JP2004088769A - 電子回路 - Google Patents

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Tomoji Arai
荒井 智次
Takayuki Inoi
猪井 隆之
Yoshihiko Saiki
斎木 義彦
Takeshi Toida
戸井田 剛
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Abstract

【課題】 広い周波数帯域のノイズを効果的に抑制した、小型で且つ高性能な電子回路を提供する。
【解決手段】 電源端子を持つ集積回路(110)と、この集積回路の周辺近傍に配置されたノイズフィルタと、ノイズフィルタを通して集積回路の電源端子に電源を供給するパターンを有するプリント板(101)とを備える電子回路において、ノイズフィルタが、広い周波数帯域のノイズを除去する伝送線路型ノイズフィルタ(121〜124)から成る。
【選択図】   図1

Description

 本発明は、電子回路に関し、特に、電源端子を持つ集積回路と、集積回路の近傍に配置されたノイズフィルタと、このノイズフィルタを通して、集積回路の電源端子に電源を供給するパターンを持つプリント板とを備える電子回路に関する。
 近年、携帯電話機のような情報電子機器が世の中に広く用いられている。これらの情報電子機器には、デジタル回路技術が用いられていることもよく知られている。
 デジタル回路技術は、情報技術(IT)産業を支える重要な技術である。最近ではコンピュータや通信関連機器だけでなく、家庭電化製品や車載用機器にも大規模集積回路(LSI)等のデジタル回路技術が使用されている。
 LSIを動作させた場合、高周波電流がLSIの電源ラインに発生することもよく知られている。この高周波電流は、LSI近傍にとどまらず、プリント回路基板等の実装回路基板内の広い範囲に広がり、信号配線やグランド配線に誘導結合し、信号ケーブルなどから電磁波として漏洩する。
 この高周波電流は自機の誤動作の原因になるだけでなく、他機へも影響を及ぼし電磁環境問題(EMC)となっている。
 この対策には、高周波電流の発生源であるLSIを電源から高周波的に分離すること、即ち、電源デカップリングの手法が有効である。従来からデカップリング用素子としてバイパスコンデンサなどのノイズフィルタが使用されてきている。電源デカップリングの動作原理は簡単明瞭だが、LSIの高速化に対応できる低インピーダンスのノイズフィルタの開発は大幅に遅れている。特にコンデンサの自己共振現象のため高周波数領域まで低インピーダンスを維持するのは困難である。
 このため、これらのコンデンサを用いて電気的ノイズの除去を広い周波数帯域にわたって行う場合には、アルミ電解コンデンサ、タンタルコンデンサ、セラミックコンデンサ等の自己共振周波数が異なる異種のコンデンサをLSI近傍に複数備えている。
 しかしながら、従来のノイズフィルタにおいては、広帯域の周波数の電気的ノイズを除去するために使用する複数のノイズフィルタの選定が煩わしいという不利益がある。又、異種のノイズフィルタを複数設置するために、その実装面積が大きくなるという不利益もある。
 LSIなどの高速化、高周波数化に伴い、発生するノイズは広帯域化、高周波数化している。このようなノイズの除去に必要な高性能なノイズフィルタが求められている。
 半導体素子用のノイズフィルはこの技術分野において知られている。例えば、ノイズフィルタは、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されたノイズフィルタは、半導体素子の信号端と信号線間にそれぞれ挿入されるインダクタと、各インダクタとアース間に接続されるコンデンサとを備える。
特開2001−185423号公報
 従って、本発明の目的は、高周波数領域まで低インピーダンスを持つ伝送線路型ノイズフィルタを用いて、LSIから発生するノイズを抑制し、LSIの動作を安定にする電子回路を提供することにある。
 本発明の他の目的は、小型な伝送線路型ノイズフィルタを用いて、LSIから発生するノイズを抑制し、LSIの動作を安定にする電子回路を提供することにある。
 本発明の更に他の目的は、高性能な伝送線路型ノイズフィルタを用いて、LSIから発生するノイズを抑制し、LSIの動作を安定にする電子回路を提供することにある。
 本発明の他の目的は説明が進むにつれて明らかになるだろう。
 本発明のある態様によれば、電子回路は、電源端子を持つ集積回路と、この集積回路の周辺近傍に配置され、広い周波数帯域のノイズを除去する伝送線路型ノイズフィルタと、この伝送線路型ノイズフィルタを通して集積回路の電源端子に電源を供給するパターンを持つプリント板とを備える。
 伝送線路型ノイズフィルタは、弁作用金属で形成された所定の長さを有する金属細線と、この金属細線上に形成された、前記弁作用金属から成る焼結体と、この焼結体の表面に形成された誘電体皮膜と、この誘電体皮膜の表面に形成された固体電解質層と、この固体電解質層の表面に形成された導電体層と、金属細線の両端にそれぞれ接続した第1および第2の陽極端子と、導電体層に接続した陰極端子とを有して良い。
 焼結体は、弁作用金属の粉末をプレス成形した後、所定の温度で焼結したもの、或いは、弁作用金属の粉末を含む泥漿から形成したグリーンシートを、金属細線を巻芯として巻回した後、所定の温度で焼結したものとすることができる。
 誘電体皮膜は、弁作用金属の酸化皮膜であってよい。
 伝送線路型ノイズフィルタは、アルミエッチング箔タイプであってよい。この場合、伝送線路型ノイズフィルタは、アルミニウムエッチド箔と、このアルミニウムエッチド箔の所定部分に形成された陽極酸化皮膜と、この陽極酸化皮膜上に形成された導電性高分子層と、この導電性高分子層上に形成されたグラファィト・銀ペースト層とを備えてよい。
 本発明の電子回路は伝送線路型のノイズフィルタを集積回路の電源端子と電源ラインの間に挿入する構成とするので、広い範囲のノイズを効果的に抑制できるという作用効果を奏する。したがって、従来のように異種のノイズフィルタを多数設置する必要がなくなり、実装面積や部品コストを削減できる。
 図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態による電子回路100について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態による電子回路100の概略平面図である。図2は図1に図示した電子回路100に用いられるプリント板の実装面の概略平面図である。
 図示の電子回路100は、8つの電源端子152,162,172,182,164,174,184を持つ集積回路110と、第1乃至第4の伝送線路型ノイズフィルタ121、122、123、124と、プリント板101とを備える。図示の例では、集積回路101は大規模集積回路(LSI)である。
 集積回路110は、第1乃至第4の接地レベル電源端子152,162,172,182と、第1乃至第4の動作電圧レベル電源端子154,164,174,184とを持つ。
 第1乃至第4の伝送線路型ノイズフィルタ121〜124は集積回路110の近傍に配置されている。第1乃至第4の伝送線路型ノイズフィルタ121〜124の各々は広い周波数帯域のノイズを除去するためのものである。第1乃至第4の伝送線路型ノイズフィルタ121〜124は同じノイズ濾波特性を持ってもよいし、異なるノイズ濾波特性を持ってもよい。プリント板101は、接地レベル電源をそれぞれ第1乃至第4の接地レベル電源端子152,162,172,182に供給するための第1乃至第4の接地供給線131,132,133,134と、動作電圧レベル電源をそれぞれ第1乃至第4の動作電圧レベル電源端子154,164,174,184に供給するための第1乃至第4の動作電圧供給線線141,142,143,144とを持つ。
 第1の伝送線路型ノイズフィルタ121は陰極端子151と陽極端子153とを持つ。第2の伝送線路型ノイズフィルタ122は陰極端子161と陽極端子162とを持つ。第3の伝送線路型ノイズフィルタ123は陰極端子171と陽極端子173とを持つ。第4の伝送線路型ノイズフィルタ124は陰極端子181と陽極端子183とを持つ。
 図3を参照すると、プリント板101は、第5乃至第8の動作電圧電源供給線311、312、313、314を含む電源パターン301を持つ電源ライン層を具備する。電源パターン301は絶縁物302上に形成されている。
 図4を参照すると、プリント板101は、第5乃至第8の接地供給線411、412、413、414を含むグランドパターン401を持つグランドライン層を有する。グランドパターン401は絶縁物402上に形成されている。
 図5を参照すると、プリント板101は、図4に図示されたグラントパターン401の代わりに、ベタグランドパターン501を持つグランドライン層を有してもよい。ベタグランドパターン501は絶縁物(図示せず)上に形成されている。
 図1に示されるように、第1および第3の伝送線路型ノイズフィルタ121、123は、集積回路110の横方向近傍に配置され、第2および第4の伝送線路型ノイズフィルタ122、124は、集積回路110の縦方向近傍に配置される。
 再び図3を参照すると、第1の伝送線路型ノイズフィルタ121は、第1の動作電圧供給線141を介して集積回路110の第1の動作電圧レベル電源端子154に接続される。第2の伝送線路型ノイズフィルタ122は、第2の動作電圧供給線142を介して集積回路110の第2の動作電圧レベル電源端子164に接続される。第3の伝送線路型ノイズフィルタ123は、第3の動作電圧供給線143を介して集積回路110の第3の動作電圧レベル電源端子174に接続される。第4の伝送線路型ノイズフィルタ124は、第4の動作電圧供給線144を介して集積回路110の第4の動作電圧レベル供給端子184に接続される。
 また、第1の伝送線路型ノイズフィルタ121は、第5の動作電圧供給線311を介してプリント板の電源パターン301に接続されている。同様に、第2の伝送線路型ノイズフィルタ122は、第6の動作電圧供給線312を介してプリント板の電源パターン301に接続される。第3の伝送線路型ノイズフィルタ123は、第7の動作電圧供給線313を介してプリント板の電源パターン301に接続されている。第4の伝送線路型ノイズフィルタ124は、第8の動作電圧供給線314を介してプリント板の電源パターン301に接続されている。
 再び図4を参照すると、第1の伝送線路型ノイズフィルタ121は、第1のグランド供給線131を介して集積回路110の第1の接地レベル電源端子152に接続されている。同様に、第2の伝送線路型ノイズフィルタ122は、第2のグランド供給線132を介して集積回路110の第2の接地レベル電源端子162に接続されている。第3の伝送線路型ノイズフィルタ123は、第3のグランド供給線133を介して集積回路110の第3の接地レベル電源端子172に接続されている。第4の伝送線路型ノイズフィルタ124は、第4のグランド供給線134を介して集積回路110の第4の接地レベル電源端子182に接続されている。
 また、第1の伝送線路型ノイズフィルタ121は、第5のグランド供給線411を介してプリント板のグランドパターン401に接続されている。同様に、第2の伝送線路型ノイズフィルタ122は、第6のグランド供給線412を介してプリント板のグランドパターン401に接続されている。第3の伝送線路型ノイズフィルタ123は、第7のグランド供給線413を介してプリント板のグランドパターン401に接続されている。第4の伝送線路型ノイズフィルタ124は、第8のグランド供給線414を介してプリント板のグランドパターン401に接続されている。
 図6を参照して、本発明の実施の形態による電子回路に用いられる伝送線路型ノイズフィルタ10について説明する。図示の伝送線路型ノイズフィルタ10を実装基板50の電極(図示せず)上に載置される。
 伝送線路型ノイズフィルタ10は、タンタル細線1と、導電体層2と、第1の陽極電極3aと、第2の陽極電極3bと、陰極電極5と、容量形成部6を備える。タンタル細線1は弁作用金属細線から成り、所定の長さLを持つ。導電体層2は長さhで、タンタル細線1の中央部周囲を被覆するように形成されている。第1および第2の陽極端子3aおよび3bはそれぞれタンタル細線1の両端に接続されている。陰極端子5は銀ペースト等の導電性接着剤4を用いて導電体層2に接続されている。容量形成部6は、タンタル細線1と導電体層2との間に設けられている。
 本発明において、弁作用金属とは、酸化されると当該酸化膜が弁作用をなす金属を指すものとする。
 第1の陽極端子3aは図3の141〜144のような動作電圧供給線に接続されている。陰極端子5は図4の131〜134のようなグランド供給線に接続される。第2の陽極端子3bは図3の電源パターン301に接続される。陰極端子5は図4のグランドパターン401に接続される。
 図7を参照すると、容量形成部6は、タンタル焼結体21と酸化タンタル皮膜22と固体電解質層23と有する。タンタル焼結体21はタンタル細線1の中央部周囲にタンタル細線1と一体化されて形成されている。酸化タンタル皮膜22はタンタル焼結体21の表面を酸化して形成された誘電体皮膜から成る。固体電解質層23はこの酸化タンタル皮膜22の表面に形成されている。容量形成部6は、タンタル焼結体21と固体電解質層23をそれぞれ陽極と陰極とする静電容量を形成する。
 導電体層2は、グラファイト層25と銀塗料層26とを有する。グラファイト層25は固体電解質層23の表面に形成されている。銀塗料層26はグラファイト層25の表面に形成されている。この銀塗料層26に導電性接着剤4を用いて陰極端子5が接続されている。
 図示の例では、固体電解質層23は、第1の導電性高分子化合物層24aと第2の導電性高分子化合物層24bの2層で構成されている。第1の導電性高分子化合物層24aは酸化タンタル皮膜22と直に接している。第2の導電性高分子化合物層24bはこの第1導電性高分子化合物層24aの上に形成されている。
 そして、導電体層2の長さhや、タンタル細線1の長手方向に直交する導電体層2の断面サイズは、ノイズフィルタの所望の特性に応じて適宜定めればよい。
 固体電解質層23としては、ピロール、アニリン、チオフェン及びフラン等のような環状有機化合物のモノマー又はその誘導体の重合体を含む導電性高分子化合物を用いることができる。化学酸化重合により酸化タンタル皮膜22の表面に導電性高分子化合物層を形成することができる。
 固体電解質層23を複数、例えば2層の導電性高分子化合物で構成する場合は、前述の導電性高分子化合物の中から選択(同一材料の重複選択も可)して2層構造とすればよい。このとき、少なくとも酸化タンタル皮膜22の表面と直に接する導電性高分子化合物層は化学酸化重合法により形成される。
 本実施形態の電子回路の伝送線路型ノイズフィルタ10は、タンタル細線1を中心導体、導電体層2を外部導体とする同軸線路型の伝送線路を構成する。又、タンタル細線1と陰極端子5との間に周波数特性に優れた極めて大きな容量が付加されるので、広い周波数範囲で特性インピーダンスを低く維持でき、広い周波数範囲で低インピーダンス特性のノイズフィルタを構成できる。
 以上説明したように、本発明の電子回路に用いる伝送線路型ノイズフィルタは、タンタルのような弁作用金属の金属細線からなる中心導体と、中心導体と同じ弁作用金属粉末の焼結体の酸化皮膜からなる誘電体層で低インピーダンスの伝送線路を形成し、広い周波数帯域でノイズ除去性能に優れたノイズフィルタを構成できる。
 尚、本発明についてその好ましい実施例とともに説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者であれば変更可能であることが理解される。例えば、伝送線路型ノイズフィルタとして適宜高周波用のフィルタを選択することができる。伝送線路型ノイズフィルタの弁作用金属としてタンタルを用いているが、弁作用金属としてニオブ(Nb)を用いることもできる。
 次に、伝送線路型ノイズフィルタ10の製造方法について説明する。
 まず、所定の長さLの直線状のタンタル細線1の長さ方向(以下、「第1方向」と呼ぶ)の中央部周囲に多孔質の金属粉末であるタンタル粉末30に、所定温度にて揮発するバインダを混ぜ込んだ上で、例えば図8に示すように金型60で第1方向の長さがhになるようにプレス成形する。
 次いで、このプレス成形体を所定の温度で真空中で焼結し、タンタル焼結体(図示せず)を得る。焼結中に、バインダは揮発し、残ったタンタル焼結体は、多孔質である。
 次いで、このタンタル焼結体をリン酸液中に浸漬し、タンタル焼結体にプラスの電圧を、リン酸液にマイナスの電圧を印加し、膜厚を制御しつつ、タンタル焼結体の表面を酸化させて、所望の膜厚の酸化タンタル皮膜(誘電体)22を形成する。
 次に、酸化タンタル皮膜22の表面に、固体電解質層23を形成する。具体的には、まず、化学酸化重合により第1の導電性高分子化合物層24aとして例えばポリピロール層を酸化タンタル皮膜22の表面に形成し、続いてこの第1の導電性高分子化合物層24aの上に第2の導電性高分子化合物層24bとして例えば導電性粉末を含むポリピロール層を化学酸化重合あるいは電解酸化重合により形成する。
 次に、陰極側電極を引き出すために、第2の導電性高分子化合物層24bの上にグラファイト層25、銀塗装層26を重ねて形成する。この後、露出しているタンタル細線1の一端に第1の陽極端子3aを、他端に第2の陽極端子3bをそれぞれ溶接し、導電性接着剤4を用いて陰極端子5と銀塗装層26とを接着した後、例えばエポキシ樹脂(図示せず)等でパッケージングして、電子素子としての伝送線路型ノイズフィルタ10を完成する。
 本発明においては、弁作用金属としてはタンタルに限定されず、ニオブ(Nb)を用いることもできる。
 本発明において、焼結体に関しては、図8を用いて説明した製造方法に限らず、図9(A)および(B)に示すような製造方法を使用できる。詳述すると、多孔質の金属であるタンタル粉末および所定温度にて揮発するバインダを含む泥奬から所定の幅hと厚さのグリーンシート36を形成する。それから、所定の長さL(L>h)のタンタル細線1を巻芯にしてタンタル細線1の両端部を露出させて中央部に所定回数巻回する。
 次いで、これを真空中で所定温度で焼結し、焼結巻回体37を得る。焼結中に、バインダは揮発し、残った焼結巻回体37は、多孔質である。
 次いで、焼結巻回体37をリン酸液中に浸漬し、焼結巻回体37にプラスの電圧を、リン酸液にマイナスの電圧を印加し、膜厚を制御しつつ、焼結巻回体37の表面を酸化させて、所望の膜厚の酸化タンタル皮膜(誘電体)を形成する。以後、第1の実施例と同様の処理がなされる。
 この構成、製法の場合にも、タンタル粉末ではなく、ニオブ粉末を用いてもよい。
 本発明において、導電体層2の外形形状は、角柱状、即ちタンタル細線1の長手方向に直交する導電体層2の断面が矩形状に限らない。詳述すると、図10に示すように、外形形状が円柱状、即ちタンタル細線1の長手方向に直交する導電体層2および容量形成部6が円柱状であってもよい。尚、図10は、導電体層2および容量形成部6が円柱状の場合の図6(D)に相当する図である。
 図11を参照して、本発明の第2の実施の形態による電子回路に用いる他の伝送線路型ノイズフィルタ801について説明する。図示の伝送線路型ノイズフィルタ801は実装基板830の電極(図示せず)上に載置される。
 図示の伝送線路型ノイズフィルタ801は、直方体形状の分布定数回路形成部802と、この分布定数回路形成部802から長辺方向に突出した一対の電極部821aとを備えている。分布定数回路形成部802は略平板形状の金属板821と、対向金属層841と、金属板821と対向金属層841との間に介在された二つの誘電体822とを有する。すなわち、分布定数回路形成部802は、ストリップ線路と呼ばれる伝送線路構造となっている。
 金属板821は分布定数回路形成部802の両端から突出した部分を持ち、それは電極部821aとして働く。そのような構成の分布定数型ノイズフィルタ素子は、以下に記載するように、その両電極部821aが電源および負荷回路にそれぞれに接続されるとともに、対向金属層841が接地電位等の固定電位に接続されることにより、周波数帯域の広いノイズフィルタとして機能する。
 本発明の電子回路に用いる伝送線路型ノイズフィルタ801は、電源および電子部品に接続される実装基板830に設置される。すなわち、ノイズフィルタ801の両電極部821aは、実装基板830上で、それぞれ、電源端子831と部品端子832に接続されている。電源端子831はDC電源808に接続され、部品端子832はLSI(大規模集積化回路)などの電子部品809に接続される。さらに、分布定数回路形成部802の対向金属層841を接地電位などの固定電位にするための電極端子804が実装基板830に設けられている。
 図11に示したノイズフィルタの一例を図12に示す。図12に示すノイズフィルタは、アルミニウム箔821と、酸化皮膜822と、固体電解質層841aと、グラファイト・銀ペースト層841bとを有する。アルミニウム箔821は、エッチング処理により凹凸を持つ。酸化皮膜822bはアルミニウム箔821の凹凸面に面に沿って誘電体として形成される。固体電解質層841aは酸化皮膜822の表面上に形成されている。固体電解質層841aは導電性高分子層であってよい。グラファイト・銀ペースト層841bは固体電解質層841a上に形成される。
 この構成は、図11に図示されたノイズフィルタと同様のストリップ線路構造である。すなわち、線路導体が中心のアルミニウム箔821に相当し、誘電体が酸化皮膜の形成されたエッチング層に相当する。また、接地導体が固体電解質層841aとグラファイト・銀ペースト層841bに相当する。エッチング層は表面積を大きくする処理が施されているため、同形状では単一の材料を用いるセラミックコンデンサなどよりも大きな静電容量を得ることができ、エッチング層は分布定数型ノイズフィルタに適している。
 図13を参照して、本発明の第2の実施の形態による電子回路100Aについて説明する。図13は電子回路100Aに用いられるプリント板の実装面の概略平面図である。
 図示の電子回路100Aは、16個の電源端子152−1,152−2,162−1,162−2,172−1,172−2,182−1,182−2,164−1,164−2,174−1,174−2,184−1,184−2を持つ集積回路110Aと、第1乃至第4の伝送線路型ノイズフィルタ121、122、123、124と、プリント板(図示せず)とを備える。図示の例では、集積回路110Aは大規模集積回路(LSI)である。
 集積回路110Aは、第1乃至第8の接地レベル電源端子152−1,152−2,162−1,162−2,172−1,172−2,182−1,182−2と、第1乃至第8の動作電圧レベル電源端子154−1,154−2,164−1,164−2,174−1,174−2,184−1,184−2とを持つ。
 第1乃至第4の伝送線路型ノイズフィルタ121〜124は集積回路110Aの近傍に配置されている。第1乃至第4の伝送線路型ノイズフィルタ121〜124の各々は広い周波数帯域のノイズを除去するためのものである。第1乃至第4の伝送線路型ノイズフィルタ121〜124は同じノイズ濾波特性を持ってもよいし、異なるノイズ濾波特性を持ってもよい。プリント板は、接地レベル電源をそれぞれ第1乃至第8の接地レベル電源端子152−1,152−2,162−1,162−2,172−1,172−2,182−1,182−2に供給するための第1乃至第8の接地供給線131−1,131−2,132−1,132−2,133−1,133−2,134−1,134−2と、動作電圧レベル電源をそれぞれ第1乃至第8の動作電圧レベル電源端子154−1,154−2,164−1,164−2,174−1,174−2,184−1,184−2に供給するための第1乃至第8の動作電圧供給線線141−1,141−2,142−1,142−2,143−1,143−2,144−1,144−2とを持つ。
 図13に示されるように、第1および第3の伝送線路型ノイズフィルタ121、123は、集積回路110Aの横方向近傍に配置され、第2および第4の伝送線路型ノイズフィルタ122、124は、集積回路110Aの縦方向近傍に配置される。
 第1の伝送線路型ノイズフィルタ121は、それぞれ第1および第2の動作電圧供給線141−1,141−2を介して集積回路110Aの第1および第2の動作電圧レベル電源端子154−1,154−2に接続される。第2の伝送線路型ノイズフィルタ122は、それぞれ第3および第4の動作電圧供給線142−1,142−2を介して集積回路110Aの第3および第4の動作電圧レベル電源端子164−1,164−2に接続される。第3の伝送線路型ノイズフィルタ123は、それぞれ第5および第6の動作電圧供給線143−1,143−2を介して集積回路110Aの第5および第6の動作電圧レベル電源端子174−1,174−2に接続される。第4の伝送線路型ノイズフィルタ124は、それぞれ第7および第8の動作電圧供給線144−1,144−2を介して集積回路110Aの第7および第8の動作電圧レベル供給端子184−1,184−2に接続される。
 第1の伝送線路型ノイズフィルタ121は、それぞれ第1および第2のグランド供給線131−1,131−2を介して集積回路110Aの第1および第2の接地レベル電源端子152−1,152−2に接続されている。同様に、第2の伝送線路型ノイズフィルタ122は、それぞれ第3および第4のグランド供給線132−1,132−2を介して集積回路110Aの第3および第4の接地レベル電源端子162−1,162−2に接続されている。第3の伝送線路型ノイズフィルタ123は、それぞれ第5および第6のグランド供給線133−1,133−2を介して集積回路110Aの第5および第6の接地レベル電源端子172−1,172−2に接続されている。第4の伝送線路型ノイズフィルタ124は、それぞれ第7および第8のグランド供給線134−1,134−2を介して集積回路110Aの第7および第8の接地レベル電源端子182−1,182−2に接続されている。
 上述したように、第1乃至第4の伝送線路型ノイズフィルタ121〜124の各々は、集積回路110Aの4つの電源端子に接続されている。
 本発明についてその実施の形態によって説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者であれば本発明を他の方法で実施できることは容易である。例えば、上述した実施の形態では電子回路は4つの伝送線路型ノイズフィルタを備えているが、電子回路は少なくも1つの伝送線路型ノイズフィルタを備えていてよい。また、上述した実施の形態では集積回路は8つ又は16つの電源端子を持っているが、集積回路は少なくとも1つの電源端子を持っていてよい。
本発明の第1の実施の形態による電子回路の概略平面図である。 図1に図示した電子回路に用いられるプリント板の実装面の概略平面図である。 図1に図示した電子回路に用いられるプリント板の断面図である。 図1に図示した電子回路に用いられるプリント板の断面図である。 図1に図示した電子回路に用いられるプリント板の断面図である。 図1に図示した電子回路に用いられる伝送線路型ノイズフィルタを示す図であって、(A)は概略外観斜視図であり、(B)は平面図であり、ならびに、(C)および(D)はそれぞれ(B)の6C−6C線および6D−6D線に沿った断面図である。 図6に図示された伝送線路型ノイズフィルタのP部の概略拡大図である。 タンタル粉末のプレス成形を用いて製造される図6に示した伝送線路型ノイズフィルタの製造方法を説明するための図である。 グリーンシートを用いて製造される図6に示した伝送線路形ノイズフィルタの製造方法を説明するための図である。 導電体層の外形形状を円柱状を呈する伝送線路型ノイズフィルタの図6(D)に相当する概略断面図である。 図1に図示した電子回路に用いられる他の伝送線路型ノイズフィルタを示す図であって、(A)は平面図であり、ならびに、(B)および(C)はそれぞれ(A)の11B−11B線および11C−11C線に沿った断面図である。 図11に図示されたノイズフィルタとして使用されるアルミ固体電解コンデンサの概略斜視図である。 本発明の第2の実施の形態による電子回路に用いられるプリント板の実装面の概略平面図である。
符号の説明
  100,100A  電子回路
  110,110A  集積回路
  121,122,123,124  伝送線路型ノイズフィルタ
  131,132,133,134  電源供給線
  141,142,143,144  グランド供給線
  301  電源パターン
  311,312,313,314  電源供給線
  401  グランドパターン
  411,412,413,414  グランド供給線
  501  ベタグランドパターン

Claims (8)

  1.  電源端子を持つ集積回路と、
     前記集積回路の周辺近傍に配置され、広い周波数帯域のノイズを除去する伝送線路型ノイズフィルタと、
     前記伝送線路型ノイズフィルタを通して前記集積回路の前記電源端子に電源を供給するパターンを有するプリント板と
    を備える電子回路。
  2.  前記集積回路は付加的な電源端子を更に持ち、前記電子回路は、前記集積回路の周辺近傍に配置され、広い周波数帯域のノイズを除去する付加的な伝送線路型ノイズフィルタを有する、請求項1記載の電子回路。
  3.  前記伝送線路型ノイズフィルタは、
     弁作用金属で形成された所定の長さを有する金属細線と、
     該金属細線上に形成された前記弁作用金属から成る焼結体と、
     該焼結体の表面上に形成された誘電体皮膜と、
     該誘電体皮膜の表面上に形成された固体電解質層と、
     該固体電解質層の表面上に形成された導電体層と、
     前記金属細線の両端にそれぞれ接続された第1および第2の陽極端子と、
     前記導電体層に接続された陰極端子と
    を有する請求項1記載の電子回路。
  4.  前記焼結体は、前記弁作用金属の粉末をプレス成形した後、真空中で所定の温度で焼結したものである請求項3記載の電子回路。
  5.  前記焼結体は、前記弁作用金属の粉末を含む泥漿から形成したグリーンシートを、前記金属細線を巻芯として巻回した後、真空中で所定の温度で焼結したものである請求項3記載の電子回路。
  6.  前記誘電体皮膜は前記弁作用金属の酸化皮膜である請求項3に記載の電子回路。
  7.  前記伝送線路型ノイズフィルタは、アルミエッチング箔タイプである請求項1記載の電子回路。
  8.  前記伝送線路型ノイズフィルタは、
     アルミニウムエッチド箔と、
     前記アルミニウムエッチド箔の所定部分に形成された陽極酸化皮膜と、
     前記陽極酸化皮膜上に形成された導電性高分子層と、
     前記導電性高分子層上に形成されたグラファィト・銀ペースト層と
    を備える請求項7記載の電子回路。

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JP2010252460A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Denso Corp 電力変換装置

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