JP2004087187A - 3ポジションスイッチ及びその接続方法 - Google Patents

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Shigemaru Suzuki
鈴木 茂丸
Osamu Hirata
平田 修
Hisashi Horie
堀江 久志
Hiroyuki Suzuki
鈴木 浩行
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Abstract

【課題】信号線へ2系統の3ポジションスイッチを接続可能な回路構成にあっての1系統のみの操作又は2系統の同時操作に際しても誤動作無く安定したオン・オフの切り替え動作が可能な3ポジションスイッチを提供すること。
【解決手段】このスイッチの場合、従来通りに信号線へ主接点p1,p2を並列接続して成る3ポジション基本スイッチに対し、押込みモニタスイッチ(3ポジションスイッチ)の補助接点q1,q2を直列接続した上、信号系として主接点p1,補助接点q1の組み合わせをスイッチSW1、主接点p2,補助接点q2の組み合わせをスイッチSW2として構成される以外、基本動作機能後の押込み操作でポジション3からポジション2へ復帰移行したときに各主接点p1,p2を開成維持すると共に、補助接点q1を開成維持し、且つ補助接点q2を閉成維持して各スイッチSW1,SW2をオフとする切り替え動作機能を有する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として各種産業用装置に備えられてオペレータの安全な操作に供される3ポジションスイッチに関し、詳しくは2系統の3ポジションスイッチを接続可能な回路構成での1系統のみの操作又は2系統の同時操作に際して安定したオン・オフの切り替え動作が可能な3ポジションスイッチ及びその接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の3ポジションスイッチは、各種産業用装置においてオペレータの操作時の安全性確保のために適用が義務付けられている。こうした3ポジションスイッチの場合、通常信号線に対して単独で用いられる場合が多いが、最近では操作ユニットを左右の何れでも持てることを可能にしたり、或いは持ち方を変えて使用可能にするような要求に応えるべく、2個の3ポジションスイッチを用いた回路構成のものが必要とされている。
【0003】
このような3ポジションスイッチに関連する周知技術としては、例えば特開平7−262865号公報に開示されたものが挙げられる。この3ポジションスイッチは、図6に示した回路構成を参照すれば、信号線に対して2つの主接点p1,p2を並列に接続したものをそれぞれスイッチSW1,SW2と成しており、各スイッチSW1,SW2における各主接点p1,p2を3段階の押込み操作に応じてオン・オフさせて切り替え動作することで信号線における導通・遮断を制御可能となっている。尚、この3ポジションスイッチの場合、押込まれていない自由状態(ポジション1)では図示されるように、各主接点p1,p2が開成していることで各スイッチSW1,SW2が何れもオフとなっている。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態となっている。
【0004】
図7は、この3ポジションスイッチの動作モードを示した回路構成であり、同図(a)はポジション2に関するもの,同図(b)はポジション3に関するもの,同図(c)はポジション3からポジション1への復帰時での正常状態に関するもの,同図(d)はポジション3からポジション1への復帰時での異常状態に関するものである。
【0005】
この3ポジションスイッチの場合、図6に示した押込まれていない自由状態 (ポジション1)から押込み操作してポジション2に至ると図7(a)に示されるように、主接点p1が閉成,主接点p2が開成した状態となり、スイッチSW1がオン,スイッチSW2がオフとなる。これにより、回路全体において、スイッチSW1に関する1系統分の信号線が導通する。
【0006】
更に、引き続く押込み操作によるポジション3では図7(b)に示されるように、各主接点p1,p2が何れも閉成した状態となり、各スイッチSW1,SW2が何れもオンとなる。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通する。
【0007】
こうした基本機能動作にあって、更に回路全体の導通を遮断するために押込み操作によりポジション3からポジション1へ復帰させると図7(c)に示されるように、各主接点p1,p2が何れも開成した状態となり、各スイッチSW1,SW2が何れもオフとなる。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態となる。
【0008】
ところが、この3ポジションスイッチの場合、構造上、略図した押込み操作用ボタンの本体部分がケース内でスプリングにより結合されており、押込み操作用ボタンのスイッチ操作杆が押込み操作時にケース内でスプリングの弾性力に抗して移動するときに機械的に3つのポジションに位置決めされた上、ケース内に配備された各スイッチSW1,SW2の各主接点p1,p2に接触されて各主接点p1,p2を開閉可能なように構成されるため、しばしば回路全体の導通を遮断しようとして押込み操作によるポジション3からポジション1への復帰を試みたときに図7(c)に示した正常状態以外、図7(d)に示されるように、押込み操作時に一方の主接点p1がポジション1の接続状態に復帰されて開成した状態となっても、他方の主接点p2が正常な押込みによるポジション3の接続状態のままとなって閉成した状態でスイッチSW2がオンとなる誤動作を起こすことがあり、こうした場合、回路全体において、スイッチSW2に関する1系統分の信号線が導通してしまう異常状態となる。従って、この3ポジションスイッチの場合には、押込み操作により安定したオン・オフの切り替え動作を行うことができないという問題がある。
【0009】
そこで、こうした問題を解決するため、例えば図8に示されるような2個の3ポジションスイッチを配備した回路構成の3ポジションスイッチも開発されている。この3ポジションスイッチは、信号線へ2つの主接点p1,p2を並列接続して成る3ポジション基本スイッチ(第1の3ポジションスイッチ)に対し、更に押込みモニタスイッチ(第2の3ポジションスイッチ)の2つの補助接点q1,q2を直列接続した上、信号系として主接点p1及び補助接点q1の組み合わせをスイッチSW1とし、且つ主接点p2及び補助接点q2の組み合わせをスイッチSW2として構成されると共に、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2と押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2とを3段階の押込み操作に応じてオン・オフさせて切り替え動作することで信号線における導通・遮断を制御可能となっている。尚、この3ポジションスイッチの場合、3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが押込まれていない押込み状態1(3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチの非押込み状態でのポジション1を示す)では図示されるように、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2が何れも開成した状態であると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2が何れも閉成した状態であることにより、各スイッチSW1,SW2が何れもオフとなる。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態となっている。
【0010】
図9は、この3ポジションスイッチにおける各接点p1,p2,q1,q2の接続動作に伴う動作モードを示した回路構成であり、同図(a)は押込み状態2に関するもの,同図(b)は押込み状態3に関するもの,同図(c)は押込み状態4に関するもの,同図(d)は押込み状態5に関するもの,同図(e)は押込み状態6に関するものである。
【0011】
この3ポジションスイッチの場合、図8に示した押込まれていない押込み状態(非押込み状態)1から押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが押込まれた押込み状態2(ポシション2)に至ると図9(a)に示されるように、3ポジション基本スイッチの主接点p1が閉成し、且つ主接点p2が開成した状態を維持すると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2が何れも閉成した状態を維持するので、スイッチSW1がオン,スイッチSW2がオフとなる。これにより、回路全体において、スイッチSW1に関する1系統分の信号線が導通する。
【0012】
又、引き続く押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが押込まれた押込み状態3(3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチのポジション2からポジション3に至る途中を示す)に至ると図9(b)に示されるように、3ポジション基本スイッチの主接点p1が開成し、且つ主接点p2が開成した状態を維持すると共に、押込みモニタスイッチの補助接点q1が開成し、且つ補助接点q2が閉成した状態を維持するので、各スイッチSW1,SW2が何れもオフとなる。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態となる。
【0013】
更に、引き続く押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが押込まれた押込み状態4(ポジション3)に至ると図9(c)に示されるように、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2が何れも閉成すると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2が何れも閉成するので、各スイッチSW1,SW2が何れもオンとなる。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通する。
【0014】
こうした基本機能動作後に、更に回路全体の導通を遮断するために押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが押込まれた押込み状態5(3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチのポジション3からポジション2への復帰途中を示す)に至ると図9(d)に示されるように、3ポジション基本スイッチの主接点p1が開成し、且つ主接点p2が閉成した状態を維持すると共に、押込みモニタスイッチの補助接点q1が閉成し、且つ補助接点q2が閉成した状態を維持するので、各スイッチSW1,SW2が何れもオフとなる。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態となる。
【0015】
このような状態から更に引き続く押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが押込まれた押込み状態6(3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチのポジション2からポジション1への復帰途中を示す)に至ると図9(e)に示されるように、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2が何れも開成すると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2が何れも閉成するので、各スイッチSW1,SW2が何れもオフとなることにより、回路全体では各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態となる。
【0016】
因みに、上述した3ポジションスイッチに関連するその他の周知技術としては、例えば特開平11−58289号公報に開示された「ロボット非常停止用デッドマンスイッチ機構並びに教示操作盤」等が挙げられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述した2個の3ポジションスイッチを用いた回路構成の3ポジションスイッチの場合、図6で説明したタイプのものと同様に、略図した押込み操作用ボタンの本体部分がケース内でスプリングにより結合されており、押込み操作用ボタンのスイッチ操作杆が押込み操作時にケース内でスプリングの弾性力に抗して移動するときに機械的に3つのポジションに位置決めされた上、ケース内に配備された各スイッチの各主接点又は各補助接点に接触されて各主接点又は各補助接点を閉成又は開成可能なように構成されるため、基本機能動作後の回路全体の導通を遮断するための押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチをポジション3からポジション2へ復帰させる押込み状態5では図9(d)に示した正常状態以外、しばしば図10に示されるように、押込み操作時に3ポジション基本スイッチの主接点p1が開成し、且つ主接点p2が閉成した状態を維持すると共に、押込みモニタスイッチの補助接点q1が戻って閉成し、且つ補助接点q2が閉成を維持する誤動作を起こし、スイッチSW1がオフでもスイッチSW2がオンとなることがあり、こうした場合、回路全体ではスイッチSW2に関する1系統分の信号線が導通してしまう異常状態を生じることになるので、この3ポジションスイッチにおいても押込み操作により安定したオン・オフの切り替え動作を行うことができないという問題がある。
【0018】
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、信号線へ2系統の3ポジションスイッチを接続可能な回路構成にあっての1系統のみの操作又は2系統の同時操作に際しても誤動作無く安定したオン・オフの切り替え動作が可能な3ポジションスイッチ及びその接続方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、信号線へ2つの主接点を並列接続して成る第1の3ポジションスイッチに対し、第2の3ポジションスイッチの2つの補助接点を直列接続した上、信号系として該2つの主接点及び該2つの補助接点のうちのそれぞれ一つのものの組み合わせを第1のスイッチとし、且つ該2つの主接点及び該2つの補助接点のうちの残りのそれぞれ一つのものの組み合わせを第2のスイッチとして構成されると共に、該第1の3ポジションスイッチの該2つの主接点と該第2の3ポジションスイッチの該2つの補助接点とをそれぞれ3段階の押込み操作に応じてオン・オフさせて切り替え動作することで該信号線における導通・遮断を制御可能な3ポジションスイッチにおいて、第1の3ポジションスイッチ及び第2の3ポジションスイッチは、3段階の押込み操作に応じた2つの主接点及び2つの補助接点の開成・閉成動作として、1段階の押込み操作により初期状態の押込まれていない第1の位置で該2つの主接点を開成すると共に、該2つの補助接点を閉成して第1のスイッチ及び第2のスイッチをオフとし、2段階の押込み操作により該第1の位置から第2の位置に移行したときに該2つの主接点の一方のみを閉成すると共に、該2つの補助接点を閉成維持して該第1のスイッチをオン,該第2のスイッチをオフとし、3段階の押込み操作により該第2の位置から第3の位置に移行したときに該2つの主接点の両方を開成すると共に、該2つの補助接点の一方を開成し、且つ他方を閉成維持して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとし、更なる回路全体の導通を遮断するための押込み操作により該第3の位置から該第2の位置へ復帰したときに該2つの主接点を開成維持すると共に、該2つの補助接点の一方を開成維持し、且つ他方を閉成維持して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとし、該第2の位置から該第1の位置へ復帰したときに該2つの主接点を開成維持すると共に、該2つの補助接点を閉成して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとする切り替え動作機能を有する3ポジションスイッチが得られる。
【0020】
又、本発明によれば、上記3ポジションスイッチにおいて、2つの主接点を含む第1の3ポジションスイッチ及び2つの補助接点を含む第2の3ポジションスイッチはケース内に配備され、更に、3段階の押込み操作に供される押込み移動可能な操作部と、操作部の突出した局部に係合されて該操作部本体の押込み移動を案内可能であると共に、該操作部本体の押込み移動に際して第1の3ポジションスイッチの2つの主接点に対して端部の接触部分が接触可能なように本体をスライドさせて位置決めするためのカム溝を有する導電性の主接点用スライド板と、操作部の突出した局部に係合されて該操作部本体の押込み移動を案内可能であると共に、該操作部本体の押込み移動に際して第2の3ポジションスイッチの2つの補助接点に対して端部の接触部分が接触可能なように本体をスライドさせて位置決めするためのカム溝を有する導電性の補助接点用スライド板と、第1の3ポジションスイッチの2つの主接点及び第2の3ポジションスイッチの2つの補助接点が突出露呈されるように取り付けられて主接点用スライド板及び補助接点用スライド板のスライドを案内するためのガイド板とをケース内に切り替え動作機能が得られるように組み付けて構成される3ポジションスイッチが得られる。
【0021】
更に、本発明によれば、信号線へ2つの主接点を並列接続して成る第1の3ポジションスイッチに対し、第2の3ポジションスイッチの2つの補助接点を直列接続した上、信号系として該2つの主接点及び該2つの補助接点のうちのそれぞれ一つのものの組み合わせを第1のスイッチとし、且つ該2つの主接点及び該2つの補助接点のうちの残りのそれぞれ一つのものの組み合わせを第2のスイッチとして構成される回路にあっての該第1の3ポジションスイッチの該2つの主接点と該第2の3ポジションスイッチの該2つの補助接点とをそれぞれ3段階の押込み操作に応じてオン・オフさせて切り替え動作することで該信号線における導通・遮断を制御する3ポジションスイッチの接続方法において、3段階の押込み操作に応じた2つの主接点及び2つの補助接点の開成・閉成動作として、1段階の押込み操作により第1の3ポジションスイッチ及び第2の3ポジションスイッチが初期状態の押込まれていない第1の位置で該2つの主接点を開成すると共に、該2つの補助接点を閉成して第1のスイッチ及び第2のスイッチをオフとし、2段階の押込み操作により該第1の3ポジションスイッチ及び該第2の3ポジションスイッチが該第1の位置から第2の位置に移行したときに該2つの主接点の一方のみを閉成すると共に、該2つの補助接点を閉成維持して該第1のスイッチをオン,該第2のスイッチをオフとし、3段階の押込み操作により該第1の3ポジションスイッチ及び該第2の3ポジションスイッチが該第2の位置から第3の位置に移行したときに該2つの主接点の両方を開成すると共に、該2つの補助接点の一方を開成し、且つ他方を閉成維持して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとし、更なる回路全体の導通を遮断するための押込み操作により該第1の3ポジションスイッチ及び該第2の3ポジションスイッチが該第3の位置から該第2の位置へ復帰したときに該2つの主接点を開成維持すると共に、該2つの補助接点の一方を開成維持し、且つ他方を閉成維持して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとし、該第1の3ポジションスイッチ及び該第2の3ポジションスイッチが該第2の位置から該第1の位置へ復帰したときに該2つの主接点を開成維持すると共に、該2つの補助接点を閉成して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとする切り替え動作を行う3ポジションスイッチの接続方法が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。最初に、本発明の3ポジションスイッチの接続方法の技術的概要を説明する。
【0023】
図1は、本発明の2系統の3ポジションスイッチを接続可能な3ポジションスイッチの接続方法の動作原理を説明するための回路構成を押込み具合いに対応する押込み状態を付加して示したものであり、同図(a)はポジション1に関するもの,同図(b)はポジション2に関するもの,同図(c)はポジション3に関するもの,同図(d)はポジション3からポジション2への復帰時に関するもの,同図(e)はポジション2からポジション1への復帰時に関するものである。
【0024】
ここで対象とする3ポジションスイッチの場合も、回路構成上は、図8に示した場合と同様に、信号線へ2つの主接点p1,p2を並列接続して成る第1の3ポジションスイッチ(3ポジション基本スイッチ)に対し、第2の3ポジションスイッチ(押込みモニタスイッチ)の2つの補助接点q1,q2を直列接続した上、信号系として各主接点p1,p2及び各補助接点q1,q2のうちのそれぞれ一つのものの組み合わせである主接点p1及び補助接点q1を第1のスイッチSW1とし、且つ残りのそれぞれ一つのものの組み合わせである主接点p2及び補助接点q2を第2のスイッチSW2として構成される点が共通しており、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2と押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2とをそれぞれ3段階の押込み操作に応じてオン・オフさせて切り替え動作することで信号線における導通・遮断を制御する機能を有する点も共通しているが、ここでは3段階の押込み操作に応じた切り替え動作として、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2及び押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2の開成・閉成動作を以下に説明するように行う。
【0025】
即ち、3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが1段階の押込み操作により初期状態の押込まれていない第1の位置(ポジション1)では、図1(a)に示されるように、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2を開成すると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2を閉成して第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2をオフとする。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態とする。
【0026】
又、引き続く2段階の押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが第1の位置(ポジション1)から第2の位置(ポジション2)に移行したときには、図1(b)に示されるように、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2のうちの一方の主接点p1を閉成し、且つ他方の主接点p1を開成維持すると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2を閉成維持して第1のスイッチSW1をオン,第2のスイッチSW2をオフとする。これにより、回路全体において、スイッチSW1に関する1系統分の信号線を導通された状態とする。
【0027】
更に、引き続く3段階の押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが第2の位置(ポジション2)から第3の位置(ポジション3)に移行したときには、図1(c)に示されるように、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2の両方を開成すると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2のうちの一方の補助接点q1を開成し、且つ他方の補助接点q2を閉成維持して第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2をオフとする。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態とする。
【0028】
加えて、このような基本機能動作後の更なる回路全体の導通を遮断するための押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが第3の位置(ポジション3)から第2の位置(ポジション2)へ復帰したときには、図1(d)に示されるように、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2を開成維持すると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2の一方の補助接点q1を開成維持し、且つ他方の補助接点q2を閉成維持して第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2をオフとする。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態とする。
【0029】
更に、3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチが第2の位置(ポジション2)から第1の位置(ポジション1)へ復帰したときには、図1(e)に示されるように、3ポジション基本スイッチの各主接点p1,p2を開成維持すると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点q1,q2の一方の補助接点q1を閉成し、且つ他方の補助接点q2を閉成維持して第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2をオフとする。これにより、回路全体において、各スイッチSW1,SW2に関する2系統分の信号線が導通遮断された状態とする。
【0030】
このような切り替え動作を行えば、基本機能動作後の回路全体の導通を遮断するための押込み操作により3ポジション基本スイッチ及び押込みモニタスイッチをポジション3からポジション1へ復帰させる途中の押込み状態[特にポジション3からポジション2へ復帰させる図1(d)の状態]で図10で説明したような押込みモニタスイッチの補助接点q1が戻って閉成される誤動作が回避され、動作上において誤動作無く安定して各スイッチSW1,SW2をオフにした上、信号線を導通遮断することができる。従って、この3ポジションスイッチの接続方法を適用すれば、信号線へ2系統の3ポジションスイッチを接続可能な回路構成にあっての1系統のみの操作又は2系統の同時操作に際しても安定したオン・オフの切り替え動作が可能となる。
【0031】
図2は、上述した3ポジションスイッチの接続方法を適用した本発明の一つの実施の形態に係る3ポジションスイッチの基本構成を示したもので、同図(a)は全体の外観斜視図に関するもの,同図(b)は一部を破断した短手方向からの側面図に関するものである。又、図3は、この3ポジションスイッチの主接点接続構造の細部を示したもので、同図(a)は長手方向からの側面図に関するもの,同図(b)は要部の外観斜視図に関するものである。更に、図4は、この3ポジションスイッチの補助接点接続構造の細部を示したもので、同図(a)は長手方向からの側面図に関するもの,同図(b)は要部の外観斜視図に関するものである。
【0032】
この3ポジションスイッチは、上述した切り替え動作機能が持たされる2つの主接点p1,p2を含む第1の3ポジションスイッチ(3ポジション基本スイッチ)としての主接点用スイッチ6と2つの補助接点q1,q2を含む第2の3ポジションスイッチ(押込みモニタスイッチ)としての補助接点用スイッチ7とをケース2内の底面に配備している他、更に、3段階の押込み操作に供される押込み移動可能な操作部としてのキートップ1と、キートップ1の突出した局部のボッチ1aの一端側に係合されてキートップ1本体の押込み移動を案内可能であると共に、キートップ1本体の押込み移動に際して主接点用スイッチ6の各主接点p1,p2に対して端部の接触部分が接触可能なように本体をスライドさせて位置決めするためのカム溝4aを有する導電性の主接点用スライド板4と、キートップ1の突出した局部のボッチ1aの他端側に係合されてキートップ1本体の押込み移動を案内可能であると共に、キートップ1本体の押込み移動に際して補助接点用スイッチ7の各補助接点q1,q2に対して端部の接触部分が接触可能なように本体をスライドさせて位置決めするためのカム溝5aを有する導電性の補助接点用スライド板5と、主接点用スイッチ6の各主接点p1,p2及び補助接点用スイッチ7の各補助接点q1,q2が突出露呈されるように取り付けられて主接点用スライド板4及び補助接点用スライド板5のスライドを案内するためのガイド板3とをケース2内に切り替え動作機能が得られるように組み付けて構成されている。
【0033】
即ち、この3ポジションスイッチでは、ケース2内でキートップ1,カム溝4aを有する主接点用スライド板4,カム溝5aを有する補助接点用スライド板5,及びガイド板3が協働してキートップ1の押込み操作によりキートップ1のボッチ1aが主接点用スライド板4及び補助接点用スライド板5のカム溝4a,5aに沿って案内される際、主接点用スライド板4及び補助接点用スライド板5の少なくとも一方がガイド板3のガイド溝内をスライドすることで主接点用スイッチ6の各主接点p1,p2及び補助接点用スイッチ7の各補助接点q1,q2に対する接触又は非接触による開成・閉成が行われ、これにより上述したような3段階の押込み操作に応じて主接点p1及び補助接点q1から成るスイッチSW1と主接点p2及び補助接点q2から成るスイッチSW2とをオン・オフさせて切り替え動作することで信号線における導通・遮断を制御可能になる。
【0034】
図5は、上述した図3(a),(b)並びに図4(a),(b)で説明した主接点接続構造の要部である主接点用スライド板4、及び補助接点接続構造の要部である補助接点用スライド板5の押込み具合いに対応するスライド状態(移動位置)を回路構成及び押込み状態を付加して示したものであり、同図(a)はポジション1に関するもの,同図(b)はポジション2に関するもの,同図(c)はポジション3に関するもの,同図(d)はポジション3からポジション2への復帰時に関するもの,同図(e)はポジション2からポジション1への復帰時に関するものである。
【0035】
ここでは、キートップ1の押込み操作に応じた主接点用スライド板4及び補助接点用スライド板5の移動位置を示しているが、具体的には押込み操作による非押込み時(初期状態)のポジション1で主接点用スイッチ6の各主接点p1,p2を開成すると共に、補助接点用スイッチ7の各補助接点q1,q2を閉成して信号線を導通遮断する状態では、図5(a)に示されるように、主接点用スライド板4及び補助接点用スライド板5は基準位置にあって移動しないが、主接点用スライド板4については主接点用スイッチ6の各主接点p1,p2から離間されており、補助接点用スライド板5についてはその両端部の接触部分が補助接点用スイッチ7の各補助接点q1,q2にそれぞれ接触されるようになっている。この状態では、キートップ1のボッチ1aの両端がそれぞれ主接点用スライド板4,補助接点用スライド板5のカム溝4a,5aの最上部に位置される。
【0036】
又、押込み操作による押込み時のポジション1からポジション2に移行したときに主接点用スイッチ6の各主接点p1,p2の一方の主接点p1を閉成し、且つ他方の主接点p2を開成維持すると共に、補助接点用スイッチ7の各補助接点q1,q2を閉成維持して信号線を導通させる状態では、図5(b)に示されるように、補助接点用スライド板5は移動しないが、主接点用スライド板4は主接点p1側へ移動してその端部の接触部分が接触する。この状態ではキートップ1のボッチ1aの両端がそれぞれ主接点用スライド板4,補助接点用スライド板5のカム溝4a,5aのほぼ中間部に位置される。
【0037】
更に、押込み操作による押込み時のポジション2からポジション3に移行したときに主接点用スイッチ6の各主接点p1,p2の両方を開成すると共に、補助接点用スイッチ7の各補助接点q1,q2の一方の補助接点q1を開成し、且つ他方の補助接点q2を閉成維持して信号線を導通遮断する状態では、図5(c)に示されるように、主接点用スライド板4は主接点p1側から幾分離れて主接点p2側の方向へ移動し、補助接点用スライド板5は補助接点q1側から離れて補助接点q2のみに接触する方向へ移動する。この状態ではキートップ1のボッチ1aの両端がそれぞれ主接点用スライド板4,補助接点用スライド板5のカム溝4a,5aの最下位に位置される。
【0038】
加えて、こうした基本機能動作後の更なる回路全体の導通を遮断するための押込み操作によりポジション3からポジション2へ復帰したときに主接点用スイッチ6の各主接点p1,p2を開成維持すると共に、補助接点用スイッチ7の各補助接点q1,q2の一方の補助接点q1を開成維持し、且つ他方の補助接点q2を閉成維持して信号線を導通遮断する状態では、図5(d)に示されるように、主接点用スライド板4は主接点p2側から離れて主接点p1側の方向へ移動し、補助接点用スライド板5は補助接点q2のみに接触される状態を維持するように移動しない。この状態ではキートップ1のボッチ1aの両端がそれぞれ主接点用スライド板4,補助接点用スライド板5のカム溝4a,5aのほぼ中間部に位置される。
【0039】
更に、ポジション2からポジション1へ復帰したときに主接点用スイッチ6の各主接点p1,p2を開成維持すると共に、補助接点用スイッチ7の各補助接点q1,q2の一方の補助接点q1を閉成し、且つ他方の補助接点q2を閉成維持して信号線を導通遮断する状態では、図5(e)に示されるように、主接点用スライド板4は主接点p1側から幾分離れて主接点p2側の方向へ移動し、補助接点用スライド板5は補助接点q2側から幾分離れながらも接触を維持しつつ補助接点q1にも接触されるように補助接点q1側の方向に移動することで図5(a)に示した基準位置に戻る。この状態ではキートップ1のボッチ1aの両端がそれぞれ主接点用スライド板4,補助接点用スライド板5のカム溝4a,5aの最上部に位置される。
【0040】
このような動作に従うことにより、ここでの第1の3ポジションスイッチである主接点用スイッチ6及び第2の3ポジションスイッチである補助接点用スイッチ7は、上述したキートップ1,カム溝4aを有する主接点用スライド板4,カム溝5aを有する補助接点用スライド板5,及びガイド板3が協働することで得られるキートップ1の3段階の押込み操作に応じた2つの主接点p1,p2及び2つの補助接点q1,q2の開成・閉成動作として、1段階の押込み操作により初期状態の押込まれていない第1の位置(ポジション1)で各主接点p1,p2を開成すると共に、各補助接点q1,q2を閉成して第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2をオフとし、2段階の押込み操作により第1の位置(ポジション1)から第2の位置(ポジション2)に移行したときに各主接点p1,p2の一方の主接点p1を閉成し、且つ他方の主接点p2を開成維持すると共に、各補助接点q1,q2を閉成維持して第1のスイッチSW1をオン,第2のスイッチSW2をオフとし、3段階の押込み操作により第2の位置(ポジション2)から第3の位置(ポジション2)に移行したときに各主接点p1,p2の両方を開成すると共に、各補助接点q1,q2の一方の補助接点q1を開成し、且つ他方の補助接点q2を閉成維持して第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2をオフとし、更なる回路全体の導通を遮断するための押込み操作により第3の位置(ポジション3)から第2の位置(ポジション2)へ復帰したときに各主接点p1,p2を開成維持すると共に、各補助接点q1,q2の一方の補助接点q1を開成維持し、且つ他方の補助接点q2を閉成維持して第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2をオフとし、第2の位置(ポジション2)から第1の位置(ポジション1)へ復帰したときに各主接点p1,p2を開成維持すると共に、各補助接点q1,q2を閉成して第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2をオフとする切り替え動作機能を有するものとなる。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、2系統の3ポジションスイッチを接続可能な3ポジションスイッチを従来通りに信号線へ2つの主接点を並列接続して成る第1の3ポジションスイッチ(3ポジション基本スイッチ)に対し、第2の3ポジションスイッチ(押込みモニタスイッチ)の2つの補助接点を直列接続した上、信号系として各主接点及び各補助接点のうちのそれぞれ一つのものの組み合わせを第1のスイッチとし、且つ残りのそれぞれ一つのものの組み合わせを第2のスイッチとして構成したものにあって、基本機能動作を変更して押込み操作による非押込み時の第1の位置(ポジション1)で3ポジション基本スイッチの各主接点を開成すると共に、押込みモニタスイッチの各補助接点を閉成して信号線を導通遮断し、押込み時の第1の位置(ポジション1)から第2の位置(ポジション2)に移行したときに各主接点の一方のみを閉成すると共に、各補助接点を閉成維持して信号線を導通させ、押込み時の第2の位置(ポジション2)から第3の位置(ポジション3)に移行したときに各主接点の両方を開成すると共に、各補助接点の一方を開成し、且つ他方を閉成維持して信号線を導通遮断するようにした上、基本機能動作後の更なる回路全体の導通を遮断するための押込み操作により第3の位置(ポジション3)から第2の位置(ポジション2)へ復帰したときには、各主接点を開成維持すると共に、各補助接点の一方を開成維持し、且つ他方を閉成維持して信号線を導通遮断するようにし、第2の位置(ポジション2)から第1の位置(ポジション1)へ復帰したときには、各主接点を開成維持すると共に、各補助接点の一方を閉成し、且つ他方を閉成維持して信号線を導通遮断するようにしているので、信号線へ2系統の3ポジションスイッチを接続可能な回路構成にあっての1系統のみの操作又は2系統の同時操作に際しても誤動作無く安定したオン・オフの切り替え動作が可能となり、基本動作が安定して異常状態を生じることの無い信頼性の高い3ポジションスイッチ及びその接続方法を適用できるようになるので、各種産業用装置への適用が従来よりも一層好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2系統の3ポジションスイッチを接続可能な3ポジションスイッチの接続方法の動作原理を説明するための回路構成を押込み具合いに対応する押込み状態を付加して示したものであり、(a)はポジション1に関するもの,(b)はポジション2に関するもの,(c)はポジション3に関するもの,(d)はポジション3からポジション2への復帰時に関するもの,(e)はポジション2からポジション1への復帰時に関するものである。
【図2】図1で説明した3ポジションスイッチの接続方法を適用した本発明の一つの実施の形態に係る3ポジションスイッチの基本構成を示したもので、(a)は全体の外観斜視図に関するもの,(b)は一部を破断した短手方向からの側面図に関するものである。
【図3】図2で説明した3ポジションスイッチの主接点接続構造の細部を示したもので、(a)は長手方向からの側面図に関するもの,(b)は要部の外観斜視図に関するものである。
【図4】図2で説明した3ポジションスイッチの補助接点接続構造の細部を示したもので、(a)は長手方向からの側面図に関するもの,(b)は要部の外観斜視図に関するものである。
【図5】図3(a),(b)並びに図4(a),(b)で説明した主接点接続構造の要部である主接点用スライド板、及び補助接点接続構造の要部である補助接点用スライド板の押込み具合いに対応するスライド状態を回路構成及び押込み状態を付加して示したものであり、(a)はポジション1に関するもの,(b)はポジション2に関するもの,(c)はポジション3に関するもの,(d)はポジション3からポジション2への復帰時に関するもの,(e)はポジション2からポジション1への復帰時に関するものである。
【図6】従来の汎用的な3ポジションスイッチの回路構成を示したものである。
【図7】図6に示す3ポジションスイッチの動作モードを示した回路構成であり、(a)はポジション2に関するもの,(b)はポジション3に関するもの,(c)はポジション3からポジション1への復帰時での正常状態に関するもの,(d)はポジション3からポジション1への復帰時での異常状態に関するものである。
【図8】従来の2系統の3ポジションスイッチを接続可能な3ポジションスイッチの回路構成及び押込み状態を示したものである。
【図9】図8に示す3ポジションスイッチにおける各接点の接続動作に伴う動作モードを示した回路構成であり、(a)は押込み状態2に関するもの,(b)は押込み状態3に関するもの,(c)は押込み状態4に関するもの,(d)は押込み状態5に関するもの,(e)は押込み状態6に関するものである。
【図10】図8に示す3ポジションスイッチにおける図9(d)に示した押込み状態5で生じる異常動作時の回路構成を示したものである。
【符号の説明】
1 キートップ
1a ボッチ
2 ケース
3 ガイド板
4 主接点用スライド板
4a,5a カム溝
5 補助接点用スライド板
6 主接点用スイッチ
7 補助接点用スイッチ
p1,p2 主接点
q1,q2 補助接点
SW1,SW2 スイッチ

Claims (3)

  1. 信号線へ2つの主接点を並列接続して成る第1の3ポジションスイッチに対し、第2の3ポジションスイッチの2つの補助接点を直列接続した上、信号系として該2つの主接点及び該2つの補助接点のうちのそれぞれ一つのものの組み合わせを第1のスイッチとし、且つ該2つの主接点及び該2つの補助接点のうちの残りのそれぞれ一つのものの組み合わせを第2のスイッチとして構成されると共に、該第1の3ポジションスイッチの該2つの主接点と該第2の3ポジションスイッチの該2つの補助接点とをそれぞれ3段階の押込み操作に応じてオン・オフさせて切り替え動作することで該信号線における導通・遮断を制御可能な3ポジションスイッチにおいて、前記第1の3ポジションスイッチ及び前記第2の3ポジションスイッチは、前記3段階の押込み操作に応じた前記2つの主接点及び前記2つの補助接点の開成・閉成動作として、1段階の押込み操作により初期状態の押込まれていない第1の位置で該2つの主接点を開成すると共に、該2つの補助接点を閉成して前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチをオフとし、2段階の押込み操作により該第1の位置から第2の位置に移行したときに該2つの主接点の一方のみを閉成すると共に、該2つの補助接点を閉成維持して該第1のスイッチをオン,該第2のスイッチをオフとし、3段階の押込み操作により該第2の位置から第3の位置に移行したときに該2つの主接点の両方を開成すると共に、該2つの補助接点の一方を開成し、且つ他方を閉成維持して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとし、更なる回路全体の導通を遮断するための押込み操作により該第3の位置から該第2の位置へ復帰したときに該2つの主接点を開成維持すると共に、該2つの補助接点の一方を開成維持し、且つ他方を閉成維持して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとし、該第2の位置から該第1の位置へ復帰したときに該2つの主接点を開成維持すると共に、該2つの補助接点を閉成して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとする切り替え動作機能を有することを特徴とする3ポジションスイッチ。
  2. 請求項1記載の3ポジションスイッチにおいて、前記2つの主接点を含む前記第1の3ポジションスイッチ及び前記2つの補助接点を含む前記第2の3ポジションスイッチはケース内に配備され、更に、前記3段階の押込み操作に供される押込み移動可能な操作部と、前記操作部の突出した局部に係合されて該操作部本体の押込み移動を案内可能であると共に、該操作部本体の押込み移動に際して前記第1の3ポジションスイッチの前記2つの主接点に対して端部の接触部分が接触可能なように本体をスライドさせて位置決めするためのカム溝を有する導電性の主接点用スライド板と、前記操作部の突出した局部に係合されて該操作部本体の押込み移動を案内可能であると共に、該操作部本体の押込み移動に際して前記第2の3ポジションスイッチの前記2つの補助接点に対して端部の接触部分が接触可能なように本体をスライドさせて位置決めするためのカム溝を有する導電性の補助接点用スライド板と、前記第1の3ポジションスイッチの前記2つの主接点及び前記第2の3ポジションスイッチの前記2つの補助接点が突出露呈されるように取り付けられて前記主接点用スライド板及び前記補助接点用スライド板のスライドを案内するためのガイド板とを前記ケース内に前記切り替え動作機能が得られるように組み付けて構成されることを特徴とする3ポジションスイッチ。
  3. 信号線へ2つの主接点を並列接続して成る第1の3ポジションスイッチに対し、第2の3ポジションスイッチの2つの補助接点を直列接続した上、信号系として該2つの主接点及び該2つの補助接点のうちのそれぞれ一つのものの組み合わせを第1のスイッチとし、且つ該2つの主接点及び該2つの補助接点のうちの残りのそれぞれ一つのものの組み合わせを第2のスイッチとして構成される回路にあっての該第1の3ポジションスイッチの該2つの主接点と該第2の3ポジションスイッチの該2つの補助接点とをそれぞれ3段階の押込み操作に応じてオン・オフさせて切り替え動作することで該信号線における導通・遮断を制御する3ポジションスイッチの接続方法において、前記3段階の押込み操作に応じた前記2つの主接点及び前記2つの補助接点の開成・閉成動作として、1段階の押込み操作により前記第1の3ポジションスイッチ及び前記第2の3ポジションスイッチが初期状態の押込まれていない第1の位置で該2つの主接点を開成すると共に、該2つの補助接点を閉成して前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチをオフとし、2段階の押込み操作により該第1の3ポジションスイッチ及び該記第2の3ポジションスイッチが該第1の位置から第2の位置に移行したときに該2つの主接点の一方のみを閉成すると共に、該2つの補助接点を閉成維持して該第1のスイッチをオン,該第2のスイッチをオフとし、3段階の押込み操作により該第1の3ポジションスイッチ及び該記第2の3ポジションスイッチが該第2の位置から第3の位置に移行したときに該2つの主接点の両方を開成すると共に、該2つの補助接点の一方を開成し、且つ他方を閉成維持して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとし、更なる回路全体の導通を遮断するための押込み操作により該第1の3ポジションスイッチ及び該記第2の3ポジションスイッチが該第3の位置から該第2の位置へ復帰したときに該2つの主接点を開成維持すると共に、該2つの補助接点の一方を開成維持し、且つ他方を閉成維持して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとし、該第1の3ポジションスイッチ及び該記第2の3ポジションスイッチが該第2の位置から該第1の位置へ復帰したときに該2つの主接点を開成維持すると共に、該2つの補助接点を閉成して該第1のスイッチ及び該第2のスイッチをオフとする切り替え動作を行うことを特徴とする3ポジションスイッチの接続方法。
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