JP2004088505A - 並列ストリーム暗復号装置及びその方法並びに並列ストリーム暗復号プログラム - Google Patents

並列ストリーム暗復号装置及びその方法並びに並列ストリーム暗復号プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】並列入力されるストリームデータを鍵を用いて暗号化又は復号化する並列ストリーム暗復号装置のストリームデータに対応する鍵の選択の煩雑さを回避する。
【解決手段】ストリームデータを暗号化等する複数の鍵131〜134に対応する経路141〜144を設けている。入力インターフェース101から入力されるTSは、復号鍵131で、入力インターフェース102から入力されるTSは、復号鍵132で復号される。入力ストリーム処理部121は、入力インターフェース101から入力されたTSデータを復号鍵131に対応する経路141に、入力インターフェース102から入力されたTSデータを復号鍵132に対応する経路142に出力する。暗復号演算部161は、経路141から入力されたTSデータを復号鍵131で、経路142から入力されたTSデータを復号鍵132でそれぞれ復号する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信した番組を記録する記録装置を有するTV受信装置に組み込まれる複数のストリームデータを並列に暗号化、復号化する並列ストリーム暗復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、TV受信装置は、放送局から放送される放送番組を受信して放映するだけでなく、例えば、インターネットのブロードバンド放送の番組を通信回線を経由して受信して放映したり、受信した番組を例えばHDDに蓄積し、後で視聴できるようにと種々の形態で使用されている。また、市販のDVD(デジタル多目的ディスク)等のコンテンツの再生もTV受信装置を利用して行われている。
【0003】
これらの放送番組等のコンテンツは、著作権保護等を目的として暗号化されて放送されているので、復号化する必要がある。また、一旦復号化したコンテンツを記録媒体に記録するとき、再度暗号化を施す場合がある。
図16は、TV受信装置に組み込まれた従来の並列ストリーム暗復号装置の構成図である。
【0004】
この並列ストリーム暗復号装置は、入力インターフェース1601〜1605と、ストリーム解析部1610と、制御部1611と、ストリーム処理部1621と、鍵1631〜1634と、セレクタ1635と、転送調停部1651と、暗復号演算部1661と、セレクタ1671と、出力インターフェース1681〜1685とを備えている。
【0005】
例えば、視聴番組のストリームデータを入力インターフェース1601から、録画番組のストリームデータを入力インターフェース1602からそれぞれ入力し、これらの暗号化されたストリームデータを暗復号演算部1661で復号して、復号したストリームデータを視聴番組は出力インターフェースは1681から、録画番組は出力インターフェース1682からそれぞれ出力する場合について説明する。
【0006】
視聴番組の復号のための復号鍵を鍵1631に設定し、録画番組の復号のための復号鍵を鍵1632に設定する。
ストリーム解析部1610は、入力インターフェース1601、1602からそれぞれ入力されるストリームデータのパケットからヘッダ情報を抽出し、当該パケットのPIDが視聴番組又は録画場組のPIDと一致するか否かを制御部1611に通知する。制御部1611は、一致するときには、ストリーム処理部1621に当該パケットを出力するよう入力インターフェース1601、1602に指示し、一致しないときには、廃棄するよう指示する。また、制御部1611は、ストリーム処理部1621に入力インターフェース1601、1602のいずれのパケットの処理であるかを通知する。
【0007】
入力ストリーム処理部1621は、入力されたパケットのフォーマットを変換し、暗復号演算部1661に出力する。この際、転送調停部1651に入力インターフェース1601、1602の何れからのデータであるかを通知する。
転送調停部1651は、ストリーム処理部1621から暗復号演算部1661に出力したデータが入力インターフェース1601のものであるときには、復号鍵1631を暗復号演算部1661に通知するようセレクタ1635に指示する。出力したデータが入力インターフェース1602のものであるときには、復号鍵1632を暗復号演算部1661に通知するようセレクタ1635に指示する。
【0008】
暗復号演算部1661は、ストリーム処理部1621から入力されるデータをセレクタ1635から通知される復号鍵1631又は、復号鍵1632で復号化する。復号化が完了すると復号化したデータをセレクタ1671に出力するとともに、転送調停部1651に通知する。
転送調停部1651は、復号化されたデータを出力インターフェース1681又は出力インターフェース1682のいずれに出力するかをセレクタ1671に指示する。セレクタ1671は、暗復号演算部1661から入力された復号化されたデータを転送調停部1651から指示された出力インターフェース1681、1682にそれぞれ出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の並列ストリーム暗復号装置では、暗復号演算部1661でデータの復号化の際に、復号鍵1631、1632をセレクタ1635でストリーム処理部1621からのデータ入力毎に選択しなければならない。
このセレクタ1635での復号鍵1631、1632の選択のための制御手順は複雑である。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、鍵選択の煩雑さを回避して並列入力されるストリームデータの暗復号のスループットの向上された並列ストリーム暗復号装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明はストリームデータを暗号化又は復号化する複数の鍵にそれぞれ対応する複数の経路と、入力される複数のストリームデータを、対応する経路に出力する入力ストリーム処理手段と、出力されたストリームデータを対応する鍵で暗号化又は復号化する暗復号演算手段とを備えることとしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る並列ストリーム暗復号装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る並列ストリーム暗復号装置の実施の形態1の構成図である。
【0013】
この並列ストリーム暗復号装置は、入力インターフェース101〜105と、ストリーム解析部110と、ストリーム制御部111と、入力ストリーム処理部121と、調停部151と、暗復号演算部161と、出力ストリーム処理部171と、出力インターフェース181〜185とを備え、入力ストリーム処理部121と調停部151間には、鍵131〜134にそれぞれ対応付けられた経路141〜144が設けられている。
【0014】
なお、この並列ストリーム暗復号装置はTV受信装置に組み込まれている。
入力インターフェース101〜105は、アンテナ、外部装置、CATV回線、公衆回線網とそれぞれ接続され、入力されるストリームデータをストリーム解析部110に通知し、ストリーム制御部111からの出力指示に従い、入力ストリーム処理部121にストリームデータを出力する。
【0015】
例えば、入力インターフェース101は、アンテナに接続され、TV放送の番組のストリームデータの入力を受け、番組視聴用に出力する。入力インターフェース102は、同様にTV放送の番組のストリームデータの入力を受け、番組録画用に出力する。入力インターフェース103は、DVDドライブ装置に接続され、DVDに記録されたストリームデータの入力を受け、出力する。入力インターフェース104は、CATV回線に接続され、入力されるストリームデータを出力する。入力インターフェース105は、公衆回線網に接続され、インターネット放送によるストリームデータの入力を受け、出力する。
【0016】
なお、入力インターフェース101〜105の接続先は、適宜変更されて実施される。
TV受信装置において、視聴者が視聴したい番組と録画したい番組とをチャネルを選択して指定したとき、TV受信装置の制御部(図示せず)は、入力インターフェース101に視聴番組のトランスポートストリーム(TS)を、入力インターフェース102に録画番組のTSを入力するよう、アンテナ等を設定するとともに、ストリーム解析部110に視聴番組と録画番組とのTSパケットのPID(パケット識別子)を通知し、鍵131に暗号化された視聴番組を復号する復号鍵を設定し、鍵132に暗号化された録画番組を復号する復号鍵を設定する。更に、ストリーム制御部111に入力インターフェース101からのデータを経路141に、入力インターフェース102からのデータを経路142に出力するよう指示する。また、ストリーム制御部111に、出力ストリーム処理部171において経路141を経由した復号化されたデータを出力インターフェース181に、経路142を経由した復号化されたデータを出力インターフェース182にそれぞれ出力するように指示する。
【0017】
入力インターフェース101は、視聴番組のTSの入力を受けると、TSパケットを抽出し、そのうちのヘッダ情報をストリーム解析部110に通知する。
ストリーム制御部111から出力指示を受けると抽出したTSパケットを入力ストリーム処理部121に出力する。また、廃棄指示を受けると抽出したTSパケットを廃棄する。
【0018】
入力インターフェース102は、録画番組のTSの入力を受けると、TSパケットを抽出し、ヘッダ情報をストリーム解析部110に通知する。
ストリーム制御部111から出力指示を受けると抽出したTSパケットを入力ストリーム処理部121に出力する。また、廃棄指示を受けると抽出したTSパケットを廃棄する。
【0019】
ストリーム解析部110は、TV受信装置の制御部から入力インターフェース101と入力インターフェース102とにそれぞれ入力されるTSから抽出すべきTSパケットのPIDの通知を受ける。
ストリーム解析部110は、入力インターフェース101と入力インターフェース102とからそれぞれTSパケットのヘッダ情報の通知を受けると、ヘッダ情報に含まれるPIDがTV受信装置の制御部から通知されているそれぞれのPIDと一致するか否かを判定し、その結果をストリーム制御部111に通知する。
【0020】
ストリーム制御部111は、TV受信装置の制御部から入力インターフェース101からのデータを経路141に、入力インターフェース102からのデータを経路142に出力するよう指示され、出力ストリーム処理部216に経路141を経由した復号化されたデータを出力インターフェース181に、経路142を経由した復号化されたデータを出力インターフェース182にそれぞれ出力するように指示される。
【0021】
また、ストリーム制御部111は、ストリーム解析部110からTSパケットのヘッダ情報の解析結果、即ち、所望のPIDを有するTSパケットか否かの通知を受けると、PIDが一致するときには、入力インターフェース101、入力インターフェース102に入力ストリーム処理部121に当該TSパケットを出力するようそれぞれ指示する。またPIDが一致しないときには、当該TSパケットを廃棄するようそれぞれ指示する。
【0022】
ストリーム制御部111は、前述したTV受信装置の制御部からの経路141、142への出力指示に応じて入力ストリーム処理部121が有するクロスバスイッチのオン、オフを設定する。
図2は、入力ストリーム処理部121のクロスバスイッチを示している。クロスバスイッチ201の入力線202と出力線203との接点の●印で示すスイッチ204,205をオンにする。○印はオフを示している。これによって、入力インターフェース101からのデータは経路141に、入力インターフェース102からのデータは経路142にそれぞれ出力されるようになる。
【0023】
ストリーム制御部111は、調停部151から暗復号演算部161に出力したデータが経路141又は経路142のいずれの経路からのデータであるかの通知を受ける。通知された経路141又は経路142に応じて出力ストリーム処理部171が有するクロスバスイッチのオン、オフを設定してデータの出力先の出力インターフェース181〜185を切り換える。
【0024】
入力ストリーム処理部121は、入力インターフェース101,102からそれぞれTSパケットの入力を受けると、伝送用のストリーム形式からコンテンツデータとして利用可能な形式に変換する。例えば、PES(パケッタイズド・エレメンタリー・ストリーム)パケットにフォーマットを変換する。変換したPESパケットは、暗号化データを復号するため設定された復号鍵131、132に対応する経路に出力する。
【0025】
図2に示したように、入力ストリーム処理部121が有するクロスバスイッチ201のスイッチ204、205がオンにされている。これによって、視聴番組のPESパケットを復号鍵131に対応する経路141に出力し、録画番組のPESパケットを復号鍵132に対応する経路142に出力する。
鍵131〜134は、レジスタで構成され、TV受信装置の制御部により、視聴者のチャネル選択に応じた番組の復号鍵がそれぞれ設定される。
【0026】
調停部151は、経路141と経路142とからそれぞれ、視聴番組のPESパケットと録画番組のPESパケットの入力を受ける。視聴番組のPESパケットの入力を受けたときは、視聴番組の復号鍵131とともに暗復号演算部161に出力する。同様に、録画番組のPESパケットの入力を受けたときは、録画番組の復号鍵132とともに暗復号演算部161に出力する。
【0027】
なお、本実施の形態では、ストリームの区切り(パケット)を復号単位としているので、PESパケット単位で暗復号演算部161に出力するようにしたけれども、ブロック暗復号の場合には、暗復号演算単位で出力する。例えば、DES暗号のときには、8バイト単位でデータを出力する。
また、調停部151は、暗復号演算部161にデータを出力したとき、いずれの経路から入力されたデータであるのかをストリーム制御部111に通知する。
【0028】
また、経路141と経路142とから同時にPESパケットの入力を受けたときには、例えば、経路141のデータを優先して暗復号演算部161に出力する。これは、視聴番組の方が録画番組よりもリアルタイム性が優先されることによる。全ての経路141〜144からデータが入力されているときには、例えば、もっとも長い間出力されていない経路のデータを最優先して出力するようにしてもよい。なお、どのようなルールで暗復号演算部161にデータを出力するかは、予めTV受信装置の制御部により設定されるものとする。
【0029】
暗復号演算部161は、入力されるデータに暗号化又は復号化の演算を行い暗号化データ又は復号化データを出力ストリーム処理部171に出力する。
暗復号演算部161は、調停部151から復号鍵131とPESパケットとの入力又は復号鍵132とPESパケットとの入力を受けると、それぞれの復号鍵131又は復号鍵132を用いてPESパケットのデータを復号化する。復号化したPESパケットのデータを出力ストリーム処理部171に出力する。
【0030】
出力ストリーム処理部171は、クロスバスイッチを有し、暗復号演算部161で暗号化又は復号化されたデータの入力を受け、フラグ情報等の制御情報を変換して所定の出力インターフェースに出力する。
図3、図4は、出力ストリーム処理部171でのクロスバスイッチの状態を説明する図である。
【0031】
図3では、クロスバスイッチ301の入力線302と出力線303との接点304がスイッチオンの状態となっている。これは、調停部151からストリーム制御部111に経路141からのPESパケットのデータ出力をしたことが通知され、ストリーム制御部111が、接点304のスイッチをオンにしたことによる。これによって、入力インターフェース101から入力されたTSデータは復号化されて出力インターフェース181から出力される。
【0032】
出力ストリーム処理部171は、入力されたデータが暗復号演算部161で復号されているので、例えば、PES中の「スクランブルがかかっている」というフラグを「スクランブルがかかっていない」というフラグに変更する。また、ストリーム中に番組情報一覧が含まれるときに、入力インターフェース部101でPIDが一致しないとして廃棄されたパケットデータに関する情報を削除する。
【0033】
図4は、調停部151からストリーム制御部111に経路142からのPESパケットのデータ出力をしたことが通知され、ストリーム制御部111がクロスバスイッチ301の接点304のスイッチをオフにし、接点401のスイッチをオンにした状態を示している。
暗復号演算部101から入力された復号化されたPESデータは、入力線302から出力線303を介して出力インターフェース182に出力される。この際、PESデータのフラグが「スクランブルがかかっていない」に変更されるとともに、番組情報中の削除された番組についての番組情報の変更処理がなされる。
【0034】
出力インターフェース181は、TV受信装置の表示部(図示せず)に接続され、出力ストリーム処理部171から入力された復号化されたデータを表示部に出力し、TV番組を放映させる。
出力インターフェース182は、TV受信装置が内蔵するHDDで構成される録画部(図示せず)に接続され、出力ストリーム処理部171から入力された復号化されたデータを録画部に出力し、TV番組を録画させる。
【0035】
次に、本実施の形態の動作を図5に示すフローチャートを用いて説明する。
TV受信装置の制御部は、ユーザからの視聴番組と録画番組とのチャネル指定に応じて、入力インターフェース101〜105、出力インターフェース181〜185を選択し、入力インターフェース101〜105での抽出すべきTSパケットのPIDをストリーム解析部110に通知し、鍵131から134に視聴番組と録画番組との復号鍵をそれぞれ設定する。また、ストリーム制御部111に鍵131〜134のいずれに視聴番組と録画番組との復号鍵を設定したかを通知する(S502)。
【0036】
選択された入力インターフェース101、102は、それぞれTSデータの入力を待ち(S504)、TSパケットを抽出し、ヘッダ情報をストリーム解析部110に通知する(S506)。
ストリーム解析部110は、入力インターフェース101、102にそれぞれ設定されたPIDと一致するTSパケットが入力されたか否かを判定する(S508)。ストリーム解析部110は、判定結果をストリーム制御部111に通知する。
【0037】
ストリーム制御部111は、判定結果が一致しないときは、入力インターフェース部101、102に一致しないTSパケットの廃棄を指示し、S504に戻る。一致するときには、入力インターフェース部101、102に入力ストリーム処理部121にパケットデータの出力指示をする(S510)。
ストリーム制御部111は、TV受信装置の制御部から通知された復号鍵の設定に応じて、入力ストリーム処理部121から調停部151間の経路141〜144のいずれの経路を入力インターフェース101、102からのデータに使用するかを定めるため、入力ストリーム処理部121のクロスバスイッチ201のオン、オフを設定する(S512)。
【0038】
入力ストリーム処理部121は、入力インターフェース101、102からそれぞれ入力されたパケットデータのフォーマットを変換し、例えばPES形式に変換し(S514)、決定された経路141、142をそれぞれ介して調停部151に出力する(S516)。
調停部151は、経路141、142を介してデータが入力されると経路141、142にそれぞれ対応して設定された復号鍵と当該データとを経路141、142の優先順に暗復号演算部161に出力するとともに、ストリーム制御部111に入力経路141、142の別を通知する(S518)。
【0039】
ストリーム制御部111は、暗復号演算部161に入力されるデータの経路141、142に応じて出力インターフェース181〜185を決定するため、クロスバスイッチ301のオン、オフを設定する(S520)。
暗復号演算部161は、調停部151から入力された復号鍵を用いて、入力された暗号化データを復号演算処理して、復号化データを出力ストリーム処理部171に出力する(S522)。
【0040】
出力ストリーム処理部171は、復号化データの制御情報等を変更して、決定された出力インターフェース181、182にそれぞれ出力する(S524)。ストリーム制御部111は、調停部151から入力経路141、142の通知があるか否かを判定し(S526)、あるときはS520に戻り、なければ、終了指示がTV受信装置の制御部から有るか否かを判定し(S528)、なければS504に戻り、あるときには処理を終了する。
(実施の形態2)
図6は、本発明に係る並列ストリーム暗復号装置の実施の形態2の構成図である。
【0041】
この並列ストリーム暗復号装置は、上記実施の形態1の並列ストリーム暗復号装置の暗復号演算部161に替えて、第1暗復号演算部601と第2暗復号演算部602とを備え、これに応じて調停部151に替えて、第1調停部603と第2調停部604とを備えている。また、第1暗復号演算部601と出力ストリーム処理部607との間には経路605が、第2暗復号演算部602と出力ストリーム処理部607との間には経路606がそれぞれ設けられている。また、第1調停部603又は第2調停部604のいずれかに、鍵131〜134にそれぞれ対応する経路141〜144が接続される。この経路141〜144と第1調停部603又は第2調停部604との接続は、TV受信装置の制御部(図示せず)により、鍵131〜134の設定とともになされる。なお、本実施の形態では、経路141、142と第1調停部603とが、経路143、144と第2調停部604とが予め接続されているものとして説明する。
【0042】
他の構成は、上記実施の形態1とほぼ同様であるので、説明を省略し、本実施の形態固有の構成について説明する。
入力インターフェース101から入力ストリーム処理部121には、上記実施の形態1と同様、放送番組のTSパケットが入力される。入力インターフェース103から入力ストリーム処理部121には、DVDドライブ装置(図示せず)から入力されたプログラムストリーム(PS)パケットが入力される。
【0043】
図7に示すように、入力ストリーム処理部121のクロスバスイッチ701の接点702、703がストリーム制御部111によってオン状態にされている。入力ストリーム処理部121は、入力インターフェース101から入力されたTSパケットをPESに変換し、経路141に出力する。入力インターフェース103から入力されたPSパケットは無変換のまま、経路143に出力する。
【0044】
第1調停部603は、経路141からPES形式のデータの入力を受けると、復号鍵131とともに第1暗復号演算部601に出力する。同様に第2調停部604は、経路143からPSパケットのデータの入力を受けると、復号鍵133とともに第2暗復号演算部602に出力する。
第1暗復号演算部601は、入力されたデータを復号鍵131で復号し、経路605を介して出力ストリーム処理部607に出力する。
【0045】
第2暗復号演算部602は、入力されたデータを復号鍵133で復号し、経路606を介して出力ストリーム処理部607に出力する。
図8は、出力ストリーム処理部607が有するクロスバスイッチ801の設定状態を示している。第1暗復号演算部601から出力される復号化されたデータの経路605に接続された入力線と出力インターフェース181に接続される出力線との接点802のスイッチがストリーム制御部111によってオンにされている。また、第2暗復号演算部602から出力される復号化されたデータの経路606に接続された入力線と出力インターフェース183に接続される出力線との接点803のスイッチがストリーム制御部111によってオンにされている。これによって、第1暗復号演算部601で復号化された放送番組のPES形式のデータは、出力ストリーム処理部607で「スクランブルがかかっていない」にフラグ変換され、出力インターフェース181に出力される。出力インターフェース181は、このデータの入力を受け、図示しないTV受信装置の表示部に放送番組を出力する。
【0046】
また、第2暗復号演算部602で復号化されたDVDに記録されたPSのデータは、出力ストリーム処理部607で「暗号化されていない」にフラグ変更され、出力インターフェース183に出力される。出力インターフェース183は、このデータの入力を受け、図示しない外部のビデオ記録装置にこのPSのデータを出力する。
【0047】
本実施の形態では、入力ストリーム処理部121に入力される入力インターフェース101、103からの並列ストリームを第1暗復号演算部601と第2暗復号演算部602とで並列に復号演算するようにしている。2個の暗復号演算部601、602とを設けることで、入力された2つのストリームデータの処理を時分割処理することなく並列処理が可能となる。更に、出力ストリーム処理部607のクロスバスイッチ801のオン、オフの切換操作もストリームデータの入力される最初に1度設定しておくだけで、実施の形態1のように、調停部151からの経路通知毎に切換える必要がなくなる。
【0048】
また、本実施の形態では、放送番組のTSとDVDに記録されたPSとの異なる暗号アルゴリズムで暗号化されたストリームデータについて、それぞれ復号処理をするようにしている。このような場合、1つの暗復号演算部を用いて時分割で処理するより、2個の暗復号演算部を用いる方が切り替え操作を必要とせず、処理効率が特に向上する。
【0049】
次に、本実施の形態の動作を図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図中のS512までは、上記実施の形態1と同様であるのでその説明を省略する。
S902において、入力ストリーム処理部121は、入力インターフェース101から入力されたTSパケットをPES形式のデータに変換し、入力インターフェース103から入力されたPSパケットは無変換のPS形式で、設定された第1調停部603又は第2調停部604にそれぞれ出力する(S904)。
【0050】
第1調停部603と第2調停部604とは、入力されたデータと復号鍵131又は復号鍵133とを第1暗復号演算部601と第2暗復号演算部602とにそれぞれ出力する。併せて、ストリーム制御部111に第1暗復号演算部601又は第2暗復号演算部602にデータを出力したことを通知する(S906)。
ストリーム制御部111は、出力ストリーム制御部607の有するクロスバスイッチ801のスイッチのオン、オフを設定する(S908)。
【0051】
第1暗復号演算部601と第2暗復号演算部602とは、それぞれ、入力された復号鍵131、133を用いて入力されたデータを復号演算処理して復号化したデータを出力ストリーム処理部607に出力する(S910)。
出力ストリーム処理部607は、入力された復号化された各データのフラグ等を変更して設定された出力インターフェース181、183に出力する(S912)。
【0052】
ストリーム制御部111は、TV受信装置の制御部から終了指示があるか否かを判定し(S914)、なければS504に戻り、あれば処理を終了する。
なお、本実施の形態では、第1暗復号演算部601と第2暗復号演算部602とを設けたけれども、入力ストリーム処理部121からデータが出力される経路141〜144の数と同数又はそれ以上の数の暗復号演算部を設けるようにしてもよい。即ち、鍵131〜134と同数の暗復号演算部を設けて、暗号化、復号化の並列処理をするようにしてもよいし、又異なる暗復号アルゴリズムの暗復号演算部を予め設けるようにしてもよい。この場合、調停部を暗復号演算部に対応して設けなければならない。
【0053】
次に、図10は、上記実施の形態1又は2の変形例である入力ストリーム処理部121のクロスバスイッチの設定状態を示している。
入力インターフェース102から入力される録画用の番組のTSストリームをTV受信装置に内蔵するHDDで蓄積するとともに、外部のビデオ録画装置でも記録するように、出力インターフェース182、183に出力するため、入力ストリーム処理部121は、PES形式に変換されたデータを経路142、143とに出力する。
【0054】
ストリーム制御部111は、クロスバスイッチ1001の接点1002、1003とをオンに設定している。
また、別の変形例として、入力インターフェース102から2チャネルの番組のTSストリームが入力されている場合、ストリーム解析部110で各チャネルに対応するPIDをストリーム制御部111に通知する。ストリーム制御部111は、接点1002、1003とを2個のPIDに応じてオン、オフを制御する。これによって、経路142には1のチャネルの番組のPESパケットを、経路143には他のチャネルの番組のPESパケットをそれぞれ出力することになる。入力ストリーム処理部121は、デマルチプレクス処理をすることになる。
【0055】
図11は、更に他の変形例である入力ストリーム処理部121のクロスバスイッチの設定状態を示している。
クロスバスイッチ1101の接点1102、1103がオンに設定されている。
入力インタフェース101には、有る番組に一定時間毎にあるCMの挿入されたTSストリームが入力されている。入力インターフェース102には、別の番組に一定時間毎に別のCMの挿入されたTSストリームが入力されている。
【0056】
ストリーム制御部111は、入力インターフェース101にある番組のTSパケットの出力指示とあるCMのTSパケットの廃棄指示とをし、入力インターフェース102に別の番組のTSパケットの廃棄指示と別のCMのTSパケットの出力指示とをする。
入力ストリーム処理部121では、2つのTSストリームを1つのTSストリームにするマルチプレクス処理が行われる。即ち、経路142には、ある番組のTSパケットと別のCMのTSパケットが1つのTSストリームとして出力される。
【0057】
なお、図10、図11では、入力ストリーム処理部121でのデマルチプレクス処理と、マルチプレクス処理とを説明したけれども、出力ストリーム処理部171等でデマルチプレクス処理とマルチプレクス処理とが行われるようにしてもよいのは勿論である。
(実施の形態3)
図12は、本発明に係る並列ストリーム暗復号装置の実施の形態3の構成図である。
【0058】
この並列ストリーム暗復号装置は、上述した実施の形態1のそれと、入力ストリーム処理部1201と調停部151との間の経路1211〜1214に分岐経路1221〜1224をそれぞれ設け、分岐経路1221〜1224を出力ストリーム処理部1203にそれぞれ接続していることと、暗復号演算部161と出力ストリーム処理部1203との間の経路1231に分岐経路1241を設け、分岐経路1241を入力インターフェース105に接続していることとが異なるだけである。
【0059】
以下、本実施の形態固有の構成についてのみ説明する。
本実施の形態では、暗号化された番組のTSの入力を入力インターフェース101が受け、この番組を視聴するとともに、暗号化された状態の番組を内蔵のHDDに記録し、更に、一旦復号化した番組を別の暗号鍵で暗号化して外部のビデオ記録装置に記録する。
【0060】
出力インターフェース181は、TV受信装置の表示部に復号化されたデータを出力し、出力インターフェース182は、HDDに暗号化されたままのデータを出力し、出力インターフェース183は、再暗号化したデータを外部のビデオ記録装置に出力する。
図13は、入力ストリーム処理部1201のクロスバスイッチの設定状態を示している。クロスバスイッチ1301の接点1302、1303がオンに設定されている。
【0061】
入力インターフェース101は、番組のTS入力を受け、ストリーム制御部111の出力指示により、入力ストリーム処理部1201にTSパケットを出力する。入力ストリーム処理部1201は、入力されたTSパケットをPES形式のパケットに変換する。PES形式のパケットは、クロスバスイッチ1301を経由して、経路1211、1221に出力される。経路1221に出力されたデータは、出力ストリーム処理部1203に直接入力される。経路1211に出力されたPES形式のパケットは、調停部151に出力される。
【0062】
調停部151は、入力されたPES形式のパケットと復号鍵131とを暗復号演算部161に出力し、ストリーム制御部111に経路1211から入力されたデータを暗復号演算部161に出力したとことを通知する。
暗復号演算部161は、入力されたデータを復号鍵131で復号化し、復号したデータを経路1231、1241に出力する。経路1231に出力された復号化されたデータは、出力ストリーム処理部1203に入力される。
【0063】
経路1241に出力された復号化されたデータは、入力インターフェース105に入力される。ストリーム制御部111は、入力インターフェース105に入力されたデータが経路1211を経由したデータであるとき、入力ストリーム処理部1201への出力指示をする。
なお、経路1213を経由したデータが経路1241から入力インターフェース105に入力されたときには、ストリーム制御部111は、そのデータの廃棄を指示する。
入力ストリーム処理部1201は、入力インターフェース105から入力された復号化されたデータを無変換でクロスバスイッチ1301を経由して、経路1213、1223に出力する。ここで、無変換としているのは、このデータが既にPES形式のパケットに変換されているからである。
【0064】
経路1223に出力された復号化されたデータは、出力ストリーム処理部1203に入力される。
経路1213に出力されたデータは、調停部151に入力される。調停部151は、このデータと暗号鍵133とを暗復号演算部161に出力するとともに、ストリーム制御部111に経路1213から入力されたデータを暗復号演算部161に出力したことを通知する。
【0065】
暗復号演算部161は、暗号鍵133を用いてデータを暗号化し、暗号化したデータを経路1231、1241に出力する。経路1231に出力された暗号化されたデータは、出力ストリーム処理部1203に入力され、経路1241に出力された暗号化されたデータは再び入力インターフェース105に入力される。なお、この暗号化されたデータは、上述のように入力インターフェース105によってストリーム制御部111の指示により廃棄される。
【0066】
図14、図15は、出力ストリーム処理部1203のクロスバスイッチの設定状態を示す図である。図14では、クロスバスイッチ1401の接点1402、1403がオンに設定されている。
出力ストリーム処理部1203は、経路1221から入力される暗号化されたデータの番組情報を変更して出力インターフェース182に出力する。
【0067】
また、経路1231から入力される経路1211を経由した復号化されたデータを番組情報と、「スクランブルがかかっていない」のフラグとに変更して出力インターフェース181に出力する。
次に、出力ストリーム処理部1203に経路1231から入力される経路1213を経由した再暗号化されたデータが入力されたとき、ストリーム制御部111によって、図15に示すように、クロスバスイッチ1401の接点1403がオフにされ接点1501がオンにされる。これによって、再暗号化されたデータは、番組情報が変更され、出力インターフェース183に出力される。
【0068】
なお、経路1223から入力されるデータは、クロスバスイッチ1401の接点が全てオフ状態であるので、出力インターフェースに出力されることはない。また、復号鍵131や暗号鍵133は、TV受信装置の制御部によって設定され、ストリーム制御部111に通知される。
本実施の形態において、外部のビデオ記録装置に出力する出力インターフェース183へのデータを再暗号化したのは、著作権を保護するためである。
【0069】
本実施の形態の動作は、本質的に実施の形態1のそれと異なるものではないので説明を省略する。
なお、上記各実施の形態において、鍵131〜134は、入力インターフェース101〜105から入力されるストリームデータに応じてTV受信装置の制御部において予め設定される。この鍵は、例えば、TV受信装置に挿入されたカードや受信されたストリームデータ中に記録されているものである。
【0070】
上記各実施の形態の構成図を図1、図6、図12に示したけれども、各構成要素の機能をコンピュータに発揮させるプログラムで実現するようにしてもよい。このプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して並列ストリーム暗復号装置に適用してもよいし、インターネット上のサイトに記録しておき、ダウンロードさせて並列ストリーム暗復号装置に適用してもよい。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、ストリームデータを暗号化又は復号化する複数の鍵にそれぞれ対応する複数の経路と、入力される複数のストリームデータを、対応する経路に出力する入力ストリーム処理手段と、出力されたストリームデータを対応する鍵で暗号化又は復号化する暗復号演算手段とを備えることとしている。このような構成によって、暗復号演算手段は、ストリームデータの入力される経路に対応した鍵を用いて暗号化又は復号化することができるので、ストリームデータに応じていちいち鍵を選択する必要がなくなり、制御手順が簡略化される。
【0072】
また、前記入力ストリーム処理手段は、クロスバスイッチを有し、ストリームデータの入力線とストリームデータを暗号化又は復号化する鍵に対応する経路に接続される出力線との接点のスイッチをオンに設定することにより、対応する経路にストリームデータを出力することとしている。このような構成によって、ストリームデータに対応した鍵の設定された経路に容易にストリームデータを出力することができる。
【0073】
また、前記暗復号演算手段で暗号化又は復号化された複数のストリームデータの入力を受け、複数の出力インターフェースに各暗号化又は復号化されたストリームデータをそれぞれ出力する出力ストリーム処理手段を更に備えることとしている。このような構成によって、暗号化又は復号化されたストリームデータを適切な出力インターフェースに出力することができる。
【0074】
また、前記出力ストリーム処理手段は、クロスバスイッチを有し、前記出力ストリーム処理手段から出力される複数の暗号化又は復号化されたストリームデータの出力先の出力インターフェースを前記経路に応じてクロスバスイッチをオンオフ制御して切り換える制御手段と、複数の経路へ出力されたストリームデータと対応する鍵とを前記暗復号演算手段に経路毎に入力し、入力したストリームデータの経路情報を前記制御手段に通知する入力通知手段を更に備えることとしている。このような構成によって、ストリームデータを暗号化又は復号化したストリームデータの出力先の出力インターフェースを容易に設定することができる。
【0075】
また、前記暗復号演算手段を複数備え、前記複数の経路へ出力されるストリームデータと対応する鍵とを各暗復号演算手段に並列入力し、各暗復号演算手段に入力したストリームデータの経路情報を通知する入力通知手段と、前記経路情報に従い、前記出力ストリーム処理手段から出力される複数の暗号化又は復号化されたストリームデータの出力先の出力インターフェースを選択制御する制御手段とを更に備えることとしている。このような構成によって、暗号化又は復号化を並列処理することができるので、暗号化又は復号化のスループットが向上する。
【0076】
また、前記暗復号演算手段から出力された暗号化又は復号化されたストリームデータを再度前記入力ストリーム処理手段に入力する経路を更に備え、前記暗復号演算手段は、暗号化又は復号化されたストリームデータを異なる鍵で暗号化又は復号化することとしている。このような構成によって、例えば、暗号化又は復号化されたストリームデータを異なる暗号鍵によって再暗号化することができるので、著作権等の保護の実効を強化できる。
【0077】
また、前記入力ストリーム処理手段は、入力される複数のストリームデータをマルチプレクス処理して1つのストリームデータを生成することとしている。このような構成によって並列して入力される複数のストリームデータから新たなストリームデータを生成した後、暗号化又は復号化をすることができる。
また、前記入力ストリーム処理手段は、入力される1つのストリームデータをデマルチプレクス処理して複数のストリームデータを生成することとしている。このような構成によって、例えば、複数の番組が多重化されたストリームデータの入力を受け、個々の番組のストリームデータに分離することができる。
【0078】
また、前記入力ストリーム処理手段は、入力される1つのストリームデータを2つの経路に出力し、1つの経路は、前記暗復号演算手段に、別の経路は、直接前記出力ストリーム処理手段にそれぞれ接続されていることとしている。このような構成によって、暗号化又は復号化を要しないストリームデータもいっしょに入力ストリーム処理手段に入力することができる。
【0079】
また、ストリームデータを暗号化又は復号化する複数の鍵にそれぞれ対応する複数の経路を備える並列ストリーム暗復号装置における並列ストリーム暗復号方法であって、入力される複数のストリームデータを、対応する経路に出力する入力ストリーム処理ステップと、出力されたストリームデータを対応する鍵で暗号化又は復号化する暗復号演算ステップとを有することとしている。このような方法によって、暗復号演算ステップにおいて、入力されるストリームデータに応じて鍵をいちいち選択する煩雑な操作の必要がなくなる。
【0080】
また、上記並列ストリーム暗復号方法をコンピュータに実行させるプログラムとしている。このようなプログラムをストリームデータを暗号化又は復号化する複数の鍵にそれぞれ対応する経路を有する並列ストリーム暗復号装置に適用して、暗号化又は復号化する鍵をいちいち選択する煩雑な操作を回避することができる。
【0081】
更に、上記並列ストリーム暗復号装置を組み込んだTV受信装置としている。このような構成によって、TV受信装置は、効率的に受信したストリームデータの暗号化又は復号化をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる並列ストリーム暗復号装置の実施の形態1の構成図である。
【図2】上記実施の形態の入力ストリーム処理部のクロスバスイッチのスイッチの状態を示す図である。
【図3】上記実施の形態の出力ストリーム処理部のクロスバスイッチのスイッチの状態の一例を示す図である。
【図4】上記実施の形態の出力ストリーム処理部のクロスバスイッチのスイッチの状態の他の例を示す図である。
【図5】上記実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明に係る並列ストリーム暗復号装置の実施の形態2の構成図である。
【図7】上記実施の形態の入力ストリーム処理部のクロスバスイッチの設定状態を示す図である。
【図8】上記実施の形態の出力ストリーム処理部のクロスバスイッチの設定状態を示す図である。
【図9】上記実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図10】上記実施の形態の変形例の入力ストリーム処理部のクロスバスイッチの設定状態を示す図である。
【図11】上記各実施の形態の別の変形例の入力ストリーム処理部のクロスバスイッチの設定状態を示す図である。
【図12】本発明に係る並列ストリーム暗復号装置の実施の形態3の構成図である。
【図13】上記実施の形態の入力ストリーム処理部のクロスバスイッチの設定状態を示す図である。
【図14】上記実施の形態の出力ストリーム処理部のクロスバスイッチの設定状態を示す図である。
【図15】上記実施の形態の出力ストリーム処理部のクロスバスイッチの設定状態の他の例を示す図である。
【図16】従来の並列ストリーム暗復号装置の構成図である。
【符号の説明】
101〜105  入力インターフェース
110      ストリーム解析部
111      ストリーム制御部
121,1201 入力ストリーム処理部
131〜134  鍵
141〜144,1211〜1214,1221〜1224  経路
151      調停部
161      暗復号演算部
171,607,1203  出力ストリーム処理部
181〜185  出力インターフェース
201,301,701,801,1001,1101,1301,1401 クロスバスイッチ
601      第1暗復号演算部
602      第2暗復号演算部
603      第1調停部
604      第2調停部
606,607,1231,1241  経路

Claims (12)

  1. ストリームデータを暗号化又は復号化する複数の鍵にそれぞれ対応する複数の経路と、
    入力される複数のストリームデータを、対応する経路に出力する入力ストリーム処理手段と、
    出力されたストリームデータを対応する鍵で暗号化又は復号化する暗復号演算手段とを備えることを特徴とする並列ストリーム暗復号装置。
  2. 前記入力ストリーム処理手段は、クロスバスイッチを有し、ストリームデータの入力線とストリームデータを暗号化又は復号化する鍵に対応する経路に接続される出力線との接点のスイッチをオンに設定することにより、対応する経路にストリームデータを出力することを特徴とする請求項1記載の並列ストリーム暗復号装置。
  3. 前記暗復号演算手段で暗号化又は復号化された複数のストリームデータの入力を受け、複数の出力インターフェースに各暗号化又は復号化されたストリームデータをそれぞれ出力する出力ストリーム処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の並列ストリーム暗復号装置。
  4. 前記出力ストリーム処理手段は、クロスバスイッチを有し、前記出力ストリーム処理手段から出力される複数の暗号化又は復号化されたストリームデータの出力先の出力インターフェースを前記経路に応じてクロスバスイッチをオンオフ制御して切り換える制御手段と、
    複数の経路へ出力されたストリームデータと対応する鍵とを前記暗復号演算手段に経路毎に入力し、入力したストリームデータの経路情報を前記制御手段に通知する入力通知手段を更に備えることを特徴とする請求項3記載の並列ストリーム暗復号装置。
  5. 前記暗復号演算手段を複数備え、
    前記複数の経路へ出力されるストリームデータと対応する鍵とを各暗復号演算手段に並列入力し、各暗復号演算手段に入力したストリームデータの経路情報を通知する入力通知手段と、
    前記経路情報に従い、前記出力ストリーム処理手段から出力される複数の暗号化又は復号化されたストリームデータの出力先の出力インターフェースを選択制御する制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項3記載の並列ストリーム暗復号装置。
  6. 前記暗復号演算手段から出力された暗号化又は復号化されたストリームデータを再度前記入力ストリーム処理手段に入力する経路を更に備え、
    前記暗復号演算手段は、暗号化又は復号化されたストリームデータを異なる鍵で暗号化又は復号化することを特徴とする請求項1記載の並列ストリーム暗復号装置。
  7. 前記入力ストリーム処理手段は、入力される複数のストリームデータをマルチプレクス処理して1つのストリームデータを生成することを特徴とする請求項1記載の並列ストリーム暗復号装置。
  8. 前記入力ストリーム処理手段は、入力される1つのストリームデータをデマルチプレクス処理して複数のストリームデータを生成することを特徴とする請求項1記載の並列ストリーム暗復号装置。
  9. 前記入力ストリーム処理手段は、入力される1つのストリームデータを2つの経路に出力し、
    1つの経路は、前記暗復号演算手段に、別の経路は、直接前記出力ストリーム処理手段にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項3記載の並列ストリーム暗復号装置。
  10. ストリームデータを暗号化又は復号化する複数の鍵にそれぞれ対応する複数の経路を備える並列ストリーム暗復号装置における並列ストリーム暗復号方法であって、
    入力される複数のストリームデータを、対応する経路に出力する入力ストリーム処理ステップと、
    出力されたストリームデータを対応する鍵で暗号化又は復号化する暗復号演算ステップとを有することを特徴とする並列ストリーム暗復号方法。
  11. 請求項10記載の並列ストリーム暗復号方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  12. 請求項1記載の並列ストリーム暗復号装置を組み込んだTV受信装置。
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