JP2004088923A - 二次電池充放電回路及びこれを有する電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】負荷に流れる電流の大小に関りなく正確に二次電池への充電電流を検出し制御する充電および放電回路の提供。
【解決手段】二次電池1と充電電流検出抵抗3を直列に接続し、充電電源2と充電電流制御回路4を直列に接続し、直列に接続した二次電池1と充電電流検出抵抗3の一端と、直列に接続した充電電源2と充電電流制御回路4の一端と、負荷5の一端とを接続し、直列に接続した二次電池1と充電電流検出抵抗3の他の端子と、直列に接続した充電電源2と充電電流制御回路4の他の端子と、負荷5の他の端子とを接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】二次電池1と充電電流検出抵抗3を直列に接続し、充電電源2と充電電流制御回路4を直列に接続し、直列に接続した二次電池1と充電電流検出抵抗3の一端と、直列に接続した充電電源2と充電電流制御回路4の一端と、負荷5の一端とを接続し、直列に接続した二次電池1と充電電流検出抵抗3の他の端子と、直列に接続した充電電源2と充電電流制御回路4の他の端子と、負荷5の他の端子とを接続する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次電池の充電および放電回路に係り、特に負荷に流れる電流の大小に関りなく正確に二次電池への充電電流を検出し制御する充電および放電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話やPDA等の携帯可能なコンピュータ・システムの電源として充電可能な二次電池とその充電回路が用いられており、複数の充電方法が提案されている。例えば、一定の電流で充電(以降、定電流充電と言う)し、一定の時間が経過した時点で充電を完了する方法や、充電開始から二次電池の電圧がある電圧に達するまでは定電流充電し、二次電池の電圧がある電圧に達した後は一定の電圧を供給(以降、定電圧充電という)する方法(以降、定電流定電圧充電方法という)。などがあった。
【0003】
また、二次電池が満充電されたことを使用者に充電完了として知らせる方法も複数提案されている。例えば、前述のような一定時間が経過した時点で充電を完了する方法、また定電圧充電時の充電電流量がある値(以降、充電完了電流という)よりも小さくなった時点で充電を完了する方法(以降、電流検出式充電完了方法という)もあった。
【0004】
充電電流を一定電流とするための一般的な動作原理は、充電電流量を何らかの方法で検出し充電電流量を一定となるように制御回路を動作させるところにある。充電電流量を検出する通常の方法は、充電電流が流れる回路に充電電流検出抵抗を挿入し、抵抗両端の電位差をオペアンプなどで検出することで行われる。
【0005】
図7と図8に、従来の二次電池充放電回路の構成例を示すブロック図を示す。図7と図8の動作原理は同じである。充電電流を検出するための充電電流検出抵抗3の位置が図7と図8で異なる。放電時は二次電池1から負荷5へ放電電流が流れ、この放電電流は、負荷5のインピーダンス変動に対応して変化する。負荷5は二次電池1から供給される電気エネルギーで動作する。また、充電時は充電電源2から負荷5と二次電池1に二分されて充電電流が流れる。
この充電電流を一定とするために、充電電流検出抵抗3の両端の電位差を検出し、検出結果に基づき充電電流制御回路4が充電電流を制御する。図9に従来の二次電池充放電回路の回路例を示す。充電電流検出抵抗3に流れる充電電流(Ich0)、二次電池1に流れる充電電流(Ich1)と負荷5に流れる充電電流(Ich2)の関係は、式1となる。
【0006】
Ich0 = Ich1 + Ich2 (式1)
充電電流制御回路4はオペアンプ41、基準電圧発生回路42、電流制限トランジスタ43と逆流防止ダイオード44で構成される。オペアンプ41は、基準電圧発生回路42と充電電流検出抵抗3の電位を比較する。ここで、充電電流検出抵抗3の抵抗値をRchとし、オペアンプ41が検出する電位差をVop0とすると、充電電流Ich0は、オームの法則に従い式2となる。つまり、オペアンプ41が検出する電位差Vop0が一定の場合、充電電流検出抵抗3の抵抗値Rchを変えることで、充電電流Ich0を調整することができる。
【0007】
Ich0 = Vop0 / Rch (式2)
前述の電流検出式充電完了方法は、定電流充電と同じしくみで実現可能である。図9の従来の回路例に記載の充電完了検出回路9は、オペアンプ91、基準電圧発生回路92と充電検出結果出力端子93から構成される。オペアンプ91は、基準電圧発生回路92と充電電流検出抵抗3の電位を比較する。ここで、充電電流検出抵抗3の抵抗値をRchとし、オペアンプ91が検出する電位差をVop1とすると、充電完了電流Iendは、オームの法則に従い式3となる。
図9では、定電流充電のための充電電流検出抵抗3と充電完了検出のための抵抗を1個で兼用しているが、2個の抵抗を直列に接続しそれぞれの抵抗値を異ならせることは当然可能である。
【0008】
Iend = Vop1 / Rch (式3)
図10に、定電流定電圧充電方法での充電電流と充電を開始してからの時間の関係を示した。図に示した区間(a)では、一定の充電電流Ich0で充電する。そして区間(b)では一定の電圧で充電し、時間とともに充電電流が減少する様子を示している。当然、充電電流Ich0と充電完了電流Iendを比較すると式4の関係となる。
【0009】
Iend < Ich0 (式4)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の充電回路においては、充電時の負荷5に流れる電流の変動に対して二次電池1への充電電流も変動してしまった。その関係は、式1で示した。つまり、負荷5に流れる充電電流(Ich2)が大きければ、二次電池1に流れる充電電流(Ich1)が小さくなってしまい、逆にIch2が小さければ、Ich1が大きくなってしまうという課題があった。
【0011】
また、二次電池1への充電電流(Ich1)が変動してしまうので、充電時間が長くなってしまうという課題もあった。
図10の(a)で示した区間が定電流充電区間であり、(b)で示した区間が定電圧充電区間である。定電流定電圧充電方法の場合、二次電池1の容量を一定とすれば、定電流充電時の最大充電電流が充電時間を決定する主な要因である。一方、二次電池1の使用温度範囲や充放電サイクルなどの特性を考慮すると、むやみに最大充電電流を大きくはできない。つまり、充電時間を極力短くするには、充放電サイクル特性などのとの関係から許される最大充電電流(以降、許容最大充電電流という)で充電する必要がある。
【0012】
ところが従来の充電方法では、上記のように負荷5に流れる電流の変動により二次電池1への充電電流も変動してしまうので、定電流充電時に常に許容最大充電電流で二次電池1を充電できないという課題があった。そして、負荷5に流れる充電電流Ich2が充電中に変動することを想定し、充電電流検出抵抗3に流れる充電電流Ich0を設定する必要があった。仮に携帯機器をオフした状態で充電する場合、負荷5に流れる充電電流Ich2=0となる可能性があるので、Ich0≦許容最大充電電流となるように、式2に従い充電電流検出抵抗3の抵抗値Rchを設定する必要がある。また、携帯機器をオンし状態で充電する場合、負荷5に流れる充電電流Ich2が大きくなり、その分だけ充電時間が長くなってしまうという課題があった。
【0013】
さらに、充電完了を正確に検出できないという課題もあった。
図10の定電流充電区間(b)で時間の経過とともに二次電池への充電電流が減少するのは、あくまでも二次電池1への充電電流(Ich1)が減少するのであって、充電電流検出抵抗3に流れる電流(Ich0)では無いからである。つまり極端な場合、負荷に流れる充電電流(Ich2)が充電完了電流(Iend)よりも大きい場合、充電電流検出抵抗3に流れる電流(Ich0)は永久に充電完了電流(Iend)よりも小さくならず、永久に充電完了しないという課題がある。
【0014】
図10の定電流充電区間(b)で時間の経過とともに二次電池への充電電流が減少する理由を以下簡単に説明しておく。充電電流が減少するのは、図11に示した二次電池1の内部抵抗11と内部電池12によるものと考えられる。二次電池1の内部構造を簡易的な等価回路で表すと、図11に示すような内部抵抗11と内部電池12で表される。外部から一定の電圧(Vch)が供給されている場合、二次電池1の内部電池の電圧(Vbat)が徐々に上昇し、外部から供給される電圧(Vch)と内部電池の電圧(Vbat)の電位差が減少し、電位差の減少にともない充電電流(Ich)も減少すると考えられる。
内部電池12は理想的電源であり、インピーダンス=0の電源と見なせる。外部から供給される電圧をVch、内部電池の電圧をVbat、内部抵抗の抵抗値をRbatとすると、充電電流(Ich)は、式5で表される。
【0015】
Ich = (Vch − Vbat)/ Rbat (式5)
上記のような課題に対し本発明は、負荷に流れる電流の影響を受けずに短時間で充電できる二次電池充放電回路を提供することを目的とする。また、充電の完了が正確に検出できる二次電池充放電回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、図1に示すように、充電電流検出抵抗3を二次電池1の一端へ直列に接続した。これにより、充電時は負荷5に流れる電流の影響を受けることなく、二次電池に流れる電流のみを充電電流検出抵抗3で検出可能となる。
また、図2に示すように、充電電流検出抵抗3と並列にスイッチング素子6を接続した。さらに、図3に示すように、充電状態検出回路8を追加し、充電電源2が接続されているか否かを検出可能とした。充電状態検出回路8は、充電電源2が機器に接続されるとスイッチング素子6を非導通とし、充電電源2が機器から離されるとスイッチング素子6を導通するように構成した。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施例】
以下本発明の実施例を、図面をもとに説明する。
【0019】
図1は、本発明による二次電池充放電回路の第1実施例の構成を示すブロック図である。二次電池1と充電電流検出抵抗3、そして充電電源2と充電電流制御回路4は、それぞれ直列に接続されている。充電電流制御回路4の充電電源2と接続されてない側は、2次電池1の抵抗3と接続されていない側と、負荷5の一端と接続されている。充電電源2の充電電流制御回路4と接続されていない側は、抵抗3の二次電池1と接続されていない側と、負荷5の他端と接続されている。
【0020】
図1において、従来例を示した図7と同様に、充電時は充電電源2から負荷5と二次電池1に二分されて充電電流が流れる。ただし、従来例と異なり充電電流検出抵抗3に流れる電流は、二次電池に流れる電流と同一である。充電電源2は、二次電池よりも高い電圧を有している。また、従来例と同様に充電電流を一定とするために、充電電流検出抵抗3の両端の電位差を検出し、検出結果に基づき充電電流制御回路4が充電電流を制御する。
図6に本発明の二次電池充放電回路の回路例を示す。充電電流検出抵抗3に流れる充電電流(Ich0)、二次電池1に流れる充電電流(Ich1)と負荷5に流れる充電電流(Ich2)の関係は、前述の式1と同一である。
【0021】
Ich0 = Ich1 + Ich2 (式1)
しかし、充電電流検出抵抗3の抵抗値をRchとし、オペアンプ41が検出する電位差をVop0とすると、二次電池1に流れる充電電流Ich1は、オームの法則に従い式6となる。
【0022】
Ich1 = Vop0 / Rch (式6)
従来は二次電池1と負荷5に流れる充電電流の合計(Ich0)が一定であったために、負荷に流れる充電電流の変化に伴い二次電池1に流れる充電電流が変化してしまったが、本発明では、Vop0とRchが充電時において常に一定であるので、二次電池1に流れる充電電流も一定になる。
【0023】
図1の本発明は、充電時において二次電池1への充電電流を常に一定とできる長所を持っているが、放電時において見かけ上の電池電圧低下という短所をも有する。見かけ上の電池電圧低下は、二次電池1から負荷5に放電電流を流すときに、二次電池1に直列に充電電流検出抵抗3が入るために発生する。つまり、放電電流をIdisとし、充電電流検出抵抗3の抵抗値をRchとすると、式7に示したVdisの電位だけ低下した電圧が負荷5に供給されてしまう。
【0024】
Vdis = Idis * Rch (式7)
そこで、図2に示すように充電電流検出抵抗3と並列にスイッチング素子6を接続し、放電時にスイッチング素子6を導通させることで、上記見かけ上の電池電圧低下を防ぐようにした。
【0025】
図2は、本発明による二次電池充放電回路の第2実施例の構成を示すブロック図である。図3にはスイッチング素子6と充電状態検出回路8の接続例を示した。図3において本体100は、本発明における二次電池充放電回路を用いた電子機器であり、例えば携帯電話やPDA、パーソナルコンピュータ等である。
また、図6に接続例をより具体的に示した。
【0026】
スイッチング素子6はオン抵抗が小さいFET(Nチャンネル)を用いている。充電電源2が本体100に接続していない状態では、充電状態検出回路8の出力が高抵抗(ハイインピーダンス)となりプルアップ抵抗7がFETのゲートをプラス電位に引き上げるのでFETはオンする。つまり、二次電池1に貯えた電気エネルギーで負荷5を駆動している状態(二次電池放電時、言いかえると非充電状態)においてスイッチング素子6は常にオンしているので、放電時における見かけ上の電池電圧低下という前記問題がない。
【0027】
一方、充電電源2が本体100に接続された状態では、充電状態検出回路8が低電位を出力するのでFETはオフする。つまり、充電電源2の電気エネルギーが二次電池1と負荷5に供給されている状態(二次電池充電状態)においてスイッチング素子6は常にオフしているので、充電時において前記(式6)が成り立ち、充電時間が長くなるという前記問題がない。
【0028】
スイッチング素子6はNチャンネルのFETで構成し、プルアップ抵抗7がFETのゲートをプルアップする。接続端子99を介して充電電源2が本体100に接続される。充電状態検出回路8の出力端子は、FETのゲートに接続される。充電電源2が本体100に接続されておらず非充電状態の時、充電状態検出回路8の出力端子は、高抵抗(ハイインピーダンス)状態となり、スイッチング素子6のFETのゲートにプラス電位が供給されFETはオン状態(導通状態)を保つ。一方、充電電源2が本体100に接続され充電状態である時、充電状態検出回路8の出力端子は、ローレベルを出力し、スイッチング素子6のFETのゲートにはFETのソース電位と同等となりFETはオフ状態(非導通状態)を保つ。
【0029】
充電状態検出回路8は、スイッチング素子6とプルアップ抵抗7に接続されたオープンコレクタトランジスタ81と、このトランジスタと接続し充電電源2と並列に接続され充電時に電流が流れるベース抵抗82とから構成される。
【0030】
図4は、本発明による二次電池充放電回路の第3実施例の構成を示すブロック図である。二次電池1への充電電流を常に一定とするための回路例である。充電電流制御回路4は、二次電池1と直列に接続した充電電流検出抵抗3の端子間電圧を検出するので、負荷5に流れる電流とは関係なく一定の充電電流を二次電池1に供給する。オペアンプ41は、基準電圧発生回路42の電圧と充電電流検出抵抗3の電位を比較し、PチャンネルFETのゲート電圧を制御する。
【0031】
仮に、充電電流検出抵抗3に流れる電流が一定の値より小さくなると、オペアンプ41は、基準電圧発生回路42の出力電圧より充電電流検出抵抗3の電位が低くなり、PチャンネルFETのオン抵抗を小さくするようにFETのゲート電圧を変更することで、充電電流を増加する方向に動作し、結果として充電電流を一定とする。
【0032】
図5は、本発明による二次電池充放電回路の第5実施例の構成を示すブロック図である。図1に示したブロック図の二次電池1と充電電流検出抵抗3の接続位置を逆にしたブロック図であり、基本的動作は図1に示したブロック図と同等である。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、充電時においては、二次電池に流れる電流のみを充電電流検出抵抗3で検出するので、負荷5に流れる電流の影響を受けることなく最小時間で充電でき、充電完了を正確に検出できる。また放電時においては、充電電流検出抵抗3の両端をスイッチング素子6で導通させるので、二次電池1の放電時間が短くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による二次電池充放電回路の第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明による二次電池充放電回路の第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明による二次電池充放電回路の第3実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明による二次電池充放電回路の第4実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明による二次電池充放電回路の第5実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明による二次電池充放電回路の第6実施例の構成を示す回路図である。
【図7】従来の二次電池充放電回路の第1の構成例を示すブロック図である。
【図8】従来の二次電池充放電回路の第2の構成例を示すブロック図である。
【図9】従来の二次電池充放電回路の回路例を示す回路図である。
【図10】定電流定電圧充電方法での充電電流と充電を開始してからの時間の関係を示すグラフである。
【図11】定電圧充電時の二次電池の簡易的な等価回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 二次電池
2 充電電源
3 充電電流検出抵抗
4 充電電流制御回路
5 負荷
6 スイッチング素子
7 プルアップ抵抗
8 充電状態検出回路
9 充電完了検出回路
11 内部抵抗
12 内部電池
41、91 オペアンプ
42、92 基準電圧発生回路
43 電流制限トランジスタ
44 逆流防止ダイオード
81 オープンコレクタトランジスタ
82 ベース抵抗
93 充電検出結果出力端子
99 端子
100 本体
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次電池の充電および放電回路に係り、特に負荷に流れる電流の大小に関りなく正確に二次電池への充電電流を検出し制御する充電および放電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話やPDA等の携帯可能なコンピュータ・システムの電源として充電可能な二次電池とその充電回路が用いられており、複数の充電方法が提案されている。例えば、一定の電流で充電(以降、定電流充電と言う)し、一定の時間が経過した時点で充電を完了する方法や、充電開始から二次電池の電圧がある電圧に達するまでは定電流充電し、二次電池の電圧がある電圧に達した後は一定の電圧を供給(以降、定電圧充電という)する方法(以降、定電流定電圧充電方法という)。などがあった。
【0003】
また、二次電池が満充電されたことを使用者に充電完了として知らせる方法も複数提案されている。例えば、前述のような一定時間が経過した時点で充電を完了する方法、また定電圧充電時の充電電流量がある値(以降、充電完了電流という)よりも小さくなった時点で充電を完了する方法(以降、電流検出式充電完了方法という)もあった。
【0004】
充電電流を一定電流とするための一般的な動作原理は、充電電流量を何らかの方法で検出し充電電流量を一定となるように制御回路を動作させるところにある。充電電流量を検出する通常の方法は、充電電流が流れる回路に充電電流検出抵抗を挿入し、抵抗両端の電位差をオペアンプなどで検出することで行われる。
【0005】
図7と図8に、従来の二次電池充放電回路の構成例を示すブロック図を示す。図7と図8の動作原理は同じである。充電電流を検出するための充電電流検出抵抗3の位置が図7と図8で異なる。放電時は二次電池1から負荷5へ放電電流が流れ、この放電電流は、負荷5のインピーダンス変動に対応して変化する。負荷5は二次電池1から供給される電気エネルギーで動作する。また、充電時は充電電源2から負荷5と二次電池1に二分されて充電電流が流れる。
この充電電流を一定とするために、充電電流検出抵抗3の両端の電位差を検出し、検出結果に基づき充電電流制御回路4が充電電流を制御する。図9に従来の二次電池充放電回路の回路例を示す。充電電流検出抵抗3に流れる充電電流(Ich0)、二次電池1に流れる充電電流(Ich1)と負荷5に流れる充電電流(Ich2)の関係は、式1となる。
【0006】
Ich0 = Ich1 + Ich2 (式1)
充電電流制御回路4はオペアンプ41、基準電圧発生回路42、電流制限トランジスタ43と逆流防止ダイオード44で構成される。オペアンプ41は、基準電圧発生回路42と充電電流検出抵抗3の電位を比較する。ここで、充電電流検出抵抗3の抵抗値をRchとし、オペアンプ41が検出する電位差をVop0とすると、充電電流Ich0は、オームの法則に従い式2となる。つまり、オペアンプ41が検出する電位差Vop0が一定の場合、充電電流検出抵抗3の抵抗値Rchを変えることで、充電電流Ich0を調整することができる。
【0007】
Ich0 = Vop0 / Rch (式2)
前述の電流検出式充電完了方法は、定電流充電と同じしくみで実現可能である。図9の従来の回路例に記載の充電完了検出回路9は、オペアンプ91、基準電圧発生回路92と充電検出結果出力端子93から構成される。オペアンプ91は、基準電圧発生回路92と充電電流検出抵抗3の電位を比較する。ここで、充電電流検出抵抗3の抵抗値をRchとし、オペアンプ91が検出する電位差をVop1とすると、充電完了電流Iendは、オームの法則に従い式3となる。
図9では、定電流充電のための充電電流検出抵抗3と充電完了検出のための抵抗を1個で兼用しているが、2個の抵抗を直列に接続しそれぞれの抵抗値を異ならせることは当然可能である。
【0008】
Iend = Vop1 / Rch (式3)
図10に、定電流定電圧充電方法での充電電流と充電を開始してからの時間の関係を示した。図に示した区間(a)では、一定の充電電流Ich0で充電する。そして区間(b)では一定の電圧で充電し、時間とともに充電電流が減少する様子を示している。当然、充電電流Ich0と充電完了電流Iendを比較すると式4の関係となる。
【0009】
Iend < Ich0 (式4)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の充電回路においては、充電時の負荷5に流れる電流の変動に対して二次電池1への充電電流も変動してしまった。その関係は、式1で示した。つまり、負荷5に流れる充電電流(Ich2)が大きければ、二次電池1に流れる充電電流(Ich1)が小さくなってしまい、逆にIch2が小さければ、Ich1が大きくなってしまうという課題があった。
【0011】
また、二次電池1への充電電流(Ich1)が変動してしまうので、充電時間が長くなってしまうという課題もあった。
図10の(a)で示した区間が定電流充電区間であり、(b)で示した区間が定電圧充電区間である。定電流定電圧充電方法の場合、二次電池1の容量を一定とすれば、定電流充電時の最大充電電流が充電時間を決定する主な要因である。一方、二次電池1の使用温度範囲や充放電サイクルなどの特性を考慮すると、むやみに最大充電電流を大きくはできない。つまり、充電時間を極力短くするには、充放電サイクル特性などのとの関係から許される最大充電電流(以降、許容最大充電電流という)で充電する必要がある。
【0012】
ところが従来の充電方法では、上記のように負荷5に流れる電流の変動により二次電池1への充電電流も変動してしまうので、定電流充電時に常に許容最大充電電流で二次電池1を充電できないという課題があった。そして、負荷5に流れる充電電流Ich2が充電中に変動することを想定し、充電電流検出抵抗3に流れる充電電流Ich0を設定する必要があった。仮に携帯機器をオフした状態で充電する場合、負荷5に流れる充電電流Ich2=0となる可能性があるので、Ich0≦許容最大充電電流となるように、式2に従い充電電流検出抵抗3の抵抗値Rchを設定する必要がある。また、携帯機器をオンし状態で充電する場合、負荷5に流れる充電電流Ich2が大きくなり、その分だけ充電時間が長くなってしまうという課題があった。
【0013】
さらに、充電完了を正確に検出できないという課題もあった。
図10の定電流充電区間(b)で時間の経過とともに二次電池への充電電流が減少するのは、あくまでも二次電池1への充電電流(Ich1)が減少するのであって、充電電流検出抵抗3に流れる電流(Ich0)では無いからである。つまり極端な場合、負荷に流れる充電電流(Ich2)が充電完了電流(Iend)よりも大きい場合、充電電流検出抵抗3に流れる電流(Ich0)は永久に充電完了電流(Iend)よりも小さくならず、永久に充電完了しないという課題がある。
【0014】
図10の定電流充電区間(b)で時間の経過とともに二次電池への充電電流が減少する理由を以下簡単に説明しておく。充電電流が減少するのは、図11に示した二次電池1の内部抵抗11と内部電池12によるものと考えられる。二次電池1の内部構造を簡易的な等価回路で表すと、図11に示すような内部抵抗11と内部電池12で表される。外部から一定の電圧(Vch)が供給されている場合、二次電池1の内部電池の電圧(Vbat)が徐々に上昇し、外部から供給される電圧(Vch)と内部電池の電圧(Vbat)の電位差が減少し、電位差の減少にともない充電電流(Ich)も減少すると考えられる。
内部電池12は理想的電源であり、インピーダンス=0の電源と見なせる。外部から供給される電圧をVch、内部電池の電圧をVbat、内部抵抗の抵抗値をRbatとすると、充電電流(Ich)は、式5で表される。
【0015】
Ich = (Vch − Vbat)/ Rbat (式5)
上記のような課題に対し本発明は、負荷に流れる電流の影響を受けずに短時間で充電できる二次電池充放電回路を提供することを目的とする。また、充電の完了が正確に検出できる二次電池充放電回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、図1に示すように、充電電流検出抵抗3を二次電池1の一端へ直列に接続した。これにより、充電時は負荷5に流れる電流の影響を受けることなく、二次電池に流れる電流のみを充電電流検出抵抗3で検出可能となる。
また、図2に示すように、充電電流検出抵抗3と並列にスイッチング素子6を接続した。さらに、図3に示すように、充電状態検出回路8を追加し、充電電源2が接続されているか否かを検出可能とした。充電状態検出回路8は、充電電源2が機器に接続されるとスイッチング素子6を非導通とし、充電電源2が機器から離されるとスイッチング素子6を導通するように構成した。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施例】
以下本発明の実施例を、図面をもとに説明する。
【0019】
図1は、本発明による二次電池充放電回路の第1実施例の構成を示すブロック図である。二次電池1と充電電流検出抵抗3、そして充電電源2と充電電流制御回路4は、それぞれ直列に接続されている。充電電流制御回路4の充電電源2と接続されてない側は、2次電池1の抵抗3と接続されていない側と、負荷5の一端と接続されている。充電電源2の充電電流制御回路4と接続されていない側は、抵抗3の二次電池1と接続されていない側と、負荷5の他端と接続されている。
【0020】
図1において、従来例を示した図7と同様に、充電時は充電電源2から負荷5と二次電池1に二分されて充電電流が流れる。ただし、従来例と異なり充電電流検出抵抗3に流れる電流は、二次電池に流れる電流と同一である。充電電源2は、二次電池よりも高い電圧を有している。また、従来例と同様に充電電流を一定とするために、充電電流検出抵抗3の両端の電位差を検出し、検出結果に基づき充電電流制御回路4が充電電流を制御する。
図6に本発明の二次電池充放電回路の回路例を示す。充電電流検出抵抗3に流れる充電電流(Ich0)、二次電池1に流れる充電電流(Ich1)と負荷5に流れる充電電流(Ich2)の関係は、前述の式1と同一である。
【0021】
Ich0 = Ich1 + Ich2 (式1)
しかし、充電電流検出抵抗3の抵抗値をRchとし、オペアンプ41が検出する電位差をVop0とすると、二次電池1に流れる充電電流Ich1は、オームの法則に従い式6となる。
【0022】
Ich1 = Vop0 / Rch (式6)
従来は二次電池1と負荷5に流れる充電電流の合計(Ich0)が一定であったために、負荷に流れる充電電流の変化に伴い二次電池1に流れる充電電流が変化してしまったが、本発明では、Vop0とRchが充電時において常に一定であるので、二次電池1に流れる充電電流も一定になる。
【0023】
図1の本発明は、充電時において二次電池1への充電電流を常に一定とできる長所を持っているが、放電時において見かけ上の電池電圧低下という短所をも有する。見かけ上の電池電圧低下は、二次電池1から負荷5に放電電流を流すときに、二次電池1に直列に充電電流検出抵抗3が入るために発生する。つまり、放電電流をIdisとし、充電電流検出抵抗3の抵抗値をRchとすると、式7に示したVdisの電位だけ低下した電圧が負荷5に供給されてしまう。
【0024】
Vdis = Idis * Rch (式7)
そこで、図2に示すように充電電流検出抵抗3と並列にスイッチング素子6を接続し、放電時にスイッチング素子6を導通させることで、上記見かけ上の電池電圧低下を防ぐようにした。
【0025】
図2は、本発明による二次電池充放電回路の第2実施例の構成を示すブロック図である。図3にはスイッチング素子6と充電状態検出回路8の接続例を示した。図3において本体100は、本発明における二次電池充放電回路を用いた電子機器であり、例えば携帯電話やPDA、パーソナルコンピュータ等である。
また、図6に接続例をより具体的に示した。
【0026】
スイッチング素子6はオン抵抗が小さいFET(Nチャンネル)を用いている。充電電源2が本体100に接続していない状態では、充電状態検出回路8の出力が高抵抗(ハイインピーダンス)となりプルアップ抵抗7がFETのゲートをプラス電位に引き上げるのでFETはオンする。つまり、二次電池1に貯えた電気エネルギーで負荷5を駆動している状態(二次電池放電時、言いかえると非充電状態)においてスイッチング素子6は常にオンしているので、放電時における見かけ上の電池電圧低下という前記問題がない。
【0027】
一方、充電電源2が本体100に接続された状態では、充電状態検出回路8が低電位を出力するのでFETはオフする。つまり、充電電源2の電気エネルギーが二次電池1と負荷5に供給されている状態(二次電池充電状態)においてスイッチング素子6は常にオフしているので、充電時において前記(式6)が成り立ち、充電時間が長くなるという前記問題がない。
【0028】
スイッチング素子6はNチャンネルのFETで構成し、プルアップ抵抗7がFETのゲートをプルアップする。接続端子99を介して充電電源2が本体100に接続される。充電状態検出回路8の出力端子は、FETのゲートに接続される。充電電源2が本体100に接続されておらず非充電状態の時、充電状態検出回路8の出力端子は、高抵抗(ハイインピーダンス)状態となり、スイッチング素子6のFETのゲートにプラス電位が供給されFETはオン状態(導通状態)を保つ。一方、充電電源2が本体100に接続され充電状態である時、充電状態検出回路8の出力端子は、ローレベルを出力し、スイッチング素子6のFETのゲートにはFETのソース電位と同等となりFETはオフ状態(非導通状態)を保つ。
【0029】
充電状態検出回路8は、スイッチング素子6とプルアップ抵抗7に接続されたオープンコレクタトランジスタ81と、このトランジスタと接続し充電電源2と並列に接続され充電時に電流が流れるベース抵抗82とから構成される。
【0030】
図4は、本発明による二次電池充放電回路の第3実施例の構成を示すブロック図である。二次電池1への充電電流を常に一定とするための回路例である。充電電流制御回路4は、二次電池1と直列に接続した充電電流検出抵抗3の端子間電圧を検出するので、負荷5に流れる電流とは関係なく一定の充電電流を二次電池1に供給する。オペアンプ41は、基準電圧発生回路42の電圧と充電電流検出抵抗3の電位を比較し、PチャンネルFETのゲート電圧を制御する。
【0031】
仮に、充電電流検出抵抗3に流れる電流が一定の値より小さくなると、オペアンプ41は、基準電圧発生回路42の出力電圧より充電電流検出抵抗3の電位が低くなり、PチャンネルFETのオン抵抗を小さくするようにFETのゲート電圧を変更することで、充電電流を増加する方向に動作し、結果として充電電流を一定とする。
【0032】
図5は、本発明による二次電池充放電回路の第5実施例の構成を示すブロック図である。図1に示したブロック図の二次電池1と充電電流検出抵抗3の接続位置を逆にしたブロック図であり、基本的動作は図1に示したブロック図と同等である。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、充電時においては、二次電池に流れる電流のみを充電電流検出抵抗3で検出するので、負荷5に流れる電流の影響を受けることなく最小時間で充電でき、充電完了を正確に検出できる。また放電時においては、充電電流検出抵抗3の両端をスイッチング素子6で導通させるので、二次電池1の放電時間が短くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による二次電池充放電回路の第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明による二次電池充放電回路の第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明による二次電池充放電回路の第3実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明による二次電池充放電回路の第4実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明による二次電池充放電回路の第5実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明による二次電池充放電回路の第6実施例の構成を示す回路図である。
【図7】従来の二次電池充放電回路の第1の構成例を示すブロック図である。
【図8】従来の二次電池充放電回路の第2の構成例を示すブロック図である。
【図9】従来の二次電池充放電回路の回路例を示す回路図である。
【図10】定電流定電圧充電方法での充電電流と充電を開始してからの時間の関係を示すグラフである。
【図11】定電圧充電時の二次電池の簡易的な等価回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 二次電池
2 充電電源
3 充電電流検出抵抗
4 充電電流制御回路
5 負荷
6 スイッチング素子
7 プルアップ抵抗
8 充電状態検出回路
9 充電完了検出回路
11 内部抵抗
12 内部電池
41、91 オペアンプ
42、92 基準電圧発生回路
43 電流制限トランジスタ
44 逆流防止ダイオード
81 オープンコレクタトランジスタ
82 ベース抵抗
93 充電検出結果出力端子
99 端子
100 本体
Claims (6)
- 充放電可能な二次電池(1)と、二次電池(1)を充電するための電源であって二次電池(1)より高い電圧を有する充電電源(2)と、二次電池(1)への充電電流を検出するための充電電流検出抵抗(3)と、充電電流検出抵抗(3)の検出電圧に基づき二次電池(1)への充電電流を制御する充電電流制御回路(4)と、二次電池(1)から供給される電気エネルギーで動作する負荷(5)からなる二次電池(1)の充放電回路において、
二次電池(1)と充電電流検出抵抗(3)を直列に接続し、充電電源(2)と充電電流制御回路(4)を直列に接続し、直列に接続した二次電池(1)と充電電流検出抵抗(3)の一端と、直列に接続した充電電源(2)と充電電流制御回路(4)の一端と、負荷(5)の一端とを接続し、直列に接続した二次電池(1)と充電電流検出抵抗(3)の他の端子と、直列に接続した充電電源(2)と充電電流制御回路(4)の他の端子と、負荷(5)の他の端子とを接続することを特徴とする二次電池充放電回路。 - 非充電時には導通し、充電時には非導通するスイッチング素子(6)を充電電流検出抵抗(3)と並列に接続することを特徴とする請求項1記載の二次電池充放電回路。
- 充電状態と非充電状態とを切り替えるための接続端子を充電電源(2)の少なくとも一つの端子に直列に接続し、非充電時にはスイッチング素子(6)を導通状態とするためのプルアップ抵抗(7)と、充電時にはスイッチング素子(6)を非導通状態とするための充電状態検出回路(8)とを有することを特徴とする請求項2記載の二次電池充放電回路。
- 請求項1記載の充電電流制御回路(4)は、充電電流検出抵抗(3)の両端の電位差を基準電位と比較するオペアンプ(41)と、オペアンプ(41)が出力する電圧比較結果に基づき二次電池(1)への充電電流を制御する充電電流制御トランジスタ(43)と、逆流防止ダイオード(44)とから構成されることを特徴とする二次電池充放電回路。
- 請求項3記載の充電状態検出回路(8)は、スイッチング素子(6)の導通状態と非導通状態を切り替えるためのオープンコレクタトランジスタ(81)と、充電時にはオープンコレクタトランジスタにベース電流を流すためのベース抵抗(82)とから構成されることを特徴とする二次電池充放電回路。
- 請求項1から5に記載の二次電池充放電回路を有することを特徴とする電子機器。
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JP2002247315A JP2004088923A (ja) | 2002-08-27 | 2002-08-27 | 二次電池充放電回路及びこれを有する電子機器 |
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CN106385066A (zh) * | 2016-09-23 | 2017-02-08 | 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 | 电池的充放电电路及终端 |
CN112332498A (zh) * | 2020-11-24 | 2021-02-05 | 南京微盟电子有限公司 | 一种用于开关型稳压器的多节电池充放电管理电路 |
-
2002
- 2002-08-27 JP JP2002247315A patent/JP2004088923A/ja active Pending
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