JP2004092250A - Outer handle device of vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のアウトハンドル装置に関し、特に、一端部がドアアウターパネルに回動可能に支承されるハンドル本体の他端部が、ドアアウターパネルに対して略直交する方向への移動を可能として、前記ドアアウターパネルに取付けられるベース部材で支承され、前記ベース部材に設けられたキー挿入孔からのキー操作を可能としたドアシリンダ錠が、前記ドアアウターパネルに取付けられる車両のアウトハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるアウトハンドル装置では、ドアシリンダ錠のシリンダボディに一体に設けられるブラケットが、ドアシリンダ錠からオフセットした位置でベース部材とともにドアアウターパネルに固定される構成となっている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−352226号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものでは、ドアシリンダ錠にドライバー等の不正工具を差し込んで上下左右に無理に変位させるような力を加えると、ドアシリンダ錠がドアアウターパネルから外れてしまう可能性があり、ドアシリンダ錠のドアアウターパネルへの取付け強度が充分であるとは言い難い。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ドアシリンダ錠のドアアウターパネルへの取付け強度を充分に増大させた車両のアウトハンドル装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、一端部がドアアウターパネルに回動可能に支承されるハンドル本体の他端部が、ドアアウターパネルに対して略直交する方向への移動を可能として、前記ドアアウターパネルに取付けられるベース部材で支承され、前記ベース部材に設けられたキー挿入孔からのキー操作を可能としたドアシリンダ錠が、前記ドアアウターパネルに取付けられる車両のアウトハンドル装置において、前記ドアシリンダ錠のシリンダボディにブラケットが連設され、前記ベース部材およびドアアウターパネル間に介在する金属製の補強板との間に前記ドアアウターパネルを挟んだ前記ブラケットが、前記ドアシリンダ錠の両側で前記補強板に固定されることを特徴とする。
【0007】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、金属製の補強板との間にドアアウターパネルを挟んだブラケットが、ドアシリンダ錠の両側で補強板に固定されるので、ドアシリンダ錠のシリンダボディに連設されたブラケットをドアアウターパネルに充分な強度で取り付けることができ、ドアシリンダ錠のドアアウターパネルへの取付け強度を充分に増大させることができる。
【0008】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記ドアシリンダ錠のシリンダボディとは別体である前記ブラケットが、該シリンダボディに固定されることを特徴とし、かかる構成によれば、形状の異なる複数機種のアウトハンドル装置に対してブラケットを変更することで対処可能として、ドアシリンダ錠を複数機種のアウトハンドル装置に流用することができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記ドアシリンダ錠は、キー操作に応じて回動するようにしてシリンダボディの内端から突出するキーレバーを備え、前記ブラケットには、前記キーレバーを上方から覆う庇部が一体に形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、窓ガラスおよびドアアウターパネル間の隙間から針金等の不正道具を挿入してキーレバーを回動操作しようとしても、庇部によって防御することができ、防盗性を向上することができる。
【0010】
さらに請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記ブラケットには、該ブラケットとの間に前記補強板および前記ドアアウターパネルを挟んだ状態の前記ベース部材に仮止め係合するための仮止め係合部が、一体に形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、アウトハンドル装置をドアアウターパネルに組付ける際に、補強板およびドアアウターパネルを挟んでブラケットとの間に挟んだベース部材にブラケットを仮止めすることができるので、組付け性を向上することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0012】
図1〜図8は本発明の一実施例を示すものであり、図1は車両のサイドドアの一部側面図、図2はアウトハンドル装置の分解斜視図、図3は図1の3−3線断面図、図4は図3の要部拡大図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図4の6−6線断面図、図7は図4の7−7線断面図、図8はブラケット側に保持されたねじ部材の補強板への締結前の状態を示す断面図である。
【0013】
先ず図1〜図3において、たとえば乗用車両が備えるサイドドア11のドアアウターパネル12には、本発明に従うアウトハンドル装置が取り付けられており、該アウトハンドル装置は、車両の前後方向(図1の左右方向)に延びるハンドル本体13と、該ハンドル本体13の一端側でドアアウターパネル12に取付けられる第1ベース部材14と、前記ハンドル本体13の他端側でドアアウターパネル12に取付けられる第2ベース部材15とを備える。
【0014】
ハンドル本体13は、硬質の合成樹脂により形成されるものであり、中空状にして車両の前後方向に延びる把持部13aと、該把持部13aの一端部に一体に設けられる支持腕部13bと、前記把持部13aの他端部に一体に設けられるガイド腕部13cとを備える。
【0015】
ドアアウターパネル12には、把持部13aおよびドアアウターパネル12間に車両ユーザの手を挿入することを可能とするための窪み16を形成するための彎曲部12aが内方側に膨らむようにして設けられ、前記彎曲部12aを車両の前後方向に沿う前後両側から挟む位置でドアアウターパネル12には、わずかに凹んだ第1および第2取付け座17,18が、ハンドル本体13の両端部にそれぞれ対応するようにして設けられる。
【0016】
第1ベース部材14と、第1取付け座17との間には合成樹脂から成る第1シート部材19が介装される。しかも第1ベース部材14には、第1シート部材19およびドアアウターパネル12を貫通してドアアウターパネル12の内方に挿入されるハンドル支持部14aが一体に設けられ、このハンドル支持部14aおよびドアアウターパネル12の内面との間には、スペーサ20が挟まれる。また第1ベース部材14には、第1シート部材19およびドアアウターパネル12を貫通し、前記スペーサ20に先端を当接させる円筒状の締結ボス部14bが一体に設けられており、前記スペーサ20に挿通されたボルト21を前記締結ボス部14bに螺合して締めつけることにより、第1ベース部材14が第1シート部材19を介して第1取付け座17に取付けられる。
【0017】
ハンドル本体13の一端側の支持腕部13bは、第1ベース部材14、第1シート部材19およびドアアウターパネル12を貫通してドアアウターパネル12の内方に挿入され、この支持腕部13bが支持ピン22を介してハンドル支持部14aに回動可能に支承される。すなわちハンドル本体13の一端部は、第1ベース部材14を介してドアアウターパネル12に回動可能に支承されている。
【0018】
図4および図5を併せて参照して、第2ベース部材15は硬質の合成樹脂により形成されるものであり、第2ベース部材15の窪み16側の部分には、ハンドル本体13における把持部13aの他端部を受け入れるための受け入れ凹部15aが設けられる。而して第2ベース部材15は、前記受け入れ凹部15aに把持部13aの他端部を受け入れた状態で、ハンドル本体13および第2ベース部材15の一体感が得られるような形状を有するように形成されるものであり、第2ベース部材15の受け入れ凹部15aには矩形状の挿入孔25が設けられ、該挿入孔25に連なる角筒状のガイド部26が第2ベース部材15に一体に連設される。
【0019】
図6をさらに併せて参照して、前記受け入れ凹部15aに関して前記窪み16とは反対側で第2ベース部材15には金属製のナット27がモールド結合される。前記ナット27に関して受け入れ凹部15aとは反対側で第2ベース部材15には、図示しないキーによりサイドドア11の鎖錠および解錠を切換えるドアシリンダ錠28を連接させるための筒部29と、筒部29に連接されたドアシリンダ錠28に前記キーを挿脱するためのキー挿入孔30とが設けられる。
【0020】
図7を併せて参照して、前記ナット27の上下両側で第2ベース部材15には第1および第2位置決め突起31,32が突設され、ナット27の上方に配置される第1位置決め突起31はたとえば車両の前後方向に長い平板状に形成され、ナット27の下方に配置される第2位置決め突起32はたとえば略十字状の横断面形状を有するように形成される。
【0021】
第2ベース部材15は、第2ベース部材15の周縁部に当接する合成樹脂製の第2シート部材24を第2取付け座18との間に介在させて、第2取付け座18に取付けられるものであり、第2シート部材24に設けられた複数の位置決め孔33…に嵌合して第2ベース部材15および第2シート部材24の相対位置を定める複数の突起34…が、第2取付け座18に接触することがないようにして第2ベース部材15に突設される。
【0022】
第2取付け座18には、第2ベース部材15のガイド部26をドアアウターパネル12の内方側に突入せしめるための開口部35と、ドアシリンダ錠28の外端部を筒部29に連接せしめるように挿通させる開口部36と、ナット27に螺合させるボルト40を挿通せしめる挿通孔37と、第2ベース部材15から突出した第1および第2位置決め突起31,32を貫通させる透孔38,39とが設けられる。
【0023】
ドアシリンダ錠28のシリンダボディ43にはブラケット44が連設されており、第2ベース部材15およびドアアウターパネル12間に介在する金属製の補強板45との間にドアアウターパネル12を挟んだ前記ブラケット44が、ドアシリンダ錠26の両側で前記補強板45に固定される。
【0024】
シリンダボディ43の周方向に間隔をあけた2箇所には、シリンダボディ43の側面から突出する第1および第2取付け腕46,47が一体に設けられる。一方、第2取付け座18の開口部36に対応した位置でブラケット44には開口部48が設けられており、前記シリンダボディ43の外端部を該開口部48の一部に挿入せしめるようにして第1および第2取付け腕46,47がブラケット44の裏面に当接され、ブラケット44に挿通されるねじ部材49が第1取付け腕46に螺合される。而して、シリンダボディ43とは別体であるブラケット44は前記ねじ部材49の締めつけによりシリンダボディ43に固定されることになる。
【0025】
第2取付け腕47およびドアアウターパネル12には、ボルト40を挿通するための挿通孔50,51が設けられる。また第2ベース部材15にモールド結合されたナット27には、合成樹脂から成るキャップ状のシート部材52が装着されており、このシート部材52およびドアアウターパネル12間に挟まれる補強板45には、ドアアウターパネル12の挿通孔37に対応した挿通孔53が設けられる。而して挿通孔50,51,53に挿通されるボルト40をナット27に螺合して締めつけることにより、第2ベース部材15およびドアアウターパネル12間に挟まれる補強板45にブラケット44が固定されるとともに第2ベース部材15がドアアウターパネル12に固定され、さらにブラケット44が、ドアシリンダ錠28のシリンダボディ43と一体である第2取付け腕47に固定されることになる。
【0026】
ドアアウターパネル12の開口部36に対応した位置で補強板45には、ドアシリンダ錠28におけるシリンダボディ43の前端部を挿通させる開口部54が設けられており、前記挿通孔53とは反対側で開口部54の周縁部に連なって略L字状に形成されるフック部55が補強板45に一体に設けられ、このフック部55を、第2ベース部材15に一体に設けられた係止部56に係合することで、第2ベース部材15に補強板45を仮止め係合することができる。
【0027】
また補強板45には、開口部54に前端部が挿通されるドアシリンダ錠28に関して前記ボルト40とは反対側に位置する部分で、開口部36,48を貫通してブラケット44よりも内方に突入される取付け板部57が一体に設けられており、この取付け板部57には、内周面に雌ねじを有する締結筒部58がバーリングおよびタッピング加工によって一体に形成される。
【0028】
一方、ブラケット44には、前記補強板45の取付け板部57に内方側から当接する取付け板部44aが一体に設けられており、この取付け板部44aに固着された円筒状のホルダ59に拡径頭部60aを係合させるねじ部材60を前記補強板45の締結板部58に螺合して締めつけることにより、補強板45の取付け板部57にブラケット44が固定される。
【0029】
すなわち第1ベース部材15およびドアアウターパネル12間に介在する補強板45との間にドアアウターパネル12を挟んだブラケット44が、ドアシリンダ錠28の一側ではボルト40により補強板45に固定され、ドアシリンダ錠28の他側ではねじ部材60により補強板45に固定されるものであり、ブラケット44はドアシリンダ錠28の両側で補強板45に固定されることになる。
【0030】
ところで、相互に当接する前記取付け板部57,44aは、ドアシリンダ錠28の軸線に直交する平面に対して斜めに交差するように傾斜しており、ねじ部材60の締めつけ操作を行なう際に該ねじ部材60を作業員が保持するのが難しい。このためねじ部材60は、ブラケット44の補強板45への取付け前には、図8で示すようにホルダ59で保持される。
【0031】
すなわちねじ部材60は、拡径頭部60aと、該拡径頭部60aよりも小径にして拡径頭部60aに同軸に連なる軸部60bと、前記補強板45の締結筒部58に螺合し得るようにして前記軸部60bに同軸に連なるねじ軸部60cとを一体に備えるものであり、ねじ軸部60cは前記軸部60bよりも大径に形成される。一方、円筒状であるホルダ59の外端部には、前記ねじ軸部60cを進退自在に螺合させるようにした小径のねじ孔61が設けられており、ブラケット44の補強板45への取付け前にはねじ軸部60cをねじ孔61に螺合しておくことでねじ部材60がホルダ59に保持される。而してねじ部材60を補強板45の締結筒部58にねじ込む際には、ねじ部材60を前進させることで小径の軸部60bがねじ孔61に遊嵌された状態となり、締結筒部58およびホルダ59の多少の位置ずれを許容するようにねじ部材60を多少揺動させることができる。
【0032】
ブラケット44を補強板45に固定する際に、ブラケットの第2ベース部材15に対して位置決めするために、ブラケット44には、第2ベース部材15から突出した第1および第2位置決め突起31,32を嵌合するために第1および第2位置決め突起31,32に対応して相互に異なる形状を有する第1および第2位置決め孔62,63が設けられる。
【0033】
またブラケット44には、該ブラケット44との間に補強板45およびドアアウターパネル12を挟んだ状態の第2ベース部材15に仮止めするために、第2ベース部材15が一体に備えるガイド部26に係合可能な複数の仮止め係合部64,65,66,67が一体に形成される。
【0034】
仮止め係合部64はガイド部26の下面に設けられた係止部26aに下方から係合するように形成され、仮止め係合部65はガイド部26に設けられた切欠き68に嵌合してガイド部26に係合するように形成され、仮止め係合部66はガイド部26の外側面に設けられた係合凹部69に係合するように形成され、仮止め係合部67はガイド部26の外側面に当接、係合するように形成される。
【0035】
また第2ベース部材15のガイド部26には、ドアアウターパネル12の内面との間にブラケット44を挟むようにして、ブラケット44に弾発係合する係合爪81が一体に設けられる。
【0036】
ところで、ドアシリンダ錠28は、キー操作に応じて回動するようにしてシリンダボディ43の内端から側方に突出するキーレバー70を備えるものであり、このキーレバー70は、図示しないドアロック装置にロッド(図示せず)を介して連結されており、キーレバー70の回動によりドアロック装置が施・解錠される。一方、シリンダボディ43に固定されるブラケット44には、ドアアウターパネル12を挟んで補強板45に固定される際に前記キーレバー70を上方から覆う庇部44bが一体に形成される。
【0037】
ハンドル本体13のガイド腕部13cは、ドアアウターパネル12に対して略直交する方向への移動を可能として、第2ベース部材15の挿入孔25からガイド部26内に挿入される。一方、ガイド部26に一体に設けられた支持部71には、ハンドル本体13の回動軸線に直交して車両の前後方向に延びるピン72によりベルクランク73が回動自在に支承され、ガイド腕部13cに設けられている係合孔74にベルクランク73の一端部が係合される。すなわちハンドル本体13がベルクランク73に連結されることになる。
【0038】
ベルクランク73の他端部には、図示しないロッドの一端が連結されるものであり、該ロッドの他端は図示しないラッチ機構に連結される。而して、ドアシリンダ錠28が解錠状態に在るときに、ハンドル本体13を操作しない場合にベルクランク73は図5で示す非作動位置に在り、このとき前記ラッチ機構でサイドドア11の閉状態が保持される。またハンドル本体13を操作して第2ベース部材15の受け入れ凹部15aからハンドル本体13の他端部が離れることに伴なうガイド腕部13cの作動により、ベルクランク73が図5の位置から作動位置に回動したときに、前記ラッチ機構は、サイドドア11の閉状態を解除することになり、ハンドル本体13の操作によりサイドドア11を開放することが可能となる。
【0039】
ベルクランク73とガイド部26との間にはねじりばね78が設けられており、このねじりばね78のばね力により、ベルクランク73は非作動位置側に付勢されており、ハンドル本体13がねじりばね78で開位置側にばね付勢されることになる。
【0040】
ガイド腕部13cの先端部には側方に突出するストッパ75が一体に設けられており、ガイド部26には、ガイド腕部13cの作動に伴なうストッパ75の移動を許容する切欠き68が設けられる。而してストッパ75が切欠き68に係合しているブラケット44の仮止め係合部65に接触することにより、ハンドル13のドア開放側への回動量が規制されることになる。
【0041】
またガイド部26には、該ガイド部26内でのガイド腕部13cの作動を円滑化ならしめるために、ナイロン等の摩擦系数の低い合成樹脂から成る滑り部材76がガイド腕部13cの両側面に接触するようにして装着され、ガイド腕部13cの基端部には、把持部13aと第2ベース部材16の受け入れ凹部15aとの間に介在するリング状の弾性部材77が装着される。
【0042】
次にこの実施例の作用について説明すると、ドアシリンダ錠28のシリンダボディ43にブラケット44が連設されており、ハンドル本体13がその他端部に備えるガイド腕部13cを、ドアアウターパネル12に対して略直交する方向への移動を可能として支承するガイド部26を有する第2ベース部部材15がドアアウターパネル12に取付けられ、第2ベース部材15およびドアアウターパネル12間に介在する金属製の補強板45との間にドアアウターパネル12を挟んだブラケット44が、ドアシリンダ錠28の両側で補強板45に固定される。
【0043】
したがってドアシリンダ錠28のシリンダボディ43に連設されたブラケット44をドアアウターパネル12に充分な強度で取り付けることができ、ドアシリンダ錠28のドアアウターパネル12への取付け強度を充分に増大させることができる。
【0044】
またブラケット44は、ドアシリンダ錠28のシリンダボディ43とは別体であり、シリンダボディ43に固定されるので、形状の異なる複数機種のアウトハンドル装置に対してブラケット44を変更することで対処することができ、ドアシリンダ錠28を複数機種のアウトハンドル装置に流用することができる。
【0045】
またドアシリンダ錠28は、キー操作に応じて回動するようにしてシリンダボディ43の内端から突出するキーレバー70を備えるのであるが、ブラケット44にはキーレバー70を上方から覆う庇部44bが一体に形成されている。したがって窓ガラスおよびドアアウターパネル12間の隙間から針金等の不正道具を挿入してキーレバー70を回動操作しようとしても、庇部44bによって防御可能となり、防盗性を向上することができる。
【0046】
さらにブラケット44には、該ブラケット44との間に補強板45およびドアアウターパネル12を挟んだ状態の第2ベース部材15に仮止め係合するための仮止め係合部64〜67が一体に形成されており、アウトハンドル装置をドアアウターパネル12に組付ける際に、補強板45およびドアアウターパネル12を挟んでブラケット44との間に挟んだ第2ベース部材15に、ブラケット44を仮止めすることができるようにして組付け性を向上することができる。
【0047】
しかも第2ベース部材15のガイド部26には、ドアアウターパネル12の内面との間にブラケット44を挟むようにして、ブラケット44に弾発係合する係合爪81が一体に設けられており、この係合爪81のブラケット44への弾発係合によって組付け性を一層向上することができる。
【0048】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、ドアシリンダ錠のシリンダボディに連設されたブラケットをドアアウターパネルに充分な強度で取り付けることができ、ドアシリンダ錠のドアアウターパネルへの取付け強度を充分に増大させることができる。
【0050】
請求項2記載の発明によれば、形状の異なる複数機種のアウトハンドル装置に対してブラケットを変更することで対処し得るようにしてドアシリンダ錠を複数機種のアウトハンドル装置に流用することができる。
【0051】
請求項3記載の発明によれば、窓ガラスおよびドアアウターパネル間の隙間から針金等の不正道具を挿入してキーレバーを回動操作しようとしても庇部によって防御可能となり、防盗性を向上することができる。
【0052】
さらに請求項4記載の発明によれば、アウトハンドル装置をドアアウターパネルに組付ける際に、補強板およびドアアウターパネルを挟んでブラケットとの間に挟んだベース部材にブラケットを仮止めすることができるようにして、組付け性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のサイドドアの一部側面図である。
【図2】アウトハンドル装置の分解斜視図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図4の6−6線断面図である。
【図7】図4の7−7線断面図である。
【図8】ブラケット側に保持されたねじ部材の補強板への締結前の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
12・・・ドアアウターパネル
13・・・ハンドル本体
15・・・ベース部材
28・・・ドアシリンダ錠
30・・・キー挿入孔
43・・・シリンダボディ
44・・・ブラケット
44b・・・庇部
45・・・補強板
64〜67・・・仮止め係合部
70・・・キーレバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an out-handle device for a vehicle, and in particular, the other end of a handle body whose one end is rotatably supported by a door outer panel can move in a direction substantially orthogonal to the door outer panel. As described above, a door cylinder lock supported by a base member attached to the door outer panel and capable of key operation from a key insertion hole provided in the base member is mounted on the door outer panel. About.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in such an out-handle device, a bracket provided integrally with a cylinder body of a door cylinder lock is configured to be fixed to a door outer panel together with a base member at a position offset from the door cylinder lock (for example, Patent Documents). 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-352226 A [0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned conventional one, if an unauthorized tool such as a screwdriver is inserted into the door cylinder lock and a force is applied to force it to move up and down, left and right, the door cylinder lock may come off from the door outer panel, It is hard to say that the mounting strength of the door cylinder lock to the door outer panel is sufficient.
[0005]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a vehicle out-handle apparatus in which the mounting strength of the door cylinder lock to the door outer panel is sufficiently increased.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to
[0007]
According to such a configuration of the invention described in
[0008]
According to a second aspect of the invention, in addition to the configuration of the first aspect of the invention, the bracket, which is a separate body from the cylinder body of the door cylinder lock, is fixed to the cylinder body. According to such a configuration, the door cylinder lock can be diverted to a plurality of types of outhandle devices so that it can be dealt with by changing the bracket to a plurality of types of outhandle devices having different shapes.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in addition to the configuration of the first or second aspect of the invention, the door cylinder lock has a key lever that protrudes from the inner end of the cylinder body so as to rotate in response to a key operation. And the bracket is integrally formed with a flange that covers the key lever from above. According to such a configuration, an unauthorized tool such as a wire is inserted from the gap between the window glass and the door outer panel. Even if the key lever is operated to rotate, it can be protected by the buttocks and the anti-theft property can be improved.
[0010]
Furthermore, in the invention according to claim 4, in addition to the configuration of the invention according to any one of
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of the present invention will be described below based on one embodiment of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0012]
1 to 8 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a partial side view of a side door of a vehicle, FIG. 2 is an exploded perspective view of an out handle device, and FIG. 4 is an enlarged view of the main part of FIG. 3, FIG. 5 is a sectional view taken along the line 5-5 in FIG. 4, FIG. 6 is a sectional view taken along the line 6-6 in FIG. FIG. 8 is a sectional view showing a state before the fastening of the screw member held on the bracket side to the reinforcing plate.
[0013]
First, in FIG. 1 to FIG. 3, for example, an out handle device according to the present invention is attached to a door
[0014]
The handle
[0015]
In the door
[0016]
A
[0017]
The
[0018]
Referring to FIGS. 4 and 5 together, the
[0019]
With further reference to FIG. 6, a
[0020]
Referring also to FIG. 7, first and
[0021]
The
[0022]
In the second mounting
[0023]
A
[0024]
First and second mounting
[0025]
The
[0026]
In the position corresponding to the
[0027]
The reinforcing
[0028]
On the other hand, the
[0029]
That is, a
[0030]
By the way, the mounting
[0031]
That is, the
[0032]
In order to position the
[0033]
In addition, the
[0034]
The temporary
[0035]
The
[0036]
By the way, the
[0037]
The
[0038]
One end of a rod (not shown) is connected to the other end of the bell crank 73, and the other end of the rod is connected to a latch mechanism (not shown). Accordingly, when the
[0039]
A
[0040]
A
[0041]
Further, in order to smoothen the operation of the
[0042]
Next, the operation of this embodiment will be described. A
[0043]
Therefore, the
[0044]
Further, the
[0045]
The
[0046]
Further, the
[0047]
Moreover, the
[0048]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various design changes can be made without departing from the present invention described in the claims. It is.
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the bracket connected to the cylinder body of the door cylinder lock can be attached to the door outer panel with sufficient strength, and the door cylinder lock can be attached to the door outer panel. The strength can be increased sufficiently.
[0050]
According to the second aspect of the present invention, the door cylinder lock can be diverted to a plurality of types of out-handle devices so that the bracket can be changed for a plurality of types of out-handle devices having different shapes. .
[0051]
According to the third aspect of the present invention, even if an unauthorized tool such as a wire is inserted from the gap between the window glass and the door outer panel and the key lever is operated to rotate, it can be protected by the buttocks and the anti-theft property is improved. Can do.
[0052]
According to the fourth aspect of the present invention, when the out handle device is assembled to the door outer panel, the bracket is temporarily fixed to the base member sandwiched between the reinforcing plate and the door outer panel. As a result, the assembling property can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial side view of a side door of a vehicle.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the out handle device.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 of FIG.
4 is an enlarged view of a main part of FIG. 3;
5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 of FIG.
6 is a cross-sectional view taken along line 6-6 of FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line 7-7 of FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state before the screw member held on the bracket side is fastened to the reinforcing plate.
[Explanation of symbols]
12 ...
Claims (4)
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Publications (1)
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