JP2004094762A - タッチパネル型入力装置 - Google Patents

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大原 伸幸
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Abstract

【課題】上部パネルの導電膜に連続的な傷がつくのを回避して、導電膜の導電性やその均一性を保つことにより誤入力を低減する。
【解決手段】開示されるタッチパネル型入力装置は、透明な絶縁基板1の上面に設けられた透明な下部導電膜2及び平行な一対の下部バスバー3を有する下部パネル4と、透明で可撓性の絶縁基板5の下面に設けられた透明な上部導電膜6及び平行な一対の上部バスバー7を有する上部パネル8とが、下部バスバー3と上部バスバー7とが直交するように、枠状の接着層9を介して一体に構成され、さらに上部パネル8と下部パネル4との間の空間における接着層9の内側に隣接して、上部パネル8が操作されたとき上部導電膜6と略点接触するように断面形状が三角形状を有する連続した絶縁層10が設けられている。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タッチパネル型入力装置に係り、詳しくは、下面に透明な上部導電膜が設けられた上部パネルと、上面に透明な下部導電膜が設けられた下部パネルとが、枠状の接着層を介して一体に構成されてなるタッチパネル型入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば金融機関における現金自動預払機、交通機関における自動券売機等においては、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)、CRT(Cathode Ray Tube;陰極線管)等の表示装置と組み合わせたタッチパネル型入力装置(以下、単にタッチパネルとも称する)が広く利用されている。このタッチパネルは、下面に透明な上部導電膜が設けられた上部パネルと、上面に透明な下部導電膜が設けられた下部パネルとが、枠状の接着層を介して一体に構成されて、上述のような表示装置上に配置されるものである。そして、利用者は表示画面に指示された位置を上部パネル上で指やペン等により操作(タッチ)することにより、その位置のX、Y方向の二次元データを上述のような現金自動預払機や自動券売機にアナログ的に入力して、発券や現金支払いのような所望の動作を行わせるものである。
【0003】
図7は、従来のタッチパネルの基本的構成を示す分解図、図8は同タッチパネルを筐体に取り付けた構成を示す断面図である。同タッチパネルは、図7及び図8に示すように、ガラス基板のような透明な絶縁基板101の上面に設けられたITO(Indium Tin Oxide;インジウム錫酸化物)等から成る透明な下部導電膜102及びAg(銀)ペースト等の導電膜から成る平行な一対の下部バスバー103を有する下部パネル104と、ポリアミドフィルムのような透明で可撓性の絶縁基板105の下面に設けられたITO等から成る透明な上部導電膜106及びAgペースト等の導電膜から成る平行な一対の上部バスバー107を有する上部パネル108とが、下部バスバー103と上部バスバー107とが直交するように、枠状の接着層109を介して一体に構成されている。
【0004】
また、両パネル104、108の内一方の例えば上部パネル108の表面には両バスバー103、107に電圧を供給するための電源回路110が設けられ、さらに一方の例えば下部パネル104には上部パネル108の操作時以外に下部導電層102と上部導電膜106とが接触するのを防止するための絶縁性のスペーサ111が設けられている。そして、このようにして組み立てられたタッチパネルは、図8に示すように、筐体112内にこの窓部113から、操作面となる上部パネル108が外部に露出するように取り付けられる。
【0005】
ところで、上述のようなタッチパネルは、小型化の要求が強まるにつれて、筐体112の窓部113から露出される上部パネル108の操作面の面積を効率良く活用することが必須になってきている。このためには操作面の面積を筐体112の窓枠114内いっぱいに広げて配置することを余儀なくされる。しかしながら、下部パネル104と上部パネル108とを接着している接着層109が、窓部113を介して外部の雰囲気により汚染されるを防止するために、図8に示すように、接着層109は筐体112の窓枠114からわずかだけ内側に位置するように設けなければならないという制約がある。
【0006】
ここで、図8に示したように、窓枠114からわずかだけ内側に位置するように接着層109を設けた場合には、利用者が上部パネル108の操作時に窓枠114に沿って誤って手を付いたりすると、下部導電膜102と上部導電膜106とが接触するおそれがあるので、誤入力が行われる場合が生ずる。それゆえ、このような欠点を防止するために、図9に示すように、下部パネル104と上部パネル108との間の空間における接着層109の内側に隣接して枠状の絶縁層115を設けて、下部導電膜102と上部導電膜106との間に一定の間隔が確保されるように図られている。
【0007】
しかしながら、上述のように接着層109の内側に絶縁層115を設けた場合には、上部パネル108の操作面を指やペン等でタッチを繰り返すとき、窓枠114に沿って手を付いたりすると、図10に示すように、上部導電膜106が、特に絶縁層115の内側角部115Aにより部分的に強い圧力が加えられることによって傷つくようになるが、この傷が連続的になるために、上部導電膜106の導電性やその均一性を保つのが困難になっていた。したがって、誤入力が生じ易かった。
【0008】
そのような問題を解決するようにした構成のタッチパネルが、例えば特開平8−241160号公報に開示されている。同タッチパネルは、図11に示すように、接着層109の内側に隣接して例えばストライプ状の断続的な絶縁層115を設けるように構成している。このような構成によれば、図10に示したように、上部導電膜106が、特に絶縁層115の内側角部115Aにより部分的に強い圧力を加えられることによって傷ついたとしても、絶縁層115は断続的な形状になっているので、断続的な傷にしかならないため、上部導電膜106の導電性やその均一性を保つのが容易となる。したがって、誤入力を低減することができる、とされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平8−241160号公報に開示されているタッチパネルでは、接着層の内側の隣接した領域に断続的な絶縁層を設けているものの、上部パネルの導電膜に連続的な傷がつき易いので、依然として導電膜の導電性やその均一性を保つのが困難になる、という問題がある。
すなわち、上記公報記載の図11に示したタッチパネルの絶縁層106は、接着層109の内側に沿った断面形状は図12に示したようになり、平坦な頂上部106A間に下部導電膜102が露出した形状になっている。このため、利用者が上部パネル108の操作時に操作面を指やペン等でタッチを繰り返すとき、窓枠114に沿って手を付いたりすると、上記頂上部106A及びこの頂上部106Aの側面部106Bに対しては、いずれも、断続的ではあるが線接触する。このため、頂上部106A及びその側面部106Bに対しては上部導電膜106の導電性やその均一性を保つのが容易となる。しかしながら、タッチしたとき上部導電膜106が露出している下部導電膜102に接触したときは、上部導電膜106の導電性やその均一性を保つのが困難となる。この結果として、上部導電膜106の全体に対する導電性やその均一性を保つのが困難となり、上部パネル108にタッチしたときに上部導電膜106の位置ずれが発生し易くなる。したがって、誤入力を低減することが困難となる。
【0010】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、上部パネルの導電膜に連続的な傷がつくのを回避して、導電膜の導電性やその均一性を保つことにより誤入力を低減することができるようにしたタッチパネル型入力装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、下面に透明な上部導電膜が設けられた上部パネルと、上面に透明な下部導電膜が設けられた下部パネルとが、枠状の接着層を介して一体に構成されてなるタッチパネル型入力装置であって、上記上部パネルと上記下部パネルとの間の空間における上記接着層の内側に隣接して枠状の連続した絶縁層が設けられ、該絶縁層は点状頂部を備えた多数の凸部を有し、上記絶縁層が上記上部導電膜と点接触可能な構成となっていることを特徴としている。
【0012】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のタッチパネル型入力装置に係り、上記絶縁層の上記接着層の内側に沿った断面形状が、三角形状を有することを特徴としている。
【0013】
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載のタッチパネル型入力装置に係り、上記絶縁層の上記接着層の内側に沿った断面形状が、波形形状を有することを特徴としている。
【0014】
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載のタッチパネル型入力装置に係り、上記絶縁層は、微小なドット形状あるいは針形状の絶縁材料を引き詰めて、上記上部導電膜が全体的に点接触するような形状を有していることを特徴としている。
【0015】
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載のタッチパネル型入力装置に係り、上記上部パネルの下面に導電膜から成る平行な一対の上部バスバーが設けられるとともに、上記下部パネルの上面に導電膜から成る平行な一対の下部バスバーが設けられ、上記上部バスバーと上記下部バスバーとが直交するように一体に構成されることを特徴としている。
【0016】
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1に記載のタッチパネル型入力装置に係り、上記下部パネルが透明な絶縁基板から構成される一方、上記上部パネルが透明で可撓性の絶縁基板から構成されることを特徴としている。
【0017】
また、請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1に記載のタッチパネル型入力装置に係り、上記上部パネルあるいは上記下部パネルのいずれか一方に、上記上部パネルの操作時以外に上記上部導電膜と上記下部導電膜との接触を防止するための絶縁性のスペーサが設けられていることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行なう。
◇第1実施例
図1は、この発明の第1実施例であるタッチパネル型入力装置の構成を示す平面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は図1のB−B矢視断面図、また、図4は同タッチパネル型入力装置を筐体に取り付けた構成を示す断面図、図5は同タッチパネル型入力装置を操作したときの上部パネルの変形状態を概略的に示す断面図である。
この例のタッチパネル型入力装置は、図1〜図3に示すように、ガラス基板のような透明な絶縁基板1の上面に設けられたITO、酸化インジュウム、酸化錫等から成る透明な下部導電膜2及びAg(銀)、Au(金)、Cu(銅)ペースト等の導電膜から成る平行な一対の下部バスバー3を有する下部パネル4と、ポリアミドフィルム、ポリカーボネート等の透明で可撓性の絶縁基板5の下面に設けられたITO、酸化インジュウム、酸化錫等から成る透明な上部導電膜6及びAg、Au、Cuペースト等の導電膜から成る平行な一対の上部バスバー7を有する上部パネル8とが、下部バスバー3と上部バスバー7とが直交するように、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、両面テープ等から成る枠状の接着層9を介して一体に構成されている。さらに上部パネル8と下部パネル4との間の空間における接着層9の内側に隣接して、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂等から成る枠状の連続した絶縁層10が設けられ、この絶縁層10は接着層9の内側に沿った断面形状が、上部パネル8が操作されたとき上部導電膜6と略点接触するように二等辺三角形のような三角形状を有している。すなわち、図3に示すように、絶縁層10は点状頂部10Aを備えた多数の凸部10Bを有して、上部導電膜6と点接触可能な構成となっている。
【0019】
また、両パネル4、8の内一方の例えば上部パネル8の表面には両バスバー3、7に電圧を供給するための電源回路11が設けられ、さらに一方の例えば下部パネル8には上部パネル4の操作時以外に下部導電層2と上部導電層6とが接触するのを防止するためのエポキシ樹脂、アクリル樹脂等から成る絶縁性のスペーサ12が設けられている。
【0020】
上述のように組み立てられたタッチパネルは、図4に示すように、LCD、CRT等の表示装置15上に配置され、筐体13内にこの窓部14から、上部パネル8の操作面が外部に露出するように取り付けられる。
【0021】
この例のタッチパネルにおいて、利用者が表示画面に指示された位置Nを上部パネル8上で指やペン等により操作(タッチ)すると、その位置Nにおける上部導電膜6が押されることにより変形して下部導電膜2と接触する。このとき、電源回路11により上部バスバー7に電圧を印加して、下部バスバー3には電圧を印加しなければ、上部導電膜6にはX方向に電位勾配が生ずる。そして、上部導電膜6上の位置Nに分圧された電圧Vxが生じて、この電圧Vxは下部パネル4の出力端子(図示せず)から出力される。ここで、位置Nの座標を(X、Y)、平行な一対の上部バスバー7間の寸法をD1、一対の上部バスバー7間の電圧をVとすると、Vx/V=X/D1の関係が成立して、位置NのX座標を求めることができる。
【0022】
一方、電源回路11により下部バスバー3に電圧を印加して、上部バスバー7には電圧を印加しなければ、下部導電膜2にはY方向に電位勾配が生ずる。そして、下部導電膜2上の位置Nに分圧された電圧Vyが生じて、この電圧Vyは上部パネル8の出力端子(図示せず)から出力される。ここで、位置Nの座標を(X、Y)、平行な一対の下部バスバー3間の寸法をD2、一対の下部バスバー3間の電圧をVとすると、Vy/V=Y/D2の関係が成立して、位置NのY座標を求めることができる。したがって、上部パネル8上で操作した位置NのX、Y方向の二次元データを前述のような現金自動預払機や自動券売機にアナログ的に入力することができる。
【0023】
次に、この例のタッチパネルの操作について説明する。
上述のように、利用者が表示画面に指示された位置Nを上部パネル8上で指やペン等によりタッチを繰り返すとき、図4において窓枠16に沿って手を付いたりすると、図5に示すように、上部導電膜6が押されることにより変形して絶縁層10と接触する。このとき、絶縁層10が、図3に示すように接着層9の内側に沿った断面形状が三角形状を有することにより、上部導電膜6は絶縁層10の点状頂部10Aに接触するので、上部導電膜6の接触面6Aは窓枠16に沿ったどの位置でも常に点接触となる。したがって、上部導電膜6はタッチにより傷ついても、絶縁層10が上部導電膜6と点接触するような三角形状の断面形状を有しているので、点状の傷にしかならない。すなわち、この例のタッチパネルにおける絶縁層10は連続して設けられているので、図12に示した従来例のように、下部導電膜2が露出していない。それゆえ、上部導電膜106の導電性やその均一性を保つことができるので、上部パネル8にタッチしたときに上部導電膜6の位置ずれが発生しにくくなるため、誤入力を低減することができるようになる。
【0024】
このように、この例のタッチパネル型入力装置によれば、透明な絶縁基板1の上面に設けられた透明な下部導電膜2及び平行な一対の下部バスバー3を有する下部パネル4と、透明で可撓性の絶縁基板5の下面に設けられた透明な上部導電膜6及び平行な一対の上部バスバー7を有する上部パネル8とが、下部バスバー3と上部バスバー7とが直交するように、枠状の接着層9を介して一体に構成され、さらに上部パネル8と下部パネル4との間の空間における接着層9の内側に隣接して、上部パネル8が操作されたとき上部導電膜6と略点接触するように断面形状が三角形状を有する連続した絶縁層10が設けられているので、絶縁層10に対する上部導電膜6の接触面6Aは窓枠16に沿ったどの位置でも常に点接触となるため、上部導電膜6はタッチにより傷ついても、点状の傷にしかならない。
したがって、上部パネルの導電膜に連続的な傷がつくのを回避して、導電膜の導電性やその均一性を保つことにより誤入力を低減することができる。
【0025】
◇第2実施例
図6は、この発明の第2実施例であるタッチパネル型入力装置の構成の主要部を示す断面図である。この例のタッチパネル型入力装置の構成が、上述した第1実施例の構成と大きく異なるところは、接着層の内側に隣接して設ける絶縁層の断面形状を、波形形状を有するようにした点である。
この例のタッチパネル型入力装置は、図3の第1実施例に対して、上部パネル8と下部パネル4との間の空間における接着層9の内側の隣接した領域には、図6に示すように、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂等から成る枠状の連続した絶縁層20が設けられ、この絶縁層20は接着層9の内側に沿った断面形状が、上部パネル8が操作されたとき上部導電膜6と略点接触するように波形形状を有している。すなわち、絶縁層20は点状頂部20Aを備えた多数の凸部20Bを有して、上部導電膜6と点接触可能な構成となっている。
【0026】
この例によれば、利用者が表示画面に指示された位置Nを上部パネル8上で指やペン等によりタッチを繰り返すとき、窓枠16に沿って手を付いたりすると、図5と略同様に、上部導電膜6が押されることにより変形して絶縁層20と接触するが、絶縁層20は、図6に示すように、接着層9の内側に沿った断面形状が波形形状を有することにより、上部導電膜6は絶縁層20の点状頂部20Aに接触するので、上部導電膜6の接触面6Aは窓枠16に沿ったどの位置でも常に点接触となる。したがって、上部導電膜6はタッチにより傷ついても、絶縁層20が上部導電膜6と点接触するような波形形状の断面形状を有しているので、点状の傷にしかならない。それゆえ、上部導電膜6の導電性やその均一性を保つことができるので、上部パネル8にタッチしたときに上部導電膜6の位置ずれが発生しにくくなるため、誤入力を低減することができるようになる。
これ以外は、図1〜図4を参照して説明した第1実施例と略同様であるので、各部の説明を省略する。
【0027】
このように、この例の構成によれば、第1実施例と略同様に絶縁層が上部導電膜と点接触するような断面形状を有しているので、第1実施例と略同様な効果を得ることができる。
【0028】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあってもこの発明に含まれる。例えば、上部導電膜との接触面が常に点接触となる絶縁層の形状は、三角形状あるいは波形形状に設ける例で説明したが、これらの形状に限らずに、微小なドット形状あるいは針形状の絶縁材料を引き詰めて上部導電膜が全体的に点接触するような形状にしてもよい。また、波形形状を変形してのこぎり刃形状にしてもよい。また、本文実施例では、電源回路を上部パネルに設ける例で説明したが、これに限らず電源回路は下部パネルに設けてもよい。また、本文実施例では、スペーサを下部パネルに設ける例で説明したが、これに限らずスペーサは上部パネルに設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のタッチパネル型入力装置の構成によれば、透明な絶縁基板の上面に設けられた透明な下部導電膜及び平行な一対の下部バスバーを有する下部パネルと、透明で可撓性の絶縁基板の下面に設けられた透明な上部導電膜及び平行な一対の上部バスバーを有する上部パネルとが、下部バスバーと上部バスバーとが直交するように、枠状の接着層を介して一体に構成され、さらに上部パネルと下部パネルとの間の空間における接着層の内側に隣接して、上部パネルが操作されたとき上部導電膜と略点接触するような断面形状を有する連続した絶縁層が設けられているので、絶縁層に対する上部導電膜の接触面は窓枠に沿ったどの位置でも常に点接触となるため、上部導電膜はタッチにより傷ついても、点状の傷にしかならない。
したがって、上部パネルの導電膜に連続的な傷がつくのを回避して、導電膜の導電性やその均一性を保つことにより誤入力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるタッチパネル型入力装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【図4】同タッチパネル型入力装置を筐体に取り付けた構成を示す断面図である。
【図5】同タッチパネル型入力装置を操作したときの上部パネルの変形状態を概略的に示す断面図である。
【図6】この発明の第2実施例であるタッチパネル型入力装置の構成の主要部を示す断面図である。
【図7】従来のタッチパネル型入力装置の基本的構成を示す分解図である。
【図8】同タッチパネル型入力装置を筐体に取り付けた構成を示す断面図である。
【図9】従来のタッチパネル型入力装置の構成を示す断面図である。
【図10】従来のタッチパネル型入力装置の欠点を示す断面図である。
【図11】従来のタッチパネル型入力装置の構成を示す平面図である。
【図12】図11のC−C矢視断面図である。
【符号の説明】
1   透明な絶縁基板
2   透明な下部導電膜
3   平行な一対の下部バスバー
4   下部パネル
5   透明で可撓性の絶縁基板
6   透明な上部導電膜
6A   上部導電膜の接触面
7   平行な一対の上部バスバー
8   上部パネル
9   接着層
10、20   連続した絶縁層
10A、20A   点状頂部
10B、20B   凸部
11   電源回路
12   スペーサ
13   筐体
14   窓部
15   表示装置
16   窓枠

Claims (7)

  1. 下面に透明な上部導電膜が設けられた上部パネルと、上面に透明な下部導電膜が設けられた下部パネルとが、枠状の接着層を介して一体に構成されてなるタッチパネル型入力装置であって、
    前記上部パネルと前記下部パネルとの間の空間における前記接着層の内側に隣接して枠状の連続した絶縁層が設けられ、該絶縁層は点状頂部を備えた多数の凸部を有し、前記絶縁層が前記上部導電膜と点接触可能な構成となっていることを特徴とするタッチパネル型入力装置。
  2. 前記絶縁層の前記接着層の内側に沿った断面形状が、三角形状を有することを特徴とする請求項1記載のタッチパネル型入力装置。
  3. 前記絶縁層の前記接着層の内側に沿った断面形状が、波形形状を有することを特徴とする請求項1記載のタッチパネル型入力装置。
  4. 前記絶縁層は、微小なドット形状あるいは針形状の絶縁材料を引き詰めて、前記上部導電膜が全体的に点接触するような形状を有していることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル型入力装置。
  5. 前記上部パネルの下面に導電膜から成る平行な一対の上部バスバーが設けられるとともに、前記下部パネルの上面に導電膜から成る平行な一対の下部バスバーが設けられ、前記上部バスバーと前記下部バスバーとが直交するように一体に構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のタッチパネル型入力装置。
  6. 前記下部パネルが透明な絶縁基板から構成される一方、前記上部パネルが透明で可撓性の絶縁基板から構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載のタッチパネル型入力装置。
  7. 前記上部パネルあるいは前記下部パネルのいずれか一方に、前記上部パネルの操作時以外に前記上部導電膜と前記下部導電膜との接触を防止するための絶縁性のスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載のタッチパネル型入力装置。
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