JP2004093375A - 電波修正時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動信号により駆動する表示部を有する場合であっても、ノイズの影響が少なく標準時刻信号を受信する電波修正時計を提供する。
【解決手段】表示制御信号が表示指示を含むときは駆動信号を生成して駆動信号に応じた表示を行い、表示制御信号が駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含むときは駆動信号の生成を抑止する表示部19と、ノイズの発生源となる表示部19の近傍に配置され、電波信号を受信し、電波信号に含まれる標準時刻信号を出力する標準電波信号受信系11と、標準電波信号受信系11で、標準時刻信号の内の、内部時計の時刻修正処理に係る所定の修正信号が受信されるときは、少なくとも駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含む表示制御信号を表示部19に出力する制御回路20とを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】表示制御信号が表示指示を含むときは駆動信号を生成して駆動信号に応じた表示を行い、表示制御信号が駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含むときは駆動信号の生成を抑止する表示部19と、ノイズの発生源となる表示部19の近傍に配置され、電波信号を受信し、電波信号に含まれる標準時刻信号を出力する標準電波信号受信系11と、標準電波信号受信系11で、標準時刻信号の内の、内部時計の時刻修正処理に係る所定の修正信号が受信されるときは、少なくとも駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含む表示制御信号を表示部19に出力する制御回路20とを設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、標準時刻信号を含む電波信号を受信して時刻修正を行う電波修正時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内部の計時部で計時される時刻に応じた表示を行う表示部、例えばLCDパネルを有する時計が知られている。
上述の時計では、例えば、内部の計時部で計時される時刻に応じた時刻データが、表示部の駆動回路に入力される。駆動回路では、入力された時刻データに応じた駆動信号をLCDパネルに出力する。LCDパネルは、その駆動信号に応じた時刻表示を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば、上述の表示部を有し、標準時刻信号を含む標準電波信号を受信アンテナで受信し、標準時刻信号に基づいて内部の計時部で計時される時刻の修正を行う電波修正時計が知られている。
この電波修正時計では、標準時刻信号を受信する際に、表示部から出力される駆動信号がノイズとして受信に影響してしまう場合がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動信号により駆動する表示部を有する場合であっても、ノイズの影響が少なく標準時刻信号を受信する電波修正時計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の電波修正時計は、標準時刻信号を含む電波信号を受信して、内部時計の時刻修正を行う電波修正時計であって、表示制御信号が表示指示を含むときは駆動信号を生成して前記駆動信号に応じた表示を行い、前記表示制御信号が前記駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含むときは駆動信号の生成を抑止する表示手段と、前記電波信号を受信し、前記電波信号に含まれる標準時刻信号を出力する受信手段と、前記受信手段で、前記標準時刻信号の内の、前記内部時計の時刻修正処理に係る所定の修正信号が受信されるときは、少なくとも前記抑止指示を含む表示制御信号を前記表示手段に出力する制御手段とを有する。
【0006】
本発明の電波修正時計によれば、標準時刻信号を含む電波信号を受信して、内部時計の時刻修正を行う。
表示手段では、表示制御信号が表示指示を含むときは駆動信号を生成して前記駆動信号に応じた表示を行い、前記表示制御信号が前記駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含むときは駆動信号の生成が抑止される。
受信手段では、前記電波信号を受信し、前記電波信号に含まれる標準時刻信号が出力される。
制御手段では、前記受信手段で、前記標準時刻信号の内の、前記内部時計の時刻修正処理に係る所定の修正信号が受信されるときは、少なくとも前記抑止指示を含む表示制御信号が前記表示手段に出力される。
【0007】
【発明の実施の形態】
【発明の実施の形態】
電波修正時計1は、標準電波送信局2から送信される標準時刻信号を含む標準電波信号を受信し、受信結果に基づいて内部で計時される時刻を修正する。
図1は、本発明に係る電波修正時計の一実施の形態のブロック図である。
本実施の形態に係る電波修正時計1の信号処理系回路10は、図1に示すように、標準電波信号受信系11、発振回路12、スイッチ群13、スピーカ14、マイク15、光センサ16、変換部17、検出部18、表示部19、制御回路20、および受信表示部30を有する。
【0008】
標準電波信号受信系11は、標準時刻信号を含む標準電波信号を受信し、受信された標準時刻信号に応じた信号を出力する。
【0009】
標準電波信号受信系11は、受信アンテナ111、および長波受信回路112を有する。
受信アンテナ111は、標準電波送信局2から送信された標準時刻信号を含む長波の標準電波を受信する。
長波受信回路112は、例えば、制御回路20からの指示に応じて、受信アンテナ111で受信された標準電波に対して所定の信号処理を行い、処理の結果を、例えばパルス信号として制御回路20に出力する。
長波受信回路112は、例えば、不図示のRFアンプ、電波検波回路、整流回路、および積分回路により構成される。
【0010】
図2は、図1に示した電波修正時計の標準電波受信される時刻信号の一具体例を示す図である。
図2(a)は標準電波信号の一具体例を示す図、図2(b)は受信状態が良い場合の出力波形の一具体例を示す図である。図2(c)は電波が非常に弱い場合の出力波形の一具体例を示す図、図2(d)はノイズが多い場合の出力波形の一具体例を示す図である。
【0011】
日本標準時を高精度で伝える長波の標準電波JJYは、図2(a)に示すような形態で送られてくる。
具体的には、JJYの標準時刻信号(タイムコードとも言う)は、「1」信号、「0」信号、「P」信号の3種類の信号パターンから構成され、それぞれの信号パターンは、1秒(s)の中の100%振幅期間幅によって区別されている。「1」信号を表す場合には、1秒(s)の間に500ms(0.5s)だけ所定の周波数の所定の100%振幅期間の信号が送信され、「0」信号を表す場合には、1秒の間に、800ms(0.8s)だけ所定の周波数の信号が送信され、「P」信号を表す場合には、1秒(s)の間に200ms(0.2s)だけ所定の周波数が送信されてくる。
受信状態が良好であり、受信が成功した場合には、図2(b)に示すように標準電波信号の波形に応じたパルス信号が制御回路20に出力される。
この場合には、制御回路20は受信した標準電波の受信状態が予め規定された正常な基準電範囲内にあるものとみなす。
【0012】
一方、受信状態が基準範囲外にあるとみなす場合は、電波が弱い場合や、ノイズが多い場合である。
電波が非常に弱い場合には、図2(c)に示すように、数個の信号分、パルス信号がローレベル(L)またはハイレベル(H)のままになる。
また、ノイズが多い場合には、図2(b)に示すように、電波の波形と無関係にパルス信号のレベルが変化する。
これらの状態にあるパルス信号を例えば10秒間に2回か、あるいは、それ以上受信した場合には、制御回路20は受信状態が基準範囲外にあり、受信成功ではないとみなす。
具体的には、例えば、制御回路20は、検出時間を10秒程度として、この検出時間内において、パルス信号のレベルの変化が1秒間検出されなかった場合、及び、検出したパルス幅が0.8s,0.5s,0.2s付近でなかった場合をNGとして、NGが2回以上発生した場合には、受信不可とみなす。
【0013】
なお、日本の標準電波JJYは、独立行政法人通信総合研究所(CRL)のもとで運用されている。また、変調波であるパルス信号PLの振幅は最大100%、最小10%である。
【0014】
次に、長波標準電波の送信データについて説明する。
図3は、標準電波信号のタイムコードの一部である。
タイムコードは、図3に示すように、1分1周期(1フレーム)としてこれを、60分割し、1秒ごとに1ビットの情報を割り当てて送信している。
【0015】
タイムコードが送信する情報は、時、分、1月1日からの通算日、年(西暦下2桁)、曜日に関しては、2進数(BCD(Binary coded decimal notation 2進化10進法)正論理)として表し送信する。
従って、時には24時間制JSTの時を表すために6ビット、分には7ビット、通算日には10ビット、年には8ビット、曜日には3ビットが必要となる。
【0016】
なお、秒信号については、秒は電波のパルス信号の立ち上がりとし、パルスの立ち上がりの55%(10%値と100%値の中央)が標準時の1秒信号に同期する。
【0017】
P信号は1フレームに7回送信され、正分(0秒)に対応するものがマーカーMと呼ばれ、9秒、19秒、29秒、39秒、49秒に対応するものが、それぞれポジションマーカーP1〜P5と呼ばれる。
なお、もう一つのポジションマーカーP0は、通常(非うるう秒時)は59秒の立ち上がりに対応する。
【0018】
このP信号が続けて現れるのは1フレーム中1回で、59秒、0秒のとき、つまりポジションマーカーP0、マーカーMと続くときだけ、この続けて現れる位置が正分位置となる。つまり分・時データ等の時刻データは、この正分位置を基準としてフレーム中の位置が決まっているため、この正分位置の検出を正確に行い、時刻データを取り出す。
【0019】
ただし、標準電波のフレームのフォーマットは毎分同じではなく、図3(a)に示すように、毎時15分および45分時フォーマットと、図3(b)に示すように、それ以外の分の時刻のフォーマットは、異なっている。SU1、SU2と名付けられた予備ビットと、LS1、LS2と名付けられたうるう秒情報は、呼び出し符号と停波情報が、年情報と曜日情報の代わりに15分、45分のフォーマットにのみ現れる。
【0020】
このように、タイムコードを含む標準電波を受信し、そこから得られるパルス信号をデコードすることにより、標準時刻を入手することができる。
制御回路20は、得られた標準時刻に基づいて、計時される計時時刻を修正する。
【0021】
発振回路12は、例えば、水晶発振器CRY、およびキャパシタC1,C2により構成され、所定の周波数の基本クロックを生成し、制御回路20に供給する。
【0022】
スイッチ群13は、例えば、ユーザにより操作され、操作に応じた信号が制御回路20に出力される。制御回路20では、その信号に応じた所定の処理を行う。
スイッチ群13は、例えば、リセットスイッチ131、強制受信スイッチ132、鳴止めスイッチ133、スヌーズスイッチ134、設定スイッチ群135とを有する。
【0023】
リセットスイッチ131は、制御回路20の各種状態を初期状態に戻すときにオンされる。リセットスイッチ131が操作された場合、または、図示しない電池がセットされた場合に、制御回路20は、各種状態を初期状態に戻し、標準電波信号受信系11に標準電波信号を強制的に受信させ、受信信号に基づいて計時時刻を修正する。
【0024】
強制受信スイッチ132は、強制的に標準電波信号を受信して、内部で計時される時刻の修正を行わせるときにオンされる。制御回路20は、強制受信スイッチが操作された場合には、上述のように、標準電波信号受信系11に標準電波信号を強制的に受信させ、受信信号に基づいて計時時刻を修正する。
【0025】
鳴止めスイッチ133は、例えば、アラーム時刻に報音されるアラーム音の出力を止めるときにオンされる。制御回路20は、鳴止めスイッチ133が操作された場合には、例えば、アラーム時刻にスピーカ14から報音させるアラーム音の出力を停止する。
【0026】
スヌーズスイッチ134は、例えば、アラーム時刻に報音されるアラーム音の出力を一旦止め、所定の時間経過後に再び出力させたいときにオンされる。制御回路20は、スヌーズスイッチ134が操作された場合には、例えば、アラーム時刻にスピーカ14から出力させるアラーム音の出力を一旦止め、所定の時間経過後に、再びスピーカ14からアラーム音を出力させる。
【0027】
設定スイッチ群135は、例えば、アラーム時刻を設定する際に操作されるスイッチである。設定スイッチ群135は、複数の設定スイッチ1351〜1354を有する。制御回路20は、設定スイッチ群135が操作された場合には、例えば、その操作に応じたアラーム時刻を設定する。
【0028】
スピーカ14は、制御回路20の制御により所定の音、例えばアラーム音やメロディ等を出力する。
マイク15は、音波を電気信号に変換し、制御回路20に出力する。
光センサ16は、例えば、CdS光センサであり、光を検出し、検出信号を制御回路20に出力する。
【0029】
光電変換部17は、光エネルギを電気エネルギに変換する。光電変換部17は、例えば不図示の2次電源に、電気エネルギを出力し、2次電源の充電を行う。
検出部18は、例えば光電変換部17から出力された電気エネルギの電圧に応じた検出信号を制御回路20に出力する。
【0030】
受信表示部30は、制御回路20から標準電波信号を受信中である旨を示す制御信号が出力されると、その制御信号に応じた表示を行う。
例えば、受信表示部30は、例えばLED(Light emitting diode)等の発光素子31、抵抗R、およびトランジスタtrとを有する。
制御回路20は、例えば、標準電波信号を受信中である旨を示す制御信号として、所定のしきい電圧よりも高い電圧がトランジスタtrに出力されると、トランジスタtrがオンし、発光素子31が発光する。しきい電圧よりも低い電圧が供給されると、発光素子31は発光しない。
【0031】
図4は、図1に示した電波修正時計の一実施の形態の全体構成を示す図である。
図4(a)は電波修正時計の正面図、図4(b)は上面図、図4(c)は底面図、図4(d)は図4(a)に示した電波修正時計のA−A’線の断面図である。
【0032】
電波修正時計1の本体部100は、図4(a)に示すように、本体部100の中央部に表示部19のLCDパネル191が設けられている。
LCDパネル191は、例えば、図4(a)に示すように、時分秒表示部、曜日表示部、目覚ましA,B(複数のアラーム時刻)表示部、電波受信状態表示部を有する。
LCDパネル191の後部には、例えば図4(d)に示すように、LCDパネル191に駆動信号を供給する駆動回路192が設けられている。
また、表示部19のLCDパネル191および駆動回路192の近傍には、標準電波信号を受信するための受信アンテナ111が設けられている。
【0033】
本体部100の正面の左右周辺部には、設定スイッチ(アラーム時刻設定ボタンとも言う)1351〜1354が設けられている。
本体部100の正面の右上部には、標準電波信号を受信中である旨を示す発光素子31が設けられている。
本体部100の上面には、図4(b)に示すように、光電変換部17、例えばソーラーパネルが設けられている。
【0034】
図5(a)は図4(a)に示した電波修正時計の背面図、図5(b)は左側面図、図5(c)は右側面図である。
電波修正時計の背面中央部には、図5(a)に示すように、リセットスイッチ131、および強制受信スイッチ132が設けられている。
また、例えば、強制受信スイッチ132の左側にスピーカ14、右側にマイク15、下側に光センサ16が設けられている。
【0035】
図6は、図1に示した電波修正時計の表示部の一具体例のブロック図である。
表示部19は、例えば、制御回路20からの表示制御信号に応じた所定の表示を行う。例えば、表示部19は、制御回路20から、計時されている時刻に基づいた表示制御信号が入力されると、その表示制御信号に応じた時刻表示を行う。
【0036】
表示部19は、例えば液晶表示装置や、LED表示装置、ブラウン管式の表示装置である。以下、表示部19が液晶表示装置の場合を説明する。
【0037】
表示部19は、例えば図6に示すように、LCDパネル191、駆動回路192を有する。
LCD(Liquid crystal display)パネル191は、いわゆる液晶パネルであり、駆動回路192から出力される駆動信号に応じて、所定の画像を表示する。
駆動回路192は、制御回路20から出力された表示制御信号に基づいて、例えば駆動信号をLCDパネル191に出力する。
駆動回路192は、例えば、コモン駆動回路1921、セグメント駆動回路1922、およびLCD制御回路1923を有する。
【0038】
図7は、図4に示した表示部のLCDパネルの一具体例の一部を示す図である。
表示部19のLCDパネル191は、例えば図7に示すように、セグメント電極SEG、コモン電極COM、セグメント線LSEG、コモン線LSEGを有する。
【0039】
LCDパネル191は、例えば図示しないが、偏光子、ガラス基板、透明電極(セグメント電極)、分子配向層、液晶、透明電極(コモン電極)、ガラス基板、および偏光子等が積層されて形成されている。
【0040】
LCDパネル191は、不図示の基板の前面に設けられたセグメント電極SEGにはセグメント線LSEGが接続され、基板の背面に設けられたコモン電極COMにはコモン線LCOMが接続されている。
【0041】
セグメント電極SEGおよびコモン電極COMに選択的に電圧をかけることにより、液晶の分子の向きを変化させて、例えば0〜9の数字を表示することができる。
【0042】
コモン電極COMは、コモン線LCOMを介して、コモン駆動回路1921に接続されている。
セグメント電極SEGは、セグメント線LSEGを介して、セグメント駆動回路1922に接続されている。
【0043】
コモン駆動回路1921は、LCD制御回路1923からの信号に基づいて、LCDパネル191のコモン電極COMへ、所定の駆動信号を供給する。
セグメント駆動回路1922、LCD制御回路1923からの信号に基づいて、LCDパネル191のセグメント電極SEGへ、所定の駆動信号を供給する。
【0044】
LCD制御回路1923は、例えば、制御回路20から出力された、内部で計時される時刻に応じた表示制御信号に基づいて、コモン駆動回路1921及びセグメント駆動回路1922に、駆動信号をLCDパネル191に供給させる駆動制御信号を出力する。
【0045】
図8は、図1に示した電波修正時計の表示部の駆動信号の一具体例を示す図である。
全セグメント点灯時
全セグメント点灯時には、コモン駆動回路1921は、コモン端子(COM1〜4)に、図8(a)に示すように、最大電圧が駆動電圧VDD、最小電圧が基準電圧VSSのパルス方形波の駆動信号を供給する。
セグメント駆動回路1922は、セグメント端子SEGに、図8(b)に示すように、コモン端子COMに供給されるパルス方形波と位相がπだけずれた、最大電圧が駆動電圧VDD、最小電圧が基準電圧VSSのパルス方形波を供給する。
【0046】
全セグメント消灯時
全セグメント消灯時には、セグメント駆動回路1922は、セグメント端子SEGに、図8(c)に示すように、最大電圧がVDD1で、最小電圧がVDD2のパルス方形波を供給する。
VDD2はVSSより高く、VDD1はVDD2より高く、VDDはVDD1より高い。
液晶にかかる電圧は、コモン端子COMとセグメント端子SEG間の電圧である。
例えばVSS−VDD2、および、VDD−VDD1は、液晶のしきい値電圧よりも低い。このとき、LCDパネル191には所定の画面表示が行われない。
【0047】
1/3バイアス−1/3デューティ駆動方式
LCDパネル191において通常時における駆動方法として、各種駆動方法があるが、ここでは例えば、1/3バイアス−1/3デューティ駆動方式を説明する。
【0048】
この駆動方式では、コモン駆動回路1921は、例えばコモン端子(COM1〜3)に、図8(d),(e),(f)に示すように、電圧がVSS、VSS2、VSDD1、VDD2、VDD1、VDDと、6単位時間で周期的に変化する駆動信号を供給する。
【0049】
コモン端子COM1,2,3それぞれに供給される駆動信号は、例えば、2単位時間だけ位相がずれている。
コモン駆動回路1921は、例えば、表示させない個所のコモン端子COM4には、図8(d)に示すような、最高電圧がVDD1、最低電圧がVDD2のパルス方形波の駆動信号を供給する。
【0050】
セグメント駆動回路1922は、コモン端子COM1,2,3に対応するセグメントLCDの表示を消灯する場合には、コモン端子1,2,3それぞれに対応するセグメント端子SEGに、例えば図8(g)に示すような、最高電圧がVDD1、最低電圧がVDD2であるパルス方形波を供給する。
【0051】
セグメント駆動回路1922は、例えば、コモン端子COM1に対応するセグメントLCDを点灯する場合には、例えば図8(i)に示すような駆動信号を供給する。
【0052】
セグメント駆動回路1922は、例えば、コモン端子COM2に対応するセグメントLCDを点灯する場合には、例えば図8(j)に示すような駆動信号を供給する。
【0053】
制御回路20は、例えば、時カウンタ、分カウンタ、秒カウンタ等を含む内部時計201を有する。
制御回路20は、例えば、所定の標準電波受信時刻、強制受信スイッチ等が操作された場合には、標準電波信号受信系11に駆動電力を供給し、標準電波信号を受信させ、パルス信号S11を出力させ、標準電波信号の受信状態をあらかじめ決められた基準範囲と比較し、受信状態が基準範囲内にある場合には、受信した標準電波信号の標準時刻信号に基づいて、内部時計201で計時されている時刻を修正する。
また、制御回路20は、時刻信号コードのデコードの結果、時刻化が不可能である場合には、内部時計201の時刻修正を行わない。
【0054】
制御回路20は、内部時計201で計時されている時刻に応じた表示を行わせる表示制御信号を、表示部19に出力する。
【0055】
標準電波受信時の表示
図9は、図1に示した電波修正時計で受信される電波信号と、表示部の表示タイミングの一具体例を示す図である。
図9(a)は電波受信信号、図9(b)は毎秒点滅させる表示制御信号、図9(c)は2秒間隔で点滅させる表示制御信号、図9(d)は揺らぎ点滅させる表示制御信号を示す図である。
【0056】
上述したように、標準時刻電波信号は、例えば1秒間に、0.2、0.5、0.8秒の100%振幅期間と、10%振幅期間のその他の期間とで構成される。
【0057】
制御回路20は、例えば、上述したように図3に示した標準電波信号が受信される場合には、標準電波信号を受信する処理として、
・秒同期処理(1秒同期のタイミングを特定する)、
・分同期処理(0秒タイミングを特定する)、
・タイムコードの読み込み処理、
とを行う。
【0058】
各処理において、時刻修正処理に係る情報として重要なタイミングが異なる。以下、具体的に説明する。
秒同期処理としては、上述したように、秒は電波信号のパルス信号の立ち上がりの55%(10%値と100%値の中央)を基準として、秒同期を行う。このため、秒同期時には、電波信号の秒の前半、具体的には0.0〜0.5秒が重要である。
【0059】
分同期処理としては、上述したように、正分位置は、ポジションマーカーP0、マーカーMと続く位置を検出し、その位置を正分位置とする。このため分同期時には、電波信号の秒の前半、具体的には、0.0〜0.2秒が重要である。
【0060】
タイムコードの読み込み処理では、「1」信号、「0」信号、「P」信号に基づいて、タイムコードをデコードする。このため、タイムコードの読み込み時は、秒の中間、例えば0.2〜0.8秒が重要である。
【0061】
また、タイムコードが、図3に示すようなフォーマットで送信されている場合には、例えば、時刻・カレンダ”0”で示した位置(時間)では、時刻に関する情報ではないので重要ではない。
【0062】
このように、標準時刻信号の内の、内部時計の時刻修正処理に係る所定の修正信号が受信されるときは、具体的には、標準電波信号の内の情報として重要でない信号を受信しているときや、「0」信号、「1」信号、および「P」信号中でも重要でない期間に、表示部19の表示を行っても、時間修正処理に関しては影響がない。
具体的には制御回路20が表示用駆動信号を出力して駆動回路192から駆動信号をLCDパネル191に出力した場合でも、駆動信号を要因とするノイズが標準電波信号受信系11に入力されても、時間修正処理に関しては影響がない。
【0063】
制御回路20は、上述したように、時刻修正処理に関する情報として、重要でない位置(時刻)に、表示を行わせる表示指示を含む表示制御信号を表示部19に出力する。
【0064】
標準電波信号受信系11から、例えば図9(a)に示すように、ロウレベルの期間が振幅100%の期間を示し、ハイレベルの期間が振幅10%の期間を示すようなパルス信号S11が出力される。
標準電波を受信している時の表示部19の表示タイミングについて、例えば、図9(a)に示すようなパルス信号が、標準電波信号受信系11から出力されている場合を説明する。
【0065】
例えば、具体的には、制御回路20は、図9(a),(b)に示すようなタイミングで、毎秒、表示部20を点灯させる。
制御回路20は、図9(a),(b)に示すようなタイミングで、具体的には、毎秒、所定の時間、例えば0.8〜1.0秒等の時間、表示部19に表示指示を含む表示制御信号を出力して駆動回路192に駆動信号を出力させてLCDパネル191に所定の表示を行わせる。
点灯している以外の期間は、制御回路20は、表示部19に抑止指示を含む表示制御信号を出力し、表示部19の駆動回路192に駆動信号の生成を抑止させる。
表示制御信号は、例えば、図9(b)に示すように、ハイレベルの場合には表示指示、ロウレベルの場合には抑止指示を示す。
【0066】
例えば、このLCDパネル191を毎秒点滅させる場合には、秒同期処理以外の処理を行っている場合が好ましい。秒同期処理を行っているときに、この毎秒LCDパネル191に点滅を行わせると、駆動回路192から出力される駆動信号に起因するノイズが、標準電波受信系11に周期的に入力されることになり、例えばこの周期的なノイズに基づいて秒同期処理を行ってしまい、正確な秒を得ることができない場合がある。
【0067】
制御回路20は、また図9(a),(c)に示すように、2秒周期で表示部19を点灯させる。
具体的には、制御回路20は、図9(a),(b)に示すようなタイミングで、具体的には、2秒周期で、所定の時間、例えば0.8〜1.0秒等の時間、表示部19に表示指示を含む表示制御信号を出力して駆動回路192に駆動信号を出力させてLCDパネル191に所定の表示を行わせる。
また、点灯している以外の期間は、制御回路20は、表示部19に抑止指示を含む表示制御信号を出力し、表示部19の駆動回路192に駆動信号の生成を抑止させる。
【0068】
制御回路20は、秒同期しないようなタイミング、例えば図9(a),(d)に示すように、揺らいだタイミングで表示部19を点灯させる。
具体的には、制御回路20は、図9(a),(d)に示すようなタイミング、あるときは1秒よりも短いタイミングで、あるときは1秒よりも長いタイミングで、所定の時間、例えば0.8〜1.0秒等の時間、表示部19に表示指示を含む表示制御信号を出力して駆動回路192に駆動信号を出力させてLCDパネル191に所定の表示を行わせる。
また、点灯している以外の期間は、制御回路20は、表示部19に抑止指示を含む表示制御信号を出力し、表示部19の駆動回路192に駆動信号の生成を抑止させる。
【0069】
このようなタイミングで、表示部19を点灯させることにより、例えば秒同期処理を行っている間であっても、駆動信号を起因とするノイズに基づいて1秒の同期処理を行うことがない。
【0070】
制御回路20は、また、標準電波受信中は、表示部19を表示させなくてもよい。
具体的には、制御回路20は、表示部19に駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含む表示制御信号を出力する。表示部19の駆動回路192は、この抑止指示を含む表示制御信号が入力されると、LCDパネル191に供給する駆動信号の生成を抑止する。
このように、標準電波信号を受信中に、駆動信号を生成しないことで、駆動信号を要因としたノイズの影響がなくなり、良好な電波受信環境で、標準電波信号を受信することができる。
【0071】
制御回路20は、また、標準信号受信中、LCDパネル191が表示されていない場合に、スイッチ群13が操作された場合や、光センサ16が暗状態から明状態、または、明状態から暗状態に状態の変化を検出した場合などに、表示部19に表示指示を含む表示制御信号を出力して、駆動回路192に、駆動信号を出力させてLCDパネル191を表示させる。
【0072】
図10は、図1に示した電波修正時計の表示動作を説明するための図である。電波修正時計1の制御回路20および表示部19の動作を、図10を参照しながら説明する。
【0073】
制御回路20は、通常表示の場合には、駆動信号を出力させる表示指示を含む表示制御信号を表示部19の駆動回路192に出力する。この場合、例えば、制御回路19は、内部時計201で計時される時刻応じた表示を行わせる表示制御信号を出力してもよい。
【0074】
表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号に応じて駆動信号をLCDパネル191に出力し、LCDパネル191に所定の表示を行わせる。例えば、内部時計201で計時される時刻に応じた表示を行わせる表示制御信号が入力された場合には、それに応じた駆動信号をLCDパネルに出力し、LCDパネル191に時刻表示を行わせる(ST1、ST2)。
【0075】
一方、制御回路20は、例えば、標準電波信号受信系11に標準電波を受信させているときや、標準電波信号の内の重要な情報を受信しているときには、駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含む表示制御信号を表示部19に出力する。
表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号が入力されると、駆動信号の生成を抑止する。こうすることにより、標準電波信号受信系11に駆動信号が要因となるノイズが入力されなくなる(ST1,ST3)。
【0076】
図11は、図1に示した電波修正時計の動作の一具体例を示すタイミングチャートである。
電波修正時計1の動作を、図10を参照しながら、制御回路20の動作を中心に説明する。
【0077】
通常時には、制御回路20では、内部時計201で計時される時刻に応じた表示を行わせる表示制御信号が表示部19に出力されている。表示部19の駆動回路192では、その表示制御信号に応じた駆動信号が生成され、LCDパネル191に出力される。LCDパネル191では、その駆動信号に応じた時刻表示が行われる(ST11,ST12)。
【0078】
また、制御回路20では、例えば、リセットスイッチ131や、強制受信スイッチ132が操作された場合や、あらかじめ設定された標準電波信号を受信する時刻、例えば、受信環境が比較的良い時間、午前2時〜午前5時頃などになると、例えば標準電波信号受信系11に駆動電力を供給して、標準電波信号を受信させる(ST11,ST13)。
制御回路20は、標準電波信号の受信処理として、例えば、秒同期処理、分同期処理、タイムコード読み取り処理等を行う。
また、制御回路20では、標準電波信号受信系11で標準電波を受信しているときに、受信中である旨を示す制御信号が受信表示部30に出力される。受信表示部30では、制御回路20から出力された、その制御信号に応じて発光素子31を発光し、受信中である旨を表示する。
【0079】
ステップST14において、制御回路20では、後述するように、表示部19に標準電波を受信中の表示モードで表示させる。
【0080】
ステップST15において、制御回路20では、割込みがあったか否かが判別される。
具体的には、制御回路20では、例えば、鳴止スイッチ133、スヌーズスイッチ134、設定スイッチ群135等のスイッチ群13が操作された場合が割込みがあったと判別する。
【0081】
また、制御回路20は、光センサ16が暗状態から明状態に変化した場合、または明状態から暗状態に変化した状態を検出した場合も、割込みがあったと判別してもよい。
【0082】
また、制御回路20は、検出部18が光電変換部17から出力される電圧を監視し、例えば、周囲が暗い状態から明るい状態になった場合などに光電変換部17から出力される電圧が高くなった場合も、割込みがあったと判別してもよい。また、赤外線センサを設け、その赤外線センサが所定の温度物体、例えば人間等から放出される赤外線を検出した場合も割込みがあったと判別してもよい。
【0083】
また、制御回路20は、マイク15により、所定のレベル以上の音波を検出した場合も、割込みがあったと判別してもよい。
【0084】
ステップST15の判別において、制御回路20では、割込みがあったと判別された場合には、表示部19に通常の表示を行わせる表示指示を含む表示制御信号が出力される。表示部19では、受信中表示モードから通常表示モードに切り替わり、駆動回路192から駆動信号がLCDパネル191に出力される。LCDパネル191では、駆動信号に応じた表示が行われ(ST16)、ステップST17の処理に進む。
【0085】
一方、ステップST15の判別において、制御回路20では、受信終了か否かが判別され、受信終了ではない判別された場合には、ステップST13の処理に戻り、受信終了であると判別された場合には、ステップST11の処理に戻る。
【0086】
図12は、図11に示した受信中表示モード時の時刻修正時計の動作を説明するためのフローチャートである。
制御回路20では、標準電波信号の秒同期処理中である場合には(ST21)、表示部19に、例えば図9(d)に示したような揺らぎ点滅を行わせる表示制御信号が出力される(ST22)。表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号に基づいて、LCDパネル191に、図9(d)に示すような揺らぎ点滅を行わせるように、駆動信号を生成または駆動信号の生成を抑止する。
【0087】
制御回路20では、標準電波信号の分同期処理中である場合には(ST23)、表示部19に、例えば図9(c)に示したような、2秒点滅を行わせる表示制御信号が出力される(ST24)。表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号に基づいて、LCDパネル191に、図9(c)に示すような2秒間隔で点滅を行わせるように、駆動信号を生成または駆動信号の生成を抑止する。
【0088】
制御回路20では、標準電波信号のタイムコード読込み処理中である場合には(ST25)、表示部19に、例えば図9(b)に示したような、1秒点滅を行わせる表示制御信号が出力される(ST26)。表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号に基づいて、LCDパネル191に、図9(b)に示すような1秒間隔で点滅を行わせるように、駆動信号を生成または駆動信号の生成を抑止する。
上述したように、表示制御信号が表示指示を含むときは駆動信号を生成して駆動信号に応じた表示を行い、表示制御信号が駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含むときは駆動信号の生成を抑止する表示部19と、ノイズの発生源となる表示部19の近傍に配置され、電波信号を受信し、電波信号に含まれる標準時刻信号を出力する標準電波信号受信系11と、標準電波受信系11で、標準時刻信号の内の、内部時計の時刻修正処理に係る所定の信号が受信されるときは、少なくとも抑止指示を含む表示制御信号を表示部19に出力する制御回路20とを設けたので、ノイズの影響が少なく標準時刻信号を受信することができる。
【0089】
また、表示部19と、受信アンテナ111を近くに設けることができるので、小型で薄型の電波修正時計を提供することができる。
また、受信感度を十分に向上させることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
【0090】
なお、本発明は本実施の形態に限られるものではなく、任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、制御回路20は、標準時刻信号を受信中は、抑止指示を含む表示制御信号を表示部19に出力して、表示部19に駆動信号の生成を抑止させてもよい。
【0091】
また、表示タイミングは、上述した表示タイミングに限られるものではない。例えば、標準時刻信号の内の、時刻修正処理に係る信号を受信する際や、「0」信号、「1」信号、および「P」信号の内でも重要な期間のときに、受信に影響を与えないように駆動信号を抑止して表示させなければよい。
【0092】
【発明の効果】
本発明によれば、駆動信号により駆動する表示部を有する場合であっても、ノイズの影響が少なく標準時刻信号を受信する電波修正時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電波修正時計の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1に示した電波修正時計の標準電波受信される時刻信号の一具体例を示す図である。(a)は標準電波信号の一具体例を示す図、(b)は受信状態が良い場合の出力波形の一具体例を示す図である。(c)は電波が非常に弱い場合の出力波形の一具体例を示す図、(d)はノイズが多い場合の出力波形の一具体例を示す図である。
【図3】標準電波信号のタイムコードの一部である。
【図4】図1に示した電波修正時計の一実施の形態の全体構成を示す図である。
【図5】(a)は図4(a)に示した電波修正時計の背面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。
【図6】図1に示した電波修正時計の表示部の一具体例のブロック図である。
【図7】図4に示した表示部のLCDパネルの一具体例の一部を示す図である。
【図8】図1に示した電波修正時計の表示部の駆動信号の一具体例を示す図である。
【図9】図1に示した電波修正時計で受信される電波信号と、表示部の表示タイミングの一具体例を示す図である。
【図10】図1に示した電波修正時計の動作の一具体例を示すタイミングチャートである。
【図11】図1に示した電波修正時計の動作の一具体例を示すタイミングチャートである。
【図12】図11に示した受信中表示モード時の時刻修正時計の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…電波修正時計、2…標準電波送信局、10…信号処理系回路、11…標準電波信号受信系、12…発振回路、13…スイッチ群、14…スピーカ、15…マイク、16…CdS光センサ、17…光電変換部、18…検出部、19…表示部、20…制御回路、100…本体部、111…受信アンテナ、112…長波受信回路、131…リセットスイッチ、132…強制受信スイッチ、133…鳴止めスイッチ、134…スヌーズスイッチ、135…設定スイッチ群、191…LCDパネル、192…駆動回路、201…内部時計、1921…コモン駆動回路、1922…セグメント駆動回路、1923…LCD表示制御回路。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、標準時刻信号を含む電波信号を受信して時刻修正を行う電波修正時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内部の計時部で計時される時刻に応じた表示を行う表示部、例えばLCDパネルを有する時計が知られている。
上述の時計では、例えば、内部の計時部で計時される時刻に応じた時刻データが、表示部の駆動回路に入力される。駆動回路では、入力された時刻データに応じた駆動信号をLCDパネルに出力する。LCDパネルは、その駆動信号に応じた時刻表示を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば、上述の表示部を有し、標準時刻信号を含む標準電波信号を受信アンテナで受信し、標準時刻信号に基づいて内部の計時部で計時される時刻の修正を行う電波修正時計が知られている。
この電波修正時計では、標準時刻信号を受信する際に、表示部から出力される駆動信号がノイズとして受信に影響してしまう場合がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、駆動信号により駆動する表示部を有する場合であっても、ノイズの影響が少なく標準時刻信号を受信する電波修正時計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の電波修正時計は、標準時刻信号を含む電波信号を受信して、内部時計の時刻修正を行う電波修正時計であって、表示制御信号が表示指示を含むときは駆動信号を生成して前記駆動信号に応じた表示を行い、前記表示制御信号が前記駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含むときは駆動信号の生成を抑止する表示手段と、前記電波信号を受信し、前記電波信号に含まれる標準時刻信号を出力する受信手段と、前記受信手段で、前記標準時刻信号の内の、前記内部時計の時刻修正処理に係る所定の修正信号が受信されるときは、少なくとも前記抑止指示を含む表示制御信号を前記表示手段に出力する制御手段とを有する。
【0006】
本発明の電波修正時計によれば、標準時刻信号を含む電波信号を受信して、内部時計の時刻修正を行う。
表示手段では、表示制御信号が表示指示を含むときは駆動信号を生成して前記駆動信号に応じた表示を行い、前記表示制御信号が前記駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含むときは駆動信号の生成が抑止される。
受信手段では、前記電波信号を受信し、前記電波信号に含まれる標準時刻信号が出力される。
制御手段では、前記受信手段で、前記標準時刻信号の内の、前記内部時計の時刻修正処理に係る所定の修正信号が受信されるときは、少なくとも前記抑止指示を含む表示制御信号が前記表示手段に出力される。
【0007】
【発明の実施の形態】
【発明の実施の形態】
電波修正時計1は、標準電波送信局2から送信される標準時刻信号を含む標準電波信号を受信し、受信結果に基づいて内部で計時される時刻を修正する。
図1は、本発明に係る電波修正時計の一実施の形態のブロック図である。
本実施の形態に係る電波修正時計1の信号処理系回路10は、図1に示すように、標準電波信号受信系11、発振回路12、スイッチ群13、スピーカ14、マイク15、光センサ16、変換部17、検出部18、表示部19、制御回路20、および受信表示部30を有する。
【0008】
標準電波信号受信系11は、標準時刻信号を含む標準電波信号を受信し、受信された標準時刻信号に応じた信号を出力する。
【0009】
標準電波信号受信系11は、受信アンテナ111、および長波受信回路112を有する。
受信アンテナ111は、標準電波送信局2から送信された標準時刻信号を含む長波の標準電波を受信する。
長波受信回路112は、例えば、制御回路20からの指示に応じて、受信アンテナ111で受信された標準電波に対して所定の信号処理を行い、処理の結果を、例えばパルス信号として制御回路20に出力する。
長波受信回路112は、例えば、不図示のRFアンプ、電波検波回路、整流回路、および積分回路により構成される。
【0010】
図2は、図1に示した電波修正時計の標準電波受信される時刻信号の一具体例を示す図である。
図2(a)は標準電波信号の一具体例を示す図、図2(b)は受信状態が良い場合の出力波形の一具体例を示す図である。図2(c)は電波が非常に弱い場合の出力波形の一具体例を示す図、図2(d)はノイズが多い場合の出力波形の一具体例を示す図である。
【0011】
日本標準時を高精度で伝える長波の標準電波JJYは、図2(a)に示すような形態で送られてくる。
具体的には、JJYの標準時刻信号(タイムコードとも言う)は、「1」信号、「0」信号、「P」信号の3種類の信号パターンから構成され、それぞれの信号パターンは、1秒(s)の中の100%振幅期間幅によって区別されている。「1」信号を表す場合には、1秒(s)の間に500ms(0.5s)だけ所定の周波数の所定の100%振幅期間の信号が送信され、「0」信号を表す場合には、1秒の間に、800ms(0.8s)だけ所定の周波数の信号が送信され、「P」信号を表す場合には、1秒(s)の間に200ms(0.2s)だけ所定の周波数が送信されてくる。
受信状態が良好であり、受信が成功した場合には、図2(b)に示すように標準電波信号の波形に応じたパルス信号が制御回路20に出力される。
この場合には、制御回路20は受信した標準電波の受信状態が予め規定された正常な基準電範囲内にあるものとみなす。
【0012】
一方、受信状態が基準範囲外にあるとみなす場合は、電波が弱い場合や、ノイズが多い場合である。
電波が非常に弱い場合には、図2(c)に示すように、数個の信号分、パルス信号がローレベル(L)またはハイレベル(H)のままになる。
また、ノイズが多い場合には、図2(b)に示すように、電波の波形と無関係にパルス信号のレベルが変化する。
これらの状態にあるパルス信号を例えば10秒間に2回か、あるいは、それ以上受信した場合には、制御回路20は受信状態が基準範囲外にあり、受信成功ではないとみなす。
具体的には、例えば、制御回路20は、検出時間を10秒程度として、この検出時間内において、パルス信号のレベルの変化が1秒間検出されなかった場合、及び、検出したパルス幅が0.8s,0.5s,0.2s付近でなかった場合をNGとして、NGが2回以上発生した場合には、受信不可とみなす。
【0013】
なお、日本の標準電波JJYは、独立行政法人通信総合研究所(CRL)のもとで運用されている。また、変調波であるパルス信号PLの振幅は最大100%、最小10%である。
【0014】
次に、長波標準電波の送信データについて説明する。
図3は、標準電波信号のタイムコードの一部である。
タイムコードは、図3に示すように、1分1周期(1フレーム)としてこれを、60分割し、1秒ごとに1ビットの情報を割り当てて送信している。
【0015】
タイムコードが送信する情報は、時、分、1月1日からの通算日、年(西暦下2桁)、曜日に関しては、2進数(BCD(Binary coded decimal notation 2進化10進法)正論理)として表し送信する。
従って、時には24時間制JSTの時を表すために6ビット、分には7ビット、通算日には10ビット、年には8ビット、曜日には3ビットが必要となる。
【0016】
なお、秒信号については、秒は電波のパルス信号の立ち上がりとし、パルスの立ち上がりの55%(10%値と100%値の中央)が標準時の1秒信号に同期する。
【0017】
P信号は1フレームに7回送信され、正分(0秒)に対応するものがマーカーMと呼ばれ、9秒、19秒、29秒、39秒、49秒に対応するものが、それぞれポジションマーカーP1〜P5と呼ばれる。
なお、もう一つのポジションマーカーP0は、通常(非うるう秒時)は59秒の立ち上がりに対応する。
【0018】
このP信号が続けて現れるのは1フレーム中1回で、59秒、0秒のとき、つまりポジションマーカーP0、マーカーMと続くときだけ、この続けて現れる位置が正分位置となる。つまり分・時データ等の時刻データは、この正分位置を基準としてフレーム中の位置が決まっているため、この正分位置の検出を正確に行い、時刻データを取り出す。
【0019】
ただし、標準電波のフレームのフォーマットは毎分同じではなく、図3(a)に示すように、毎時15分および45分時フォーマットと、図3(b)に示すように、それ以外の分の時刻のフォーマットは、異なっている。SU1、SU2と名付けられた予備ビットと、LS1、LS2と名付けられたうるう秒情報は、呼び出し符号と停波情報が、年情報と曜日情報の代わりに15分、45分のフォーマットにのみ現れる。
【0020】
このように、タイムコードを含む標準電波を受信し、そこから得られるパルス信号をデコードすることにより、標準時刻を入手することができる。
制御回路20は、得られた標準時刻に基づいて、計時される計時時刻を修正する。
【0021】
発振回路12は、例えば、水晶発振器CRY、およびキャパシタC1,C2により構成され、所定の周波数の基本クロックを生成し、制御回路20に供給する。
【0022】
スイッチ群13は、例えば、ユーザにより操作され、操作に応じた信号が制御回路20に出力される。制御回路20では、その信号に応じた所定の処理を行う。
スイッチ群13は、例えば、リセットスイッチ131、強制受信スイッチ132、鳴止めスイッチ133、スヌーズスイッチ134、設定スイッチ群135とを有する。
【0023】
リセットスイッチ131は、制御回路20の各種状態を初期状態に戻すときにオンされる。リセットスイッチ131が操作された場合、または、図示しない電池がセットされた場合に、制御回路20は、各種状態を初期状態に戻し、標準電波信号受信系11に標準電波信号を強制的に受信させ、受信信号に基づいて計時時刻を修正する。
【0024】
強制受信スイッチ132は、強制的に標準電波信号を受信して、内部で計時される時刻の修正を行わせるときにオンされる。制御回路20は、強制受信スイッチが操作された場合には、上述のように、標準電波信号受信系11に標準電波信号を強制的に受信させ、受信信号に基づいて計時時刻を修正する。
【0025】
鳴止めスイッチ133は、例えば、アラーム時刻に報音されるアラーム音の出力を止めるときにオンされる。制御回路20は、鳴止めスイッチ133が操作された場合には、例えば、アラーム時刻にスピーカ14から報音させるアラーム音の出力を停止する。
【0026】
スヌーズスイッチ134は、例えば、アラーム時刻に報音されるアラーム音の出力を一旦止め、所定の時間経過後に再び出力させたいときにオンされる。制御回路20は、スヌーズスイッチ134が操作された場合には、例えば、アラーム時刻にスピーカ14から出力させるアラーム音の出力を一旦止め、所定の時間経過後に、再びスピーカ14からアラーム音を出力させる。
【0027】
設定スイッチ群135は、例えば、アラーム時刻を設定する際に操作されるスイッチである。設定スイッチ群135は、複数の設定スイッチ1351〜1354を有する。制御回路20は、設定スイッチ群135が操作された場合には、例えば、その操作に応じたアラーム時刻を設定する。
【0028】
スピーカ14は、制御回路20の制御により所定の音、例えばアラーム音やメロディ等を出力する。
マイク15は、音波を電気信号に変換し、制御回路20に出力する。
光センサ16は、例えば、CdS光センサであり、光を検出し、検出信号を制御回路20に出力する。
【0029】
光電変換部17は、光エネルギを電気エネルギに変換する。光電変換部17は、例えば不図示の2次電源に、電気エネルギを出力し、2次電源の充電を行う。
検出部18は、例えば光電変換部17から出力された電気エネルギの電圧に応じた検出信号を制御回路20に出力する。
【0030】
受信表示部30は、制御回路20から標準電波信号を受信中である旨を示す制御信号が出力されると、その制御信号に応じた表示を行う。
例えば、受信表示部30は、例えばLED(Light emitting diode)等の発光素子31、抵抗R、およびトランジスタtrとを有する。
制御回路20は、例えば、標準電波信号を受信中である旨を示す制御信号として、所定のしきい電圧よりも高い電圧がトランジスタtrに出力されると、トランジスタtrがオンし、発光素子31が発光する。しきい電圧よりも低い電圧が供給されると、発光素子31は発光しない。
【0031】
図4は、図1に示した電波修正時計の一実施の形態の全体構成を示す図である。
図4(a)は電波修正時計の正面図、図4(b)は上面図、図4(c)は底面図、図4(d)は図4(a)に示した電波修正時計のA−A’線の断面図である。
【0032】
電波修正時計1の本体部100は、図4(a)に示すように、本体部100の中央部に表示部19のLCDパネル191が設けられている。
LCDパネル191は、例えば、図4(a)に示すように、時分秒表示部、曜日表示部、目覚ましA,B(複数のアラーム時刻)表示部、電波受信状態表示部を有する。
LCDパネル191の後部には、例えば図4(d)に示すように、LCDパネル191に駆動信号を供給する駆動回路192が設けられている。
また、表示部19のLCDパネル191および駆動回路192の近傍には、標準電波信号を受信するための受信アンテナ111が設けられている。
【0033】
本体部100の正面の左右周辺部には、設定スイッチ(アラーム時刻設定ボタンとも言う)1351〜1354が設けられている。
本体部100の正面の右上部には、標準電波信号を受信中である旨を示す発光素子31が設けられている。
本体部100の上面には、図4(b)に示すように、光電変換部17、例えばソーラーパネルが設けられている。
【0034】
図5(a)は図4(a)に示した電波修正時計の背面図、図5(b)は左側面図、図5(c)は右側面図である。
電波修正時計の背面中央部には、図5(a)に示すように、リセットスイッチ131、および強制受信スイッチ132が設けられている。
また、例えば、強制受信スイッチ132の左側にスピーカ14、右側にマイク15、下側に光センサ16が設けられている。
【0035】
図6は、図1に示した電波修正時計の表示部の一具体例のブロック図である。
表示部19は、例えば、制御回路20からの表示制御信号に応じた所定の表示を行う。例えば、表示部19は、制御回路20から、計時されている時刻に基づいた表示制御信号が入力されると、その表示制御信号に応じた時刻表示を行う。
【0036】
表示部19は、例えば液晶表示装置や、LED表示装置、ブラウン管式の表示装置である。以下、表示部19が液晶表示装置の場合を説明する。
【0037】
表示部19は、例えば図6に示すように、LCDパネル191、駆動回路192を有する。
LCD(Liquid crystal display)パネル191は、いわゆる液晶パネルであり、駆動回路192から出力される駆動信号に応じて、所定の画像を表示する。
駆動回路192は、制御回路20から出力された表示制御信号に基づいて、例えば駆動信号をLCDパネル191に出力する。
駆動回路192は、例えば、コモン駆動回路1921、セグメント駆動回路1922、およびLCD制御回路1923を有する。
【0038】
図7は、図4に示した表示部のLCDパネルの一具体例の一部を示す図である。
表示部19のLCDパネル191は、例えば図7に示すように、セグメント電極SEG、コモン電極COM、セグメント線LSEG、コモン線LSEGを有する。
【0039】
LCDパネル191は、例えば図示しないが、偏光子、ガラス基板、透明電極(セグメント電極)、分子配向層、液晶、透明電極(コモン電極)、ガラス基板、および偏光子等が積層されて形成されている。
【0040】
LCDパネル191は、不図示の基板の前面に設けられたセグメント電極SEGにはセグメント線LSEGが接続され、基板の背面に設けられたコモン電極COMにはコモン線LCOMが接続されている。
【0041】
セグメント電極SEGおよびコモン電極COMに選択的に電圧をかけることにより、液晶の分子の向きを変化させて、例えば0〜9の数字を表示することができる。
【0042】
コモン電極COMは、コモン線LCOMを介して、コモン駆動回路1921に接続されている。
セグメント電極SEGは、セグメント線LSEGを介して、セグメント駆動回路1922に接続されている。
【0043】
コモン駆動回路1921は、LCD制御回路1923からの信号に基づいて、LCDパネル191のコモン電極COMへ、所定の駆動信号を供給する。
セグメント駆動回路1922、LCD制御回路1923からの信号に基づいて、LCDパネル191のセグメント電極SEGへ、所定の駆動信号を供給する。
【0044】
LCD制御回路1923は、例えば、制御回路20から出力された、内部で計時される時刻に応じた表示制御信号に基づいて、コモン駆動回路1921及びセグメント駆動回路1922に、駆動信号をLCDパネル191に供給させる駆動制御信号を出力する。
【0045】
図8は、図1に示した電波修正時計の表示部の駆動信号の一具体例を示す図である。
全セグメント点灯時
全セグメント点灯時には、コモン駆動回路1921は、コモン端子(COM1〜4)に、図8(a)に示すように、最大電圧が駆動電圧VDD、最小電圧が基準電圧VSSのパルス方形波の駆動信号を供給する。
セグメント駆動回路1922は、セグメント端子SEGに、図8(b)に示すように、コモン端子COMに供給されるパルス方形波と位相がπだけずれた、最大電圧が駆動電圧VDD、最小電圧が基準電圧VSSのパルス方形波を供給する。
【0046】
全セグメント消灯時
全セグメント消灯時には、セグメント駆動回路1922は、セグメント端子SEGに、図8(c)に示すように、最大電圧がVDD1で、最小電圧がVDD2のパルス方形波を供給する。
VDD2はVSSより高く、VDD1はVDD2より高く、VDDはVDD1より高い。
液晶にかかる電圧は、コモン端子COMとセグメント端子SEG間の電圧である。
例えばVSS−VDD2、および、VDD−VDD1は、液晶のしきい値電圧よりも低い。このとき、LCDパネル191には所定の画面表示が行われない。
【0047】
1/3バイアス−1/3デューティ駆動方式
LCDパネル191において通常時における駆動方法として、各種駆動方法があるが、ここでは例えば、1/3バイアス−1/3デューティ駆動方式を説明する。
【0048】
この駆動方式では、コモン駆動回路1921は、例えばコモン端子(COM1〜3)に、図8(d),(e),(f)に示すように、電圧がVSS、VSS2、VSDD1、VDD2、VDD1、VDDと、6単位時間で周期的に変化する駆動信号を供給する。
【0049】
コモン端子COM1,2,3それぞれに供給される駆動信号は、例えば、2単位時間だけ位相がずれている。
コモン駆動回路1921は、例えば、表示させない個所のコモン端子COM4には、図8(d)に示すような、最高電圧がVDD1、最低電圧がVDD2のパルス方形波の駆動信号を供給する。
【0050】
セグメント駆動回路1922は、コモン端子COM1,2,3に対応するセグメントLCDの表示を消灯する場合には、コモン端子1,2,3それぞれに対応するセグメント端子SEGに、例えば図8(g)に示すような、最高電圧がVDD1、最低電圧がVDD2であるパルス方形波を供給する。
【0051】
セグメント駆動回路1922は、例えば、コモン端子COM1に対応するセグメントLCDを点灯する場合には、例えば図8(i)に示すような駆動信号を供給する。
【0052】
セグメント駆動回路1922は、例えば、コモン端子COM2に対応するセグメントLCDを点灯する場合には、例えば図8(j)に示すような駆動信号を供給する。
【0053】
制御回路20は、例えば、時カウンタ、分カウンタ、秒カウンタ等を含む内部時計201を有する。
制御回路20は、例えば、所定の標準電波受信時刻、強制受信スイッチ等が操作された場合には、標準電波信号受信系11に駆動電力を供給し、標準電波信号を受信させ、パルス信号S11を出力させ、標準電波信号の受信状態をあらかじめ決められた基準範囲と比較し、受信状態が基準範囲内にある場合には、受信した標準電波信号の標準時刻信号に基づいて、内部時計201で計時されている時刻を修正する。
また、制御回路20は、時刻信号コードのデコードの結果、時刻化が不可能である場合には、内部時計201の時刻修正を行わない。
【0054】
制御回路20は、内部時計201で計時されている時刻に応じた表示を行わせる表示制御信号を、表示部19に出力する。
【0055】
標準電波受信時の表示
図9は、図1に示した電波修正時計で受信される電波信号と、表示部の表示タイミングの一具体例を示す図である。
図9(a)は電波受信信号、図9(b)は毎秒点滅させる表示制御信号、図9(c)は2秒間隔で点滅させる表示制御信号、図9(d)は揺らぎ点滅させる表示制御信号を示す図である。
【0056】
上述したように、標準時刻電波信号は、例えば1秒間に、0.2、0.5、0.8秒の100%振幅期間と、10%振幅期間のその他の期間とで構成される。
【0057】
制御回路20は、例えば、上述したように図3に示した標準電波信号が受信される場合には、標準電波信号を受信する処理として、
・秒同期処理(1秒同期のタイミングを特定する)、
・分同期処理(0秒タイミングを特定する)、
・タイムコードの読み込み処理、
とを行う。
【0058】
各処理において、時刻修正処理に係る情報として重要なタイミングが異なる。以下、具体的に説明する。
秒同期処理としては、上述したように、秒は電波信号のパルス信号の立ち上がりの55%(10%値と100%値の中央)を基準として、秒同期を行う。このため、秒同期時には、電波信号の秒の前半、具体的には0.0〜0.5秒が重要である。
【0059】
分同期処理としては、上述したように、正分位置は、ポジションマーカーP0、マーカーMと続く位置を検出し、その位置を正分位置とする。このため分同期時には、電波信号の秒の前半、具体的には、0.0〜0.2秒が重要である。
【0060】
タイムコードの読み込み処理では、「1」信号、「0」信号、「P」信号に基づいて、タイムコードをデコードする。このため、タイムコードの読み込み時は、秒の中間、例えば0.2〜0.8秒が重要である。
【0061】
また、タイムコードが、図3に示すようなフォーマットで送信されている場合には、例えば、時刻・カレンダ”0”で示した位置(時間)では、時刻に関する情報ではないので重要ではない。
【0062】
このように、標準時刻信号の内の、内部時計の時刻修正処理に係る所定の修正信号が受信されるときは、具体的には、標準電波信号の内の情報として重要でない信号を受信しているときや、「0」信号、「1」信号、および「P」信号中でも重要でない期間に、表示部19の表示を行っても、時間修正処理に関しては影響がない。
具体的には制御回路20が表示用駆動信号を出力して駆動回路192から駆動信号をLCDパネル191に出力した場合でも、駆動信号を要因とするノイズが標準電波信号受信系11に入力されても、時間修正処理に関しては影響がない。
【0063】
制御回路20は、上述したように、時刻修正処理に関する情報として、重要でない位置(時刻)に、表示を行わせる表示指示を含む表示制御信号を表示部19に出力する。
【0064】
標準電波信号受信系11から、例えば図9(a)に示すように、ロウレベルの期間が振幅100%の期間を示し、ハイレベルの期間が振幅10%の期間を示すようなパルス信号S11が出力される。
標準電波を受信している時の表示部19の表示タイミングについて、例えば、図9(a)に示すようなパルス信号が、標準電波信号受信系11から出力されている場合を説明する。
【0065】
例えば、具体的には、制御回路20は、図9(a),(b)に示すようなタイミングで、毎秒、表示部20を点灯させる。
制御回路20は、図9(a),(b)に示すようなタイミングで、具体的には、毎秒、所定の時間、例えば0.8〜1.0秒等の時間、表示部19に表示指示を含む表示制御信号を出力して駆動回路192に駆動信号を出力させてLCDパネル191に所定の表示を行わせる。
点灯している以外の期間は、制御回路20は、表示部19に抑止指示を含む表示制御信号を出力し、表示部19の駆動回路192に駆動信号の生成を抑止させる。
表示制御信号は、例えば、図9(b)に示すように、ハイレベルの場合には表示指示、ロウレベルの場合には抑止指示を示す。
【0066】
例えば、このLCDパネル191を毎秒点滅させる場合には、秒同期処理以外の処理を行っている場合が好ましい。秒同期処理を行っているときに、この毎秒LCDパネル191に点滅を行わせると、駆動回路192から出力される駆動信号に起因するノイズが、標準電波受信系11に周期的に入力されることになり、例えばこの周期的なノイズに基づいて秒同期処理を行ってしまい、正確な秒を得ることができない場合がある。
【0067】
制御回路20は、また図9(a),(c)に示すように、2秒周期で表示部19を点灯させる。
具体的には、制御回路20は、図9(a),(b)に示すようなタイミングで、具体的には、2秒周期で、所定の時間、例えば0.8〜1.0秒等の時間、表示部19に表示指示を含む表示制御信号を出力して駆動回路192に駆動信号を出力させてLCDパネル191に所定の表示を行わせる。
また、点灯している以外の期間は、制御回路20は、表示部19に抑止指示を含む表示制御信号を出力し、表示部19の駆動回路192に駆動信号の生成を抑止させる。
【0068】
制御回路20は、秒同期しないようなタイミング、例えば図9(a),(d)に示すように、揺らいだタイミングで表示部19を点灯させる。
具体的には、制御回路20は、図9(a),(d)に示すようなタイミング、あるときは1秒よりも短いタイミングで、あるときは1秒よりも長いタイミングで、所定の時間、例えば0.8〜1.0秒等の時間、表示部19に表示指示を含む表示制御信号を出力して駆動回路192に駆動信号を出力させてLCDパネル191に所定の表示を行わせる。
また、点灯している以外の期間は、制御回路20は、表示部19に抑止指示を含む表示制御信号を出力し、表示部19の駆動回路192に駆動信号の生成を抑止させる。
【0069】
このようなタイミングで、表示部19を点灯させることにより、例えば秒同期処理を行っている間であっても、駆動信号を起因とするノイズに基づいて1秒の同期処理を行うことがない。
【0070】
制御回路20は、また、標準電波受信中は、表示部19を表示させなくてもよい。
具体的には、制御回路20は、表示部19に駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含む表示制御信号を出力する。表示部19の駆動回路192は、この抑止指示を含む表示制御信号が入力されると、LCDパネル191に供給する駆動信号の生成を抑止する。
このように、標準電波信号を受信中に、駆動信号を生成しないことで、駆動信号を要因としたノイズの影響がなくなり、良好な電波受信環境で、標準電波信号を受信することができる。
【0071】
制御回路20は、また、標準信号受信中、LCDパネル191が表示されていない場合に、スイッチ群13が操作された場合や、光センサ16が暗状態から明状態、または、明状態から暗状態に状態の変化を検出した場合などに、表示部19に表示指示を含む表示制御信号を出力して、駆動回路192に、駆動信号を出力させてLCDパネル191を表示させる。
【0072】
図10は、図1に示した電波修正時計の表示動作を説明するための図である。電波修正時計1の制御回路20および表示部19の動作を、図10を参照しながら説明する。
【0073】
制御回路20は、通常表示の場合には、駆動信号を出力させる表示指示を含む表示制御信号を表示部19の駆動回路192に出力する。この場合、例えば、制御回路19は、内部時計201で計時される時刻応じた表示を行わせる表示制御信号を出力してもよい。
【0074】
表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号に応じて駆動信号をLCDパネル191に出力し、LCDパネル191に所定の表示を行わせる。例えば、内部時計201で計時される時刻に応じた表示を行わせる表示制御信号が入力された場合には、それに応じた駆動信号をLCDパネルに出力し、LCDパネル191に時刻表示を行わせる(ST1、ST2)。
【0075】
一方、制御回路20は、例えば、標準電波信号受信系11に標準電波を受信させているときや、標準電波信号の内の重要な情報を受信しているときには、駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含む表示制御信号を表示部19に出力する。
表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号が入力されると、駆動信号の生成を抑止する。こうすることにより、標準電波信号受信系11に駆動信号が要因となるノイズが入力されなくなる(ST1,ST3)。
【0076】
図11は、図1に示した電波修正時計の動作の一具体例を示すタイミングチャートである。
電波修正時計1の動作を、図10を参照しながら、制御回路20の動作を中心に説明する。
【0077】
通常時には、制御回路20では、内部時計201で計時される時刻に応じた表示を行わせる表示制御信号が表示部19に出力されている。表示部19の駆動回路192では、その表示制御信号に応じた駆動信号が生成され、LCDパネル191に出力される。LCDパネル191では、その駆動信号に応じた時刻表示が行われる(ST11,ST12)。
【0078】
また、制御回路20では、例えば、リセットスイッチ131や、強制受信スイッチ132が操作された場合や、あらかじめ設定された標準電波信号を受信する時刻、例えば、受信環境が比較的良い時間、午前2時〜午前5時頃などになると、例えば標準電波信号受信系11に駆動電力を供給して、標準電波信号を受信させる(ST11,ST13)。
制御回路20は、標準電波信号の受信処理として、例えば、秒同期処理、分同期処理、タイムコード読み取り処理等を行う。
また、制御回路20では、標準電波信号受信系11で標準電波を受信しているときに、受信中である旨を示す制御信号が受信表示部30に出力される。受信表示部30では、制御回路20から出力された、その制御信号に応じて発光素子31を発光し、受信中である旨を表示する。
【0079】
ステップST14において、制御回路20では、後述するように、表示部19に標準電波を受信中の表示モードで表示させる。
【0080】
ステップST15において、制御回路20では、割込みがあったか否かが判別される。
具体的には、制御回路20では、例えば、鳴止スイッチ133、スヌーズスイッチ134、設定スイッチ群135等のスイッチ群13が操作された場合が割込みがあったと判別する。
【0081】
また、制御回路20は、光センサ16が暗状態から明状態に変化した場合、または明状態から暗状態に変化した状態を検出した場合も、割込みがあったと判別してもよい。
【0082】
また、制御回路20は、検出部18が光電変換部17から出力される電圧を監視し、例えば、周囲が暗い状態から明るい状態になった場合などに光電変換部17から出力される電圧が高くなった場合も、割込みがあったと判別してもよい。また、赤外線センサを設け、その赤外線センサが所定の温度物体、例えば人間等から放出される赤外線を検出した場合も割込みがあったと判別してもよい。
【0083】
また、制御回路20は、マイク15により、所定のレベル以上の音波を検出した場合も、割込みがあったと判別してもよい。
【0084】
ステップST15の判別において、制御回路20では、割込みがあったと判別された場合には、表示部19に通常の表示を行わせる表示指示を含む表示制御信号が出力される。表示部19では、受信中表示モードから通常表示モードに切り替わり、駆動回路192から駆動信号がLCDパネル191に出力される。LCDパネル191では、駆動信号に応じた表示が行われ(ST16)、ステップST17の処理に進む。
【0085】
一方、ステップST15の判別において、制御回路20では、受信終了か否かが判別され、受信終了ではない判別された場合には、ステップST13の処理に戻り、受信終了であると判別された場合には、ステップST11の処理に戻る。
【0086】
図12は、図11に示した受信中表示モード時の時刻修正時計の動作を説明するためのフローチャートである。
制御回路20では、標準電波信号の秒同期処理中である場合には(ST21)、表示部19に、例えば図9(d)に示したような揺らぎ点滅を行わせる表示制御信号が出力される(ST22)。表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号に基づいて、LCDパネル191に、図9(d)に示すような揺らぎ点滅を行わせるように、駆動信号を生成または駆動信号の生成を抑止する。
【0087】
制御回路20では、標準電波信号の分同期処理中である場合には(ST23)、表示部19に、例えば図9(c)に示したような、2秒点滅を行わせる表示制御信号が出力される(ST24)。表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号に基づいて、LCDパネル191に、図9(c)に示すような2秒間隔で点滅を行わせるように、駆動信号を生成または駆動信号の生成を抑止する。
【0088】
制御回路20では、標準電波信号のタイムコード読込み処理中である場合には(ST25)、表示部19に、例えば図9(b)に示したような、1秒点滅を行わせる表示制御信号が出力される(ST26)。表示部19の駆動回路192では、この表示制御信号に基づいて、LCDパネル191に、図9(b)に示すような1秒間隔で点滅を行わせるように、駆動信号を生成または駆動信号の生成を抑止する。
上述したように、表示制御信号が表示指示を含むときは駆動信号を生成して駆動信号に応じた表示を行い、表示制御信号が駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含むときは駆動信号の生成を抑止する表示部19と、ノイズの発生源となる表示部19の近傍に配置され、電波信号を受信し、電波信号に含まれる標準時刻信号を出力する標準電波信号受信系11と、標準電波受信系11で、標準時刻信号の内の、内部時計の時刻修正処理に係る所定の信号が受信されるときは、少なくとも抑止指示を含む表示制御信号を表示部19に出力する制御回路20とを設けたので、ノイズの影響が少なく標準時刻信号を受信することができる。
【0089】
また、表示部19と、受信アンテナ111を近くに設けることができるので、小型で薄型の電波修正時計を提供することができる。
また、受信感度を十分に向上させることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
【0090】
なお、本発明は本実施の形態に限られるものではなく、任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、制御回路20は、標準時刻信号を受信中は、抑止指示を含む表示制御信号を表示部19に出力して、表示部19に駆動信号の生成を抑止させてもよい。
【0091】
また、表示タイミングは、上述した表示タイミングに限られるものではない。例えば、標準時刻信号の内の、時刻修正処理に係る信号を受信する際や、「0」信号、「1」信号、および「P」信号の内でも重要な期間のときに、受信に影響を与えないように駆動信号を抑止して表示させなければよい。
【0092】
【発明の効果】
本発明によれば、駆動信号により駆動する表示部を有する場合であっても、ノイズの影響が少なく標準時刻信号を受信する電波修正時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電波修正時計の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1に示した電波修正時計の標準電波受信される時刻信号の一具体例を示す図である。(a)は標準電波信号の一具体例を示す図、(b)は受信状態が良い場合の出力波形の一具体例を示す図である。(c)は電波が非常に弱い場合の出力波形の一具体例を示す図、(d)はノイズが多い場合の出力波形の一具体例を示す図である。
【図3】標準電波信号のタイムコードの一部である。
【図4】図1に示した電波修正時計の一実施の形態の全体構成を示す図である。
【図5】(a)は図4(a)に示した電波修正時計の背面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。
【図6】図1に示した電波修正時計の表示部の一具体例のブロック図である。
【図7】図4に示した表示部のLCDパネルの一具体例の一部を示す図である。
【図8】図1に示した電波修正時計の表示部の駆動信号の一具体例を示す図である。
【図9】図1に示した電波修正時計で受信される電波信号と、表示部の表示タイミングの一具体例を示す図である。
【図10】図1に示した電波修正時計の動作の一具体例を示すタイミングチャートである。
【図11】図1に示した電波修正時計の動作の一具体例を示すタイミングチャートである。
【図12】図11に示した受信中表示モード時の時刻修正時計の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…電波修正時計、2…標準電波送信局、10…信号処理系回路、11…標準電波信号受信系、12…発振回路、13…スイッチ群、14…スピーカ、15…マイク、16…CdS光センサ、17…光電変換部、18…検出部、19…表示部、20…制御回路、100…本体部、111…受信アンテナ、112…長波受信回路、131…リセットスイッチ、132…強制受信スイッチ、133…鳴止めスイッチ、134…スヌーズスイッチ、135…設定スイッチ群、191…LCDパネル、192…駆動回路、201…内部時計、1921…コモン駆動回路、1922…セグメント駆動回路、1923…LCD表示制御回路。
Claims (6)
- 標準時刻信号を含む電波信号を受信して、内部時計の時刻修正を行う電波修正時計であって、
表示制御信号が表示指示を含むときは駆動信号を生成して前記駆動信号に応じた表示を行い、前記表示制御信号が前記駆動信号の生成を抑止させる抑止指示を含むときは駆動信号の生成を抑止する表示手段と、
前記電波信号を受信し、前記電波信号に含まれる標準時刻信号を出力する受信手段と、
前記受信手段で、前記標準時刻信号の内の、前記内部時計の時刻修正処理に係る所定の修正信号が受信されるときは、少なくとも前記抑止指示を含む表示制御信号を前記表示手段に出力する制御手段とを有する
電波修正時計。 - 前記制御手段は、前記受信手段で、前記電波信号に含まれる標準時刻信号の内の、前記修正信号が受信されるとき以外のときは、所定の表示を行わせる前記表示指示を含む表示制御信号を前記表示手段に出力する
請求項1に記載の電波修正時計。 - 前記制御手段は、前記受信手段から出力された前記標準時刻信号に応じて前記内部時計の秒同期処理を行う際に、前記秒同期処理に影響を与えないタイミングで表示を行わせる表示指示を含む表示制御信号を前記表示手段に出力する
請求項1または2に記載の電波修正時計。 - 前記制御手段は、前記受信手段から出力された前記標準時刻信号に応じて前記内部時計の秒同期処理を行う際に、前記表示手段に表示させる周期が一定ではない表示指示を含む表示制御信号を前記表示手段に出力する
請求項1〜3のいずれかに記載の電波修正時計。 - 前記表示手段は、前記表示制御信号に基づいて、前記表示制御信号に表示指示が含まれているときは駆動信号を生成する駆動回路と、
前記駆動回路から出力された前記駆動信号に応じた表示を行う液晶表示部とを有する
請求項1〜4のいずれかに記載の電波修正時計。 - 前記受信手段は、ノイズの発生源となる前記表示手段の近傍に配置されている
請求項1〜5のいずれかに記載の電波修正時計。
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2002
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JP2005300204A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Seiko Epson Corp | 電波修正時計、その制御方法、その制御プログラム、記憶媒体 |
JP4655498B2 (ja) * | 2004-04-07 | 2011-03-23 | セイコーエプソン株式会社 | 電波修正時計、その制御方法、その制御プログラム、記録媒体 |
US8254211B2 (en) | 2009-06-15 | 2012-08-28 | Seiko Epson Corporation | Electronic device and control method therefor |
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