JP2004089125A - 紙巻きタバコ - Google Patents
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Abstract
【課題】短時間でも無駄なく喫煙でき、しかも、喫煙を中途で止めても、再度、風味よく喫煙を楽しめるようにする。
【解決手段】紙巻きタバコ本体1が、それぞれタバコ葉部分5,8を有する複数の軸状部2,3からなり、これら軸状部2,3が長さ方向に突き合わされて、その突き合わせ個所を覆う筒体4により分離可能な状態に結合されている。喫煙を終える場合、着火している軸状部3が、より吸い口側の軸状部2から分離されて、その火が消される。互いに突き合わされる一方の軸状部2のタバコ葉部分5と、他方の軸状部3のタバコ葉部分8との間に、フィルタ9が介在する構成としてもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】紙巻きタバコ本体1が、それぞれタバコ葉部分5,8を有する複数の軸状部2,3からなり、これら軸状部2,3が長さ方向に突き合わされて、その突き合わせ個所を覆う筒体4により分離可能な状態に結合されている。喫煙を終える場合、着火している軸状部3が、より吸い口側の軸状部2から分離されて、その火が消される。互いに突き合わされる一方の軸状部2のタバコ葉部分5と、他方の軸状部3のタバコ葉部分8との間に、フィルタ9が介在する構成としてもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙巻きタバコに関する。
【0002】
【従来の技術】
紙巻きタバコは、周知のように、刻みタバコを巻紙で軸状に巻き取り、一端に吸い口としてフィルタを取り付けたものである。従来の紙巻きタバコには、刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分の内部に、タバコ葉以外の部材を介装したものがある(特許文献1参照)。
【0003】
また、従来の紙巻きタバコには、本体の外周に、金属箔等からなる筒体をスライド自在に外嵌したものもある(特許文献2参照)。
【0004】
上記従来のいずれの紙巻きタバコにおいても、本体は1本の連続した軸体に成形されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−327453号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−211871号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、紙巻きタバコは、常に時間に余裕がある状態で喫煙されるわけではなく、仕事の合間を縫うようにして吸われることが多い。そのため、喫煙の途中で電話がかかってきたり、あるいは来客があったりして、余儀なく喫煙を中断させられる場合が多々ある。そのような場合、喫煙者はタバコ葉部分が長く残っていても、その火をもみ消してしまう。
【0008】
従来の紙巻きタバコでは、本体が1本の連続した軸体であるから、先端の火の点いていた部分が燃え殻となって本体に残る。
【0009】
その後、タバコ葉部分が長く残っているものについては、再度着火して喫煙されることがある。しかし、一旦消火した後に再着火された紙巻きタバコは、風味が落ちていて、その銘柄通りの味が味わえなくなっている。これは、消火により燃え殻となった部分がタール化し、このタール化した部分が再着火により燃焼するためと考えられる。
【0010】
このため、火を消された紙巻きタバコは、タバコ葉部分が長く残っていても、そのまま廃棄せざるを得ず、無駄になる。特に、最近多種売り出されているロングサイズの紙巻きタバコでは、タバコ葉部分を長く残したまま、捨てられることが多い。
【0011】
また、喫煙者は短時間だけ、喫煙したいと思うことがある。しかし、従来の紙巻きタバコは、長さが2種類程度に決まっているから、吸い切るには至らず、タバコ葉部分を長く残したまま、無駄に捨てられることになる。
【0012】
そこで、本発明は、短時間でも無駄なく喫煙でき、しかも、喫煙を中途で止めても、その後に再度、風味よく喫煙を楽しめる紙巻きタバコを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために、本発明は、紙巻きタバコ本体が、それぞれタバコ葉部分を有する複数の軸状部からなり、これら軸状部が長さ方向に突き合わされて、その突き合わせ個所を覆う筒体により分離可能な状態に結合されている紙巻きタバコを構成している。
【0014】
上記の構成によれば、吸い口側の軸状部とこれに結合されている軸状部とは、分離可能であるから、短時間で喫煙を終えたり、何らかの事情で喫煙を中断する場合は、着火している側の軸状部を、より吸い口側の他の軸状部から分離し、分離した軸状部の火をもみ消せばよい。こうすれば、タバコの火が消火されて喫煙が終了し、喫煙者の側には、まだ着火していない軸状部が残る。
【0015】
喫煙者は、こののち、喫煙の余裕が生じたときに、手元に残った軸状部の先端に着火して喫煙すればよい。この場合、手元の軸状部は、まだ着火していないもので、これには燃え殻がないから、タール化した燃え殻部分が燃焼することによる風味の低下は生じない。
【0016】
上記構成の紙巻きタバコにおいて、軸状部は、両切りの紙巻きタバコのように、タバコ葉部分のみからなるものであってもよいが、互いに突き合わされる一方の軸状部のタバコ葉部分と、他方の軸状部のタバコ葉部分との間に、フィルタが介在する構成としてもよい。
【0017】
この構成によれば、着火側の軸状部で発生する煙に含まれるニコチンやタール等の有害成分の多くは、より吸い口側の軸状部の手前にあるフィルタに吸着されて取り除かれる。したがって、吸い口側の軸状部に含まれる刻みタバコに有害成分が付着することはほとんどなく、吸い口側の軸状部に着火して喫煙する場合、風味の低下がない。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1ないし図4は、本発明の第1実施形態を示すもので、図1は、第1実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図、図2は、図1の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図、図3は、図1の紙巻きタバコの分解斜視図、図4は、図1の紙巻きタバコの使用状態を示す説明図で、(A)〜(C)は、互いに異なる使用過程を示す。
【0019】
これらの図において、符号1は、紙巻きタバコの本体を示し、この本体1は、吸い口側(図において左側)の軸状部2と、着火側(図において右側)の軸状部3との2つの軸状部からなる。これらの軸状部2,3は、長さ方向に互いに突き合わされ、後に詳述する筒体4により、分離可能な状態で結合されている。
【0020】
吸い口側の軸状部2は、刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分5と、その一端側の吸い口としてのフィルタ6とを含むものである。フィルタ6は、短軸の形状を保つように外周に薄い帯紙が巻かれたもので、タバコ葉部分5に突き合わされた状態で、両者の周りに筒状に巻き付けた外装紙7により、タバコ葉部分5に取り付けられている。前記の外装紙7は、図示の例では、フィルタ6の外周面と、タバコ葉部分5の基端部(吸い口に近い端部で、図において左側の端部)の外周面とに塗布された接着剤Sにより、フィルタ6およびタバコ葉部分5に接合されるが、外装紙7の内面に接着剤Sを塗布して、この接着剤Sにより、フィルタ6およびタバコ葉部分5に接合されるようにしてもよい。
【0021】
着火側の軸状部3は、前記した吸い口側の軸状部2と同様に、刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分8と、フィルタ9とを含むものである。この着火側の軸状部3の基端部には、吸い口側の軸状部2との突き合わせ個所を覆う筒体4が設けられている。この筒体4は、本実施形態では、着火側の軸状部3においてフィルタ9をタバコ葉部分8に取り付ける外装紙を利用したものである。すなわち、図3に示すように、フィルタ9と、タバコ葉部分8の基端部とを覆う外装紙が、フィルタ9よりも吸い口側(図面で左側)に延出するよう広幅に形成されていて、この広幅の外装紙10で筒体4が構成されている。
【0022】
前記の広幅の外装紙10は、接着剤Sにより、フィルタ9の外周面と、タバコ葉部分8の基端部の外周面とに接合されており、したがって、この広幅の外装紙10からなる筒体4は、着火側の軸状部3に接合されているが、吸い口側の軸状部2には接合されていない。着火側の軸状部3に接合されている筒体4に対して、吸い口側の軸状部2は、そのタバコ葉部分5の先端部(着火側の端部で、図において右側の端部)が筒体4の内部に抜き差し自在に嵌入しており、吸い口側の軸状部2と、着火側の軸状部3とは、前記の筒体4を介して分離可能な状態で結合されている。
【0023】
なお、吸い口側のフィルタ6の外装紙7の外面や、筒体4となる広幅の外装紙10の外面は、無地、無着色でよいが、印刷により着色してもよい。例えば、吸い口側のフィルタ6の外装紙7の外面に銘柄で決まる特定の色を印刷したり、各ケースに含まれる紙巻きタバコの1本ごとに異なる色を印刷したり、虹に含まれる七色を虹のように帯状に並列させて印刷することができる。また、吸い口側のフィルタ6の外装紙7の外面と、筒体4となる外装紙10の外面とに、互いに異なる色を付してもよい。
【0024】
上記の構成の紙巻きタバコは、図1に示すように、吸い口側の軸状部2と着火側の軸状部3とが1本に結合された状態で販売されるものであり、喫煙に当たっては、図4の(A)に示すように、吸い口側の軸状部2のフィルタ6の部分を口にくわえ、着火側の軸状部3の先端部に着火して喫煙する。
【0025】
この場合、吸い口側の軸状部2ばかりでなく、着火側の軸状部3にもフィルタ9があるから、着火側の軸状部3で発生する煙に含まれるニコチンやタール等の有害成分の多くは、この着火側の軸状部3のフィルタ9に吸着されて取り除かれる。したがって、前記の煙に含まれる有害成分が、吸い口側の軸状部2の刻みタバコに付着する割合が少なく、後に吸い口側の軸状部2に着火して喫煙する場合、風味の低下がない。
【0026】
喫煙を始めた後、時間に余裕がなかったり、来客等の事情が発生して喫煙を中断する場合や、短時間だけ喫煙したい場合は、図4の(B)に示すように、火が点いている着火側の軸状部3を、吸い口側の軸状部2から分離し、その分離した軸状部3の火をもみ消し、吸い口側の軸状部2を手元に残せばよい。こうすれば、タバコの火が消火されて、喫煙が終了するとともに、喫煙者の手元には、まだ着火していない軸状部2が残る。
【0027】
喫煙者は、こののち、喫煙を再開したいときに、図4の(C)に示すように、手元に残った吸い口側の軸状部2の先端部に着火すればよい。この場合、手元の軸状部2には燃え殻がないから、タール化した燃え殻の燃焼による風味の低下はなく、新鮮なタバコとほとんど変わらない味わいで、喫煙が楽しめる。
【0028】
〔第2実施形態〕
図5ないし図7は、本発明の第2実施形態を示すもので、図5は、第2実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図、図6は、図5の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図、図7は、図5の紙巻きタバコの分解斜視図である。
【0029】
この第2実施形態においても、紙巻きタバコの本体1は、吸い口側の軸状部2と、着火側の軸状部3との2つの軸状部からなり、これらの軸状部2,3は、長さ方向に互いに突き合わされ、その突き合わせ個所を覆う筒体4により、分離可能な状態で結合されている。両軸状部2,3の突き合わせ個所を覆う筒体4は、着火側の軸状部3でフィルタ9をタバコ葉部分8に取り付ける外装紙を利用したものであり、図7に示すように、フィルタ9よりも吸い口側に延出するよう広幅に形成された外装紙10で構成されている。
【0030】
第2実施形態の紙巻きタバコにおいて、第1実施形態の紙巻きタバコと共通する部分には、図1ないし図4と同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0031】
第2実施形態の紙巻きタバコが、第1実施形態のものと異なるのは、筒体4が着火側の軸状部3にも、吸い口側の軸状部2にも接合されている点である。すなわち、筒体4となる広幅の外装紙10は、接着剤Sで、着火側の軸状部3のフィルタ9の外周面と、タバコ葉部分8の基端部の外周面と、吸い口側の軸状部2のタバコ葉部分5の先端部の外周面とに接合されている。そして、筒体4の各部分のうち、2つの軸状部2,3の突き合わせ個所に対応する部分には、切り取りをしやすいように、ミシン目11が設けられている。
【0032】
したがって、この実施形態の紙巻きタバコは、筒体4をそのミシン目11に沿って破断することで、紙巻きタバコ本体1が吸い口側の軸状部2と、着火側の軸状部3とに分離するようになっている。
【0033】
着火側の軸状部3のタバコ葉部分5に火が点いている間に、喫煙を止める場合は、図6に示すように、筒体4をミシン目11に沿って破断して、紙巻きタバコ本体1を2つの軸状部2,3に分離すればよい。筒体4の一部は、着火側の軸状部3に残り、他の部分は吸い口側の軸状部2に残る。
【0034】
これで、火が点いている着火側の軸状部3が吸い口側の軸状部2から分離するから、分離した着火側の軸状部3の火をもみ消すと、タバコの火が消火されるとともに、喫煙者の手元には、まだ着火していない吸い口側の軸状部2が残る。喫煙者は、こののち、喫煙をしたくなったときに、手元に残った吸い口側の軸状部2の先端に着火して喫煙すればよい。
【0035】
〔その他の実施形態〕
前記の第1実施形態および第2実施形態では、フィルタ9をタバコ葉部分8に取り付ける外装紙10を利用して、2つの軸状部2,3を突き合わせ状に結合する筒体4を構成したが、図8に示すように、筒体を構成するのは、フィルタ取り付け用の外装紙に限らない。
【0036】
図8は、他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、前記の外装紙10とは別の素材からなる筒体12が用いられ、この筒体12で、吸い口側の軸状部2の先端部と、着火側の軸状部3の基端部とが、分離可能な状態で結合されている。この場合、筒体12は、いずれか一方の軸状部2(3)の端部に接着剤により接合してもよいし、いずれの軸状部2,3の端部とも接合せず、両軸状部2,3の端部に抜き差し自在に外嵌するよう設けてもよい。
【0037】
図8に図示の紙巻きタバコでは、各軸状部2,3の基端部にフィルタ6,9が設けられており、各フィルタ6,9は、それぞれ外装紙7,10によりタバコ葉部分5,8に取り付けられている。
【0038】
図9は、さらに他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、着火側の軸状部3が、両切りの紙巻きタバコのように、刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分8のみからなる。そして、着火側の軸状部3のタバコ葉部分8と、吸い口側の軸状部2のタバコ葉部分5との間には、通気性を有するスペーサ13が介装されている。このスペーサ13は、フィルタ6,9の素材とは異なる素材、例えば、紙を糸状に裁断して得られる細片を円板状に成形したもので、その発火温度がタバコ葉より高いものであることが望ましい。
【0039】
図10は、さらに異なる他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、着火側の軸状部3が、両切りの紙巻きタバコのように、タバコ葉部分8のみからなり、着火側の軸状部2のタバコ葉部分5と、吸い口側の軸状部3のタバコ葉部分8との間には介在物がなく、両タバコ葉部分5,8は、狭幅の空隙14を介して対向している。この空隙14は、着火側の軸状部3のタバコ葉部分8から吸い口側の軸状部2のタバコ葉部分5に容易に火移りしないようにするために設けられている。
【0040】
図8ないし図10に示すように、吸い口側の軸状部2よりも着火側に設けられる軸状部3は、フィルタ9付きの軸状部であってもよいし、タバコ葉部分8のみからなる軸状部であってもよく、また、吸い口側の軸状部2のタバコ葉部分5と、それより着火側の軸状部3のタバコ葉部分8との間には、フィルタ9やその他のスペーサが介在してもよいし、介在物がなく、空隙14が存在するだけであってもよい。
【0041】
また、上記の各実施形態では、紙巻きタバコ本体1を2つの軸状部2,3で構成したが、3つ以上の軸状部で構成してもよい。なお、各実施形態の図面には、紙巻きタバコ本体1を、ロングサイズ規格の市販品とほぼ同寸法比で示したが、本発明の紙巻きタバコの本体1は、標準サイズでもロングサイズでもよく、また、それ以外のサイズも可能である。また、本発明は、特定の銘柄に限らず、いずれの銘柄のタバコにも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、吸い口側の軸状部とこれに結合されている軸状部とは、分離可能であるから、短時間で喫煙を終える場合、着火している側の軸状部を、吸い口側の他の軸状部から分離し、分離した軸状部の火をもみ消すことで、喫煙を終了させることができる。
【0043】
しかも、喫煙者の側にはまだ着火していない軸状部が残り、喫煙者は、こののち、手元に残った軸状部の先端に着火することで、再度喫煙ができる。この場合、手元の軸状部には燃え殻がないから、タール化した燃え殻部分が燃焼することによる風味の低下はなく、そのため、手元に残った軸状部については、新鮮な紙巻きタバコを吸うように、再度喫煙を楽しめる。
【0044】
したがって、喫煙者は、短時間の喫煙が楽しめるほか、紙巻きタバコ本体はタバコ葉部分を長く残したまま廃棄されることがないので、無駄がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図である。
【図2】図1の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図である。
【図3】図1の紙巻きタバコの分解斜視図である。
【図4】図1の紙巻きタバコの使用状態を示す説明図で、(A)〜(C)はそれぞれ異なる使用過程を示す。
【図5】本発明の第2実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図である。
【図6】図5の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図である。
【図7】図5の紙巻きタバコの分解斜視図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図で、一部展開して内部を示す。
【図9】本発明のさらに他の実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図で、一部展開して内部を示す。
【図10】本発明のさらに異なる他の実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図で、一部展開して内部を示す。
【符号の説明】
1 紙巻きタバコ本体
2 吸い口側の軸状部
3 着火側の軸状部
4 筒体
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙巻きタバコに関する。
【0002】
【従来の技術】
紙巻きタバコは、周知のように、刻みタバコを巻紙で軸状に巻き取り、一端に吸い口としてフィルタを取り付けたものである。従来の紙巻きタバコには、刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分の内部に、タバコ葉以外の部材を介装したものがある(特許文献1参照)。
【0003】
また、従来の紙巻きタバコには、本体の外周に、金属箔等からなる筒体をスライド自在に外嵌したものもある(特許文献2参照)。
【0004】
上記従来のいずれの紙巻きタバコにおいても、本体は1本の連続した軸体に成形されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−327453号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−211871号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、紙巻きタバコは、常に時間に余裕がある状態で喫煙されるわけではなく、仕事の合間を縫うようにして吸われることが多い。そのため、喫煙の途中で電話がかかってきたり、あるいは来客があったりして、余儀なく喫煙を中断させられる場合が多々ある。そのような場合、喫煙者はタバコ葉部分が長く残っていても、その火をもみ消してしまう。
【0008】
従来の紙巻きタバコでは、本体が1本の連続した軸体であるから、先端の火の点いていた部分が燃え殻となって本体に残る。
【0009】
その後、タバコ葉部分が長く残っているものについては、再度着火して喫煙されることがある。しかし、一旦消火した後に再着火された紙巻きタバコは、風味が落ちていて、その銘柄通りの味が味わえなくなっている。これは、消火により燃え殻となった部分がタール化し、このタール化した部分が再着火により燃焼するためと考えられる。
【0010】
このため、火を消された紙巻きタバコは、タバコ葉部分が長く残っていても、そのまま廃棄せざるを得ず、無駄になる。特に、最近多種売り出されているロングサイズの紙巻きタバコでは、タバコ葉部分を長く残したまま、捨てられることが多い。
【0011】
また、喫煙者は短時間だけ、喫煙したいと思うことがある。しかし、従来の紙巻きタバコは、長さが2種類程度に決まっているから、吸い切るには至らず、タバコ葉部分を長く残したまま、無駄に捨てられることになる。
【0012】
そこで、本発明は、短時間でも無駄なく喫煙でき、しかも、喫煙を中途で止めても、その後に再度、風味よく喫煙を楽しめる紙巻きタバコを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために、本発明は、紙巻きタバコ本体が、それぞれタバコ葉部分を有する複数の軸状部からなり、これら軸状部が長さ方向に突き合わされて、その突き合わせ個所を覆う筒体により分離可能な状態に結合されている紙巻きタバコを構成している。
【0014】
上記の構成によれば、吸い口側の軸状部とこれに結合されている軸状部とは、分離可能であるから、短時間で喫煙を終えたり、何らかの事情で喫煙を中断する場合は、着火している側の軸状部を、より吸い口側の他の軸状部から分離し、分離した軸状部の火をもみ消せばよい。こうすれば、タバコの火が消火されて喫煙が終了し、喫煙者の側には、まだ着火していない軸状部が残る。
【0015】
喫煙者は、こののち、喫煙の余裕が生じたときに、手元に残った軸状部の先端に着火して喫煙すればよい。この場合、手元の軸状部は、まだ着火していないもので、これには燃え殻がないから、タール化した燃え殻部分が燃焼することによる風味の低下は生じない。
【0016】
上記構成の紙巻きタバコにおいて、軸状部は、両切りの紙巻きタバコのように、タバコ葉部分のみからなるものであってもよいが、互いに突き合わされる一方の軸状部のタバコ葉部分と、他方の軸状部のタバコ葉部分との間に、フィルタが介在する構成としてもよい。
【0017】
この構成によれば、着火側の軸状部で発生する煙に含まれるニコチンやタール等の有害成分の多くは、より吸い口側の軸状部の手前にあるフィルタに吸着されて取り除かれる。したがって、吸い口側の軸状部に含まれる刻みタバコに有害成分が付着することはほとんどなく、吸い口側の軸状部に着火して喫煙する場合、風味の低下がない。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1ないし図4は、本発明の第1実施形態を示すもので、図1は、第1実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図、図2は、図1の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図、図3は、図1の紙巻きタバコの分解斜視図、図4は、図1の紙巻きタバコの使用状態を示す説明図で、(A)〜(C)は、互いに異なる使用過程を示す。
【0019】
これらの図において、符号1は、紙巻きタバコの本体を示し、この本体1は、吸い口側(図において左側)の軸状部2と、着火側(図において右側)の軸状部3との2つの軸状部からなる。これらの軸状部2,3は、長さ方向に互いに突き合わされ、後に詳述する筒体4により、分離可能な状態で結合されている。
【0020】
吸い口側の軸状部2は、刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分5と、その一端側の吸い口としてのフィルタ6とを含むものである。フィルタ6は、短軸の形状を保つように外周に薄い帯紙が巻かれたもので、タバコ葉部分5に突き合わされた状態で、両者の周りに筒状に巻き付けた外装紙7により、タバコ葉部分5に取り付けられている。前記の外装紙7は、図示の例では、フィルタ6の外周面と、タバコ葉部分5の基端部(吸い口に近い端部で、図において左側の端部)の外周面とに塗布された接着剤Sにより、フィルタ6およびタバコ葉部分5に接合されるが、外装紙7の内面に接着剤Sを塗布して、この接着剤Sにより、フィルタ6およびタバコ葉部分5に接合されるようにしてもよい。
【0021】
着火側の軸状部3は、前記した吸い口側の軸状部2と同様に、刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分8と、フィルタ9とを含むものである。この着火側の軸状部3の基端部には、吸い口側の軸状部2との突き合わせ個所を覆う筒体4が設けられている。この筒体4は、本実施形態では、着火側の軸状部3においてフィルタ9をタバコ葉部分8に取り付ける外装紙を利用したものである。すなわち、図3に示すように、フィルタ9と、タバコ葉部分8の基端部とを覆う外装紙が、フィルタ9よりも吸い口側(図面で左側)に延出するよう広幅に形成されていて、この広幅の外装紙10で筒体4が構成されている。
【0022】
前記の広幅の外装紙10は、接着剤Sにより、フィルタ9の外周面と、タバコ葉部分8の基端部の外周面とに接合されており、したがって、この広幅の外装紙10からなる筒体4は、着火側の軸状部3に接合されているが、吸い口側の軸状部2には接合されていない。着火側の軸状部3に接合されている筒体4に対して、吸い口側の軸状部2は、そのタバコ葉部分5の先端部(着火側の端部で、図において右側の端部)が筒体4の内部に抜き差し自在に嵌入しており、吸い口側の軸状部2と、着火側の軸状部3とは、前記の筒体4を介して分離可能な状態で結合されている。
【0023】
なお、吸い口側のフィルタ6の外装紙7の外面や、筒体4となる広幅の外装紙10の外面は、無地、無着色でよいが、印刷により着色してもよい。例えば、吸い口側のフィルタ6の外装紙7の外面に銘柄で決まる特定の色を印刷したり、各ケースに含まれる紙巻きタバコの1本ごとに異なる色を印刷したり、虹に含まれる七色を虹のように帯状に並列させて印刷することができる。また、吸い口側のフィルタ6の外装紙7の外面と、筒体4となる外装紙10の外面とに、互いに異なる色を付してもよい。
【0024】
上記の構成の紙巻きタバコは、図1に示すように、吸い口側の軸状部2と着火側の軸状部3とが1本に結合された状態で販売されるものであり、喫煙に当たっては、図4の(A)に示すように、吸い口側の軸状部2のフィルタ6の部分を口にくわえ、着火側の軸状部3の先端部に着火して喫煙する。
【0025】
この場合、吸い口側の軸状部2ばかりでなく、着火側の軸状部3にもフィルタ9があるから、着火側の軸状部3で発生する煙に含まれるニコチンやタール等の有害成分の多くは、この着火側の軸状部3のフィルタ9に吸着されて取り除かれる。したがって、前記の煙に含まれる有害成分が、吸い口側の軸状部2の刻みタバコに付着する割合が少なく、後に吸い口側の軸状部2に着火して喫煙する場合、風味の低下がない。
【0026】
喫煙を始めた後、時間に余裕がなかったり、来客等の事情が発生して喫煙を中断する場合や、短時間だけ喫煙したい場合は、図4の(B)に示すように、火が点いている着火側の軸状部3を、吸い口側の軸状部2から分離し、その分離した軸状部3の火をもみ消し、吸い口側の軸状部2を手元に残せばよい。こうすれば、タバコの火が消火されて、喫煙が終了するとともに、喫煙者の手元には、まだ着火していない軸状部2が残る。
【0027】
喫煙者は、こののち、喫煙を再開したいときに、図4の(C)に示すように、手元に残った吸い口側の軸状部2の先端部に着火すればよい。この場合、手元の軸状部2には燃え殻がないから、タール化した燃え殻の燃焼による風味の低下はなく、新鮮なタバコとほとんど変わらない味わいで、喫煙が楽しめる。
【0028】
〔第2実施形態〕
図5ないし図7は、本発明の第2実施形態を示すもので、図5は、第2実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図、図6は、図5の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図、図7は、図5の紙巻きタバコの分解斜視図である。
【0029】
この第2実施形態においても、紙巻きタバコの本体1は、吸い口側の軸状部2と、着火側の軸状部3との2つの軸状部からなり、これらの軸状部2,3は、長さ方向に互いに突き合わされ、その突き合わせ個所を覆う筒体4により、分離可能な状態で結合されている。両軸状部2,3の突き合わせ個所を覆う筒体4は、着火側の軸状部3でフィルタ9をタバコ葉部分8に取り付ける外装紙を利用したものであり、図7に示すように、フィルタ9よりも吸い口側に延出するよう広幅に形成された外装紙10で構成されている。
【0030】
第2実施形態の紙巻きタバコにおいて、第1実施形態の紙巻きタバコと共通する部分には、図1ないし図4と同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0031】
第2実施形態の紙巻きタバコが、第1実施形態のものと異なるのは、筒体4が着火側の軸状部3にも、吸い口側の軸状部2にも接合されている点である。すなわち、筒体4となる広幅の外装紙10は、接着剤Sで、着火側の軸状部3のフィルタ9の外周面と、タバコ葉部分8の基端部の外周面と、吸い口側の軸状部2のタバコ葉部分5の先端部の外周面とに接合されている。そして、筒体4の各部分のうち、2つの軸状部2,3の突き合わせ個所に対応する部分には、切り取りをしやすいように、ミシン目11が設けられている。
【0032】
したがって、この実施形態の紙巻きタバコは、筒体4をそのミシン目11に沿って破断することで、紙巻きタバコ本体1が吸い口側の軸状部2と、着火側の軸状部3とに分離するようになっている。
【0033】
着火側の軸状部3のタバコ葉部分5に火が点いている間に、喫煙を止める場合は、図6に示すように、筒体4をミシン目11に沿って破断して、紙巻きタバコ本体1を2つの軸状部2,3に分離すればよい。筒体4の一部は、着火側の軸状部3に残り、他の部分は吸い口側の軸状部2に残る。
【0034】
これで、火が点いている着火側の軸状部3が吸い口側の軸状部2から分離するから、分離した着火側の軸状部3の火をもみ消すと、タバコの火が消火されるとともに、喫煙者の手元には、まだ着火していない吸い口側の軸状部2が残る。喫煙者は、こののち、喫煙をしたくなったときに、手元に残った吸い口側の軸状部2の先端に着火して喫煙すればよい。
【0035】
〔その他の実施形態〕
前記の第1実施形態および第2実施形態では、フィルタ9をタバコ葉部分8に取り付ける外装紙10を利用して、2つの軸状部2,3を突き合わせ状に結合する筒体4を構成したが、図8に示すように、筒体を構成するのは、フィルタ取り付け用の外装紙に限らない。
【0036】
図8は、他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、前記の外装紙10とは別の素材からなる筒体12が用いられ、この筒体12で、吸い口側の軸状部2の先端部と、着火側の軸状部3の基端部とが、分離可能な状態で結合されている。この場合、筒体12は、いずれか一方の軸状部2(3)の端部に接着剤により接合してもよいし、いずれの軸状部2,3の端部とも接合せず、両軸状部2,3の端部に抜き差し自在に外嵌するよう設けてもよい。
【0037】
図8に図示の紙巻きタバコでは、各軸状部2,3の基端部にフィルタ6,9が設けられており、各フィルタ6,9は、それぞれ外装紙7,10によりタバコ葉部分5,8に取り付けられている。
【0038】
図9は、さらに他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、着火側の軸状部3が、両切りの紙巻きタバコのように、刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分8のみからなる。そして、着火側の軸状部3のタバコ葉部分8と、吸い口側の軸状部2のタバコ葉部分5との間には、通気性を有するスペーサ13が介装されている。このスペーサ13は、フィルタ6,9の素材とは異なる素材、例えば、紙を糸状に裁断して得られる細片を円板状に成形したもので、その発火温度がタバコ葉より高いものであることが望ましい。
【0039】
図10は、さらに異なる他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、着火側の軸状部3が、両切りの紙巻きタバコのように、タバコ葉部分8のみからなり、着火側の軸状部2のタバコ葉部分5と、吸い口側の軸状部3のタバコ葉部分8との間には介在物がなく、両タバコ葉部分5,8は、狭幅の空隙14を介して対向している。この空隙14は、着火側の軸状部3のタバコ葉部分8から吸い口側の軸状部2のタバコ葉部分5に容易に火移りしないようにするために設けられている。
【0040】
図8ないし図10に示すように、吸い口側の軸状部2よりも着火側に設けられる軸状部3は、フィルタ9付きの軸状部であってもよいし、タバコ葉部分8のみからなる軸状部であってもよく、また、吸い口側の軸状部2のタバコ葉部分5と、それより着火側の軸状部3のタバコ葉部分8との間には、フィルタ9やその他のスペーサが介在してもよいし、介在物がなく、空隙14が存在するだけであってもよい。
【0041】
また、上記の各実施形態では、紙巻きタバコ本体1を2つの軸状部2,3で構成したが、3つ以上の軸状部で構成してもよい。なお、各実施形態の図面には、紙巻きタバコ本体1を、ロングサイズ規格の市販品とほぼ同寸法比で示したが、本発明の紙巻きタバコの本体1は、標準サイズでもロングサイズでもよく、また、それ以外のサイズも可能である。また、本発明は、特定の銘柄に限らず、いずれの銘柄のタバコにも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、吸い口側の軸状部とこれに結合されている軸状部とは、分離可能であるから、短時間で喫煙を終える場合、着火している側の軸状部を、吸い口側の他の軸状部から分離し、分離した軸状部の火をもみ消すことで、喫煙を終了させることができる。
【0043】
しかも、喫煙者の側にはまだ着火していない軸状部が残り、喫煙者は、こののち、手元に残った軸状部の先端に着火することで、再度喫煙ができる。この場合、手元の軸状部には燃え殻がないから、タール化した燃え殻部分が燃焼することによる風味の低下はなく、そのため、手元に残った軸状部については、新鮮な紙巻きタバコを吸うように、再度喫煙を楽しめる。
【0044】
したがって、喫煙者は、短時間の喫煙が楽しめるほか、紙巻きタバコ本体はタバコ葉部分を長く残したまま廃棄されることがないので、無駄がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図である。
【図2】図1の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図である。
【図3】図1の紙巻きタバコの分解斜視図である。
【図4】図1の紙巻きタバコの使用状態を示す説明図で、(A)〜(C)はそれぞれ異なる使用過程を示す。
【図5】本発明の第2実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図である。
【図6】図5の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図である。
【図7】図5の紙巻きタバコの分解斜視図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図で、一部展開して内部を示す。
【図9】本発明のさらに他の実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図で、一部展開して内部を示す。
【図10】本発明のさらに異なる他の実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図で、一部展開して内部を示す。
【符号の説明】
1 紙巻きタバコ本体
2 吸い口側の軸状部
3 着火側の軸状部
4 筒体
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために、本発明は、紙巻きタバコ本体が、互いに分離しそれぞれタバコ葉部分を有する複数の軸状部からなり、これら軸状部が長さ方向に突き合わされて、その突き合わせ個所を覆い、かつ一方の軸状部に接着剤により接合された筒体により分離可能な状態に結合されている紙巻きタバコを構成している。
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために、本発明は、紙巻きタバコ本体が、互いに分離しそれぞれタバコ葉部分を有する複数の軸状部からなり、これら軸状部が長さ方向に突き合わされて、その突き合わせ個所を覆い、かつ一方の軸状部に接着剤により接合された筒体により分離可能な状態に結合されている紙巻きタバコを構成している。
【0016】
上記構成の紙巻きタバコにおいて、軸状部は、両切りの紙巻きタバコのように、タバコ葉部分のみからなるものであってもよいが、互いに突き合わされる一方の軸状部のタバコ葉部分と、他方の軸状部のタバコ葉部分との間で前記筒体の内側に、フィルタが介在する構成としてもよい。
上記構成の紙巻きタバコにおいて、軸状部は、両切りの紙巻きタバコのように、タバコ葉部分のみからなるものであってもよいが、互いに突き合わされる一方の軸状部のタバコ葉部分と、他方の軸状部のタバコ葉部分との間で前記筒体の内側に、フィルタが介在する構成としてもよい。
【0028】
〔参考例としての第2実施形態〕
図5ないし図7は、参考例として本発明の第2実施形態を示すもので、図5は、第2実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図、図6は、図5の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図、図7は、図5の紙巻きタバコの分解斜視図である。
〔参考例としての第2実施形態〕
図5ないし図7は、参考例として本発明の第2実施形態を示すもので、図5は、第2実施形態に係る紙巻きタバコの外観斜視図、図6は、図5の紙巻きタバコの分離した状態を示す外観斜視図、図7は、図5の紙巻きタバコの分解斜視図である。
【0036】
図8は、他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、前記の外装紙10とは別の素材からなる筒体12が用いられ、この筒体12で、吸い口側の軸状部2の先端部と、着火側の軸状部3の基端部とが、分離可能な状態で結合されている。この場合、筒体12は、いずれか一方の軸状部2(3)の端部に接着剤により接合され、この筒体12の内部に他方の軸状部3(2)の端部が抜き差し自在に嵌合されている。
図8は、他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、前記の外装紙10とは別の素材からなる筒体12が用いられ、この筒体12で、吸い口側の軸状部2の先端部と、着火側の軸状部3の基端部とが、分離可能な状態で結合されている。この場合、筒体12は、いずれか一方の軸状部2(3)の端部に接着剤により接合され、この筒体12の内部に他方の軸状部3(2)の端部が抜き差し自在に嵌合されている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために、本発明は、紙巻きタバコ本体が、互いに分離しそれぞれ刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分を有する複数の軸状部からなり、これら軸状部が長さ方向に突き合わされて、その突き合わせ個所を覆い、かつ着火側の軸状部に接着剤により接合された筒体により分離可能な状態に結合されている紙巻きタバコを構成している。
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するために、本発明は、紙巻きタバコ本体が、互いに分離しそれぞれ刻みタバコを巻紙で巻装してなるタバコ葉部分を有する複数の軸状部からなり、これら軸状部が長さ方向に突き合わされて、その突き合わせ個所を覆い、かつ着火側の軸状部に接着剤により接合された筒体により分離可能な状態に結合されている紙巻きタバコを構成している。
【0036】
図8は、他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、前記の外装紙10とは別の素材からなる筒体12が用いられ、この筒体12で、吸い口側の軸状部2の先端部と、着火側の軸状部3の基端部とが、分離可能な状態で結合されている。この場合、筒体12は、着火側の軸状部3の端部に接着剤により接合され、この筒体12の内部に吸い口側の軸状部2の端部が抜き差し自在に嵌合されている。
図8は、他の実施形態を示すもので、筒体は展開して内部を示している。この実施形態の紙巻きタバコでは、前記の外装紙10とは別の素材からなる筒体12が用いられ、この筒体12で、吸い口側の軸状部2の先端部と、着火側の軸状部3の基端部とが、分離可能な状態で結合されている。この場合、筒体12は、着火側の軸状部3の端部に接着剤により接合され、この筒体12の内部に吸い口側の軸状部2の端部が抜き差し自在に嵌合されている。
Claims (2)
- 紙巻きタバコ本体が、それぞれタバコ葉部分を有する複数の軸状部からなり、これら軸状部が長さ方向に突き合わされて、その突き合わせ個所を覆う筒体により分離可能な状態に結合されていることを特徴とする紙巻きタバコ。
- 請求項1に記載の紙巻きタバコにおいて、
互いに突き合わされる一方の軸状部のタバコ葉部分と、他方の軸状部のタバコ葉部分との間に、フィルタが介在することを特徴とする紙巻きタバコ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002257634A JP3451340B1 (ja) | 2002-09-03 | 2002-09-03 | 紙巻きタバコ |
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JP2002257634A JP3451340B1 (ja) | 2002-09-03 | 2002-09-03 | 紙巻きタバコ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009140797A1 (zh) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Ning Tian | 阻燃防火卷烟 |
KR101148576B1 (ko) * | 2009-10-19 | 2012-05-21 | 성균관대학교산학협력단 | 다단 분리형 담배 |
JP2016503307A (ja) * | 2012-12-07 | 2016-02-04 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | 取り外し可能キャップを備えた喫煙物品 |
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- 2002-09-03 JP JP2002257634A patent/JP3451340B1/ja not_active Expired - Fee Related
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US10258084B2 (en) | 2012-12-07 | 2019-04-16 | Philip Morris Products S.A. | Smoking article with removable cap |
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