JP2004088300A - データ通信装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信エラーの発生に伴う印刷出力の無駄を防ぐ。
【解決手段】送信情報管理部11b2によって自機のデータを識別できる情報を自動的に付加してデータを送信するようにする。あるいは、自機を識別できる情報がもともと送信データに付加されるようになっている装置であれば、その機能を本発明の実施のために用いる。エラー検出部11b3でデータの解析によりエラーを伝えるデータであることが認識され、自機情報検出部11b4で前記情報により自機が関与して知ることを検出したとき、印字部15による印刷出力を制限する。
【選択図】 図1
【解決手段】送信情報管理部11b2によって自機のデータを識別できる情報を自動的に付加してデータを送信するようにする。あるいは、自機を識別できる情報がもともと送信データに付加されるようになっている装置であれば、その機能を本発明の実施のために用いる。エラー検出部11b3でデータの解析によりエラーを伝えるデータであることが認識され、自機情報検出部11b4で前記情報により自機が関与して知ることを検出したとき、印字部15による印刷出力を制限する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メール通信装置等のデータ通信装置及びその通信の方法に関し、特に、通信のエラーの発生に適切に対応できるようにしたデータ通信装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及が急速に進む等、データ通信がますます重要性を増大させるようになっている。ところで、データの圧縮の方式や符号化の方式に多くの種類があること等と関連して、通信のエラーの発生しやすい状況も増えている。
一般に、データの受信側で通信のエラーが発生したときには、その受信データが送信側にとって重要なデータである可能性もあることから、そのデータをそのまま送信側へ送り返していた。そして、データを受け取った送信側では、従来は、そのデータの内容をそのまま印刷出力や表示等していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術の下では、データの圧縮の方式や符号化の方式と関連して、次のような課題が出てきていた。すなわち、送信側で元のデータの符号化や圧縮を行ってデータを送信し、そのデータが受信側で通信エラーとなり、それがそのまま返ってきたときには、送信側でそのまま印刷出力等していた。つまり、データの復号化や解凍をせずに符号のままのデータを印字や表示等していた。すると、送信側のユーザーが一般のユーザーである場合には、それが自分が送ったデータである場合にも、その内容が何であるか分からないという事態になった。
【0004】
例えば、電子メール通信装置では、いわゆるインターネットファクシミリによって画像データを送る場合、Base64という方式で符号化を行っていた。そのため、通信のエラーが発生したときは、この方式により符号化されたデータがそのまま印刷出力された。すると、それは一般のユーザーには内容が分からないものであった。特に、このような符号化に関する知識のないユーザーにとっては、何故このようなものが印刷されたのかさえも分からない場合があった。また、画像データの符号化文字列は一般的に膨大なデータ量を伴い、そのデータを印字することは記録紙を大幅に無駄にしてしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の点を解決するためになされたもので、データ通信におけるエラーの発生に適切に対応できるようにした手段を提供したものである。すなわち、自機が送信した情報が受信側で通信エラーとなった場合にそのまま送られてくるデータの内容はユーザー自身が把握していることに着目して、その場合の適切な対応をとったものである。そのために本発明では、次の構成を採用する。
【0006】
〈構成1〉
データ通信装置において、受信データの中に含まれている通信のエラーの発生に関する情報を解析することにより、通信のエラーの発生を検出するエラー検出部と、受信データの中に自機が送信した情報が含まれるかを検出する自機情報検出部とを備える。
そして、前記エラー検出部により通信のエラーの発生が検出され、かつ前記自機情報検出部により自機が送信した情報が検出されたとき、当該自機が送信した情報を印刷する内容を制御するようにする。
【0007】
〈構成2〉
データ通信方法において、データを受信した場合に、受信データの中に含まれている通信のエラーの発生に関する情報を解析し、当該解析により、通信のエラーの発生を検出したとき、前記受信データの中に自機が送信した情報が含まれるか否かを検出する。そして、当該検出により自機が送信した情報が検出されたとき、当該自機が送信した情報を印刷する内容を制御する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。
〈第1実施例〉
図1は、本発明のデータ通信装置の第1実施例を示すブロック図である。
図示の装置は、制御部11、操作部12、表示部13、読取り部14、印字部15、画処理部16、及びLAN制御部17からなる。
【0009】
制御部11は、マイクロプロセッサ11aと主メモリ11bとから構成されている。マイクロプロセッサ11aは、データ通信装置の全体の制御を司るプロセッサである。主メモリ11bは、半導体メモリ等からなるメモリである。この主メモリ11bには、プログラム格納領域11b1が確保される。プログラム格納領域11b1には、データ通信装置のインターネットやLANの通信機能に対応したソフトウェアや、印字部15を動作制御するためのドライバ等が格納される。これらとともに、主メモリ11bには、本実施例の特徴部である送信情報管理部11b2、エラー検出部11b3、自機情報検出部11b4に対応したソフトウェアが格納されている。
【0010】
送信情報管理部11b2は、データ通信装置が電子メールを送信する際にその電子メールを個別に管理するための情報をその電子メールに自動的に添付する。この情報は、その電子メールに固有の情報であり、それによってその電子メールを識別できるID(identification)である。本実施例では、この情報にMessage−Idという記号をつける。このMessage−Idの内容は送信する電子メールを個別に管理できるものであれば、どのようなものでもよいが、他のデータ通信装置のMessage−Idと区別が付くような内容でなければならない。このため、Message−Idは、日付、時刻及びメールアドレスを組み合わせて作成する。
【0011】
この情報は、送信する電子メールのヘッダ情報として自動的に添付される。ここで、受信側でエラーが発生して送信側に送り返されてくる電子メールの内容を説明する。
図2は、そのような電子メールの内容の一例の説明図である。
図示の電子メールには、サーバーから返送される情報101が含まれる。この情報101には、ヘッダ情報と通信のエラーが発生したことを送信側に伝えるためのメッセージが含まれている。
この情報101に続けて送信側が送った電子メールがそのヘッダ情報から添付ファイルまでそのまま送信側に送り返されてくる。そのヘッダ情報に含まれるMessage−Idは、例えば、図示のような情報102である。このMessage−Idは、主メモリ11bの図示しない領域または図示しないディスク装置等に保存される。
【0012】
図1のエラー検出部11b3は、受信した電子メールの内容を解析し、それがエラーの発生を伝えるものか否かを検出する。すなわち、図2のような内容かどうかを判定する。具体的な判定の方法としては、情報101の本文の部分に含まれる“error”の文字列を検索するか、またはヘッダ情報の部分に含まれる“failure”の文字列を検索する方法がとられる。
図1の自機情報検出部11b4は、受信した電子メールの内容を解析し、それが自機が送信した情報に対するものかどうかを判定する。すなわち、図2の情報102が自機で保存している情報と一致しているかどうかを判定する。これによって、自機が以前に送信した電子メールがそのまま送り返されてきていることを検出する。
また、そのほか、主メモリ11bには、マイクロプロセッサ11aの作業領域等が設けられる。
【0013】
操作部12は、ユーザーが操作するキー等を備え、ユーザーによってデータの送信やその他の処理の操作が行われる部分である。
表示部13は、ディスプレイ装置から成り、ユーザーによる操作中の状態や通信結果/通信記録などの表示を行う。
読取り部14は、イメージリーダから成り、データ通信装置をインターネットファクシミリとして用いる際に、送信原稿を読み取る部分である。
印字部15は、プリンタから成り、受信した電子メール等の内容を印字する。
画処理部16は、イメージの符号化や符号化したデータの圧縮をしたり、逆に、圧縮されたデータの解凍や復号化等の画像処理を行う。
LAN制御部17は、LAN回線18に接続されており、LANの接続制御やLAN回線18を介したインターネットとの接続制御を行う。
【0014】
〈第1実施例の動作〉
次に、図3のフローチャートを参照しつつ、本実施例の動作を説明する。
図1のデータ通信装置が電子メールを送信するときは、図3(a)に示すように、送信であることを判定した場合、送信する電子メールに図2に示す情報102を添付する(ステップS100、S101)。
【0015】
図1のデータ通信装置が電子メールを受信したときは、図3(b)に示すように、まず、受信した電子メールの内容がエラー情報であるか否かを判定する(ステップS110)。この判定は、上述したように、図2の情報101の中の所定の文字列を検索することによって行う。エラー情報であることを判定した場合、すなわち、所定の文字列を検索した場合、次のステップS111に進む。所定の文字列を検索しなかった場合、エラーがなく、正常に電子メールを受信したと判定し、その電子メールを印字する(ステップS113)。
【0016】
一方、ステップS111では、受信した電子メールの内容が自機が以前に送信した情報であるか否かを判定する。この判定は、上述したように、図2の情報102が自機で保存している文字列と一致するか否かを判定することによって行う。自機情報であると判定した場合、すなわち、文字列が一致した場合、次のステップS112に進む。文字列が一致しなかった場合、自機の情報ではなく、その電子メールの解析等を必要とすると考えられるため、その電子メールを印字する(ステップS113)。
【0017】
一方、ステップS112では、自機が以前に送信した電子メールの受信エラーを伝える電子メールを処理するための後処理を行う。すなわち、本実施例では、受信した電子メールの内容を印字しない。これは、自機で以前に送信した情報をそのまま保存している場合等は、それと全く同じ内容のものが印字されてしまうので、これを避けるためである。
後処理の具体的な内容としては、受信した電子メールをメモリから削除すること、エラー情報の受信の結果をメモリに格納すること等である。
【0018】
尚、上述した図3(b)のフローチャートにおいて、ステップS110とステップS111とを入れ替えてもよい。そのほか、ステップS112で図1の表示部13にエラーメッセージを表示する等の変形が考えられる。
【0019】
〈第1実施例の効果〉
以上詳細に説明したように、本実施例によれば、送信した電子メールを個々に管理するための情報をその電子メールのヘッダ情報として付加する送信情報管理部11b2と、受信した電子メールが自機が送信した電子メールに対するエラー情報を伝える電子メールか否かを判断するためのエラー検出部11b3と自機情報検出部11b4とを設け、そのように判断した場合は受信した内容を全く印字しないようにしたので、無駄な印字を省くことができる。
【0020】
〈第2実施例〉
図4は、本発明のデータ通信装置の第2実施例を示すブロック図である。
図示の装置は、制御部21、操作部12、表示部13、読取り部14、印字部15、画処理部16、及びLAN制御部17からなる。制御部21以外の部分の構成は前述した第1実施例の説明で述べたものと同様となるので、第1実施例と対応する部分に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0021】
制御部21は、マイクロプロセッサ21aと主メモリ21bとから構成されている。主メモリ21bには、本文検索部21b5が格納されている。これは、送信情報管理部21b2、エラー検出部21b3、自機情報検出部21b4とともに、第2実施例のデータ通信装置を実現するソフトウェアを構成する。このソフトウェアは、マイクロプロセッサ21aに逐次読み出されて実行される。
本文検索部21b5は、図2に示す受信データから自機が送信した本文の部分103を検索するものである。具体的には、これは、自機が送信したデータのヘッダ情報に含まれるデータの境界を認識するための境界情報104を取り出して受信データの中からこれを検索して行うものである。ここで、ヘッダ情報の位置を知るために、まず、前述した自機が送信した情報102を検索する。図2に示す例では、“−−−−= NextPart 000 0009 01C11D06.6FA94CA0”が境界情報104であり、Message−Idを検索した後、これを取り出し、これと同一の文字列から成る境界情報105、106を受信データの中から検索する。この場合、最初の境界情報105から次の境界情報106の前までが本文の部分となる。
【0022】
そして、マイクロプロセッサ21aは、通信のエラーを通報する電子メールを受信し、それが自機が以前に送信した電子メールによるものであるとき、最初の境界情報105を含み、次の境界情報106の前までの情報を印字部15によって印刷出力する。そのために、制御部21の主メモリ21bには、本文検索部21b5のほかに、プログラム格納領域21b1、送信情報管理部21b2、エラー検出部21b3、自機情報検出部21b4が設けられている。これらは、第1実施例におけるプログラム格納領域11b1、送信情報管理部11b2、エラー検出部11b3、自機情報検出部11b4と同様の構成のものを流用することが可能である。そこで、本実施例では、これらを流用することとする。よって、構成の説明が重複することとなるので、これについては第1実施例の説明を参照することとし、重複する説明を省略する。
【0023】
〈第2実施例の動作〉
次に、図5のフローチャートを参照しつつ、本実施例の動作を説明する。
図4のデータ通信装置が電子メールを受信したときは、図5に示すように、まず、受信した電子メールの内容がエラー情報であるか否かを判定する(ステップS201)。この判定は、第1実施例の構成の説明において前述したように、図2の情報101の中の所定の文字列を検索することによって行う。エラー情報であることを判定した場合、次のステップS202に進む。エラー情報でなかった場合、その電子メールを印字する(ステップS206)。
【0024】
一方、ステップS202では、受信した電子メールの内容が自機が以前に送信した情報であるか否かを判定する。この判定は、前述したように、図2の情報102が自機で保存している文字列と一致するか否かを判定することによって行う。自機情報であると判定した場合、次のステップS203に進む。自機情報でなかった場合、その電子メールの解析等を必要とすると考えられるため、その電子メールを印字する(ステップS206)。
【0025】
一方、ステップS203では、Message−Idを検索し、境界情報104と同じ境界情報105、106を検索し、本文の部分103を検索する。そして、続くステップS204で、図2に示す情報100の部分だけを印字部15によって印刷出力する。
最後に、ステップS205では、電子メールの後処理を行う。後処理の具体的な内容としては、受信した電子メールをメモリから削除すること、エラー情報の受信の結果をメモリに格納すること等である。
尚、上述した図5のフローチャートにおいて、ステップS201とステップS202とを入れ替えてもよいこと等は、上述した第1実施例と同様である。
【0026】
〈第2実施例の効果〉
以上詳細に説明したように、本実施例によれば、送信した電子メールを個々に管理するための情報をその電子メールのヘッダ情報として付加する送信情報管理部21b2と、受信した電子メールが自機が送信した電子メールに対するエラー情報を伝える電子メールか否かを判断するためのエラー検出部21b3と自機情報検出部21b4と、その電子メールから自機が送信したデータの本文の部分103を検索する本文検索部21b5とを設けるようにしたので、そのような電子メールを受信したと判断した場合は受信した内容の本文の部分だけを印字するようにでき、無駄な印字を省くことができる。
【0027】
〈第3実施例〉
図6は、本発明のデータ通信装置の第3実施例を示すブロック図である。
図示の装置は、制御部31、操作部12、表示部13、読取り部14、印字部15、画処理部16、及びLAN制御部17からなる。制御部31以外の部分の構成は前述した第1実施例の説明で述べたものと同様となるので、第1実施例と対応する部分に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0028】
制御部31は、マイクロプロセッサ31aと主メモリ31bとから構成されている。主メモリ31bには、添付ファイル検索部31b6が格納されている。これは、送信情報管理部31b2、エラー検出部31b3、自機情報検出部31b4、本文検索部31b5とともに、第3実施例のデータ通信装置を実現するソフトウェアを構成する。このソフトウェアは、マイクロプロセッサ31aに逐次読み出されて実行される。
【0029】
添付ファイル検索部31b6は、図2に示す受信データから自機が送信した添付ファイルの部分107を検索するものである。具体的には、これは、自機が送信したデータのヘッダ情報に含まれるデータの境界を認識するための境界情報104を取り出して受信データの中からこれを検索して行うものである。ここで、ヘッダ情報の位置を知るために、まず、前述した自機が送信した情報102を検索する。
【0030】
図2に示す例では、“−−−−= NextPart 000 0009 01C11D06.6FA94CA0”が境界情報104であり、Message−Idを検索した後、これを取り出し、これと同一の文字列から成る境界情報105、106を受信データの中から検索する。この場合、2つの境界情報105、106が検索されて、2つ目の境界情報106の次のデータが添付ファイルの部分107となる。そして、添付ファイル検索部31b6は、添付ファイルの部分107からファイル名108を検索する。具体的には、“Content−Type”の次に書かれている“name=”のフィールドの部分を抽出する。図2の例では、これは、“attachment001.tif”である。また、“Content−Disposition: attachment; filename=”のフィールドの部分を参照してファイル名108’を抽出するようにしてもよい。
【0031】
そして、マイクロプロセッサ31aは、通信のエラーを通報する電子メールを受信し、それが自機が以前に送信した電子メールによるものであるとき、最初の境界情報105を含み、次の境界情報106の前までの情報100を印字部15によって印刷出力するとともに、ファイル名108を印刷する。そのために、制御部31の主メモリ31bには、ファイル検索部31b6のほかに、プログラム格納領域31b1、送信情報管理部31b2、エラー検出部31b3、自機情報検出部31b4、本文検索部31b5が設けられている。これらは、第1実施例におけるプログラム格納領域11b1、送信情報管理部11b2、エラー検出部11b3、自機情報検出部11b4、及び第2実施例における本文検索部21b5と同様の構成のものを流用することが可能である。そこで、本実施例では、これらを流用することとする。よって、構成の説明が重複することとなるので、これについては第1実施例及び第2実施例の説明を参照することとし、重複する説明を省略する。
【0032】
〈第3実施例の動作〉
次に、図7のフローチャートを参照しつつ、本実施例の動作を説明する。
図6のデータ通信装置が電子メールを受信したときは、図7に示すように、まず、受信した電子メールの内容がエラー情報であるか否かを判定する(ステップS301)。この判定は、第1実施例の構成の説明において前述したのと同様である。エラー情報であることを判定した場合、次のステップS302に進む。エラー情報でなかった場合、その電子メールを印字する(ステップS308)。
【0033】
一方、ステップS302では、受信した電子メールの内容が自機が以前に送信した情報であるか否かを判定する。この判定は、前述したのと同様である。自機情報であった場合、次のステップS303に進む。自機情報でなかった場合、その電子メールの解析等を必要とすると考えられるため、その電子メールを印字する(ステップS308)。
【0034】
一方、ステップS303では、Message−Idを検索し、境界情報104と同じ境界情報105、106を検索し、本文の部分103を検索する。そして、続くステップS304で、境界情報105、106が2カ所あるかどうかを判定する。2カ所ないとき、すなわち境界情報105だけであるときは、図2に示す情報100の部分だけ、つまり自分が送信した本文までを印字部15によって印刷出力する(ステップS307)。
【0035】
一方、境界情報105、106が2カ所あるときは、ステップS305で、図2に示す情報100の部分と添付ファイル名108とを印刷出力する。
最後に、ステップS306では、電子メールの後処理を行う。後処理の具体的な内容としては、前述したように、受信した電子メールをメモリから削除すること、エラー情報の受信の結果をメモリに格納すること等がある。
尚、上述した図7のフローチャートにおいて、プログラミング上の変更を行ってよいこと等は、上述した第1実施例等と同様である。
【0036】
〈第3実施例の効果〉
以上詳細に説明したように、本実施例によれば、送信した電子メールを個々に管理するための情報をその電子メールのヘッダ情報として付加する送信情報管理部31b2と、受信した電子メールが自機が送信した電子メールに対するエラー情報を伝える電子メールか否かを判断するためのエラー検出部31b3と自機情報検出部31b4と、その電子メールから自機が送信したデータの本文の部分103と添付ファイル名108とをそれぞれ検索する本文検索部31b5と添付ファイル検索部31b6とを設けるようにしたので、そのような電子メールを受信したと判断した場合は、受信した内容の本文の部分と添付ファイルが存在する場合の添付ファイル名だけを印字するようにでき、無駄な印字を省くことができる。
【0037】
〈第4実施例〉
図8は、本発明のデータ通信装置の第4実施例を示すブロック図である。
図示の装置は、制御部41、操作部12、表示部13、読取り部14、印字部15、画処理部16、及びLAN制御部17からなる。制御部41以外の部分の構成は前述した第1実施例の説明で述べたものと同様となるので、第1実施例と対応する部分に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0038】
制御部41は、マイクロプロセッサ41aと主メモリ41bとから構成されている。主メモリ41bには、復号化部41b7が格納されている。これは、送信情報管理部41b2、エラー検出部41b3、自機情報検出部41b4、本文検索部41b5、添付ファイル検索部41b6とともに、第4実施例のデータ通信装置を実現するソフトウェアを構成する。このソフトウェアは、マイクロプロセッサ41aに逐次読み出されて実行される。
【0039】
復号化部41b7は、図2に示す受信データから検索された自機が送信した添付ファイルの部分107の符号化されているデータを復号化するものである。具体的には、これは、自機が送信した添付ファイルのヘッダ情報に含まれるファイル形式及び符号化方式を認識することにより、それらを確認してから、復号化処理を行うものである。図2の例では、“Content−Type:”のフィールドの部分からtiff(tag image file format)のファイル形式であり、“Content−Transfer−Encoding:”のフィールドの部分からBase64の符号化であることが認識される。
【0040】
そして、マイクロプロセッサ41aは、通信のエラーを通報する電子メールを受信し、それが自機が以前に送信した電子メールによるものであるとき、最初の境界情報105を含み、次の境界情報106の前までの情報100を印字部15によって印刷出力するとともに、ファイル名108と復元されたイメージデータを印刷する。そのために、制御部41の主メモリ41bには、ファイル検索部41b6のほかに、プログラム格納領域41b1、送信情報管理部41b2、エラー検出部41b3、自機情報検出部41b4、本文検索部41b5、添付ファイル検索部41b6が設けられている。これらは、第1実施例におけるプログラム格納領域11b1、送信情報管理部11b2、エラー検出部11b3、自機情報検出部11b4、第2実施例における本文検索部21b5、及び第3実施例におけるファイル検索部31b6と同様の構成のものを流用することが可能である。そこで、本実施例では、これらを流用することとする。よって、構成の説明が重複することとなるので、これについては第1実施例、第2実施例及び第3実施例の説明を参照することとし、重複する説明を省略する。
【0041】
〈第4実施例の動作〉
次に、図9のフローチャートを参照しつつ、本実施例の動作を説明する。
図8のデータ通信装置が電子メールを受信したときは、図9に示すように、まず、受信した電子メールの内容がエラー情報であるか否かを判定する(ステップS401)。エラー情報であることを判定した場合、次のステップS402に進む。エラー情報でなかった場合、その電子メールを印字する(ステップS408)。
【0042】
一方、ステップS402では、受信した電子メールの内容が自機が以前に送信した情報であるか否かを判定する。自機情報でなかった場合、その電子メールの解析等を必要とすると考えられるため、その電子メールを印字する(ステップS408)。
一方、自機情報であった場合、ステップS403で、Message−Idを検索し、境界情報104と同じ境界情報105、106を検索し、本文の部分103を検索する。そして、続くステップS404で、境界情報105、106が2カ所あるかどうかを判定する。2カ所ないとき、すなわち境界情報105だけであるときは、図2に示す情報100の部分だけ、つまり自分が送信した本文までを印字部15によって印刷出力する(ステップS407)。
【0043】
一方、境界情報105、106が2カ所あるときは、ステップS405で、図2に示す情報100の部分と添付ファイル名108と添付ファイルの復元したイメージデータを印刷出力する。
最後に、ステップS406では、電子メールの後処理を行う。後処理の具体的な内容としては、前述したように、受信した電子メールをメモリから削除すること、エラー情報の受信の結果をメモリに格納すること等がある。
尚、上述した図9のフローチャートにおいて、プログラミング上の変更を行ってよいこと等は、上述した第1実施例等と同様である。また、添付ファイルの内容を復元して印字するようにしたことに伴い、添付ファイル名の印字を省略するようにしてもよい。
【0044】
〈第4実施例の効果〉
以上詳細に説明したように、本実施例によれば、送信した電子メールを個々に管理するための情報をその電子メールのヘッダ情報として付加する送信情報管理部41b2と、受信した電子メールが自機が送信した電子メールに対するエラー情報を伝える電子メールか否かを判断するためのエラー検出部41b3と自機情報検出部41b4と、その電子メールから自機が送信したデータの本文の部分103と添付ファイル名108とをそれぞれ検索する本文検索部41b5と添付ファイル検索部41b6と、添付ファイルを復元する復号化部41b7とを設けるようにしたので、そのような電子メールを受信したと判断した場合は、受信した内容の本文の部分と添付ファイルが存在する場合の添付ファイル名及び復元されたイメージデータを印字するようにでき、無駄な印字を防止することができる。
【0045】
〈利用形態〉
図10は、本発明の具体的な利用形態の一例を示す。
図10において、データ通信装置C1は、LAN回線またはインターネットに接続されており、これは、メールサーバー1を介してパーソナルコンピュータPC1と、メールサーバー2を介してパーソナルコンピュータPC2とそれぞれ電子メールの送信及び受信ができる。ここで、データ通信装置C1から、例えば、PC1に添付ファイル付きの電子メールを送信しようとして何らかの障害によりメールサーバー1からデータ通信装置C1にエラー情報の電子メールが返送されたとする。その場合、データ通信装置C1は自機が送信した電子メールに対するエラーなのかどうかを自動的に判断する。そして、エラー情報の電子メールの内容を印刷しないようにしたり、本文の部分のみを印刷するようにしたり、添付ファイル名ないしその認識可能な内容を印刷するようにできる。
【0046】
尚、上述した各実施例では、送信情報管理部11b2、21b2、31b2、41b2によって自機のデータを識別できる情報を自動的に付加してデータを送信するようにする場合について説明したが、これに限らず、送信情報管理部11b2等を省略することもできる。すなわち、自機を識別できる情報がもともと送信データに付加されるようになっている装置であれば、その機能を本発明の実施のために用いるようにすれば、この省略が可能となる。また、ソフトウェアによって本発明の装置を実施する場合について説明したが、これに限らず、ASIC等を用いることにより、ハードウェア的にも実施できることはもちろんである。
更に、上述した実施例では、受信データの印刷の場合について説明したが、本発明は、これに限らず、受信データの表示の場合にも適用でき、その場合、ユーザにとって判りやすい表示内容になる効果がある。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、データ通信装置で受信された電子メールの内容が通信エラーの発生を伝えるものであり、それが自機が以前に送信した電子メールに起因する場合に印刷や表示等の出力内容を制限することによって、無駄な印刷出力が発生することを防止するとともに、受信データの印刷や表示等の場合に判りやすい内容とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ通信装置の第1実施例の構成を説明するブロック図である。
【図2】電子メールの内容の一例の説明図である。
【図3】第1実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図4】本発明のデータ通信装置の第2実施例の構成を説明するブロック図である。
【図5】第2実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明のデータ通信装置の第3実施例の構成を説明するブロック図である。
【図7】第3実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明のデータ通信装置の第4実施例の構成を説明するブロック図である。
【図9】第4実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の利用形態例の説明図である。
【符号の説明】
11、21、31、41 制御部
11a、21a、31a、41a マイクロプロセッサ
11b、21b、31b、41b 主メモリ
11b1、21b1、31b1、41b1 プログラム格納領域
11b2、21b2、31b2、41b2 送信情報管理部
11b3、21b3、31b3、41b3 エラー検出部
11b4、21b4、31b4、41b4 自機情報検出部
21b5、31b5、41b5 本文検索部
31b6、41b6 添付ファイル検索部
41b7 復号化部
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メール通信装置等のデータ通信装置及びその通信の方法に関し、特に、通信のエラーの発生に適切に対応できるようにしたデータ通信装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及が急速に進む等、データ通信がますます重要性を増大させるようになっている。ところで、データの圧縮の方式や符号化の方式に多くの種類があること等と関連して、通信のエラーの発生しやすい状況も増えている。
一般に、データの受信側で通信のエラーが発生したときには、その受信データが送信側にとって重要なデータである可能性もあることから、そのデータをそのまま送信側へ送り返していた。そして、データを受け取った送信側では、従来は、そのデータの内容をそのまま印刷出力や表示等していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術の下では、データの圧縮の方式や符号化の方式と関連して、次のような課題が出てきていた。すなわち、送信側で元のデータの符号化や圧縮を行ってデータを送信し、そのデータが受信側で通信エラーとなり、それがそのまま返ってきたときには、送信側でそのまま印刷出力等していた。つまり、データの復号化や解凍をせずに符号のままのデータを印字や表示等していた。すると、送信側のユーザーが一般のユーザーである場合には、それが自分が送ったデータである場合にも、その内容が何であるか分からないという事態になった。
【0004】
例えば、電子メール通信装置では、いわゆるインターネットファクシミリによって画像データを送る場合、Base64という方式で符号化を行っていた。そのため、通信のエラーが発生したときは、この方式により符号化されたデータがそのまま印刷出力された。すると、それは一般のユーザーには内容が分からないものであった。特に、このような符号化に関する知識のないユーザーにとっては、何故このようなものが印刷されたのかさえも分からない場合があった。また、画像データの符号化文字列は一般的に膨大なデータ量を伴い、そのデータを印字することは記録紙を大幅に無駄にしてしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の点を解決するためになされたもので、データ通信におけるエラーの発生に適切に対応できるようにした手段を提供したものである。すなわち、自機が送信した情報が受信側で通信エラーとなった場合にそのまま送られてくるデータの内容はユーザー自身が把握していることに着目して、その場合の適切な対応をとったものである。そのために本発明では、次の構成を採用する。
【0006】
〈構成1〉
データ通信装置において、受信データの中に含まれている通信のエラーの発生に関する情報を解析することにより、通信のエラーの発生を検出するエラー検出部と、受信データの中に自機が送信した情報が含まれるかを検出する自機情報検出部とを備える。
そして、前記エラー検出部により通信のエラーの発生が検出され、かつ前記自機情報検出部により自機が送信した情報が検出されたとき、当該自機が送信した情報を印刷する内容を制御するようにする。
【0007】
〈構成2〉
データ通信方法において、データを受信した場合に、受信データの中に含まれている通信のエラーの発生に関する情報を解析し、当該解析により、通信のエラーの発生を検出したとき、前記受信データの中に自機が送信した情報が含まれるか否かを検出する。そして、当該検出により自機が送信した情報が検出されたとき、当該自機が送信した情報を印刷する内容を制御する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。
〈第1実施例〉
図1は、本発明のデータ通信装置の第1実施例を示すブロック図である。
図示の装置は、制御部11、操作部12、表示部13、読取り部14、印字部15、画処理部16、及びLAN制御部17からなる。
【0009】
制御部11は、マイクロプロセッサ11aと主メモリ11bとから構成されている。マイクロプロセッサ11aは、データ通信装置の全体の制御を司るプロセッサである。主メモリ11bは、半導体メモリ等からなるメモリである。この主メモリ11bには、プログラム格納領域11b1が確保される。プログラム格納領域11b1には、データ通信装置のインターネットやLANの通信機能に対応したソフトウェアや、印字部15を動作制御するためのドライバ等が格納される。これらとともに、主メモリ11bには、本実施例の特徴部である送信情報管理部11b2、エラー検出部11b3、自機情報検出部11b4に対応したソフトウェアが格納されている。
【0010】
送信情報管理部11b2は、データ通信装置が電子メールを送信する際にその電子メールを個別に管理するための情報をその電子メールに自動的に添付する。この情報は、その電子メールに固有の情報であり、それによってその電子メールを識別できるID(identification)である。本実施例では、この情報にMessage−Idという記号をつける。このMessage−Idの内容は送信する電子メールを個別に管理できるものであれば、どのようなものでもよいが、他のデータ通信装置のMessage−Idと区別が付くような内容でなければならない。このため、Message−Idは、日付、時刻及びメールアドレスを組み合わせて作成する。
【0011】
この情報は、送信する電子メールのヘッダ情報として自動的に添付される。ここで、受信側でエラーが発生して送信側に送り返されてくる電子メールの内容を説明する。
図2は、そのような電子メールの内容の一例の説明図である。
図示の電子メールには、サーバーから返送される情報101が含まれる。この情報101には、ヘッダ情報と通信のエラーが発生したことを送信側に伝えるためのメッセージが含まれている。
この情報101に続けて送信側が送った電子メールがそのヘッダ情報から添付ファイルまでそのまま送信側に送り返されてくる。そのヘッダ情報に含まれるMessage−Idは、例えば、図示のような情報102である。このMessage−Idは、主メモリ11bの図示しない領域または図示しないディスク装置等に保存される。
【0012】
図1のエラー検出部11b3は、受信した電子メールの内容を解析し、それがエラーの発生を伝えるものか否かを検出する。すなわち、図2のような内容かどうかを判定する。具体的な判定の方法としては、情報101の本文の部分に含まれる“error”の文字列を検索するか、またはヘッダ情報の部分に含まれる“failure”の文字列を検索する方法がとられる。
図1の自機情報検出部11b4は、受信した電子メールの内容を解析し、それが自機が送信した情報に対するものかどうかを判定する。すなわち、図2の情報102が自機で保存している情報と一致しているかどうかを判定する。これによって、自機が以前に送信した電子メールがそのまま送り返されてきていることを検出する。
また、そのほか、主メモリ11bには、マイクロプロセッサ11aの作業領域等が設けられる。
【0013】
操作部12は、ユーザーが操作するキー等を備え、ユーザーによってデータの送信やその他の処理の操作が行われる部分である。
表示部13は、ディスプレイ装置から成り、ユーザーによる操作中の状態や通信結果/通信記録などの表示を行う。
読取り部14は、イメージリーダから成り、データ通信装置をインターネットファクシミリとして用いる際に、送信原稿を読み取る部分である。
印字部15は、プリンタから成り、受信した電子メール等の内容を印字する。
画処理部16は、イメージの符号化や符号化したデータの圧縮をしたり、逆に、圧縮されたデータの解凍や復号化等の画像処理を行う。
LAN制御部17は、LAN回線18に接続されており、LANの接続制御やLAN回線18を介したインターネットとの接続制御を行う。
【0014】
〈第1実施例の動作〉
次に、図3のフローチャートを参照しつつ、本実施例の動作を説明する。
図1のデータ通信装置が電子メールを送信するときは、図3(a)に示すように、送信であることを判定した場合、送信する電子メールに図2に示す情報102を添付する(ステップS100、S101)。
【0015】
図1のデータ通信装置が電子メールを受信したときは、図3(b)に示すように、まず、受信した電子メールの内容がエラー情報であるか否かを判定する(ステップS110)。この判定は、上述したように、図2の情報101の中の所定の文字列を検索することによって行う。エラー情報であることを判定した場合、すなわち、所定の文字列を検索した場合、次のステップS111に進む。所定の文字列を検索しなかった場合、エラーがなく、正常に電子メールを受信したと判定し、その電子メールを印字する(ステップS113)。
【0016】
一方、ステップS111では、受信した電子メールの内容が自機が以前に送信した情報であるか否かを判定する。この判定は、上述したように、図2の情報102が自機で保存している文字列と一致するか否かを判定することによって行う。自機情報であると判定した場合、すなわち、文字列が一致した場合、次のステップS112に進む。文字列が一致しなかった場合、自機の情報ではなく、その電子メールの解析等を必要とすると考えられるため、その電子メールを印字する(ステップS113)。
【0017】
一方、ステップS112では、自機が以前に送信した電子メールの受信エラーを伝える電子メールを処理するための後処理を行う。すなわち、本実施例では、受信した電子メールの内容を印字しない。これは、自機で以前に送信した情報をそのまま保存している場合等は、それと全く同じ内容のものが印字されてしまうので、これを避けるためである。
後処理の具体的な内容としては、受信した電子メールをメモリから削除すること、エラー情報の受信の結果をメモリに格納すること等である。
【0018】
尚、上述した図3(b)のフローチャートにおいて、ステップS110とステップS111とを入れ替えてもよい。そのほか、ステップS112で図1の表示部13にエラーメッセージを表示する等の変形が考えられる。
【0019】
〈第1実施例の効果〉
以上詳細に説明したように、本実施例によれば、送信した電子メールを個々に管理するための情報をその電子メールのヘッダ情報として付加する送信情報管理部11b2と、受信した電子メールが自機が送信した電子メールに対するエラー情報を伝える電子メールか否かを判断するためのエラー検出部11b3と自機情報検出部11b4とを設け、そのように判断した場合は受信した内容を全く印字しないようにしたので、無駄な印字を省くことができる。
【0020】
〈第2実施例〉
図4は、本発明のデータ通信装置の第2実施例を示すブロック図である。
図示の装置は、制御部21、操作部12、表示部13、読取り部14、印字部15、画処理部16、及びLAN制御部17からなる。制御部21以外の部分の構成は前述した第1実施例の説明で述べたものと同様となるので、第1実施例と対応する部分に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0021】
制御部21は、マイクロプロセッサ21aと主メモリ21bとから構成されている。主メモリ21bには、本文検索部21b5が格納されている。これは、送信情報管理部21b2、エラー検出部21b3、自機情報検出部21b4とともに、第2実施例のデータ通信装置を実現するソフトウェアを構成する。このソフトウェアは、マイクロプロセッサ21aに逐次読み出されて実行される。
本文検索部21b5は、図2に示す受信データから自機が送信した本文の部分103を検索するものである。具体的には、これは、自機が送信したデータのヘッダ情報に含まれるデータの境界を認識するための境界情報104を取り出して受信データの中からこれを検索して行うものである。ここで、ヘッダ情報の位置を知るために、まず、前述した自機が送信した情報102を検索する。図2に示す例では、“−−−−= NextPart 000 0009 01C11D06.6FA94CA0”が境界情報104であり、Message−Idを検索した後、これを取り出し、これと同一の文字列から成る境界情報105、106を受信データの中から検索する。この場合、最初の境界情報105から次の境界情報106の前までが本文の部分となる。
【0022】
そして、マイクロプロセッサ21aは、通信のエラーを通報する電子メールを受信し、それが自機が以前に送信した電子メールによるものであるとき、最初の境界情報105を含み、次の境界情報106の前までの情報を印字部15によって印刷出力する。そのために、制御部21の主メモリ21bには、本文検索部21b5のほかに、プログラム格納領域21b1、送信情報管理部21b2、エラー検出部21b3、自機情報検出部21b4が設けられている。これらは、第1実施例におけるプログラム格納領域11b1、送信情報管理部11b2、エラー検出部11b3、自機情報検出部11b4と同様の構成のものを流用することが可能である。そこで、本実施例では、これらを流用することとする。よって、構成の説明が重複することとなるので、これについては第1実施例の説明を参照することとし、重複する説明を省略する。
【0023】
〈第2実施例の動作〉
次に、図5のフローチャートを参照しつつ、本実施例の動作を説明する。
図4のデータ通信装置が電子メールを受信したときは、図5に示すように、まず、受信した電子メールの内容がエラー情報であるか否かを判定する(ステップS201)。この判定は、第1実施例の構成の説明において前述したように、図2の情報101の中の所定の文字列を検索することによって行う。エラー情報であることを判定した場合、次のステップS202に進む。エラー情報でなかった場合、その電子メールを印字する(ステップS206)。
【0024】
一方、ステップS202では、受信した電子メールの内容が自機が以前に送信した情報であるか否かを判定する。この判定は、前述したように、図2の情報102が自機で保存している文字列と一致するか否かを判定することによって行う。自機情報であると判定した場合、次のステップS203に進む。自機情報でなかった場合、その電子メールの解析等を必要とすると考えられるため、その電子メールを印字する(ステップS206)。
【0025】
一方、ステップS203では、Message−Idを検索し、境界情報104と同じ境界情報105、106を検索し、本文の部分103を検索する。そして、続くステップS204で、図2に示す情報100の部分だけを印字部15によって印刷出力する。
最後に、ステップS205では、電子メールの後処理を行う。後処理の具体的な内容としては、受信した電子メールをメモリから削除すること、エラー情報の受信の結果をメモリに格納すること等である。
尚、上述した図5のフローチャートにおいて、ステップS201とステップS202とを入れ替えてもよいこと等は、上述した第1実施例と同様である。
【0026】
〈第2実施例の効果〉
以上詳細に説明したように、本実施例によれば、送信した電子メールを個々に管理するための情報をその電子メールのヘッダ情報として付加する送信情報管理部21b2と、受信した電子メールが自機が送信した電子メールに対するエラー情報を伝える電子メールか否かを判断するためのエラー検出部21b3と自機情報検出部21b4と、その電子メールから自機が送信したデータの本文の部分103を検索する本文検索部21b5とを設けるようにしたので、そのような電子メールを受信したと判断した場合は受信した内容の本文の部分だけを印字するようにでき、無駄な印字を省くことができる。
【0027】
〈第3実施例〉
図6は、本発明のデータ通信装置の第3実施例を示すブロック図である。
図示の装置は、制御部31、操作部12、表示部13、読取り部14、印字部15、画処理部16、及びLAN制御部17からなる。制御部31以外の部分の構成は前述した第1実施例の説明で述べたものと同様となるので、第1実施例と対応する部分に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0028】
制御部31は、マイクロプロセッサ31aと主メモリ31bとから構成されている。主メモリ31bには、添付ファイル検索部31b6が格納されている。これは、送信情報管理部31b2、エラー検出部31b3、自機情報検出部31b4、本文検索部31b5とともに、第3実施例のデータ通信装置を実現するソフトウェアを構成する。このソフトウェアは、マイクロプロセッサ31aに逐次読み出されて実行される。
【0029】
添付ファイル検索部31b6は、図2に示す受信データから自機が送信した添付ファイルの部分107を検索するものである。具体的には、これは、自機が送信したデータのヘッダ情報に含まれるデータの境界を認識するための境界情報104を取り出して受信データの中からこれを検索して行うものである。ここで、ヘッダ情報の位置を知るために、まず、前述した自機が送信した情報102を検索する。
【0030】
図2に示す例では、“−−−−= NextPart 000 0009 01C11D06.6FA94CA0”が境界情報104であり、Message−Idを検索した後、これを取り出し、これと同一の文字列から成る境界情報105、106を受信データの中から検索する。この場合、2つの境界情報105、106が検索されて、2つ目の境界情報106の次のデータが添付ファイルの部分107となる。そして、添付ファイル検索部31b6は、添付ファイルの部分107からファイル名108を検索する。具体的には、“Content−Type”の次に書かれている“name=”のフィールドの部分を抽出する。図2の例では、これは、“attachment001.tif”である。また、“Content−Disposition: attachment; filename=”のフィールドの部分を参照してファイル名108’を抽出するようにしてもよい。
【0031】
そして、マイクロプロセッサ31aは、通信のエラーを通報する電子メールを受信し、それが自機が以前に送信した電子メールによるものであるとき、最初の境界情報105を含み、次の境界情報106の前までの情報100を印字部15によって印刷出力するとともに、ファイル名108を印刷する。そのために、制御部31の主メモリ31bには、ファイル検索部31b6のほかに、プログラム格納領域31b1、送信情報管理部31b2、エラー検出部31b3、自機情報検出部31b4、本文検索部31b5が設けられている。これらは、第1実施例におけるプログラム格納領域11b1、送信情報管理部11b2、エラー検出部11b3、自機情報検出部11b4、及び第2実施例における本文検索部21b5と同様の構成のものを流用することが可能である。そこで、本実施例では、これらを流用することとする。よって、構成の説明が重複することとなるので、これについては第1実施例及び第2実施例の説明を参照することとし、重複する説明を省略する。
【0032】
〈第3実施例の動作〉
次に、図7のフローチャートを参照しつつ、本実施例の動作を説明する。
図6のデータ通信装置が電子メールを受信したときは、図7に示すように、まず、受信した電子メールの内容がエラー情報であるか否かを判定する(ステップS301)。この判定は、第1実施例の構成の説明において前述したのと同様である。エラー情報であることを判定した場合、次のステップS302に進む。エラー情報でなかった場合、その電子メールを印字する(ステップS308)。
【0033】
一方、ステップS302では、受信した電子メールの内容が自機が以前に送信した情報であるか否かを判定する。この判定は、前述したのと同様である。自機情報であった場合、次のステップS303に進む。自機情報でなかった場合、その電子メールの解析等を必要とすると考えられるため、その電子メールを印字する(ステップS308)。
【0034】
一方、ステップS303では、Message−Idを検索し、境界情報104と同じ境界情報105、106を検索し、本文の部分103を検索する。そして、続くステップS304で、境界情報105、106が2カ所あるかどうかを判定する。2カ所ないとき、すなわち境界情報105だけであるときは、図2に示す情報100の部分だけ、つまり自分が送信した本文までを印字部15によって印刷出力する(ステップS307)。
【0035】
一方、境界情報105、106が2カ所あるときは、ステップS305で、図2に示す情報100の部分と添付ファイル名108とを印刷出力する。
最後に、ステップS306では、電子メールの後処理を行う。後処理の具体的な内容としては、前述したように、受信した電子メールをメモリから削除すること、エラー情報の受信の結果をメモリに格納すること等がある。
尚、上述した図7のフローチャートにおいて、プログラミング上の変更を行ってよいこと等は、上述した第1実施例等と同様である。
【0036】
〈第3実施例の効果〉
以上詳細に説明したように、本実施例によれば、送信した電子メールを個々に管理するための情報をその電子メールのヘッダ情報として付加する送信情報管理部31b2と、受信した電子メールが自機が送信した電子メールに対するエラー情報を伝える電子メールか否かを判断するためのエラー検出部31b3と自機情報検出部31b4と、その電子メールから自機が送信したデータの本文の部分103と添付ファイル名108とをそれぞれ検索する本文検索部31b5と添付ファイル検索部31b6とを設けるようにしたので、そのような電子メールを受信したと判断した場合は、受信した内容の本文の部分と添付ファイルが存在する場合の添付ファイル名だけを印字するようにでき、無駄な印字を省くことができる。
【0037】
〈第4実施例〉
図8は、本発明のデータ通信装置の第4実施例を示すブロック図である。
図示の装置は、制御部41、操作部12、表示部13、読取り部14、印字部15、画処理部16、及びLAN制御部17からなる。制御部41以外の部分の構成は前述した第1実施例の説明で述べたものと同様となるので、第1実施例と対応する部分に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0038】
制御部41は、マイクロプロセッサ41aと主メモリ41bとから構成されている。主メモリ41bには、復号化部41b7が格納されている。これは、送信情報管理部41b2、エラー検出部41b3、自機情報検出部41b4、本文検索部41b5、添付ファイル検索部41b6とともに、第4実施例のデータ通信装置を実現するソフトウェアを構成する。このソフトウェアは、マイクロプロセッサ41aに逐次読み出されて実行される。
【0039】
復号化部41b7は、図2に示す受信データから検索された自機が送信した添付ファイルの部分107の符号化されているデータを復号化するものである。具体的には、これは、自機が送信した添付ファイルのヘッダ情報に含まれるファイル形式及び符号化方式を認識することにより、それらを確認してから、復号化処理を行うものである。図2の例では、“Content−Type:”のフィールドの部分からtiff(tag image file format)のファイル形式であり、“Content−Transfer−Encoding:”のフィールドの部分からBase64の符号化であることが認識される。
【0040】
そして、マイクロプロセッサ41aは、通信のエラーを通報する電子メールを受信し、それが自機が以前に送信した電子メールによるものであるとき、最初の境界情報105を含み、次の境界情報106の前までの情報100を印字部15によって印刷出力するとともに、ファイル名108と復元されたイメージデータを印刷する。そのために、制御部41の主メモリ41bには、ファイル検索部41b6のほかに、プログラム格納領域41b1、送信情報管理部41b2、エラー検出部41b3、自機情報検出部41b4、本文検索部41b5、添付ファイル検索部41b6が設けられている。これらは、第1実施例におけるプログラム格納領域11b1、送信情報管理部11b2、エラー検出部11b3、自機情報検出部11b4、第2実施例における本文検索部21b5、及び第3実施例におけるファイル検索部31b6と同様の構成のものを流用することが可能である。そこで、本実施例では、これらを流用することとする。よって、構成の説明が重複することとなるので、これについては第1実施例、第2実施例及び第3実施例の説明を参照することとし、重複する説明を省略する。
【0041】
〈第4実施例の動作〉
次に、図9のフローチャートを参照しつつ、本実施例の動作を説明する。
図8のデータ通信装置が電子メールを受信したときは、図9に示すように、まず、受信した電子メールの内容がエラー情報であるか否かを判定する(ステップS401)。エラー情報であることを判定した場合、次のステップS402に進む。エラー情報でなかった場合、その電子メールを印字する(ステップS408)。
【0042】
一方、ステップS402では、受信した電子メールの内容が自機が以前に送信した情報であるか否かを判定する。自機情報でなかった場合、その電子メールの解析等を必要とすると考えられるため、その電子メールを印字する(ステップS408)。
一方、自機情報であった場合、ステップS403で、Message−Idを検索し、境界情報104と同じ境界情報105、106を検索し、本文の部分103を検索する。そして、続くステップS404で、境界情報105、106が2カ所あるかどうかを判定する。2カ所ないとき、すなわち境界情報105だけであるときは、図2に示す情報100の部分だけ、つまり自分が送信した本文までを印字部15によって印刷出力する(ステップS407)。
【0043】
一方、境界情報105、106が2カ所あるときは、ステップS405で、図2に示す情報100の部分と添付ファイル名108と添付ファイルの復元したイメージデータを印刷出力する。
最後に、ステップS406では、電子メールの後処理を行う。後処理の具体的な内容としては、前述したように、受信した電子メールをメモリから削除すること、エラー情報の受信の結果をメモリに格納すること等がある。
尚、上述した図9のフローチャートにおいて、プログラミング上の変更を行ってよいこと等は、上述した第1実施例等と同様である。また、添付ファイルの内容を復元して印字するようにしたことに伴い、添付ファイル名の印字を省略するようにしてもよい。
【0044】
〈第4実施例の効果〉
以上詳細に説明したように、本実施例によれば、送信した電子メールを個々に管理するための情報をその電子メールのヘッダ情報として付加する送信情報管理部41b2と、受信した電子メールが自機が送信した電子メールに対するエラー情報を伝える電子メールか否かを判断するためのエラー検出部41b3と自機情報検出部41b4と、その電子メールから自機が送信したデータの本文の部分103と添付ファイル名108とをそれぞれ検索する本文検索部41b5と添付ファイル検索部41b6と、添付ファイルを復元する復号化部41b7とを設けるようにしたので、そのような電子メールを受信したと判断した場合は、受信した内容の本文の部分と添付ファイルが存在する場合の添付ファイル名及び復元されたイメージデータを印字するようにでき、無駄な印字を防止することができる。
【0045】
〈利用形態〉
図10は、本発明の具体的な利用形態の一例を示す。
図10において、データ通信装置C1は、LAN回線またはインターネットに接続されており、これは、メールサーバー1を介してパーソナルコンピュータPC1と、メールサーバー2を介してパーソナルコンピュータPC2とそれぞれ電子メールの送信及び受信ができる。ここで、データ通信装置C1から、例えば、PC1に添付ファイル付きの電子メールを送信しようとして何らかの障害によりメールサーバー1からデータ通信装置C1にエラー情報の電子メールが返送されたとする。その場合、データ通信装置C1は自機が送信した電子メールに対するエラーなのかどうかを自動的に判断する。そして、エラー情報の電子メールの内容を印刷しないようにしたり、本文の部分のみを印刷するようにしたり、添付ファイル名ないしその認識可能な内容を印刷するようにできる。
【0046】
尚、上述した各実施例では、送信情報管理部11b2、21b2、31b2、41b2によって自機のデータを識別できる情報を自動的に付加してデータを送信するようにする場合について説明したが、これに限らず、送信情報管理部11b2等を省略することもできる。すなわち、自機を識別できる情報がもともと送信データに付加されるようになっている装置であれば、その機能を本発明の実施のために用いるようにすれば、この省略が可能となる。また、ソフトウェアによって本発明の装置を実施する場合について説明したが、これに限らず、ASIC等を用いることにより、ハードウェア的にも実施できることはもちろんである。
更に、上述した実施例では、受信データの印刷の場合について説明したが、本発明は、これに限らず、受信データの表示の場合にも適用でき、その場合、ユーザにとって判りやすい表示内容になる効果がある。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、データ通信装置で受信された電子メールの内容が通信エラーの発生を伝えるものであり、それが自機が以前に送信した電子メールに起因する場合に印刷や表示等の出力内容を制限することによって、無駄な印刷出力が発生することを防止するとともに、受信データの印刷や表示等の場合に判りやすい内容とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ通信装置の第1実施例の構成を説明するブロック図である。
【図2】電子メールの内容の一例の説明図である。
【図3】第1実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図4】本発明のデータ通信装置の第2実施例の構成を説明するブロック図である。
【図5】第2実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明のデータ通信装置の第3実施例の構成を説明するブロック図である。
【図7】第3実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明のデータ通信装置の第4実施例の構成を説明するブロック図である。
【図9】第4実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の利用形態例の説明図である。
【符号の説明】
11、21、31、41 制御部
11a、21a、31a、41a マイクロプロセッサ
11b、21b、31b、41b 主メモリ
11b1、21b1、31b1、41b1 プログラム格納領域
11b2、21b2、31b2、41b2 送信情報管理部
11b3、21b3、31b3、41b3 エラー検出部
11b4、21b4、31b4、41b4 自機情報検出部
21b5、31b5、41b5 本文検索部
31b6、41b6 添付ファイル検索部
41b7 復号化部
Claims (8)
- 受信データから自機が送信した情報を検出する自機情報検出部と、
前記自機情報検出部の検出結果により前記受信データの出力を制限する制御部とを備えたことを特徴とするデータ通信装置。 - 受信データの中に含まれているエラーの情報を検出するエラー検出部と、
前記エラー検出部によりエラーを検出すると前記自機情報検出部の検出結果により受信データの表現内容を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。 - 受信データの中からエラーを検出すると、前記受信データの中から自機が送信したデータを検出し該受信データの出力を制限することを特徴とするデータ通信方法。
- 前記受信データの中から自機が送信したデータを検出すると、検出結果により受信データの表現内容を制御することを特徴とする請求項3記載のデータ通信方法。
- 電子メールの送信及び受信が可能な請求項1記載のデータ通信装置において、
前記自機情報検出部によって、受信データの中に自機が送信した情報が含まれるかを検出するための固有の情報を当該電子メールに付加する送信情報管理部を備え、
前記エラー検出部により通信のエラーの発生が検出され、かつ前記自機情報検出部により自機が送信した情報が検出されたとき、当該自機が送信した情報を全く印刷しないようにしたことを特徴とするデータ通信装置。 - 請求項5記載のデータ通信装置において、
受信した電子メールから本文の部分を検索する本文検索部を備え、
前記エラー検出部により通信のエラーの発生が検出され、かつ前記自機情報検出部により自機が送信した情報が検出されたとき、当該自機が送信した情報のうちの本文の部分と、エラーに関する情報の部分とを印刷するようにしたことを特徴とするデータ通信装置。 - 請求項6記載のデータ通信装置において、
受信した電子メールから添付ファイルの部分を検索する添付ファイル検索部を備え、
前記エラー検出部により通信のエラーの発生が検出され、かつ前記自機情報検出部により自機が送信した情報が検出されたとき、当該自機が送信した情報のうちの本文の部分と、添付ファイルが存在する場合の添付ファイルの名称の部分と、エラーに関する情報の部分とを印刷するようにしたことを特徴とするデータ通信装置。 - 請求項7記載のデータ通信装置において、
受信した電子メールの添付ファイルの符号化方式を判定し、符号化された添付ファイルを復号化する復号化部を備え、
前記エラー検出部により通信のエラーの発生が検出され、かつ前記自機情報検出部により自機が送信した情報が検出されたとき、当該自機が送信した情報のうちの本文の部分と、添付ファイルが存在する場合の添付ファイルの復元した内容と、エラーに関する情報の部分とを印刷するようにしたことを特徴とするデータ通信装置。
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