JP2004096555A - データ送信装置及びデータ送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信システムの送信側における送信パケットの処理遅延を防ぎ、送信処理スループットを向上させて応答を速くすることができるデータ送信装置を提供する。
【解決手段】送信メモリを複数のスロット領域に分割し、各スロットに対して読み出し/書き込みが可能な送信メモリコントローラ114と、送信メモリへ書き込みを行う際にパケットデータがキューイングされたことを示すキューイング回路113と、キューイングされた各送信パケットデータ間で送信処理開始の為のアービトレーションを行うアービタ116と、アービタに対して送信プライオリティを決定するプライオリティ回路115とを備えて、送信メモリを使用したシステムにおいて送信プライオリティの高いパケットを優先的に送信することを可能とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク機器に用いて好適なデータ送信装置及びデータ送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワーク機器に用いられているデータ送信装置は、パケットデータ用バッファとしてのFIFO(First In First Out)メモリと、FIFOメモリに記憶されたパケットデータを読み出して送信を行う送信処理回路とを備えている。特に、パケットデータの多重化を行わない場合、単/複チャネルに関わらず伝送路が1本の場合には、送信処理回路は1つのみの構成となる。
【0003】
FIFOメモリは、パケットデータの装置本体への書き込み速度と伝送路での通信速度差を吸収するために、パケットデータを一時的に蓄積するために設けられるものである。FIFOメモリに蓄積されたパケットデータは、ネットワークバスへの送信要求が受理された後に読み出されてネットワークバスへ送出される。
【0004】
図6は、FIFOメモリを使用した従来のデータ送信装置の概略構成を示すブロック図である。この図において、データ送信装置600は、データ送信部601と、FIFOメモリ602と、FIFOメモリコントローラ603とを備えている。FIFOメモリコントローラ603は、FIFOメモリ602へのパケットデータの書き込み/読み出しアドレスの指定を行う。パケットデータは、ネットワーク604上に送信される前に一時的にFIFOメモリ602に格納されるが、この際、FIFOメモリコントローラ603にて指定されるアドレスに格納される。複数のパケットデータがFIFOメモリ602に書き込まれた後、書き込まれた順で読み出されてデータ送信部601に入力され、その後ネットワーク604へ送出される。
【0005】
一方、非リアルタイム性送信データのデータ長を調整することで、リアルタイム性送信データをリアルタイムで送信できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。これは、通信回線の回線速度と、データ長と、該データ長のデータ送信時間とを関連付けて登録する回線スケジュールテーブルと、送信データ処理手段と、通信回線の回線速度において、リアルタイム性送信データのデータ送信時間間隔よりも短いデータ送信時間で送信し得る非リアルタイム性送信データのデータ長を回線スケジュールテーブルから得て、その非リアルタイム性送信データを送出した後、リアルタイム性送信データを送出する回線スケジューラ手段と、両データを通信回線へ送信する通信装置とを備えたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平07−250122号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ送信装置においては、次のような問題がある。
すなわち、パケットデータを一時的にFIFOメモリ602に蓄積してからデータ送信部601によってネットワーク604へ送出するため、何らかの伝送エラーが発生して再送する場合でもFIFOメモリ602からの読み出しが書き込み順序で行われることになる。このため、再送を必要とするパケットデータが送信されるまでに待ち時間が生じて映像や音声信号のようなリアルタイムデータや送信プライオリティの高いデータを伝送する場合、応答に遅れが生じてしまう。
【0008】
また、特開平07−250122号公報で開示されたデータ送信装置においては、リアルタイムデータの送信プライオリティについては何も言及されていない。
【0009】
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、通信システムの送信側におけるパケットデータの処理遅延を防ぎ、送信処理スループットを向上させて応答を速くすることができるデータ送信装置及びデータ送信方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のデータ送信装置は、パケットデータを伝送路へ送信するデータ送信装置であって、前記パケットデータを記憶すると共に読み込み順に読み出すファーストイン・ファーストアウト方式の記憶手段と、前記記憶手段からパケットデータを読み出して前記伝送路へ送出する送信処理手段と、前記記憶手段の記憶領域を複数スロットに分割してスロット毎にパケットデータの書き込み/読み出しを行う送信制御手段とを具備し、前記送信制御手段は、送信優先度に応じてパケットデータの送信スケジューリングを行う構成を採る。
【0011】
この構成によれば、ファーストイン・ファーストアウト方式の記憶手段(FIFOメモリ)の記憶領域を複数スロットに分割し、スロット毎にパケットデータの書き込み/読み出しを行うので、例えば制御パケット、画像パケット、音声パケットをチャネル毎に記憶させることができるようになる。したがって、受信側から受信完了通知を受け取る前に、記憶手段に他のチャネルのパケットを書き込むことができ、送信処理の向上が図れる。
【0012】
また、パケットデータの種別により送信優先度を判別して、判別した送信優先度に応じてパケットデータに対する送信のスケジューリングを行うので、パケットデータを再送信する可能性がある場合でも各チャネルのパケット間の優先度を自由に変えることができ、受信側に直ぐに応答を返す必要があるような制御パケットなどの送信優先度の高いパケットデータに対する優先度を任意に上げることができる。これにより、再送に関わる処理時間の短縮化が可能となる。
【0013】
請求項2に係る発明のデータ送信装置は、請求項1に係る発明のデータ送信装置において、前記送信制御手段は、パケットデータの送信スケジューリングにアドレスポインタを使用し、このアドレスポインタにオフセット値を与えこれの値を変化させることでパケットデータの送信スケジューリングを行う構成を採る。
【0014】
この構成によれば、アドレスポインタに可変可能なオフセット値を与えて、パケットデータの送信スケジューリングを行うので、1つの記憶手段に格納された複数のパケットデータを送信する場合にメモリアドレス制御を容易に行うことが可能となる。
【0015】
請求項3に係る発明のデータ送信装置は、請求項1又は請求項2のいずれかに係る発明のデータ送信装置において、前記送信制御手段は、パケットデータの種別を判定し、その判定結果と前記記憶手段の空き容量とを参照して当該パケットデータに対する送信順序の並び替えを行うかどうかを判断する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、パケットデータの種別を判別することで、送信優先順位の管理が容易になる。
【0017】
請求項4に係る発明のデータ送信装置は、請求項3に係る発明のデータ送信装置において、前記送信制御手段は、パケットデータのヘッダ及びパケット長からデータ種別を判定する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、新たに送信順序の並び替えを行うパケットデータの種別により、送信優先順位の管理を容易に行うことが可能になる。
【0019】
請求項5に係る発明のデータ送信装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のデータ送信装置において、既に送信順序の並び替えを行ったパケットデータの送信優先度と新たに送信順序の並び替えを行おうとするパケットデータの送信優先度とを比較する優先度比較手段を具備し、前記送信制御手段は、前記優先度比較手段による優先度比較結果に基づいてアドレスポインタを制御する構成を採る。
【0020】
この構成によれば、既に送信順序の並び替えが行われたパケットデータの送信優先順位の制御を詳細に行うことができる。
【0021】
請求項6に係る発明のデータ送信装置は、請求項5に係る発明のデータ送信装置において、前記優先度比較手段は、前記記憶手段中の各スロットのパケットデータに対する送信要求を記憶するレジスタと、各レジスタの値を重み付けする組み合わせ手段とを具備する構成を採る。
【0022】
この構成によれば、各パケットデータの送信要求を、パケットデータの内容や制御シーケンスに従って制御することが可能となる。
【0023】
請求項7に係る発明のデータ送信装置は、請求項5又は請求項6に係る発明のデータ送信装置において、書き込み可能なスロットを示す書き込み可能スロット情報から前記記憶手段の各スロットの書き込みアドレスを生成する変換テーブルを具備し、前記送信制御手段は、各パケットデータ間の送信スロットの割り当て結果から前記変換テーブルのテーブル情報を用いてアドレスオフセットを出力する構成を採る。
【0024】
この構成によれば、簡単なメモリ制御回路によりメモリ制御が可能になる。
【0025】
請求項8に係る発明のデータ送信方法は、パケットデータを伝送路へ送信するデータ送信方法であって、前記パケットデータを記憶すると共に読み込み順に読み出すファーストイン・ファーストアウト方式の記憶手段の記憶領域を複数スロットに分割してスロット毎にパケットデータの書き込み/読み出しを行い、更にパケットデータの種別により送信優先度を判別し、判別した送信優先度に応じてパケットデータに対する送信スケジューリングを行う。
【0026】
この方法によれば、ファーストイン・ファーストアウト方式の記憶手段の記憶領域を複数スロットに分割し、スロット毎に送信パケットの書き込み/読み出しを行うので、例えば制御パケット、画像パケット、音声パケットをチャネル毎に記憶させることができるようになる。したがって、受信側から受信完了通知を受け取る前に記憶手段に他のチャネルのパケットを書き込むことができるので、送信処理の向上が図れる。
【0027】
また、パケットデータの種別により送信優先度を判別して、判別した送信優先度に応じてパケットデータに対する送信スケジューリングを行うので、パケットデータを再送信する可能性がある場合でも各チャネルのパケット間の優先度を自由に変えることができ、受信側に直ぐに応答を返す必要があるような制御パケットなどの送信優先度の高いパケットに対する優先度を任意に上げることができる。これにより、再送に関わる処理時間の短縮化が可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、送信用のメモリの記憶領域を複数スロットに分割して、スロット毎にポインタ管理することで、多チャンネル間の送信パケットの送信優先度を自由に変更できるようにすることである。
【0029】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施の形態に係るデータ送信装置の構成を示すブロック図である。
【0031】
図1において、本実施の形態のデータ送信装置110は、ネットワーク604に対してデータの送信を行う送信処理回路111と、パケット化された送信データ(パケットデータ)を記憶する送信メモリ112と、送信メモリ112の記憶領域を複数スロットに分割し、スロット毎のパケットデータの読み出し/書き込みを行う送信メモリコントローラ114と、送信メモリコントローラ114によるパケットデータの送信メモリ112への書き込みの際に、パケットデータの種類を解析するとともに、送信メモリ112における書き込み可能なスロット情報を出力するキューイング回路113と、キューイングされた各パケットデータ間で送信処理開始のためのアービトレーション要求を出力するプライオリティ回路115と、プライオリティ回路115からの送信要求に対して自由に優先度を可変可能なアービタ116とを備えている。
【0032】
送信処理回路111は、送信メモリ112から読み出されたパケットデータのネットワーク604上への送信と、パケットデータの送信後の受理確認を行う。送信処理回路111は、送信したパケットデータが正常に受信側に受け取られたか又はエラー又はビジーであったかを、ネットワーク604を介して得られるアクノリッジ情報を参照することで判断する。また、参照したアクノリッジ情報をプライオリティ回路115に与える。
【0033】
次に、上記キューイング回路113、送信メモリコントローラ114、プライオリティ回路115及びアービタ116を詳細に説明する。
【0034】
図2はキューイング回路113の構成を示すブロック図である。
この図に示すように、キューイング回路113はフィルタ回路210とコンパレータ211とを備えている。フィルタ回路210は、入力された送信パケットのデータ長、パケットヘッダ、フラグビット等によりパケット種別を判別する。そして、判別したパケット種別をパケット情報として出力する。また、フィルタ回路210は、書込み許可フラグをコンパレータ211に与える。コンパレータ211は、フィルタ回路210より与えられた書込み許可フラグと送信メモリ112の空きスロット情報とを参照し、送信パケットの送信メモリ112への書込みが可能である否かを判断し、書き込み可能であれば書き込みスロット情報を出力する。
【0035】
図3は送信メモリコントローラ114の構成を示すブロック図である。
この図に示すように、送信メモリコントローラ114は送信メモリ112を複数のスロットに分割する機能を有するもので、加算器310及び311と、減算器312と、ライトアドレス発生回路313と、リードアドレス発生回路314とを備えている。加算器310は、ライトアドレス発生回路313が発生したアドレス信号と、プライオリティ回路115から出力されたライトアドレスオフセット信号とを加算することで、送信メモリ112に対するライトアドレスを出力する。
【0036】
他方、加算器311は、リードアドレス発生回路314が発生したアドレス信号とプライオリティ回路115から出力されたリードアドレスオフセット信号とを加算することで、送信メモリ112に対するリードアドレスを出力する。この場合、ライトアドレスオフセットとリードアドレスオフセットのオフセット量を変化させることで、送信メモリ112の複数のスロット夫々に対してアクセスできる。
【0037】
減算器312は、加算器310からのライトアドレスと加算器311からのリードアドレスの差分を求めて空きスロットを確認し、空きスロット情報を出力する。この空きスロット情報は前述したキューイング回路113に入力される。
【0038】
図4はプライオリティ回路115の構成を示すブロック図である。
プライオリティ回路115は、キューイング回路113より入力されたパケット情報及び書き込みスロット情報と送信処理回路111より入力されたアノリッジ情報とをラッチする構成を採る。すなわち、プライオリティ回路115は、フリップフロップ410−1〜410−n、411、413−1〜413−nと、アンドゲート412−1〜412−nと、オアゲート414と、スロット/アドレス変換テーブル415とを備えている。
【0039】
プライオリティ回路115は、キューイング回路113から入力される1つあるいは複数のパケット情報をフリップフロップ410−1〜410−nにてラッチし、また送信処理回路111から入力されるアクノリッジ情報をフリップフロップ411にてラッチする。フリップフロップからの出力は、送信メモリ112に格納されているパケットデータの送信要求情報を示している。これらのフリップフロップ411、410−1〜410−nでラッチされた情報は、キューイング回路113より入力される書込みスロット情報が書き込み可能を示すものであれば、アービタ116への送信要求としてアービトレーション信号Sa−1、Sa−2、…、Sa−nとして出力され続ける。これに対して、書込みスロット情報が書き込み不可を示すものであれば(即ち書き込み領域がないことを示すものであれば)、それぞれアンドゲート412−1、412−2、…、412−nでネゲートされる。
【0040】
フリップフロップ413−1、413−2、…、413−nは、アービタ116より入力される送信権獲得を示すグラント信号Sg−1、Sg−2、…、Sg−nをラッチする。アービタ116よりグラント信号Sg−1、Sg−2、…、Sg−nのいずれかが入力されると、そのグラント信号に対応したアービトレーション信号のためのラッチがクリアされる。また、いずれかのグラント信号が入力されると、スロット/アドレス変換テーブル415より送信メモリコントローラ114に対してリードアドレスオフセット及びライトアドレスオフセットが出力される。スロット/アドレス変換テーブル415は、書き込みスロット情報から送信メモリ112の各スロットの先頭書き込みアドレスを生成する。
【0041】
アービタ116は、プライオリティ回路115からのデータ出力を入力として各送信要求に対するプライオリティをコントロールする。なお、このプライオリティはマイクロコントローラ等のインターフェースを用いることで可変させることが可能である。
【0042】
図5はアービタ116の構成を示すブロック図である。
この図において、アービタ116は、プライオリティ回路115より入力されるアービトレーション信号Sa−1、Sa−2、…、Sa−nそれぞれに対して、マイクロコントローラデータにより予めフリップフロップ510−1、510−2、…、510−n、511−1、511−2、…、511−nに制御データを書き込んでおく。
【0043】
各アービトレーション信号Sa−1、Sa−2、…、Sa−nと、フリップフロップ510−1、510−2、…、510−n、511−1、511−2、…、511−nの出力との論理和及び論理積が、オアゲート512−、512−2、…、512−n、アンドゲート513−、513−2、…、513−nでとられることで、各アービトレーション信号に対して独立に強制的なフラグ制御を行うことが可能となっている。アービタ116の組み合わせ回路514からは送信権獲得を示すグラント信号Sg−1、Sg−2、…、Sg−nが出力される。
【0044】
このような構成のデータ装置装置において、キューイング回路113は、全ての送信パケット夫々のヘッダ情報からパケット内容を検出した後、プライオリティ回路115に対してパケット情報を入力するとともに、送信メモリコントローラ114より出力される空きスロット情報により書き込み可能スロット情報を出力する。プライオリティ回路115は、キューイング回路113より送信パケットのパケット種類と書き込み可能なスロット情報を得て保持しておく。
【0045】
また、送信処理回路111より入力されるアクノリッジ情報(伝送路にパケットデータを送信した際に受信側に正しく受理され再送信の必要性の有無を示す情報)を保持しておく。そして、これらの各スロットに対する書き込み要求とアクノリッジ情報から生成される再送信要求と送信メモリ112の空きスロット情報を参照し、アービタ116に対して送信要求アービトレーションを行う。アービタから送信権を獲得すると、適当な送信メモリ112に対するライトアドレス、リードアドレスを発生するためのアドレスオフセットを出力する。
【0046】
アービタ116は、プライオリティ回路115より入力される送信メモリ112中の各スロット領域の送信要求と、アクノリッジ情報から得られる再送信要求との間で送信プライオリティに重み付けを与えており、優先度の高い要求に対して送信要求が獲得できるようにしておく。更にこれらの情報をマイクロコントローラ等で読み出し、書き込みを可能にすることにより任意に送信メモリ112に格納されたパケットの送信プライオリティを設定することが可能となる。
【0047】
このように、本実施の形態のデータ送信装置によれば、送信メモリ112の記憶領域を複数スロットに分割して、スロット毎にポインタ管理するので、送信メモリ112を使用したシステムにおいて送信プライオリティの高いパケットを優先的に送信することが可能となり、送信処理スループットを向上させることが可能となる。特に、ハンドシェーク型の通信システムでも送信メモリ112を複数スロットに分割することにより、例えば制御パケット、画像パケット、音声パケットをチャネル毎ににバッファリングすることができ、受信側からの受信完了通知を受け取る前に送信メモリ112へ他のチャネルのデータを書き込むことができ、処理時間の短縮化が可能となる。
【0048】
また、再送信する可能がある場合、各チャネルのパケット間のプライオリティを自由に制御することで、受信側にすぐに応答を返す必要があるような、制御パケットなどのプライオリティを任意に上げることができるようになる。この結果、受信側からの受信完了通知を受ける前に他のチャネルのデータを送信メモリ112に書き込むことが可能となるため、送信処理のスループットの向上が図れる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通信システムにおけるパケットデータの送信側の処理遅延を防ぎ、送信処理スループットを向上させて応答を速くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデータ送信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係るデータ送信装置のキューイング回路の構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態に係るデータ送信装置の送信メモリコントローラの構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態に係るデータ送信装置のプライオリティ回路の構成を示すブロック図
【図5】本発明の一実施の形態に係るデータ送信装置のアービタの構成を示すブロック図
【図6】従来のデータ送信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
110 データ送信装置
111 送信処理回路
112 送信メモリ
113 キューイング回路
114 送信メモリコントローラ
115 プライオリティ回路
116 アービタ
210 フィルタ回路
211 コンパレータ
310、311 加算器
312 減算器
313 ライトアドレス発生回路
314 リードアドレス発生回路
410−1〜410−n、411、413−1〜413−n、510−1〜510−n、511−1〜511−n フリップフロップ
412−1〜412−n、513−1〜513−n アンドゲート
414、512−1〜512−n オアゲート
415 スロット/アドレス変換テーブル
514 組み合わせ回路

Claims (8)

  1. パケットデータを伝送路へ送信するデータ送信装置であって、前記パケットデータを記憶すると共に読み込み順に読み出すファーストイン・ファーストアウト方式の記憶手段と、前記記憶手段からパケットデータを読み出して前記伝送路へ送出する送信処理手段と、前記記憶手段の記憶領域を複数スロットに分割してスロット毎にパケットデータの書き込み/読み出しを行う送信制御手段とを具備し、前記送信制御手段は、送信優先度に応じてパケットデータの送信スケジューリングを行うことを特徴とするデータ送信装置。
  2. 前記送信制御手段は、パケットデータの送信スケジューリングにアドレスポインタを使用し、このアドレスポインタにオフセット値を与えこれの値を変化させることでパケットデータの送信スケジューリングを行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 前記送信制御手段は、パケットデータの種別を判定し、その判定結果と前記記憶手段の空き容量とを参照して当該パケットデータに対する送信順序の並び替えを行うかどうかを判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ送信装置。
  4. 前記送信制御手段は、パケットデータのヘッダ及びパケット長からデータ種別を判定することを特徴とする請求項3に記載のデータ送信装置。
  5. 既に送信順序の並び替えを行ったパケットデータの送信優先度と新たに送信順序の並び替えを行おうとするパケットデータの送信優先度とを比較する優先度比較手段を具備し、前記送信制御手段は、前記優先度比較手段による優先度比較結果に基づいてアドレスポインタを制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のデータ送信装置。
  6. 前記優先度比較手段は、前記記憶手段中の各スロットのパケットデータに対する送信要求を記憶するレジスタと、各レジスタの値を重み付けする組み合わせ手段とを具備することを特徴とする請求項5に記載のデータ送信装置。
  7. 書き込み可能なスロットを示す書き込み可能スロット情報から前記記憶手段の各スロットの書き込みアドレスを生成する変換テーブルを具備し、前記送信制御手段は、各パケットデータ間の送信スロットの割り当て結果から前記変換テーブルのテーブル情報を用いてアドレスオフセットを出力することを特徴とする請求項5又は請求項6記載のデータ送信装置。
  8. パケットデータを伝送路へ送信するデータ送信方法であって、前記パケットデータを記憶すると共に読み込み順に読み出すファーストイン・ファーストアウト方式の記憶手段の記憶領域を複数スロットに分割してスロット毎にパケットデータの書き込み/読み出しを行い、更にパケットデータの種別により送信優先度を判別し、判別した送信優先度に応じてパケットデータに対する送信スケジューリングを行うことを特徴とするデータ送信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006245887A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Kddi Corp 無線mac処理部における送信パケットスケジューリング方法、プログラム及び無線通信装置

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