JP2004096540A - 光空間通信装置 - Google Patents

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JP2004096540A
JP2004096540A JP2002256594A JP2002256594A JP2004096540A JP 2004096540 A JP2004096540 A JP 2004096540A JP 2002256594 A JP2002256594 A JP 2002256594A JP 2002256594 A JP2002256594 A JP 2002256594A JP 2004096540 A JP2004096540 A JP 2004096540A
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optical
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optical space
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Haruo Konno
今野 晴夫
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Abstract

【課題】光軸ずれ検出・補正機能を有する光空間通信装置で光ビームの角度を検出するための光ビーム位置検出素子や、このために必要な集光用光学系との光分岐手段を必要としない光空間通信装置を提供する。
【解決手段】離れた地点間で対向設置されて光ビームにより通信を行う光空間通信装置において、相手側装置からの光ビームを受信し、この光信号を検出する光検出部を有する光受信手段と、この光受信手段の受信方向の向きを変化させる可変手段と、光検出部に集光される光束の一部を遮光するとともに、この遮光される光束の位置を時系列的に変化させる遮光手段とを備えた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、離れた二地点間に対向設置されて、自由空間中を伝搬する光ビームにより光信号を送り通信を行う光空間通信装置であって、特に装置の角度ずれによる光ビームの光軸ずれを補正する機能を持つ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に自由空間中に光ビームを伝搬させて通信を行う光空間通信装置は、光のパワーを効率よく伝送するために、光ビームの拡がり角を極力小さくした狭い光ビームで伝送する必要がある。
【0003】
しかし、光ビームを狭くすると、建物あるいは設置架台の風圧や振動による揺れ、温度変動による歪み、経時変化による角度変動などのため、光ビームが相手方装置から外れやすくなり、安定した通信が難しい。
【0004】
そのために図8のように、装置の角度が変わっても角度変化を補正して常に光ビームが相手側装置を向くような光軸ずれ補正機能を持つ装置が提案されている。
【0005】
図8は、対向する1対の装置のうち一方の装置を示す。図8において、50は光ビームの送信/受信のための光学系である。相手側装置への送信光信号は半導体レーザ等の発光素子51より放出される。
【0006】
半導体レーザの光は偏光しており、偏光方向は紙面に水平になるように設定されている。この方向の偏光は偏光ビームスプリッタ52で送受光レンズ53の方向に反射され、送受光レンズ53で、僅かに拡がりを持つほぼ平行の光ビーム54となって相手側装置の方向に送信される。
【0007】
一方、相手側装置から送られて来た光は、自装置よりの送信光信号と同じ光軸上で逆の進路をたどり、送受光レンズ53から偏光ビームスプリッタ52に入るが、相手方装置からの受信光は偏光方向が送信光と直交するように(偏光方向は紙面に垂直)設定されているために、偏光ビームスプリッタ52をそのまま透過し、ビームスプリッタ58に入る。
【0008】
受信光の大部分はビームスプリッタ58で反射し、光信号検出用の受光素子59に入射して、通信用の信号が検出されるが、一部の光はビームスプリッタ58を透過して、光位置検出素子55に入射する。
【0009】
光位置検出素子55は、例えば図9に示すような4分割されたフォトダイオードである。図9は60aから60dまでの4つに分割されたフォトダイオードに光スポット61が当たっている様子を示す。
【0010】
4つのフォトダイオード60aから60dの出力を比較することにより、光スポット61の位置を知ることができる。光位置検出素子55よりの信号は、角度補正情報として制御回路56で演算処理され、光学系50の駆動回路57に駆動信号が出力される。
【0011】
そして、駆動回路57により、垂直方向の駆動機構58および水平方向の駆動機構59を動かして、光スポット61の位置が光位置検出素子55の中心に来て、4つのフォトダイオード60aから60dの出力が全て等しくなるような方向に駆動・制御される。
【0012】
光位置検出素子55と発光素子51、光信号検出用の受光素子59は全て光学軸が一致するように位置調整がなされており、光位置検出素子55の中心に光スポット61が当たった状態では、光信号検出用の受光素子59の中心にも光が入射しており、かつ発光素子51よりの光の中心は相手側装置の方向に放射される。
【0013】
このようにして常に送信光が受信光の方向、即ち相手側装置の方向になるように光軸ずれ補正が行われる。
【0014】
また、鏡筒全体を駆動することにより光軸ずれ補正を行う代わりに、図10に示すような、駆動回路57により水平方向偏向ミラー62と垂直方向偏向ミラー63とを駆動することにより、鏡筒内で光を偏向させることにより光軸ずれ補正を行う方法もある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、通信用の光信号を検出するための受光素子59の他に、相手側装置からの光ビームの角度を検出するための光ビーム位置検出素子55が必要である。また、上記のそれぞれの素子に受信光を集光させるための光学系と光の分岐手段が必要となる。
【0016】
このために装置が複雑となり、装置が高価になるなどの欠点がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本願第1の発明は、離れた地点間で対向設置されて光ビームにより通信を行う光空間通信装置において、相手側装置からの光ビームを受信し、この光信号を検出する光検出部を有する光受信手段と、この光受信手段の受信方向の向きを変化させる可変手段と、光検出部に集光される光束の一部を遮光するとともに、この遮光される光束の位置を時系列的に変化させる遮光手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、相手側装置からの光ビームの角度を検出するための光ビーム位置検出素子が必要無くなるとともに、素子に受信光を集光させるための光学系と光の分岐手段が必要なくなるため、装置の構成が簡単になり、安価な光空間通信装置が実現できる。
【0019】
ここで、遮光手段として、光検出器に対して回転可能な羽部材を用いることができる。また、液晶フィルタを用いてもよい。
【0020】
本願第2の発明は、離れた地点間で対向設置されて光ビームにより通信を行う光空間通信装置において、相手側装置からの光ビームを受信し、この光信号を検出する光検出部を有する光受信手段と、この光受信手段の受信方向の向きを変化させる可変手段と、相手装置からの光束を光検出部に反射させ、独立して反射角度を可変な複数の反射部とを備え、複数の反射部のうち少なくとも1つの反射部における反射角度を変えることにより、この反射部で反射された光を光検出部外に導くことを特徴とする。
【0021】
このような構成においても、第1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態である光空間伝送装置について説明する。図1に本実施形態における光空間伝送装置を示す。
【0023】
10は光ビームの送信/受信のための光学系である。相手側装置への送信光信号は、半導体レーザ等の発光素子11より放出され送信光用の光学系12、偏光ビームスプリッタ13を通る。
【0024】
半導体レーザの光は偏光しており、偏光方向は紙面に水平になるように設定されている。この方向の偏光は偏光ビームスプリッタ13で送受光レンズ14の方向に反射され、送受光レンズ14で、僅かに拡がりを持つほぼ平行の光ビーム15となって相手側装置の方向に送信される。
【0025】
一方、相手側装置から送られて来た光は、自装置よりの送信光信号と同じ光軸上で逆の進路をたどり、送受光レンズ14から偏光ビームスプリッタ13に入るが、相手方装置からの受信光は偏光方向が送信光と直交するように(偏光方向は紙面に垂直)設定されているために、偏光ビームスプリッタ13をそのまま透過し、遮光部16に入る。
【0026】
遮光部16によって入射光の一部が遮光された受信光は、受信光用の光学系17を通り、受光素子18に入射する。受光素子18に入射した受信光は受光素子18によって光電変換される。光電変換された電気信号は、信号検出/制御回路部19にて通信用の信号が検出されるのと同時に、各時系列で変化する受信光パワーが検出され、それを比較する事により受信光の光軸方向が検出される。
【0027】
信号検出/制御回路部19にて検出された受信光の光軸方向の信号は、角度補正情報として信号検出/制御回路部19で演算処理され、光学系10の駆動回路部20に駆動信号が出力される。
【0028】
そして、駆動回路部20により、垂直方向の駆動機構21および水平方向の駆動機構22を動かして、受信光の光軸方向と送信光の光軸方向が常に一致するような方向に制御・駆動される。
【0029】
発光素子11と、受光素子18は全て光学軸が一致するように位置調整がなされており、受光素子18上に光スポットが当たった状態では、発光素子11よりの光の中心は相手側装置の方向に放射される。
【0030】
このようにして常に送信光が受信光の方向、即ち相手側装置の方向になるように光軸ずれ補正が行われる。
【0031】
この時、各時系列で変化する受信光は、遮光部16によって入射光の一部が遮光される事により可能となるが、これは信号検出/制御回路部19にて作製された遮光のための時間情報と遮光の位置情報が遮光制御回路部23に送られ、この遮光制御回路部23にて遮光部16を動作せる事により受光素子18に入射する受信光パワーを時系列で変化すされる事が可能になる。
【0032】
図2に時系列的に遮光する位置の例を示す。図2に示すように時間的な経過によって遮光される位置が異なる。
【0033】
この時、(a)〜(d)の受信光パワーを比較すると受信光の光軸方向が判る。例えば、(b)―(a)で右半分の受信光パワーが検出でき、(d)―(c)で左半分の受信光パワーが検出できる。
【0034】
この受信光パワーを比較する事により水平方向のビーム位置が検出可能となる。更に、(d)―(a)で上半分の受信光パワーが検出でき、(c)―(b)で下半分の受信光パワーが検出できる。
【0035】
この受信光パワーを比較する事により上下方向のビーム位置が検出可能となる。この受信光パワーの比較する順番は上記の通りで無くともかまわない。更に、上記のようなビーム位置が検出方法でなくともかまわない。
【0036】
図3から図6においては、遮光部16の遮光方法を示している。
【0037】
図3に示すように遮光される光束の位置を時系列的に変化させる手段は、光路上に配置された回転する羽24である。この回転する羽24が、遮光制御回路部23の信号により、ある時間間隔で一定角度回転し偏光ビームスプリッタ13を通った受信光を遮光する。
【0038】
この時、この回転する羽24の回転軸は光軸と一致させなければならない。また、回転する羽24の別の実施例は図4に示す如く、受信光束より大きいリングと羽とで構成されている。この時、このリングがある時間間隔で一定角度回転する事により受信光を遮光する。
【0039】
図5は、他の遮光される光束の位置を時系列的に変化させる手段であり、図5に示す如く光路上に配置された液晶25と偏光板26によって構成される。
【0040】
図5のように液晶25は分割されており遮光制御回路部23の信号により、ある時間間隔で液晶25の分割された一部の部分の偏波面が90°回転して偏光板26を透過できなくなる事により偏光ビームスプリッタ13を通った受信光の一部が遮光され、残りの光が受光素子18にて受信される。
【0041】
この時、図5においては4分割してあるが、この分割数はn分割で可能であ
る。この液晶25をある時間間隔で異なる部分を偏向させる事により受信光を遮光していく。
【0042】
更に、図6、図7は、他の遮光される光束の位置を時系列的に変化させる手段である。図6に示す如く光路上に4分割された反射ミラー27が配置されている。ただし、図6(a)と図6(b)は同じものを示しており、遮光部16を見る方向が異なるものである。
【0043】
偏光ビームスプリッタ13を通った受信光はこの反射ミラー27によって反射され受光素子18にて受信される。この時、図7で示す如く、遮光制御回路部23の信号により、ある時間間隔で4分割された一部のミラーが順次、別方向を向く。ただし、図7(a)と図7(b)は同じものを示しており、遮光部16を見る方向が異なるものである。
【0044】
その別方向を向いたミラー28に当たった受信光29は、受光素子18とは別の場所に結像し受光素子18にて受光される事が無く、その他の残りの受信光が受光素子18にて受信される。この時、図6、7においては反射ミラー26を4分割してあるが、この分割数はn分割で可能である。
【0045】
この反射ミラーをある時間間隔で異なる部分を順次、別方向を向かせる事により受信光を遮光していく。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、離れた地点間で対向設置されて光ビームにより通信を行う光軸ずれ検出・補正機能を有する光空間通信装置において、受光素子に集光される光束の一部を遮光し、かつ、遮光される光束の位置を時系列的に変化させる手段を有する。
【0047】
この構成により、相手側装置からの光ビームの角度を検出するための光ビーム位置検出素子が必要無くなるとともに、素子に受信光を集光させるための光学系と光の分岐手段が必要なくなるため、装置の構成が簡単になり、安価な光空間通信装置の光軸ずれ検出が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における光空間通信装置の構成図。
【図2】本実施形態において時系列的に遮光する位置の例。
【図3】本実施形態における遮光方法を説明する図。
【図4】本実施形態における遮光方法を説明する図。
【図5】本実施形態における遮光方法を説明する図。
【図6】本実施形態における遮光方法を説明する図。
【図7】本実施形態における遮光方法を説明する図。
【図8】従来技術における光空間通信装置の構成図。
【図9】位置検出素子上のスポット例。
【図10】従来技術における光空間通信装置の構成図。
【符号の説明】
10・・・送信/受信のための光学系
13・・・偏光ビームスプリッタ
14・・・送受光レンズ
15・・・光ビーム
16・・・遮光部
17・・・受信光用の光学系
18・・・受光素子
19・・・信号検出/制御回路部
20・・・駆動回路部
23・・・遮光制御回路部

Claims (4)

  1. 離れた地点間で対向設置されて光ビームにより通信を行う光空間通信装置において、
    相手側装置からの光ビームを受信し、この光信号を検出する光検出部を有する光受信手段と、
    この光受信手段の受信方向の向きを変化させる可変手段と、
    前記光検出部に集光される光束の一部を遮光するとともに、この遮光される光束の位置を時系列的に変化させる遮光手段とを備えたことを特徴とする光空間通信装置。
  2. 前記遮光手段が、前記光検出器に対して回転可能な羽部材であることを特徴とする特許請求項1に記載の光空間通信装置。
  3. 前記遮光手段が、液晶フィルタであることを特徴とする特許請求項1に記載の光空間通信装置。
  4. 離れた地点間で対向設置されて光ビームにより通信を行う光空間通信装置において、
    相手側装置からの光ビームを受信し、この光信号を検出する光検出部を有する光受信手段と、
    この光受信手段の受信方向の向きを変化させる可変手段と、
    相手装置からの光束を前記光検出部に反射させ、独立して反射角度を可変な複数の反射部とを備え、
    前記複数の反射部のうち少なくとも1つの反射部における反射角度を変えることにより、この反射部で反射された光を前記光検出部外に導くことを特徴とする光空間通信装置。
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