け量が多く、帯状材料の巻付け時間が長く、タイヤ成形機全体のサイクルタイムが長くなっていた。
【0008】
また、現状の帯状材料の切断装置では、成形ドラム表面が平面でない場合、帯状材料の切断時の帯状材料引き込み動作時にベルト材料エッジ等で帯状材料が切断装置部で斜めになり、カッタースウィング時に引っ掛かってカットミスが生じたり、材料クランプがうまく行かないことがあり、更に帯状材料が外れることによる次の材料ゲット時のゲットミスが発生することがあった。
【0009】
また、従来の帯状材料端末部の押えにエアー等をする場合には、貼付け精度にバラツキがあって圧着力が弱く、端末部がベルトエッジ段差の帯状材料仕様では、帯状材料のはみ出しが時々発生していることが判った。
【0010】
更に、従来の巻付け装置30の場合には、図8(a)〜(d)に示すように、帯状材料Wの巻付け時は、図8(a)に示すように成形ドラム1の巻付け位置まで前進し、帯状材料Wの巻付け後には、図8(b)に示すようにカット位置への材料誘導の為、巻付け装置30のガイドユニット31を成形ドラム1の巻付け表面1aから数十mm(この従来例では30mm前後) 後退させ、次いで図8(c)に示すように切断装置ユニット32を数十mm(この従来例では30mm前後) 前進させ、帯状材料Wを切断した後、図8(d)に示すように切断装置ユニット32を数十mm(この従来例では30mm前後) 後退させている。
【0011】
このため、帯状材料Wの巻付け,切断時における巻付け装置30の前進・後退、切断装置ユニット32の前進・後退、に時間がかかり、成形作業におけるサイクルタイムの短縮化を図ることが難しいと言うことが判った。
【0012】
この発明はかかる従来の問題点に着目し、タイヤ成形工程におけるサイクルタイムを短縮し、帯状材料の切断端末部の貼付けを確実に行って安定した成形作業を行うことが出来、更に高品質のタイヤを効率良く生産し、生産性の向上を図ることが出来る帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、この発明の帯状材料の自動供給,切断方法は、成形ドラムに帯状材料を必要回数巻付けた後、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料を揺動可能な引き込み手段により帯状材料供給手段側に引き込んでクランプ手段に把持させ、この状態で帯状材料の所定位置を切断装置により切断することを要旨とするものである。
【0014】
前記帯状材料の所定位置を切断装置により切断した後、成形ドラム側の切断端末部を成形ドラムを回転させながら第2の圧着手段により成形ドラムの表面に圧着することも可能である。
【0015】
また前記成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料を揺動可能な引き込みロールによりクランプ手段のクランプ位置まで引き込むようにするものであり、更に前記帯状材料の所定位置を切断装置により切断した後、成形ドラム側の切断端末部を段付きロールから成る第2の圧着手段により成形ドラムの表面に圧着させた状態で成形ドラムを回転させ、前記成形ドラム側の切断端末部を貼付けるものである。
【0016】
このような方法により帯状材料の自動供給,切断を行うことで、従来の方法に比べて成形工程におけるサイクルタイムを短縮でき、生産性の向上を図ることが出来るものである。また、帯状材料の切断端末部の貼付けを確実に行って安定した成形作業を行うことが出来るものである。
【0017】
また、この発明の帯状材料の自動供給,切断装置は、成形ドラムの巻付け表面に対して接近・離反可能に設置されたガイド装置上に、リボン状の帯状材料を揺動可能な引き込みロールを備えた帯状材料供給手段と、前記帯状材料の端末部を把持するクランプ手段及びクランプ手段に把持された帯状材料の端末部を成形ドラムの表面に圧着させる第1の圧着手段とを設置し、前記クランプ手段の側部に、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料の所定位置を切断する切断装置を設けたことを要旨とするものである。
【0018】
また、この発明の他の帯状材料の自動供給,切断装置は、成形ドラムの巻付け表面に対して接近・離反可能に設置されたガイド装置上に、リボン状の帯状材料を揺動可能な引き込みロールを備えた帯状材料供給手段と、前記帯状材料の端末部を把持するクランプ手段及びクランプ手段に把持された帯状材料の端末部を成形ドラムの表面に圧着させる第1の圧着手段とを設置し、前記クランプ手段の側部に、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料の所定位置を切断する切断装置と、該切断装置の上部に、前記切断された帯状材料の切断端末部を成形ドラムに圧着させる進退可能で、かつ揺動可能な第2の圧着手段を設置したことを要旨とするものである。
【0019】
前記引き込みロールは、成形ドラムとクランプ手段とを間を揺動し、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料をクランプ手段のクランプ部に引き込むように構成し、更に前記第2の圧着手段は、回転自在な段付きロールにより構成され、成形ドラムの巻付け面が平滑面でなくても追従して切断された帯状材料の切断端末部を成形ドラムに圧着させるように構成したものである。
【0020】
このように、帯状材料の自動供給,切断装置は、既存設備を大幅に変更することなく実施することが出来、帯状材料の切断端末部の貼付けを確実に行って安定した成形作業を行うことが出来ると共に、高品質のタイヤを効率良く生産し、生産性の向上を図ることが出来るものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
【0022】
なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付して説明は省略する。
【0023】
図1は、この発明の帯状材料Wの自動供給,切断方法を実施するための自動供給,切断装置の材料巻付け時の一部拡大正面図、図2は帯状材料の端末切断時の一部拡大正面図を示し、帯状材料Wは、帯状に引き揃えられた繊維コードに未加硫ゴムを被覆含浸させて、厚さ数mm、幅1mm〜15mmのリボン状の細幅に形成され、容易に湾曲出来るような材料である。
【0024】
図1及び図2において、1は前記帯状材料Wを巻付ける成形ドラム、2は成形ドラム1の巻付け表面1aに対して接近・離反可能に設置されたガイド装置を示し、このガイド装置2上には、複数の帯状材料Wのガイドロール3aと、帯状材料Wの引き込み手段を構成する引き込みロール3bとを備えた帯状材料供給手段3が設置されている。
【0025】
前記引き込み手段を構成する引き込みロール3bは、図1〜図3に示すように、前記ガイド装置2上に支点Oを中心にシリンダー4を介して揺動する揺動フレーム5の先端に回転自在に取付けられ、成形ドラム1と帯状材料供給手段3との中間部に位置する帯状材料Wを後述するクランプ手段6のクランプ位置6aまで引き込むように構成されている。
【0026】
前記帯状材料供給手段3の上方には、帯状材料供給手段3から供給される帯状材料Wの端末部を把持するクランプ手段6が設置され、このクランプ手段6は、左右一対の水平方向に伸びるクランプ爪7を有し、そのクランプ爪7の先端部でリボン状の帯状材料Wの両側縁部を把持するものである。この一対のクランプ爪7は、駆動シリンダー8により左右方向にトラバース可能に構成してあり、その掴み幅が調整可能になっている。
【0027】
前記クランプ手段6の近傍には、図1,図2及び図4に示すように、クランプ爪7を上下から挟み込むように第1の圧着手段9が配設され、この第1の圧着手段9は、駆動シリンダー10により成形ドラム1の巻付け表面1aに対して前進・後退し、その先端部がクランプ手段6のクランプ位置6aに把持された帯状材料Wの端部を成形ドラム1に向かって押出し、貼付けるように作用するものである。
【0028】
この第1の圧着手段9は、駆動シリンダー10の往復ロッド10aの先端にブロック11を介して取付けられており、かつブロック11はフレーム12に固定されたガイドロッド13に摺動自在に嵌合している。
【0029】
前記クランプ手段6の上方には、図1,図2及び図5に示すように、帯状材料Wの端末部を切断する切断装置14が配設してあり、この切断装置14は、支持ブレード15上に固定された固定刃16aと回転自在に軸支された可動刃16bとで鋏状に構成され、この固定刃16aと可動刃16bとの間に帯状材料Wを挟むことにより切断するようになっている。
【0030】
前記支持ブレード15を支持するアーム17には、駆動シリンダー18が取付けられ、この駆動シリンダー18によって上記の可動刃16bが揺動するように駆動される。また、アーム17は、フレーム12に固定されたブラケット19a上の軸20に旋回可能に枢支され、かつこのアーム17とフレーム12に一体的に取付けられたブラケット19bとの間に取付けられた駆動シリンダー21によって旋回し、この旋回により可動刃19bと固定刃19aとをクランプ手段6の先端域から退避させるようになっている。
【0031】
また、切断装置14の上方には、図1,図2及び図6に示すように、切断された帯状材料Wの切断端末部Waを成形ドラム1に圧着させる進退可能で、かつ揺動可能な第2の圧着手段22が設置してある。この第2の圧着手段22は、フレーム12に固定された圧着シリンダー23のロッド23aの先端に、支点24を中心として揺動するT字状のローラフレーム25が取付けられ、このローラフレーム25の上下端部に、回転自在な左右一対の段付きロール26が取付けられている。
【0032】
この段付きロール26は、大径圧着ロール26aと小径補助ロール26bとが同一軸27に回転自在に支持され、この段付きロール26により、図6に示すように成形ドラム1上に巻付けられた材料Wx,Wyの端末部に段差hがあったり、また分割された成形ドラム1の巻付け表面1aに段差があった場合でも、その段差に追従して切断された帯状材料Wの切断端末部Waを成形ドラム1に圧着させることが可能である。
【0033】
上述したクランプ手段6、第1の圧着手段9、切断装置14及び第2の圧着手段22等は、フレーム12に対して取付けられているのに対し、前記帯状材料供給手段3は、フレーム12とは独立して前後移動出来るように構成されている。
【0034】
更に、帯状材料供給手段3とフレーム12とは、図示しない共通のトラバース装置上に搭載され、両者共に成形ドラム1の軸方向に沿って往復移動出来るようになっている。
【0035】
次に、上記のような自動供給,切断装置を用いて帯状材料Wの自動供給及び切断方法を、図1及び図2を参照しながら説明する。
【0036】
成形ドラム1上にカーカスやベルト等の材料Wx,Wyを巻付けた後、該材料Wx,Wyの両側端末部上に、回転駆動可能な成形ドラム1の巻付け表面1aに帯状材料供給手段3から供給されたリボン状の帯状材料Wの端末部をクランプ手段6により把持した状態で第1の圧着手段9により圧着させる。
【0037】
そして、成形ドラム1を巻付け方向(図中R方向)に回転駆動させて前記帯状材料Wを成形ドラム1の同一円周上またはスパイラル状に所定の巻数巻付け、必要回数巻付けられた時点で、成形ドラム1と帯状材料供給手段3との中間部に位置する帯状材料Wを揺動可能な引き込み手段の引き込みロール3bにより帯状材料供給手段3側に引き込んでクランプ手段6のクランプ位置6aでクランプ爪7により把持させる。
【0038】
この状態で帯状材料Wの所定位置を切断装置14により切断し、更に切断した帯状材料Wの切断端末部Waを第2の圧着手段22により成形ドラム1の表面1aに圧着する。
【0039】
この場合、第2の圧着手段22の段付きロール26は、大径圧着ロール26aと小径補助ロール26bとが同一軸27に回転自在に支持されているので、図6に示すように成形ドラム1上に巻付けられた材料Wx,Wyの端末部に段差hがあったり、また分割された成形ドラム1の巻付け表面1aに段差があった場合でも、その段差に追従して切断された帯状材料Wの切断端末部Waを成形ドラム1に圧着させることが出来る。
【0040】
このような方法により帯状材料Wの自動供給,切断を行うことで、ガイド装置2及び切断装置14の前進・後退動作が少なくなり、従って、従来の方法に比べて成形工程におけるサイクルタイムを短縮でき、生産性の向上を図ることが出来るものである。また、帯状材料Wの切断端末部Waの貼付けを確実に行って安定した成形作業を行うことが出来るものである。
【0041】
【発明の効果】
この発明は、上記のように成形ドラムに帯状材料を必要回数巻付けた後、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料を揺動可能な引き込み手段により帯状材料供給手段側に引き込んでクランプ手段に把持させ、この状態で帯状材料の所定位置を切断装置により切断し、また切断した後には、成形ドラム側の切断端末部を成形ドラムを回転させながら第2の圧着手段により成形ドラムの表面に圧着するので、従来の方法に比べて成形工程におけるサイクルタイムを短縮でき、生産性の向上を図ることが出来、更に帯状材料の切断端末部の貼付けを確実に行って安定した成形作業を行うことが出来る効果がある。
【0042】
また、この発明の帯状材料の自動供給,切断装置は、成形ドラムの巻付け表面に対して接近・離反可能に設置されたガイド装置上に、リボン状の帯状材料を揺動可能な引き込みロールを備えた帯状材料供給手段と、前記帯状材料の端末部を把持するクランプ手段及びクランプ手段に把持された帯状材料の端末部を成形ドラムの表面に圧着させる第1の圧着手段とを設置し、前記クランプ手段の側部に、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料の所定位置を切断する切断装置を設けたので、既存設備を大幅に変更することなく実施することが出来、帯状材料の切断端末部の貼付けを確実に行って安定した成形作業を行うことが出来ると共に、高品質のタイヤを効率良く生産し、生産性の向上を図ることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の帯状材料Wの自動供給,切断方法を実施するための自動供給,切断装置の材料巻付け時の一部拡大正面図である。
【図2】帯状材料の端末切断時の一部拡大正面図である。
【図3】帯状材料の引き込み手段の側面図である。
【図4】第1の圧着手段の斜視図である。
【図5】切断装置の斜視図である。
【図6】帯状材料の切断端末部を成形ドラムに圧着させる第2の圧着手段の拡大正面図である。
【図7】従来のラジアルタイヤの半断面説明図である。
【図8】(a)〜(d)は、従来の帯状材料の巻付け時、及び端末切断時の巻付け装置及び切断装置の動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 成形ドラム         1a 成形ドラムの巻付け表面
2 ガイド装置          3 帯状材料供給手段
3a ガイドロール        3b 引き込みロール
4 シリンダー          5 揺動フレーム
6 クランプ手段        6a クランプ位置
7 クランプ爪          8 駆動シリンダー
9 第1の圧着手段       10 駆動シリンダー
10a 往復ロッド         11 ブロック
12 フレーム          13 ガイドロッド
14 切断装置          15 支持ブレード
16a 固定刃          16b 可動刃
17 アーム           18 駆動シリンダー
19a,19b ブラケット     20 軸
21 駆動シリンダー       22 第2の圧着手段
23 圧着シリンダー      23a ロッド
24 支点            25 ローラフレーム
26 段付きロール       26a 大径圧着ロール
26b 小径補助ロール       27 同一軸
W 帯状材料          Wa 帯状材料の切断端末部
O 支点         Wx,Wy 材料
h 材料の端末部に段差
30 巻付け装置         31 ガイドユニット
32 切断装置ユニット

Claims (8)

  1. 回転駆動可能な成形ドラムの表面に帯状材料供給手段から供給されたリボン状の帯状材料の端末部をクランプ手段により把持した状態で第1の圧着手段により圧着させ、成形ドラムを巻付け方向に回転駆動させて前記帯状材料を成形ドラムの同一円周上またはスパイラル状に所定の巻数巻付け、必要回数巻付けられた時点で、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料を切断装置により切断すると共に、該切断した端末部を第2の圧着手段により成形ドラムの表面に圧着する帯状材料の自動供給,切断方法において、
    前記成形ドラムに帯状材料を必要回数巻付けた後、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料を揺動可能な引き込み手段により帯状材料供給手段側に引き込んでクランプ手段に把持させ、この状態で帯状材料の所定位置を切断装置により切断する帯状材料の自動供給,切断方法。
  2. 前記帯状材料の所定位置を切断装置により切断した後、成形ドラム側の切断端末部を成形ドラムを回転させながら第2の圧着手段により成形ドラムの表面に圧着する請求項1に記載の帯状材料の自動供給,切断方法。
  3. 前記成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料を揺動可能な引き込みロールによりクランプ手段のクランプ位置まで引き込む請求項1または2に記載の帯状材料の自動供給,切断方法。
  4. 前記帯状材料の所定位置を切断装置により切断した後、成形ドラム側の切断端末部を段付きロールから成る第2の圧着手段により成形ドラムの表面に圧着させた状態で成形ドラムを回転させ、前記成形ドラム側の切断端末部を貼付ける請求項2または3に記載の帯状材料の自動供給,切断方法。
  5. 成形ドラムの巻付け表面に対して接近・離反可能に設置されたガイド装置上に、リボン状の帯状材料を揺動可能な引き込みロールを備えた帯状材料供給手段と、前記帯状材料の端末部を把持するクランプ手段及びクランプ手段に把持された帯状材料の端末部を成形ドラムの表面に圧着させる第1の圧着手段とを設置し、前記クランプ手段の側部に、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料の所定位置を切断する切断装置を設けたことを特徴とする帯状材料の自動供給,切断装置。
  6. 成形ドラムの巻付け表面に対して接近・離反可能に設置されたガイド装置上に、リボン状の帯状材料を揺動可能な引き込みロールを備えた帯状材料供給手段と、前記帯状材料の端末部を把持するクランプ手段及びクランプ手段に把持された帯状材料の端末部を成形ドラムの表面に圧着させる第1の圧着手段とを設置し、前記クランプ手段の側部に、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料の所定位置を切断する切断装置と、該切断装置の上部に、前記切断された帯状材料の切断端末部を成形ドラムに圧着させる進退可能で、かつ揺動可能な第2の圧着手段を設置したことを特徴とする帯状材料の自動供給,切断装置。
  7. 前記引き込みロールは、成形ドラムとクランプ手段とを間を揺動し、成形ドラムと帯状材料供給手段との中間部に位置する帯状材料をクランプ手段のクランプ部に引き込むように構成した請求項5または6に記載の帯状材料の自動供給,切断装置。
  8. 前記第2の圧着手段は、回転自在な段付きロールにより構成され、成形ドラムの巻付け面が平滑面でなくても追従して切断された帯状材料の切断端末部を成形ドラムに圧着させるように構成した請求項6または7に記載の帯状材料の自動供給,切断装置。
JP2002263587A 2002-09-10 2002-09-10 帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置 Pending JP2004098480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002263587A JP2004098480A (ja) 2002-09-10 2002-09-10 帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002263587A JP2004098480A (ja) 2002-09-10 2002-09-10 帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004098480A true JP2004098480A (ja) 2004-04-02

Family

ID=32263267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002263587A Pending JP2004098480A (ja) 2002-09-10 2002-09-10 帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004098480A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054679A1 (ja) * 2004-11-19 2006-05-26 Bridgestone Corporation タイヤ成型装置
JPWO2007094053A1 (ja) * 2006-02-15 2009-07-02 東洋ゴム工業株式会社 ベルトエッジテープの貼り付け方法及び装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054679A1 (ja) * 2004-11-19 2006-05-26 Bridgestone Corporation タイヤ成型装置
JP2006142671A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Bridgestone Corp タイヤ成型装置
JP4587288B2 (ja) * 2004-11-19 2010-11-24 株式会社ブリヂストン タイヤ成型装置
JPWO2007094053A1 (ja) * 2006-02-15 2009-07-02 東洋ゴム工業株式会社 ベルトエッジテープの貼り付け方法及び装置
JP4673401B2 (ja) * 2006-02-15 2011-04-20 東洋ゴム工業株式会社 ベルトエッジテープの貼り付け方法及び装置
US8365791B2 (en) 2006-02-15 2013-02-05 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Method and apparatus of adhering belt edge tape
US8382925B2 (en) 2006-02-15 2013-02-26 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Method and apparatus of adhering belt edge tape

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05278148A (ja) タイヤ構成材料から成る帯状材料の切断方法及びその装置
JP5142375B2 (ja) 更生タイヤの製造方法及び装置
JP4358350B2 (ja) タイヤ補強層の形成方法および装置
JP2714959B2 (ja) 粘着性リボン状材料の自動巻付け方法及び装置
JPS60131230A (ja) タイヤ用シ−ト状ゴム部材の周回貼合せ方法と装置
US6723194B2 (en) Method for wrapping rubber strip and wrapping apparatus
US7431786B2 (en) Apparatus and method for affixing tire component member
JPS59207227A (ja) タイヤ成形ドラムに帯状部材を巻付ける方法およびその装置
JP3894621B2 (ja) コード部材の端末処理装置
CN111392510B (zh) 用于轮胎钢丝绕线装置的绕线盘自动装卸方法
JP3494269B2 (ja) 帯状材料の貼り付け方法及びその装置
JP2004098480A (ja) 帯状材料の自動供給,切断方法及びその装置
US8524024B2 (en) Method and apparatus for producing green tires
JP4536661B2 (ja) 車両の車輪用タイヤを製造するための半製品の製造方法及び装置
US10518494B2 (en) Bleeder cord affixing device and method
JP2001088225A (ja) タイヤ構成ベルト製造方法及び製造装置
JP2010131808A (ja) タイヤ成形装置及びタイヤ製造方法
JP6108216B2 (ja) 生タイヤのモノスパイラルベルト巻付け方法およびモノスパイラルベルト巻付け装置
JPH0272939A (ja) 自動車タイヤのキャッププライ成形装置
JPS61130030A (ja) タイヤトレツドゴムの自動巻付け方法及びその装置
JPH03261544A (ja) タイヤ成形工程に於けるフィルム材料の自動供給・切断方法及びその装置
JP3814590B2 (ja) 成形ビードのワイヤー端末部糸巻き方法及びその装置
KR20060125121A (ko) 비드 스파이럴 랩핑장치
JPH0288224A (ja) 自動車タイヤのキャッププライ成形装置
JP4538992B2 (ja) ゴムストリップ材の巻付け方法及び巻付け装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090401