JP2004097383A - 医用画像処理装置及び医用画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】リアルタイムで関心領域を変更したり関心領域内の画像処理を行うことを可能にし、操作性を向上させた医用画像処理装置等を提供する。
【解決手段】この医用画像処理装置は、縮小された医用画像を表す画像データを求める画像縮小部21と、画像データを記憶する記憶部15又は17と、縮小された医用画像における所望の領域を指定するために用いられる領域指定部3と、記憶部に記憶されている画像データの内から指定された領域に対応する画像データを抽出する画像抽出部22と、画像抽出部によって抽出された画像データに対して画像処理を施す画像処理部23と、縮小された医用画像を表示すると共に、画像処理部において画像処理が施された画像データに基づいて、領域指定部を用いて指定された領域における医用画像を表示する表示部4とを含む。
【選択図】 図1
【解決手段】この医用画像処理装置は、縮小された医用画像を表す画像データを求める画像縮小部21と、画像データを記憶する記憶部15又は17と、縮小された医用画像における所望の領域を指定するために用いられる領域指定部3と、記憶部に記憶されている画像データの内から指定された領域に対応する画像データを抽出する画像抽出部22と、画像抽出部によって抽出された画像データに対して画像処理を施す画像処理部23と、縮小された医用画像を表示すると共に、画像処理部において画像処理が施された画像データに基づいて、領域指定部を用いて指定された領域における医用画像を表示する表示部4とを含む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線撮影等の診断目的のための撮影によって得られた画像データを処理して医療用診断画像を表示又は出力する医用画像処理装置、及び、そのような装置において用いられる医用画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を用いた撮影方法は様々な分野で利用されており、特に医療分野においては、診断のための最も重要な手段の1つとなっている。最初のX線写真が実現されてから、X線写真法は数々の改良を重ねられ、現在では蛍光スクリーンとX線フィルムを組み合わせた方法が主流となっている。一方、近年においては、医療用画像診断に用いられる装置として、X線CTや超音波、MRI等の様々なディジタル化された装置が実用化されており、病院内での診断情報処理システム等の構築が進められようとしている。X線画像についても、ディジタル化するための多くの研究がなされてきたが、輝尽性蛍光体を用いた放射線撮影方法が確立され、従来のX線写真法に置き換わるものとして注目されている。
【0003】
輝尽性蛍光体(蓄積性蛍光体)とは、放射線を照射するとその放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光する物質であり、その存在は従来から知られていた。これを用いた放射線撮影方法は、輝尽性蛍光体を塗布したシートに人体等の被写体の放射線画像を撮影記録し、この輝尽性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査すると輝尽発光光が生じるので、この光を光電的に読み取ることにより画像データを得るものである。この画像データを適切に処理した後、CRT等のディスプレイに出力したり、レーザプリンタ等によりフィルムに印刷して、放射線画像を可視画像として表示することができる。
【0004】
上記のような放射線撮影等によって得られた画像データを処理して医療用診断画像を表示又は出力する医用画像処理装置において、高解像度の再生画像を得るため、医用画像を読み取ることにより得られる画像データの量は増大する傾向にある。得られた画像データは一旦メモリに蓄えられ、その後読み出されて濃度補正等の画像処理が施され、表示部に表示される。さらに、関心領域を所望の大きさ又は濃度で表示部に表示させるために、以下の従来技術が開示されている。
【0005】
下記の特許文献1には、所望の部分画像に対応する画像情報を切り出し、画像全面の読取りの終了を待たずにその部分画像だけを先に表示する放射線画像表示装置が開示されている。
また、下記の特許文献2には、フレーム単位に繰り返し入力される画像データに対し、目的とする関心領域を撮影前に予め決めておき、繰り返し入力される関心領域内の各画素の濃淡ヒストグラムから変換関数を連続的に算出するようにすることにより、目的領域のコントラストを強調した視認性の良い画像を表示する画像処理装置が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−82935号公報(第1頁、図1)
【特許文献2】
特開平11−296680号公報(第1頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の文献には、リアルタイムで関心領域を変更したり、その関心領域内の画像処理を行うことは開示されていない。リアルタイムで関心領域を変更したり関心領域内の画像処理を行うことは、医療用診断画像の分野において特に望まれる機能である。
【0008】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、リアルタイムで関心領域を変更したり関心領域内の画像処理を行うことを可能にして、操作性を向上させた医用画像処理装置、及び医用画像処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る医用画像処理装置は、診断目的の撮影によって記録された医用画像を医用画像読取り手段を用いて読み取ることにより得られた画像データに基づいて、縮小された医用画像を表す画像データを求める画像縮小手段と、医用画像を表す画像データ及び/又は縮小された医用画像を表す画像データを記憶する記憶手段と、縮小された医用画像における所望の領域を指定するために用いられる領域指定手段と、記憶手段に記憶されている画像データの内から領域指定手段を用いて指定された領域に対応する画像データを抽出する画像抽出手段と、縮小された医用画像を表す画像データ及び/又は画像抽出手段によって抽出された画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、縮小された医用画像を表示すると共に、画像処理手段において画像処理が施された画像データに基づいて、領域指定手段を用いて指定された領域における医用画像を表示する画像表示手段とを具備する。
【0010】
また、本発明に係る医用画像処理方法は、診断目的の撮影によって記録された医用画像を医用画像読取り手段を用いて読み取ることにより得られた画像データに基づいて、縮小された医用画像を表す画像データを求めるステップ(a)と、医用画像を表す画像データ及び/又は縮小された医用画像を表す画像データを記憶するステップ(b)と、縮小された医用画像を表示するステップ(c)と、縮小された医用画像における所望の領域が指定された場合に、記憶されている画像データの内から指定された領域に対応する画像データを抽出するステップ(d)と、ステップ(d)において抽出された画像データに対して画像処理を施すステップ(e)と、ステップ(e)において画像処理が施された画像データに基づいて、指定された領域における医用画像を表示するステップ(f)とを具備する。
【0011】
本発明によれば、医用画像の全領域を予め縮小して記憶しておき、縮小された医用画像を表示して所望の領域を指定できるようにしたので、リアルタイムで関心領域を変更したり関心領域内の画像処理を行うことが可能となる。その結果、医用画像処理装置の操作性や診断の効率が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る医用画像処理装置を含む医用画像処理システムの構成を示すブロック図である。この医用画像処理システムは、記録シート(輝尽性蛍光体シート)に記録されている放射線画像等の情報を光電的に読み取り、画像データを生成する医用画像読取り装置1と、医用画像読取り装置1から画像データを入力して各種の処理を行う医用画像処理装置10とによって構成される。
【0013】
医用画像処理装置10は、入力される画像データを処理する処理部2と、処理部2に命令や種々の情報を入力するために用いられる入力部3と、医療用診断画像を表示するCRT等の表示部4と、医療用診断画像をフィルム等に印刷するプリンタ5とを含んでいる。また、本システムには、必要に応じて、病院のデータベースサーバ、端末装置等の外部装置6が接続される。
【0014】
放射線撮影に用いられる記録シート(輝尽性蛍光体シート)は、輝尽性蛍光体物質を塗布したものであり、放射線を照射されることにより被写体の情報を記録する。この記録シートに記録された放射線画像等の情報は、医用画像読取り装置1により光電的に読み取られて画像データに変換され、画像データは医用画像処理装置10に送信される。
【0015】
医用画像処理装置10の処理部2には、中央演算装置(以下、CPUという)20と、メモリ11と、CPU20に動作を行わせるためのソフトウェア(プログラム)やデータベースを記録するための記録媒体としてのハードディスク12と、ハードディスク12を制御するハードディスク制御部13とが含まれている。CPU20は、システムバスや画像バス等のバスラインBLを介して各部と接続されている。記録媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることもできる。
【0016】
また、処理部2には、ネットワークインタフェース14、インタフェース15及び16、外部インタフェース17が設けられている。医用画像読取り装置1は、ネットワーク及びネットワークインタフェース14を介して、CPU20との間で信号の授受を行っている。入力部3は、インタフェース15を介してCPU20と接続され、表示部4及びプリンタ5は、インタフェース16を介してCPU20と接続されている。病院のデータベースサーバ、端末装置等の外部装置6は、外部インタフェース17を介して、CPU20との間で信号の授受を行うことができる。
【0017】
次に、CPU20とプログラムによって構成される機能ブロックについて説明する。
画像縮小部21は、医用画像読取り装置1から放射線画像の全領域を表す画像データを受信すると、画像サイズを縮小させるデータ処理を行う。縮小処理された画像データは、メモリ11に記憶される。受信された画像データも、同様にメモリ11に記憶されることが望ましい。画像データを記憶する記憶手段としては、メモリ11の他に、内蔵のハードディスク12、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、又は、MT等を用いることもできる。画像縮小部21において縮小処理された画像データは、画像処理部23において画像処理が施され、出力部24から表示部4に出力されて、縮小された放射線画像の全領域が表示部4に表示される。
【0018】
オペレータは、マウスやキーボード等の入力部3を用いて、表示部4に表示されている放射線画像の全領域の中から所望の部分画像の領域(関心領域)を指定することができる。指定された関心領域の情報は、例えばアドレス情報に変換されて、画像抽出部22に入力される。ここで、関心領域の情報を既定値(デフォルト値)として予め設定し、ハードディスク12等に記憶させておいても良い。
【0019】
画像抽出部22は、メモリ11等に記憶されている縮小された全領域の画像データ又は縮小されていない全領域の画像データから、指定された関心領域に対応する部分画像データを切り出して抽出する。画像抽出部22において抽出された部分画像データは、画像処理部23に入力される。画像処理部23は、指定された関心領域の部分画像を拡大すると共に、濃度補正等の画像処理を施して、表示すべき医療用診断画像を表す画像データを出力する。また、関心領域として、縮小された全領域の画像からはみ出た部分を含む領域が指定された場合には、画像処理部23は、はみ出た部分に対応する画像データを、所定の明度(例えば、黒レベル)を表す画像データに置きかえる処理を行う。
【0020】
出力部24は、画像処理部23において画像処理された画像データを表示部4に出力し、表示部4に部分画像を表示させる。さらに、オペレータが入力部3を用いて関心領域を変更すると、メモリ11等に記憶されている全領域の画像データの内から新たな関心領域に対応する部分画像データが画像抽出部22において抽出される。抽出された部分画像データは、上述と同様に、画像処理が施された後に表示部4に出力され、新たな部分画像がリアルタイムで表示部4に表示される。なお、画像処理は、リアルタイムに実施しないで、入力部3を用いて指定されたタイミングにおいて実施するようにしても良い。
【0021】
ここで、画像処理部23において行われる濃度補正の方法としては、例えば、指定された関心領域内の濃淡ヒストグラムを計算し、この領域の濃淡ヒストグラムから濃淡レベルを変換する濃度変換関数を算出する。関心領域以外の画像も表示する場合には、関心領域以外の画素の階調に対しても、同様の濃度変換関数を用いて濃淡レベルを変換する。これにより、関心領域の視認性を向上させつつ、全領域の画像データを有効に利用できる。あるいは、全領域の濃淡ヒストグラムから濃度変換関数を算出するように切り換えられるようにしても良い。その場合には、関心領域を変更しても階調は変化しない。
【0022】
本実施形態においては、関心領域の画像と全領域の画像との内から一方を選択して、表示部4に表示させることもできる。さらに、選択された画像データをプリンタ5に出力してその画像をフィルムに印刷したり、選択された画像データをサーバ等に保存することもできる。上記濃度補正の方法により画像処理を行った全領域の画像を表示する場合には、所望の部分画像の領域についての視認性を向上させつつ、全領域の画像情報を有効利用できる。また、部分画像のみを保存する場合には、画像データの量を削減できるので、サーバ等に保存できる画像数を増加させることができる。
【0023】
図2は、本実施形態に係る医用画像処理装置の表示部に表示される画面の一例を示す図である。CRT等の表示画面50上には、全領域の放射線画像が縮小されて放射線画像表示領域51に表示され、放射線画像表示領域51内に関心領域52が表示されている。また、放射線画像表示領域51の周囲には、アイコン53〜60が表示されており、マウスを用いてこれらのアイコン53〜60をクリックすることにより、関心領域52を指定することができる。
【0024】
ここで、アイコン53〜56は、関心領域52の大きさを変更するために設けられている。アイコン53〜56の内のいずれか1つを選択することにより、関心領域52の大きさが、選択されたアイコンに表示されている規定のサイズ(半切、大角等)に変更される。また、アイコン57〜60は、関心領域52の位置を変更するために設けられている。アイコン57〜60の内のいずれか1つを選択することにより、関心領域52の位置が、選択されたアイコンに表示されている矢印の方向に移動する。なお、マウスを用いて関心領域52をドラッグすることにより、関心領域52の大きさ又は位置を変更するようにしても良い。
【0025】
関心領域52が変更されると、この関心領域の画像が拡大されて放射線画像表示領域51に表示される。オペレータは、放射線画像表示領域51に表示されている画像の内から、さらに新たな関心領域を指定することができる。入力部を用いて入力される関心領域52についての情報が変更される毎に、記憶手段に記憶されている全領域の画像情報から部分画像データが抽出され、画像処理が施され、新たな部分画像が表示部に表示される。
【0026】
ここで、関心領域52を、縮小された放射線画像からはみ出すように指定することも可能である。その場合には、縮小された放射線画像からはみ出た部分に対応する画像データを、所定の明度を表す画像データに置き換えることにより、この部分を任意の濃度で自動的に塗りつぶすことができる。例えば、縮小された放射線画像からはみ出た部分を黒く塗りつぶすと、画像を読影する際にまぶしくなく、視認性が向上する。あるいは、関心領域52が縮小された放射線画像又は放射線画像表示領域51からはみ出さないように、関心領域52の移動を制限するようにしても良い。
【0027】
次に、本発明の一実施形態に係る医用画像処理方法について、図1及び図3を参照しながら説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る医用画像処理方法を示すフローチャートである。
ステップS1において、医用画像読取り装置1を用いて、記録シートに記録されている放射線画像等の情報を読み取ることにより、画像データが生成される。ステップS2において、医用画像処理装置10は、医用画像読取り装置1から全領域の画像データを受信し、画像縮小部21において縮小処理を施す。ステップS3において、受信された画像データ及び/又は縮小処理が施された画像データが、記憶手段としてのメモリ11又はハードディスク12等に記憶される。
【0028】
ステップS4において、縮小された画像が表示部4に表示され、オペレータは、入力部3を用いて関心領域の大きさ又は位置を指定する。なお、上述したように、関心領域の大きさ又は位置を、既定値(デフォルト値)として予め設定しておいても良い。ステップS5において、画像抽出部22は、記憶手段に記憶されている全領域の画像データから、指定された関心領域の部分画像データを切り出して抽出する。
【0029】
ステップS6において、画像処理部23は、抽出された部分画像データについて濃度補正等の画像処理を施す。ここで、縮小された放射線画像からはみ出た部分を含む領域が入力部3から指定されたときは、画像処理部23は、はみ出た部分に対応する画像データを、所定の明度を表す画像データに置きかえる処理を行う。ステップS7において、表示部4は、画像処理が施された画像データに基づいて、指定された部分画像を表示する。ここで、画像データをプリンタ5に出力することにより、部分画像をフィルム等に印刷しても良い。その後、再びステップS4に戻り、新たな関心領域を指定することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、放射線画像を表す全領域の画像情報を予め縮小して記憶しておき、縮小された医用画像を表示して所望の領域を指定できるようにしたので、リアルタイムで関心領域を変更したり関心領域内の画像処理を行うことが可能となる。その結果、医用画像処理装置の操作性や診断の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る医用画像処理装置を含む医用画像処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る医用画像処理装置の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る医用画像処理方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 医用画像読取り装置
2 処理部
3 入力部
4 表示部
5 プリンタ
6 外部装置
10 医用画像処理装置
11 メモリ
12 ハードディスク
13 ディスク制御部
14 ネットワークインタフェース
15、16 インタフェース
17 外部インタフェース
20 CPU
21 画像縮小部
22 画像抽出部
23 画像処理部
24 出力部
50 表示画面
51 放射線画像表示領域
52 関心領域
53〜60 アイコン
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射線撮影等の診断目的のための撮影によって得られた画像データを処理して医療用診断画像を表示又は出力する医用画像処理装置、及び、そのような装置において用いられる医用画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を用いた撮影方法は様々な分野で利用されており、特に医療分野においては、診断のための最も重要な手段の1つとなっている。最初のX線写真が実現されてから、X線写真法は数々の改良を重ねられ、現在では蛍光スクリーンとX線フィルムを組み合わせた方法が主流となっている。一方、近年においては、医療用画像診断に用いられる装置として、X線CTや超音波、MRI等の様々なディジタル化された装置が実用化されており、病院内での診断情報処理システム等の構築が進められようとしている。X線画像についても、ディジタル化するための多くの研究がなされてきたが、輝尽性蛍光体を用いた放射線撮影方法が確立され、従来のX線写真法に置き換わるものとして注目されている。
【0003】
輝尽性蛍光体(蓄積性蛍光体)とは、放射線を照射するとその放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光する物質であり、その存在は従来から知られていた。これを用いた放射線撮影方法は、輝尽性蛍光体を塗布したシートに人体等の被写体の放射線画像を撮影記録し、この輝尽性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査すると輝尽発光光が生じるので、この光を光電的に読み取ることにより画像データを得るものである。この画像データを適切に処理した後、CRT等のディスプレイに出力したり、レーザプリンタ等によりフィルムに印刷して、放射線画像を可視画像として表示することができる。
【0004】
上記のような放射線撮影等によって得られた画像データを処理して医療用診断画像を表示又は出力する医用画像処理装置において、高解像度の再生画像を得るため、医用画像を読み取ることにより得られる画像データの量は増大する傾向にある。得られた画像データは一旦メモリに蓄えられ、その後読み出されて濃度補正等の画像処理が施され、表示部に表示される。さらに、関心領域を所望の大きさ又は濃度で表示部に表示させるために、以下の従来技術が開示されている。
【0005】
下記の特許文献1には、所望の部分画像に対応する画像情報を切り出し、画像全面の読取りの終了を待たずにその部分画像だけを先に表示する放射線画像表示装置が開示されている。
また、下記の特許文献2には、フレーム単位に繰り返し入力される画像データに対し、目的とする関心領域を撮影前に予め決めておき、繰り返し入力される関心領域内の各画素の濃淡ヒストグラムから変換関数を連続的に算出するようにすることにより、目的領域のコントラストを強調した視認性の良い画像を表示する画像処理装置が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−82935号公報(第1頁、図1)
【特許文献2】
特開平11−296680号公報(第1頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の文献には、リアルタイムで関心領域を変更したり、その関心領域内の画像処理を行うことは開示されていない。リアルタイムで関心領域を変更したり関心領域内の画像処理を行うことは、医療用診断画像の分野において特に望まれる機能である。
【0008】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、リアルタイムで関心領域を変更したり関心領域内の画像処理を行うことを可能にして、操作性を向上させた医用画像処理装置、及び医用画像処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る医用画像処理装置は、診断目的の撮影によって記録された医用画像を医用画像読取り手段を用いて読み取ることにより得られた画像データに基づいて、縮小された医用画像を表す画像データを求める画像縮小手段と、医用画像を表す画像データ及び/又は縮小された医用画像を表す画像データを記憶する記憶手段と、縮小された医用画像における所望の領域を指定するために用いられる領域指定手段と、記憶手段に記憶されている画像データの内から領域指定手段を用いて指定された領域に対応する画像データを抽出する画像抽出手段と、縮小された医用画像を表す画像データ及び/又は画像抽出手段によって抽出された画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、縮小された医用画像を表示すると共に、画像処理手段において画像処理が施された画像データに基づいて、領域指定手段を用いて指定された領域における医用画像を表示する画像表示手段とを具備する。
【0010】
また、本発明に係る医用画像処理方法は、診断目的の撮影によって記録された医用画像を医用画像読取り手段を用いて読み取ることにより得られた画像データに基づいて、縮小された医用画像を表す画像データを求めるステップ(a)と、医用画像を表す画像データ及び/又は縮小された医用画像を表す画像データを記憶するステップ(b)と、縮小された医用画像を表示するステップ(c)と、縮小された医用画像における所望の領域が指定された場合に、記憶されている画像データの内から指定された領域に対応する画像データを抽出するステップ(d)と、ステップ(d)において抽出された画像データに対して画像処理を施すステップ(e)と、ステップ(e)において画像処理が施された画像データに基づいて、指定された領域における医用画像を表示するステップ(f)とを具備する。
【0011】
本発明によれば、医用画像の全領域を予め縮小して記憶しておき、縮小された医用画像を表示して所望の領域を指定できるようにしたので、リアルタイムで関心領域を変更したり関心領域内の画像処理を行うことが可能となる。その結果、医用画像処理装置の操作性や診断の効率が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る医用画像処理装置を含む医用画像処理システムの構成を示すブロック図である。この医用画像処理システムは、記録シート(輝尽性蛍光体シート)に記録されている放射線画像等の情報を光電的に読み取り、画像データを生成する医用画像読取り装置1と、医用画像読取り装置1から画像データを入力して各種の処理を行う医用画像処理装置10とによって構成される。
【0013】
医用画像処理装置10は、入力される画像データを処理する処理部2と、処理部2に命令や種々の情報を入力するために用いられる入力部3と、医療用診断画像を表示するCRT等の表示部4と、医療用診断画像をフィルム等に印刷するプリンタ5とを含んでいる。また、本システムには、必要に応じて、病院のデータベースサーバ、端末装置等の外部装置6が接続される。
【0014】
放射線撮影に用いられる記録シート(輝尽性蛍光体シート)は、輝尽性蛍光体物質を塗布したものであり、放射線を照射されることにより被写体の情報を記録する。この記録シートに記録された放射線画像等の情報は、医用画像読取り装置1により光電的に読み取られて画像データに変換され、画像データは医用画像処理装置10に送信される。
【0015】
医用画像処理装置10の処理部2には、中央演算装置(以下、CPUという)20と、メモリ11と、CPU20に動作を行わせるためのソフトウェア(プログラム)やデータベースを記録するための記録媒体としてのハードディスク12と、ハードディスク12を制御するハードディスク制御部13とが含まれている。CPU20は、システムバスや画像バス等のバスラインBLを介して各部と接続されている。記録媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることもできる。
【0016】
また、処理部2には、ネットワークインタフェース14、インタフェース15及び16、外部インタフェース17が設けられている。医用画像読取り装置1は、ネットワーク及びネットワークインタフェース14を介して、CPU20との間で信号の授受を行っている。入力部3は、インタフェース15を介してCPU20と接続され、表示部4及びプリンタ5は、インタフェース16を介してCPU20と接続されている。病院のデータベースサーバ、端末装置等の外部装置6は、外部インタフェース17を介して、CPU20との間で信号の授受を行うことができる。
【0017】
次に、CPU20とプログラムによって構成される機能ブロックについて説明する。
画像縮小部21は、医用画像読取り装置1から放射線画像の全領域を表す画像データを受信すると、画像サイズを縮小させるデータ処理を行う。縮小処理された画像データは、メモリ11に記憶される。受信された画像データも、同様にメモリ11に記憶されることが望ましい。画像データを記憶する記憶手段としては、メモリ11の他に、内蔵のハードディスク12、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、又は、MT等を用いることもできる。画像縮小部21において縮小処理された画像データは、画像処理部23において画像処理が施され、出力部24から表示部4に出力されて、縮小された放射線画像の全領域が表示部4に表示される。
【0018】
オペレータは、マウスやキーボード等の入力部3を用いて、表示部4に表示されている放射線画像の全領域の中から所望の部分画像の領域(関心領域)を指定することができる。指定された関心領域の情報は、例えばアドレス情報に変換されて、画像抽出部22に入力される。ここで、関心領域の情報を既定値(デフォルト値)として予め設定し、ハードディスク12等に記憶させておいても良い。
【0019】
画像抽出部22は、メモリ11等に記憶されている縮小された全領域の画像データ又は縮小されていない全領域の画像データから、指定された関心領域に対応する部分画像データを切り出して抽出する。画像抽出部22において抽出された部分画像データは、画像処理部23に入力される。画像処理部23は、指定された関心領域の部分画像を拡大すると共に、濃度補正等の画像処理を施して、表示すべき医療用診断画像を表す画像データを出力する。また、関心領域として、縮小された全領域の画像からはみ出た部分を含む領域が指定された場合には、画像処理部23は、はみ出た部分に対応する画像データを、所定の明度(例えば、黒レベル)を表す画像データに置きかえる処理を行う。
【0020】
出力部24は、画像処理部23において画像処理された画像データを表示部4に出力し、表示部4に部分画像を表示させる。さらに、オペレータが入力部3を用いて関心領域を変更すると、メモリ11等に記憶されている全領域の画像データの内から新たな関心領域に対応する部分画像データが画像抽出部22において抽出される。抽出された部分画像データは、上述と同様に、画像処理が施された後に表示部4に出力され、新たな部分画像がリアルタイムで表示部4に表示される。なお、画像処理は、リアルタイムに実施しないで、入力部3を用いて指定されたタイミングにおいて実施するようにしても良い。
【0021】
ここで、画像処理部23において行われる濃度補正の方法としては、例えば、指定された関心領域内の濃淡ヒストグラムを計算し、この領域の濃淡ヒストグラムから濃淡レベルを変換する濃度変換関数を算出する。関心領域以外の画像も表示する場合には、関心領域以外の画素の階調に対しても、同様の濃度変換関数を用いて濃淡レベルを変換する。これにより、関心領域の視認性を向上させつつ、全領域の画像データを有効に利用できる。あるいは、全領域の濃淡ヒストグラムから濃度変換関数を算出するように切り換えられるようにしても良い。その場合には、関心領域を変更しても階調は変化しない。
【0022】
本実施形態においては、関心領域の画像と全領域の画像との内から一方を選択して、表示部4に表示させることもできる。さらに、選択された画像データをプリンタ5に出力してその画像をフィルムに印刷したり、選択された画像データをサーバ等に保存することもできる。上記濃度補正の方法により画像処理を行った全領域の画像を表示する場合には、所望の部分画像の領域についての視認性を向上させつつ、全領域の画像情報を有効利用できる。また、部分画像のみを保存する場合には、画像データの量を削減できるので、サーバ等に保存できる画像数を増加させることができる。
【0023】
図2は、本実施形態に係る医用画像処理装置の表示部に表示される画面の一例を示す図である。CRT等の表示画面50上には、全領域の放射線画像が縮小されて放射線画像表示領域51に表示され、放射線画像表示領域51内に関心領域52が表示されている。また、放射線画像表示領域51の周囲には、アイコン53〜60が表示されており、マウスを用いてこれらのアイコン53〜60をクリックすることにより、関心領域52を指定することができる。
【0024】
ここで、アイコン53〜56は、関心領域52の大きさを変更するために設けられている。アイコン53〜56の内のいずれか1つを選択することにより、関心領域52の大きさが、選択されたアイコンに表示されている規定のサイズ(半切、大角等)に変更される。また、アイコン57〜60は、関心領域52の位置を変更するために設けられている。アイコン57〜60の内のいずれか1つを選択することにより、関心領域52の位置が、選択されたアイコンに表示されている矢印の方向に移動する。なお、マウスを用いて関心領域52をドラッグすることにより、関心領域52の大きさ又は位置を変更するようにしても良い。
【0025】
関心領域52が変更されると、この関心領域の画像が拡大されて放射線画像表示領域51に表示される。オペレータは、放射線画像表示領域51に表示されている画像の内から、さらに新たな関心領域を指定することができる。入力部を用いて入力される関心領域52についての情報が変更される毎に、記憶手段に記憶されている全領域の画像情報から部分画像データが抽出され、画像処理が施され、新たな部分画像が表示部に表示される。
【0026】
ここで、関心領域52を、縮小された放射線画像からはみ出すように指定することも可能である。その場合には、縮小された放射線画像からはみ出た部分に対応する画像データを、所定の明度を表す画像データに置き換えることにより、この部分を任意の濃度で自動的に塗りつぶすことができる。例えば、縮小された放射線画像からはみ出た部分を黒く塗りつぶすと、画像を読影する際にまぶしくなく、視認性が向上する。あるいは、関心領域52が縮小された放射線画像又は放射線画像表示領域51からはみ出さないように、関心領域52の移動を制限するようにしても良い。
【0027】
次に、本発明の一実施形態に係る医用画像処理方法について、図1及び図3を参照しながら説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る医用画像処理方法を示すフローチャートである。
ステップS1において、医用画像読取り装置1を用いて、記録シートに記録されている放射線画像等の情報を読み取ることにより、画像データが生成される。ステップS2において、医用画像処理装置10は、医用画像読取り装置1から全領域の画像データを受信し、画像縮小部21において縮小処理を施す。ステップS3において、受信された画像データ及び/又は縮小処理が施された画像データが、記憶手段としてのメモリ11又はハードディスク12等に記憶される。
【0028】
ステップS4において、縮小された画像が表示部4に表示され、オペレータは、入力部3を用いて関心領域の大きさ又は位置を指定する。なお、上述したように、関心領域の大きさ又は位置を、既定値(デフォルト値)として予め設定しておいても良い。ステップS5において、画像抽出部22は、記憶手段に記憶されている全領域の画像データから、指定された関心領域の部分画像データを切り出して抽出する。
【0029】
ステップS6において、画像処理部23は、抽出された部分画像データについて濃度補正等の画像処理を施す。ここで、縮小された放射線画像からはみ出た部分を含む領域が入力部3から指定されたときは、画像処理部23は、はみ出た部分に対応する画像データを、所定の明度を表す画像データに置きかえる処理を行う。ステップS7において、表示部4は、画像処理が施された画像データに基づいて、指定された部分画像を表示する。ここで、画像データをプリンタ5に出力することにより、部分画像をフィルム等に印刷しても良い。その後、再びステップS4に戻り、新たな関心領域を指定することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、放射線画像を表す全領域の画像情報を予め縮小して記憶しておき、縮小された医用画像を表示して所望の領域を指定できるようにしたので、リアルタイムで関心領域を変更したり関心領域内の画像処理を行うことが可能となる。その結果、医用画像処理装置の操作性や診断の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る医用画像処理装置を含む医用画像処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る医用画像処理装置の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る医用画像処理方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 医用画像読取り装置
2 処理部
3 入力部
4 表示部
5 プリンタ
6 外部装置
10 医用画像処理装置
11 メモリ
12 ハードディスク
13 ディスク制御部
14 ネットワークインタフェース
15、16 インタフェース
17 外部インタフェース
20 CPU
21 画像縮小部
22 画像抽出部
23 画像処理部
24 出力部
50 表示画面
51 放射線画像表示領域
52 関心領域
53〜60 アイコン
Claims (6)
- 診断目的の撮影によって記録された医用画像を医用画像読取り手段を用いて読み取ることにより得られた画像データに基づいて、縮小された医用画像を表す画像データを求める画像縮小手段と、
前記医用画像を表す画像データ及び/又は前記縮小された医用画像を表す画像データを記憶する記憶手段と、
前記縮小された医用画像における所望の領域を指定するために用いられる領域指定手段と、
前記記憶手段に記憶されている画像データの内から前記領域指定手段を用いて指定された領域に対応する画像データを抽出する画像抽出手段と、
前記縮小された医用画像を表す画像データ及び/又は前記画像抽出手段によって抽出された画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、
前記縮小された医用画像を表示すると共に、前記画像処理手段において画像処理が施された画像データに基づいて、前記領域指定手段を用いて指定された領域における医用画像を表示する画像表示手段と、
を具備する医用画像処理装置。 - 前記画像処理手段が、前記縮小された医用画像からはみ出た部分を含む領域が指定された場合に、はみ出た部分に対応する画像データを所定の明度を表す画像データに置き換える、請求項1記載の医用画像処理装置。
- 前記画像処理手段が、全画像領域を表す画像データに対して画像処理を施し、
前記画像表示手段が、前記画像処理手段によって画像処理が施された全画像領域を表す画像データに基づいて全画像領域を表示する、
請求項1又は2記載の医用画像処理装置。 - 診断目的の撮影によって記録された医用画像を医用画像読取り手段を用いて読み取ることにより得られた画像データに基づいて、縮小された医用画像を表す画像データを求めるステップ(a)と、
前記医用画像を表す画像データ及び/又は前記縮小された医用画像を表す画像データを記憶するステップ(b)と、
前記縮小された医用画像を表示するステップ(c)と、
前記縮小された医用画像における所望の領域が指定された場合に、記憶されている画像データの内から指定された領域に対応する画像データを抽出するステップ(d)と、
ステップ(d)において抽出された画像データに対して画像処理を施すステップ(e)と、
ステップ(e)において画像処理が施された画像データに基づいて、指定された領域における医用画像を表示するステップ(f)と、
を具備する医用画像処理方法。 - ステップ(e)が、前記縮小された医用画像からはみ出た部分を含む領域が指定された場合に、はみ出た部分に対応する画像データを所定の明度を表す画像データに置き換えることを含む、請求項4記載の医用画像処理方法。
- 全画像領域を表す画像データに対して画像処理を施すステップ(g)と、
ステップ(g)において画像処理が施された画像データに基づいて全画像領域を表示するステップ(h)と、
をさらに具備する請求項4又は5記載の医用画像処理方法。
Priority Applications (1)
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JP2002261520A JP2004097383A (ja) | 2002-09-06 | 2002-09-06 | 医用画像処理装置及び医用画像処理方法 |
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JP (1) | JP2004097383A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016000094A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | キヤノン株式会社 | 医用画像表示装置、表示制御装置および表示制御方法、プログラム |
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2002
- 2002-09-06 JP JP2002261520A patent/JP2004097383A/ja not_active Withdrawn
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